関連作

絹旗「超いけませんね」 麦野「何が?」
http://ayamevip.com/archives/49232848.html

同一作者による短編集です

元スレ
▽【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-37冊目-【超電磁砲】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1334385245/

51 : VIPに... - 2012/04/23 18:36:28.89 qbO/rTBDO 2/121

8レス



ピピピピッ ピピピピッ ピピピピッ

佐天「う、う~ん」ゴロ

ピピピピッ ピピピピッ ピピピピッ

佐天「……ん~……あと5時間……」ムニャ

ピピピピッ ピピピピッ ピピピピッ

佐天「う~……」カチッ

ピピピピッ ピピ

佐天「ふあ~」ノビ

佐天「ふぅ」

佐天「…………」



佐天「……顔洗ってこよ」


52 : VIPに... - 2012/04/23 18:36:57.90 qbO/rTBDO 3/121


シャッ

佐天「ん~~今日もいい天気だねー」ノビー

佐天「さーて、朝ごはんでも食べますかー」

佐天「おや?」

佐天「何だろうアレ」

佐天「郵便受けから何かはみ出してる」

佐天「」ガサゴソ

佐天「んー?」

佐天「どれどれ……」



佐天「『能力開発支援センター』?」



佐天「『能力開発に行き詰まっているアナタ!』」

佐天「『なかなか能力が伸びずに悩んでいるアナタ!』」

佐天「『能力開発支援センターはそんな悩めるアナタを全力でサポート!』」

佐天「『本日16:00~無料体験講習を開催いたします』」

佐天「『会場は下記のとおりです』」

佐天「『アナタのご参加を心よりお待ち申し上げております』」



佐天「…………」



佐天「……ご飯食べよ」




53 : VIPに... - 2012/04/23 18:37:25.60 qbO/rTBDO 4/121


―放課後―


佐天「いやー午後の授業は勉強よりも睡魔との戦いだねー」トコトコ

佐天「あ、」

佐天「あの看板は今朝のチラシの……」



『能力開発支援センター無料体験講習会場』



佐天「……」

佐天「べ、別に興味ないし」

佐天「でもちょっとぐらいなら……」

佐天「……なんてね」ハハ

佐天「……」


54 : VIPに... - 2012/04/23 18:37:57.33 qbO/rTBDO 5/121




助手「ではこちらに必要事項を記入してください」

佐天「はい」

佐天「……」カキカキ

佐天(来てしまった)カキカキ

佐天(少し覗く位ならいいよね)カキカキ

佐天(うん。少しだけ)カキカキ



佐天「書けました」

助手「ん~……はい、結構です」

助手「ではお部屋へご案内いたしますね」





助手「こちらの部屋で講師がくるまでお待ちください」

佐天「はい」

佐天「……えーと、あの」

助手「何でしょうか?」

佐天「この講習の受講者は私1人なんですか?」

助手「いえ、そんな事はありませんよ」

助手「他にも参加されてる方は大勢います」

佐天「でもここって個室ですよね」

助手「はい。あなたの場合は講師とマンツーマンでの講習になります」

佐天「えー何で私だけ?」

助手「それは特に酷……豊富なカリキュラムを施す必要があると判断されたからです」

佐天「ヒドイって言った!!今ヒドイって言ったー!!」

助手「言ってません、気のせいです」

佐天「言ったもん!」

助手「全く、やかましい小娘ですね、とミサ……ゲフンッゲフンッ」


佐天「うぅー」



55 : VIPに... - 2012/04/23 18:38:23.79 qbO/rTBDO 6/121




佐天「もー何なのさ!あの助手の人!」

佐天「無能力者だと思ってバカにして!」

佐天「まったくもう」





佐天「でも講師ってどんな人なんだろう」

佐天「こういう所の講師やるぐらいだから凄い人なのかな」

佐天「そう考えると無料で講習受けられるのはラッキーかも」アハハ



コツ コツ



佐天「来た!」



コツ コツ



佐天「う~緊張してきた」



コツ コツ



佐天「……」ドキドキ



ガチャ



木原「オラァ!!講習始めっぞお!!」

木原「まずは『無能力者による能力者の手っ取り早い殺り方』だぁ!!」





佐天「」



56 : VIPに... - 2012/04/23 18:38:54.86 qbO/rTBDO 7/121




木原「ああ?テメーが受講者か?」

佐天「」

木原「オイオイ何シカトしてくれちゃってんのかな?」

佐天「……はっ!あ、すいません!」

木原「こっちもよぉクソ忙しいのに無理して来てんだわ」

木原「今度俺の前でアホ面しやがったら首から上が無くなんぞ、わかったかなぁ?」

佐天「は、はい!!!」

木原「よーし、じゃあ講習始めんぞー」

佐天「……」





佐天「この後、刃物の使い方、銃の撃ち方、トラップの仕掛け方、人体の急所などについて」

佐天「およそ能力開発とは関係無い内容の『講習』が延々と続きました」

佐天「帰りたい、と何度も思いました、が」

佐天「それを口に出せるはずもなく」

佐天「私はただひたすら『講習』を受け続けました」



佐天「そして……」





木原「よーしこれで学科は終了だ」

佐天「じゃ、じゃあ私はこれで!」ガタッ

木原「あん?どこ行くんだオマエ?」

佐天「え?」

佐天「もう終わったんじゃ」

木原「はぁ?何言ってんだテメー」

木原「終わったのは学科だけだろ」

佐天「え?」

木原「これから実技だろうがよ」

佐天「え?え?」

木原「んじゃ行くぞー」



佐天「ええええええ!?」


57 : VIPに... - 2012/04/23 18:40:06.21 qbO/rTBDO 8/121


木原「さーて、この辺りにテキトーな奴でも居ねえもんかな、と」キョロキョロ

佐天「……あのぅ」

木原「あん?」

佐天「実技って一体何をするんですか?」

木原「オイオイ勘弁してくれよ」

木原「この講習が何の講習だか忘れちまったのか?ああ?」

佐天「えーと確か能力の……」

木原「そうそう『能力者の殺り方』な。わかってんじゃねえか」ゲラゲラ

佐天「……もうそれでいいです」



木原「……よーしアイツらにすっか」

佐天「アレって……スキルアウト?」

木原「まあ最初だからとりあえずアレで」

木原「つってもまあスキルアウトも能力者も大して変わんねえから気にすんな」

佐天「大分違うかと」

木原「じゃあまず俺が手本を見せてやるからよオメーは見学しとけや」

佐天「はぁ……」



木原「おいテメーら」

スキルアウト1「ああ?なんだコイツ?」

スキルアウト2「気安く話し掛けてんじゃねえよオッサン」

スキルアウト3「死にてえのか?あぁ?」





パン! パン! パン!





スキルアウト1「」ドサ

スキルアウト2「」ドサ

スキルアウト3「」ドサ





佐天「」





木原「とまあこんな感じだ。分かったか?」





佐天「」



58 : VIPに... - 2012/04/23 18:40:53.86 qbO/rTBDO 9/121


イマジュウセイガシナカッタカ!?
アンチスキルニツウホウシロ!!

木原「おーい」

佐天「はっ!?し、死ん、!?」

木原「ん?死んじゃいねえよ。多分」

佐天「おもいっきり弾当たってるじゃないですか!?」

木原「こいつはプラスチック弾頭てヤツだから当たっても死にゃしねえよ」

木原「殺すと後処理がどうとかで助手のヤローがうるせえんだ」

佐天「後処理の問題!?」

木原「威力はそれなりだから気絶ぐらいはするけどな。あんな感じで」ケラケラ

佐天「」ハァ



ザワザワ ザワザワ ドシタノ ワサワサ



佐天「ていうかマズいですよ!」

佐天「なんか騒ぎになってきてますから!」

木原「ああん?」



木原「うるっせえぞ野次馬ぁ!!」パン!


ギャーウタレター!
コロサレルー!
ニゲロー!


佐天「ちょっとちょっと!!何やってるんですか!?」

木原「見せモンじゃねえぞコラァ!!」パン! パン! パン!

佐天「うわあああああ!!この人無茶苦茶だあああああ!!!」



シュン



黒子「ジャッジメン」



パン!



黒子「」ドサ



佐天「白井さああああああああん!!!」



ギャハハハハ オラオラモットヒッシコイテニゲネートアタルゾオラァ!!! パン! パン! パン!
ウワー ヤメロー ヒトゴロシー!
イテエ! フコウダー!



佐天「…………帰ろう」


59 : VIPに... - 2012/04/23 18:41:47.68 qbO/rTBDO 10/121

おしまい




74 : VIPに... - 2012/04/26 03:39:43.89 Ik6glXxDO 12/121


佐天「ねぇ初春ー」

初春「なんですか佐天さん?」

佐天「こんなに天気の良い日に女二人でファミレスってどうなのよ?」

初春「いいんじゃないですか?いつもの事ですよ」

佐天「そうなんだけどさー」

佐天「他にもうちょっと何かやる事とか無いのかなーなんてね」

初春「そんな事言われても……じゃあ佐天さんは何かやりたい事とか無いんですか?」

佐天「それが無いから困っているのだよ」

初春「はぁ……」

佐天「うーん……」

佐天「…………」

佐天「!」



75 : VIPに... - 2012/04/26 03:40:14.85 Ik6glXxDO 13/121


佐天「初春!」ガタッ

初春「はぁい!?」ビクッ

佐天「行こう!」

初春「え、え?」

佐天「ホラ、いつまでも食べてないで行くよ!!」ガシッ

初春「ちょっ!?えっ!?ええええ!?」ズルズル

佐天「それじゃあしゅっぱーつ!!!」

初春「一体何なんですか佐天さーん!!」ズルズル

佐天「いいからいいから!」

初春「よくないですよー!」



マダパフェタベオワッテナイノニー!
パフェヨリイイモノガマッテイルノダヨ!
ンモゥ


76 : VIPに... - 2012/04/26 03:40:42.59 Ik6glXxDO 14/121


初春「……説明してください」

佐天「まあまあ初春そんなに怒らないで」ハハ

佐天「可愛い顔が台無しだよー?」

初春「か、可愛い!?いや、そんな、それほどでもないでs……ハッ!?」

初春「騙されませんよ佐天さん!」

佐天「えー……今ちょっとノってたじゃんかー」

初春「そ、そんな事ないですよぅ」

初春「とにかく!説明してください!」

初春「何なんですかココ?」

佐天「フッフッフ」

佐天「よくぞ聞いてくれました」

佐天「ここは……」

初春「……ここは?」ゴクリ


77 : VIPに... - 2012/04/26 03:41:13.76 Ik6glXxDO 15/121




佐天「能力向上促進セミナー! の会場」

佐天「ウチのポストにチラシが入っててさー」

初春「佐天さん!」

佐天「なんだい初春?」

初春「……この前の事……もう忘れちゃったんですか?」

佐天「あー……アレはねー……予想の斜め上をいっていたよ」

初春「それなのに!またですか!またなんですか!」

初春「あの時は大変だったんですからね!」

初春「街中で散々暴れて!」

初春「ようやく拘束したと思ったら!」

初春「上からの圧力であっさり釈放!」

初春「あの人一体何者なんですか!」

佐天「そ、それは私に言われても」アセアセ

初春「白井さんは使えないし!」

佐天「瞬殺だったねぇ」

佐天「そう考えるとあの人の『無能力者による能力者の手っ取り早い殺り方』ていうのもあながち間違いじゃないんじゃ……」

初春「佐天さん!」

佐天「はい!はい!」

初春「とにかくこんな怪しいものには」

佐天「あ、今回その点は大丈夫だよ」

初春「……本当ですか?」

佐天「うん。講師自身が高位能力者で確かな経験を持っている人らしいよ」

初春「え?そうなんですか?」

佐天「だから今回は大丈夫」

初春「まあそういう事でしたら」

佐天「じゃあ行こうか」

初春「はい」



78 : VIPに... - 2012/04/26 03:41:44.37 Ik6glXxDO 16/121



佐天「すいませーん」

助手「zzz……」

佐天「……」

佐天「す・い・ま・せーん!」

助手「……ん、いらっしゃい」パチ

助手「受講希望?」フワァ

佐天「はいそうです」

助手「じゃあそこの用紙に……」

佐天「……」

助手「……」

佐天「……」

助手「……」

佐天「……」

助手「……zzz」

佐天「おおおおーい!?」

助手「……うん?」

助手「ごめん。いい陽気だったから……」

助手「……」

助手「……zzz」

佐天「もういいや。勝手に書いちゃおう」

初春「そうですね」





佐天「この辺のハズなんだけど……」トコトコ

初春「この部屋じゃないですか?」ユビサシ

佐天「第2小会議室……ここだねー」

初春「勝手に入っちゃってもいいんですかね?」

佐天「いいんじゃなーい?」ガチャ

佐天「ありゃ、誰も居ないよ」

初春「私達が一番最初みたいですね」

佐天「一番前の席取りー!」ドカッ

初春「よいしょ」チャクセキ



79 : VIPに... - 2012/04/26 03:42:18.43 Ik6glXxDO 17/121




初春「私こういう講習に参加するの初めてですよ。どんな事をやるのかちょっと楽しみです」

佐天「私も初めてだよーはははー!」

佐天「マトモなやつはね……」





カツン カツン



初春「あ!講師の人が来たみたいですよ!」



カツン カツン



佐天「……アレ?……なんだろう……」



カツン カツン



初春「」ワクワク



カツン カツン



佐天「この引っ張り方って何か……」



カツン カツン



ガチャ




80 : VIPに... - 2012/04/26 03:42:52.50 Ik6glXxDO 18/121






麦野「こんにちは」ニコ







81 : VIPに... - 2012/04/26 03:43:30.29 Ik6glXxDO 19/121




初春(わー綺麗な人だなぁ)ドキドキ

佐天「……」

麦野「あら随分可愛らしい子たちが受講生なのね」フフフ

初春「エヘヘ///」

佐天「……」





麦野「とりあえず自己紹介でもしましょうか」

麦野「今回皆さんの講師を務めることになりました麦野沈利です」

麦野「短い時間ですがよろしくお願いします」



佐天(普通の人っぽい、かな?)





