男「きっといい気持ちだぜ!」
元スレ
男「ムラムラしてきたし、>>3でえっちなことしなくてはな!」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1497071941/
3 : 海老天 ◆EBITEN.OiVVZ - 2017/06/10 14:19:48.614 C+uPo0J60 2/29味噌汁
男「日本人たるもの、味噌汁でえっちなことしないとな!」
男「まずは鍋に水を沸かして、昆布で出汁をとる。沸騰する前に昆布ではとるぞ。えぐみが出るからな」
男「鰹出汁は顆粒タイプのモノを用意した」
男「顆粒出汁は風味が飛びやすいので最後の最後にサッといれるのがベターだな」
男「具材は>>14>>15」
14 : 以下、\... - 2017/06/10 14:24:20.713 BMfSRvMN0 5/29>>1
15 : 以下、\... - 2017/06/10 14:24:23.631 yPVu9ZrTr 6/29豆腐
男「具材はおれさんと豆腐だ!」
おれ「豆腐は木綿を用意したの」
男「パーフェクトだ、おれさん」
おれ「感謝の極み」
男「この味噌汁を使ってえっちなことするぞ。なぁに、簡単だ。こんな美味い味噌汁作ったんだ」
おれ「どうするなの?」
男「釣り上げる。女の子をな」
キャピキャピ…!
男「おう見てみろよ、おれさん」
おれ「JKの群れなの」
男「と、ここに味噌汁を置く…そして」
男「おれさん、頼む」
おれ「よいしょ」パラパラ…
男「おれさんの身体や羽から出る鱗粉は催淫効果がある!ティースプーン一匙で小国なら財政が傾くほど高価だ」
おれ「こんだけ入れたら、飲んだ瞬間ガチイキなの」パラパラ
JK「ヒソヒソ…なにあれ?」
JK「路上にちゃぶ台と味噌汁がある…」
JK「きもちわる。いこいこ」
男「…お、おい。行っちまったぞ」
おれ「おれくん悪くないにょ」
男「くっ…考えてみりゃキラキラしてJKを味噌汁だけで釣ろうとしたことが間違いだった。考えてみりゃあ、道に味噌汁なんて怪しいしな」
おれ「これからどうするなの?」
男「なぁに、見てなって」
男「新しい味噌ですよー!」
おれ「男のやつ…実演販売で味噌汁を飲ますとは考えたの」
男「さあさ、お立ち会い。御用とお急ぎでない方は、ゆっくりと聞いておいで!
今回手前持ちいだしたるは、新世代の味噌、その名もおれさん味噌で驚き桃の木山椒の木ってんでお立ち会い!あ、ちょっとそこのおねーさん!」
おれ「必死なの…なんだか可哀想になってきたの」
ボーイッシュ「ん?なんだろあれは」
美少女「わぁーなにあれなにあれ!?」
男「おっ…きたきた…!」
男「このおれさんを出汁にしたお味噌汁、ただ美味いだけが取り柄じゃない!
本当に…本当に高価で貴重な味噌なんだ!身体にもいいんだ!嘘じゃぁないよ!天地天命お天道様に誓ってね!」
男「そら、ここにとりだしたるは包丁!土佐打刃物の逸品でぃ!」
スッ…
ざわざわ…!
「きゃー!血が出てる!血が出てる!」
男「なんの、ここに持ちいだしたるはおれさんの鱗粉…こいつを傷にちょいとまぶせば…」
「傷が治った!?」
男「ハハハ!どうだい!どうだい!お立ち会い!」
男「だがしかし、お立ち会い、投げ銭や放り銭はお断りだ。
手前、大道に未熟な渡世をいたすといえども、投げ銭や放り銭はもらわないよ!」
男「今回はタダ!無料だよ!さぁさ、お立ち会いよった!よった!」
ざわざわ…!
