勇者「なあ!一緒に冒険しない!?主に身体で?」
魔女「は?」
勇者「な?いいだろ?俺こう見えてもさー!オヤジがさー!マジ超勇者なんだ?最強よ?な?」
魔女「は?」
勇者「いやいや!一言じゃなくてさ!返事してよちゃんと!人文字足りないよ!『い』が足りないよ!?」
魔女「は?」
勇者「お嬢ちゃんお腹空いてない?食事ごちそうするからさ!宿屋いかない?」
魔女「は?」
勇者「ささ、行こうよ! (腕を強引に引っ張ろうとする)」
魔女「は? (素早く避ける)」
元スレ
勇者「おい、そこのお前?俺と良いことしない?」魔女「は?」
http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1232963767/
勇者「なあ!ちょっと待ってよ!逃げないでよ!」
魔女「は?」
勇者「君みたいな子供一人じゃ危ないよ!俺とついていかないと、盗賊かゴロつき強姦されちゃうよ(笑)」
魔女「は?」
勇者「止まったw止まったw。ね?守ってあげるから?俺と一緒に冒険しない?主に夜だけw」
魔女「は?」
勇者「さっきから、舐めた態度ばかり取ってるけど、俺本気だしちゃうけどいいの?」
魔女「は?」
勇者「これ見える?鋼の剣、君どーゆー立場だかわかってる?」
魔女「は?」
勇者「俺だってさー手荒なまねしたくないわけ?わかる?その綺麗な顔に一生残る傷跡をつけてもいいんだよ?」
魔女「は?」
勇者「お前さっきからわざと『は?』しかいってないだろ!馬鹿にしてるのか!」
魔女「・・・バレタ」
勇者「ちゃんと喋れるじゃねーか!おいガキ。俺のこと舐めてるだろ?お?」
魔女「・・・(プイ)」
勇者「完全無視してんじゃねえぞ!!おい!まてよ!!」
魔女「嫌」
勇者「俺、キレちゃったよ?ブチギレタよ?流石に刃物で切るのはやばいから、棍棒で殴るよ?いくよ?いくよ?ねえいくよ?」
魔女「わー」
勇者「頭かちわっちゃうよ?いくよ?大丈夫、眼が醒めたらセッ○スおわってるから大丈夫!?イクよ!?(ブンッ!」
魔女「・・・」
ギュィィイイインギュィイイインギュィイイイン ブルンブルンブルンブッルンッ!!
勇者「あのさ、何ソレ」
魔女「大型電動式鎖鋸」
勇者「いや、その、見たこと無い武器ですけど、重そうですね」
魔女「・・・別に重くない」
勇者「あはは、じゃ俺失礼しますね」
魔女「・・・待って」
魔女「忘れ物」
勇者「うぎょ”ぎょ”あ”あ”あ”あ”あ”ぁ”あ”あ”あ”あ”あ”ああ”あ”!!!!!!!!」
魔女「生臭い」
勇者「足がぁあ”あ”あ”あ”あ”あ”足がぁああ”あ”あ”!!」
魔女「大丈夫、まだ右足が残っている」
勇者「痛い!痛いよ!痛い!痛いよぉお!痛い!痛い!!痛いよぉお!!」
魔女「次は右手(ガガガガガガ」
勇者「ぐぐぁぁぎょぎょぎゃあ”あ”あ”ぐへべぎゃあああ”あ”!!」
魔女「生臭い」
勇者「ひぐっ・・・痛い・・・うぎょ・・・痛い・・・いいぃい ひぃぐぅ」
魔女「大丈夫、まだ左手が残っている」
勇者「痛ぇよ、痛ぇよぉ・・俺勇者の息子なんだぞ・・いてえ・・わかってんのか・・・いてえよ」
魔女「大丈夫、五体不満足でも勇者は出来る」
魔女「ご飯の買い出し中だからもう帰る(タッタッタッタ」
勇者「痛いよ、誰か助けてください、ひぐっ、誰か助けてください、神様、助けてください、誰か助けて下さい
神様助けて下さい、悪いこともしません、助けて下さい、痛い。お母さん助けて。痛い。誰か助けて。おい、助けろよ
痛いよ、何するんだよ、何で俺がこんな目にあうだよ、ちくしょう、痛え、ひぐっ助けて下さい。どなたか助けて下さい」
魔女「いもむし」
魔女「人参、ジャガイモ、セロリ、お肉、あと・・・なんだか忘れた」
おわり
