1 : 以下、\... - 2017/08/21 21:13:11.333 SmKzzt7L0 1/36

「みんな! 明日、俺の誕生日パーティーやるから! よかったら来てくれよ!」


「んー……行けたら行くね」

不良「行けたら行くぜ」

ギャル「アタシもー! 行けたら行くって感じー!」

メガネ「ボクも行けたら行きますね」クイッ


「そっかー……」

元スレ
男「明日、俺の誕生日パーティーやるから!」みんな「行けたら行く」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1503317591/

6 : 以下、\... - 2017/08/21 21:17:20.303 SmKzzt7L0 2/36

―男の家―

(行けたら行く……か)

(確率は50%……ってとこか。つまり四人のうち、来るのは二人)

(もし、女とギャルが来たら両手に花だな。むふふふ……)

(不良とメガネが来たら野郎三人でのパーティーになるけど、それはそれで楽しめそうだ)

「よーし、パーティーの準備始めるぞ!」

7 : 以下、\... - 2017/08/21 21:19:52.715 SmKzzt7L0 3/36

「できた!」

「飾りつけしたし、ケーキ買ってきたし、クラッカーも買ったし、ビンゴも用意した!」

「食い物飲み物はたっぷりあるし、ゲームはトランプにUNOとバッチリだ!」

「あとは明日、あいつらが来るのを待つだけだ!」

「できれば四人とも来るといいなぁ~」

12 : 以下、\... - 2017/08/21 21:23:15.987 SmKzzt7L0 4/36

……

…………

「……来ない」

「もう時間になったのに、誰一人来ない!」

「どういうことだ!? “行けたら行く”っていってたのに!」

「みんな揃って行けなくなったってことか!? んなことありえるかよ!」

「きっとみんな、最初から来る気なんかなかったなんだ! 絶対そうだ!」

「でも、はっきり断るのもなんだから、“行けたら行く”なんて曖昧な返事をしやがったんだ!」

16 : 以下、\... - 2017/08/21 21:26:21.482 SmKzzt7L0 5/36

「ふざけんな!」

ガンッ!

「はりきってパーティーの準備した俺が……バカみてえじゃねえかぁっ!」

バリィンッ!

「どうせ来ないなら、最初からはっきり断れってんだ!」

ドガシャァンッ!

19 : 以下、\... - 2017/08/21 21:29:30.978 SmKzzt7L0 6/36

「ハァ、ハァ、ハァ……」

「あ~あ……すっかり部屋汚しちゃった」

「おかしいな……怒ってるはずなのに、なぜか涙が……」グスッ…

(片付けしなきゃいけないけど、今はここにいたくないな。心がますます痛くなる)

「出かけるか……」

21 : 以下、\... - 2017/08/21 21:33:09.942 SmKzzt7L0 7/36

(松屋に定食でも食いに行くか……)

「……ん?」


イケメン「……でさぁ~」スタスタ

「へぇ~、そうなんだ」スタスタ



(あいつ……すごいイケメンとデートしてやがる!)

(なんだよ! デートの予定があるんなら、ちゃんと断ればよかったんだ!)

(“行けたら行く”なんて答え方すんなよ!)

22 : 以下、\... - 2017/08/21 21:36:28.055 SmKzzt7L0 8/36

イケメン「カフェでも行こうか。おいしいカフェラテを飲めるところがあるんだ」

「……」

イケメン「どうしたんだい?」

「あの……」



「?」

23 : 以下、\... - 2017/08/21 21:39:30.870 SmKzzt7L0 9/36

「やっぱり私、これ以上デート続けられない……!」

イケメン「どうして!?」

「どうしても行きたいところがあるの……行かなきゃいけないところがあるの……」

イケメン「どこ!?」

「友達の……誕生日パーティー」



「!!!」

25 : 以下、\... - 2017/08/21 21:42:27.665 SmKzzt7L0 10/36

「デートがあるから“行けたら行く”って伝えてたけど、今からでも行きたい……!」

「だから、デートはもう終わりにしましょ」

「私たち、お互い付き合ってるわけでもないし……」


(来るつもりだったのか)ジーン…


イケメン「待てよ」ギロッ

「!」


(イケメンの顔つきが……変わった!?)

