男「さて今日も登校するか・・・」
男「ぬ、上履きに画びょうが」
男「部屋のポスターを貼るのに使おう」
ガララ
男「おはよう諸君」
オハヨー ヨース
男「(最近は皆も挨拶返してくれるようになったし)」
男「(個人的な嫌がらせ以外のいじめ的行為もない)」
男「(平和なものだ)」
男「・・・ぬ?」
男「(変だな、今日は机が普通だ)」
男「(花も供えられてない、死ねという落書きもない)」
男「(・・・教科書は?)」
男「(・・・なんでもない?また妙な事もあったもんだな)」
男「(珍しく平和なのは良いが・・・何かあったのか?)」
元スレ
男「いや俺、いじめられっこのエキスパートだし」
http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1315012077/
――――――――――――――――――――――――――――――
クラスメイト「男ー」
男「なんぞ」
クラスメイト「お前今日日直だよな」
男「そういえばそうね」
クラスメイト「次の授業、なんか教材を日直が運べってさ」
男「なんと」
クラスメイト「特別教室2においてあるらしいぜ」
男「情報サンクス」
クラスメイト「おうよ」
男「あと俺とはあまり話さない方がいいぞ」
クラスメイト「そのセリフも慣れたもんだわ」
ハッハッハ
――――――――――――――――――――――――――――――
ガララ
男「お邪魔しマサチューセッツwww・・・まぁ誰もいませんがね」
ガタン
女「ひっ」
男「んんぅ・・・?人がいたのか」
男「・・・んあ?」
男「(泣きながらゴミ箱を漁る女子・・・こりゃキナ臭ぇな)」
男「おい」
女「ひっ、ごめ・・・ごめんなさい・・・」
男「ゴミ箱以外の場所はちゃんと確認したか?あとゴミ漁る時はゴム手袋推奨な。軍手でもいいけど、使い捨て効くし、長いのは腕も汚れず便利だ」
女「え」
キュッキュ ガサガサ
女「あ、あの・・・」
男「そういや何探してたんだ?」
女「きょ、教科書・・・」
男「ふむ・・・保存状態によるなぁ・・・。お、あった。良かった、綺麗じゃん」
女「え、あの・・・」
男「こうしてゴミを払えば・・・うん。ガムもジュースもついてない。潔癖だったらこのまま捨てとくけど・・・どする?」
女「え、あの・・・大丈夫です」
男「まぁ素手で探す奴が潔癖な訳ねぇかwwwはっはっはwwwほれwwww」スッ
女「あ、ありがとうございます・・・」
男「いいってことよwww・・・そんな事よりも、ひとつ聞きたいんだが、構わないか?」
女「え、あの、は、はい」
男「単刀直入に言おう。お前、いじめられてるな?」
女「ひぐっ!」
男「・・・」
女「うっ、ふぇっ、ひっ、えぐっ・・・」ポロポロ
男「あーすまん。泣くな。言い方が悪かった。俺はお前の力になりたいだけなんだ」
女「・・・ふぇ?」
男「いじめられる事は誰にでもある。大切なのは、そっからどーするかだ」
女「・・・」
男「お前は幸い、まだ学校にも来てる、そして、まだしっかりと生きてる・・・」
女「・・・」
男「今からなら、なんとかなる」
女「・・・」
男「どうする?俺の提案に、伸るか反るかは・・・お前次第だ」
女「で、でも・・・」
男「でも?」
女「貴方に・・・迷惑が・・・」
男「迷惑がかかる。なるほどな・・・」
女「・・・」
男「だからどうした?」
女「えっ?」
男「お前は生まれながらにして完璧なのか? 誰の世話も受けず生きてきたのか?」
女「え、いや・・・」
男「皆生きてるうちは迷惑かけるって相場は決まってんだよ。若いうちの迷惑はいくらでもかけろ」
女「・・・うっ」ジワッ
男「えっ」
女「違うんでず・・・わだじ・・・こんな優しくされたの、はじめでで・・・う、ひっぐ」ポロポロ
男「良く泣く子だな・・・これが俺のメアドだ。困った事があったらいつでもメールしろ」
女「あの・・・」
男「ん?」
女「貴方は、どうしてそんなにテキパキ動けるんですか・・・?」
男「いや俺、いじめられっこのエキスパートだし」
