1 : 以下、\... - 2017/07/15 21:42:37.914 sJSzBGHz0 1/53

こん…こん…

面接官「どうぞお入りください」

カイジ「失礼します…」ガチャッ

面接官「そちらの席へお座りください。それと、荷物はこちらに置いてください」

カイジ「はいっ…!」

元スレ
面接官「それではまず、好きなガルパンキャラを教えてください」カイジ「は…?」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1500122557/

2 : 以下、\... - 2017/07/15 21:43:03.899 sJSzBGHz0 2/53

面接官「それではまず、好きなガルパンキャラを教えてください」

カイジ「は…?」

ざわ…

カイジ(どういうことだ…?普通…自己紹介とか…自己PRとか…そういうものからだろ…面接なんてのは…!)

カイジ(それを…あろうことか好きなキャラだと…?それもガルパンの…)

面接官「…………」

カイジ(いわゆるアイスブレイク…まずは選考に関係ない話で…ほぐしにきたか…?緊張…!)

ざわ…ざわ…

4 : 以下、\... - 2017/07/15 21:43:40.826 sJSzBGHz0 3/53

面接官「どうされました?特に好きなキャラがいないのですか?」キッ

カイジ「うっ…!」

カイジ(この目…!生易しいもんじゃねぇ…!緊張ほぐしなんてっ…!)

カイジ(これは、殺す目…!舐めた返答をすれば…即落とす…初っ端だろうと…そういう目だ…!)

カイジ「いえ、そういうわけでは…」

カイジ(とどのつまり罠…!死のトラップ…!踏むわけにはいかねぇっ…!大型地雷…!)

面接官「そうですか。それでは教えてください」

カイジ(蛇め…!)

6 : 以下、\... - 2017/07/15 21:44:08.737 sJSzBGHz0 4/53

カイジ(しかし…どう答える…?)

カイジ(ここは無難に…人気の高そうなアンチョビ…?)

カイジ(それともミカ…?普段は飄々としているが…本気を出した時の実力…格好良さ…面接官受けするか…?」

カイジ(ダージリンは…ないな。あれはただのおばさん…!格言…おばさん…!)

カイジ(いや…)

カイジ(あれこれ考えたって仕方ねぇ…!ぶちかましてやる…!小細工抜きで…俺の想い…!)

