1 : 名無しさ... - 2019/01/02 23:01:25 h4l 1/20

「最近、彼女ができましたね兄さん?」

「あ、いや~まあお陰様でな」

「…それが何か?」

「どうして兄さんのような性格破綻者に彼女ができたのか」

「それは置いといて」

「置いちゃうんだ」

「兄さんは私のモノだと、彼女さんにご理解頂きたいのです」

「重いな~愛が重いな~」

元スレ
妹「最近、彼女ができましたね兄さん?」
http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1546437685/

3 : 名無しさ... - 2019/01/02 23:07:08 h4l 2/20

「私に断りもなく、私以外のメスを受け入れる兄さんが悪いのです」

「メスて。お兄ちゃんの彼女つかまえてメスて」

「というわけで、いつにします?」

「何を?」

「私の言ってること、聞いてましたか兄さん?」

「聞いてたぞ。暴言の数々を」

「兄さんの彼女、とかいう忌むべき存在を紹介しろと言っているのです」

「……」

4 : 名無しさ... - 2019/01/02 23:13:32 h4l 3/20

「まあ会わせることにはやぶさかではないが」

「彼女に危害を加えた場合、報復措置をとるぞ」

「…どのような?」

「二度と添い寝しない」

「却下!却下です!」

「あれはお兄ちゃん成分を補給する重要なものなのですよ?」

「なら誓え。彼女に危害を加えないと」

「……」

「致し方ないですね。その件は承諾します」

「…めちゃめちゃ不本意そうなのが不安だが」

5 : 名無しさ... - 2019/01/02 23:20:43 h4l 4/20

「よし、では中間試験明けの日曜日でどうだ?」

「分かりました」

「…まさか家に呼ぶ気ですか?」

「え…だって会いたいんだろ?」

「別に会いたいのではありません」

「兄さんに相応しいメスなのかどうかを…」

「メスはやめなさい、メスは」

「兄さんに相応しい女性なのかどうか、私の目で確かめるのです」

「……」

(まあ…どうせ避けては通れぬ道だろう)

7 : 名無しさ... - 2019/01/02 23:30:09 h4l 5/20

「どうも。噂の彼女です」ペコリ

「この泥棒猫めっ!」

「おい落ち着けバカ野郎」

「なかなか個性的な妹さんだね」

「コレを個性的と評するお前もなかなかのアレだな」

「私は兄さんと毎日同禽しているのですよ?ふふん」

「うわ~いきなりのアッパーカット」

「一緒に寝てるだけ?」

「抱かれています」

「抱き付いてる、の間違いです」

「羨ましいでしょう?」

「なんだ、まだまだお子ちゃまなんだね」

「!?」

8 : 名無しさ... - 2019/01/02 23:41:10 h4l 6/20

「兄くんのことだから、もっとこう…捕まるレベルかと思ってた」

「思ってたんかい」

「お、お風呂だって一緒に入ってますよ!」

「な、何ですと?」

「兄くん、事実なの?」

「事実です」

「しかし弁明を聞いて頂きたい」

「ほほう。まあ言ってみなさいな」

「妹と風呂に入るくらい、普通のことだと思ってたので…」

「ほほう」

「世間的にはギルティです」

「あ~やっぱり。薄々ながら、そうなんじゃないかな~と」

「何を言っているのです。愛していればセーフでしょう」

「うぬ、こやつ手強い」

9 : 名無しさ... - 2019/01/02 23:44:11 h4l 7/20

「どこの馬の骨とも知れぬ女に、兄を任せるわけにはいきません」

「ふーむ」

「どうすれば認めてもらえるのかな?」

「まずは料理です」

「私の舌で判断しましょう」

「望むところだよ」

「俺をほったらかしにして話が進んでくなぁ…」

(まあいきなり喧嘩にならなくてよかった)

