あやめ速報-SSまとめ-

村娘「ジゴスパークの魔法！？」

大賢者「そうじゃ。ほれ！」　ﾊﾞｼｰﾝ

村娘「ふぇぇぇ！？　何か流れ込んできますぅぅ！！」

大賢者「これでお前もジゴスパークの魔法の使い手じゃ」

村娘（でもジゴスパークって特技じゃ・・・）

大賢者「ほっほっほ、存分に使いこなすがよい」

村娘「で、でも大賢者様！　私、そんな凄い魔法を使えるMPなんてありません！」

大賢者「そこは大丈夫じゃ、代わりに>>10が消費される」

大賢者「そこは大丈夫じゃ、代わりに髪の毛が消費される」

村娘「え！？　そんな魔法いりません！」

大賢者「すまぬが一度やった魔法は消せぬのじゃ。ではさらばじゃ！」

村娘「そんな！？」


村娘「うぅ・・・」

村娘（おかしな魔法を押し付けられて、これから私どうすればいいんだろ・・・）

幼馴染「大変だ村娘、すぐに逃げるんだ！」

村娘「え！？　ど、どうしたの？」

幼馴染「盗賊がこの村に向かってるんだ！」

幼馴染「今村の自警団で足止めをしてる！　君は早く逃げるんだ！」

村娘「>>16」

村娘「ジゴスパーク！」　ﾊﾞﾘﾊﾞﾘﾊﾞﾘ

幼馴染「ぎゃっ！？」　ﾊﾞﾀﾝ

村娘「きゃ！？　お、驚きのあまり咄嗟にジゴスパークを撃っちゃった！」　ﾊﾗﾊﾗ

村娘「か、髪が・・・私の髪が・・・！」

盗賊A「ひゃっはー！　若い女はいねぇがー！」

村娘「うるさい！！　ジゴスパーク！！」　ﾊﾞﾘﾊﾞﾘﾊﾞﾘ

盗賊A「ぎゃあああ！？」　ﾊﾞﾀﾝ

村娘「あ、ああ、また髪が！」　ﾊﾗﾊﾗ

盗賊B「どうした盗賊A！？　て、てめえ、よくも盗賊Aを・・・！！」

盗賊C「ちくしょう、ただじゃ済まさねえぞ！」　盗賊D「ぶっ殺してやる！」

村娘「ああああああ！！！　うるさい！！　うるさい！！　邪魔ぁぁぁぁぁ！！　ジゴスパァァァァァァク！！！」　ﾊﾞﾘﾊﾞﾘﾊﾞﾘ

盗賊一同「ぎゃああああああああ！！」


村娘「ひっく・・・ひっく・・・髪が・・・私の髪がぁ・・・」

村娘「頭皮うっすら見えちゃってるし・・・こんなんじゃお嫁に行けないよ・・・」

村娘「もう、>>21しよ・・・」

村娘「もう、魔物化しよ・・・」


村娘「というわけで、お婆さん・・・魔物化の飛躍をください・・・」

魔女「ううむ、考え直した方がよいのではないか？」

村娘「もういいんです・・・こんな若さでハゲてしまった私なんて魔物になるしかないんです・・・」

魔女「ま、まだハゲというほどではないと思うぞ？」

村娘「失った髪の毛は戻って来ないんです！！　こんな薄毛の女子なんて他にいますか！？　よく見てください！！」

村娘「それに私、幼馴染を殺してしまってるんですよ！？　もう人間でいたってしょうがないでしょ！？」

魔女「わ、わかったわかった、そこまで言うならこれをやろう。よいか、この薬を飲むと・・・」

村娘「えいっ！」　ｸﾞﾋﾞｯ

魔女「ば、馬鹿者！　まだ話の途中だぞ！！　その薬を飲むとお前は>>26になってしまうのだぞ！？」

魔女「ば、馬鹿者！　まだ話の途中だぞ！！　その薬を飲むとお前はハーピーになってしまうのだぞ！？」

村娘「わ、私の腕が、うあああ！？」　ﾒｷｮﾒｷｮ　ﾊﾞｻｧ

魔女「気休めに秘薬を持たせてやろうとしただけだというのに本当に飲む奴がおるか！！」

村娘「これが私の翼・・・」　ﾊﾞｻﾊﾞｻ　ﾊﾞｻ　ﾊﾞｻｯ

魔女「これ！　人間に戻る薬を調合してやるから戻って来い！」

村娘「もういいんです！　私、自由に生きますから！！」　ﾊﾞｻﾊﾞｻｰ


村娘「ああ、自由な大空って素敵」　ﾊﾞｻﾊﾞｻｰ

村娘（そうだ、もう人間だった頃の事は全部忘れて、私は魔物として生きよう）

ﾋﾞｼｭﾝ

村娘「きゃあ！？」　ﾄﾞｻｯ

村娘「う、うう、今のは一体・・・？」

ｶﾞｻｯ

村娘「だ、誰！？」

>>30「クックックッ・・・」

魔王「クックックッ・・・」

