1 : 以下、?... - 2018/11/20 18:35:27.123 boQFBhZBDHAPPY 1/17

喪黒「私の名は喪黒福造。人呼んで『笑ゥせぇるすまん』。

    ただの『せぇるすまん』じゃございません。私の取り扱う品物はココロ、人間のココロでございます。

    この世は、老いも若きも男も女も、ココロのさみしい人ばかり。

    そんな皆さんのココロのスキマをお埋めいたします。

    いいえ、お金は一銭もいただきません。お客様が満足されたら、それが何よりの報酬でございます。

    さて、今日のお客様は……。

    元木梨沙(30) グラビアアイドル

    【落ち目のグラドル】

    ホーッホッホッホ……。」

元スレ
喪黒福造「あなたの心のスキマを埋める一番いい方法は、結婚をすることですよ」 グラビアアイドル「今の彼と結婚するんですか?」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1542706527/

2 : 以下、?... - 2018/11/20 18:37:18.969 boQFBhZBDHAPPY 2/17

東京。芸能事務所「戸部プロダクション」。執務室で、社長とグラビアアイドルが会話をしている。

戸部「梨沙。お前に仕事の話があるんだがな……」

テロップ「戸部欽也(49) 戸部プロダクション社長」

梨沙「仕事の話……ですか。どうせまた、どこかのドサ回りの話でしょ?」

テロップ「元木梨沙(30) グラビアアイドル・タレント」

戸部「いや、それよりももっと重要な話だ。お前だからできる仕事だよ」

梨沙「一体何の仕事ですか?」

戸部「決まってるだろう。お前のヘアヌード写真集を発表するんだよ!」

梨沙「えっ、あたしのヘアヌード写真集ですか!?」

戸部「そうだ。今のお前は落ち目だが、昔はグラドルとしてそれなりに人気があった」

戸部「だから……、ヘアヌード写真集を発表すれば、ある程度売れるはずだ」

戸部「どうだ、引き受けるか?ギャラもかなりの額が出るらしいぞ……」

梨沙「わ、分かりました……。この仕事、やります……」

3 : 以下、?... - 2018/11/20 18:39:19.049 boQFBhZBDHAPPY 3/17

とある大型書店。アダルトコーナーに、元木梨沙のヘアヌード写真集が山積みされている。

透明なビニールで覆われた梨沙の写真集。彼女の写真集を手に取る一人の男性。

園田(梨沙……。お前のこんな姿を目にするなんて……)