――――――――――――――――――――
男「(・・・あの子についての情報は聞いていなかったな)」
男「(おそらく2組だな。チラっと見かけたことはある)」
男「(肉付きは良いが・・・太っている訳ではないな。あれは胸が大きくて制服に空洞部分ができている感じだった)」
男「(腕や足は細くて白かったし・・・)」
男「(顔は・・・髪がボサボサで眼鏡で常に俯いているから分かりづらいだけで)」
男「(実際は肌も綺麗で顔立ちも整っている)」
男「(まぁあの根暗っぷりと合わせると・・・)」
男「(いじめの優良物件といった感じか・・・)」
ガララ
男「ちーっすサーセンwwww」
先生「遅れたのは構いませんよ。教材を取りに行ってくれたのですからね」
クラスメイト2「男ずりぃwwww」
男「うるせぇwwww」
――――――――――――――――――――
キーンコーンカーンコーン・・・
先生「む、もうチャイムか・・・仕方ないな。日直」
日直「きりーつ」
ガタンガタンガタガタ
日直「れーい」
シャッシター
先生「お前等ちゃんと復習してこいよー」
ハーイ ウケルー ザワザワ
先生「ったく」
ガララ
女「(うぅ、相変わらず授業難しかったよぅ・・・)」
女「(あ、あの人にメール送らなきゃ!)」
女「(あれ?でも困ってないよね・・・)」
女「(でも自己紹介くらい・・・やっぱキモいかな)」
女「・・・フヒッ」ニヤニヤ
ガンッ!
女「いたっ・・・」
女DQNA「ニヤニヤしてんじゃねーよ!まぢキモいんですけど!」
女DQNB「うひょ~!まぢ受けるwww」
委員長「ちょっと」
女DQNA「・・・チッ」
女DQNB「超KY~・・・行こ?」
女DQNA「・・・マジムカツク」
スタスタ・・・
委員長「大丈夫?」
女「う、うん。ありがとう・・・」
委員長「ううん。いいの。何かあったら私に相談してね?」
女「え?う、うん!そうするよ!」
――――――――――――――――――
男「(どうもキナ臭い・・・)」
男「(あの子の様子は・・・あまり慣れたものではなかった)」
男「(最近始まったイジメ・・・軽減された俺への嫌がらせ・・・)」
男「(クラスが違うあの子が俺と関係してくるならば・・・)」
男「(思ったよりでかい事になってるみたいだな・・・)」
――――――――――――――――――――
キーンコーンカーンコーン・・・
レーイ シャッシター
女「(ちょっと待って!ノートまだとりおわってないの!)」
カリカリ コンッ
女「あっ」
女「(消しゴム落としちゃった・・・)」スッ
バンッ!!
女「ひっ!?」
女DQNA「あれ?なんか踏んだかな~?」
女DQNB「ゴミぢゃない~?マジウケルwww」
女「(ひぃ・・・委員長ちゃん・・・いないや、トイレかぁ)」
女「あ、あの・・・」
女DQNA「何?」
女「その・・・いえ・・・」
イケメン「おい」
女「え?」
女DQNB「な、何よ・・・」
イケメン「・・・足どけろよ」
女DQNA「わ、わかったわよ・・・!」スッ
イケメン「・・・ほれ」
女「ありがとう」
女DQNA「まぢうざいし・・・」
イケメン「・・・」ギロッ
女DQNB「次移動教室だよ!行こ!」
女DQNA「そ、そうだし!行くし!」
スタコラ
女「あ、ありがとう・・・」
イケメン「・・・気にするな。お前も、遅れるなよ」
スッ スタ、スタ、スタ・・・
女「イケメン君・・・かっこいいな」
イケメン「・・・」ニヤリ
――――――――――――――――――――――――
ヴーン ヴーン
男「・・・ん?」
男「(あの子か)」
男「(ふむ、昼休みか・・・)」
男「(了解と打っておこう)」
カタカタ
男「(送信、っと・・・)」
――――――――――――――――――――――――
男「で、移動教室から戻ったらカバンの中身がめちゃくちゃになってたと・・・」
女「はい・・・」グスッ
男「実行犯に心当たりは?」
女「あります」
男「後で聞こう」
男「具体的な被害は?」
女「中身が荒らされたり、出されたりしている程度で・・・お弁当とかソーイングセットが・・・」
