ベジータ「ふざけるな!」
クリリン「まあまあ、たまにはこういう話題で盛り上がるのもいいじゃないか」
悟空「そうだぞ、ベジータ。久し振りにみんな揃ったんだから、もっと楽しもうぜぇ」
ブルマ「あんたがそれ言う?声掛けなかったらいつまで経っても来ないくせして」
悟空「へへへ、まあそう固いこというなよ」
ブルマ「まったく!」
元スレ
ベジータ「なにぃ?もしも俺様が恋する乙女だったらだとぉ?」
http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1312980008/
ベジータ「だまれ!俺はいまこいつと話をしてるんだ!」
クリリン「オレェ?」
ベジータ「他に誰がいる?」
クリリン「いや、他にもいっぱい人はいるけど…」
ベジータ「だまれだまれ!いいから俺の質問に答えやがれ!」
クリリン「質問って……まあどうぞ…」
ベジータ「ふん!貴様、さっきもしも、俺様が恋する乙女だったらとぬかしやがったな?」
クリリン「う、うん」
ベジータ「相手は誰だ?」
クリリン「えぇ?」
ベジータ「答えろ!相手はいったい誰なんだ?」
クリリン「相手って……そりゃあ悟空なんじゃないのか?」チラッ
ベジータ「!?」
悟空「ん、どうした?オラの顔になんかついてるか?」
ベジータ「なんでもない!貴様は向こうで飯でも食ってろ!」
悟空「あ、あぁ…」
ベジータ「カ、カカロットが相手か……悪くないな」ボソッ
クリリン「あの~、ベジータさん?」
ベジータ「はっ!?」
ベジータ「貴様、俺様の独り言を盗み聞きするとは、いい根性だな」
ベジータ「生きて帰れるとは思うなよ?」
クリリン「いいいいぃぃぃぃっ!?」
クリリン「き、聞いてないよ!?おれは一言も聞いてないから!!!」ブンブン
ベジータ「本当だろうな?」
クリリン「か、神様に誓って!」
ベジータ「ふん、ナメック星人に誓ったところで、それがどれ程信用できるかは疑わしいがな…」
クリリン「そ、そういう意味じゃ…」
ベジータ「まあいい。許してやる」
クリリン「ほっ」
ベジータ「それでさっきの話だが…」
クリリン「え?なんの話だっけ?」
ベジータ「バカ野郎!俺様がカカロットに恋する乙女だったらという話だ!」
クリリン「あ、あぁソレね…」
ベジータ「ふん、記憶力の悪い奴め」
ベジータ「いいか?これはオレの今後を左右する大事な話なんだぞ!」
クリリン「えぇぇぇぇ!?」
悟空「ん?」クルッ
ドカッ!!!
ベジータ「バカ野郎!声がでかい!カカロットに気付かれたら、おしまいだぁ!」
クリリン「い、いたたたた…」
ベジータ「向こうで話すぞ」クイッ
クリリン「わ、分かった…」
ヒュン
ベジータ「よし、これだけ離れたら大丈夫だろう」
クリリン「なにもここまで……飯が食えないじゃないか…」
ベジータ「心配するな。あとでなんとかしてやる」
クリリン「えっ?」
ベジータ「それより今は俺様が恋する乙女だったらという話が先決だ」
クリリン「……あ、ああ」
ベジータ「単刀直入に聞くぞ。オレはカカロットと釣り合ってると思うか?」
クリリン「へ?」
ベジータ「は、はやく答えんか!」
クリリン「よ、よく分かんないけど、釣り合ってるんじゃないか?」
クリリン(強さ的には……)
ベジータ「そ、そうか!そう思うか!?」
クリリン「う、うん…」
ベジータ「はーーーーはっはっは、なかなか見所があるな、貴様」
クリリン「そ、それはどうも…」
ベジータ「よし、いける!いけるぞ!」
クリリン「いけるって、なにが?」
ベジータ「聞いて驚け!カカロットを(押し)倒す方法だぁ!!!」
クリリン「な、なんだって!?」
ベジータ「くくくくっ、ようやくこのオレの時代が来るのだ!待っていろよ、カカロット…」
クリリン(こ、こりゃあ不味いかも?)
