1 : 以下、?... - 2018/08/13 23:43:46.616 v83Z/xeo0 1/37読んでて不快になるかもしれないので一応閲覧注意
元スレ
急に末期の病を宣告されたオタクちゃん「おー、○○。入れ入れw」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1534171426/
急に末期の病を宣告されたオタクちゃん「急に呼んで悪かったなwお酒飲ませてやるから許せw」
オタクちゃん「てかお前やつれてね?ww社畜してるから当然っちゃ当然だけどw」
オタクちゃん「あ、ちなみに私仕事やめたからw今はニートなw」
オタクちゃん「わっはっはっはwww」
オタクちゃん「いんだよwこれからの生活とかw考える意味ないしw」
オタクちゃん「ああもう、いいからはよ部屋行くぞ。お前は一々うっさいわ」
オタクちゃん「考えてみれば、お前とも長い付き合いだな。中学のころからボッチ友達やっててよう」
オタクちゃん「今や二人とも手遅れ喪女。ま、こうして傷の舐め合いしてたらそりゃ成長しないわなw」
オタクちゃん「ずーっと頭も悪いし趣味も悪いし女としての魅力皆無だしで、実家も碌でもないで生きてくためには働かなくちゃだけど」
オタクちゃん「私らが働けるところなんざブラックしかないわけで」
オタクちゃん「単なる手足として日々動き回って、ひいこらいいつつ今まで生きていたわけだな、私らは!」
オタクちゃん「で」
オタクちゃん「○○ちゃんにゃあ、残念なお知らせが一つありまーすwww」
オタクちゃん「私、お先に一抜けさせていただきまーすwww」
オタクちゃん「現世から来世へwww私、羽ばたきまーすwwww」
オタクちゃん「これからは一人で頑張れよおwww○○ちゃーんwwww」
オタクちゃん「ちょwwww何呆然としてんのwww私の言ってることわかる?w」
オタクちゃん「だーからー、余命7か月くらいだってよお」
オタクちゃん「健康診断やってて医者に呼び出されて言われちったの」
オタクちゃん「医者の前でヤッターって叫んだったwwww」
オタクちゃん「で、その日のうちに退職届出したったwww」
オタクちゃん「私、解放wwww現世の苦しみから解放されまーすwwww」
オタクちゃん「つーわけで、お前とのお別れ会な、これwwww」
オタクちゃん「盛大に祝ってくれやwwwwww」
オタクちゃん「おわっ、んだよ、大きな声出して……」
オタクちゃん「ほん? ほんほん。ほんほんほん……なるほどにゃあ……」
オタクちゃん「ファーwwwwwwwリアルでそゆこと言うのやめてwwwww」
オタクちゃん「鳥肌立つwwwwww生きろwwwwそなたは美しいwwwwwww」
オタクちゃん「死ぬんだっつのwwwww私もう死ぬんだっつのwwwww」
オタクちゃん「やwwwwめwwwwwろwwwwwww草生えるわwwwwww」
オタクちゃん「はーあああ……どしたのどしたの~おバカなラノベ主人公みたいなこと言ってるよ~?」
オタクちゃん「……そういうこと言うのやめてって、何をやめろってのよ。生きる喜びとか語れってーの?」
オタクちゃん「んん? 死ぬの嬉しいに決まってんじゃん。え? 嬉しくない? お前だって、今死ねたら嬉しいっしょ?w」
オタクちゃん「何ヒスってんの?w何が言いたいのか論理立てて言ってくんなーい?w」
オタクちゃん「ほーんほんほん、逆だったら……」
オタクちゃん「私が病気じゃなくて、お前が病気だったら……ふむふむ……」
オタクちゃん「……どうする、と……なるほどにゃあ……」
オタクちゃん「お祝い申し上げまーすwwwww花束贈呈してあげまーすwwww」
オタクちゃん「明るく見送ってやんよ! その方が私ららしいやろ! へへ!」
オタクちゃん「……あーあ、何怒ってんの、お前……」
オタクちゃん「落ち着いてみ? ちょっとだけ落ち着いてみ?」
オタクちゃん「お前さ、入り込みすぎじゃね?」
オタクちゃん「あのな、正直、正直な?」
オタクちゃん「私な、お前が死んでもぶっちゃけどうでもいいわ」
