姫騎士「なんという屈辱っ…!」
元スレ
姫騎士「くっ、>>4に捕らわれてしまいましたわ…!」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1538229142/
4 : 以下、?... - 2018/09/29 22:53:39.796 A4mAZKC0pNIKU 2/39弟(9歳)
弟「へへっ、かかったね!」
姫騎士「まさか実の弟に敗北を喫するとは…不覚ですわ」
弟「姉上の弱点はリサーチ済みだからね」
姫騎士「やるわね」
弟「でもあんな古典的なトラップにひっかかるとは思わなかったよ、騎士失格じゃない?」
姫騎士「だ、だって…私の大好きな>>7で釣るなんて…卑怯ですわよ!?」
再安価>>16
16 : 以下、?... - 2018/09/29 22:58:17.205 RA+bM+kB0NIKU 5/39ホモ本
数分前
姫騎士「ふんふふーん、今日も前髪がキマって気分いいですわ!」テクテク
姫騎士「あ、アレは!」
姫騎士「新進気鋭のBL作家ダークエルフ先生の新刊『俺の子犬系後輩は実はドSだった』の特装限定版ドラマCD付…!!」キラキラ
姫騎士「昨日メ○ンブックスで注文しておいたのに……もう届いてますの!?」
姫騎士「やりぃ!早速開封を…」手スッ
ネズミ取り「」バチーン!!!
姫騎士「ぎええいああああああっ!?!?」
弟「いやーあれは面白かったよ」
姫騎士「ぐぬぬぬ」
弟「にしても姉上がこんなの好きだったなんてね……」
姫騎士「わ、悪いですの?!」
弟「軽蔑する」ヒキッ
姫騎士「うぐっ!刺さるッ!!」
姫騎士「こんな仕打ちをして……ただのイタズラでは済ませませんわよ?」
弟「もちろんそんなつもり無いよ」
姫騎士「…それとも何か、私に言いたいことでも?」
弟「……」
姫騎士「言いたいことがあるなら、直接私に…」
弟「じゃあ言わせてもらうけど」
弟「これは復讐なんだよ」
姫騎士「ほぇ?私何か恨まれることしましたかしら?」
弟「ふーん、忘れたんだね」
姫騎士「あっ!いや?忘れておりませんわよ?んーと、えーと、お、おほほほ……」ダラダラ
弟「姉上……」
姫騎士「あ、あぁ!!まさか私がうっかり>>30したことを…!?」
30 : 以下、?... - 2018/09/29 23:16:12.760 8r3sc6ODdNIKU 10/39プリン食べた
弟「そうだよ!勉強終わりの楽しみにとっておいたのに!」ムキーッ
姫騎士「申し訳ありませんわ…つい甘いものが食べたくて」
弟「部屋にいっぱいお菓子買い込んでるくせに」
姫騎士「ぐぇぁ」
弟「とにかく姉上にはきっちり反省&お仕置きさせてもらうよ!」
姫騎士「なんですって…実の姉にあんなことやこんなことをさせるつもりね…?!」
弟「姉上への罰は…>>34だ!」
34 : 以下、?... - 2018/09/29 23:23:03.499 YlwS6d210NIKU 12/39エベレスト無酸素登頂
姫騎士「えっ!?エベレストってあのエベレスト!?」
弟「勿論!ヒマラヤ山脈の世界最高峰、別名チョモランマだよ」
姫騎士「割りとガチにキツくありません!?」
弟「キツくないと罰にならないからね」ニコニコ
姫騎士「我が弟が幼くしてこうも鬼畜だとは……」
弟「あ、もし登りきれなかったら追加で罰だからね」
姫騎士「うそーん……」
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
姫騎士「エベレストに行く準備しなくちゃ……」
姫騎士「あんな高い山に登るんだから…>>40が必要よね…」
40 : 以下、?... - 2018/09/29 23:30:24.254 MO5mXVNzrNIKU 14/39ホモ本で
姫騎士「この山頂アタック、過酷な戦いになるのは必至…」
