構ってちゃんの男が色々奮闘するスレ
グロ描写はそこまでないと思う。
むしろほのぼの系?
男「え…何その反応…」
男「普通『やめて!』とか、『考えなおそ?』とか…」
女「現実はそんなに甘くないのです。」
男「ああ…無情…」
元スレ
男「自殺する!」女「すれば?」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1406939955/
女「そもそも、そのセリフ100回ぐらい聞いたよ?」
男「今回は本当に死ぬ!絶対!」
女「『ダメ!絶対!』みたいに言うな。」
女「そもそも自殺する人は、一人だけのとき自殺するでしょ。」
男「おれ、孤独死は嫌だから。」
女「そーゆー問題?」
男「今から首吊りする!」
女「はいロープ。」⊃ロープ
男「」
女「どーしたの?ホレ。」⊃ロープダヨ?
男「いや…普通、こーゆー事言ってる人にロープは渡すのは…」
女「はやくしろよ。」⊃ロープダッツッテンダロ!
男「有り難く頂きます。」⊃ロープ⊂
男「…」⊃ロープ⊂
女「どしたの?」
男「ちょっと急用を思い出した。」
女「首を吊るっていう用事でしょ?」
男「」
男「いいじゃねえか!やってやる!」
女「おー。」パチパチ
-10分後-
男「準備はできた…」
女「結び方も微妙だし、引っ掻けてるところ外れそうだけど?」
男「あとは…首を入れて…」ガクブル
女「震えてるよ。」
女「それに、足ついてるよ。」
男「首を…通しt」アシガスベッター
男「うげっ!?かっ!ごほっ!」バタバタ
引っ掻けてたところ「重っ。」ガタッ
男「いでっ!!」ドスン!
女「せっかく成功しそうだったのにね?」
男「ぜーぜー …心の準備っていう物が…」
男「首吊りはやめよう。」
女「男には無理だね。」
男「なにが『苦痛を感じず…』だ!! めちゃくちゃ首が痛えよ!」
女「他の方法に比べて、って意味なのでは?」
男「なるほど。」
女「お腹刺してみれば?」
男「切腹ですか。」
女「はい。」⊃包丁
男「なぜ持ってるし。」
男「よし…突き刺すぞ…」
女「どうぞ。」
男「…」
チクッ
男「いてええぇぇえ!!!」ギャーギャー
女「先っぽに触れただけじゃん。」
男「もう無理。怖い。痛いもん。」チーン…
女「女々しいよ。」
男「そ…そこまで言われて、黙ってられるかあああ!」
包丁セットオン!
男「う…」
男「うおおおお!!!」
女「包丁が物凄い勢いで、お腹にせまる!」
男「ーーっ!」ピタッ
女「…からのストップ。10cmも前で止めてるし。」
男「さっきのトラウマが…」ガクブル
女「いっそ私が刺してあげようか?」
男「」
女「大丈夫!貫くから!」キラーン☆
男「…あっ、いや…それじゃ自殺じゃないし…」アタフタ
男「そっ…それに女が殺人罪で捕まる!」イギアリッ!
女「んあー、そうか。男を殺したってだけで、捕まりたくないもんね。」
男「今サラっと酷いことを!?」
女「やっほー、遊びに来たよ。」
男「」ビクッ
女「なんで驚いてるの?」
男「昨日のトラウマ…」ガクブル…
女「すぐトラウマになるんだね。」
男「…てゆーか、俺今から買い物いくんだけど…」
女「えー、つまんなーい。」
男「いや…だって冷蔵庫の中、空っぽだし…」
女「餓死すれば?」
男「食欲は我慢できないです。」
女「まあいいや、私もついてくー。」
男「えー…」ジー…
女「…傷ついた。」
男「だって、絶対なんか奢らせる気だろ。」
女「!?よく分かったね!」
男「せめて否定しませんか。」
<デパート>
女「ちなみに何をお買いになるのですか?」
男「さきほども言った用に食材です。」
女「料理できるのですか?」
男「あなたよりは出来ます。」
女「なるほど。」
女「じゃがいも、にんじん、玉ねぎ…」
女「カレーだね。」
男「手軽で美味しい。」
女「レトルトの方が手軽だよ。」
男「それを言っちゃったら…」
<家>
女「あー、おいしかったー。」
男「」
女「ん?どしたの?」
男(今日買った分、全部食いやがった…)
女「また食べにくるね。」
男「許してください。お願いします。」
男「こっから飛び降りる!!」
女「ここ1階だけど。」
男「後ろ向きに飛べば、死ぬ…」
女「上級者だね。」
|⊂男⊃| ←窓にこっち向いて腰かけてる
男「い…行くぞ!!」
女「逝ってらっしゃい☆」
男「ほ…ほんとに落ちr」ズルッ
男「あ」
| | ←男落下
女「♪」パチパチ
女「さて…」
窓の下を見る。
男「いたいいい…腰…腰うったあああ…」ピクピク…
女「1階からで、そんな傷を負えるなんて、自殺に向いた体質だねぇ。」
男「し…シップを…持ってきて…」ピクピク…
男「はあ…やっとおさまってきた…」セナカサスリ
女「背中おもいっきり叩いていい?」バチーン
男「許可とるまえにやっt いてええええ!!!」ジタバタ
女「wwwwww」
男「今からODする!!」
女「おー、がんばれ。」
男「とりあえず、手元にあるこれで…」⊃パブロン
女「それだとバケツ1杯分ぐらいだね。」
男「?何が…?」
女「致死量。」
男「」
女「下手したらもっと。」
男「」
男「と…とりあえず飲む!」⊃パブロン
男「」ゴクン
女「1錠。」
男「」ゴクン
女「2錠。」
男「…」
女「?」
男「ぅ…吐き気が…」ヨロヨロ…
女「ある意味凄いよ。」
トイレ「」ジャー…
トイレ「」ガチャッ
男「…ぅう…」
女「ゾンビみたいだよ。」
男「…ぅあ…あ…」ヨロヨロ…
女「言い返す気力も無くなってますねー。」
男「もう…二度と…やらない…」ヨロヨロ…
女「心は死んだみたいだね。」
男「体に火をつけるっ!」
女「ほう、それはすごい。」
男「…」⊃ライター
女「油、かぶらないの?」
男「…へ?」
女「よく燃えるよ。」
男「いや…油はちょっと…」
女「おりゃっ。」ビシャァッ!
