1 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/23 23:38:22.55 QO9jdRdfo 1/208



 ---ゆーびきーりげんまん うそついたらハリセンボン のーます---



元スレ
男「…へ?」 姉「だからね」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1324651102/

2 : SS寄稿... - 2011/12/23 23:39:25.71 QO9jdRdfo 2/208

~~~~~姉の夢~~~~~

 「今日から一緒に住む母さんだ」

 幼姉「…ははさん?」

 「幼姉ちゃん、よろしくね。来年から幼稚園だったわね?」ニコッ

 幼姉 ジー

 「ん?どうしたんだ?」

 幼姉「…おかーさんじゃない…」

 「え?」

 幼姉「おかーさんじゃなーいーっ!」

 「こ、こら!」

 幼姉「ちがうもんっ!」

 「…そうね。私はあなたを生んだお母さんじゃないわ。だから…」

 スッ

 幼姉「ちがう…もん…」

 「今は…『おばちゃん』…で…いいわよ」ナデナデ

 幼姉「…」


3 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/23 23:40:28.56 QO9jdRdfo 3/208

 幼男 ヒョコ ジー

 幼姉(え?このこ…だぇ?)

 幼男 トテトテトテ

 幼姉 ビクッ

 幼男 ジー

 幼姉(な、なに?)

 ペチン

 「「!?」」

 幼姉「いたぁい!なんでたたくの!!」

 幼男「おかーた、なーした。だめ!」

 幼姉「なによぉ!」グッ

 「だ、ダメだよ!幼男くんはまだ2歳なんだから!小さい子には優しくしなきゃ!ね!!」

 幼姉「うぅ…」ジワァ

4 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/23 23:41:09.69 QO9jdRdfo 4/208

 「幼男ちゃん!お姉ちゃんにごめんなさいしなさい!!」

 幼男 ダキッ ギュッ

 幼姉「ぅえ?」

 幼男「おねーた、いーこいーこ」ナデナデ

 幼姉「あ…」

 幼男「ごめなしゃい」ナデナデ

 幼姉「うう……うぇえええ…」

~~~~~~~~~~~~~

姉 ネボケー…

「…夢…」

(懐かしい…ずいぶん昔の夢…)

「…うん、そろそろ起きなきゃ!」バサッ


5 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/23 23:42:19.94 QO9jdRdfo 5/208

~キッチン~

ガチャ

「おはよう、お母さん」

「あ、おはよう姉。お味噌汁お願いしてもいい?」

「うん。あ、具は大根とお揚げでいいかな?」

「そうね、あとは刻み葱お願いね」

「はい」

(ふふっ。最初は『お母さん』って呼べなかったのに)

「あ、お味噌汁できたら男起こしてきて。私はゴミ当番に行ってくるから」

「はーい」


6 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/23 23:44:04.70 QO9jdRdfo 6/208

~男の部屋~

「男ちゃーん、朝だよー。起きなさーい」

「…ん…zzz」

「早くしないと遅刻しちゃうよ。ほらほら」

「…ん…あと5分…」

「そんなこと言わないの。ほらほら。お布団とっちゃうよ?」

バサッ アサダチーン

「…え?あっ…//」


7 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/23 23:44:43.16 QO9jdRdfo 7/208

「…さぶ…布団…」モゾモゾ

「あ、こ、こら!」

「ん…姉ちゃん…おはよ」

「…お、おはよう//」

「どしたん?」

「な、なんでもない!早く起きなさい!!」

ガチャ バタン

「…なんなんだ…?」

フッジサーン

「…」

「ま、まあ、姉ちゃんとは姉弟だし?問題ないだろ。うん」

ドアの向こう:姉 ドキドキ

(あ…あんなに大きくなるんだ…//)


8 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/23 23:46:49.77 QO9jdRdfo 8/208

~ダイニングテーブル・朝食中~

「マーガリンとって」

姉 ボー

「姉ちゃん?」

ビクッ

「え?なあに?」

「マーガリン取ってって」

「マーガリン?…あ、マーガリンね。はいどうぞ」

「ありがと」


10 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/23 23:47:58.11 QO9jdRdfo 9/208

姉 チラッ

(体はもう大人なのね…)

「ん?どしたん?」

「え?ううん!なんでもない!!」

「?変な姉ちゃん?ボーっとしてないで早く食べたら?」

「うん」パクッ モグモグ…

ズルッ パタン

(あ、スリッパ脱げた…足で探して…どこだ?ん?)

ゴソゴソ


11 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/23 23:48:41.08 QO9jdRdfo 10/208

「どうしたの?」

「スリッパが脱げた」

「横着しないで、ちゃんと探したら?」

「そうするわ、テーブルの下に…よっと」

(スリッパスリッパ…ん?あれは…姉ちゃんの足!?…キレイだ…)

(しかもニーソにミニスカ!な、なんという絶景!も、もう少しでパンチラが見えそう!!)

(気付かれないように静かに移動して…よし!見えt)

ピンポーン
ビクッ!ゴンッ!!

「~~~~!!!」


12 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/23 23:49:55.08 QO9jdRdfo 11/208

「お、男ちゃん大丈夫!?」

「だ、大丈夫大丈夫。ははは…」

(…罰が当たったかな?あ、ヤバイ!勃ってる…)

「そう?それならいいけど…男ちゃんの迎えが来たんじゃない?」

「う、うん。分かってる。ちょっと見てきてよ」

「うん」

(今のうちにトイレで…)コソコソ…

「男ちゃーん…あれ?…トイレかな?しょうがないなぁ」クスッ


13 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/23 23:50:48.23 QO9jdRdfo 12/208

ガッ ガチャッ

男友「あ、お姉さん!おはようございます!!」

「おはよう、男友君。ちょっと待っててね。もう来ると思うから」

「…ふぅ」

「あ、来たみたい。男友君、待たせてゴメンね?」

男友「んなことないっす!むしろありがたいっす!!」

「え?なにが?」

「姉ちゃんは気にしなくていいから」ポン

「?」


14 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/23 23:51:33.36 QO9jdRdfo 13/208

「よ、おはよう」

男友「おう、おっす」

「姉ちゃん、いってきます」

男友「いってきます!」ノシ

「はい。いってらっしゃい」ノシ

テクテクテク

男友「あーっ!今日はいい日だ!!」

「なんだよいきなり」

男友「お前が出てくるのが遅かったおかげで、いつもより長くお姉さんを見れたからな!」

「物好きな」


15 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/23 23:52:02.32 QO9jdRdfo 14/208

男友「お前はずっと一緒に暮らしてっからわかんねーんだよ!二十歳であんなにキレイで優しくて清潔そうで…現代の大和撫子だよ!!」

「そうかぁ?」

男友「しかも程よいふくらみの胸!」

「おい!」

男友「よし!男!!」

「ん?」

男友「明日からゆっくり出て来い!」

「断る」

16 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/23 23:52:39.48 QO9jdRdfo 15/208

男友「ひどいわ!もうあたしのことなんでどうでもいいのね!!」

「うん」

男友「…いや、真顔で頷かれても困るんだが…」

「あたりまえだろ?例えばお前さ、自分の妹のことで大騒ぎされたらどう思うよ?」

男友「そんなこと想像さえも出来んが」

「…はぁ」


17 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/23 23:53:21.70 QO9jdRdfo 16/208

男友「つーかさ、お前はどう思ってんの?」

「なにが?」

男友「なにがって、お姉さんのことに決まってんだろ?」

「べつに。姉ちゃんは姉ちゃんだしな」

男友「え?」

「ん?どうした?」

男友「…いや、ひょっとしてお前…ホモとか?」

「なんでそうなる!」

男友「あんな美人が傍にいるのに興味ねえみたいな反応だし」

「あのなぁ…」

男友「いやマジでさ、風呂覗いたりパンティーやブラでヌいたりしてないわけ?」

ギクッ


18 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/23 23:55:09.79 QO9jdRdfo 17/208

「おおお、お前それどこの変態だよ!」

男友「なにキョドってんだ?」

「お、お前のほうこそどうなんだよ!あの妹ちゃんにしてんじゃねーのか?」

男友「あたぼうよ!」キリッ

「…お前、すげーよ…」

男友「で?本題に戻るんだが」

「なにが本題なんだよ」

男友「お姉さん、容姿端麗だしさ、俺が一目惚れするほどのいい女なんだぜ?」

「…そうか?」

男友「そんな人と一緒に暮らしててさ、お前は欲情したりしねーの?」


19 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/23 23:57:10.15 QO9jdRdfo 18/208

「…お前、妹ちゃんに欲情したことあるか?」

男友「妹に?それは無いわ」

「だろ?」

男友「あー、うん。なんとなく分かったわ。けどなあ」

「ん?」

男友「うちは顔が似てるから無しだけど、男んちは全然似てねーじゃん?」

「ああ。俺はどっちかって言うと母さん似だし、姉ちゃんは父さんに似てる気がするし」

男友「だろ?だからアリなんじゃね?」

「そういう問題か?」

男友「そういうもんじゃね?」

「…いやいや、違うんじゃね?」


21 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/23 23:57:55.40 QO9jdRdfo 19/208

男友「はぁ…勿体ねーよなぁ…俺がお前の立場だったらドキドキイベント計画しまくりなのになぁ」ジュルリ

ゴンッ

男友「痛っ!なにすんだよ!!」

「姉ちゃんでいかがわしい想像するな!」

男友「べつにいいだろ?手を出すわけじゃねーんだし」

「出されてたまるか!先行くぞ!!」タタタタ…

男友「あ、おい待てよ!」タタタタ…

(でもパンチラは…あ、また勃ちそうだ。静まれ静まれ…)


22 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/23 23:59:08.05 QO9jdRdfo 20/208

~男の高校~

「zzz…」

~~~~~男の夢~~~~~

 幼男「やだ!」

 幼姉「だめ!男ちゃんはおとーさんの役!」

 幼男「やだよぉ!だって!!」

 幼姉「だって?」

 幼男「…おままごとしてるの、よーちえんのおともだちに知られたくないもん!」


23 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/23 23:59:40.69 QO9jdRdfo 21/208

 幼姉「だいじょーぶ。おうちのなかだけですぅかぁ、ね?」

 幼男「…でもぉ…」

 幼姉「じゃあね、つぎは男ちゃんの好きなお遊びにつきあってあげぅかぁ。ね?」

 幼男「ホント?」

 幼姉「ホント。だから今日はおままごとしよ?」

 幼男「うん!」

 幼姉「じゃあ…はい、いってぁっしゃい、あなた♪」

 幼男「いってきまーす」

 幼姉「もー!ちがうでしょ!」

 幼男「えー!?するの?」

 幼姉「とーぜんです!いってきますのちゅーしてください!」

 幼男「えーっと…ん~…」

~~~~~~~~~~


24 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 00:00:12.64 6C5CJLgeo 22/208

「zzz…ん~…」

バチーン!

「~~~!!」

先生「目が覚めたかしら?じゃあ、先生にキスするか、前に出て問題を解くか、どちらか選びなさい」

「問題解きます!」

(和製ジャバ・ザ・ハットに唇奪われてたまるかい!)

「出来ました」

先生「ふんっ、授業中に居眠りなんて…もうすぐ受験だって言うのに余裕ね、男君」

(しかも嫌味のオマケ付!)


26 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 00:05:52.17 6C5CJLgeo 23/208

~姉の大学・昼食中~

姉友「たのんます!これこのとおり!!」パチン

「困ったなぁ…だからダメなんだってば…」

姉友「そこをなんとか!あんたが来るって言うと誘える男のランクが上がるのよ!」

「だから…合コンにはいけないって…ね?」

姉友「…ダメ?」

「だめ」

姉友「どーしても?」

「どうしても」

姉友「なんで?」

「うん。家のことするから」

姉友「たまにはいいじゃん!」

「だって花嫁修業しないと、いざというときに…ね?」

姉友「相手もいないのに?」

「あはは…」


27 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 00:07:27.59 6C5CJLgeo 24/208

姉友「もったいないよぉ!楽しめるのは今しかないんだよ!?」

姉友「当てもないのにそんなことで貴重な時間を潰すなんてもったいないじゃない!!」

「うーん…」

キーンコーン…

「あ、チャイム。じゃあ私、講義に行くね?」ニコッ

姉友「あっ!ちょっとぉ!!まだ話は終わってないよー!!」

「ごめんなさあい。また機会があったらねー」トテテテ…

姉友「ったく…『機会があったら』なんて聞き飽きたっつーの!」

フゥ…

姉友「…でもまあ、遊んでる姉なんて想像も出来ないんだけどね…」


28 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 00:08:07.26 6C5CJLgeo 25/208

~家・夕食中~

一同「「「「いただきます」」」」

「あ、ふたりともそのままでいいから聞いてくれ」

「ん?なんだ?」モグモグ

「父さんな、来週からとりあえず3年ほど遠くの支店に転勤することになったんだ」

「…え?」

「それでね、お母さんもついていくことにしたの」

「ふーん…はあ?」

「最初は家族みんなでって考えたんだけどな、姉も男も学校があるし」

「特に男は大学受験があるから、転校なんかするのもどうかと思ってな」

「とまあ言うわけで、お前達二人はこの家で留守番ってことになるんだが」


29 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 00:09:15.51 6C5CJLgeo 26/208

