1 : 以下、\... - 2015/05/31 20:30:40.708 jmTSrl4r0 1/76

エルシィ(うう…、駆け魂狩り1匹目にして、おしまいです。愛の力で女の子の心の隙間を埋めて、駆け魂を出さなくちゃいけないのに。『どんな女の子も落としてしまう』はずの『落とし神』様が、現実ではオタメガネの仇名をつけられるギャルゲーマーさんだったなんて──このままだと、首輪の契約が発動して、私たち二人とも首が…)

エルシィ「ああ…神さまが、お遊戯の神さまだったなんてー…」

桂馬 「静かにしろ! いま、首が飛ぶ前にやるゲームを考えているんだ」 ぶつぶつ

元スレ
桂木桂馬「陵辱ゲームのノウハウで女子を攻略する…!」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1433071840/

5 : 以下、\... - 2015/05/31 20:31:29.982 jmTSrl4r0 2/76

 
―― 葬式ムードのふたり。

  本来ここから『落とし神』桂木桂馬は、得意のギャルゲーのノウハウを活かした現実の女子の攻略へと奮起するはずだった。

  しかし死へ追い詰められた焦りにより、彼の脳裏にわずかなバグが発生する──その小さな誤りが、『落とし神』がとる攻略ルートの、最初の一歩の方向性を乱す。


桂馬「もうなにもかもおしまいか…ふ。現実<リアル>なんてクソゲーだ、クソゲーだと思っていたが、まさかここまでとは」

桂馬「嘆いている時間はないな。今考えるべきは、残り僅かな余生でどのゲームをやればいいかだ」

桂馬「……そうだ、そうだ。ふふ、どうせボクは死ぬんだ、もう知ったことか、美少女ゲームの中でもボクが手を出してこなかった、禁断の『陵辱モノ』ゲームを、短い余生で楽しんでやるっ! 自分でも不思議だが、死を目前にしてなにかむらむらしてきたぞっ。もうソフ倫なんて気にするもんか!」

エルシィ「ま、待って下さい神様! 帰らないでくださいー! なんで、むらむらしたら目の前の女の子じゃなく、ゲームの女の子に向くんですかー!」
 

7 : 以下、\... - 2015/05/31 20:32:28.649 jmTSrl4r0 3/76

 
  ~ エルシィ『で!』 ~


桂馬 「──すごいぞ。これが陵辱ゲーム。イケメンに酷いことされて、嫌なのに、大嫌いな男なのに、気持ちよくなってしまう、ヒロインたち。こんな攻略への裏ルートがあったなんて。強姦……スカトロ……リョナ……薬漬け……鬼畜イケメン……四肢切断…ッ! これは、現実女との恋愛経験のないボクのシチュエーションにぴったりじゃないか。……見えたぞ! エンディングへの攻略法が!」

エルシィ「神さまぁ、お部屋からでてきてくださーい! そのっ、手料理とかつくりますからっー!」

  がちゃ

エルシィ「わっ。ほんとに出てきた」

桂馬 「おい、悪魔…のエルシィ。…死にたくなければボクの言う通りにしろ」

エルシィ「や、やる気になったんですね! で、できるんですね! 現実の女の子も落とすのを! 私、神様を信じます!」
 
 

10 : 以下、\... - 2015/05/31 20:33:37.860 jmTSrl4r0 4/76

 
   ~ エルシィ『で!』 ~


高原歩美 「むぐ~! むぐぅうう!」

エルシィ「神様ぁ! 言われたとおり、羽衣で駆け魂の宿主を拘束してもってきました」

桂馬 「でかしたぞエルシィ。(……コイツ本当に悪魔だったんだな、歩美を拉致拘束するなんて。人の腕力じゃとてもできない)」

歩美 「くっ、ぷはっ!」 「けほっ、ゲホッ、な、なんなのよこれ、ここどこ? 誰のしわざ…? え、オ…、オタメガ!?」


エルシィ「……捕まえたはいいですけど、でも、力づくで心の隙間を埋めることなんて、できませんよ。一体どうするんですかぁ?」

   彼は眼鏡をクイッと上げながら、ためらいなく言い放った。

桂馬 「高原歩美の両足を切断する」

エルシィ「ぃっ」
歩美 「!!?」

 

12 : 以下、\... - 2015/05/31 20:34:34.533 jmTSrl4r0 5/76

 
エルシィ「あ、あの、いまなんて…!?」

桂馬 「いいかエルシィ、心の隙間を埋めようにも、バグだらけの現実<リアル>女の抱える悩みなんて、ボクの知ったことじゃない。そもそも分かろうとも思わない。だが見当はつく。単純だからな。どうせ、陸上で走ってばかりいる歩美は、陸上が心の拠り所で、同時に悩みの種なんだ。そこで、それを取り払うため、ボクは問題から彼女を切り離すことにした。彼女を陸上の出来ない体にして、悩みの根っこ、そのものを一旦帳消しにするんだ。すなわちやるべきことは『両・足・切・除』だ!」

エルシィ「おおーっ。―――えぇ?」

歩美 (む、向こうで何ぶつぶつ言ってるのよあいつ? 今、『せつじょ』とか、言わなかった…?)
 

15 : 以下、\... - 2015/05/31 20:35:21.481 jmTSrl4r0 6/76

 
エルシィ「でもでも! そんなことしたら、きっと『心の隙間』がもっと大きくなってしまいますよ」

桂馬 「いいんだ。それもルートのうちだ。心の隙間を一度、周辺ごとまとめて大きくえぐる。大穴をあける。そうして前後不覚になったところを『調教ルート』に入って、その大きな隙間にボクの存在をぶち込む! この方法で高原歩美を攻略し、エンディングを迎えるぞ」

エルシィ「でも…。ちょーきょー…? なんて」

桂馬 「…ついたアダ名がオタメガネのボクに、攻略ルートを選んでいる余裕があるか。ゲームと違って、セーブもロードもできないくせに、失敗すればボクらの首が飛ぶんだぞ。やってられるかこんなこと……。でも、確実なルートが見えた! その代償が、無価値な現実<リアル>女の足2本なら安いもんだ…ふふ」

エルシィ(うわー、神様って、悪魔よりも悪魔的です…)
 

19 : 以下、\... - 2015/05/31 20:36:36.388 jmTSrl4r0 7/76

 
  ~ エルシィ『で!』 ~


チェーンソー「ギュインギュインギュルインギュルイン」

桂馬(くっ、歩美にインパクトと絶望感を与えるためチェーンソーを買ってこさせたが、ボクには普通のノコギリのほうがよかったかな)

歩美「あ、あ、あああんた、オタメガ、何考えてんのよ!!!」

エルシィ(そんなに暴れないでください~。透明になって押さえるの大変ですから~)

桂馬「さぁ、お別れの挨拶は済んだか、これまで一緒に人生を歩んできた愛しい両足に!」

歩美「じょ、冗談よね? きのう掃除当番を押しつけたのは悪かったわよ、でも、あんた、ヤバイヤバイとは思ってたけど、まさかこんなことできるやつじゃ……」
桂馬「ごめん」
歩美「ぁぐぎゃぁァアアアア!」 ビシャビシャビシャ

桂馬「はぁっ、はぁっ、思ったより力仕事だぞ、このイベントは。スティック上下で代用できないのか」

歩美「あああんっ、ぅううんぐほぉぉぉおお!」 ガリガリガリビチビチャビチャ

桂馬「しかしなんだその野獣のような叫び声は。もっと『キャー』とか『嫌ぁー』とか、可愛らしく叫べ。まじめにやれ。全くこれだから現実<リアル>女は」

エルシィ「すごい血ですー! お掃除が大変……」
 

23 : 以下、\... - 2015/05/31 20:37:24.692 jmTSrl4r0 8/76

 
歩美「あぐ………あ……」

  ぼとっ   ぼどんっ

エルシィ「あ、おちた」

桂馬「……筋肉ばかりで太い足だな。やれやれ。現実<リアル>の女ときたら。ゲーム女子は足が細いまま速いのに」

歩美「ひッ……ひぐっ…」 ジョロロロロ…

桂馬「しかも漏らすか。におうな。エルシィ! なにをぼさっとしている! 止血しろ」

エルシィ「は、はいぃ」 「人間の足って、どう分別して捨てるんだろう…」

桂馬「足は捨てないで冷凍しとけよ。ルートによっては、騙して食わせてから、ネタ明かしをして、心を折るイベントに使うからな」

歩美「ぶくぶく……」

桂馬「ショックと失血で気を失ったか。ゲーム通りだ」

エルシィ「どんなげーむですか」

桂馬「さぁ、レイプして僕に依存させるぞ」
 

28 : 以下、\... - 2015/05/31 20:39:29.808 jmTSrl4r0 9/76

 
  ~ エルシィ『で!』 ~

 すぱん! すぱん!

歩美「殺してやる……アンタ、殺してやるんだからぁ…」

桂馬「うるさい! ボクの言うとおりにおとなしくするんだ…! 歩美! 『陸上』なんかより、ボクのほうが歩美のことを幸せにしてやるんだから」

エルシィ(神様、『歩美さんのことを愛するあまり凶行に走ってしまった!』という設定で攻略のための演技をはじめています。でも、そんなにうまくいくんでしょうか?)