姫騎士「鋭気を養うためにもホモ本は不可欠ですわね」
姫騎士「まずはお気に入りの厳選から……」ゴソゴソ
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
姫騎士「あっ…このシチュいい……」ペラッ
姫騎士「あこっちも…んほぉーたまらんですわぁ!」ゾクゾク
姫騎士「……し、絞りきれない…」ゼエゼエ
姫騎士「とりあえず30冊くらい詰めていきましょ、厚みもないですから大丈夫ですわ」
姫騎士「あとは>>44も持っていかなくては」
44 : 以下、?... - 2018/09/29 23:39:24.443 G61Mk1zx0NIKU 16/39コミケのアレな紙袋
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
弟「姉上~準備できましたか~?」
姫騎士「ええ、バッチグーですわ」
弟「え゛……なにその格好」ドンビキ
姫騎士「これから戦いに赴くのです、これはそのための装束ですわ」キリッ
弟「コミケ帰りにしか見えないよ……」
姫騎士「フッ!今の私にかかればチョモランマ程度ひとまたぎですわよ!」
弟「ねえふざけてるの」
~ネパール~
弟「そんなこんなでネパールに到着だよ」
姫騎士「長いフライトでしたわ…」
弟「ここからは姉上一人で麓まで向かってもらうね」
姫騎士「えっ?!弟君も一緒じゃありませんの!?」
弟「だって姉上の罰ゲームだし……あと入山規制あるし」
姫騎士「そんなばなな…」
弟「でも安心して!姉上が登頂できるよう、山岳ガイドを雇ってるから!」
姫騎士「その方が私と一緒に登ってくれると…」
姫騎士「弟君……ちょっと寂しいですわ」
姫騎士「…いいえ!私ひとりでも頑張らなくては!」
姫騎士(弟君に『お姉ちゃんはできるんだ』って所を見せないと!)
>>52「おーい!こっちだ!」
姫騎士「あなたが山岳ガイドですの?」
>>52「よろしく、姫騎士様」
52 : 以下、?... - 2018/09/29 23:55:20.565 ZPu7Sw0DMNIKU 20/39女神アテナ
姫騎士「なんだか神々しい御方…」
アテナ「…そのように言われることもあるな」
アテナ「だが今の私は山岳ガイド、であると同時に登山コーチだ」
姫騎士「はいっ!」
アテナ「貴様、無酸素でエベレストに登りたいらしいな?」
姫騎士「はいぃっ!」
アテナ「大馬鹿者がッ!!!」
姫騎士「ひぃっ!?」
アテナ「山に慣れているのならいざ知らず、貴様ごときシロウトが容易く登れると思うなッ!!」
姫騎士「で、ではどうすれば……!?」
アテナ「私が貴様を鍛える、スパルタ式でな」
姫騎士「いぇす、まむ!」
アテナ「まずは高地に適した体作りからだ!>>58をしろ!!」
58 : 以下、?... - 2018/09/30 00:06:03.619 QVKOalMq0 23/39ヘルメスと競争
ヘルメス「よお嬢ちゃん」
姫騎士「この方は?」
アテナ「貴様のランニングコーチだ」
ヘルメス「俺も忙しいのにねぇ?ま、姐さんの頼みならやりますよ」
アテナ「ああ、ビシバシやってくれ」
姫騎士「こう見えても私徒競走には自信が……」
ヘルメス「かっ飛ばして行くぜ!!」ピューン
姫騎士「速っ!?」
姫騎士「ぜぇ…はぁ……」
アテナ「何をチンタラやってる!?石にされたいのかッ!」
姫騎士「あ…あの…人間の範疇でやらせてはもらえませんか……?」
アテナ「泣き言を言うな!貴様オリンポスの頂に辿り着きたいのではなかったのか!?」
姫騎士「いや、エベレストですわよ……?」
アテナ「に、似たようなものだろう……次!」
アテナ「寒さに適応する訓練だ、>>66をしろ!」
66 : 以下、?... - 2018/09/30 00:23:33.066 aL6zwvLK0 26/39かき氷一気食い
アテナ「さあ食え!」山盛りかき氷スッ