村娘「その不気味な笑い声・・・あなたまさか・・・！」

魔王「クックックッ・・・」

村娘「森の中で一人笑うのが趣味な変な人・・・！」

魔王「違う！！　我は魔王だ！！」

村娘「魔王！？　そんな、なんでこんな所に魔王が！？」

魔王「いいだろう、教えてやろう。それは>>36」

魔王「いいだろう、教えてやろう。それはジゴスパークを覚えるための修行よ」

村娘「え、ジゴスパークを？」

魔王「うむ。我も魔王になったからには格好良い必殺技が欲しいのだ」

魔王「開幕ジゴスパーク、瀕死の重傷を負う勇者達！　圧倒的な力の差を前に絶望する勇者達！」

魔王「そして部下達は我に尊敬の眼差しを送るのだ！」

村娘「ジゴスパークなんて、そんな良いものじゃないですよ・・・」

魔王「ふっ、ハーピー如きが何を言うか。我は修行に忙しいのだ、さっさと去ね」

村娘（どうせ私もう魔物だし、少しくらいハゲてももういいか・・・）

村娘「・・・ジゴスパーク」　ﾊﾞﾘﾊﾞﾘﾊﾞﾘ

魔王「な、何だと！？」

村娘「ジゴスパークなんてこんなもんですよ」

魔王「おい貴様、我にジゴスパークの使い方を教えろ！」

村娘「>>40」

村娘「事後スパーク」

魔王「・・・？　何だ、それは？」

村娘「よく考えて行動しないと後で大変なことになるって事ですよ」

魔王「ふっ。我は魔王だぞ？　我が我の意思で決めた事に後悔などあるはずもあるまい」

魔王「そうだな、貴様を我直属の配下に加えてやろう。ジゴスパーク専属講師だ」

魔王「一応言っておくが、他の者にはこの話はするでないぞ！　格好悪いからな！」

村娘「はあ。後で文句言わないでくださいね」

魔王「ははは！　言うわけがないであろう！　では魔王城へ行くぞ！」


魔王「おおおおおおおおおおいいいいいいい！！！？」　ﾄﾞﾀｰﾝ

村娘「何ですか、急に。ああ、その帽子よく似合ってますよ」

魔王「ここここ、これは、これはどういう事なのだ！」　ｽﾎﾟｯ　ﾋﾟｶｰ

村娘「綺麗にハゲましたね。ああ、部下の方達の前で何度も何度も自慢してたそうですね、私が教えたジゴスパーク」

魔王「髪が！！！！　髪が！！！！！　私の髪が！！！！！！！」

村娘「まあ、そういう魔法ですから。MPの代わりに髪が消費されるんですよ。あはは」

魔王「き、き、貴様！！　許さんぞ！！！　>>46だ！！」

魔王「き、き、貴様！！　許さんぞ！！！　くすぐりの刑だ！！」　ｺﾁｮｺﾁｮ

村娘「ぷははははっ！！　ちょ！！　何するんですか！！」

魔王「うるさい！！　この！！　この！！」　ｺﾁｮｺﾁｮ

村娘「うぃひひ！？　私ちゃんと忠告したじゃないですか！！」

魔王「髪が抜けるなど聞いておらんわ！！　どうしてくれるのだぁ！！」　ｺﾁｮｺﾁｮ

村娘「ぶひゃひゃ！？　やめてください！！　そ、それ以上するなら・・・！」

魔王「どうすると言うのだ、ああ！？」

村娘「>>52」

村娘「ジゴスパーク」　ﾊﾞﾘﾊﾞﾘﾊﾞﾘ

魔王「ぎゃあ！！？」

村娘「ああ、また使ってしまった・・・」

魔王「う、うぐぅ・・・し、至近距離でジゴスパークされた程度で我は死なぬ・・・死なぬぞ・・・」　ﾋﾞｸﾝﾋﾞｸﾝ

村娘「じゃあ>>58」

村娘「じゃあジゴスパーク」　ﾊﾞﾘﾊﾞﾘﾊﾞﾘ

魔王「ぎゃあああああ！！？」　ﾋﾞｸﾝﾋﾞｸﾝ

村娘「もっかいジゴスパーク」　ﾊﾞﾘﾊﾞﾘﾊﾞﾘ

魔王「ぎぃぃぃぃぃ！！？」　ﾋﾞｸﾝﾋﾞｸﾝ

村娘「おまけにジゴスパーク」　ﾊﾞﾘﾊﾞﾘﾊﾞﾘ

魔王「あがががががが！！？」　ﾋﾞｸﾝﾋﾞｸﾝ


魔王「」　ﾌﾟｼｭｳｳｳｳ

村娘「・・・は！？　わ、私なんてことを！？」

側近「魔王様、今の物音はいったい！？」

村娘「あ」

側近「こ、これは、まさか貴さ・・・い、いや、貴女様が？」

村娘「・・・ご、ごめんなさい」

側近「新たな魔王の・・・誕生・・・み、皆に知らせねば！」

