古泉「……貧乳ですね」
キョン「ほう……そうか」
古泉「貴方はどちらが?」
キョン「俺は巨乳が好きだ」
古泉「というと、朝比奈さんのような?」
元スレ
キョン「巨乳と貧乳どっちが好みだ?」
http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1309705312/
キョン「ああ、そうだな」
古泉「いつもいやらしくねっとりと嘗め回す様な視線を浴びせてますしね」
キョン「まあ否定はしない。古泉は長門とかか?」
古泉「そうですね……あまり凹凸がはっきりとしているのは好みではありませんし」
キョン「そうか……長門が好みとは意外だったな」
古泉「長門さん"の様な胸"が好きなんですよ」
キョン「すまん、語弊があったな」
古泉「いえ、解って頂ければそれで」
キョン「ところで、おっぱいで重要な事は何だと思う?」
古泉「ふふ……重んじるべきは大きさではありません」
キョン「ああ」
古泉「つまり……」
キョン、古泉「「乳首」」
キョン「ッフ」
古泉「んっふ……」
キョン「如何におっぱいの大きさが好みでも、最終的には乳首が重要だ」
古泉「ええ、同意しますよ」
キョン「色は鮮やかなピンク、乳首のは小さく乳輪は控えめで、おっぱいごと上に向いているようなハリ」
古泉「……」
キョン「巨乳でそれなら完璧だ。まあそうそう居ないとは思うが」
古泉「夢を語りつつも、どこか寂しげな眼ですね……」
キョン「仕方ないさ、完璧を追い求める程に、夢は遠のいて行く」
古泉「妥協をしても、夢は掴めない」
キョン「ああ」
古泉「儚いものですね」
キョン「関わる女子皆のおっぱいを事あるごとに凝視して来た俺だが」
古泉「ええ」
キョン「一番形が良さそうなのは鶴屋さんだな」
古泉「おや……涼宮さんかと思っていましたが」
キョン「ハルヒも良いさ、勿論。しかしな、古泉」
キョン「鶴屋さんは引き締まった筋肉を持っているのがわかるな?」
古泉「そうですね……わかりますよ」
キョン「まずおっぱいは垂れていない。そして程よい大きさである事も見て取れる」
古泉「つまりこれから先も……」
キョン「垂れて形が悪くなりすぎる事もない」
古泉「将来性まで考えてらっしゃるとは」
キョン「まあ、貧乳はそんな心配も皆無だけどな」
古泉「ふふ」
キョン「そういえば古泉、お前橘京子とアドレス交換してたよな?」
古泉「ええ、そうですね」
キョン「あれはあいつが貧乳だったからか?」
古泉「んっふ……そんな事はありませんよ、ただ警戒すべき相手である事は確かなので、今後の為に。と言いたいところですが」
古泉「その通りです。貧乳でなかったのなら吹き飛ばしてましたよ」
キョン「命拾いしたな、あいつ」
古泉「僕にとって貧乳であればただそれだけで、庇護欲をそそりますから」
古泉「例えば、道端で何やら困っている方が居たとして、貧乳の方とそうでない方どちらを助けますか?」
キョン「貧乳ではない方だな」
古泉「失礼。僕らは護るべき対象が違いましたね」
キョン「待て古泉。俺達はどちらもおっぱいを護りたい。しかし方向性の相違があっただけだ」
古泉「すみません……僕とした事が」
キョン「良いさ、誰にでも間違いはある。俺達は道で困っている人が居るならば、おっぱいがある方を助ける。それだけさ」
古泉「ええ、その通りです……」
阪中「あれ?二人ともなにしてるの?」
キョン「おお、阪中か」
古泉「どうも」
キョン「ちょっとジュースを買いに行くだけだったつもりが、話が長引いちまってな。それでテーブルで語り合ってるわけだ」
阪中「そうなのね。わたし今から部室に行こうと思ってたんだけど、涼宮さんはいる?」
キョン「多分居ると思うぞ。何かあったのか?」
阪中「ううん、ちょっとお話したいなって、それだけなのね」
キョン「そうか、良かった。じゃあまたな」
阪中「うん、じゃあお先に」
古泉「また後ほど」
キョン「……危なかったな。おっぱいについて語り合うのは常に危険と隣り合わせだ」
古泉「女性に聞かれては困りますからね」
キョン「そういえば阪中のおっぱいはどうなんだ?」
古泉「……勿論、良ですよ」
キョン「その心は?」
古泉「彼女は貧乳ではありますが、あまり人見知りしていませんね」
キョン「おっぱいがか?人見知りしないとは……」
古泉「程よく自己主張している、ということですよ」
古泉「橘京子のものは控えめですが、阪中さんのものはまた違います」
キョン「確かにな」
古泉「どちらも甲乙つけがたいですがね……」
キョン「悩みどころだな。お前の中でこれって言う奴は誰がいる?」
古泉「そうですね……まずは長門さん、そして先程挙げたお二人と……口頭で挙げるより書いた方が良さそうですね」
キョン「すまんな、頼む」
長門有希
橘京子
阪中佳実
周防九曜
佐々木さん
古泉「これくらいですかね……」
キョン「佐々木……まあ、確かにな」
古泉「貴方の妹さんはまだまだ成長途ちゅ……」
キョン「おいコラ」
古泉「ジョークですよ、失礼しました。ここに、総合的な評価を記入いたしますと……」
長門有希:情事に耽った際に普段のイメージを覆す反応を見られるかが重要。
外観は服の上からではあるが全く申し分無し。
橘京子:少女的なイメージそのままな乳房。
そのまま貧乳をステータスとできるキャラクターも好印象を植え付ける。
阪中佳実:おっとりとした女性は巨乳のパターンが多いが、そのギャップがまた良。
実は貧乳である事を恥ずかしがって居ればそれもまた大いに◯
周防九曜:TFEIのセカンドレイド。やや大き過ぎるのが珠に瑕か?
