みほ「華さん・・・華さん・・・」クチュクチュ
ガラッ
優花里「西住殿ー! まだ教室に残ってたんですかー!」
みほ「ひゃっ!?」ガタッ
優花里「に、西住殿……? 五十鈴殿の机で一体何を……?」
みほ「あ、あの、これは…その…」
元スレ
西住殿「華さん・・・華さん・・・」クチュクチュ
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1450077584/
優花里「机の角に股間を押し付けていた様子…さらに何故か机がわずかに湿っております…」
みほ「うぅ……」
優花里「西住殿……そんなまさか……五十鈴殿に……」
みほ「お、お願い誰にも言わないで…!」
優花里「何故です西住殿! 五十鈴殿にこんな虐め紛いなことなんて!」
みほ「……へっ?」
優花里「これは五十鈴殿への嫌がらせですよね!? 『お前の机なんて股間を押し付ける便所同然の物だ』ということですか!?」
優花里「一体何があったんですか!? あの軍神の如き西住殿がこんなことするなんて!」
みほ(気付いてない…? もしかして優花里さん、エッチなことに疎い?)
みほ(どうやらバレなかったみたいだけどこの誤解もまずい…)
みほ「ち、違うの優花里さん、これはイジメじゃないの」
みほ「私…華さんのことは、その嫌ってないから本当に……////」
優花里「そうなんですか? しかしならば何故、机に股間を押し付けるなんて行為を…?」
みほ「そ、それはそのオ…」
みほ(いやいや正直に『オ○ニーです』なんて言えないよ!! ど、どう誤魔化せば…)
優花里「お…?」
みほ「お……、おまじない! そう、これはおまじないなの!」
優花里「おまじないですか?」
第二次世界大戦時の日本
大人のみならずまだ子供と言えるような歳の者も戦力として戦地に連れて行かれた時代
出兵する子供達はお互いの無事を祈って各々の机に股間を押し付けたという
生殖器は全ての生命の源でありせめて命だけでも無事に帰ってきてほしいという願いを込めている
また、股間は『不浄』なる物だが『浮上』と掛けて特に海軍に配属される者達は自分達の艦が沈まぬようにと願掛けとしても好んで行われた
みほ「という訳です」
優花里「ぞ、存じ上げませんでした…!」
みほ「に、西住流に古くから伝わるおまじないだからね…」
みほ「このおまじないが今では形を変えて、健康や活躍を祈る相手へ密かに行われるようになったの」
みほ「華さんは最初の練習試合の時に気絶しちゃったことがあるからね」
みほ「もともと花道をしていた人だから身体も強くない、私すごく心配で…」
優花里「それでこのおまじないを…そこまで五十鈴殿のことを考えて…!」
みほ(ほっ…なんとか誤魔化せたみたい…)
みほ「このおまじないは本人にバレたら意味がないものなの。だから誰にも教えないでね」
優花里「了解であります!」
みほ「じゃ、じゃあ私はこれで……」
優花里「待ってください、西住殿!」
みほ「うん?」
優花里「私感激いたしました!! 西住殿のチームメイトを想うその気持ち!」
優花里「是非私もそのおまじないを習得したい所存です! 」
優花里「なのでやり方を教えてください! もう一度五十鈴殿の机で実践をお願いします!!」
みほ「えっ」
みほ「も、もう一度さっきのおまじないを…?」
優花里「はい! 目の前で、一から、じっくりとお願いします!! しっかりと目に焼き付けますので!」
みほ「」
ーーーーー
ーーー
ー
みほ「……くっ、……ふぅ……んっ」
優花里「……西住殿? お言葉ですが、さっきよりも動きが控え目な気が…」
みほ「ちょ、ちょっと待って……徐々に高まるものだから……」
優花里「なるほど順序があるんですね!」
みほ(な、なんで私、優花里さんの目の前で華さんの机使ってオ○ニーしてんの……!?)
みほ(ど、どうしてこうなっちゃったの…!?)
みほ「ね、ねぇやっぱり止めにしない? 実はこれって一日に何度もするものじゃないの」
優花里「そうなんですか?」
みほ「それに、ただ股間を押し付けるだけだから私が実践しなくても優花里さん1人で出来るよ」
優花里「しかし私は実物を見ないと気が済まない性分で……戦車道でも何でも」
優花里「でも…西住殿がどうしてもと仰るなら分かりました」
みほ(よ、良かった)
優花里「他の知っていそうな方に尋ねることにします。冷泉殿なら知ってるでしょうか」
みほ「やる! 今日は2回しても大丈夫な日だったの忘れてた!」
優花里「本当ですか! ありがとうございます!」
みほ(うぅ…本当は一日に5回くらい華ニーしてるけど、友達の目の前ですることになるなんて…)
『華ニー』とは?
「華さんをオカズに自分のお華畑をナニする」の略
みほ(優花里さんも引き下がらないようだし…)
みほ(腹を決めて…ヤるしかない!)キッ!
