~休日の昼~
ガヴリール「ふわぁ~、腹減った…今、何時だ?」キョロキョロ
時計『12時過ぎ』
ガヴリール「もうお昼か。どれ、カップ麺でも…」ガチャ
カラッポ
ガヴリール「あっ、そういえば、昨日の夕飯に食べたのが最後だったなぁ。」
グゥゥ~
ガヴリール「ヤバッ!? 眠くて朝も食べてないから、その分マジで腹が減り過ぎて気持ち悪い!!」
元スレ
ガヴリール「一人、外でする食事…」
http://engawa.open2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1524151419/
ガヴリール「ヴィーネにでも頼もうかな~? あっ、でも…」
~回想~
ジュージューーー
ヴィーネ「もぅ、ガヴったら、いっつもいっつも呼び出して! 休みとはいえ、私も暇じゃないのよ…ボランティアとか自分の部屋の整理もしないといけないし」ブツブツ
ガヴリール「悪い、悪い。休みの昼ぐらい、まともな飯にありつきたいって思ってさ。で、私がわざわざヴィーネの家に行くのもアレだし、それで来て貰ってる訳だろ!」
ヴィーネ「そう言うなら、料理の一つぐらい、覚えなさい。そしたら、わざわざお昼を作る為だけに私を呼ばずに済むし、アンタが言ったまともな飯ってものにありつけるわよ?」
ガヴリール「あぁ~、忙しい、忙しい……」カタカタ
ヴィーネ「聞きなさいよ!? これだから、アンタは………」クドクド
ガヴリール(また始まった、ヴィーネの小言…。最近、私が何かと言うとすぐに言い始めるから、これだけは困る…。)
~回想終了~
ガヴリール「ダメだな、今回は…。また、私が言ったら小言、言われそうだから嫌だしな」
ガヴリール「しゃあねぇ……。たまには外で食べる……特別に」スクッ
バタンッ
ガヴリール「鍵は面倒だけど、もし変な奴が入ってネトゲを盗まれるのが絶対に嫌だから、一応掛けていくか…」カチャ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ガヴリール「ふわぁ~。今日も晴れ……。日が眩しすぎて、体が解けそうだ。」トボトボッ
~商店街辺り~
ワイワイガヤガヤ
ガヴリール「あー、休みだから、どこも混んでるなぁ」キョロキョロ
ガヴリール「面倒だし、軽くラーメンでも食べて帰るか。」
ガヴリール「そうだ、お金は………」ゴソッ
ガヴリール「あるな! まぁ、少ないが、ラーメン代くらいはあるだろう」
ガヴリール「おっ?」
『ラーメン 天魔』バァーーン
ガヴリール「ちょうど、いいや。あそこにするか…。」トボトボ
ガラッ
ヘイ、ラッシャイ。
オキャクサン、ナンメイ?
ガヴリール「一名……」
ヘイ。イチメイサマ、ゴライテン!
コチラノ、カウンターノセキニ、ドウゾ!!
ガヴリール「へいへい。どうも」ストン
ガヴリール「さて、メニュー…と」ペラッ
ラーメンの写真付きメニュー「『醤油ラーメン』、『味噌ラーメン』、『とんこつラーメン』、『塩ラーメン』、『味噌バターコーンチャーシューラーメン』」
ガヴリール「おぉーーっ/////」ダラダラッ←よだれが垂れている。
ガヴリール「どれも美味そうだな! さて、どれを選ぶべきか?」キョロキョロ
………………………………………………………
店員「お決まりですか?」
ガヴリール「味噌バターってヤツを一つ…」
店員「味噌バターコーンチャーシューラーメンですね!」
店員「あっ、お客様、セットはいかがなさいますか?」
ガヴリール「セット?」
店員「はい。当店のラーメンに、こちらのチャーハン餃子セットを頼まれますと950円になりますよ」
ガヴリール「なにっ、950円だとっ!?(確か、1000円あったから、イケるな!!)」
ガヴリール「そのセットってヤツで…」
店員「はい。味噌バターコーンチャーシューラーメン、チャーハン餃子セットですね!」カキカキ
店員「ただいま、サービスで麺、大盛り無料ですが?」
ガヴリール「大盛りが無料っ!? んじゃあ、大盛り」
店員「かしこまりました。」
オーダー、ハイリマス
ミソバター、チャーハンギョウザセット、イッチョウ。メン、オオモリデ
ハイヨ
ガヴリール「はぁ~。流石にノートパソコンが近くにないと暇だなぁ……」
テレビ(教育番組)『それでですねぇ……』
ガヴリール「テレビでも見るか。まぁ、つまらんヤツだけど、たまにはいいか」チラッ
~10分後~
店員「おまたせしました。味噌バターコーンチャーシューラーメン、チャーハン餃子セット、麺大盛りになります」コトッ
ガヴリール「おおおぉぉーー、美味そうだ!!」ハシパキッ
ズルズル、パクパク、モグモグ
ガヴリール(美味い!!!/// 朝食べてない分、食がどんどん進む上、ただ美味しさだけで食べる速度も速くなる!!!)
