※ヤンデレ、猟奇的な描写あり、閲覧注意
元スレ
幼馴染「おはよう男ちゃん!!」
http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1238585898/
ID:wm7i4d3o0
幼馴染「昨日は良く眠れた?ボクすっごくよく眠れちゃった!!」
男「返せよぉ・・・」
幼馴染「男ちゃんを抱き枕にすると、すごーく温かくて・・・」
男「俺の・・・両腕と両脚ぃっ!!」
幼馴染「コレのこと?」
どさっ
男「ひっ・・・」
幼馴染「もういらないのかと思ったからボク枕にしてたんだ♪」
男「こ、このキチガイ野郎!!犯罪者ぁっ!!」
幼馴染「男ちゃん、だーいすき!!今日も一緒に寝ようね?」
幼馴染「男ちゃん、ちゃんとお留守番しててね」
男「出せよ!!ここから出せよ!!畜生!!」
幼馴染「じゃあ学校に行ってくるね」
バタン
男「畜生、なんとかしてここから出ないと・・・」
男「どこか・・・出れるところは・・・」
男「ドアは駄目だよな、今の身長じゃ届かない、第一ノブを回す手が無い」
男「窓も駄目だ、鉄格子がはまってる」
男「クソっ・・・なにか無いのか・・・」
男「そうだ!!助けが呼べればいいんだ!!」
男「棒を口に挟んで電話の受話器を叩いて落とす」
男「もうちょっと・・・」
ズリズリ
男「もうちょっとで受話器が落ちる・・・」
ズリズリ がちゃ
男「やった!!よしとりあえず適当にボタンを押して・・・」
男「やっと外に出られる・・・外に・・・」
ツーーーーーー
男「・・・・」
男「そうか・・・電話線、切られてたんだっけ・・・」
幼馴染「男ちゃん、お風呂入ろう!!ボク男ちゃんの背中流してあげるね?」
男「・・・・」
浴室
幼馴染「えへへ男ちゃん、お膝に乗せてあげるね」
男「・・・・」
幼馴染「ごしごし~男ちゃん気持ちいい?」
男「お前、こんなことして良いと思ってるのかよ・・・」
幼馴染「なんのこと?ボクわからないよ」
男「お前はおかしいよ・・・人の身体切り刻んで」
幼馴染「えへへ、どうして?男ちゃん、赤ちゃんみたいで可愛いよ」
男「昔のお前は、そんな奴じゃなかったのに」
幼馴染「そうだっけ?もうどうでも良いや~」
幼馴染「やっと男ちゃんが手に入ったんだもん」
幼馴染「ほら、今日はオムライスだよ!!男ちゃん大好きだもんね」
男「・・・いらない」
幼馴染「ねえ男ちゃん、食べて?ボク一生懸命作ったんだよ?」
男「いらないって言ってるだろ!!」
幼馴染「あ、わかった!!あ~んしてほしいんでしょ?あまえんぼだぁ!!」
男「いらないんだよ!!何度も言わせんな!!」
幼馴染「あ~ん」
男「お前いい加減に」
幼馴染「あ~ん」
男「待て!!無理矢理・・・ん・・・んぐっ!!うっ!!ゲホゲホ」
幼馴染「はい次だよ?あ~ん」
男「待っ・・・許して・・・許し・・・ん!!ゲホッ!!ゴホッ!!」
過去回想
幼馴染「男ちゃん!!一緒に帰ろう?」
男「おう!友と女も一緒だけど良いか?」
幼馴染「えっ!?やだよ・・・ボク男ちゃんと二人っきりがいいよ」
男「わがまま言わない」
幼馴染「そうやって男ちゃん、最近ボクと二人っきりになるの嫌がるよね」
男「べ、別にそんなこと無いけど」
幼馴染「ぎゅっってしようとすると逃げるし・・・」
男「当たり前だろ」
幼馴染「嫌なの?」
男「友とかお、女とかに見られたら大変だろ?」
幼馴染「女さん?どうして?」
男「どうしても!!」
幼馴染「・・・・そう」
幼馴染「男ちゃんがボクの家に来てくれるなんて嬉しいなぁ!!」
男「そういえば久し振りだな」
幼馴染「だ、大事な用件てなぁに?(どきどき」
男「お前女と仲良いだろ?」
幼馴染「・・・・えっ?」
男「俺、女のこと好きなんだよ」
幼馴染「え・・・えへへ!!ボ、ボクよく聞こえなかったよ?」
男「うあああ~何度も言わせないでくれ!!わかってるだろ?」
幼馴染「ボ、ボク・・・全然わからないよ・・・ボク・・・」
男「それで本題だけどな、女を今度どこかに誘おうと思うんだ」
どうして?
男「サポートしてくれないか?長い付き合いだろ?頼む!!」
どうしてそんなこと言うの?
幼馴染「あ、あはは~うん!!ボクに任せてよ!!」
どうしてボクじゃないの?
男「本当か!!やっぱり持つべきものは幼馴染だな!!」
どうしてそんなに嬉しそうなの?
ねえ、どうして?
男「上手くいってよかった~」
幼馴染「ホントだね・・・」
男「これで今日から俺も彼女持ちだ」
幼馴染「うん・・・」
男「なんだよ、もっと喜んでくれると思ったのに」
幼馴染「えへへ・・・喜んでるよ?」
男「お前も早く彼氏の一人でも作れよ、百人切りとか言われてんぞお前」
幼馴染「失礼だなぁ~」
男「今日はなんか暗いなお前」
幼馴染「男ちゃんに恋人が出来ちゃったから、もう前みたいに出来ないのかなって思って」
男「そんなことないさ」
幼馴染「そうかな・・・」
幼馴染「男ちゃん!!一緒に帰ろう?」
男「スマン、女が待ってるから
嘘つき
幼馴染「・・・うん、わかった!!また今度ね」
幼馴染「男ちゃーん!!はい、今日のお弁当」
男「ああ、悪いもう女が作ったのあるから」
幼馴染「そうなんだ・・・」
嘘つき
幼馴染「男ちゃん!!今日一緒に遊ぼう?」
男「ちょっと女が・・・」
幼馴染「・・・そっか、じゃあ仕方ないよね」
男ちゃんの嘘つき
変わってしまう、昔の男ちゃんじゃなくなっていく
前みたいに出来ることなんて何も無い
きっと女さんのせいだ、男ちゃんをおかしくしてしまったのは女さんだ
男ちゃんを元に戻してあげなきゃ
男「おい!!幼馴染、何で気がついたら縛られてるんだよ」
幼馴染「忘れちゃっただけなんだよね?男ちゃんは」
男「おい・・・裁縫の針なんか取り出して・・・どうする気だよ?」
幼馴染「男ちゃんに思い出させてあげるね?」
男「針が爪と肉の間に入ってるって・・・ははは・・・冗談よせよ・・・」
幼馴染「男ちゃんがボクのことを大好きだってこと、思い出すまで・・・」
男「やめッ!!ひっ!!ぎゃああああああああああああああああ!!!!」
幼馴染「ねえ覚えてる?ここで一緒に結婚ごっこしたよね?」
男「うああああああああああああああああああ!!ひぎっ!!」
幼馴染「嬉しかったなあ、ごっこだったけどボクはあの時男ちゃんのお嫁さんだった」
男「た、助けてくれ!!ひっ!!いっ!!ああああああああああ!!!!」
幼馴染「えへへ・・・泣いてる男ちゃん、可愛い」
男「ハァ・・・ハァ・・・もう止め・・・」
幼馴染「男ちゃんは何をしても可愛いね」
男「ぃぎゃあああああああ!!!」
幼馴染「じたばたしたらダメだよ?男ちゃん」
男「助けてくれぇっ!!殺される!!」
幼馴染「ボク、そんなことしないよ?」
男「助けて!!誰か!!!だれかぁああ!!」
幼馴染「じゃあ今度はこれで遊ぼうね」
男「・・・ノコギリ?」
幼馴染「うん!!これで男ちゃんの手とか脚とかを一日ずつ引いてくんだ♪」
男「あ・・・あ・・・」
幼馴染「そしたらきっと思い出してくれるよね?」
男「うわああああああああああああ!!」
今現在
幼馴染「今日は口移しでご飯食べさせてあげるね!!」
男「やめ・・・んちゅ・・・ん・・・ごほっげほっ」
幼馴染「あれぇ?上手くできないなあ」
男「ゲホッゲホッ!!」
幼馴染「あ、わかった!!歯が邪魔なんだ!!」
男「!?」
幼馴染「ペンチ何処にやったかな・・・あったぁ♪」
男「何言ってんだよ・・・お前・・・」
幼馴染「いま全部男ちゃんの歯を折ってあげるね!!」
男「やめろよ・・・そんなことしたら・・・」
幼馴染「大丈夫!!綺麗に折ってあげるよ?」
男「あがっ!!あがぁあああああああああ!!」
幼馴染「ほら、一本折れたよ?」
男「う・・・ひっく・・・」
幼馴染「まだまだいっぱいあるから、一個ずつ丁寧に折ってあげるね♪」
幼馴染「えへへ~ぎゅ~」
男「あう・・・あうあ」
幼馴染「男ちゃんあったか~い」
男「あ・・・あ・・・あ・・・」
幼馴染「えへへ、男ちゃん赤ちゃんみたい・・・よしよし」
男「うあ~あああう!!」
幼馴染「明日は休みだから一緒にずっとごろごろしてようね?」
男「うううあ」
幼馴染「えへへ・・・おやすみ」
幼馴染「今日は男ちゃんに大発表!!ボク達が住む家が変わるよ~」
男「・・・」
幼馴染「えへへ~二人っきりのお引越し~♪」
男「・・・」
幼馴染「ボクから男ちゃんにビデオテープをプレゼント~♪早速再生しようね!!」
男「ああう?」
幼馴染「えへへ、ある人にインタビューしてきました~」
ビデオ
えっ!?幼馴染ちゃん引っ越すの?