11 : 名無しさ... - 2019/01/02 23:52:32 h4l 8/20

「はーい。できたよ~」

「できやがりましたか」

「そういや女の手料理はじめてだな」

「むっ」

「そうだったね~。さあ召し上がれ」

「「いただきます」」

「うわ~礼儀よくハモった」

「んぐんぐ…クリームコロッケか、旨いなぁ」

「よっしゃ!」

「んぐんぐ…はぐはぐ…」

「バクバクバクバク」

「……」

「あ~気にしないで。こいつ大食いなんで」

「へぇ~意外~」

「こんなちっこくて華奢なのに」

「ひっほいはよへいへふ」

「こら、ちゃんと飲み込んでから喋れ」

「んぐんぐ…ごくん」

12 : 名無しさ... - 2019/01/02 23:59:51 h4l 9/20

「ちっこいは余計です」

「いいじゃん、可愛いし」

「貴女は無駄に胸が大きいですね」

「ゲホッ!!」

「えへへ~」チラッ

「…なぜ俺を見る」

「おっきいの、好きでしょ?」

「ゴホォッ!!」

「……」ジト~

「やめて。お兄ちゃんにそんな目を向けないで」

「…もん…」

「ん?」

「これからおっきくなるもん!」

「あわわ」

「ぺったんこも需要はあると思うけどなぁ~」

「ぐぬぬ」

「はいそこ、火にガソリンぶちまけちゃダメ」

13 : 名無しさ... - 2019/01/03 00:08:01 cOz 10/20

「バクバクバクバク」

「んむ…あ~味噌汁も旨いなぁ~」

「うぉっし!」

「…チッ」

「料理はまあ及第点というところでしょう」

「えへへ~合格?ねぇ合格?」

「次は対戦格闘ゲームです」

「ふぇ?」

「兄さんはズブズブの対戦格闘ゲーマーです」

「その相手が務まるのかどうか」

「それで妹ちゃんと勝負を?」

「私を倒せないようでは、兄さんの相手は到底ムリですので」

「なるほど。ではいざ尋常に勝負」

14 : 名無しさ... - 2019/01/03 00:13:37 cOz 11/20

「…………」

「…………」

「どうした、妹」

「ギッタンギッタンにされました」

「女は俺より強いからな、格ゲー」

「なぜ先にそれを言わないのですか」

「ゴメンね~。兄くんも相当強いからさ~」

「妹ちゃんも強いかと思って本気出しちゃった」

「ぐぬぬ」

「1戦目で分かっただろうに」

15 : 名無しさ... - 2019/01/03 00:17:06 cOz 12/20

「このような屈辱は初めてです」

「かくなる上は…リアルファイトで勝負しか」

「それだと添い寝禁止確定だが?」

「ふえぇ~!」ジタバタ

「む、無念…」

「え?認めてもらえたの?」

「不本意ながら」

「いぇす!いぇーっす!」

「はぁ…ようやく終わったか」

17 : 名無しさ... - 2019/01/03 00:23:07 cOz 13/20

~兄部屋~

「兄くん」

「ん…何?」

「あたしは今、ジェラシー満タン状態なんだけど」

「…は?何故?」

「分かんないの?」

「分からない」

「兄くんが未だに手をつないでもくれない理由がよ~く分かったから」

「……」

「妹ちゃんに遠慮してたんだね」

「いや…そういうわけでは…」

「……」

18 : 名無しさ... - 2019/01/03 00:27:24 cOz 14/20

「あたしとは手も繋がないのに、妹ちゃんとは一緒にお風呂なんて」

「正直、嫉妬で気が狂いそうだよ」

「いやその件に関してはマジ勘弁して」

「むぅ~」

「……」

19 : 名無しさ... - 2019/01/03 00:33:14 cOz 15/20

「ということで、あたしにも解禁ということでいい?」

「解禁?何を?」

「こーいうコト。ぎゅっ」

「お、おい」

「…当たってますが」

「え~?何が?」ムニムニ

「胸」

「当ててるんだよ?」

「ストオォ~ップ!」

「何ですか、この茶番は」

20 : 名無しさ... - 2019/01/03 00:39:08 cOz 16/20

「つーか何でお前が俺の部屋に?」

「監視です。決まってるじゃないですか」

「も~これからが面白いトコなのに」

「このオリジナリティの無いエロゲ展開が、ですか?」

「だってだって~」

「妹ちゃんばっかズルいんだもん」

「ズルい?何がですか」

「兄くんを独り占めしちゃってさぁ~」

「妹ポジションにおける特権というものですよ」

21 : 名無しさ... - 2019/01/03 00:45:56 cOz 17/20

「彼女ポジションを認定されたわけだし、ちょっとくらいイイじゃん?」

「ぎゅっ」ムニムニ

「こら~!」

「兄さんも何か言ったらどうなんです!」

「…やわらかい」

「こぉ~ら~!」

「やっぱり兄くんはおっぱい星人だったか」

「やっぱりって何だよやっぱりって」

「対兄さん用最終兵器を二門も搭載してるなんて…卑怯です!」

「持てる武器は最大限に利用する」

「それがあたし」ビシッ

「なんか格好いい感じでドヤってますけども」

22 : 名無しさ... - 2019/01/03 00:51:50 cOz 18/20

「まさか、兄さんがこんな強敵を連れてくるとは…予想外でした」ガックシ

「…試みに問いたいのですが」

「え?あたし?」

「このような性格破綻者のどこを気に入ったのですか?」

「それこないだも言われてお兄ちゃん非常にモヤってるよ?」

「たしかに、兄くんはノーマルから完全に逸脱したひととなりをしてますが」

「うわ~モヤるぅ~またモヤ度増してるぅ~」

「そこがイイというか、オンリーワン感ぱねぇなって」

「…分かります」

「それすっごい分かります!」

「おや、意見の一致を見ちゃったよ?」

23 : 名無しさ... - 2019/01/03 00:58:44 cOz 19/20

「まあ、そんなのはまだまだ兄くんの魅力の一端だけどね」

「どうやら貴女を誤解していたようですね」

「最初見た時はとんでもねーアバズレが来たと思いましたが」

「お前、ときたま言葉遣いが闇落ちするよね」

「いいでしょう。兄さんの半分を与えます」

「どっかの魔王か、お前は」

「えぇ~半分だけ~?」

「これは最大限の譲歩です」

「私と共に、兄さんを管理しましょう」

「ん~…まあ仕方ないか」

「俺の意思が介在する余地なしですか?」

「というわけで、兄さん」

「というわけで、兄くん」

「もう他の子に目移りしちゃダメなんだからねっ」

(どうしてこうなったのか…)

~Fin~

24 : 名無しさ... - 2019/01/03 01:02:29 cOz 20/20

お粗末さまでした

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