カイジ「俺が好きなキャラは…」

7 : 以下、\... - 2017/07/15 21:44:41.208 sJSzBGHz0 5/53

カイジ「みほです…!西住みほ…!」

面接官「ほう…」

ざわ…ざわ…

8 : 以下、\... - 2017/07/15 21:45:09.675 sJSzBGHz0 6/53

面接官「主人公というわけですね。それで、その理由は?」

カイジ「まず…何と言ってもその可愛さ…これが一番の理由です…!」

面接官「可愛さ…ですか」

カイジ「はい…。容姿はもちろんのこと…性格…声…!過言ではない…全てが可愛いと言っても…!」

カイジ「恥ずかしがり屋で…おどおどしているところもあるが…そこも可愛い…!」

カイジ「1話で生徒会室に呼び出された時…怯えていた…!震えながら…!劇場版で実家に戻った時も…やはり不安げだった…!」

カイジ「バカなっ…!可愛すぎるだろ…!守ってあげたくなるに決まってる…!こんなの…!」

11 : 以下、\... - 2017/07/15 21:45:46.043 sJSzBGHz0 7/53

面接官「ふむ。続けてください」

カイジ「それでいて…優しくて…友達想いで…沙織や華さんと友達になった時…心から喜んでいた…!」

カイジ「何より良い子…!どうしようもないくらい…良い子なんだ…!当然、チームメイトからの信頼も厚い…!」

カイジ「そして戦車道の腕は抜群…!なぎ倒していった…!カスみたいな戦車で…並みいる強豪校を…!」

面接官「確かに不利な戦いばかりでしたね。大洗は」

カイジ「その通り…!極めつけは…ボコが大好きだってこと。高校生にしちゃ…幼い趣味かもしれねぇが…」

カイジ「戦車道をしている時は軍神…!紛う事なき強キャラ…がっ…!普段は…普通の女の子なんだ…!」

13 : 以下、\... - 2017/07/15 21:46:25.468 sJSzBGHz0 8/53

カイジ「うぅ…」ボロ…

カイジ「こんなに良い子で…可愛くて…ならないはずがねぇっ…!好きに…!」

カイジ「大好きだ…みほっ…!」ボロ…ボロ…

面接官「ククク…」

カイジ「え…?」

面接官「まるで白痴だな…」

16 : 以下、\... - 2017/07/15 21:47:17.219 sJSzBGHz0 9/53

カイジ「は…?」

面接官「さっきからグズグズと楽しそうに御託を並べてくれたが…必死だったよ…こらえるのに…」

カイジ「こらえる…?」

面接官「笑いをこらえるって事さ…ククク…」

カイジ「っ…!」

面接官「西住みほねぇ…。なるほど、けっこうけっこう。いかにも好きになりそうなキャラだ…愚図がな…!」

17 : 以下、\... - 2017/07/15 21:47:57.193 sJSzBGHz0 10/53

面接官「しかし…すっかり忘れているようだな…西住みほの闇…深淵っ…!」

面接官「友達ができた時喜んでいたとかのたまっていたが…よく思い出せ…あのシーンをっ…!」

カイジ「なっ…なにを言って…」

面接官「奴はクラスメイト全員の誕生日と血液型を暗記していた…普通するか…?そんなこと…」

面接官「どう考えても異常…狂気の沙汰…とどのつまりサイコパス…!」

カイジ「そ、それは…!」

19 : 以下、\... - 2017/07/15 21:48:37.812 sJSzBGHz0 11/53

面接官「しかも…劇場版で幼少期の西住みほが出てくるが…あれを見てどう思った…?」

カイジ「どうって…そりゃ可愛いと思ったさ…!わんぱくで…今のみほが絶対に見せないような表情をして…!」

面接官「可愛い…か。私は怖いと思ったがね…ククク…」

カイジ「は…?」

面接官「あんなにも明るく…おてんばな娘…それがなぜこのような引っ込み思案な性格になったのか…?」

面接官「何かあったに違いない…!奴は、抱えているのだ…!ウラル山脈より高く…バイカル湖より深い闇をっ…!」

20 : 以下、\... - 2017/07/15 21:49:20.685 sJSzBGHz0 12/53

カイジ「それは…いくらなんでもひん曲がった見方をしすぎじゃ…」

面接官「まだまだあるぞ…エリカに対する扱いとかな…!」

面接官「エリカが嫌味を言いに来た時…奴は執拗に無視した…!アウトレットにおいても、試合前においても…!」

面接官「まるで空気…透明…!いないもののように扱った…見崎鳴のごとく…!」

カイジ「別に…悪意があって無視したわけじゃない…!みほだって、思うところがあって…!」

面接官「それに…友達想い…あいつが…?カカカっ…あまり笑わせるなよ、人を…!」

21 : 以下、\... - 2017/07/15 21:50:19.998 sJSzBGHz0 13/53

面接官「劇場版で神社から石段を戦車で降りようとした時…奴はなんと言った…?」

カイジ「そりゃあ確か…『ここを降ります』だったか…」

面接官「その後は?」

カイジ「『麻子さんなら大丈夫』だな…仲間への信頼の現れだ…!」

面接官「ククク…?信頼だと…?バカな…!そんなわけがあるか…!奴は保険をかけたんだっ…!」

カイジ「保険…?」

面接官「あの斜面はどう考えても危険…下手をすれば転倒…大怪我もありえた…!」

22 : 以下、\... - 2017/07/15 21:51:17.992 sJSzBGHz0 14/53

面接官「まずそんな道を降りようとすること事態おかしい…!やめるべきだ…!友達が怪我をする可能性があるなら…!」

面接官「あろうことかカチューシャにやられたくない…そんなくだらないプライドのために危険を冒した…!」

面接官「そして、もし降りる事に失敗しても…麻子のせいにするつもりだった…!責任をなすりつけようとした…!」

カイジ「あ…あ…」

面接官「クズっ…!奴はクズだっ…!魔性の女…!悪魔…!サイコデビル…!」

面接官「人間のクズ…!」

カイジ「ああああああああっ…!」ぐにゃあああああああ

24 : 以下、\... - 2017/07/15 21:52:59.057 sJSzBGHz0 15/53

面接官「そして奴を好きになるお前も…もうダメっ…!ダメ人間…!」

面接官「社会不適合者…!そんなだからこの時期になっても…内定の一つもないんだっ…!」

カイジ(くっ…耐えろ…!ここで暴れたら…全てパァ…!)