そっか、寂しくなるね・・・
男くんも、まだ見つからないって話しだし・・・
えっ?な、泣いてないよ・・・私・・・
だって・・・男くん・・・いなくなっちゃって・・・
ゴメンね・・・やっぱり私、泣いてるね
引っ越しても元気でね?
幼馴染「以上~女さんでした~どう、男ちゃん?」
男「あ!!あ!!あああああ!!!!」
幼馴染「えへへ~もう男ちゃん、手を伸ばしても画面の奥には触れないよ?」
男「あああああ!!!!あ!!あ!!!!ああああ!!」
幼馴染「えへへ、男ちゃん腕と脚がぱたぱた動いてすっごく可愛いよ♪」
男「あああ!!あはっ!!あはははははは!!くふ!!あは!!あはあははああは!!」
幼馴染「あれ?おかしくなっちゃった・・・・」
男「あはははははは!!!あはっ!!あはあはあはははははは!!!」
幼馴染「えへへ、男ちゃんが笑ってるとボクも嬉しいな~」
男「あはははっ!!!あはっ!!」
幼馴染「ほら男ちゃん、聞こえる?」
男「あー」
幼馴染「膝枕してあげるね~」
男「あー」
幼馴染「聞こえる?ボク達の赤ちゃんの音だよ」
男「あー」
幼馴染「えへへ~名前は娘ちゃんなんてどうかな?」
男「あー」
幼馴染「うん、幸せになろうね!!三人で」
おしまい
ID:vKs2YKvr0
男「よう、幼馴染、今日も待っててくれたのか。」
幼馴染「うん。だってせっかく同じ学校なのに勿体無いじゃない。」
男「勿体無いって、別に付き合ってるとかそんなんでもないのに」
幼馴染「いいじゃない、お隣同士でずっと学校も一緒じゃない」
男「ずっと一緒ってそのおかげで俺もお前も回りに勘違いされて色恋沙汰には全くの無縁なんだな。」
幼馴染「(私はそれでも構わないんだけど)」
男「まったく迷惑な話だよ、全く。お前もそう思うだろ。」
幼馴染「男は私のこと迷惑?」
男「迷惑とか、そういうんじゃないんだけどな」
幼馴染「ねぇ、男て好きな人とかいる?」
男「俺か?いるって言ったらどうする?」
幼馴染「さぁ、もしかしたら私かもって思って期待する。」
男「それはないな。うん、それはない。」
幼馴染「ひっど~い。その言い草はないよ。」
男「はは、悪い悪い。まぁいるにはいるがお前ではないよ。」
幼馴染「そうなの?誰なの?教えてよ。」
男「やだよ、誰が言うかよ。」
幼馴染「ちょっとおしえてよ~」
男友「うっす男。今日も幼馴染と登校か羨ましい限りだねぇ」
男「うっせ、羨ましいことなんて一切ねぇよ」
男友「ナァに言っちゃってんの、朝から女の子と登校なんてそういう関係にしか思えねぇよ」
女「そうだよ。まったく男と幼馴染はお似合いなんだから早くくっ付いちゃえばいいのに」
男「ちょwwwwww、それはねぇよ」
女「え~、何で?何で?そこんとこ詳しく教えてよ~」
男友「女ちゃん、そいつにそれ以上言っても無駄だって、こいつそういう話題を振ったらずっとだんまりなんだから」
女「そうなの?何?他に好きな人でもいるの?ねぇ~ねぇ~」
男「何?女、もしかして俺脈ありだったりする?」
男友「(男がこんな反応するなんて珍しいな、これは使えるかも。)」
女「それはないよ」
男「ちぇ、残念」
クラスメイト「おい、男、お前の彼女が来てっぞ」
男「ったく、彼女じゃねぇって」
男友「全くお似合いだねぇ」
男「うっせ、いつか張った押すぞ」
男友「やれるもんならな、…女ちゃん、さあ…ちょっと相談があるんだけど」
男「ったく、で?何のようだよ、幼馴染?」
幼馴染「うん、ちょっとって。なんか怒ってる?」
男「うっせぇよ、関係ねぇだろうが、で?」
幼馴染「関係ないって、まぁいいけど。ちょっと男に相談があって」
男「なんだよ、自分から引くなんて珍しいな。」
幼馴染「まぁ、偶にはね。でね、男。私、彼氏ができそうなんだ」
男「そう、よかったじゃないか」
幼馴染「よかった、じゃないのよ。さっき告白されたんだけど、相手がちょっとやばそうな人でさ断りたいんだけどさ一人だと不安なのよ、一緒に来てほしいんだけど」
男「何で俺がやだねそんなの他の奴に頼めばいいだろ。」
幼馴染「だってこんなこと頼めるの男だけだし」
男「ったく、そんなんだからまともな奴に声を掛けられないんだよ」
幼馴染「だって私、」
男「それになぁ、毎回毎回そういう手合いの相手をさせられてる俺の気持ちになってみろよ、俺がどれだけの奴に目をつけられてると思うんだ」
幼馴染「それに関しては、まぁ感謝はしてる、だけど、ね!今回限りでいいからね!お願い」
男「ったく、今回限りだかんな、今度なんか奢れよ」
幼馴染「あんがと、男、愛してるぅ」
男「うっせ、次からは絶対手伝わないからな」
女「へぇ、それで私に相談て?」
男友「実はさぁ、俺、幼馴染ちゃんのこと好きなんだよ」
男友「でさぁ、男と幼馴染ちゃんってああは言ってるけど絶対付き合ってんじゃん、でさちょっと男が邪魔なんだよね」
女「なんとなくわかってきたけど続けて」
男友「話が早いね、それでさ、女ちゃんには男をちょっと誘惑して欲しいんだよ」
女「あんた酷いね、でも面白そうじゃん。ちょっと気が引けるけど」
男友「じゃあ、交渉は成立ってことでいい?」
女「じゃあ、男は私の自由にしていいの?」
男友「ああ、いいよ、まぁどうするかは聞かないでおくけど」
男「だからさぁ、こいつに手ぇだすなってんだよ」
DQN1「はぁ?何言っちゃってんのお前、お前に関係あるのかよ、バッカじゃあねぇの?」
DQN2「言えてるwwww、つうかさ、こいつボコらねぇ、こいつの顔なんか無性になんか殴りてぇ」
DQN3「いいんじゃね、こいつが俺らに突っかかってきてるだけだし~」
DQN4「何?やっちゃっていいの?ねぇ、ねぇ?」
男「なに、ごちゃごちゃ言ってんだ、お前ら、くっちゃべってる暇があったらさっさと来いよ」
DQN3「はぁ、こいつやる気だぜ、この人数相手にやる気?。バッカじゃねぇの」
DQN2「もういいっしょ、ボコッちまおうぜ、いいだろ、な?な?」
DQN1「ボコるだけでいいかよ、半殺し位してもいいんじゃね」
DQN4「いっそ殺しちまった方が早いってもうやっちまおうぜ」
男「さっさと来いつってんだろうが、こっちはイライラしてんだよ」
~20分ほど後~
男「全く、こいつら本当に口先だけだな、最後はナイフまで出したのに」
幼馴染「よく言うよ、男は最初から最後までいろんなとこに隠しといた凶器で殴ってるだけジャン」
男「こういうのを事前の計画をしっかりって言うんだよ」
幼馴染「使い方が間違ってるよ、まったく長さが身長より長い鉄パイプなんてどこで見つけたんだか」
男「ホントに工事現場って面白い遊び場だよな」
幼馴染「この泥棒、サディスト、変態、」
男「まぁまぁ、毎回誰のおかげでああいうのと付き合わなくてすむとおもってんだよ」
幼馴染「そこは、感謝してるよ、でも今回が最後なんだよね、新しい手段を考えないとなぁ」