おれ「調子こきすぎにゃあ…!鱗粉出すのは誰だと思ってるなの~?」
??「この味噌汁、本当にタダなのかい?」
男「あ?あぁ、そうだけども…って」
浮浪者1「いやぁ!ありがたい!ありがたい!」
浮浪者2「こんなご時世で炊き出したぁ、泣けてくるぜ!」
ざわざわ…
男「ああっ!キャピキャピしてキラキラした集団が向こうに…!」
おれ「やれやれなの」ハァ
浮浪者s「あぁ、美味い。美味いや」
浮浪者3「こんな美味いもん飲んだの生まれて初めてだ」
浮浪者4「田舎の御袋思い出すなぁ」
男「だぁ、クソ!」
美少女「あのお味噌汁の人やさしー!」
ボーイッシュ「そうだね。あんな人が多くいればもっといい世の中になるのに…」
男「ハ、ハハ!おかわりもあるぞー」
浮浪者「ちょっと、そこのおにいさん」
男「あーん?なんだ?おかわりか?」チッ
浮浪者「…ありがとう。本当にありがとうねぇ」
男「!…あ、頭下げるんじゃねぇや!俺はただ…」
浮浪者「人の優しさに触れたのは久しぶりだよ。アンタは…本当にいい人だ」
男「…う」
男「うるせぇやい!バッキャロイ!おれさん、おかわりだ!身体にいい鱗粉も入れてな!」
おれ「素直じゃないなの~」パラパラ…
数日後――
男「はぁ…このところ、くたびれ儲けだぜ」
おれ「まぁまぁ気を取り直して…」
女「あ、あの!」
男「あ?…ってどなたですか?俺はこんなベッピンさんの知り合いは…」
女「貴方、身体にいい『奇跡の味噌汁』の人ですよね」
男「いかにも!立ち話もなんですから、コーヒーぐらいは出しますよ!すぐそこなんで!」
女「は、はぁ」
男「(しめた!)」
男宅――
男「おい、おれさん!とっととコーヒーに鱗粉を」
おれ「もうあんま出そうにないなの」パラパラ
女「あの…」
男「すぐ飲み物お持ちしますんで!」
男「なるほど…それで男手一つで育ててくれたおとっつぁんが病床に伏した、と…」
女「はい…」
男「かぁー!ああクソ!やっぱりそのコーヒー飲まないで!」
女「え!?」
男「おれさん、普通のコーヒーいれてこい!詳しく話を聞くぞ!」
おれ「はいはいなの~」
男「ふぅむ。だいたい話は読めたぞ…つまり…その不治の病の父親を助けたい、と」
女「正確には…楽にしてあげたいんです」
男「?…どういことだ?」
女「父の病気は治りません。病院側は父を出来るだけ長く生かして、研究材料にでもする気なんでしょう」
男「…」
女「そうなるぐらいなら…!い、いっそ」
男「滅多なこと言うんじゃねぇや!」
女「!」
男「おい、おれさん!行くぞ!!とっとと支度しろ!」
おれ「もう済んでるなの~」ニコッ
翌日――
女「お、お父さん…」ジワァ
女パパ「昨日まで全身が痛んだのに嘘のようだ…」
女パパ「朦朧としてて覚えてないが…確かにあの時、どこか懐かしい味を感じた…」
女「男さん…!おれさん…!」
主治医「クソ!あの老いぼれ!貴重な病気のモルモットが!…まぁいい、治ったのは奇跡だが、俺の手柄になるしな。どっちにしても得だ」ズズズ
主治医「ん?このコーヒー美味いな。おい、誰が持ってき…」
ドクンッ!
主治医「っ!?」
男「おい、見ろよおれさん!この朝刊!」
おれ「うみゃみゃみゃー!笑えるなの~」
『病院勤務の男!真っ裸で往来を失踪!』
男「どうも分量がキツすぎたみたいだな。効果がこんな形で現れるとはな」
おれ「やりすぎたの」
男「ハハハ、まぁいいだろ。さぁ、いい加減そろそろえっちなことしようぜ!」
おれ「懲りないなのー」
男「なぁに、とりあえず>>38をする!」
38 : 以下、\... - 2017/06/10 16:02:57.097 ZQbJ3wjR0 20/29締めの挨拶
男「あれから一年かぁ」
おれ「色んなことがあったなの」シミジミ
男『よーし、今日こそ!路上にちゃぶ台と味噌汁を置いて…』
警官『ん?貴方はこの町で有名な男さんとおれさん!お会いできて光栄です!』
男『ゲエッ!警官かよ!』
警官『何をなさっておられるのですか?ハハ、まぁ貴方方のことですから世のため人のため…』
おれ『バキの親子喧嘩編ごっこなの~』
男『そう!バキごっこだ!俺、ピクルな!うーがおー!食べちゃうぞー!』
おれ『食べないでくださ~い』
\どっ/
警官『街の人々を笑顔にするとはさすがおれさんと男さん!』
男『ふふ…夏といえば海!砂浜!かき氷!』
おれ『だからって味噌汁味のかき氷を食べてくれるとは思えないなの』
『キャアアアアア!!サメよ!!』
『人食いサメが出たぁ!!』
男『な!?ヤロウ、ピチピチギャルは俺のだ!そらっ、味噌汁の鍋投入!』
ボチャンッ!
サメ『』ビクンッビクンッ!!!!!!