テロップ「園田勝人(30) 芸人、お笑いコンビ『卵かけご飯』ボケ担当」

悲しげな表情を浮かべる園田。


夕方。とある公園。時計台の側に立り、ある人物を待つ園田。

梨沙「勝っちゃん、待ったー?」

園田「おう、梨沙!」

園田の前に、梨沙が姿を現す。

園田「それにしても、びっくりしたよ。お前がヘアヌード写真集を出すなんて……」

4 : 以下、?... - 2018/11/20 18:41:15.844 boQFBhZBDHAPPY 4/17

梨沙「うん。事務所の人にやらされたんだけどね……。あたしのこんな姿を見て、失望した?」

園田「そんなことはないよ。お前がどんなことになっても、俺はお前を愛し続けるつもりだ」

梨沙と園田が手をつなぎ、公園を立ち去る。2人の後ろ姿を眺めていたのは、例の男――喪黒福造だ。

喪黒「…………」

どうやら、喪黒はまたしても何かの企みを思いついたようだ。


夜。マンション、園田の部屋。梨沙と園田がコタツに向かい合い、液晶テレビを見ている。

コタツの上には、2人分のコンビニ弁当とチューハイの缶が置かれている。

テレビに映るバラエティー番組。ひな壇の上で、何かを話す芸人たち。爆笑する出演者たち。

園田「俺もテレビに出たかったなぁ。売れっ子芸人になるのが夢だったのに……」

園田「現実にやってることは、競艇場とかショッピングモールとかのドサ回り……」

梨沙「あたしもだよ。タレントの才能があれば、今ごろはテレビに出まくってたのに……」

5 : 以下、?... - 2018/11/20 18:43:16.125 boQFBhZBDHAPPY 5/17

園田「梨沙、お前は一時はテレビによく出ていただろう。売れないままの俺と違ってさ……」

梨沙「あのころは忙しかったけど、楽しかったなー」

梨沙「そのおかげで、勝っちゃんにいろいろご飯とかおごったりしたよ……」

園田「ああ。お前には世話になった……。本当に感謝している……」

梨沙(勝っちゃんは、うだつが上がらない男だね。何で、私はこんな甲斐性なしを好きになってしまったんだろう……)


