1 : ◆o8JgrxS0gg - 2018/04/15 19:29:53.97 o8ylCi2z0 1/19


* 短めみほまこ

* 出会って少し経ったくらい


元スレ
【ガルパン】麻子「おやすみ、西住さん」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1523788193/

2 : ◆o8JgrxS0gg - 2018/04/15 19:30:24.12 o8ylCi2z0 2/19


麻子「…」

麻子「…」

麻子「…んぅ…」ゴロン

麻子「…」チラッ

AM 1:04

麻子「…」

麻子「(…寝れない)」


3 : ◆o8JgrxS0gg - 2018/04/15 19:31:00.22 o8ylCi2z0 3/19


麻子「(…まぁ、普段からこの時間はまだまだ元気だし、仕方がないか)」

麻子「(気まぐれで今日は早寝してみるかと思って、布団にもぐったは良いがやっぱり眠くない)」

麻子「(眠れる気もしないけど、起きるのも面倒だ。退屈になってしまった)」

麻子「(…うーん…)」


ブブッ


麻子「…ん?」


LI●E:新着メッセージがあります
・西住みほ


麻子「…西住さん?」


4 : ◆o8JgrxS0gg - 2018/04/15 19:31:38.94 o8ylCi2z0 4/19


麻子「(…こんな夜中にメッセージとは珍しいな)」

麻子「(そもそも、西住さんの方から私にメッセージが来ること自体珍しいか)」

麻子「(よほど大事な事か、急ぎの用件か…)」


西住みほ
『麻子さん、まだ起きてますか?』


麻子「(…こういうところでワンクッションおくところは、西住さんらしいな)」

麻子「(それにしても、こんな深夜に…ん?)」


西住みほ
『ごめんなさい、やっぱり大丈夫です。おやすみなさい』

西住みほ
『起こしちゃったらごめんなさい』


麻子「(うん…?)」

5 : ◆o8JgrxS0gg - 2018/04/15 19:32:15.73 o8ylCi2z0 5/19


麻子「(まだ何も言っていないんだが…)」

麻子「(…まぁ、本人が大丈夫と言っているのであれば…)」

麻子「…」

麻子「(大丈夫…大丈夫って、何が?)」

麻子「(…いや、もういいか。寝てしまおう)」

麻子「…」

麻子「…」

麻子「…」

麻子「…気になる」


6 : ◆o8JgrxS0gg - 2018/04/15 19:32:54.78 o8ylCi2z0 6/19


~~~

みほ「…はぁ」

みほ「(私、何やってるんだろう…)」

みほ「(こんなことで、麻子さんに連絡して…)」

みほ「(…こんな夜中に連絡するなんて、やっぱり迷惑だったよね…)」

みほ「(…うぅ…やめておけばよかった…)」

みほ「…」

みほ「…」

みほ「…眠れない…」

みほ「(はぁ…どうしよう…)」


ブブッ


みほ「…ん?」


LI●E:新着メッセージがあります
・冷泉麻子


みほ「…あ…」


7 : ◆o8JgrxS0gg - 2018/04/15 19:33:26.97 o8ylCi2z0 7/19


冷泉麻子
『まだ起きてる。どうした?』

西住みほ
『いえ、本当に大したことではないので』

冷泉麻子
『こんな時間に連絡してきたんだし、何もないことはないだろう』

西住みほ