優花里「おお! 西住殿の目が変わった」
みほ「はぅ……んっ…あっ……」クチュクチュ
みほ「……くぅ……んん……あぅ」クチュクチュ
優花里「は、激しい…! 机がガタガタと揺れるほどの振動……!」
みほ(いつものようにただ無心で……華さんのことだけを考えて…)
みほ「は、華さん……華さん……!」クチュクチュ
優花里「西住殿……華さんのことを想ってここまで身体を張るなんて流石です!」
優花里「体重を机に預けて角に重点的に股間を押し当てていますね!」
優花里「上下に揺れるだけのシンプルな運動だけかと思いきや左右や回転などのバリエーションを加えています!」
優花里「時折、机を自らの手で振動させたりする技が光っていますね」
みほ(じ、実況しないでぇ…!)
みほ「あぁ……うぅ…、き、きちゃう……」クチュクチュ
優花里「? 何が来るんですか?」
みほ「は、華さん……はなさぁん……!」クニュクチュ
優花里「五十鈴殿が? 何故ここに来るのが分かるのですか?」
優花里「もう放課後も放課後です。さすがにこの時間に五十鈴殿は…」つスマホ スッ
ツルッ
優花里「あっしまった! スマホを五十鈴殿の机に落としてしまったぁー!」
ピコン!
ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ!!
優花里「そしてこのタイミングで帰りが遅いのを心配した母からであろう着信が!!」
優花里「エンジン音でうるさい戦車内でも気付く為に最大出力に設定したバイブレーションで振動したぁーー!!」
優花里「その驚異的振動は接地している机を伝播して西住殿の股間に走るーー!!」
みほ「ひっ!?」ヴヴヴヴヴヴヴ!!!
みほ「ひゃああぁーーーーッ!?」ビクビクビクン!!
ガタターン!!
優花里「西住殿ぉーーー!?」
みほ「は、はぁはぁ…す、すごかった……!」ピクピク
優花里「大丈夫ですか西住殿! 急に倒れるだなんて! どこか体調を崩しました!?」
みほ「だ、大丈夫……今まで一番達成感あったよ…」
優花里「よく分かりませんが私のスマホが西住殿の助けになったようで光栄であります!」
みほ「う、うんありがとう…。もう大丈夫だよね優花里さん?」
優花里「はい! ご教授ありがとうございました!」
みほ「そ、それじゃあ私帰るから…。あと本当にこのこと誰にも言っちゃ駄目だよ……」フラフラ...
優花里「お気をつけて! また明日!」
優花里「いやぁ…すごかったですなぁ。西住殿の鬼気迫るおまじないは」
優花里「『健康と活躍を祈る相手へのおまじない』……」
優花里「今この教室には私1人…、そして私はついさっき西住殿から直々におまじないを教わった身…」
優花里「ならばやることは一つ! 日頃の感謝の気持ちを込めて、さっそく西住殿の机でおまじないです!」
優花里「確かこれが西住殿の机ですね…」
優花里「ごくり……、何だか級友の机に股間を押し当てるだなんて背徳的ですね…」
優花里「しかしこれは由緒正しきおまじない……そうです清純なものです!」
優花里「ではさっそく」
くいっ
優花里「確か西住殿のやり方では……こんな感じでしょうか」
ぐいぐい…
優花里「……」
ぐいぐい
優花里「……んっ」
優花里「ッ! 何でしょうか今の感覚……!? 何か心の底から湧き上がってくるような変な…」
優花里「このおまじないが原因…?」
優花里「……」
ぐいぐいっ
優花里「あふっ」
優花里「す、すごいです! 初めての感覚です…こそばゆいような変な…!」
優花里「流石は西住殿が教えてくれたおまじない……! こんな素晴らしい感覚まで与えてくれるなんて!」
優花里「もっともっとやります! そして西住殿に日頃の恩義を!」
優花里「西住殿西住殿~~!」クチュクチュ
ーーーーー
ーーー
ー
華「すみません…忘れ物を取りにくるだけなのについてきてもらって」
沙織「いいのいいの! 私たち親友じゃん!」
麻子「は、早く忘れ物取って帰ろう…」
沙織「何怖がってんの麻子。まだオバケが出るような時間じゃないでしょ」
麻子「確かにまだ深夜でもないが……それでも夜の学校は不気味だ……」
華「確かに…、いつも日中に過ごしていますけど暗くなるとまるで別世界ですね」
沙織「そういえば夜の学校に出るオバケの七不思議とかあったよね」
麻子「や、やめろ…!」
沙織「忘れ物を取りに行った女の子が……誰も居ないはずの教室から不気味なうめき声と人影を見るの……」
沙織「教室に入らないと忘れ物を手に入れられない……怖いけど意を決してドアを開けた女の子が見たのは……!」
麻子「やめろぉぉ…!」
華「沙織さん、そこらへんにしてあげましょうよ」
沙織「ごめんごめん、ついからかっちゃった~」
麻子「ゆ、許さん…」
あぁ……あぅぅ………!
3人「!?」
華「な、何でしょうか今の声は…」
沙織「えっ!? そんなまさか本当に七不思議が!?」
麻子「沙織のせいだ……! 沙織がそんな話するから本物が出ちゃったんだ…!」
華「わ、私達の教室からです…」
麻子「い、五十鈴さん行くのか…!?」
華「行かなければなりません…私の忘れ物そこにあるのですから」
沙織「で、でも本当にオバケだったりしたら…」
あぅぅ……くぅぅ……ぅ…!