カイジ(これはいわゆる圧迫面接…!見極めているんだ…就活生の…ストレス耐性をっ…!)

面接官「さて…時間もあるしな。これ以上こんな奴に構ってる暇はない…」

面接官「質問だっ…次の奴…!」

26 : 以下、\... - 2017/07/15 21:53:34.215 sJSzBGHz0 16/53

面接官「言ってみろ…好きなガルパンキャラ…!」

古畑「はぁ…」

古畑(良かった…最初の順番じゃなくて…!これはグループ面接…!カイジさんには悪いけど…考える時間が稼げた…!)

古畑(僕が最初だったら…質問の意図がわからず困惑…沈黙していたかもしれない…!そうなればアウツ…!お祈り一直線…!)

古畑(仮に答えたとしても…あれだけ好きなキャラをボロクソに言われたら…泣いていたかもしれない…)

古畑(これは圧迫面接…。重く受け止めちゃいけない、面接官の言葉…怒号…罵倒…!)

古畑「ぼ、僕が好きなのは…」

28 : 以下、\... - 2017/07/15 21:54:29.241 sJSzBGHz0 17/53

古畑「ミカさんです」

面接官「ほう…その理由は?」

古畑「そうですね…やはり圧倒的な強さ…!そこに魅せられたというのが大きいですかね…」

古畑「継続無双…!誰しも酔いしれるはず…ガルパンファンなら…!」

古畑「たった1輌で、撃破してみせた…パーシング3輌…!」

古畑「カンテレによる名曲…サッキヤルヴェン…ポルッカ…!BGMと相まって…いっそうミカさんの魅力を引き立てる…!」

29 : 以下、\... - 2017/07/15 21:55:27.501 sJSzBGHz0 18/53

面接官「確かに、ド定番と言える。劇場版の名シーンを挙げていけば…まず挙がること間違いなしだろう」

古畑「かっこいいのはもちろんのこと…時折見せる笑顔は可愛い…!そして美しい…!」

古畑「持ち合わせている…三要素…!可愛さ、かっこよさ、美しさ…!御三家…三種の神器…バミューダトライアングル…!」

古畑「あとは…大きすぎず…かと言って小さくもない…その…」もじ…

面接官「は…?」

古畑「だから…つまり…」もじ…もじ…

古畑「む…むむ…胸…!程よい大きさの胸…!抱き心地のよさそうな身体…!それも魅力的…!」カァァァ

30 : 以下、\... - 2017/07/15 21:56:20.625 sJSzBGHz0 19/53

カイジ(こいつ…何言ってやがる…あろうことか…面接で…!)

カイジ(そりゃあ、家で妄想しようが…センズリここうが…勝手…!個人の自由…!)

カイジ(がっ…ダメっ…!就活で…下ネタは…!言うなれば…裸でスターリングラードに飛び込むようなもの…自殺行為…!)

面接官「なるほど。よくわかった。ではもう一つ聞こう」

古畑「は、はぁ…」

面接官「もしミカとセッ○スできるとすれば、するかね?」

カイジ(あ…?)

31 : 以下、\... - 2017/07/15 21:57:16.950 sJSzBGHz0 20/53

古畑「えっそれは…」

カイジ(下ネタに下ネタで返してきやがった…!読めねぇ、まったく…!)