27 : 以下、\... - 2017/08/21 21:46:24.087 SmKzzt7L0 11/36

イケメン「君さぁ~、自分の立場分かってる?」

イケメン「オレの親父は、君のお父さんが勤めてる会社の社長なんだよ?」

イケメン「つまり、オレが親父に告げ口すれば、いつでも君のお父さんなんかクビにできる」

イケメン「それでもいいのかよ? 今のご時世、中高年の再就職は厳しいよぉ~?」

「……っ!」



(……そうか! あいつ、ああやって脅してデートにこぎつけたのか!)

(顔はイケメンのくせして、なんて奴だ!)

29 : 以下、\... - 2017/08/21 21:49:48.337 SmKzzt7L0 12/36

イケメン「てか、もうめんどくせぇや!」

イケメン「オレはお前とヤれれば、それでよかったんだ! も、も、もう我慢できね!」ビンビン

「な、なにするの!」

イケメン「ヤらせろォォォォォッ!!!」グワッ



「やめろ!!!」

32 : 以下、\... - 2017/08/21 21:53:16.235 SmKzzt7L0 13/36

「男君!?」

イケメン「……なんだ、お前は?」

「俺は……彼女のいってた誕生日パーティーの主催者だ」

イケメン「なんだとぉ~?」

「彼女には俺のパーティーに参加してもらう。大人しく引き下がってもらおうか」

イケメン「誰が引き下がるかよ!」

イケメン「オレはヤると決めたら必ずヤる男なんだ!」

「だったら俺は……“行けたら行く”彼女を、必ずパーティーにイかせてみせる!」

35 : 以下、\... - 2017/08/21 21:56:47.757 SmKzzt7L0 14/36

イケメン「うおおおおおおおっ!!!」ブンブンブンッ

(読める! イケメンの攻撃が読めるぞ!)

(そうか……! 俺は今日、誕生日を迎えた! つまり年齢が一つ上がった!)

(その高揚感や幸福感が、俺に凄まじいパワーをもたらしてくれているのか!)


これが――誕生日(バースデイ)効果!!!


「うりゃあッ!!!」

バキィッ!

イケメン「げぶぅっ……!」ドサッ

37 : 以下、\... - 2017/08/21 21:59:39.412 SmKzzt7L0 15/36

「ありがとう……!」

「なんのなんの」

「だけど、どうしてこんなところに? パーティーはどうしたの?」

「え! えーっと、実は……」

「パーティーに君が来ないから、心配になって探しに来たんだ!」

「そうだったの……心配かけてごめんね」

「あ……ってことは他の三人はもう来てるの? 私だけ遅刻?」

「いや、まだ来てないんだ……」

「だったら、探しに行きましょう!」

「誰から探す?」

「不良君がいいんじゃない? 一番行動が分かりやすいし」

「不良がいそうな場所といえば――」

「ゲームセンター!!!」

38 : 以下、\... - 2017/08/21 22:04:44.389 SmKzzt7L0 16/36

―ゲーセン―

不良「しくじったぜ……!」

不良「まさか、オレの行きつけのゲーセンの店長であるアンタが――」

不良「極悪最凶チーム“祭暴愚(サイボーグ)”の“ヘッド”だったとはな……!」

店長「クックック……まんまと罠にかかったな」

店長「テメェさえ潰せば、オレたちのチームがこの町で最強を名乗ることができる」

店長「今日この店は貸し切りにしてあるし、オレの手下100人全員を集めた!」

店長「野郎ども、やっちまえ!!!」

ウオオオオオオッ!!!

不良「そうはいかねえ!」

不良「俺は今日、どうしても行かなきゃならないとこがあるんだ!」

40 : 以下、\... - 2017/08/21 22:10:13.343 SmKzzt7L0 17/36

バキィッ! ドゴォッ! ドガッ! グシャッ! ドカァッ!

