女「よう!男」
男「おお」
女「今日も暑いな!」
男「夏だしな」
女「もうすぐ夏休みだー!楽しみだなぁ!」
男「楽しみだぜー」
学校
男「やべっ宿題忘れた!」
女「あーあ、僕のは見せてやらないからな」
男「ええ~頼むよ。今日あたるんだよ俺」
女「自分がわるいんだろー?」
男「そう言わずに。な?お願いします」
女「ん~しょうがないなぁ、じゃアイスでいいよ」
男「えー・・・くそ、しょうがないか・・」
男「なんだよあれ!女!!」
女「何が?」
男「宿題の答えほとんど、間違ってるじゃんか!」
女「あ~難しかったからなぁ」にやにや
男「くそ~」
女「あっ、アイスよろしくね!」
男「マジかよ!」
放課後
女「じゃ、駄菓子屋行こうぜー!」
男「はいはい・・・」
女「な・に・に、しようかな~・・じゃ、これ!」
男「ちぇ~」ちゃり
婆「まいど」
女「そんな、拗ねんなって。ほら、半分つしようぜ!」
男「おっ、マジか?ありがとう!」
女「へへ~、僕は優しいだろ!」
男「ああ!って元は俺の金だろ・・・ま、いいか」
女「そうだ!細かい事は気にすんな!男だろ!」
男「お前はもっと女らしくしたらどうなんだ?」
女「暑いな~」
男「そうだな~」
女「もうすぐ夏休みだな~」
男「朝もそんな話ししたよな」
女「そっか?ま、いいじゃん。夏休みはたくさん遊ぼうな!」
男「お~・・でも、こんなド田舎じゃ、遊ぶのなんて限られるけどなぁ」
女「・・・やっぱ、男もこんな田舎嫌か・・?」
男「ん~別にそんな事ないけど?だってすぐ側に海はあるし、山はあるし、星は綺麗だし、のんびりしてるし、俺は好きだよ」
女「!そうだよな!僕もこの町が好き!」
男「?・・変なやつだな」
女「これからどうする?山でも行く?」
男「う~ん。つーかそろそろテスト勉強もしなきゃな~」
女「うわぁ・・・忘れてた・・・」
男「待ってるのは楽しいことだけじゃないんだな」
女「どうしよ・・・そうだ!じゃ、これから僕ん家で、勉強しようぜ!」
男「おお!?女が勉強しようなんて珍しいな!」
女「夏休みの為だ!ほれ、そうときまれば速く行こう!」
男「よっしゃ!行くか!」
女家
女「ただいま!」
女母「おかえり~、あら!男ちゃん」
男「こんにちは」
女「これから一緒に勉強すんだ!」
女母「へ~、めずらしい事もあるもんね」
女「飲み物と菓子お願いね!」
女母「はいはい、じゃ男ちゃん。ゆっくりしていってね」
男「はい。おじゃまします」
男「~で・・・・ここが・・・こうで・・」
女「あ~・・・うんうん・・・ほ~」
男「・・・それで・・・って聞いてんのか!」
女「だって~勉強つまんない」
男「夏休みのためじゃなかったのかよ・・」
女「うー・・・なぁ男?」
男「ん?何?」
女「綺麗な青空」
男「うん」
女「熱い日差し」
男「うん」
女「白い雲」
男「うん」
女「海いこ?」
男「だめ」
女「ちぇ!男のけち!」
男「なんでだよ!おまえが勉強しよって言ったんだろ!?」
女「ぶーぶー」
男「ったく・・・夏休みになったら、好きなだけ遊ぼうぜ。な?」
女「うん・・・僕、頑張るよ」
男「よし、その意気だぜ」
1時間後
女「ははは」
男「・・・って、マンガ読んでんじゃねえ!」
女「わわっ・・なんだよ~」
男「なんだよ~・・・じゃないよ!勉強はどうした!勉強は!」
女「う~ん、僕もう疲れたし・・今日は終わり!」
男「・・・あっそ・・・じゃ、俺ももう帰るわ・・」
女「え?な、なんで?もう少しゆっくりしてけば?」
男「・・・だって、女勉強しないんだもん・・じゃな」
女「ま、まってよっ」ぎゅ
男「なんで?」
女「ちゃんとやるからぁ」
男「ホントに?」
女「うん・・・」
男「よし、じゃ、もう少しだけ勉強やろ。終わったら遊ぼうぜ」