18 : 以下、名... - 2009/01/26(月) 19:19:58.01 aKrevSXn0 7/34
夕飯の時間
続きは↓が書く
勇者「俺と良い事しない?」
魔女「…え?」
勇者「間違えた 金ないんだろ?宿屋代払ってあげようか」
魔女「…はい」
*「ごゆっくりー」
魔女「どうして一緒に寝なきゃだめなの?」
勇者「フフフ…」
勇者「それはお前を襲うためだ!」
魔女「ボミオス」
魔女「ルカニ」
魔女「マホトーン」
勇者「やめてくれええええ俺がわるかったあああああああごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
魔女「メラ」ボッ
勇者「…(メラ如きじゃ俺は死なないぜ)」
魔女「メラ」ボッ
魔女「メラ」ボッ
魔女「メラ」ボッ
勇者「やめて!しぬ!助けておっさああああん!」
*「ウホッ 何のようですかってあれ?」
ボガアアアアアアン
勇者「 」
*「 」
魔女「…ご、ごめんなさい…ちょっとやりすぎちゃった」
*「弁償しやがれ!オラッ!」
勇者「やめろ!俺の女になんて事をする!」
*「良い男だから見逃してやろうと思ったのによ!」
ガシッボガッ
勇者「 」
魔女「や…やめて!」
ホモ男「おらっ!」ゴンッ
魔女「痛い!やめてよ!」
勇者「デイン!」
ピカッ
勇者「あれ?」
ホモ男「それは勇者にしか使えない技なんだよ!馬鹿が!」
魔女「メラミ」ボオオオオッ
ホモ男「うわああああ毛があああ俺のおおおおおお」
勇者「やっとこの鋼の剣が役に立つぜ!」
魔女「殺さないで…人殺しはよくない…」
勇者「え…?(お前俺が襲おうとした時絶対殺そうとしただろうが)」
ホモ男「うう…俺の毛が…」
魔女「自業自得ですよ、さあ…帰って」
ホモ男「……はい」
勇者「…毛が無くなっただけで弱体化したな…」
29 : 以下、名... - 2009/01/26(月) 20:34:58.43 jAvT5rRM0 12/34
ごめん。
糞みたいなのしか書けないからここで終わる
31 : 以下、名... - 2009/01/26(月) 20:41:49.92 aKrevSXn0 13/34
罵声なんて気にするなよ!続きかけよ!!
書いて下さいよ!!!
魔女「思い出した、カレー粉」
戦士「お嬢ちゃんちょっといいかな?」
魔女「何?」
戦士「お嬢ちゃん一人?」
魔女「?」
戦士「えっと、親御さんはご一緒じゃないのかな?」
魔女「私は独りでお買い物。所謂昼の人妻。」
戦士「(人妻・・・?)ここは危険だよ、お兄さんが安全な場所まで案内してあげるよ?」
魔女「いい」
戦士「危険だよ?いいの?本当に危険だよ?大丈夫?」
魔女「(こくん)」
戦士「じゃあ、これから起きることも大丈夫なんだね?(斧を取り出す」
魔女「今日はロリコンが多い・・・」
魔女「相手ならそこのカバがしてくれる、私は忙しい(プイ)」
バラモス「カバァ!?」
戦士「よう、カバのおっさん。お嬢ちゃんを守ろうとする心意気は認めるがぁああ?俺の邪魔をするとどうなるかわかってるんだよなぁ??」
魔女「あと、何が必要・・・メモ書き」
戦士「この斧見えるか?俗に言う刃物。わかるかな?触ると切れるおk?これで、これから、カバのおっさんを切るよ?」
バラモス「あの、初対面でいきなりカバ扱いは酷いと思うよ?」
魔女「りんごと蜂蜜。所謂甘口。忘れ物なし」
戦士「ハァハァ・・・おっさんやるじゃん・・・」
バラモス「お主もなかなか・・・」
魔女「全部購入。遠足は家に着くまでが遠足」
戦士「やっと倒した・・・ジジイの癖になかなかやりやがった」
戦士「お嬢ちゃん、次は君だよ・・・?」
魔女「?(後ろ振り向く)」
戦士「だから!お嬢ちゃん君だよ!後ろ振り向いても誰も居ないから!」
魔女「しつこいロリコン」
