1 : 以下、?... - 2018/08/12 00:09:06.422 Os8YPHFJ0 1/37

女殺し屋「子犬を拾ってきたよ」

子犬「クゥ~ン……」

少年「わっ、可愛い!」

女殺し屋「それじゃこのナイフで殺して」

少年「えっ」

女殺し屋「犬ぐらい殺せなきゃ、人を殺せるようにはならないよ」

少年「だ、だけど……」

女殺し屋「殺らなきゃ意味ないよ」

少年「ううう……で、できないよ……」

元スレ
女殺し屋「殺らなきゃ意味ないよ」少年「で、できないよ……」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1534000146/

4 : 以下、?... - 2018/08/12 00:13:04.560 Os8YPHFJ0 2/37

女殺し屋「あんたは両親の仇を捜して、仇を討とうとしてる」

女殺し屋「つまり、殺そうとしてる」

女殺し屋「それで私に弟子入りを申し込んできたわけだけど」

女殺し屋「たしかに、体を鍛えてナイフ術もある程度覚えたけど、それだけじゃダメだ」

女殺し屋「殺しをする上で最も重要なのは、殺しという経験を重ねていくことなんだからね」

少年「でも……!」

女殺し屋「……」

7 : 以下、?... - 2018/08/12 00:15:31.697 Os8YPHFJ0 3/37

女殺し屋「ふぅ……もういい」

少年「!」

女殺し屋「ご飯にしよう。さっさと支度して」

少年「う、うん!」

少年(よかった……犬を殺さずに済んだ……)

子犬「クゥ~ン……」フリフリ

少年「さ、君はあっち行ってな」

女殺し屋「……」

9 : 以下、?... - 2018/08/12 00:17:22.570 Os8YPHFJ0 4/37



ベチョッ…

少年「なにこれ……」

少年「この赤いのは……血!?」

少年「お父さん……! お母さん……!?」

少年「うわあああああああああああああああっ!!!」





少年「ああああああああああああああああっ!!!!!」ガバッ

11 : 以下、?... - 2018/08/12 00:20:17.555 Os8YPHFJ0 5/37

少年「はぁっ、はぁっ、はぁっ」

少年「夢か……」

子犬「クゥ~ン」ペロペロ

少年「あっ……ありがとう……」

少年(あの日、お父さんとお母さんは首を切られて、血まみれで倒れてて……)

少年(気づいたら、ぼくは身寄りのない子供達が集まる施設にいた……)

少年(その後、ぼくは施設を抜け出し、女殺し屋さんのところに……)

少年(――絶対仇を討ってみせる!)

