1 : 以下、名... - 2012/09/16(日) 17:43:38.40 0ofx2EjTO 1/42


「グ……」バタッ

ピンク「やった……やったよ!やっと私もスーパーモードになれた!」

イエロー「やったじゃんピンク!」

ピンク「うん!これで私も足手まといじゃないよ!」

ブルー「ああ、お前も立派な戦力だぜ」

グリーン「これで皆スーパーモードになれるし、いつどこに敵が来ても安心だな!」

「いや、俺まだ……」

グリーン「ん?ああ、そうだったな」ハハッ

「……もう遅いし俺帰るわ。ピンク、おめでとう」

ピンク「^^」

レッド「じゃあそろそろ解散するか」



元スレ
男「俺だけスーパーモードになれない」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1347785018/

4 : 以下、名... - 2012/09/16(日) 17:46:22.13 0ofx2EjTO 2/42


「はぁ」スタスタ

「敵と戦い続けてもう一年か……」スタスタ

「最初は三人だけのチームだったんだよなあ」スタスタ

「リーダーのレッド、紅一点のイエロー、そして俺」スタスタ

「実にバランスの良いチームだった」スタスタ

「あの頃は誰もスーパーモードになんかなれなくてさー」スタスタ

「皆で協力して頑張って敵倒してたんだよなー」スタスタ

「ピンチの時、レッドーがスーパーモードになった瞬間は素直に感動したよ」スタスタ

「その時はリーダーの特権みたいな感じだと思ってたのになあ……」スタ…

「……」


5 : 以下、名... - 2012/09/16(日) 17:49:08.35 0ofx2EjTO 3/42


「イエローもスーパーモードになれるようになって……」

「新しく入ってきたメンバーも次々と…………スーパーモードのバーゲンセールかってんだ」

「……そして今や」

「俺だけスーパーモードになれない」

「……」


トウキョウデウレテルゲイニンゼンインシネッ!

「あ、メールだ」ピッ

「!!」


『敵の反応あり 至急現地に集合せよ 場所は……』


「この近くだ!」


6 : 以下、名... - 2012/09/16(日) 17:52:15.39 0ofx2EjTO 4/42


「見つけたぞ!」

「アアアア」

「獣型か……来い!」

「ウォォ……ヌガァ!」バキッ

「うぐっ……強い……どりゃあ!」バキッ

「ゴッ……ヌヘアアハハ」

(お互いの力はほぼ互角……それか若干向こうのが強いってとこか)