「ちょっと待った!母さんまで行っちまったら家のことはどうすんだよ!?晩飯は?洗濯物は?全部自分でやれっていうのか!?」

「あら、姉がいるから心配ないじゃない。ねぇ?」

「うん、それは大丈夫だけど…」

「ほら、姉ちゃんも困ってんじゃねーか。行くなら親父が単身赴任しろよ」

「あら、お父さんに家事なんて出来ないわよ?だから私がついていくの」

「いや、でもさ…」

「男は心配しすぎよ。姉だったら大丈夫よ。私が太鼓判を押すわ」ニコッ

「姉ちゃんの実力は知ってるし…まあ、姉ちゃんがそれでいいならいいけど…」

「わ、私はいいけど…」

(この家でふたりっきりなんて…まるで同棲みたい…)カァァ//

「ん?姉ちゃん、顔真っ赤だぞ?」

「!な、なんでもないよ!!えへへ…」

「?変な姉ちゃん」

「…」


30 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 00:10:24.89 6C5CJLgeo 27/208

「ということで、向こうでの引越しの挨拶なんかもあるし今度の水曜の夜には出発するから、そのつもりでな」

「ん、わかった」

「…姉、ちょっと…」

「え?なあに、お母さん」

『大丈夫?怖くない?』コソコソ

「え?なにが?」

『…くれぐれも間違いのないようにね』

「間違い?…それって…あっ!」

『姉が主導権をとってちゃんとするのよ?分かったわね?』

『ちょっ、ちょっとお母さん!主導権って…//』コソコソ

『あら?顔が真っ赤よ?家のことは姉が主導権をとって…って思ったんだけど?』

『え?あ、い、家のことね…//』

(姉ったら何を勘違いしたのかしら。ふふっ)

(お母さんが変なこというから…勘違いしちゃったじゃない…)チラッ

(さっきから何コソコソ話してんだろ…)モグモグ


31 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 00:11:07.82 6C5CJLgeo 28/208

~水曜日・家の前~

「じゃあ、行ってくる」

「「いってらっしゃい」」

「盆暮れ正月には帰ってくるから」

「土産は食い物限定な」

「ふふっ。男ったら食いしん坊さんなんだから。ねえ、姉?」

「ふふっ。そうだね、お母さん」

「ははは。じゃあ行ってください、運転手さん」

ブゥウウウン…


32 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 00:11:51.91 6C5CJLgeo 29/208

「…行っちゃったね…」

「そうだな」

「…ふたりっきり…か」

「ん?そうだな」

「…ねえ、男ちゃん?」ソッ…

「わっ!冷てっ!…姉ちゃん手が冷え切ってんじゃねえか。早く中入ろうぜ」

「…男ちゃんってホントに鈍感…」ボソッ

「ん?なんか言った?」

「ううん、なんでもなーい」

(ただでさえ意識しそうなのに…手なんか触るんじゃねえよ。びっくりするじゃねーか…)


33 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 00:12:41.86 6C5CJLgeo 30/208

~次の日・早朝~

「なんか…目が覚めちまったな…何時だ?…6:30か」

(今寝たら遅刻するな…起きるか)

ドタドタドタ ガチャッ

「うーさぶっ…暖房つけて…と」ピッ

シーン…

(この家、誰もいないと静かだな…)


34 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 00:13:10.49 6C5CJLgeo 31/208

トントントン カチャ

「あ、男ちゃんおはよう。今朝は早いのね」

「おはよう姉ちゃん。たまたまだよ」

「そっか。ちょっと寝坊しちゃった。ごめんね?」

(昨夜はいろんなことが頭に浮かんじゃって寝付けなかったから…)

「いいって。まだ時間に余裕あるし」

「そう?じゃあ今からお味噌汁作るね」

「ほーい。んじゃ顔洗ってくるわ」

(いつもは父さんや母さんがいたのに…ホントに姉ちゃんとふたりっきりなんだな…)


35 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 00:14:18.11 6C5CJLgeo 32/208

~姉の大学・昼休み~

姉 モグモグ

姉友「…どうしたの?」

「え?なんにもないよ?」

姉友「いや、なんかあったでしょ」

「何にも無いってば」

姉友「だってあんたいつもお弁当じゃん?なんで今日は定食なの?」



36 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 00:16:18.98 6C5CJLgeo 33/208

「昨夜ね…」

姉友「ふんふん」ズイッ

「あの…そんな身を乗り出すほどのことじゃないんだけど…」

姉友「いいからそれで?」

「うちのお父さんとお母さんが転勤で引っ越してっちゃったの」

姉友 ズルッ

「それでお弁当の下準備するの忘れてて…って、大丈夫?」

姉友「ち、力が抜けた~」

「なんで?」

姉友「もっと色っぽい話かと思ったら…」

「そんなのあるわけ無い…でしょ?」

姉友(何今の間は)


37 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 00:16:48.12 6C5CJLgeo 34/208

姉友「あ、って言うことは、今なら姉の家にお泊りできるんじゃない?」

「ダメだよ。男ちゃんがいるんだから」

姉友「男ちゃんってあんたの弟の?」

「そう。もうすぐ受験だから邪魔するようなことは…ね?」

姉友「へーきへーき。あたしの写メ見せてさ、『このきれーなおねーさんが一緒に寝たいって』って言ったら弟君も喜ぶって!」

「絶対ダメ!」


38 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 00:17:33.26 6C5CJLgeo 35/208

~夕方・家~

「ただいまー」

「あ、おかえりなさーい」

「はらへった~、おかず何?」

「サバの味噌煮と筑前煮だよ。もうちょっと待ってね」

「ほーい。じゃあ先に風呂洗って入ってくるわ」

「じゃあ着替え出しておくね」

「いいよ、自分でするから」

「そう?じゃ、お願いね」

「この辺に…あったあった。シャツにパンツに…あれ?」

「パンツになんか絡んで…これは…姉ちゃんのパンティ!?」


40 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 00:18:36.92 6C5CJLgeo 36/208

ドキドキ

(たたむときに紛れたのかな?ちっちぇーなぁ…これを姉ちゃんが穿いてるのか…あ、いかん…勃ってきた)

「と、とりあえず…トイレに行こう」

ジャーゴボゴボ…

「…ふぅ。風呂に入るか」
  ・
  ・
  ・
「う~…そろそろ上がろう」ザバァ

フキフキ

コンコン ガチャッ

「男ちゃん、ご飯できた…よぉ?」

男 フルチーン

「…きゃああああ!!!!」バタン!

「…俺が悪いの?」


42 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 00:22:45.29 6C5CJLgeo 37/208

~夕飯中~

男 モグモグ

姉 チラッ モグモグ

「姉ちゃん、味噌汁のお代わりある?」

「え?…あ、あるよ。いれよっか?」

「お願い」ヒョイ

姉 パタパタ…

(どうしよう…さっきの男ちゃんの裸が頭から離れないよぉ…)

「…逞しくなってたなぁ…」ドキドキ

「味噌汁まだー?」

「あ、はーい。今持ってくね」パタパタ
  ・
  ・
  ・

43 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 00:23:46.48 6C5CJLgeo 38/208

「ごちそうさまでした」

「おそまつさま」

「さーて、リビングのソファに…」ゴロン

「あ、男ちゃん、テレビ見るの?」

「うん。食休み」

「もう。食べてすぐ横になると牛になるよ?」

「そんなの迷信だって」

「…お腹に負担が掛かるからやめた方がいいよ?」

「わかったよ。ちゃんと座るよ」

「よく出来ました。じゃあ…お風呂入ってくるね」

「ほーい」

「ふふっ」


45 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 00:24:29.08 6C5CJLgeo 39/208

~風呂~

「はぁ~♪」

チャプン

「気持ちい~い♪」

(男ちゃん、もう部屋に戻って勉強してるかな?)

「男ちゃん…か」


48 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 00:26:28.45 6C5CJLgeo 40/208

「…あ…乳首が…」

姉 ジー…

(…ちょ…ちょっとだけね?ちょっとだけ…)

「…あんっ…あっ…お…とこちゃん…」
  ・
  ・
  ・


50 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 00:27:06.81 6C5CJLgeo 41/208

~リビング~

ワハハハ ナンデヤネン

「…TVつまんね。部屋に戻って勉強するか」ピッ

…オ…トコチャン…

「ん?姉ちゃんか?どうしたんだろ」


53 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 00:28:30.70 6C5CJLgeo 42/208

~風呂~

「あんっ…ああっ…」チャプッ パシャン

コンコン
ビクッ!

『姉ちゃん、呼んだか?』

「え?お、男ちゃん!?」

『さっき呼ばれたような気がしたんだけどさ』

「え!?」

(もしかして…声に出してたの!?)カァァ//


55 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 00:29:56.11 6C5CJLgeo 43/208

『姉ちゃん、聞いてる?』

「う、うん!呼んでないよ!!あははは…」

『そっか?じゃ、聞き間違いだったのかな?』

「そ、そうだよ!聞き間違いじゃない?あははは…」

『そだな。じゃあ部屋に戻って勉強してくるわ』

「う、うん!無理しないでね!」

(…ばれてない…かな?)ドキドキ…


56 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 00:32:40.84 6C5CJLgeo 44/208

~男の部屋~

ペラッ ペラッ カリカリ

「ふぁああああ~…」

「何時だ?0:00過ぎか」

(姉ちゃんはもう寝ただろうな)

「俺もそろそろ寝よう。っとその前にトイレトイレ…」

ガチャ パタン

ジャーゴボゴボ…

「う~さぶっ。早く布団に入ろう…ん?リビングのほうに明かりが…」

パタパタパタ


57 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 00:33:11.71 6C5CJLgeo 45/208

ガチャッ

「あれ?姉ちゃん!?まだ寝てなかったのか?」

「あ、男ちゃん。どうしたの?」

「いや…姉ちゃんこそ何やってんだよ?」

「あ、これ?明日のお弁当の下ごしらえよ」

「そんな夜中にしなくても」

「あら?お母さんも毎日夜のうちに下ごしらえしてたじゃない」

「…へ?」


58 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 00:33:46.65 6C5CJLgeo 46/208

「知らなかったの?」クスッ

「うん…知らなかった…」

「もう終わるから。うるさかった?ゴメンね?」

「いや、全然大丈夫だよ。姉ちゃんも早く寝たほうがいいよ。寝不足はお肌の敵だぞ?」

「はーい」

(姉ちゃん、髪の毛上げてるから…うなじ、きれいだな…あ、また勃ってきた…)

「じゃ、じゃあ先に寝るわ。おやすみー」

「おやすみなさーい」

(声を出さないようにヌこう…)


59 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 00:34:25.62 6C5CJLgeo 47/208

~翌朝~

「男ちゃーん、朝だよー。起きなさーい」

「…ん…zzz」

「早くしないと遅刻しちゃうよ。ほらほら」

「…ん…あと10分…」

「布団取っちゃう…じゃあ10分経ったら起こしにくるね」パタン

「ん…」
  ・
  ・
  ・
「…ん~っ!朝か?今何時だ?」

「えーっと…7:45!?やっべ!急いで支度しねーと!!」


60 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 00:35:01.00 6C5CJLgeo 48/208

ドタタタ ガチャ

「あ、男ちゃん、ようやく起きたのね」

「姉ちゃん!なんで起こしてくれなかったんだよ!!」

「あら、何度も起こしたわよ?だけど男ちゃんがそのたび『あと10分』って言うから…」

「あ゛ーっ!朝飯はいいから弁当ちょうだい!!」

「はい、これ」

ピンポーン

「おわっ!ちょっ!いってきます!!」バタバタ ガチャ

「いってらっしゃーい」ノシ


61 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 00:36:01.96 6C5CJLgeo 49/208

~男の高校~

「腹減った…」

男友「なんだよ、朝飯食ってこなかったのか?」

「ああ…寝坊してな」

男友「お前らしくねーな。何があったんだ?」

「いや、うちの親、転勤で引っ越したって言ったろ?」

男友「ああ」

「いつもは目覚ましで起きなくても母さんか姉ちゃんが起こしてくれてたんだけどな」

「今朝は姉ちゃんが起こしてくれたらしいんだけど、起きなかったらしい」


62 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 00:36:53.02 6C5CJLgeo 50/208

男友「ちょっとまて。お姉さんが起こしてくれるのか?」

「ん?ああ。そうだけど?」

男友「男!頼みがある!!俺を泊めてくれ!!!」

「断る」

男友「そこを何とか!!」

「出入り禁止にするぞ」

男友「それだけはやめてホント生きる希望がなくなる洒落にならない」


63 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 00:37:35.64 6C5CJLgeo 51/208

~夕方・家~

「ただいま~」

「おかえりなさーい」

「疲れたー!」

「ごめーん。お風呂まだしてないの」

「いいよ、ちょっとソファで休んだら俺がするから」

「ゴメンね?私がしておけばよかったのにね…」

「何言ってんだよ。姉ちゃんは晩飯の準備で手がふさがってんだし、俺がするのが当たり前だろ?」

「それに明日は土曜で休みだし、のんびりすりゃあいいし」

「じゃあお言葉に甘えてお任せします♪」

「ん、任されます」


64 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 00:38:07.57 6C5CJLgeo 52/208

ゴロン

(姉ちゃん今日もミニスカートだな…)

トテトテ

「男ちゃん、前ゴメンね?テーブル拭かなきゃ」

「ああ」

「ふふっ」


65 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 00:38:46.07 6C5CJLgeo 53/208

フキフキ

(おおう!姉ちゃんテーブルに前のめりになるとパンティが見えそうじゃねーか!!も…もうちょっと…もうちょっとで…あ、落ちっ!)