男「ふむ・・・他は?女性だから言いにくいことは言わなくて良いが・・・化粧品とか」
女「化粧品は持ってません。生理用品は今は必要ないので・・・サイフなどの貴重品は身につけているので大丈夫です」
男「ほほう、珍しいな。今時化粧もしないとは」
女「そうですか?」
男「まぁお前なら納得も行くが」
女「どういう意味ですか・・・。あと、お弁当の中身が捨てられていたのと、ソーイングセットのケースが潰されていました」
男「ひどいな・・・教科書などは?」
女「いくつかボロボロにされてました・・・」
男「教科は?」
女「現国と日本史です・・・」
男「それなら予備があるな・・・あとで渡す」
女「いや流石にそれは・・・」
男「気にするな。金はあとでそのいじめっ子とやらに要求すればいい」
女「は、はぁ・・・」
男「それから昼飯か。焼きそばパンを買ってある。あと足りなければカロリーメイトとウィダー、それに忍者飯があるぞ」
女「そ、そこまで頂けませんよ流石に!」
男「黙って受け取れ。金ならあとでいじめっ子に請求するから」
女「貴方はどうするんですか?」
男「俺か?俺は弁当が無事だった」
女「無事だった・・・」
男「エキスパートになるまでの道のりは長かったぞ・・・」
男「弁当が捨てられるのは日常茶飯事」
男「小学生の時は地面にたたきつけられたカレーに牛乳をかけて食べさせられた」
男「何度も吐いたが嘔吐物ごと食べきった」
男「あの時は時間が無限のように感じた」
女「・・・」
男「おっとすまない。つい感傷的になってしまった」
女「いえ」
男「とにかくお前はこれいじょうの被害を防ぐ。・・・ムカデやゴキブリを食べさせられる前にだ」
女「ひっ!?」
男「まずは、お前の先ほどまでの状況を聞こうか」
女「はい、まずは――」
――――――――――――――――――――――
男「なるほどな・・・だいたいの登場人物は読めた」
男「(委員長とイケメンか・・・この二人、吉とでるか、凶と出るか・・・)」
男「(イケメンは要チェックか・・・こいつの容姿を見抜いた上での行動なら・・・危険だ)」
女「どうかしました?」
男「いや・・・(今無駄に不安を煽る必要はないな)」
女「あの・・・」
男「なんだ?」
女「男さんは、どうしてそういう風になったんですか?」
男「そりゃあ俺は10年以上いじめられてるいじめられっこのエキスパートだから・・・」
女「いえ、そうでなく・・・それだけ対策が打てるなら、いじめ自体を無くすことも可能なんじゃないかなぁって・・・」
男「・・・」
男「・・・なるほどな」
女「・・・」
男「確かに、俺が本気を出せば、俺への嫌がらせやいじめも無くなるだろうな」
男「ただ」
男「それといじめがなくなるかってことは別問題だ」
女「えっ?」
男「俺がいじめられなくなったことで・・・ストレスがたまったいじめっこは・・・いじめを止めるんじゃない。ターゲットを変えるだけだ」
女「・・・」
男「過去何度もいじめをなくそうと働きかけたことはある」
男「そのどれもが、ターゲットが移るだけだった・・・」
男「いじめが終わることは無いんだ」
女「そんなこと・・・」
男「過去に俺の友人が・・・いじめは無くせると言っていたこともあったがな」
女「えっ?」
男「本当にバカなヤツだった。そのせいで俺と一緒にいじめられて・・・それでもメゲなかったよ」
女「・・・」
男「いじめられるのは自分が悪いと言い続け、どんどん自分を磨いていった・・・」
男「今はどうしてるだろうなぁ・・・」
女「昔の話なんですか?」
男「あぁ。小学校の頃に転校していったよ」
女「またいつか会えるといいですね」
男「きっとどこかで、いじめを撲滅してるだろ」
――――――――――――――――――――――
女「(何も無し、か・・・)」
女「(まぁ流石にやることもないよね)」
女「(っとその前に、トイレ行ってこよ)」
テクテクテク・・・
女DQNA「・・・」ニヤッ
――――――――――――――――――――――
女「はふぅ・・・」
ザパァッ!!