「でも負けられない……!俺にだって……」


「初期メンバーの意地があるんだ!!」


8 : 以下、名... - 2012/09/16(日) 17:55:49.22 0ofx2EjTO 5/42


グリーン「待たせたな!」サッ

「えっ」

グリーン「いくぜ!スーパーモード!!」シャキーン

超グリーン「どりゃっ」

「グワアアアアアアアヤラレタアアアアアアア!!!」バタッ

グリーン「はい終わり」スッ

イエロー「来たよ……ありゃ、遅れちゃった?」

グリーン「あー大丈夫大丈夫!びっくりするほどザコ敵だったし」

イエロー「なら良かった。そいじゃ帰るね、バイバーイ!」

グリーン「じゃあなー!あ、男、足止めありがとな!」

「お、おう」


9 : 以下、名... - 2012/09/16(日) 17:59:28.65 0ofx2EjTO 6/42


翌日

レッド「最近敵の出現率がすごい」

ブルー「確かにだぜ」

グリーン「スーパーモードがあれば大丈夫っしょ」

ピンク「うん、これからは私もまともに戦えるからね!」

「……」

イエロー「でもさ、敵はこんなに攻めてきてるのに」

イエロー「あたしらは今のままで良いのか……って話だよね、レッド?」

レッド「ああ」コクッ

レッド「……そろそろ、決断の時が来たんじゃないか?」


10 : 以下、名... - 2012/09/16(日) 18:01:22.28 0ofx2EjTO 7/42


グリーン「お、攻めちゃう?」

レッド「敵が尽きるまで守り続けるか、ボスを倒して一気にけりをつけるか」

レッド「どっちがいい?」

「敵の底が知れない今、無理に攻め込むのは危険だ。今は下手に動かず……」

グリーン「もち、後者で!!」

ブルー「ああ、この戦いは一刻も早く終わらせるべきだぜ!」

ピンク「私達のスーパーモードなら、ボスにだって負けないわ!」

イエロー「おー、皆やる気だねー……あたしもだけど」ニカッ

レッド「決まりだな」フッ

レッド「攻め込むぞ!!!!」


13 : 以下、名... - 2012/09/16(日) 18:16:27.73 0ofx2EjTO 8/42


「……仕方ないか」

ピンク「じゃあ、すぐにでも出発しなきゃ」

グリーン「思い立ったが吉じなんとやらってな!」

レッド「じゃ、攻め込むメンバーを発表するぞ」

レッド「俺、イエロー、ブルー、グリーン、ピンク……」

レッド「以上だ」

「え、俺は?」

レッド「すまない、お前を守りながら戦えるような相手じゃないんだ」

グリーン「お前スーパーモード使えないからな!」ハハハ

「……」


14 : 以下、名... - 2012/09/16(日) 18:20:19.28 0ofx2EjTO 9/42


「でも、『なんで俺だけスーパーモードに……』みたいなことからなんだかんだで覚醒するかもしれないし」

ブルー「しなかったら死ぬぜ」

「……それにほら、俺ルービックキューブとか得意だから役に立てるかも……」

イエロー「男、あたしらをさ………信じてよ」

ピンク「男くんはさ、私たちの大好きなこの街を守って^^」

グリーン「そうそう、お前まで来ちまったら誰がこの街を守るんだ!」

「……それなら、仕方ない……か?」

レッド「よし、行くぞ」

\おー!/


15 : 以下、名... - 2012/09/16(日) 18:25:06.63 0ofx2EjTO 10/42


「行ってしまった」

「…………くそっ」

「なんでだよ…………」

「なんで俺だけ……なんで……」

「なんでスーパーモードになれないんだー!!!!」

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

「セイッ ハァッ」

「シャキーン」

「………」

「はぁ」

「なにやってんだろ、俺」


16 : 以下、名... - 2012/09/16(日) 18:31:07.33 0ofx2EjTO 11/42


「そうだ」

「こういうのはシチュエーションが大事なんだ」

「例えば仲間のピンチみたいな」

「敵の親玉の本拠地に行ったんだから、多分そろそろピンチなはず」

「絶対そうだよ四天王最弱の奴とかにボコられてるよ」

「よし、行ってみよう」

「この街を守るのは警察とかの仕事だし」タタタッ


17 : 以下、名... - 2012/09/16(日) 18:36:43.69 0ofx2EjTO 12/42




「ククク、その程度か?」

超レッド「はぁ、はぁ……大丈夫か?皆」

超グリーン「ああ……しっかしやっべぇな、これ」

超イエロー「あたしらのスーパーモード、通用してないねこれ」

超ピンク「もう、ダメだぁ」

超ブルー「あいつ本当に強いぜ」


(見に来たら想像以上にピンチだこれ……よし)


「待て!」


18 : 以下、名... - 2012/09/16(日) 18:41:15.44 0ofx2EjTO 13/42


「ん?誰だ」


超ブルー「あれは…………男だぜ!!」

超グリーン「なんで来たんだよ……あのバカ」

超イエロー「男……ダメ、逃げ……」


「邪魔しやがって……お前から死ね!」

超レッド「男!!!」


(怖い……でも、これは多分覚醒するパターンのやつだ)

「俺の仲間を傷つける奴は……」



「許さねぇ!!」


20 : 以下、名... - 2012/09/16(日) 18:46:37.44 0ofx2EjTO 14/42


バキィッ

「あひいいいいいいい!!」

ヒュー・・・

ドゴォン


「…………バカな……姿が……変わった?」ポタポタ

超グリーン「すげぇ……これが真の力か!」

超イエロー「うひゃー、やるじゃん」

超ピンク「仲間を守りたいという強い思いが、新たな力を生んだのね!」

超ブルー「さすがだぜ」





極レッド「大丈夫か、男」シュウウウ

「ん、まあ、あの、ありがとう」


21 : 以下、名... - 2012/09/16(日) 18:52:08.72 0ofx2EjTO 15/42


「ここまでか……だが我は四天王の中でも最弱」

「ボスへの道は……遠い………ぞ」ガクッ




レッド「ふう」スッ

グリーン「やっぱすげーなレッドは!」

レッド「ああ……しかし今のモード、ハイパーモードは疲れるな」

ピンク「リーダーがいなかったら、私たち危なかったね」

イエロー「さっすがリーダーって感じだねぇ」

「……」

(思ってたんと違う)