男「ぶはっ!?」ザバーン!
女「おk。」
男「油くさい!」
女「さあ、逝っておいで…」
男「」⊃ライター
男「無理だ。」⊃
↓
ライター
女「どしたの。」
男「だって、死ぬまで目の前が真っ赤に燃えてるんですよ!?」
男「多分喉も焼けて、悲鳴すら出せない…」
女「悲鳴出なければ、静かでいいと思うよ。」
男「」
男「ちょ…ちょっと紙で練習…」⊃紙
紙⊂
⊃ライター
炎⊂
⊃ライター
男「あっーーーっつうぅぅうう!!!」バタバタ
女「wwwwww」
男「ひ…左手が、水ぶくれに…」ジャー…
女「相変わらず凄いね。」
男「炎こわい炎こわい炎こわい…」ジャー
女「豆腐メンタル。」
女「ゲームセンターに行きましょー。」
男「突然ですね。」
女「突然です。」
男「でも行きません。」
女「何故ですか。」
男「全額払わされるからです。」
女「ふむふむ。」
女「さて、行きましょー。」
男「俺の意思、ガン無視?」
女「君の意思は自殺した。」
男「理不尽だー!!」
<ゲームセンター>
男「流れてる音がうるさい…」
女「いろんな機械から、音が出てるからね。」
男「で…何しに来たの?」
女「決めてない。」
男「なるほど。」
女「無計画が私の取り柄だからねっ!」ドヤァ
男「いや、ドヤ顔で言われましても。」
UFOキャッチャー「やってくかい?」
女「…って、あの台が言ってる気がする。」
男「あー、あのぬいぐるみを取ってほしい訳ですね。分かります。」
<UFOキャッチャー>
男「」←奮闘中。
女「♪」←男放っといて太鼓の達人中。
-10分後-
男「と…とれた…」⊃ひよこのぬいぐるみ
女「おー、まさか取れるとは。」
⊃ひよこのぬいぐるみ⊂
男「2000円もかかった…。てか、お前俺の財布から勝手に1000円抜き取ったろ。」
女「さー、帰ろっか。」
男「しらばっくれた!?」
男「い…今から電車に飛び込む!」
女「ふむ。」
踏切「」カンカンカンカン…
女「来たね。」
男「…」ドキドキドキドキ
踏切「」カンカンカンカン…
女「そろそろ準備…」
男「」ドキドキド…バタッ
女「緊張して気を失ってますね。」
電車「」ガタンゴトン…
女「行っちゃったし。」
男「今からこの部屋をガスで満たす!」
女「どんなガス?」
男「…都市ガスとか?」
女「なるへそー。」
男「じゃあ、窓全部にガムテープを貼って…」
女「じゃーねー。」ガチャッ
男「…え?…あっ、えっ!?」
女「だって、私まで被害がくるじゃん。」
男「」
男「ガスはやめた。」
女「はやいね。」
男「孤独死は嫌だから。」
女「最初に言ってたね。」
<コンビニ>
女「やぁ、偶然だねぇ。」
男「いま、バイト中なんですが…絶対意図的だろ。」
女「レジ打ちやらせてよー。」
男「だめです。本でも読んでなさい。」
女「うっさい!死ね!」
男「!?」ナンデッ!?
男「何だかんだいって立ち読みしてるし…」
女「♪」ペラ…
男「…しかし、何故18禁コーナーに…」
女「♪」ペラ…
-PM 10:00-
男「うあー…やっと終わったあ…」
女「女の子を2時間も待たせるなんて、死刑確定だね。」ビシィ!
男「待ってて…って言ったっけ…」
女「言ってないよ。」
男「あ、そこは認めるんですね。」
男「…」テクテク…
男(18禁コーナーに何故いたのか聞くべきだろうか…)
女「どしたの?」テクテク…
男「あ、いや、何でもないです。」テクテク…
女「?」テクテク…
女「あ、ミスド。」
男「げっ…」
女「…ドーナツタベタイナー。」
男「…今日はちょっと…」
女「今日、給料日だって知ってるからね。」
男「!?」
女「あれと、それと…これも下さいっ!」
店員「合計で8400円です。」
男「」
女「腕どしたの?」
男「っ!?え、あ、いや…リ…リスカ!」アタフタ
女「まあ、猫にひっかかれた事知ってるんだけどね。」
男「恥かいたー!!」ガーン…
女「今更だけど、男ってリスカはしないよね。」
男「だってあれ死ねないじゃん。メンヘラじゃん。」
女「構ってちゃんとメンヘラって違うの?」
男「お、俺は構ってちゃんじゃねぇ!」
女「あ、メンヘラって事?」
男「」
女「まあ、私はしてるんだけどね…」ションボリ…
男「えっ!?」バッ!
