キョン「どうだ?巨乳になったか?」
橘「喧嘩売ってるのですか…?」
キョン「あれ?おかしいな…」
橘「こんなんで大きくなったら苦労はしないのです…」
キョン「古泉はコレで巨乳になったってのに…」
橘「……」
橘「!!?」
橘「詳しく話すのです!!」
元スレ
キョン「貴方はだんだん巨乳になる」橘「馬鹿ですね」
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1278402349/
キョン「ん、昨日の話なんだけどな…」
キョン「何の気なしに古泉に同じことしてみたんだ」
キョン「そしたらなんか胸が痛いとか言いだしてな…」
キョン「あれよあれよと言う間に巨乳古泉の出来上がりだ…」
キョン「長門が言うには一種の催眠状態だったらしい…精神が肉体に作用したそうだ」
キョン「どうも俺には催眠術の才能があったらしくてな…」
キョン「ついでだからハルヒにも催眠術かけて幼児退行させて帰ったんだ」
キョン「おかげで今日はのんびりできるのさ…」
橘「ふーん…あの、立ち話もなんですから、ウチに来ませんか?」
キョン「え?何で」
橘「腰を落ち着けて、もうちょっとトライしてみてもいいんじゃないでしょうか」
キョン「ん~、まぁどうせ暇だし、いいか」
橘(よしっ)グッ
橘「さ、さ、こちらなのです!あがってください!」
キョン「うむ…けっこうキレイにしてあるな」
橘「じゃ、じゃあキョンさん!早速続きを…」
キョン「うーん…なんか喉乾いたな…」
橘「ひゃあ!私としたことが!すぐにお茶を淹れるのです!」ドタドタ
キョン「玉露がいいな」
橘「ぬあっ!ちょ、ちょっとひとっ走り買ってくるのです!」
橘「待っててくださいね!帰っちゃダメなのですよ!」
橘「一分で戻るのです!いってきまーす!」バタン
ウオオオオオ!! ドドドドドドド…
キョン「………」
キョン「あいつホント馬鹿だなぁ…」
キョン「催眠術なんかで胸がでかくなるワケないだろうに…」
キョン「頭っから信じてやがる…まあもう少しおちょくったらネタばらししてやるか」
キョン「はっはっはっはっは」
ドドドド…
キョン「ん?」
バンッ!!
橘「たっ、た、ゲホ、ただいま…かえっだのでず…」ゼェゼェ…
キョン「お、おお…速いな…」
橘「ゲフ、い、今…玉露…点てますから…あう」フラ
キョン「お、おい!」ガシ
橘「えへへ…キョン…さん…少し…待ってて…くださぶげほッ!げほっ!」
キョン「た…橘…」
キョン(こいつ…なんて悲壮な目を…)
キョン(い、今更ウソでしたなんて…とても言えねえ……)
キョン「橘…お茶は…あとでいいや…」
橘「そ、そうなのですか…?」ゼェゼェ
キョン「ああ、早速始めるとしよう…」
キョン(俺の立てた作戦はこうだ)
キョン(まずは催眠術の真似ごとをする…)
キョン(そして『あれれ~?何か今日は調子悪いや~』と誤魔化す…)
キョン(とりあえずコレでいい……後の事は後で考えよう…)
キョン「よし…じゃあ橘、座って楽にしろ」
橘「はい……きょんさん」
キョン「ん?」
橘「…信じてるのですよ?」ニコ
キョン「……お、おお」
キョン(くっ…)
キョン「深く腰掛けて楽にしろ…リラックスするんだ…」
橘「はい…」
キョン「体の力を抜いて…もっとリラックスして…まだ行けるぞ…」
橘「……」
キョン「どんどんどんどん体から力が抜けていくんだ…ゆっ……たりして…とても気持ちがいい…」
橘「……ふみゅ…」
キョン「どうだ…?気分は…」
橘「なんだか…すごく……あんしんするのです…」
キョン(………あれ?)