初春「あのぅ」

麦野「何かしら?」

初春「この講習を受けるのって私達二人だけなんですか?」

麦野「他にも参加者はいるけどクラス分けしてるから」

麦野「このクラスはアナタたち二人だけよ」

初春「そうですか」

麦野「それに少人数制の方が密度の濃いカリキュラムを施せるわよ」

初春「まあ確かに」

麦野「その分大変になるけど頑張ってね」フフ

初春「はい!頑張ります!」



佐天(良かった!この人イイ人だ!イイ人だよぅ!)ホッ





麦野「それじゃあまずは」





麦野「原子崩しの撃ち方」





佐天「」



82 : VIPに... - 2012/04/26 03:44:38.77 Ik6glXxDO 20/121


初春「ふぇ?」ジュ



佐天「う、」



佐天「ういはるー!!」





/「」





佐天「あ、あああ……」



ナンダー!?
ビームガトンデキター!
ウワー!
アンチスキルニツウホウシロー!



麦野「とまあこんな感じだ。わかったか?」

佐天「……はい」



ザワザワ ザワザワ ドシタノ ワサワサ



佐天「どうせアレでしょ」




シュン





黒子「ジャッジメン」ジュ





/「」





佐天「ですよねー」





ギャハハハハ! パリィ!パリィ!パリィ!
ビームオンナダー! ヒトゴロシー!
メルトダウナー!
イテエ! フコウダー!



佐天「…………帰ろう。実家へ」


83 : VIPに... - 2012/04/26 03:45:06.64 Ik6glXxDO 21/121

おしまい




88 : VIPに... - 2012/04/27 02:13:31.03 8/809fBDO 23/121




初春「…………ここは?」

佐天「魔術セミナー無料体験講習会! の会場」

佐天「いやあ、コッチと第4学区で開催されてる大食い大会とで迷ったんだけどさー」ハハハ

佐天「コッチにしてみm」

初春「フンッ!!」ブン

佐天「ウボァ!?」ドゴッ



佐天「」ドサ



初春「」タタタッ





佐天「」




89 : VIPに... - 2012/04/27 02:14:05.03 8/809fBDO 24/121




佐天「」



佐天「」



佐天「ハッ!?」



佐天「何で私こんな所で倒れて」

佐天「……あ!」

佐天「ういはるー!ういはるー!」キョロキョロ

佐天「うーいーはーるー?」

佐天「いない」ウーン

佐天「……まあいいか」





―受付―



佐天「あの~すいませ~ん」

助手「受講希望者であるか?」

佐天「はい」

佐天(何だろうこの威圧感……)

助手「ではこの申し込み用紙に必要事項を記入するのである」

佐天「あ、はい」カキカキ





佐天「書けました」

助手「結構である。では、講習が行われる部屋で待つがいい」

佐天「はーい」



90 : VIPに... - 2012/04/27 02:14:41.00 8/809fBDO 25/121




―講習室―


佐天「いやーそれにしても学園都市で魔術とはねー」

佐天「ホウキに跨がって空を飛んだり?」

佐天「変身とかしちゃったりして!」ハハハ

佐天「やっぱり可愛いフリフリのコスチュームなのかな」ワクワク

佐天「そして悪い奴等と戦うんだ!」オー





ガチャ





ヴェント「ハァーイ!んじゃあ魔術の講習初めるわよー」フルメイク!





佐天「」






91 : VIPに... - 2012/04/27 02:15:16.88 8/809fBDO 26/121




佐天(お母さんが言ってた)

佐天(人を外見で判断しちゃダメ、て)

佐天(でも……)



ヴェント「とりあえず簡単な自己紹介ね」

ヴェント「魔術師のヴェントよ」イェア!

ヴェント「趣味は挽き肉」イヤッホゥ!

ヴェント「よろしくー」ケラケラ



佐天(これはダメだろおおおおおお!!)

佐天(何!?何!?何なのこの黄色い人!?)

佐天(趣味は挽き肉!?)

佐天(意味わかんないし!!)





ヴェント「そんじゃあ早速始m……おーい?」

佐天「……あ、はい!?」

ヴェント「どうしたー?」

佐天「すいません!なんでも無いです!」

ヴェント「ちゃんと聞いとけよー」

ヴェント「今度ボケーっとしてたら人肉ジュースにすっからなー」

佐天「はいい!!(人肉ジュース!?)」





ヴェント「とは言ったものの、能力者に魔術は使えないのよねぇ」ツカウト ボン!

佐天「ええっ!?」ボン!?

ヴェント「ゴメンゴメン、今朝までその事すっかり忘れちゃっててさー」アハハ

佐天「え~……」

佐天「魔術が使えないならこの講習に意味無いんじゃ」

ヴェント「いやぁ、大丈夫だよ」

ヴェント「こんな事もあろうかとコイツを用意しておいたからさ」ガサゴソ

ヴェント「ハイ、アンタの分」

佐天「…………これは?」



ヴェント「前方セット」ドヤァ!



佐天「」




92 : VIPに... - 2012/04/27 02:15:57.25 8/809fBDO 27/121




佐天「……黄色い服、ピアス、メイク道具に……何ですか?このトゲトゲハンマー……」

ヴェント「それ全部霊装だから」

佐天「霊装?」

ヴェント「そ。それがあればアンタでも簡単な術式の行使なら出来るわよ」

佐天「マジですか!?」

ヴェント「マジ」

ヴェント「じゃあ着替えて」

佐天「……え~……コレ着るの~?……でも魔術……いやぁ、でもなぁ……」

ヴェント「……」

佐天「う~ん……」

ヴェント「……」

ヴェント「フンッ!」ブン

佐天「ウボァ!?」ニカイメ!



佐天「」チーン



ヴェント「さてと」ヌガシヌガシ



オー コイツガキノクセニ ケッコウイイチチシテンナー モミモミ
…アッ …アッ
オッホゥ!




93 : VIPに... - 2012/04/27 02:16:33.85 8/809fBDO 28/121




―公園―


ヴェント「アッハハ!結構サマになってるじゃない!」ケラケラ

佐天「ううぅー!!」←フルメイク&前方セットフル装備

佐天「いきなり殴り倒すなんてヒドイですよ!」

ヴェント「ウジウジしてたもんだからつい」

佐天「つい、で気絶するほど強く殴らないでください!」

佐天「それにメイクだけならまだしもピアスまで勝手にくっつけて」

ヴェント「穴あけたワケじゃないんだしイイじゃない」ノンホールタイプ





佐天「……それで本当にコレで魔術が使えるんですか?」

佐天「ていうか魔術って何ですか?」

ヴェント「あー、とりあえずやって見せるわ」

佐天「はい……」



ヴェント「あそこに空き缶が落ちてるだろ」

佐天「はぁ」

ヴェント「あれを目標にして」



ブンッ キィン



ドゴオオオオオン!!!



佐天「」



佐天「え?」

佐天「え?え?え?」

佐天「メチャメチャ凄いじゃないですか!!」

ヴェント「座標攻撃用の簡単な術式なんだけどね」

ヴェント「次はアンタの番よ」

ヴェント「やってみ」ホレ

佐天「無理ですよ!!できるわけ無いでしょ!!」

ヴェント「大丈夫だって」

ヴェント「私がやったのと同じ動作をすれば後は霊装が勝手にやってくれるから」

佐天「えー……本当ですか?」



94 : VIPに... - 2012/04/27 02:17:08.78 8/809fBDO 29/121



佐天(えーと確か、トゲトゲハンマーで舌のチェーンピアスの先端をこう……)



ブンッ キィン



ドーン



佐天「うわわわわ!?」

佐天「出た!出た!なんか出た!!」



ヴェント(やっぱり霊装オンリーだと威力は落ちるな)

ヴェント「初めてにしては上出来じゃない」

佐天「は、はい!」

ヴェント「その調子でどんどんやってみようか」

佐天「はい!」



ドーン ドーン ドーン
モットシタカラエグルヨウニ!
ハイ!
ドーン ドーン ドーン
モットアツクナレヨー!
ハイ!




95 : VIPに... - 2012/04/27 02:18:04.61 8/809fBDO 30/121

おしまい




101 : VIPに... - 2012/04/28 05:54:55.13 GgWsnVyDO 32/121



ドーン ドーン ドーン
モットアツクナレヨー!
ハイ!



御坂「何か公園の方が騒がしいわね」

白井「そうですわね」

御坂「アンタ様子見に行ったりしなくていいの?」

白井「いいんですの」

御坂「でも普段のアンタなら真っ先に」

白井「お姉さま」

御坂「何?」

白井「……いいんですの」

御坂「……そ、そう」

白井「どうせ私が行った所でテレポートアウトした途端に……」ブツブツ

御坂「え?なんの話?」

白井「いいえ、なんでもありませんの」

白井「ところでお姉さま、この後のご予定は?」

御坂「んー今日は別に何も無いかなー」

白井「でしたら黒子と一緒に新しくオープンした甘味処などいかがです?」

御坂「いいわねえ行きましょうか!」

白井「はいですの!」



アッ! ATM ヨッテイイ?
オネエサマ ツイコノアイダモ ケッコウナキンガクヲ オロサレテマセンデシタッケ?
カネヅカイガアライノハ アマリカンシンデキマセンノ
チガウワヨ! チョット…イロイロアッテ…
ハァ…



102 : VIPに... - 2012/04/28 05:55:24.99 GgWsnVyDO 33/121



ドーン ドーン ドーン
モットアツクナレヨー!
ハイ!



麦野「チッ、うるっせえな」

麦野「しかしあの講師の仕事は一体何だったのかしら?」

麦野「金がよかったから引き受けたけど」

麦野「でもやった事といえば除草しただけなのよね」

麦野「……」

麦野「……まあいいわ」

麦野「ギャラはちゃんと振り込まれてたし」

麦野「あ」

麦野「そういえばあれ以来、絹旗のヤツ見てないな」

麦野「浜面も最近見かけないのよね」

麦野「……」

麦野「……」

麦野「いや、ないない!」ブンブン

麦野「つーか別にどうでもいいし」

麦野「……」

麦野「……」

麦野「……歩いてたら喉渇いてきたわ」

麦野「そういえばこの先の大通りに新しい甘味処がオープンしたって滝壺が言ってたわね」

麦野「行ってみるか」





キュウケイニスルカー
ハイ
ノドカワイタナー
ソレナラ コノサキノ オオドオリニ…
ヨシ ソコニシヨウ



103 : VIPに... - 2012/04/28 05:55:57.34 GgWsnVyDO 34/121



ドーン ドーン ドーン
モットアツクナレヨー!
ハイ!



