15 : 以下、名... - 2010/06/09(水) 14:08:35.98 3L2unj6uO 1/57

「色々と誤解を招きそうな質問ですね……」

「だって梓は最初澪に憧れてたじゃん。それが今や四六時中唯とべったりして。いったいいつ乗り換えたんだ?ん?」

「そ、そんなのじゃないです! というかあれは唯先輩が一方的に……」

元スレ
律「梓って、澪と唯どっちが好きなんだ?」
http://live28.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1276045003/

16 : 以下、名... - 2010/06/09(水) 14:17:49.39 3L2unj6uO 2/57

「じゃあ澪なのか?」

「だから違いますって! 二人とも先輩として尊敬してますし、どっちが好きとかそんなものじゃないです!」

「なるほどなるほど、それじゃどんなところが尊敬してるんだ?」

「……えっと、その、澪先輩は練習も真面目ですし、頭も良いですし、それに、綺麗で、歌っているときは凄くカッコいいというか……」

17 : 以下、名... - 2010/06/09(水) 14:26:21.99 3L2unj6uO 3/57

「……べた褒めだな、唯は?」

「唯先輩は……始めはからかわれてると思ったんですけど、一緒に過ごしてるうちにあの人はいつも本気なんだってわかったら、なんだか憎めないというか……それにギターもやれば上手いですし」

20 : 以下、名... - 2010/06/09(水) 14:39:32.47 3L2unj6uO 4/57

「もちろんムギ先輩も尊敬してますよ。キーボードとっても上手いですし、私たち後輩にも優しくて、少しズレてるところありますけど、そこがまた可愛くて素敵ですよね」

「おお~、いや、いい後輩を持ったなあ!」

「……」

「……」

「あれ、私は?」

21 : 以下、名... - 2010/06/09(水) 15:04:34.41 3L2unj6uO 5/57

「律先輩は、練習も不真面目で、よく人のことをからかって、いったいいつ本気なのかよくわかりません」

「……」

「部長なのに」

「……梓。キサマぁ!明日の朝日は拝めないと思えぇ!」

「に、にゃあ! 律先輩が最初にあんな質問するからですよ!」

ガチャ

「おつかれー……って何してるんだ律!」

「い、いたいれふ!」

「今この生意気な後輩に教育的指導を……」

ゴチン

「いてっ!なんで殴るんだよ澪!」

「後輩をいじめるな」

24 : リアルが急に忙しくなってました - 2010/06/09(水) 17:13:25.55 3L2unj6uO 6/57

「話は聞いたが、それは律が悪いな」

「梓ちゃん大丈夫?」

「りっちゃん!私がいない間にあずにゃんをいじめるなんて、そこまで落ちぶれたかぁっ!」

「そこまでってなんだよ!」

「ちくしょー!みんな梓あずさって!部長を見捨てるのかぁ!」

「梓のほうがしっかりしてるけどな」

「澪さんひどい!」

26 : 以下、名... - 2010/06/09(水) 17:39:39.10 3L2unj6uO 7/57

「あの……私は大丈夫ですから、そこまで……、すみませんでした、律先輩」

「う……」

「ほら見ろ」

「……ご、ごめん梓」

29 : 以下、名... - 2010/06/09(水) 18:08:47.96 3L2unj6uO 8/57

――――――――――――

「もしもし律か?なんだこんな時間に」

『あはは、ごめん澪、まだ起きてた?』

「携帯が鳴らなかったら寝てた。で、なに?」

『いやぁ、その、えーと、あー、そう!今日の帰りのクレープうまかったな~なんて』

「それは昨日だろ?」

30 : 以下、名... - 2010/06/09(水) 18:25:15.63 3L2unj6uO 9/57

『じゃなくて明日の朝練は……』

「こんな時間に電話して朝練もなにもないだろ……、……律、今日のことだろ」

『あー……うん。やっぱりよく考えたら私が悪かったな~と思って。えへっ』

「そうじゃないだろ、律。……やっぱり梓が怖い?」

32 : 以下、名... - 2010/06/09(水) 18:39:06.80 3L2unj6uO 10/57

『怖いというか……』

「どう接していいかわからない」

『……うん』

『私、梓に嫌われたかな』

「どうして?」

『だってあんなの、誰だって困るだろ。……後輩の立場ならなおさら』

34 : 以下、名... - 2010/06/09(水) 18:53:00.90 3L2unj6uO 11/57

「でも、それがわかってても聞きたかったんだろ」

「……梓にとっていい先輩になるために」

『……』

「大丈夫。梓はこれくらいで律のこと嫌いにはならないよ」

『ほんとか?』

「本当だってば」

36 : 以下、名... - 2010/06/09(水) 19:15:36.73 3L2unj6uO 12/57

『…………澪、やっぱり私、部長に』

「……前にも聞いたよ、それ。律、私は律に軽音部に誘ってもらって感謝してる。私は、律のおかげで唯やムギや梓と会えたんだから……。放課後ティータイムはすごく楽しいし、きっとみんなも軽音部を楽しんでるよ、梓も含めてね」