古畑「は、はい…!僕みたいな冴えない男ができるかどうかは別として…!」

古畑「チャンスがあるなら、します…!ぜひ…色々とミカさんにリードしてもらいたいと…」

古畑「そして…ミカさんの…しょ…処女をもらって…!うぅっ…!能登さんの声で喘がれたら…たまらない…!もうっ…!」

しこ…しこ…

34 : 以下、\... - 2017/07/15 21:58:47.463 sJSzBGHz0 21/53

面接官「ククク…」

古畑「え…?」

面接官「馬鹿丸出しだな…こいつも…通りで無内定…この時期まで一つも取れぬわけだ、内定…!」

古畑「うっ…!」

面接官「確かさっき…言ってたな…処女がどうとか…あぁ…?」

面接官「ガルパン好きなら、知っているだろう?継続高校が貧乏なことくらい…」

古畑「確かに素寒貧…貧しいという設定ですが…それが何か…?」

35 : 以下、\... - 2017/07/15 21:59:46.066 sJSzBGHz0 22/53

面接官「戦車道には金がかかる…戦車の修理費やら…諸々の…」

面接官「どうやって工面していると思う…?その莫大な金…」

面接官「無論…ギャンブルなどしない…彼女らは…まだ高校生…!賭ケグルイじゃあるまいし…!」

古畑「どうって、そりゃバイトでもして…」

面接官「カカカっ…!」

面接官「足りるわけないだろう…そんなはした金で…!他校から戦車をかっぱらってくることもあるが…それでもまだ不十分…!」

面接官「つまり…売っているんだ…その淫らな身体を…!」

古畑「ぐっ…!」

36 : 以下、\... - 2017/07/15 22:00:56.796 sJSzBGHz0 23/53

面接官「汚いオヤジに…触らせている…尻を…太ももを…胸を…!」

面接官「そして、しごき…しゃぶっている…!ねっとりと…肉棒…ペニスを…!」

面接官「積極的に股も開く…!金の為なら…受け入れる…!愚息の…膣内への侵入を…!」

古畑「そ、そんなこと…」

面接官「無論、ミカだけではない…アキも…ミッコも…その小さな身体を使って…悦ばせている…男を…!」

面接官「昼は楽器(カンテレ)を奏で…夜は性器(チンテレ)を奏でる…!ミカとはそういう女…淫獣…雌豚…!」

面接官「何が継続無双だ…その実態は…さしずめ性欲無双…!」

古畑「あああああああああ!」ぐにゃあああああああ

41 : 以下、\... - 2017/07/15 22:02:23.461 sJSzBGHz0 24/53

面接官「こんなことも分からず…よくもほざけるものだ…処女などと…!これだからダメなんだ…童貞は…!」

面接官「取れると思うなっ…!童貞が…内定などっ…!」

古畑「………」ピク…ピク…

面接官「では移るかっ…次の奴に…」

面接官「言ってみろ、好きなガルパンキャラ…!」

安藤「う…うっす」

45 : 以下、\... - 2017/07/15 22:04:04.325 sJSzBGHz0 25/53

安藤「俺が好きなキャラはアリサ…!サンダース大付属の…!」

面接官「ふむ…その理由は…?」

安藤「やっぱり…可愛いってことかな…短めのツインテールに…そばかすがチャーミング…!」

安藤「表情もたくさんあるし…どこかポンコツなところも可愛くて…微笑ましい…」

安藤「劇場版での名前セリフ…『この借りを返すために戦車道を続けなさい。今度は私たちがコテンパンにするんだから』」

安藤「ものすごくグッときた…!実際、このセリフを聞いてアリサを見直したって人もいる…」

安藤「がっ…!そんなものは甘え…!俺は劇場版をやる前からずっと一筋…!アリサ一筋だった…!」

49 : 以下、\... - 2017/07/15 22:05:26.915 sJSzBGHz0 26/53

面接官「無線傍受の件についてはどう思う?」

安藤「どうも何も…よくやった…ていうか…功績…素晴らしい…!」

面接官「おケイさんからはこっぴどく叱られたようだが?」

安藤「そりゃあ、あの人は考え方が真っすぐすぎる…!フェアプレーがどうとか言ってるけど…ただ甘いだけ…」

安藤「ルール上禁止されていないなら…どんな手段も使うべきっ…!勝つために…!」

安藤「例え卑怯とか言われても…結果が全てっ…!この世は弱肉強食…残酷なんだから…何でもすべき…!例え、誰かを裏切ろうと…!」

カイジ(人間の屑がこの野郎…)

50 : 以下、\... - 2017/07/15 22:06:39.796 sJSzBGHz0 27/53

面接官「なるほど…甘えた奴ばかりだと思っていたが…なかなかどうして…スレた奴もいるじゃないか…」

面接官「その心意気や良し…!最終的に…勝てば良かろうなのだ…!」

安藤「そっ…それじゃあ…!選考は通していただけるんでしょうか…?」

面接官「ククク…しかし…勘違いをしているようだ…」

安藤「は…?」

面接官「確かに勝つために何でもする姿勢は私も評価しよう。だが…アリサという女…明らかに面倒くさい…さらに言えばメンヘラ…」

面接官「決まってる…依存してくるに…!」

ざわ…ざわ…

53 : 以下、\... - 2017/07/15 22:07:49.781 sJSzBGHz0 28/53

安藤「かまわない…」

面接官「あ…?」

安藤「メンヘラ…依存…耽溺…!俺は一向にかまわないっ…!」

安藤「それくらい重い女の方が…愛されてるって感じがするし…それに、きっと許してくれるっ…!浮気…ギャンブル…リストラ…諸々…!」

安藤「そういう女の方が…何かと好都合っ…!」

カイジ(きさまっ…きさまっ…きさまっ…)

カイジ(それでも…人間かっ……!?)