浜面「おい」

絹旗「……はい」

浜面「元暗部のツテはどうした?」

絹旗「……どうしちゃったんですかね」

浜面「……」

絹旗「……」

浜面「……」

絹旗「……」

浜面「……」

絹旗「……超すいませんでした」

浜面「ああもう!」

浜面「じゃあアレか!」

浜面「車パクって!」

浜面「アンチスキルに追いかけ回されて!」

浜面「今まで身を隠してたのは!」

浜面「全部ムダ!?」

絹旗「うぅ……」

浜面「学ランまで着させやがって」

浜面「はあ~もうやってらんねえよ」

絹旗「でもでも!超出られると思ったんです!」



104 : VIPに... - 2012/04/28 05:56:33.22 GgWsnVyDO 35/121




浜面「少し前と今とじゃ状況が違うからな」

浜面「大体よく調べもせずに」



絹旗「うぅ」ジワッ



浜面「へっ?」



絹旗「うえぇぇぇ」ポロポロ



浜面「エエーッ!?」



絹旗「ごめんなざあぁぁぁぁぁぁい!!」ポロポロ



浜面「ちょっ!?おおおおおい!?」



ナニアレー
フリョウガ オンナノコヲイジメテルー
サイテー



絹旗「だいじょうぶだどおもっだんでずうぅぅぅぅぅ!!」ポロポロ



絹旗「ふええええええん!!」ポロポロ



浜面「わかった!!わかったから!!」



絹旗「うええええええん!!」ポロポロ



浜面「俺が悪かった!!とりあえず泣き止んでくれ頼む!!」



絹旗「ふえぇぇぇぇぇん!!甘いものが食べたあぁぁぁぁぁぁい!!」ポロポロ



浜面「奢る!!奢るから!!だから!!」



絹旗「じゃあ行きましょうか」ケロ



浜面「テメェ!!!」



コノサキノ オオドオリニ アタラシイオミセガ チョウオープン シタラシイデスヨ
…アア…ソウデスカ…
タキツボサンジョウホウデス
タキツボニアイタイ…


105 : VIPに... - 2012/04/28 05:57:06.53 GgWsnVyDO 36/121




打ち止め『大通りに新しくオープンしたお店のケーキがすっごくおいしいんだって!てミサカはミサカはアナタに期待の眼差しを向けてみる!』

一方『あァそォですか』

打ち止め『お散歩に行くならついでにケーキを買ってきてほしいなってミサカはミサカはおねだりモード全開!』グイグイ

一方『裾を引っ張るな!服が伸びるだろォが!』

打ち止め『買ってきてくれないの?ってミサカはミサカはケーキ食べたいなー……』シュン

一方『あーあー気が向いたらなァ』

打ち止め『やったー!アナタのそれはオッケーって事だよね!ってミサカはミサカは全身で喜びを表現してみる!!』ワーイ

一方『チッ』





ドーン ドーン ドーン
モットアツクナレヨー!
ハイ!



一方「……っせェな」

一方「ハァ」

一方「何でオレがクソガキのお使いなンか」


一方「……あー……ここか」





―甘味処―



カラン カラン



上条「いらっしゃいまs、おおアクセラレータ!」

一方「……うわァ」

上条「そのリアクションは上条さんとしてはとても傷つくのですが……」

一方「オマエこんな所で何してンだよ」

上条「アルバイトだよアルバイト」

上条「上条さん家のエンゲル係数は常に甚大なんですよ」

一方「あァ……あのシスターか」

上条「ハハハ……」



106 : VIPに... - 2012/04/28 05:57:33.38 GgWsnVyDO 37/121




上条「それでどうする?」

一方「あァ?」

上条「注文。イートインとテイクアウトを選べるけど」

一方「テイクアウt……コーヒーはあるのか?」

上条「あるある!ちゃんと豆から挽いてるんだぜ!」

一方「ほォ」

一方「だったら……」





上条「以上でご注文はよろしいでしょうか?」

一方「あァ」

上条「ではしばらくお待ちください」

一方「おォ」





イラッシャイマセー、 ビリビリ!?
ア、アンタ コンナトコデナニシテンノヨ!?
デマシタワネ ルイジンエン!





上条「お待たせしましたー」

一方「ン」

上条「ごゆっくりどうぞ」

一方「おォ」



一方「」カチャ

一方「」ズズ

一方「」フー

一方「……」

一方「悪くはねェな」



107 : VIPに... - 2012/04/28 05:58:03.08 GgWsnVyDO 38/121




一方「」ズズズ

一方「」フー

一方「……」

一方「ウチでも豆から挽いてみるかァ?」

一方「」ズズ

一方「」ホゥ





イラッシャイマセー イチメイサマデヨロシイデショウカ?
エエ
ソレデハ オセキニゴアンナイシマスネ
イイフンイキノ オミセネ
アリガトウゴザイマスー!





一方「」ズズ

一方「あァー」

一方「たまにはこういう時間を過ごすのも悪くねェな」

一方「」ズズ

一方「」フー




108 : VIPに... - 2012/04/28 05:58:35.60 GgWsnVyDO 39/121




一方「」ズ…

一方「ン……」スッ

ピンポーン

一方「……」

一方「……」

上条「はいはい~と」

上条「注文か?」

一方「おォ」

一方「……そォだなァ」

一方「……」

一方「……ブルマン」

上条「了解」

上条「空いたカップは下げるぞ」

一方「あァ」

上条「では、しばらくお待ちください」

一方「ン」





イラッシャイマセー ヨオ! ハマヅラ!
オオー! タイショウ! バイトカ?
サッシテクダサイ
ハハハ
ハマヅラ チョウシリアイデスカ?
アア コイツハナ…





一方「……」

一方「ケーキ……あいつらの分も買っていってやるか」

一方「……」フゥ



一方「……」



109 : VIPに... - 2012/04/28 05:59:06.13 GgWsnVyDO 40/121




一方「……」



一方「……」



上条「お待たせいたしました」

上条「ブルーマウンテンです」

一方「ン」

上条「どうだ?」

一方「どォって……」

上条「こう、のんびりした時間もいいもんだろ?」

一方「ハッ」

一方「……まァ」

一方「悪くはねェ、な」

上条「そうか」ハハ

上条「ゆっくりしていってくれよ」

一方「…………フン」





イラッシャ…!? ヴェ、ヴェント!?
アア? カミジョウ!?
イヤーヒサシブリ!…ソチラノカタハ?…イモウトサン?
チゲーヨ!
ゼンポウノサテン デス! ナンチャッテ!
ハハ…




一方「」ズズズ

一方「」フゥー

一方「……」

一方「……」

一方「」ズズ

一方「」ホゥ



一方「……」




110 : VIPに... - 2012/04/28 05:59:35.31 GgWsnVyDO 41/121




一方「フゥー……」カチャ

一方「……」

一方「……」

一方「今度は打ち止めもつれてくっかァ」

一方「……ついでにワーストも」

一方「……」カチャ

一方「」ズズズ

一方「」フゥー



一方「……」



一方「……」





ネークロコ
ナンデスノ オネエサマ?
アレッテ…
ウワ…キイロデスノ
イヤ、ソウジャナクテ…





一方「……」カチャ

一方「」ズズズ

一方「」ホゥ



一方「……」



一方「……」





……サテンサン?
オネエサマ ソンナワケ…オヤ?





一方「……」カチャ

一方「」ズズ

一方「」ホゥ

一方「……」

一方「……」



111 : VIPに... - 2012/04/28 06:00:03.22 GgWsnVyDO 42/121






アッ! キヌハタ! オレノイチゴ!
フフン! ユダンタイテキデスヨハマヅラ!
クソー!



ア?……!!!……アイツラ!





一方「……」カチャ

一方「」ズ…

一方「……」

一方「……」

一方「……」スッ

ピンポーン

一方「……」

一方「……」

上条「は~い」

一方「ブルマン、もう一杯」

上条「お前ホントにコーヒー好きだな」ハハハ

一方「いいから持ってこい」

上条「はいはい」カチャカチャ





サテンサン!
エ!? ア、イヤ……チガイマス!
チガイマセンノ! サテンサンデスノ!
アァ? サテン、オマエノ シリアイカ?
ヤメテー!!!





一方「……」

一方「……」

上条「はいお待ちどうさま」コト

一方「おォ」

一方「……」カチャ

一方「」ズズズ

一方「」フー



一方「……」




112 : VIPに... - 2012/04/28 06:00:30.99 GgWsnVyDO 43/121




一方「」ズズ

一方「」フゥ





一方「……たまには」





一方「いいもンだ」





113 : VIPに... - 2012/04/28 06:00:59.63 GgWsnVyDO 44/121






ズドオオオオオオンッ!!!





一方「ブハァ!!?」バシャア!





麦野「きいぃぃぬぅぅぅはぁぁたあぁぁぁぁぁ!!!」ツイデニハマヅラァ!





一方「な、なン!?」





麦野「オラァァァァァァ!!!」メルトダウナー!





スガァァァァァァァァァァァァァン!!!



デスノー!
クロコ! クロコォォォォォォ!!!



絹旗「ひぃぃぃぃぃ!!」



浜面「む、麦野!?」

浜面「何かめっちゃキレてるぅぅぅぅぅ!?」



麦野「絹旗ぁ!!テメェはとっくの昔にブ・チ・コ・ロ・シ確定済みだゴラァ!!!」



一方「あれは、第四位!?」



絹旗「浜面!逃げますよ!!」ダダダッ

浜面「おおおい!?お前何やったんだ!?」ドタバタ





一方「!?」



一方「一体どォなってやがる!?」



114 : VIPに... - 2012/04/28 06:01:30.16 GgWsnVyDO 45/121




キュン!



ドォォォォォォォォォン!!!



一方「!? 今度は何だァァァァァァ!?」



御坂「アンタ!よくも!!!」

麦野「あ”あ”あ”!?」





一方「超電磁砲!?」





御坂「よくも黒子を!!あと、私の7万返しなさいよ!!!」

麦野「知らねえよバァァァァァァァカ!!あと、一度貰ったモンは私のモンだボケェ!!!」

麦野「邪魔するならテメェも一緒に殺っちまうぞ!!あぁ!!?」





上条「おいテメーら!!!」





上条「いい加減に」

浜面「うわぁぁぁぁ!!大将どいてくれぇ!!」ダダダ

上条「え?」



ドゲシッ!



浜面「すまねえ大将!!」ダダダッ

絹旗「超すみません!」テテテ





上条「」チーン





一方「上条ォォォォォォォォォ!!」



115 : VIPに... - 2012/04/28 06:01:58.41 GgWsnVyDO 46/121




一方「何なんだこの状況はァ!?」





キィン!



ドゴオオオオオン!!!





一方「またかァァァァァァ!?」





ヴェント「人が楽しくお茶してる所によくもビームなんぞブチ込んでくれたなぁ!!」

佐天「」ガクガクブルブル

麦野「うるせえぞ引っ込んでろこのバナナ野郎!!」

御坂「ヴェントさん悪いけど引っ込んでて。邪魔」

ヴェント「んだと!?テメェらまとめてグッチャグチャにすんぞゴラァ!!?」

佐天「」ガクガクブルブル

ヴェント「行けぇ!佐天!」

佐天「え?」



佐天「えええええええええええええ!!?!?」



佐天「え、え……えぇい!」



ブンッ キィン



ドーン





麦野「……」メルトダウナーバリヤー

御坂「……」デンジバリヤー





佐天「ですよねー」アハハー



116 : VIPに... - 2012/04/28 06:02:25.90 GgWsnVyDO 47/121




麦野「おい小バナナ。まずはテメェから死にたいってわけだな」ジジジ

御坂「そう。いいわよ佐天さん、相手してあげる。全力で」バチバチ



佐天「あわわわわわわ」ガタガタ

佐天「ヴェントさああああああん!!」タスケテー!

佐天「!!」キョロキョロ

佐天「!?」キョロキョロ

佐天「……て」



佐天「居ないー!?」ガビーン!



麦野「」メルトダウナー!

御坂「」レールガン!





ズドオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!





佐天「」





麦野「さてと」

御坂「邪魔者も消えた事だし」





麦野御坂「「始めましょうか!!!」」





一方「おィ」





麦野御坂「「あ”あ”?」」クル





麦野御坂「「あ」」





一方「……」

117 : VIPに... - 2012/04/28 06:02:56.12 GgWsnVyDO 48/121




一方「……」



麦野御坂「「……」」



一方「……」



麦野御坂「「……」」





一方「……俺はよォ」



麦野御坂「「……」」



一方「……いや、わかってンだよ」



一方「俺みてェなクソ野郎がこんな陽の当たる場所でくつろいでていいワケねェって事ぐらい」



一方「わかってンだよ」



麦野御坂「「……」」



一方「でもよォ……」



一方「いくら俺がクソ野郎だからって」



一方「これはねェだろォ」カチ



麦野「ま、待て!?」

御坂「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!」



118 : VIPに... - 2012/04/28 06:03:26.07 GgWsnVyDO 49/121








ドーン!