23 : 以下、名... - 2012/09/16(日) 18:56:47.45 0ofx2EjTO 16/42


ブルー「今日は一旦帰ろうぜ」

イエロー「なんかさ、意外と近かったね敵の本拠地」

グリーン「まさか日帰りで来れる距離だとはな!」

ピンク「じゃあ、スーパーモードになって超スピードで帰ろ!」

グリーン「そーだな、腹減ったし」

レッド「男、おぶってこうか?」

「いや、良いよ。一人で帰れるし」

「じゃあ」

超皆「さよならー」ビュン

「じゃあなー……」

「……」


「うぅ、えぐっ……くそう……」ポロポロ


24 : 以下、名... - 2012/09/16(日) 19:01:05.44 0ofx2EjTO 17/42


 そして

「ぐ……」バタッ

極ピンク「やった……やっと私もハイパーモードになれた!」

ピンク「ふう……皆!」スッ

イエロー「あんたならやれると思ってたよ」

グリーン「これで全い……あ、いや、ほぼ全員ハイパーモードになれるな」

ブルー「敵も強くなってきたし、もうハイパーモード無しじゃやっていけないぜ」

ピンク「うん、正直昨日までは引け目を感じてたけど、もう大丈夫!」

「……」


26 : 以下、名... - 2012/09/16(日) 19:05:23.05 0ofx2EjTO 18/42


 さらに

「その程度か」

極グリーン「くっ……そぉ……」

極イエロー「ハイパーモードでもダメって、そりゃないわ」

極ブルー「……うぐぅ……だぜ」

極レッド「こんなところで……諦めて……」

ピカーン

凄レッド「たまるかああ!!」バキッ

「ぐわああ」バタッ


「……」ホジホジ


27 : 以下、名... - 2012/09/16(日) 19:10:00.35 0ofx2EjTO 19/42


自宅

「………」フー

「……さて」

「来るところまで来たって感じだな」

「インフレに置いてかれたってレベルじゃねえぞこれ」

「皆ハイパーモードになれて、レッドに至ってはなんか凄いモードになれるというのに」

「スーパーモードにすらなれない俺って一体」

「つーかなんだよスーパーモードとかハイパーモードとか、なんであんな簡単に強くなれるんだよ」

「必死で特訓とかしてるのがアホらしくなってくるわ」

「………もういいや」

「辞めよう、このチーム」


28 : 以下、名... - 2012/09/16(日) 19:16:13.54 0ofx2EjTO 20/42


本部

レッド「このチームを……辞める!?」

レッド「なんで……男!!俺達ずっと仲間なんじゃなかったのか!?」

「……気付いてるだろ、俺だけなんか悪意を感じるくらい弱いんだ」

イエロー「やっぱハイパーモードになれないの気にしちゃってる?」

「それどころかスーパーモードにもなれないんだよ」

グリーン「あーでもお前、ルービックキューブ上手いじゃん!」

「バカにしてんのか」

ブルー「かける言葉も見つからないぜ」


30 : 以下、名... - 2012/09/16(日) 19:22:16.93 0ofx2EjTO 21/42


ピンク「そんな……嫌だよ、男くん!辞めないで!」

「えっ」

ピンク「男くんが辞めちゃったら私……私……」

「……どうせ、『自分が一番弱いみたいな感じになるから嫌』とかそんなんだろ」

ピンク「うん、まあ」

「せめて否定してくれよ……」

レッド「男、どうしても抜けるというのなら俺を倒してから」

「ごめんな、お前倒せるくらい強かったら抜けたいなんて思わねーから。もういい。帰る」スタスタ

イエロー「男……」

ブルー「そっとしといてやろうぜ」


34 : 以下、名... - 2012/09/16(日) 19:26:43.61 0ofx2EjTO 22/42


「このタイミングでぬるぽ……っと」カタカタ

「VIPなんて何年ぶりだろうなー。うん、やっぱ家でVIPやってる方が気楽で良いわ」

トウキョウデウレテルゲイニンゼンインシネッ!