ベジータ「おい、クリリン!貴様も……」
し~~~ん
ベジータ「む?ドコ行きやがった……?」
ベジータ「ふんっ、まあいい。……今のオレ様は誰にも止められん」
ベジータ「は~~~~~はっはっはっはっはっはっは!!!!」
一方。
クリリン「ご、悟空~~~~~~!!!」
悟空「おぉ、クリリン。どうした、そんな慌てて?」
悟空「心配しなくても飯はまだまだあるぞぉ!」
クリリン「バカ野郎!そうじゃねぇよ!」
悟空「うん?」
クリリン「ベジータが、ベジータが……!!!」
悟空「ベジータがどうかしたのか?」
クリリン「ベジータがお前を倒すって…」
悟空「なんだ、いつものことじゃねぇか。慌てる必要なんてねぇぞ」
悟空「それより飯食おうぜ!上手いぞぉ!ここの飯」
クリリン「ち、違うんだ悟空」
悟空「ん?」
クリリン「いつものベジータとは雰囲気が違った。たぶん、あれは本気だ…」
悟空「!!!」
悟空「本当か?」
クリリン「ああ……いつものベジータじゃなかった。なんかこう、鬼気迫る感じでさ…」
悟空「そっかぁ、あいつ、本気なのかぁ」
クリリン「も、もしかしたら、また地球を滅ぼそうって考えてるのかも?」
悟空「それはねぇと思うが…」
クリリン「と、とにかく、もし戦うことになったら、悪いけど頼りに出来るのは悟空だけだ」
悟空「分かってる」
悟空「悟飯じゃベジータ相手に全力出せねぇだろうからなぁ」
クリリン「ああ、あとは悪いが戦力外だ」
悟空「だな」
クリリン「すまないな」
悟空「なあに、気にすんな!」
クリリン「それから、ベジータはお前を倒す秘策があるようにも言ってた。気をつけろよ!」
悟空「秘策?必殺技かなんかか?」
クリリン「たぶん」
悟空「そっか、じゃあふんどししめてかかんなくちゃな!」
クリリン「頼むぜ、悟空!」
悟空「おう!」
一方。
ベジータ「俺が何気なくカカロットにぶつかって、そしてカカロットが俺をやさしく受け止める…」ブツブツ
ベジータ「やさしく受け止めようとするカカロットに目にも止まらぬスピードで足払いをかけて、そのまま密着した状態で二人一緒に倒れる…」ブツブツ
ベジータ「そしたらその後は…」ブツブツ
悟空「お~~~~~い、ベジータ~~~~!!!」
ベジータ「はっ!?この声は愛しのカカロットォ!?」バッ
ベジータ「な、なにか俺に用か?」ドキドキ
悟空「ちょっと二人だけで話があるんだ」
ベジータ「なにぃっ!?」
悟空「!?」ビクッ
ベジータ「す、少しまて!まだ心の準備が…」ドキドキ
悟空「わ、分かった…」
ベジータ「スーーーーハーーーーー、スーーーーーーーーハーーーーーーー」
ベジータ「よしっ!」
悟空「もういいか?」
ベジータ「大丈夫だ!さあ、どこからでもかかってこい!」
悟空(ベジータ。話し合いなんかせずに、やっぱオラと戦うつもりなのか…)
ベジータ「どうした?こんのか?」
悟空「ここじゃいろいろと不味い……場所を変えるぜ?」
ベジータ「なにぃっ!?」
ベジータ「ば、場所を変えるとは、いったいどういう意味だぁ!?」ドキドキ
悟空「だ、だってここはみんなも、それに地球人もたくさんいるし…」
ベジータ「き、貴様ぁもしや初めからそんなに全力で来る気なのかぁ?」ドキドキ
悟空「まあ、相手はおめえだからな」
悟空「はなっから飛ばしてかねぇと、オラも参っちまうと思うし…」
ベジータ「ぶほぉっ!?」
悟空「お、おい。ベジータ!?」
ベジータ「予想外の攻撃だぜ。まさか貴様の方から攻めてくるとはな!」
悟空「よ、良くわかんねぇけど、大丈夫か?」
ベジータ「これから貴様と一晩中(ベッドの中で)バトルするのにこれしきで俺がやられるはずはないっ!」
悟空「そ、そうか」
悟空(やっぱ、ベジータはオラと戦う気マンマンみてぇだな)
悟空(しかも場所を変えて戦うのを嫌がるなんて、これじゃあまるで昔の…)
