少女「耳が猫耳にっ!」ピョンッ
少女「お尻の辺から尻尾がっ!」ニョキ
少女「あ、足が猫みたいに……」
少女「身体中から毛が生えて来た…」
少女「嫌だ!猫なんかになりたくな……ニャアッ!」
少女「ニャア!ニャア!ニャア!」ゴキゴキゴキゴキ
猫「ニャア」
元スレ
少女「ひっ!て、手が猫の手に!」
http://hebi.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1533396666/
お前ら「あ、猫だ!可愛いぃねえ!オイデェ!」
猫「ギニャー!(いやー!来ないで!)」
お前ら「よしよしよしよヨシヨシヨシヨシ」
お前ら「なでなでナデナデ撫で撫でナデナデ!」
お前ら「チューもしちゃうぞっ!」チュッ
猫「ニャギャアアアア!!!!(やめてええええ)」
お前ら「可愛すぎるから飼ってあげるね♡」
猫「フギャー!(近寄んなハゲ!デブ!)」
お前ら「あ、猫ちゃん待ってっ!」
猫「ニャアア!!(キモいキモい来ないで!)」タタタタ
お前ら「チッこれだから猫は害獣なんだよ」
猫(これからどうしよう…)
幼女「あっ!猫ちゃんだ可愛い!」
猫「ニ、ニャア(幼女ちゃんならまだいいかな…?)」
猫「ゴロニャーン(ご飯ちょうだい)」
幼女「餌ほしいの?」
猫「ごろニャンニャン(そうだよそうそう!)」
幼女「はいどーぞ!(泥団子)」
猫「ニャン…(そうじゃないんだよなあ…)」
幼女「どうしたの元気無いの?」
猫「ニャア(食べられるものをちょうだい…)」
幼女「じゃあお薬食べないとね!(フリスク)」
猫「ニギャ!?(確か猫にフリスクは毒なはず…!)」
幼女「良い子だからアーンして!」
猫「ンンンン!(やめろー!)」
幼女「おらっ!口開けろくちぃ!」グリリリリ
猫「ニャ、ニャメ!(ちょ、やめ!)」モググ
幼女「はい、良い子良い子!よく我慢したね!」
猫「ウニャ……(気分が悪くなって来た…)」
数分後
猫「グニャニャニャ………(白目)」ピクピク
幼女「あれー?お薬効かなかったかなぁ?」
幼女「もっと食べた方が良いかな??」
猫「ニャ………ニャニャ(も、もうやめて……)」
幼女親「幼女ー!帰るわよー!」
幼女「はーい!お母さん!猫さん元気でね!」タッタッタッタ
猫「ニャ…ニャ…」(泡ブクブク)
イケメン「こんなところに猫がっ!まだ生きてるな!早く動物病院に連れて行かなければ!」
病院
医者「危ないところでした…あと数分遅かったら脳細胞が破壊されてるところでした」
猫(はぁはぁ助かった……)
医者「この猫は野良猫ですよね?こちらの方で避妊手術をしてまた野良に返しておきますね」
猫「ニャアアアア!??(なんだってえ!?)」
医者「まだこの猫は若いですからね、人間で言えば16か17歳と言ったところでしょう」
医者「手術には十分耐えられますよ」
猫「フシャーーー!!!(やめてよ!!!!)」
イケメン「いや、いいですよ」
イケメン「俺、この猫飼うことにするんで」
猫「ニャ!(えっ、そ、そんな///)デレー
医者「それでも避妊はした方が良いと思いますが……」
イケメン「はい、今は猫ちゃんも病み上がりでキツイでしょうしもう少し体力を回復させてからにしますよ…」
猫「ニャアア(イケメン君////)」
イケメン「それじゃあ帰ろうか、エリカ!」
猫「ニャア?(え、エリカって名前なの…?)」
イケメンの家
イケメン「どうだ?広いだろう?1人じゃあちょうど寂しいと思ってたところなんだ」
猫「ニャア…(本当に広い…なんの仕事してるんだろう?)」
イケメン「ほら、君の部屋だってある」
イケメン「トイレはここだよ」
イケメン「お風呂はここでタオルはここにある」
イケメン「ここは俺の部屋だからね、寂しくなったら好きに入っていいからね」
猫「ニャ…ニャアア(こ、この人猫相手にすごい話しかけてくるなぁ……)」
イケメン「エリカ…俺は君が砂場で泡吹いて倒れた時に天命が下されたと確信したんだよ」
イケメン「聖書には砂漠で倒れていた一人の少女"エリカ"と旅人が結ばれて幸せになる話がある」
イケメン「君はエリカで僕は旅人、聖書の通りで嬉しかったよ…」
イケメン「医者が君のことを16か17歳と言ったよね?その時僕はもう興奮を抑えられなかった、君は少女なんだってね」
イケメン「君と僕は結ばれる運命なんだ、結婚しよう」
猫「ニャアアアア???(えっ、イケメン君?何言ってんの?キモいんだけど……)」
イケメン「あぁもうこの興奮は抑えられないっ!」ムクムク
猫「ニャッ!?(えっ?えっ?なんで?えっ?猫相手にこの人なんで…)」
猫「ニャギ!(逃げなきゃ!)」
イケメン「待ってくれよエリカ」ガシィッ
イケメン「君も訳が分からなくて怖いと思う、でも安心して、大丈夫、きっと全て上手くいくから」
キチガイ「俺と君は結ばれる運命なんだ」
猫「ギィィィニャアアアア(ま、待って!今の私猫だからっ!ちょっと!ズボン脱がないで!)」
キチガイ「フフフ…エリカは小さくて可愛いね…上手く入るかな?」
猫「ニャッ!(そ、そんな大きなの…猫には入らないよおぉ!)」
キチガイ「避妊手術はしなかった…俺たちの子を孕んでくれよエリカ」グッ
猫「ニャギャアアアア!!!(助けてええ!死んじゃう!死んじゃうよおおお!)」
ピンポーン
ダンダンダン
???「イケメンさんいますかー?」
イケメン「おっと信者の方かな?惜しいところだけどちょっと待っててねエリカ」
猫「フシューー(な、なんとか助かった…)」
猫(今のうち逃げないとっ!)