オタクちゃん「いや、ショック受けないで聞いてほしいんだけどな?」
オタクちゃん「お前が私の友達なのは、まあそうだよ」
オタクちゃん「中学のころからの長い付き合いだもんな。ひねくれた私でも、まあまあ情はあると思うよ?」
オタクちゃん「で、まあそれだけだよな」
オタクちゃん「命かけて守ってやるとか、死ぬほど大事だとか、漫画みたいな関係性じゃないわな?」
オタクちゃん「よーするに」
オタクちゃん「私が言いたいのは、だな?」
オタクちゃん「自分に酔ってる女きめええええええええwwwwwwwwwwwwwwww」
オタクちゃん「友人が死んで悲しくなる自分に酔ってるのきめえええええええええwwwwww」
オタクちゃん「ってことなんだわw」
オタクちゃん「おーこわ、なにキレ……あーあ、泣いちゃってるよw」
オタクちゃん「折角楽しく飲みたかったのにな?」
オタクちゃん「現世の苦しみから解放されることを祝ってほしかったのにな?」
オタクちゃん「ここにも現世の苦しみだよ。ヒス友人の泣きギレを見なきゃならんのだから」
オタクちゃん「あのな? 現世にいても、苦しいだけだろ?」
オタクちゃん「人間、苦しい思いはしたくないだろ?」
オタクちゃん「だったら、死んだ方が良いって事じゃん?」
オタクちゃん「ほーら、三段論法ww私頭いいいいいwwwwww」
オタクちゃん「てかさ、今死ぬか」
オタクちゃん「もーう、面倒くさいわ。苛々してきた」
オタクちゃん「なんで私が苛々しなきゃならんの? 私もう死ぬのにおかしくね?」
オタクちゃん「うっさいわもう……アー死ぬ。もう死ぬからー」
オタクちゃん「はーいwここにーw紐がありまーすw」
オタクちゃん「先端に輪っか作りまーすw」
オタクちゃん「物干しざおに縛り付けまーすw」
オタクちゃん「床上30㎝wここに横からくぐって私の頸動脈当てまーすw」
オタクちゃん「体重をかけまーすwwぐえーww」
オタクちゃん「……うっせえ!!!!!! 黙ってみてろや!!!!!」
オタクちゃん「お前に私の気持ちがわかるのか!? 言ってみろやおら!」
オタクちゃん「私死ぬの!! これから7か月後に死ぬの!!」
オタクちゃん「病気で動けなくなって、最終的に下の世話も自分でできなくなって、誰にも看取られず惨めに死んじゃうの!!」
オタクちゃん「な? どうしてそんなの待たなきゃならんのって思わない?」
オタクちゃん「お前にそれ止める権利あんの? なあ、おい」
オタクちゃん「何か言えや!!!!!! ああ!?」
オタクちゃん「……何も言うことねーなら、黙ってみてようね? ね?」
オタクちゃん「……はい、じゃあいきまーすw」
オタクちゃん「……ぐえーw」
オタクちゃん「……」
オタクちゃん「…………」
オタクちゃん「………………」
オタクちゃん「……ぷはぁっ、え、あんぞ……?」
オタクちゃん「……げほっ、あの、さあ、けほっ……邪魔、すんな、つったろ……なあ!?」
オタクちゃん「お……」
オタクちゃん「……」
オタクちゃん「ガチ泣きじゃん……ぶっさいくな面」
オタクちゃん「はー……」
オタクちゃん「面倒くさ」
オタクちゃん「あ? 山?」
オタクちゃん「……何? 何のアニメだっけ?」
オタクちゃん「ああ私たちで登るの? おー、いや何それ。馬鹿じゃねーの?」
オタクちゃん「アニメに影響されたの? 私さあ、余命7か月って一昨日言ったばかりじゃん」
オタクちゃん「だからこそ? 時間がもったいないから? 意味わかんねんだけど」
オタクちゃん「健全な魂は肉体から? ほうほう……」
オタクちゃん「綺麗な景色が精神にもたらす効能?」
オタクちゃん「啓発本に書いてあった? 馬鹿っぽいんだけど」
オタクちゃん「……まあ、確かにまだ普通に動けるけど、馬鹿じゃね?」
オタクちゃん「動けるうちに? ほーほー……」
オタクちゃん「いや行かんがwwwっておい、切れたぞ……」
オタクちゃん「……なんやねん、あいつ」
オタクちゃん「なーんなーの? 今日の今日で、お前なんなーの?」
オタクちゃん「何で私、山に登らなきゃならんの?」