戦士「ウォーミングアップも済んだし、メインディッシュと行こうか?」
魔女「メインディッシュはカレー。まだ準備は出来ていない」
戦士「いや、夕食の話じゃなくて!メインディッシュ、つまり今から君は俺に喰われるの!」
魔女「・・・人食族?」
戦士「違う!ただのロリコン!」
魔女「・・・」
戦士「この棍棒見て欲しい、堅くなってるだろう?」
魔女「皮が被っている」
戦士「酷い!」
魔女「それと臭いが酷い、貴方はちゃんと毎日陰茎を洗うべき」
戦士「そんなに臭う? くんくん」
魔女「これを濡れば臭いも消臭」
戦士「おお?ちょっと塗ってみる」
魔女「私のお手製キンカン」
戦士「うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
球袋があああああああああああああああ玉が玉がああああああああああああ!!!」
魔女「効果は絶大」
戦士「熱い!!熱いよ!!玉が熱い!!!」
魔女「どんどん小さくなっていく」
戦士「嘘つき!熱くなったぞ!!」
魔女「でも臭いは消臭」
戦士「あ、本当だ」
魔女「でも風を送るとこの通り(うちわバタバタ」
戦士「うぉおおおおおおお!熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い!!!!!」
魔女「とある人から聞いた、ソレを重ねると快感になるらしい」
戦士「はぁはぁ・・・そいつ今すぐ連れてこい・・・先生って呼んでやる」
戦士「勃起したのが収まってしまった・・・」
魔女「そして不能に・・・」
戦士「えっ?マジ・・?ねえ、まじ・・・??マジ!!??そういえば幼女みても勃起してない!!マジかよ!!」
魔女「にやりん」
戦士「治して下さい、お願いします、何でもしますから!!」
魔女「治してやらない事もないけど、治してやる理由が見つからない」
戦士「酷い!!」
魔女「酷いのは貴方の性癖。ロリコンは直ちに辞めるべき」
戦士「ロリコンナシの人生とかもう考えられない!ロリコンを捨てるくらいなら死んだ方がマシだ!」
魔女「じゃあ死ぬといい。さようなら」
戦士「まままままっってくださいお嬢様」
魔女「何」
戦士「わわわたしを見捨てないでください、お願いします何でもします!ですから!!後生ですから!!後生ですから!」
魔女「言い忘れたけど、さっきのカバはバラモス、あいつが魔王、王様に報告すれば世界の幼女は貴方のモノ」
戦士「今更言われたって遅えよぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
おわり
43 : 以下、名... - 2009/01/26(月) 21:20:46.23 aKrevSXn0 18/34
ちょっと勇者と戦士の話みてイラっとしたから書いた
反省してない
勇者「そこのお前、俺といいことしない?」
魔女「いい事とは?」
勇者「冒険だ。主にお前と二人で」
魔女「どこへ?」
勇者「とりあえず、いい宿を探そうと思う」
魔女「なるほど。そこが合流場所ですか。いいでしょう。では、日暮れまでに準備してきますので、それまで自由という事で」
勇者「ん? あ、ああ、まぁ、それで……」
魔女「では、後ほど」
勇者「……ふ、チョロい」
魔女「お待たせしました。道具や資料、仮の宿を引き払う手続きなどをこなしておりましたら、時間がかかってしまいました」
勇者「え、ここ住んでたの?」
魔女「ええ、村の方に頼まれて、ここいらの地質などを少し調べておりました。お陰で毎年、川が増水する原因がわかりました」
勇者「は、はぁ、そうなんだ……(どうしよう、ただやっちゃってポイくらいに考えてたけど)」
魔女「勇者様の仰られるからには、同行するほかありません。私もまだ修行中の身ですが、評価していただいたからにはそれにお応えしなくては」