女「・・・うん!」
男「・・・お?もうこんな時間か・・」
女「ホントだ・・外はまだあかるいけどね」
男「じゃ、そろそろ帰るよ」
女「そっか・・」
男「おじゃましましたー」
女母「ふふ、またいらっしゃい」
女「じゃな!男!」
男「また明日な」
翌日
女「よう!」
男「おお、女」
女「今日も暑いのな!」
男「そうだな」
女「今日は、放課後釣りいこうぜ!釣り!」
男「釣りって・・テストはいいのか。テストは」
女「昨日、いっぱいやったろ。だから今日は遊ぶ!」
男「いっぱいって・・・ま、いいか。今までだってなんとかなってんだもんな」
女「そうそう!」
放課後
女「よ~っし、でかいの釣るぞ!」
男「俺だって」
女「じゃ、どっちがでかいの釣るか勝負だ!」
男「望むところだ。絶対負けん」
女「僕だって!」
男「でさ~・・・田中のやつがさ・・・」
女「わはは・・・ホントかよ~・・・」
男「はは・・・むむっ」
女「なんだ?どうした?」
男「きたー!!これは来たぞ!でかい!」
女「なんだって!?頑張れ男!い、いや頑張るな!」
男「ぬぬぬ」
女「そんな、つよいのか・・・?」
男「くそ~けっこう大物だぜ、こりゃ」
女「ゴクリ」
男「お、おい女!女も手伝ってくれ!」
女「!?よ、よしまかせろ!」ぎゅ
男「うおお」
女「おもも」
男「も、もうちょいだ・・」
女「浮かんできたぞ!」
男「くそ・・・とりゃあああ!」
びちびち
男「はぁはぁ手ごわかったぜ・・」
女「そうだな・・・」
男「それにしても、でかいなこれ」
女「今までの中で一番かも」
男「・・・どうする?これ」
女「さばいてもらおうぜ!」
男「そうすっか」
女「おう!」
女「・・・・あっ、勝負の事忘れてた」
男「そういや、勝負してたっけ」
女「・・・くそー僕の負けかぁ」
男「引き分けにしようぜ」
女「え?」
男「だって、釣ったの二人でじゃん。俺一人じゃ無理っぽかったし。な」
女「男・・・・へへ、じゃそういう事にしてやる!」
男「ちょ、なんだよ。それ!」
女家
女「今日、男と釣り行ったんだ!そしたらすっごいでかいの二人で釣れたよ!」
女母「ふふ、楽しかった?」
女「うん!」
女母「よかったわね」
女母「(男ちゃんと遊ぶのよっぽど楽しいみたいね)」
翌日・放課後
女「男!海行こうぜ。海!」
男「何!?今日も遊ぶのか!」
女「当たり前だろ!ほら!行くぞ?」ぐい
男「わ、わかったから、引っ張んなよ!」
海
女「わははは!気持ちー!」ばしゃばしゃ
男「うわっ!かけんな!・・・このっ!」
女「わははは」ばしゃばしゃ
男「ちょ、タンマ・・・うわあぁ」
ざぱ
女「ふう・・気持ちいいなぁ」
男「あれ?女どこ行った?」
女「お?男のやつ、僕を探してるな?」
女「よっし、ちょっとからかってやろ」
男「おーい。女?どこー?」
女「ごぼっ・・がはっ」
男「!!女!」
女「お、おと・・・ごはっ」
男「今、行くぞ!」ばしゃしゃ
がしっ
男「おい、大丈夫か!女!」
女「・・・・」ぐて
男「くそっ、とりあえず浜辺にいかなきゃ・・・」
浜辺
男「おい!女!目を覚ませ!」
女「(ふふ、焦ってる焦ってる)」
男「ど、どうすれば・・・そ、そうだ!人工呼吸だ!」
女「(え?・・・ええ!?)」
男「えっと・・・頭もって・・・」
女「(わ、わわ、ちかづいて・・)」
男「こうやって・・・口を・・」
女「(や、やばい!!)」
女「わ、わー!!」
男「うわ!?」
女「わー!だ、大丈夫だから!!」
男「・・・・え?・・・女?」
女「あっあはは・・ちょっとふざけるつもりだったんだけど・・・」
男「・・・・・」
女「いや~、まさか、人工呼吸まで・・はは・・・」
男「・・・・・だぞ」
女「・・・・え?」