「メール……」ピッ

『敵の反応有り。至急集合せよ。場所は……』

「……辞めるっつったのに」パタン


「お前の父親はバスコダガマか……っと」カタカタ

「おっ!……ちっ腹筋スレかよ」カチッ

トウキョウデウレテルゲイニンゼンインシネッ!!

「………」ピッ

『敵撃退完了!』

「……」パタン

「……」カタカタ

「……」ポリポリ


35 : 以下、名... - 2012/09/16(日) 19:31:14.90 0ofx2EjTO 23/42





「お前先週も同じスレ立ててただろ……っと」カタカタ

トウキョウデウレテルゲイニンゼンインシネッ!

「………お、なんだこれ、大喜利スレ?……よし」

「うんこを踏んでしまったから……っと」カタカタ

「ふふ……」

「あ?なんでランク外なんだよ面白いだろうがカス」

トウキョウデウレテルゲイニンゼンインシネッ!

「携帯うるせーよさっきからお前が死ね」ポイッ


36 : 以下、名... - 2012/09/16(日) 19:35:22.95 0ofx2EjTO 24/42




「完全にVIP飽きた」

「思えば何十日もずーっとVIPやってたからなー」フヒヒ

「そういやマナーモードにしてから携帯見てねーな……お、あった」

「あー充電器さしっぱなしだわ……もったいない」カチャッ

「さーてVIPVIP……」カタカタ

「………」チラッ

「……」パカッ

「え」

『敵の反応有り。至急集合せよ。場所は……』
『敵撃退完了!』
『敵の反応有り。至急集合せよ。場所は……』
『敵撃退完了!』
    ・
    ・
    ・
『敵の反応有り。至急集合せよ。場所は……』