勇者「そ、そう」
魔女「しかし、もう少し調べれば、この村の災害の原因が掴めそうなものですが……いえ、今更詮無い事ですね。では、明朝までお休みなさいませ」
勇者「……って、見事に圧倒されてしまった」
というエロ主人公が、なし崩し的に冒険の旅にでる妄想を企てたが、やめた
勇者「くそ、なんで俺が冒険なんかに……こうなりゃ、夜這いしてでも見返りがなきゃ、やってられんぜ」
・ ・ ・
勇者「あれ、部屋から灯かりが……まだ起きてるのか?」
こんこん
魔女「はい……あ、勇者様。何か御用でしょうか?」
勇者「こんな時間まで、何してるんだ?」
魔女「いえ、旅に出る前に、少しでも解った事や注意すべきことをまとめて、村長に伝えておかなくては。調査報告や、旅に出る旨も一緒に」
勇者「……そんなにか?」
魔女「お恥ずかしい。どうにもまとめる作業が苦手なもので……もう少し時間がかかりそうです」
勇者「適当でいいんじゃないのか、別に」
魔女「そういうわけには……自分で進んで取り組んだ事ですから、責任をもたなくてはなりません」
勇者「じゃあ、なんで俺と約束したんだ」
魔女「はぁ……世界を救うためならば、それも致し方ないのでは?」
勇者「そんな犠牲付きかよ!? いつのまに、俺村一つないがしろにしてる訳っ!?」
魔女「?」
勇者「もうお前、寝ろ」
魔女「え、しかし、まだ報告書が……」
勇者「そんなの、明日にしろ。倒れるぞ」
魔女「しかし明朝の出発では?」
勇者「ばかやろう。そんなの伸ばせばいいだろ。時間がかかるなら、最初にそういえよ」
魔女「……わかりました。有難うございます」
勇者「くそっ、もー……」
魔女「さすが勇者様です。部下の体調管理にまで心を砕いていただけるとは、私は幸せ者です」
勇者「わかったから、さっさとお休み! まったく……」
魔女「お休みなさいませ」
勇者「……くそ、くそ、そんなの聞いたら、勃たねぇよ」
魔女「あの……勇者様?」
勇者「なんだよ? そっちの仕事は、もう終わったのか?」
魔女「いえ、そうではなく……そのような事は、私がやっておきますので、勇者様にわざわざ手伝っていただくのは、申し訳ないです」
勇者「土嚢積むだけだろ。お前にできんのか?」
魔女「でも、私の仕事ですので」
勇者「そんな細っこい腕でできるわけないだろ。くそ、まだあるのかよ、ったく」
魔女「ですから、勇者様は」
勇者「いいから。次はどこだよ?」
魔女「……勇者様は、本当にお優しい方です」
勇者「あのなぁ。だいたい、村の連中使えばいいだろ。一声かければ、手伝ってくれるかもよ?」
魔女「いえ、これは私が勝手に言い出したことですから。それに、村の方を危険な事に巻き込む訳には……」
勇者「何処の聖人君子だよ。ったく……だいたい、ホントに一人で堤防つくるつもりだったのか? 無謀だろ」
魔女「はぁ、でも何もするよりかは、いくらかマシかと」
勇者「……くそ」
魔女「完成しましたね。これで、増水しても、被害は最小限になるでしょう」
勇者「はぁ、はぁ……そ、そうか」
魔女「あの、申し訳ございません、私の我侭で」
勇者「……結局、村の連中も手伝ってくれたんだから、いいだろ。それよか、お前も疲れてんじゃないのか?」
魔女「私は然程……あっ」
勇者「やっぱりダメじゃねーか。夜更かししてるからだ。ったく」
魔女「すいません。勇者様もお疲れなのに」
勇者「ふん、そう思うなら、回復魔法の一つでも覚えろってんだ」
魔女「なるほど、では儀式のために──」
勇者「儀式だぁ?」
魔女「神の御業を行使するのは、魔学に傾倒する者の術ではありません。よって、私は黒魔術による施術を行おうかと」
勇者「そういうのもあるのか。ちなみに、どんなだ?」