男「なら彼氏でも作れば、いいじゃないか」
幼馴染「(全く、ホントに鈍感)」
男「なんか言ったか?」
幼馴染「何にも、じゃあね」
男「なぁに怒ってんだよ、おーい」
女「ねぇ、男、ちょっと話いい?」
男「何?突然?」
女「ここじゃあ、やだから、ちょっと別のとこで」
男「え?何?ちょっと期待しちゃっていいの?」
女「さぁ、まぁいいからさちょっと来てよ」
男「わかったよ。まぁ精一杯きたいしちゃうけど」
男友「(女の奴、早速かよ。あいつも気が早いね)」
女「でさぁ~、男?まぁ、雰囲気からしてさ言いたいことはわかると思うけどさ、一応言わせて」
男「うん、わかってる。うわぁ緊張するわぁ。」
女「何、固くなってんのよ。じゃあ、定番だけど好きです付き合ってください」
男「こういうの初めてなんだから仕方ないだろ、でもうれしいわぁ。」
女「へぇ、かわいいところあるじゃん、今日からよろしくね。」
男「よろしく、でも付き合うって何すればいいんだよ。」
女「とりあえず、ナニでもしとけばいいのよ」
男「えっと、ナニってやっぱりあのナニだよな」
女「何よ。女の子にそこまで言わせる気?」
男「でも。俺経験ないぞ、それでもいいのか?」
女「へぇ、童貞なんだ、じゃあやさしくしてあげる」
男「やったぜ。やっと俺にも春が来たぜ。」
幼馴染「へ、へぇよかったじゃん、で?相手は誰?」
男「同じクラスの女だよ。いやぁ~よかったなぁ~」
幼馴染「それにしてもやけにご機嫌じゃん、他にもなんかあったの?」
男「え?聞きたい?ねぇ、聞きたい?」
幼馴染「どうせ聞かなくても言う気でしょ。どうかしたの?」
男「へぇ?聞きたい?聞きたい?」
幼馴染「はいはい、聞いてあげるからさっさといいなさいよ」
男「いやぁ~ね、俺ね。今日ね、やっとね。童貞をね。捨てたんだよ。女相手にあ~よかったなぁ~」
幼馴染「へぇ~よかったじゃない(信じらんない、付き合って初日でしかも学校で)じゃあね、もう私とは一緒にいないほうがいいみたいだね」
男「ああ、行け行け、もう付き纏うんじゃないぞ」
幼馴染(ずっと男を好きだったのは私なのにどうして、どうして)
男友「女~、やるねぇ~。いくら最初から気があるってわかっててもさこんなに簡単に男が落ちるとわ思ってなかった」
女「当たり前じゃない、て言うかさ男下手すぎ、あいつ入れた瞬間に出しやがったのよ。全くピル飲んでなきゃ妊娠しちゃうじゃない」
男友「何?女ってピル飲んでんの?ってか生でやったの?」
女「しょうがないじゃない。そうでもしないと楽しめじゃない。あ、ちょっと用事あるからいくわ」
男友「用事って何だよ。やっぱり、援交でもしてんの?」
女「援交なんてするわけないじゃない、誰がオヤジなんかと二番目の彼氏よ。遅れるとやだから行くわじゃあね」
男友「うわぁ。男も悲惨だねぇ。っとこっちも本命があるし準備すっか」
男友「ねぇ、幼馴染ちゃん。ちょっと話があるんだけどいいかな?」
幼馴染「なに?男友君?」
男友「いやぁね。ちょっとここじゃあ言い難い話なんだけどいいかな?」
幼馴染「一応付いて行くけどさ、多分私断るよ?それでもいい?」
男友「いいの。いいの。まぁ話だけでも聞いてよ」
幼馴染「それで?何?」
男友「あのさ、男に彼女ができたの知ってる?」
幼馴染「うん。知ってるけど。それで?」
男友「さすが情報が早いね。でさ今幼馴染ちゃんてフリーなわけじゃん。それでさ、できれば俺とって思ってさ。」
幼馴染「先に行ったのね。私、そういうの興味ないし。それに男友君のことも男の友達って事しか知らないしさ。」
男友「だからさ、それも踏まえてこれから二人の理解を深めていくってことでさ。ね?」
幼馴染「何よ。だから興味ないって言ってるでしょ。じゃあね。」
男友「ちょっと待ってよ、って行っちまった。はぁ、全くツレナイネ。まぁこれは想定内だしまぁいいか。」
男友「っと電話、電話っと、まぁホントはこんなことしたくないんだけどね。俺のこと拒絶するのが悪いんだよ。幼馴染ちゃん。」
幼馴染「全く、どいつもこいつも何なのよ。友達は友達で私が捨てられたとか可哀相だとかそんな事ばっかり言うし。男共は男共で声掛けまくってくるし。男は男でずっとデレデレしてるし、ホントむかつく」
幼馴染「女さんも、女さんよ、わざと私のいる前で男とイチャイチャするしたまったもんじゃないわよ。ハァ、やってらんないわよ」
DQN1「なぁ、マジでやっていいの?つかさ、あいつの男マジムカつくんだけどボコりたいんだけど、今日いねーの?」
男友「ああ、男のこと?あいつならきっと近いうちにボコれるよ。でも今はさ、ね?」
DQN3「お前さ、実は俺らより最悪じゃね、あいつってお前の友達のだろ?」
DQN2「いいじゃん。俺こいつ気に入ったし、てかもうチーム名とじゃん。」
DQN4「ハァハァ。御託はいいから早くやらせろよ。俺もう我慢できねぇ。」
男友「そうだね。俺もさ。もう我慢できそうにないし。じゃあ、手はず道理に頼むよ。」
DQN1「任せとけだしwwwwww。」
幼馴染「ハァ、早く帰って気分転換でもしよ。もうやってらんないわよ」
DQN1「ねぇ~、彼女~、俺らと楽しいことしない?」
DQN2「後悔はさせないからさぁ」
DQN3「まぁ、後悔しないってのは嘘かも知んないけどね」
DQN4「きゃははははははっは、言えてるwwwwww」
幼馴染「何よあんたたち、そこどきなさいよ。」
DQN1「ちょwww、吊れないなぁ幼馴染ちゃん」
幼馴染「え、何で私の名前を知ってんのよ。」
DQN2「何ででしょう、当てれたら開放してあげっかもよ」
幼馴染「そんなこと、知るわけないでしょ。さっさとそこをどきなさいよ」
DQN3「通すわけねぇじゃん、だからさ一緒に遊ぼうって行ってるだけじゃん」
幼馴染「遊ぶわけないでしょ、家に帰りたいんだからさっさとどきなさいよ。」
DQN4「もういいじゃん、こうすりゃ早いじゃん。」
幼馴染「きゃあ、あんた…」
DQN2「ひっでwww、でもやるじゃん、この方が簡単だし。」
男友「お見事、じゃあ行こうか、幼馴染ちゃんもうちょっと待っててね。もうすぐ天国まで連れてってあげるから」
男「女、今日もさ、ね?」
女「何?今日も?別にいいけどさ、今日はもっと持たせてよ。」
男「わかってるって、昨日の二の舞は踏まないよ。」
女「へぇ、たいした自信じゃない。(どうせよく持って2.30秒ね全くセッ○ス覚えたばかりの奴の相手はホントやだ)」
男「じゃあ、行こうか、どこでする?ちなみに俺の両親はしばらく帰ってこないはずだけど」
女「ホント?じゃあ男の家行っていいの?(誰がこいつの家なんかに行きたがるもんですか。どうせ汚いマンションとかでしょ)」
男「うん、いいしwww、やっべ、テンションあがってきた。」
女「ほんとに?じゃあ、その期待に答えなくちゃいけないよね(うぜー)」