ガヴリール(このラーメン、味噌にバターの組み合わせが実にいいな。コーンも美味しいし、チャーシューも味がしみ込んでる上に食べ応えがある厚さがまたいい!! それに麺も大盛りだから、たくさん食べれて最高だ!)
ガヴリール(チャーハンは、ホクホクで、味もしっかりとしていてグットだ。餃子も熱々だが、肉汁が溢れて実に美味い!!)
ガヴリール(そんで、最後は……)
ゴクゴクッ
ガヴリール(ぷはぁっ!! スープも美味い。全部飲み干してしまう程だ!)
ガヴリール「ごちそうさん…。お金は置いとく。おつりはいらない…」1000エン、ポン
店員「まいど!!」
ガヴリール「おっと、ちょっとトイレに…」ブルッ
~トイレの後~
ガヴリール「はぁー。一人、外でする食事もたまにはいいな!」ガチャッ
ガヴリール「んっ?」
ヘイラッシャイ。オキャクサマ、ナンメイ?
ヴィーネ「三名です」
ガヴリール「っ!!?」
ヘイ。サンメイサマ、ゴライテン!
コチラノ、オセキヘ、ドウゾ!!
ヴィーネ「空いてて良かったわね」ストン
ラフィエル「そうですね」ストン
サターニャ「まっ、空いてなければ私が無理矢理にでも空けていたわよ」ストン
ヴィーネ「サターニャ、余計な事しちゃダメよ?」
ラフィエル「うふふっ、相変わらずですね、サターニャさんは♪」クスクス
ガヴリール(ヴ、ヴィーネたち、よりによってなんでこんなとこに!?)←慌ててトイレに隠れた。
ガヴリール「と、とりあえず、トイレに来る客はいないし、様子を見てみてるか」
~外~
ラフィエル「そういえば、ガヴちゃん、どこにいったのでしょうね?」
ヴィーネ「そうねぇ…。せっかく皆でお昼を食べに行こうと思って誘おうとしたのに、電話に出ないし、直接家を訪ねたけど、応答もないから、合鍵で入ったらいなかったのよ」
サターニャ「珍しいわね。あのガヴリールが留守だ、なんて」
ヴィーネ「そうそう。大抵は家に籠って寝てるか、ネトゲをしてるかと思ったのに」
ラフィエル「ですが、ガヴちゃんも完全な引きこもりではありませんし、出る時はキチンと出るタイプですよ!」
サターニャ「まぁ、そうだけど…」
ヴィーネ「そうね。ラフィの言う通りかもね」
~トイレ~
ガヴリール「チッ。ラフィとサターニャを誘ってここでお昼かよ!?」
ガヴリール「正直、ヴィーネたちに見つかるのはなんか厄介だしなぁ…。どうやって見つからずに出るかだ、問題は……」
ガヴリール「しょうがない。神足通で家まで戻るか。だけど、成功するかなぁ…」
ガヴリール「前はパンツ、その前はスカートだけが移動したからなぁ…/////」
ガヴリール「でも、ここは行くしかない。それにネトゲやりてぇしな」
ガヴリール「よしっ、決めた使おう! 成功してくれ………神足通!!!!!」シュン
~ガヴリールの家~
シュン
ガヴリール「ここは!?」キョロキョロ
シーーーーン
ガヴリール「間違いない。私の家だ!!」
ガヴリール「やったーーー!! 成功だ」
ガヴリール「よぉし、さっそくネトゲの続きをやr」シュン
~ラーメン屋~
ヴィーネ「それにしても、ガヴはどこで食べているのかしらね?」
サターニャ「知らないわよ」
ラフィエル「マスターさんの所じゃないでしょうか?」
ヴィーネ「まさか。だって、アルバイト以外に訪ねるなんてありえないもの」
ラフィエル「では、どちらに?」
サターニャ「どうせ、そこらを適当に」
シュン
ガヴリール「るぞおおおぉぉぉぉぉーーーーーーーーーっ!!!!!!」テーブルニスワッタママ
ヴィーネラフィサタ「「「っ!!?」」」
ガヴリール「んっ…………あれっ!!?」キョロキョロ
ヴィーネ「えっ……ガヴ……?」
ガヴリール「えっ、なんでここに戻って来てんだ!?」
ラフィサタ「「………………」」ポカーーン
ガヴリール「あっ、それよりネトゲ!? もう一回、神足通!!」シュン
ヴィーネ「……………なに、これ?」
ラフィエル「ガヴちゃんが、今……」
サターニャ「なんで急に現れたのよ!?」
ガヴリール「ふぅ。何とか戻った。それにしても、一度来たはずなのに、なんで勝手に戻るんだ……?」
ガヴリール「まっ、いいや。それより、ネトゲネトゲ!!」スッ
カタカタカタカタッ
ガヴリール「それにしても、ラーメン美味しかったな! 今度、また一人で外で食事する事になったら、また行ってみるとするか。」
おしまい