119 : VIPに... - 2012/04/28 06:03:56.56 GgWsnVyDO 50/121






――本日昼頃、第7学区大通りの飲食店で大規模な爆発があり――





打ち止め「ケーキ♪ケーキ♪」

番外個体「ずいぶん機嫌いいじゃない上位個体」

打ち止め「うん!あの人が新しくオープンしたお店のケーキを買ってきてくれるんだよ、てミサカはミサカは待ちきれない!」

番外個体「ケ、ケーキ」ゴクリ


――重傷者1名、軽傷者多数、その他の――


打ち止め「あの人の事だから何だかんだ言ってもちゃんと皆の分も買ってきてくれると思うよ
     てミサカはミサカは実はケーキが食べたくて仕方がない末の妹に告げてみる」

番外個体「ふ、ふん!ミサカはそんなの別に」


――重傷を負ったアルバイト店員はインタビューに対し「不幸だ」と――


打ち止め「もー素直じゃないんだからー」


――アンチスキルが付近の警戒に――


テ、ミサカハミサカハ…
アーモー! ウルッサイナー!
キャハハハハ!
アー!





――ている模様です。詳しい情報が入り次第、引き続き――




120 : VIPに... - 2012/04/28 06:04:50.10 GgWsnVyDO 51/121

おしまい

121 : VIPに... - 2012/04/28 06:05:33.59 GgWsnVyDO 52/121

オマケ



――第4学区――


司会『3年連続優勝を誇るディフェンディングチャンピオンがこれ程までに叩きのめされるとは!!!』

司会『一体誰が予想できたでしょうか!!!』

司会『それでは改めてご紹介いたします!!!』

司会『学園都市プレゼンツ第4学区大食い選手権』

司会『NEWチャンピオン!!!』

司会『インデックス選手です!!!』


ワアァァァァァァァァァァァァ!!!

パチパチパチパチパチパチパチパチ

ヒュー! ヒュー!


司会『おめでとうございますインデックス選手!!!』

イン『ありがとう!!ありがとうなんだよ!!!』


ワァァァァァァァァァァァァ!!!

パチパチパチパチパチパチパチパチ


司会『すごい試合でした!!!』

司会『ぶっちぎりの優勝となりましたが』

イン『楽勝かも!!!』

司会『今の喜びをまず誰に伝えたいですか?』

イン『それはもちろん、とうまなんだよ!!!』

司会『きっとそのとうまさんも喜んでくれるでしょう!!!』

司会『さてチャンピオンの座について追われる立場になったわけですが今後の抱負などあれば』

イン『私はいついかなる時にも誰の挑戦でも受けてたつんだよ!!!』

イン『どんどんかかってくるといいかも!!!』

司会『いやー素晴らしい心構えですね』

司会『ではここで改めて試合を振り返って……』

イン『そんな事より!!!』

司会『は、はい?』

イン『喋っていたらお腹が空いてきたんだよ!!!』

司会『』





イン『お腹いっぱいご飯をくれると嬉しいな』







ドーン

122 : VIPに... - 2012/04/28 06:06:00.87 GgWsnVyDO 53/121

おしまい




130 : VIPに... - 2012/04/29 02:39:48.49 9VyH73VDO 55/121



初春「大丈夫です!」

白井「……本当に大丈夫なんですの?」

初春「大丈夫ですよぅ白井さぁん……」

初春「私だってやればできるんですから!」

白井「……まあ、そこまで言うのでしたらお願いしますの」

初春「はい!」



初春「必ずやってみせます!」



初春「ふぅ~」

初春「脱出成功です♪」

初春「ふふふ」

初春「さて……迷子の猫ちゃんの特徴は、と」カタカタ

初春「メス、3歳、白」カタカタ

初春「写真がコレ」ターン

初春「わ、可愛い」

初春「よーし!探すぞー!」オー!



131 : VIPに... - 2012/04/29 02:40:14.55 9VyH73VDO 56/121



初春「……全然見つかりませんね」トボトボ

初春「はぁ」

初春「……」

初春「あ、」アレハ…

初春「クレープ屋さん」ゴクリ

初春「……」

初春「いやいやダメですよ!」

初春「猫ちゃんの捜索をしないと!」

初春「……」

初春「でも」

初春「1個だけなら」フラー…





初春「んー!おいひいれふ!」モッキュモッキュ

初春「生クリームとイナゴの佃煮のハーモニーが絶妙です!」

初春「これは私的ベスト3に入りますね!」

初春「じゃあ次は……はっ!?」

初春「あああああ~!」





初春「まじめに探します」テクテク

初春「しかし見つからないなあ」テクテク

初春「おーい」

初春「猫ちゃーん」

初春「どこですかぁー」

初春「はぁ」

初春「……」ウーン

初春「……あれは……固法先輩!」

初春「固法せんぱーい!」タタタ



アラ、ウイハルサン
コノリセンパーイ
コンナトコロデ ナニシテルノ?
ネコチャンヲ サガシテマシテ



132 : VIPに... - 2012/04/29 02:40:43.80 9VyH73VDO 57/121



初春「固法先輩、体の具合は大丈夫なんですか?」

固法「ええ、寝てたら大分良くなったから今から支部に顔を出そうと思ってたのよ」

初春「そうなんですか。でもあんまり無理はしないでくださいね」

固法「はいはい」クス

固法「でも珍しいわね、こういう事はいつもなら白井さんの担当なのに」

初春「私だってやればできるんです!」

初春「だから今日は私が現場なんです」

初春「その代わり白井さんが書類と格闘してますけどね」アハハー

固法「初春さん……アナタもしかして事務仕事が嫌で出てきたんじゃ」

初春「ち、ち、ち、違いますよ!」アセアセ

初春「何を言ってるんですか!」

固法「ホントにー?」ジトー

初春「ホントですよー!」

固法「まぁいいわ。そういう事にしておきましょう」

固法「それで?」

初春「はい?」

固法「その猫ちゃんの特徴は?」

初春「え?」

固法「え?じゃないでしょう」

固法「私も一緒に探すわ」

初春「で、でも固法先輩、具合悪いんじゃ……」

固法「この位なら平気よ」


ジャア、コノシャシン ナンデスケド
アラ マッシロデ カワイイワネー
ソウナンデスヨー



133 : VIPに... - 2012/04/29 02:41:10.01 9VyH73VDO 58/121



初春「うぅ……」

固法「そんなに落ち込まないで初春さん」

初春「ようやく見つけたと思ったら結局、固法先輩が一人で捕まえちゃったじゃないですか」

固法「ハハハ。まあいいじゃない。無事に飼い主さんの所に届ける事もできたんだし」

初春「そうですけどー」

初春「あんなに動き回っちゃって体は大丈夫なんですか?」

固法「お腹の調子が悪かったけど今はもう大丈夫よ」

初春「お腹?食べ過ぎ?」

固法「……ええ。ちょっと、ね」

固法「来年こそは必ずチャンピオンの座に返り咲いて……」ブツブツ

初春「固法先輩?」

固法「え!?あ、いや、何でもないわよ!」

初春「?」





初春「それにしてもすっかり遅くなっちゃいましたね」

固法「そうね。初春さんどうする?」

固法「時間も時間だしこのまま帰宅しても……」

初春「いえ、一旦支部に戻ります。白井さんの事もありますし」

固法「書類を押し付けてきちゃったんだっけ?」

初春「押し付けて無いですよー!」

固法「ハハ。あ、だったら晩御飯に何か買っていきましょうか」

初春「そうですね。もうお腹ペコペコです」



アソコノ コンビニデ イイデスカネ?
ソウシマショウ
ハイ



134 : VIPに... - 2012/04/29 02:41:36.36 9VyH73VDO 59/121



初春「……固法先輩……お腹の調子悪いんじゃ……」テクテク

固法「そうなのよ。だから今日は少なめにしておいたわ」スタスタ

初春「少なくないですよソレ!」テクテク

固法「え?そう?」スタスタ

固法「なんて言ってるうちに支部に到着ね」

初春「んもぅ……」

固法「さ、白井さんもお腹空かしてるだろうし入りましょうか」

初春「はーい」


デスノー!


ガチャ

135 : VIPに... - 2012/04/29 02:42:10.04 9VyH73VDO 60/121



―177支部―

白井「はぁ~……」

白井「何で私がこんな時間まで一人で作業しなければなりませんの」

白井「はぁ~……」

白井「……それもこれも全て初春のせいですの」

白井「なぁ~にが『必ずやってみせます!』ですのよ」

白井「飛び出して行ったきりちっとも帰っこないじゃありませんの」ダメダメデスノ

白井「はぁ~……」

白井「しかもこんな時に限って固法先輩が体調不良でお休みとは」

白井「ついてませんの」

白井「はぁ~……」

白井「……それにしても暑いですの」

白井「エアコン……は故障してましたわね」

白井「…………どうせ誰もいませんの」

白井「脱いじゃえですの」ヌギヌギ

白井「フゥ~」←全裸

白井「……それにしても」

白井「何なんですの!この書類の山は!」

白井「いくらなんでも仕事溜め込み過ぎですの!」

白井「これだけ馬鹿げた量なら上に登れますわよ、まったくもう……」

白井「……」

白井「……」

白井「」ガタ

白井「」ヨイショ ヨイショ

白井「」ヨジヨジ

白井「」フゥ

白井「おおー」

白井「高いですの」

白井「天井ギリギリですの」

白井「馴れた場所を高い所から見下ろすのは新鮮ですの」

白井「……」

白井「全裸でこうしていると何だかいかがわしいショーみたいですわね」

白井「……」

白井「」セクシーポーズ

白井「もっと脚を、こう……」

白井「うわ、エロいですの///」

ナンカ ノッテキマシタノー!
ヨッ! ハッ! ホッ!
デスノー!


ガチャ

136 : VIPに... - 2012/04/29 02:42:40.80 9VyH73VDO 61/121

おしまい




137 : VIPに... - 2012/04/29 08:12:52.89 9VyH73VDO 63/121



―常磐台寮―


御坂「……ねえ黒子」

白井「」ドヨーン

御坂「その……元気出しなさいよ」

白井「……放っておいてくださいまし」ドヨーン

白井「どうせ黒子は役立たずの変態ですの」ドヨーン

御坂「あははー……」

御坂「じゃ、じゃあワタシ出掛けるからね」

白井「……行ってらっしゃいまし」ドヨーン





―セブンスミスト屋上―


御坂「しっかし黒子のヤツ」

御坂「前から変態だとは思っていたけど」

御坂「まさか風紀委員の支部でストリップやらかすとはねー」ヤレヤレ

御坂「そりゃ謹慎処分にもなるわ……あ」

10032「おや?おはようございます、とミサカはお姉様に爽やかな朝の挨拶をします」

御坂「おはよ。アンタがこんな所にいるなんて珍しいわね」

10032「今日はココでどうしてもやらねばならない事があるのです、とミサカは固く拳を握りしめます」ググッ

御坂「ま、まさかアンタもアレを!?」

10032「……やはりお姉様もアレが目的でしたか、とミサカはこの場所でお姉様と遭遇した事に納得します」





『ゲコ太ショー!!~ゲコ太と愉快な仲間たち~』



『ご来場頂いたお客様にはもれなく、限定版ゲコ太ストラップをプレゼント!』





御坂「……」

10032「……」



138 : VIPに... - 2012/04/29 08:13:53.24 9VyH73VDO 64/121



御坂「まあ、ね……」アハハ…

10032「ええ、とミサカは……」

打ち止め「あー!お姉さまはっけーん!!てミサカはミサカはお姉さまに向かってダーイブ!」ダン!

御坂「ごふぁ!?」ドガッ





御坂「まったくもうこの子は」

打ち止め「エヘヘー」

御坂「アンタもゲコ太を見に……て聞くまでもないか」ハハ

打ち止め「うん!ミサカも今日という日を心待ちにしていたの!てミサカはミサカは昂る気持ちを抑えきれない!」

御坂「そっか、じゃあ一緒に観よっか」

打ち止め「うーん……」

御坂「どうしたの?」

打ち止め「実はアノ人と一緒に来たんだけど途中ではぐれちゃったの
     てミサカはミサカはいい歳して迷子になっちゃうアノ人に憤慨してみる」

御坂「迷子って、この場合どちらかというとアンタの方が迷子なんじゃ」

打ち止め「ちがうもん!迷子はアノ人の方だもん!てミサカはミサカはミサカ迷子説を全力で否定してみる!」

打ち止め「そもそも目的地がこの場所である以上は、この場所にいるミサカこそが正しい
     てミサカはミサカは自己の正当性を強く主張してみる」

御坂「まあそれもそうね」

御坂「あー……アノ人って一方通行の事でしょ?放っておいていいの?」

打ち止め「もうこの際だからいいや、てミサカはミサカはゲコ太最優先!」

御坂「ははは」

10032「上位個体の登場と同時にミサカは完璧に空気なりました、とミサカはそんな自分がやるせません」



139 : VIPに... - 2012/04/29 08:14:23.25 9VyH73VDO 65/121



―ゲコ太ショー上演中―



ワーワー!
ゲコター!