オタクちゃん「うんうん……肉体の使用と、綺麗な景色の効用と、達成感がもたらす肉体と精神への影響とか」
オタクちゃん「なにそれ。啓発本? バカじゃねーの」
オタクちゃん「一昨日に言ったよな? 余計な口だしてくんじゃねーよ」
オタクちゃん「何? 医者の真似事? ドクターコトーとか見たの?」
オタクちゃん「何黙ってんだよ……私もう帰っていい?」
オタクちゃん「……なんだよ」
オタクちゃん「山の頂上で? 言いたいことがある? ほうほう……」
オタクちゃん「伝説の樹でも生えてんの? 冗談だよ」
オタクちゃん「……楽しも?って、はあ、お前頭ハッピーセットかよ」
オタクちゃん「脳みそスカタンだな。馬鹿だ馬鹿だって思ってたけど、これほどの馬鹿だとは思わなかった」
オタクちゃん「大体会社どーしたのよ。一日取るだけでもお前んとこはピーチクパーチク言われんだろうがよ」
オタクちゃん「心配しなくていい? 心配じゃねーよ、どっちかってーとお前んとこの会社応援したわ」
オタクちゃん「……あのさー、ほっといてくんない? 友人ならさ、私の意思尊重してよ」
オタクちゃん「やだ? やだって何よ。価値観の押しつけとかマジでイラつくんだけど」
オタクちゃん「で、黙る、と。なんなのお前。言いたいことあんなら言えや」
オタクちゃん「頂上で言う? はー、ほんとお前……」
オタクちゃん「引っ張んなや、お前マジで頭足りてねーのな」
オタクちゃん「泣くなや……こんなに面倒だとは思わなかったわ……面倒なのは昔からだけどな?」
オタクちゃん「ああ、わかった、わかった。しがみつくなや……」
オタクちゃん「わかったよ、もう……」
オタクちゃん「あれだろーなー」
オタクちゃん「こいつは、あれだなー私に」
オタクちゃん「私、人生の意味を見つけた!」
オタクちゃん「とか、言わせてーんだろーなー」
オタクちゃん「くだらね」
オタクちゃん「……くーだらねーなー……」
オタクちゃん「はいはい、切符はあそこで買えばいいから」
オタクちゃん「あん? じゃあ、お前の分も買ってきてやるから。ここでおとなしくしてまちょーねー」
オタクちゃん「……はあ」
オタクちゃん「あいつはどうも、昔から自己中心的だよなあ」
オタクちゃん「自分が世界の中心で回ってると思い込んでる節がある」
オタクちゃん「視野が狭くて、だから周りから嫌われてんだっての」
オタクちゃん「あーあ、言わなきゃよかった」
オタクちゃん「友人だからって、あんなのに病気のこと言った私が馬鹿だった……」
オタクちゃん「まー、あいつ以外に言う奴も思い当んねーけど……」
オタクちゃん「あいつは、自分の考えが正しいって思いこんで、他の意見なんか聞きゃしないんだ」
オタクちゃん「なんであんなのと友人だったかなあ……」
オタクちゃん「……他にいねーからかwwwwうひひwwwww」
オタクちゃん「あっと……サ、サーセン……」
オタクちゃん「……んだよ……っち、死ねやゴミカス……」
オタクちゃん「……街にミサイルでも飛んでこねーかな」
オタクちゃん「……どんな綺麗事言ってくんのかな」
オタクちゃん「最高の友人でしたー! とか言ってくんのかなw」
オタクちゃん「最低の友人だったって突っ込んでやるかなwどんな顔すんだろw……」
オタクちゃん「ひ、ひひひwwwwあほらしwwww」
オタクちゃん「あー、あほらし……」
オタクちゃん「……」
オタクちゃん「ほらよ、切符。じゃあ、行くか……」
オタクちゃん「あ? 方向ちげーよw」
オタクちゃん「私らはこっちwお前ほんと駄目なw」
オタクちゃん「張り切りだけは一人前だなwそのでかい荷物には何入ってんのかな?」
オタクちゃん「うはwwwwペットボトルの水20本くらい入ってるwwww」
オタクちゃん「馬鹿だろwwwwwwwお前馬鹿だろwwwwww」
オタクちゃん「山登るときはこうだってネットに書いてあったあ? 嘘を嘘と以下略ぅ!」
オタクちゃん「ヒマラヤ山脈でも踏み込む気か? ……てか他のでもっと必要なのあんだろw」