3人「ごくり…」
沙織「わ、私も行くよ! 華1人に怖い目になんて合わせない!」
華「沙織さん……!」
麻子「……」ギュッ
沙織「ま、麻子、あんたは先に帰っても…」
麻子「1人で帰る方が怖い……。それに私だって友人だけを危険な場所に送り込んで逃げ帰るなんて真似したくない」
華「麻子さん……!」
沙織「じゃあ、3人で固まって……行くよ?」
華「ドアを開けます……」
麻子「……!」ガタガタ
華「いち……にの……」
華「さん!」
ガラッ!!!
優花里「あぁぁーーーーッ!! 西住殿ぉーー! 西住殿ぉーーーーー!!!」クチュクチュクチュクチュ!!!
優花里「にしっ西住どのっ! 西住殿ぉーーーーー!!」プシュ----!!!
.
華「」
沙織「」
麻子「」
ニシズミドノ-!!クチュクチュ!!ニシズマドノォ--!
沙織「……えっ」
麻子「これは……」
華「まぁ……」
沙織「アレ……だよね、どう見ても」
麻子「ああ…」
華「ですねぇ」
優花里「あぅぅ! 西住殿ぉ!」クチュクチュ
沙織「気づいてないね、こっち」
麻子「夢中なんだろ」
華「どうしましょう」
優花里「あぁー!また来ます!すごいの来ます西住殿ぉ!」クチュクチュ
沙織「帰る?」
華「しかし忘れ物が…」
麻子「今なら取りに入ってもバレないんじゃないか」
華「この空間に侵入するのは…」
優花里「キた! きました、西住どのぉーー!!」ビクビクン!
優花里「はぁ……はぁ……」ピクピク
沙織「あっ、ちょっと落ち着いたみたい」
麻子「流石にバレるな、隠れよう」スッ
華「そうですね」スッ
優花里「す、すごかった……これで私の気持ち、西住殿に伝わったでしょうか…」
麻子「やはり秋山さんは西住さんのことを……」
沙織「友人以上に慕ってはいたけどまさか恋愛感情だったなんて…」
華「……」
華(優花里さんがみほさんを……)
華(みほさんは知っているのでしょうか…? もしも知ればその気持ちに応えるのでしょうか?)
華(みほさんが優花里さんと恋人に……?)
華(みほさんが……)
華(………)
華(……この気持ちは一体?)
沙織「ていうか、そんな方法絶対気持ち伝わらないからねゆかりん、気づいて」
優花里「さて次は……」
麻子「次!? まだやるのか…」
沙織「スタミナすごいのね…」ウサギサンチ-ムヨリウサギサンダヨ...
優花里「(日頃の感謝の気持ちを込めて)あんこうチームの皆さんのも(おまじない)をヤりましょう!」
3人「!?」
優花里「えーっと確か冷泉殿は別のクラスなのでまずは武部殿と五十鈴殿のを……」
沙織「えぇーー!? な、なんで私たちまで!? みぽりんだけじゃないの!?」
麻子「こ、こいつ見境ない……!?」
華「は、ハーレムでも形成するつもりなのでしょうか……」
優花里「これが五十鈴殿の机ですね……ではさっそく……!」エヘヘ
沙織「か、完全に獲物を狙う目だよ……!」
麻子「まさかの秋山さん総攻めとは…」
華「お、お友達と言えども流石にこれは……」
沙織「と、止めようよ!」
麻子「しかし、この瞬間を見られただなんて知られると秋山さん下手すると不登校になるぞ」
沙織「確かに…私なら自殺しちゃうかも……」
華「しかしこのままでは私の机が……」
優花里「えへへー五十鈴殿ぉー。日頃の色々を込めて股間を擦り付けますからねー」ジリジリ
沙織「な、ナニを込めてんの…、日頃のナニを思ってんのあの子……!?」
華「わ、私我慢できません! 止めに入ります!」スクッ!!
優花里「さあ観念して机の角を神妙に突き出して……」ジリジリ
ズルッ
優花里「ひゃっ!?」グラッ
沙織「滑った!」
華「あれは……水たまり? 何故あんな所に…?」
麻子「いや、おそらく……あ、愛液かと……」
優花里「あわわわッ! おっとっとっ……」グラグラ
沙織「そのまま華の机へ……」
ゴガンッ!!
優花里「んぬひぃッッッ!!!???」
華「ひっ!?」
麻子「そのままの勢いで股間を角に強打……!」
沙織「うわー……自転車で足踏み外したの思い出した……」
優花里「」キュ-ン...
バタン!