「……だから、律が部長に向いてないなんてことはないよ。私たちは律が部長で満足してるんだから」

37 : 以下、名... - 2010/06/09(水) 19:25:06.61 3L2unj6uO 13/57

『……』

「私たちが楽しんでるのに部長の律が……律?」

『……ふ、ふくくっ』

『あはっ!あはははっ!さ、さすが澪! そんなセリフどこからどれだけ思いつくんだよ?ははっ!』

「こ、こらっ!ばか律!人がせっかく……」

『えへへ……ありがと。澪ちゃん』

「……ん。おやすみ、りっちゃん」

39 : 以下、名... - 2010/06/09(水) 19:49:46.13 3L2unj6uO 14/57

――――――――――――

「と、いうわけで唯やムギにも協力してもらうぞ。異論はないな、律」

「うう……澪ちゃんのばかぁ」

「りっちゃんがそこまで思い詰めてたなんて……私、がんばります!」

40 : 以下、名... - 2010/06/09(水) 20:04:32.67 3L2unj6uO 15/57

「りっちゃん!私もがんばる! ん~でもりっちゃんがあずにゃんと仲良しになるとライバルが増えちゃうな~むむむ」

「なんのライバルだ、なんの」

「あ、ありがとなー」



「それじゃ、りつあず仲良し大作戦!開始!」

「「「おー!」」」

42 : 以下、名... - 2010/06/09(水) 20:21:15.33 3L2unj6uO 16/57

「ほんとのこと言うと、昨日は結構びっくりしたんだ」

「ああ……なんか私のせいで気まずい空気になっちゃってごめん」

「ううん、そうじゃなくて。りっちゃんは人のことからかっても、手をあげることってほとんどなかったよね。だからなんかいつものりっちゃんじゃない気がして……」

44 : 以下、名... - 2010/06/09(水) 20:46:02.87 3L2unj6uO 17/57

「そ、そうだっけ澪?」

「そう言われると確かに……。律は暴力はしないな。昨日は梓と二人きりだったから暴走したってところか」(しかし唯はよく見てるな……)

「暴力ふるうのは澪だもんな」

「ん……そうだな。やっぱりりっちゃんは優しいね」

46 : 以下、名... - 2010/06/09(水) 21:02:47.19 3L2unj6uO 18/57

「な、な、なんだよそれ」

「いやーなんか今日はかわいいりっちゃんが見れそうだな」

「澪!」

「梓は優しい先輩が好き、だったよな? 暴力澪先輩よりも優しい律先輩?」

「……むー」



「りっちゃんが」

「りっちゃんが!」

「かわいい!!」

48 : 以下、名... - 2010/06/09(水) 21:15:41.34 3L2unj6uO 19/57

さくせん1!

『やっぱりりっちゃんが本当は優しいってところをアピールすれば、そこから仲良くなれるんじゃないかしら』


「今日はイチゴのショートケーキよ~」

「うわーい!いやームギのケーキはおいしいからなー。特にイチゴがおいしい!えもいえぬ美味…楽園の…空気を吸うがごとく…」

(何キャラだよ)

49 : 以下、名... - 2010/06/09(水) 21:23:56.05 3L2unj6uO 20/57

「そ、そうだねーイチゴすごくおいしいよねー」

「あずさは、イチ、イゴ……」

「?イチゴが何ですか?」

「あー、えと、その」(……澪!頼む!)

(ええ!?というかおまえ今まで話すぐらいできてたじゃないかっ!)

