1 : 以下、名... - 2012/05/02(水) 16:56:20.88 mOi7+duB0 1/281


~1日目 月曜 祭日~

~玄関~

「……久しぶりね」

「そうだね。えっと、あの2人が離婚したのが6年前だから……それ以来かな」

「大きくなったわ」

「お互いにね」

「そうね」

「……元気してた??」

「見ての通りよ」

「……相変わらず、無駄に広いね、この屋敷は」

「そうかしら」

「そうだよ」

「でもあなたの部屋は変わってないわ、昔と同じ部屋よ、荷物もそこにあるわ」

「そっか、良かった。安心したよ」




元スレ
姉「……駄目よ、まだイっちゃ駄目」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1335945380/
姉「……駄目よ、まだイっちゃ駄目」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1336066751/

4 : 以下、名... - 2012/05/02(水) 17:06:06.70 mOi7+duB0 2/281


「夕飯は7時からよ、時間になったら居間に来なさい。場所わかるわよね??」

「えっ、あぁ、うん……わかった」

「じゃあ、またあとで」

「……それだけ??」

「何が??」

「いや、もっと色々」

「……それもまた後でね」

「……うん」


6 : 以下、名... - 2012/05/02(水) 17:11:02.00 mOi7+duB0 3/281


~居間~

「遅かったわね、用意はできてるわ、食事にしましょう」

「あぁごめん、待たせて」

「別にいいわ、座って頂戴」

「うん」

「あのさ……」

「何??用があるなら早く言って、せっかくのご飯が冷めてしまうわ」

「あぁ、ごめん、食べながらでいいよ」

「そう……いただきます」

「いただきます」


7 : 以下、名... - 2012/05/02(水) 17:16:17.42 mOi7+duB0 4/281


「でさ、父さんがだいぶ前に死んでたのは、まぁ、最近知ったけど……昔いた使用人の人は??」

「いないわ」

「やっぱり」

「会いたいの??」

「生きてるの??」

「田舎で隠居してるわ」

「……クビにしたんだろ」

「どうしてそう思うの??」

「なんとなく」

「ほぼ定年だったし、体を気遣ったのよ。今は孫と静かに暮らしてると思うわ」

「じゃあこの家って、今は姉さん一人なんだ??」

「違うわ」

「えっ??」

「あなた、今どこに住もうとしてるのよ」

「あぁ……そうだね」



8 : 以下、名... - 2012/05/02(水) 17:26:07.43 mOi7+duB0 5/281


「おいしい??」

「うん、かなり、これ、姉さんが作ったんだよね??」

「そうよ」

「いつの間に料理なんて」

「6年の間によ」

「そうだね……6年だもんね」

「……何もかも変ってしまうには十分すぎる時間だわ」

「何もかも変わってしまっても、こうしてまた、向かい合って食事をとれることもあるよ」

「……そうね。あなた、なかなか言うようになったわ」

「6年あったからね」



9 : 以下、名... - 2012/05/02(水) 17:31:04.75 mOi7+duB0 6/281


「ごちそうさま」

「お粗末さま」

「美味しかった」

「そう」

「片付けは僕がやるよ」

「できるの??お皿割ったりしない??」

「家事全般は覚えたよ」

「……そう」

「お風呂入ってきなよ」

「……そうするわ、あと、お願いね」

「ごゆっくり」


15 : 以下、名... - 2012/05/02(水) 17:41:19.76 mOi7+duB0 7/281


~風呂~

「おぉ、無駄に広い、相変わらず」

「まぁ、懐かしくもあるか、昔はよく泳いだし」

「はぁ、6年か……変わらないのか、変わったのか……まぁ、一つ確かなことは、綺麗になってたな、姉さんは」




16 : 以下、名... - 2012/05/02(水) 17:46:21.87 mOi7+duB0 8/281


~テラス~

「ここにいたんだ……煙草吸ってるの姉さん??」

「……えぇ、まぁ、悪い??」

「あぁ……いや。まぁ、以外だけど、ありだと思う」

「……中毒ってわけではないわ、少しだけこの時間にテラスで吸うのよ」

「はぁ……少しだけ」

「別に本格的に吸うつもりはないもの。遊びだし、これでいいのよ」

「まぁいいけどさ、……もらっていい??」

「……煙草??」

「うん」

「すこしだけよ」

「夜のテラスで??」

「そうよ……火あげるわ、咥えて、そう、少し吸って、火がつかないから」

「知ってるよ」


17 : 以下、名... - 2012/05/02(水) 17:50:28.88 mOi7+duB0 9/281


「……あなたもやるの??煙草」

「昔少しね、荒れかけたんだ。まぁ、母さんにヒステリックにひっぱたかれてすぐやめたけどね」

「そう……」

「聞いていい??」

「何を??」

「どうして父さんが死んだことを教えてくれなかったのか、どうしてこの間の……母さんの葬儀に来なかったのか」

「前者の答えは簡単よ、母さんがあなたに教えなかったのよ」

「……後者は??」

「……母さんは私を愛してはいなかったわ、父さんがあなたを愛していなかったように」

「……」

「悪かったわ……ごめんなさい」

「いいよ、知ってたから」

「そう……」

「……」



18 : 前回ヤバイくらい猿くらったのでリベンジ - 2012/05/02(水) 17:55:16.88 mOi7+duB0 10/281


「明日、朝ご飯は僕が作るよ」

「要らないわ、シリアルでいいもの」

「えっ、ああ、ごめん」

「謝らなくていいわ、私が朝に弱いだけよ。シリアルくらいしかまともに食べられないの。それより、明日の学校の準備はできてるの??」

「そういえば、姉さんは朝食はあまりとれなかっね。学校の方は大丈夫だよ」

「そう……ならいいわ」

「そうそう、学校でお昼ってどうしてるの??」

「購買で買い食いしてるわ」

「そっか」

「お金が足らなくなったらいいなさい、余裕はあるから。無駄遣いは駄目だけどね」

「あぁ、うん。わかった」








19 : 以下、名... - 2012/05/02(水) 18:05:17.68 mOi7+duB0 11/281


「……」

「……」

「あんまり吸わないんだよね??」

「そうよ、だから今日はこれでおしまい」

「うん」

「部屋に戻るわ、おやすみなさい」

「お休み、姉さん」

「あぁ、そうだ。そういえばまだだった」

「……何が??」

「……ただいま、姉さん」

「ふふっ、そうね、おかえりなさい」



20 : 以下、名... - 2012/05/02(水) 18:14:59.31 mOi7+duB0 12/281


~2日目 火曜日~ 

~居間~

「おはよう、姉さん」

「おはよう、早いのね」

「そうでもないよ、はい、シリアル」

「ありがとう、いただきます」

「食べたら置いておいて、片づけとくから」

「自分で片付けるわ。学校の位置はわかる??」

「大丈夫だと思う」

「一応途中まで一緒に行きましょうか。そういえば家の合鍵も渡しておくわ」

「あぁ、うん。まぁ色々聞かれても面倒だし、途中まででいいよ」

「分かってくれてうれしいわ」


22 : >>21一応完結するまで書いたし、頑張りたいとは思ってる - 2012/05/02(水) 18:21:21.11 mOi7+duB0 13/281


~通学路~

「あとは次の信号を左に曲がるだけよ」

「うん、分かった」

「先に行くわ」

「じゃあね」

「えぇ、そうね」



23 : 以下、名... - 2012/05/02(水) 18:30:18.66 mOi7+duB0 14/281


~廊下 職員室の前~

「あれ??」

「あら、追いついたの??担任の先生によろしく言っておいたわ」

「なにもわざわざ」

「色々あるのよ、私が保護者みたいなものだし。とりあえずしっかりやるのよ、失礼が無いようにね」

「わかってるよ、子供じゃあるまいし」

「そういうところが子供なのよ」

「……たしかに」

「精進なさい、じゃあね」

「うん。また」


29 : 以下、名... - 2012/05/02(水) 18:41:41.36 mOi7+duB0 15/281


~職員室~

「失礼します」

女教師「あら、あなたが……」

「はい、今日からお世話になります。よろしくお願いします」

女教師「えぇ、よろしく、ちなみに私が担任よ」

「はい。どうも」

女教師「まぁ、安心しなさい、そこまで問題があるクラスではないわ」

「それはよかったです」

女教師「時間もないし、さっそく教室まで行きましょうか」


32 : 以下、名... - 2012/05/02(水) 18:50:44.69 mOi7+duB0 16/281


~廊下~

女教師「確かに似てるわね、何処がってわけじゃなくて、なんとなくだけど」

「姉さんとですか??」

女教師「ええ」

「そうですか。そういえば僕と姉さんは無関係ってことにしといてください」

女教師「あら?何かあるの??」

「いえ、そういうわけではないです。ただ話す必要がないってだけです」

女教師「……そう、ついたわ、ココがあなたの教室よ、先に入るから、待機してて、すぐに呼ぶわ」

「はい」


35 : 以下、名... - 2012/05/02(水) 19:00:34.67 mOi7+duB0 17/281


~教室~

「初めまして、今日からこのクラスでお世話になります。よろしくお願いします」

女1「ねぇ見て??顔ちょっとかわいいかも」

女2「ほんとだ、確かに可愛い系だ」

男3「背ちっさいじゃん」

男4「あぁ言う奴を、美少年って言うんだろうな。お前とはえらい違いだ」

男3「俺の方が背は高い」

女2「あんた鏡見なさいよ。体だけでかけりゃいいってもんじゃないのよ」

「……」

女教師「はいはい、あなた達静かに、仲良くやって頂戴ね。あなたの席は後ろの空いてる席ね」

「はい、ありがとうございます」


39 : 以下、名... - 2012/05/02(水) 19:20:18.82 mOi7+duB0 18/281


~昼 教室~

「えーっと……悪いけどちょっといい??」

男4「おぉ、転校生。何か用か??」

「購買はどこにあるか教えてほしいんだ」

男4「あぁ、昼は購買で買い食いなのか?」

男3「購買行くのか??俺も行くよ」

男4「いや、違う。転校生が購買行きたいって言うから」

男3「なんだそうか。よし俺も飯買いに行くし、一緒に行こうぜ。案内してやるよ」

男4「お前はどうせ先輩目当てだろう。まぁ付き合うか、俺も自販機行きたいし。ついでに自販機も案内してやるよ」

「ありがとう」

男3「あぁ、よし、歩きながら自己紹介でもしよう」

男4「そうだな、とりあえずよろしく」

「うん。よろしく」


45 : 以下、名... - 2012/05/02(水) 19:57:22.65 mOi7+duB0 19/281


~購買~

男3「おっと」

「どうしたの??あぁ、あれが購買か。ありがと」

男3「いや、その前にだ」

「何??どうして入らないの??」

男3「ん??んーちょっとな」

「……」

「……あの人がなんかあるの??」

男3「いや、めちゃくちゃかわいいだろ??な??」

「あー、うん(どうみても姉さんだけど)」


46 : 以下、名... - 2012/05/02(水) 19:59:04.66 mOi7+duB0 20/281


男4「こいつ柄でもなく惚れてんの」

男3「うっさい」

男4「こいつはいまだに一言も声かけれないヘタレだ。いつもこうして遠目で見てるだけ」

「……ふーん。まぁ、とりあえずなんか買おう」

男3「おいっ、そんな簡単に先輩に接近するな!!俺の苦労はどうなる??」

「あー、うん。悪い」

男4「飯くらい買わせてやれよ」



49 : 以下、名... - 2012/05/02(水) 20:10:38.18 mOi7+duB0 21/281


男3「どうだった??」

「何が?」

男3「いや、あの先輩を近くで見て!!やっぱり超美人だろ!!匂いとか超いいだろ??」

「うわぁ……うわぁ……」

男4「おい、引かれてるぞ。2回言ったぞ。すげえ目で見られてるぞ。変態を見る目だ」

男3「失礼な!!お前もあの先輩がウチで一番人気なのは知ってるだろ!!」

男4「まぁ、確かにすげーきれーなのは認める」

男3「なっ??なっ??」

男4「でも俺あの先輩と接点ねぇもん」

男3「俺だってねえよ!!」

男4「威張るなよ……」



50 : 以下、名... - 2012/05/02(水) 20:11:48.64 mOi7+duB0 22/281


「……面白いね、君たち。いい感じで賑やかで」

男3「こいつと一緒にしないでくれ」

男4「お前が言うか」

「大変だね」

男4「あぁ、まぁな。こいつ馬鹿で面白いからいいんだけどさ」

男3「……俺のことすげースルーされてる」


53 : 以下、名... - 2012/05/02(水) 20:20:22.94 mOi7+duB0 23/281


~教室~

女1「おかえりー」

男3「おう、ただいま」

女2「おっ、転校生じゃん。何??昼は購買なの??」

「あぁ、うん」

女1「ちょっと、挨拶くらいしなよ。初対面でしょ。私は1、よろしく」

女2「あたし2。よろしく」

「うん、よろしく」

女2「購買行ってきたんだー、馬鹿だったでしょ。こいつ」

男3「馬鹿とはなんだ。純愛だ」

男4「顔に似合わない言葉を使うな」

女1「まぁまぁ。いいじゃない。ね?」

女2「まぁ、確かにあの先輩ならわからないでもないけど」

「大人気だね、あの先輩……」


55 : 以下、名... - 2012/05/02(水) 20:30:12.92 mOi7+duB0 24/281


男3「どうした??」

「いや、何も」

女2「んー、あんまり口数が多いタイプじゃないみたいだね、顔に似合わずクール系か……」

女1「ちょっと、そういうのは失礼じゃない」

「いや、別にかまわないよ。ちょっと考え事してただけ」


57 : 以下、名... - 2012/05/02(水) 20:31:33.83 mOi7+duB0 25/281


女2「おっ、考え事ってもしかして、転校生もあの先輩に惚れたか!?」

男3「何ぃ!!ライバル爆誕か!!」

男4「安心しろ、お前ではライバルになれん。顔面偏差値が少なく見積もって20は違う」

女1「顔面偏差値……世間は厳しいわ……」

女2「いやいや、1はなかなかのもんよ。胸だってあるし」

女1「そういう目で見ないでよ……」

男3「だが、そのたわわな胸は……」

女1「何??セクハラで訴えられたい??」

男3「何でもありません」

男4「こういう奴らなんだ」

「いいんじゃないかな??楽しそうだし」


59 : 以下、名... - 2012/05/02(水) 20:40:15.35 mOi7+duB0 26/281


~放課後 教室~

女1「あら、もう帰り??まっすぐ帰っちゃうの??」

「あぁ、うん」

男4「あれ、帰るのか?部活とか見ていかないのか??まぁ、今から入るってのもやりにくいかもしれないけど」

「部活には入らないよ、色々やることあるし」

男3「忙しいんだな」

男4「そっか、まぁ何かあったら言えよ。せっかく仲良くやれそうなんだし」

女2「そうそう、私もよろしくねー」

「うん、ありがとう。またね」



60 : 以下、名... - 2012/05/02(水) 20:50:35.25 mOi7+duB0 27/281


~玄関~

「ただいま」

「あら、お帰り……何持ってるの?」

「いや、まぁ、明日の昼のための材料、サンドウィッチくらい作ろうと思って」

「お弁当??」

「まぁ、そうだけど」

「……冷えても美味しいのじゃないと、私はお弁当とは認めないわ。それに、味にはうるさいわよ、私」

「米系はきついね。それ以前に僕の腕の問題もあるけど」

「分かればいいわ……夕飯は7時よ、時間になったら居間にきなさい」


61 : 以下、名... - 2012/05/02(水) 20:51:45.15 mOi7+duB0 28/281


「うん、分かった。掃除でもしてるよ、一人じゃ回らないだろ、この家無駄に広いし」

「助かるわ、使ってない部屋は掃除しなくていいから」

「了解。まぁ、風呂掃除からかな」

「気が向いたら他も頼むわ。洗濯物は出しといて」

「了解。でも洗濯物は自分のものは自分でやることにしたい」

「そう……じゃあね」

「うん」


63 : 以下、名... - 2012/05/02(水) 21:00:46.82 mOi7+duB0 29/281


~夜 居間~

「いただきます」

「いただきます」

「……どうだった、学校は??」

「姉さんがもてるって言うのがよくわかった」

「あなたも噂になってたわよ、かわいい後輩が来たらしいってクラスの女子が噂してたわ」

「ふーん」


64 : 以下、名... - 2012/05/02(水) 21:02:15.69 mOi7+duB0 30/281



「もてるのね」

「なんか……機嫌悪い??」

「別に??」

「とりあえずしばらくは他人のふりでいいんだよね」

「わざわざ話す必要はないわ、名字も違うし、しばらくはばれないでしょう」

「そうだね」

「そうよ」

「……お茶入れるよ」

「ありがと」


65 : 以下、名... - 2012/05/02(水) 21:09:58.31 mOi7+duB0 31/281


「ごちそうさま、美味しかった」

「お粗末さま」

「片づけるよ」

「頼むわ、少し時間空いたらお風呂入ってくるから」

「うん、分かった」


69 : こりゃまた猿くらいそうだな - 2012/05/02(水) 21:20:37.25 mOi7+duB0 32/281


~テラス~

「はい」

「うん。火頂戴」

「えぇ」

「……三日月だね」

「……そうね」

「……」

「……やっと、二人で暮らせるようになれたわ」

「そうだね」

「でも……やっぱり何か欠けてばかりな気もするわ」

「それでもいいと思う。欠けてても月は綺麗だし」

「……ふふっ。そうね、ホント、あなた少し言うようになったわ」

「6年あったからね」

「そうだったわね」



71 : 以下、名... - 2012/05/02(水) 21:26:41.83 mOi7+duB0 33/281


「はい、灰皿」

「ん」

「部屋に戻るわ」

「うん。お休み、姉さん」

「えぇ、おやすみなさい」

「じゃぁ」

「そうだわ、ちょっと待って」

「何??」

「サンドウィッチ、楽しみにしてるわ」

「いや、期待しないで」

「ふふっ、じゃあね」

「うん。お休み」


74 : 以下、名... - 2012/05/02(水) 21:35:26.46 mOi7+duB0 34/281


~3日目 水曜日~

~居間~

「おはよう、姉さん」

「……おはよう」

「眠そうだね」

「眠くない朝は朝とは言わないわ」

「いや、それはちょっとわかんない」

「駄目ね……」

「駄目なんだ、とりあえずはい、シリアル」

「……いただきます」

「いただきます」


76 : 以下、名... - 2012/05/02(水) 21:43:07.07 mOi7+duB0 35/281


「……ごちそうさま」

「僕が片づけとくからいいよ」

「助かるわ」

「あと、これ」

「そうそう、サンドウィッチを作ってくれるんだったわね」

「口に合うかどうかはわからないけどね」

「後で点数付けてあげる」

「お手柔らかに」

「私があなたに対して加減することがあると思う??」

「……いや、断じてない」

「ふふっ……よく覚えているわね」

「若干トラウマ……っていうか、準備しなよ」

「そうね、そうするわ」


78 : 以下、名... - 2012/05/02(水) 21:51:06.47 mOi7+duB0 36/281


「先に行くわ」

「目は覚めた?」

「大丈夫よ」

「行ってらっしゃい」

「……」

「どうしたの??ちょっと驚いた顔して??」

「何でもないわ。行ってきます」

「あぁ、誰かに行ってらっしゃいって言われるの久しぶりだったからか」

「うるさいわね。サンドウィッチ捨てるわよ」

「いくらなんでもそれはひどい」

「……ふん。行ってくるわ。あなたも遅れないようにね」

「うん。行ってらっしゃい」

「……悪くないわね、こういうのも」


79 : 以下、名... - 2012/05/02(水) 22:01:38.01 mOi7+duB0 37/281


~教室~

女1「おはよー」

男3「うぃっす」

男4「よぉ」

女2「おはよ」

「うん。おはよう」

男3「どうだ??ここの生活には慣れたか??」

「あぁ、一応ね」

男4「そういえばさ、ココに来る前はどうしてたんだ??」

「うーん。大分はなれた所から越してきた」

女2「へぇ、でも、訛りとかはないよね」

「生まれはこの街だし、幼少期もココで育ったからね。わけあって実家に帰ってきたんだ」



81 : 以下、名... - 2012/05/02(水) 22:02:48.92 mOi7+duB0 38/281


女1「そうなの??どの辺に住んでるの??」

「うーん、ちょっと……」

女1「あぁ、ごめんなさい、変に聞いちゃって」

「あぁ、いいよいいよ、知られたからってどうこうなるわけじゃないしね。言えない理由も大したことじゃないし」

男3「じゃぁ、どうして帰ってきたんだ??あぁ、いや。悪い。色々あるだろうから、答えられないのなら答えなくてもいいぞ」

男4「おぉ、らしくない心づかい発言」

「それは別に隠す必要もないし、内緒にしてるってわけじゃないけど、まぁ聞いても明るくなるような理由じゃないからね……ごめん、やっぱり言わないでおくよ」

男2「複雑系事情か、気になるじゃん」

女1「駄目だよ、これ以上聞いちゃ」

女2「わかってるよー」


83 : 以下、名... - 2012/05/02(水) 22:13:07.86 mOi7+duB0 39/281


~昼 教室~

男3「購買行こうぜ」

男4「あぁ、わかった。おーい」

「あぁ、僕はいいよ、ご飯持ってきたから。一人で食べるよ」

男3「いや、すぐ帰ってくるから一緒に食おう」

「あ……あぁ。うん。分かった」

男4「ちょっと見なおしたぞ」

男3「何が??」

男4「何でもない、ほら行くぞ」

男3「あぁ、麗しの先輩が待っている!!」

男4「待ってるのは購買のおばちゃんだ」

女2「勝手にストーカーしてるだけだもんね」

女1「……それは言っちゃだめだと思うよ」

女2「はっきり言ってキモい」

女1「……もっと言っちゃ駄目だと思うよ」



84 : 以下、名... - 2012/05/02(水) 22:22:17.74 mOi7+duB0 40/281


男3「おい!!」

男4「落ち着けよ」

「な、何??いきなり??」

男3「先輩が購買に来てなかったんだ!!」

「あーうん……」

男4「そういう日もあるだろうが。別に初めてじゃないだろ」

男3「ほとんどいるんだよ、いないほうが珍しい。あーテンション下がるわー」

女2「いつものハイテンションもうざいけどこれはこれでうざい」

女1「いやいや……ちょっとそれひどくない??」

「とりあえず、ごはん食べようよ」