男「本気で心配したんだぞ!」
女「お、男?」
男「・・・・」
女「ご、ごめん。男・・ぼ、僕」
男「くそっ」だっ
女「あっ、まって!」
女「ど、どうしよ・・・怒らせちゃった・・・」
男家
ピンポーン
男姉「は~い」
女「あ、あの、こんにちは」
男姉「あれ?女ちゃんじゃん。久しぶり~」
女「お久しぶりです。あ、えと、男は・・・?」
男姉「男?ああ、なんか帰ってくるなり部屋入っちゃったけど・・・」
女「う・・・そうですか・・」
男姉「・・・なんかあったの?」
女「あ、いや、海で遊んでて・・・僕がふざけておぼれたふりしたら、男おこっちゃって・・」ぐす
男姉「わわ、泣かないで、女ちゃん」
女「で、でも」
男姉「大丈夫。明日になったら、きっと元通りだから。今日は私からよく言っとくから。ね?」
女「はい・・・」
男姉「うんうん。じゃ、もう遅いからお帰り?」
女「はい・・・さよなら」
男姉「ばいばーい」
男姉「・・・・さて」
こんこん
男姉「男?入るよ?」がちゃ
男「・・・ねーちゃん」
男姉「女ちゃん来てたよ」
男「・・・・うん」
男姉「女ちゃん、ちょっとふざけただけだって・・・反省してるっぽかったよ?」
男「わかってるよ・・でも」
男姉「でも?」
男「あん時、本当に心配して、もしかしたらと思うと怖くなっちゃって・・・それで・・」
男姉「どうしたらいいかわからなくなっちゃった?」
男「うん」
男姉「はは、あんたもまだ子供だからね。でもあんたが優しい奴だっていうのは、よくわかったよ」
男「ねーちゃん・・・」
男姉「ま、大丈夫そうだね。明日はちゃんと仲直りすんだぞ」
男「うん」
男姉「それでよい」
女家
女「ただいま・・・」
女母「おかえり~・・・ってなんかあったの?」
女「・・・何で?」
女母「あんたがそんな元気ないのめずらしいから」
女「そっか・・・あのね」
女母「そっか。それで男ちゃん怒っちゃったのか」
女「うん・・・どうしよ。男、僕の事嫌いになっちゃったかなぁ」ぐす
女母「あらら、泣いたってしょうがないでしょ」
女「だって・・・ぐす」
女母「とりあえず、謝るしかないわね」
女「・・・うん」
女母「大丈夫!きっと男ちゃんなら許してくれるわ。それに・・・」
女「それに?」
女母「男ちゃんが怒ったのだって、本気であんたの事心配したからでしょ?それだけ想われてるって事よ」
女「そうかなぁ」
女母「そうそう。さ、今日はもうお風呂入って寝なさい」
女「うん・・・」
女母「それにしても、女があんなに落ち込むとはね・・・」
次の日・学校
男「(朝は、女来なかったな)」
女「(どうしよ、言いだしづらいな・・)」
昼
男「(仲直りって言ってもどうすれば・・・)」
女「(さ、行くんだ僕!・・・だめだぁ・・・)」
放課後
男「(明日やりなおしかな)」
女「(もう、学校終わっちゃったよ・・・)」
男「帰ろ」がた
女「!あっ」
女「男!待って!」
男「ん?」
女「あ、あの」
男「何?」
女「き、昨日はごめん!あんなに怒るなんて思わなかったんだ。ホントにごめん!」
男「・・・もうしない?」
女「もうしない!絶対!だから・・・また・・・僕と遊んで・・ぐす」
男「・・・わかった」
女「!!ホント!?」ぱぁ
男「そのかわり、アイスだからな」
女「う、うん!・・ぐす・・ごめんね」
男「もういいって・・ほら行こうぜ!」
女「うん・・・ぐす」
駄菓子屋
男「じゃ~これ」
女「・・・はい、お金」
婆「まいど」
男「やっぱ夏はアイスだな」
女「男・・・ごめんね。僕・・・」
男「だから~もういいって。ほれ」
女「えっ?」
男「アイス。半分こしようぜ。な」
女「あ、ありがと」どき
男「じゃ、これ食ったら、俺ん家であそぼーぜ」
女「いいの!?」