ドテッ

「どうしたの?男ちゃん大丈夫?」

「ははは…大丈夫大丈夫…」

「そう?でもどうしてソファから落ちたのかしら?」

「ねねね、寝返り打ったからだよ!」

「そっか。そんなに疲れてたんだ…やっぱり私がお風呂洗おうか?」

「いやいや!俺が洗ってくるって!!ついでに入ってくるわ。あははは…」

(今日は水色だった!)グッ


66 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 00:39:47.05 6C5CJLgeo 54/208

~夜~

(なんか…中途半端に悶々して寝られん…)

(目を閉じると…水色のパンティーが…)

「…しょうがねー。父さん秘蔵のDVDでも見てスッキリするか…」ガバッ

ガチャッ

「えーっと、親父の部屋の…確かこの本棚の…あったあった」

(リビングのTVで…ヘッドホンも忘れないように…)ワクワク
  ・
  ・
  ・

67 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 00:40:33.66 6C5CJLgeo 55/208

(おお!すげぇええええ!!!)

(ナースエロいいいい!!!あ、そろそろティッシュを…)キョロキョロ

「すごいね、こんなことするんだ…」ゴクリ

男 コウチョクー

姉 マジマジ

「ねねねね、姉ちゃん!なな、なんでここに!!」

「喉が渇いたからお茶を飲もうと思って部屋を出たら、音がしてて電気がついてたからね」ニコッ

チュパチュパ ニュルニュル ギシギシアンアン

「こここ、これは親父のDVDでたまたま親父の本棚から見つけてかけてみたらこんな内容だったんであって決して俺の本意ではなくて」


68 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 00:41:11.58 6C5CJLgeo 56/208

姉 ピッ

「男ちゃん」

「ははは、はい!」

「男ちゃんも健全なオトコノコだったんだね」

「でも、もう夜も遅いから早く寝なさい。ね?」

「はは、はいっ!!」

「じゃあ、お茶飲んで寝るね。おやすみ、男ちゃん」ニコッ

トテトテトテ…

「…萎えた…」


69 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 00:41:59.27 6C5CJLgeo 57/208

~翌朝~

(姉ちゃんと顔を合しづらいなぁ…姉ちゃんいるかなぁ…)ソ~…

「あ、おはよう、男ちゃん。どうしたの?」

男 ビクッ

「お、おはよう姉ちゃん…」

「朝御飯できてるよ。もう顔は洗った?」

「う、うん…」

「じゃあいっしょに食べよ?」ニコッ

「…へ?」

「いただきます」

「ほら、男ちゃんも」

「あ、うん…いただきます…」

モグモグ


70 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 00:43:22.92 6C5CJLgeo 58/208

「どう?」

「え?」

「だって…いつもなら感想言ってくれるでしょ?…あ、ひょっとしてお口にあわなかった?」

「そんなことないよ。おいしいよ」

「よかったあ」

モグモグ

(こ、この沈黙が…息苦しい!)

「…あ、あのさ!」

「なあに?」

「いや…あの…昨日の夜のことなんだけどさ…」

姉 ピクッ

(あ、姉ちゃん反応したよ…やっぱまずいよなぁ…)

「…私は気にしてないよ?」

「…へ?」


71 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 00:44:24.72 6C5CJLgeo 59/208

「昨夜も言ったけど、お年頃のオトコノコだったら…ああいうのに興味があって当然だもんね!」

「だから男ちゃんも気にしないで」ニコッ

「姉ちゃん…」

(男ちゃんの趣味も分かったしね)

「でもね」

男 ビクッ

「ヘッドホンはDVDプレーヤーのほうじゃなくて、テレビのほうにつけてね?その…声で目が覚めちゃうから…ね?」

「え?…あ!ゴメン!!」

(そうだったのか…なんと言う初歩的なミス!)

「ふふっ。男ちゃん、ちょっと天然入ってるから」

「ゴメン…」


72 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 00:44:59.12 6C5CJLgeo 60/208

「そんなに謝らないでよ。ね?」

「けどさ…あんなとこ見られてその…バツが悪いって言うか…なんか姉ちゃんに悪いことしたみたいな気分でさ…」

「うーん…じゃあね、今日服を買いに行くんだけど…一緒に来てくれる?」

「…へ?」

「やっぱり誰かに見てもらったほうが決めやすいからね」ニコッ

「…荷物持ち?」

「あ、ばれちゃった?」テヘッ

「そりゃあねぇ」

「晩御飯の材料も買うからね。…どうかな?」

「まあ…うん、いいよ」


73 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 00:45:32.28 6C5CJLgeo 61/208

~ショッピングモール~

「姉ちゃん…少し休もうぜ~…」

「うーん…あ、あれなんかどうかな?」

「まだ見るのかよ…」

姉友「あれ?姉じゃないの!」

「あれ?姉友じゃない。こんなところで会うなんてめずらしいね」

姉友「そうだねー」

「姉ちゃん、もう決まったか?…あれ?この人は?」

「あ、初対面だったね。友達の姉友だよ、男ちゃん」

「あ、初めまして。男です」


74 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 00:46:16.58 6C5CJLgeo 62/208

姉友「男君?…あ!よく話に出てくる姉の弟の!?」

「え?どんなこと話してるんですか?」

姉友「そうだねー、男君には刺激が強いかな?うん」

「…へ?」

「もうっ!姉友、余計なこと言わないでよぉ」

姉友「いいじゃん、別に悪いこと言ってないしぃ~」

「どうせ碌でもないこと言ってるんでしょ?」

「そっ!そんなこと言う訳ないでしょ!!姉友も変な言い方しないでよぉ」

「姉ちゃん、何慌ててんの?」

姉友「なんでだろうねぇ」ニヤニヤ

「知りません!」プイッ


75 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 00:46:54.92 6C5CJLgeo 63/208

姉友「あははは。それにしてもさ…」

姉友「遠くから見てるとさ、あんた達、恋人同士みたいだったよ?」

「ここ、恋人ぉ?」カァァ//

「そりゃないでしょ。…大丈夫か姉ちゃん?顔真っ赤だぞ?」

姉友「まっかっかだぁー。あははは」

「…姉友ぉ?」ジロッ

姉友「うっ…ごめん、調子にのりました…」


77 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 00:47:58.50 6C5CJLgeo 64/208

「まあまあ。姉友さんも謝ってることだし、許してやんなよ、姉ちゃん」

「うぅ…男ちゃんがそう言うんなら…うん」

「だってさ。姉友さんももう気いしないで」

姉友「…ありがとね、男君。優しいんだね」

「そんなことないですよ」

「…」ジロッ

姉友「…じゃ、じゃあ、あたしはそろそろ行くね?」

「あ、はい。これからも姉と仲良くしてやってくださいね?」

姉友「やっぱ優しー!じゃあね、バイバイ」ノシ

「もう、姉友ったら…」

「まあまあ」


79 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 00:50:02.99 6C5CJLgeo 65/208

~翌日・姉の大学~

モブ男「それマジ?」

姉友「ホントだよ」

モブ男「じゃあコンパに誘っても来ない理由って…」

姉友「あー、そうなんじゃないかな?」

モブ男「はぁ…終わった…やる気失せたから帰るわ…」

トボトボ…

姉友「…ふん、どうせすぐ他の女に鞍替えするくせに…」


80 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 00:50:35.71 6C5CJLgeo 66/208

トテトテトテ

「お待たせー。あれ?姉友、何不機嫌な顔してるの?」

姉友「あんたはあたしに感謝しなさいよ?」

「え?」

姉友「…なんでもない。あんたは腹が立つほどモテるってこと」

「え?」


81 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 00:51:13.69 6C5CJLgeo 67/208

姉友「また今日もね、あんたのこと知りたいって言うヤツがあたしんとこに来たのよ」

姉友「でもね、昨日あんたがオトコと一緒に買い物してたって言ったら帰って行っちゃったわ」

モブ女「えーっ?姉ってば彼氏居たのぉ!?」

「ちょ、ちょっと姉友!」

姉友「昨日ショッピングモールに行ったらさ、姉がオトコと楽しそうに買い物してるのを見かけちゃったんだ」

モブ女「きゃーっ!マジ?ね、ね、どんな人?かっこよかった?」

姉友「まあ、いい線いってるんじゃない?」

「姉友!」


82 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 00:52:13.62 6C5CJLgeo 68/208

姉友「あははは。ゴメンゴメン。オトコって言っても姉の弟だったんだけどね」

モブ女「え?そうなの?」

「そうなの。なのに姉友ったらそんな言い方するから…誤解しちゃうじゃない!」

モブ女「なあんだ、つまんないの。じゃああたしバイトだから先に行くね?」トテテテテ…

「もう!姉友ったら…変なこと言わないでよぉ」

姉友「まあまあ。それよりさぁ、あんた達姉弟って全然似てないよね」

「また話をそらそうとして…」

姉友「いや、でもホント最初見たときはマジで彼氏だと思ったよ。すっごく雰囲気よかったし」

「そ、そうかな?」


83 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 00:52:53.68 6C5CJLgeo 69/208

姉友「アレ見て姉弟だって思う人なんていないって」

「な、なんか恥ずかしいよぉ…」

姉友「ん?どしたの?まさかホントに彼氏で、昨日のは演技だったとか?」

「う、ううん!そんなこと無いよ?」

姉友「何がぎこちないよ?…まさかホントに…」

「ち、ちがうよ?」


84 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 00:55:07.51 6C5CJLgeo 70/208

姉友「正直に吐くんだ!さもないと…」ワシワシワシ

「え?あ!?ひゃうぅ!や、やめてぇええ!ああああふぅ!!」

姉友「どうだ!あんたは脇が弱点なのは分かってるのよ!!コチョコチョコチョー!!」

「ひっ!ひぃっ!や、やめてぇ!!お…ひゃっ!…お、お、おねがあああいいい!!」

姉友「どうだ!このぉ!正直に言うか!」

「あああっ!い、言いますっ!ひゃっ!お、おねが…い」

姉友「最初からそうやっておとなしく言うこと聞いてりゃあいいのよ」

「はぁ…はぁ…はぁ…」


85 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 00:55:55.60 6C5CJLgeo 71/208

姉友「で?」

「はぁ…苦しかったぁ…ちょっ…ちょっと待って…はぁ…はぁ…」

姉友(息遣いの荒い姉…そそるわぁ…)ゾクゾクゾク…

「ふぅ…あのね…姉友だけに言うけど…私たち、血はつながってないの…」

姉友「…へ?」

「だから…顔が似てないのは…そう言うことなの」

姉友「…男君は知ってるの?その…」

「男ちゃんは知らないと思う…まだ小さかったからね」

姉友「えっと…」


86 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 00:56:25.91 6C5CJLgeo 72/208

「だ、誰にも言わないでね?」

姉友「…分かったわ。そういうことなら…まあ、ね」

姉友「でも血がつながってないってことは…彼氏だってのもあながち間違いじゃないわね」

「もう!」ペシペシ

姉友「あははは。冗談、冗談だって。あははは」


87 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 01:01:54.05 6C5CJLgeo 73/208

~夜・姉の夢~
 
 幼姉「なにすぅの!」

 いじめっ子1「ここは俺たちの砂場なんだぞ!」

 幼姉「ここはみんなの公園でしょ!だからみんなの砂場なんだかぁ!」

 いじめっ子2「うるさい!2年のくせに生意気だぞ!ままごとはどっかでやれ!!」

 幼姉「いやよっ!」

 幼男 ギュッ


88 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 01:02:26.86 6C5CJLgeo 74/208

 いじめっ子3「なんだよ、こんなもん!」ゲシッ

 幼姉「あっ!」

 いじめっ子3「へへーん。ざまーミロ」

 幼姉「…あやまぃなさい!」

 いじめっ子1「うるさい!」ドンッ

 幼姉「きゃっ!」ドテッ

 幼男「おねえちゃんをいじめるな!」ダッ!

 いじめっ子1「おっとぉ」ヒョイ

 幼男 ズササー


89 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 01:02:58.85 6C5CJLgeo 75/208

 いじめっ子1「おまえなんかにやられるかよ。へへっ」

 幼男 バッ

 いじめっ子1「あ!くそ!目潰し!!」

 幼男 タックル!

 いじめっ子1「あ、ちくしょう!はなれろー!!」ブンッ!ブンッ!

 幼姉「あぶないっ!」

 幼男「あっ」ズルッ ゴンッ!