ベジータ「どうした、カカロット?」
悟空「いや、なんでもねぇ。それよりベジータ。おめぇの目的はなんだ?」
ベジータ「なに!?」
悟空「オラを倒した後、そのあとはどうするつもりなんだ?」
ベジータ「お前を(押し)倒したあとか……さあな、あんまり深くは考えてない」
悟空「?」
ベジータ「今の俺は、お前を(押し)倒す事だけが目標で、それ以外は何も持ち合わせてはおらん!」
ベジータ「いや、むしろお前を(押し)倒す事だけが、俺の中での唯一の目標だ!」
悟空「それを聞いて、安心したぜ」
ベジータ「ふっ、なんだ。貴様もけっこう嫉妬深い奴だったんだな」
ベジータ「安心しろ、俺の目には貴様以外映っていない」
ベジータ「貴様を倒すことだけが俺の生きがいだからな!」
悟空「へっ、やっぱおめえはそういう奴だよ!」
悟空「おめえの事は、誰よりもオラが一番知っている!」
ベジータ「くくくくっ」
悟空「へへへへへ」
悟空「じゃあ行くか!」
ベジータ「おう!」
ドヒュン ドヒュン!!!
とある島。
ベジータ「ここは…」
悟空「無人島だ。ここなら人もいねえし思いっきりやれるぞ!」
ベジータ「ふふふ、モノ好きだな貴様も…」
ベジータ「まさか初めてで青姦を選ぶとは…」
悟空「青姦?必殺技か?」
ベジータ「必殺技……まあそう呼ぶ奴もいるのかもな」
ベジータ「カカロット…知ってるか?」
悟空「?」
ベジータ「サイヤ人は青姦が大好きだってことを!!!!」ズァァァァァッ!!!
悟空「くっ!?」
悟空(す、すげえ気だ!)
ベジータ「こいよ、カカロット。サイヤ人の王子の力!いまこそ見せてやる!」
悟空「くっ、お、おおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」ドンッ
ベジータ「きたな!!!」サッ
悟空「!?」
悟空「っち!かわされ……」
ベジータ「ここだぁ!」ズァ
悟空「なにっ?」
ベジータ(決まった!足払い!シュミレーションが役に立ったぜ!)
ベジータ「あとはこのまま……」
悟空「っち!」グイン
ベジータ「なにっ?舞空術だと?」
悟空「あぶねぇ、あぶねぇ…」
ベジータ「カカロット!どういうつもりだ!」
悟空「どういうって……そんなに強引なのはちょっと痛そうだったから、つい…」
ベジータ「なにぃっ!?」
ベジータ「ご、強引なのはダメなのか…」ガクッ
悟空「いや、そういうわけじゃ…」
ベジータ「!?い、いいんだな?」
悟空「ああ、別に。ってベジータ、おめえなんか変じゃねーか?」
ベジータ「俺様は変じゃない!」
悟空「そっかなあ」
ベジータ「変なのは、俺様の心をときめかす、貴様の存在だぁぁぁぁぁああああ!!!」グアッ
悟空「いぃぃぃっ!?」
悟空「ちょ、たんまたんま!そんなにやったら(地球が)壊れちまうよ、ベジータ!?」
ベジータ「す、すまん。すこし加減を間違えたようだ…」シュン
悟空「ったく、(地球が)壊れたらどうする気だったんだよ?」
ベジータ「もちろん、俺が責任をとるつもりだ!」
悟空(ドラゴンボールにでも頼む気だったのか?)
悟空「でも、あんまり壊すなよな。もしもって事があるだろ!」
ベジータ「すまん…」
悟空「ちゃんと気をつけてくれよ?」
ベジータ「分かってる…」スッ
悟空「ん?ベジータ、おめぇいつの間に後ろに…」
ベジータ「でぇぇええええええいいいい!!!」ダキッ
悟空「しまっ…」
ベジータ「捕まえた!捕まえたぞ、カカロットォオオオオオ!!!」ダキッ
悟空「しまった、油断した…」
ベジータ「もう離さんからな!!!一生離さないからな!!!!!」ギュウウウウウウウ
悟空「くうっ!」ボゥ
ベジータ「無駄だ!!!」ボボボボボゥ
悟空「おめえ、いつの間に超サイヤ人3に?」
ベジータ「修行の成果だ!あきらめろ、カカロット!」
悟空「っちぃ!」
ズリッ!!!