男「ああ。多分ねえちゃんもいるから。三人でゲームでもしようぜ!」
女「うん!・・・えへへ」
女家
女「ただいまー!」
女母「あら、おかえり。その様子だと仲直りしたみたいね」
女「うん!許してくれた!今日は男の家で遊んだよ!」
女母「それはよかったわね」
女「うん!」
数日後・学校
女「おーい、男!帰ろうぜ!」
男「ん?あー・・・悪い、俺今日委員会の仕事あんだよ」
女「えー?」
男「もうすぐ夏休みだから、忙しいんだよなぁ」
クラスの女子「男君、行こ?」
男「ああ。じゃな女。また明日」たたた
女「あっ・・・うん」
次の日
女「男!今日は・・」
男「悪い。今日もなんだ」
女「そっか・・・あ、じゃあ、まっててもいい?」
男「うーん。ちょっと遅くなるけどそれでもいいなら」
クラスの女子「男くーん!」
女「!」
男「わかってるよ!・・・で、どうする?」
女「あっ・・・やっぱりいいや。また明日ね」
男「そうか?じゃ、またな」
女「うん・・・ばいばい」
女「・・・・」とぼとぼ
男姉「お?あれは・・・おーい、女ちゃん!」
女「あ・・・男姉さん」
男姉「今帰り?」
女「はい」
男姉「そっかぁ・・ってあれ?男は?」
女「あ・・男は委員会で最近忙しいみたいで・・」
男姉「へぇ・・それで女ちゃんは一人なんだ」
女「はい」
男姉「・・・また、なんかあったの?」
女「え?」
男姉「だって女ちゃん前みたいに元気ないんだもん」
女「い、いや、何にもないです!ただ、男いないからつまんないなって・・・」
男姉「ふ~ん・・・でも、待ってればよかったんじゃないの?」
女「僕もそうしようと思ったんですけど、なんか男、クラスの女子と楽しそうにしてたし・・・」
男姉「(おや?これは・・・)」
男姉「そっかぁ・・・」
女「だから・・・なんか、つまんないというか・・・なんか変な気分になって・・・」
男姉「もう!女ちゃんはかわいいな~」なでなで
女「えっ?えっ?」
男姉「女ちゃんも、恋する女の子って事ね」
女「こ、恋!?僕が!?そ、そんなこと・・・」
男姉「そうかな~・・私にはそうみえるけどな~・・ま、女ちゃんなら大丈夫かな!」
女「??」
女家
女「ただいま~」
女母「おかえり・・・ってまたなんかあったの?」
女「なんで?男姉さんにもそう言われた」
女母「(自分ではわかってないのね・・・)」
女母「なるほどなるほど」
女「うん。だから別になんとも・・・」
女母「いや!あるわ・・・男姉ちゃんが言ってた通り、それは恋よ!」
女「ええっ!?」
女母「考えてもみなさい。男ちゃんがクラスの女子と楽しく委員会。あんたはどう思った?」
女「えーっと、なんか、つまんないというか、寂しいというか、嫌な気持ち・・・?」
女母「ほら!それは、嫉妬よ!つまり、あんたはいつも一緒にいた男ちゃんが取られちゃったみたいで気になっちゃってるのよ!」
女「嫉妬ってそんな・・・」
女母「じゃ、男ちゃんの事、好きじゃないの?」
女「え!?そ、そりゃ一緒にいると楽しいし、男やさしいし、もっと一緒にたいとおもうけど・・」
女母「それを好きっていうのよ!」
女「で、でも、僕よくわかんない・・・」
女母「そうね~むずかしいけどね・・・なんにせよ。このままじゃ、男ちゃん、どんどん離れてっちゃうかもよ?」
女「!!そんなのやだ!」
女母「じゃ、どうにかしないとね」
女「・・・うぅ」
翌日
女「(昨日の事でよく眠れなかった・・・)」
男「よう女」
女「!!あ、お、男、おはよ」どき
男「?・・どした?いつもの元気は?」
女「え?あ、ああ、今日も元気だよ僕は!はは」
女「(なんか、変に意識しちゃうよ・・)」
男「そうか?顔赤いぞ。夏風邪でもひいたか?」ぴと
女「わわ!!」どき!