イケメン「はい、どなたでしょうか」ガチャ
警察「イケメンさんですね、麻薬取引の疑いで逮捕します」
イケメンは宗教に乗じて麻薬を売りさばいていた
自分で開発したなんかヤバイクスリも売っていたようだ
そして猫は保健所に収容された
猫「ニャア…(どうしようこれじゃあ殺処分されちゃうよお…)」
天の声「猫よ…猫よ…私の声が聞こえますか?」
猫「ニャッ!!??(だ、誰?)
天の声「今私は天からあなたの脳内に直接語りかけています…私はイケメンさんの入信していた宗教"猫猫教"の教祖です…」
猫「ニャ…(色々突っ込みどころが多くて混乱する…)」
天の声「イケメンさんは私の声を通じて多くの人間に救いを与えてきました」
天の声「しかし彼は警察に捕まりもう私の声に従い人々を幸せへ導くことはできません…」
天の声「そこであなたに代わりを務めてほしいと思いこうして語りかけているのです…」
猫「………ニャ(……絶対ヤダ)」
天の声「もちろんそれなりの褒美も用意しています」
天の声「もしこの話を引き受けてくれるならあなたを元の人間の姿に戻してあげましょう」
猫「ニャッ!?(えっ本当っ!?)」
天の声「私の力であなたに時間と空間を操る力を与えましょう…この力で悩める人々にこのクスリを与えてあげるのです」
猫「ニャイ!(仕方ない……私は元に戻れてみんなは幸せを得る…一石二鳥だし悪いことはない、いいよね?)」
天の声「では行きなさい猫よっ!人々に救済をっ!」
猫「ニャーーー!」
お前ら「喉乾いたなぁ」
猫(このクスリをコップに入れて……)
お前ら「なんかこのお茶変な味が…」
お前ら「う、うわああああ!!!て、手に肉球が!か、身体中から体毛が!!!体が猫にいいいいなっていくううううう!!!!」
猫(幸せだからいいよね幸せだからいいよね)
幼女「おかーさん!フリスク食べる?」
幼女親「ありがとう😊幼女ちゃん、フリスクもらうね」
猫(そのフリスクはすでにクスリに変えてある……)
幼女「いやああああおかーさんからだ猫ににににいゃにゃーーーーーー!」メキメキメキメキ
幼女親「ギャニャアアアアアアア!!!!」ゴキゴキゴキゴキ
動物病院
医者「最近激務で疲れたな…栄養剤でも飲むか……」
猫(ごめんねごめんねごめんね!!!)
医者「ぎゃああああああああ!!!!」ネコネコネコネコネコ
刑務所
イケメン「き、君はエリカっ!こんなところに来るなんてやっぱり君は特別な存在なんだね!」
猫「ニャア(これ飲んで)」サッ
イケメン「これは…教祖様が作り出した猫化の薬かい?これを飲めば良いんだね?分かったよ!君のためならなんでもするよ!」
イケメン「ニャアアアアアア(あああエリカとこれでやっと結ばれるやったああああ)」
イケメンだった猫「ニャ?ニャ?ニャ?(あれ?エリカは?どこだい?エリカ?どこにいるんだい???)
猫(あいつキモいからさっさと逃げようーーっと)
こうして猫は次々と人間を猫にして救済していった
そのうち猫は人間だった頃の感情を失っていった
今では猫猫教の教祖様の使い魔として時間と空間を操り多くの人々を救済している
猫「過去に来たニャア!今日もどんどん救済するニャよおぉ!」
猫「!?あの少女は?なんか惹かれるものが…」
少女「~♪」
猫「う、頭がっ!なんか懐かしい気持ちになるニャ……」
猫「この少女は…救済するべきだニャ……彼女も猫になれば…きっと幸せになるニャ」
少女「?今なんか猫の鳴き声が聞こえたような…?」
少女「?なんか手に違和感が…??」
END