歩美(はじめてだったのに……それなのに、コイツ! 足だけじゃなく!) ヌチュ、ヌチッ

エルシィ(それにしても、せっくすって初めて見ましたー。新地獄じゃ見る機会なかったから、こんなふうにつながるんだー)
  

31 : 以下、\... - 2015/05/31 20:40:18.103 jmTSrl4r0 10/76

歩美「いい゙ぃいぎぎ…」 ぎりぎり
 
桂馬(うぅ! し、しまるぅ! ヒロインを攻略して童貞喪失した主人公は、こんな気持ちだったのか……ゲームと比べて、現実のセッ○スなんて、どうせ大したことないと思っていたが、リアルも少しはやるじゃないか。認めたくないが…)

桂馬「歩美っ、出すよ!」

歩美「ば、ばかばかばか、だすなぁ!」

  びゅーびゅーぅ

歩美「やだ…」

桂馬「ほら、あふれてるよ……」 こぽっ
 
エルシィ(わー! わー!わー)

33 : 以下、\... - 2015/05/31 20:42:55.018 jmTSrl4r0 11/76

 
  ~ エルシィ『で!』 ~

 
歩美「ばかじゃないの……毎日毎日、こんなことして……んぅ!」 

桂馬(ふぅ。しかし総合するとやっぱりゲームのセッ○スのほうがいいな) パコパコ

歩美「ホント、何が楽しいっていうのよ…」

桂馬「僕は、楽しい! 歩美が家にいてくれて、世界が変わったよ。歩美のいない暮らしなんて、もう考えられないから…」

  甘く微笑んで、歩美の髪の毛のにおいをかぐしぐさをする桂馬。

歩美「や… (何言ってるのよ。……走れなくなった私なんて、もう、意味ないじゃない。)」

桂馬「ボクには歩美だけだ……ボクは歩美のために生きる。だから、歩美はボクのために生きてくれ」

エルシィ(歩美さん…… 一度に色んなことが自分の身に起こって、いっぱい混乱してます。神様の言ってたこと、こういうことだったんですね! 女の子の頭を真っ白にして、その混乱に、付け入っちゃうんですねっ、……うー。悪魔的です)
 
   

36 : 以下、\... - 2015/05/31 20:44:22.479 jmTSrl4r0 12/76

 

  ~ エルシィ『で!』 ~
 
歩美「もう、どうでもいい……早く済ませなさいよ…」


桂馬(──今日も接待セッ○スだ。現実<リアル>女のご機嫌とりといっていい。いちいちイかせてやらないといけない。面倒な作業ゲーだ。指が疲れる。これに比べて、陵辱ゲームは良かったな。オートモードにしておけば勝手にイクんだから)

歩美(どきどき…) (こいつの手って……なんか、テクニック、すごいのよね……まるで手が何本にもなったかみたいに…)

桂馬「…食事だよ。歩美の好きな食べ物を作ってきたんだ」

歩美「……ッ(な、なによもうっ、これじゃ、まるで私だけその気みたいじゃないの)」

桂馬「辛いもの苦手だったよね。ボクも辛いものが苦手なんだ。ボクら、こんなところも同じだ(ウソ)」
 

38 : 以下、\... - 2015/05/31 20:45:44.367 jmTSrl4r0 13/76

 

歩美「……もぐもぐ」

桂馬(最初は拒否したものの、カロリーはしっかり摂るようになったな。それは助かる。他のヒロインなら監禁犯罪者の出した飯なんて拒否したまま衰弱しかねない)

歩美(むかつくけど、やっぱりおいしい。家が喫茶店なんだっけ、こいつって)

桂馬「歩美、おいしかったか?」

歩美「…まぁまぁね」

桂馬「歩美、今日も綺麗だよ」 キラ

歩美「……ばか……」

桂馬「ご主人様って呼んでみて」 キラキラ

歩美「誰が呼ぶか…しねっ!」
 

42 : 以下、\... - 2015/05/31 20:47:12.588 jmTSrl4r0 14/76

 
  ~ エルシィ『で!』 ~


歩美「もじもじ…」

歩美「なにモタモタしてるのよ…あのヘンタイ」


エルシィ「はぇー、神様がかまってあげないと、寂しそうになってますよ。やっぱり人間、顔なんですかね」

桂馬「うるさい、ボクのテクニックの賜だ」

エルシィ「神様、早く行ってあげてください。昨日からおむつの交換もしてあげてないですし。このままの勢いで、どんどん好感度を上げちゃいましょう」

桂馬「違うな。歩美はこの状況に慣れ始めている。このままではマンネリ化必至だ」

エルシィ「まんねり?」


桂馬「陵辱ルートでも、攻め一辺倒じゃだめなんだ。……そうだな。エルシィ、いい言葉を教えてやる!」

エルシィ「は、はいっ」
 
 

44 : 以下、\... - 2015/05/31 20:50:00.867 jmTSrl4r0 15/76

 
桂馬「  調教の、最高結果に、SSS(トリプルエス) 」 キメ顔ッ

エルシィ「はえっ?」

桂馬「調教において完璧な結果<リザルト>、つまり【SSS(トリプルエス)】を得るためには、三つの【S】を意識して攻略することが重要になる。一つ目の【S】は当然【Sadism(サディズム)】! 半端な哀れみは逆効果だ。遠慮は調教攻略対象に一歩引いた、客観的・常識的な目線をもたせ、いたずらに洗脳を解いてしまう。いじめを楽しみ、サディズムを存分にみせて、ヒロインを主観的なSMの世界に没入させることが重要だ! メモしておけ!」

エルシィ「えすえむの、Sadyizumu、と」メモメモ
 

45 : 以下、\... - 2015/05/31 20:51:11.204 jmTSrl4r0 16/76

 
桂馬「だが同時に重視しなければならないのが二つ目の【S】、【Safety(セイフティ)】。安全性だ。休みを入れて体力ゲージを回復しなければ、ヒロインは力尽きてしまう。主導権を握っているサドの側が、きっちりと体と心の調子を管理してやらなければならない。攻めるだけでは未来はない。他のイベントも起こして調教にメリハリもつけなくては」

エルシィ「うー。むずかしいんですね」

桂馬「難しくない。調教ルートは攻略としてシンプルだ。シンプルで確実だからボクは選んだ。命が惜しくて」
 

エルシィ「さでぃずむ、せーふてぃー、それで、三つ目の【S】はなんなんですかぁ?」

桂馬「【シャブ】のSだ。ヒロインを落とす調教ゲームの定番アイテム・麻薬。よくあるだろ、注射したり飲ませたり嗅がせたり塗ったりするやつ。その最後のSで一気にトドメを刺す。おいエルシィ、おまえ悪魔なんだから、そういう便利な魔法薬とかはないのか」

エルシィ「ないです」
 

46 : 以下、\... - 2015/05/31 20:51:56.301 jmTSrl4r0 17/76

 
桂馬「ちっ、リアルはこれだから。悪魔のくせになんて使えないんだ」

エルシィ「それ、ぜんぶ、ゲームの話ですよね? えっちな…」

桂馬「ふん。だがいいさ、他のルートを考えてある。ともかく、今日は『放置プレイ』イベントとする。歩美を一日放置してボクのありがたみを分からせ、依存パラメーターを上げる」

エルシィ「ありがたみって、神様がこんな状況にしたのに…?」

桂馬「いいんだよ。こんな暗くて狭い部屋に監禁されて、いまのあいつに正常な判断ができると思うか? 一種のストックホルム症候群に陥らせるのは調教ルートの基本中の基本だ。やりたいゲームも溜まってるしな。さぁて現実<リアル>女はほっといて、ルネの女神調教アドベンチャー同時攻略をやるぞー」

エルシィ「鬼です」
 
  

47 : 以下、\... - 2015/05/31 20:53:06.157 jmTSrl4r0 18/76

 

歩美(桂馬……どうしたの? いつもはあんなに私に甘えてくるのに。もしかしてあいつの身に何かあったんじゃ……誰かにいじめられてたり、殴られてたり。ううん……いじめてるのは私かも。あいつ、私が『すべて』だって言ってたのに。料理もがんばって、あんなに私に好かれようと努力してたのに。汚くないよって、私のおしっこだって飲んだのに。それなのに、私がアイツを嫌って、酷いこと言っちゃったから、絶望して、思い詰めて、自殺――? ……っ

 歩美の空想の中の桂馬「うぅ。ごめんよ。ボクは、オタメガネオタメガネとみんなに馬鹿にされる駄目な人間なんだ。だけど、そんなボクなんかに、差別せずに話しかけてくれた女神のような歩美を好きになったのに。ゲームの女の子より、歩美はずっと魅力的だったのに。でも、ボクなんかがいくらがんばっても歩美は振り向いてくれない。歩美、苦しめてゴメン。ボクはもう、生きていてはいけない人間なんだ。さようなら、現実<リアル>よ、さようなら…」 ((首吊り)) )
 

50 : 以下、\... - 2015/05/31 20:54:06.182 jmTSrl4r0 19/76

 
歩美(…って、なにあんなヤツのことなんか心配してるのよ! そうよ、むしろあんなやつ死んじゃえばいいんだから。…でも、あいつが死んだら、ここに閉じ込められてる私も飢え死にするのかな………。)

 
 ~別の部屋~
桂馬「うぉおおお、女神凌辱 ~乱交狩人ウルド~、 女神凌辱 ~肛交僧侶スクルド~、女神凌辱 ~姦虐戦乙女ブリュンヒルド~、女神凌辱 ~パイズリ姫ベルダンディー~も同時攻略完了! アマゾン、じゃなかったエルシィ、早くボクの言った次のゲームを買ってこい」