男「ん~熱はないみたいだな・・ま、無理すんなよ」
女「う、うん・・・ありがと」
クラスの女子「男くーん・・今日のさぁ・・・」
男「おー・・・・」
女「・・・」ずき
女「?」
放課後
しーん
女「・・・・」ぼー
女「・・・・あ、もうこんな時間か・・」
女「・・・・・帰ろ」
男「やっと終わった・・・お?あそこにいるのは・・・おーい女!」
女「え・・?男?」
男「こんな時間までどうしたんだよ?」
女「あ、ああなんか考え事してたらさ・・・」
男「ふ~ん・・ま、いいか。一緒に帰ろうぜ」
女「え!?」
男「?・・なんだよ~嫌なのかよ~」
女「い、いや、そういうわけじゃ・・・」
男「じゃ、帰ろうぜ」
男「でさ~・・・・」
女「(ど、どうしよ・・やっぱり意識しちゃうぞ・・・)」
女「あっ」こけっ
男「あぶない!!」
ぎゅっ
男「だ、大丈夫か?」
女「あ、あ、ありがと」どきどき
男「ったく、ぼーっとしてんなよな」
女「ん・・・ごめん」
男「・・・・やっぱりおかしい。なんかあったのか?」
女「え?」
男「女らしくないぞ。なんかあったんなら言えよな。俺力になるからさ」
女「あ、うん」どき
男「よしっ帰ろうぜ」
女「うん・・・」
女家
女「・・・・ただいま」
女母「おかえり~」
女「(やっぱ、僕・・・男の事・・・)」
女母「どうしたの?そんなとこで突っ立って・・・」
女「うん・・・お母さん!」
女母「えっ?な、何?」
女「僕、頑張るよ!」
女母「えっ!?」
女「お風呂入ってくる!」
女母「・・・・ふふ、やっと気付いたか。もう大丈夫ね」
終業式
男「ったく、終業式の日までこき使うとか・・・だりー」
女「男」
男「おお、女。どした?」
女「今日、一緒に帰ろう?待ってるからさ」
男「ああ、いいよ」
女「うん、それじゃ」たた
男「少しは元気でたのかな」
帰り
男「やっと、夏休みだな」
女「うん・・・そだね」
男「よーっし、遊びまわるかな」
女「あのさ・・・男」
男「ん?何?」
女「明後日・・・夏祭りあるじゃん?」
男「あー・・・そういえば、あるな!忘れてた」
女「ぼ、僕と一緒に行かない?」
男「?いいけど、いつも一緒に行ってんじゃん」
女「や・・今回は二人だけで・・・」
男「二人だけ?」
女「どう?嫌?」
男「いいよ」
女「よかったぁ!じゃ、また連絡するから!」
男「お、おう」
当日
女「(よし、今回は浴衣も着たし・・ばっちり!・・・のはず)」
男「お~い。女!」
女「あ、来た」
男「悪い、待たせた・・・ってあれ?浴衣?」
女「うん・・どうかな?」
男「へえ!女そういうのも似合うんだな。今まで着てなかったからわかんなかったよ」
女「ほ、ホント?似合う?」
男「ああ、可愛いぞ」
女「!!・・か、可愛い・・・」
男「どした?行こうぜ?」
女「う、うん」
わいわいがやがや
男「今年も賑わってるなぁ」
女「あっ、綿あめ食べよ!!」
男「おお、いいね~」
女「今度はたこ焼き!」
男「はふはふ」
男「射的だー!」
女「あの人形取ってぇ!」
女「金魚すくいで勝負!」
男「かかってこい!」
女「負けた方が林檎飴おごりな!」
男「のぞむところだ!」
女「ふふ、僕は5匹」
男「俺は4・・・」
女「僕の勝ちだな!」
男「くそー!」
男「ほれ」
女「ありがとー・・・ぺろ・・・うん!甘い」
男「祭りに来たら、これは外せないな!」
女「うん!」ぺろぺろ
女「(男と二人で、お祭り楽しいなぁ)」
?「あ、男君と女さん」
女「あっ・・・」
男「あれ?」
クラスの女子「二人?」
男「そうだよ」
クラスの女子「私さ、クラスの人たちと来てんの。よかったら一緒に回んない?」
男「そうだな~」
女「・・・・」しゅん
男「う~ん。やめとくよ」
女「!」
クラスの女子「え?」
男「今日は、二人で来るって約束してたし」