男4「そうだな、食おう食おう」

男3「あー先輩。どうしてしまったんだー!!」


85 : 以下、名... - 2012/05/02(水) 22:25:02.49 mOi7+duB0 41/281


「今日は買いに行かないんだと思うよ」

男3「どうしてそう思うんだよ」

「いや、いないんなら普通そうでしょ??」

男3「そうだけどさ」

男4「あんまり突っかかるなよ。今日は飯持って来たんだよな??」

女2「あれ??サンドウィッチ??美味しそうじゃん」

「あぁ、うん。まぁ……作ったんだ」

女1「料理できるんだ、すごいねー。ポイント高いよー」

男4「ますますお前とは差がつくな」

男3「そういうお前はどうなんだ」

男4「簡単なやつなら料理できるぜ。夜食とか作ったりするし」

男3「ぐ……こいつはほっとこう。いっこくれない??」

「いいよ」

男3「うめぇな!!おい!!」

「どうも」


88 : 以下、名... - 2012/05/02(水) 22:30:28.24 mOi7+duB0 42/281


~居間~

「お帰り、ちょっと遅かったね」

「夕飯の買いだしよ。今日は中華」

「料理上手だよね、姉さん」

「何事も慣れよ……そうそう、それよりも」

「ん??」

「美味しかったわ、サンドウィッチ。合格よ」

「そか、そりゃあよかった」

「びっくりしたのは水筒の紅茶よ。あれが悪くなかったわ。あなた、入れ方ちゃんと知ってるのね」

「でもやっぱりいくら魔法瓶でも水筒だと温度が下がっちゃうから、そこまで紅茶は美味しくはなかったと思うけど」

「そこは私も思ったど、でも流石にあれは仕方ないわ」

「っていうかお茶の入れ方は姉さんが教えてくれたんじゃないか。覚えてないの??」

「……そういえばそうね。あなたに入れ方を教えてほしいとせがまれた覚えがあるわ」

「そこまでは覚えてないな。まあ確かに姉さんのできることは何でも真似してできるようにしたというか、させられたというか……お茶の入れ方もその一つかも」

「懐かしいわ。両親が両親だったから、あなたを徹底的に躾けるのは私の役目だったものね」



89 : もうすぐエロです - 2012/05/02(水) 22:31:40.22 mOi7+duB0 43/281


「……よく泣かされたのは覚えてる」

「飴と鞭で人をコントロールすることはあなたで学んだわ」

「ひでぇ」

「でも誰かがあなたを躾けなきゃならなかったのよ。母さんはあなたを甘やかしすぎだったし、父さんはあなたに構わなかったから」

「そうかも。離婚してから母さんも変わったけどね……」

「……そうそう」

「何??どうかした??」

「美味しかったサンドウィッチと紅茶のお礼をしなきゃいけないわね」

「えっ??いいよ、っていうか僕だって姉さんの作った夕飯美味しく食べてるし」

「そういうことではないわ」

「……どういうこと??話が見えない」

「ふふっ、すぐにわかるわ、期待してなさい」

「いや、だから別に……」

「じゃあね、ふふっ」

「意味がわからない」



93 : >>81の男2は女2にしてください - 2012/05/02(水) 22:38:08.93 mOi7+duB0 44/281


~居間~

「いただきます」

「召し上がれ」

「……おいしい」

「それはよかったわ」

「明日は僕が作るよ。何がいい??」

「……和食、具体的なメニューは任せるわ」

「分かった」

「はい、お茶よ」

「うん。ありがとう」


95 : 以下、名... - 2012/05/02(水) 22:42:58.98 mOi7+duB0 45/281


「ごちそうさま」

「えぇ、お粗末さま」

「片づけるから置いておいて」

「えぇ、分かったわ」

「お風呂入っといでよ」

「いえ、いいわ。今日は少しやることがあるの。先に入って頂戴」

「ああ、うん。分かった」




98 : 以下、名... - 2012/05/02(水) 22:52:04.97 mOi7+duB0 46/281


~風呂~

「ふぅ……」

「サンドウィッチ……作ってよかったな」

「また作ろう」

「えぇ、また作って頂戴。美味しかったから」

「っ!!ちょっ!!姉さん!!何入ってきてんのっ!!」

「ふふっ、おかしなこと言うわね。お風呂に入りに来たに決まってるじゃない。ついでにお礼かしら」

「いやっ、違う!!理由とかそういうことじゃなくて!!」

「何慌ててるのよ。いつかは一緒に入ったじゃない」

「いつかっていつだよ!!覚えてないくらい前だろ!?」


99 : 以下、名... - 2012/05/02(水) 22:53:47.02 mOi7+duB0 47/281


「正確には9年と2ヵ月と13日前よ」

「えっ!!嘘!!マジっ!!覚えてるの??スゲェ!!」

「そんなわけないじゃない。出まかせよ」

「この状況で冗談かよ!!っていうかこの状況が何の冗談だよ!!」

「はぁ……少し静かになさい。男性があわてるのはみっともないわ。キャラ変わってるわよ??」

「いや、姉さん自体、キャラとか気にするキャラじゃないだろ……」

「静かにしなさい……私の言うことがきけないの??」

「いや、だから冗談きついって……」

「………………」

「うっ、わかった」

「ふふっ、いい子ね」


102 : 以下、名... - 2012/05/02(水) 23:00:42.72 mOi7+duB0 48/281


「っていうか、なんで……」

「無粋なことを聞くものではないわ」

「うぅ……」

「ふふっ……どうしたの、さっきから目をそらしてばかりで」

「当たり前だろう……」

「……体洗った??」

「まだ……」

「そう。背中流してあげるわ」

「いいよ。そんなこと……」

「あら、私の誘いを断るの??」

「断るもなにも……」

「もう一度言うわ、私の誘いを断るの??」

「……卑怯だ」

「ふふっ、ほら、こっち来なさい。ねっ??背中流してあげるから」


103 : 以下、名... - 2012/05/02(水) 23:02:11.95 mOi7+duB0 49/281


「かゆいところは??」

「と、特にないです」

「そう……体、絞ってるわね」

「あぁ、うん。もともと脂肪とか筋肉とかは付きにくい体質だけど、意識はしてるから」

「運動してるの??」

「まぁ、そこそこ」

「そう……腕あげて」

「……はい」

「ふふっ」

「うぅ……」

「……」



105 : 以下、名... - 2012/05/02(水) 23:03:54.99 mOi7+duB0 50/281


「ちょっ!!手!!正面はいいよ!!やるから!!自分でやるから!!」

「却下」

「却下って……ちょっと、駄目だって!!」

「抵抗しないの。命令よ」

「だからって!!」

「命令」

「そんなこと言ったって」

「命令」

「うっ……」

「ふふっ、分かればいいのよ。ねっ??」


106 : >>104頑張りたいが相変わらず伸びないからなww - 2012/05/02(水) 23:05:06.35 mOi7+duB0 51/281


「ちょっ、そこは……」

「男のコでも、乳首は感じるの??」

「しっ、知らないよ」

「ふふっ、勃ってきたわ……乳首、こりこりって」

「うっ……駄目だって……」

「駄目じゃないでしょう??だって……ねっ??」

「ねっ??って……」

「ほらっ、ほらっ、かわいいっ、ふふっ」

「ちょっと……ホント、くすぐったいってば!!」

「ふふっ……この辺にしときましょうか」

「ふぅ……」

「はい、足は自分で洗ってくれないかしら」

「あ、あぁ……うん」


114 : 以下、名... - 2012/05/02(水) 23:11:01.12 mOi7+duB0 52/281


「あー、びびった……」

「ストップ。まだよ。まだお湯流しちゃだめ」

「えっ、でも……」

「まだちゃんと洗ってないもの」

「いや、もういいです……」

「ほら、もう一回。さっきと同じように背中見せて」

「ちょっ、話聞いて」

「いいから言うとおりになさい。命令よ。何度も言わせないで」

「勘弁してよ……」


115 : 以下、名... - 2012/05/02(水) 23:12:14.45 mOi7+duB0 53/281


「……」

「何するつもりだよ……」

「ふぅ……さて、お楽しみよ」

「えっ……ちょっと!!いくらなんでもそれは!!」

「ふふっ、随分とおっきくなってるわね」

「あっ、ちょっ、駄目っ」

「駄目じゃないわ。落ち着いて、私の手の感覚に集中なさい。おち○ちん、泡泡で気持ちいいでしょう??」

「うっ、あっ……」

「暴れないの。抵抗もしない。手もどけて。ただ落ち着いて。集中して。感じればいいわ」

「駄目だって、ねぇさんっ」

「そうね、駄目ね。イケない事をしてるわね、私たち」

「だったら!!」

「実の弟に無理やり手コキする姉。それに感じて、後ろから抱きついてくる姉の裸体に欲情して、姉の手の中で勃起する弟」

「うぅ……」


116 : 以下、名... - 2012/05/02(水) 23:13:55.26 mOi7+duB0 54/281


「そうよ、いい子ね……感じなさい。ただ集中すればいいわ」

「ふっ……うっ……ねぇさ……」

「ほら??シコシコって、気持ちいい??」

「ちょっ!!ホント……冗談きつ……」

「冗談じゃないわ。ほらっ!!」

「あうっ……」

「いい声よ……もっと聞かせて頂戴」

「聞かせてって……」

「もっと喘いでってことよ。綺麗な声で歌って頂戴」


120 : 以下、名... - 2012/05/02(水) 23:17:55.18 mOi7+duB0 55/281


「はぁ……はぁっ……うっ」

「ホント、大きくなったわね。ビクンビクンって」

「べつにっそんなんじゃ!!」

「嘘はいけないわ。私の手で感じてるでしょ??」

「ちょっ、何言って……」

「くちゅくちゅしこしこって、ねっ??」

「うぅ、はぁ……はぁ……イっ」

「イキそう??イキそうなの??」

「あっ、くっ。もうっ……駄目っ……マジ……ヤメて……」

「……はい、ここまで。ふふっ」

「えっ??なっ??」


121 : 以下、名... - 2012/05/02(水) 23:20:22.68 mOi7+duB0 56/281


「体が冷えてしまうわ。お湯でちゃんと流して、湯船に戻りましょう??」

「ちょっ……」

「ふふっ、いい顔よ。やっぱり可愛いわ、あなた」

「姉さん……何考えて……」

「大丈夫よ……ねっ??」

「ねっ??って……」

「私があなたを苦しいままに放っておくわけがないじゃない。そうでしょ??」

「そういう問題じゃなくて……」

「……イヤなの??」

「…………………」


123 : 以下、名... - 2012/05/02(水) 23:22:01.34 mOi7+duB0 57/281


「無言は肯定とみなすわ。疑問への肯定ではなく、行為自体の肯定。思考の時間も無しよ。今この場で決めなさい」

「そんないきなり……」

「……最後まではしないわ」

「最後って……」

「決めなさい」

「………」

「……」

「……」

「……」

「……分かった。いいよ。」

「えっ??」

「……続き、しよう」

「そう……なら、こっちに来なさい……」


126 : 以下、名... - 2012/05/02(水) 23:31:57.12 mOi7+duB0 58/281


「そう、湯船の中でそこに座って。ええ、そうよ。手はそのまま、私にも自分にも触っちゃだめ。」

「な、何するつもり??湯船の中だよ」

「ふふっ、よく見なさい。見える??私の裸とアソコ??」

「い、いや姉さんもお湯の中だしよく見えないよ……」

「そうね、私もあなたのアレがどこにあるのかよくわからないわ。あんなにおっきいのに……」

「ご、ごめん」

「ふふっ、何も謝ることはないわ。無いなら探せばいいのよ、こんなふうに」

「えっ、ちょっ、足??」

「あら、見つけたわ、これよね??」

「うっ、そんな……足って…」

「んー、いやかしら??足で挟まれてシコシコって」



127 : 以下、名... - 2012/05/02(水) 23:33:29.62 mOi7+duB0 59/281


「……いや??」

「滅茶苦茶だ」

「ふーん。ふふっ」

「ちょっ、そんなにっ早く動かしたら!!」

「生意気言うからよ」

「……っ、あぁっ」

「そうよ、その顔よ。ふふっ、ぞくぞくする。たまらないわ」

「ちょっと、ねぇさ……」

「言ってるでしょ、静かになさい。集中して、感じればいいの」

「うっ……」

「そうよ、ふふっ、感じてるのね。偉いわ」

「……んっ……あっ」

「そうそう、ねぇ、イキそうになったらちゃんと私に言うのよ」

「~~!!」

「足で感じてるのね?ふふっ変態ねっ」


129 : 以下、名... - 2012/05/02(水) 23:41:03.27 mOi7+duB0 60/281


「すごいわね。もうはち切れる寸前でしょ??」

「……っ!!……くぅ!!」

「ふふっ、耐えてる耐えてる。偉いわね。その調子よ」

「んっ!!あぁ!」

「いい声だわ。ものすごい脈打ってるものね。イキたいって言ってるみたい」

「ねぇさ……ごめん、もうっ」

「駄目よ、まだイっちゃ駄目。もう少し我慢なさい」

「ちょっ、またっ。寸前でっ!!」

「我慢した方が本当にイクときに気持ちいんでしょ??」

「足コキといいそれといい、どこでそんな知識を……」


130 : 以下、名... - 2012/05/02(水) 23:42:14.70 mOi7+duB0 61/281


「さてと……そうね、私、足が疲れちゃったわ」

「うっ……はぁっ……何を……すればいいの??」

「流石、話が早いわね。そうね……やっぱり次はイってもらおうかしら。これ以上いじめるのはかわいそうだし」

「……どうやって」

「もう一回足で挟んであげるわ」

「……これで……どうすれば??」

「私は動かないから、自分で腰動かして、射精なさい。足でちゃんと挟んでてあげるわ」

「なっ!!そんなの!!」

「できないなら、もう終わりよ。後はご自分でどうぞ。まぁ、私をおかずに一人でするくらいは許してあげるわ」

「わかった……」


131 : 以下、名... - 2012/05/02(水) 23:47:11.27 mOi7+duB0 62/281


「ふふっ、どうしたの??腰ちょっと動いてるけど??」

「……」

「素直じゃないわね。体は正直なのに」

「……ねぇさんのせいだ」

「そうよ、私のせいよ。全部、何もかも私が悪いの。そういうことにして、あなたは何も考えなくていいわ。ただ気持ちよくなることだけを考えて」

「……はぁ、はぁ」

「腰、速くなってきたわね。少しスピード押さえて。すぐにイっては駄目。感じてる顔を見せて頂戴」


132 : 以下、名... - 2012/05/02(水) 23:48:21.31 mOi7+duB0 63/281


「……くっ」

「そう、偉いわ。イきそうになったら腰を止めて」

「はぁ……はぁ……」

「そうよ。それで、射精感が収まったらまた腰を動かすの」

「~っ!!……くぅ!!」

「どう??実の姉の足をオナホにしてオ○ニーするのは??」

「どう?って!!……んんっ!!」

「ふふっ、声高くなってる。いい声だわ」

「くっ……もう……」

「駄目。駄目よ。そう、イキたくても我慢するの。ゆっくり……そう、射精をコントロールして……」



135 : 以下、名... - 2012/05/02(水) 23:55:29.03 mOi7+duB0 64/281


「はぁ、はぁ……」

「ふふっ、いい顔だわ。あなた……最高よ」

「くっ、ねぇさん……」

「イキたいの??イキたいんでしょ??そうね……随分我慢したものね……。偉いわ。誉めてあげる」

「ならっ!!」

「なぁに??」

「いか……せて」

「何か言ったの??よく聞こえないわ。」

「~~!!」

「声になってないわよ。かわいいからいいけど」


136 : 以下、名... - 2012/05/02(水) 23:56:58.58 mOi7+duB0 65/281


「ふっ、くぅ……!!イかせてっ!!もうっ……限界っ!!」

「仕方のない子ね……分かったわ……今から言うことをよく聞きなさい。言う通りにすれば、きっともう真っ白になるほどイケるわ」

「何??」

「いい??今から私が数字を数えてあげる。そうね……30から1づつ減らしていくわ。それでね……」

「0??0になったらイっていいの??」

「ふふっ、せっかちさんね。そうよ、0になったら死ぬほどイっていいわ。湯船の中、全部汚してしまいなさい」

「あぁっ、分かったから……速くっ数えてっ!!」

「腰速すぎよ……いい??0よ??0になる前にイったらそこで終わり。もうおしまいよ。勝手にイってそこでおしまい。そのあとは何もないわ、だから0よ??0だからね??」

「くっ、分かってるから……」

「……もし0でイけたら、またご褒美あげる。さぁ、始めましょうか」

「は、速く……」


141 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 00:05:24.83 RH9ip9CI0 66/281


「30、29、28、27、26、25、24、23、22、21……」

「はぁ……くっ!!駄目……ながっ……」

「そう、素直でいいわ。まだゆっくり……20、19、18、17、16、15、14…13…12…11……さぁ、あと10よ。もう少し、もう少しでイけるわよ」

「……はぁ、はぁ」

「10……9……8……」

「うぅ……」

「7……6……」

「……はぁ、もうっ」

「5、駄目よまだ5よ、いくらイきそうでも我慢するの」

「4、さぁ、そろそろね……おち○ちんすっごく熱いわ……」

「3、さぁ、3よ!!イキたいでしょ!!でも、もう少し我慢して!!」

「2、あっ、もうイっちゃうのね??イっちゃうんでしょ??」

「1!!イって!!次でイクのよ!!さぁ!!いくわよ!!」

「うっああああああ!!」

「0!!」


142 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 00:06:39.40 RH9ip9CI0 67/281


「あぁっ!!うっ!!あぁっ!!」

「ふふっ、すっごい量ね。脈打って、まだ出てるわ……」

「あぁっ!!くっ!!」

「さぁ、0でイケたご褒美よ。このまま手でしごいてあげる!!出し続けなさい!!」

「なっ、ねぇさっ……!!まだ、イってる途中!!」

「えぇ!!そうよ、そのままもう一回!!全部私の手で出してしまいなさい!!」

「うっああああああああああ!!」

「ふふっ、スゴイでてくるわね……」

「はぁ……はぁ……はぁ……」

「……あぁ……やっぱり最高よ、あなた」

「んっ……くぅ……」

「ふぅ…、やっと治まったかしら。小さくなってしまったものね」

「はぁ……はぁ……」



147 : 案の定猿ったww - 2012/05/03(木) 00:14:38.49 RH9ip9CI0 68/281


「はい、お疲れ様。よくできました」

「うっ、あぁ……」

「ふふっ、すごいわね。あなたの精子がどんどんお湯に浮いてくるわ」

「姉さん……」

「ん?」

「はぁ……はぁ……」

「ふふっ……」

「ふぅ……」

「落ち着いた??落ち着いたら上がりましょうか。のぼせちゃうしね。お湯は捨てていきましょう」

「はぁ……うん……」


157 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 00:37:05.61 RH9ip9CI0 69/281


~テラス~

「……姉さん」

「ん??吸う??」

「いや……今日はいい……」

「……そう」

「……」

「……浮かない顔ね??」

「姉さんは……平気なの??あんなことして……」

「仕掛けたのは私だもの。今更うろたえるも何もないわ。思いつきでやったわけでもないもの」

「そっか」


158 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 00:38:19.87 RH9ip9CI0 70/281


「ごめんなさい、あなたを困らせたかったわけではないの。こうなるとは……分かってはいたのだけれど……」

「そんな顔は、しないでほしい。僕にも責任がない訳じゃない……逃げようと思えば、抵抗しようと思えば、できたんだから、肯定もしたしね」

「優しいわね。あなたは……あれは、あれは私のわがままなのに……」

「そんなんじゃない……ただ、流されたのか望んだのか……よく分からないんだ」

「本気で抵抗されたら……冗談で済ませるつもりだったわ、勿論否定されてもね」

「そのくらい……分かってたよ」

「……そう」

「うん……」


160 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 00:39:40.33 RH9ip9CI0 71/281


「……三日後」

「えっ、三日後??」

「三日後に、また遊びにいくわ」

「どうして三日」

「空になったら充電しなきゃ行けないでしょ??男の子は三日かかるって、何かで聞いたわ」

「エロエロだ……」

「違った??」

「まぁ、そうだけど……」

「……もし、自分がもう社会倫理に背けないならのなら、その時は三日後脱衣所に鍵をかけれておけばいいわ。そして今夜のことは忘れなさい。月が見せた淫らな夢のようなものよ」

「分かった」

「もし、もう少し火遊びがしたいなら、三日後は普通にお風呂に入ってればいいわ。もちろん、その日まで一人でしちゃダメよ??三日空ける意味がないわ」

「うっ、分かった」

「それと、お互いに結論を出しあうまで、本当に遊びじゃ済まなくなるようなことはしないわ。これは約束よ。私も……あなたもね」

「うん。約束する」



161 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 00:40:51.03 RH9ip9CI0 72/281


「多少の火遊びなら、きっと私達も忘れられるわよね……」

「夢で終わると決まったわけじゃないだろ。それはきっとこれから次第だよ」

「そうね、時間はあるのよね。ゆっくり考えればいいんだわ。私も、あなたも」

「そうだね、ゆっくり考えるよ」

「ふふっ、弟の成長が見れて嬉しいわ」

「強くなったかな、僕は」

「そうね、しばらく見ない間に、随分と大きくなってたものね??色々」

「うっ……そういうことじゃないんだけど……」

「ふふっ、またね。部屋に戻るわ。おやすみなさい」

「うん……おやすみ、姉さん」

「そうそう……そう言えば」

「何??」

「手と足、気持ちよかった??」

「まぁ……かなり……」

「そう、それは良かったわ。三日後楽しみにしてなさい。ふふっ」


164 : >>162証明する方法はないけど、一応同一人物です - 2012/05/03(木) 00:45:28.65 RH9ip9CI0 73/281


~4日目 木曜日~

~自室~

「ん……」

「ほら、起きなさい」

「んー」

「起きなさい」

「ふぁ……」

「起きろって言ってるのよ!!」

「ごふっ!!げほっ、げほっ!!」

「おはよう。目は覚めたかしら」

「げほっ!!うっ……おはよう」

「速く支度なさい。遅れるわよ」


165 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 00:46:38.25 RH9ip9CI0 74/281