エルシィ「うー、ひどいゲーム。私でもタイトルだけで中身がわかります。こんなおつかい、羽衣で変装しても恥ずかしいですよう。神様ってばゲームの女の子のいじめるのばっかり。私、なんでこんなことしてるんだろう…」

  ~ エルシィ『で!』 ~
 
 

51 : 以下、\... - 2015/05/31 20:55:11.757 jmTSrl4r0 20/76

 
桂馬「きのうは会えなくて本当にごめん。どうしても、買わなくちゃいけないものがあったから」

エルシィ(わぁ…、この神様の真剣なお顔。すごい! なんだか私も、神様が本当に反省してるように思えてきました)

歩美「なによ。それ。私より大事な用事があるっていうの」

桂馬「……」

歩美「あんたのことだから、どーせゲーム…」

桂馬「買ったのは、ボクから歩美へのプレゼントだ」

歩美「!」

エルシィ(そうです。このプレゼントを見たら、歩美さん驚きますよー)
 

52 : 以下、\... - 2015/05/31 20:55:58.321 jmTSrl4r0 21/76

 
歩美「これ……義足…?」

桂馬「……ボクは、歩美が好き過ぎて、振り向いてほしくて、歩美が夢中になってる陸上を、奪おうとした。」

桂馬「でもごめんよ、ボクが間違っていた」

桂馬「ようやく気付いたんだ、元気でいる歩美の姿が、一番だって」

桂馬「ボクは走り回っている歩美の姿に惚れたんだって」

桂馬「バカだよな。でも、だから、だからこそ、また、歩いてほしい! この義足で」

歩美「……」

エルシィ(ふうー、羽衣で歩美さんにぴったりの高性能な義足をつくるの大変でした。でも自信作です! これで、『ごめんなさい』で和解して、理解し合って、駆け魂がでてくるんですね)
  

53 : 以下、\... - 2015/05/31 20:57:08.954 jmTSrl4r0 22/76

 
  歩美は押し黙って、プレゼントされた義足を手に取ると、怒りをあらわにし、大きく振り回して桂馬の頭部を殴りつけた。

桂馬「ごふッ」

歩美「ふざけないでよ、今さら遅いわよ! なんなの、あんたッ! 私の命より大事な足を奪っておいて今度は走れっていうの!?」

エルシィ(…。ですよねー)

桂馬「うぐごご…」

歩美「もう知らない、走らないっ。アンタに一生依存してやるんだから! 私の身の回りのこと、ぜんぶアンタがやって、どこに出かけるのも、あんたが車椅子を押すの! 二度と歩かないからね。もぅ、いっそ両腕も切りなさいよ!」


 ベッドの側にあった果物やら何やらを投げつけられ、急いで部屋から退散する桂馬。(と透明なエルシィ。)
 

54 : 以下、\... - 2015/05/31 20:58:14.768 jmTSrl4r0 23/76

 
エルシィ「……あーあ、歩美さん、怒っちゃいました、めちゃくちゃなこと言ってます。完全に逆効果じゃないですか、神様のバカバカ」

桂馬「いや。歩美の『走りたい』という気持ちは本物だ。見ろ、今も義足に興味津々だ。これだけは、いくら僕が陵辱しても、削り去れなかった心からの想いだ。陵辱ルートで全てを奪ったあとに残るもの、それがそいつの本物の心なんだ。鳥が言われなくても飛ぼうとするように、魚が言われなくても泳ごうとするように、歩美はきっとまた、走り出す。ハードルを越えられる。それがあいつ、高原歩美だから。だから、根気よくリハビリをさせて、勇気づけるだけさ」

エルシィ「な、なにか善人ヅラしてます」


  ~ エルシィ『で!』 ~
 
 

55 : 以下、\... - 2015/05/31 20:58:40.671 jmTSrl4r0 24/76

 

 しーん

歩美「……」

歩美「桂馬、どこ?」

歩美「また、いなくなっちゃったの……」

歩美「……」

歩美「……もう丸一日」

歩美「なんなのよ、女の子をこんなにして、無責任よ」

歩美「……」

歩美「…ううっ、ううっ」 くねくね


歩美「はは……くやしくてバタバタする足も、ないんだっけ」

歩美「……もうしぬ。私しぬ。飢え死に。いいよ。どうせサイテーの人生だし」
 

57 : 以下、\... - 2015/05/31 20:59:35.548 jmTSrl4r0 25/76

 
歩美「……」

歩美「……なんか、悲しくないや」

歩美「…はじめにすっごく泣いたから?」

歩美「もう、足がないのも、未来がないのも、当たり前になっちゃったんだ」

歩美「……あは」

歩美「……あはは」


歩美「ごめんね……私が死んだら、だれが一番悲しむかな」

歩美「ママ、パパ、ちひろ…部活のみんな」

歩美「…桂馬」


 (桂馬『歩美のいない人生なんて考えられない』)

 (桂馬『ボクは、歩美から足を奪った。歩美は速いから、ボクをおいてどこかにいってしまうのが恐かったから』)
 

60 : 以下、\... - 2015/05/31 21:00:10.862 jmTSrl4r0 26/76

 
 (桂馬『でも、ボクが間違ったてたよ。ごめん、ごめんよ』)

 (桂馬『だらこそ、また、歩いてほしい』)

 (桂馬『歩美。大好きだよ』)

 (桂馬『歩美!』)
 
 (桂馬『がんばれっ、歩美!』)

歩美「…」

歩美「私だって、こんな、歩くくらい。やればできるんだから…」

  ~~~

エルシィ「あっ! 歩美さんが自分で義足をはめましたよ」

桂馬 「やっとか」(ゲームプレイ中)

エルシィ「た、立ちました! 歩美さんが自分で立てました、やったー!」

桂馬 「いま右下と左上のゲームが良いところなんだ。そのまま監視つづけて、歩けたら報告してくれ」
  

62 : 以下、\... - 2015/05/31 21:01:06.165 jmTSrl4r0 27/76

 
  ~~~

 壁の手すりに寄りかかりながら、義足の歩美はよろよろと立った。

 足があった頃は「普通」だった高度・150数センチ。

 その高さからの床は、ひどく遠いものに見える。

 倒れでもしたら、受け身もとれず、大怪我になるかもしれない。

 それでも、歩美は壁沿いにのろのろと歩き、ドアに手をかけた。

 この先の世界に、自分を待っている人がいる。

 その気持ちが、勇気をくれたから。

 ドアノブを回し、扉が開く。久しぶりの、部屋の外の世界。

 「できた!」と、ふと気が抜けた、その拍子だった。バランスが崩れ、倒れかかかる。

 歩美はぎゅっと目を閉じた。

 衝撃はない。

 抱き留められていたのだ。もう、抱かれ慣れて、安心感すらもつようになった、あの男性の腕に。

歩美「!」

桂馬「待ってたよ。…がんばったな」
 

63 : 以下、\... - 2015/05/31 21:02:12.552 jmTSrl4r0 28/76

 

歩美「わざ、と…?」

桂馬「さびしかったよ。外でずっと歩美を待つのは。でも、歩美に、立って、歩いてほしかったから。だから待ってた。ずっと歩美を待ってた…。歩美が、立ってきてくれるのを。また、走れるようになってほしくて。ごめん」