55 : 以下、\... - 2017/07/15 22:09:10.455 sJSzBGHz0 29/53

面接官「けっこうけっこう…クズ中のクズというわけだ…しかし…」

面接官「もう一つ勘違いをしているようだ…」

安藤「もう一つ…?」

面接官「貴様が言っているのは…あくまで好かれてからの話…」

面接官「胸に手を…いや、腹に手を当てて考えてみろ…なびくと思うか…?アリサが…貴様のようなデブに…」

安藤「うっ…!」

面接官「バカなっ…!あるか…そんなこと…!デブで…クズで…ろくでなしな男を好きになる奴がどこにいる…?」

56 : 以下、\... - 2017/07/15 22:10:10.086 sJSzBGHz0 30/53

面接官「逆だろ…!むしろ…!」

面接官「嘲笑の対象だ…!嫌われ…避けられ…疎まれ…蔑まれる…」

安藤「あ…あ…あ…」ボロ…ボロ…

面接官「笑わせるな…!なれんよ…貴様は…タカシには…!」

面接官「デブが内定など…取れると思うなっ…!まずは自己管理からだろ…そのだらしない身体のっ…!」

安藤「あああああああああ!」ぐにゃあああああああ

面接官「さて…最後の奴に質問だ…」

58 : 以下、\... - 2017/07/15 22:12:00.447 sJSzBGHz0 31/53

面接官「言ってみろ…好きなガルパンキャラ…」

三好「あ、えっと…その…」まご…まご…

三好「い…いません…」

面接官「いない…?」

三好「いや…いないというか…何というか…実は、僕は…」

ざわ…

三好「見ていない…!そもそも…ガルパンを…!」

ざわ…ざわ…

61 : 以下、\... - 2017/07/15 22:12:46.929 sJSzBGHz0 32/53

面接官「は…?」

カイジ「あ…?」

古畑「え…?」

安藤「何…?」

三好「ごめんなさいっ…見てないんです…!」

64 : 以下、\... - 2017/07/15 22:13:44.258 sJSzBGHz0 33/53

面接官「ククク…」

面接官「ククク…コココ…キキキ…」

面接官「ファファファ…フォフォフォ…クゥクゥクゥ…」

カイジ(何てこった…紛れ込んでやがった…!とんでもない怪物…愚人…うつけ…ボンクラ…!)

面接官「カカカ…こりゃ傑作だ…」

三好「うぅ…戦車とか…よくわからなくて…」

66 : 以下、\... - 2017/07/15 22:15:02.862 sJSzBGHz0 34/53

面接官「キャラよし…ストーリーよし…作画よし…演出よし…音楽よしの名作…いや神作…そのガルパンを見ていない…?」

面接官「ほざくな…あまり…たわごとを…!」

面接官「見るべき…ていうか見なきゃダメ…義務教育だろ…!ガルパンはっ…義務教育…!」

カイジ「貴様がやっていることは…言うなれば履歴書の書き方も知らずに就活をするようなもの…」

古畑「話にならない…まるで…」

安藤「恥ずかしい…同じ就活生として…こんな奴がいること自体…」ボロ…ボロ…

三好「すみませんっ…!明日…明日からがんばって見ます…!」

69 : 以下、\... - 2017/07/15 22:16:23.384 sJSzBGHz0 35/53

面接官「『明日からがんばろう』という発想からは…」

面接官「どんな芽も吹きはしない…!」

面接官「そのことに20歳を越えてまだ…わからんのか…?」

面接官「明日からがんばるんじゃない…今日…今日だけがんばるんだっ…!」

面接官「今日をがんばった者…そして…ガルパンを見始めた者にのみ…」

面接官「明日が来るんだよ…!」

三好(ぐっ…!)