女「ほれwww」⊃←赤ペンで書いた跡
男「」
女「どしたの、鳩が豆鉄砲くらったみたいな顔して。」
男「よ…」
女「よ?」
男「よかったあぁぁあ…」ヘニャリ…
女「?」
<風呂場>
男「…」ジャー…
男「…」テクテク…
男「…ジュースは…っと。」⊃冷蔵庫
男「よし、あった。」⊃オレンジジュース
男「ついでにおやつも…」⊃チョコビスケット
男「…」⊃コップ×2
男「…」コポコポ…
玄関「」ピンポーン
男「完璧なタイミング。」
玄関「」ガチャガチャ…
男「今あk」
玄関「」バキッ
女「やほー。」
男「おい。」
男「何回目だ。」
女「12回目。」
男「なるほど、あくまで反省はしていないと。」
女「手が痛くなっちゃった、って反省してる。」
男「それはそうでしょうね。」
男「…って、そうじゃなくて…」
女「ジュース貰ってるよー。」ゴクゴク
男「はやっ…いつの間に…」
女「でも、どっちみち用意しててくれたんでしょ?」ゴクゴク…
男「まあ、あなたが来るタイミングは大体分かりますから。」
女「2L飲み終わっちゃった。まだあるー?」プハー…
男「」
男「もうやだ、死にたい。」
女「ヤメテーシナナイデー。」
男「めっちゃ棒読みなんですが!?」
女「ソンナコトナイヨー。」
男「くそ…溺死してやる!」ダッ…
女「もぐもぐ…」⊃チョコビスケット
女「♪」⊃チョコビスケット
女「…?」⊃チョコビスケット
女「…」テクテク…
<風呂場>
女「男ー?」テクテク…
男「」プカプカ…
女「男…?」
女「ねえねえ。」
男「」ユサユサ…
女「ねえ、男?」ツンツン
男「」
女「うん…しょ…」オトコヲ、ヒキズリアゲル
男「」
女「ねえ…生きてるんだよね?」
女「構って欲しくて死んだフリしてるんでしょ?」
女「そんな事しても私は、構ってあげないよ?」
男「」
女「そんなこと…しても…」
女「…」ヒッパリ…
女「…ぁ…」ズルッ
男を引き上げていた手が滑り、
風呂から男が滑り落ちる。
男「」ガンッ!!
男「いってええええええ!!!」ジタバタ
男「あ…頭がああぁ…おもいっきりぶつけたああぁ…あ?」
女「…」
男「お…女さん…?」
女「…ぅ…ひぐ…」ポロポロ…
男(泣かせてしまった!?)
女「…そうやって…私の反応見て…楽しんでたんだね…」ポロポロ…
男「ご…ごめんっ!いや、ごめんなさいっ! なんでもします!だから泣き止んで…」
女「…本当に死んじゃえ…」ダッ!
男「あっ…待っ…」
男(何故こんな展開に…?)
男「は…はは…」ユラユラ…
男「俺…最低だな…女まで泣かせて…」
男「もう…いいや…」ユラユラ…
男「痛いとか…そんなのどうでもいい…」チャプン…
男「俺…女を泣かせた罪…償うよ…」ブクブク…
女「なんで泣いてんの?」
男「…」
男「………」
男「……へ…?」ポカーン…
女「もう夕方だよ。」
男「…うん……え?」
女「昨日のバイトで疲れてたのかな?」
男「え?あれ?出てって…溺れて…」
女「どしたの?」
男(夢…?)
女「あ、お腹空いたからお菓子もらうね。」
男(…!いや…服が濡れてる…)
男(ジュースのペットボトルも空…)
男「もしかして…」ダッ…
玄関のドア「」グシャッ
男「壊れてる…」
男「夢じゃない…」
男「女、ごめん!!」ドゲザー!
女「ふえ?」モグモグ
男「俺…女のことからかって…泣かして…」
男「嫌われて当然の事したのに…」
男「こうやって…普通に接してくれて…」
女「……熱でもあるの?」
男「……え?」
女「この日から男が少し変わりました。」
女「色々奢ってくれるようになりました。」
女「多少のムチャブリも聞いてくれます。」
女「でも、なんでこんな風になったのかわかんなーい。」
~溺死編のネタバラシ~
>>66-79は男の夢。
ドアが壊れていたのと、ジュースが無くなっていたのは、たまたま夢と重なっただけ。
(女がドア壊して、ジュースを飲みほすのは日常茶飯事。)
男の体が濡れていたのは、女が男を起こそうとして、水ぶっかけたから。
女「さて、死にたがりの男君に…」
女「毒を飲ませてあげようと思います!」
女「今日は男を家に呼んであるのです。」
女「さて、準備を始めましょう。」
女「毒は料理に盛ります。」
女「でも、私は料理が出来ません。」
女「なので、これを使います。」⊃カップラーメン
女「完璧です。」ドヤァ
女「男君が来る3分前にお湯をいれます。」コポコポ…
女「毒を入れときます。」⊃毒
女「準備は整いました。」キラーン☆
玄関「」ピンポーン
女「来ました。」
女「時間ぴったりだねー。」ガチャ
男「俺、時間だけは何があっても守るので。」
女「口約束は守らないよね。」
男「」
女「ささ、ラーメン食べましょー。」
男「ラーメン?…って、カップ麺じゃん…」
女「頭からかけるぞ。」⊃カップラーメン
男「スイマセンデシタ」
女「♪」ズルズル…
男「そういえば、今日って何の用でよん…」ズルズ…
男「うぶばぇあっ!!」ブバーー!