麻子「気絶……したな」
沙織「そりゃねぇ…」
華「少し気の毒ですね…」
優花里「」ピクピク
沙織「自分のその……ぁ、愛液、で滑るなんて……」
麻子「いや……本当に優花里さんのだろうか…?」
華「どういう意味ですか?」
麻子「あの愛液溜まりがあったのは五十鈴さんの机の手前」
麻子「優花里さんが五十鈴さんの机に向かう前からそこにあった」
沙織「どういう意味? もうすでにゆかりんは華の机で致していたってこと?」
麻子「かもしれないが、もしかすると…」
華「優花里さんの前に誰かが私の机に股間を押し付けていた……ということですか?」
麻子「そういう風にも取れるな」
華「い、一体誰が……」
沙織「何か……学校の七不思議よりもよっぽど不気味だよ……何なのこの状況、そして何なのこの子」
優花里「」
沙織「とりあえずこの子どうする?」
優花里「」
麻子「ほっとけ。流石にこの後目を覚ましても鈍痛の残る股間を擦り付けようとは思わないだろう」
華「私たちはここら辺一帯を掃除しますか」
沙織「アルコールティッシュ持ってるよ」
麻子「何故私達がこんな後始末を…」
沙織「一応言っとくけどこの事は私達だけの秘密だからね」
華「言えませんよこんな事…」
麻子「だがどうにかして秋山さんにこの癖を止めさせないと私達の机が被害に…」
沙織「まるで悪癖覚えた飼い犬だよぉ」
華「あっ、そういえば忘れ物…!」
沙織「やっと取れるね。何忘れたんだっけ?」
華「愛用の筆です……あら?」
麻子「どうした?」
華「筆が……ないです。机の中もカバンの中も……」
ーーーーー
ーーー
ー
みほルーム
みほ「華さん……! 華さん……!!」クチュクチュ
みほ「あぁ…! 華さんの筆すごいよぉ……!」サラサラ
みほ「華さんが一話で選択科目用紙に使った筆……!!」
みほ「本当は教室で華さんの机と一緒に試したかったけど、やっぱりするなら誰にも見られない自室だよね……!」エヘヘ
みほ「華さん……! 華さぁん……!」クチュクチュ
みほ「華さんの茂みもこの筆みたいにサラサラなのかなぁ……!」サラサラ
みほ「あぁ、そんなとこまで……華さぁん……!」ビクビク
ーーーーー
ーーー
ー
華自室
華(家に戻りました……あの光景が強烈に脳裏に残ります……)
華(優花里さんよりも先に私の机で致していた謎の人物……)
華(そして、私の筆は一体どこへ…?)
華「……」
優花里『西住殿……! 西住殿ぉ……!』
華(……)
華(想い人を想ってのあの行為は……やはり気持ちの良いものなのでしょうか……?)
みほ『華さん、おはよう!』
みほ『射撃の腕がまた上がったね!』
みほ『筆記用具忘れちゃって…、また筆借りてもいい?』
みほ『は、華さんそのちり紙私が捨てておいてあげるよ……大丈夫、いいからいいから』
みほ『え? 距離が近い? 気のせいだよ、友達ってこんなものだよ? え?最早キスの距離? 普通だよ?』
華(どうしてここでみほさんの事ばかり頭に思い浮かんでしまうのでしょうか……?)
華(私……もしかして……)
華「あっ、そういえば……もしかするとあの筆はみほさんに貸していたまま忘れていたのかもしれませんね」
華「ちょっと聞いてみましょう」つスマホ スッ
みほルーム
ヴヴヴヴヴヴヴ!
みほ「ひゃっ!?」
みほ「びっくりした…6度目の華ニーの途中なのに…」
みほ「もう中断させるなんて一体誰……」
スマホ『着信:華さん』
みほ「」
みほ「は、は、は、華さん!? な、なんで急に……!? まさか優花里さん経由で華さんにバレたんじゃ…」
みほ「いや…優花里さんは約束は守る人だからそれはないよね」
みほ「とりあえず出なきゃ…」
ヴヴヴヴヴヴヴ!
みほ「……」
ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ!
みほ「……」ゴクリ...
華ルーム
プルルルルプルルルル
華「……中々出ませんね。お風呂にでも入っているのでしょうか……」
華「また日を改めましょうか」
ガチャッ!
みほ『はっ、はぁ……はぁ……! もしもし…?』
華「あっみほさん、夜分遅くにすみません」
みほ『だ、大丈夫だよ……ふぅ…ふぅ……』
華「息が切れてますね……? どうかしました?」
みほ『あ、えっとごめんね……はぁ……ジョギング中なの……はぁ…!』
華「健康的でよろしいですね。それでは今は電話は控えましょうか」
みほ『ううん、大丈夫……! あ、でも電波が悪くて……はぅ……!』
華「え?」
みほ『ごめんね、切れちゃうかも……、そしたら悪いけどもう一度掛け直して……』
ブツッ
ツーツーツー…
華「あら……。それではもう一度掛けますか」
プルルルルプルルルル
プルルルルプルルルル
華「また中々出ませんね……。一体どこをジョギングしているのでしょう……?」
みほルーム
ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ!!!
みほ「ひゃぁぁぁーー!! すごぃよぉ……華しゃぁぁん!!」ビクビク
みほ「華さんからの着信気持ちいいよぉぉ……!!」
ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ!!!
みほ「は、華しゃぁん……!」ビクビク
みほ「はぁ……はぁ……、そ、そろそろ出ないと……」ピクピク
ピッ
みほ「ご、ごめんね……最近……はぁ……、ケータイの調子悪くて……」クチュクチュ
みほ(そして、華さんの声を聞きながら筆ニー……!)クチュクチュ
みほ「あっまた電波が……」
ブツッ
みほ「…………」ドキドキ
ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ!!!
みほ「きっ、キたぁ………!!!」ビクビクン!
みほ「あぁ…私最悪だよぉ…華さんの善意に甘えてこんな……」
ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ!!!
みほ「きゅぅぅぅぅん!!」ビクビクビク!