姫騎士「えぇ……」
アテナ「私の削ったかき氷が食えないと!?」
姫騎士「た、食べますわ!」
姫騎士「あむっ、はふはふんぐっ…?!」キィーン
姫騎士「あ゛っ頭が………いいいい!」ゴロンゴロン
その後も厳しい特訓は続いた……
アテナ「瓦割り10000枚!」
姫騎士「て、手が…!」
アテナ「ペヤング激辛完食しろ!」
姫騎士「からいからいからいからい」
アテナ「バンジージャンプ!」
姫騎士「ぎええええええええええええええ!!!」
アテナ「ファイトぉー!」
姫騎士「いっぱーつ!」
アテナ「姫騎士よ、私の特訓によく耐えてくれた」
姫騎士「師匠…!」
アテナ「苦難を乗り越えた貴様は真の英雄になった」
アテナ「今の貴様なら、どんな高みにも行けるだろう!」
姫騎士「ありがとうございます」
アテナ「ふふ、いい顔をするじゃないさ」
アテナ「これは私からの餞別だ、きっとエベレスト登頂の役に立つだろう」
姫騎士「これは>>73!」
73 : 以下、?... - 2018/09/30 00:45:20.553 oowLMyt50 30/39どこでもドア
アテナ「さあ踏み出せ、頂への一歩を!」
姫騎士「はい!」ガチャ
姫騎士(ここが……エベレストの頂上)
姫騎士(世界で一番高い場所……)
姫騎士「すごい景色だわ……言葉じゃ言い表せないくらい…」
バラバラバラバラ……
姫騎士「ん…なんの音ですの?」
ヘリ「」バラバラバラバラ…ポトッ
姫騎士「あのヘリコプター……なにか落としていきましたわ?」
姫騎士「これは…手紙?」
『姉上へ
ズルはダメだよ、覚悟してね
弟より』
姫騎士「あっ」
弟「あーあ」
姫騎士「その…ごめんなさいですわ…」
弟「反省の意思がみえないなあ」
姫騎士「許して頂戴!便利な道具に頼りたくなるのは人の性で……」
弟「もういいや、姉上は一度痛い目に遭わないといけないみたいだね」
姫騎士「いやもう十分痛い目は見たのですけど!?」
弟「ん~どんな罰がいいかな~、やっぱり恥ずかしい系?」
姫騎士「もうやめてくださいまし!私、弟君のためになんでも致しますから!」
弟「きーめた…姉上、>>83してよ」
83 : 以下、?... - 2018/09/30 01:00:53.295 rHfkbSwC0 33/39ホモ本全て捨てて
姫騎士「い、一冊だけでも残させてくださいまし!」
弟「だめ」
姫騎士「じゃあ五冊!」
弟「ダメだってば、何てそこで増えるの」
姫騎士「ね、ねえ弟君?どうしてもBL本処分しなきゃダメですの?」
弟「うん、だってキモいし」
姫騎士「うぐっ…で、でも…それ以外のことならなんでもしてあげられるんだけどなぁ~?」
弟「たとえば?」
姫騎士「た、たとえば>>90とか?」
90 : 以下、?... - 2018/09/30 01:11:13.856 Jd3sR9zea 35/39弟も好きな秘蔵の百合本セットをプレゼント
弟「そ、それは…」ゴクリ
姫騎士(食い付いてる食い付いてる)
姫騎士「悪い提案じゃないと思うんだけどな~」
弟「……わ」
姫騎士「わ?」
弟「わかったよ…それで手を打とう」ドキドキ
姫騎士「ッシャオラぁ!」ガッツポーズ
弟「でも条件がある」
姫騎士「いいですわよ」
弟「もしこれから勝手に僕のおやつ食べるようなことしたら…>>94」
94 : 以下、?... - 2018/09/30 01:19:26.385 Iyo3ffHvd 37/39PNダークエルフの僕は二度とBLをかかない
姫騎士「えっ」
弟「じゃあそういうことで、今後ともよろしくね?」
姫騎士「ちょ、ちょっとまって、え?」
弟「あーなんか甘いものが食べたいなー、ケーキとか」
姫騎士「…あ、あの弟君、いや先生」
弟「甘いもの食べたら執筆のペースも上がる気がするなー」チラッ
姫騎士「ただいま買ってきますっ!!」ピューン
弟「うん、よろしくね~」
おわり