御坂「ゲコ太あああああ!!」ウオオオオ!



キャー!
ゲコタアブナーイ!



10032「あわわ、ゲコ太がピンチです!!とミサカはカバンから自動小銃を取り出してゲコ太救出に向かう準備をします」アワワワ



オオオー!
ヤッター!



打ち止め「さすがゲコ太ー!!てミサカはミサカはゲコ太に羨望の眼差しを送ってみる!」キラキラ



ワーワー!
ゲコター!
キャー!




140 : VIPに... - 2012/04/29 08:14:53.14 9VyH73VDO 66/121



―常磐台寮―


御坂「ただいまー」

白井「お帰りなさいまし!!お・ね・え・さ・まー!!」ダイブ!

御坂「うらぁぁぁぁぁ!!」ビリビリ

白井「あはぁぁぁぁん!!」ビビビビ

御坂「アンタはもお!!今朝の落ち込みようはドコへ行ったのよ!」

白井「ふっふっふ、お姉さま」

白井「この黒子を見くびってもらっては困りますのよ!」

白井「あれしきの事でいつまでもウジウジと落ち込んでいる黒子では……何ですのそれ?」

御坂「ん?風船よ」

白井「あら、その形は……お姉さま……まぁたゲコ太ですの?」

御坂「うるっさいわねぇ!いいじゃないのよ!」

御坂「ホントは限定ストラップも貰えるはずだったんだけどねー」ゴソゴソ

御坂「なんか向こうの手違いで準備が間に合わなかったらしいのよ」キュッ

御坂「これでよしっと」ウン

白井「あらまあ嬉しそうにベッドにくくりつけちゃて」

御坂「」ニヘラ



オネエサマ ソンナコドモッポイシュミハ トキワダイノエーストシテ
アーモー! ウルサーイ!
オネエサマ!



141 : VIPに... - 2012/04/29 08:15:19.98 9VyH73VDO 67/121



―病院―


10032「ただいま戻りました、とミサカは冥土返しに報告します」

冥土帰し「お帰りなさい10032号さん、おや?それは風船だね」

冥土帰し「なんだか子供の頃を思い出すね」ハハ

10032「はい。この風船はゲコ太から貰ったミサカの宝物です、とミサカは冥土返しに説明します」

冥土帰し「そうかい?それなら大事にするといいね」

10032「はい。それではこれで、とミサカは踵を返し自室へと向かいます」





10032「」キュッ

10032「これでよし、とミサカはプカプカと浮かぶ風船を眺めます」

10032「」ニヘラ



142 : VIPに... - 2012/04/29 08:15:55.75 9VyH73VDO 68/121



―黄泉川家―


……キィ、パタン


黄泉川「ぐっすり眠ってるじゃん」

芳川「さっきまで風船もって走り回ってたのにね」

黄泉川「大事そうにベッドにくくりつけてあったじゃん」

番外個体「上位個体はお子様だからねー、風船1つでもハッピーになれるんでしょ」


ガチャ バタン


黄泉川「お、一方通行が帰ってきたじゃん」

一方「あァ~……」

黄泉川「一方通行、アンタ打ち止めとはぐれたんだって?ちゃんと見てないとダメじゃんよー」

一方「帰ってくるなり説教かよ」

番外個体「いい歳して迷子」ギャハハ

一方「うるせェな色々あったンだよ」

黄泉川「アンタ晩ご飯はどうするじゃん?」

一方「あァ……疲れたからもう寝るわ」

一方「番外個体」

番外個体「うん?」

一方「」ポイ

番外個体「おっとと」キャッチ

一方「ソレやる」

番外個体「……ストラップ?」

番外個体「あ、ゲコ太」

番外個体「……」

番外個体「……」

番外個体「……」ニヘラ

黄泉川「アンタも十分お子様じゃん」



ミ、ミサカハ ベツニ!
アラ、ソレナラ ワタシガモラオウカシラ
ダメー!
アハハハハ



143 : VIPに... - 2012/04/29 08:16:22.70 9VyH73VDO 69/121

おしまい




144 : VIPに... - 2012/04/29 08:16:51.96 9VyH73VDO 71/121




一方「あのクソガキどこ行きやがったンだ?」

一方「ったくよォ」

一方「あァ面倒臭ェ」

一方「……セブンスミストの屋上だったよなァ」

一方「とりあえず行ってみるか」

一方「ハァ」



カツン カツン



145 : VIPに... - 2012/04/29 08:17:19.08 9VyH73VDO 72/121



―セブンスミスト屋上―


スタッフ1「よーし、大体運び終わったな」

スタッフ2「この着ぐるみはどうします?」

スタッフ1「役者さんが来るまでその辺に置いておけ」

スタッフ2「わかりましたー」



イップク イレルベー
ハーイ



146 : VIPに... - 2012/04/29 08:17:47.94 9VyH73VDO 73/121



―セブンスミスト屋上―


ワイワイ
ガヤガヤ
キャハハハハ


一方「……ンだよ、このガキの群れは」

一方「……」キョロキョロ

一方「……」キョロキョロ

一方「……チッ」

一方「……クソガキはドコだよ」


カツン カツン



147 : VIPに... - 2012/04/29 08:18:18.64 9VyH73VDO 74/121



―セブンスミスト前―


能力者「おらぁぁぁ!」ブンッ


ドーン!


能力者「ヒャハハハ!」


ウワー!
ノウリョクシャガ アバレテルゾー!
アンチスキルヲヨベー!


能力者「どいつもこいつもヘラヘラしやがってよぉ!」

能力者「てめーら全員ブッ殺してやるー!」


ドカーン!


ワー!
キャー!



148 : VIPに... - 2012/04/29 08:18:46.99 9VyH73VDO 75/121



―セブンスミスト屋上―


ワー!
キャー!


一方「あァン?」


ドーン
ウワー!


一方「なンか下の方が騒がしいな」


一方「……」シタ ナガメ

一方「……」


ワー!ワー!
アッ!?
ヨウジョガ アブナイ!!
ウエエエン!


一方「……」

一方「……」

一方「……チッ」

一方(しかし、あンまり目立つわけには……)





ゲコ太(着ぐるみ)





一方「……」





ゲコ太(着ぐるみ)





一方「……」





ゲコ太(着ぐるみ)





一方「……」





一方「……………………」


149 : VIPに... - 2012/04/29 08:19:18.06 9VyH73VDO 76/121



―セブンスミスト前―


ズドォォォォォォォォン!!!


ナンダー!
ナニガオキタ!?


能力者「ああ!?」





ゲコ太「……」





ゲコタ!
ゲコタガ ソラカラフッテキタゾー!!



能力者「」



能力者「え?」





ゲコ太「……」





能力者「……」





ゲコ太「……」





能力者「……」





ゲコ太「……」トン





能力者「ゴハアアアアア!!?」ドカーン!



ウオー!
シュンサツ!
ゲコタ ツエー!



150 : VIPに... - 2012/04/29 08:19:52.33 9VyH73VDO 77/121



ゲコ太「……」



ゲコ太「」ギュン!



ゲコタガトンダー!
ウオー!
アリガトウ ゲコター!





―セブンスミスト屋上―


ゲコ太「ハァー……」カチ

ゲコ太「ったくなンで俺がこンな事……」

ゲコ太「さァて、こンなもンとっとと脱いで打ち止めを」



スタッフ2「あ!いたいた!」



ゲコ太「あァ?」

スタッフ2「どこ行ってたんですか!!もう始まりますよ!!」ガシッ

ゲコ太「え?」グイッ





ゲコ太「え?え?」ズルズル


151 : VIPに... - 2012/04/29 08:20:26.38 9VyH73VDO 78/121



スタッフ「じゃあお願いします!!」ドンッ

ゲコ太「お、おィ!?」トットット カチ



ワアアアアアアアア!!

パチパチパチパチパチパチパチパチ

ゲコ太ー! ゲコ太ー!



ゲコ太「」





ゲコ太「」





ゲコ太「ハッ!?」





ゲコ太(な、な、何だァ!?)



ゲコ太ー!

カワイイー!

キャー!!



ゲコ太「」





ゲコ太(エェー……)



152 : VIPに... - 2012/04/29 08:21:00.37 9VyH73VDO 79/121



――こうして、ゲコ太とその仲間たちの活躍によって平和は守られたのでした!――



ワー!
ゲコター! ゲコター!
ゲコター! コッチムイテー!



―舞台裏―


ゲコ太「ア”ア”ア”ァァァァァァ……ハァ……バッテリーやべェな……」


スタッフ2「はーいお疲れ様でしたー!」

スタッフ2「それじゃあ今から来場者の皆さんに風船を配るんでこっちに来てくださーい!」ガシッ

ゲコ太「まだあンのかァァァァァァァ!!」ズルズル





ゲコ太「」フウセンワタシ

アリガトー

ゲコ太「」フウセンワタシ

ゲコタスキー

ゲコ太「」フウセンワタシ

ゲコタカッコイイ!



ゲコ太「」フウセン…

御坂「」ゲコタ! ゲコタ!

ゲコ太「」…ワタシ

御坂「キャー!!ゲコ太ー!」ダキツキッ!

ゲコ太(ヌゥアァァァァァァ!?)ギュウウウ! メキメキパキ!



ゲコ太「」フウセン…

10032「」

ゲコ太「」…ワタシ

10032「」ダキツキッ!

ゲコ太(お前もかァァァァァ!!)ギュウウウ! ゴキバキボキ!





ゲコ太「……」

打ち止め「……」



153 : VIPに... - 2012/04/29 08:21:32.22 9VyH73VDO 80/121




ゲコ太「……」

打ち止め「あのねゲコ太」

ゲコ太「……」

打ち止め「とってもカッコよかったよ!てミサカはミサカはゲコ太を大絶賛!」

打ち止め「ゲコ太は可愛いだけじゃないんだね!」

打ち止め「さっきのゲコ太はすっごくすっごくカッコいいヒーローだったよ!!」



打ち止め「まるで」





打ち止め「アノ人みたい!!!」





ゲコ太「……」



ゲコ太「……」



ゲコ太「……」フウセンワタシ

打ち止め「ありがとう!ゲコ太大好きー!」ダキツキッ!



ゲコ太「……」





ゲコ太「……」



154 : VIPに... - 2012/04/29 08:22:04.17 9VyH73VDO 81/121



スタッフ2「これですべて終了となりまーす!」

スタッフ2「お疲れ様でしたー!」



オツカレッシター!
イヤー イイシゴトシタナー
イッパイ イコウヤー
イイッスネー!



一方「……」グデー

一方「……」

一方「……」ヨロ

一方「……杖」キョロキョロ

一方「……あ」





¶←杖





一方「……」ヨロ

業者「遅くなりましたー!!ストラップを納品に」



ドカーン!

バサバサバサバサバサ



一方「」バタ

業者「」バタ



一方「……」

一方「」ムク

一方「」ヨロヨロ

一方「」ガシッ

カツン カツン カツン



オセーヨ! モウイベントオワッチマッタゾ!
スイマセーン!
ナニヤッテンダヨ マッタクモー!