悟空「!?」
悟空「ベジータ、なんでオラの道着の帯を……」
ベジータ「は~~~~はっはっはっはっは!これで残すは下着のみ!」
悟空「ちょ、ちょい待ち?」
ベジータ「待たんっ!!!」
ズルッ!!!
ベジータ「ふはははははははは、やった、やったぞ!」
悟空「ひぇぇぇぇ、ベジータが壊れちまった…」
ベジータ「バカ野郎!壊すのはこれからだ!」
悟空「ひぃいいいいいいいいっ!?」
それから、悟空とベジータの闘いは3日3晩続いた。
初めはお互いの勘違いから始まったこの闘いだが、悟空がベジータの行動に虚をつかれてから、闘いのペースをつかみ切れず、ベジータ優位での戦闘と相成ることとなった。
つまりそれは、すなわち……
ベジータ「はぁ、はぁ、どうだ、カカロット?」
悟空「ふぁぁぁぁぁぁ……ハラん中がパンパンだぞぉ…」
ベジータ「そうだろう、なんせ俺のが入ってるんだからな…」
悟空「ああ、舞空術も使ってねぇのに、空を飛んでるみてぇだ…」
ベジータ「くくく…」
悟空「けど、やっぱオラは入れられるよりも、入れるほうが好きかもしんねぇ」
ベジータ「ふっ、おまえのムスコは自己主張ナンバー1だからな…」
悟空「へへへ…」
ベジータ「くくくくく…」
悟空「なあ、ベジータ。これ抜いたらさ…」
ベジータ「ああ、また俺のケツにぶち込めばいい」
悟空「やった♪」
ベジータ「しかし、まさか貴様がこんなに乗り気になるとはな…」
ベジータ「勘違いしてたんだろ?まさか俺とこういう関係になるなんて…」
悟空「ああ、オラもびっくりだよ」
悟空「まさかおめぇとズッコンバッコンするなんてなぁ」
ベジータ「ばっ、もう少し言葉を選べ!はしたない!」
悟空「へへっ」
ベジータ「とにかく……悟飯やブルマには絶対言うなよ?」
悟空「分かってるって♪」
ベジータ「……ん」
悟空「んちゅ…」
ベジータ「んはぁ……ん…」
悟空「あぁん……むちゅ…ちゅ…ぷはぁ」
ベジータ「ぷはぁあああああ!?」
ベジータ「はぁ、はぁ、はぁ……」
ベジータ「ゆ、夢か……」
ベジータ「なんという夢を見ているんだ、俺は!?」
ベジータ「ま、まさかカカロットのヤツとするなんて……」
ベジータ「くそっ!」
ベジータ「俺もやきがまわったもn……」
悟空「ZZZZZZZ……ZZZZZ……」
ベジータ「なにぃっ、夢じゃないのか!?」
悟空「う、う~~~ん。どうしたんだよベジータ?」
ベジータ「!?」
ベジータ「あ、あぁぁぁ、あぁぁぁ…」
悟空「ああ、これ?ドラゴンボールにお願いしてさ」
ベジータ「なんだとっ!?」
悟空「これからもず~~~っとず~~~~っと一緒に居ような、ベジータ!!!」
ベジータ「はぅぅぅぅっ!?」
さて。
昔々の物語もようやく現代に追いついて、続きは今もなお現在進行系だそうですが……。
これから二人はいったいどんな道を歩んでいくんでしょう?
それではみなさん、ごきげんよう。
機会があったら、またお会いしたいものです。
でわ
ベジータ「なにぃ?もしも俺様が恋する乙女だったらだとぉ?」 終わり
82 : 以下、名... - 2011/08/10(水) 23:46:01.30 F7GFC8rC0 44/44
終わりです
読んで下さった方がいたらありがとうございました