オタクちゃん「お前はアレだな。私が死んだら迷子で死にそうだな!」
オタクちゃん「おわっ、いきなりキレんなよ……死ぬとか言うなってか?」
オタクちゃん「面倒くさい奴……」
オタクちゃん「あー……怠くなってきた。なあ、登るのやめにしない?」
オタクちゃん「もう登る前からお前ふらついてんじゃん。インドアの私らには無謀だって」
オタクちゃん「ましてや私余命7か月。体力はまだ落ちてないけどね? 何かあったらどうすんの?」
オタクちゃん「……なーんで、そんな意固地なのかねえ」
オタクちゃん「こりゃ頂上でよほど言いたいことがあるんだな! な?」
オタクちゃん「とてつもないこと言うに決まってらあwwwなあwwwww」
オタクちゃん「聞いたら涙がビュルビュル飛び出るんだろうなあwwww」
オタクちゃん「……おーおー、子供みたいに唇かみしめてふてくされんなよ」
オタクちゃん「ほんと、昔からちっとも成長しねえなあ、お前」
オタクちゃん「あーあー、そんなに息切れしちゃって」
オタクちゃん「何でかわかる? なんでかわかるかなー?」
オタクちゃん「お前がクソ重い荷物背負ってるからだよー!wwwwww」
オタクちゃん「ほんと馬鹿な。手伝わねーからな。無理ならさっさとおりよーぜ」
オタクちゃん「……なんでそんなに必死かねえ。走るな。おい!」
オタクちゃん「おーい! 無理すんなよお! ……ったく」
オタクちゃん「……ま、でも、アレだな……」
オタクちゃん「……綺麗な空気。いい感じの景色。心地よい疲労感。人いねーのもグッド」
オタクちゃん「……うーむ」
オタクちゃん「死ぬ前だから、素直になってるのかねえ」
オタクちゃん「割と悪くない……新鮮っちゃ新鮮だ」
オタクちゃん「……あいつには死んでも言わねーがな」
オタクちゃん「……頂上では、ちょっとはノッてやろうかな?」
オタクちゃん「……てか、あいつ、もうへばってんのwww」
オタクちゃん「メッチャふらついてるやんwwwwあぶねえからwwwww荷物置けってwwww」
オタクちゃん「おいおーいwwww転げ落ちるぞwwwww」
オタクちゃん「ファーwwwwwwwwwwwほんとに転げ落ちてるやんけwwwwww」
オタクちゃん「wwwwwwwwwwww」
オタクちゃん「www……え?」
オタクちゃん「……」
オタクちゃん「いやいや……」
オタクちゃん「ぜえっ、はあっ、おーい! ○○ー!」
オタクちゃん「どこだよっ、くそっ……あいつ、マジで馬鹿だろ」
オタクちゃん「登る前に荷物置いとかせとけばよかった……」
オタクちゃん「あいつはもう、昔から面倒ごとをよお!」
オタクちゃん「あーくそ! インドア派のまーんさん舐めんなよ!」
オタクちゃん「はぁ、はぁ、はぁ……」
オタクちゃん「あー、あれかな? あそこで転がってるのだろ!」
オタクちゃん「おーい! ○○! 大丈夫かー!?」
オタクちゃん「返事もできねーほどヤバいの!? おい!? この馬鹿!!」
オタクちゃん「はぁ……はぁ……」
オタクちゃん「……」
オタクちゃん「……」
オタクちゃん「……こいつ、死んでるじゃねーか!」
オタクちゃん「……いやいや」
オタクちゃん「やばいだろ、山に救急車呼べたりできたっけ?」
オタクちゃん「血、流しすぎでしょ……ガチで死ぬ奴やん?」
オタクちゃん「おい! ○○! ○○!!」
オタクちゃん「……」
オタクちゃん「……てか、頭に穴空いてんだけど」
オタクちゃん「……」
オタクちゃん「……」
オタクちゃん「……ベホマ! ケアルガ!」
オタクちゃん「……」
オタクちゃん「ザオリクー!」
オタクちゃん「……はぁ……はぁ……」
オタクちゃん「……いやいや、いやいやいやいやいやいや」
オタクちゃん「まだ頂上ついてへんやん」
オタクちゃん「お前のくっさいセリフまだ聞いてないやん」
オタクちゃん「駄目だって、駄目だろ、それは駄目だろ」
オタクちゃん「いやいや……」
オタクちゃん「……」
オタクちゃん「お前は、本当に、いつもいつも面倒ばかり、なあ?」
オタクちゃん「ちょ、掴まれや。荷物、ペットボトルだけ全部捨てとくぞ」