ある日。とあるパチンコ屋。パチンコ台の前に座り、熱心にハンドルを握る梨沙。

喪黒がパチンコ屋に入り、梨沙の隣の席に座る。パチンコをしようとせず、隣にいる梨沙を横目で見る喪黒。

梨沙がいるパチンコ台の下皿の出玉が空になる。 がっかりした表情になる梨沙。

梨沙「あああ……。今日こそは勝てると思ったのに……」

喪黒「もしもし……。よろしかったら、これを使ってくださいよ」

喪黒は、梨沙に1万円札を渡す。

6 : 以下、?... - 2018/11/20 18:45:21.233 boQFBhZBDHAPPY 6/17

パチンコ台を打ち続ける梨沙。彼女はさっきまでとは違い、笑顔になっている。

梨沙の椅子の後ろには、銀玉で満杯のドル箱がいくつも積まれている。


パチンコ店を出て、街を歩く喪黒と梨沙。

梨沙「おじさん、本当にありがとうございます!おかげで久々に勝つことができましたよ!」

喪黒「いやぁ、どういたしまして……と言いたいところですが。ちょっと気になることがありまして、ねぇ……」

梨沙「何ですか!?」

喪黒「あなたは、芸能人として売れなくなり始めていますから……。生活に困っているはずですよねぇ」

喪黒「それなのに、パチンコに金を使っていいのですか?元木梨沙さん……」

梨沙「ど、どうしてそれを!?何で、私が元木梨沙だと分かったんですか!?」

喪黒「だって、あなた……。一時はテレビに出まくっていたでしょう。だから、顔を覚えてしまったのですよ」

梨沙「そうなんですか……」

7 : 以下、?... - 2018/11/20 18:47:13.087 boQFBhZBDHAPPY 7/17

喪黒「やれやれ……。私の仕事柄、あなたを放っておくわけにはいきませんねぇ……」

喪黒が差し出した名刺には、「ココロのスキマ…お埋めします 喪黒福造」と書かれている。

梨沙「……ココロのスキマ、お埋めします?」

喪黒「実はですねぇ……。私、人々の心のスキマをお埋めするボランティアをしているのですよ」

梨沙「人生相談とか、そういうお仕事なんですか?」

喪黒「あなたのような人を救うのが、私の仕事なんです。何なら、相談に乗りましょうか?」


BAR「魔の巣」。喪黒と梨沙が席に腰掛けている。

梨沙「近年のあたしは、昔に比べるとろくな仕事がないんですよ」

喪黒「あなたの今のお仕事、大方想像がつきますよ。おそらく、ドサ回りの営業が多いのでしょう」

梨沙「はい、そうです……。それどころか、最近のあたしはヘアヌード写真集まで出したんです」

喪黒「元木さん。こう言うのも何ですが……。グラビアアイドルというのは賞味期限があるんですよ」

喪黒「あのころのあなたは若かったから、グラドルとしての需要があったのです」

8 : 以下、?... - 2018/11/20 18:49:13.534 boQFBhZBDHAPPY 8/17

梨沙「それは言えてますよね……。グラドルは若くなくなったら、もう終わり。それが芸能界ですよ」

喪黒「昔は売れっ子だったあなたからすれば、今の落ち目の境遇はさぞ虚しいでしょう」

喪黒「しかしながら……。あなたの心のスキマというのは、お仕事のことだけではないはずです」

梨沙「その通りです。あたしが悩んでいることは、今の『彼』との関係なんです」

喪黒「元木さんの『彼』というのは……。恋人の園田勝人さんのことですか?」

梨沙「そ、そうです……!そこまであたしのことを知っていたなんて……」

喪黒「いやぁ……。仕事柄、長年、人間の観察を行ってきたおかげですよ」

梨沙「は、はあ……」

喪黒「おそらく今のあなたは、園田さんとの関係に対して倦怠感を覚えているはずですよねぇ?」

梨沙「ええ……。彼はお笑い芸人だけど、本当に頼りない人なんです」

喪黒「園田さんのお笑いコンビは、あまり売れていませんからねぇ」

梨沙「そうなんです。仕事があったころのあたしは、彼にご飯とかおごったりしてました」

梨沙「いつか、この人が芸人として売れる日が来るんじゃないか……と信じて……」

9 : 以下、?... - 2018/11/20 18:51:11.141 boQFBhZBDHAPPY 9/17

喪黒「でも、彼は今に至るまで芽が出ずじまいだった……というわけですよねぇ」

梨沙「はい。彼はあまりにもうだつが上がらなくて……。今のあたしは、うんざりし始めてます」

喪黒「しかしながら、元木さんは園田さんのことを愛しているでしょう」