 いじめっ子‘s「あ」

 幼男 ボトボトボト…


90 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 01:03:42.40 6C5CJLgeo 76/208

 いじめっ子3「お、おい…砂場の淵に直撃したんじゃ…顔面血だらけだぞ!」

 いじめっ子‘s「や、やべえっ!にげろーっ!」

 タタタタ…

 幼姉「おとこちゃんっ!おとこちゃんってば!!」ユサユサ

 幼男「…お、おねえちゃん…だいじょうぶ?」

 幼姉「おとこちゃん!わ、私は大丈夫だかぁ!!おとこちゃん!!」

 幼男「…よかったぁ…いたいよぉ…」

 モブ大人「大丈夫?今救急車呼んだから!!あなたはおうちの人呼んできて!!」

 幼姉「え?は、はい!!」

 トテテテ


92 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 01:04:47.67 6C5CJLgeo 77/208

 幼姉「おばちゃーん!」

 「あら、そんなに慌ててどうしたの?」

 幼姉「ヒック…お、おとこちゃんが!おおけがして!!」

 「え!?」

 幼姉「こっちーっ!」

 「あ、ちょっと!」

 トテテテ


96 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 01:09:39.24 6C5CJLgeo 78/208

 幼姉「はぁ、はぁ…おとこちゃんは?」

 モブ大人「今救急車に乗せてもらったとこよ!あなた達も急いで!!」

 「ありがとうございます!幼姉ちゃんも早く!!」

 幼姉「はいっ!」

 「すみません、その子の母親です!」

 救急隊員「じゃあいっしょに乗ってください」

 バタン ピーポーピーポー…


97 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 01:10:55.79 6C5CJLgeo 79/208

 「男!大丈夫なの!?」

 幼男「…おかあちゃん…いたいよぉ…」

 「…無理にしゃべらなくていいの。いっしょに行くから。大丈夫だからね?」

 幼姉「おとこちゃあん…ヒック…ごめんなさぁい…エグ…」

 救急隊員「着きましたので病院の中へどうぞ」

 「はい…」

 ガラガラガラ トテトテトテ


98 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 01:11:37.98 6C5CJLgeo 80/208

 医者「付き添いの方はそこのベンチでお待ちください。これから傷の具合を見た後に検査しますので」

 「はい…幼姉ちゃん、そこに座って…」

 幼姉「…ヒック…はい…ヒック…」

 「…大丈夫よ。男、ああ見えて強いんだから!」ナデナデ

 幼姉「…ヒック…でも…でもぉ…」

 「男ちゃん、泣いてなかったでしょ?だから大丈夫よ…」ナデナデ


99 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 01:12:37.88 6C5CJLgeo 81/208

 フルフル…

 幼姉(あ…おばちゃん…ふるえてる…)

 「大丈夫…大丈夫…」ナデナデ フルフル

 幼姉(…そっか…おばちゃんもこわいんだ…なのに私を…)

 幼姉「…ごめんなさい…ヒック…私のせいで…おとこちゃんがぁ…」

 「幼姉ちゃんは悪くないわ」ナデナデ フルフル

 幼姉「ちがうの!私がいじょめぁぇたかぁ!だ、だかぁ!!男ちゃんが私を助けようとして!!うわぁあああああん!!!」

 「…男はね、オトコノコなの。だから姉ちゃんを守ろうとしただけなの。だから大丈夫」ナデナデ フルフル

 幼姉「うわぁああん!!ごべんなざあい!!ごべんなざあい!!!」

 「大丈夫…大丈夫…」


100 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 01:13:22.10 6C5CJLgeo 82/208

 ガチャ

 医者「CTも異常はありませんでしたので外傷のみですね。ご安心ください」

 「あ…」ヘタッ

 幼姉「あ!」

 医者「大丈夫だよ。お母さんは安心して力が抜けただけだから」

 「あ…ありがとうございます…」

 医者「これから傷を縫合します。まあ、念のため2、3日入院していただきますが、心配いらないでしょう」

 「はい…すみません…」

 幼姉「ごめんなさい…おかあさん…」ギュッ


101 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 01:13:50.53 6C5CJLgeo 83/208

 「っ!姉ちゃん!!今なんてっ!!」

 幼姉「…おかあさん…ごめんなさい…」

 ダキッ

 幼姉「あ」

 「ありがとう…グス…ありがとう、姉ちゃん」ナデナデ

 幼姉「うん…」
   ・
   ・
   ・

102 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 01:14:46.05 6C5CJLgeo 84/208

 幼姉「…おかあさん」

 「なあに?」

 幼姉「…おとこちゃん、どうして私を助けてくぇたのかな…?」

 「…」

 幼姉「おとこちゃん、こわくなかったのかなぁ…」

 「…きっと怖かったと思うわ」

 幼姉「じゃあなんでたすけてくぇたのかな…?」

 「きっとね…男はオトコノコだから、姉ちゃんを守ろうとしたんじゃないかしら?」


103 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 01:15:27.81 6C5CJLgeo 85/208

 幼姉「でも、私のほうがおっきいよ?」

 「それでもね、男にとって姉ちゃんは…大切な、守りたい人だったのよ」

 幼姉「おとこちゃんは…私が大切で…守ぃたかったの?」

 「…きっとね」

 幼姉「そっか…」

 幼姉(私のために…こわかったのに…まもってくぇようとして…)キュン


104 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 01:16:05.40 6C5CJLgeo 86/208

 幼姉「ねえ、おかあさん」

 「ん?」

 幼姉「私もね…おとこちゃんが好き。だから…おとこちゃんと結婚すぅ!」

~~~~~~~~~~

姉 パチクリ

「ん~っ!…起きなきゃ」

(ふふっ。“結婚”なんて…あの頃は意味もよく分かってなかったのにね)


105 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 01:16:55.85 6C5CJLgeo 87/208

~男の夢~

 幼男「…んに…おねえちゃん?」

 幼姉「おとこちゃん!おめめ覚めたの?」

 幼男「…あたま…ずきずきするよぉ…おかあさんは?」

 幼姉「おかあさん、向こうでおいしゃさんとお話してぅ」

 幼男「ふーん…おねえちゃん、おかあさんっていってる…」

 幼姉「…うん」

 幼男(そっかぁ…おねえちゃんもやっとおかあさんのこと…すきになったんだ…)


106 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 01:17:35.34 6C5CJLgeo 88/208

 幼姉「…あのね、おとこちゃん」

 幼男「なあに?」

 幼姉「私…おとこちゃんのおよめさんになぅ!…いいかな?」

 幼男「え?」

 幼姉「…いや?」

 幼男「…ううん、いいよ」ニコッ


107 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 01:18:18.18 6C5CJLgeo 89/208

 幼姉「あぃがと。おとこちゃん。じゃあ…」スッ

 幼男「…へ?」

 幼姉「ほぁ、こゆびだして」グイ

 幼姉「♪ゆーびきーりげんまん うそついたら はぃせんぼん のーます ゆびきった♪」

 幼姉「やくそくしたよ?わすぇないでね!」

 幼男「う、うん…」

~~~~~~~~~~

「…」ネボケー…

「…無しだろ結婚なんか…俺達姉弟だぜ?血のつながった…」


132 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 23:39:17.39 6C5CJLgeo 90/208

~朝食中~

姉 チラッ

(男ちゃん…ホントに覚えてないのかな…?)

(姉ちゃん、あのことなんか忘れてんだろうな…)

モグモグ…

「…どうしたの?」

男 ビクッ

「え?な、なにが?」

「いつももっと賑やかじゃない?なのに今日はずいぶん静かだから…」

「あ、いや…たぶん懐かしい夢、見たからじゃね?」

「…え?」


133 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 23:39:49.89 6C5CJLgeo 91/208

「ほら、俺が眉毛の上の傷を作ったときの…覚えてないか?」

姉 ドキッ

「お、覚えてるよ?」ドキドキ

「そ、そっか…なんかすっげえ懐かしくてさ、余韻に浸ってたって言うか…」

「そ、それで…」

「ん?」

「な、なんでもない!さ、ご飯食べよ?早くしないと遅刻しちゃうよ?」

「あ、やべっ!」ガツガツ…

(男ちゃん…同じ夢を見てたんだ…//)


134 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 23:40:33.18 6C5CJLgeo 92/208

~放課後~

「うー、さみー」

(男友は予備校に行っちまったし…一人だと余計に寒く感じるな…)

♪ジングルベールジングルベール…

「もう12月だもんなぁ…来月はセンター試験だし…」

「っと、その前に姉ちゃんにクリスマスプレゼント買わないとなぁ…」

「…今年はじっくり選んでる暇もないし…どうすっかなぁ…」

姉友「あれ?男君?」


135 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 23:41:34.15 6C5CJLgeo 93/208

「あ、えっと…」

姉友「もー!姉友だよ。姉の友達の」

「あ、そうでした。すんません」

姉友「こんな美人を忘れるなんて失礼だよ?まったく」

「ははは…」

(自分で言うか?確かに美人だけどさ…)

姉友「で?思案顔してどうしたの?」


136 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 23:42:17.37 6C5CJLgeo 94/208

「なんでも…あ、姉友さんって姉ちゃんと仲がいいんですよね?」

姉友「そうだね。姉とは大学でずっと一緒だからね」

「じゃあ…ちょっと聞きたいんですけど」

姉友「あたしゃ彼氏はいないよ?あ、それともスリーサイズ?残念だけどそれは教えられないなぁ」

「そうじゃなくてですね」

姉友「あら?知りたくないの?スリーサイズ♪」

「そりゃあ知りたいですけど…」

姉友「あははは!男君正直だねぇ!!気にいったよ!」

「そりゃどうも…それでですね…」


137 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 23:43:08.10 6C5CJLgeo 95/208

姉友「ん?本題かな?」

「はい、実は…姉ちゃんのクリスマスプレゼントなんですけど…姉ちゃんが欲しがってるもの、知りませんか?」

姉友「…へ?あんた、姉弟なのにクリスマスプレゼントの交換するの?」

「…いけませんか?」

姉友「いや、優しいなぁって思ってさ」

「そんなことないですよ」

姉友「…ま、いいや。姉が欲しがってるものねぇ…あ!そう言えば!!」

「なにかありますか?」

姉友「エプロン」

「…へ?」


138 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 23:44:10.80 6C5CJLgeo 96/208

姉友「だから、エ・プ・ロ・ン。今のが汚れてきたから、新しいのが欲しいって言ってたわ」

「エプロン…ですか?でもそれってクリスマスプレゼントって感じじゃないですよね?」

姉友「でも姉が欲しがってるものって言ったら、それぐらいしかないよ?」

姉友「それにさ、姉ってば家事大好きっ子じゃない?だから喜ぶと思うよ?」

「そうですか…じゃあ、いいお店、知りませんか?」

姉友「あたしゃ家事には縁がないからねぇ…あ、でも姉が好きなお店なら知ってるよ?」

「じゃあ、そこを教えてくれませんか?」

姉友「優しいねぇ。いいよ、教えてあげる。その代わり…」

「そのかわり?」

姉友「そこのケーキ屋さん、美味しいんだよねぇ~」

「…分かりました。ケーキセットでいいですか?」

姉友「あははは。やっぱいいオトコだよ、男君は!」

「そりゃどうも」


139 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 23:45:35.31 6C5CJLgeo 97/208

~ケーキ屋~

姉友「んーっ!やっぱおいしー♪」

(散財だけど…姉ちゃんが欲しがってるものが買えたし、まあいいか)

姉友 ジー

「な、なんですか?」

姉友「いやあ、よく見るとかわいい顔してるね、男君は。結構女の子に人気あるんじゃない?」

「それはないですね」

姉友「え?じゃあ女の子と話したりしないの?」

「少しぐらいなら…いつも男友達とつるんでるからあんまり…」


140 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 23:46:29.14 6C5CJLgeo 98/208

姉友「…あんたたち、姉弟揃ってそっち方面の話はないのね…」

「え?」

姉友「いや、姉もね、結構オトコに人気あるんだけどさ、ほとんど話をしないんだよねぇ」

「そうなんですか?」

姉友「さすが姉弟だね!血はつながってないのにね!!」

「…え?いやいや、血はつながってますよ?片親だけだけど」

姉友「え?でも姉は血はつながってないって言ってたよ?」

「「え?姉ちゃんが?」

姉友「そうだよー。あんた達似てないねって言ったら姉が話してくれたんだ」

「そんな…」


141 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 23:49:02.26 6C5CJLgeo 99/208

(そんなはずない!姉ちゃんはいつでも俺に優しかった…)

(それに…あのときだって…姉ちゃんは確かに言ってた!)

~~~~~男・回想~~~~~

 幼男「おねーちゃん」

 幼姉「なあに?」

 幼男「どーしておねーちゃんはおかーさんのこと『おばちゃん』っていうの?」

 幼姉「…あのね?おばちゃんは私の…ほんとうのおかーさんじゃないの」

 幼男「ふーん…じゃあおとーさんは?」

 幼姉「おとーさんはほんとうのおとーさんだかぁ…ね?」

~~~~~~~~~~


142 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 23:49:53.70 6C5CJLgeo 100/208

(そうだ。姉ちゃんはあのとき確かに………………!!)

(ちがう!姉ちゃんはあのとき『姉ちゃんの本当のお父さん』だと言っただけだ!!)

(俺の本当のお父さんだと言ったわけじゃない…)

姉友「ちょっと!男君、どうしたの?」

「あ、いや…すみません…」

姉友「そう?でもホント、あんた達血がつながってないとは思えないね!そりゃ小さい頃から一緒に暮らしてんだもん。似てくるわけだ。あははは」


143 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 23:51:15.81 6C5CJLgeo 101/208

「あの…血がつながってないって…本当に姉ちゃんが言ったんですか?」

姉友「え?そうだけど?……………あっ!」

「そんな…そんなこと…」

姉友「いやそのっ…ち、違うの!そ、そうじゃなくてねっ!…妄想?そ、そう!あたしの妄想なの!!」アタフタ

「…」

姉友「ほ、ほらっ!ふたりとも、すっごい仲いいじゃん?だからさ!もしそうならってさ、ね?」

「…姉ちゃんが…言ったんですね…」

姉友「それは…」

「…」

「…う、うん…ゴメンね?口止めされてたのに…」

「…すみません、混乱してるんで帰ります」ガタッ タタタ…

姉友「あっ!ちょっ!ちょっと待ってよ!!」ガ ガタッ トテテテ

姉友「はぁっ…はぁっ…い、いない…あん!もう!!何してんのよあたし!!!」


144 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 23:52:14.37 6C5CJLgeo 102/208

~家~

ガチャ

「あ、男ちゃん帰ったの?おかえりー。もうすぐご飯できるよー」

男 タタタタ ガチャ バタン

(あれ?挨拶もしないで…ひょっとしてエッチな本を買ったから恥ずかしくて…ふふっ。男ちゃんったら)

ぴろぴろぴろぴろ

「あ、姉友からだ」Pi

「もしもし?」

姉友『…ゴメン…やっちゃったよぉ…ごめんよぉ…ヒック…』

「え?ちょっとどうしたの?謝ってばっかりじゃ分からないよ」

姉友『ごめんよぉ…口止めされてたのに…男君に…』

「男ちゃん?姉友、男ちゃんにどうしたの?」

姉友『男君に…血がつながってないって…言っちゃったよぉ…ヒック…』

姉 ドクンッ!