女「ワー、キタナーイ。」
男「おえっ!ごほっ…げほっ…」
男「お…女?これ…何が入って…」
女「シュネッケンを溶かした液体。」
男「まじハンパないです。」
女「あー、面白かったー。」
男「まさか…これを食わせるためだけに俺を読んだのか…」
女「まあまあ、そんながっかりしないで…」
女「固体も食べてみてよ。」⊃シュネッケン
男「同じじゃねえか!!」
95 : 以下、名... - 2014/08/04(月) 19:59:22 Hd.D6m2I 75/185シュネッケンってタイヤ味のアレかwww
女「遊園地いこうよ!」
男「良いけど…どこの?」
女「ふじきゅー。」
男「お許しを。」
男「絶叫系も怖いのも無理です。」
女「普通は立場逆じゃない?」
男「最近の男子は、みんなこんなもんだから。」
女「ふむふむ。」
女「じゃ、行こー。」
男「」
<富士Qハイランド>
男「あぁ…来てしまった…」
女「あれ乗ろ!あれ!」ユビサシッ
男「…え?どれ…」
→高飛車
<高飛車>
男「うわああぁg#ぬbぇwゞz!!」ヒューン!
女「いえー!!」ヒューン!
-終了-
男「…も…ぅ……無理…です…」ヨロヨロ…
女「もう一回乗ろ?」
男「」
男「結局3回も乗らされた…」フラフラ…
女「次はあれ行こ!」ユビサシッ
男「その指の先を見たくない…」チラッ
→最恐戦慄迷宮
男「」バタッ
女「入る前から気絶しちゃった。」
<最恐戦慄迷宮>
男「お…押さないで…」ガクブルガクブル
女「男の子は女の子を引っ張っていくものなのです。」グイグイ
男「そんなの差別じゃn」
お化け「アアアアアアア!!!」
男「ぎゃああああああああ!!!」ダッシュ!
女「男の声のが怖いよー。」テクテク…
男「あ…非常口だ…!」バッ!
女「だめー、最後までいくよ。」
男「あぁ…救済措置が意味を成してない…」トボトボ…
女「出たらもう構ってあげないよ。」
男「弱みにつけこまれた。」
男「部屋多すぎだろ…」
女「こことか開けてみる?」ガチャッ
男「あ、そんな軽い気持ちd」
お化け「オオオオオオオオ!!!」
男「うわああああぁぁあ!!」ダッ!!
女「www」
男「しまった…完全に孤立してしまった…」
男「普通こーゆー時は女の方を、心配するものなのだろうが…」
男「自分の事で精一杯です…」
男「もうこれ無理じゃね…?見つけるの…」
非常口「出ちゃおうぜ。」
男「くそ…誘惑が…」
男「おーい…女ー、どこd」テクテク…
お化け「キィエエエエエエエ!!」
男「ぎゃぁあああぁぁーー!!!」ダッ!
男「ハア…ハア…お、女ー…」フラフラ…
客の声「うわあああああ!!」
男「いぎゃあああぁぁああ!!」ダッ!!
男「お…おん…な…」ヨロヨロ…
こんにゃく「お背中お流ししますぜ。」ピトッ
男「」 ←気絶。
『女編』
女「もー…男がどっか行っちゃったよ。」
女「…」テクテク…
お化け「キエエエエエ!!」
女「…」チラッ…テクテク…
お化け「」
お化け2「ウオオオオオ!!」
女「…」テクテク…
お化け2「」
お化け「ウアアアアアアア!!」
女「うるさい、邪魔。私は男を探してるの。」イラッ
お化け「」
女「うーん、どこだろ?」
客の声「うあああgばvZだbjぐy!!!」
女「あの声は…」テクテク…
男「うあああああ!!!」ダッ
女「やっぱりー。」
男「あぁ……だれか…助け……?」ヨロヨロ…
女「やあやあ。」
男「お…女っ!大丈夫だったか?」
女「私は大丈夫だけど男が大丈夫じゃないよ。」
男「うぐっ。」
-2時間後-
男「や…やった……ゴールだ…」
女「ふー、疲れたねぇ。」
男「もう二度と入らない…」
女「え?もう一回入りたい?」
男「いってねえよ!!」
女「すっかり遅くなっちゃったね。」
男「主にあのお化け屋敷だな…」
女「かえりましょーか。」
男「そーだな。」
女「…男?」
男「ん?なに?」
女「あのね…言いたい事があるんだけどね…」モジモジ
男「え?いや…え?」アタフタ
女「わたし……」
女「おなかすいた。」グー…
男「デスヨネー。」
男「感電死する!」
女「うへぇ…」
男「え?何そのリアクション…」
女「ケーキ食べ過ぎて気持ちわるい…」
男「おぅ……って知るか!!」
女「ところで…どうやって感電するの?」
男「延長コードを使う!」
女「ふむ。」
男「プラグじゃ無いほうの針金をむき出しにして…」グイグイ…
男「この針金部分を持ったまま、プラグをコンセントにさしこめば…」
女「電気が流れてくると。」
男「…」ガクブル…
女「さしこまないの?」
男「い、いや、物事には準備g」
女「えい。」ギュ
男「!?」
針金をもっている方の手を包まれる。
手が開けない。
男「あ…あの……女さん…?」
女がいつの間にかプラグを持っている…
女「えへへ…男、死ぬときは一緒だよ?」カチッ!
男「」バタッ
女「」バタッ
二人は床に倒れこむ……
女「…よいしょ。」ムクッ
女「いつかこーゆー日がくると思って…」
女「ダミーのコンセントを買っておきました。」⊃コンセント
男「」チーン
女「ほんとにショック死してそうだね。」
男「…」ポチポチ…
女「…」
男「…あ、くそ…」ポチポチ…
女「…」
男「やり直しか…」ポチポチ…
女「こちょこちょこちょっ!」コチョコチョ
男「いぎっ!?」
女「面白ーい!」コチョコチョ
男「お…女!?いつかr あひゃひゃひゃ!!」ジタバタ
女「君が気づかないのが悪いのです。」コチョコチョ
男「いひひひひ……や…やめt…」
女「そーれっ♪」コチョコチョコチョッ!!
男「ぃひゃあははやめbやjZにゃ〆$が!!」ジタバタ!!