女「きゃっ!?」
「あーwwwいたのー?ごっめーんwww」
「まぢ受けるwwwww」
女「ッ・・・!」
ガタッ
女「あ、開かない・・・!」
――――――――――――――――――
男「まったく・・・女子トイレに入る俺の身にもなれというんだ」
ガタン
女「ごめんなさい・・・」
男「びっしょびしょだな。ほれタオル」
女「うぅ・・・寒い・・・」
男「とりあえず保健室に行くか」
女「へ、はい・・・」
――――――――――――――――――――
保険医「また貴方?」
男「そういわずに」
保険医「そっちのしっとりしたのは、貴方のお友達」
女「・・・」
男「そんなとこです」
保険医「はぁ。まったく貴方はどれだけ転ばぬ先の杖を用意したら気が済むの? 学校は何でも屋じゃないわよ?」
男「いいじゃないっすか。備えがあれば憂いもないですもん」
保険医「口先だけは上手ねぇ・・・はい、女子用の制服」
女「えっ!?あったんですかこんなの!?」
保険医「この子の要請でね。『たとえばトイレで上からホースで水をかけられる女子がいたときに使うでしょう』って言ってね」
女「・・・すごい」
保険医「この子の用意したものは本当に次々必要になるの。ある意味預言者ね」
男「ハナタカダーカwwwwwwwwww」
保険医「ために褒めるとつけあがるの・・・うざいわねぇ・・・」
男「アイムソーリーwwwwwwwwww」
ガララ
女「あっ」
保険医「貴方が着替えやすいように気でも使ったんでしょ」
女「・・・知ってるんですか?」ゴソゴソ
保険医「当然。毎日のように来るよ」
女「はぁ・・・」スルル シュッ
保険医「擦りむいたり、打撲だったり、口から血たらしてたこともあったわ。毎回私が『流石に職員会議で検討するわ』って言うんだけど、『それだけはやめてください』って譲らなかったわ」
女「・・・」ゴソゴソ
保険医「あの子なりに、考えがあるのかしらね」
女「・・・そうですね」
ガララ
女「おわりましたよー」
男「そうか。というか俺そういえば待ってる必要なかったな・・・」
女「そんなことないですよ!」
男「そうか?」
女「そうです!」
男「そうか・・・一応保健室行ってたんだから紙もらっとけよ。あとで授業遅刻が免除されるやも」
女「あっ!そういえば遅刻でした!」
男「何をいまさら」
女「貴方までまきこんで、本当にすみません! 急ぎましょう!」
男「ああ!?せっかちだなお前!」
タッタッタッタッタ・・・
保険医「廊下は走っちゃだめよー」
保険医「・・・」
保険医「あの子にも、友達と呼べる子ができたみたいね・・・」
――――――――――――――――――――――――
イケメン「・・・あぁ、俺だ」
イケメン「そうだ、放課後の件だが・・・」
イケメン「オーケーオーケー。道具は使わない。素手で充分だろあんなガリ」
イケメン「楽しいリンチタイムといこうぜ」
イケメン「その後輪姦す女の話だが・・・」
イケメン「体育館裏の倉庫?」
イケメン「教師も来ないし、ベストポジションだな」
イケメン「あぁ、わかってる。じゃあな」
ガチャ
イケメン「・・・ククク」ニヤリ
――――――――――――――――――――――――
ガララ
女「保健室行ってて遅れました・・・」
先生「ふむ。体調は大丈夫なんですか?」
女「はい。もう大丈夫です」
トコトコ・・・
委員長(・・・どうしたの?)
女(・・・ううん、なんでもない)
委員長(そっか)
女(ありがとう)
委員長(ううん)
委員長「・・・」
エーデハ134ページヲ~
女DQNA「・・・」
女DQNB「・・・」
――――――――――――――――――――――――
キーンコーンカーンコーン・・・
男「ふぅ・・・(あとはHRだけか)」
男「(その前にトイレにでも行っておくか)」
ガララ・・・
ドンッ!
男「っ!?」
DQNA「わりぃわりぃwwwww」
男「全く・・・気を付け・・・」
男「・・・ッ!!」
DQN「ヒャハッwwwwwwwww」
ダッ
男「チッ・・・待てっ!」
ダッ
クラスメイト「なんだなんだぁ・・・?」
クラスメイト2「騒がしいでござるな。フォカヌポォ」
――――――――――――――――――――――――
バタン バタッ バタッ
女「!」
女「な、なんだろ、喧嘩かな・・・こわいよ・・・」
委員長「またバカどもが騒いでるのよ。気にしない方がいいよ」
女「そ、そうだよね・・・ありがと・・・」
イケメン「・・・クク」ニヤリ
ガタッ
スタ、スタ、スタ・・・
女「(・・・?あれ、どこ行くんだろ)」
女「(気にしない方が・・・いいよね)」
女「(ウザイ女だと思われたくないし・・・)」
先生「ホームルーム始めるぞー席つけー」
先生「なんだ、一人欠席かぁ?」
先生「この席は・・・あ、いいや。よしHR始めよう」
――――――――――――――――――――――――
男「ここかっ!」
ガララッ
男「ッ・・・!」
DQNA「よう、遅かったなぁ」ニヤニヤ
DQNB「待ちくたびれたぜ?」
男「(数は・・・4,5・・・6人か)」
男「(まともにやりあって勝てる保証はないな)」
男「(・・・ん?)」
DQNC「おいおいどうした?怖気づいたのか?」
男「(待て、もともと俺をリンチするつもりなら俺の嫌がらせが減るのはおかしい――!)」
男「まさかっ・・・!」
ブン!
