男「きっといい気持ちだぜ!」
元スレ
男「>>3でオ○ニーでもすっかぁ」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1495602995/
3 : 以下、\... - 2017/05/24 14:17:16.866 l5BnEFkb0 2/33タンポポ
男「おっと、こんなとこに野に咲く花発見!風に吹かれてるぜ」
男「これはタンポポだな!」
男「なんか名前がエロいよな」ヌギヌギパサー
男「んー…いまいち抜けねぇな」
男「そうそう、抜くといえばタンポポを引っこ抜いて根を乾燥させるとタンポポコーヒーの原料になる。有名な話だな!」
男「あっやば…そろそろいきそうだ…!」シコシコピュッ
…フワッ
男「!…射精と一緒に綿毛が…!?」
男「…元気でな」ニコッ
男「感傷的になってる場合じゃないな!次は>>13をするぞ!」
13 : 以下、\... - 2017/05/24 14:27:10.132 kFAOdjEp0 5/33ラジオ体操
男「次はラジオ体操をするぞ。花の観察もさっきしたし、なんかにわかに夏休みの気分になってきたな…へへ」
男「小学生に戻った気分だぜ」
ラジオ《ニッニッサンッシ》
男「しかし昼間の公園で一人で体操ってのも中々寂しいな…>>15でも行くか」
15 : 以下、\... - 2017/05/24 14:35:02.558 lvdt4DNZ0 7/33アメリカ
男「外国にでも飛ぶか!外国といえばアメリカだ」
男「手土産にその辺に生えてるタンポポを摘んで行くか!どんな花よりタンポポの花を貴方に贈りましょうってな」
男「パスポートは…と。おっといけねぇ、あいにくと持ち合わせてねぇな。ま、なるようになるさ」
空港――
職員「いえですから、困ります」
男「なんでだ?どうしても乗せてくれねぇってのかい?」
職員「パスポートもないんじゃ…だいたい何の目的で」
男「アメリカは肥満大国だ」
職員「?」
男「救いてぇんだよ。ラジオ体操でな」
職員「は、はぁ?な、何を…」
男「人を助けるのに理由がいるか?理屈が必要か?」
職員「…」
男「アメリカとはそりゃ色々あったさ。でも助け合ってもきた」
職員「…」
男「震災被害のときのオペレーション〝トモダチ〟忘れたわけじゃねぇよな」
職員「…」
男「恩を返すなら今だ。俺にもアメリカに友人がいてな。
オペレーション〝ぼくのフレンド〟約束したんだ。一人で転んで傷だらけになったときはいつでもどこまでも走るよってな。アメリカなんて大した距離じゃないさ」
職員「…すみません!!誰か警備の方!!!」
男「…チィ!!荒んだ世の中だよッ!」タタタッ
警備員1「待ちやがれってんだそこの不審者!!」
警備員2「そこの背中のカゴにタンポポ詰めた男、捕まえろ!」
男「待てと言われて待つかってんだよスットコドッコイめ!」
警備員3「おら!止まれや!」
男「囲まれた…!」
アメリカ人「おい、アレ見ろよ!」
アメリカ人「笑えるな!ラジオ体操だと!」
アメリカ人「なんてこった、大きなお世話だってどうも気付いてないらしい」
\HAHAHAHA!/
男「!」ギリ…!
警備員1「分かったかよ。お前のやってることは偽善。独り善がりなんだよ」
男「それでも俺は…!」
アメリカ人「うるせぇジャップだ」
アメリカ人「お前みたいな熱血バカはグローバル化の世にはいらないのさ」
アメリカ人「もっとも、バカな頭じゃ理解できないだろうがな!パトリオットパンチ!」バキッ
男「っ!」ズザザー
アメリカ人「日本人の平均体重は60キロあまり。アメリカ人は80キロを越える」
アメリカ人「戦いは体重だ。戦争は物量だ。平和ボケしてる国には分からないだろうけどな、この体重にも理由がある」
男「…悲しい理由だ」
警備員1「観念しろ」
警備員2「ハハ、アメリカ人からも迷惑がられてやんの」
男「(ちくしょう…っ!)」
男「結局、追い出されちまった…」
男「…俺の理想、そんなに間違っているのか」
男「隣人が困ってたら助けたい。…でもそれはありがた迷惑なのか」
男「奴等の目…どこか悲しかった」
アメリカ人『――この体重にも理由がある』
男「やっぱり見捨てられてねぇ」
スクッ…!
男「絶対、何としてもアメリカに行くぜ!」
上空――
アメリカ人「HAHAHA!ピザとコーラは最高だな!」クッチャクッチャ
アメリカ人「まったくだ、日本のフジヤマとニンジャヤシキはいいが飯の量が少ないのはどうもいただけない」ゲプッ
アメリカ人「ライスも植物だし野菜だしな!」
アメリカ人「違いない!」
\HAHAHAHA!/
客室乗務員「あの…お客様…ピザとコーラの持ち込みは…」
ざわざわ…
客室乗務員「?…何の騒ぎ…な!?」
「お、おい外を見ろ!」
「ありゃあなんだ!?」
「鳥か、飛行機か、いや違う!」
フワフワ…!!