「どんだけメール来てんだよ……辞めたのに」


47 : 保守ありがとうございます - 2012/09/16(日) 19:59:57.51 0ofx2EjTO 25/42


「あれ?」

「この最後のメール、昨日のじゃん」

「………」

「まだ、倒して、ない……?」

「……」ピッポッパ

「…………」

「………電話……繋がらない」

「…………でも 俺には、もう」

「関係……な、い………」

「……」


49 : 以下、名... - 2012/09/16(日) 20:03:09.96 0ofx2EjTO 26/42


「これより、こいつらの公開処刑を始める!」

\ワーワー/ \いいぞいいぞー/ \好きだぜボスー/


最強無敵レッド「流石は親玉……だな」

超絶無双グリーン「こうもあっさりやられて、かてぇロープで縛られてこの通り、か」ハハッ

完全無欠ブルー「マックスモードでもダメとは想定外だぜ」

絶対神格イエロー「やっぱ死ぬのかなー……あたし死にたくないんだけどなー」

凄ピンク「……ごめんね、皆……私、足手まといで……」グスッ


52 : 以下、名... - 2012/09/16(日) 20:07:57.58 0ofx2EjTO 27/42


超絶無双グリーン「あーあ、こんな時、男がいればなー」

凄ピンク「そうね……男くんがいたら私の足手まとい感も薄れて……」グスッ

超絶無双グリーン「んー……そうじゃなくって、さ」

凄ピンク「?」

超絶無双グリーン「あいつ、なーんかやりそうな雰囲気あるんだよなー」

超絶無双グリーン「この状況もなんとかしてくれるような……」

最強無敵レッド「……」

超絶無双グリーン「ま……雰囲気だけだけど、な」ハハハ

完全無欠ブルー「ふっ…………でも、分かるぜ」

超絶無双グリーン「お、マジで?」


53 : 以下、名... - 2012/09/16(日) 20:11:52.41 0ofx2EjTO 28/42


完全無欠ブルー「あいつには何か秘められた力があるぜ」

完全無欠ブルー「少なくともそう思わせるだけの何かはある……はずだぜ」

凄ピンク「いやいやあいつ辞めたじゃん。弱いから辞めたんじゃん」

絶対神格イエロー「確かにスーパーモードにすらなれないし、ノーマルモードでもあたしらの中で一番弱いけど」

絶対神格イエロー「一緒にいると……安心できるんだよねー」

絶対神格イエロー「ねぇレッド、あいつ、まだあたしらの仲間でしょ?」

最強無敵レッド「……当たり前だ」

最強無敵レッド「抜けるなんて俺は許可してないからな」

最強無敵レッド「早く来い、男」

最強無敵レッド「集合命令は、とっくに下したぞ!!」


57 : 以下、名... - 2012/09/16(日) 20:15:56.44 0ofx2EjTO 29/42


「死に間際くらい静かにできぬものか……」

「やれ」クイッ

\ウオオオオオオオ/









       「やめろおおおおおおおおおおおっ!!!!!!」




59 : 以下、名... - 2012/09/16(日) 20:18:14.11 0ofx2EjTO 30/42


凄ピンク「あっ」
絶対神格イエロー「おー」
完全無欠ブルー「やっと来たぜ」
超絶無双グリーン「っへへ……」
最強無敵レッド「ふ……遅いぞ」





最強無敵レッド「男……!!」





「……来てしまった」


61 : 以下、名... - 2012/09/16(日) 20:19:41.71 0ofx2EjTO 31/42


「貴様……誰だ?」

(生きてるだけマシだが、やばい状況だなこれは)

(あーそういや、レッドがハイパーモードになった時も皆ピンチだったな)

(あの時はスーパーモードになれないのが悔しくて)

(ここでこう言えば覚醒しそう、みたいなことばかり考えてたな)

「なぁ誰だって」

(皆がピンチなのに、自分のことしか考えてなかった)

(結果、レッドが覚醒して皆助かったのに、素直に喜べなかった)


(本当に弱いのは………俺の心だったんだ)


63 : 以下、名... - 2012/09/16(日) 20:23:36.03 0ofx2EjTO 32/42


「ずっと家にいて、何か足りないなって思ってたんだ」

「今、分かったよ。俺、やっぱりお前らと一緒にいたい」

「分かったお前こいつらの仲間だな」

「どれだけ弱くても、スーパーモードになれなくても、関係ない」

「この気持ちに……嘘は無い」

最強無敵リーダー「ああ」コクッ
絶対神格イエロー「うんうん」ニッ

「ふはははは!だからなんだというのだ!」

「お前が私を倒さぬ限り、お前の仲間は死ぬ」

「今はちょっと中断しているが、お前と一緒にまとめて死刑してくれるわ」

「自分が弱いと認めていながら、こいつらを軽くあしらった私に挑むのは無謀とは思わんのか!」

「ああ、確かに無謀だよ。それがどうした!」


65 : 以下、名... - 2012/09/16(日) 20:27:26.37 0ofx2EjTO 33/42


「それがどうしたって……え?」

「どう考えても俺はお前に勝てないよ」

「だよな」フフフ

「でも……」ダッ

「あいつらのロープを解くくらいなら!」ダダダッ

「フン!」バキィ

「うっ」ドサッ

「……それを私がさせると思うか」

「……ぬああ!」ダッ

「ハァッ!」ドガゴッ

「痛っ……!」ズゴォ


68 : 以下、名... - 2012/09/16(日) 20:32:15.52 0ofx2EjTO 34/42


「ふふふ、まだ小指一本しか使ってないぞ。いい加減諦め」

「……まだまだぁ!」

「……」ガシッ

「腕掴まれた」

「……ここまで愚かな人間は初めて見た」

「やっぱ今死ね」ビュン

「……ッ!」


(心臓……これは…………避けらんねぇ……)

(ああ、俺死ぬのか)

(もっとなんか作戦とか考えてから来るべきだった)

(結局やっぱりなんにもできなかったなぁ)

(回りの景色が……敵の攻撃が……すげえゆっくりに見える)

(常時これなら最強なんだけどなぁ)