男「ッ!」
DQNG「おっとぉ・・・外したかァ~www」
男「(新手・・・!)」
男「絶体絶命って奴か・・・」
――――――――――――――――――――――――
ヴーン ヴーン
女「ん?」
女「(あの人からかな)」
女「(話したいことがある・・・放課後体育館裏の倉庫まで?)」
女「(珍しいな・・・まぁいいや)」
委員長「帰るの?」
女「ううん。ちょっと用事」
委員長「そう。じゃあまたね」
女「うん!」
タッタッタッタ・・・」
委員長「・・・」
――――――――――――――――――――――――
DQND「ヒュウゥwwww」
ガッ
男「ちっ!」
男「(まずい・・・このままではやられる一方だ!)」
男「(なんとか・・・スタンガンで逆転できるところまで持っていかないと)」
DQNC「おいおいwwwwwやりすぎんなよwwwあの人まだ来てないんだからwwwww」
男「(あの人・・・?)」
ガララ・・・
イケメン「よぅ・・・待たせたなぁ・・・」
DQNA「ヒャッホオオオオオwwww真打の登場だwwwwww」
DQNB「学園最強の猛者wwwwwwwwぱねぇwwwwww」
イケメン「ククク・・・会いたかったぜ・・・久しぶりだな・・・」
男「何・・・?」
イケメン「忘れたのか?俺は忘れたことはなかったんだがなぁ・・・?」
男「お前・・・まさか!?」
――――――――――――――――――――――――
女「(ここかな・・・)」
ガララ
女DQNA「はろーwwwwwwwww」
女「えっ・・・!?」
ガシッ
女DQNB「おっと、逃がさないよ」
女DQNC「押さえつけろ!」
ダンッ
女「むぐっ!(これは・・・罠!?)」
女DQNC「待っててねぇwwwもうすぐボスが来るからwww」
ガシャン!
委員長「・・・」
女「・・・委員長ちゃん!」
DQNA「遅いっすよwwwボスwwww」
委員長「待たせたわね」
女「・・・え?」
――――――――――――――――――――――――
男「じゃあ俺はこのへんでぇwwwww」
DQNA「おいおいwwwこの人数に逃げられると思ってんのかwww」
イケメン「そうだそうだ!7対2だぞ!」
DQNB「え?」
ガシッ・・・メキ・・・メキ・・・
イケメン「楽しいリンチターイムwwww」
イケメン「とは言ったけど」
DQND「えっ、えっ」
イケメン「誰をリンチするかとかは言ってないよね?」
ゴシャァァン
DQNC「ぐべぼらあぁああああ!!」
イケメン「さぁ行け!ここは俺が引き受けた! あの子は体育館裏の倉庫だ!」
男「悪い!」
ダッ
DQNA「くっ・・・待ちやがれっ!!」
イケメン「君がまちたまえ」
ガシッ
グワァァァァァァァ
男「まさかアイツとはな・・・」
タッタッタ・・・
――――――――――――――――――――――――
女「そんな・・・嘘・・・だよね?」
委員長「・・・何言ってるの?」
女DQNA「現実見ろよwwwwwwヴァーカwwww」
女「そん・・・なっ・・・ひっぐ、うぇッ・・・」グスッ
委員長「そうやって、いろんな男をたらしこんで来たんでしょ?」
女「えっ?」
委員長「この薄汚いビッチがッ!!」
ガンッ
女「おぐっ!」
委員長「そうやって!彼も!たらしこんだんでしょう!? このビッチがっ!ビッチがッ!!」
ガスッ!ガンッ!