155 : VIPに... - 2012/04/29 08:22:36.41 9VyH73VDO 82/121



―黄泉川家マンション前―


一方「……」ヨロ…



一方「ハァ……」グッタリ



一方「……鍵」ガサゴソ



一方「……あン?」



一方「何だ?」



一方「……」ゲコタストラップ



一方「さっきの……」



一方「……」



一方「……」



一方「……チッ」



カチャ ピッ ウィーン

カツン カツン カツン



156 : VIPに... - 2012/04/29 08:23:07.71 9VyH73VDO 83/121

おしまい




157 : VIPに... - 2012/04/29 08:23:40.71 9VyH73VDO 85/121




カツン カツン カツン カツン カツン カツン



一方「ハァハァゼェハァ……」



団体職員「待ってくださーい!」ダダダ



一方「誰が待つかバカ野郎ォ!!」カツ カツ カツ カツ カツ カツ



団体職員「我々は貴方の見方なんですぅ!」ダダダ



一方「間に合ってますゥ!」カツ カツ カツ カツ カツ



団体職員「そんな事言わずに!」ダダダ



一方「しつっけェンだよクソッタレがァ!」カツ カツ カツ カツ カツ カツ



団体職員「どうか!」ダダダ



団体職員「どうか我々に貴方を保護させてくださーーーい!」ダダダ



158 : VIPに... - 2012/04/29 08:24:14.33 9VyH73VDO 86/121



ホゴ サセテー!
ダダダ



一方「……」

一方「……行ったか?」ヒョイ

一方「……」ジー

一方「よし、行ったな」

一方「一体何だっつゥンだよ」ハァ

絹旗「一方通行じゃないですか」

一方「うォお!?」ビックゥ

絹旗「うォお!?」ビックゥ





―新・甘味処―


絹旗「れぇ、ほほはんはいひもひはへはえへは、ほ?」モッキュ モッキュ

一方「食うか喋るかどっちかにしろォ」

絹旗「……」

一方「……」

絹旗「」モッキュ モッキュ

絹旗「」モッキュ モッキュ

絹旗「」モッキュ モッキュ

絹旗「」モッキュ モッキュ

一方「喋れ」

絹旗「自分が超そう言ったんじゃ」

一方「あァ自分の分しか払いたく無くなってきたァ」

絹旗「で、その団体に追いかけられていた、と?」キリッ

一方「そォなンだよ、いい迷惑だぜ」

絹旗「でもそれなら基本的には超いい人達なんじゃないですか?」

一方「あンなモンがいい人達なわけねェだろォ……」

一方「あの野郎、信号待ちしてる俺を担ぎ上げてそのまま拉致ろォとしやがったんだぞ」

絹旗「それはまた……超過激ですね」

一方「過激っつーかあんなの普通はありえねェよ」

絹旗「いいじゃないですか超保護してもらえば」

絹旗「意外と不自由無い生活ができるかもしれませんよ」ハハハ

一方「オマエ他人事だと思って……」





団体職員「」ジー



159 : VIPに... - 2012/04/29 08:24:48.68 9VyH73VDO 87/121



一方「!?」ガタッ

団体職員「いやー探しましたよ。逃げるなんてヒドイじゃないですか」ニコニコ

一方「来るンじゃねェ!」

団体職員「そんなに怯えなくても大丈夫ですよ、我々は貴方の味方ですから」ニコニコ

一方「怯えてンじゃねェよ!イラついてンだよォ!」

団体職員「まあまあ落ち着いて。あ、店員さーん、アイスコーヒー1つ」チャクセキ

カシコマリー

一方「聞いちゃいねェ」

絹旗「この人が噂の超団体職員さんですか」





団体職員「……というわけです。これで私たち障害者保護団体の事についてはご理解いただけましたでしょうか?」ニコニコ

一方「……」

絹旗「」モッキュ モッキュ

一方「……あのよォ」

団体職員「はい?」ニコニコ

絹旗「」モッキュ モッキュ

一方「障害者保護団体なんだよな?」

団体職員「はい。そうですよ」ニコニコ

絹旗「」モッキュ モッキュ

一方「それなら何で保護施設に入るのに金がかかるンだ?」

団体職員「……」ニコニコ

絹旗「」モッキュ モッキュ

一方「……」

団体職員「……」ニコニコ

絹旗「」モッキュ モッキュ

一方「……」

団体職員「まあ、多少の手数料はかかりますよ」ニコニコ

絹旗「」モッキュ モッキュ

一方「ボランティアって言ってたよなァ?」

団体職員「ええ」ニコニコ

絹旗「」モッキュ モッキュ

一方「それなら料金を取るのはオカシイだろォが」

団体職員「料金ではありませんよ」ニコニコ

絹旗「」ケプ フー

一方「あ?」

団体職員「寄付ですよ」ニコニコ

一方「……」

絹旗「」ゴシゴシ


160 : VIPに... - 2012/04/29 08:25:26.49 9VyH73VDO 88/121



一方「ちょっと待て話変わってンじゃねェか」

一方「何で寄付になってンだよ?」

一方「手数料って言ってたろ」

団体職員「あーいやいや、手数料とは事務手数料の事ですよ」ニコニコ

一方「はァ?」

団体職員「入所の際には若干の事務手数料を頂いておりますが」ニコニコ

団体職員「しかしですね、施設の運営などに関しては皆様のご寄付で成り立っているのです」ニコニコ

絹旗「なるほど。寄付扱いにしてしまえば超免税という事ですね」

団体職員「……」ニコニコ

一方「……」

絹旗「あと、ソレです」

団体職員「?」ニコニコ

絹旗「そのパンフレットですよ」

団体職員「こちらが何か?」ニコニコ

絹旗「“寄付”のはずなのに“金額”が表記されているのは超おかしくないですか?」

団体職員「……」ニコニコ

一方「……」

団体職員「これは……1つの目安です」ニコニコ

一方「寄付の目安って何だよ」

一方「それに」

一方「オレは確かに杖つきたが施設に入らなきゃならねェような不自由は無ェぞ」

団体職員「……」ニコニコ

一方「……」

絹旗「……」

団体職員「入所されなくても障害者の方であればどなたでも施設をご利用になれますよ」ニコニコ

団体職員「こちらをご覧ください」ニコニコ

団体職員「……当施設には様々な障害者交流サークル等がありまして……」ニコニコ

団体職員「……更には障害者の方々の自立支援など……」ニコニコ

団体職員「……月に一度のオリエンテーリング……」ニコニコ





一方「」グッタリ

絹旗「」グッタリ



161 : VIPに... - 2012/04/29 08:25:58.17 9VyH73VDO 89/121



―ファミレス―


絹旗「……」

麦野「絹旗、てアンタ何で壷なんて持ってんのよ?」

浜面「骨董趣味にでも目覚めたのか?」

滝壺「ちっちゃくて可愛い壷だね」



絹旗「……私は……超マシな方ですよ」



麦野「どういう事?」





絹旗「……障害者保護団体どころじゃなかったって事です」





麦野「?」



162 : VIPに... - 2012/04/29 08:26:30.40 9VyH73VDO 90/121



―黄泉川家―


ガチャ バタン


一方「……」

黄泉川「おかえり一方通行」

打ち止め「おかえりなさいアナタ!てミサカはミサカはえええええ!?」

黄泉川「どうしたじゃん!?その巨大な壷は!?」

打ち止め「アナタなんでそんな大きな壷なんてもってるの!?てミサカはミサカはミサカはミサカは!?」



一方「……教祖様が……幸せに……」ブツブツ



アクセラレータガ オカシクナッタジャン!?
アナタシッカリシテ! テ ミサカハミサカハ!



163 : VIPに... - 2012/04/29 08:27:02.55 9VyH73VDO 91/121

おしまい




167 : VIPに... - 2012/04/29 13:22:47.88 9VyH73VDO 93/121



イン「ねえとうま」

上条「……なんでせうかインデックスさん」

イン「どうして毎日毎日ご飯のおかずがモヤシばっかりなのかな」

上条「それはですねー、まあ何と言いますか」

上条「上条さん家にはただでさえお金がない上に不幸につぐ不幸のせいで……」

イン「もーこんなの我慢できないんだよ!」ジタバタ

イン「だいたい私がもらってきた賞金はどうしたのかな!」ジタバタ

上条「それはアナタの胃の中に……」

イン「賞金と一緒にもらってきたお肉はドコへ行っちゃったのかな!」ジタバタ

上条「それもアナタの胃の中に……」

イン「この巨大な壷は何なのかな!」

上条「なんか一方通行が置いていったんだよ」

イン「邪魔かも!」

上条「食べていいぞー」ハハハ…

イン「食べられるわけないんだよ!」ガブ!

上条「ぎゃああああああああああ!」







イン「それで、この壷は一体どういう事なのかな?」

上条「う~ん、一方通行に聞いたら『汚点だァ』て言ってたけど」

イン「意味がわからないんだよ」

上条「そうだよなー、アイツもなんだってこんなもん……」

イン「とにかくこの巨大な壷をどうにかしてほしいかも」

イン「リビングの4分の1を占拠してるんだよ」

上条「どうにかと言われても」

上条「…………!」

上条「一方通行が持ってた位だからそれなりの物なんじゃ……」

イン「白い人はとうまと違ってお金持ちだから、それは十分あり得るね。」

上条「はは、は……」



168 : VIPに... - 2012/04/29 13:23:24.25 9VyH73VDO 94/121



上条「どうだインデックス?」

イン「うーん、少なくとも魔術的な要素はカケラもないんだよ」

イン「ただの巨大な壷だね」

上条「そうか」

上条「まあ右手で触っても何の反応も無いしな」ペチペチ

上条「て事はそっちの線での価値は無くなったわけだ」

イン「壷としての価値はどうなのかな?」

上条「上条さんに壷の価値なんて分かりませんのことよ」ハハ

上条「インデックス……には分からないよな」

イン「失礼かも!」

上条「じゃあ分かるのか?」

イン「霊装ならともかく美術品とかはちょっと……」

上条「……」

イン「……」



上条イン「はぁぁぁぁぁぁぁぁ……」



テレビ『家具、家電、その他諸々何でも買い取ります!』



上条イン「!?」



テレビ『――お近くのお店へ!』



上条イン「……」



上条「行くぞインデックス!」

イン「気をつけてね!」

上条「お前も来い!」

イン「イヤかも!」

上条「ふざけるな!」

上条「こんなデカイの俺1人で運べるわけねーだろ!」

イン「うぅー……」

上条「……この壷が高く売れれば美味いもんが食べられるぞ」

イン「さあ行くんだよ!」

上条「よし、といっても素手じゃ運べないよな」

上条「台車借りてくるか」


ピンポン ピンポン
ツチミカドー ダイシャ カシテクレー
ソコニアルカラ カッテニモッテイケニャー
アリガトー


169 : VIPに... - 2012/04/29 13:23:57.98 9VyH73VDO 95/121



ガラガラガラガラガラガラガラガラ


上条「重いなコレ」ゼェハァ

イン「ありえないんだよ」ゼェゼェ

上条「インデックスー、しっかり押さえてろよー」

イン「わかってるかも」


ガラガラガラガラガラガラガラガラ







上条「ふ~、ようやく着いたか」

イン「腕が痛いんだよ」



『オフハウス』



上条「すいませーん、買い取りお願いしたいんですけどー」

イン「なるべく高く買ってほしいんだよ!」

店員「ではコチラの番号札を持ってお待ちください」

上条イン「はーい」







上条「色んな物を売ってるんだなー」キョロキョロ

イン「家具や家電の他になんだかよく分からない物まであるね」キョロキョロ



上条「ははは、何だこのちっちゃい壷。俺達が持ってきた壷に似てるな」

イン「似ているというよりも瓜二つだね……わ!8000円!」





―――番の番号札をお持ちのお客様ー!カウンターまで―――





上条「お、呼ばれた!」

イン「これで美味しいご飯が食べられるんだよ!」



170 : VIPに... - 2012/04/29 13:24:27.57 9VyH73VDO 96/121



店員「えー、壷が1点で買い取り金額1500円になります」

上条「」

イン「」








上条「……美味いかー?インデックスー」ズズズ

イン「この濃厚な味のチャーシューがなんとも言えないんだよ!」ズズズ

上条「……喜んで頂けたようで何よりです」ハハハハ…ハァ…



オカワリナンダヨ!
ソレハ ヤメテー!



171 : VIPに... - 2012/04/29 13:25:02.50 9VyH73VDO 97/121



―オフハウス―


絹旗「ちょっと待ってくださいよ!」

絹旗「買い取り金額50円てどういう事ですか!?」

絹旗「超納得できません!」キー!