みほ「これすごぃぃ! 永久機関見つけちゃったぁ……!」
ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ!!!
みほ「ふぅ…ふぅ…! ふ、フィニッシュはもちろん華さんの声を聞きながら……!」
みほ「華さんにバレないように声を殺してイかなきゃ……」
みほ「な、なんだか更に興奮しちゃうね……!」
みほ「よ、よーし……」
ピッ
みほ「もしもし華しゃん!?」
まほ『お姉ちゃんだよ』
みほ「あ、怪電話は結構です」
ツーツーツー…
みほ「……」
みほ「何だか萎えちゃったや。華さんと電話しなきゃ」
プルルルルプルルルル
ガチャッ
みほ「もしもし華さん、もうジョギング終わったよ。ごめんね迷惑かけて」
華『いえいえ。しかし先ほど掛けた時お話中だったようですが、もう大丈夫ですか?』
みほ「うん、さっきのは宗教勧誘だったから気にしないで」
みほ「それで何か用? 明日の宿題のこととか?」
華『いえ、実はちょっとお聞きしたいことがありまして…』
みほ「うん、何でも聞いてね」
華『私の筆のことなんですが……』
みほ「ギクギクゥ!?!?」
華『ぎ、ぎくぎく? 』
みほ「『疑口疑口(ぎくぎく)』、口を疑うって書くの、相手の言葉を疑う程にその話に注目している…つまり話の続きを促す古い四字熟語だよ」
華『も、物知りですね…』
みほ「えーそうでもないよー」
みほ(華さん筆がないのに気付いちゃったんだ……)
華『それで筆のことなんですが、もしかするとみほさんに貸しままではないかと思って』
みほ「ごめんねすっかり忘れちゃってた。明日返すね…」
筆<ねちゃぁ……
みほ(……洗わないと)
華『ありがとうございます。それと……あの、突拍子もないことを聞いてもよろしいでしょうか……?』
みほ「え?なに?」
華『その……』
華『あ、あのっ、女性同士の恋についてみほさんはどう考えていますか……?』
みほ「ふえぇぇッ!?!?」
華『ご、ごめんなさい急にこんなこと……』
みほ(え、え、何で? どういうことなの?)
みほ(急にこんなこと聞くなんて…)
みほ(もしかして華さんも女の子の事が……?)
みほ(ど、どう答えれば…私はレズです!って宣言する? でもまだ向こうもと決まった訳でもないし…)
みほ(逆に宣言したら引かれるかも? 私はノーマルだけどそれもアリだねーって軽く言う?)
みほ(この期に乗じて想いを伝えるのも……!!)
みほ(思い切って言っちゃえばもしかすると両想いに……!)
華『みほさん……?』
みほ「わ、私は……」
.
みほ「……女の子でも男の子でも、その人が好きって気持ちはすごく大切で綺麗なものだと、思うな」
華『みほさん……』
みほ「だ、だから私は……!」
華『あのっ!』
みほ「は、はいっ!」
華『その……あの実はみ、みほさんのことが……』
華『す、好きみたいなんです……!』
みほ(こ、これはやっぱり……!)
みほ(ついに積み上げた華ニーが報われる日が……!)ジ-ン...
みほ「わ、私も……! 私もだよっ!!」
華『優花里さんが!!』
みほ「私も華さんのことがッ……ん? え? え?」
華『こ、こんなこと伝えるのは恋愛の理でルール違反かもしれませんが……どうしてもみほさんには知っておいて欲しくて……』
みほ「え……あの、優花里さんが私のことを……?」
華『はい…突然で驚いてしまうかもしれませんが……』
華『優花里さんは友情以上の愛情を持ってみほさんに接しています。みほさんは気付かなかったかもしれませんが…』
みほ「へ、へぇ……そ、そうだったんだぁ……」
華『い、言いたかったのはそれだけなんです。ごめんなさい、おやすみなさい……』
ブツッ
ツーツーツー…
みほ「……」
みほ「あ、あははは……盛り上がってたのは……私だけだったんだね……」
みほ「今日はもう寝ちゃおう……」
みほ「あっ、明日返すんだから筆を洗わないと……」
みほ「洗わ………ないと…」
みほ「…………」
みほ「これ……返したくないなぁ……。なんだか華さんが更に遠くに行っちゃう気がしちゃうよ……」
華ルーム
ツーツーツー…
華「…………」
華「これで良かったんです……優花里さんがみほさんを想う強い気持ちは身に染みて分かっています」
華「私にはあの気持ちを越えることは出来ません」
華「優花里さんはみほさんと恋人同士になれるキッカケに……そしてみほさんはこの世で誰よりも愛してくれる人と一緒に……」
華「これで皆が幸せになれます…」
華「皆が……」
華(でも……)
華(あの時私が本当に思った言葉は……)
華『その……あの実はみ、みほさんのことが……』
華『す、好きみたいなんです……!』
華『ずっと前から!!』
華「…………」
華「もう寝ましょう……」
華「いや……とても寝れませんね」
華「…………」
華「……みほさん」
華「みほさん……」
華「みほさん……! みほさん…!」
華「好きです……私は……! あっ、あなたのことが……優花里さんよりも…誰よりも……!」
華「みほさぁん………!」
華(私はこの行為は不浄なものとして毛嫌いしてました)
華(でも……みほさんに出逢ってから何故か身体の芯から熱いものを感じて……)
華(いつのまにか秘所に手を伸ばして……)
華(止めよう止めようと思っても……彼女のことを考えるといつのまにか……)
華(数え切れないほどの回数を身体を慰めてきました)
華(それでもこんなに……)
華(こんなに切ない快楽は初めてです)
みほ(華さん……!)