キョン「そうだ…いいぞ……もう少ししたら…返事も出来ないくらいになってる…」
橘「はふぅ……」ウトウト
キョン「さぁ、目を閉じよう…ゆっくり…ゆっくり…沈んでく…深く…」
橘「………」
橘「…」カクン…
キョン「…………おお?」
キョン「これ…まさか成功したのか…?ただ寝てるようにも見えるが…」
キョン「よし…橘、聞こえてるか?聞こえてたら右手を上げろ」
橘「……」スッ
キョン「……す…すげえ…できてる…」
キョン「………」
キョン「スカートを持ちあげて…パンツ見せてみろ…」
橘「……」ピラ
キョン「……俺を担いでるわけじゃなさそうだな…もういいぞ」
橘「……」
キョン「よし…次に目が覚めた時、お前のおっぱいはDカップだ…いいか?」
橘「……」コクリ
キョン「ついでに俺の命令には逆らえない…いいな?」
橘「……」コクリ
キョン「じゃあ俺が指を鳴らしたら目を覚ませ…いくぞ…」
パチッ
橘「んにゃっ?」
キョン「どうだ?」
橘「どうだ…って?」
キョン「いや、胸の調子は…」
橘「むね…?」ペタペタ
橘「…ああっ!!」
キョン「ん?」
橘「わ、わたしの胸が…私のおっぱいがぁ…」
橘「ぺったんこになってるのです!!!」
キョン「へ?」
橘「なんなのですか!?なんで!?Dカップあったわたしのおっぱいがぁ!!」
キョン「ん~…これは…」
橘「わっ、わた、わたし…の、おっぱ…ふぇ、ふぃ…うわーん…」ピャー
キョン「ちょっと方向を間違えてたみたいだな…」
橘「うえーん、えぐ、うぐ、ぶひっ、ひん…」シクシク
キョン「おーい、大丈夫か~…?」
橘「だいじょ、ぶな、訳ないのです!ひっく、わたしの、自慢のDカップがぁ…ふぃ~ん」
キョン「そっちのほうがナチュラルでいんじゃないか?」
橘「くっ…キョンさんの仕業ですね!?返して下さい!わたしのおっぱい返してぇ!」ガバッ
キョン「うわっ」
橘「バカバカ!うわーん!キョンさんのせいなのです!こいつめ!どうだ!」ポカポカ
キョン「いたた、止めろってオイ…!」
橘「…うー…」ピタ
キョン「ん?やけに素直だな…」
橘「うう~…」ヒック
キョン「……あ」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
キョン『いでに俺の命令には逆らえない…いいな?』
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
キョン「はっは~ん」
橘「呪ってやるのです…祟ってやるのです…」ブツブツ
キョン「まあまあ…そう言えば腹へったな…」
橘「帰れ…グス…帰れおっぱい泥棒…」
キョン「出前とってくれ」
橘「んなっ!ずうずうしいのです!」
キョン「寿司がいいな…ウニ巻きくいてえ」
橘「いっぺん死ね!」
キョン「頼むよ橘」
橘「くっ…」ポチポチ
橘「もしもし…出前お願いしたいのです…」
キョン「ふっふっふ…」
橘「うにの入ってるヤツ…そ、そんなに高いのですか…?」
キョン「うわっはっはっはっはw」
キョン「んん、美味い!美味いな!なぁ橘!」
橘「うう…涙でしょっぱいのです…」モグモグ
キョン「…おい、橘」
橘「今度はなんですか…」
キョン「ほれ、あーんしろ、あーん」
橘「アホですか…」
キョン「あーん…」
橘「……」チラ
橘「……」キョロキョロ
橘「あ、あーん…はむ」////
キョン「美味いか?」
橘「ふんっ」プイ
キョン「答えてくれ…美味かったか?」
橘「…お…」
橘「おいしかった…のです…」////
キョン「あー…腹いっぱいだな…ごっつぁんです」
橘「うう…食費が…光熱費が…」
キョン「ウニって騒ぐほど美味くないな…」
橘「言うに事欠いてそれですか…」
キョン「はーあ…さて…橘、風呂頼む」
橘「ぐぎぎ…今やるとこなのです!」
キョン「そうかそうか…ふはははは」
橘「ちくしょー…何てヤツなのですか…」
キョン「風呂洗い終わったら肩揉んでくれ、テスト開けでこっててな」
橘「うう…なんでわたしがこんな目にぃ…」
キョン「おー…」
橘「ふぅ、ふぅ…」モミモミ
キョン「橘、もちっと強くできないか?」
橘「絞め殺してやりたいのです…」モミモミ
キョン「ま、そんなもんでいっか…もういいぞ」
橘「あう~…手がフワフワするのです…」
キョン「お疲れさん…お前も揉んでやろうか?」
橘「結構なのですっ!」プクー
キョン「正直に」
橘「………」
橘「………じゃあ」
橘「……ちょっとだけ…」
橘「ん…あいた…いたた…」
キョン「ビックリするくらい凝って無いな…子供か、お前は」モミモミ
橘「お、おっぱいが…無くなったから…肩こり解消したのです…い~たたた」
キョン「じゃあ止めるか?」
橘「ん…もうちょっと…もっと優しくしてください…」
キョン「…変な言い方するなよな…」モミ…モミ…
橘「えへへ……もっと…うんと優しくして欲しいのです…」
キョン「こうか…?」サスサス
橘「そのくらいがベストなのです…」
キョン「ただ肩を撫でてるだけだぞ、コレ」
橘「いいから…」
キョン「………」サスサス
橘「………」
キョン「……////」
橘「ふにゃー…」
キョン(何か…妙な雰囲気に「なってきたな…)
キョン「……」サワサワ
橘「…っ……ッ……」ヒク ヒクン
キョン「………」
キョン(おいおい…俺はなに意識してるんだ?相手は橘だぞ…)
キョン(妹に毛が生えた程度のガキんちょじゃねーか…)
橘「ん……ふ…っ」ブルッ
キョン「……!」ビクッ
キョン「も、もういいだろ?終わりだ」
橘「え……もっと触ってください…」
キョン(う…そんな潤んだ目で見るな…)
橘「キョンさぁん…」
キョン「だっ、ダメだ!お終いだ!いいな!」
橘「……解ったのです…」シュン
キョン(しょんぼりするな!)