梨沙「ええ……。全く、あたしはどうしてこんな人を好きになってしまったんだろう……」

梨沙「いないよりマシというか……。ある意味、今じゃ腐れ縁みたいなものですよね……」

喪黒「それでいいんですよ」

梨沙「えっ!?」

喪黒「どういう人間であれ、あなたを愛してくれる人がいる……」

喪黒「その存在がどんなにありがたいか、分かりますか?」

梨沙「そ、それは……」

喪黒「元木さんは、園田さんの存在が心の支えになっているはずですよ」

喪黒「あなたがどんな状態になっても、ありのままの姿を受け入れてくれる存在なのですから……」

梨沙「そ、そういえば……、そう……」

10 : 以下、?... - 2018/11/20 18:53:14.223 boQFBhZBDHAPPY 10/17

喪黒「元木さん。あなたの心のスキマを埋める一番いい方法は、結婚をすることですよ」

梨沙「今の彼と結婚するんですか?」

喪黒「そうです。元木さんを愛してくれるのは、園田さんだけですし……」

喪黒「彼と結婚をすることは、グラビアアイドルとしてのあなたのいい引き際になります」

梨沙「で、ですが……。彼は売れない芸人なんですよ!今、結婚をしたら、間違いなくお金に困ることになるでしょう」

喪黒「妻として、何かの働きに出ればいいでしょう。例えば、パートタイマーとか……」

喪黒「共稼ぎをすれば、少しは生活に余裕が出るはずです」

梨沙「パートタイマー……。いくら何でも、落ちぶれすぎですよ!」

喪黒「そんなことはありません。パートタイマーは立派な仕事です。一見、平凡に見える仕事こそが、社会を支えているのですよ」

梨沙「そ、そうですか……」

喪黒「元木さん。いっそのこと、彼に思い切って告白してみなさい。『結婚したい』と……」

梨沙「わ、分かりました……。やってみます……」

11 : 以下、?... - 2018/11/20 18:55:14.008 boQFBhZBDHAPPY 11/17

とある地方都市。ショッピングモール。特設ステージで、コントを演じるお笑いコンビ『卵かけご飯』。

園田のボケに対し、ツッコミを入れる相方・根本。

テロップ「根本仁(33) 芸人、お笑いコンビ『卵かけご飯』ツッコミ担当」

ステージの周りで、『卵かけご飯』のコントを見守る客たち。観衆の中には、梨沙の姿がある。


夜。あるビジネスホテル。客室の中に、園田と梨沙がいる。

園田「お前……。こんな遠くの街まで、わざわざ俺の芸を見に来てくれたのか」

梨沙「勝っちゃんに、どうしても言いたいことがあってね……」

園田「言いたいこと……。そりゃあ何だい?」

梨沙「あたし、勝っちゃんと結婚したいんだけど……」

園田「結婚か……。本当に俺のような人間でいいのかい?」

梨沙「うん……。あたし、勝っちゃんのこと好きだから……」

12 : 以下、?... - 2018/11/20 18:57:14.000 boQFBhZBDHAPPY 12/17

BAR「魔の巣」。喪黒と梨沙が席に腰掛けている。

喪黒「どうやら、園田さんとの婚約が成立したようですねぇ」

梨沙「でも、あたしは内心では不安があるんです。結婚した後、彼とうまくやっていけるんだろうか……と」

喪黒「大丈夫です。あなたたち2人に愛情があれば、お互いの足りない部分をフォローし合えますよ」

梨沙「そうだといいんですけど……」

喪黒「元木さん。今までのあなたは、紆余曲折を経て園田さんとの関係を続けてきたのでしょう?」

喪黒「だから、ある意味お似合いのカップルですよ。結婚すれば、おしどり夫婦になれますよ」

梨沙「は、はあ……」

喪黒「相手を選ぶならば、気が合って長続きする関係こそが重要です」

梨沙「確かに……」

喪黒「だから、あなたには私と約束していただきたいことがあります」

喪黒「元木さん、彼とは絶対に別れてはいけません。何があっても、婚約を成し遂げてください」

梨沙「わ、分かりました……。喪黒さん」

13 : 以下、?... - 2018/11/20 18:59:12.009 boQFBhZBDHAPPY 13/17

夜。マンション、園田の部屋。部屋でテレビを見る梨沙と園田。テレビには、お笑い番組が映っている。

梨沙(この番組に出ている人たちと違って、勝っちゃんは売れないまま……)

梨沙(本当に、結婚生活やっていけるのかな……。しかも、彼は平凡だけど人間的に物足りない……)