男「期待に答えるって何?お泊りでもしてくれんの?」
女「私は別にいいよ。(あ、どうしよノリで答えちゃった、ほんとにボロかったらどうしよう)」
男「ちょwwww、マジで?超うれしいんだけど」
女「もう、今からそんなに張り切らなくても夜は長いんだからさ、もっとゆっくり楽しもうよ、ね?」
男「あ、着いた着いた、ここが俺ん家、親父が趣味で建てた家だからちょっと趣味悪いけど」
女「へぇ、きれいな家だね(趣味が悪いどころじゃないわよ、何よでか過ぎるじゃない)」
男「親父は何でもデカイ物が好きだからね、まったく成金むき出しだよ」
女「へぇ、男君の家ってお金持ちなんだ」
男「そうでもないよ。宝くじが偶然当たってその金で株買ったら大当たりしただけなんだから」
女「へぇ、でもすごいねぇ。(もしかしたら、こいつをうまく使えばすごく儲かるんじゃないの)」
女「ねぇ、ご両親がしばらく帰ってこないって、旅行か何か?」
男「うん、そうなんだよ。全くいつまでも新婚気分でね、困ったもんだよ」
女「へぇ、でも今日は感謝しなきゃいけないんじゃない?」
男「そうだね、そのおかげで、女と今夜一緒にいられるわけだから」
女「そうね。(バッカじゃないの、これから私が何するかも知らないくせに)」
幼馴染「えぐっ…、えぐっ…」
DQN1「いやぁ、よかった。よかった。」
男友「俺も意外だったよ。まさか処女だったとはね。」
DQN2「何言ってんだよ、その処女を頂いちゃったくせに。」
DQN3「まぁ、ビデオも写真も撮っといたし暫くは楽しませてもらえるんじゃいの?」
DQN4「俺、まだしたりないんだけどさ。もっとしていい?」
幼馴染「いや…、いやぁぁぁぁぁ……。」
男友「まぁ、今日の所は勘弁しとこうよ。といっても一晩まわし続けた訳だけどさ。」
DQN2「一番やってた奴が良く言うぜ。しかもまだ余裕があるとか。」
男友「いいじゃないか、細かいことはさ。今のところは開放しとこうよ。今のところは、ね」
DQN3「まぁいいか、そこらで開放してやっから、さっさと立てよ!!」
幼馴染「いやぁぁ…、いやぁぁぁ…」
男友「(この下衆共と一緒ってのは気分が悪いがまぁそのうち、こいつらも飽きてどっか行くだろそれまでの辛抱だ。)」
女「男君、泊めてもらっちゃってごめんね、ほんとに迷惑じゃなかった?」
男「迷惑だなんてとんでもないよ。こっちも楽しませてもらったし。」
女「そんな、恥ずかしいこと外で言わないでよ。(こいつ、最後まで耐久力なかったな、でも復活がとんでもなく早いのね)」
男「どう?もう一泊しちゃったりする?俺は一向に構わないんだけど。」
女「ううん。さすがに二泊もすると親も心配するし。(もう一晩なんて、こっちの身が持たないわよ。まぁ口実はできたし)」
男「そう?そういう事情なら仕方ないよね。じゃあそろそろ学校いく?」
女「そうね。でもささすがに一緒に登校は不味いよね。」
男「え?何で?いいじゃん。」
女「だって。まだ付き合って日も浅いのにお泊りだなんて思われたくないし(誰があんたなんかと一緒に登校なんか)」
男「そう?まぁ、女の子にも色々あるんだよな、それなら仕方ないよ。じゃあ、別々に登校ってことで。」
女「うん、じゃあ先に行くね。それじゃあ学校で。」
男「うん、じゃあね」
女「はぁ、疲れた。猫かぶるのってホントに疲れる。まぁ仕込みもすんだし~、あとは子供ができたって言うだけね。ああ、どれくらい貰えるだろ。」
幼馴染「えぐ…、えぐ…。!?(あれ?あれって女さんだよね。どうして男の家から出てくるの?)」
女「ああ、男友の誘いに乗ってみたら思いもよらない拾い物をいちゃった。どのくらいもらえるかしらねぇ。」
幼馴染「えぐっ…、(泣き止め、私、今は、今は、今だけでいいから。)」
幼馴染「ぐっ…。おと…こは、…わた…しが守ら・・・ない…と。今…まで守っても…らっていたんだから。」
男友「よう、女。あんがとな、お前のおかげで大体上手くいったよ。」
女「そう?私の方もかなり得しそうなんだけど。」
男友「マジで?どんな話かは、あえて聞かないけどさ、いやぁ昨日は俺も楽しんだし。」
女「うわぁ、その顔はやばいよ。ってか、何?マジで廻したの?」
男友「ちょっと誘ったら簡単に乗ってくる馬鹿共がいたんでね。そいつらと一緒ってのがすげぇ気に入らなかったけどさ、一晩ゆっくり楽しんだよ」
女「うわぁ、鬼畜ぅ。何?昨日一晩ってこと?うわぁ同情するわぁ」
男友「何だよ。お前もなんか企んでんだろ?だったらお互い様じゃん。」
女「まぁ、私には関係ないけどね。」
幼馴染「そうか…そうだったんだ。グルだったんだ。なら二人から男を守らないと。」
男友「やぁ、幼馴染ちゃん。よく来たねぇ。」
幼馴染「………………」
DQN1「おいおい、だんまりかよ。」
DQN3「まぁ、来ただけでも偉い偉い。」
DQN2「でもさ、今日も一晩この人数相手にだぜ、さすがに同情するぜ」
DQN4「また抱けるとはうれしい限りだねぇ、さぁて、じゃあ早速。」
幼馴染「ねぇ、男友君。ひとつ聞いてもいいかな。」
男友「ん?なんだい?幼馴染ちゃん。」
幼馴染「あのさ?女さんて、本気で男の事好きで告白したのかな?」
男友「さぁどうかな。でもどうして今、そんなことを?」
幼馴染「今朝ね、男の家から出てくる女さんを見たの。」
男友「へぇ、それで?それが何で今の質問に繋がるのかな?」
幼馴染「それでね。出てきた女さんが言ってたの、妊娠が何やらいくら貰えるやら何やらって。」
男友「それで?まだ僕には繋がってないみたいだけど?」
幼馴染「それでね。私こっそり女さんをつけたの」
男友「へぇ、それで?」
幼馴染「そしたらね。女さんと男友君がね、話してるのを聞いちゃったんだ。」
男友「そうだね。話してたね。まぁ、僕が何も言わなくても察しがついてるんでしょ?」
幼馴染「うん。でもね。これは男友君の口から聞きたいんだ。いってもらっても良い?」
男友「察しの通りだよ。君がいたなんてね。僕、ぜんぜん気づかなかったよ。」
男友「そうだね。僕はさ、ずっと君が好きだったんだよ。でもさ男っていつも君を守っていたじゃない?だからさ邪魔だったんだよ。」
男友「でさ、男と話してたときにさ女が話に入ってきたんだよ。そのときにさ男の表情が明らかに変わったのに気づいたんだよ。」
男友「でさ、女にこの話を持ちかけてみたんだよ。そしたら女もノリノリでさ。正直ここまで上手くいくとは以外だったよ。」
幼馴染「ありがとう、男友君。そこまで語ってくれるとは思ってなかったよ。」
男友「でも、急にどうしたの?」
幼馴染「うん、私ね。男を守るって決めたの。でもね、女さんが本当にやましい気持ちで男に近づいたかよくわからなかったんだ。」
幼馴染「男も女さんと一緒にいる時すごく嬉そうな顔をしてるんだもん、正直私も見たことがない表情までするんだよ。悔しかったよ。」