12 : 以下、?... - 2018/08/12 00:22:25.667 Os8YPHFJ0 6/37

女殺し屋「仕事に行ってくる」

少年「仕事って、殺し?」

女殺し屋「殺し屋の仕事がそれ以外にあるのかい?」

女殺し屋「今日は遅くなるから、これで適当に飲み食いしな」チャリンッ

少年「う、うん」

少年「よーし、今日は酒場に行こうか!」

子犬「ワン!」

13 : 以下、?... - 2018/08/12 00:25:08.337 Os8YPHFJ0 7/37

―酒場―

少年「マスター、ミルクください!」

マスター「あいよ」

マスター「ったく、ここでそんな注文するの、坊やぐらいのもんだぜ」

少年「へへへ……」

少年「君はこの肉食べな」サッ

子犬「ワン!」ハグハグ

15 : 以下、?... - 2018/08/12 00:28:36.223 Os8YPHFJ0 8/37

チンピラ「よぉ、小僧」

少年「おじさん! お久しぶり!」

チンピラ「おめえが女殺し屋のとこに転がり込んでから、どんぐらい経つか……」

チンピラ「すっかり逞しくなったな」

少年「どうもありがとう!」

チンピラ「女殺し屋はどうしてる?」

少年「相変わらず。今日も“仕事”で」

チンピラ「仕事一筋ってかぁ! 大したキャリアウーマンぶりだぜ!」

16 : 以下、?... - 2018/08/12 00:30:52.710 Os8YPHFJ0 9/37

チンピラ「だが、昔はあいつにも……男がいたんだよなぁ……」

少年「えっ、そうなの?」

チンピラ「おうよ」

少年「もしかして……おじさん?」

チンピラ「ぶふっ! んなわけねえだろう! あの女が俺みたいな三流になびくかよ!」

チンピラ「……にしても」ジーッ

少年「なに?」

17 : 以下、?... - 2018/08/12 00:33:17.594 Os8YPHFJ0 10/37

チンピラ「おめえのツラぁ、どことなく女殺し屋に似てる気がするぜ」

少年「そ、そうかな?」

少年「一緒に暮らしてると、顔も似てくるものなのかな……」

チンピラ「かもな!」グビグビ

チンピラ「おめえの親父とお袋を殺した奴、見つかればいいな! 頑張れよ!」

少年「うん!」

19 : 以下、?... - 2018/08/12 00:36:15.005 Os8YPHFJ0 11/37

―女殺し屋のアジト―

女殺し屋「今日はどこ行ってたんだい?」

少年「酒場でご飯食べてきたよ」

女殺し屋「どうせチンピラの奴がいただろう」

少年「うん、酔っ払ってた」

女殺し屋「相変わらずだね、あのバカも」

少年「でね、おじさんに……お前と女殺し屋さんは似てるっていわれたよ」

少年「一緒に暮らしてると、似てくるものなのかな?」

女殺し屋「!」

21 : 以下、?... - 2018/08/12 00:38:22.486 Os8YPHFJ0 12/37

女殺し屋「私とあんたが似てる? そんなわけないだろうッ!」

少年「!」ビクッ

女殺し屋「一緒に暮らしてると似てくるなんて、そんなこと……あるはずないんだよ!」

少年「ご、ごめんなさい。変なこといって……」

女殺し屋「……」コホン

女殺し屋「さ、訓練を始めるよ!」

24 : 以下、?... - 2018/08/12 00:40:24.333 Os8YPHFJ0 13/37

少年「てやぁっ!」シュッ

女殺し屋「遅い!」ギンッ

女殺し屋「ダメだダメだダメだ! そんなんじゃ到底仇なんか討てっこないよ!」

女殺し屋「かかってきな!」

少年「だああああっ!」

ドガッ!

少年「ぐあっ!」ドサッ

25 : 以下、?... - 2018/08/12 00:42:34.748 Os8YPHFJ0 14/37

女殺し屋「ふぅ……今日はこれまで」

少年(なんだか今日の女殺し屋さんはおかしいな)

少年(いや、思い返してみれば、このところおかしいことが多い)

少年(いきなり犬を殺せ、なんてことをいうタイプじゃなかったのに……)

少年(なにか……焦ってるような感じだ……)

26 : 以下、?... - 2018/08/12 00:46:08.166 Os8YPHFJ0 15/37

そんなある日――

女殺し屋「……」

少年(今日の女殺し屋さんは、朝からすごい殺気だ)

少年(仕事の日はいつもピリピリしてるけど、今日は特にすごい)

子犬「……」ビクビク

少年(まるで、今日は大仕事が待ってるような――)

28 : 以下、?... - 2018/08/12 00:49:05.736 Os8YPHFJ0 16/37

少年「あの……」

女殺し屋「ん?」

少年「今日、女殺し屋さんの身になにが起こるの? どうしてそんなに殺気立ってるの?」

女殺し屋「……今日は訓練はなしだ。あの犬と一緒にどこかに遊びに行ってきな」

少年「どうして?」

女殺し屋「いいから」

少年「イヤだ! 話してくれなきゃ行かない!」

女殺し屋「いいから、行くんだ! 両親みたいに首をかっ切られたくなきゃね!」

少年「!」

29 : 以下、?... - 2018/08/12 00:51:29.942 Os8YPHFJ0 17/37

少年「どうして……どうして知ってるの? お父さんとお母さんが首を切られて死んだって」

女殺し屋「……」

少年「ぼくは両親を殺されたってことしか話してなかったのに……」

少年「まさか、あなたが……!」

女殺し屋「だったらどうする? 目の前に仇がいるってことになるねえ」

女殺し屋「殺らなきゃあんたの両親は浮かばれない……殺らなきゃ意味ないよ」

少年「ぐ……!」

少年「うわぁぁぁぁぁっ! 殺してやるぅぅぅぅぅっ!」

30 : 以下、?... - 2018/08/12 00:54:14.676 Os8YPHFJ0 18/37

バキィッ!