71 : 以下、\... - 2017/07/15 22:17:55.351 sJSzBGHz0 36/53

面接官「ガルパンはな…命より重いんだっ…!」

面接官「世間の大人どもが本当のことを言わないなら私が言ってやるっ…!」

面接官「ガルパンは命より重い…!」

面接官「そこの認識をごまかす輩は生涯地を這う…!」

72 : 以下、\... - 2017/07/15 22:18:56.777 sJSzBGHz0 37/53

カイジ(まさにその通り…ガルパンは面白いのはもちろん…世渡りのためのツールとしても必須…)

カイジ(だって…どうすんだよ…上司がガルパン好きだったら…誘われるかもしれないだろ…最終章…一緒に見に行こうって…!)

三好「そ…そんなぁ…」

カイジ(そんなこともわからず…ガルパンを見ない…?)

カイジ(言うなら…少し頭が変というか…もっとはっきり言えば…)

カイジ(人格破綻者…!)

74 : 以下、\... - 2017/07/15 22:20:05.230 sJSzBGHz0 38/53

面接官「クズっ…!」

古畑「カスっ…!」

安藤「ゴミっ…!」

三好「ああああああああああ!」ぐにゃあああああああ

75 : 以下、\... - 2017/07/15 22:21:13.678 sJSzBGHz0 39/53

面接官「さて…最後に変な奴もいたが…これで聞きたいことは全て聞いた…!」

面接官「終わりっ…!閉廷…!以上…!皆解散…!」

カイジ(さて…)

カイジ「待ってもらおうか…少し…言いたいことがある…!」

面接官「ん…?」

カイジ(結局…できなかったぜ…我慢…)

76 : 以下、\... - 2017/07/15 22:22:42.872 sJSzBGHz0 40/53

面接官「誰がそちらから話していいと言った…?」

面接官「まったく…これだからみほなんてサイコパスを好きな奴は…!そんなだから内定も取れず…!あげく、尖るんだ…顎も…!」

カイジ「言ってくれたな…!よくも…散々…いけしゃあしゃあと…!」

カイジ「俺のことをボロクソ言うのはかまわない…事実…この時期まで無内定…ダメ人間なのは確かだ…!」

カイジ「だがな…」

カイジ「みほのことを悪く言うのは許さねぇ…!みほはお前が言うような人間じゃない…!クズでもなければ…サイコパスでも…!」

77 : 以下、\... - 2017/07/15 22:23:59.721 sJSzBGHz0 41/53

カイジ「クラスメイトの誕生日や血液型を暗記…確かに普通はやらないかもしれない…そんなこと…」

カイジ「しかし…逆に言えば…それだけ友達が欲しかった…!クラスのみんなに興味があった…!」

カイジ「仲良くなりたかったんだ…!そのために惜しまなかっただけ…労を…!ひたむき…ただ純粋に、ひたむきなんだ…!」

面接官「ほう…面白い」

カイジ「幼少の頃と性格が違うのは…何もそんなに珍しい話じゃない。よくある話じゃないか…!」

カイジ「それを…やれ何かあっただの…闇を抱えているだの考える奴…よっぽどサイコパス…そっちの方が…!」

カイジ「蹂躙されればいい…ドミネーターでっ…!」

78 : 以下、\... - 2017/07/15 22:25:04.164 sJSzBGHz0 42/53

カイジ「確かに…」

カイジ「昔のトラウマで、一度腐っちまった…逃げ出しちまったことも事実…!認めよう…!それは…!」

カイジ「だが…」

カイジ「一度見失った…自分の道…!それを仲間が思い出させてくれた…もう一度…歩む事を決めたんだ…!みほだけの道…!」

カイジ「見ないふりをしていた…過去のトラウマ…それを乗り越えて…がむしゃらに突き進んできた…!」

カイジ「かけがえのない友達と共に…ぬくもりを力に変え…進んでいくっ…これからも…!」

古畑「カイジさんっ…」ボロ…

安藤「カイジさんっ…」ボロ…ボロ…

79 : 以下、\... - 2017/07/15 22:26:12.091 sJSzBGHz0 43/53

面接官(フフ…)

