1 : 以下、\... - 2017/04/03 14:26:21.024 +h8Z6pyK0 1/9

ガヴリール「だ、だよな…」

ヴィーネ「ただ、逆によ」

サターニャ「逆に…?」

ヴィーネ「聖人が殉教した日にチョコを贈りあって浮かれ騒ぐなんて、それってすっごい悪魔的じゃないかしら?」

サターニャ「それもそうね」

ガヴリール「!?」

ヴィーネ「もし…悪魔が天使にチョコを贈ったりとか…。ほら、そういうのって背徳的で、大悪魔にはふさわしい悪魔的行為っていうか…」

サターニャ「なるほど…」



ガヴリール「ヴィーネ、でかした。いくら欲しい?言っとくが金はないぞ」

ヴィーネ「別にそういうんじゃないわよ。私はただ、イベントを楽しみたいだけ」

ガヴリール「素直じゃないなあヴィーネちゃんは」

ヴィーネ「ほっときなさいよ。大体素直じゃないのはガヴの方でしょ。サターニャの事が好きなくせに、いつも虐めたり素っ気ない態度だったり…」

ガヴリール「それはっ、サターニャがつっかかってくるからっ!」

ヴィーネ「はいはい、そうですね」

ガヴリール「くっ…///」

元スレ
ガヴリール「サターニャはさ…。バレンタインに…誰かにチョコを…」サターニャ「悪魔がバレンタイン?ありえないでしょ」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1491197181/

8 : 以下、\... - 2017/04/03 14:33:35.110 +h8Z6pyK0 2/9

ヴィーネ「でもどうするの?このままだとサターニャからチョコを貰えるにしても悪魔的な物しか貰えないんじゃない?」

ガヴリール「だよなぁ…。せめて食べられる物が欲しい…」

ヴィーネ「難しいわね…。サターニャは悪い意味で予想を裏切ってくる子だから…」

ガヴリール「だな」

ヴィーネ「で、ガヴはサターニャにどんなチョコを贈るの?」

ガヴリール「えぇ~、恥ずかしいよ~///」

ヴィーネ「何よ~、言いなさいって~」

ラフィエル「気持ち悪い…」

ヴィーネ「あっ」

ガヴリール「ラフィ…」

15 : 以下、\... - 2017/04/03 14:49:32.590 +h8Z6pyK0 3/9

ラフィエル「聞いてましたよ、ガヴちゃん、ヴィーネさん」

ガヴリール「ち、違うんだ。これはそういうんじゃなくて…」

ヴィーネ「そ、そうよ。私たちはただイベントを…」

ラフィエル「穢らわしい…」

ガヴリール「…」

ラフィエル「天使と悪魔が恋愛ごっことかゲロが出ます。しかも同性同士?変態なんですか?」

ヴィーネ「ラフィ、あんたねぇ!」

ガヴリール「よせ、ヴィーネ」

ラフィエル「…まあいいです。ですが覚えておくことです。天使と悪魔が結ばれる事など決してないと」

ガヴリール「…ああ、わかってるよ」

ヴィーネ「…」

17 : 以下、\... - 2017/04/03 14:55:24.304 +h8Z6pyK0 4/9

ヴィーネ「なんであそこまで言われて黙ってんのよ!ガヴ、あんたラフィに弱みでも握られてんの?」

ガヴリール「違う…」

ヴィーネ「だったら何で!?」

ガヴリール「私は…ラフィエルに酷いことをしたから…。だから…」

ヴィーネ「酷いこと?」

ガヴリール「そもそも、サターニャの事を好きになったのはラフィの方が先だった」

ヴィーネ「そうね。でも、途中からおかしくなったけど」

ガヴリール「私はラフィのサターニャへの気持ちを知ってて…。だから…。ラフィの恋をぶっ壊してやったんだ…」

ヴィーネ「えっ…?な、何よ…それ…?初耳なんだけど…。ガヴ、あんたラフィにどんな事を…」

20 : 以下、\... - 2017/04/03 15:06:21.780 +h8Z6pyK0 5/9

ガヴリール「私は…ラフィを焚き付けてサターニャに告白させたんだ…」

ヴィーネ「……それだけなら別に悪いことじゃないけど」

ガヴリール「……」

ヴィーネ「で?」

ガヴリール「サターニャは、知っての通り恋愛なんて欠片も理解できないお子様だろ?だから…」

ヴィーネ「だから…?」

ガヴリール「ラフィに対しては告白が成功する、きっとサターニャもラフィの事が好きだ、そう煽動する一方でサターニャに…」

ヴィーネ「…もういい」

ガヴリール「サターニャがラフィをこっぴどく振る様に工作してた。何気ない一言、相談に乗るふり、悪魔としてプライドをくすぐりラフィと付き合うのは悪魔失格だって…。私の能力をフルに使って、あらゆる方面から…」

