サターニャ「ガヴリールー!今日はこのゲームで勝負よ!!」
ガヴ「なんだよそのいかにも危なそうなアイテム」
ヴィーネ「ちょっとサターニャ、それは流石に駄目よ」
ラフィ「いいじゃないですかー、おもし…大魔王にふさわしい勝負ですプスー」
ヴィーネ「こらえきれてないわよ」
サターニャ「早速クジを作って…投入!」
サターニャ「さあ!あとはボタンを押すだけよ!」
ガヴ「あーあ始まっちゃったよ」
元スレ
サターニャ「魔界アイテム『○○が××にガチ告白するまで帰レズ!!!』を買ったわ!!」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1490969863/
サターニャ「さて、記念すべき一回目は…ポチっとな」
『ラフィエル』が『ガヴリール』にガチ告白
ラフィ「あらー」
ガヴ「えー、私か」
ラフィ「ガヴちゃん私からの告白は嫌ですか?」
ガヴ「いいや、そんなことはないぞ」
ヴィーネ「もう既にこれが告白っぽいわ」
ラフィ→ガヴ
ラフィ「それじゃ、改めて…コホン」
ラフィ「ガヴちゃん…天使学校の頃から仲良くしてくれてありがとうございます」
ラフィ「人間界での研修先の高校がガヴちゃんと一緒だって聞いて、すごく嬉しかったです」
ラフィ「残念ながらクラスは別になっちゃって、それでちょっと距離も開いちゃうかなって心配だったんですけど…」
ラフィ「ガヴちゃんは変わらず私と遊んでくれて、本当に優しいですね」
ラフィ「そんな駄天しちゃっても変わらないガヴちゃんが好きです、私と付き合ってください」ニッコリ
ガヴ「お、おおう…」ガシッ
ラフィ「わー、受け入れてくれるんですね、嬉しいです」ギュッ
帰レズ「はい、オッケーでーす」
ガヴ「あ、思わず手を取ってしまった」ドキドキ
ヴィーネ「これ…見てる方も恥ずかしいわね…」ドキドキ
サターニャ「…」
ヴィーネ「サターニャ?」
サターニャ「な、な…」
ラフィ「?」
サターニャ「なによこれ!!めちゃくちゃ恥ずかしいじゃない!!」カーッ
ガヴ「なんでお前が一番取り乱してんだよ」
ラフィ「真っ赤になっちゃってかわいいです♪」
サターニャ「それにラフィエル!あんた何マジで告白してんのよ!!」
ヴィーネ「いやいやいや」
ラフィ「だってそういうゲームなんですよね?」
ラフィ「それに、ガヴちゃんに感謝してることやガヴちゃんが好きだってのは本当ですし」
ラフィ「まああくまで友達として、ですけど」
ガヴ「悪魔なだけにな」
ヴィーネ「あなた達は天使でしょ」
サターニャ「とにかく!このゲームは中止!中止よ!」
ガヴ「なんか注意書きがあるぞ」
※一度始めたら最低限の回数をこなさないと終われません
4人の場合は5回
ヴィーネ「つまり…あと4回はこれをやらなきゃいけないのね」
ガヴ「まあ、告白される側は悪い気はしないぞ、うん」
ラフィ「そういうことですし、やりきってしまいましょう」
サターニャ「ふん!注意書きが何よ!そんなものでこの大悪魔様の帰還を止められるわけが…?」
サターニャ「何よこれ!ドアノブが回らない!」グググ
サターニャ「窓もっ、開かないっ…グヌヌヌ」
――――
サターニャ「ハア…ハア…」
サターニャ「…とりあえず4回、済ませちゃいましょ」
サターニャ「スイッチ、オン」ポチ
『ヴィネット』が『サタニキア』にガチ告白
サターニャ「わ、私!?」
ガヴ「まあ、される側だからいいだろ」
ラフィ「ヴィーネさんに注目ですね」
ヴィーネ「う、うぅ…」
ヴィーネ→サターニャ
ヴィーネ「サ、サターニャ!」
サターニャ「は、はひっ」
ヴィーネ「その…サターニャはおっちょこちょいで、今回みたいな失敗もちょくちょくするし」
ヴィーネ「相変わらず魔界通販での無駄遣いはやめないし先生からもよく怒られるし」
ガヴ「おい、これ告白か?」ヒソヒソ
ラフィ「まあまあ、愛の形は人それぞれですよ」ヒソヒソ
ヴィーネ「でも、大悪魔になるって目標を立ててるのは立派だし、目標に向けて行動をしているのも、私にはまだ出来ていないことだわ」
ヴィーネ「行動力はあるけど、放っておけない…そんなあなたが好きよ」
ヴィーネ「よかったら私も一緒に大悪魔になっていいかしら?」スッ
サターニャ「もちろんよヴィネット!私は既に大悪魔だけど、一緒に偉大な悪魔を目指しましょう!!」ガシッ
帰レズ「はい、オッケーでーす」
ガヴ「…」パチパチ
ラフィ「おめでとうございます」パチパチ
ヴィーネ「や、やっぱり照れるわね」
ラフィ「素敵でしたよヴィーネさん」
ガヴ「…まあ、よかったんじゃない?」
サターニャ「よーし!それじゃ、この大悪魔様が3回目を決めてやるわ!」
ヴィーネ「急に元気になったわね」
サターニャ「ふふーん!」ポチ
『ヴィネット』が『ガヴリール』にガチ告白
ヴィーネ「また私!?」
ガヴ「あー…私もか」