幼馴染「でもね。今の話を聞いてほっとしたよ。これで安心して女さんを始末できるよ」
男友「へぇ、怖いこと言うねぇ。でも始末ってどうするの?そんなことするって分かったらちょっと返すわけにはいかないなぁ。」
幼馴染「そうだね。男の人が五人もいるんだもんね。簡単には帰れそうにないね。」
男友「簡単にはって、やっぱり帰れるつもりだったの?まったくちょっと調教が必要なのかな?」
DQN1「調教ってwww、お前ホント鬼畜。」
DQN3「ははっ、その調教とやらも俺らがするんだろ全く、超楽しみだし。」
DQN2「ちょwww、俺軽く引いたけど。」
DQN4「やるならさっさとやろうぜ、俺もう抑えきかねえは。」
男友「そうだね。やるならさっさとやろうか。」
DQN4「じゃあ早速、ほら来いよ。」
幼馴染「男、私が絶対に守ってあげるからもうちょっとまっててね」
男友「だから、返さないって言ってるだろ。お前はもう僕のものなんだよ。抵抗すんじゃねぇよ。」
DQN2「おいおい、僕のって俺ら全員のもんだろ、この女、一応訂正しろって。」
男友「うるせぇよ、こいつは俺のだよ、文句は言わせねぇぞ」
DQN4「なぁ、今俺すごくカチンと来たんだけど、カチンと来たんだけど来たんだけど!!」
DQN1「つーかさ、何でこいつが仕切ってんの?」
DQN3「だよな、可笑しくね。一番弱えのどう考えてもこいつじゃね。」
男友「うるせぇ、最初にこいつに目を付けてたのは俺なんだよ」
DQN1「順番とかかんけぇねぇし、よえぇ奴は引っ込んでろよ」
男友「離せよ、てめぇら離せよ。」
DQN2「おいおい、抵抗してんじゃねぇよ。やっぱ俺こいつ気にいらね。生意気だしヤっちまおうぜ」
DQN4「あー、でもよぉ。この女どうするよ。」
DQN1「もうしらね、今は女抱く気分じゃねぇし。開放してもいいんじゃね。」
DQN3「ぷwww、この生意気な奴シめる事しか考えてねぇよ、コイツ」
DQN2「さっさといけよ、というか廻されたいの?お前?」
幼馴染「…ふん……礼は言っておくわ…」
女「ふふ、あいつの顔ったらなかったわぁ。あの必死な顔。でも金くれって言ったら、顔青ざめさせちゃってさぁ、ざまぁないわよ」
女「調子に乗って、この私を抱きたがりすぎなのよ。」
幼馴染「ねぇ、女さん。」
女「!! な~んだ幼馴染ちゃんじゃない。どうしたの?」
幼馴染「嘘を付いたんですね。」
女「何の事よ。いきなりやってきて変なこと言わないで。」
幼馴染「私は男を守るって決めたんです。だからもう男に構わないで下さい。」
女「守るって何よ。私のお腹には彼の子供がいるのよ。」
幼馴染「それなら、もうさっき聞きました。あなたの一人語とって大きいんですね。」
女「なによ。なにか文句あんの?」
幼馴染「あなたが妊娠なんてしてないことは分かってるんです。もう男に関わるのはやめて下さい。」
女「何よ?これは私と男の問題なのよ。あなたは関わらないでよ。」
幼馴染「黙ってください。これは警告じゃあないんです。」
女「警告って、あなた警告してるつもりなの?超ウケるんですけど」
幼馴染「だ・か・ら…警告じゃないって言っているでしょ」
女「警告じゃなかったらいったいなんだって言うのよ」
幼馴染「これは命令なんです。いいですか、もうあなたに選択肢はないんです。」
女「何言ってんのよ。あんたに何ができるって言うのよ。」
幼馴染「あなたをこの場で殺す事だってできます。」
女「私を?殺す?バッカじゃないの?あんたに私を殺す度胸があるわけないじゃない。」
幼馴染「ほんとにそうお思いですか?」
女「思ってるに決まってるでしょ。甘くみないでよ。私だってね、修羅場くらいいくつか経験してんのよ。あんたなんかの脅しに屈するわけないでしょ。」
幼馴染「でも、女さん。あなた強気に振舞っていますけどさっきから足がガタガタ震えてますよ。」
女「何言ってんのよ。あんただってさっきから怯えた犬みたいにガタガタ震えてるじゃない」
幼馴染「これですか?慣れない重いものって運んでみると結構疲れますね、男はいつもこんな重い物で私を守ってくれていたんですね。」
女「なによ。あんた、何言ってんのよ。」
幼馴染「ふふっ、今度は私が男を守る番ですから、このくらいの苦労は序の口ですよね。」
女「何で近寄ってくるのよ、ねぇ、一体何なのよ。」
幼馴染「待っててね、男。私が今から男に集るこの金バエ共を駆除してあげるからね。」
女「何なのよ。いやよ、いやよ、いやよいやよいやよいやよいやよいやよいやよ…いやっ…いやぁ―――いやぁぁぁぁ」
男「一体どうすりゃあいいんだよ。俺が自由にできる金なんかある訳ねぇだろ。この野郎この野郎この野郎この野郎この野郎…ちくしょうちくしょうあの女あの女」
男「ちくしょうちくしょうちくしょう…ったく…電話…幼馴染から…一体何のようだ?」
電話『女「助けて…助けていやいやいやぁぁぁ…いやぁぁぁぁぁぁぁぁ」
幼馴染「男?聞えてる?」』
男「おい、今の何だよ。何で女の声がするんだよ。」
電話『幼馴染「うん?聞えたみたいだね?」
女「助けて、助けて…助けて、男君助け…ウベッ」
幼馴染「気安く、男の名前をほざかないで。また指を折るよいいの?」
女「や、や、ごめんなさいごめんなさい」
幼馴染「なら黙っててね。いい子だから。」』
男「おい、どうしたんだよ。何があったんだよ。幼馴染どうしたんだよ。」
電話『幼馴染「それがね。男、女さんがね。男に謝りたいことがあるんだって、そうだよね。女さん。」
女「はい、ごめんなさいごめんなさいごめんなさうい」
幼馴染「謝る暇があったら、早く告白しようね。男に対して謝らなくちゃならないこと全部さ」』
男「おい、幼馴染どうなってんだよ、何してんだよ
電話『幼馴染「私さ、いつも男に足すけられっぱなしだったよね、だからさ一回くらい男のことを助けたかったんだ。」』
男「何言ってんだよ。何で一回限定なんだよ、これから何回でも助けてくれればいいだろ。」
電話『幼馴染「ごめんね、男。無理なんだ。私さ汚されちゃったんだ。もう男と一緒にいられないんだ」』
男「なんでだよ。汚れたってなんなんだよ。」
電話『幼馴染「ごめんね、言えないよ。でもね、男を困らせるこの害虫は私が排除してあげるからね。」
女「いや、いやぁぁぁ」
幼馴染「まだ抵抗する元気が残ってたんだね。両足の指を潰しただけじゃあ甘かったかな?」
女「ぎゅああぁぁぁぁああぁぁあ」
幼馴染「耳障りだよ、片足が動かないくらいで大袈裟だよ」
女「いやあ、いやぁぃあぁああいいぃあ」
幼馴染「五月蝿いって言ってるでしょ。」
女「うごっ、うごっ」
幼馴染「どう?私の靴はおいしい?あなたの血を浴びまくった靴の味は?」
男「もう、やめてくれよ、なぁなぁ。」
電話『幼馴染「そう?でもね、もう引き返せないんだ。ごめんね男。そろそろ告白をして貰わないとね。でないとそろそろ死ぬよ」