145 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 23:52:51.93 6C5CJLgeo 103/208

姉友『お、男君…知ってるもんだって思ってたからぁ…ヒック…調子にのっちゃったぁ…ゴメンよぉ…』

「…そっか…ゴメンね、電話切るよ」

姉友『あっ!ちょt』Pi

「…私が…姉友に話したからだ…だから…私がちゃんと話さなきゃ…」


146 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 23:54:26.53 6C5CJLgeo 104/208

~男の部屋~

(姉ちゃん…)

(ずっと姉弟だと思ってきたのに…今更…)

(…そうだよ…今更だよ…なんで今更なんだよ!)

(血がつながってるから…あの優しさも家族だからって思ってたから!!)

(…なのになんで…なんでそれを壊すんだよぉ…)

コンコン

男 ビクッ


147 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/24 23:55:24.62 6C5CJLgeo 105/208

『男ちゃん、御飯できたよ』

「あ…あ」

『早く来ないと冷めちゃうよ?』

「…」

『じゃ、先にリビングに行ってるからね』

トテトテ…

(姉ちゃん…いつもと変わらない…)

(…なんだよ…そんな優しくされたら…)

「…訳わかんなくなるじゃねーかよぉ…」ポロッ


148 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 00:02:08.67 /IIaflTfo 106/208

~リビング~

トントントン ガチャ

「…」

「…座って?」

男 ストン

「…御飯入れるね」

「…」

「…はい、どうぞ」

「…姉ちゃん、あのさ」

「先に御飯にしよ?お腹空いてると碌なこと考えないよ?ね?」

「…うん」

「…じゃ、いただきます」

「…いただき…ます」


149 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 00:03:10.54 /IIaflTfo 107/208

モグモグ

(息苦しい…姉ちゃんと話をしないだけでこんなに辛いとは思わなかった…)

「あ、ホウレン草にはオカカとお醤油をかけてね」

男 ドキッ

「あ、ああ…」

(姉ちゃん…見透かされてるみたいだ…)
  ・
  ・
  ・

150 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 00:03:43.38 /IIaflTfo 108/208

「…ごちそうさま」

「はい、お粗末さま。食器片付けるの、手伝ってくれるかな?」

「ああ…」

ガチャガチャ

「…あ、あのさ」

「…食器、洗い終わるまで…待っててくれるかな?」フルフル

(姉ちゃんの手が震えて…そっか…姉ちゃんも…)

「わかったよ」

(落ち着いて…落ち着いて…)ドキドキ
  ・
  ・
  ・

151 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 00:04:39.85 /IIaflTfo 109/208

「コーヒー、入れたよ」

「うん」

「もう砂糖とミルクは入れてるからね」ニコッ

「あ、ありがと」

ズズー

「あー…落ち着く…」

「ふふっ。よかったぁ」ニコッ

「…姉ちゃんさ、俺達ってホントに血はつながってないのか?」


152 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 00:06:16.62 /IIaflTfo 110/208

「…すっごくストレートだね」

「まあ、ね。最初は混乱したけど、姉ちゃんがあんまりにも普通にしてるからアホらしくなっちまってさ」

「普通じゃないよぉ。すっごくドキドキしてるんだから…」

「ははっ。…で、どうなん?」

「…そうだよ」

「そっか…いつから?」

「え?」


153 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 00:08:38.07 /IIaflTfo 111/208

「…いつから知ってたんだ?」

「…私は最初から知ってたよ?だって…私が4歳のときにお父さんとお母さんが結婚したから…」

「そっか…それで俺は知らなかったんだ…」

「うん…男ちゃん、まだ2歳だったもんね…」

「…最初ね、私を産んでくれたお母さんじゃないからって…受け入れられなかったの…」

「じゃあ…俺のことも受け入れられなかったのか?」

「ううん。私一人っ子だったから、妹か弟が欲しかったの。だから…ね?」

「そっか…」


154 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 00:09:28.54 /IIaflTfo 112/208

「…男ちゃん、聞いてもいいかな?」

「ちゃんと答えられるかわかんねーけどな」

「じゃあ…男ちゃんはその…どう思ったの?」

「なにが?」

「だから…血がつながってないって聞いて…ね?」

「どう思ったって…正直に言っていいか?」

「…うん」


155 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 00:15:00.59 /IIaflTfo 113/208

「…うちの親、再婚したのは知ってたけどさ…俺は再婚してからできた子だって思ってたんだ…」

「…」

「だってさ、姉ちゃん、俺のことずっとかわいがってくれてたしな」

「それに姉ちゃん、昔教えてくれただろ?なんで母さんのこと『おばちゃん』って呼んでるのか聞いた時にさ」

「…」

「そのとき、姉ちゃんは自分の父親だって言ってたし」

「そうだね…」

「…だから姉ちゃんと俺はたとえ半分でも血がつながった…ホントの姉弟なんだって…だから…」

「だから…実はまだ混乱しててよくわかんねーんだ」

「え?」


156 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 00:16:12.66 /IIaflTfo 114/208

「でもな、最初に気になったのは姉ちゃんのことなんだ」

「私のこと?」

「うん。今さ、ふたりっきりでこの家に住んでるだろ?」

「うん」

「で、俺は今まで姉ちゃんと血がつながってるって思ってたからさ…けど…姉ちゃんは血のことは知ってたんだろ?」

「…うん」

「それでさ、姉ちゃんがなんで二人暮らしをOKしたんだろ?…てさ」


157 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 00:17:06.64 /IIaflTfo 115/208

「…おかしい?」

「だって怖いだろ?オトコと一つ屋根の下なんだぞ?血はつながってないんだぞ?」

「関係ないよ、そんなの。家族だもん」

「でもさ、今回、俺は姉ちゃんとは赤の他人だって知らされt」
パチン!


158 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 00:18:09.70 /IIaflTfo 116/208

「いってぇ…姉ちゃん!なにすんだよ!!」

「男ちゃん!何年一緒に暮らしてきたの?今までずっと一緒に暮らしてきたじゃない!ずっと家族でいたじゃない!!」

「男ちゃんは!血がつながっていないからって!!今までずっと一緒に過ごしてきた時間をなかったことにするの!?」

「あ…」

「私はできない!男ちゃんと一緒に過ごした時間は私にとっても大事なものだもん!!」

「俺だって!」

姉 ビクッ


159 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 00:18:43.94 /IIaflTfo 117/208

「…俺だって…姉ちゃんと過ごした時間は大事だよ…けどさ…俺…姉ちゃんをどう見たらわかんねーんだよぉ…」

「…え?」

「…ずっと姉ちゃんが好きだった…けどそれは家族としてだと思ってた…なのに…血がつながってないって聞いて…」

「…」

「それが…女として好きなのかもって思っちまって…」

「それで…姉ちゃんに嫌われたらどうしようってさぁ…」

「…どっちでもいいよ」

「え?」


160 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 00:20:18.85 /IIaflTfo 118/208

「どっちでもいいよ。好きでいてくれるなら…ね?」

「あ、いや…こっちはそうも行かなくて…」

「さっきも言ったようにね、男ちゃんは私の大事な家族なの。だから嫌ったりしないよ。それより…」

「あーっ!よかったぁ!!男ちゃんに嫌われたかもって思ってたからドキドキしてたんだよ?」

「へ?」

「だってね、私は知ってたのに男ちゃんに教えなかったから…騙したって思われて…嫌われちゃうんじゃないかって…」

「それはないけど…」

「それじゃ、もうこの話は終わりにしよ?もうお風呂入らないとね。明日も学校でしょ?」

「う、うん」

「着替えとって来るね」ニコッ パタパタパタ…

(血がつながってるかどうかはこっちの性欲に影響してくるんだけど…)



161 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 00:26:59.27 /IIaflTfo 119/208

~翌朝~

ガチャ

「あ、おはよう。男ちゃん」

「お、おはよう」

「もう顔は洗った?早くご飯食べないと男友君が来ちゃうよ?」

「うん、いただきます」

「召し上がれ」

モグモグ

(姉ちゃん…いつもと変わらないな…あ、スリッパが…)


162 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 00:27:56.63 /IIaflTfo 120/208

モゾモゾ

「またスリッパが脱げたの?」

「う、うん。ちょっとゴメン」ノソッ

(えーっと…スリッパは…はうっ!また姉ちゃんのパンチラが!!)

(…だめだ!こんなことしてたら姉ちゃんを女として見てしまう!!)

スッ

「ごちそうさん」


163 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 00:28:28.36 /IIaflTfo 121/208

「もう行くの?」

「あ、いや…ちょっとトイレに…」

ジャーゴボゴボ…

「…ふぅ。さて、行くか」

ガチャ

「いってきまーす」

「あ、お弁当忘れてるよー」

「あ、ゴメンゴメン」

「ホントにもう、あわてんぼさんだね」クスッ

「じゃあ、行ってきます」

「はい。行ってらっしゃい」ノシ


164 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 00:29:07.05 /IIaflTfo 122/208

~男の高校・昼休みの教室~

男友「男がうらやましいぜ!」

「…お前、毎日それ言ってて飽きないか?」

男友「そんだけ羨ましいってことだよ!チクショウ!」グリグリ

「痛えよ」

男友「あー、俺がお前だったら、したいこといっぱいあんのになぁ…風呂覗いたり下着ちょろまかしたり…」

「やめろ」

男友「…いつもと反応ちがくね?なんかあったか?」

「…」

男友「…何があった?お前の表情からして深刻そうだが」

「!?」

男友「…場所、変えるか?」


165 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 00:29:38.64 /IIaflTfo 123/208

~校舎裏~

男友「で?何があったんだ?」

「…」

男友「言いづらいことか…お姉さんのことだな?」

「…お前、妖怪サトリか?」

男友「当たりか…それで?」

「…もし…もしだぞ?お前の妹が実は…血がつながってなかったら…どうする?」


166 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 00:31:01.59 /IIaflTfo 124/208

男友「…なるほどな」

「…」

男友「そりゃお前が悩むのもしょうがねーな」

「…お前に何がわかんだよ」

男友「つまりあれだろ?兄妹だった関係が崩れちまって、どう対応したらいいかわかんねーぞコンチクショウ!ってな状態なんだろ?」

「お前…そんなに頭よかったっけ?」

男友「何気に酷いなおい。で?」

「ん?」


167 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 00:31:41.91 /IIaflTfo 125/208

男友「じゃあ男、お前これからどうしたいんだよ」

「どうとは?」

男友「姉さんとの関係だよ」

「…」

男友「今までは血がつながってるからって感情を押さえ込んでたろ?」

「そんなことは…」

男友「…お前なあ、いつも姉さんの話ばっかしてるくせに、説得力無いぞ?」

「男友だって妹ちゃんの話ししてんじゃねーか」

男友「そりゃあな。俺は妹のこと、なんだかんだ言っても好きだからな」

「!?」


168 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 00:33:09.59 /IIaflTfo 126/208

男友「どんなに悪態ついたって、結局最後は面倒見てしまうしな」

「…」

男友「…もし妹が他人だったら…押し倒す自信はあるぞ?」

「変態だーっ!変態がここに居るぞー!!」

男友「変態言うな!じゃあお前はどうなんだよ」

「…へ?」

男友「へ?じゃねーよ。あんなキレイで優しい姉さんなんだぞ?俺なら理性を保つ自信は無い!」

ゴンッ


169 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 00:34:15.09 /IIaflTfo 127/208

男友「ってえなぁ」

「変なこと言うからだ!」

男友「変じゃねーだろ!欲求に正直なだけだ!!」

「それ以上言うな!」

男友「大体な、俺が前から姉さんが好きなこと知ってんだろ!一緒にいたら理性なんて吹っ飛んじまうわ!!」

「五月蝿い!」

男友「大体なぁ、姉さん、あの容姿だし大学でモテまくってんじゃねーの?そのうち彼氏連れて帰ってきたりしてな」

「黙れ!!それ以上言うと本気で殴るぞ!!」

男友「…それが結論じゃね?」

「なにがだよ!」

男友「…お前さ、そこまで熱くなってんのに、まだ気付かないのか?」

「っ!」


170 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 00:35:58.82 /IIaflTfo 128/208

男友「ま、信じたくないだろうけどな」

「…」

男友「男さ、姉さんの話ばっかしてんじゃん?俺から見ると完璧なシスコンなんだわ」

「…」

男友「今すぐには無理だろうけど…冷静になったらもう一度、ちゃんと考えてみろよ。急ぐ必要はないからさ」

「…ああ、ありがとう」

男友「けど…あーあ!俺失恋確定かよー!!」

「え?お前マジだったの?」


171 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 00:38:20.23 /IIaflTfo 129/208