歩美「…ひぐっ…ひく……ばか………」

桂馬「うん、バカだ。世界で一番、馬鹿でおかしくなってしまうくらい、歩美が好きなんだ」

歩美「知ってるよ…好きだって」 「…わたしも」

  ふたりはキスをして――心の隙間が埋まり、駆け魂が追い出される。


エルシィ「す、すごい茶番ですっ…。女の子の心に自分で穴を開けて、自分で埋める。これが禁断の、陵辱ルート」

エルシィ「駆け魂! 勾留しなきゃ! 神様、ありがとうございますっ!」

  ~~~~
 

65 : 以下、\... - 2015/05/31 21:03:25.591 jmTSrl4r0 29/76

 
エルシィ(こうして、『陵辱ルート』での女の子攻略は、無事成功しました。駆け魂の影響で記憶を失った歩美さんは、新地獄によって周囲ごと記憶が変えられて、『病気のために足を切断し、しばらく病院で休養していた』ということになりました)

桂馬「そのほうがいいさ。切実に。ボクも捕まらないで済む」

エルシィ(どんな人でも、足がなくなったら、絶望してしまうでしょう。でも、歩美さんは前向きに、義足ランナーの道を目指しているようです。きっと神様の陵辱ルート攻略のおかげです。神様の『洗脳ちょうきょう』で、歩美さんは自分の進むべき道を見つけたんです!)

桂馬「いいから、早くこのギロチン首輪を外せ。攻略は終わったぞ。ボクはゲームで女子に首輪を付けるのは好きだが、付けられるのは嫌なんだ」

エルシィ「あっ。お祝いに、お約束どおり、ごちそう作りますねー! 冷凍庫にもちょうどいいお肉が!」

桂馬「おいやめろ! なんだその色々とおぞましい材料は!」
 

66 : 以下、\... - 2015/05/31 21:04:32.609 jmTSrl4r0 30/76

 
エルシィ(最初の一歩をなにか踏みまちがえちゃった気もしますが、やっぱり神様はすごいです。ほんものの、『落とし神』さまでした! なにやら間違った方向にいっちゃうかもしれませんが、これからも、神様が大好きな『陵辱ゲーム』の方法で、駆け魂狩りに突き進んでいくことにします!)

桂馬「おい聞いてるのか!? やめ──」

エルシィ「はいっ! できましたよ、神にーさま! めしあがれっ」

桂馬「ぐわわああ、ムリヤリ食わせるな、歩美のっ、足を、骨ごと、……この悪魔め、ボクはおまえが妹になるだなんて絶対認めないからな」


  ~陸上部ヒロイン・高原歩美 攻略完了~

70 : 以下、\... - 2015/05/31 21:06:48.508 jmTSrl4r0 31/76

 
  ~ エルシィ『で!』 ~

  エルシィ(そこからの神にーさまの快進撃は、もうとどまるところを知らず! ――)


桂馬「お前が無駄に買ったオムそばパンだ! 食えっ! 上の口からも、下の口からも!」

美生「むぅー! むぐー! (なによコイツ! 従者になるって言ったくせに、いきなり豹変して)」

エルシィ(パンが前にも後ろにも入っちゃってます……もったいない…)

桂馬「あきらめろ! オマエは落ちたんだよ! 没落お嬢様は、貧民の慰み者になると相場が決まってるんだ! (ゲームでは!) さぁ、そのこれみよがしなデコを、このバリカンで頭全体に広げてやる」 バリバリ

美生「ゃぁああ! ………パッ、パパー! たすけてっ、ぱぱパパ、バパぁ!」

桂馬「現実を見ろ。おまえの父親は死んだんだ」
 
美生「うる゙ざい゙! パパは、パパはしんでない! たすけにぐる! パパばじな゙なーい゙!」じたじた
 

71 : 以下、\... - 2015/05/31 21:07:50.339 jmTSrl4r0 32/76

   ~ ~ ~


美生「やめなさい! そのビデオをばらまくのだけは! なんでも、なんでもするから!」

桂馬「──もう送信した。舞島市周辺の名士にな。……これでもう、おまえはセレブの世界には戻れない。だからもう、お父さんの言うとおりがんばるのはやめるんだ」

美生「うう……そのために?」


エルシィ「まーた自分で陵辱しておいて自分で救うとかいいだすマッチポンプです……」


  ~ エルシィ『で!』 ~
   

73 : 以下、\... - 2015/05/31 21:09:20.701 jmTSrl4r0 33/76

  
桂馬「さぁて、アイドル・中川かのんの、生放送ネット脱糞ショーのはじまりだ」

かのん「やめて……桂馬君、…目隠しをとって」

桂馬「かのん、これまでよくがんばってきたな。ボクがきみを救ってやる。」ぎゅ。

かのん「ぁ……」

桂馬「このイベントさえこなせば、もうキミは『がんばる』必要なんてない。こんな電撃的な引退をしたトップアイドルなんて、中川かのん以外には存在しえない。きみの印象は日本中、いや世界中に伝説として刻まれる。キミを誰にも存在を忘れ去られる心配はないんだ。そして、ボクはボクだけのアイドルとして、ずっとキミを見続けてあげる」

かのん「うぅ……みんなと、桂馬君が見てくれるミテクレルミテクレルミテクレル…ミテクレルミテクレルミテクレルミテクレルミテクレルミテクレル」

桂馬「さぁ、このスタンガンの電気ショックで、一気にスカトロだ」

かのん「ががああああああ」ブブブブ
   

74 : 以下、\... - 2015/05/31 21:10:54.076 jmTSrl4r0 34/76

 
桂馬(カタキは討ったよ……かのんに消されたボクのセーブデータ……ヒロインたち…)

エルシィ「そんな――あんなに可愛いかのんちゃんから、こんな汚いものがでるなんて。こんなくさいなんて。こんな醜い音がでるなんて (がーん)」

かのん「えへ、あへへ」 スパンっ スパン

桂馬 「どうだ、クソまみれのセッ○スは!? なにがアイドルだ、なにがスターだ、おまえはクソだ」

エルシィ「幻滅しました。ファンをやめます」

ネットの生放送を見てるちひろ「なに……これ…噂は本当だったんだ……最悪」


桂馬「ふぅ終わった…。まったくなんて臭いだ。これだからリアル女は。食糞もできるゲーム世界とはやっぱりちがうな。そもそもゲームアイドルならトイレにいかないくらいのことはできるぞ」

エルシィ「うわあ、神にいさま、自分で脱糞させておいて無茶な文句たらたらですー」

桂馬「エルシィ、ボクはシャワーにいくから、部屋の牛乳浣腸とビチぐそを片付けておけ。お前かのんのファンだったろ?」
  

77 : 以下、\... - 2015/05/31 21:12:39.769 jmTSrl4r0 35/76

 
エルシィ「――にーさまが片付けてくださいよー。『あの女』のきたないものは」ぶーぶー

桂馬「あ、あの女?」

エルシィ「はぁ。なんか、さめちゃいました。私、だまされてたんだ。アイドルなんてゆー、テレビのつくりあげた幻想に、偶像に。でも現実は、私のあこがれたかのんちゃんが、あんな臭くて、はしたない、だっぷんアヘ顔ヘンタイ女さんだったなんて。顔中くそまみれで絶頂してるだなんて。…リアルアイドルなんてさいてーです。ショックです。くやしいです。私がおこづかいやりくりして買ったグッズ代返してくださいっ、えいえいっ、このサギ師! サギ師!」

かのん「痛い、痛いよ、けーまくぅん」 べしん べしん


  ~ エルシィ『で!』 ~
 

79 : 以下、\... - 2015/05/31 21:14:25.122 jmTSrl4r0 36/76

 
「……!」「……っ」「……ぁほっ」

桂馬(失語症か……。『脳カタワ』というやつだな。これはイイぞ。カタワにする手間が省けた。普通に攻略しよう)

エルシィ「にーさまー、しょーぼーしゃー!」

桂馬(そういえばこいつももともと……)


  ~ エルシィ『で!』 ~

エルシィ「今回は難しそうですよ。春日楠さん――古式武術『春日流羅新活殺術』の継承者で、いわばにーさまみたいな『レイプ魔』の天敵みたいな人です」

桂馬「甘いな。楽勝だ。ああいう一見強い女だが、女であることを捨てきれていないキャラ。……定番そのものだ。陵辱ゲームの王道・いわゆる『女騎士』系キャラ。もうレイプされるために生まれ育ったような女だぞ」

エルシィ「神様の女性に対する感覚が日増しに酷くなってる気がします…陵辱げーむのせいで…」
 

80 : 以下、\... - 2015/05/31 21:16:30.969 jmTSrl4r0 37/76

 
桂馬「ここは、自分が『オスには結局は絶対どうあがいても勝てないメス』であることを知らしめるため、スパンキングだ!」

エルシィ「うぅ! 羽衣で押さえておくのも大変です! なにが楽勝ですか、にーさま戦ってないじゃないですか!」

 「く、殺せ……もう殺せ」 スパンスパン! スパパパパパ!

エルシィ「あっ。おしりを叩く腕がいっぱい……これが神様の、本当の姿……『落とし神』! って、ちがう! あれは残像……手の動きが速すぎてたくさんに見えるんだ」

分身の楠「…いい」



  ~ エルシィ『で!』 ~


桂馬「女教師キャラはな、男子生徒に取り囲まれてレイプされるためにいるキャラクターなんだよ! ゲームでは!」

 「なんて子…、教師を、恥ずかしいポーズのプロレス技かけながら犯すなんて…!」

エルシィ(また私がサポート……片棒かつぎです……)

男子生徒たち「ハァハァ、長瀬センセー最高だよ。絶対教師になってくれよな!」
 

82 : 以下、\... - 2015/05/31 21:17:03.302 jmTSrl4r0 38/76

 
  ~ エルシィ『で!』 ~

ハクア「ぜ、ぜんぜん興味なんかないけど、あいつが夢中になってるゲームって、どんなゲームなの?」

エルシィ「こーんな、障がい者の女の子ばっかりでてくるやつ」

   四肢欠損の絵を描いて説明するエルシィ

ハクア「なにそれ? そんな悪趣味なゲームあるわけないじゃない」

   ~~~

桂馬「ううぅ、どこまでいいゲームなんだ、『かたわ少女』は」(マジ泣き)

ハクア「あるんだ……こんなサイコパス向けみたいなゲーム」
 

84 : 以下、\... - 2015/05/31 21:18:34.947 jmTSrl4r0 39/76

 
  ~ エルシィ『で!』 ~

月夜「もっと、もっとあの薬で私にきれいな世界を見せてほしいのですね……はぁはぁ、クスリ……クスリ…」

桂馬「小さくなった月夜はかわいいよ。そうら、フィギュアBUKKAKEプレイだ」 ビュッ ビュルルる!!