「えっ、うわっ、もうこんな時間??」

「目覚ましかけなかったの?」

「あぁ、忘れてたかも。っていうか、寝ている人間の腹に肘入れなくても……」

「起きないほうが悪いのよ」

「ごもっともです……」

「ほら、速く着替える」

「うん、分かった」

「まったく、世話の焼ける……」

「すいません……」


170 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 00:54:59.50 RH9ip9CI0 75/281


~居間~

「私先に行くわ」

「ん、いってらっしゃい」

「鍵かけといてね」

「うん、分かってるよ」

「……じゃあ」

「うん」

「……眠い」

「昨日いろいろ考えて眠れなかったからな……」

「どっかの授業で寝よ……」


171 : そろそろやっと前回の続きに入るけど猿っていうねww - 2012/05/03(木) 00:57:05.86 RH9ip9CI0 76/281


~昼 教室~

男3「おーっす!!帰ったぞー」

女2「お帰り。っていうかうるさい」

男4「今日は購買に先輩がいたからな。ご機嫌なんだ」

女1「よかったねー」

「ふぁ……」

女1「眠そうだね」

「あー、うん正直眠い」

男3「なんだよ??夜になんかあったか??」

「あーいや。特になにも……」

女2「午後の授業は寝ないほうがいいよ、アタシも流石に寝ないようにしてるし」

「そうなの??」

男4「あぁ、特にうちらの担任の授業は寝ないほうがいい。あの先生、美人だけどこぇぇからな」

「あー、確かにそれっぽい」


172 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 00:58:15.49 RH9ip9CI0 77/281


女1「普段優しいんだけど課題とか容赦ないんだよねー」

男3「それだけが玉に傷だよな。まぁ、おっぱい大きいしいいんだけどさ」

女2「気持ちはわからんでもない」

女1「いやいや、女のあなたが賛同してどうするのよ」

女2「あのいかにもクールでできる女って感じの容姿であのけしからん胸はやばいって」

女1「それおっさんの台詞……確かにちょっと憧れることもなくはないね」

男3「先輩とは違うベクトルで超美人だ」

女2「あんた顔と胸しか見てないでしょ。授業聞きなさいよ」

男3「おめぇに言われたかねぇよ」

男4「まぁ、授業はわかりやすいし。なんだかんだで面倒見いいから人気はあるな。最大の人気の要因は容姿だが」

「仕方ない。頑張って起きてるか……」


174 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 00:59:26.24 RH9ip9CI0 78/281


~玄関~

「ただいま……」

「お帰り。眠そうね」

「うん……眠い」

「……夕飯の買いだし、忘れてるでしょ??」

「そうだっ!!今日は僕が作るって!!」

「全く……仕方ないわね」

「買ってくる!!」

「私が作ってもいいわよ??部屋で寝てなさい」

「いや、いいよ。言い出したことだから。僕が作る」

「そう……気をつけてね。寝ぼけて事故なんて起こさないように」

「そんなことしないって」



175 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 01:00:37.45 RH9ip9CI0 79/281


~居間~

「いただきます」

「いただきます」

「……」

「……」

「……」

「……美味しい??」

「……食べれなくはないわ」

「うっ……ごめん」

「サンドウィッチは美味しかったけど、こういう料理は苦手なの??」

「苦手っていうか……普通にしか出来ない」

「料理してるところ見てたけど、少し雑だわ。味付けとか、火を通す時間とか」

「すいません」


176 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 01:01:49.82 RH9ip9CI0 80/281


「まぁ、普通の夕飯に並ぶ家庭料理ならこれでいいとは思うけどね」

「姉さん的にイマイチなら家庭料理では出せないじゃないか」

「……私、味にはうるさいもの。料理は好きだしね」

「精進します」

「えぇ、そうなさい。レシピの通りに落ち着いて丁寧にやるのよ。そうすれば大抵はうまくいくわ。プロがレシピを作ってるんだもの。私たちはそれをトレースすればいいの」

「おっしゃる通り」

「今日は私が片づけてあげる。先にお風呂に入って早く寝なさい」

「うん。そうする」


177 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 01:03:30.51 RH9ip9CI0 81/281


~テラス~

「あら。寝てなかったの??」

「寝る前にね。一服しにきた」

「そう」

「一本頂戴。あと、火も」

「えぇ」

「ふー……」

「落ち着いてるわね」

「ん??何が??」

「あなたが、よ」

「別に……普通だけど……」

「ふふっ、昨日あんなことしたのに??」

「うっ……それはまぁ……それだよ……」

「あなたそれ、返答になってないわよ」

「笑わなくてもいいじゃないか……」


178 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 01:04:40.22 RH9ip9CI0 82/281


「ふふっ」

「……」

「……本当は、不安だったわ」

「えっ??」

「嫌われることはないだろうと思ってはいたけど……距離を取られたら、また、一緒に暮らせるようになれたのに、私から離れていったらどうしようって……」

「……」

「それでも……自分自身、どうにもならなくて。悩んで……許されないことなのに……悩んで」

「珍しいね」

「何が??」

「姉さんがそんなふうに、弱みを見せることが」

「……気の迷いよ。……忘れて頂戴」

「分かった」


180 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 01:05:49.73 RH9ip9CI0 83/281


「でも……感謝するわ。今日一日、一点の曇りもなく、普通に振る舞ってくれたこと。私を今まで通りに『姉さん』と呼んでくれたこと」

「やっぱり、今夜はらしくないよ。姉さん」

「ふふっ。そうかもね。きっと、月と煙草のせいよ」

「そうだね。僕も、そう思う」

「ふふっ」

「ふぁ……」

「もう寝なさい。明日も学校でしょ??」

「うん。そうだね。お休み。姉さん」

「えぇ、お休み」


187 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 01:19:21.38 RH9ip9CI0 84/281


~5日目 金曜日~

~居間~

「おはよう」

「おはよう」

「はい、シリアル」

「えぇ、ありがとう。いただきます」

「いただきます」

「今日は眠くない??」

「うん、大丈夫」

「……私は眠いわ」

「仕方ないね。朝だから」

「まったくよ……」

「明日から週末だから、頑張ろうよ」

「……それもそうね」


190 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 01:20:31.16 RH9ip9CI0 85/281


~昼 購買~

男3「あれ??先輩がいない。いつも先にいるのに」

男4「授業終わるの微妙に早かっただろ、待ったら来るんじゃね??」

「えぇっ!!ちょっ!!待つの!?わざわざ!?」

男4「えっ??こいつはこういう時待ってるけど??」

「うわぁ……流石にそれは……ないわぁ……」

男4「えっ??いや……ちょっと待て……よくよく考えればそうだな。イカン、俺もこいつに影響されておかしくなってた」

「落ち着いて、気をしっかり持った方がいいよ」

男3「何か俺がすげー頭おかしい人みたいに言われてるけど」

男4「何を今さら」

男3「ひでぇな!!おい!!」

「まぁ、とりあえずご飯買おうよ」

男4「……こいつ、結構ちゃっかりしてるよな」

男3「あぁ、なんつぅか、図太い」



193 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 01:21:52.21 RH9ip9CI0 86/281


「よし、お昼決定。これにしよう」

「あら??」

男3「えっ」

「あっ」

男4「おぉ。ばったりだな。まぁ同じ購買使ってて今までこうならなかったのが逆に不自然だが」

「……」

男4「ほら、折角目があったんだ。何か言わなくていいのかよ。初チャンスだぞ」

男3「なっ、何を話せばいんだよ!!」

男4「俺が知るかよ……」

「……」

「あなた、いつも遠くから見てる人よね??」

男3「は、はいっ!!」

男4「あちゃー」

「声裏返ってる&ストーカーばれてる」


194 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 01:23:02.37 RH9ip9CI0 87/281


男3「えっ、えっと……」

男4「落ちつけよ」

「そうそう、落ち着きなさい。顔真っ赤にしちゃって。かわいいわね」

男3「かっ、かわいいっ!!」

男4「舞い上がるなよ。お前まだ何も喋ってないぞ??」

「遠くから見ているだけじゃ、何にもならないのよ。ちゃんと言葉にしないと」

男3「うっ、なら……」

「ふふっ、頑張ってね」

男3「えっと!!じゃあ、今から一緒に!!お昼でもどうですか??」

男4「おー、ストレート、真っ向勝負か……何か俺感動した」

「いや、いきなり勝負しすぎでしょ……バッターが打席に立つ前にど真ん中投げてるようなものだよ……」

男3「余計な茶々入れるなよ!!」

「そうね、頑張ったのは偉いけど、私以外の女の子で頑張ることをお勧めするわ」

男3「なっ!!」

男4「あー……」


195 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 01:24:12.51 RH9ip9CI0 88/281


「だから言ったのに」

「きっと素敵な人が見つかるから、頑張ってね」

男3「いやっ、そっ、そんな!!」

「じゃあね。またここで会いましょう。サヨナラ」

男4「サヨナラー、ご迷惑おかけしましたー」

「今この瞬間、ゲームセットがプレイボールを追い越した」

男3「さ、さよなら……」

男4「残念だったな。まぁ、何だ……頑張れ」

男3「うっ、畜生~~!!」

「……強く生きろ」


196 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 01:25:22.72 RH9ip9CI0 89/281


~教室~

女2「何か一人死んでる奴がいるんだけど」

女1「何かあったの??」

男4「先輩に振られた」

男3「うぅっ……畜生!!」

女2「哀れね」

女1「元気出して」

女2「まぁ、分かってたからいいじゃない」

男3「分かってなかったよ!!叶わぬ恋とは知っていたけど!!高嶺の花だと分かってもいたけど!!」

女1「それをわかってたっていうんじゃないかな??」

「ご愁傷さま」

男3「うわ~ん!!」


197 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 01:26:52.97 RH9ip9CI0 90/281


男4「泣きつくな。男に泣きつかれてもうれしくねぇ。まぁ、何だ。諦めろ。先輩はお前の事、完璧眼中になかったぞ??」

女1「結構きついこと言うね……」

男4「客観的な事実だし……何より自己紹介すらさせてもらえなかったもんな」

男3「そういえば、まだ先輩俺の名前知らないじゃん!!」

「焦りすぎだって言ったじゃないか」

女2「名前も知って貰えてないのに、お昼誘ったのか……馬鹿だ」

女1「それは暴走じゃないかな、らしいと言えばらしいけど……」

男3「ぐすっ」

女1「ほらっ、ティッシュあげるから、鼻かんで、ねっ??」

男4「いい奴だ」

女2「甘いんだから」

「いい奴」

女1「えっ??何が??」

「ううん。何でもない」



199 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 01:28:16.71 RH9ip9CI0 91/281


~夜 居間~

「いただきます」

「いただきます」

「……やっぱり美味しい」

「そう。よかったわ。それよりも」

「何よりも??」

「何よそれ??まぁ、いいけど……私、今日口説かれたわ」

「いや、報告しなくても、昼のことだろう??」

「そうね。ちょっとかわいそうだったかしら。名前も聞かずに振っちゃって」

「……まぁ、変に希望持たせるよりはいいんじゃない??傷が浅くて」

「あの子ずっと私に憧れてたみたいだから、結構ショックかもね」

「っていうか、いつも見られてるの迷惑じゃなかったの??」

「別に、見られてるだけなら何の問題もないわ。あなたも分かるでしょう??人目を引く容姿という素質を持ってるんだもの、仕方ないわ」

「……まぁ、確かに。街で視線を感じる時もあるし、自覚もあるかな」

「そうよ、気にしたら負けって言うじゃない」


200 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 01:29:33.19 RH9ip9CI0 92/281


「姉さんが言うと説得力あるよ。姉さん、すごい男寄って来そうだもんね」

「一々あしらうのも、面倒だわ。しつこいのもいるしね」

「世間で言ったら殺されると思うよ……まぁ、姉さんは容姿以外もパーフェクトだし、仕方ないけど」

「あなただって顔以外にも素質あるわよ。人よりも大概は上手くできるでしょう??」

「姉さんには負けるよ。昔から、何をやらしても姉さんはすごいじゃないか」

「一々私と比較しなくていいわ。その癖は唯一、私の躾けの失敗だわね」

「何をやるにも姉さんが基準だったからね」

「まぁ、でも。昔よりはましになってるようで良かったわ。その癖」

「そうだね。神経太く生きないと、やってらんないってことは離婚から学んだ」

「いいこと言うわね。あなた」

「どうも……お茶入れるよ」

「えぇ、お願い。そうそう、あなたのお茶は悪くないわ」

「それはどうも」


202 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 01:31:22.39 RH9ip9CI0 93/281


~テラス~

「火」

「ん」

「明日よ」

「知ってる」

「もう決まってる??」

「……まぁね」

「……そう」

「昼は僕が作るよ。何がいい??」

「任せるわ」

「分かった」

「……ん~」

「寝る??」

「そうするわ。おやすみ」

「おやすみ、ねえさん」


210 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 01:45:21.65 RH9ip9CI0 94/281


~6日目 土曜日 休日~

~朝 弟の自室~

「……ん~」

「……朝だ」

「……約束の日だ」

「……イカン、今からムラムラしてどうする。まぁ、すごい生理現象起きてるけど」

「……トイレ行こう」


211 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 01:46:55.55 RH9ip9CI0 95/281


~昼 居間~

「はい。チャーハンにしてみた」

「えぇ、いただきます」

「召し上がれ」

「あら??なかなか美味しいじゃない。お米パラパラでふわふわだし」

「どうもです」

「あなたの傾向として、一品ものは得意とみたわ」

「あぁ、そうかも。こういうのばっか作ってきた気がする。簡単に済ませれるやつ」

「なるほどね……うん、美味しい」

「どうもどうも」


216 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 02:00:00.01 RH9ip9CI0 96/281


「午前中は掃除してたみたいだけど、終わった??」

「いや、それが全然。この家無駄に広いんだもん。参っちゃうよ」

「そうね。全部やると終わらないものね。終わったとしても、終わった頃にはまたどこかに埃が溜まってるわ」

「ホント、キリがないよ。庭も荒れ放題だしね。あの無駄な広さの庭はどう手をつけたらいいのか……」

「今度業者でも呼ぶわ。庭は元々そうしてたもの」

「そっか。姉さん午前中何してたの??」

「家のお金とか色々ね」

「へ~。遺産とか大丈夫なの??かなりの金持ちだったってイメージはあるけど」

「大丈夫よ。資産の整理はもう終わってるもの。小難しい争いは起きないわ。私が変にサインしたり、資産を増やそうとしない限りはね??」

「どのくらいお金あるんだろう、家って……」

「聞かない方がいいわ。お金は人を変えるもの」


218 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 02:01:13.72 RH9ip9CI0 97/281


「……すごいあるってことは分かった。午後は暇??」

「もう少しやる事があるわ」

「そっか。僕ももう少しで終わりそうだよ。一部しかやってないけどね。後はテラスかな」

「一部でもありがたいわ。一人だった時は正直手が回らなかったからね」

「だろうねー」

「終わったら出かける??」

「そうだね、引越してちょっと足りないものも出てきたから、それの買いだしかな」

「そう。夕飯は私が作るわ」

「分かった。一緒に買い物行く??」

「遠慮しておくわ。普通姉弟で一緒に買い物なんてしないでしょ??この年で」

「うっ、それもそうだね」

「ふふっ、デートしたいならちゃんと計画は立てときなさい」

「そうする……」


219 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 02:02:43.89 RH9ip9CI0 98/281


~自室~

「あぁ、そういえば、荷ほどきが微妙に残ってたな……」

「掃除しながらやるか」

「え~っと、ハサミハサミ」

「確か引きだしに」

「あれ??これ……」

「手紙、父さんから??…………遺書??」

「それに……この箱ってよくドラマとかで見る……」


220 : 次からエロですが猿がやばい - 2012/05/03(木) 02:03:57.39 RH9ip9CI0 99/281


~夜 居間~

「ごちそうさま。美味しかった」

「お粗末さま。片づけは私がやるわ」

「分かった。あー、お腹いっぱいだ」

「そう、なら少し休んでなさい」

「あぁ、うん……」

「お風呂は9時からがいいと思うわ」

「わ、分かった」

「……」

「……」

「部屋に戻るよ……」

「寝たら駄目よ??」

「分かってるよ……」


229 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 02:29:06.47 RH9ip9CI0 100/281


~風呂~

「来ると分かってるからこそ凄い恥ずかしい」

「……」

「……」

「こんばんは」

「こっ、こんばんは」

「隣、いい??」

「……どうぞ」

「……扉を開けるとき、かなり緊張したわ。開かなかったらどうしようってね」

「うん……」

「いいのね??言っておくけど、私たちは間違ってるのよ??」

「……知ってるよ。それでも……まだモラトリアムの中にいるけれど、その……もう少し……つまり、そういうことだよ」

「断る理由もあるでしょうに」


230 : 今回落ちたら諦めるんで永遠にお蔵入りです - 2012/05/03(木) 02:30:38.69 RH9ip9CI0 101/281


「世間体とか、社会倫理とかだろ??それは自分の意思じゃない。ただ、その中で選択するのは……自分の意志だけど」

「……そう。言うようになったわ」

「……子供の戯言だよ」

「私たちのやってる事は、児戯なんでしょうね」

「……そうかも」

「……ままならないわね」

「……ままならないね」

「……体洗った??」

「まだ」

「背中、流してあげる」

「……うん。よろしく」

「さぁ、始めましょうか」


231 : 書き溜めは最後までしてあります それとまだ半分くらいあるから眠い人は寝てくれww - 2012/05/03(木) 02:32:08.78 RH9ip9CI0 102/281


「……すでに随分と興奮してるみたいね」

「うん……」

「ふふっ、恥ずかしがらなくていいのよ。私、嬉しいわよ」

「……ど、どうも」

「ほらっ、足は自分で洗って」

「うん」


233 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 02:33:20.11 RH9ip9CI0 103/281


「足、終わりました」

「御苦労さま」

「えっと……」

「背中向けなさい」

「うん……」

「触るわよ」

「んっ」

「ふふっ、おっきいね」

「だって……」

「いいの。いい訳なんかしなくていいわ」

「くぅ、分かった……」



234 : 少なくとも落ちたらVIPではやらない - 2012/05/03(木) 02:34:47.64 RH9ip9CI0 104/281


「そうよ……前にも言ったでしょう??抵抗しないで。私の手に包まれる感覚に集中しなさい」

「……うっ……」

「そうよ……その調子よ……感じてるわね」

「……ん、ねぇさん……」

「なぁに??」

「気持ち……いい」

「ふふっ、そう。良かったわ」

「……んっ」

「……はい、おしまい」

「ええっ!!超中途半端だよ!!」


236 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 02:36:31.69 RH9ip9CI0 105/281


「冗談よ、冗談。手コキはこれで終わりってだけよ」

「そ、そっか」

「だって、手と足はもうやったじゃない。おんなじことやってもつまらないでしょう??ふふっ、今回はただ洗っただけよ」

「じゃぁ……何するの??」

「何してほしいのかしら??」

「何って……」

「さぁ、何して欲しいのか言って御覧なさい」

「うぅ……」

「私、何でもしてあげるわよ。知ってるでしょ??」

「じゃあ……口でして欲しい」

「そう来ると思ったわ」

「まぁ、定番ですし」

「そうね、上手くできるかどうかはわからないけどね。こっち来なさい。ほら、そこに座って」

「うん」


237 : とりあえず落ちないように頑張る - 2012/05/03(木) 02:38:17.82 RH9ip9CI0 106/281


「間近で見ると結構グロいわね」

「ごめんなさい」

「あなたのせいじゃないわ。準備いい??」

「うん……」

「こうして欲しいって思ったら言って、どうすると気持ちいいのか分からないもの」

「分かった」

「ンは……ぁ。ぷちゅ……れろ、ぺろっ……ちゅりゅっ、んぷ……ちゅ……るりゅ……」

「ン……はぁふ、ちゅる……ぴちゅ、ぺちゃっ……れる、ぇるんっ……んは……ぁ、ぷちゅ……」

「くっ……」

「ん、ちゅる、ぴちゃっ、れる、んるちゅ……」

「はぅ……」

「んむっ、ちゅっ、ちゅるっ、ぺちゅっ……れろ…れろ……はふっ、んちゅっ、ちゅくっ、んむっ」

「ちょっ、ねぇさんっ!!」

「……何処が弱いのかは分かったわ」

「……早すぎだよ……」


242 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 02:49:26.93 RH9ip9CI0 107/281


「あなたへの理解に対しては何よりも天性の才能があると自負してるわ。それに、まだ舐めただけよ??咥えてすらないわ」

「……一応聞くけど、初めてなんだよね??」

「根元から噛みちぎってあげましょうか??」

「ごめんなさい」

「あなたも……初めて??」

「当然だよ……」

「もてるでしょ??」

「付き合ってくれって言われて、付き合ったことはあるけど……別に何もしなかった。メールとか電話とかほぼ毎日だったから鬱陶しくて速攻で切ってた、週末に遊びに行くのとかも面倒で断ってた。で、すぐに振られた」

「付き合うって普通そういうものなんじゃないの??よく知らないけど」

「僕もよくわかんないよ。どうしてあんな何にも知らない人と恋人ごっこなんかしなきゃならないのか理解できない」

「そうよね、恋愛するならやっぱり姉弟よね」

「……狂ってるって言われると思うけど。最高に納得した」

「ふふっ……続けましょうか。……咥えるわね」

「……うん。お願い」


243 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 02:52:10.38 RH9ip9CI0 108/281


「はむっ……ン、むちゅっ……じゅるるっ……」

「えっ……ちょっ……ねぇさっ……」

「ん??はぁふっ……んう……んむ、ぢゅ、ぢゅるっ……ちゅぷっ……ぢゅる、ぢゅうぅ……なぁに??」

「……うますぎて……ほんとっ」

「……まぁ、コツはつかんだわ」

「やっぱり早すぎだよ……」

「あむ……んっんっ……ぢゅ、ぢゅっ……ちゅる……れろ……」

「んっ……」

「いい??分かってると思うけど、射精は我慢するのよ」

「うっ……うん。分かってる」

「はぁふ、ん、んぷっ……ぢゅる、ぢゅ、ぢゅぅっ……んは……はぷ……れろ……」

「んっ……くっ」



244 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 02:53:22.32 RH9ip9CI0 109/281