女「げほっ!かはっ・・・!!」
女DQNB「ちょっ・・・やりすぎじゃあ」
委員長「わかった・・・?もうすぐよ。アンタのお仲間のリンチも終わって、ウチのメンツが到着するわ」
女「そん・・・な・・・」
委員長「淫乱な雌豚にはちょうどいいわね。肉便器として楽しい一生をすごしなさい・・・?」
委員長「クク・・・あーっはっは!!最高よ!最高の気分だわ! 彼に近づく奴は皆こうなってしまえばいいの!」
女「かれ・・・て・・・?」
委員長「チッ・・・アンタがたぶらかした、イケメンの彼に決まってるじゃない・・・まぁあの人はアンタみたいな雌豚に興味を持つ事なんてありえないけどね」
女DQNA「試験官用意しましたwww」
女DQNC「爆竹なんかもありますけどwwwこれ何に使うんすかww」
委員長「こいつの膣を爆破するのよ」
女DQNB「えっ」
委員長「試験管でも爆発させれば、二度と子供も産めないでしょ?」
委員長「あは・・・あーっはっはっは!いひ、ヒヒヒヒ!!」
女DQNA[きがくるっとる・・・」
女「やめ・・・やめてぇぇぇえ!!」
男「ハーレムすなぁ」
女DQNA「え」
女DQNB「え」
女DQNC「え」
委員長「・・・は?」
女「あれ?」
男「遅れてソーリー」
女「きて・・・くれたの?」
男「当然よね」
女DQNA「何アンタ・・・?」
男「ほらどいた」
がすっ
女DQNB「きゃっ!」
委員長「・・・おとなしく帰ってくれる気はなさそうね?」
男「無論」
委員長「いいわ?相手してあげる」
男「女の子の相手とかwww我々の業界ではご褒美ですなwww」
ヒュン ビシッ!!
男「ッ・・・!?」
委員長「いざという時強いのが・・正義のヒーローだなんて・・・そんなのお話の中だけよ?」
男「へぇ・・・そりゃ困ったわぁ」
男「いつもならな・・・!」シャッ
バキッ
男「・・・へ?」
委員長「スタンガン、でしょ?」
男「・・・あー」
委員長「素人が武器を持つとね。腰が引け気味になるの。そこから手を狙えば一発よ」
女DQNA「もらったよwwwwwこれwww」
男「万事休すか・・・」
委員長「貴方は、この子が輪姦されるのを特等席で見せてあげる」
男「生唾もんすなぁ」
男「いやぁでも・・・」
委員長「命乞いなら聞いてあげるよ?」
男「いや、そろそろ来るころかなぁと」
ガキィン!
イケメン「・・・チャオ☆」
女DQNA「わっ!?ドアが!」
委員長「遅かったじゃない。他のは?」
イケメン「・・・昏倒してるぜ?」
委員長「・・・は?どういうことよ」
男「実はこっち側でした」
イケメン「・・・っていうオチなんだよね」
女DQNB「はああああああああ!?」
委員長「裏切ったの・・・?」
イケメン「・・・ハナからどっちにも着く気はなかったんだけどね」
委員長「じゃあ」
委員長「アンタも死ね!!」
ドガンッ!!