魔女「まず、私の血を媒介に、生命力を他の人間に差し出すというものになりますが」
勇者「却下だ。アホカお前は」
勇者「ふぅ、思わぬところでやりやくもねー勇者面してしまったが、今夜こそは……待っていろ」
こんこん
勇者「あれ、灯かりついてるのにな……入るぞ」
魔女「あ……すいません、こんな格好で……」
勇者「どうした、寒いのか?」
魔女「いえ、その……」
勇者「顔も赤いな。それになんか息も荒い。お前まさか」
魔女「い、いえ、私はなんとも……少し、書類の整理をして疲れているだけですから」
勇者「書類整理で汗をかけるのか。どんだけ身体弱いんだ」
魔女「ほ、本当ですね。ふふ、私ったら」
勇者「冗談だよ。明らかに体調崩してるだろう。寝てろ。悪くするだけだ」
魔女「平気ですよ。明日こそは、勇者様と、一緒に……」
勇者「おまえ、よくこんなんで旅とかできたな。いいから、もう休みなさいよ。ああ、俺何やってんだろ」
魔女「は?」
勇者「入るぞー」
魔女「どうぞ」
勇者「ほら、お土産。なんか農家のおばちゃんが、見舞いにって」
魔女「きれいな林檎ですね。あ、今ナイフを取ってきますね」
勇者「寝てろ。俺があとで剥くから」
魔女「は、はぁ、しかし……」
勇者「病人がほざくな。ちゃんと報告書も、あとここにちゃんと住まわせてくれるよう頼んできた」
魔女「え、それでは」
勇者「急ぐ旅じゃない。それに、もともと世界を救うとか、そういうのに興味ないんだ。実を言うとな」
魔女「……私のために、そんな嘘を」
勇者「ちげぇよ。またご大層な思い込みだな。自意識過剰だぞ」
魔女「そ、そんなことは……それに、私なら大丈夫ですから」
勇者「我侭言ってると、押し倒すぞ」
魔女「はぁ……言っている意味が解りませんが、それで私を連れて行ってくださるのなら、如何様にでも」
勇者「なんでこういうときだけ、そそらないんだろうなぁ、お前って奴は」
勇者「ふぅ、今日は野ウサギが三匹か……干し肉にすれば、無効数日はなんとかなるな。あいつあんまり食わないし。あと、モンスター退治で稼いだ金で野菜を購入して……」
勇者「……なんか、すっかり充実してねぇか、俺。なんで女の家に入り浸って、貢いでるんだろうなぁ」
がちゃり
魔女「お帰りなさいませ、勇者様」
勇者「……なんか、いかがわしい娼館みたいだな」
魔女「は? なんです、それ」
勇者「なんでもない。今日はナスが安かったぞ。豊作らしい」
魔女「日差しもきつくなってきましたからね。いい季節です」
勇者「つーか、なに台所に立ってんだ」
魔女「もう平気ですから……勇者様は、私を病人扱いしすぎです」
勇者「病人だろ、まだ。いいから座ってろ」
魔女「……わかりました」
勇者「あれ、当初の目的、なんだったっけ」
勇者「……ふー、しかし、ここのモンスターどもも見飽きてきたな。迷惑してるって割に、こいつらもたいしたことねぇし……ん、あの煙は、村のほうか?」
勇者「……まさか、こいつら……」
・ ・ ・
魔物「ヒャーハハハ!! ヤロウども、今日はあの勇者はいねぇ! 好きなだけ暴れてやれ! 食えるモンは根こそぎ持ってけ、女もだ! 男も好きな奴は持ってけ。あとは、殺せェッ!!」
魔女「お待ちなさい!」
魔物「なんだ、てめぇ? 俺らに逆らうのか?」
魔女「ここは、勇者様が救ってくださった村です。これ以上の狼藉は、この私が許しませんよ」
魔物「顔色が悪いぜ。そんザマで、俺らをどうこうできると思ってんのァ?」
魔女「命に代えても、あなた方を懲らしめて差し上げます……!」
魔物「おもしれぇ。殺さないようにタコ殴りにして、気が狂うまで犯してやるぜ。そんで、死体になってもむさぼってやらぁ」
魔女「……勇者さま……私に、勇気を」
魔女「う、ぐっ……」