少年「ぐはっ!」ドザッ

女殺し屋「悪いけど、今はあんたの相手をしてる余裕はない」

少年「ぐ……」

女殺し屋「最悪の相手を待たせてるからね……」

女殺し屋「もし私が生きて帰ってこれたら、改めて相手してあげるよ」

少年(生きて帰ってこれたら……?)

少年(凄腕の殺し屋であるこの人を、殺せる人なんて……)

31 : 以下、?... - 2018/08/12 00:57:56.930 Os8YPHFJ0 19/37

バリィンッ!

女殺し屋「!」ハッ

暗殺者「よう」

暗殺者「気配を隠さなきゃならねえ仲でもねえし、荒っぽく入らせてもらったぜ」

女殺し屋「どうしてここが……果たし状では別の場所を指定していただろうに」

暗殺者「昔の女から誘いを受けて、どうしても興奮が抑え切れなくてな」

暗殺者「それに敵が指定した場所に、のこのこ出向くアホがいるかよ」

暗殺者「どうせ決闘場所になってた広場には、罠が仕掛けてあるんだろ?」

暗殺者「だからこっちからこのアジトを探し出して、来てやったんだよ」

女殺し屋「くっ!」

少年(なんだこの男……! 恐ろしい殺気を放ってる!)

少年(さっきまでの女殺し屋さんと同じぐらい……いや、それ以上だ……)