園田の部屋を去り、道を歩く梨沙。彼女の前に、高級車が停車する。

車の窓から、男が顔を出す。整った顔立ちで、スーツにノーネクタイの男性だ。

柴崎「やぁ、お嬢さん」

テロップ「柴崎俊一(40) IT企業社長」

梨沙に名刺を渡す柴崎。

梨沙「柴崎さんは、IT企業の社長なんですか……。お金持ちなんですねー」

柴崎「お金を稼ぎまくっても、孤独は寂しいですよ。だから、君とデートでもしたいですね」

梨沙「え、デート!?あたしにはすでに婚約者がいますし……」

柴崎「俺は君のファンなんです。デートだけなら、別にいいでしょう」

柴崎の車に乗る梨沙。車が発車する。

14 : 以下、?... - 2018/11/20 19:01:13.994 boQFBhZBDHAPPY 14/17

とある高級レストラン。一緒に食事をする梨沙と柴崎。

柴崎「いっそのこと、俺は君と結婚したいと思ってるんです」

梨沙「そ、そんな……。さっきも言ったように、あたしには婚約者がいますから……」

柴崎「ああ、あのお笑い芸人のことですか」

柴崎「あいつは芸人としてうだつが上がらないままだから、結婚しても君は貧乏暮らしが続くでしょう」

柴崎「でも、俺と結婚すれば君はセレブ生活を送ることができますよ。どっちがいいか分かりますよね?」

梨沙「うーーーん……」

柴崎「あの男と別れても、別にどうってことありませんよ。むしろ、あいつとの結婚は先が見えてます」

柴崎「あんな奴とつるんで、わざわざ自滅の道を選ぶんですか?俺なら、君を幸せにすることができますよ」

梨沙「そ、そうですよね……」


柴崎の車が、梨沙の自宅マンションの近くに到着する。柴崎に手を振る梨沙。

廊下の前で、自室のドアの鍵を開ける梨沙。彼女が部屋に入ると、室内には喪黒がいる。

梨沙「も、喪黒さん……!!なぜ、あたしの部屋にいるんですか!?」

喪黒「元木梨沙さん……。あなた約束を破りましたね」

15 : 以下、?... - 2018/11/20 19:03:13.796 boQFBhZBDHAPPY 15/17

梨沙「なっ……」

喪黒「私は言ったはずですよ。彼とは絶対に別れてはいけない、何があっても婚約を成し遂げろ……と」

喪黒「それにも関わらず……。あなたは彼を捨てて、IT企業の社長に乗り換えようとしていますねぇ」

梨沙「だ、だって……。彼は売れない芸人のままだから、結婚しても先行きが不透明なまま……」

梨沙「でも、IT企業の社長のあの人なら……。あたしも安心して結婚生活を送れますよ……!」

喪黒「ほう……、それがあなたの答えですか。愛よりもお金を選ぶとは、実にけしからんですなぁ」

梨沙「で、ですが……、あたしは……」

喪黒「約束を破った以上、あなたには罰を受けて貰うしかありません!!」

喪黒は梨沙に右手の人差し指を向ける。

喪黒「ドーーーーーーーーーーーン!!!」

梨沙「キャアアアアアアアアアアアア!!!」


とある港に高級車が停車する。車から出てくる梨沙と柴崎。港には、大型のコンテナがいくつも見える。

柴崎「ここは、俺のお気に入りの場所の一つなんです。これから、君には特別な役目が待っていますよ」

16 : 以下、?... - 2018/11/20 19:05:14.606 boQFBhZBDHAPPY 16/17

両手を叩く柴崎。彼の合図とともに、屈強な男たちが梨沙をを力づくで抑え込む。

梨沙「ムウッ……!!」

男の手で、クロロホルムの布を顔に当てられる梨沙。意識を失った梨沙が、男たちによってコンテナに入れられる。

コンテナの扉が閉まる。バタアンッ!!!ほくそ笑む柴崎。梨沙はコンテナの中で眠ったままだ。

「あいつを、これからどうするつもりですか?」

柴崎「売り飛ばすんだよ。ここまでの上玉なら、高値で取引できるだろうさ」


テロップ「数年後――」

東京、赤坂。銀河テレビ。スタジオの中で、お笑いのコンテストが行われている。

コントを行うお笑いグループ。数々のグループを見守る審査員たち、アナウンサー、観客たち。

審査員「コントグランプリ決勝……!!優勝は……、卵かけご飯!!」

園田根本「やったあああああっ!!!」

17 : 以下、?... - 2018/11/20 19:08:41.382 boQFBhZBDHAPPY 17/17

優勝が決まり、アナウンサーのインタビューに答える園田。

園田「今回の優勝は、彼女にささげたいと思っています。俺が売れなかったころ、一生懸命支えてくれたあの人です」

園田「俺は、彼女と過ごした日々を一度も忘れたことはありません。今、俺がここにいるのは彼女のおかげなんです!」


一方、東南アジアのある国では――。売春宿に、全裸になった梨沙がいる。両手両足を切断され、舌さえも抜かれた姿で――。

現地の金持ちの男たちが、笑みを浮かべながら梨沙を取り囲む。涙目になり、言葉にならない声で叫び声を上げる梨沙。

梨沙「ウッ、ウーッ、オーーーーッ……!!!」


売春宿の前にいる喪黒。

喪黒「男が女を愛し、女が男を愛するということ……。これらの積み重ねによって、人類の歴史が成り立ってきました」

喪黒「しかしながら……。男と女の愛の気持ちとは一体何かについて、説明ができる人は、そんなに多くはないはずです」

喪黒「あえて言うならば、お互いが一緒にいるだけで安心することができる……。そういう気持ちではないでしょうか?」

喪黒「そもそも、男と女の愛というものは目には見えませんし……。いくら大金を出しても、それを買うことはできません」

喪黒「だから、元木梨沙さん……。目には見えないものをもう少し大切にしていれば、あなたはこんなことにはならなかったのに……」

喪黒「オーホッホッホッホッホッホッホ……」

                   ―完―

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