(いざ下心を持つと、く、口が動かない)

51 : 以下、名... - 2010/06/09(水) 21:46:00.59 3L2unj6uO 21/57

(ったく……)「あー、梓はイチゴ好きだったっけ?」

「え?はい。好きですけど……」

「そうか!それじゃ、じゃ」

「……あぁ律先輩イチゴ欲しいんですか。そんなに好きならあげますよ」ヒョイ

(な、なんだと……)

「律先輩がそんな言葉を使うなんてよっぽど好きなんですね、イチゴ」

「あ、あずにゃんやさしー」

「同じ土俵で負けるとは……」

52 : 以下、名... - 2010/06/09(水) 21:56:34.01 3L2unj6uO 22/57

さくせん2!

『練習中にドラムのテクニックを見せつけてやるのはどうだろう』

ジャーンジャカジャカ

「……あー」

「?」

「ドラムス、リツ・タイナカ!」

ダダダン!ダダダン!ダダダン!ダダダン!ジャーン!ダダンダン

54 : 以下、名... - 2010/06/09(水) 22:10:43.63 3L2unj6uO 23/57

(チラッ)

「……」

「……アヒト」ボソッ

(びくっ)

「……ハッ」

「……うぅ」

「やはり律の腕では無理だったか……」

(じゃあなんでやらせたのかしら……)

56 : 以下、名... - 2010/06/09(水) 22:51:30.61 3L2unj6uO 24/57

さくせん3!

『りっちゃんもあずにゃんに抱きつけばいいんだよ~』

「できるかぁっ!」

「でも私はこれで仲良くなったんだよ」

「そうよりっちゃん!それに女の子同士なら恥ずかしくないわ!」

「いや、ムギ……女の子同士でも恥ずかしいぞ」

60 : 以下、名... - 2010/06/09(水) 23:41:12.41 3L2unj6uO 25/57

「だいたいそーいうのは普通仲良くなってからだろ。唯は別な」

「ぶー、でもりっちゃんのキャラとも合ってるて思うけど」

「確かに後輩にも分け隔てなく接する優しい律先輩ならいきなり抱きついてくるかもしれないな」

「みおさーん?」

63 : 以下、名... - 2010/06/10(木) 00:01:41.46 3L2unj6uO 26/57

「だいたい抱きつくったってどこで……」

「あずにゃん、帰りにコンビニよってこ!」

「お、おい唯」

(今のこの時期、あずにゃんは絶対アイスを食べるんだよ)

(……どういう意味だ?)

(あずにゃんがアイスを買ってコンビニを出たら、後ろから抱きついてアイスを一口ねだるのですよ!)

(なるほど……アイスをきっかけにするわけですな)

64 : 以下、名... - 2010/06/10(木) 00:13:50.17 TjX12ctGO 27/57

――――――――――――

「りっちゃん、行けるのね」

「ああ……今気づいたよ、私にはこういう単純な行動の方が合ってる」

「あーいすあいす……」

「りっちゃん!今だよ!」

「うおおおお!!」

67 : 以下、名... - 2010/06/10(木) 00:30:15.22 TjX12ctGO 28/57

「そこだああああっ!!」

「え?」

「へ?」(ああ梓振り返っちゃ――)

ゴツン!