32 : 以下、?... - 2018/08/12 01:00:26.357 Os8YPHFJ0 20/37

暗殺者「お、お前……懐かしいなぁ~」

少年「!?」

暗殺者「でかくなったなぁ~」

少年「だ、誰だ! 誰だお前!」

暗殺者「なんだお前、まだ話してなかったのか?」

女殺し屋「……」

暗殺者「お前はな、俺ら二人のガキだよ」

少年「え……」

34 : 以下、?... - 2018/08/12 01:03:39.466 Os8YPHFJ0 21/37

少年「なにいってんだ! ぼくの両親は――」

暗殺者「首をかっ切られて殺されたんだよな? 二人とも……この俺に」

少年「……!?」

暗殺者「おいおい混乱しちゃってるじゃねえか。可哀想に。お前から説明してやれよ」

女殺し屋「いいかい、よく聞くんだ」

少年「……」

女殺し屋「私たちがあんたの実の両親ってのは本当だ。あんたは私がお腹を痛めて産んだ子だ」

少年「……!」

35 : 以下、?... - 2018/08/12 01:06:32.325 Os8YPHFJ0 22/37

女殺し屋「かつて、私たち二人は殺し屋同士――恋人同士で、いつしか子供ができた」

女殺し屋「子供ができたとたん、こいつは私たちのもとを去った」

女殺し屋「だが、別にかまわなかった。こいつにまともな子育てなんてできっこなかったから」

暗殺者「ハハ」

女殺し屋「私は“仕事”をこなしつつ女手一つで、あんたを育てた」

女殺し屋「だけどある日、あんたは二人組の男女に誘拐されてしまったんだ」

少年「それがまさか……」

女殺し屋「あんたが両親だと思ってた二人……だよ」

女殺し屋「少し目を離したスキに……ってやつだった。本当にうかつだったよ」

36 : 以下、?... - 2018/08/12 01:09:27.013 Os8YPHFJ0 23/37

女殺し屋「私は手を尽くしてあんたを捜したが、どうしても見つからなかった」

女殺し屋「そこで背に腹は代えられないと、暗殺者に捜すのを手伝って欲しいと頼んだ」

暗殺者「その時のこいつ、可愛かったぜぇ……泣きそうなツラしてよぉ」

少年「……」

女殺し屋「暗殺者はあっという間に誘拐犯たちを捜し出して、二人でそこへ乗り込むことにした」

女殺し屋「私としては穏便にあんたを取り戻すつもりだったんだが、こいつは乗り込むなり」

女殺し屋「誘拐犯を二人とも殺してしまった。止める暇もなかったよ」

女殺し屋「だが、私はそれも仕方ないと思った……」

女殺し屋「なにより、自分の子供のためにこいつが動いてくれたのが嬉しかった」

女殺し屋「だけど、こいつは――」

37 : 以下、?... - 2018/08/12 01:12:40.327 Os8YPHFJ0 24/37

女殺し屋「まだ幼かったあんたも殺そうとしたんだ」

少年「え……」

女殺し屋「理由を聞くと――」


暗殺者『え、だってこいつ、俺らのガキだろ?』

暗殺者『いうなれば殺し屋のサラブレッドだ』

暗殺者『こんな奴生かしておいたら、将来強敵になりかねないだろ』


女殺し屋「そう、こいつが私に協力したのは、子供や私への愛情のためなんかじゃなかった」

女殺し屋「危険な芽を摘み取るためだったんだ」

40 : 以下、?... - 2018/08/12 01:16:30.880 Os8YPHFJ0 25/37

女殺し屋「私はあんたを連れて逃げた。逃げて逃げて逃げまくった」

女殺し屋「急いで知り合いのやってる施設にあんたを預け、私も行方をくらました」

女殺し屋「そしたら数年後、仇討ちに燃えるあんたが私に弟子入りを志願してきた……」

女殺し屋「……これが私の知ってる、私から話せる全てだ」

少年「……」

暗殺者「あの時のお前の逃げっぷりは見事だったぜ」

暗殺者「この俺が殺そうとした相手を取り逃がすなんて、後にも先にもあれ一回きりだ」

暗殺者「母の愛のなせるワザってやつか? 泣かせるねえ」

暗殺者「だが、どうして今になって、俺に果たし状なんざ送ってきた?」

暗殺者「このガキと出会えたなら、そのまま二人で暮らしてりゃよかったろうに」

女殺し屋「決まってるだろう、この手であんたを討つためさ」

女殺し屋「あんたが生きてる限り、この子に安全な未来はないからね」

暗殺者「ハハ、よく分かってるじゃねえか」

41 : 以下、?... - 2018/08/12 01:18:10.584 Os8YPHFJ0 26/37

暗殺者「今日はいい日だ……」

暗殺者「かつての女と自分の実の子を殺せるんだからなァ!」シュバァッ

女殺し屋「ぐっ!」ギンッ

暗殺者「どうした、どうしたァ!」

キィンッ! ギィンッ!



少年(戦いが始まった……!)

42 : 以下、?... - 2018/08/12 01:20:10.833 Os8YPHFJ0 27/37

ザシッ!

女殺し屋「ぐっ!」ブシュッ

女殺し屋「くそっ!」ヒュッ

暗殺者「昔のお前はもっとキレがあったぞ? ガキのせいでぬるくなったか? 俺を失望させるな!」



少年(ものすごい殺し合いだ……)

少年(だけど、だけど……女殺し屋さんより相手の方が何枚も上だ!)

43 : 以下、?... - 2018/08/12 01:22:11.663 Os8YPHFJ0 28/37

ガキンッ!

女殺し屋(しまっ――ナイフが!)

暗殺者「これで終いだ」

ドシュッ!