ラフィ「これは…来てしまいましたね!」
サターニャ「え?何が?」
ヴィーネ→ガヴ
ヴィーネ「ガヴ…」
ガヴ「ん…」
ヴィーネ「私、ガヴが好き!」
ガヴ「…うん」
ヴィーネ「だから…ガヴにも、ネトゲより私のことを見てほしいの」
ヴィーネ「…今すぐとは言わない、あなたに見てもらえる私になれるように頑張るから」
ヴィーネ「その日が来たら、私のこともちゃんと見てよね」
ガヴ「ああ、その日が来るよう、ちゃんと見てるよ」
帰レズ「はいオッケーでーす」
ヴィーネ「…」
ガヴ「…」
ラフィ「ムフー」ツヤツヤ
サターニャ「なんか私の時より大人っぽい…」
サターニャ「ずるいずるい!ヴィネット!私にもその告白しなさいよ!」
ヴィーネ「そう言われても…」
ラフィ「まあまあサターニャさん、ガヴちゃんも私の時より満更でもなさそうだったのでここは私に免じて」
サターニャ「なによその理屈は!」
ガヴ「ほらほら、次行くぞ次」ポチ
サターニャ「あっ、それ私の役目なのにぃ!!」
『ラフィエル』が『サタニキア』にガチ告白
ラフィ「あら」
ガヴ「おおー」
サターニャ「うっ…なに言われるのかしら」
ラフィ→サターニャ
ラフィ「サターニャさん」
サターニャ「な、なによ」
ラフィ「私、サターニャさんに出会ってから、毎日退屈しません」
サターニャ「それは褒めてるのかしら…?」
ラフィ「もちろんですよ!」
ラフィ「サターニャさんはとっても素直な子なので、ついからかいたくなっちゃうんです、ごめんなさい」
サターニャ「むぅ…」
ラフィ「心というのは意識して作れるものではありません」
ラフィ「今までたくさんの人を見てきましたが、皆どこかで折れてしまっていたり、あるいは取り繕ったような上辺だけのものだったり」
ラフィ「そんな中でサターニャさんだけはどこまでも、いつまでも真っ直ぐな心の持ち主でした」
ラフィ「だから私はサターニャさんが好きなんです」
ラフィ「どうかこれからも、私のいたずらに付き合ってくださいね」
サターニャ「いたずらはやめないのね…」
サターニャ「…いいわ!それなら私もいたずらをし返すだけなんだから!」
サターニャ「負けないわよ!ラフィエル!」
ラフィ「はい、私も負けません♪」
帰レズ「オッケーですよー」
ヴィーネ「サターニャ…幸せにね」ポロポロ
サターニャ「なんでヴィネットは母親のように優しい目なのよ」
ガヴ「式には呼んでくれよな」
サターニャ「あんたも何言ってんのよ」
ラフィ「サターニャさん、次行きましょう」ギュッ
サターニャ「ラフィエルも手を重ねてきてどうしちゃったの…皆変よ…」ポチ
『ガヴリール』が『ヴィネット』にガチ告白
ヴィーネ「あっ」
ガヴ「…」
ラフィ「さっきのお返事ですねっ!」
サターニャ「ガヴリールぅ!!あなたの告白…楽しませてもらおうかしら!!」
ガヴ→ヴィーネ
ガヴ「…」
ヴィーネ「…」
ガヴ「なんで」
ヴィーネ「?」
ガヴ「なんでヴィーネは私に優しくしてくれるんだ」
ガヴ「宿題写してばっかりだし、ネトゲはやめないし、家事全般はぶん投げてるし」
ガヴ「正直自分でも、こんなのいけないってわかってる」
ガヴ「傍から見ればもっとよくわかるだろ」
ヴィーネ「…そうね」
ガヴ「でも、ヴィーネはそんな私を見て見捨てるでもなく、立ち直れるように叱ってくれるだろ」
ガヴ「鬱陶しいって思うこともあるけど…それ以上に、嬉しいんだ、私のことを見てくれてるんだって」
ガヴ「そんなヴィーネの優しさについ甘えちゃうし」
ガヴ「わざと甘えてるとわかっても尚ヴィーネは私のことをきっと見捨てないだろうって思ってる」
ガヴ「そんなに優しくされたらさ…」ギュウウ
ガヴ「好きになっちゃうだろ…」
ガヴ「ヴィーネ、もっと甘えても…いいかな?」
ヴィーネ「ガヴ…」ギュッ
ヴィーネ「いいわ、私が全部受け止めてあげるから、あなたはあなたの思うように…」
帰レズ「オッケー」
ラフィ「では、お邪魔なようなので私たちはこれでー」
サターニャ「え!?」
ラフィ「サターニャさんも私と続きしたいですか?うふふ」
サターニャ「なんの話よ!あー!私の魔界アイテム!置きっぱなし――」ズルズル
バタン
ヴィーネ「…アイテムの効果は切れたようね」
ガヴ「うん」
ヴィーネ「ねぇガヴ」
ガヴ「さーてネトゲネトゲ」
ヴィーネ「え、ちょっと」
ガヴ「どうした、ヴィーネ?」
ヴィーネ「どうしたじゃないでしょ!さっきまでの…」
ガヴ「私に見てもらいたいんじゃなかったのか?」
ヴィーネ「え?…あ」
ガヴ「このままじゃ私はネトゲを始めてしまうぞ、どうにかしないと」
ヴィーネ「…わかったわ」
ヴィーネ「ガヴがネトゲのことなんか忘れるくらいの私を見せてあげるんだから!!」ガバッ
ガヴ「うわーヴィーネのけだものー(棒)」
ガヴ(ヴィーネ…好きだぞ)
帰レズ「おっけーでーす」
おわり