イケメン「・・・何か勘違いしているようだな。委員長」
委員長「委員長って呼ばないでよ」
イケメン「俺がアイツラ7人をぶちのめせたのは何故だと思う?」
委員長「・・・は?」
イケメン「正義のヒーローだから?」
イケメン「違う」
イケメン「元悪の幹部が、裏切ったから?」
イケメン「違う」
イケメン「実は合気道の有段者だという裏設定?」
イケメン「これも違う」
委員長「・・・」
イケメン「俺が身長194cm、体重117kg」
イケメン「趣味は筋トレだからだ」
女DQNA「そっち!?」
女DQNB「そっち!?」
女DQNC「そっち!?」
イケメン「君は勘違いしているんだ」
イケメン「空手をやっているから強い?冗談もほどほどにしてほしい」
イケメン「細身の女の子が強いのは、お話の世界だけだ」
イケメン「君のようなか弱い女の子の蹴りでは痛くもかゆくもない」
委員長「それはアンタも空手やってるからでしょうが・・・」
イケメン「・・・君には足りないものがある」
委員長「・・・何よ」
イケメン「筋肉だ」
男「そこ!?」
女「それ!?」
イケメン「世の中、勝つのは正義でもない。悪でもない」
イケメン「力を持つものなのだ!!」
男「あれぇ!?」
イケメン「筋力、権力、金銭力、知力、なんでも良い!!」
イケメン「力だ!力こそが全てなのだ!!」
イケメン「フフフ・・・ウワァーハハハハハ!!」
男「(どうしようこのラオウもどき)」
委員長「・・・私たちの負けよ」
女DQNA「ボス!」
委員長「私には今、こいつに勝つ手段がない」
女DQNB「このスタンガンで!」
委員長「アイツには静電気くらいのダメージしかないわ」
女DQNC「マジで!?」
委員長「私が・・・バカだったの・・・」
女DQNA[ボス・・・」
男「いじめは、いつだってある事なんだよ」
委員長「・・・」
男「大切なのは、その後、どうするかだ」
委員長「・・・」
男「こうして激しく憎しみをぶつけ合ったんだ」
男「少しはスッキリしただろ?」
委員長「そうね」
女「これからは・・・クラスメイトとして、仲良くしてくれますか?」
委員長「こんな・・・私で・・・よけ・・・れば・・・」ポロポロ
女DQNA「ボスぅ・・・」
イケメン「さて」
男「え」
イケメン「まさか、これで終わりとは思ってないよな?」
男「まだあるの?」
イケメン「当然だろう。おい、こいお前ら」
委員長「えっ、ちょっ、何?」
イケメン「何って・・・制裁に決まっているだろう」
男「えっ」
女「えっ」
イケメン「人を呪わば穴二つ・・・罪には罰がしかるべきなのだ」
男「いやでも左手の・・・」
イケメン「これはアナルバイブだ」ヴイイィィン
委員長「ちょっ!?何する気!?」
イケメン「わからんのか。制裁だといっておろう。お前らも来い」
女DQNA「すんまっせんした!すんませんっした!」
イケメン「言い訳はマットの上で聞く」
イヤアァァァァアアア
男「・・・帰るか」
女「・・・はい」
――――――――――――――――――――――――
男「(その後だが)」
男「(なんだかんだであの子とはいまだにお昼に会ったりしている。未だに委員長以外の友達がいなく屋上で俺とメシを食べたりしている)」
男「(委員長たちは・・・)」
委員長「ヒィィン!おしり!もっと!もっとぉぉ!」
イケメン「メシ中くらい静かにオ○ニーできんのかこの雌豚!」
パシィン!
委員長「ひぃん!すみません!私は醜い雌豚です!!」
女「あはは・・・」
男「・・・どうしてこうなった」
女「いいじゃないですか。賑やかですよ」
男「まぁそうだが・・・」
パシィン ヒヒィン オマエハウマカ!
女「こうやってお昼ご飯食べたことなんてなかったから・・・」
男「・・・」
女「・・・あ、あの!」
男「何だ?」
女「最後に、一個だけお願いいいですか?」
男「なんだ、言ってみろ」
女「わ、私の事を・・・名前で呼んでください!」
男「・・・は?」
終わり?
まだ続くのだなこれが
――――――――――――――――――――――――
パート イケメン
イケメン「・・・(フヒィwww人と話すのは苦手だおwww)」
クラスメイト「イケメン君寡黙でかっこいいよねー」
クラスメイト2「ねー」
バァン!