佐々木さん:中性的でありながら妖艶。
性をあまり感じさせない様な振る舞いだが、その分恥じらいを出した時の衝撃は人一倍。
古泉「……こんな感じですね」
キョン「この評価から察するに、お前は貧乳をコンプレックスと思っている場合の反応を重視しているな」
古泉「"恥じらい"これも重要ですね。心を心で擽られるかどうか、ですよ」
キョン「佐々木とは殆ど会ってないよな?よくそこまで分析したもんだ」
古泉「いえ、機関で身辺調査はしていましたから、そのついでに」
キョン「機関怖いな……」
古泉「敵対組織の主張ありきですのでご容赦下さい。調査せざるを得ないんですよ」
キョン「佐々木が本当の神だ何だってやつか?」
古泉「ええ、そうです」
キョン「まあ……それなら調査は仕方ないな……」
古泉「ところで、貴方の分析も聞かせて頂きたいですね」
キョン「まあ良いが……俺が見て来た中でか?」
古泉「ええ、おっぱいについて思う存分。貧乳は僕が書きましたのでそれ以外を」
キョン「……わかった。ちょっと紙とペン貸してくれ」
古泉「どうぞ」
キョン「すまんな。……そうだな」
朝比奈さん:誰もが認める巨乳。その溢れんばかりの母性は癒しそのもの。
揉みしだいているハルヒが羨ましい、ハルヒになりたい。
しかし大きければ乳首や乳輪もそれに伴う可能性があるので、そこだけが不安。
朝比奈さん(大):おっぱい含め全てがグレードアップ。
はっきりとした凹凸は眺めれば嘆息を禁じえない。
大人の女性になり、全てを包み込む様な暖かい雰囲気も備えている。
臀部のボリュームが増えたのも嬉しい。
ハルヒ:巨乳にはあと少しだけ及ばないが、大きさは申し分ない。美乳。
ハルヒ自身良く動くため目のやり場に困る。
最近また大きくなってきている気がする……頑張れ
鶴屋さん:前に言った事にプラスして、あれ程活動的なのに比べて色白と言う事は乳首の色も期待できる。
鍛えてそうな身体は何やらそそるものがある。
朝倉:正直思い出したくもないがおっぱいは別物。
実は大きいおっぱいと、真面目な感じの性格でのギャップか、妙に色っぽい。
古びたアパートで昼間から情事に耽りたい。
一般人なら良かったのに。
喜緑さん:どちらかといえば貧乳……か?