男「追い付いたぜ…!」ニッ
アメリカ人「あ、あいつは!」
アメリカ人「背中を見てみろ!バカデカイ白い玉…あれは綿毛だッ!」
機長「し、信じられん…大量のタンポポで風に乗っている」
フワフワ!!
男「このまま偏西風に乗って、アメリカまでひとっ飛びって寸法よ!」
ざわざわ…ざわざわ…
客室乗務員「み、皆さん…落ち着いてください。これは日本上空で見られる大変珍しい光景で」
ざわざわ…ざわざわ…!
アメリカ人「ひ、ひぃい!」
客室乗務員「あ、暴れないでください!」
機長「うお、せ、制御が…!」
ガタガタ!!
男「む、飛行機の奴、揺れてやがる。驚かせちまったか」
男「しょうがねぇな。待ってな。よっと」
ガシッ
男「よし、掴まえたぜジャンボジェット機」
男「タンポポ綿毛…展開ッ!」フワァー
男「よし、これで機体が安定して…」
フワフワ…ボガァァァアン!!
男「しまった!外れて飛んだ綿毛がジェットエンジン内で爆発を…!!」
機長「い、いかん…!!このままじゃ制御不能のまま…!!」
アメリカ人「SHIT!な、なんてこった!」
アメリカ人「こ、こんなことならあの男の言う通りダイエットしとくんだった…!」
イギリス人「ど、どうしてくれんだよ!アメリカ人の奴等!」
ドイツ人「リーダー気取りでこれかよ!」
ざわざわ…!!
副機長「あわわわ…ま、まずいですよ!コントロールできないまま不時着です!」
機長「まずい…!長年の経験から予想地点はワシントンのペンシルベニア大通り…北緯38度53分51.6秒 西経77度02分11.8秒 / 北緯38.897667度 西経77.036611度…」
副機長「!」
機長「ホワイトハウスだ…ッ!」ギリッ!
男「まずいな…!このままでは恐らくホワイトハウスの辺りに突っ込んじまう」
男「国際問題、じゃすまねぇぞ」
男「あそこには友人の>>42もいるしな」
男「責任の一端は俺にもあるしな。とりあえずタンポポ綿毛で機体をコントロールしてみせる…!」
42 : 以下、\... - 2017/05/24 15:57:14.974 TOZcU8hy0 18/33うんこまん
男「うんこまんもいるしな!」
男「負けられねぇ…!」
男「だが、俺の力にも限界がある。…無駄にでかいアメリカの大通りにどうにか負傷者を出さずに不時着…!」
男「アメリカの友人に助けを頼むか…!頼む、忙しいだろうが電話に出てくれ…>>44」
44 : 以下、\... - 2017/05/24 16:03:54.710 TOZcU8hy0 20/33麻生太郎
男「おい、麻生さん!」
麻生《耳元で喚くんじゃねぇや。聞こえてるぜ。だが今麻雀中でな。ロン、緑一色【エメラルドグリーン】》
男「だぁ麻雀してる場合じゃねぇ!アメリカのペンシルベニア大通りに…」
麻生《人払い、だろ》
男「!…麻生さん」
麻生《既に手は回してる。政治屋嘗めんな》
安部「アメリカへホットラインを繋げ!」
防衛大臣「た、ただいま!」
男「ハッ。…おーし、雲を突き抜けた」
男「ここがアメリカかぁ。よし、人払いもすんでる…やるか!」
男「アメリカに散らばれ…俺の子ら!タンポポパラシュート!」フワワワワワワワ…!
アメリカ人の子供「おい、空見ろよ!兄弟!」
アメリカ人の子供「なんてこった、世界の終わりだ!」
アメリカ人の子供「ジャンボ機が火を吹きながらホワイトハウスに落っこちてるぜ!このままじゃ戦争…」ガタガタ
アメリカ人の子供「いや…見ろ!落ちるスピードが緩やかになってる…!」
アメリカ人の子供「あ、あの白い元気玉みたいなモノのお陰か…!」
アメリカ人の子供「操ってるのは一人の男だ…!ス、スゲェ!こいつは驚いた!」
フワワワワワワワ…!
男「させるかよぉ…!」
ズガァアアアアアン!!!!!!!!
パラパラ…
アメリカ人の子供「と、止まった…!」
アメリカ人の子供「間一髪、ホワイトハウスが目と鼻の先だ…!」ゴクリ
ざわざわ…
機長「ゆ、揺れはしたが乗客も乗組員も無事…奇跡だ!」
副機長「す、すごい…」
シュタッ
男「なんとかアメリカに着いたな。大丈夫か?」
アメリカ人「あ、あんたのお陰か…!」
ざわざわ…
「いきなり避難勧告が出されて戻ってみれば…」
「ひえぇ、大通りの街路樹が薙ぎ倒されてら。こいつぁ酷いぜ」
「でも、怪我人いないみたいだぞ」
「あの方のお陰だ!!」
男「悪いな。だがメチャクチャになった街路樹の代わりといってはなんだが…」指パッチン!