店員「と、申されましても……」タハハ…

店員「買い取り金額にご納得頂けないようでしたらお持ち帰りになられても……」

絹旗「ぐぬぬ……」

絹旗「でも、でも!この壷は15万円もしたんですよ!」

店員「えー……」

絹旗「それが何で50円になっちゃうんですか!」

絹旗「悪徳業者ですか!?悪徳業者なんですね!!」

絹旗「皆さーん!このお店は悪徳業者ですよー!」

絹旗「タダ同然で買い取って法外な値段で売りつける極悪非道のお店でーす!」

店員「ちょっと!やめてくださいよお客様!そんな人聞きの悪い!」

絹旗「それなら超納得のいく説明をしてもらいましょうか!」フーフー







店員「あのー、お客様」

店員「こちらの壷を15万円でご購入されたとの事ですが」

店員「一体どういった所で……」

絹旗「そ、それは、その……あの~……」ゴニョゴニョ

店員「こちらの壷は本来であれば当店としましても買い取り対象外なのですが」

店員「わざわざお持ち頂いたという事で50円という査定をさせて頂きました」

絹旗「対象外!?」ガボーン

店員「ええまあ。失礼ですがあまり質のよろしくないお品物ですので」

絹旗「でも……15万円……」

店員「当店の方からはこれ以上の事は……お察しください」

絹旗「」







絹旗「……」クッチャ クッチャ

絹旗「……」クッチャ クッチャ

絹旗「……」クッチャ クッチャ

絹旗「……さすが10円ガム」

絹旗「味がなくなるが超早いです」

絹旗「……」クッチャ クッチャ


172 : VIPに... - 2012/04/29 13:25:32.41 9VyH73VDO 98/121

おしまい




175 : VIPに... - 2012/04/29 15:25:29.27 9VyH73VDO 100/121



白井「ステマですの」

御坂「ステマ、て何よ?」

白井「お姉さま……ステマという単語が流行ってから結構経っておりますのに、まだご存知ありませんでしたの?」

御坂「う、うっさいわねぇ!いいじゃないのよ別に!」

白井「アニメやキャラクターグッズにばっかりうつつを抜かしていると、世間から置いてきぼりをくらいますわよ」

御坂「そんな事ないわよ!ニュースだってちゃんとみてるんだから!」

御坂「とにかく!」

御坂「その……ス、ステマ?て、一体何なのよ」

白井「いいでしょう」

白井「それではご説明いたします」

白井「うおっほん」

白井「ステマとは」

白井「ステルスマーケティングのインターネット上での略称ですの」

御坂「あーあーステルスマーケティングねー。はいはい。流行ってるわよねー、ステルスマーケティング」

白井「……お姉さま。そういうのは結構ですの」



御坂「……」

白井「よろしいですか」

白井「ではまずステルスマーケティングとは何なのかをご説明いたします」

御坂「うんうん」

白井「ステルスマーケティングとは」

白井「消費者に宣伝と気づかれないように宣伝行為を行うことですの」

御坂「どういう事?」

白井「具体的には、自社に関する口コミサイトにおいて、否定的な意見を削除して良い意見だけを残す事により
   良いイメージを与えるようにしたり、あたかも客観的な記事を装った広告や、影響力のあるブロガーが報酬を得ていることを明示せずに
   第三者的な立場を偽装して、特定の企業や製品について高い評価を行う行為などがあげられますの」

御坂「うわーなんかズルいわねー。私そういうの嫌いだわ」

白井「私も嫌いですの」

白井「そしてそれは世間の方々も同じのようで、ステマに対してしばしば非難の声が上がっておりますのよ」

御坂「そりゃそうよねー。騙されて喜ぶ人なんていないもの」

白井「その通りですわね」



176 : VIPに... - 2012/04/29 15:26:05.37 9VyH73VDO 101/121



御坂「でもそんな悪い事なんだから法律で規制されてたりするんじゃないの?」

白井「それなんですが」

御坂「え?まさか合法なわけ?」

白井「いや、なんといいましょうか……一応、消費者庁が『景品表示法の不当表示に抵触する可能性がある』という見解を示した経緯があったりなかったり」

御坂「どっちなのよ」

白井「ええ~あるにはあったんですが、その辺なんかちょっとアレでして……」

白井「あ、しかしですね」

白井「一部諸外国では法により規制されていたりもしますの」

御坂「それが普通でしょうが」

白井「私もそう思いますの」

御坂「何で日本は法律で禁止しないのよ!!あぁん!?」

白井「いや、私に言われましても。国会議員に言ってくださいまし」

御坂「国会議事堂にレールガンぶち込んでやろうかしら」

白井「やめてくださいましお姉さま。それはもはやテロですの」


御坂「で、そのステマに騙されないようにするには一体どうすればいいのよ?」

白井「今のところは……事の真贋を自分で判断するしかないかと」

御坂「現状においてはそれしか手がないか」

白井「はい」

御坂「でも要するにアレでしょ?自分で判断する自由はあるんだから、騙されなきゃいいのよね」

白井「まあそうですわね」


御坂白井「あははははは」


御坂「あ!そういえば黒子!」

白井「なんですの?」

御坂「この間オープンしたお店なんだけど、凄く流行ってるみたいなのよね!」

白井「マジですの!?」

御坂「マジ!マジ!ほらこの口コミサイト見てよ!高評価がズラリと並んでるでしょ!」

白井「ホントですの!こうしてはいられませんわよお姉さま!このままだと流行に乗り遅れてしまいますの!」

御坂「行くわよ!黒子!」

白井「はいですの!お姉さま」


イヤー ドンナオミセナンダロー
コレダケ コウヒョウカガ ナランデイルノデスカラ イイオミセ ニ チガイアリマセンノ!
ソウヨネー!



177 : VIPに... - 2012/04/29 15:26:43.18 9VyH73VDO 102/121

Wikipediaさんありがとう
おしまい




187 : VIPに... - 2012/04/30 20:46:05.00 tPJqUruDO 104/121



―電気店―


絹旗「う~ん」

絹旗「やはりこのシリーズのフラッグシップモデルは超素晴らしいですね」

絹旗「他を圧倒する高スペックに加えて斬新かつ実用的な機能の数々」

絹旗「そして何より、フラッグシップモデルのみに搭載されているスペシャル映像エンジン」

絹旗「流石はフラッグシップモデルだけの事はありますね」

絹旗「しかし超価格が……」

絹旗「う~ん」





ウーン

白井「う~ん、ですの」

白井「やはりこのシリーズのラインナップは素晴らしいですわね」

白井「他を圧倒する高スペックに加えて斬新かつ実用的な機能の数々」

白井「ですが」

白井「コチラのグレードに搭載されているのは汎用の映像エンジン……」

白井「この点が不満ですの」

白井「……やはりスペシャル映像エンジン搭載のフラッグシップモデルの方が」

白井「しかし価格が……」

白井「う~ん、ですの」





ウーン、デスノ

絹旗「……最近は何かと超出費がかさんでますからね」

絹旗「ここはひとつ下位グレードで……」

絹旗「……」

絹旗「……でもやっぱりコッチのが超欲しいです」

絹旗「う~ん」





ウーン

白井「お姉さまのお姿は少しでも美しく鑑賞したいですの」

白井「しかし、テレビごときにそのような大枚を注ぎ込むのはいかがなものかと……」

白井「……」

白井「……でもやっぱりお姉さまのお姿は美しく鑑賞したいですの」

白井「う~ん、ですの」



188 : VIPに... - 2012/04/30 20:46:39.06 tPJqUruDO 105/121



ウーン、デスノ

絹旗「……ちょっとだけ下位グレードも見てみましょうか」

絹旗「ひょっとしたら悪くないかもしれませんし」

絹旗「見るだけ……」スタスタ





ミルダケ

白井「……少しだけフラッグシップモデルも見てみましょうか」

白井「見てしまうと欲しくなりそうですが」

白井「見るだけですの……」スタスタ





ドンッ





絹旗「イタッ!」ドテッ

白井「あ痛っ!」ドテッ





絹旗「イタタ……」ムク

白井「痛いですの……」ムク



絹旗「すいません、超よそ見してました」

白井「コチラこそ不注意で、申し訳ありませんの」

白井「お怪我はありませんですの?お嬢ちゃん」


絹旗(お嬢ちゃん……)イラッ


絹旗「……いえ、超大丈夫ですよ……アナタこそ怪我とかしてないですか?オバサン」


白井(オバサン……)イラッ


白井「……いーえー、この位は全然へっちゃらでしてよ」

絹旗「そうですか。オ・バ・サ・ン、が大丈夫みたいで超よかったですよ」

白井「私としましても、お・子・様、を怪我させてしまわなくてよかったですの」

絹旗「はっ!?はあああああ!?お子様ってどういう事ですか!?」

白井「あーら、見たまんまを言ったまでですのよ!!」

絹旗「あーあーそうですね!!そうですよね!!」

絹旗「アナタみたいなオバサンからしてみたら、私の事が超ちょっとだけ子供っぽく見えてしまうのも仕方が無い事ですよね!!」



189 : VIPに... - 2012/04/30 20:47:10.86 tPJqUruDO 106/121



白井「はあああああ!?アナタ先程から黙って聞いていれば人の事オバサンオバサンと!!」

白井「自分がお子様だからといって八つ当たりは見苦しいですわよ!!」

絹旗「そっちこそババアみたいな声でわめき散らしちゃって!!ピッチピチな私に嫉妬ですか!?」

白井「バ、バ、ババア!?言うに事欠いてババア!?何を抜かしやがるんですの!!このチンチクリンがー!!!」

絹旗「チ、チ、チンチクリン!?チンチクリン!!?アナタ言ってはならない事を超言ってしまいましたね!!!」

白井「もー頭に来ましたの!!アナタのようなネジ曲がった根性は私が叩き直して差し上げますわ!!」

絹旗「上等じゃないですかァ!!やってやりますよォ!!」

店員「他のお客様の迷惑になるので静かにするのである」

絹旗「私こう見えてもレベル4の窒素装甲ですからねェ!!やれるもンならやってみろってンですよォ!!オバサン!!!」

白井「あぁ~ら奇遇ですわね!!私もレベル4の瞬間移動ですのよ!!アナタのようなお子様に遅れを取る私ではありませんの!!!」







店員「静かにしろと言っているのである」







―公園―

絹旗「」ボロッ

白井「」ボロッ

絹旗「……あの、白井……でしたよね」

白井「……ええ、そうですわよ……絹旗さん」

絹旗「なんか……超すいませんでした」

白井「いえ……こちらこそすいませんでした」

絹旗「……あの店員さん、何なんですかね」

白井「……何なんでしょうね」

絹旗「あんなの超反則ですよ……」

白井「レベル5を越えてましたの……」

絹旗「……」

白井「……」

絹旗「あー……超喉が渇きました」

白井「でしたらこの先に新・甘味処が……」



イイデスネ チョーイキマショウカ
ソウデスワネ ゴイッショ イタシマスノ



190 : VIPに... - 2012/04/30 20:47:46.80 tPJqUruDO 107/121



―電気店―


オバサン!
オコサマ!


初春「佐天さーん、いい加減にしてくださいよぉ」ハァー

佐天「……」ブルブルブルブル

初春「そうやってから、もう20分も経ってるんですよ」

佐天「……」ブルブルブルブル

初春「佐天さん!」

佐天「うぅぅいぃぃはあぁぁるぅぅぅぅ」ブルブルブルブル

初春「はい?」

佐天「わぁたぁしぃぃこぉこぉにぃぃすぅむぅぅぅぅ」ブルブルブルブル

初春「住めるわけないじゃないですか!」

佐天「」ブルブル ピッ

佐天「んー!気持ちよかったー!気分爽快だよー、初春ぅー!」

初春「私はちっとも爽快じゃないですよ!」

佐天「いやーゴメンゴメン!」アハハハ

初春「んもぅ……」

初春「……それで、マッサージチェアは買うんですか?」

佐天「え?買うわけないじゃん。こんな高いもの」

初春「ええー!?」

初春「じゃあ今までの時間はなんだったんですかー!」

佐天「ちょっとお金持ちの気分に浸ってみたかったのだよ」アッハッハ

初春「えぇー……」

初春「……じゃあ何を買いに来たんですか?」

佐天「電球」

初春「それだけ?」

佐天「それだけ」ウン

初春「帰ります!」ツカツカ

佐天「ちょ、ちょ、ちょっと待ってよー!」ガシッ

初春「知りませんよもう!電球でも何でも好きにしてください!」

佐天「ういはるー!」



ババア!!!
チンチクリン!!!



191 : VIPに... - 2012/04/30 20:48:27.18 tPJqUruDO 108/121



―電気店―


黒夜「うーん」ヒョイ

黒夜「……違うなぁ」スッ

黒夜「……」ヒョイ

黒夜「……これも違う」スッ

黒夜「うーん……」

店員「探し物であるか?」

黒夜「あぁ……イイ感じの、うぉあ!?」ビクゥ!

店員「何か?」

黒夜「い、いや何でも無え」

黒夜(何だこの店員!?)

黒夜(すげぇ筋肉だな)

黒夜(……それにこの威圧感……タダ者じゃねえ)

店員「探し物は?」

黒夜「あ、あぁ、えーと……」



オバサン!
オコサマ!



黒夜「イイ感じの……て、何かウルセーな」

店員「確かに騒がしいであるな」

黒夜「まぁいいや。でぇ何だっけ?……あぁそーだ」

黒夜「イイ感じn」



ババア!!!
チンチクリン!!!



黒夜「……」

店員「……ちょっと注意してくるのである」ツカツカ

黒夜「そうしてくれ……」



黒夜「ああクソ……」

黒夜「無いなー」キョロキョロ

黒夜「……」キョロキョロ

黒夜「……!」

黒夜「見つけた!最後の1個!」

黒夜「これで暗闇生活ともオサラバだぁ!」ヒッハハ!