キョン(もう帰ろうかな…)
橘「キョンさん、お風呂沸いたのです!」
キョン「う…」
キョン(くそ…調子に乗り過ぎたかな…流石に風呂まで焚かせてサヨウナラってのもな)
キョン「う、うむ」
橘「ゆっくりしてくださいね?」
キョン「うむ」
カポーン
キョン「………」
キョン「風呂あがったら帰ろう…うん、それがいい」
橘『キョンさん、お湯加減は如何ですか?』
キョン「うむ、いいぞ」
キョン「……」
橘『あのう、キョンさん』
キョン「うむ…何だ?」
橘『お背中、流しましょうか?』
キョン「…!!」
キョン「い、いや、いい…」
橘『そうですか…』
キョン「うむ」
橘『あのう、キョンさん…』
キョン『うむ、今度はどうした?」
橘『やっぱりお背中、流しましょうか?』
キョン「だからいいって…」
橘『……そう…ですか…』
キョン「…………うむ」
キョン「………」
キョン(何か…何時の間にか立場が…逆転してるような…)
橘『キョンさぁ~ん…』
キョン「う……うむ…」
橘『お背中、ほんとにほんとに流させないでいいのですか?」
キョン「……くどいぞ」
橘『ふぇ…』
キョン「俺は一人でゆっくり入りたいんだ…」
橘『あ…ごめんなさい…』
キョン「いやまあ別に謝るこたぁ無いけど…」
橘『うぐ…くすん…えっく…ひぐ…』
キョン「な、泣くこたねぇだろ!解った!分かったから泣くなって!」
橘『おせ…グシ、なか、流しますかぁ…?」
キョン「うむ…頼む」
橘「うんせ、うんせ、痛くないですか?」ゴシゴシ
キョン「ああ…」
橘「他にして欲しいこと、ありますか?」ゴシゴシ
キョン「いや、別に…」
橘「ほんとに?」チラ
キョン「ばか見るな!そこにいろって!」
橘「はーい!」
キョン「全く…もういいぞ」
橘「前も洗いましょうか?」
キョン「アホ…湯に浸かるから外に行ってくれ…」
橘「はいなのです!」
キョン「やれやれ…」
キョン「ふぅ…サッパリしたぜ…」
橘「麦茶いりますか?」
キョン「や、そろそろ帰るからいいや…」
橘「えっ」
キョン「コレ、寿司の代金だ…受け取れ」
橘「待ってください!」
キョン「悪かったな、ちょっと調子に乗り過ぎた」
橘「待って!」ガシ
キョン「うおっ…た、橘…?」
橘「帰らないで…お金はいいですから…」ギュウ
キョン「橘、はなs
橘「離しません!」
キョン「ちょっと前に帰れ帰れ言ってたろ」
橘「言ってません!」
キョン「お前寿司奢らされて怒ってただろうが…」
橘「だって…おすし取ったら、一緒に食べれると思って…」
キョン「………」
橘「ホントは嬉しかったのです…いつも一人の時間に、一緒に居てくれる人がいて…」
キョン「橘…」
橘「お願いだから、離せって命令しないで欲しいのです…」
キョン「お前…」
橘「うわーん!」
キョン「…で?」
橘「ふえ?」
キョン「泊まるにあたって、来客用のフトンとかあるのか?」
橘「グシ、無いのです…」
キョン「じゃあ俺はどこで寝ればいいんだ…」
橘「////」
キョン「困ったな…お前に『離せと言うな』と言われちまったしな…」
橘「////」ギュー
キョン「困ったぞ…なんかいい考え無いか?」
橘「……」////
キョン「答えろ橘…これは命令だぞ…?」
橘「………」
橘「一緒に…寝たいのです…」
おし まい