クラスの女子「そ、そう、じゃ仕方ないわね。またね」
男「うん。ばいばい」
女「男・・・」
男「ん?皆と行きたかった?」
女「え?ううん!!二人がよかった」
男「じゃ、いいだろ。約束だからな」
女「うん・・・ありがと」
男「おう・・・お、そろそろ花火あがるんじゃないか?行こうぜ」
女「うん!」
神社
男「ここだと、誰も来なくて静かに見れるんだよな」
女「そだね」
ひゅ~・・・・・ぱーん
男「お、あがった、あがった」
女「きれいだな~」
ひゅ~・・・・・ぱーん
女「もうそろそろ、終わりかぁ・・・あっという間だったな・・・」
男「そうだな・・でも、ま、来年も見に来ればいいじゃん」
女「えっ?」
男「また、一緒に来ようぜ」
女「うん」どき
女「(やっぱ、男いいやつだな・・・)」
女「(これは・・ここで・・・で、でも・・・)」
女母『このままじゃ、男ちゃん、どんどん離れてっちゃうかもよ?』
女「(いや、やっぱり言おう!)」
男「女?」
女「え!?な、なに?」
男「いや、なんかぶつぶつ言ってるからさ・・・」
女「あ、えっとさ・・・き、聞いてほしいことが、あるんだけど・・」
男「?いいよ」
女「んと・・・僕さ、今日男と二人でお祭りまわれて、すごい楽しかった!」
男「俺も楽しかったぞ?」
女「で、でもね・・・別にお祭りだけじゃなくてもね、男と一緒にいるだけでなんでも楽しかったりするんだよ・・」
男「?」
女「あ、あの、ほら終業式の前とか何日か、一緒に遊べなかった日とかあるじゃん?」
男「ああ、委員会でな」
女「それでね、僕、さ、寂しいな~とか、つまんないな~とか、思ってさ。ほんの数日なのに・・・」
男「ああ」
女「それだけ、いつも一緒だったんだなぁとか、思って・・・それで男姉さんとかお母さんに話を聞いてね、僕、考えたんだ」
男「・・・・」
女「ぼ、僕ね・・え、と・・その・・・男のことが・・・」
男「・・・・」
女「男のことが好き!大好き!・・・なの・・・だから、こ、これからも僕と一緒にいて!」
男「いいよ」
女「え?」
男「俺も、女のこと好きだぞ。これからもよろしくな」
女「・・・あれ?」
男「なんかおかしいか?」
女「い、いや、だって僕一生懸命考えて・・・やけにあっさりしてない?」
男「好きになるのってそんな大変な事か~?だいたい、俺が嫌いなやつとずっと一緒にいるわけないだろ!はは」
女「それは・・・そうだけど・・」
男「なぁんだ。俺達、両想いなんだな」
女「うぇ!?り、両想い!?」
男「あれ?違うのか?」
女「!!ち、ちがくない!男のこと好きだもん!」
男「じゃ、いいだろ!ほら、花火も終わったし、行こうぜ」ぎゅ
女「あ・・うん!」
男「これからもよろしくな!」
女「え・・あ・・・うん!・・えへへ」
数日後・女家
女「男~」
男「何~」
女「僕達つきあってるんだよね~」
男「お~」
女「じ、じゃあさ」がばっ
男「わわっ、なんだよ」
女「あの、ち、ち、ちゅーをしよう!」
男「ちゅー?」
女「う、うん!ちゅー!・・・嫌?」
男「そんなわけあるか!じゃ、ほれこっちこい」
女「え?」
男「そんな離れてどうやんだよ?」
女「そ、そりゃそうだ・・」すすす
男「じゃ、いくぞ」だき
女「う、うん・・・」どきどきどき
男「・・・・」ちゅ
女「ん・・・」
男「・・・・どうだった?」
女「え、と・・・なんか幸せだった」ぎゅ
男「そうか、よかった。俺も嬉しかったぞ」ぎゅ
女「えへへ・・・男、大好き!」
おわり
83 : 以下、名... - 2011/08/14(日) 03:16:27.23 Xt+BP4YH0 69/69
おわりです
まぁたまにはこんなのもいいんじゃないかと思って書いておいたの
あげたんだけど、疲れた。マジで疲れた
見てくれた人はありがとうな
僕っ子すこすこだ…