ヴィーネ「一時期、ラフィが学校に来なくなって、あんたに敵意を見せるようになったのって…」

ガヴリール「私がサターニャに介入してたのがバレたんだ…」

ヴィーネ「……」

26 : 以下、\... - 2017/04/03 15:19:52.145 +h8Z6pyK0 6/9

ヴィーネ「私は…ラフィもガヴも大事な友達だと思ってる…。だけど、こんな話を聞いたらガヴとサターニャの恋愛に協力はできない…」

ガヴリール「そっか…」

ヴィーネ「ラフィはきっと…ガヴの恋を邪魔する様な事はしないわ…。ラフィは優しいから…」

ガヴリール「そうだろうな…」

ヴィーネ「でも、仮にガヴとサターニャの恋愛が成就するとして!」

ガヴリール「……」

ヴィーネ「ガヴはそれで幸せなの…?サターニャに笑顔を見せられるの…?」

ガヴリール「それでもサターニャの事が好きになったんだからしょうがないだろ…。私は…」

ヴィーネ「……」

ガヴリール「私は、ラフィとサターニャがくっつくなんて絶対に許せなかった。サターニャがラフィに微笑むのも、ラフィの横にいるのも、絶対に…絶対に…」

ヴィーネ「ガヴ…あなた…」

ガヴリール「好きなんだよ、どうしようもなく!あいつを虐めていいのは私だけだ。それはラフィなんかじゃない。ラフィを不幸にしてでも私はサターニャを独占したかった!」

ガヴリール「サターニャと結ばれたら幸せになれるのか?笑顔を見せられるのか?愚問だよヴィーネ。私は幸せになるし心の底から笑顔になれる」

ヴィーネ「そう……」

31 : 以下、\... - 2017/04/03 15:28:22.255 +h8Z6pyK0 7/9

サターニャ「ふんふん~ふふん♪」

ラフィエル「ご機嫌ですね、サターニャさん」

サターニャ「まあね~。おっ、ヴィーネ、見なさいよ!店先にチョコがたくさん並んでるわよ!」

ヴィーネ「え、ええ、そうね…」

ガヴリール「そんなんではしゃいでガキかよ」

サターニャ「なんですってぇ~!」

ヴィーネ(ラフィもガヴもいつも通り…。でも、あの一件を知ってから私は…。この四人が揃うなかで平静を保つなんて…)

サターニャ「そういえばもうすぐバレンタインね」

ラフィエル「!?」

ガヴリール「!?」

ヴィーネ「!?」

33 : 以下、\... - 2017/04/03 15:37:47.117 +h8Z6pyK0 8/9

サターニャ「大悪魔であるこのサタニキア様は、あんたたち全員にチョコをくれてやるから感謝する事ね!」

ラフィエル「それは楽しみですね~。ありがとうございます、サターニャさん」

ガヴリール「ま、くれるってんなら貰うけど」

ヴィーネ(こっぴどく振ったってわりにはサターニャのラフィへの態度はナチュラル過ぎる…)

ヴィーネ(サターニャは恋愛に無知だから、無自覚にラフィを酷く傷付けて振ったんだろうな…)

ヴィーネ(だけど、こんなんでサターニャがガヴリールを恋愛対象として意識するなんてありえるの?ううん、絶対にありえない!)

ヴィーネ(だとすると今回のバレンタインは…)

34 : 以下、\... - 2017/04/03 15:52:14.846 +h8Z6pyK0 9/9

ガヴリール「サターニャ、この間のチョコのお返しがしたいから私の部屋に来てくれる?」

ヴィーネ(やっぱりバレンタインはただの布石…!)

ヴィーネ(天使の宝具には強制的に恋愛を成就させる薬や弓矢などがあると聞く…)

ヴィーネ(ガヴはバレンタインのお返しを口実に、合法的にサターニャを部屋に誘い込んで、そして…)

サターニャ「あんたの部屋は汚いから絶対に嫌。あと、そんな汚い部屋で作られた物とかはバッチィから手作りのお返しだったら要らないわよ」

ガヴリール「っ…!そ、そう…。ちゃんと市販品を買って学校で渡すよ…」

サターニャ「受け取りにいく手間が省けていいわね」

ラフィエル「くすっ♪」

ガヴリール「!?」

ヴィーネ(天使って怖い…)

ヴィーネ(私はこの悪魔のような天使たちと友達付き合いしていけるのだろうか…)

ヴィーネ(帰りに胃薬を買っていこうと考える中で、そんな不安が心を曇らせた…)‐完‐

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