男「」ピクピク…
女「…」
女「また今度もっかいやろ。」
女「今日は私が手料理を振る舞ってあげます。」ドン!
男「あ、俺に死亡フラグが。」
女「失礼な。」
女「まずは作る物を決めます。」
男「そこから!?」
女「なにつくろっかなー♪」ウキウキ…
男「不安で仕方ない…」
女「みんなは何がいいと思う?」
男「誰に話してんの?」
女「みんな。」
男「だから誰!?」
女「シチューを作ろう!」
男「シチューですか。」
女「楽しみにしていなさい。」ドヤァ
男「ああ…神様、お慈悲を…」
女「男はあっちで待っててね。」
男「ここにいても結果は変わらないしな…」トボトボ…
女「まずは下準備。」
⊃鍋⊂
女「鍋には油を入れて…」
女「水いれて…」
女「シチューの色をだすために、小麦粉と砂糖を入れて…」
女「とりあえず沸騰させます。」
女「この間に具材を切ります。」
女「…何がはいってたっけ?」
女「適当でいいかな。」
女「トマト、さつま芋、かぶ…」トントントン…
女「スイカ、バナナ、めんたいこ…」トントントン…
女「うまく切れたよ。」
鍋「沸騰しましたぜ。」プシュー!
女「グッドタイミングだね。」
女「鍋にこれらの具材を投入します。」ドボドボ
女「よく煮込みます。」
-30分後-
男「UNO。」⊃青1
女「こっちもUNO。」⊃黄1
男「き…黄色……だと…?」
⊃青4⊂
女「残念だったねー。」⊃黄4
鍋「いい頃合いですぜ。」プシュー!
女「お、出来たかな。」
鍋「封印、解かれたり。」パカー
女「…うーん、なんか違う…」
女「あ、とろみだ!多分。」ヒラメキッ
女「麻婆豆腐のとろみ粉いれよ。」ドボドボ
女「あとは隠し味を…」ボトボト…
女「……よし。」
女「できましたぜ。」⊃シチュー
男「おっふ……これは…」
目の前に出てきたのは白い液体。
確かにシチューは白いよ!?
…でも、そーゆー話をしているんじゃないんだ…
白いんだ……それに所々赤いんだ…
女「さあ……」
女「め・し・あ・が・れ♪」ニコッ
男「ぅあ……あああ……」
⊃シチュー⊂
そもそも具材が特定出来ない。
なんだコレ…
俺は覚悟を決めてスプーンを口に運んだ。
女「男君もひどいよね。」
女「折角作ったのに、1口食べてすぐに寝ちゃったんだよ?」
女「スプーンくわえたまま寝てるけど…相当眠かったのかな?」
シチュー「」コポコポ…
女「そういえば味見してなかったなー。」⊃シチュー
女「あむ。」パクッ
女「」ドテッ
-2時間後-
男「」
男「」
男「」
男「…ハッ!?…」ガバッ!!
男「……とんでもない悪夢をみ…」
シチュー「」コポコポ…
男「現実でしたか。」
男「…てか、女が口にスプーンくわえたまま倒れてる…」
女「」
男「……自滅か…」
男「…ん?シチューの中に、なんか黒いのが…」
シュネッケン「やあ、また会ったね。」つ
男「コレ入れてたの!?」
男「これ以上食わされる訳にはいかないから今のうちに帰ろう…」ゴソゴソ…
女「……どこ行くの…?」ムクッ…
男「ひゃあああああ!!!」ビクッ!
女「ねえ……最後まで食べてよ…♪」ユラリ…
男「あの…何か変なスイッチ入ってませんか…?」
女「折角…隠し味もいれたんだから…♪」
男「それってシュネッk」
女「全部食べるまで帰さない♪」ガシッ…
男「」
その後、男の体重は15kg減少したという。
男「雪山で凍死する!」
女「行ってらっしゃい。」
男「えっ。」
女「へ?」
女「私は行かないよ。」
男「」
女「引き留めもしないよ。」
男「」
女「頑張ってね。」
男「」
男「…」ズーン…
↑隅っこで体育座り。
女「すごいショックを受けてますね。」
男「…もう嫌だ……何もかも…」
女「家でできる凍死すれば?」
男「その手があった!」パッ!
男「まず『風呂場』に水をためてー…」
男「氷を……」
男「…『風呂場』……」
男の頭に嫌な記憶がよみがえる…
『…本当に死んじゃえ…』
男「うわあああぁぁああ……」ズーン…
女「うわぁ…すごい負のオーラだ。」
男「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい…」
女「誰に謝ってるのかなー?」
男の記憶については溺死編をご覧ください。
女「みてコレ!」←サダコみたいな服装
男「…何を伝えたい…」
女「君を呪い殺してあげよう!」ドヤァ
男「」
女「こちらを使います。」⊃藁人形
女「男の写真を貼り付けます。」ペタッ
男「え…ちょっと待って……」
女「釘を打ち付けます。」ドスッ
男「いづっ…」ヨロヨロ…
女「え?」
男「いてえ……」
女「ほんとに効くんだ。」
男「まじで痛いです助けてください。」ズキズキ
女「わかりました! 呪いを取り払ってあげましょー!」キラーン☆
男「なんか今日やけにテンション高くない?」
女「気のせいだよ。」
男「なるほd」ズキズキ
男「いてぇ……」ズキズキ
女「では、早速呪いを取り去る儀式を…」
男「は…早く…」ズキズキ
女「すー…はー…すー…はー…」
女「すーーー…」
女「じゅげむじゅげむごこうのすりきれかいじゃりすいぎょのすいぎょうまつうんらいまつふうらいまつくうねるところにすむところやぶらkjvZ……」
男「…」
女「…」
女「まあ、本当はこの釘を抜けばいいだけ☆」⊃釘
男「最初っからやってくれ!!」
女「ダウンロードゲームを買いました!」
男「それは良かったですね。」
女「これを男君にやってもらおうと思います。」
男「俺に?」
女「はい、どーぞ。」⊃3DS
男「どんなゲームなんだ?」
女「スクウェア・エニックスのDSiウェア。」
男「ふーん。」
男「なになに…ノロイノゲーム?ジャンルは何なんだ?」
女「簡単なアクションだよ。」
男「俺、アクションは結構得意だぞ?」
女「ほうほう…」ニヤァ…
ネタバレしてるかも知れないので、
嫌な人はとばして下さい。
男「昔のゲームみたいだな…」カチカチ
女「音楽もね。」
男「…?モード?」
女「ジゴクモードがちょうどいいよ!」ポチッ
男「あ、勝手に。」
男「井戸に触ればいいのか?」カチカチ
女「全部で5つ!」
男「とりあえずここでいーや。」ポチッ
女「♪」ニヤニヤ…
斧
人
男「見え透いた罠だな。こんなのダッシュで楽しy」カチカチッ!