68 : 以下、名... - 2010/06/10(木) 00:38:03.54 TjX12ctGO 29/57

「にゃあっ!」

「い、痛たたた」

「二人とも大丈夫か!」

「う、頭がくらくら……」

「ムギぃ……おデコ割れてない?」

「大丈夫よ、たぶん……」

69 : 以下、名... - 2010/06/10(木) 00:50:18.81 TjX12ctGO 30/57

「ッ先輩方!どうしたんですか! 今日はみんなおかしいです! 特に律先輩!」

「………………」

「……律、こうなったら正直に話した方がいいな」

「しょーがない、か……それじゃ」

「自分でな」

「……はい」

70 : 以下、名... - 2010/06/10(木) 00:57:56.29 TjX12ctGO 31/57

――――――――――――

「――というわけでだな。つまり、あの、私は梓にとっていい先輩になりたくて……。いや、もっと仲良くなりたくてだな……うう……」

「……すみません、律先輩と二人きりにさせてもらえますか」

「え?……どうしよう澪ちゃん」

「……それじゃ私たちは先に帰ろう。ムギ、唯、行こう」

71 : 以下、名... - 2010/06/10(木) 01:06:50.51 TjX12ctGO 32/57

「すみません……今日話したことは明日必ず話します」

「あ、あずにゃん!軽音部のこと嫌っちゃやだよ!またね!」

「それじゃ二人とも……また明日」

75 : 以下、名... - 2010/06/10(木) 01:25:34.39 TjX12ctGO 33/57

――――――――――――

「先輩たちは私をそんな気難しい人間だと思ってるんですか……」

「あ、梓、それで話はなんなのカナ?あははー……」

「……」

「私が律先輩をどう思ってるかです」

「……はい」

76 : 以下、名... - 2010/06/10(木) 01:36:00.83 TjX12ctGO 34/57

「私は律先輩を……。……尊敬してます。他の先輩方よりも」

「……」

「ほんとか?」

「本当です」

「……どして?」

「覚えてないですか?私が入部して三週間ぐらいたった頃……」

78 : 以下、名... - 2010/06/10(木) 01:45:38.25 TjX12ctGO 35/57

――――――――――――

『辞めたい?』

『まだ考え中なんです。やっぱり同じ学年がいないと色々苦しくなると思いまして……』

『うーん……一日、待ってくれないか』

『えっ……一日ですか』

79 : 以下、名... - 2010/06/10(木) 01:53:45.03 TjX12ctGO 36/57

――――――――――――

『その、色々考えたんだけど』

『はい』

『私たちが引退するまで待ってくれ』

『それは……』

『いや、そのな?どうせ軽音部は一つのバンドしか組めない人数だろ? だから梓も私たちの代ってことで、私たちが引退したら、梓も引退する』

『やっぱり虫が良すぎるか……。……でもでも!上下関係とかは絶対になしだぞ!』

『私は……みんなと一緒にバンド、やりたいな、あはは』

80 : 以下、名... - 2010/06/10(木) 02:02:22.00 TjX12ctGO 37/57

――――――――――――

「あの時、私は自分が引き止められるのはわかってました。ただでさえ少ないメンバーですから、私はただ自分の立場を先輩に主張したかっただけなんです」

「でも、律先輩は受けとめてくれました。その場でありきたりな引き止めの言葉をかけるんじゃなくて、私の立場も一日かけてしっかりと考えてくれたんです」

「…………」

81 : 以下、名... - 2010/06/10(木) 02:13:14.94 TjX12ctGO 38/57

「たったそれだけかもしれませんけど、私はそれからずっと律先輩のことを尊敬してるんですよ?」

「そして今日の話を聞いて確信しました。律先輩はやっぱり他人思いの、優しくて、尊敬できる、けいおん部の部長だって」

「……」

82 : 以下、名... - 2010/06/10(木) 02:22:52.72 TjX12ctGO 39/57

「だから私も、新入部員が入ったら律先輩みたいな部長に、って。まあトンちゃんだけでしたけど」

「あ、あずさー!」

「にゃあっ!」

98 : 以下、名... - 2010/06/10(木) 11:11:51.28 TjX12ctGO 40/57

「うう……良かった。梓がいい後輩で良かった!」

「だからってなんで抱きつくんですか!」

「え、イヤだった?」

「い、イヤ……じゃない……です……けど……」

100 : 以下、名... - 2010/06/10(木) 11:25:19.39 TjX12ctGO 41/57

「ならいいではないかー!かわいいのー!あずさは!」

「なんですかその変わり様は」

「いやぁだって嬉しくてー。ほんと言うと前々から私も梓を抱きしめてみたかったんだよねー」

ガサッ

「ついに本音を表したな、律」

102 : 以下、名... - 2010/06/10(木) 11:37:46.23 TjX12ctGO 42/57

「澪先輩!?」

「ごめーん二人とも」

「全部聞いちゃいました」

「お、おまえらぁ! 帰ったんじゃなかったのか!」

「律は二人きりにしたら暴走するって言ったろ?」

104 : 以下、名... - 2010/06/10(木) 12:18:30.86 TjX12ctGO 43/57

「な……だからって約束を破って、恥ずかしくないのか!」