華(みほさん……!)
ーーーーー
ーーー
ー
翌日
優花里「西住殿ー! おはようございまーす!」
みほ「あっ、うんおはよう優花里さん…」
優花里「聞いてくださいよ、昨日放課後に教室で…」
みほ「えっ、あっ、だめ! そのことはこんな場所で…!」
優花里「何故か気絶しちゃってまして前後の記憶が全くないんですよーお股がひりひりするし、覚えてることは『おまじない』という単語だけで…」
みほ(あれ? 記憶を無くしてる?)
みほ「そ、それは災難だったね…」
沙織「どうやらゆかりん、あのショックで記憶喪失になったみたいだね」
麻子「あの奇行も覚えてないか…こっちとしてはこれから付き合う上でありがたいかもな」
華「そ、そうですね…」
優花里「あっ、皆さんお揃いで! おはようございます!」
みほ「あっ……」
華「うっ……」
みほ「……」
華「……」
優花里「……? どうしたんでしょう?」
沙織「な、なんだか気まずい空間だね」
麻子「優花里さんとならまだしも何故西住さんと気まずそうなんだ?」
みほ「あ、あのっ!」
華「はいっ!」
みほ「も、もうちょっとだけ筆、借りててもいいかな?」
みほ「最近書道に凝ってて……自分用の買いに行く時間がないから……少しの間だけ…」
華「え、ええ、少しと言わずいつまでも構いませんよ……」
みほ「ありがとう…」
華「はい……」
沙織「ほ、本当にどうしちゃったんだろう二人とも…」
優花里「むむむ、謎ですね」
麻子「戦車道の時間までにはいつもの調子に戻って欲しいものだな」
しかし、みほと華は戦車道授業中も放課後練習中もずっとこの調子だった
そして……
ーーーーー
ーーー
ー
練習終了後
沙織「あれ? 帰らないの?」
華「私…その、用事がありまして残ります」
沙織「そう……、暗くなる前に帰らないといけないよ」
華「はい、ありがとうございます…」
沙織「大丈夫かな…」
麻子「明日には戻ってればいいが」
ーーーーー
ーーー
ー
格納庫
IV号戦車
がちゃっ
華「…………」
華「車長席……ここにいつもみほさんは座って指示を…」
華「私……何をしているのでしょうか」
華「ただでさえ彼女の心を掴めないのに……残り香を追うようなこんな行為……」
華「とても……惨めですね……」
華「みほさん……ここに座れば少しはあなたの強さを分けてもらえるでしょうか……」
ガラガラガラ!!
華(!? 格納庫に誰か入ってきた……?)
ガタタン…!
華(な、何故隠れてしまったんでしょう……)
華(一体こんな時間に誰が……自動車部の方ですか?)ヒョコッ
みほ「……」スタスタ
華(みほさん!? ど、どうしてここに…!? )
みほ「……」ヨジヨジ
ガタガタ
華(戦車の上に登って……まさか私みたいに戦車内に入ろうと?)
華(こ、こんな狭いところで顔を合わせれば…流石に気まずすぎます…)
みほ「……」
華(……? 止まった?)
みほ「IV号……聞いてくれる?」
みほ「ちょっと吐き出したいことがあってね……」
華(中の私には気づいてない……?)
みほ「私ね……好きな人がいるの」
華(ッ!)
みほ「その人はとっても可愛くて美しくてね」
みほ「強くて頼れていつも私を支えてくれる」
みほ「笑顔が眩しくてその人の側にずっといたい」
みほ「そんな女の子なの…」
華(……)
華(…………きっと)
華(きっと優花里さんです……優花里さんのことに決まっています……)
華(何を……期待しているの、私は……醜いです、私の心はこんなにも……)
みほ「私はその人のことが大好きで…友達よりももっと大切な関係になりたいの」
みほ「でも……どうがんばってもこの恋は成就しないかもしれない」
華(……えっ?)
みほ「あの人は私には……あまりにも」
みほ「文字通り、高嶺の『華』だから……!」つ筆 スッ
華(あれは……私の……筆……?)
みほ「華さん……華さん……!」ギュッ
みほ「大好きなの……華さん!」
華(み……ほ…さん……)
みほ「華さん……! この筆を返さなかったら……ずっと関係が持てるかな……?」
みほ「卒業しても、進学しても、就職しても……返さなかったらいつまでも……関係を……」ポロポロ
みほ「どこにも行かないで、華さん……!」ポロポロ
華(みほさん……!)
華(そんな筆必要ないです……! 私はそんなもの無しでも、ずっとあなたを想っています……!)ポロポロ
みほ「だって私は……!」
華「だって私は……!」
「あなたのことが大好きなのだから……!!」
.
ーーーーー
ーーー
ー
華(外に……出ましょう)
華(外に出て……この気持ちを伝えましょう)
華(私の大好きな……みほさんに……!)