↓
↓
人だったもの ←首チョンパ
↓
斧
男「」
女「いひひっ!」←笑いをこらえきれない。
男「あの速度は反則だろ…」
女「力押しはできないよー。」
男「どうしろっていうんだ……」
男「ギリギリまで近寄り…」
斧
人
男「通過させる!」
↓
↓
人
斧
女「おー。」パチパチ
男「よし!ここさえ突破すれb」カチカチ
↑
↑
人だったもの
↑
画面外からの斧
男「」
女「~~~~~!」←笑い過ぎて悶絶。
(ゲーム続き)
男「もう嫌だ…ステージを変えよう…」カチカチ
女「どう足掻いても結果は同じさ。」ドヤァ
男「運命を変えてみせる!」ポチッ
男「あれ?床が続いてない…」
斧
人 斧
床床床 床 床
男「とりあえず進むか…」
斧
人斧 ←斧に触れて死亡
床床→ → →床床 床
男「」
女「初見殺しだね。」
男「さっきの斧もそうだけど、床の動く速度はやすぎだろ!!」
女「そーゆーゲームですから。」
男「もうやりたくないんですが。」
女「なさけないなぁ。」
男「自分がやれよ!!」
~後日談~
女はこのゲームを3分やったあと、
イラついて3DSを真っ二つにしたとかしてないとか。
女「……してないよ♪」
男「はぁ~、バイト疲れた…」
女「お疲れですな。」ヒョイッ
男「っ!?いつの間に!?」ビクッ
女「男がバイト終わってから、ずっと、後ろをつけてました。」ピース
男「いやピースされても。」
女「今日は昼上がりなんだね。」
男「休日だからな。」
女「どっかつれてってー。」
男「もう金ないっす。」
女「私はあります。」
男「払うの俺じゃん。」
女「まあ、そうなりますね。」
男(逃げる事は出来ないようだ…)
<公園>
男「ほい。」
女「…」
男「金無いんでここで。」
女「…」テクテク…
男「あれ…怒ったかな…」
女「」ヒソヒソ
子供「?」
女「」ヒソヒソ
子供「!」
男「…子供と何喋ってんだ?」
子供「わーい!」チャリンチャリン
男「え、ちょ、自転車…」
子供「てやーー!」ドーン
男「」バキッ
女「よく出来ました! はい、約束のアメだよ。」⊃アメ
子供「ありがとー!バイバーイ!」フリフリ
女「それにしても…」
男「」チーン…
女「5,6歳の子の三輪車に引かれて、気絶できるなんて相変わらずすごいねー。」
女「ネットでこんなものを買いました。」⊃銃
男「いや、『買いました』って…」
女「はい。」⊃銃ダヨー
男「…はい?」
女「ほれ。」⊃銃ダヨ!!
男「…まさか…」
女「今回はこれね。」
男「」
女「ロシアンルーレットをやってもらいます。」
男「まじですか。」
女「5/6で死にます。」
男「高っ!?」
男「そ…そんなのできるか!!」
女「え……?」
男「5/6って…死刑宣告だろそれ!」
女「……せっかく……買ったのに…」
男「あれ?…女さん?」
女「言うことを聞かない男は~…」カチャッ
男「お…落ち着きませんか?」アタフタ
女「嫌いだよ?…死んで♪」バンッ!!
男「」
女「…」
男「」
女「音だけでも気絶するんだね。」
男「プールの券が親から送られてきた。」⊃券×2
女「私と行きたいの?しょうがないな~、そんなに頼むなら一緒に行ってあげましょう!」
男「いや、前からお前が連れてけって…」
女「ナンノコトカナ。」
<プール>
男「プールとか、久しぶりだなー…」
女「おりゃー。」ゲシッ
男「あだっ!?」ボチャーン!
女「www」
男「ハァ…ハァ…急に突き飛ばしやがって…」ビッショリ
女「私が後ろに来ても、気づかない君が悪いのだ。」
女「それより、どう?この水着!」ジャジャーン
男「似合ってんじゃね?」
女「えっち!変態!」
男「なんで!?」ガーン
女がどんな水着を着てるかは、皆様の創造力におまかせします。
男「さて、泳ぎますかー。」
女「男は泳げるの?」
男「ん?普通に泳げるけど?…なんで?」
女「…面白くないな…」ボソッ
男「何かいった?」
女「早く泳ぎたいなー、って。」
女「25m対決しよう!」ドーン!
男「ええ…めんd」
女「…」ギロッ
男「ハイ。ヤラシテイタダキマス。」
女「よろしい。」
男「じゃあいくぞ?」
女「おk。」
男「よーい……ドン!」バッ
女「それっ!」グイッ
男「え、なにすnぶぁばがあばばぶあ!」バシャバシャ!!