女「ひぎゃああああ、ひひまひゅ、ぼべんなひゃいぼべんなひゃい」
幼馴染「そう?じゃあ靴を抜くからね。きちんと告白をしてね。」
女「ひゃい、ひょうひゃひぇていひゃひゃひまひゅ。」
女「ごはっ、ごひゃっ。ごめんなさい、ごめんなさい。許して許してぇ」
幼馴染「それは、もぉいいから早くして」
女「は、はい。ごめんなさいごめんなさい妊娠なんて嘘です。ごめんなさいごめんなさい」
女「お金なんて要りません、ごめんなさいごめんなさい、私はあなたが好きでも何でもありませんでした、ごめんなさいごめんなさい」
幼馴染「まだ、あるよねぇ。早く言わないともう片足も動かなくなっちゃうよ」
女「もうない!!もうないよ!!いやぁいやぁ」
幼馴染「本当?でもね、告白したら助けてあげるなんていってないよね。最初っから殺すつもりだしいいよね。」
女「いやぁぁ、いぎゃあああ」
幼馴染「そろそろ切るよ、男。最後まで迷惑掛けてごめんね。愛してるよ。男」』
男「幼馴染!!幼馴染!!…クソッ…畜生…どうして、どうして。」
次の日の朝刊、女の死亡記事が大きく取り上げられた。
内容は痴情の縺れだとかよくある文字で取り繕っていた。
俺も関係者としてテレビのインタビューを受けた、警察も最初は俺も疑ってかかっていた。
しかし、女には他にも年上の彼氏がいることが分かると注目が一斉に其方へと世間の目が向いた。
だが、俺ともう片方の彼氏のアリバイがはっきりするとあっという間に捜査は打ち切りとなったもう一人容疑者がいるとかそんな噂も流れたがその噂もいつしか消えていった。
友の死亡記事も載ってはいたが犯人はすぐに見つかったためあまり反響も少なかった記憶がある。
当時は、俺も色々忙しくあまり記憶には残っていない。
幼馴染はあの日以来、ずっと行方不明となっている。
俺は、一体何をすればよかったんだろう、しかし、俺は後悔している。
なぜ俺は、幼馴染にもっと優しくしてやれなかったんだろう。
だが後悔してはいない、未来を知ることができないように過去も修正することができない。
ならば、今を精一杯生きよう、過去を未来で後悔しないように
ID:/hXdKU+90
幼馴染「おはよう、男」
幼馴染「どうしたの?そんな暴れて…」
幼馴染「疲れるだけだよ?やめたら?」
幼馴染「ふふっ…♪」
幼馴染「また騒いで…」
幼馴染「そんなことしても外してあげないよ?」
幼馴染「もがもが言っててもわかんないよ?」
幼馴染「私にもわかるように言って欲しいなぁ…♪」
幼馴染「ふふっ…♪」
幼馴染「男が悪いんだからね?」
幼馴染「私はこんなに男のことを愛しているのに」
幼馴染「男がよそ見するのが悪いの」
幼馴染「反省してもうしないって言うなら、喋れる様にしてあげようかなー?」
幼馴染「ふふっ…♪」
幼馴染「反省するの・・・?」
幼馴染「そう、わかった」
幼馴染「でも嘘ついたら駄目だよ?」
幼馴染「そのときは…どうしようかな?」
幼馴染「あははっ…♪」
幼馴染「早く外して欲しい?」
幼馴染「でも…」
幼馴染「男は怒ったりしないよね?」
幼馴染「私を嫌ったりは絶対に絶対に絶対にしないよね?」
幼馴染「…ホントに約束できる?」
幼馴染「さっきも言ったけど…嘘は駄目だからね!」
幼馴染「じゃあ、外すね」
幼馴染「ちょっと待っててね」
幼馴染「ふふっ…♪」
幼馴染「はい、とれたよ?」
幼馴染「約束通り一つ目は外したよ?」
幼馴染「何でそんなに怒ってるの?」
幼馴染「やっぱり嘘だったんだね…」
幼馴染「でもいいよ、男が正直に私を愛してくれるまで待ってるから…ね?」
幼馴染「あはははっ…♪」
ID:sUzBobKY0
幼馴染「おはよう男ちゃん!良く眠れた?」
男「眠れたかって…、そりゃ普通に…」
幼馴染「ふぅん…」
男「むしろ寝すぎた感じだな。体中固まっちまってバキバキいいそう…。よっ」
男「あれ?」
幼馴染「どうしたの、男ちゃん?」
男「いや、起きようと思ってるんだが…。なんでか…」
幼馴染「そっか。起きようとしてるんだ。あははっ、ふふっ」
男「笑うなよ…。ったく。そんなとこにいるんだったら、手くらい貸してくれたっていいだろ?」
幼馴染「手を貸してくれ?あはははっ!いいよ…、じゃあ、どっちがいいか選んでね?」
男「?」
幼馴染「…右手とぉ、左手!どっちがいい?」
幼馴染「なんてね。ごめんごめん。ちょっと意地悪さんだったね。今、起こしてあげる」
男「…待てよ」
幼馴染「なに?」
男「今の…なんだ?」
幼馴染「今のって?」
男「とぼけるなよ!」
幼馴染「きゃっ!」
男「お前が持ってたそれ…。今、そこに転がってるそれだよ!」
幼馴染「もう、そんなにおっきな声出さないでよ、男ちゃんったら」
男「まさか…、まさか…」
幼馴染「自分の腕じゃない。わかんなかった?」
幼馴染「でも、びっくりだよ」
幼馴染「男ちゃんとはずっと一緒にいたし、何でもわかってるつもりだったけど…」
幼馴染「知らない間に…、こんなに逞しくなってたなんて…」
男「お前が…?」
幼馴染「でもね…。私だって、女の子だって、色々変わってくんだよ?」
幼馴染「おっぱいだって、お尻だって――」
男「お前がやったのか!?」
幼馴染「しかたないじゃない!」
男「!?」
幼馴染「学校の帰りに…事故に遭って…」
男「………」
幼馴染「雨の日だったから、お迎えにおじさんとおばさんが来て…」
幼馴染「赤信号、だったんだけど…。トラックがそのまま…」
男「っ……、じゃあオヤジとお袋は!?」
幼馴染「わたし…っ、すぐ救急車呼んだんだよ!?…でも………」
男「……」
幼馴染「……助けてあげたかったけど…ダメ、だったみたい」
幼馴染「男ちゃんの腕や足も!切らなきゃだめだって……、死んじゃうって!」
男「………」
幼馴染「わたし、男ちゃんのためならなんでもする!」
男「……事故、か」
幼馴染「ごめん!ごめんなさい!なんでもするから許して!ね?」
男「……仕方なかった、のか」
幼馴染「……うん」
そういうことに なってるから
男「……え?」
男「お前、今…、なんて?」
幼馴染「へへー。信じた?信じちゃった?」
幼馴染「ま、ないよねー。ホントに事故だったんなら男ちゃんがわたしの部屋で寝てるわけないし」
幼馴染「腕とか足とか、わたしが持ってるわけないしね」
男「……じゃあ、やっぱり」
幼馴染「そ。全部、わたしがやったの」
幼馴染「ホントに寝てる時にお部屋に行って、ちょっと強めのお薬で起きれないようにしてから……」
幼馴染「パパの病院でお医者の先生に頼んだの」
幼馴染「右腕はね。わたしが切ったんだよ。どうしてもって。うまく出来るか心配だったけど、おかげで宝物がひとつ増えちゃった」
男「ふざけんな!」
男「ふざけんなよ!お前、自分がなにやったかわかってんのか!?モロ犯罪じゃねーか!」
幼馴染「そう、だね」
男「そうだねじゃねぇ!こんなこと警察に通報すりゃ一発で……」