『起こしちゃいましたよね。ごめんなさい』

冷泉麻子
『私も眠れなかったから問題ない』

西住みほ
『ごめんなさい、私はもう寝ますね』

冷泉麻子
『西住さん』

冷泉麻子
『今から電話していいか?』

西住みほ
『え』

西住みほ
『え』


プルルルル…

みほ「わっ…」


9 : ◆o8JgrxS0gg - 2018/04/15 19:33:58.69 o8ylCi2z0 8/19


ピッ


みほ「…も、もしもし…」

麻子『西住さん』

みほ「ま、麻子さん…」

麻子『すまん、もう寝るところだったか?』

みほ「う、ううん、私も寝れなくて」

麻子『そうか』

みほ「…」

麻子『…なんで、私なんだ?』

みほ「え?」

麻子『こんな夜中に連絡してくるなんて、よほどの用事だとは思うが』

麻子『その…こういう時に西住さんが連絡するのは、沙織か秋山さんあたりかと思っていたからな』

みほ「それは…その、前に麻子さんがいつも2時くらいまで起きてるって聞いてたから」

みほ「…こんなことで連絡する相手を選ぶなんて、ズルいことをしてますよね、私…」

麻子『(だいぶ弱ってるな、これは…)』

10 : ◆o8JgrxS0gg - 2018/04/15 19:34:49.01 o8ylCi2z0 9/19


麻子『気にしてない。私も眠れなくて暇だった』

麻子『…それで、何の用事だったんだ?』

みほ「それは…」

麻子『…』

みほ「…少し、嫌な夢を見てしまって」

みほ「戦車のことと、私の前の学校のことだったんだけど…」

みほ「目が覚めたら凄く気持ちが悪くって…」

麻子『(…嫌な夢か。西住さんは、前の学校の戦車道でトラブルがあって、大洗に転校してきたと聞いたが…)』

麻子『(なるほど、何となく察しはつくか)』

みほ「…それで、凄く心細くって…」

麻子『それで私に連絡してきたのか』

みほ「…ごめんなさい」

麻子『さっきからずっと謝ってるぞ。少し落ち着こう』

11 : ◆o8JgrxS0gg - 2018/04/15 19:35:21.45 o8ylCi2z0 10/19


麻子『…西住さん?』

みほ「…あの、私、もう寝るね」

麻子『…』

みほ「電話してくれて、ありがとう。少しだけ楽になったかも」

麻子『西住さん』

みほ「それじゃあ、おやすみなさい」

麻子『…眠れるのか?』

みほ「…」

麻子『西住さん、一人暮らしだろう』

麻子『そんなメンタルで、こんな夜中に一人ぼっちじゃ、落ち着いて眠れないと思うぞ』

麻子『今は、こうして通話しているから気が紛れているだけだろう』

みほ「それは、そうかもしれないけど…」


12 : ◆o8JgrxS0gg - 2018/04/15 19:35:58.33 o8ylCi2z0 11/19


みほ「でも、これ以上麻子さんに迷惑は…」

麻子『そう言うと思った』

みほ「…麻子さん?」

麻子『ドアを開けてくれ』

みほ「え?」


ガチャッ…


麻子「…こんばんは、西住さん」

みほ「ま、麻子さん!?」

麻子「…外は少し寒い。入ってもいいか」

みほ「ど、どうしたの、こんな夜中に?」

麻子「一人ぼっちじゃ落ち着いて眠れないだろう」

みほ「え?」

麻子「…一晩泊めてもらえるかな」

みほ「…麻子さん…」

13 : ◆o8JgrxS0gg - 2018/04/15 19:36:31.01 o8ylCi2z0 12/19