魔物「へ、へへっ、驚いたぜ、魔法使いのお嬢さんよォ? 俺の兄弟が全員、丸焦げだ……けど、アンタも相当、やられたなぁ?」
魔女「なんの、これしき……」
魔物「片腕が炭になってるぜェ? 代償が必要らしいな、お前のそれはよォ?」
魔女「我が身にあるまじき、大魔法……あなた方には、もったいない高貴なものです。あなたも、味わいなさい……ぐ、がふっ!?」
魔物「おいおい、大丈夫か? もう立ってるのも辛いんじゃないのか?」
魔女「ふふ、次は、脚か、腹か……それでも、ここを、あの人を、傷つけさせはしない。私には、何を捨ててもいい、覚悟が……」
魔物「血を吐きながら、何言ってる訳ェ? 撃つ前に、殺すよ? さっきと同じように撃てるのかなぁ?」
魔女「黙りなさい……もはや、この命は、あの方の──」
勇者「誰のだって?」
魔物「ぐ、ぐへっ!? い、いつのまに背後に……」
勇者「お約束っぽくて申し訳ないけどなぁ。お前にゃ、用無いんだわ。悪いが、そっちの馬鹿女に用がある。死んでてくれ」
魔物「ぎゃああ!?」
勇者「イベントキャラにあるまじき弱さ。こんなの相手に、そんなボロボロにされてたのか、お前は」
魔女「勇者様……よかった……」
魔女「……あ、ここは?」
勇者「お前のウチだけど?」
魔女「村は、皆さんは、どうされました?」
勇者「怪我人とか作物を荒らされたりとかはしたけど、死人は出てない。人攫いはあったみたいだけど、それも近いうちに解決させなきゃな」
魔女「よかった、本当に……」
勇者「俺は良くないけどな」
魔女「……?」
勇者「俺に責任が無いとは言えないしなぁ。それに、お前の左手も。肘から先は、もうダメだってさ」
魔女「本を読むのに、苦労しそうです。でも、利き腕ではありませんし」
勇者「俺は出て行く。また、気楽な旅生活に戻ろうかと思う。世界を救うとか、そういうのはナシの方向でな」
魔女「……では、私も」
勇者「お前は、ここにいろ。お前と一緒だと、いい事をせにゃならん気がするからな。変な意味じゃなく」
魔女「変な意味でもいいです。良い事なら、してもきっと、後悔はしません。ですから」
勇者「……とりあえず、起き上がれるようになるくらいまでは、ここにとどまるよ」
魔女「勇者さま……」
どうでもいいけど、つくづく暇だな俺も。何この展開
勇者「しかしまぁ、住んでみて解ったが、いいところだな、この村は。山間で静かだし、川も森も美味いのがとれる」
魔女「……ついつい、長居してしまいますよね」
勇者「もう出歩いて平気なのか?」
魔女「勇者さまは、私を病人扱いしすぎです」
勇者「ってことは、俺ももう、お役御免かな」
魔女「……我侭を言ってもいいですか?」
勇者「俺は縛られない。勇者だからな」
魔女「では、勝手についていきます」
勇者「そんなことしたら、死ぬぞ。主に体調不良で」
魔女「そのときは、放っておいていただければ、何も問題ないです」
勇者「それがいやなんだが」
魔女「でしたら、我侭をきいていただくしか、ありません」
勇者「……卑怯な奴だよ、お前」
唐突に終わり
89 : 以下、名... - 2009/01/27(火) 01:15:50.00 TMUu6e/M0 32/34
無理やり伸ばした結果がこれだよ
90 : 以下、名... - 2009/01/27(火) 01:16:43.85 kzXvUZnI0 33/34
終わり‥だと‥?
おつ
92 : 以下、名... - 2009/01/27(火) 01:22:12.97 TMUu6e/M0 34/34
いや、俺だって、魔物にもうちょっと頑張ってもらってリョナ的な展開とかも考えたよ。勇者とのおあつい濡れ場とかも考えたよ。
でもさ。眠かったんだ。それが全てなんだ。だいたい、台詞だけでおっ勃てるとか……そんな才能無いんだからねっ