幼馴染「通報?どうやって?」
男「……!!」
幼馴染「あははははっ!あはははははは!無理だよね?その体じゃ!あはははははは!」
男「……くそっ!」
男「……どうしちまったんだよ、お前。こんな風に……」
男「こんな風にするほど……、オレが憎かったんかよ……?」
幼馴染「……その話はおいおい……、ね。それより」
男「?」
幼馴染「ケータイ。わたしが代わりにかけてあげよっか?」
幼馴染「警察、でよかった?」
男「随分…余裕なんだな」
幼馴染「ふふ…。まあね」
幼馴染「1、1、0……。っと、ハイどーぞ」
警官「こちらvip市警通信本部。事件ですか?事故ですか?」
男(こいつ…。マジで……)
警官「もしもし?どうされましたか?」
男「助けてくれ!目が覚めたら、腕と足が切られてて!……幼馴染の家に、閉じ込められてんだ!」
警官「…?状況を詳しくお願いできますか?」
男「詳しく、って…。今言ったとおりだよ!いいから早く助けに来てくれ!」
警官「場所はわかりますか?近くの者を向かわせますので」
男「3丁目221番地だ!急いでくれ!」
幼馴染(ぷつっ)
幼馴染「以上かな?」
幼馴染「さてと、男ちゃんとしてもすることしちゃったところで…。少しお話でもしようか」
幼馴染「男ちゃんにいいお知らせと悪いお知らせ。どっちから聞く?」
男「この状況で…いい知らせなんかあるかよ」
幼馴染「あるよ。いいお知らせ。男ちゃんのかわいいかわいい幼馴染は、絶対、ぜーったい、逮捕されません。嬉しい?」
男「……」
幼馴染「いいお知らせその2。男ちゃんと、わたし、幼馴染はぁ、この度めでたく入籍いたしましたっ」
男「……なっ!!」
がっ!
男「んぐぅっ!」
幼馴染「あれ?おかしいな?なんか嬉しくなさそうな顔だったけど…」
男(息……っ!)
幼馴染「わたしの、気のせい…だよね?」
男「ん~~っ!」
幼馴染「突然でびっくりするのはわかるけど…」
幼馴染「女の子としては傷つくよ。そういう反応…」
男「ぜはっ!……はぁっ、はぁっ――」
幼馴染「おじさんとおばさんの分も…ふたりで幸せになろうね」
男「!?……オレの手足、ぶった切っただけじゃなくて」
男「さっきの話も……、事故は作りで……。え?」
幼馴染「だって邪魔だったんだもん。男ちゃんをくださいって挨拶しに行ったら、息子を返せーって」
幼馴染「お嫁さんに来てくれたら嬉しいなんて調子いいこと言ってたのに。おじさんもおばさんも全然子離れできてないの。笑っちゃう」
幼馴染「というわけで悪いお知らせ。おじさんとおばさんは今天国にいます。嘘じゃなくてね
幼馴染「あ、ちゃんと天国にいるんなら、悪いお知らせでも――」
男「うぁああぁああ!」
幼馴染「っ……なによ」
男「そんな!……そんな理由で!」
幼馴染「男ちゃんにはわたしだけいればいいの!」
男「!?…人殺しなんか……っ」
幼馴染「それを……、わからせてあげる……」
幼馴染「愛には、時間も必要って言うもんね」
バタン
男(…出て、行った?)
男(戻って来ない…。外か?)
男「今なら…、助けを……」
男(顔が……)
男「窓にも届かねぇ…!」
男「ドアノブ…っ、口……にっ」
男「開いたっ!」
男「はぁ、…はぁ、匍匐…前進……でもねぇか」
男「とにかく……」
男(部屋が2階じゃなくて助かった……!)
男(廊下……)
男「長すぎだよ金持ちめ……」
男「玄関……。」
ごろんっ
男「……いってぇ」
男(後はここを…)
男「!?」
男「さすがに玄関は……」
男「戸締り万全、てか……。はは……」
男(どれくらい経った…?)
男「外の様子ひとつわかりゃしねぇ…」
男(腹が減った…)
男(家族は殺されてもオレは生きてて…)
男(しつこく腹は減る)
男(便所行きてぇ…)
がちゃっ、きぃ……
幼馴染「ただいま~」
男(まずいっ!)
幼馴染「あっ!男ちゃん!」
男(逃げようとしてたことがばれたら……!)
男(殺され――)
幼馴染「おしっこ出ちゃったかぁ……」
男「え?」
幼馴染「待ってて。今着替え持ってくるから」
男「ちょ…」
幼馴染「んしょ。もう夜だし寝る時用の服でいいよね?」
男「あ、ああ……」
幼馴染「さ・て・と。脱ぎ脱ぎしましょうね~」
男「………わーっ!待て待て待て!」
幼馴染「今更恥ずかしがらないの!そんなぐちょぐちょじゃ気持ち悪いでしょ?」
男(素っ裸……)
男(下、短パンだったんだ……)
幼馴染「体拭くタオルも持ってきたけど…」
幼馴染「どうせだからお風呂入っちゃおっか」
男「なっ……!?いいよ、そのくらい自分で…」
幼馴染「自分で?」
男「……くそっ……」
幼馴染「決まり!ね?」
幼馴染「かゆいところございませんか~?」
男「………」
幼馴染「お湯かけるね?」
ざばーっ、
幼馴染「えへへっ、一緒にお風呂なんてちっちゃい時以来だね」
男「……」
幼馴染「つぎはぁ、お背中流しま~す」
男「…何も言わないんだな」
男「逃げようとしてたこと……」
幼馴染「…ひどいなぁ。わたしだって、なんでもかんでも怒ったりしないよー」
幼馴染「それとも、怒って欲しかった?おしおき~、とか。そういうの好き?」
男「オレは!」
男「真面目に話してんだよ……」
男「…オレを殺す気は、ないってことか?」
幼馴染「えと……」
男「お前にその気がなくたってなぁ!親殺されて!はいそーですかってわけにいくかよ!」
男「お前の思いどおりにゃならねーよ……」
幼馴染「確かに…、男ちゃんと一緒にいたいのに、男ちゃんに死なれちゃうのはちょっと…ううん、すごく、嫌かな」
男「手足が利かなくたって、舌噛むくらいできるんだからな…」
幼馴染「ほんとに?」
幼馴染「舌って結構丈夫なんだよ。ちゃんと噛み合わせて、勢いつけなきゃ切れたりしないんだから」
幼馴染「それに、舌噛んで死ぬのって、実際は出血多量か窒息死なんだよね」
幼馴染「傷をほおっておいたり、切れた舌で気道がふさがったりするのをそのままにしておかない限り、死なないの」
幼馴染「それってすっごく、辛いと思うな」
男「……」
幼馴染「ねぇ」
幼馴染「日が暮れるまで一人だったけど」
幼馴染「誰かたずねて来たりした?」
男「それは……」
幼馴染「警察の人は来た?」
幼馴染「そういえば、クラスの子に様子を聞かれたりはしてるかな。具合はどう?って」
幼馴染「今日、目を覚ましてくれました。ってちゃんと伝えてあるから安心してよ」
男「事故で……?」
幼馴染「そ。身寄りがいなくなっちゃったから、ウチで面倒見てることになってるの。戸籍上は夫婦だけど、まだ皆には内緒」
幼馴染「男くんが警察の人に伝えた住所はね。前の家のだから、今頃更地か空き家かな」
幼馴染「きっとまともに調べもされないんじゃないかな。イタズラっぽいし。パパもなんとかしてくれるって言ってたし」
男「そんな……」
幼馴染「ね?」
男ちゃんのミカタは わたしだけなんだよ?