男友「ったりめーだろ!?でなきゃ毎日お前を迎えになんていかねーって」

「はは。お前のおかげですっきりしたよ」

男友「あー、けど落ち込むなぁ。明日から何を希望に生きてきゃいいんだ?」

「えーっと…その…すまん」

男友「気にすんなって。謝礼はお姉さんの手料理でいいから」

「よし、今度妹ちゃんに会ったら男友が押し倒したいって言ってたぞって教えてあげよう」

男友「いやそれマジやめてお願いだから口聞いてもらえなくなる小遣いせびられる」


172 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 00:39:43.33 /IIaflTfo 130/208

~姉の大学近くのカラオケ屋~

姉友「すいませんでしたぁぁあああ!!!」ドゲザー

「ちょっ!ちょっと!!そんなことしないで!声が大きいってば!!」アタフタ

姉友「で、でもぉ!」

「はいはい、とりあえず涙と鼻水と涎拭いとこうね」フキフキ

姉友「う゛う゛…だ…だっでぇ~」

「…いいの。いずれは分かることだったんだし…ね?」

姉友 チーン


173 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 00:43:38.20 /IIaflTfo 131/208

「そりゃあ…びっくりしちゃったけど…いきなりだったからね」

姉友「けど!それで姉と男君の関係がおかしくなっちゃったら!あたしの責任だから!!」

「それは…大丈夫だよ?」

姉友「…え?」

「私たちには…今まで一緒に過ごしてきた時間があるからね」

「それに、男ちゃんが私をどう好きなのかなんて…まだ分からないし」

姉友「けどぉ!姉は!」

「うん、私は男ちゃんが…好き。だけどね、私はそれを…どういう“好き”にしたいんだろ?」

姉友「…え?」


174 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 00:44:13.68 /IIaflTfo 132/208

「実はね…私もまだよく分かってないんだ。えへっ」

姉友「あんた…なんでそんなに余裕があるのよぉ…」

「だって私達、小さい頃からずっと一緒に暮らしてきたんだもん」

「お互いのいいところも、そうでないところも、誰よりも知ってるから…ううん、違うなぁ…」

「いつも一緒にいるのが当たり前だったから…今更離れるなんて無理だし…」

「…きっとね、体の一部みたいになっちゃってるの。お互いにね」

「だから…うん、きっと大丈夫!」ニコッ

姉友「うわぁあああん!姉~!!!」

「よしよし」ポンポン


175 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 00:45:51.68 /IIaflTfo 133/208

~数日後・家~

「…ただいま」

「おかえりー。今日はハンバーグよ」

「ハンバーグ…ひさしぶりだな」

「ふふっ。ちょっと待っててね」

(姉ちゃん…)

~~~~~~~~~~

 「あ、おかえりー。今日は赤魚の煮付よ」
   ・
   ・
   ・
 「おかえりー。お風呂湧いてるから先に入っててくれるかな?」
   ・
   ・
   ・
 「おかえりー。今日は自信作なの。竜田揚げよ」
   ・
   ・
   ・

176 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 00:46:53.50 /IIaflTfo 134/208

 「おかえりー。~~~」

 「おかえり。~~~」

 「あ、おかえりなさーい。~~~」
   ・
   ・
   ・

~~~~~~~~~~

(毎日必ず『おかえり』って言ってくれて…)

(飯作ってくれて…家事してくれて…)

(俺のために…毎日毎日…)ポロッ

「あ、もうすぐできるから…どうしたの?」

「え?…あ」ゴシゴシ

「…た、玉ねぎの汁が飛んできたかな?あははは…部屋に荷物置いてくるわ」

トタタタ…

「…」


177 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 00:47:55.08 /IIaflTfo 135/208

~食事中~

「いただきまーす!」

「召し上がれ」

「おーっ!このハンバーグ最高!!」

「…」

「…つ、付け合せのジャガイモとにんじんのソテーもうまい!」

「…男ちゃん…」

「さらには!このコーンスープ!!もはや神の領域!!」

「男ちゃん!」

ビクッ


178 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 00:48:55.10 /IIaflTfo 136/208

「な…なんだよ、姉ちゃん」

「まずは深呼吸して?」

「なんで?」

「いいから」

「…わかった。すぅ~~~~~…はぁ~~~~~…。これでいいか?」

「うん。じゃ、食べよ♪」

「…へ?」


179 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 00:50:26.61 /IIaflTfo 137/208

「…男ちゃん、さっきは妙に力が入ってて、見るからに大袈裟だったの」

男 ギクッ

「だからね、もっと力を抜いて?でないと味も分からないでしょ?」

「う…うん」

「だから、深呼吸。力が抜けたでしょ?」

「うん…」

「これからもね、力が入ってるなーって思ったときは、深呼吸して落ち着いて…ね?」

「…うん、わかったよ」

「…さ。早く食べないと冷めちゃうよ?」ニコッ

(やっぱ姉ちゃんにはかなわねーわ…)


180 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 00:51:29.76 /IIaflTfo 138/208

~クリスマスイブ・家~

「♪じんごーべー じんごーべー じんごーおーざーべー♪」

「あははは。男ちゃん、歌い方が変だよー」

「よーし!シャンパン開けるぞー!」

「あ!ちょっと!ダメェ!こっちに向けないでー!」

シュポーン!

「あ、姉ちゃん!グラスグラス!!」

「あ、はい!」

「よっと…はい、姉ちゃん」

「ありがとう」ニコッ

「どういたしまして」

「それじゃ」

「「かんぱーい!」」


181 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 00:52:19.80 /IIaflTfo 139/208

「スンスン…これ、アルコール入ってないよね?」

「どれどれ?…あ、0.00%だからノンアルコールだわ」

「じゃあ安心して飲めるね♪」

「姉ちゃん、飲めないのか?」

「今のは男ちゃんが安心して飲めるってこと!私は…」

「…飲んだことないなぁ」

「飲まないのか?」

「うーん、前にビールを舐めたことがあるんだけどね?」

「酒乱になったとか?」

「ううん、ちがうよぉ。私はそんなに酒癖悪くない…と思うよ?」


182 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 00:54:24.82 /IIaflTfo 140/208

「なにその微妙な間。それで?」

「うん、苦くて飲めないって思っちゃったの。それからは飲んでないなぁ」

「そっか。うん、安心したよ」

「え?」

「だって酒飲んで暴れてる姉ちゃんなんか見たくねーもん」

「私は酒乱で確定なの?酷いなぁ」クスッ

「ま、飲みたくなきゃ飲まなきゃいいじゃん。それよりケーキケーキ♪」

「あ、うん。今日のは甘さ控えめにしてあるからね」


183 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 00:55:09.87 /IIaflTfo 141/208

「サンキュー。んじゃ、二つに切って…」

「ふふっ。大きいほう取っていいよ」

「んじゃこっち!」

「はい、どうぞ」

「んまい!やっぱ姉ちゃんが作るもんは何でも最高だな!」

「ふふっ。おだてても何にもでないわよ?」

「あ、そうだ!忘れてた!!」

「え?」

「ちょっと待ってて。取ってくる」トタタタ


184 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 00:57:00.14 /IIaflTfo 142/208

~男の部屋~

「えーっと、どこに置いたっけ?」ガサゴソ

「あ、あったあった…ん?…あ!」

「姉ちゃーん!姉ちゃーん!!早く早くー!!」

トテテテ

「大声出してどうしたの?」

「姉ちゃん!ほら、雪だよ雪!」

「え?…あ!ホントだ!!窓開けてみよう?ね?」

ガラララ

「うおっ!さぶっ!!なんか羽織るもの…」

「うわあ…」


185 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 00:57:32.89 /IIaflTfo 143/208

シンシン…

「…クリスマスイブに雪なんて…初めてじゃね?」

「ホント…ホワイトクリスマスだね…」

フサァ

「え?」

「そのままじゃ寒いだろ?俺のジャンパーで悪いんだけど、羽織ってれば大分違うからさ」

「うん…ありがとう…」


186 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 00:58:18.20 /IIaflTfo 144/208

シンシン

「…静かだね…」フッ…

ドキン!

(今の姉ちゃん…すっげえ可愛かった…)

「ん?どうしたの?」ニコッ

「あ、いや…なんでも…」

「そう…」

(あー、男友の言うとおりだわ…俺…姉ちゃんのこと…)


187 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 00:59:00.30 /IIaflTfo 145/208

ガサッ

「あ、そうだ。姉ちゃん、これ…」

「え?…これって…」

「うん。クリスマスプレゼント。姉友さんにお店教えてもらってさ…」

「…開けていいの?」

「うん」

ガサゴソ

「…うわあ!新しいエプロンだぁ!ありがとう、男ちゃん!!」

「よかった。喜んでもらえて」

「ちょうど新しいのが欲しかったの!ちょっと着けてみるね?」


188 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 01:00:22.14 /IIaflTfo 146/208

シュル

「どうかな?」フリフリ

「うん。似合ってる」

「えへへ。…ありがとう、男ちゃん♪」キュッ

(う、腕にしがみついて…柔らかいものが当たってるじゃねーか!)

「ありがとう男ちゃん!…あっ」


189 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 01:01:00.11 /IIaflTfo 147/208

「ん?どうした?」

「私…クリスマスプレゼント…まだ出来てないの…」

「できてないって…手作りのものなのか?」

「うん。マフラー。もうすぐできるんだけどね…」

「ありがとう。気持ちだけ前払いで貰っとくよ」

「…うん。でも…私だけ貰って…なんだか悪い気がして…」キュッ

「…だったらさ…目、瞑ってくれないか?」

「え?…こう?…ん!」

チュッ


190 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 01:01:38.22 /IIaflTfo 148/208

「…」

「…」

「…好きだ」

「!!」ダキッ

「!?」

「…グスッ…」ギュッ


191 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 01:03:13.59 /IIaflTfo 149/208

「…突き飛ばされると思った」

「そんなこと…スン…しないよぉ…」

「…ヒック…だって…わ、私も…好き…だもん…ヒック」

「そっか…ありがとう」

「えへへ…ヒック…男ちゃん、順番…逆だよぉ…」

「…へ?」

「だからね」

「キスより先に…ヒック…好きだよって…言わなきゃ…ね?私の…ファーストキスだったんだから…」

「あ、ゴメン…」

「…ねえ、もうしばらくこのままで…」

「ん、わかった」


192 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 01:12:39.44 /IIaflTfo 150/208

「姉ちゃん…」グイッ

「…だーめ」スッ

「え?」

「男ちゃん、受験でしょ?だから無事に合格するまでは…ね?」

「…わかったよ…」

姉 ギュッ

「…姉ちゃん」

「…なあに?」

「あの…おかわり…」

「…うん」

チュッ


193 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 01:14:42.65 /IIaflTfo 151/208

~年末・家~

「「ただいまー!」」

「おかえりなさーい」

「おかえり」

「おー、ふたりとも元気そうだな!」

「お父さんたちこそ」クスッ

「ここ何日かで急に冷えてきたわね。風邪ひかなかった?」

「馬鹿は風邪ひかないって言うだろ?」

「もうすぐ受験なのに…大丈夫かしら?」

「ひでえな…それより、話があるんだ」

「ん?とりあえずリビングに行こう。玄関は結構冷えるからな」


195 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 01:17:48.53 /IIaflTfo 152/208

~リビング~

「ふぃ~…あったまってきた」

「はい、温かいお茶」

「ありがとう、姉」

「それで?話ってなんだ?」

「うん…実はさ…俺と姉ちゃん、血はつながってないんだろ?」

「「!?」」


196 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 01:19:08.94 /IIaflTfo 153/208

「…」

「…ごめんなさい、男。高校を卒業したらちゃんと話そうって思ってたんだけど…」

「いや、それはいいんだ。いずれ言うつもりだったんだろ?」

「ああ…」

「それでさ、二人に話したいことがあるんだ」

「…何かしら?」

「俺…姉ちゃんと付き合うことにした。結婚を前提として」

「!!」ガタッ

バキッ!ドターン!!