ホカノ オキャクサマノ メイワクニ…


192 : VIPに... - 2012/04/30 20:49:02.43 tPJqUruDO 109/121



―新・甘味処―


佐天「……幸せそうだねー初春ー」ハハ

初春「やっぱり甘いものが一番ですよ!」モッキュモッキュ

佐天「ハハー……何と比較して一番なのかなー?」

初春「んー!おいしいです!」モッキュモッキュ

佐天「まったく聞いてないよこの子は」

佐天「あぁ~もうしばらく暗闇生活かー」

初春「んく」ゴキュ

初春「余計な事してないでまっすぐ売り場に行けばよかったんです」

佐天「て言うけどさー、買う予定だった型の電球だけがピンポイントで売り切れとかありえなくなーい?」

佐天「他のは沢山あったのにさー」

初春「マッサージチェアなんかにうつつをぬかしてるからですよ」

佐天「う……」



イラッシャイマセー ニメイサマデ…
ハイ…オヤ?
ソレデハ オセキノホウニ
ケッコウデスノ シリアイガ オリマシタノデ



初春「佐天さんはいつもそうやって」

佐天「うぅー……」

白井「ごきげんよう」

初春「白井さん!」

佐天「白井さああああん!初春がいじめるよー!」

白井「あらまあ、何事ですの?」

佐天「初春が私の事を小姑のようにネチネチとイビるんですよー!」

白井「初春……」

初春「ち、違いますよぅ!それは佐天さんが……て、えーと、そちらの方は?」

白井「あ、そうでしたわね。」

白井「こちら絹旗最愛さんですの」

絹旗「ど、どうも。絹旗です」ペコ

初春「初春飾利です」ペコ

佐天「佐天涙子でーす!」イェイ!



エー!? レベル4 ナンデスカー!?
エ、エエ マァ…
コ、コンナニ チイサイノニ レベル4…
レベルニ カラダノオオキサハ チョーカンケイアリマセン!



193 : VIPに... - 2012/04/30 20:49:33.37 tPJqUruDO 110/121



黒夜「どうすっかなー」テクテク

黒夜「我が家の電球も取り換えたし」テクテク

黒夜「……暇だな」

黒夜「つーか電球の交換以外にやる事が無い人生ってどうなのよ?」

黒夜「ハァ……」

黒夜「どこかで茶でも飲むか……」

黒夜「ハァァ~……」







―新・甘味処―


店員「イラッシャイマセー、1名様でよろしいでしょうか?」

黒夜「あぁ」

店員「それではお席の方へご案内いたします」テクテク

黒夜「……」テクテク







黒夜「うん。うめぇ」モグモグ

黒夜「紅茶も」ズズズ

黒夜「ん~、なかなかのもんじゃねぇか」フー

黒夜「……」

黒夜「……もう1個だけ」ピンポーン







黒夜「ふぃ~」ケプ

黒夜「3個も食っちまった……」

黒夜「……晩メシは抜くかぁ」

絹旗「あ」

黒夜「あ?」

黒夜「あ……」



194 : VIPに... - 2012/04/30 20:50:06.89 tPJqUruDO 111/121



佐天「へー、絹旗さんのお友達なんだー」

黒夜絹旗「(超)友達じゃねえよ(ないです)」

初春「仲いいですねー」アハハー

白井「息ピッタリですの」


チョット ヤメテクダサイヨ! チョーアリエマセン!
ソレハ コッチノセリフダゼー キヌハタチャンヨー
アハハハハ








白井「すっかり遅くなってしまいましたわね」

絹旗「もうすぐ完全下校時刻です」

初春「楽しいと時間経つの早いですよね」

黒夜「……さらに2個も……明日の朝メシも抜くかぁ」ウウッ

佐天「そういえば真っ暗な部屋が待ってるんだった……」

黒夜「真っ暗?」

佐天「リビングの電球が切れちゃっててさ、今はテレビの明かりだけで生活してるんだー。ホント切ないよ……」

黒夜「あー……分かるぜぇその気持ち。早めに換えてやれよ」

佐天「うん」



ソレデハミナサン ゴキゲンヨウ
チョーサヨーナラデス
マタ オチャシマショウネー
クライヘヤガ ワタシヲ マッテイル…
ジャーナー



195 : VIPに... - 2012/04/30 20:50:41.75 tPJqUruDO 112/121

おしまい




198 : VIPに... - 2012/05/01 09:47:12.03 fTHItwtDO 114/121



佐天「魔術師による講習無料体験会の会場だよ」

黒夜「佐天ちゃんよぉ、いくらなんでも導入が雑すぎるぜ」

佐天「いいのさクロちゃん。ここはサラッと流すトコロだから」

黒夜「別にいいけどよぉ」

佐天「よし、行こうか」

黒夜「ちょっと待った」

佐天「うん?」

黒夜「質問なんだけど」

佐天「なんだいクロちゃん?」

黒夜「能力者は魔術を使えないよな?」ツカウト ボン!

佐天「うん」ボン! ダネ

黒夜「講習受けても意味無くね?」

佐天「それがそうでも無いんだなー」

黒夜「?」

佐天「実は霊装という便利なモノがあってだね」

黒夜「ほぉ」

佐天「それを使えば術式を行使できるのだよ」

黒夜「へー」

佐天「というわけだから行くよクロちゃん!」

黒夜「はいはい」



199 : VIPに... - 2012/05/01 09:47:42.43 fTHItwtDO 115/121



―受付―


佐天「こんちくわー」

助手「受講希b」

佐天「必要事項の記入ですねー」カキカキ

助手「は、はい……そうでs」

佐天「書けました」ハイ

黒夜「手際良いなオイ」カキカキ

助手「そ、それでは」

佐天「教室で待ってまーす」スタスタ

助手「」

黒夜「おーい待ってくれよー」カキカキ

クロチャーン ハヤク オイデヨー

黒夜「よし書けた」ハイ

助手「」

黒夜「おーい?」

助手「あっ!?すいません!」

黒夜「ん」ホレ

助手「えっと……はい結構です。それでは教室の方でお待ちになってください」

黒夜「うーい」スタスタ







黒夜「しかし魔術ってのは講習を受けて身につけるようなモンなのかね」

佐天「ホントのトコロはどうなんだろうね」

黒夜「今までにもこういう感じのセミナーを受けた事があるのか?」

佐天「……いやーまあ……あるっちゃある、かな」ハハ…

黒夜「ふぅん?」



コツ コツ コツ



黒夜「お?」



コツ コツ コツ



佐天「……霊装……霊装があれば私も……」ブツブツ



コツ コツ コツ



200 : VIPに... - 2012/05/01 09:48:14.13 fTHItwtDO 116/121



ガチャ


神裂「おはようございます」

佐天「おはようございまーす」

黒夜「まーす」





神裂「本日、皆様の講師を務めさせて頂く事になりました」

神裂「神裂火織と申します」

神裂「宜しくお願い致します」

佐天「よろしくお願いしまーす」

黒夜「まーす」





神裂「ではまず、皆さんの魔術に対する認識をお伺いしたいのですが」

佐天「認識?」

黒夜「つってもなぁ」

神裂「皆さんは魔術に対してどのようなイメージをお持ちですか?」

佐天「イメージというか霊装なら使った事があります」

神裂「えっ?」

神裂「それは一体どのような……」

佐天「前方セット」

神裂「はい?」

佐天「前方セット」

神裂「……何ですかソレ?そんなの聞いた事ありませんよ」

佐天「私にも詳しい事はよくわからないです……」

神裂「そうですか……」

神裂「そちらの貴方は?」

黒夜「ん?私?一応、存在は知ってる程度。詳しい事はさっぱり」

神裂「わかりました。というかそれが普通ですね」

神裂「それでは魔術の理論から始めましょう」

佐天「はーい!よろしくお願いします!先生!」

神裂「先生ですか。さして歳の変わらない方からそう呼ばれるのは、何だかくすぐったいですね」フフ

佐天「え?」

黒夜「え?」





コノ ドシロウトガー!
ワー! ゴメンナサーイ!
コンナトコロデ アバレンナヨォ!


201 : VIPに... - 2012/05/01 09:48:46.67 fTHItwtDO 117/121



―公園―


神裂「これより実技課程に入ります」

佐天「よっ!待ってました!」

黒夜「何やるんだ?」

神裂「こちらを使います」スチャ

黒夜「木刀?」

佐天「あれが今回の……」ゴクリ

神裂「見ていてください」スッ

黒夜「んー」

佐天「」ドキドキ





滑り台




神裂「はっ!!」ヒュン




ズバッ!




滑り/台





佐天「おおおおおおお!!」

黒夜「木刀で遠距離から真っ二つかよ。大したもんだなぁ」デモナァ…

神裂「これはほんの一例ですが、応用すれば様々な展開が可能になります」

佐天「うん!うん!」

神裂「それじゃあ、えっと、確かこの箱の中に……あった」ゴソゴソ

神裂「では、これは貴方達の分です」ハイ

佐天「この木刀があれば……」ガシッ

黒夜「……」ガシッ

神裂「まずは素振り千回!」

佐天「ええー!?」

黒夜「……」ハァ

神裂「千里の道も一歩からです!」



モット コシヲイレテ!
コウデスカ!? コウデスカ!? ブン! ブン!
モット アツクナレヨー!
ハァー…


202 : VIPに... - 2012/05/01 09:49:19.31 fTHItwtDO 118/121



佐天「ううぅー……終わりましたー……」ゼェハァ

黒夜「……腕が痛ぇ」

神裂「よく頑張りましたね」

佐天「じゃあ、いよいよこの霊装で私も……」

神裂「え?」

佐天「え?」

黒夜「……」

神裂「それは霊装ではありませんよ?」

佐天「え?」

佐天「……」

佐天「えええええええ!?」







神裂「ですから!魔術というものは貴方達能力者にとっては大変危険なもので!」

佐天「だったら何で能力者を相手に講習なんかやってるんですか!」

神裂「それは魔術の危険性を正しく知って頂こうと!」

佐天「じゃあ、さっきの素振りは何だったんですか!」

神裂「文武両道です!」

佐天「はあああああああ!?」

佐天「それだけで素振りを千回もやらせたんですか!?」

神裂「それだけって!人が人の道を違わずに正しく進んでいくには大切な事ですよ!」

佐天「わかるけど!わかるけどー!」ムキー!



203 : VIPに... - 2012/05/01 09:49:50.42 fTHItwtDO 119/121



ムキー!

黒夜「まあ……おかしいとは思ってたんだよな」

神裂「……貴方は最初から理解していた節がありますね」

オッ ナンダ? コノハコ…

黒夜「だってさー、さっきの滑り台を真っ二つにしたアレ……ただの剣術だろ?」

神裂「ええ。仰る通りです」

神裂「しかし気がついていたなら、なぜここまでお付き合いを?」

ナンカ イロイロ ハイッテル…ゴソゴソ

黒夜「んー?」

黒夜「いやー、佐天ちゃんが楽しそうだったからさー」

オオ! コレハ!

神裂「……」

神裂「そうですか」フッ





ブンッ!



佐天「ウボァ!?」ブー!!!



神裂「!?」

黒夜「!?」



佐天「」ドサッ!



佐天「」ブー!!!



黒夜「うわぁ!?佐天ちゃんが鼻血吹いてぶっ倒れたああああああ!!」

神裂「一体何事ですか!?」

佐天「」ブー!!!

黒夜「しっかりしろぉ!佐天ちゃん!」

神裂「!?」

神裂「まさかこの霊装を使ってしまったのですか!?」

佐天「」ブー!!!

黒夜「あぁ!?どういう事だよ!?」

神裂「この霊装は行使する時に術者の体内の魔力に働きかけるタイプのモノです!!」

黒夜「て事は!!」



佐天「」ブー!!!



204 : VIPに... - 2012/05/01 09:50:23.36 fTHItwtDO 120/121



佐天「」ブー!!!

黒夜「やべえ!鼻血が止まらねえ!」

神裂「ど、どうしましょう」オロオロ

黒夜「ティッシュ!ティッシュ持ってこぉい!」

助手「どうぞ!」

黒夜「よぉしコレで……て、おしぼりじゃねえかああああああああ!!」

助手「だ、だ、ダメですか!?」

黒夜「おしぼり丸めて鼻に詰めるって佐天ちゃんどんだけ鼻の穴デケェんだよ!!」

佐天「」ブー!!!

神裂「し、心臓を止めれば出血も止まるんじゃ!?」アワワワ

黒夜「殺してどぉする!?助けろぉ!!」

佐天「」ブー!!!





ウワー! サテンチャーン!
ソゲブ! ピキューン!
カミジョウトウマ!?
カ、カミジョウサン///



205 : VIPに... - 2012/05/01 09:50:55.98 fTHItwtDO 121/121

おしまい

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