「んぁ……大きいわね……んんっ……んぶ、ちゅっ……」

「~~!!」

「……っぢゅぷ、ぢゅぽ、ぢゅ、ぢゅっちゅ……、んむぅ……はぅっ……ぢゅるるっ!!」

「気持ち……良すぎっ……」

「んっふふっ……ほんと、気持ちよさそうね……我慢汁っていうのかしら??それもでてきたし……ちゅぴっ……ちゅるるっ……」

「はぁ……はぁ……」

「ンク……ん、っはぁぁ……はあ、ふうっ……んむ……ちゅぅ……」

「……くぅ!!」

「あぁふ、んむ……ン、……んぢゅ。ぢゅぅる……ちゅぷ、ちゅぴ、ぢゅぷちゅっ……」

「はぅ……んン!!」

「……ンぐっ……ン、ぷちゅっ……ぢゅっ……、ぷっ……ちゅぴっ……ンンっ、む……ぢゅるりゅっ…、ぢゅっ……」

「んっ!!……いいよっ、ねぇさんっ!!」


271 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 06:19:11.77 RH9ip9CI0 110/281


「……っぢゅるるるっ、ぢゅちゅっ、ぢゅるっ……」

「ん、くぁっはぁ……はぁっ……」

「んんっ、ぬるぬるって、いっぱい出てきたわ……はぷっ、んちゅっ、ぢゅっ……」

「んんっ……ほんと……ねぇさん……すごっ……」

「んむっ…、んっんっ……ちゅるっ……」

「はぅ……」

「あぁふっ……ん、んちゅぅ……ぢゅるっ」

「~~!!」

「はふっ……んっ……ぢゅっ、ぢゅる……ぷはぁっ、やっぱり、我慢しなくていいわ」

「えっ??」

「ん、んぷっ……ちゅっ……素直に出していいわよ。でも、2回戦もあるから、そこは調整して」

「そんなっ……無理……!!」

「あなたならできるわ……ぅぶ……!んんっ……む、ちゅっ……」



273 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 06:20:22.37 RH9ip9CI0 111/281


「……はぅっ……くっ……」

「すぐにイっていいわ。飲んであげるから、出しなさい」

「わ、わかった」

「はふっ……ぢゅぷっ……ぢゅっぢゅっ、んふぅっ……はあ、むっ……」

「あぁ!!……くっ」

「んは……ぁ、ちゅっ……ぢゅるっちゅ、ぢゅぅる……」

「んっ、なんか……無理やり……ねぇさん……」

「ン……イっていいわ……ぢゅるっ……ぢゅ、ちゅっ」

「イクよっ……ねぇさん!!」

「ん……ぢゅっ……んっ、ンぢゅるっ……ぢゅるっ、ぢゅちゅっ……」


276 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 06:21:32.92 RH9ip9CI0 112/281


「うっああっ!!」

「ングゥ……!んっ!!ふっ……ン……コクっ……、ン、ンクっ……ん……」

「あぁ、ねぇさん……全部……飲んでる……」

「ちゅぱ……ぷはぁっ!!けほっ、けほっ、はぁ……はぁ……」

「……大丈夫??ねぇさん??」

「うっ、けほっ……馬鹿ね……出しすぎよ……んンっ」

「ごっ、ごめん……」

「いいわ。ふぅ……すこし苦いのね……あまり美味しくはないわ」

「飲むもんじゃないし……」

「飲むもんでしょ、精液は」

「ええっ!!」

「冗談よ」


279 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 06:22:45.11 RH9ip9CI0 113/281


「……はぁ。ねぇさん、最後何か投げやりじゃなかった??」

「そうね。ごめんなさい、ちょっと無理やりイかそうとしたわ。んっ……ネバネバするわね……。口、漱いでいい??」

「あぁ、うん…ごめん」

「ふぅ……フェ○チオって……イマイチ興奮しないわ」

「あぁ、まぁ。男が感じるもんだし」

「そういう意味ではないわ。まぁ、かなり集中できるし、直接感じさせてるって感じがするし、口でするのも悪くはないけど……」

「えっ??」

「顔が見にくいもの。だから駄目よ……折角してあげるだもの、感じてる顔を見ないと……面白くないし、こっちが興奮しないわ」

「そ、そうですか……」

「して欲しい時は言いなさい、してあげるから。でも……私的には微妙だわ」



281 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 06:23:59.03 RH9ip9CI0 114/281


「すっごい上手だったのに……ねぇさん」

「ふふっ、ありがと。でも、少し残念ね。まぁ、悪くはないのだけれど」

「あぁ……うん……して欲しい時は……言うよ」

「もう一回漱いでいい??」

「うあぁ、うん。大丈夫??」

「ちゃんと漱いでおいた方がいいでしょ??」

「まぁ、そうなんだろうけど……」

「馬鹿ね……さて……手、口、足は済ませたから……次は何をしようかしら……」


283 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 06:25:39.97 RH9ip9CI0 115/281


「なら……ねぇさん……次は、僕にさせてよ」

「えっ??」

「僕だけが気持ちいいのなんて卑怯だろ??」

「……別にいいのに」

「……いや??」

「嫌ではないけど……あなたを感じさせてこその私だし……」

「僕はねぇさんの価値観が時々わからないよ……」

「そんなもの人それぞれだもの、仕方ないわ」

「あぁ、うん……ねぇさん、こっち来て」

「まだ私、OK出してないわよ」

「なら、今日はこれまでにしとく??」

「『……そうね、終わりにしましょう』って言ったらどうするのよ」

「……ねぇさんに、したいんだ」

「素直にそう言えばいいのよ」


284 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 06:27:04.30 RH9ip9CI0 116/281


「どうすればいい??」

「そのまま、僕に背中を預けてくれればいいよ」

「湯船の中よ??」

「前もそうだったじゃない」

「そうね。流石に、正面から体をいじくられるのは恥ずかしいわ」

「うん。ほら、こっち来て」

「仕方ない子ね……」

「えっと……」

「……胸、触って」

「うん……」

「そう……そのまま……よ、あまり強くしてはだめ。ゆっくり、爪を立てないで……」

「こう??」

「そうよ……悪くないわ」


285 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 06:28:24.75 RH9ip9CI0 117/281


「……なんか、普通に主導権とられてる」

「気にしないの……んっ」

「まぁ、いいか」

「んっ、そうよ。その調子」

「ん……ちゅっれろ……」

「ちょ……何してんのよ…」

「首筋にキス」

「まぁ……いいわ。くすぐったいけど」

「ちゅっ、ちゅっ、ん……」

「ンっ、あっ、こら……手は休めないの……」

「んっ、ごめん……」

「んっ、はぁ……んっ…胸って……悪くないわね……」

「んちゅっれろっれろっ……」

「ふっ……くっ、んんっ!!」


287 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 06:31:18.58 RH9ip9CI0 118/281


「待って、下は……」

「駄目??」

「いいけど……」

「??」

「指は入れちゃだめよ。これは絶対」

「えっ??あぁ……うん……分かった」

「初めて入れるのが指だなんて……ちょっと嫌じゃない」

「んー、そういうもんか」

「そういうもんよ、誰の為にとってあると思ってるのよ……」

「なんか嬉しいかも」

「ふふっ、いいわよ。触って」

「うん。ありがと」




339 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 10:44:16.81 RH9ip9CI0 119/281


「……もう少し下」

「うん……」

「そう……もう少し……そこよ」

「ここ??」

「んっ……こら、あんまり強くしないの。まだ慣れてないんだから」

「ごめん、大丈夫??」

「大丈夫よ。いい??女の体はデリケートなの。特に、まだ誰にも触らせたことのない体はね」

「わ、分かった……」


342 : 猿って2回くらい不貞寝しました - 2012/05/03(木) 10:45:26.80 RH9ip9CI0 120/281


「よろしい。ふふっ……」

「ん…ちゅ……」

「ちょっ、首筋も同時なんて……」

「ンっ、ちゅっ……」

「はうっ!!ンっ……」

「クリ、気持ちいいんだ……」

「馬鹿っ!!」

「可愛いよ、ねぇさん」

「んっ、ふぅ……はぅ」

「……ねぇさん」

「んんっ……くっ……」


344 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 10:46:56.44 RH9ip9CI0 121/281


「ふぅ……はぅ……」

「んっちゅ……」

「ちょ、馬鹿っ……いい加減に、同じところばっかり……」

「あぁ、ごめん。ならこっち……」

「……ちょっと指は入れないでって……」

「入り口だけだよ……」

「ならっいいけど……んっ」

「んっ、胸と、下……両方って……」

「集中して、ねぇさん。素直に感じてほしい……」

「もうっ……それっ私の台詞……」

「んっ……くっ……はぁ…はぁ……ふぅっ!!ンンっ!!はぁ……はぁ…、悪く……ないわ……」

「ちゅっ……れろれろ……」

「んんんっ!!くっ!!はぁ……はぁ……うっ、あぁ……」



346 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 10:48:03.12 RH9ip9CI0 122/281


「コツはつかんだかも……」

「馬鹿っ……早すぎよ……」

「誰の弟だと思ってるの??」

「知らないわよっ!!……くぅっ……!!」

「れろ……ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ」

「くっ……はうっ……あぁ……それっ!!」

「きもちひひ??れろ……れろ…」

「ふぅ……くっ……あああ!!」

「綺麗だよ……ねぇさん……」

「んんっ!!あっあっあっ……はぁ……あぅっ!!」

「ふふっ……いい声だよ……ンっちゅっ……」

「くぅっ……はぁ……はぁ……ねぇ……??」

「ん……なぁに??」



348 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 10:49:40.66 RH9ip9CI0 123/281


「キスっ……あっ!!……キス……してっ??口、ちゃんとすすいだからっ!!お願い!!」

「……いいよ」

「ん……ちゅっ、ちゅぅ……ンっ……はぷっ……」

「んんっ……ちゅぅ……れろ……はぅ……ちゅっ……ちゅっ…」

「れろ……れろ……ちゅっ……はぁ……」

「ちゅっ……ちゅっ……んんっ……はぁ……はぁ……」

「キス……しちゃった……くぅうっ!!あぁっ!!ちょっ……あぁっ!!」

「まだ、気を抜いちゃだめ……終わってないでしょ??」

「馬鹿っ……はぁ……ちゅっ……」

「ちゅっ……れろ……っ……」


350 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 10:50:54.25 RH9ip9CI0 124/281



「ふぅっ……はぁ……はぁ……くぅ……」

「ンちゅ……れろ……」

「はぁ……んっ!!」

「ん……」

「んんんんんっ!!!!!ああぁっ!!」

「ちょっ!!ねぇさんっ!!大丈夫っ!!」

「はぁ……はぁ……ふぅ……」

「イった??」

「ふぅ……まさか……あなたに全身痙攣するほどイかされるなんて思わなかったわ……」


353 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 10:52:05.49 RH9ip9CI0 125/281


「気持ちよかった??」

「はぁ……はぁ……すごいのね……イクって……」

「それは何より」

「はぁ……ふぅ……なんか腑に落ちないわ」

「そんなこと言われても……」

「ふふっ、やっぱり感じさせてこそ私よね」

「うっ…」

「おち○ちん、また大きくなって、背中に当たってるわよ」

「えーっと……」

「ほら……こっち来なさい。そう、バスタオル敷いてあげるからそこで横になって」


354 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 10:53:29.33 RH9ip9CI0 126/281



「……こう??」

「ええ、そうよ……ふふっ。すごい勃ってるわね」

「恥ずかしい……」

「ふふっ、ごめんなさい。上、失礼するわね。またがるわよ」

「……まさか……するの??」

「したい??」

「……」

「安心なさい。答えは急がなくていいわ。私も、今日はするつもりはないもの」

「うん……」

「そんな顔しないの。楽しみましょう??」

「そうだね、何するの??」

「これ」

「何……それ??」

「いわゆるローション。基本的にお湯で薄めて使うらしいわ」

「何時の間に……っていうかそんなものどこで……」


356 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 10:54:52.80 RH9ip9CI0 127/281


「世の中にはインターネットという便利なものがあるわ。まぁ、最後まではしないけど、疑似挿入よ」

「……疑似挿入??」

「素股っていうのかしらね」

「なるほど……」

「これだと、顔が良く見えるわ」

「顔顔って……」

「私たちの顔は立派な才能よ。胸を張りなさい」

「ねぇさん、メン食い??」

「かもね。あなた以外の顔はかなりどうでもいいけど。さぁ、楽しみましょう」


358 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 10:56:11.79 RH9ip9CI0 128/281


「ローションってすごいわね……」

「僕もびっくりしてます」

「とろとろよ」

「とろとろだね」

「悪くないわ」

「うん」

「さて……こうかしら」

「うっ……うん……」

「ふふっ……すごいわ……ローション……やるじゃない……」

「たっ確かに……」


361 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 10:57:22.51 RH9ip9CI0 129/281


「クリにもちゃんとこすりつけて……ふふっいい感じね……」

「んっ……くっ……」

「すごいすごいっ……すごいヌルヌル……」

「はぁ……はぁ……」

「もう息上がってるわよ??大丈夫??」

「だいっ、じょうぶ……一回出してるから……我慢できそう……」

「頼もしいわね……んっ、私も……気持ちいいわ……」

「うん……はぁ……くぅ……」

「できるだけ我慢してね。許可なしでイクのは禁止」

「わっ、分かってる」

「よろしいっ……はぁ……あンっ……」



363 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 10:58:46.37 RH9ip9CI0 130/281


「はっはぁっ……んっ……くぅ……」

「んっ……ふふっ……凄いわ、凄い感触っ!!とろとろヌルヌルって……」

「うんっ……すごいっ……!!はぅっ!!」

「いいわっ……そうよ……その顔よ……その声も……もっと聞かせて頂戴……」

「うんっ!!ねぇさん……もっと、もっとして……」

「えぇ……ンっ……はっ……んんっ……私も……気持ちいい……」

「ねぇさっ……はぁ……うぅっ……」

「うん、うん……そう……綺麗だわ。その顔……」

「あぁ……くっ……」

「んっ……ねぇ??聞こえる??凄い音よ……くちゅくちゅ言ってるわ」

「あぁ……うんっ……すごい音……」

「そうね……いい音だわ……ふふっ……あぁっ!!」





365 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 10:59:58.32 RH9ip9CI0 131/281


「ねぇさんも……凄い綺麗だよ……」

「そう……ありがと……ほらっ」

「はぁっ……くぅ……ねぇ……さんっ……そんなっ……速くしちゃっ!!」

「ふふっ……そうよ……いいわ……あぁ……やっぱりこうでなくちゃ……」

「……ちょっ……はぅうっ!!駄目だって!!」

「ごめんなさい……私はその顔がもっと見たいの……」

「……あぁ……ううっ!!」

「ふふっ……最高よ……」

「~~~~!!」

「たまらないって顔してるわね……いいわ……もっと感じて頂戴」



367 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 11:01:08.35 RH9ip9CI0 132/281


「はぁ……はぁ……はぅ……んっ!!」

「ふふっ……あぁ……はぁ……」

「ねぇさんっ!!」

「ん??なぁに??」

「ごめんねぇさんっ!!」

「駄目よ。まだイっては駄目」

「違うっ!!そうじゃない!!もっと、もっとしてっ!!」

「欲張りね……いいわ……もっと速くしてあげる」

「うんっ!!うんっ!!……うううっ!!」


369 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 11:02:26.86 RH9ip9CI0 133/281


「ふふふっ!!凄いスピードでしょ??……間違えて入っちゃうかもね。SEXになっちゃうかも」

「えっ??」

「あら、やめとく??そうね。そうなったら洒落にならないものね。おしまいにしましょうか」

「そっ、そんなっ!!止めないでっ!!」

「えっ??なぁに??聞こえないわ」

「……もう一回……動いて……して欲しい……」

「ん~どうしようかしら……ほらっ……!!」

「うっあああっ!!ずるいっ……ねぇさっ!!」

「ふふっ!!そうよ……その調子、もっと感じて……」

「うんっ!!あぁぁっ!!」

「ぞくぞくするわ……」

「はぁ……はぁ……あぁ……」


371 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 11:03:40.62 RH9ip9CI0 134/281


「ん??どうしたの??」

「出したい……出して……いい??」

「ダーメ」

「えぇ……」

「ふふっ。だって、ただ出すだけじゃつまらないでしょ??」

「でっ、でもっ!!」

「駄目よ、駄目。イっては駄目。耐えて」

「無……理……」

「耐えなさい。命令よ」

「うっ、お願い……イかせて……」

「駄目よ……ほらっ!!」

「ちょっ……ねぇさん……速すぎ……!!」

「そうね。でも耐えて??」

「もうっ!!無理だって……!!」


372 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 11:04:51.29 RH9ip9CI0 135/281


「駄目」

「ううっ!!ホント……もうっ限界っ!!」

「ほらっ!!ほらっ!!ほらっ!!」

「うっああああああああっ!!」

「ふふっ!!イったわね!!お仕置きよ!!絞りとってあげる!!」

「あぁ……!!くっ……。また、手でっ無理やりっ!!」

「さぁ…!!イって!!イくのよ!!……もっと!!もっと!!」

「あぁ……ふあっ!!くぅっ!!あああああっ!!」

「ふふっ、いい顔だわ……たくさん出てる……」

「うっ!!あぁ……はぁ……はぁ……」


373 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 11:06:18.46 RH9ip9CI0 136/281


「す、凄い量ね……前より多いわよ……」

「はぁ……はぁ……はぁ……」

「ふふっ、ホント、凄いんだから」

「僕もびっくりした……まさかこんなに出るとは思わなかった……というか、死ぬかと思った。……姉さん……最後のわざとだろ??」

「ふふっ、えぇ、そうよ。なるべく長い間、イキそうなあなたの顔を見てたかったのよ。許してちょうだい。それにしても……あなた……素質あるわ……」

「何の素質だよ……」

「私のための素質よ」

「納得したよ……」

「軽く湯船でローションと汗流して、出ましょうか」

「……そうだね」


375 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 11:07:28.54 RH9ip9CI0 137/281


~テラス~

「ふぅ……」

「姉さん……」

「ん??吸う??」

「うん。吸う」

「はい」

「ありがと」

「……あなた、ちょっと……立ち方変よ……」

「出し過ぎると色々やばいって初めて知ったよ……」

「そうなの……でも、気持ち良かったでしょ??」

「うん。かなり良かった……マジ死ぬかと思った」

「ふふっ、そう言ってもらえて嬉しいわ」



377 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 11:08:46.35 RH9ip9CI0 138/281


「……姉さんもイったじゃないか」

「うるさいわね。まぁ……気持ちよかったけど……」

「ははっ、そう言ってもらえて嬉しいよ」

「キスもしちゃったわね……」

「僕……初めてだった」

「……当然、私もよ」

「……僕達、どんどん深みにはまってる気がする。順序が違うというか、それ以前に色々やばいとは思うけど」

「イヤかしら??」

「イヤならこんな風に笑えないよ」

「そうね……ふふっ」

「ははっ」


379 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 11:10:00.67 RH9ip9CI0 139/281


「次、そうね……次も3日後にしましょう」

「3日後か……」

「ええ、もちろん。自慰は禁止よ。分かってるわね」

「……分かってるよ」

「ふふっ、一応、脱衣所の鍵は前と同じよ。嫌だったら鍵、かけときなさい」

「うん」

「流石に……ちょっと疲れたわね……」

「仕方ないよ……僕も正直眠いもん」

「そうね……体を休めましょうか。お風呂で随分時間とられて、いい時間だものね。はい、灰皿」

「うん」

「おやすみなさい。気持ちよかったわ」

「うん。おやすみなさい……死ぬかと思った」

「ふふっ」

「ははっ」


382 : 半分くらい エロだと話が進まんww - 2012/05/03(木) 11:11:19.35 RH9ip9CI0 140/281


~7日目 日曜日 休日~

~昼 居間~

「……おはよう」

「……おはよ」

「今起きたの??」

「うん。正直寝すぎた」

「私もよ。まぁ、仕方ないわ」

「そうだね。お昼作るよ、何がいい??」

「……任せるわ。軽いものにして頂戴」

「分かった」



385 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 11:12:29.64 RH9ip9CI0 141/281


「ごめん……冷蔵庫、何にもないよ。姉さん」

「なら仕方ないわね。カップ麺があるからそれでいいわ」

「……姉さんがカップ麺って似合わないね」

「カップ麺に似合うも何もないでしょう」

「おっしゃる通りで」

「……そうそう」

「何??」

「夕飯は外食にするわ。いいかしら??」

「うん。かまわないよ」

「6時半くらいに出るわ。準備しといてね」

「分かった」



389 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 11:23:03.69 RH9ip9CI0 142/281


~6時半 玄関~

「お待たせ」

「行こっか」

「ええ」

「……そういえば、何処に行くの??」

「付いてきなさい」

「歩き??」

「そうよ。ちょっと時間かかるわよ」

「どのくらい??」

「そうね……30分くらいだわ」

「結構かかるね」

「……いやかしら??」

「ううん、夜の散歩も嫌いじゃないよ」

「そういう情緒があるのはいいことだわ」

「どうも」


392 : 猿くらって不貞寝してるんで大丈夫です - 2012/05/03(木) 11:24:14.67 RH9ip9CI0 143/281


~レストランの前~

「このレストラン……」

「覚えてる??」

「……うん。4人でよく来たよね。父さんと……母さんと……」

「そうね……私たちがそろって最後に食事をしたのもこのレストランよ」

「……そっか。そうだっけ」

「入るわよ。予約はしてあるわ」

「うん」







394 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 11:25:27.54 RH9ip9CI0 144/281


~レストラン~

店員「こちらのお席にどうぞ」

「ありがとう」

「どうも」

店員「お水とおしぼりお持ちしますので少々お待ちください」

「お構いなく」

「流石にそこは構ってくれないと困るよ、姉さん」

店員「ふふっ、仲がよろしいんですね??」

「………………」

店員「し、失礼しました」

「大人げないよ、姉さん。そんなガンつけなくても。ただでさえ姉さんのガンつけは周囲を凍らせるんだから」

「別に睨んでないわ。あなたが変な突っ込みを入れるのが悪いのよ」

「僕のせいですか……」

「……席に着きなさい。メニュー決めるわよ」

「そうだね」


436 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 14:58:01.21 RH9ip9CI0 145/281