71 : 以下、名... - 2012/09/16(日) 20:37:50.26 0ofx2EjTO 35/42


(走馬灯が見える)

(ああ、レッドやイエローとはここで出会ったんだっけ)

(………そうそう、ブルーは最初敵だったんだ)

(はは、グリーンこんな真面目なキャラだったっけ……)

(………ああ、うん、ああ……)




(あいつらとの思い出……ばっかりだ……)


(そうだ……まだ、死ねない)



(生きて、あいつらに………謝らないと………)


ピカーーーーーーン


74 : 以下、名... - 2012/09/16(日) 20:42:08.30 0ofx2EjTO 36/42


カキーーーーン!


グリーン「男ーーー!!!!!」

ピンク「あれ、効果音おかしくない?グサッじゃなくカキーンてウケる」

イエロー「ありゃ、ちょいよく見て!」

ブルー「あれは……男……いや誰だぜ」

レッド「男……なの……か……?」





「………効かねぇ」シュウウウウ


81 : 以下、名... - 2012/09/16(日) 20:45:03.87 0ofx2EjTO 37/42


「バカな!私は全力で心臓を貫かんとした!なのに……」

「何故一度変身しただけの雑魚の胸板に阻まれる!!」

「ふん」ビュン

「え」ドゴォ



チュドォォォォォォン



イエロー「……なんじゃありゃあ」ポカーン

ピンク「筋骨隆々で……血管浮き出てて……肌は紫色……気持ち悪っ……」

グリーン「でも、何モードかは知らねぇがあれは確かに男で……そして」

ブルー「ああ……強いぜ」

レッド「やるじゃないか………男!」


85 : 以下、名... - 2012/09/16(日) 20:49:11.47 0ofx2EjTO 38/42


「俺……強くなれたんだな」

「ぐぬぬ……」

「敵の親玉を倒せるほど……」タンッ

「強くなれたんだ!!!」キュイイイイイイン

「あっ……ちょっやめ」

「『口からビーム(デストロイステーション)』!!!!」

ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ


「バカな……世界征服という……私の………夢が………」

「チックショオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!」



ドガアアアアアアアアアアアアアン


88 : 以下、名... - 2012/09/16(日) 20:54:20.70 0ofx2EjTO 39/42





「皆……今助ける」シュババババッ

ピンク「やった!男くんらしき生物の気持ち悪い爪で縄が解けた!」

グリーン「男!やったな!」

「ああ」

ブルー「これで敵の組織は壊滅だぜ。戦いは……終わったぜ」

「………皆……今まで、本当にすまなかった」

レッド「全く、無断欠勤が過ぎるぞ」

イエロー「まーまー、これでチャラってことで」

レッド「……だな」ニッ

「ありがとう……」パアァ


90 : 以下、名... - 2012/09/16(日) 20:59:23.76 0ofx2EjTO 40/42


イエロー「じゃあさ、これからはもう戦わなくていいことだし、そのモード、解こ?」

ピンク「うん、キモい」

「ああ………」

「ん?あれ?」

グリーン「お、どうした?」

「いや、あのさ、俺たちこれからもずっと仲間……だよな?」

イエロー「あったりまえじゃん!」

レッド「チームは解散になるが……俺達の絆は決して消えたりなんかしない」

「……」




「…………」


95 : 以下、名... - 2012/09/16(日) 21:03:49.73 0ofx2EjTO 41/42


――――――その後、敵と言える存在は完全にいなくなり、世界に平和が訪れた

レッド、イエロー、ブルー、グリーンは、仕事仲間としてではなく、友達として楽しく過ごしている

こんな毎日が送れるようになったのも男のお陰だ

しかしそんな男は今家に引きこもり、アニメやネット以外に特に趣味も無くダラダラと生きている

レッド達とも徐々に疎遠になり、メールアドレスを知っているだけ、といった関係になってしまった

だが、仕方の無いことだ

これは皆に迷惑をかけまいと、男が自ら進んで選んだ道なのだから――――――




「俺だけノーマルモードになれない」





100 : 以下、名... - 2012/09/16(日) 21:07:04.15 0ofx2EjTO 42/42


以上です
読んでくれた方ありがとうございました!


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