女「溺れろー♪」グイグイ
男「まっtあぶぁばば…で、溺死にはトラウマgばばばば」バシャバシャ!!
女「えへへ♪」グイグイ
女「水上バレーやろう!」
男「プールの中でバレーをやれと?」
女「一人2回まで触っていい。」
男「どっちみち俺と女だけだしな。」
女「じゃあスタートです!」
男「じゃあ、いくぞー。」
女「ばっちこい。」
男(手加減して、軽く打つか。)
男「ほいっ。」ポヨーン
女「おりゃあっ!」バチーン!!
男「え、ちょ、ま…」
男「ぐはっ…」バキィッ!!
顔面に物凄い勢いでボールが直撃した。
男「」ブクブク…
女「だいしょーり!」
男「今日は出血死をする!!」ドン!
女「ほうほう。」
男「…どうしようかな…。」
女「ノコギリで腕切り落とせば?」⊃ノコギリ
男「ひいっ!?…てか、どっから取り出した!?」
女「いつもの事じゃないですか。」
男「確かにそうでした。」
女「でも大抵の場合、出血死の前にショック死するけどね。」
男「あ、確かに。」
女「じゃあ…殴ろっか?」
男「なんで!?」
女「鼻血で出血死できるかも?」
男「撲殺だろそれ…」
女「…どーせなら献血いけば?うん、それがいーよ。」
男「え…それじゃ自殺じゃなi」
女「どこかのSSに献血の大切さが書いてあったでしょ? それに今までのも自殺じゃない!って叩かれてるから大丈夫だよ!」
男「…それ大丈夫なのか?」
女「さ、出血死のシミュレーションに行きましょー。」
男「…」
<献血所>
男「うー…なんか緊張するんですが…」ドキドキ
女「順番くるまで、まだ10分ぐらいあるよ?」
男「緊張死しそうだ…」
女「いっそ、その死に方で逝けば?」
男「」
-10分後-
「男さーん。こちらです。」
男「!」ビクッ
女「いってらっしゃーい。」
「はい、腕をまくってくださいねー。」
「じゃあ、血をとりますね…」
「…え?あら?男さん?」
「男さーん。大丈夫ですか?男さん。」
女「あれは気絶してますね。」
男「…」
もう限界だな…
女は構ってくれてるけど…本当は迷惑なんだろうな。
自分は何でこんな風になってしまったんだろう。
…最初は構ってほしかったからだ。
そこにいないように扱われる毎日…
それを変える為に、俺は構ってちゃんになった。
構ってちゃん…って言われてもいいから構ってほしかったんだよな。
最初の内はみんな心配してくれたけど…
慣れてくると、また同じ日々が始まった。
そんなまま中学生になって、女と出会った。
『ねーねー、なんでいつも下向いてるの?』
初めてだった。相手から話しかけてもらったのは。
「自殺しよう…」
『おもしろーい!どうやるの?』
「…変わってるな…」
『…?お互いさまじゃないかな?』
「それもそうか。」アハハ
何で死にたいのか…なんて分からない。
そもそも自分は本当に死のうとしてるのかすら分からない。
構って欲しくて言っていたのか。
本当に死のうとして言っていたのか。
…でも、今となってはどっちでもいいや。
今この瞬間も、何で自分が死のうとしているのか分からない。
多分。大きな理由はない。
小さな理由が大量に積み重なって、訳が分からなくなってるんだ。
男「…ハハハ……不思議だな…」
男「孤独死は嫌だ。痛いのは嫌だ。」
男「そんな事言ってたのに……」コポ…
お腹から血があふれでる。
男「一人で…しかもこんなに痛い方法選んでる自分がいるんだからな…」ブシャァッ
包丁を抜くと大量に血が吹き出す。
女「」ピンポーン
女「あれ?いないのかな?」
女「まあいいや。」バキッ
女「男ー。遊びにきたよー。」
女「おと……こ…?」
男「」
女「……」
女「」ダッ
ドガッ……
『おい!誰か!救急車をーー!』
『速報です。今日午前、○○市にお住まいの男さんの死体が発見されました。自殺だと考えられている模様です…』
『…また新たな速報です。今お伝えした男さんの家の前で、車にひかれた人がいるようです。詳しいことはー』
自殺END
女「…」チャキッ…
私が男に会ったのは中学生のとき。
暗ーい男子だったから、面白がって話してみたんだ。
「顔暗いよー?」
『…余計なお世話だ…』
ひどいよねー。折角話しかけたのに。
まあ、その反応が面白くて今も一緒にいるんだけどね。
そう、私が男といたのは自分に無いなにかを持ってたからなんだよね。
どんな時もヘラヘラしてて…人間味がない、ってよく言われてたんだ。私。
だから、あんなことまでして構ってもらおうとする男君の人間味に惹かれたんだよねー。
…そう…最初は面白がってただけだった。
そうだね…例えば深海生物に興味が沸くようなもの。
そんな軽い気分で男を観察してた。
馬鹿だなー。とか、面倒くさいなー。とか…
まあ、見てて飽きなかったよ。うん。
…でもね、最近気づいちゃった。
わたし、男の事…昔とは違う視点で見てるんだ。
何か…別の感情が芽生えちゃったみたいなんだよね。
男の事『構ってちゃん』とか言っておきながら、本当に構って欲しいのは私だったのかもしれない。
真剣にわたしの事を人間として見てくれたのは、男ぐらいしかいなかった。
小学生の頃はロボットとか言われて…ひどいよね。
でも、男だけはわたしをちゃんと見てくれる。
女「だから…怖かったんだ…」
女「男が……私を捨てたらどうしようって…」
女「いつも、わたし冷たい態度とってたから…」