「Aセット。デザートの前にコーヒーをお願い」

「僕も同じで」

店員「かしこまりました」

「……」

「どうしてこのレストランに??」

「別に、なんとなくよ。ここ、美味しいしね」

「そっか」

「でも……やっぱり、少し思い出しちゃうわね。もう随分前なのに」

「父さんは、離婚してから、その……どうだった??」

「……後悔してたみたいだわ。もともと静かな人だったけど、ただでさえ少なかった口数がもっと少なくなってたわね」

「そうなんだ」





437 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 14:59:17.57 RH9ip9CI0 146/281


「私にも、好きにやらせるようになったわ。というよりはほとんど干渉してこなくなったわね」

「父さんが??想像できないな。姉さんの才能を気に入って、色々やらせてたのに」

「そうね。流石に6年以上前のことはあまり覚えてないけど……『悪かった。好きに生きろ』って言われたもの」

「へぇ」

「……あなたのことも随分気にしてたみたいよ」

「僕のこと??まさか」

「えぇ、父さんは病死だったけれど、死に際にね、もう自分は会えないけれど、あなたのことをよろしく頼むと私に言ったもの」

「そっか」

「『父さんはあなたを愛していなかった』なんてここに来てすぐに言ったけど、そんなことはなかったわ。本当は……凄く不器用な人だったのかもね」

「……うん」


438 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 15:00:29.42 RH9ip9CI0 147/281


「……母さんは、どうしてたの??」

「母さんは、変わっちゃったよ……姉さんの方とは逆に、まぁ、元からだけど、もっと過保護になった。というより、僕の行動とか、全部把握したがってた……」

「……」

「僕のことで思いどうりにならないことがあると、ヒステリックになったりもしてた」

「そう……」

「なんというか、僕のことをペットみたいに……というか、自分の檻の中で飼って、可愛がりたかったんだと思う……」

「あなただけが、生きる希望だったんだと思うわ」

「うん。今思うと弱い人だった。僕の存在に……依存してたと言ってもいいかもしれない」

「……」

「でもやっぱりそれは……僕にとっては窮屈だったけどね。それでも母さんが事故で死んだ時は、ちゃんと悲しかったかな、心のどこかで、ほっとしたかもしれないけど……」

「自分を責めなくていいわ。母さんが死んだのは、あなたのせいじゃないもの」

「うん。ありがと」

「どういたしまして」


439 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 15:01:48.38 RH9ip9CI0 148/281


「でも、母さんが死んで、姉さんに電話をかけれるようになった時は、凄く嬉しかった……『あぁ、やっと連絡が取れるんだ』って思った」

「離婚してから、一回も電話かけてこなかったものね」

「母さんが嫌がったからね。それを一番嫌がってた、病的なくらいに……それをしたら母さんが壊れてしまうんじゃないかってくらい嫌がってた」

「そう」

「離婚してからすぐはね、何回も公衆電話から家に電話しようとしたよ。でもやっぱりできなくて……姉さんが電話を取ってくれることは少ないだろうし……それで臆しちゃってね」

「電話してくれれば良かったのに」

「それが母さんにばれたら??父さんは僕の声なんて聞きたくないんじゃないか??って思うとね……どうしてもできなかったんだ」

「父さんも待ってたわよ、きっと」

「うん。でも……もう遅いよ」

「……そうね」

「……」


441 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 15:02:58.11 RH9ip9CI0 149/281


「母さんは……父さんや私のこと、憎んでた??」

「姉さんと父さんの話は出さないようにしてたから、分からないよ。ただ、離婚する前から僕と姉さんが仲良くする事は嫌がってたよね。自分で僕を可愛がろうとしてたし」

「母さんは、私に嫉妬してたわ。父さんが私の才能を買って、一番私に構うようになって……」

「……」

「夫の愛が自分以外の女に独占されることが許せなかったんでしょうね。例えそれが……自分の娘でも。あの人は弱かったから……」

「それで、次の依存の対象が僕だったのかもね」

「きっとそうだわ。でも……そう考えると、私がきっかけなのかもね、すべて」

「自分を責めなくていいよ。離婚したのも、父さんが死んだのも、絶対、姉さんのせいじゃないよ」

「ありがとう」

「きっと、どうしようもなかったんだよ。だから離婚した。だから死んだ。それだけだよ」

「あなたが言うなら、きっとそうなんだわ」



443 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 15:04:12.98 RH9ip9CI0 150/281


「っていうか、今思い出したけど、酷くない??」

「何が??」

「久しぶりの電話だったのに、随分そっけなかったじゃないか」

「あぁ、『母さんが死んだ』って電話のことね。だって仕方ないじゃない。久しぶりすぎたもの、現実感がなかったのよ」

「まぁ、そうかもしれないけどさ、僕もあのときは結構切羽詰まったりして、あたふたしてたし」

「悪かったわ」

「いや、いいけどさ……でも、その後で『家に帰ってきなさい』って電話があった時は、本当に救われたよ。あれが無かったら、誰かに引き取られることになってたろうからね」

「誰かって??」

「母さんの家系の親戚の誰か、よく知らない人。そういう話もあったから」

「父さんが死んだ時もあったわね。私を誰が引き取るのかって話が。しかも遺産ねらいで醜い連中がうじゃうじゃと。全部突っ返したけど」

「姉さんらしいね」

「そうかもね」

店員「お待たせしました、こちらAセットになります」

「食べましょうか」

「賛成」


445 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 15:05:25.14 RH9ip9CI0 151/281


「うん。美味しい」

「そうね」

「……」

「……ねぇ??」

「ん??」

「あなた、これからどうするつもり??」

「えっ!?これから??」

「そうよ、これから。大事なのは、昨日のことより明日のことでしょう??」

「そうだね、昔話してても仕方ないし……うーん……これから、先のことかぁ……」

「そうよ。私たちはまだ子供だけど、いつまでもこのままではいられないじゃない」

「そうだね、とりあえず進学するだろうけど……姉さんは進路はどうするの??時期的にもそんな時期だよね」

「一応私も進学するつもりだわ、流石にまだ働こうとは思えないしね」

「そっか……そうだよね。姉さん頭いいし」



446 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 15:07:06.48 RH9ip9CI0 152/281


「あなたも悪くはないでしょう??」

「そりゃあ、ある程度は……姉さん、希望してる大学とかあるんだろ??」

「まぁね」

「何処??」

「詳しくは決めてないわ。でも、上京するかも……しれないわ」

「えっ??……あの家を出るかもってこと??」

「そうよ。まだはっきりとは決めてないけれど……でも候補の一つではあるわ」

「そっか、そうなんだ……」

「止めないの??」

「姉さんの……人生だろう??僕があれこれ言うことじゃないよ」

「そういう意味じゃないわよ」

「どういう意味??」

「……馬鹿ね。もう少し考えなさい」

「そりゃぁ、分からなくはないけど……でも、まだ時間が足りないよ……」

「まぁ、いいわ。少し考えておきなさい。区切りをつけずに、いつまでも先延ばしにすることは出来ないのよ。どんなことでもね」


447 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 15:08:15.99 RH9ip9CI0 153/281



「美味しかったわね」

「うん」

「出ましょうか」

「そうだね」

「お金払ってくるわ」

「うん」

「将来か……」

「何??」

「ううん……何でもない」


448 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 15:09:26.28 RH9ip9CI0 154/281


~帰り道 街~

「この街も、随分変わったと思わない??」

「そうだね、まぁ、6年もたってるし、仕方ないよ」

「少し騒がしくなったわ」

「そうかな??いや、そうかも」

「あなたがいなくなって……街が少しずつ変わっていって……それと同時に空虚になっていったわ。何もかもが」

「何もかもが??」

「何もかもがよ。静かな父親も、それなりに上手くできる学校生活も、広すぎる家も、だんだん希薄して霞んでいくようだったわ」

「……」

「何をやってもよ……何をやるにしても時間つぶしにはなったけれど……所詮、すべてがその程度だったわ。心を澄んだ水中に置きながら、体は霧の中で闇雲に生きるようなものよ」

「姉さん、何でも出来ちゃうからね」

「馬鹿ね。何をやるにしても全力じゃないと、自分と世界の価値が正確に計れないじゃない??」

「……なるほど」


570 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 20:32:09.90 RH9ip9CI0 155/281


「騒がしくなっていく街を煩わしく思った時もあったわ。変わっていくことが苛立たしくてね」

「私は何もしていないのに、いえ、何でもやってみせるのに……周りは、むしろ少しづつ少しづつ悪い方向に進んでいって……」

「それでも、心の水はただ一人、逢えない人を夢見ることでどんどん澄み切って増えていくの。いつか霧と水との境目が分からなくなって、その中で眠りった時もあったわ」

「そして……朝目を開いて現実に戻ると、一瞬で水が霧になってね……そして毎日毎日、水が増えれば増えるほど、だんだんその霧が深くなっていくのよ……」

「……ごめん」

「責めてないわ。私たちは今よりもずっと子供だったんですもの。どうしようもなかったのよ」

「……」

「でも今は……悪くないと思うわ」

「えっ??」

「昔より明かりが増えて、お世辞にも夜景なんて呼べない景色だけど、まぁ、悪くはないでしょう、贅沢は言ってられないもの」

「一人じゃないから??」

「そういうことは口に出さないほうがいい男だと思うわ」

「うっ……精進します」

「えぇ、頑張りなさい」



602 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 20:58:50.11 RH9ip9CI0 156/281



~テラス~

「はい。煙草」

「うん。ありがと」

「……」

「今気づいたけどさ」

「何??」

「この煙草、父さんが吸ってたやつじゃない??」

「えぇ、そうよ。よく覚えてたわね」

「いや、唐突に思い出した」

「……そう」


606 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 20:59:59.74 RH9ip9CI0 157/281


「……煙草吸ってるのって」

「生前の父さんの私の印象がね、この匂いなのよ……煙草が好きってわけじゃないけど、あなたが出て行ってから、あの人以外誰も居なかったんだもの……ちょっとは思い出したくもなるのよね……」

「そうだね、あんまり僕と口きかなかったけど……」

「いい半月だけど……今週雨が降るらしいわ」

「そうなの??」

「天気予報ではそう言ってたわ」

「そういう時はテラスに出れないし、吸わないの??」

「吸わないわ」

「なるほど……」


633 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 21:21:59.44 RH9ip9CI0 158/281


「はい、灰皿」

「うん。ありがと」

「部屋に戻るわ」

「僕もそうするよ」

「おやすみなさい」

「うん。おやすみ、姉さん」



635 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 21:23:09.44 RH9ip9CI0 159/281


~8日目 月曜日~

~朝 居間~

「じゃあ、先行くわね」

「うん。行ってらっしゃい」

「あなたもね」

「うん。すぐに行くよ」

「……」

「……本当に、そろそろ……決めなきゃな」

「……このまま……保留保留っていうのは、いくらなんでも無理がある」

「……穢れてると後ろ指されて生きる覚悟を決めるか……それとも、2人で普通に戻ったように演じるのか…」

「姉さんは……どういうつもりで、家を出るんだろう……」




637 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 21:25:03.96 RH9ip9CI0 160/281


~朝 教室~

「おはよう」

女1「おはよ~」

女2「おはー」

男4「よぉ」

男3「おはよ……」

「なんか……一人凄い負のオーラ出てるんですけど……」

男4「あぁ、気にするな。引きずってるだけだ」


639 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 21:26:29.62 RH9ip9CI0 161/281


「引きずってる??何を??」

女1「忘れてるんだ……」

女2「流石の私も覚えてたぞ??」

男4「ほら、こいつ先輩に……」

男3「…………ぐすん」

「あー、そういえば」

女4「ガチで忘れてたのか……」

「ゴメン、ちょっと週末立て込んでて……」

女2「地味にひどい……」

女1「あはは……」

「あー、うん元気出して」

男3「…………イケメン死ね」

男4「重症だな、こりゃ」


641 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 21:27:46.89 RH9ip9CI0 162/281


~授業中~

女教師「それじゃあ、問4を……ちょっと、そこ、聞いてるの??」

「……」

女教師「……ちょっと!!」

女1「ねぇ!?当たってるよ??」

「えっ!?何??」

女教師「問4、答えは??」

「っ!?僕ですか??」

女教師「えぇそうよ、あなたよ。まさか答えられないのに授業シカトしてたわけじゃ……」

「定数aがその範囲の値を取る時求める接線の本数は……2本」

女教師「まぁ、分かるならいいわ」

「すいません」

女教師「眠いのなら顔洗ってきなさい」

「大丈夫です」

女教師「そう。さて、解説するわよ」



643 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 21:29:02.64 RH9ip9CI0 163/281


~昼 教室~

「はぁ……」

男4「なぁ??お前、今日どうした??」

男3「……俺??」

男4「いや、お前の方の理由はわかってるから大丈夫だ」

男3「……そうか」

「……」

男4「おーい、聞いてるか~」

男3「……」

男4「飯食うぞ~」


645 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 21:30:37.27 RH9ip9CI0 164/281


「……ん??」

男4「ん??じゃねえよ、昼だ、昼。購買行くぞ」

「あ、あぁ。悪い。ボーっとしてた」

男4「何かあったか??」

「いや、大丈夫大丈夫」

男4「そうか、購買行こうぜ」

男3「……俺、弁当あるから、パス」

男4「そ、そうか。珍しいな、すぐ帰ってくるから。ちょっと待ってろ」

男3「……いってらっしゃい」

「行ってきます。その、元気だしなよ」

男3「あぁ……」


654 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 21:32:22.96 RH9ip9CI0 165/281


「……」

男3「……」

女2「何か、今までじゃ考えられないくらい静かなんだけど……」

男4「片方が静かな理由は明白なんだがな」

女1「なんか、考え事してるみたいだしね……」

「……」

女1「うーん。ねぇ??大丈夫??」

「ん??」

女1「いや、なんか考え事してるでしょ??困ってるんなら相談に乗るよ??」

男4「いい奴」

女2「相変わらず甘いんだから」


662 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 21:34:14.57 RH9ip9CI0 166/281


男3「……なんかあったのか??」

男4「おっ、復活したか??」

男3「ほっとけ」

「あぁ、うん。大丈夫。えっと、僕の問題だから」

女1「そっか。でも、何かあったら言ってね。出来るだけ力になるから」

「うん。ありがと」

男4「いい奴すぎて自分が情けなく思えてきた」

女2「それを言っちゃ駄目だって……」

男3「なんか見てるだけで癒される」

女1「えっ??何が??」

男3「いや、何でもない」


674 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 21:37:26.74 RH9ip9CI0 167/281


~業後 教室~

男4「おぅ、帰るのか??」

「うん。帰る」

女2「いつでもマッハで帰宅だよね」

女1「直帰ってやつだね~」

「そうかな??」

男4「あぁ、いつでも速攻でいなくなるじゃないか」

「意識したことなかった」

女2「家で何かあるの??」

「いや……別に。まぁ、家事全般をちょくちょくやるくらい」

女1「家事全般??自分でやってるの??」

「全部ってわけじゃないけど、色々手分けしてやってる」

女1「親孝行なんだね~」

「……そうでもないんだけどね」


678 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 21:38:39.45 RH9ip9CI0 168/281


男3「……俺は部活行くか」

男4「おっ、やっぱ復活の兆しが出てきたな」

男3「体動かして、気分転換だ」

女1「いいことだね」

「じゃぁ、僕帰るよ」

男4「おぅ、またなー」

男3「んじゃ」

女2「ばいばーい」

女1「さよなら」

「うん。またね。皆」


680 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 21:40:57.04 RH9ip9CI0 169/281


~居間~

「ただいま」

「お帰りなさい、あら」

「あぁ、またサンドウィッチ作ろうと思って、買って来たんだ」

「そう、楽しみね」

「具はそんなに変わらないよ??」

「別にいいわよ、問題ないわ」

「ならいいけど」

「……」

「……どうしたの??なんか顔についてる??」

「あまり深く考えないようにね」

「えっ??」

「思いつめて行き詰ってしまっても、いいことなんて無いでしょう。気軽に考えろとは言わないけど、それでも煮詰まってしまうよりはいいわ。世の中きっと、大抵のことは時間が解決してくれるものよ」


681 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 21:42:21.31 RH9ip9CI0 170/281


「……」

「何驚いた顔してんのよ。私はこれでも姉よ??ちょっと顔を見ればあなたの健康状態くらいは分かるわ、精神的な方も、肉体的な方も」

「うん……ありがと、実は気分転換に料理でもしようと思ったんだよ」

「それはいい心がけだわ」

「……姉さんも悩んだ??その……色々」

「離れている間、思考する時間は十分にあったわ、今振り返るとむしろその時間しかなかったかもしれないわ」

「…………」

「やっぱり、考えすぎよ、あなた気分転換に、明日のお弁当にサンドウィッチでも作って頂戴」

「うん、喜んで」

「えぇ、それがいいと思うわ」


682 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 21:44:22.86 RH9ip9CI0 171/281


~深夜 テラス~

「火、頂戴」

「うん」

「……」

「……」

「……大丈夫よ」

「えっ??」

「……私たちの関係がどう転んでも、私はあなたの姉だもの、それだけは事実よ……だから、そんなに思いつめないで」

「……姉さんだって、強がってばかりじゃないか」

「そんなことはないわ」

「そんなことあるよ、顔を見ればわかるさ、これでも弟だし」

「生意気ね」

「弟ってそんなもんだよ」

「……そうかもしれないわね」



683 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 21:45:32.31 RH9ip9CI0 172/281


「……僕たちの関係がどう転んでも、僕は姉さんの弟だ、それだけは事実だから……だから、姉さんも無理はしないで」

「誰に物言ってるのよ」

「こういうこと言うのは僕の役目だよ」

「……自分の気持ちの面倒くらい自分でみるわ」

「……姉さんの悪い癖だよ、それ」

「誰かに心を看られながら生きていくなんて、まっぴらごめんだわ。いつも依存の対象を探すような女になりたくはないもの」

「僕もそんな風に生きたくはないけど、時々はいいじゃないか、姉弟だし」

「……やっぱり、生意気になったわ、あなた」

「そんなもんだよ」

「……どうかしら」

「どうなんだろ」

「……」

「寝るよ、明日はサンドウィッチ作らないといけないし」

「そうね、おやすみなさい」




692 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 21:54:04.23 RH9ip9CI0 173/281


~9日目 火曜日~

~朝 姉の部屋~

「姉さん、姉さん」

「姉さん、起きてよ。もう朝だって」

「別にいいわ……」

「別にいいって、学校遅刻するよ??」

「構わないわよ……」

「いや、それはまずいでしょ」

「授業なんか受けなくても自分で出来るもの……」

「いや、それ言ったら学校の存在意義が無くなるし」

「……眠いのよ」

「肘打ち入れるよ??」

「殺すわよ??」

「すんません、っていうか、自分は入れた癖に」

「……姉の特権よ」



697 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 21:55:14.02 RH9ip9CI0 174/281


「なんだよそれ、それに頼むから起きて」

「うるさいわね……」

「いや、マジで起きてよ」

「嫌よ……」

「サンドウィッチ作ったから、起きてよ」

「!!」

「うわっ!!起きたっ!!」

「……おはよう」

「おはよ」

「起きたわ」

「みりゃ分かるよ」

「もっと速くサンドウィッチって言いなさいよ……」

「なんだよそれ」

「……着替えるわ」

「あぁ、うん。じゃあ」


703 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 21:57:42.17 RH9ip9CI0 175/281


~居間~

「はい、サンドウィッチ」

「ええ、ありがと」

「……」

「どうしたの??」

「いや、いい笑顔だなって」

「……何か言った??」

「いえ、何でもないです。先行くよ」

「ええ、そうしなさい」

「行ってきます」

「いってらっしゃい」

「そんなに楽しみにしてたのか」

「何??」

「ううん、何にも……じゃあね」

「ええ、じゃあね」


710 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 21:59:22.93 RH9ip9CI0 176/281


~教室~

「おはよ」

女1「おはよ~」

女2「うぃっす」

男4「よぉ」

男3「おす」

男4「なぁ??なんかいいことでもあったか??」

「えっ!?僕??」

男4「あぁ、昨日あんなに上の空だったのに、今日機嫌よさそうだったから」

「そうかな??」

女2「うん、機嫌よさそう」

「まぁ、そうだね。いいことがあったと言えば、あったかも」

女1「何があったの??」

「内緒」

女1「ちぇー」


717 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 22:01:05.18 RH9ip9CI0 177/281


「ははっ、悪かったよ。昨日は、ボーっとしてばっかりで、心配かけてさ」

男3「問題は解決したのか??」

「……ううん、まぁ??」

男3「ふ~ん。まぁ何かよくわからんが。機嫌がよさそうだから、いいことなんだろ」

「うん。僕もそう思う」

男4「なんだよそりゃ、自分のことだろ」

「そうなんだけどね……」

女1「あっ、先生来た」

女教師「はい、皆おはよう、出欠取るわよ、席に着きなさい」


731 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 22:13:28.58 RH9ip9CI0 178/281



~昼 教室~

男4「さて、昼だ」

男3「……」

男4「……どうすんだ、購買行くのか」

男3「……行く」

男4「声震えてるぞ??大丈夫か??」

男3「大丈夫だ」

女2「やっぱり微妙に立ち直れてない」

女1「……容赦なく言うね」

男4「俺が何か買ってきてやってもいいぞ??」

男3「ぐっ……」


732 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 22:14:38.99 RH9ip9CI0 179/281


男4「……まぁ、慌てんな、何か買ってきてやるよ。一応お前があの先輩にどれだけ憧れてたかくらいは汲みとってやるから」

「いい奴だ」

男4「また顔合わせた時に強がれるくらい回復するまで待て。無理することもないだろ」

男3「すまん……」

男4「謝んな、ってことで行こうぜ」

「あぁごめん。僕ご飯持ってる」

男4「なら俺一人か、まぁいいや。行ってくる」

女2「いってら~」

女1「いってらっしゃい」

「しばらく待ってるよ」

男3「カツサンドとやきそばサンドで」

男4「あったらな」


741 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 22:17:39.94 RH9ip9CI0 180/281


男4「ただいま、ほれ。そういえば居なかったぞ??」

女2「おかー」

男3「そうなのか、あぁ、ありがと」

女1「食べよっか??」

「そうだね」

男3「それで、結局なんで悩んでたんだ??」

「えっ??僕??」

男3「お前以外いねえじゃん」

「あぁ、そうだね。ごめん」

男3「謝る必要はないけどよ」

「あぁ、まあそうか」


744 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 22:19:08.44 RH9ip9CI0 181/281


