ヴィーネ「まったくもう散らかして……」
ガヴリール「ヴィーネが来てくれるのが嬉しくて」カタカタ
ヴィーネ「物は言いようね……」
ヴィーネ「ん……?」
ヴィーネ(こ、これっ!?あ、あれよね……え、エッチするときに使う……!!)
ヴィーネ(コンドーム……!!保健の授業でしか見たことなかったけど……)
ヴィーネ(なんでこれがガヴの家に……!?)
元スレ
ヴィーネ「ガヴの家にコンドームがあった……」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1496527201/
ガヴリール「どうしたの?」
ヴィーネ「ううん、なんでもないわ」
ヴィーネ(ちょっとまってちょっとまって)
ヴィーネ(これがあるってことは相手がいるってこと?)
ヴィーネ(え、えっちする相手が?)
ヴィーネ(嘘でしょ……?だって男っ気なさそうなのに……)
ヴィーネ(でも……高校生になったらそういうことするのかしら……)
ヴィーネ(それにガヴはぐーたらしてるけど……見た目だけでいえばすんごく可愛いし……)
ヴィーネ(むしろ相手がいないのが不思議なくらいの美少女だもんね……)
ヴィーネ(なんか……ちょっとというか……すごく……胸が苦しい……)
ヴィーネ(しかもこれ、箱開いてるってことは一回は使ったってことよね……)
ヴィーネ(……ガヴが男の人と?)
ヴィーネ(……)
ヴィーネ(うぅ……)
ヴィーネ(で、でも待って。おかしいでしょ!だって私が掃除しに来なかったらここはゴミ屋敷!)
ヴィーネ(とても人を招けるとは思えないし……その、えっちするスペースもないでしょ!)
ヴィーネ(だから……あれ、でも私が掃除したあとなら……?)
ヴィーネ(それに……別にここじゃなくてもその彼氏さんの家ででもできるわよね……)
ヴィーネ(……彼氏の家に?ガヴが……?)
ヴィーネ(……)
ヴィーネ(うそ、うそうそうそ……)
ヴィーネ(でもガヴは人付き合いがちょっと悪い。主にゲームによるものだけど)
ヴィーネ(ゲームのイベントといっておきながら本当は彼氏の家にいったり、していたとしたら?)
ヴィーネ(ありえるかもしれない。だって、こんなに可愛い美少女に告白されたら誰でも墜ちるし)
ヴィーネ(それにそもそも開封済みのコンドーム(箱)という物的証拠がここにあるわけで……)
ガヴリール「ねえヴィーネ……そろそろ掃除終わりにしていいんじゃない?そろそろご飯食べたいんだけど」
ヴィーネ(もうこんな時間……)
ヴィーネ「そうね……わかったわ」
ガヴリール「どうしたの?なんか元気ないけど……」
ヴィーネ「う、ううん。平気。今御飯作るわね……」
ガヴリール「うん……まあ、よろしく」
ヴィーネ「……」
ヴィーネ(人の気も知らないで……)
ヴィーネ(もうとっくに初めてのあれこれは全部済ませてるんだろうなぁ……)
ヴィーネ(ガヴ、初めてのキスをするときはどんな感じだったのかしら)
ヴィーネ(初めて男の人のあれに触れたときは……)
ヴィーネ(初めて……い、いれ……)
ガヴリール「ヴィーネ!鍋!吹きこぼれてる!!」
ヴィーネ「え!?あっ!」
ガヴリール「ちょっと……大丈夫か本当に」
ヴィーネ「え、ええ……」
ガヴリール「嘘。何があったのか教えてよ」
ヴィーネ「そんな……」
ガヴリール「今日の私は気分がいい。よかったら相談に乗るぞ」
ヴィーネ(気分がいい……ってことは……)
ヴィーネ(気持ちいいことをしたってこと……?)
ヴィーネ「うぅぅぅぅ!!!!」
ガヴリール「ちょ、ヴィーネ!」
ヴィーネ「ごめんガヴ……もう帰る……!!」
ガヴリール「え、なんで!まだ味噌汁しかできてないじゃん!」
ヴィーネ「ごめん……ほんとうにごめんなさい……っ!」
ガヴリール「ちょ待ってよ!」ガシッ
ヴィーネ「離してっ!離してぇええ!!」
ガヴリール「なん……でっ!」
カタンッ
コンドーム「やあ」
ヴィーネ「あっ」
ガヴリール「あっ……あー……そういうことかぁ……」
ヴィーネ「……ッ!」ダッ
ガヴリール「あー!待て!本当に待って!!ヴィーネが想像してることは間違ってる!!」
ヴィーネ「ごまかさなくていいからっ……大丈夫だから……!」
ガヴリール「ちがっ……そしたら私が困る!!訳を話すからちゃんと話を聞いてくれ!!」
ヴィーネ「離してえええ!!」
ガヴリール「わ、私……生えてるんだよ!!ちんちんが!!」
ヴィーネ「……は?」
ヴィーネ「どういう……?」
ガヴリール「本当は誰にも話したくなかったんだが……」
ガヴリール「その……天使はその気になると生やせるんだよ……」
ガヴリール「で、私はその……扱く自慰にハマってて……」
ガヴリール「今じゃ……オナホールっていう……これを使っててさ」
ヴィーネ「……」
ガヴリール「ただ精液の処理が面倒で……そこでコンドームを使うようになったんだよ……」
ヴィーネ「……じゃあ。初めてのキスも……その、初めてのえっちも……」
ガヴリール「……まだだよ」
ヴィーネ「じゃあ……彼氏は……」
ガヴリール「私なんかにいるわけないだろ……」
ヴィーネ「で、でもガヴリールは……見た目だけならすごく良い方だし……」
ガヴリール「彼氏なんて興味ないから。というか……」
ヴィーネ「……?」
ガヴリール「私が好きな相手……わかんないのかよ」ツンツンッ
ヴィーネ「え……」ドキッ
ガヴリール「……鈍感め」
ヴィーネ「いやっ!私が鈍感なわけじゃないでしょ!むしろガヴのほうが口下手だったでしょ!!」
ガヴリール「いや、普通に気づくでしょ。というか毎日のようにこんなにお世話されたら好きになるっての!そのくらい分かれよ!!」
ヴィーネ「わかんないわよ!!そもそも私達女同士じゃない!!」
ガヴリール「……もしかしてヴィーネは……私の事そんなに好きじゃなかった?」ウル
ヴィーネ「……毎日のようにこんなにお世話してるんだから好きに決まってるでしょ。そのくらい分かりなさいよ……」
ガヴリール「……よかった」
ヴィーネ「……」
ガヴリール「あー……ちゃんとゴムしまっておけばよかった。とんでもないこと暴露しちゃったよ」
ヴィーネ「その……ねえ。もしよかったら……」
ガヴリール「ん?」
ヴィーネ「初めての相手……やってあげようか……なんて」
ガヴリール「それって……」
ヴィーネ「……し、しよ?」
ガヴリール「……す、するっ」
完☆