女「愛想つかされるんじゃないかって…」
女「…でも、もう大丈夫だよね…?」
男「お…女……なん…で…」ポタポタ…
女「安心して?わたしは男以外のところにはいかないし…」
女「男の死体を捨てたりもしないよ。」
女「えへへ…これで男は…どこにもいかない…」
女「ずっと…一緒だよ…♪」ニヘラ…
殺害END
男「女…俺今回こそ自殺するよ。」
女「うん……え?」
男「もう決めたんだ。絶対死ぬ。」
女「……」
女「なんで?」
男「え?」
女「ねえ、いつもは構って欲しくていってたんでしょ?」
男「う"…まあ、そうだが…」
女「なんで本当に死ぬ…なんて言い出したの?」
男「あー…それはつまり」
女「嫌だよ。置いてかないでよ。」
男「え?」
女「わたしに愛想が尽きたの?嫌な事言ったなら謝るよ?」
男「え?…え?き、急にどしたの…?」アタフタ
女「バイトで嫌なことでもあったの?」
女「自殺なんか駄目だよ?男が辛いじゃん。」
女「でも…本当に死にたいなら…」
女「私が楽に死ねるように殺してあげる。」チャキッ…
男「!…ちょ、まじでまって下さい……」オロオロ
女「…?」
男「わ…わるい。自殺するって言ったのは…ええと…違う意味で言ったんだ。」
女「…?違う意味…?」
男「そう…うん。包丁しまって…」
男「…つまり、今までの情けない自分を殺す!」
男「…って意味で自殺するって言ったんだ。」
女「…え?」
男「ほら…俺構ってちゃんだろ? 自分で言うのは何かアレだけど…」
男「そんな情けない自分とおさらばしたくて…」
男「でさ、ずっと悩んでた事があったんだ。」
男「それで、その悩みについて中々踏ん切りがつかなかったんだよ。」
男「俺はクズ野郎だ…って自分で分かってるから…」
男「そんなクズがこんな感情を抱いちゃ駄目だって思ってたんだ。」
女「…」
男「でも…恥なら今までに死ぬ程かいてるからな。」
男「このまま、だらだらとつまらなく生き続けるぐらいならここで恥かきまくってやる!」
男「…って思って……ええと…」
女「……?」
男「スー…ハー…スー…ハー…」
男「……」フゥ…
男『ーーーー。』
女『!!」』
その日を境に、二人は死んだ。
情けない構ってちゃんだった男と、人間味のないロボットのような女はもういない。
「ただいまー。」
『お帰りー。あ、お風呂沸いてないよー。』
「沸いてないのかよ!」
『今沸かすから、カレーよそっといてねー。』
「今日もカレー…?」
『…?好物じゃなかったっけ?』
「8日連続は…」
『…』
「有りがたき幸せです。」
『それにしても…』
『あの時の男の言葉…おもしろかったなぁ。』
「ぐあっ…まだ覚えてたのか…」ズーン…
『未だに恥は継続されるのでした。』アハハ
「忘れてくれ…」
『嫌だよ。今の男には絶対言えないようなセリフじゃん。ギャグかと思ったもん。』
「…てやる…」
『?』
「言ってやるよ!何回でも…お前が喜ぶなら!」
『えへ…ちょっと待って。笑い堪えられなさそうだから先に水飲んどくね。』
「ひどくない!?」
『…うん。いいよー。』
「…女、俺はクズでどうしようもない野郎だけど…」
「絶対にお前を幸せにしてみせる!」
「だから…俺と……」
「一緒に寿命っていう心中をして下さいっ!!」
『wwwwww』バンバン!!
「~~っ!め…めっちゃ恥ずい!!」カ~…
『今、冷静に聞くと凄い面白いね! 何寿命っていう心中ってwww』アハハ
「もうやめてくれ…」
『…あはは…ねえ、男?』
「…ん?何だ?」
『寿命までちゃんと生きてね。自殺しちゃ駄目だよ?』
「そっちも俺を殺すなよ?」
『えへへ♪』
「誉めてないからね!?」
心中END
246 : 作者 - 2014/08/08(金) 22:32:01 JbUzDDsk 180/185これで終わります。
ちょっと急展開でしたが…
男が自殺するENDもちゃんと作ったので、読者様の好きなENDで終わらせて下さい。
他の自殺方など書いてくれた方、実行できなくてすいませんでした…。
たくさんのレス、支援ありがとうございました!
またどこかのスレでみかけたら宜しくお願いしまする。
-小学生時代-
(なんでみんな無視するの?)
(僕は生きてないのかな。)
(生きてなかったら…死ねないはず…)
(死ねたら僕は生きてるってことだ。)
「僕…自殺する…」
(みんな何が楽しくて笑ってるのかなあ?)
(みんなわたしの事を不思議そうな顔して見つめてくる。)
(あー、そっか。)
(みんなと同じ顔すればいいんだね?)
『…えへ♪』ニヘラ…
-中学生時代-
「俺…自殺する…」
マタアイツカ…コリネエナ…
(こんな世界…生きてても死んでても一緒だな…)
(もういっそのこと…)
『なんでいっつも下向いてるの?』
「…!」
(初めて…相手から話しかけてくれた…)
「…余計なお世話だ…」
(中学にあがってもいっしょかー…)
(みんながなんで笑ってるのかわからないや。)
(……?)
(あの人…何だろう…)
「自殺してやる!」
(表情が…今まで見たことない…)
(……)
(…面白そう…)ニヘラ…
『ねえ…』
『なんでいっつも下向いてるの?』
256 : 作者 - 2014/08/11(月) 23:04:58 914A4C6. 185/185蛇足でしたが、ちょっと書きたくなったので…
これで本当に終わりです。
それではまたー!ノシ