女2「そうそう、結局何だったの??色恋沙汰??」

女1「こっち来たばかりなのに??」

女2「だからこその沢山の出会いがだね……」

男4「お前ら本人の話聞く気ないだろ」

「別に聞いてくれなくても……」

女2「なんだよ、気になるじゃんかよ~」

女1「本人あぁ言ってるしそんな絡まないほうが……」

女2「こういうのは絡んどかないとネタ無くなるよ??」

男4「何のネタだよ……」

女2「色々よ。主に会話の」

男3「そうそう」

男4「お前、今の状態で良く恋愛トークできるよな……」

男3「……そこには触れるな」




747 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 22:20:18.02 RH9ip9CI0 182/281


女2「それで??相手は誰よ??」

「何故そっから……何も話してないし」

女2「えっ??そういう話じゃないの??」

「……違うよ」

女2「えー」

「えーって言われても……」

女1「じゃあ、今までそういう話とかなかったの??」

女2「そうそう、だったら前の学校とかで一つや二つ……」

「無くも無いけど……話して面白いことは無いと思う」

女2「それは聞いた後こっちが決めるってことで」

男4「んな勝手な」

「話さないけどね」


750 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 22:21:39.02 RH9ip9CI0 183/281


女2「なんだよぉ、乗り悪いなぁ」

「話させる前に自分が話さないと」

女2「そう来たか……」

男3「俺はもう話すことはないぞ」

「威張られても困る……って言うか食べない??さっきから進まない」

男3「あぁ悪い」

女1「サンドウィッチ、また自作??」

「うん。一応。ちょっと多いけど」

男3「マジ??もらっていい??」

「いいよ」

男4「俺もいい??」

「どうぞどうぞ」


755 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 22:23:03.08 RH9ip9CI0 184/281


男3「うまい」

男4「あぁ、うまいな」

「……」

女2「どうしたの??」

「いや……まぁ……嬉しいなってだけ」

女1「何が??」

男3「そりゃ、うまいって言ってもらえてだろ」

女1「あぁ、なるほど」

男4「うん。うまいぞ」

「……どうも」

男3「何だよ??歯切れが悪いな」

女2「恥ずかしいんじゃないの??」

「いや、慣れてないだけだから……」

女1「家で作ったりしないの??」

「家だと僕の料理不評なんだよね」


760 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 22:24:21.59 RH9ip9CI0 185/281


男3「マジ??」

「うん」

女2「でも、料理得意なんでしょ??」

「一通り作れるってだけだから、得意ってわけじゃないんだ」

女1「作れるなら良くない??」

「僕より料理上手がいるから……」

男4「あぁ、なるほど……それはきついな」

「うーん、僕はその人の料理が食べれるからいいんだけど、その人に振る舞うと評価イマイチなんだ」

女2「『その人』って随分他人行儀な言い方じゃない??」

「いや、そこは流して欲しい」

女2「ああ、うん。分かった……でも、作るなら美味しいって言わせたいよね」

「うん。いつかはね」

男3「なら、その時は俺にも振る舞ってくれ」

女2「ずうずうしい奴」

「じゃあ、もっと腕をあげてくるよ」



764 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 22:25:33.19 RH9ip9CI0 186/281


~夕方 業後~

男3「雨降りそうだな、部活最後までできるといいけど」

女2「アタシ傘持ってきた」

男3「マジかよ、降ると帰るのめんどいんだよなー」

男4「俺も持ってきたぞ」

女1「私も持ってきたよ??」

「僕持ってきてない……」

男3「おぉ、同志よ」

「僕帰っちゃうけどね、今すぐに」

男3「2秒で裏切られた……」

「というわけで、降られないうちに帰るよ」

男4「おぅ、じゃあなー」

「じゃね」

男3「あー、誰か傘貸してくれぃ……」

女2「濡れて帰りな」


769 : もう自分が今どうしたいのか分からんwwww - 2012/05/03(木) 22:27:28.18 RH9ip9CI0 187/281


~居間~

「ただいま」

「ってまだ帰ってきてないな、鍵かかってたし」

「そういえば……今日はあれから3日後だな……」

「ただいま」

「えっ、あぁお帰り」

「えぇ、そうそう。やっぱり美味しかったわよ。サンドウィッチ」

「そか、そりゃよかった……案外早かったな」

「何が??」

「いや……美味しいって言われたのが嬉しいなって話」

「えぇ、美味しいわよ、サンドウィッチはね」

「精進するよ」

「えぇ、頑張りなさい。私、荷物置いてくるわ」

「うん。じゃあね」



770 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 22:28:38.80 RH9ip9CI0 188/281


~夕方 自室~

「やっぱり、作って良かったな」

「ずっとこんなのが続くといいけど」

「それが無理だから、僕は決めたんだし」

「雨か……結構降ってるな」



773 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 22:30:06.53 RH9ip9CI0 189/281


~夕食中 居間~

「……うん、おいしい」

「そう、良かったわ」

「……うん」

「そういえば、雨降る前に洗濯物入れといたわ。あなたのは部屋に置いておいたから」

「あぁ、ありがと」

「えぇ……」

(やっぱするって分かってる日は気まずい……)

「……」

(そうでなくても、ちょっと色々あったし)



774 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 22:31:38.88 RH9ip9CI0 190/281


「ごちそうさま」

「あぁ、片づけは僕やっとくよ」

「そう」

「うん」

「……お風呂は?」

「……それなんだけどさ」

「何??」

「今日は、後から姉さんの部屋に行くよ」

「……」

「どうかした??」

「……いえ、なら、待ってるわ」

「うん、先にお風呂入ってきなよ」

「なら、後お願いね」



775 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 22:32:59.34 RH9ip9CI0 191/281


~風呂~

「……よし、行こう」

「僕は決めたんだから」


776 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 22:34:30.98 RH9ip9CI0 192/281


~深夜 姉の部屋~

「姉さん、入るよ??」

「えぇ、いらっしゃい」

「……」

「黙ってちゃ、何も分からないわ」

「ゴメン、そうだね」

「……するの??」

「……うん。全部決めたんだ」

「…………何を??」

「僕は……ずっと姉さんと一緒にいたい」


777 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 22:35:46.47 RH9ip9CI0 193/281


「……それは」

「姉弟としても、ううん……一人の人間として」

「……」

「……嬉しく、ないの??」

「いえ、嬉しいわ。私の気持ちに……答えてくれて」

「うん、僕も嬉しいよ」

「……するのよね??」

「うん……したい」

「こっち来なさい」

「……うん」



778 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 22:36:55.65 RH9ip9CI0 194/281


「……舌、出して。……キス」

「うん。……ちゅっ……ん」

「んっ……ちゅっ、ちゅう……んんっ」

「んっ……姉さん、脱がすよ」

「ええ……あなたも、脱いで」

「うん」

「……」

「どうしたの??」

「いえ、何でもないわ」



783 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 22:54:44.34 RH9ip9CI0 195/281


「……ベッド行こうよ」

「そうね」

「僕がしていい??」

「ええ……」

「足、開いて。触るよ??」

「ん……」

「痛かったら言って」

「えぇ……んっ、はっ……んんっ」

「声出していいから、我慢しないで」

「えぇ、わかってるわ……んっあっ」

「可愛いよ、姉さん」

「うんっ……ああっ、はぁ……はぁ……」

「ん……くぅ……あっあっ」

「凄い溢れてきてる……」

「馬鹿っ……んあっ」


785 : 以下、名... - 2012/05/03(木) 23:01:17.39 RH9ip9CI0 196/281


「姉さん」

「……そうね」

「入れるよ??」

「分かってるわ」

「……足、もうちょっと開いて」

「……」

「いくよ??」

「……」

「……んっ」

「待って!!お願い!!」

「……姉さん??」

「その……少し、待って」

「……うん」

「姉さん、その……あんまり乗り気じゃないよね??」

「っ!!」


806 : 以下、名... - 2012/05/04(金) 00:12:10.17 nGOkyYUg0 197/281


「なんか……その……夕飯の後から姉さんがいつもの雰囲気じゃないというか……返事もそっけない感じで」

「やっぱり……」

「えっ??」

「やっぱり……無理だと思うわ」

「あ……」

「いえ、違うのよ。別に心変わりしたわけじゃないの……だけど……本当にこれで……だって……」

「でも……僕は!!」

「……ごめんなさい」

「なんだよ、それ……」

「……ごめんなさい」

「……いや、ごめん。何でもないんだ……その……今日は部屋に戻るよ」

「えぇ……」

「じゃあね、お休み姉さん」

「待って!!」


807 : 猿ってました - 2012/05/04(金) 00:13:19.62 nGOkyYUg0 198/281


「えっ??」

「その……戻る前に……私が心変わりしてないというのは本当よ」

「うん……分かってる」

「ただ……何も言えないし、何を言っていいかも分からないけど……」

「分かってるよ、姉弟だろ??言葉にしなくても、分かるよ。言葉に出来ないことでも」

「……」

「今度こそ、お休み、姉さん」



810 : 昼間抜けたのは仕事してたからです GWなんて知らん - 2012/05/04(金) 00:15:15.60 nGOkyYUg0 199/281


「行っちゃった……」

「傷つけるつもりはなかったのに……」

「私が……臆病だったから、いえ、あの人みたいに、弱くて、臆病だから……」



811 : 以下、名... - 2012/05/04(金) 00:16:25.74 nGOkyYUg0 200/281


「はぁ……」

「まさか……こうなるとは思わなかった」

「でも、そうか」

「姉さんらしいと言えば、らしいのかな」

「……寝よう」


812 : 以下、名... - 2012/05/04(金) 00:18:01.78 nGOkyYUg0 201/281


~10日目 水曜日~

~朝 弟の部屋~

「ん~~」

「朝か……意外に寝れたな……」

「あの後でちゃんと寝るって、僕って結構いい神経してるかも」

「うーん、まだ降ってる。しかも結構降ってるな」

「さて、準備して、学校いこ」



815 : 以下、名... - 2012/05/04(金) 00:21:38.30 nGOkyYUg0 202/281


~廊下 姉の部屋の前~

「姉さん??朝だよ??」

「姉さん、朝だって、起きなよ」

「入るよ、姉さん」

「……鍵かかってる」

「姉さん、姉さん!!朝だってば」

「……」

「はぁ……姉さん……起きてるんだろ??」

「……まぁ、今日は無理もないか」

「おーい……姉さん」

「あのさ、その……いや、やっぱりいいや」

「学校休むなら、連絡くらいは入れときなよ??」

「明日には何があっても引っ張り出すからね??」

「先行くよ」

「行ってきます」


817 : 以下、名... - 2012/05/04(金) 00:23:04.28 nGOkyYUg0 203/281


~教室~

「やぁ、おはよう」

男4「うす」

男3「よぉ」

女2「は~い」

女1「おはよ」

「生憎の雨だね」

女1「しょうがないよね」


818 : 以下、名... - 2012/05/04(金) 00:24:13.98 nGOkyYUg0 204/281


男3「俺は昨日ずぶ濡れで帰ったけどな」

女2「はっはっ、あんた心も体もずぶ濡れだな」

男3「お前、容赦ねぇな……」

女2「アタシがあんた慰めるよりかはマシでしょ??」

男3「それもそうだ……」

男4「お前らがなんだかんだで息があってるのが不思議でならん……」

女2「コイツは分かりやすいからね」

男3「俺ってそんなに単純か??」

男4「ノーコメント」

女1「仲がいいのはいいことだよ」

「僕もその意見に賛成」


822 : 以下、名... - 2012/05/04(金) 00:28:38.98 nGOkyYUg0 205/281


~昼 購買前~

男3「よし……」

「なにが『よし……』なの??」

男4「気合を入れてるんだよ……この前の件があるし」

「そ、そうなんだ……」

男3「いくか!!」

「いや……今日は」

男3「あん??」

男4「え??」

「あぁ、いや何でもない、早く買おう、腹も減ったしね」

男4「あぁ……」


823 : 以下、名... - 2012/05/04(金) 00:30:34.89 nGOkyYUg0 206/281


男3「いない……」

男4「なぁ……どうして分かった??」

「え??」

男4「……いや、流してくれ」

「教室戻ろうよ、今日は来ないみたいだしさ」

男3「まぁ、いないもんはしゃぁないな」

男4「……まだ来てないって方は考えないんだな」

(これはミスったかも……)


827 : 以下、名... - 2012/05/04(金) 00:42:46.93 nGOkyYUg0 207/281


女2「あ、帰ってきた」

女1「お帰り」

男4「あぁ、ただいま??」

女2「それでどうだった??」

男3「あん??」

女2「例のあの人」

「そんな闇の魔法使いじゃないんだから……」

女1「アバダ・ケタブラ??だっけ」

男3「……いや、居なかった」

女2「ふーん、残念だった、ね??」

男3「どうして区切るんだよ」

女2「合わなくてホッとした自分もいた癖に」

男3「……ほっとけ」

「……全く何も面白くないツッコミ拾ってくれてありがとう」

女1「ど、どういたしまして……」


829 : 以下、名... - 2012/05/04(金) 00:49:11.98 nGOkyYUg0 208/281


~放課後 教室~

「じゃぁ、お先に」

男4「はやっ!」

女2「はやっ!!」

女1「はやっ!!!」

男3「はやっ!!!!」

「えっ??だってホームルームも終わったし」

女2「いや、終わった瞬間じゃん」

「あぁ……うん。まぁね、ちょっと用事もあるしね」

男4「女か??」

「……いや、家族」

男3「……間があった」

女1「間があったね」

男4「そんな邪悪な顔して笑わなくても」


831 : 以下、名... - 2012/05/04(金) 00:53:18.00 nGOkyYUg0 209/281


「あぁ……ならいつか紹介するよ。じゃあね、ゴメン、ちょっと本当に急いでるんだ」

男3「えっ??ちょ、どういう意味だよ??オイ!!」

女1「いっちゃった……」

女2「マジ女だったのか!!」

男4「うーん……転校早々に女か、やるな」

男3「なんかこう……敗北感があるな……」

女2「確かに……圧倒的敗北感……」

女1「すごいねー」

男4「そういうことに疎いタイプだと思ってたんだがな……」


836 : >>835猿ってるんだよ言わせんな恥ずかしい - 2012/05/04(金) 01:16:29.97 nGOkyYUg0 210/281


~居間~

「ただいま、姉さん??」

「姉さん??」

「まだ部屋から出てきてないのか……おーい」

「昼は……んー、食べたみたいだな……」

「微妙に冷蔵庫の中身減ってるし……」

「全く……」


837 : 以下、名... - 2012/05/04(金) 01:17:54.14 nGOkyYUg0 211/281


~廊下 姉の部屋の前~

「姉さん??帰ったよ??おーい」

「まだ引きずってるのか……」

「姉さん、昼ごはんはちゃんと食べた??」

「夕飯作るけど、何がいい??」

「おーい、ってば」

「はぁ……まさか姉さんに引きこもり癖があるとは……」

「うーん……とりあえず夕飯の材料買ってくるから、また家開けるね??」

「夕飯は7時に居間だからね??いってきまーすって、雨だったな……」


838 : 以下、名... - 2012/05/04(金) 01:19:04.82 nGOkyYUg0 212/281


~夜 居間~

「突撃!!自分の晩御飯!!」

「今日のメニューはミートソーススパゲティです」

「なぜなら、僕が好きだから」

「おぉ~、美味しそうですね~」

「では、いただきまーす」

「……」

「……僕ってテンションで時々キャラが変になるな」

「姉さんが風呂に入ってきた時とか……」

「……来ない」

「うーん……呼びに行っても出て来ないだろうなぁ……」

「持ってって部屋の前に置いておくとか……いや、冷めると麺がくっついちゃうな……」

「居間に置いておいたらまず食べないからなぁ……」

「さて……引きこもりをどうやって引っ張り出すか……」



840 : 以下、名... - 2012/05/04(金) 01:20:59.70 nGOkyYUg0 213/281


「御馳走様でした」

「お粗末さまでした」

「……」

「姉さんのことだ、お腹が空くのは我慢できたとしても、風呂には絶対入る」

「水分補給に来る可能性もあるけど……それは昼のうちに部屋に何か持ち込めば事足りるはずだし」

「いや、その理屈で言うと、晩御飯も持ち込んでたりするのか??」

「っていうか、僕が帰ってくる前にシャワー浴びてる可能性もあるな」

「湯は張ってなかったから、浴槽には入ってないと思うんだけどな……」

「うーん……」

「というか、何で出てこないかって言われたら、僕と顔合わせるのが気まずいんからだから、昼間とか僕がいない時は部屋から出てきてるんだよな……」

「しかも、姉さんなら引きこもりでも上手く生きていけそうな気がするしな……」

「引きこもりが上手く生きてくってどういうことだよ……まぁ、厳密にはひきこもりじゃないか……」

「……正直困ったな……楽観視しすぎたかも」


841 : 以下、名... - 2012/05/04(金) 01:22:17.82 nGOkyYUg0 214/281


~廊下 姉の部屋前~

「……色々考えたけど」

「正直上手くいきそうにない」

「説得もできそうにないし」

「無理やり顔合わせても逆効果だろうしなぁ」

「……もう一日時間を置いて考えるか」

「寝よう……お休み、姉さん」


842 : 以下、名... - 2012/05/04(金) 01:24:35.24 nGOkyYUg0 215/281


~11日目 木曜日~

~自室~

「ん~朝か……」

「雨は……まだ少し降ってるな……」

「早いうちに引っ張りださないと、ずるずるいってしまいそうだな……」

「とりあえず、起きるか……」



~廊下 姉の部屋の前~

「姉さん、朝だよ??」

「あ~~、姉さんってば」

「……おーい」

「そこまで気にしないでいいのに……」

「……先行くよ??」

「行ってきまーす」



847 : 以下、名... - 2012/05/04(金) 01:28:10.80 nGOkyYUg0 216/281


~教室~

「おはよう」

女2「来たっ!」

男3「来たなっ!!」

男4「あー、来てしまったな……」

女1「あはは……おはよう」

「どうしたの??目が据わってるよ??」

女2「ふはは!!さあ、聞くぞ!!根掘り葉掘り聞くぞ!!全てをさらけ出してもらうぞ!!」

男3「いや、そこまでは聞こうとは思わんわ……」

女2「何ためらってんのよ!?さっきまでテンション高かったじゃない!!」

女1「あの……落ち着いて……」


849 : >>846 秒速はもう2度と見たくないです……あれのおかげで一時期鬱になりかけた - 2012/05/04(金) 01:30:02.47 nGOkyYUg0 217/281


「……」

男4「おい、うわ……うざぁ……って目してるぞ」

「いや、なんか面倒事になりそうだなと……」

男3「あぁ……俺はやっぱり、触りだけ聞かしてくれればいいわ……」

男4「気にする事はするんだな……」

「……えっと、何を??」

女1「そりゃ、昨日の放課後のアレ??」

「……あぁ」


851 : 以下、名... - 2012/05/04(金) 01:31:15.74 nGOkyYUg0 218/281


男4「話すのか??」

「……あーーーー、いつかね」

女1「えーーーっ」

男3「えっ??そこでやじ飛ばす人違くね??」

女2「ふははは!!実は一番聞きたかったのは間違いなくこの子よ!!」

男4「さっきから笑い方おかしいぞ??」

女2「わざとだ」

女1「わざとよ」

「あっ、チャイム鳴った」

女1「えーーーーーーーーーーーっ」

女2「ちっ」

男3「食いつきいいな……」

男4「あぁ……俺も驚いてる……」

女教師「はいはい、出欠取るわよ」

「じゃあ、またあとで」


853 : 以下、名... - 2012/05/04(金) 01:33:02.17 nGOkyYUg0 219/281


~昼 廊下~

男3「結局の所、どうなん??」

男4「……まぁ、俺も気にしてないと言ったら嘘になるしな」

「あぁ……」

男4「『あぁ……』って……」

「だから、家族」

男3「……いや、彼女なんだろ??」

「僕そんなこと言ったっけ??」

男4「……言ってないな」

男3「いやいや、よく思い出してみろよ、な??」

男4「うん、お前がな」

男3「え??あー、いや、待て……」


857 : 以下、名... - 2012/05/04(金) 01:40:41.71 nGOkyYUg0 220/281


「思い出した??」

男3「……言ってないな」

「ほら」

男3「いや、でも『紹介する』って」

男4「それは言ったな」

「うん、家族をね」

男3「いや、家族紹介されても」

男4「まぁ、困るな」

「実は超売れっ子アイドルなんだ」

男3「うっそ!?マジ??それは紹介してほしいわ」

男4「確かに、ホントなら見てみたい」

「でしょ??」

男4「ホントならな」

男3「まぁ、嘘だろうな」


861 : 以下、名... - 2012/05/04(金) 01:42:48.58 nGOkyYUg0 221/281


「マジで嘘じゃない!!……と思う」

男4「微妙だな」

男3「実は売れてないのか??」

「いや、熱心なファンはいるのは間違いない(それも目の前に)」

男3「ほー、ちょっと興味出てきたぞ」

男4「あぁ、同意見だ」

「だろー??」


862 : 以下、名... - 2012/05/04(金) 01:44:20.12 nGOkyYUg0 222/281


~購買~

男4「安心しろ、いないみたいだ」

男3「別に安心してない」

「いないね(家で引きこもってるし)」

男3「で、アイドルの件だ」

「うんうん」

男4「アイドルっても、最近色々あるからな……歌手とか役者とか、ニュースキャスターやってる人もいるしな??」

「そこはー、うーん……」

男3「え??歌手じゃないの??CD出してないの??」

「……局地的引きこもり系アイドル」

男4「……なんだそれ」

男3「……一気に期待度下がるわー」

「まぁ、アイドルって言っても、最近色々あるじゃん??」

男4「それは俺が言った」




863 : 以下、名... - 2012/05/04(金) 01:45:56.72 nGOkyYUg0 223/281


男3「……本当にアイドルなのか??」

「いつか分かる」

男4「言う気ないだろ??」

「そうとも言う」

男4「……期待せずに待つか」

男3「そうだな」

「あ、そうそう」

男4「何だ??」

「他言は無用に願いたい」

男3「女2人組は??教室帰ったら質問攻めだぞ??」

男4「だろうな、目の輝きが違ったからな……」

「男の約束」

男3「それを言われちゃあ、漏らせねえな」

男4「……なんか上手く収束させやがった」

「気のせい気のせい」


865 : 以下、名... - 2012/05/04(金) 01:47:48.75 nGOkyYUg0 224/281


~教室~

女2「来たっ!」

女1「来たねっ!!」

男3「それは朝やっただろ」

男4「あぁ、やったな」

「いただきまーす」

男4「相変わらず神経太いな……まぁ、食うか」

男3「そうだな」

女2「さぁ、話せ!!手より先に口を動かせ!!」

女1「うんうん」

「まだ内緒」

女1「そんな殺生なー」


866 : 以下、名... - 2012/05/04(金) 01:49:13.77 nGOkyYUg0 225/281


「だが2人には話した」

女2「何!?」

男3「まぁ、聞いたな」

女2「話して??」

男3「可愛く言うな」

女1「ずるーい」

男4「肝心なところは全く話して貰ってないし、ぶっちゃけ嘘か本当かも分からん」

女2「それ、なにも話してないのと一緒じゃん」

「あ、バレた……」

男4「話す気ないみたいだしな」

「そのうちね」


868 : 以下、名... - 2012/05/04(金) 01:50:51.46 nGOkyYUg0 226/281


女1「期待して損したかも……」

女2「なら期待させること言わないでよ」

「え??僕が悪いの??」

男3「どうなんだろうな」

男4「まぁ、人の恋愛を根堀り葉掘り聞こうとする方もどうかと思うけどな」

男3「……つまんねー意見」

男4「……間違ってないと思うのに」

女2「盛り上がるからいいんだよ、こういうのは!!」

女1「その通り!!」

「……無茶苦茶じゃないか」

男4「理屈が通じん……」


870 : もう終盤ですがまぁ猿くらうのはしょうがないと諦めたわ - 2012/05/04(金) 01:52:56.99 nGOkyYUg0 227/281


~廊下 姉の部屋の前~

「ただいま姉さん」

「帰ったよ~」

「ごはんちゃんと食べてる??」

「うーん……」

「この話かけるのって逆効果か??」

「……姉さんの分の夕飯も作るから、しばらくしたら居間に来てよ??」

「待ってるからね」


873 : >>869 反省してます やっぱエロ中心じゃないと伸びないなwww - 2012/05/04(金) 01:55:32.70 nGOkyYUg0 228/281