「今おまえがしてることの方がよっぽど恥ずかしいぞ……それと梓」

「はい?」

「さっきの話には、裏がある」

105 : 以下、名... - 2010/06/10(木) 12:31:58.45 TjX12ctGO 44/57

――――――――――――

『えっ……一日ですか』

――――――――

『って相談されたんだけどどうしよう澪さん……』

『部長はおまえだろ、律……』

『そうだけどさ、やっぱり一人じゃ決めらんないよ。ああ……梓のマジの相談もこうして他人に話しちゃうし、澪、私って部長に向いてないんじゃないかな……?』

106 : 以下、名... - 2010/06/10(木) 12:39:33.61 TjX12ctGO 45/57

『ダメなところがわかってるなら変える努力をしたらどうだ……とにかく!今律が梓に望むのはなんだ!』

『え、えー』

『えーじゃない!』

『あ、ああ残って欲しい。軽音部に』

『じゃあ次、梓はどうして辞めたいんだ』

『う、うー』

『うーうー言うな!』

107 : 以下、名... - 2010/06/10(木) 12:47:38.14 TjX12ctGO 46/57

――――――――――――

「――つまり、律が一日待って欲しいと言ったのは私に相談するためで、梓に伝えた言葉も私の監修あってこそなんだ」

「本当ですか?律先輩」

「あー、その、そういえばそんなこともあったような……」

109 : 以下、名... - 2010/06/10(木) 12:58:12.59 TjX12ctGO 47/57

「……ごめん梓」

「別にかまいませんよ。律先輩が私のことを考えてくれたことは変わりありませんから」

「あ、梓ああ!なんていい子……!」

「これでも駄目か……。……それじゃ、梓とも仲良くなれたことだし帰るぞ、律」

110 : 以下、名... - 2010/06/10(木) 13:16:51.63 TjX12ctGO 48/57

「えー?もっともふもふしたいよぉ」

「やめてください……。でも、本当なら澪先輩たちは先に帰ってたんですよね。……だから今日は私が律先輩と帰りますよ」

「む……あ、梓は方向が違うだろ」

113 : 以下、名... - 2010/06/10(木) 13:24:20.55 TjX12ctGO 49/57

「りつあず仲良し大作戦は大成功ね!」

「ぶー!でもなんか私たち仲間外れにされてない?」

「ならみんなで一緒に帰ればいいじゃん?」



「…………へ?なんだよその顔……」

114 : 以下、名... - 2010/06/10(木) 13:30:19.89 TjX12ctGO 50/57

――――――――――――

『なんてことがあったんだよ憂』

『律さんと梓ちゃん、仲良くなれて良かったね! 梓ちゃんにはやっぱり律さんみたいな人が合ってると思うもん』

『?なんで?』

117 : >>116 みす - 2010/06/10(木) 13:37:31.87 TjX12ctGO 51/57

『だって梓ちゃんはクラスでは結構頼りにされてて……逆に梓ちゃんが人に頼ることってあんまりないんだ』

『だから、梓ちゃんが頼れる、お姉さんみたいな人が、必要なんじゃないかと思って……なんだか私たちみたいだね』

『なるほどー……む?』

119 : 以下、名... - 2010/06/10(木) 13:42:24.39 TjX12ctGO 52/57

「なんて憂は言ってたけど……」

「今日はロールケーキよ~」

「おお!シンプルだからこそ光る作り手のこだわり…まさに天上のミスト…」

120 : 以下、名... - 2010/06/10(木) 13:47:48.57 TjX12ctGO 53/57

「律先輩、私昨日律先輩にイチゴあげましたよね」

「ああー……あれな。ごめん梓、ほんとは私があげるつもりだったのに……」

「それじゃ、律先輩のケーキ分けてもらっていいですか?」

「なぬ!?う……それは……しょーがない!かわいい後輩のためだ、持ってけ!」

122 : 以下、名... - 2010/06/10(木) 14:01:54.09 TjX12ctGO 54/57

「ありがとうございます! じゃあ半分貰いますね」

「おいこら!調子に……」

「駄目ですか……律部長」

「まあ部長だし涙を飲むか部長だしえへへ」

「……いいように扱われてるようにしか見えない」

「りっちゃんってこんなに単純だったの……?」

123 : 以下、名... - 2010/06/10(木) 14:13:19.51 TjX12ctGO 55/57

「……それじゃ律、私のケーキ食べるか?」

「もー澪ってば最近なに企んでるんだよっ」

「…………」

124 : 以下、名... - 2010/06/10(木) 14:21:54.48 TjX12ctGO 56/57

「別に、優しい律先輩が悪い後輩にいじめられないようにと思って」

「な、なんですかそれ!」

「おいおい、なんで今度はおまえらが仲悪くなってんだよ」

「……むー」

127 : 以下、名... - 2010/06/10(木) 14:27:42.19 TjX12ctGO 57/57

「律先輩のせいですよ」

「そうだな、律のせいだ」

「なんで!?」

ガタン!

「りっちゃん!」

「ど、どうした?」

「りっちゃんは澪ちゃんとあずにゃんどっちが好きなの!?」



「…………はい?」

おしまい

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