~~~

みほ「…じゃあ、電気消しますね」

麻子「あぁ」

カチッ

みほ「ん…しょっと」モゾモゾ

麻子「もう少し詰めようか」

みほ「ううん、大丈夫」

みほ「あはは、やっぱり同じ布団だと少し狭いね」

麻子「うん、押しかけてすまない」

みほ「あ、ごめんね。そんなつもりじゃなかったんだけど」

麻子「…」

みほ「麻子さん」

麻子「ん?」

みほ「…ありがとう」

麻子「私は何もしてないぞ」

みほ「麻子さん」

麻子「何だ?」

みほ「手、握ってもいい?」

麻子「…あぁ」

みほ「ありがとう」ギュ

14 : ◆o8JgrxS0gg - 2018/04/15 19:37:09.85 o8ylCi2z0 13/19


みほ「…ん…」

麻子「眠くなってきたか?」

みほ「うん…何か、安心しちゃって」

麻子「気にしないで早く寝た方がいい」

みほ「うん」

麻子「明日は…土曜日か。何か予定は?」

みほ「ううん、私は大丈夫」

麻子「なら、寝たいだけ寝ているか」

みほ「…」

麻子「…」

15 : ◆o8JgrxS0gg - 2018/04/15 19:37:51.98 o8ylCi2z0 14/19


みほ「…んぅ…」

麻子「ん?」

みほ「…」

麻子「…西住さん?」

みほ「…」

麻子「寝たのか…?」

みほ「…」

みほ「…グスッ」

麻子「え?」

みほ「ごめんね…ごめんなさい…グスッ」

麻子「…」

みほ「お姉ちゃん…グスッ…」

麻子「(…夜泣きか。もう寝てるのかな)」

みほ「…えぐっ…ひっぐ…」

麻子「…西住さん」ギュ

みほ「んっ…ぐずっ…」ギュ

麻子「…」

16 : ◆o8JgrxS0gg - 2018/04/15 19:38:21.09 o8ylCi2z0 15/19


麻子「(家族の問題か、前の学校で何かあったのか)」

麻子「(…聞かない方が良いか)」

みほ「…すぅ…すぅ…」

麻子「(落ち着いたか)」

麻子「(…)」

麻子「(…不思議だ)」

麻子「(手を握っているだけなのに、私も安心して眠くなってきた)」

麻子「(…)」

麻子「(…西住さん…)」

麻子「…」

麻子「…すぅ…」

17 : ◆o8JgrxS0gg - 2018/04/15 19:38:51.22 o8ylCi2z0 16/19


~~~

みほ「…」

みほ「…んっ…んん…」

みほ「…んぅ…もぅ朝…?」

みほ「…ん?」

麻子「すー…すー…」

みほ「あ、あれ?麻子さん?なんで?」

みほ「…あっ」

みほ「(そっか…そういえば昨日…)」


ピンポーン…


みほ「? はーい」ガチャッ

沙織「おはよ、みぽりん」

みほ「あれ?沙織さん?」

18 : ◆o8JgrxS0gg - 2018/04/15 19:39:23.93 o8ylCi2z0 17/19


沙織「…あれ、みぽりんまだ寝間着?もう11時だよ?」

みほ「えっ!?嘘っ!?」

沙織「ずっと寝てたの?珍しいね、こんな時間まで」

みほ「あはは…ちょっと…」

沙織「それで既読つかなかったんだね…」

みほ「あ、ごめんね」

沙織「ね、ところで今日ヒマ?」

沙織「今から華と一緒に映画見に行くんだけど、良かったら来ない?」

みほ「あー…」チラッ

麻子「…すー…すー…」

みほ「…ごめんなさい、今日はちょっと」

沙織「ううん、気にしないで。じゃ、私行ってくるね。また今度遊ぼっ」

みほ「うん、また」

バタン

19 : ◆o8JgrxS0gg - 2018/04/15 19:40:26.67 o8ylCi2z0 18/19


麻子「…んぅ…西住さん…」ゴロゴロ

みほ「あ、麻子さん。ごめんね、起こしちゃった?」

麻子「うぅん…」

みほ「…よいしょっと」モゾモゾ

麻子「うん…?西住さん、まだ寝るのか…?」

みほ「…麻子さん、まだ眠い?」

麻子「あぁ…沙織がいれば、この時間にはもう起こされるんだが」

みほ「…今日は、麻子さんが寝たいだけ寝てていいよ?」

麻子「ん…?」

みほ「私も、一緒にこうして寝てるから」

麻子「…休日を無駄にしても知らないぞ」

みほ「…ううん、無駄なんかじゃないから」ギュッ

麻子「そうだな…」ギュッ

みほ「…おやすみ、麻子さん」

麻子「…あぁ。おやすみ、西住さん」



 おしまい

20 : ◆o8JgrxS0gg - 2018/04/15 19:42:33.46 o8ylCi2z0 19/19

お楽しみの所突然失礼
拙者、同じ仲良しグループにいるのに微妙に距離感のある2人の絡み大好き侍
義によって投下、いたす!

僕はこれが限界なのでみんなもっとみほまこ書いて

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