~夜 居間~

「……来ない」

「こうなったら無理やり引っ張りだすか……」

「よし、そうしよう」

「……昔の説教でも使うか」


877 : 以下、名... - 2012/05/04(金) 01:57:36.89 nGOkyYUg0 229/281


~深夜 姉の部屋の前~

「姉さん、姉さん」

「あのさ、姉さん」

「その……別に僕は、怒ってもないし、姉さんを責める気も無いんだ」

「いや……まぁ悲しくなかったって言ったら嘘にはなるけどさ」

「それでも姉さんに避けられる方が悲しいしさ」

「……僕はもう姉さん以外に無条件で信じられる人とか、何の疑いもなく依存出来る人とか、支えてあげたいと思える人とか……」

「そういうの、もう無いんだよ」

「互いにとって、もう『世界中に、たった二人だけ』ってやつじゃないか、僕たちは」

「今まで、ずっと、どうしようもないくらい遠くに居て、お互い本当に覚えてるかも曖昧だったけど」

「それでも……それでもさ、僕は戻って来たじゃないか」

「ちゃんと、戻って来たじゃないか」




881 : 以下、名... - 2012/05/04(金) 01:59:27.08 nGOkyYUg0 230/281


「姉さんと離ればなれになって、母さんの愛は何か違和感があって……」

「でも母さん以外には他人しかいなくて……」

「窒息しそうになった時もあったけど、でも姉さんのおかげで、何とかやって来たんだよ」

「離ればなれになる前に、姉さんの弟だったから、そこそこ器用にやって来たと思うんだ」

「6年前、僕がこの家を出る時にさ……」

「お互い、泣きそうなのを必死に堪えてさ……」

「でも、最後にお互いの顔を覚えてられるようにちゃんと向かい合ってさ……」

「姉さんは言ってくれたじゃないか……」




883 : エロって話が進まないから難しいwwまぁSSにストーリーなんて考えたらイカンことは分かった - 2012/05/04(金) 02:01:02.42 nGOkyYUg0 231/281


「『私はもう、あなたの傍には居られない』」

「『世の中は思うようにはなってくれないから』」

「『これから、幾つも辛いことがあなたを待ってると思う』」

「『色んなしがらみに捉えられて、心がすさんでしまう時も』」

「『自分は何も悪くないのに幾人もの人から虐げられて、俯いて泣く時も』」

「『独りぼっちで誰も信じられなくて、何もかもを見失う時も』」

「『いつかまた、前を向いて歩こうとする意志を持つこと』」

「『弱さを内包したままでも、強くあろうとすること』」

「『強く生きようと願うこと』」

「『それだけは忘れては駄目』」

「『誰かがあなた悪く言う時もあるでしょう』」

「『自分の愚かさや、自分の至らなさや愚かさを呪う時もあるかもしれない』」

「『それでも強くあろうと願いなさい』」

「『強く生きたいと願いなさい』」

「『難しいことだけど、それができれば、ほんの少しだけ、胸を張って生きていられると思う』」


886 : 以下、名... - 2012/05/04(金) 02:02:57.41 nGOkyYUg0 232/281


~6年前~

「忘れ物は」

「無いわ、あっても全部処分してくれていいから」

「……分かった」

「……じゃあね、体には気をつけて」

「あぁ、お前もな」

「えぇ……そうするわ」

「まぁ、何だ……お前も……元気でな」

「うん……父さんもね……」

「母さんも……お元気で……」

「……あなたもね」


889 : 以下、名... - 2012/05/04(金) 02:04:10.92 nGOkyYUg0 233/281


「……行くわよ、これ以上ここに居ても仕方ないわ」

「いや……そんな……」

「何??」

「……何でもない」

「姉さん……」

「えぇ……」

「……」

「……」

「ちょっと!!」

「やめろ」

「もぅ……」


892 : 以下、名... - 2012/05/04(金) 02:05:48.23 nGOkyYUg0 234/281


「姉さん……」

「そんなに呼ばなくても、聞こえてるわよ」

「……分かった」

「……」

「……姉さん??」

「……本当に最後かもしれないのね」

「……そうだね」

「悔しいわ……」

「……うん、僕も」

「……駄目よ、下を向いちゃ、ちゃんと私を見なさい」

「……姉さん」

「大丈夫……分かってるわ」

「本当に……今までありがとう、姉さん」

「やめなさい。そういうのは……もう会えないみたいじゃない」

「……うん」


894 : 以下、名... - 2012/05/04(金) 02:07:16.89 nGOkyYUg0 235/281


「姉さん……」

「分かってるから……いい??今から言うことをよく聞きなさい」

「……分かった……ちゃんと聞く」

「私はもうあなたのそばには居られないわ」

「いい??世の中というのは、思い通りにはなってくれないから、きっとこれから幾つも辛いことがあると思うわ」

「それでも、きっと忘れちゃだめなことがあるの」

「色んないやなことばかりで、いらいらしちゃうときも」

「自分は何も悪いことしてないのに、皆に悪く言われて、泣きそうになるときも」

「一人ぼっちで誰も信じられなくて、目の前が真っ暗になっちゃうときも」

「涙が止まったら、それをふいてまた前に進もうとすること」

「弱いままでもいいから、強くなろうとすること」

「うん……うんっ」

「強く生きようと願うこと」

「それだけは忘れちゃだめだから」

「うんっ……っ……うんっ!!」


896 : 以下、名... - 2012/05/04(金) 02:08:40.59 nGOkyYUg0 236/281


「誰かがあなたの悪口を言うときもあるわ」

「っ……うん」

「自分自身が嫌いになることもあるかもしれないわ」

「……ぐすっ、うんっ」

「それでも強くなろうと願いなさい」

「強く生きたいと願いなさい」

「うんっ!!……ぐすっ、ひっく……うんっ!!」

「とても難しいけど、それが出来れば、ほんの少しだけ、胸を張って生きていられるから」

「わかった……つよく生きるよ、僕っ……」

「えぇ、それでいいのよ……」

「元気でねっ、姉さんっ!!」

「えぇ、あなたも……またね……愛してるわ」

「っ!!またねっ!!姉さん」

「バイバイ」

「バイバイっ、姉さん!!」


897 : 以下、名... - 2012/05/04(金) 02:09:51.38 nGOkyYUg0 237/281


~12日目 金曜日~

~朝 廊下 姉の部屋の前~

「ん……寒っ……朝か、あれから寝ちゃったのか……懐かしい夢を見たな」

「いつの夢??」

「あ……姉さん……」

「……馬鹿ね、まだ冬じゃなくても、こんな時期にそんな格好で廊下で寝たら、寒いに決まってるじゃない」

「誰のせいだと思ってるんだよ……」

「……悪かったと思ってるわ」

「いや、別にいいよ、姉弟だろ??」

「ありがとう……ところで、どんな夢を見たの??」

「6年前、ここから居なくなる時の夢」

「……あんな昔話するからよ」

「ははは」

「今思えば、我ながら別れ際に何を言っていいか分からなくて言った事にしては上出来だわ」


902 : 以下、名... - 2012/05/04(金) 02:11:40.56 nGOkyYUg0 238/281


「……マジ??」

「えぇ、マジよ」

「ちゃんとあらかじめ考えて言ったんだって思ってた」

「あの時、本当に離れ離れになってしまうってどうしても想像できなくてね、そんなの考える余裕なんて無かったわ。ただ必死に、現実から逃げて、考えないようにしてたもの」

「弱虫」

「……私はあなたみたいに別れ際に泣いたりしなかったわ」

「でも、後で部屋で泣いただろ」

「……ふんっ、朝ご飯作ってあげるわ、着替えてきなさい」

「うん……あのさ」

「……何??」

「6年前の別れ際、言いそびれた事があるんだ」

「僕も、愛してる」

「っ!!……馬鹿っ」

「着替えてくるよ」

「えぇ、待ってるわ」


905 : 今後SS書くときは2度とVIPから出ていきます - 2012/05/04(金) 02:12:53.95 nGOkyYUg0 239/281


~居間~

「ふぁ~、あてて」

「どうしたの??」

「いや、寝不足だし、あんなところで寝たから体が痛い」

「……一日くらい休んでもいいんじゃない??」

「いや、行く。なんだかんだで楽しくなってきたし」

「姉さんも行くだろ??」

「そうね」

「ならいいけど」

「……昔の自分の説教聞かされて出てくるのも滑稽よね」

「しかも即興で言った説教だもんね」

「うるさいわね」

「……なんか最近皆理不尽な気がする」

「ふん、まぁいいわ。いってきます」

「うん。いってらっしゃい。あ、綺麗に晴れてる」



910 : 以下、名... - 2012/05/04(金) 02:14:36.00 nGOkyYUg0 240/281


~教室~

「おはよ」

男4「よう、昨日は逃げるように帰ったな」

男3「気が付いたらいなかったからな」

女1「あ、おはよう~、ぎりぎりだね」

女2「おはよ」

男3「よぉ」

女教師「はい、皆おはよう。出欠取るわよ」

男4「わざとぎりぎりに来ただろ??」

「半分はね」



914 : 以下、名... - 2012/05/04(金) 02:15:45.60 nGOkyYUg0 241/281


~昼 教室~

「ふぁ……昼だ」

男3「また眠そうだな」

「あー、うん。昨日の夜ちょっとね」

男4「何かあったのか??例の人か??」

女1「お、何々??例の人とは??」

女2「さぁ、話すがよい」

「あー……」

男4「……スマン」

「うん……とりあえず、購買行こう」

男3「よし来た」

女1「ぶ~~」

女2「あ、その顔ちょっとかわいい。だけど若干うざい」


918 : 以下、名... - 2012/05/04(金) 02:17:25.12 nGOkyYUg0 242/281


~購買~

男3「あ……」

男4「……いるな」

「どうするの??待つ??」

男3「……いや、行く」

「おぉ~、いつもは見てるだけらしいのに」

男4「凄い成長だ……なんで感動してるんだろ……俺……涙出てきた……」

男3「すぅ~はぁ~」

「あ、緊張はしてるんだ」

男3「よし……行くぞ……」

男4「あぁ……行くか……」


920 : 以下、名... - 2012/05/04(金) 02:18:35.47 nGOkyYUg0 243/281


「え??昼ご飯買いに行くだけなのに、なんか重くない??」

男3「……空気読めよ」

男4「こいつは今から勝ち目のない戦争に行くんだからな……見届けてきた人間としては結構込み上げるものがあるんだ」

男3「まだだ!!まだ俺は戦える!!」

男4「あぁ!!そうさ!!行って来い!!」

男3「戦で散るのが漢の花よ!!」

「う、うん……頑張って……」

男3「行くぞ!!相棒!!」

男4「あ、相棒は絶対嫌だ」

男3「えっ」男4「えっ」「えっ」


922 : 以下、名... - 2012/05/04(金) 02:19:46.48 nGOkyYUg0 244/281


「あら」

男3「どうも」

男4「こんにちは」

「久しぶりね」

男3「はい、えっと……ここしばらくは見てなかったですね」

「そうね……2日くらい学校来てなかったからね」

男4「『見てなかった』っておかしいだろ……」

「え??遠くから見てるだけだから合ってるんじゃない??」

男3「体調でも崩されてたんですか??」

「まぁね……ちょっと色々失敗しちゃってね……落ち込んでたのよ。要するにサボリなんだけどね」

男3「何かあったんですか??」

「残念ながら内緒よ??」

男3「あはは……すいません聞いちゃって」


923 : 以下、名... - 2012/05/04(金) 02:20:57.70 nGOkyYUg0 245/281


男4「あははって、そんなしおらしい奴じゃないだろ」

男3「うっさいぞ、ちょっと黙ってろ」

「肩肘張ってもいいことないよ??」

「あら??とってもシャイな子なんじゃないの??」

男4「あ、それは違います。先輩の前だけシャイなんです」

男3「お、おい」

「子供の時からガキ大将って感じだもんね」

「あらそうなの??」

男4「はい、顔とデカイ図体の通りです」

「あ、やっぱりそうなんだ」

男3「や、やめろ!!お前ら!!」

「ふふっ、どんな人達かと思ったけど、案外面白い人達ね」

男4「えぇ、退屈はしませんよ、こいつ見てると」


925 : 以下、名... - 2012/05/04(金) 02:22:07.25 nGOkyYUg0 246/281


男3「うぅ……」

「ほらほら、会話が広がってるんだから頑張んなよ」

男3「そ、そうだな」

男4「ほれほれ、お前も頑張れ、折角援護射撃をしてやってるんだから」

男3「なぁ??でも先輩の聞いてる前でそういうこと言う必要は無いよな??」

「何を今更言ってるのよ??ずっと見てたんでしょ??」

男3「えっ、いやっ、そのっ!!」

男4「ダイレクトアタック来た!!」

「今僕の中でライフポイントが減ってる音がしている」

「ライフポイント??」

男4「僕らの世代の男の子の共通言語のひとつです」

「あれは流行ったなぁ……」

男3「いや、その話もういいから」

「そう??ならいいけど」


930 : 以下、名... - 2012/05/04(金) 02:24:04.66 nGOkyYUg0 247/281


「で、買わなくていいのかい??」

男3「何を??」

「昼飯」

男3「あっあぁ……そうだった、それが目的だった」

男4「あとお前だけな」

「本当に可愛いわね、あなた」

男3「あはは……」

「そうね……ねぇ、あなた達??」

男3「はい、何でしょう」

「お昼、一緒に食べない??」

男3「……」

男4「……」

「……」


932 : 以下、名... - 2012/05/04(金) 02:25:37.10 nGOkyYUg0 248/281


男4「な、なにぃぃぃぃぃ!!あ、いやスイマセン、ちょっと驚いちゃって」

男3「…………」

「あれ??大丈夫??口あいてるよ??」

男3「あっ、はっ、はいっ!!それはもう!!喜んで!!もうじゃんじゃんと!!」

「そう、良かったわ、ならあなた達の教室でいいかしら」

男4「……なにこの展開」

男3「はいっ、大丈夫です。あの女子二人友達いますけど大丈夫ですか??」

「えぇ、問題ないわ」

「……(僕だけ凄い面倒臭そうなポジションだな)」


938 : 以下、名... - 2012/05/04(金) 02:28:02.00 nGOkyYUg0 249/281


~教室~

女1「あ、おかえ……り……??」

女2「あぁやっと帰って……来た……と……思っ……」

男3「あぁ、ただいま」

男4「まぁ、普通の反応はそうだろうな」

「面白い顔だ」

「失礼します、しばらくお邪魔するわね」

女1「……」

女2「……」

男4「おい、大丈夫か??」

女1「えっ、え~~~~~~~~っ!!」

女2「ちょっ、嘘っ、えちょっ??マジ??嘘でしょ??」

男4「うん、落ち着けお前ら」


941 : 以下、名... - 2012/05/04(金) 02:29:23.56 nGOkyYUg0 250/281


女1「いや、だって……そりゃ……」

女2「そりゃ、驚くわよ!!学校一の美人連れて帰ってこれば!!」

「それはいいすぎよ」

女1「あ、どうも、初めまして」

女2「ども~、初めまして」

「えぇ、初めまして、お昼お邪魔していいかしら」

女1「あっ、はい。構いませんが」

女2「全く問題ないです」

「そう、良かったわ」

「……(この場をどう切り抜けよう、ってか姉さん完全に遊んでるし)」


945 : 以下、名... - 2012/05/04(金) 02:30:52.78 nGOkyYUg0 251/281



「……椅子が一つ足りないわね」

女1「周りの人のは??」

女2「皆使ってるみたい」

男3「あ、じゃあ俺の……」

「いえ、いいわ」

女1「あ、えっとすいません」

「謝らなくていいわよ……そうね……」

「あなたの椅子、貸してくれない??」

「……えっと、僕ですよね??」

「えぇ、そう。あなたの椅子」

「構いませんけど」

男3「えっどうして??」

男4「さぁな……」

「……(完全に僕で遊ぶつもりだな)」

「ふふっ、ありがとう」


955 : 以下、名... - 2012/05/04(金) 02:33:04.35 nGOkyYUg0 252/281


女2「えーっと、つかぬことをお伺いしますが」

「何かしら??」

女2「どうしてここに??」

「そうね……まぁ、興味があったからよ」

女2「はぁ……こいつに興味……その……先輩って、男の趣味アレなんですか??」

(姉さんが興味があったのはこの状況です)

女1「いやっ、その聞き方はまずいって」

「ふふっ、別にいいわよそれくらい」

男3「なぁ??俺怒っていいか??」

「どうなんだろ??」

男4「さぁ??俺もわからん」

男3「んだよ、そっけないな」

男4「あぁ、悪い、ちょっとな」

「……」


962 : 以下、名... - 2012/05/04(金) 02:34:22.61 nGOkyYUg0 253/281


男4「なぁ……あのさ??」

男3「あん??」

男4「いや、お前じゃない」

「……僕??」

男4「あぁ……悪いな、一人だけ立ちっぱなしで」

「いや、それくらい別にいいけど」

男4「なんで一回も会話しないんだ??」

「え??してるでしょ??普通に」

男4「あぁ……聞き方が悪かったな」

男4「何で、先輩と一回も会話しないんだ??」

「えっ??」


972 : 以下、名... - 2012/05/04(金) 02:36:22.24 nGOkyYUg0 254/281


男4「だって会話したのイスの時だけじゃん??」

「……そうかな??」

男4「あぁ、この前のこいつがふられた時も、さっきの購買でも、直接は会話してない。一緒に居る俺たちとは話すけど、先輩だけとは会話しない」

男3「……そういえばそうだ」

女1「えっ??そうだっけ」

女2「あ、私も気になってた。何で席譲るの指名したんですか先輩??」

「さぁ??どうしてだったかしら??」

「僕は指名された方だし」

男4「……ならどうして、先輩が購買に居る日と居ない日が分かったんだ??」

「えっ??別に分かんないけど??」

男4「へー」

男3「え??分かるの??」




979 : VIPでパートはやったらイカンだろ…… - 2012/05/04(金) 02:37:37.39 nGOkyYUg0 255/281


男4「ならどうして同じ家に住んでるん??」

「なっ!?」

「あら」

男3「えっ??」

女1「え~~~~~~~~~っ!!」

女2「ちょっ、マジ??嘘!?っていうか驚いてばっかだな!!私っ!!」

「……」

「いや……それは……」

男4「はい、認めた」

「え??」

男4「鎌掛けた」

「なっ!?」

「あなた、友達は選んだほうがいいわよ」

「うっ……この卑怯者め……」

男4「いやぁ、悪いなぁ、どうしても気になっちゃって……違ってたら見間違いで済むかな~と」


986 : 以下、名... - 2012/05/04(金) 02:38:53.22 nGOkyYUg0 256/281


「はぁ~~」

「初めて食べたけど、以外に美味しいわね、これ」

「……呑気だね、姉さん」

「別にばれたからってどうということでもないでしょ??」

女1「……へ~、姉弟なんですか~」

男3「姉弟……」

男4「あぁ、やっぱそうか」

女2「おー、よく見ると何というか顔の雰囲気似てるわー」

男4「な、俺もそう思ったんだよ??」

男3「なるほど、確かに」

「姉さんが黙ってようって言ったんじゃないか」

「いずればれるわよ。ここは地元なのよ??」

「まぁ、そうだけどさ……」



993 : 以下、名... - 2012/05/04(金) 02:40:03.62 nGOkyYUg0 257/281


「ほら、席半分開けてあげるから、座りなさい」

「いや、無理でしょ??近すぎるじゃん。流石に一個の椅子に二人では無いって」

「別にいいじゃない、ばれたんだから」

「いやいや、ばれたから問題なんじゃん」

「命令よ、体くっつけて座りなさい」

「うっ……」

男4「すげぇ……」

男3「……うらやましい」

女1「うわ……完全に立場が決まってる」

女2「……絶対服従だ」

「まぁ、私が教育者兼保護者だもの」


996 : >>992 反論できん - 2012/05/04(金) 02:41:13.05 nGOkyYUg0 258/281


「それでも僕は座らない」

「……つまらないわ」

「遊びに付き合うこっちの身にもなってよ……そもそもここに来なければばれなかったのに……」

「だって、面白そうだったもの」

「はぁ~~~」

「溜息つかないの」

「誰のせいだと思ってるんだよ……」

「あなたが上手くかわさなかったせいよ」

「最近理不尽なことばっかだ」


4 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) - 2012/05/04 02:42:49.19 TbSq3so6o 259/281