女DQNA「あれ?なんか踏んだかな~?」
女DQNB「ゴミぢゃない~?マジウケルwww」
イケメン「(これはイジメってやつか!フヒィwww女の子と話すなんてwwwwww難易度wwwwAクラスwwww)」
イケメン「(こwwwwwえwwwwwwwがwwwwwwwでwwwwwwwwwwなwwwwwwwいwwwwww)」
イケメン「(行けるwwwwwww大丈夫wwwwwww我ならwwwwwww無問題でござるwwwwwwwwwフォカヌポォwwww)」
イケメン「おい」
――――――――――――――――――――――――
女「あ、ありがとう・・・」
イケメン「(ひょおwwwwwwwいじめからはじまる恋wwww青春でござるwwwwwww青春でござるwwwwwwww)」
イケメン「・・・気にするな。お前も、遅れるなよ」
イケメン「(見つめあーうとwwwwwwwwwすなーおにwwwwwwwおしゃーべりwwwwwwできぃぃなぁぁぁいいwwwwwwwww」
スッ スタ、スタ、スタ・・・
女「イケメン君・・・かっこいいな」
イケメン「・・・(うっひょおおおwwwwwww今の我超かっこいいでござるwww思わずニヤケが止まらんwwwんwwwwwwwwwんwwwwww)」ニヤリ
――――――――――――――――――――――――
イケメン「(そwwwwwwwwうwwwwwwだwwwww)」
イケメン「(あの子放課後にレイプとかそんな話あったんだwwwwやべぇwwwwwwwwとめないとwwwwww地球がヤバイwwwwww)」
プルル・・・
DQNA『もしもしィ!?』
イケメン「・・・あぁ、俺だ」
DQNA『あ、イケメンさん!チーッス!!』
イケメン「そうだ、放課後の件だが・・・」
DQNA『え!イケメンさんも来てくれるんすか!? 場所は特別塔の第三教室っす!道具も用意しましょうか!?』
イケメン「オーケーオーケー。道具は使わない。素手で充分だろあんなガリ」
DQNA『流石イケメンさん!そこにしびれる憧れるゥ!!』
イケメン「楽しいリンチタイムといこうぜ」
DQNA『もちのロンっすよwwwwwwwww』
イケメン「その後輪姦す女の話だが・・・」
DQNA『そのガリをリンチした後にwwwww体育館倉庫の裏っすwwwwwwww』
イケメン「体育館裏の倉庫?」
DQNA『そっすwwwwwwwww』
イケメン「教師も来ないし、ベストポジションだな」
DQNA『でっしょwwwwwwリンチタイムはHR中っすよwww』
イケメン「あぁ、わかってる。じゃあな」
ガチャ
イケメン「・・・ククク(やべぇwwwww俺演技完璧wwwwwwwすっげwwwwwwwwwwwwwwwマジぱねぇwwwww場所も聞き出せたしw完璧すぎwwww惚れるwwwwwwww笑いがとまらんのぅwwwwwwwwww)」ニヤリ
――――――――――――――――――――――――
バタン バタッ バタッ
ケンカカシラ・・・ ザワザワ
イケメン「(こえええwwwwwwww廊下こええwwwww)」
イケメン「(いやまってwwwwwwwwそういやリンチタイム今じゃんwwwwwwwこええwwwwwwwでも行こうwwwwwwwwww)」
イケメン「(大丈夫wwwwwwwいけるwwwwwいけるよwww)」
イケメン「(あかんよwwwwwwww変な笑い出るwwwwww)」
イケメン「・・・クク」ニヤリ
イケメン「(安定しない表情wwwwwwwwwニヤケ顔きめぇwww我wwwwwwwwwww)」
ガタッ
スタ、スタ、スタ・・・
――――――――――――――――――――――――
イケメン「こんな感じで場所を聞き出したんでござるwwwwwwなんとか助けに行けて良かったおwwwwwwwwww」
男「おまwwwww紛らわしいわwwwwwwwww」
イケメン「すまぬwwwwwwすまぬwwwwwwww」
女「その人が・・・小学校のころの友達ですか?」
男「そう。まさかこんなにでかくなってるとはなぁ・・・」
イケメン「・・・イジメが辛くてね、毎日体を鍛えてた」
男「いまだに女子苦手とかwwwwwwwwwwwwww」
イケメン「しかたなかろうwwwwwwwwwwwwwwww」
女「(変なテンションの人だなぁ・・・)」
委員長「ンーッ!ン゛ゥッー!!」
女「あ、ボールギャグ外してあげるね」
委員長「ありがと・・・んあッ!」ビクン
男「・・・そういえば委員長にはどうしてこんな扱いを・・・」
イケメン「いやwwwwwwwwwwww」
イケメン「女の子の前だとwwwww照れちゃうからwwwwww」
イケメン「キャラ作らないとwwwwwww喋れなくてwwwwww」
イケメン「ドSなキャラを作ったらwwwwwwwwwなんとかなったwww」
男「いいのかよこれで・・・」
委員長「いいの・・・ッ!私・・・ィン!幸せン!」 ビクンビクン
女「委員長ちゃん色々垂れてるよ・・・」
今度こそ終わり
150 : ◆ZWAJnJ4q9E - 2011/09/03(土) 11:43:01.18 l6csP4Wm0 62/62
やっと終わったwwwwwwwwww
このイケメンを出したくてしょうがなかったwwwwwwwww
すまぬwwwwwwwww読んでくれた人サンクスwwwww
またどこかでwwwwwwwwwwwwwwwwww