幼馴染「わたしだけは、男ちゃんの味方だから…」
幼馴染「ね?」
男(オレは…)
幼馴染「お風呂上がったらご飯にしようね。お買い物してたら遅くなっちゃった」
幼馴染「何が食べたい?色々買ってきたから、何でも作れるよ」
男(どうすればいいんだ?)
幼馴染「お料理だってちゃんと勉強したんだから。一度も作ってあげたことなかったけど…。この日のために、ってことで許してよ」
幼馴染「ちょっと男ちゃん?」
男「!?…あ、ああ」
幼馴染「もう、全然話聞いてない!」
男「……ごめん」
男(下着の脱ぎ着まで幼馴染の世話になり……)
男(見慣れないダイニングで椅子に座って)
男(料理の出来上がりも待ちきれず鼻を鳴らすオレ……)
幼馴染「お待たせ~!へへ~、お腹すいたでしょ?たくさん食べてねっ」
男「ごくっ……」
幼馴染「はい、あ~……」
男「あ~……」
幼馴染「んっ」
男「おま……」
幼馴染「らいじょーぶ…、いじわるじゃなくてぇ……」
幼馴染「くちうつしっ」
男「!!?」
ちゅっ、んむっ……、はぁ…っ。
んくっ……、ちゅ……。
ふぅ…
幼馴染「お風呂、せっかく入ったのに…、汗、かいちゃったね」
男「すくって、そのまま食わしてくれりゃあ、……よかったのに…」
幼馴染「……そのほうがよかった?」
男「……」
幼馴染「えっち」
男「…なんでだよ」
幼馴染「べつに?」
なぁ、お前、オレのこと好きか?
愛してたりとか、すんのか?
男「……体が…」
男「……うごかねぇ」
男「肩から先が……」
男「ねぇんだけど……?」
男「幼馴染?」
男「なぁ、…なぁって!」
幼馴染「……ん。……どうしたの男ちゃん?まだ暗いじゃ――」
男「どうしたじゃなくて……オレの腕は?」
幼馴染「え?」
男「オレの腕…、どうしてお前が持ってんだよ?」
幼馴染「どうしてって。えっと、腕枕……」
男「うん。それ、オレのだよな。返してくれねぇ?」
幼馴染「ん……。それは……、無理だよぅ」
男「無理って……。あるもんくっつけてくれればいいからさ、な?」
男「色々不便だし。首動かすので精一杯なんだよ、今」
幼馴染「それはわたしに言ってくれれば…」
男「そうじゃなくて!」
幼馴染「きゃん!」
男「それ、返してくれ。な?」
幼馴染「……だから、ダメなの……」
男「なんでだよ!?」
幼馴染「もう取っちゃったんだもん!!」
男「だからそこにあんだろーが、オレの腕!」
幼馴染「他のはないもん!」
幼馴染「他の……左手も足も、もうどっかで腐っちゃってるんだから!!」
幼馴染「これは…、わたしが……わたしのものなんだから!もうないの!」
幼馴染「男ちゃんがどこにも行かないように足を切ったの……」
幼馴染「わたしだけに頼ってくれるように腕も切ったの!」
男「なんだよ……それ……」
男「うっ…ぐ……っ」
幼馴染「うわああぁぁぁ!!!」
男「ああぁぁあぁあ!!」
幼馴染「男ちゃん……。ごはん、食べよ…?」
男「………」
幼馴染「あーん、して。……もう、キスとか、ヘンなこと言わないから」
男「………」
幼馴染「謝るから。……全部、話すから……、警察の人に…全部」
男「………」
幼馴染「ちょっと、離れ離れになるけど……。その間のことは、大丈夫だから」
幼馴染「ちゃんと、してもらうから」
幼馴染「男ちゃんが元気じゃないと……、意味……ないのに」
幼馴染「わたしが勝手に…、男ちゃんともっと一緒にいたいとか」
幼馴染「女ちゃんと喋って欲しくないとか思って……」
幼馴染「おじさんもおばさんも…男ちゃんのこと心配だっただけなのに」
幼馴染「邪魔者みたいに思っちゃって……」
幼馴染「今、こんなに悲しいのも、男ちゃんが苦しいのも」
幼馴染「わたしのせいだから……」
男(やっぱり…そうなんだな)
幼馴染「え?」
男(お前には、このやり方が一番堪えるってわけだ……)
幼馴染「男ちゃん!?」
男(我ながらキザなやり方だったが……)
男(……お前、ちょっと寄れよ)
幼馴染「う、うん……」
男(声なんか…、ロクに出やしねぇ。はは…。ま、お前のせいだけどな)
幼馴染「ごめん……なさい」
男(謝るなよ。謝られても何もなりゃしねぇ)
幼馴染「ごめ――ん……っ」
男(うん)
男(で、どうよオレは?)
男(いい感じに……死にかけてるわけだが)
男(満足か?)
幼馴染「……ん、ぅ……」
男(この後、お前が自首するなりして罪が許されて…)
男(オレは管やなんやで腹に飯詰め込まれりゃ――)
男(万々歳でそれまで、ってか?)
幼馴染「そんなこと……っ」
男(あの家に帰ろう……)
幼馴染「え?」
男(オレとオヤジとお袋が住んでた、あの家にさ)
男(オレは死ぬんならあの家だ)
男(あの世で、真っ先にぶん殴られなきゃなんねぇからな)
男(お前は、オレを死なせねぇように頑張れ)
男(こそこそ…こそこそ好きだの嫌いだの言ってねーでよ)
男(オレはさ…、オレのことはいいかなと思ってんだよ)
男(厄介な女、好きになったくせに……、厄介なままほっといたのはオレだからさ)
幼馴染「厄……介な」
男(幼馴染さ)
男(お前は……、オレがオヤジとお袋に頭下げてる間――)
男(抱いてもくれねぇ男にしがみついて……引っ張って……)
男(惚れさせてみろ。誰が死んだとか殺したとか……そういうのぶっ飛ばすくらいにさ)
男(得意技だろ?)
幼馴染「―――」
男(よし)
薄情な息子にはならねーつもりだけど
ほどほどにしといてくれや
コイツに泣かれんのは、やっぱキツいわ
――ED