「あら、予鈴がなってしまったわ」

「早く自分の教室帰りなよ」

「また来ていいかしら??」

男3「はいっ!!いつでもっ!!」

女1「あっ、待ってます~」

女2「私も私も」

男4「まぁ、楽しいし華があるしな」

「もう二度と来なくていい」

男3「ちょっ!!お前っ!!」

「つれないわね……またね??」

男3「はいまたっ」

女1「さよ~なら~」

男4「さよなら」

女2「どうも~」

「疲れた……」

6 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) - 2012/05/04 02:43:25.89 TbSq3so6o 260/281

~放課後 教室~

「あぁ……やっと終わった……眠い……」

男4「今日はマッハで帰らないんだな」

「いや、もう帰るけど、そこまで急いで帰る理由も無くなったしね」

男3「紹介するって先輩のことだったのか??」

「こんなに早くばれるとは思ってなかったんだよ、一ヶ月は隠せると思ってた」

男4「なるほど……まぁ確かに超人気アイドルなのは違いないな」

女2「超人気アイドル??」

男3「『家族に熱心なファンもいる超人気アイドルがいる』って聞かされてたから」

女1「熱心なファンって……」

男3「……俺じゃん」

「うん、僕は嘘は言ってない」

女2「な~んだ、本当に家族だったのか」

女1「つまんないな~」

「僕は嘘は言ってない」

男4「本当のことも言ってないだろ」

「それはそっちの解釈次第」

男3「ちゃっかりしてるわ」

「姉譲りだからね」

男3「そうか……よく考えれば、将来、お前は俺の弟に……」

「うぇ~~」

女2「それは無い」

男4「無いな」

女1「……無いんじゃないかな??」

男3「くっそ、見てろよお前ら!!なぁ??先輩のタイプってどんな人??」

「さぁ??」

男3「さぁ??って」

「姉弟で異性の趣味なんて話すと思う??」

男4「話さないな」

女1「うわ、それは恥ずかしい」

女2「ないな」

男3「確かに」

「そういうこと」

男3「うーん……」

「まぁ、頑張ってくれたまえ。応援はしないけど」

男3「しないのかよ!!」

「はっきり言って色々想像したくない」

男4「あぁ、家族のそういうところは俺も無理だわ」

「っていうか……この話止めよう、ちょっと想像した……」

女1「忘れるのよ、今すぐに」

「そうする……」

7 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) - 2012/05/04 02:44:05.92 TbSq3so6o 261/281

~夕方 居間~

「ただいま」

「……おかえり」

「ん……怒ってる??」

「『二度と来るな』はひどいんじゃないかしら」

「あぁ、まぁ……悪かったよ、でも学校ではそこまでべたべた出来ないだろ??」

「そうだけど、ちょっと逢いに行くくらいいいじゃない……??」

「あのね、僕らが真剣に一線越えた関係になろうとしてるってバレたら、マジでヤバイどころの騒ぎじゃないよ??」

「……分かってるわよ」

「少なくとも、ここには居られなくなる」

「……」

「ここ、嫌いなの??」

「そんなことはないわ、あなたとの思い出はここにしかないもの」

「なら自重してくれよ……」

「6年間離れてた弟とのコミュニケーションとか言えば……」

「普通、6年間離れてたら、姉弟だろうが精神的距離が空きます」

「そんなこと許さないわ」

「いや、僕たちはそういうの関係無いだろうけどさ……一般的な価値観ならそうなっても不思議じゃないだろ??って話だよ」

「そうかしら??でも、6年だものね、あなたがいきなりチャラ男とか、不良とか言われる人種になってたら、きっと『戻って来なさい』なんて言わなかっただろうし」

「……僕がここに来るまで、逢わなかったじゃないか」

「電話越しで声を聞けばなんとなくわかるわしょう??『あぁ、向こうに私が望み続けた人がいて、お互いが再会の時を待ってるんだ』ってね」

「そりゃあ、まぁ、そっけなかったけど、なんとなく」

「そうでしょう??そういうことよ」

「ふぁ……」

「眠い??」

「あぁ……まぁね」

「分かったわ」

「何が??」

「いや、何も……」

「あぁ……うん」

10 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) - 2012/05/04 02:44:34.35 TbSq3so6o 262/281

~夜 自室~

「マジで眠い……」

「多分、姉さんは誘うつもりだったんだろうけど……無理……」

「おやすみなさい」

17 : とっとと終わらせるわ - 2012/05/04 02:50:48.33 TbSq3so6o 263/281

~13日目 土曜日~

~居間~

「あら、おはよう」

「おはよう」

「今日の予定は??」

「特になし」

「そう……とりあえずこっち来なさい、ご飯できてるわ」

「シリアルでいいんじゃないの??」

「ちゃんと食べたい日もあるのよ」

「ふーん」

19 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) - 2012/05/04 02:51:57.05 TbSq3so6o 264/281

「美味しかった」

「そう」

「姉さんの今日の予定は??」

「特にないわ」

「はい、お茶はいったよ」

「ありがと、こっち座りなさい」

「あぁ……うん」

「……ねぇ」

「うん??」

「どうするの??これから??」

「姉さんこそ」

「まだ分からないわよ」

「ふーん」

「……」

「ついてくよ」

「え??」

「何処に行くにしても、ついてく」

「ホント??」

「行きたい所があるんだろ??」

「別に、はっきりした場所とか目的なんてないわ。レストランの時は半分あなたを試したようなものだし。ただね、自分が行けるところに行きたいって、そう思うようになったのよ」

「大学の話??」

「ううん。人生の話。あなたをここで待つ必要も、もう無くなったじゃない??」

「でも僕はここが気に入ってるよ」

「えぇ、自分が帰るべき場所はここだっていう実感はあるわ」

「うん、僕もある。だから帰って来たんだと思う」

「あなたがいた街にも行ってみたいわ」

「煩雑な癖に何もない街だったよ」

「いいんじゃない??別に」

「そうかも」

「お金も時間もあるわ、その気になれば何処へでも行けるのね」

「ついてくよ」

「えぇ、でも、結局」

「帰ってくるのはここだろうね」

「うん」

21 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) - 2012/05/04 02:52:24.64 TbSq3so6o 265/281

「でも、そうね。とりあえず」

「うん??」

「けりをつけないといけないわ」

「……うん。夜に風呂で待ってる」

「今からでもいいのよ??」

「夜の方が雰囲気出るじゃん」

「それもそうね」

「……流石に今度は逃げたら怒るよ??」

「……大丈夫よ。何だったら無理矢理でもかまわないわ」

「趣味じゃないから嫌」

「ふふっ、分かってるわよ」

22 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) - 2012/05/04 02:53:15.21 TbSq3so6o 266/281

~夜 風呂~

「ん、姉さん……」

「えぇ……」

「んっ」

「んっ……あふぅ、ちゅっ……れろっ」

「んんっ……んぁ……」

「あふぅ、んむっ、うむっ……ちゅっ……」

「ちゅっ……ちょっ、ねぇさっ……!!」

「ちゅっ……何??れろっ、しゅうひゅうしてるのに……」

「いや……はげしすぎっ」

「嫌いじゃないでしょ……んっ、ちゅっ、ちゅぱっ……」

「んっ……あふっ……ちゅっ……」

「はぁ、うむぅ……んっ……んぁっ」

「ん……ちゅっ……はぁ……」

「ふはぁ……何??もっとしましょうよ??」

「あぁ、うん……」

「何??今度はあなたが怖気づいたなんて言わないわよね」

「……いや、積極的になったな、と」

「っ!!もうっ!!黙って舌出しなさいっ!!」

「んんっ!!ちょっ!!」

「ちゅっ……はぁぁ……んむっ、あふぅ……れろっ」

「んむっ……れろっ……」

23 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) - 2012/05/04 02:54:14.05 TbSq3so6o 267/281

「ねえ?はむっ……」

「ん??ちゅっ……」

「ここで最後までするの??」

「いや、流石に初めてなんだから、ベットの上の方がよくない??」

「そうね……とりあえず、一回出しとく??」

「いや……いちゃいちゃしたい」

「うん……そうね。来なさい、背中流してあげる」

「うん」

25 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) - 2012/05/04 02:54:59.62 TbSq3so6o 268/281

「かゆいところは??」

「ん、大丈夫」

「洗ってあげるのは上半身だけだからね??」

「うん、それでいい。むしろ今下半身を触られるとヤバイ」

「お楽しみは後でとっとかないと」

「……うん」

「はい、足洗って」

「分かった、終わったら交代ね」

「えぇ」

26 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) - 2012/05/04 02:55:47.04 TbSq3so6o 269/281

「……あのさ??」

「何??」

「何処まで洗えばいい??」

「上半身だけでいいわ」

「胸は??」

「洗うだけならいいわ」

「分かった」

「んっ……」

「いや、エロい手つきはしてないからね??」

「分かってるわよっ!!」

「腕あげて??」

「うん……ふぅ……」

「どうしたの??」

「ん??そうね……幸せだなって」

「うん……僕も」

「……」

「何処にも行かないよ」

「うん、分かってる」

27 : >>24 眠いからねww - 2012/05/04 02:56:24.77 TbSq3so6o 270/281

「よくよく考えたら、こうやって面と向かい合ってゆっくりお風呂に入ったのは初めてじゃない??」

「そうね……子供の頃にはあったかもしれないわ」

「あぁ、そういえばそうかも」

「あの頃にもうちょっと、あなたに性的な悪戯でもした方が良かったかしら」

「え??いきなり何??」

「ほら??ちょっとHな漫画の設定だとお姉ちゃんによく悪戯されたっていうのってあるじゃない??」

「あぁ、あるね……」

「されたかった??」

「いや、帰ってきてから本格的な方をして貰ってるからいい」

「ふふっ、これからずっとしてあげるわ」

「うん……っていうか姉さん、漫画とか読むんだね」

「昔、出ていく時にあなたが置いてった少年雑誌に書いてあった気がするわ」

「そっちか」

「私そういうの買ったことないもの」

「へぇ……姉弟もののフィクションとか好きそうなのに」

「……近親相姦ものってどうして兄と妹で書かれることが多いのかしら」

「あぁ……好きな事は好きなんだね……」

「あなたは??」

「……好きです」

「素直でよろしい」

「どうも」

29 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) - 2012/05/04 02:57:09.33 TbSq3so6o 271/281

~姉の部屋~

「んっ、ちゅっ……」

「ちゅっ……はむっ……」

「……」

「ねぇさん??」

「いよいよね……」

「うん、そうだね」

「色々触って??出来るだけHに」

「うん……分かった」

「んっ……はぁ……」

「あぁ……そうよ……はぁ……」

「気持ちいい??」

「ンっ……もう少し大胆でいいわ」

「分かった……ンっ……ちゅっ……」

「あっ……ちょっ……乳首っ」

「ちゅっ……じゅるっ……」

「はぁっ!!ンっ……はぁ……」

「かわいいよ、ねぇさん……」

「うんっ……あっ、あっ……」

30 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) - 2012/05/04 03:00:16.39 TbSq3so6o 272/281

「下も……触って??」

「うん」

「……ふっ……んんっ……」

「興奮してる??」

「当たり前でしょっ……指は、入れちゃだめだからね。入口まで」

「うん、分かってる……ンっ……ちゅっ……」

「ふぁ……んっ、ちゅっ、ちゅっ、……じゅるっ」

「……ん」

「んんんっ……ちょっ……クリっ、いじるのっ、やめっ……」

「い、や」

「あぁっ……ンっ、ちゅっ……ふぁ……あっ、あっ」

「かわいいよ、姉さん……んっ……れろっ……」

「れろっ……んっ……ああぁ……んくっ!!……」

「……姉さん??」

「えぇ……そろそろいいわ……」

「んっ、分かった……足、開いて」

「私が下でいいの??お望みなら上で奪ってあげるけど??」

「そういう一方的なのじゃないのがいいから、普通でいい」

「んっ、分かった。任せるわ」

39 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) - 2012/05/04 03:14:41.61 TbSq3so6o 273/281

「……行くよ??」

「えぇ、来て??」

「……あっ……あれ??」

「慌てなくていいわ、もう少し下……こっちよ」

「うっ、うん……」

「顔真っ赤よ??」

「だって、恥ずかしい」

「私の方が恥ずかしいに決まってるでしょ??我慢しなさい」

「確かに……えっと」

「いいわよ、そのまま、ね??」

「うん」

「っ!!くっ!!」

「姉さん??」

「つっ!!大丈夫よっ!!抜いちゃだめだから……」

「くっ……きつっ!!」

「……いっ!!…………っ!!」

「もうすぐ、全部入るから……」

「うん……っ!!~~っ!!」

「入ったよ??姉さん??」

「……はぁっ、はぁっ……うん」

「大丈夫??」

「……」

「我慢しなくていいよ??」

「凄くイタイに決まってるでしょ??」

「……ごめん」

「あなたは悪くないわ、こんなふうに女の体を作った神様が悪いのよ」

「でも、女の人の方が気持ちいいらしいよ??」

「それは慣れたらの話でしょ??」

「いつかそうなるって」

「あなたは、痛くないの??」

「暖かくてきもちいい」

「そう、私も、一つになってるって分かるわ」

「うん」

「あぁ……やっと、夢が叶ったんだわ、凄い……幸せ……」

「夢って……」

「中途半端な気持ちで誘惑したわけじゃないもの」

「うん……でも、僕も、ずっとこうなりたいと思ってた思う」

「幸せ??」

「うん、幸せ」

「そう……いいわよ、動いて。というか、入れっぱなしの方が苦しいわ」

「ご、ごめん……」

40 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) - 2012/05/04 03:15:22.31 TbSq3so6o 274/281

「んっ!!……あぁっ!!」

「ンっ!!ねぇさんっ!!」

「っ!!つっ!!……っ!!」

「大丈夫??」

「えぇ、続けてっ!!」

「うん……ごめんっ、止まんないっ!!」

「ええっ!!……あっ!!んっ!!」

「はぁっ……はぁ……」

「ふぁっ!!んっ……あぁ……!!」

「あぁ……んっ……」

「はっ……くぅぅっ……んっ、奥にっ、当たってっ!!」

「んっ、ねぇさんっ!!」

「はぁぁぁ……ンっ、んくぅ……」

「ひぁっ!!んっ、やぁん……」

「はぁっ!!はぁっ!!」

「ふぅっ……んっ……あぁ……」

41 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) - 2012/05/04 03:16:00.30 TbSq3so6o 275/281

「んっ……あぁっ!!」

「んっ!!」

「ねぇ??……ンっ……きもちいい??」

「うん、最高だよ……ねぇさん……」

「そうっ……よかった……あぁっ!!」

「ねぇさんは??…うっ……きもちいい??」

「はぁ……はぁ……えぇ……っ!!もちろん」

「ごめん……ねぇさん……」

「ンンっ、くぅ……いい、のよ……あっ……」

「……もう、ちょっとだから……」

「うんっ!!我慢しないで??……いっ……はぁっ、あんっ……」

43 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) - 2012/05/04 03:16:26.32 TbSq3so6o 276/281

「うっ、きつっ!!」

「いつでもっ!!イっていいから!!ねっ??」

「うっ、うん」

「中でっ!!いいからっ!!」

「えっ!!」

「いいのよっ!!中で出してっ!!」

「でもっ!!」

「大丈夫だからっ!!」

「うんっ!!」

「あっ!!あっ!!くぅっ……っ!!」

「……はぁ……はぁ……姉さんっ!!姉さんっ!!」

「うぁぁっ……はぁ……んっ、はぁぁぁっ!!」

「うっ、くっ!!」

「イキそう??イキそうよね??」

「うっ、うんっ!!」

「あっ!!はっ!!ああっ!!」

「い、イクよ!!姉さん!!」

「ええっ!!はっ!!ああっ!!」

「くっ!!ああああああっ!!」

「~~~~~っ!!はっ、はっ……あぁ……出てる……」

「姉さん……」

「あっ……暖かい……」

「はぁはぁ……大丈夫??」

「うん……っ、ふぅ……」

「…………」

「気持ちよかった??」

「うん、最高だった……」

「そう……良かった……」

「ん……ありがと、姉さん……」

「ううん、いいのよ……私だって、嬉しいもの……」

「幸せだね」

「うん……」

「……」

「このまま、寝ちゃおっか」

「うん……しばらく寝れそうにないけど……」

「ふふっ……そうね」

44 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) - 2012/05/04 03:17:24.32 TbSq3so6o 277/281

~14日目 日曜日~

~夜明け前 姉の部屋~

「んっ……ここ……姉さんの……」

「あぁ……そうか……昨日、姉さんと……」

「あれ??姉さん??」

「いない……」

「あぁ、そうだ……そういえば、僕の部屋に……」

47 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) - 2012/05/04 03:20:28.76 TbSq3so6o 278/281

~テラス~

「あら??目が覚めたの??」

「うん……」

「すぅ……はぁ~」

「あぁ、煙草か……でも風邪引くよ、姉さん??毛布一枚くるんでるだけじゃないか」

「そうね……でも、これが吸いたかったのよ」

「あぁ……うん……」

「一本吸う??」

「うん……」

「すぅ……はぁ~」

「……あのね??ひとつ、わがまま言っていい??」

「何??」

「とっても大きな大きなわがまま」

「うん、いいよ」

「私ね、子供は残す気ないのよ」

「……」

「……」

「じゃあ、中でって……」

「あれ、最初で最後だと思う」

「……できてたらどうするんだよ」

「本当は『欲しい』って気持ちも勿論あるのよ……だから『初めての一回だけは』って思ったの」

「でも、1回でもっ」

「出来る時は出来るでしょうね、そうね……もし本当に出来てたら、どこか遠くへ行きましょう??誰も私たちを知らないところ、誰にも邪魔をされないところ。そこで3人で生きていけばいいわ。実際、そうやって産まれた人もいるし、生きてる人もいるのよ」

「……そうだね。もし出来てたらそうしよう」

「ふふっ、ありがと。まぁ、ちゃんと体温は計ってるから大丈夫だと思うけどね」

「そっか……」

「うん」

48 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) - 2012/05/04 03:21:05.07 TbSq3so6o 279/281

「あぁ、大丈夫よ??これから薬飲むかゴムでするから」

「えっ??」

「やっぱ生の方がいいって聞くから薬よね??だから、もう煙草も吸わないわ……、煙草と薬って、良くないみたいなのよ……」

「あぁ……うん……っていうかゴムでもいいよ??体に悪いんじゃない??」

「私が嫌だわ……どうしてあなたをゴム越しに感じないといけないのよ、想像しただけでももったいないじゃない。まぁ……体に合わなかっだら、それはそれで色々あるでしょう」

「まぁ……うん……そりゃあ、男のわがままとしてはそっちの方がいいけど。薬が合わないならやめてほしい」

「うん、実は色々調べてるのよ、きっと大丈夫だわ」

「……相変わらずエロエロだ」

「当然でしょ??」

「そうかも」

「話を戻すけど……もし、あなたが子供がほしいって言うなら……わたしは期待には答えてあげられないわ。この一回限りで最初で最後、それは譲れない」

「…………うん、分かった。僕も、それでいいと思う」

「ホントに??いいの??子供出来ないのよ??」

「うん、姉さんがいればそれでいいし、正直、親っていう物に対していい印象もないし……」

「なにより、僕らの罪を、誰かに押し付けるわけにはいかない」

「えぇ。私もそう思ってるの、だから、子供は作らない」

「うん。いいよ、賛成」

「でも、違う女で作っても駄目だからね」

「そんなことしないよ」

「冗談よ、冗談。他の女なんて見向きもさせないわ」

「はい??」

「実はね、最後の方は、ちょっと気持ちよかったのよ??だから、きっと、私もっと気持ちよくなれると思うし、あなたももっと気持ちよくなれると思うの」

「覚悟しとくよ……」

49 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) - 2012/05/04 03:21:51.80 TbSq3so6o 280/281

「すぅ……はぁ~、これで、煙草も最後ね……」

「ん、僕も止めようかな」

「そう??別にいいわよ??この匂い、嫌いじゃないもの」

「ん~でもなぁ……まぁ、止めるよ、僕は姉さんとここで取りとめもなく話がしたかっただけだし」

「なら、ベットの上で十分だわ」

「……まぁ、そうだね」

「ふふっ……もうすぐ夜明けね」

「そうだね」

「私、ちょっとは強くなったかしら??」

「どうだろ??」

「……いえ、こうして、あなたの隣で笑っていられるんだもの、きっとそれが何よりの証拠だわ」

「うん……そうだね」

「これから、ずっと一緒よ??何度も同じ朝を迎えて、同じものを食べて、同じお風呂に入って、何度も何度も体を重ねるの」

「『僕たちは永遠だ』ってやつだね」

「そうそれ、ふふっ……気持ち良さそうだわ」


50 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) - 2012/05/04 03:22:26.26 TbSq3so6o 281/281

「…………あのさ、姉さん」

「何??」

「左手、出して」

「えっ??まぁ、別にいいけど」

「サイズ合うといいけど……」

「えっ??ちょっと……それっ!?指輪??」

「僕の部屋の引きだしに父さんの僕への遺書と一緒にあった」

「……あの人たちの結婚指輪」

「母さんはこの家に指輪置いてったみたいだね……あ、ちゃんとサイズ合ってる。良かった」

「……ひょっとして、あなたの分も」

「実はある」

「待って、私がはめる」

「えっ??うん」

「あっ……良かった……こっちも合ってる」

「おぉ……」

「ふふっ……」

「嬉しそうだね」

「勿論、私たち結婚はできないけど、これでもう同じようなものじゃない」

「そうだね」

「…………あぁ、日が昇るわ。綺麗ね」

「指輪が??太陽が??」

「どっちもよ」

「うん、そうだね」

「そうね……ねぇ??」

「ん??」

「キス、して??」

「うん……しよう??」

「……愛してるわ」

「うん……僕も、愛してる」

~Fin~

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