月夜「あぁ、おぼれる、白い世界で、おぼれ…」 びしゃびしゃ

桂馬「――目がつぶれて、もう二度と月が見れなくなったのに、月夜は幸せそうだな」

月夜「何をいっているの桂馬、目なんて見えなくても、私にははっきりと感じられて、そして見えるのですね。今、私たちは、月にいるって…。んああああ!」

  携帯ゲーム機用のタッチペンで月夜の体をいじりまくる桂馬。

桂馬(まったくエルシィは頼りにならない、悪魔らしく、呪いでもかけてくれれば攻略も楽になるのに。しょうがない、またこのきけんドラッグで…、月夜に幻覚を見せてやるか)
 
エルシィ「うー、私の力が足りないばかりに、神様がどんどん遠くへ…」
 

86 : 以下、\... - 2015/05/31 21:20:34.475 jmTSrl4r0 40/76

 
  ~ エルシィ『で!』 ~


桂馬「……全く。せっかくの夏休みだっていうのに駆け魂か。だが、まずあのノーラとかいう悪魔に命を狙われている状況をなんとかしなくちゃな」

天理(ディアナ)「こんな状況だというのに、ずいぶんと落ち着いていますね」

桂馬「当然だ。ボクがプレイしたゲーム(※陵辱エロゲー)の中には、主人公がヒロインに命を狙われる展開はごまんとある。こんなのボクにとっては日常だ」

天理(ディアナ)「…(こんな男のどこがいいんですか天理は)」


エルシィ「でもどうします? 冥界法治省に連絡しても間に合わないだろうし…」

桂馬「いつもの攻略をする」

エルシィ「て、天理さんを先に攻略しちゃうんですか、あのやりかたで……(ごくり)」

 

87 : 以下、\... - 2015/05/31 21:22:22.261 jmTSrl4r0 41/76

 
桂馬「攻略対象はノーラだ」

エルシィ「うぇええ!」

桂馬「単純だろ。ノーラをどうにかしなきゃならないんだからな。……ハクアを連れてこい。あいつは調教済みだからボクの言うことを聞く。(チョロかった。)ノーラのバディーをいつでも殺せるようにするぞ。そうすればノーラも道連れだ。それから──準備ができたらハクア、エルシィ、そして天理の中にいる駆け魂のお前。この三人がかりでノーラを捕まえるんだ。そしたらボクが料理してやる。それまでの間、ボクはこのゲームを攻略している。作戦は以上。いけエルシィ」
 
天理(ディアナ)「…またゲーム」
 
エルシィ「駆け魂と協力して仲間を襲うなんて、ハクア納得してくれるかなあ…」
 

88 : 以下、\... - 2015/05/31 21:23:12.100 jmTSrl4r0 42/76

 
ハクア「どどっ、どうして私があんたなんかの手伝いをしなきゃならないのよ!」

桂馬「ハクア。ボクの言うことが聞けないのか」

ハクア「っっっ! (ドキーン)」

桂馬「それにこのままじゃエルシィも死ぬぞ。それでもいいのか」

ハクア「しょ、しょーがないわね。これはエルシィのためで、あんたのためなんかじゃないんだからね! べー!」

桂馬「いい悪魔だ。あとでご褒美をやる。(めんどくさい…)」

ハクア「フン! (うれしい!)」

エルシィ「はぁはぁ、やっと追いついた。ハクアったら、にーさまが呼んでる、って話したら、私をおいて飛んでっちゃうんだもん」

エルシィ「おねがいハクア。手伝ってー!」

天理(ディアナ)「もう話はつきました。……私も。やむを得ませんね」
 

89 : 以下、\... - 2015/05/31 21:24:49.189 jmTSrl4r0 43/76

 
エルシィ「エイっ! おとなしくしてください、ノーラさん」 がばっ

ノーラ「なにっ、あんたたち」

ハクア「禿とかいうあんたのバディーは人質にとったわ。よくもエルシィと『ご主人様』を狙ったわね!」 バっ

ノーラ「なっ! どけこのっ、ウザいわね!」


桂馬「……くっ、どうすればいいんだ! この魔法少女アイ惨とかいうゲーム……クソゲーめ」

ディアナ「そのままその悪魔を地上にひきずり降ろしてください」

ノーラ「放せこらっ! お前ら二人なんかに負けるわけ…!」

 

91 : 以下、\... - 2015/05/31 21:26:06.105 jmTSrl4r0 44/76

 
ディアナ「今ですっ」 がばっ

ノーラ「何だおまえっ?!」

エルシィ「うー、もー抵抗してもムダですよ!」 ぐいぐい

ディアナ「三人に勝てるわけないでしょう!」

桂馬「捕まえたか。さーて、えっきゅん(※ 片輪少女より)を殺された怨み、しっかりと晴らさせてもらうぞ。ボクの攻略のすごさを教えてやる。お前の体になっ」



ノーラ「うほおおおおっ、おしりの穴に拳入れられてこすられるのいぎぃいい」

桂馬「よし。調教完了だ」

天理「いいのかなぁこれで」
 

93 : 以下、\... - 2015/05/31 21:28:35.380 jmTSrl4r0 45/76

 
  ~ エルシィ『で!』 ~

桂馬「どうしました、檜様、楠当主(笑)、はやく、姉妹で『殺し合い』をするんですよ。生き残ったほうを助けてやると言ったでしょう。ふふ…」

「くっ…」

「ふざけるな桂木! 私たちの体は自由にできても、心までは自由にできん! 私たちは貴様の目論見になど乗らん! 殺し合いなどしない! たとえ死んだって、一矢報いて春日流の誇りを見せてやる!」

桂馬(楠のほうは相変わらず『女騎士』だな…)

桂馬「でも、お姉さんはそのつもりじゃないみたいですよ、楠師匠(笑)」

「楠。早く組み手、はじめましょ」

「あ、姉上! 正気ですか!? あ、あんなやつに従うのですか」

「敵は悪魔なんでしょー。ムリよ。こうしてあっさり捕まっちゃったんだし。それに、悪魔と比べたら、あんたと戦うほうがよっぽどチョロそうじゃん」
 

94 : 以下、\... - 2015/05/31 21:30:09.766 jmTSrl4r0 46/76

 
(姉上とは、あのとき一度、手合わせをした――そのとき、私がメンツをつぶさないよう降参をしてみせたから、姉上は自分のほうが優っているとお思いなのか? いや、姉上なら分かっていたはず、私のほうが強くなっていることに。それならなぜ? 私と戦おうなどということ。……もしや、自分が犠牲になって、私を解放するために!?)

「本気でいくから」

「くっ」

 ゲームの画面を見つめている桂馬。

桂馬「いいなぁ。ヒロイン同士の殺し合いは。胸がときめくよ」


(わざと勝てない試合を挑んで、私を助けようと。そんな姉上を手に掛けることなど……私には…)

 十秒ほどの攻防の後、糸が切れたように、妹のほうの守りが崩れた。
 立て続けに打撃が入る。みぞおちへの突き、こめかみへの肘。

「がはっ、が……」

「!」  あっさりと。

「っ゙、!」

「…(楠、あんた…)」 倒れ落ちる。 

95 : 以下、\... - 2015/05/31 21:31:25.021 jmTSrl4r0 47/76

 
「あ……姉上…わ……。…やっぱり、お強い…ですね……」(にこっ)
 
「」
 
  ゆっくり微笑んで、事切れる妹・楠。

桂馬「わあ、一流同士の試合はすごいですね。ちょっと気を抜いたら、あっという間に急所に二発決まっちゃった。はっはっは。薄いこめかみの頭蓋骨が割れて、あんなに血がでてますよ」

「勝った…の…?」

桂馬「おめでとう。これで檜お姉さんは自由です」

「あ、あは……勝った。勝った勝った」 ぶるぶる

桂馬「良かったな。おまえを苦しめ続けてきた楠はもういない。おまえを尊敬したまま、永遠になったんだ」

「あはははは。やったわ。わたしっ」

エルシィ(神さま、ついに殺っちゃいましたか…。いつかやるだろうとやるだろうと思ってましたから、驚きはありません。でも、自分で手を下さないところが、神様に残された最後の良心…)

桂馬「さて、攻略の最後の仕上げだ。死んだ楠に見てもらいながら、ヤるとするか。自分で殺した妹の目の前でセッ○ス。強キャラの檜の心を折るにはこれくらい必要だな」

96 : 以下、\... - 2015/05/31 21:32:38.510 jmTSrl4r0 48/76

エルシィ「でもないですね。はぁ」
  
 
   ~ エルシィ『で!』 ~

桂馬「なにがラーメンだ! ザーメンでも食らえこの猿ゥ!」

スミレ「うえぇ、なにこの調味料!」

桂馬「さぁ尻を上げろ、小便を店のラーメンに入れているところをTwitterにあげてやるんだよ」

スミレ「ひぐっ……ひぐっ」 じょろろろろろ

桂馬「顔をしっかり上げて。カメラに向かって、上本屋をよろしくおねがいします、だ。ニッコリ笑えよ」

スミレ「う……上本屋をおねがいじまず……」

桂馬「こんな小さなラーメン屋、これで永遠のパワーアップ休業だ」ぺちんぺちん


エルシィ「繁盛しました」


   ~ エルシィ『で!』 ~

98 : 以下、\... - 2015/05/31 21:36:00.951 jmTSrl4r0 49/76

 
エルシィ「信じられません! 私の成績が、極東地区トップだって、室長賞もらっちゃいましたー!」

桂馬「勘弁してくれ。ボクはずっとゲームをしていたいのに」

エルシィ「はぁ。だけど、最近の神様、過激すぎですよー。悪魔の私でもドンびきです」

桂馬「なんだよ。しかたないだろう。過激にになるのは。陵辱ルートの調教は必然的に心も体もギリギリを攻めていくからな。反撃を許したら今度は自分が危うい、気が抜けない、それが強姦なんだ」