198 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 01:22:05.42 /IIaflTfo 154/208

「男ちゃん!」

「…ってえ…」

「いいい、いきなりなんだっ!今まで姉弟だったって言うのに!!血がつながってないと分かった途端つつつ、付き合うだと!!」

「よくもそんなことが言えたもんだな!この馬鹿もんがぁ!!」

「お父さんっ!」

「母さん!なにが『あの二人なら大丈夫』だ!!こんな…っ!何が大丈夫なんだ!!」

母 キッ

「…あ、姉も姉だ!そんな節操の無い娘に育てた覚えは無い!!」

「お父さん!…私はっ!!…っ!!」ギリッ…

「くっ!…頭を冷やしてくるっ!」

ガチャ バタン

「お父さん!待って!!」

ガチャ バタン


199 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 01:22:54.86 /IIaflTfo 155/208

~家の前~

「お父さん…」

「…」

「お父さん…家に入ろ?ね?」

「…俺は認めん!」

「認めてもらえなくてもかまいません。私は男ちゃんと…結婚します」

「なぜだ!俺はお前たちを姉弟として育ててきた!!なぜこんなことに…」グスッ

「…ごめんなさい」


200 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 01:24:15.26 /IIaflTfo 156/208

「…いつからだ…」

「…クリスマスイブの…ううん、小学校のころから好きだったの…」

「!?」

「私が小学校2年の時にね、男ちゃんが私をかばって大怪我したことがあったでしょう?」

「…ああ…」

「あの時…私、苛められてて…その時にね、男ちゃん、自分より大きな相手に向かっていってくれたの…」

「…男ちゃんは命がけで…私を守ってくれたの…」

「男ちゃん、怖かったと思うよ?でも…だから…男ちゃんは何があっても私を助けてくれるんだって…だから…だから…」


201 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 01:26:36.43 /IIaflTfo 157/208

「姉は…それからずっと男のことを…」

「そうだよ…だから…お願い、お父さん」

「…くぅぅ…おぐっ…」

「お父さん…」

「…本気かっ!」

「うん…」

「幸せになる自信はあるかっ!!」

「…はい」

ヒュウウウ…


202 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 01:27:19.07 /IIaflTfo 158/208

「…やっぱり俺は納得できんっ!」

「お父さん!」

父 ギュッ

「…けどっ…み…認めてやるっっ!!」

「お父さん!ありがとう!!」

「ただし!条件がある!!」

「…条件…?」


203 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 01:29:13.65 /IIaflTfo 159/208

~その頃・家の中~

「あー、結構いいパンチだったな…いて…」

「大丈夫?」

「うん…怒ってないのか?」

「…男、本気なの?」

「ああ」

「だったら私が言うことは何もないわ」

「…へ?」


204 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 01:29:56.04 /IIaflTfo 160/208

「姉はね、ずっと…男のことを見てたのよ?」

「母さん、なんで…」

「あの子…小学校のころから男ちゃんのお嫁さんになるんだって言って、私にいろいろ教わりに来てたのよ?」

「え?」

「ふふっ。まさか本気だとは思わなかったけどね」

「姉ちゃん…あの約束を守ってくれてたのか…」

「…姉はね、男のために頑張ってきたの。だから…絶対に泣かすんじゃないわよ?」

「…ありがと、母さん」


205 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 01:31:16.31 /IIaflTfo 161/208

「それにしても…さっき姉が黙ってたのはなぜ?」

「まあ、それはね」

「え?…ひょっとしてあなた…」

「いやまあ、あそこで姉ちゃんが俺の味方したらさ、父さん、孤立しちゃうだろ?」

「そしたら父さんも気持ちに折り合いがつかないままになっちまうんじゃね?」

「それで…」

「まあ、俺もさ、父さんが好きだし、ケンカしてそのままって言うのは嫌だったからな。だから姉ちゃんと相談して…」


206 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 01:32:26.75 /IIaflTfo 162/208

「そう…じゃあ殴られるのも?」

「…覚悟はしてたけど…やっぱ痛いな。ははっ」

「男…あなた、いいオトコになったわね」

「俺なんかより姉ちゃんのほうがすげえよ」

「そうかもね。でもあなたもすごいわよ?」

「ま、母さんの子供だからな」

「嬉しいこと言ってくれるわね。あなた達二人は私の自慢の子供よ」

「その割にはさ、小さい頃から姉ちゃんばっか相手にしてたよな」

「あら、当然じゃない。女はね、群れたがるものなのよ?」

「まったく…」


207 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 01:33:22.04 /IIaflTfo 163/208

「…そろそろ二人が入って来る頃ね」

「そんなことまでわかるのか?」

「当然よ。何年家族してると思ってるの?さ、立って。それとも怖気づいた?」

「また殴られるかもって思うと…少しな」

「しっかりしなさい。あなたはこれから姉を守っていくんだから。ね?」

「ああ」

「大丈夫よ。お父さんのことは姉に任せれば。姉を信じましょ?」

「そうだな」

ガチャ

「…」


208 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 01:34:19.17 /IIaflTfo 164/208

「…ほら、お父さん…」

「父さん…」

父 ギロリ

「俺は姉ちゃんと結婚する。そして父さんや母さんといっしょに暮らしていきたいんだ」

「…本気か?」

「ああ」

「姉を…幸せにするか?」

「…約束はできない」

「「!?」」


209 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 01:35:49.74 /IIaflTfo 165/208

「けど、一生、姉ちゃんを幸せにする努力はする」

「男ちゃん…」ギュッ

「…………それ…で…いい!」

「お父さん…」

「…認めてやるっ!」

「ありがとう!父さん!!」

「ただし!」

「…ちゃんと大学に行って、就職するまで結婚はするな!それまでは…俺と母さんの子供でいろ!!」

「…ああ、わかったよ」

「それからっ!…子供は結婚するまで作るな!!」

「あ、ああ」

姉 カァァ//


210 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 01:36:32.46 /IIaflTfo 166/208

「…俺はまだ納得したわけじゃない。…男、もしお前が約束を守らなかったら…姉は渡さん!!」

「わかったよ…ありがとう、父さん」

「グスッ…じゃあ御飯にしましょ。ほら、みんな席に座って。お父さんも」

「グスッ…久しぶりにみんな揃ったね!それじゃ…」

一同「「「「いただきます」」」」


211 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 01:37:11.28 /IIaflTfo 167/208

~姉の部屋~

「ごめんね?痛かった?」ナデナデ

「ああ…けど覚悟はしてたからな」

「ありがとう、男ちゃん」

チュッ

「姉ちゃん…」

「ベッドに腰掛けよう?」

「うん」

ミシッ


212 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 01:38:12.57 /IIaflTfo 168/208

「…こほん。男ちゃん、膝枕…しよ?//」

「え?」

「…いや?」チラッ

「いいえ!お願いします」

ゴロン

「姉ちゃん…」

チュッ

「ふふっ。頑張ったから…ご・ほ・う・び♪」ナデナデ

(あ…姉ちゃん、ブラウスが膨らんで…結構胸があるんだな…それにいい匂いが…)

「…え?」

フッジサーン


213 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 01:38:51.56 /IIaflTfo 169/208

「…男ぉ?」ジトー…

「いやこれは姉ちゃんがあんまり魅力的だから仕方ないよ生理現象だし」

「…したい?」

「へ?…う、うん」

ペシッ

「いだだだだ!頂点を叩くなって!!」

「私はそんなに軽くないですよーだ!ふふふ」

「いってぇ…あ、折れちまった…」

「え?あの…大丈夫?」

「う~…ダメかも…」

「ど、どうしよう?」オロオロ


214 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 01:40:01.39 /IIaflTfo 170/208

「なーんてな!あははは。びっくりした?」

「え?…あ!もう!!脅かさないでよぉ!もう出来ないかもって思ったでしょ!!」

「何が出来ないって?」ニヤニヤ

「!?ばか!もう知らない!!//」

「あははは。姉、真っ赤だぞ」

「そんなこと言う人は結婚するまでお預けにします!!」

「え!?ちょっ…タンマタンマ!私が悪うございました!!お許しくださいお代官さまぁ!!」

「ふーんだ。ふふふっ」


215 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 01:40:35.16 /IIaflTfo 171/208

【エピローグ】

~5年後~

「男ちゃーん!来たよー!!」

「おー、きたか。どれどれ?」

チョキン ガサガサ

「…どう?」

「…」ガクッ

「え?…ダメ…だったの?」

「…採用でしたーっ!」

「ひゃっ!…もうっ!びっくりしたじゃない!!」ペシペシ

「ははっ。ゴメンゴメン」


216 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 01:41:05.09 /IIaflTfo 172/208

「ホントにもう…今日はごちそう、作らないとね♪」

「ああ、父さん達にも連絡しないとな」

「そうだね。また転勤で地方に行っちゃったから…」

「まあ、おかげで新婚気分なんだけどな」

「ふふっ。そうだね」

「よし、じゃあ俺が連絡するわ」

「じゃあ私はご飯作るね」ニコッ


217 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 01:41:39.63 /IIaflTfo 173/208

~夕食~

「はい、男ちゃん。ビールどうぞ」

「お、ありがとう。発泡酒だけどな」

「もう!そんなこと言わないの!!」

「まあまあ。これから俺の稼ぎで姉ちゃんを養っていくんだからさ」

「私のお給料もあるから、そんなに苦しくはならないでしょ?」

「いや、これは俺の矜持というか…」

「それに、姉ちゃんの給料はさ、今までどおり貯金しとこうよ。何かあったときのためにさ」


218 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 01:42:13.49 /IIaflTfo 174/208

「うん、男ちゃんがそういうなら…」

「…しばらくは貧乏するけど…ついてきてくれるか?」

「当然じゃない!」

「これで父さんの出した条件も全部クリアしたし、あとは結婚に向けて頑張るぞー!」

「ふふっ。不束者ですがよろしくお願いします」ペコリ

「こちらこそ若輩者ですが、よろしくお願いします」ペコッ


219 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 01:43:12.92 /IIaflTfo 175/208

「ね。覚えてる?」

 ---幼いころの約束は

「え?」

 ---いつか忘れると思っていた

「ほら、これ」

 ---でも

「小指?…あ」

 ---時がたつほどに

「思い出した?」

 ---想いは強くなっていった

「ああ」

 ---そして


220 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 01:44:05.70 /IIaflTfo 176/208

「あのときの約束…」

 ---血がつながっていないことも

「…覚えてるよ」

 ---ずっと想ってくれていたことも

「「♪ゆーびきーりげんまん」」

 ---全てが分かったとき

「「♪嘘ついたら針千本のーます」」

 ---押さえていた感情があふれ出した

「「♪指切った!」」

 ---もう離したくない

「…男ちゃん」

 ---これからもずっと一緒にいたい

「ん?」

 ---だから…


「約束…守ってくれてありがとう」


~END~


223 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 01:46:46.44 /IIaflTfo 177/208

これで終わりです
ありがとうございました>>ALL


243 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 21:25:04.25 /IIaflTfo 178/208

【番外編・姉友と男友】

~クリスマスイブ~

「おいクズ。テメエに客だぞ」ゲシゲシ

男友「…ん?ふぁああ…どうせ男だろ?上がってもらえ…」

「ちげーよ。女だよ。しかもベッピンのな」

ガバッ

男友「なにぃっ!!!」タタタタ

「…チッ」

姉友「やっほー♪」

男友「あ…姉友さん?どうしてここに?」

姉友「あー、やっぱり忘れてるー!」


244 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 21:25:35.87 /IIaflTfo 179/208

男友「えっと…なんでしたっけ?」

姉友「一昨日話したじゃん!クリスマスイブはお互いヒマだからどっか行こうってさ!!」

男友「昨日?…あ」

~~~~~~~~~~

 「すっかりクリスマスムードだな」

 男友「ああ、俺たちは受験でのんびり楽しむ余裕なんてないけどな」

 「ああ、そうだな」

 男友「お前はいいよな!お姉さんと二人っきりで過ごすクリスマス!羨ましいぜ!!」

 「あ、男ちゃん?」

 男友 ビクッ

 「ああ、姉ちゃん…と姉友さん」

 姉友 ビクビク


245 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 21:26:17.78 /IIaflTfo 180/208

 男友「…男、あの人怯えてるみたいだぞ?」

 「ん?あ、ああ…」

 男友(あ、ひょっとしてあの人がばらしちまったのか?)

 「あー、もう気にしてませんから。大丈夫ですよ、姉友さん」

 姉友「…ほ、ホント?」ビクビク

 「ね?だから言ったでしょう?」

 男友「あ、やっぱり」

 「ん?どうした?」

 男友「なんでもない。それよりあの人美人じゃね?紹介してくれよ」

 「…お前、節操がねーなぁ」

 男友「いいだろ?それともお前は俺に寂しいクリスマスを過ごせと?」


246 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 21:26:58.47 /IIaflTfo 181/208

 「お前には妹ちゃんがいるだろーが」

 男友「最近冷たいんだよあいつ…だからプレゼントでポイント稼ごうとだな」クドクド

 「ええい!鬱陶しい!!…まあ、紹介するぐらいなら。姉友さん、こいつは俺の友達で男友って言います」

 男友「姉友さん、俺、男友って言います。よろしくお願いします」

 姉友「あ、は、はい。よろしく…」

 男友「で、さっそくなんですが、お願いがありまして」

 姉友「は、はい」ビクビク

 男友「妹のクリスマスプレゼントを選ぶのに付き合ってください」

 姉友「ははは、はい?」

 「なんだよ、俺に付き合えっていってたくせに」

 男友「やっぱこういうのは女性のほうがいいだろ?お姉さんは家事があるから無理だしさ」

 姉友「…」


247 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 21:27:46.53 /IIaflTfo 182/208

 男友「と、言うわけで、一緒に来てくださいませんか?」

 「あ、姉友?イヤだったら…」

 姉友「ううん、いいよ。一緒に選んだげる」

 男友「ありがとうございます。それじゃ」

 姉友「じゃあね。姉、バイバーイ」ノシ
  ・
  ・
  ・
 姉友「…気がきくじゃん」

 男友「何のことですか?」

 姉友「あたしがさ、男君を怖がってるのを知ってて嘘ついたんでしょ?」

 男友「嘘じゃないですよ?それに…」

 姉友男友「「…姉と男君をふたりっきりにさせたかった」」


248 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 21:28:37.21 /IIaflTfo 183/208

 姉友「あははは。いいオトコじゃん、君」

 男友「男友です。…これからどうします?」

 姉友「あ、今日はもうちょっとしたらバイトがあるから…メアド交換しよ?」

 男友「いいんですか?」

 姉友「いいんですよ。君のこと気に入ったからね。もしよかったらクリスマスイブ、どっか行こうよ」

 男友「マジっすか?」

 姉友「マジっすよ。どうせさ、あたしも独りで時間持て余すとこだったんだぁ」

 男友「分かりました。じゃあ、どこか行きたいとこあります?」

 姉友「んー、あとでメールで決めよう?そろそろバイトの時間だし」

 男友「了解です」

 姉友「あははは。それじゃ」

 男友「じゃあ、また」