カイジ「劇場版で石段を降りる時のセリフも…決して保険なんかじゃない…!ただただ信頼していた…麻子という仲間をっ…!」

カイジ「麻子だけじゃない…沙織に…華さんに…優花里に…チームメイトを信頼しているんだ…!」

カイジ「だからこそ…大洗のみんな…いや、もっと言えばライバル校の面々さえも…信頼できるんだ…みほのことを…!」

カイジ「みほは…みほは…」

カイジ「引っ込み思案で…ドジなところもあるが…みほは…」

カイジ「どうしようもなく良い子…デビルなんかじゃない…エンジェルだっ…!」

80 : 以下、\... - 2017/07/15 22:27:22.919 sJSzBGHz0 44/53

面接官「フ…」

面接官「フフフ…ハハハ…」

面接官「負けましたよ。カイジさん」

カイジ「え…?」

面接官「おそらく気づいているとは思いますが、これはいわゆる圧迫面接。ストレス耐性を確かめることが目的でした」

面接官「実はこれは会社の方針でしてね。手荒な面接はしたくなかったのですが…しがない一人事の私にそんな権限はありません」

面接官「先ほどまでの非礼を詫びさせていただきたい。誠に申し訳ないことをしました」オレンジペコリ

82 : 以下、\... - 2017/07/15 22:29:43.278 sJSzBGHz0 45/53

カイジ「いや…その…上げてくれよ、顔を…」

面接官「本当はみんな大好きなんです。みほも、ミカも、アリサだってそうです」

面接官「伝わってきましたよ。あなたの気持ち…!溶岩のごとく…熱い気持ちが…!」

カイジ「いや…はは…なんか照れるな…」テレテレ

面接官「好きなことに…好きな人に…ここまで夢中になれる。それは大切な気持ちだと思います。どうかそれを忘れないでほしい」

面接官「言うまでもなく…通過…!選考は通過です…!」

面接官「congratulation(コングラッチュレーション)!congratulation(コングラッチュレーション)!」

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カイジ「うっ…」

カイジ「やった…やった…!ひいっ…!」ジタ…バタ…

面接官「しかし、残念ながら私ができるのはここまで。次は二次面接が待っています。おそらく一筋縄ではいかないでしょう」

面接官「ただ…あなたならきっと次も突破できる。応援していますよ。ぜひ頑張って内定を掴んで…一緒に働きましょう!」

カイジ「おじさん…」

カイジ「優しいおじさん…」

87 : 以下、\... - 2017/07/15 22:33:42.399 sJSzBGHz0 47/53

面接官「さて…これにて面接は本当に終了です。おつかれさまでした」

四人「「ありがとう…ございました…!」」

カイジ「失礼…します…」バタン

古畑「カイジさんっ…僕…感動しちゃいました…!」

安藤「俺もっす…!俺はきっと落ちてるだろうけど…良いもの見せてもらいました…!一生ついていきます…!」

カイジ「お前ら…よしゃあがれっ…!」

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三好「あ…あの…僕も…」

カイジ「あ…?」

古畑「まだいたのか…クズが…」

安藤「さっさと失せろ…クソゴミ…!」

三好「えええええっ…!」ぐにゃあああああああ

90 : 以下、\... - 2017/07/15 22:37:12.244 sJSzBGHz0 49/53

面接官(久しぶりに見たな…あんなに骨のある男は)

こん…こん…

面接官(きたか…次の奴ら…)

面接官「入って、どうぞ」

佐原「失礼します…!」

面接官「そこに座ってください。荷物はそこに置いてください」

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佐原「は、はい…!」

面接官「それではまず、好きなガルパンキャラを教えてください」

佐原「は…?」

佐原(どういうことだ…?聞き間違いじゃなければ、今…ガルパンキャラって…)

佐原(まぁ、深く考えても仕方ねぇか…何しろ俺はもう内定を4つ持ってる…ここは遊びで受けにきただけだ…)

佐原「俺が好きなキャラは…エリカです。逸見エリカ…!」

94 : 以下、\... - 2017/07/15 22:43:19.992 sJSzBGHz0 51/53

~数日後~

こん…こん…

面接官2「どうぞお入りください」

カイジ「失礼します…」

面接官2「そこに座ってください。緊張してるかもしれませんが、なるべくいつも通りのカイジさんを見せてくださいね」

面接官2「それではまず、好きな日常系アニメを教えてください」

カイジ「ククク…」

95 : 以下、\... - 2017/07/15 22:45:31.514 sJSzBGHz0 52/53

カイジ「好きな日常系アニメか…」

カイジ「決まってる…!そんなもん…!ゆるゆりに…!」

~Fin~

97 : 以下、\... - 2017/07/15 22:47:23.724 sJSzBGHz0 53/53

これにて終了です
読んでくれた方、ありがとうございました
時期的に就活も大詰めかと思いますが、少しでも就活の参考になれば幸いです

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