オタクちゃん「頂上で、なんか披露する気かもしれんかったしな」
オタクちゃん「中はあんま見ないで、持ってってやるわ」
オタクちゃん「……運びづらい!」
オタクちゃん「……自分で動こうとしない人間って、ここまで運びづらいのか」
オタクちゃん「はぁ……はぁ……」
オタクちゃん「インドア派の女に、これは無茶ぶりだろ、なあ?」
オタクちゃん「はぁ……うっく……はぁ……」
オタクちゃん「……お前、骨と皮しか、ねーな」
オタクちゃん「ブラック企業で、働くから、そうなるんだ」
オタクちゃん「残業ばかりで、理不尽な人間関係、無茶な要求、やめるにやめられない圧力」
オタクちゃん「辛い事ばっか、だったろ?」
オタクちゃん「ストレスで、飯が喉通んねえって、言ってたもんなあ」
オタクちゃん「……私も、人のこと、言えない、けど……」
オタクちゃん「だから、なあ? 死ぬって聞いたときは、そりゃ、嬉しくなる、よ」
オタクちゃん「でも、ちょっと、ちょっとくらいは、なあ?」
オタクちゃん「お前の、顔も、浮かんだり、したかも、しれない」
オタクちゃん「はぁ……はぁ……」
オタクちゃん「……はぁ、ふぅ……」
オタクちゃん「……お前、私がいなくて、この先……」
オタクちゃん「……味方、一人もいねーじゃん、なあ」
オタクちゃん「私ら、ずっと、ボッチだもん、なあ」
オタクちゃん「……昔から、ずっと……」
オタクちゃん「……」
オタクちゃん「……やっと、頂上、着いた、ぞ!」
オタクちゃん「はぁー! はぁー! げほっ、おうぇ!」
オタクちゃん「……っく、はー、寿命、1か月は、縮んだわ……」
オタクちゃん「ふー、はー、ふー……」
オタクちゃん「ふぅー……」
オタクちゃん「……」
オタクちゃん「……で?」
オタクちゃん「……この先、どうすんだよ」
オタクちゃん「……」
オタクちゃん「……なんか、私の全身くせー」
オタクちゃん「……」
オタクちゃん「……こいつの荷物漁って、推理するしかないか」
オタクちゃん「なあ、台本とか持ってきてねーの?」
オタクちゃん「カンペとか、なんか……」
オタクちゃん「私に対するメッセージとかさ……」
オタクちゃん「……お。なんかノート見っけた」
オタクちゃん「ほうほう……残り7か月でやりたいことリスト。ふむふむ?」
オタクちゃん「……やりたかったこと、二人でやろうと言っててやらなかったこと、意外にやりたいこと……意外ってなんだよ」
オタクちゃん「……ゲームタイトルとか、聖地とか、アウトドアなこととか、まあいろいろな一覧ですな」
オタクちゃん「体の負荷が大きい順に並べられてて、一番上の山登りに線が引かれてます」
オタクちゃん「……察するにー」
オタクちゃん「……残り7か月、楽しく私と遊ぼうぜ!」
オタクちゃん「みたいな、感じかなー……」
オタクちゃん「……てか」
オタクちゃん「……もしかして、お前会社やめたの?」
オタクちゃん「じゃないと、これ、できないよね……」
オタクちゃん「お前んとこは休職とか無理でしょ、死ぬ人間のためにさあ……」
オタクちゃん「……」
オタクちゃん「……てか、てかさ、読んで思ったけど、これ、ほぼお前のやりたいことリストじゃん?」
オタクちゃん「……お前が、私と、最後まで遊ぶっていう」
オタクちゃん「……そういうリストじゃん」
オタクちゃん「……ぎゅうぎゅうに詰め込んでさ」
オタクちゃん「……私が、死ぬまで付き合おうって……」
オタクちゃん「…………まあ、これ見せて、私の意見も聞こうとは、したんだろうけどさあ。お前は自己中だなあ」
オタクちゃん「……」
オタクちゃん「……っく、はははっ、くくく……」
オタクちゃん「なーんだ、そりゃ」
オタクちゃん「はぁー……」
オタクちゃん「……どうしようかなあ」
オタクちゃん「……」
オタクちゃん「……」
オタクちゃん「……とりあえず、いい景色だ」
オタクちゃん「……なあ? ○○」
42 : 以下、?... - 2018/08/14 01:14:32.229 QfXTB3zf0 37/37これ男でもいけるな
スッキリしたのでもう寝ます