~~~~~~~~~~

姉友「で、メールして、とりあえず男君のうちに迎えに行くことになって」

男友「あー、思い出しました。ちょっと待ってください、服着替えて来るんで」

姉友「はいはーい」


249 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 21:29:30.41 /IIaflTfo 184/208

~男友の部屋~

男友「さて、こんな感じかな?」

ガチャ

「…」

男友「ん?どうした?お前も服を着替えて…出かけるのか?」

「…行く」

男友「ん?そうか。だったら鍵をちゃんとかけてけよ?」

「…このクズが。テメエと一緒に行くっつってんだよ!」

男友「…は?」

「テメエみてーなクズ、あんなベッピンと一緒にいたら何しでかすかわかんねーだろーが!!」
  ・
  ・
  ・

250 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 21:30:01.27 /IIaflTfo 185/208

男友「…と言うわけなんですが…」

姉友「あたしゃ一緒でもいいよ。妹ちゃんだっけ?よろしくね」ニコッ

「あ、はい…よろしくお願い…します…//」

男友「…何赤くなってんだ?」

「!?うっさいクズ!!」ゲシゲシ

姉友「かわいい服着てるねー。妹ちゃん、いくつ?」

「あ、15歳です」

男友「あ、こいつ早生まれなんで、今高1なんですよ」

姉友「そっかー」

「うっさい!クズが!!」ゲシゲシ

男友「だから痛いって」


251 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 21:30:43.33 /IIaflTfo 186/208

~姉友の車~

姉友「じゃあ、どこにいこっか?」

男友「今日はどこに行ってもカップルだらけでしょうから…ボーリングかカラオケが無難じゃないかな?」

「…チッ。バカの一つ覚えみたいに…」ボソッ

姉友「うーん、ボーリングは待ち時間が長いかもねぇ。カラオケにしよっか」

男友「はい。妹もいいよな?」

「あ、あたしは何でも…」

男友「何猫被ってんだよ」

「うっさい!!」


252 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 21:32:26.82 /IIaflTfo 187/208

~カラオケ屋~

イエーイ!! パチパチ

姉友「あーっ!喉渇いたー!!」

「あ、じゃあ」

男友「妹は次歌う番だろ?俺がドリンクバーに行ってくるよ。なにがいいですか?」

姉友「あたしコーラ!」

男友「はーい。妹はオレンジでいいよな?」

「…チッ」

男友「了解。行ってくるわ」

ガチャ パタン


253 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 21:33:25.57 /IIaflTfo 188/208

姉友「…妹ちゃん、もっと素直になったほうがいいよ?」

「!?」

姉友「ホントは甘えたいのにさぁ、どう甘えたらいいかわかんなくってキツイ態度をとっちゃう…ちがう?」

「…//」

姉友「ま、でしゃばったことはしたくないからこの辺で。でもさ」

「?」

姉友「男友君、いいよねー。清潔感があって背も高いし。年下って言うのがネックかな?って思ってたけど…問題無し…かな?」

「あ、兄は…姉友さんのお眼鏡に適いそうですか?」

姉友「十分だと思うよ?妹思いで周りにまで気を使える、いいオトコじゃん」

姉友「ま、細かいとこはさ、これから吟味していくんだけどね」ニコッ

「…よかった…です。あいつが聞いたら喜びます…」

姉友「妹ちゃんのほうは?」

「…はい?」


254 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 21:33:59.44 /IIaflTfo 189/208

姉友「妹ちゃんはいないの?カ・レ・シ」

「い、いえ…あたし…兄に似てて男みたいな顔してるからその…彼氏とか出来なくて…」

姉友「そっかなー?妹ちゃんの顔立ちならメークすりゃ美人になるよ?高1だっけ?そろそろメイクも覚えなきゃね」

「で、でも!メイクしても…せ、性格が…」

「きっと…あんな兄がいるからそのせいでこんな性格に…」

「だから…姉友さんみたいなキレイなお姉さんだったらこんな性格には…」

姉友「えらい言われようだね、男友君」

男友「まったくです。そんなに悩んでるんだったら相談してくれりゃいいのに…」

「!?テメエこのっ!!」ブンブン

男友「だーっ!マイク振り回すな!!あぶねーだろうーが!!」


255 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 21:34:58.70 /IIaflTfo 190/208

「どこから聞いてた!!」

男友「部屋を出かけて、お盆とグラスを忘れてたんで持って行こうとしてたとこだったからこの部屋から出てない。で、最初から聞いてた」

「なっ!?最初から!?テメエこのクズ!!」

姉友「きゃーっ。じゃあ、あたしが男友君を気に入ったことも聞かれてたのねーっ」

男友「ワザと聞かせてたくせに。でも、嬉しかったです」

姉友「みたいだねー。いきなり妹ちゃんの後ろでコサックダンス踊りだすから笑いをこらえるのが大変だったんだから」

「うぜえ…」

男友「まあまあ。それより、これからどうします?」

姉友「どうとは?」

男友「ですから、お試し期間中とはいえ両想いなんだし、町に繰り出してみませんか?」

姉友「お?言うねぇ。妹ちゃんも一緒に来るでしょ?」


257 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 21:37:32.22 /IIaflTfo 191/208

「い、いいんですか?」

姉友「あったり前でしょ?あ、その前に…」ゴソゴソ

「?」

姉友「妹ちゃん、顔、こっちに向けてくれる?」

「は、はい」

姉友「今からメークするからねー。じっとしててよー」

「え?いやそのっ…ええーっ!?」

姉友「動かないのっ」

「は、はい…」
  ・
  ・
  ・

258 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/25 21:38:04.46 /IIaflTfo 192/208

姉友「で?感想は?」

妹 モジモジ…

男友「…ほ、ホントに妹ですか!?」

姉友「そうだよー。おねーさんの手に掛かればこんなもんだいっ!」エッヘン

「…ど、どう?」

男友「…め」

「め?」

男友「メッチャクチャかわいいぃぃぃぃ!!!!!!」

「ちょっ!ばかっ!声でかいって………そ、そうかな?//」

姉友「よし!そろそろ街に繰り出しますか!!」

「り、両手に華だね。おお、お兄ちゃん」

男友「…へ?」

「だ、だから…」

「か…かわいい妹とっ!」

姉友「キレイなお姉さんっ!」

男友「…おう!俺は幸せもんだー!!」


~【番外編】 男友もげろEND~


274 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/27 00:17:46.32 mZVA+qeoo 193/208

~正月~

ピンポーン

「はーい」

ガ ガチャ

男友「あけましておめでとー」

「おう、おめでとう」

男友「準備できてるか?」

「あー、もうすぐできると思うけど…姉ちゃーん!」

「はーい。いま行きます」パタパタ


275 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/27 00:19:15.74 mZVA+qeoo 194/208

「遅いぞ姉ちゃん」

「ごめんなさい。戸締りを確認してたから」

男友「あ、お姉さん、あけましておめでとうございます」

「あけましておめでとう、男友君」

「じゃ、行こうか」

「はい」

ガチャ ガ


276 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/27 00:19:43.48 mZVA+qeoo 195/208

姉友「あけましておめでとー、おふたりさん」

「あ、あけましておめでとう、姉友」

「おめでとうございます、姉友さん」

男友「あ、お姉さんたちは後ろに乗ってください」

「了解」

ガチャ

「あ、あけましておめでとう」

「…あれ?」


277 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/27 00:22:09.35 mZVA+qeoo 196/208

姉友「あ、狭いけどごめんねー」

「あ、いや…えっと…初対面ですよね?」

「は?」

「あ、俺、男って言います」

姉友「あははは!」

「どうしたの?…あら?」

男友「くくく。よく見てみろよ」

「ふふふ。男ちゃん、よく見て?」

「え?姉ちゃんの知り合い?」

「…いつもうちのクズがお世話になってます」

「…へ?」


278 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/27 00:22:34.98 mZVA+qeoo 197/208

「だからぁ!」

「あっ!ひょっとして妹ちゃん!?」

「そうです!」

「そっかー、ぜんぜんわかんなかったよ」

姉友「あははは。あたしが気合入れてメイクしたからねー」

「そ、そんなに変わったかな?」

「う、うん…本気でわかんなかった」

「ど…どうかな?」

「すげえかわいくなった…」


279 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/27 00:26:14.63 mZVA+qeoo 198/208

男友「手ぇだすなよ男!」

「ださないって」

「ホントかな?」

「ホントだって!」

姉友「ぁゃιぃ…」

一同 ジトー…

「ちょっ!なんでっ!俺は姉ちゃん一筋だって!!」

姉友「あははは。うろたえすぎだよ、男君」

男友「でもよかったな、妹。男もかわいいっていってくれて」

「う、うん//」

「…」


280 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/27 00:26:55.03 mZVA+qeoo 199/208

姉友「さ、早く乗って?早く行かないと初詣、混んじゃうからさ」

「あ、はい。じゃあ俺が真ん中に…」

「いいよ、私が真ん中に座るから。ね?」

「あ、いや。やっぱ俺が」

「いいから!」グイッ

「姉ちゃん、なんかおかしいぞ?」

姉友「あははは。姉ってばやきもち焼いてるー♪」

「姉友!」


281 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/27 00:33:04.41 mZVA+qeoo 200/208

男友「はじめて見ましたよ、お姉さんがやきもち焼いてるところ」

「そうなん?」

「知りません!」プクー

「あの…すみません…」

姉友「いいのいいの。それよりさあ…よかったね、妹ちゃん!」

「え?」

姉友「いまの妹ちゃん、すっごくかわいいって証明されたじゃん。姉がやきもち焼くほどにね」

「もう!姉友ったら!!」

姉友「あははは。んじゃ、出発するよー」


282 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/27 00:34:08.26 mZVA+qeoo 201/208

~初詣~

カランカラン

男友(無事に大学に合格できますように…)

(男ちゃんが大学に合格できますように…)

姉友(男友が大学に合格できますように…)
  ・
  ・
  ・


283 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/27 00:36:52.16 mZVA+qeoo 202/208

~カラオケ屋~

「ほ、ホントに歌うの?」

姉友「そーだよ。カラオケにきて歌わないってのは認めません!」

男友「お姉さんの歌声、聞きたいな~」

「…耳栓忘れた…ちょっとトイレに」

「え?」
  ・
  ・
  ・
「お粗末さまでした」ペコッ

姉友「いえーい!」パチパチ

男友「「…」」

姉友「次はあたしの番だよ!」

♪~


284 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/27 00:37:25.83 mZVA+qeoo 203/208

ガチャ

「お、終わってるな」

男友「おとこぉ!!!」

「ん?」

男友『お姉さんってその…むちゃくちゃ音痴じゃね?』コソコソ

妹 コクコク

『ああ、姉ちゃんは父さんに似てすっげえ音痴だぞ?』コソコソ

男友「そ、そうなのか…」

「…神様って変なところでバランス取るんだね…」


285 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/27 00:38:03.77 mZVA+qeoo 204/208

イエーイ!パチパチ

姉友「つぎは…」

男友「あ、俺の番です」

姉友「あ、はい、マイク」

男友「サンキュー」

♪~

姉友「ふ~」

「…姉友さん」

姉友「ん?なあに?」

「世の中、完璧な人間っていないんですね…」

姉友「え?…ああ、姉の歌?そうだねー、あははは」


286 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/27 00:40:28.24 mZVA+qeoo 205/208

「…あの…知ってたんですか?」

姉友「なにを?」

「姉さんがその…音痴だってこと」

姉友「あはは。前に一度カラオケに行ったことがあるからねー」

「そ、それじゃあ、何で今日はカラオケに行くことにしたんですか?」

姉友「妹ちゃんにさ、姉のちょっと変わったとこも見てもらいたくてね」

「え?」

姉友「妹ちゃん、姉のこと完璧人間だって思ってたでしょ?」

「はい…」

姉友「でもね、世の中には完璧な人間なんていないの。それを知ってほしくてね」

「そうだったんですか…それでカラオケに…でも、それって姉さんに失礼じゃないですか?」

姉友「いいのいいの。たまにはこういうのもないとね♪」

(姉友さん、人間くさくていいなぁ)


287 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/27 00:41:07.38 mZVA+qeoo 206/208

~男の家の前~

「それじゃ、今日はありがとうございました」

姉友「こっちこそ、楽しかったよー」

「うん、楽しかったね」

「あ、あの!」

「なあに?妹ちゃん」

「あ、ありがとうございました。おかげで自信がつきました」

「え?」

姉友「それじゃ、ばいばーい」ノシ

「あ、またね、姉友」ノシ

男友「またな」

「おう、またな」

妹 ノシ


288 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/27 00:41:35.69 mZVA+qeoo 207/208

(姉友さん、やっぱいい人だ…あたしにまで気を使ってくれて…)

「お、お兄ちゃん」

男友「ん?」

「絶対、姉友さんを離しちゃだめだよ?」

男友「お、おう!」

姉友「あははは。それって告白?」

男友「あ!いや!!そうじゃなくて!!…そう…なのかな?」


289 : ◆doBINqA5W6 - 2011/12/27 00:42:15.14 mZVA+qeoo 208/208

姉友「…男友君」

男友「はいっ!」

姉友「あたしはね、ロマンチックな演出よりもこういうさりげない雰囲気で告白されたかったんだ…」

姉友「そして…ちゃんと自分の選んだ道を歩いてる男の人が好きなの。だからね…」

男友「…」

姉友「大学入学したら…ちゃんとお付き合いしよ?待ってるからねっ!!」

男友「は、はいっ!ありがとうございます!!」

「よかったね、お、お兄ちゃん」

男友「おうっ!」


~男友やっぱりもげろEND~


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