女殺し屋「が、は……っ!」ガクッ



少年「あああっ!!!」

44 : 以下、?... - 2018/08/12 01:25:11.673 Os8YPHFJ0 29/37

暗殺者「ナイフはなくなり、その傷は明らかに致命傷……勝負は見えたな」

女殺し屋「く……」ドクドク…

暗殺者「最後に一つだけ。お前はいい女だったよ」

女殺し屋「心にも、ないことを……」

女殺し屋「あんたはいつだって……自分と、殺しのことしか、考えてないだろ……」

暗殺者「ハハ、バレたか」

暗殺者「じゃあな」

46 : 以下、?... - 2018/08/12 01:27:21.563 Os8YPHFJ0 30/37

――ドスッ!

暗殺者「ぐ……!?」

少年「ハァ、ハァ……」

暗殺者(あのガキ……女殺し屋のナイフを投げて……)

女殺し屋(今だっ!)ガシッ

暗殺者(首を!)

暗殺者「このアマ――」

女殺し屋「せぇやぁぁっ!」グイイッ

ボキッ!

47 : 以下、?... - 2018/08/12 01:29:32.400 Os8YPHFJ0 31/37

暗殺者「ぐ……おぉ……」

暗殺者「や、やっぱり……そのガキ、殺しとくべき……だった、な……」

ドサッ…



女殺し屋「ぐ……」ドサッ

少年「しっかり!」ダッ

48 : 以下、?... - 2018/08/12 01:32:19.977 Os8YPHFJ0 32/37

女殺し屋「すまなかったね……」

女殺し屋「あんたには、内緒にしといたことが、多すぎた……」

少年「ううん、もういいよ!」

女殺し屋「わ、私は……あんたには普通の人生を歩んで、欲しかった……」

女殺し屋「だけど、あんたが、私の噂を知ってか、弟子入りしに来た時……」

女殺し屋「やっぱり、あんたも、殺しの道を歩むのかって思った……」

女殺し屋「殺し屋の血からは、逃れられないって……」

少年「……」

49 : 以下、?... - 2018/08/12 01:34:28.373 Os8YPHFJ0 33/37

女殺し屋「だから、私は……あいつと決着をつけると決意した時……」

女殺し屋「子犬を拾ってきて、殺せと命じた……」

女殺し屋「犬も殺せないようじゃ、私が死んだ後、到底生きてけるわけない、から……」

女殺し屋「だけど、あんたは殺せなかった……殺さなかった」

女殺し屋「あの時、私は、本当にうれし、かった……」

女殺し屋「あんたは私やあいつとは、違うって……。うっ、ゲホ、ゲホ!」

少年「!」

53 : 以下、?... - 2018/08/12 01:37:16.507 Os8YPHFJ0 34/37

少年「お母さんっ!」

女殺し屋「お母さん、と呼んでくれるのかい……」

女殺し屋「あ、ありがと……」

女殺し屋「どうか、幸せに生きて、ね……」

女殺し屋「……」

少年「お母さん……」

少年「おかあさぁぁぁぁぁん!!!」

54 : 以下、?... - 2018/08/12 01:39:19.659 Os8YPHFJ0 35/37

少年「うっ、うっ……おかあ、さん……」

子犬「クゥ~ン」ペロペロ

少年「……ありがとう。慰めてくれるんだね」

少年(さようなら……お母さん)

少年(お母さん、ぼくはこの子と強く生きるよ……!)

55 : 以下、?... - 2018/08/12 01:42:48.481 Os8YPHFJ0 36/37

……

……



青年(あれから――どれだけの月日が流れただろうか)

「ワン、ワン」

青年「おお、よしよし。いつまでも長生きしてくれよ」

青年「じゃあ、次の患者さんを呼んできてくれるかい」

「ワン!」

57 : 以下、?... - 2018/08/12 01:45:44.351 Os8YPHFJ0 37/37

青年(お母さん、俺は猛勉強して医者になったよ)

青年(人を殺す仕事じゃなく、生かす仕事についたんだ。喜んでくれるかい?)

患者「どうも~、先生」

青年「……聞いたよ。最近、リハビリサボってるって」

患者「あっちゃ~、バレちゃったか。すみません」

青年「せっかく怪我はよくなったんだから、あとはきっちりリハビリしないと」

青年「リハビリは、やらなきゃ意味ないよ」







おわり

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