みほ「ちょっとすっきりしたよIV号、ありがとうね」
みほ「そろそろ帰ろうかな……」
華(帰ってしまう……止めないと!)
華「あの……、みほさん!!」
みほ「よーしその前に吹っ切れる為に盛大に華ニーしよっと!!!」
制服バサァッ!!
華「え」
みほ「あぁ…華さん好き……大好き……!」クチュクチュ
みほ「華さんが使ってた筆……はぁ…はぁ……華さんの使用済みの筆……!」筆ペロペロ
みほ「華さん……華さん……! こんなダメな私を見てぇ……やっぱり見ないでぇ……!」クチュクチュ
華「」
みほ「あぁ、華さんの筆サラサラで気持ちいい……! もうこれ華さんのアソコの茂みも同然だよぉ……流石花道家元……キューティクルすごい……!」サワサワ
みほ「は、華さんの茂み略してハナシゲが私の乳首を……! 駄目だよ華さん、そんな焦らすようになんて……!!」サラサラ
華「」
みほ「えいっ、砲身に跨っちゃえ!」ヒョイッ
みほ「あぅぅ、砲身に擦り付けるのいい……!もう 華さんの操る砲身だから華さんの逸物と言えるよねこれ……!」スリスリ
みほ「それってもう華さんはふたなりだったってことだよね? すごいよぉ華さんのちんちん立派すぎるよぉ……!」スリスリ
みほ「こんなの入らないよぉ……! あ、あぅ、素股気持ちいいぃ……」スリスリ
華「」
みほ「はぁ……はぁ……発射してぇ……華さんの立派な雄しべからから私の雌しべに花粉を頂戴……!」クチュクチュ
みほ「あっ、あっ、あっ! くる、きちゃう…!」クチュクチュ
みほ「ひゃううぅぅぅん!!」ビクビク!!
華「」
みほ「はぁ……すごいぃ……やっぱり教室で机にお股擦り付けるよりすごい……。砲身オ○ニー別名華さんふたなりH型砲身オ○ニー……!」
華「」
みほ「でもまだ物足りないなぁ昨日の華さん着信バイブ&通話オ○ニー程の高まりがない……」
華「」
みほ「そうだ! 砲手の視察窓の前で開脚華ニーしよう! これだとまるで華さんの目の前で全てさらけ出してオ○ニーしてるようなものだよ!」
みほ「私天才!軍神! 興奮してきた!」ジュン!
みほ「華さん、華さん! 華さん~~!! 見てみて!私の全部見てぇ……!」クチュクチュ
みほ「はぁ……はぁ……戦車でオ○ニーなんて滅多に出来ないしもっとゴージャスに……!」
みほ「今まで華さんから密かに収集してたコレクションも開放しよ!」
バサッ
華「」
みほ「えーと、筆が全部で7本…ハンカチが3枚……靴下が2足……」ゴソゴソ
みほ「使用済みの割り箸23本、ちり紙が15枚、抜け毛52本、華さんの浸かった大浴場の残り湯ペットボトル2本分…」ゴソゴソ
みほ「出し惜しみしない!」キリッ
華「」
みほ「これを全部ビニール袋に入れて混ぜて…振って…」ガシャガシャ
みほ「濃厚な華さんの楽園、通称『華サンクチュアリ』が創造されれば…」
みほ「頭を突っ込む!!」ズボッ
みほ「ひゃああぁーーーー!! すごい!五感全部が華さんだよ! もう華さんの胎内だよ! 母胎帰りだよ!!」ビクビクビク!
みほ「華さん華さん!!! 私を孕んで華さん! 私を一度孕んで産んで子育てして!!」クチュクチュクチュ!!
華「」
みほ「そうだ、これを華さんのお母さんの持ち物でやればお母さんの胎内に……、つまり華さんと姉妹になれる!?」
みほ「今度やろう、うん、絶対やろう、華さんのいた子宮に包まれよう!」
華「」
みほ「ああーー、すごいクる、今まで一番すごいのきちゃうよぉ……!!」ビクビク
みほ「最後のは究極で最高のフィナーレを………!」
みほ「ずばり、華さんのぷにぷにヒップがいつも鎮座ましましている砲手席で…」
みほ「華さんと間接お尻ベロチューをしながら盛大に……!!」
ガチャッ
華「……」
みほ「……」
みほ「え」
華「……」
みほ「……」
華「……入ってます」
みほ「……」
みほ「ま、間違いました……」
カタン……
みほ「……」
みほ「……あれ、私終わっちゃった?」
ーーーーー
ーーー
ー
みほ「申し訳ありませんでした」
華「もう土下座はいいですから顔をあげてください」
みほ「ゆ、許してくれるの?」
華「いや、許すわけないでしょう。常識で考えてくださいよ」
みほ「ご、ごめんなさい」
華「それより私から窃盗した物はこれで全てですか?」
みほ「……はい」
華「本当は?」
みほ「家に8ストックあります…」
華「全て返すか廃棄してください」
みほ「うぅ…はぃ……」
華「…………」
華「……ぷっ」
華「くっ、うふふふ」クスクス
みほ「は、華さん…?どうしたの?」
華「ふふふ、何だかおかしくて……」
華「これって普通なら幻滅して2度と口を利かなくなって周囲に言いふらして退学するまで虐めるような案件ですよね?」
みほ「ぅ……そ、そうだよね…」
華「でも……不思議なんです…」
みほ「……?」