エルシィ「気が抜けないって、どこかで緊迫してたんですか? この前なんか、女の子の背中の上にPFPを三個も並べて、ゲームしながら後ろかられいぷしてたじゃないですかー! あんなれいぷ、女の子に対して失礼ですよー!」

桂馬「風瀬青羽……惜しいヤツを廃人にしてしまったかもしれない」
  

99 : 以下、\... - 2015/05/31 21:36:29.524 jmTSrl4r0 50/76

 

エルシィ「……あと、ノーラさんのことも残念でした……今も、生死の境を彷徨ってるって」

桂馬「…ボクも、好きでやってるんじゃない。本当はゲームの女子だけ攻略調教していたい」

エルシィ「?」

桂馬「……たまに思うんだ。ボクはもともと純愛ゲー専門だった。ボクには、ほんとうなら純愛ルートの攻略のほうが向いていたんじゃないかって」

エルシィ「わー、なにをいってるんですかこのきちく」
 

100 : 以下、\... - 2015/05/31 21:38:54.130 jmTSrl4r0 51/76

  
   ~ エルシィ『で!』 ~


アポロ「おおっ。表に出られるようになったぞ」

桂馬(──女神だ。かのんの中に、ディアナが言っていた他の女神がいたんだ)

アポロ「……かのんを監禁、すかとろ調教したというのはお主か」

アポロ「ふむ。力が少し戻ったということは、こんな男が相手でも、かのんの愛は本物じゃったということか。しかし、こんなやつ危なくてこれ以上関わってられんぞっ!」 だっ

桂馬「あ、逃げた。主にボクから逃げた」

  ~ ~ ~
 

101 : 以下、\... - 2015/05/31 21:40:23.783 jmTSrl4r0 52/76

  ~ ~ ~
 
桂馬「エルシィ。そういうわけで、何者かにかのんが刺されてしまった…」

エルシィ「あーあ。にーさまのせいですよこれ。にーさまから逃げた先で刺されたんですから。どーでもいーですけどねー。こんなアイドルなんてサギ師」 げしっ

桂馬「(く……! 元スーパーアイドルの腹にナイフを突き刺してしまうなんて。女神を真っ正面からズブリといくなんて。たのしかったんだろう……気持ちよかったんだろう…ナイフがやわらかい内臓に沈んでいく感触を手に味わって、死を覚悟した、恐怖と苦悶の表情を間近で見て。)潰す……この落とし神が罰を与えてやる……ハクアを呼べ!」

エルシィ「うらやましいんだ、嫉妬で潰すつもりなんだ……神様」
  

102 : 以下、\... - 2015/05/31 21:42:47.641 jmTSrl4r0 53/76

  
   ~ エルシィ『で!』 ~

フィオーレ「……くぅ……私をダルマにして拷問するなんて、あんた頭おかしいですっ!」

ハクア(私もそう思う…)

桂馬「ふざけるな。これは、かのんを刺した報いだ。ボクより先にな」

フィオーレ「こっ、こんなことしちゃうなんて…っ、そんな旧地獄の悪魔そのものの冷酷非道なお前が、どうして新地獄のぬるい連中とつるんでるんですか…」

桂馬「悪魔そのもの? 笑わせるな。ボクは落とし神。神だ。神は悪魔より残酷、どの神話でもそうだと相場が決まっている」

ハクア「ほんと、こっちだって困ってるのよ。コイツには。(女神の宿主候補をみんな犯してかたわにしちゃうから、全員復活したところで手足が欠けてて大苦戦必至だって…)」ぶつぶつ

桂馬「さーて、下準備はできたし、ここからどうやって拷問してやろうか」

フィオーレ「ひえっ、い、今までのは、拷問ですらないんですか……あああ! 半田ゴテは! ハンダゴテはやめてください!」
  

103 : 以下、\... - 2015/05/31 21:44:19.465 jmTSrl4r0 54/76

  
   ~ ハクア『で。』 ~


 (舞校祭・屋上にて)

ちひろ「私のこと好き…?」

桂馬「(ここまできて、ちひろに女神がいないなんて…くそっ)好きなわけないだろ。ボクが現実女を好きになると思ってるのか?」

ちひろ「え…じゃあ… どうして……私でスカトロ四肢切断アナルセッ○スしたの」

桂馬「こんなのセッ○スじゃない。現実女をだましてやったんだよ。バーカ」

ダルマちひろ「」


義足歩美「」


   ~ エルシィ『で!』 ~
  

104 : 以下、\... - 2015/05/31 21:45:08.691 jmTSrl4r0 55/76

  

ウルカヌス「なんと言うことだ……我々の宿主は、みなあの桂木の阿呆にカタワにされていたとは…」

アポロ「ウル姉、今さらだねー」

ウルカヌス「……やつの陵辱のおかげで、ここはまるで野戦病院だ。右も左も欠損者だらけ。まったく、あんな男と関わってもロクな事はない!」

ディアナ「正論です」


メルクリウス「まあ姉様方、その話は桂木が戻ってからでいいじゃないか。桂木は過去に旅立ったばかりなんだから」

マルス「あの『世界を救う鍵』とやらで、歴史が善い方に変わればいいのですが。結も、どうやらあの邪悪なる者に犯されたせいで、気が狂って男装などするように……」

ディアナ「天理も、高校生にもなってまだプチプチ潰しばかりしています。私と出会う前に、あの桂木桂馬の手によって、よほどのトラウマを受けたのでしょう」

  

105 : 以下、\... - 2015/05/31 21:46:53.671 jmTSrl4r0 56/76

  
アポロ「聞けばミネルヴァの宿主も、桂木桂馬に犯されたせいで、しゃべれなくなってしまったそうじゃのー」

ミネルヴァ「……けーまは、栞には、やさしかったよ…」

ウルカヌス「いっそもう帰ってこなければいい! 私は知っているのだ。あの男は、月夜の隣で、なんと女神を監禁調教するゲームとやらを何本も。……身震いがする」ぶるっ


ディアナ「それがこちらのゲームソフトです。あの男の自宅に大量にありました」

マルス「こんなものが。人間の中も……ヴァイスの仲間がいて、こんなものを作っているのだろうか?」

メルクリウス「ただのすけべだよきっと」

アポロ「この、ぱそこん、とやらで見れるらしい。どれどれ」

   (―――プレイ中―――)

ディアナ「ころしましょう」
 

106 : 以下、\... - 2015/05/31 21:47:41.247 jmTSrl4r0 57/76

 
   ~ エルシィ『で!』 ~
 
   

香織「────みながひしめきあって、幸せを取りあってる」

香織「幸せになるためには、他の人をギセイにしなきゃいけないのよ」

桂馬「お前は、間違ってる。すべての人が幸せになる結末があるはずだ」

香織「夢みたいなこと言うのね。桂馬君は」

桂馬「ああ。ボクは夢見てた。全てのヒロインが幸せになれる、理想のセカイ。落とし神のボクだけが知っている――神のみぞ知る世界、それがこれだ、“陵辱ルート”だ!」
 

香織「ああああ! 嘘でしょ、小学1年生に犯されて幸せになるなんて、こんな、こんな幸せがあったなんて、くそ!」 ぱんっぱんっ

107 : 以下、\... - 2015/05/31 21:49:30.382 jmTSrl4r0 58/76

香織「ひぐっ…っ、んぅっ、ゆるさない、ゆるざ、っ、んうううう」 ビクンビクンッ  

桂馬「敗者の幸せを思い知ったか。ボクが落とし神だっ! この神の力で、みんな落ちて幸せになるんだ。…ボクに攻略されてきた女子たち、どいつもこいつも理想をみてあがくから苦しんだ。心に隙間ができた。それが間違いだ、陵辱に…屈服に悦びを見い出せば幸福になれるんだよ、わっはっはっはっは。これが落とし神の実力だ。落ちろっ…!」


香織「い、いぐぅうううんー」 ビクビクっ プシャー

桂馬「落ちたな」


天理「……けいまくん、すごい……シーダッシュさんたちや有田さん、花さんに、ついに香織さんまで…もう、けいまくんの言うとおりに、するしかないんだ。私も、けいまくんの言いつけを、このさき10年、ぜんぶまもって、みんなみたいにされて、しあわせにしてもらうしかないんだ…」 (…ぞくっ)


 こうして――
 陵辱ルートでも意外と上手くいってしまった落とし神は、そのまま身を守るため、女神たちまで手にかけていったという。

109 : 以下、\... - 2015/05/31 21:54:08.695 jmTSrl4r0 59/76

 
   ~ エルシィ『で……!』 ~


エルシィ「神にいさま……重大発表があります」

桂馬「なんだよ。ボクはゲームで忙しい、話しかけるな。────ああ。やっぱり現実の女神と違って、ゲームの女神はいい。あいつら、ボクに天罰を、死の刑を、封印を、だとか言ってくるから、調教済みのディアナを使って内部崩壊を起こさせて全員犯してやったが、手駒になったらなったで、めんどくさくてかなわん」

エルシィ「ちゃんと聞いて下さい! 神様。緊急事態なんですっ。私、前世の記憶が蘇ってしまいました。……うっ! あふれる! じゃーくな力が、あふれるう! 転生前の私の、邪悪な、強大なまじんのちからがーっ!」