\さすがおれさんと男さん!!/
テロ組織の人1『ふん、これで学校は占拠した。腹へったな…給食でも頂くか』
テロ組織の人2『俺も俺も』
学校の外――
\ああぁぁああああッ//////
男『バカめ、今日の給食の味噌汁は俺達が作ったのとすり替えてあるんだよ。
JKが飲むはずだったのに、よりによってなんでこんな日に襲ってくるかね…俺もついてねぇな』ハァ
おれ『生徒たちはついてたの。ほら、機動隊、いまなら踏み込めるの~!』
機動隊s『は、はい!おれさん!』
男『ふふ…ついに!ついに!完璧な計画が出来たぞ!』
男『今日はクリスマスだ、広場にある噴水では9時からショーが始まる!』
男『噴水の水道管をちょいちょいと弄って、この日のために味噌汁が飛び出す特別仕様にした!このスイッチ一つでな!』
おれ『本当、よくやるなの。それより手紙がきてるなの』
男『ん?…なんだガキからか。くだらねぇ』
男『おい、おれさん!とっとと支度しろ!行くぞ!』
おれ『そっちは噴水広場じゃないの~』
病院――
ショタ『わぁー男さんにおれさんだ!本物だぁ!』キラキラ
病院の子供たち『悪者と味噌汁でたたかったときのお話し聞かせて聞かせてー』
男『ハッハッハ!なんだ、聞かせてやるよ』
おれ『プレゼントも用意したのーおれくん缶バッジなのー』
\キャッキャ/ \ワイワイ/
ショタ母『本当に、本当にありがとうございました!あの子のために来ていただいて…』
ショタ『ぼく、重い病気だけど…憧れのおれさんと男さんに出会えてもう悔いはないよ』
男『っ!…おい、おれさん!アイツの病気は…』
おれ『かなり重いけど、鱗粉入り味噌汁は飲んだの。鱗粉と味噌の脂肪酸エチルでガン細胞を抑制してはいるなの…でも、後は本人の気持ちがでかいなの』
男『……』
男『だぁーうるせぇやい!クソガキ!人間様はなぁ、病気なんかより強いんだぞ!
俺みたいに強くなりたかったらなぁ病気なんか吹き飛ばせ!』
ショタ『でも…』
男『ほれ、憧れの俺は強いからな!魔法だって使えんだ。外見てみな』ポチッ
ブシャアアアアアアアアア!!!!
ショタ『わ、わぁ…味噌汁…す、すごい』
おれ『(天高く…やりすぎなの)』
男『――な?』ニコッ
男『お前の病気は治る。断言してやる!ヒーローのこの俺がお前に魔法をかけたからな!』
ショタ『うんっ!ぼく、病気を治してお兄さんたちみたいなヒーローになるんだ!』
男「マジで色々あったなぁ」シミジミ
おれ「赤味噌のように濃厚な日々だったの」
男「お、見てみろよ、おれさん!朝陽が上るぜ」
おれ「綺麗なのー旅立ちの朝に相応しいなの」
男「結局、さ…俺」
男「えっちなこと…してねーじゃん」
おれ「…男」
男「でもな…もう、いいんだ。この街で色々あって…なんか、自分が本当にしたかったことが分かった気がするよ」
男「えっちなことなんかより、よっぽど気持ちいいこと…見付けたぜ」
おれ「男…」
男「それが具体的に何かって聞かれたら困るけどな」ハハハ
おれ「ふふ、男。それはきっと――」
ざわざわざわざわ…!
\男さん!/ \おれさん!/
美少女「男さーん!」ニコッ
ボーイッシュ「行かないでー!」
浮浪者s「一生忘れませんからー!」
女「男さん…おれさん」グスッ
警官「力不足かもしれませんが、街は僕達で守ります!」
おれ「――この街の笑顔に答えがあると思うなの」ニイッ
男「っ!…街のみんな…!」
ショタ「男さん!おれさん!」ゼェゼェ
男「ショ、ショタ」
ショタ「もう元気になったよ、歩けるんだ!自分一人で!…いつか、おれさんと男さんの背中に…追い付くから!」
男「ハッ…わ、笑わせんじゃねぇや…!あー、今日の朝陽はやけに目に染みていけねぇや!」
\あはは!/ \男さん泣いてるー!/
おれ「やれやれなの~相変わらず涙脆いなの。don't cry…泣き止みねィ、なの」フッ
男「うるせぇやい!まったく…朝も早くから揃いも揃って集まりやがって。
あーその、あれだよ」
男「こちらこそありがとう!したらな!またどこかで!」
―Fin―
訴訟