華「こんなみほさんを見ても……不思議と……嫌いになれないんです」
華「私の気持ちはさっきと少しも変わってないんです」
みほ「え……?」
華「みほさん、私はずっと戦車の中にいてあなたの奇行の前の独白も聞いていたことにまだ気づいてないんですか?」
みほ「あっ……ってことは……そんな…」
みほ「あわわわわ、聞かれてたなんて…!は、恥ずかしい……!」
華(恥ずかしがる箇所はもっとあるような…)
みほ「も、もうお嫁にいけない……!」
華「確かに色んな意味でいけませんかもね」
華「でもご安心を」
華「私が責任を持ってもらいますので」ニコッ
みほ「へっ?」
華「私もみほさんと同じ気持ちだったんですよ」
みほ「それって……えっ、うそ……そんな……!」
華「あなたのことが大好きです」
みほ「は、華さん……」
華「あの戦車での告白は素晴らしかったです。人生で一番幸せな瞬間だったかもしれません」
華「その後すべてぶち壊されましたが」
みほ「め、面目無いです…」
華「大丈夫、さっきも言ったように私の心は変わっていません」
華「戦車道での凛々しいみほさんも、普段のおっちょこちょいなみほさんも、さっきの乱心なさったみほさんも……」
華「全てまとめて大好きなみほさんですから」
みほ「華さん……!!」ジ-ン…
華「でも、欲張りを言うと……」
華「口直しではありませんが、もう一度お願いします……」
華「あの素敵な告白をもう一度」
みほ「うん…」
みほ「華さん…どこにもいかないでね」
みほ「私はあなたのことが………!」
ーーーーー
ーーー
ー
翌日
みほ「華さん華さん見て! たんぽぽだよ! たんぽぽも花道に使われたりするの?」
華「場合によりますが、どんな華でも素晴らしい作品になれますよ」
みほ「すごい……、今度私にも教えてほしいな花道」
華「もちろんですよ」
沙織「2人とも調子が戻ったどころかそれ以上の仲になってるね」
麻子「まるで恋人だな」
優花里「西住殿ー! お幸せにーー!」
沙織「ゆかりん、いいの? まだ確定じゃないけど大好きなみぽりんに彼女が……」
優花里「へっ、ヤダなぁ私確かに西住殿を慕っていますがそんなんじゃないですよぉ」
優花里「師匠のような存在ですから、そんな西住殿の幸せなら喜んで応援します!」
沙織(じゃあ恋心でもないのに股間机に押し付けてたのこの子……?)
麻子(ますます不気味だな……)
みほ「ね、ねぇ華さんところであの話試してみる気はない…?」
華「……またその話ですか?」
みほ「お、お願い、別に難しい話じゃないでしょ…?」
みほ「3日間だけ! 3日間だけ同じ下着着続けて私に渡してくれるだけでいいから!」
華「却下です」
みほ「じゃあ私自身を花器として穴という穴にお花生ける提案は…」
華「却下です」
みほ「じゃ、じゃあじゃあ華さんのお母さんの持ち物をちょっとずつ私に…」
華「みほさん……あまりワガママいうと、もう電話しませんよ?」
華「何故か都合よく電波の悪くなるあなたのケータイに」
みほ「うっ……わかりました……」シュン...
華「でも……」
華「程度を弁えるなら少しは……許してあげてもいいですよ……?」ボソッ
みほ「えっ、今なんて…?」
華「さあ、戦車道の時間ですよ! 行きましょう!」
沙織「何だかもう力関係が出来上がってるねー」アハハ-
麻子「お似合いの2人なのかもな」
優花里「微笑ましいであります!」
優花里(それにしても……最近股間があまりにもヒリヒリするのでさすっていたら変な感覚が…これは一体?)
優花里(そして脳裏に残る『おまじない』の言葉……!)
優花里(消えた記憶と股間の謎……ミステリーのかほりがします……!)
みほ「待って、華さーん!」
華「うふふ、こっちですよ困った恋人さん♫」
おわり
おまけ
みほ『ごめん、いま忙しいから』
みほ『電話しないでって言ったよね』
みほ『あ、トンネル入っちゃって電波がーー』
みほ『次掛けてきたら法的手段撮らせてもらうよ』
みほ『あ、怪電話は結構です』
まほ「あぁ……いいぞ、みほ……! みほの罵倒MP3最高のだ……!! 全て録音しておいてよかった……!」クチュクチュ
まほ「みほ……! もっと貶め私を……お姉ちゃんを虐めるんだ、もっと……!」クチュクチュ
小梅「ふ、副隊長からもお願いします…!」
小梅「隊長に、せめてああいう行為は誰も見てない自宅でやるようにって…!!」
エリカ「悪いわね……私も1年の頃から散々言ってきたんだけど」
まほ「くる……すごいのがくるぞ、みほ……!最後に一番きついのを……!!」カチッ
みほ『黒森峰で初めて2連敗した隊長の癖に電話してこないで』
まほ「ふっ、くうぅぅぅーーー!!」ビクビクビクン!!
エリカ「私たちはもう……諦めているの……、出来ればそっとしてあげてちょうだい……」
本当におしまい