桂馬「………はぁ。いいよそういうの。おまえ、三百代にしてようやく『中二病』になったのか。うんざりしてるんだよな最近多くてそういうヒロイン…」

エルシィ「ちがうんですぅ! 私、じつは前世ではつよくてわるい旧地獄の最終兵器だったんです。それを、ドクロウ室長が今の私に転生させてくれてたんです!」
  

111 : 以下、\... - 2015/05/31 21:55:31.581 jmTSrl4r0 60/76

  
桂馬「はいはい。いるんだよな。転生少女。電波。中二病」

エルシィ「続けますけど、サテュロスの人たちが、前世の私を復活させて、ついに私は前世の自分と合体して覚醒しちゃったんです! うう、私ラスボスですよ! もっと真剣にきいてくださいーい! (※あらすじ説明)」

桂馬「よかった。お前がラスボスならヌルゲーだ」



ディアナ「やはりここにいましたか…」 ぞろぞろ
マルス「無事かっ!?」
アポロ「ふむ。この悪魔も、最後はきょうだいを頼ったか」

エルシィ「うう……目覚める……その魂が!」 むんむんむん
桂馬「お、おい…」
 

112 : 以下、\... - 2015/05/31 21:56:53.042 jmTSrl4r0 61/76

 
桂馬「女神たちか、どうなってるんだ。エルシィから、なんというか、ラスボスが本当の姿を見せるときみたいな黒くてまがまがしい瘴気がもやもやでてるぞ! くっ! 迷惑な! 部屋にあるゲームに色や臭いがつきそうだ!」 ぱたぱた

ディアナ「エルシィさんはサテュロスの魔神兵器として目覚めようとしています。いま、エルシィさんとしての善良な心が、なんとか戦って、本来の邪悪さを抑えこんでいるところです」

桂馬「本当だったのか。さっきの話。まあエルシィにしてはそれらしい設定だなと…」

ディアナ「邪悪はあまりにも大きく、エルシィさんの人格が消えるのは時間の問題です。このままではまた、かつてのような数百年に及ぶ戦に……。エルシィさんの心が負けて、完全覚醒する前に───私達が始末しなければなりません。私たち女神が命をかけ、なんとか消滅させてみせます。桂木さん、エルシィさんが半殺しの植物人間になって、たぶん家が壊れますけど、いいですね!」
 

113 : 以下、\... - 2015/05/31 21:59:08.201 jmTSrl4r0 62/76

 
桂馬「なんだと、やめろ! 戦うな!(こんなところで戦ったらボクのゲームが…! ゲームが!)」」

ディアナ「………そんなに必死に止めようとして。(うるっ) ……あなたも、私達と同じく、妹想いだったのですね」

エルシィ「う…うー!」

桂馬「エルシィ! 邪悪な心に負けるな! 押さえ込め! …思い出すんだ! ボクたちとの思い出を」

エルシィ「ないです」

ウルカヌス「いかん。今、あの小悪魔の心はドス黒いもので満たされておる。よっぽど人間社会で邪悪な行為に間近で触れ続けたのだな。どれどれ…? …陵辱……監禁……四肢切断……スカトロ……殺害…おぞましい。どれも桂木との思い出でおぞましい」

桂馬「がくっ…。ボクのせいだ。本当なら、あいつは、もっと普通の女の子として、家族に囲まれて、かのんみたいなアイドルに夢中になったり、ちひろみたいな友達とバントでもやったり、テスト勉強をやったり、いっしょに遊園地や消防署に出かけたり、ボクに付き添って、ダンスやプロレスや将棋や創作料理を (蚊帳の外から)見たり、そんな人間らしい思い出が得られるはずだったかもしれないのに…」

アポロ「やはりダメじゃ。いくら祈っても邪な思念の侵食が止まらん!」

115 : 以下、\... - 2015/05/31 21:59:49.946 jmTSrl4r0 63/76

  
桂馬「まるでこれは、遥か前の選択肢を誤ったときに起こる、唐突なバッドエンドだ。陵辱ルートに、まっとうな思い出はない。冷酷非道な蹂躙行為ばかりだった。最初の1歩目を間違えず、『純愛ルート』を選んでさえいれば、こんなことには。──これが陵辱ルートの限界か」


桂馬「──なんてな」

桂馬「ベンベン。陵辱ルートをなめるなよ。奥の手はあるんだ。──見えたぞ、エンディングが!」

天理「…!」 手で合図を出す桂馬。

桂馬「──。ぐ、ぐあああああ!」

アポロ「ど、どうしたんじゃムコ殿」

桂馬「ぐおおぉぉう!」 バタバタバタ

桂馬「──………ハッ!? あ、あれ?? ボクは一体、いままで…」
 

116 : 以下、\... - 2015/05/31 22:01:23.504 jmTSrl4r0 64/76

 
天理「も、元に戻ったんだね。桂馬君。力が弱まって、あの、あの人が桂馬君にかけた呪いが解けたんだ…」

一同「…?」

桂馬「う…、ごめんみんな…。これまでのは、すべて、この悪魔の親玉にそそのかされて、洗脳されてやっていたことなんだ…」

エルシィ「えッ!?」 ←この悪魔の親玉

桂馬「──ゲームばっかりやっていたボクは、現実の女子とも仲良くなりたいと悩んでいた。その心の隙間を、悪魔の親玉の本性に利用されて。ボクは、気がついたらこんなことをして…」

女神たち「なん……だと…?」

桂馬「でも、おかしくなっていたとはいえ、みんなにあんなことをしたのは、ボク自身の意志なんだ。本当にごめん! ごめんよお!」

エルシィ(エエ……わたし、そんな凄いこと…)

天理(桂馬君。全部、桂馬君のいうとおりにするよ)
 

117 : 以下、\... - 2015/05/31 22:03:11.731 jmTSrl4r0 65/76

 
  ~~回想~~

   桂馬「そうだな。こんなときのための、いい言葉を教えてやろう。

        嫌われ者  呉越同舟で  大反転

      陵辱ゲームの主人公はどうみても悪役だ。悪役は罰を受ける。さまざまな力がピンチに追い込んでくる。ボクも今、女神たちに蛇蝎のごとき嫌われようだ! だが、悪役が正当に認められ救われるルートがある。わかるか悪魔」

   エルシィ「えっと、わかんないです」

   桂馬「ちょっとは考えろこのバグ魔! 答えはな、<さらなる巨悪の設定>だ!

      正義側のきれいなやり方で手に負えない状況に、昨日まで悪者だったやつが、呉越同舟で、汚れた手で力を貸してくれる、というルート。歴代様々な悪役たちが、このルートをたどって、自分の行いは棚にあげ、さも正義の仲間ヅラし、許されてきている。元から善人だったやつより、元悪役だったやつのほうがむしろ人気がでるくらいだ。

      リアルの攻略でもこの思考を使う。本当に悪くなくてもいい。でっちあげるんだ。ボクの力が必要な、共通の敵を。みんなが強いと認めている存在、例えばにはディアナやハクア、ヴィンテージやサテュロスみたいな手ごろな…」

118 : 以下、\... - 2015/05/31 22:04:11.715 jmTSrl4r0 66/76

 
   エルシィ「あっ、しょーぼーしゃー♪」

   桂馬「おいエルシィ、聞いているのか…。どうにもこいつはだめだな。ボクがピンチのときに頼りにならない。起死回生のための保険だぞ? しかたない。面倒だが、状況に合わせて設定を落とし込んで、ボクのいうことをしっかり聞いて、いざというときに使えるやつに――」


   ~ ~ ~

   天理「これは、桂馬君からの手紙…」

   二階堂「あいつ…」

   ハクア「もう…」

   ~ ~ ~
 

119 : 以下、\... - 2015/05/31 22:05:01.960 jmTSrl4r0 67/76

天理(――ぜんぶ、桂馬君の言う通りに。桂馬君は、ぜったい正しいんだ、神様の桂木君のいうままに。) レイプ目

ハクア「…こ、これは、女神たちが見破れなかったのも無理はないわ。(棒) 新しい世代の魔術だものー」

天理「でも、正気に戻ったんだね」

ウルカヌス「桂木が、悪の力に操られていただと……しかし……このような…」

桂馬「天理。おまえだけは信じてくれるのか。本当のボクのことを…。…ありがとう」
天理「う、うん……」 

ハクア「ちょっ!」
マルス「…な、なにをいう! 私だって、真相に感づいていたぞ」
メルクリウス「むっー…」
メルクリウスの中の歩美「あーあー! 私もっ、なにかあるだろうと思ってた! おかしかったもん最近こいつ」
ミネルヴァ(いわれてみたら、そういうものなのかな…)
ミネルヴァの中の栞(そーよ…、悪魔に操られてたのね…、どーりでとんでもない倒錯男なわけだわ…!)
ウルカヌスの中の月夜「桂馬は明らかにおかしかった。何が描いてあるかわからない、変な絵を信仰したり。あれは悪魔に操られてたのですね」
ディアナ「確かに変だと思いました。自然に考えて、桂木さんみたいな人間が、いるわけないですから!」
マルスの中の結「桂馬くんが悪い子だったのは、エルシィのせいだったんだね。よしっ、ここでボクが華麗に解決すればお姫様の呪いを解く王子様そのものだ! 見えたよ! エンディングが!」

120 : 以下、\... - 2015/05/31 22:06:06.213 jmTSrl4r0 68/76

 
エルシィ「え? ……。え?」

桂馬「みんな、戦わず解決する方法がある……。いまからエルシィを『攻略』するんだ! みんながエルシィにやられたのと同じ方法で、エルシィの心を埋めよう! みんながやられたことを、やり返してあげるんだ!」