「ス、スゲェ…」
ピョコンッ…ピョコンッピョコンッ
「辺りにタンポポが…!?」
ガチャ
大統領「ブラヴォー!まったく、お前ときたら相変わらずだな」
男「!…ふっ。久々だな。選挙に勝ったらしいが。電話ぐらい入れとくべきだったか?
国のトップがなんでまだホワイトハウスに…万が一もあるから避難しとけってんだ」
大統領「国のトップだからこそ部下から逃がしたんだよ。それに、信じていたさ」ニッ
アメリカ人「あ、あの方は…」
アメリカ人「現職の大統領…!」ゴクリ
ざわざわ…ざわざわ…!
男「すげぇ数のアメリカ人だ…選挙の時より多いぜ。大事になっちまったな」ポリポリ
男「おいおい、何万人集まってきてんだよ。テレビ局も来てるし」
大統領「ハハハ、気にするな。それより、辺りに生えてるのは…?」
男「タンポポだ」
大統領「タンポポ?」
男「キク科の多年草だ。葉も根っこも全部食べられる」
男「漢方薬としても使われ、胃に良く、利尿効果もあり肝臓にもいいとされる。つまりだ、食べ過ぎに効果ありだ。
当たり前だが食物繊維たっぷりでヘルシーときた」ニイッ
大統領「ま、まさか我々の体型や食生活を気遣って…!」
アメリカ人「お、男さん!」ブワッ
\男さん!/ \男さん!!/
??「それだけではないぞ!」
男「お前は…友人のうんこまん!」
「ヒ、ヒーローのうんこまんだ」
「大人気ヒーローのうんこまんだ!」
うんこまん「ハハ、遅くなってすまない。どうやら私の出番はなかったようだが…一つ」
うんこまん「タンポポの根を細かく切って乾燥し、煎ることによりタンポポコーヒーが出来る。
細かい作り方は調べてくれ!
カフェイン0だから妊婦さんやお子さんにもいいぞ!クロロゲン酸化合物が含まれているから飲み口はお前らが大好きなコーヒーだ!」
ざわざわ…
うんこまん「そして、このコーヒーはダイエットにもいい!便秘に大変いいといわれているしな!」
アメリカ人「男さん…」
アメリカ人「俺達のことを考えて…」
大統領「男…」
男「前に約束したろ?――」
大統領『また口が悪いって叩かれた…ちくしょう!メキシコとの国境に壁作るってジョークだったのにみんな本気にしちゃったし。ホントは仲良くしたいのに…俺、どうすれば』
男『黙りねィ』
大統領『だが…』
男『アメリカには恩がある。…それにたまには喧嘩して怒って、泣き顔見たら慰めあって…人類みなフレンズだ』
男『一人で転んで傷だらけになったときはいつでもどこまでも走るよ。お前ならやれるさ』
男『とびっきり長い近況報告、お待ちしてるぜ』ニコッ
男「――俺は恩を返しにきただけだ。…タンポポの花言葉は【真心の愛】受け取ってくれ。全てのアメリカ人!」
アメリカ人「男さん!!」
\男!/ \男ッ!/ \男ッ!!/ \男ッ!!/
大統領「ありがとう…!本当にありがとう!日本の友人よ!」
うんこまん「うむ!我慢やストレスは腸に悪いし便秘になる。人類みな兄弟だ!」
男「それに、本当に壁ができたら俺がぶち壊してるから心配すんな」ニコッ
大統領「なんてお礼を言えばいいか…」
男「言葉はいらない。…でも、どうしてもっていうならこれだけ人数が集まってきてんだ。お前の権限で全部の放送局を今すぐラジオ体操にしてくれ!」
大統領「あぁ、分かった!」
男「よーし、ラジオ体操するぞ!」
数十万人のアメリカ人「YEAH!!!!!!!!」
イッチニ…ニーニー!!!!!!
男「ハハ、これだけの人数でやりゃあ壮観だな」イッチニ
男「オペレーション『フレンド』これにて作戦を終了…いや、これから開始だな」
大統領「どういうことだ?」イッチニ
男「つまりはこれからもどうかよろしくねってことだ!!」
男「(そうさ。他の国でも真心の愛と健康の大切さを広めてやろう!)」
男「タンポポ、展開ッ!!」フワワワワワワワ…
男「みんな俺に着いてこい!タンポポの花言葉を世界に知らしめてやろうぜ!」
アメリカ人「一生ついていくぜ、男さん!」
その旅が世界を救うと信じて――
―FIN―
75 : 以下、\... - 2017/05/24 17:44:22.449 n9uNbre20 33/33見てくれてありがとう!したらな!またどこかで!