何を考えているのかはわからないが、その謎な感じは悪くない。
謎おっぱい。
森さん:メイド姿があれ程似合う方はそう居ない。
スーツスタイルでのスタイリッシュな格好でも、メイド姿でもどちらも対応できる美乳の持ち主。
服の上からでもわかる。ハリがあると。
キョン「こんな感じだな……」
古泉「体全体を見ている感じですね。おっぱいを評価されていながら、その他もよく書かれていますね」
キョン「バレーボールで例えると、おっぱいがアタックならトスは腰や臀部、レシーブは雰囲気や印象だ」
古泉「一つでも崩れると何も成り立たない……と?」
キョン「そういうことだ」
キョン「それにしても……」
古泉「なんでしょう?」
キョン「ここに挙げただけで、24のおっぱいがあるんだな」
古泉「……12では?」
キョン「……例えば森さんのおっぱいの、右が普通の乳首で左が陥没乳首だったら?」
古泉「あっ……」
キョン「朝比奈さんのおっぱいに星型の黒子は二つ無い」
古泉「星型の黒子……ですか」
キョン「おっぱいは二つで一つ。それと同時に一つで二つだ」
キョン「十人十乳ではなく、十人二十乳だ」
古泉「……目から鱗でも落ちた様な気分ですよ」
キョン「そして趣味もひとそれぞれ。お前と俺の様にな」
キョン「そしてどこかで意見が食い違うと知りながらも熱く語り合うのが……」
古泉「男、ですかね」
キョン「ああ」
古泉「んっふ」
キョン「ははっ」
キョン「じゃあ、行くか……部室」
古泉「そうですね、遅くなりすぎると我らが団長の怒りを買いそうですし」
キョン「阪中もいるしちょっとは遠慮してくれるさ」
古泉「だと良いですが……」
キョン「言い訳頼むぜ、副団長」
古泉「ふふ、お任せ下さい」
ガチャ
キョン「すまん、遅くなっt」
ハルヒ「おっそいわね!ジュース買いに行くくらいでどんだけ時間かけてんのよ!」
古泉「申し訳ありません。ついつい話し込んでしまいまして」
ハルヒ「あら、古泉くんは大丈夫よ。キョンに付き合ってあげてたんでしょうし」
キョン「お前なぁ……!」
みくる「あ、あの、お茶置いておきますね」
キョン「どうも、ありがとうございます」
阪中「まあまあ、涼宮さんも許してあげるのね」
ハルヒ「……まあ、そうね。良いわよ……あれ?」
ハルヒ「なにその紙、貸しなさい」
キョン「ちょっま……!」
ハルヒ「なになに?えーと」カサッ
古泉「す、涼宮さん!」
ハルヒ「……あんたコレ……!!」
キョン(終わった……)
ハルヒ「世界史教えた時のルーズリーフじゃない!なんで今更こんなの、胸ポケットに入れてたの?」
キョン「えっ?」
古泉(おや……?)
ハルヒ「変な奴……ほら、バッグいれときなさい」
キョン「あ、ああ……」
阪中「あの、涼宮さん、そろそろ……」
ハルヒ「ん?あーそうね。ちょっとあたし達ルソーに会いに行くけどあんた達も来る?」
キョン「ルソーに?……俺は遠慮しとく、また今度誘ってくれ」
涼宮「ふーん、わかったわ。古泉くんは?」
古泉「僕も遠慮しておきますよ。大人数で行っては迷惑でしょうし」
ハルヒ「気にしなくて良いのに……じゃあ、行って来るから。部室の戸締りよろしく!」
阪中「またねー」
みくる「すみません、よろしくお願いしますね」
ガチャ、パタン
キョン「ああー死ぬかと思った……あれをしてくれたのは……長門だよな?ありがとう」
長門「……」コク
古泉「やはりそうでしたか。ありがとうございました」
キョン「その……俺達の話、聞いてたのか?」
長門「会話、文章全て把握している」
キョン「……すまん」
長門「いい」
古泉「あの紙を涼宮さんに見られていたらどうなっていたことか……」
キョン「シャレにならんな……。そういえば長門、お前はハルヒ達と行かなくて良かったのか?」
長門「いい。わたしは貧乳だから」
キョン「えっ?」
古泉「はい?」
長門「何でもない。貴方達はもう少し警戒するべき。情報操作の申請があと少し遅れていれば、世界改変が起きていた可能性もあった」
キョン(気にしてるのか……)
古泉(気にしてる……)
キョン「すまん……気をつける」
長門「……帰る」
キョン「そ、そうか。本当に今日はありがとな」
長門「……」コク
ガチャ、パタン
キョン「……話の続きをしようか」
古泉「そうですね……気にしている長門さんを見て僕の中の何かが焚き付けられました」
キョン「それはおっぱいへの情熱さ、今日は弾けようぜ」
古泉「ええ……喜んで!!」
_________
長門「……」スタスタ
長門(……統合思念体が憎い)
長門(朝倉涼子も憎い……)
長門「しかし、彼等の意見は参考になった。憎いという気持ちを知れたから」
長門「彼等のおっぱいへの情熱、それもまた自律進化の鍵」
長門「貴方達は巨乳派?貧乳派?」
長門「……貧乳派だと、嬉しい」
____おわり
82 : 以下、名... - 2011/07/04(月) 03:09:05.16 B1xcMIA/0 36/36
読んで頂きありがとうございました!
鶴屋さんが一番好きですが、おっぱいは人それぞれですよね。
では、またどこかで!