アポロ「な、なるほど!…?」
ハクア(やったのはあんたでしょーが)

桂馬「エルシィの心の闇は大きい。できるだけたくさんの人の力を集めよう。みんなの力が合わされば絶対できる。天理。ドクロウに連絡して、他のみんなの記憶も戻して、あかね丸に集めてくれ」

天理「わかったよ」

天理(よくこんな風に周到にみんなを動かせるなぁ…)

桂馬(結局、全員、潜在意識では攻略調教済みなんだ。この落とし神の力をもってすれば誘導するなど造作もない)



二階堂『まったくあいつは。……ダメなお兄ちゃんだな』
 

121 : 以下、\... - 2015/05/31 22:07:09.521 jmTSrl4r0 69/76

 
   ~ エルシィ『で……』 ~

  船内。羽衣で磔にされているエルシィ。

エルシィ「やめてください! わたしにひどいことするつもりなんですか、エロ同人みたいに!」

ウルカヌス「三界の危機だ。再び力を合わせようぞ」

香織(22)「ずっと待ってたわ。10年間ずっと。復讐する機会を」

エルシィ「ひぇぇ……」

長瀬「桂馬君が問題児だったのは、妹のふりをしたあなたが操っていたからなのね。不良生徒には、指導が必要ね───先生とひとつになろうよ」

エルシィ「ごめんなさい先生ごめんなさい……あとまた駆け魂入ってないですか……また行き詰まったんですか…」

ノーラ「あんときはずいぶん楽しませてくれたわねぇ……あんたのバディーに棍棒をぶちこまれたせいで、生死の境を一週間彷徨ったわ……あんたにもあげる」

エルシィ「だめです、そんなの入りません!」

桂馬「そうだ。同じことをやり返してやれ! みんなでかかるぞ!」

歩美「エルシィ、あんたのおかげで、パラリンピック目指してがんばってるわよ。この素晴らしい気分を、同級生としてプレゼントしてあげるわ。え? なにー? 遠慮しなくていいってっ!」 ノコギリ持参

桂馬(すまん…)
 

122 : 以下、\... - 2015/05/31 22:07:45.559 jmTSrl4r0 70/76

  
かのん「スタンガンいっぱいもってきたよ」

アポロ「まず五十万ボルトからいってみようかの」

エルシィ「びゃあああ」ビリビリビリ



美生「きれいな髪の毛ね。切りがいがありそう。ビデオカメラも借りるわね」

みねるば(……じー)

(みんなすごい。こんな倒錯的な世界、小説にして残さなくちゃ…)カキカキ

エルシィ「みてないで……たすけて」



月夜「お前がっ! お前が桂馬をあやつってあんなことをしたせいで、私は二度と月を見ることができないのですね」

ルナ(ウルカヌス)「目には目を、歯に歯を……!」

エルシィ「きゃあああー 目が、目が」



「おまえのせいでっ、楠はっ」

「よくも私を殺したな! 新地獄と天界のみなのおかげで再び転生できたからいいものを! 羽衣戦闘服がなんだ!? 貴様も同じ目に合わせてやる! まず尻を1000回叩く!」

桂馬(ド○ゴンボールの世界へ帰れ…)

エルシィ「いたいいたい」 ペチペチペチペチ
 

123 : 以下、\... - 2015/05/31 22:10:02.150 jmTSrl4r0 71/76

 
ウルカヌス「おおっ、効果あるようだぞ。マゾヒズムの感情によって、この悪魔の心が塗りつぶされていく。だがまだ足りん」

桂馬「みんなもっとやれ! 全員でだ!」



ちひろ「許さないよ…私をこんなにして」

フィオーレ「こいつもダルマにしてやりましょう!」

うらら(17)「異議はありませんわ」

エルシィ「ゆる……じで…ごべんなさい……ごめんなさい」



スミレ「はい……おしっこラーメン。あんたのせいで、ウチ、変態向けの風俗店になっちゃった」

(※小説の子)「ほら、監禁王子(桂馬)も食べろって」

エルシィ「ごく…ご……お、おえええ」

「なに吐いちゃってるんですか。そういうの、マイナスチェックかな?」 ぐぃ

エルシィ「ご、ごめんなさい、残しましぇん」
 


「エルシィ、ボクは特に恨みはない! 男になって女の桂馬君を陵辱するのは、すごく気持ちよかった! ありがとう! でもきみは、ボクの手で落とさなくちゃいけない相手だ! だからいろいろするよ」

桂馬(こいつは…)



ハクア「エルシィ、ごめん……」 ぎゅ

エルシィ「ハクア…? たす…げ………」

ハクア「……私、あんたより、桂馬の、あのクズ男のほうが、『ご主人様』のほうが大事なの…! えへへ、本当にごめんね」(とろけ顔)

エルシィ「……首…くるし…………しめない、で…」 ぐぃぃぃ
 

124 : 以下、\... - 2015/05/31 22:10:33.475 jmTSrl4r0 72/76

 
   ~ エルシィ『……』 ~

ウルカヌス「やったぞ……陵辱で、ほぼ完全に、覚醒を抑え込んだ」

エルシィ「……にーさま……にーさま……どこ……で…すか?…」

ディアナ「ボロボロになりましたね。…さぁ、桂木桂馬。『落とし神』が最後の一撃を下してやりなさい」

エルシィ「…にぃ…」

桂馬「エルシィ、よくがんばったな。いま、入れてやるぞ」

エルシィ「…んぅ…」

桂馬「くっ」ずぶ

エルシィ「……」ぎゅ

エルシィ「…ありがと……にー、さ、ま…」

桂馬「おまえ……?」

エルシィ「……さよ、なら…」

 

125 : 以下、\... - 2015/05/31 22:11:08.346 jmTSrl4r0 73/76

 

桂馬「…!? 首輪がとれた…!」

二階堂(やっと、『落として』くれたな)
 
エルシィ「……」

桂馬「エルシィ? おい、エルシィ! エルシィ」
 
桂馬「…、える、しぃ」
 
エルシィ「」

メルクリウス「……事切れたか。1対1でも死の淵ぎりぎりまで追い詰められる陵辱を、30人以上からやられればな」
 
ウルカヌス「こやつもまた、悲しい戦争の犠牲者だったのかもしれん」
 
桂馬「…」
 


桂馬(洗脳されていた………か。…ボクは。ボクは本当に、あの日まで、女子を陵辱したり監禁したりなんて、考える人間じゃなかったはずだ。このルートの攻略は、本当に、理想のものだったのか)

126 : 以下、\... - 2015/05/31 22:12:04.893 jmTSrl4r0 74/76

 
   ~ えり「で!」 ~
 

えり「というわけで、新地獄と女神のみなさんのおかげで、私、転生しました! ついに、にーさまの本物の妹に! これでほんとうの兄妹ですー!」 

桂馬「な…ぜ?」

えり「やだなー。にーさま。私にも、みなさんにも、さんざん、あれだけのことをしておいて。── 全部私のせいにして、逃げられるとでも思ってるんですかー? 一生逃がしませんよ…? ころしたければ、またお好きにどーぞ? なんどでもなんどでも妹として転生して、今度は私が、にーさまをいっぱい陵辱してあげますね。しんでも無駄ですよ? 後を追って私もしんで、いっしょに転生しますからね。にー・さ・ま…!」

桂馬「…」

 

127 : 以下、\... - 2015/05/31 22:13:11.885 jmTSrl4r0 75/76

 
えり「今日はみなさんもいらしてます」 にこにこ


「やあ桂馬くん。あれから、すっかり陵辱する側の面白さに目覚めちゃったよ! でも、どんな女の子より、やっぱり桂馬君かな」

「あへへ……へへ…」ビクビク


天理「……桂馬くんが、どうしていままで、10年待っても、私をおそってくれなかったのか、わかったよ。待っててくれたんだよね、私が桂馬くんを陵辱するのを。私からいけば、よかったんだよね」

ディアナ「天理は、マジックの道具をたくさんもっています。陵辱のバリエーションならきっと貴方にもひけをとりません。わ、私も…、しくみはわかりませんが、まず、この人体切断マジックというものと組み合わせで貴方を……」

「……!」「……」 ←拷問や処刑の解説本や陵辱ものの官能小説を台車で大量に持参

かのん「桂馬君桂馬君桂馬君桂馬君。いっしょにうんちまみれになろ? スタンガンみんなの分も用意してきたよ?」

歩美「この義足で、いっぱい蹴ってあげるね(笑)」
 

129 : 以下、\... - 2015/05/31 22:14:47.462 jmTSrl4r0 76/76

香織「うれしいな。桂馬君をやっと、私が自由にいじめられるんだ。(ニコッ)」

ちひろ「私をこんなにしておいて、冗談でしたじゃすまないんだから」

 「自由に使っていいというのはその体か。私も実験していいか」


 
二階堂「因果応報。業が深いな…。ゲームみたいなことしてもらえて、たのしいだろう、お兄ちゃん」


えり「みんなみんな、にーさまが大好きなんです。だから……」

ハクア「わ、私はあんたなんか嫌いだけど! だから…。嫌いだから、いっぱいいじめてあげるわ!」

桂馬「…」

桂馬「…逃げよう。ゲームのセカイに」

  HAPPPY END
 
 

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