村娘「え？　ちょ、待ってください！　私は>>65」

村娘「え？　ちょ、待ってください！　私は新世界の神になる」

側近「なんと・・・もはや既存の魔王の枠組みにすら捉われぬと申されるのですか、貴女様は！？」

村娘「え、うん。多分そういう感じ」

側近「お、おお！　新世界の神！　魔物の王ですらなく！　貴女様が世界を創造し、世界すべて頂点に！！」

側近「わかりました！　私は貴女様を新世界に神となられるためにこの身を捧げましょう！」

村娘「お、おおう・・・」

村娘（どうしよう、ノリで言ってみただけなんて今更言えない）

村娘（・・・まあいいや、もう考えるのはやめて全部この人？に任せとこう！）

側近「神よ、御命令を！」

村娘「言わなくても分かるでしょ？　アレだよアレ」

側近「>>73ですな」　村娘「そうそれ！」

側近「毛刈りですな」　村娘「そうそれ！　・・・んん？」

側近「ではそのように」　村娘「あ、うん。　・・・んんん？」


側近「神よ、毛刈りが終わりました」　ﾄﾞｻｯ

村娘「す、凄い量の毛だね・・・」

側近「はは、御冗談を。この数百倍の量を用意しております」

村娘「え？」

側近「貴女様が魔王に教えたあのジゴスパーク・・・」

側近「凡俗どもには本質が見えておらぬようでしたが、無論私には一目で分かりました」

側近「そう、あの魔法の本質は髪というただの物質に過ぎないものを魔力に変換すること・・・」

側近「神よ、準備はできました。もはや魔力は無尽蔵、この世界など如何様にも変えられますぞ！」

村娘「ん、んんー？　よ、よーし、じゃあ>>77！」

村娘「ん、んんー？　よ、よーし、じゃあ全てを無かったことに！」

側近「え？」

ﾌｧｻｻｻｻｰ

側近「髪が神の願いに反応して・・・！？　因果が巻き戻・・・！？」

ｸﾞｵｵｵｵｵｵｵｵﾝ


村娘「ん・・・あれ、私何してたんだっけ？」

大賢者「ほっほっほ、白昼夢でも見ていたのじゃろう」

村娘「そうだっけ？　あ、お爺さん、ご飯美味しかった？」

大賢者「ああ、それはもう最高じゃったとも」

大賢者「そうじゃのう、今度はお礼に>>82の魔法を授けよう」

大賢者「そうじゃのう、今度はお礼に乳首から唐揚げが出る魔法を授けよう」

村娘「ええ！？　乳首から唐揚げが出る魔法ですか！？」

大賢者「うむ。唐揚げ出し放題じゃ」

村娘「あの」

大賢者「なんじゃ？」

村娘「仮に唐揚げが出し放題だとしたらこの宇宙全体の質量が増大する事になりますよね？
　　　　それってなんかおかしくないですか？
　　　　例えば私が瞬間的に宇宙全体を埋め尽くす量の唐揚げを乳首から出したらどうなるんですか？　私気になります！」

大賢者「村娘よ」　村娘「はい」　大賢者「細かい事は気にするでない」　村娘「はい」

大賢者「よしでは魔法を授けよう！」　ﾊﾞｼｰﾝ

村娘「きゃっ！」

大賢者「それではさらばじゃ！」


村娘「はあ、なんだか変な魔法を貰っちゃった・・・」

村娘「そうだ、前向きに考えよう！　この魔法で>>88しよう！」

村娘「そうだ、前向きに考えよう！　この魔法でAV女優に転身しよう！」


幼馴染「絶対に嘘だ・・・あの村娘がAV女優になったなんて、僕は絶対に信じないぞ」　ﾋﾟｯ

男優『それじゃ、脱いでみよっか』　村娘『は、恥ずかしいです・・・』

幼馴染「む、村娘・・・！」

男優『ほら、下着も脱いで』　村娘『は、はい・・・』　ｽﾙｽﾙ

幼馴染「ダメだ、やめるんだ村娘！　下着を脱いだらおっぱいが・・・！」

村娘『きゃっ、恥ずかしい！』　ｶﾗｱｹﾞ

幼馴染「え・・・」

男優『ほら、ここがいいの？』　ｶﾗｱｹﾞｺﾈｺﾈ　村娘『だ、ダメです・・・』　ｶﾗｱｹﾞﾌﾟﾙﾝﾌﾟﾙﾝ

幼馴染「・・・」

男優『あー凄い、君の凄くいいよ！』　ｶﾗｱｹﾞﾊﾟﾝﾊﾟﾝ

テロップ『※この唐揚げはスタッフが美味しくいただきました』

幼馴染「・・・・寝るか」