不良「ハァ、ハァ、ハァ……」

店長「ヒャハハ、やるじゃねえか! 100人相手にここまで粘るとはよ!」

不良「俺には行かなきゃならない……ところが……」

店長「あぁ~ん? 行かなきゃならないところ?」

店長「だったら連れてってやるよ! “あの世”へよォ!?」ビキビキッ

店長「“スト2”の負けキャラのツラより、ひでえツラにしてやるぜ!?」

不良「ここまで、か……」

不良(すまねえ、親友……)

不良(お前の誕生日パーティー……行けそうにねえや……絶対行くって決めてたのによ……)

不良(“行けたら行く”って返事しといてよかっ……)



「待てぇぇぇっ!」

「やめてぇぇぇっ!」

43 : 以下、\... - 2017/08/21 22:14:22.701 SmKzzt7L0 18/36

店長「な、なんだテメェらは!?」

「不良の……親友さ!」

「同じく!」

不良「へへ……夢じゃねえだろうな……」

「夢じゃない、現実さ!」

「久々に大暴れしてやろうぜ!」サッ

不良「おう!」ガシッ

店長(仲間が来た途端、不良が復活しやがった!)

不良「……」ギロッ

店長(あの眼光、かつて“電邪羅巣・暴威(デンジャラスボーイ)”と恐れられてた頃と同じ……!)

店長「こりゃあ面白くなってきやがった……! 全員かかれっ!」

不良「行くぜ!」

「うおおおおおっ!」

44 : 以下、\... - 2017/08/21 22:17:10.832 SmKzzt7L0 19/36

ドザァッ……

店長「ぐはぁぁぁっ……! さすが……“電邪羅巣・暴威”だぜ……!」ガクッ



不良「ふぅ~、助かったぜ。一人だったら勝てなかった」

不良「だけどお前ら、どうしてゲーセンに? 誕生日パーティーはどうしたんだよ?」

「お前がなかなか来ないから、心配して駆けつけたのさ」

「そうそう!」

不良「へっ……すまねえ……」

不良(俺はいい親友(ダチ)を持っちまったぜ……!)

45 : 以下、\... - 2017/08/21 22:20:11.342 SmKzzt7L0 20/36

「あとはギャルとメガネだけど……」

不良「ギャルなら、ここ来る途中で公園で見たぜ?」

「公園で?」

不良「ああ、ジジイとなんか話してた」

「まさか……援助交際!?」

「すぐ止めないと!」

47 : 以下、\... - 2017/08/21 22:23:27.019 SmKzzt7L0 21/36

―公園―

ギャル「へぇ~、おじいちゃんってお孫さんいるんだ」

老人「しかし、最近会っておらんがのう。昔はおじいちゃん子だったんじゃが……」

ギャル「寂しい?」

老人「まぁのう」

ギャル「だったらアタシを孫だと思ってくれていいから!」

老人「君は見かけはケバイのに、優しいのう……」

ギャル「やだぁ~、超ウレシー!」



「あ、いたいた!」

49 : 以下、\... - 2017/08/21 22:27:03.367 SmKzzt7L0 22/36

「ギャル! こんなとこで何やってんだ?」

ギャル「ウッソー! ヤッダー! みんな、どしたの?」

不良「援助交際なんてやめろ!」

「そうよ! 自分をもっと大事にしなきゃ! お金のために中古品になったらダメ!」

ギャル「ちょっ、やだ、なにいってんの!?」

老人「ほっほっほ、ワシとこの子はそんな仲ではないよ」

「な、なんだと……!?」

50 : 以下、\... - 2017/08/21 22:30:35.123 SmKzzt7L0 23/36

ギャル「このおじいちゃんね、会社を息子さんに任せてから、ヒマなんだって」

ギャル「だから週一回、この公園で話し相手になってたの」

「つまり、ボランティアみたいなもの?」

ギャル「ん~……そんな大それたもんじゃないけど」

老人「この子のおかげでワシはどれだけ救われたか……」

ギャル「そんなことないって~」

ギャル「今日は誕生日パーティーに出ようか、おじいちゃんに会おうか迷ってたんだけど」

ギャル「やっぱりおじいちゃんを放っておけなくてね」

老人「ほっほっほ、ワシのことを気にすることはないよ」

ギャル「え……?」

老人「パーティーに出なさい。ワシは大丈夫だから」

ギャル「ありがとう、おじいちゃん!」チュッ

老人「ほっほっほ」

51 : 以下、\... - 2017/08/21 22:32:53.461 SmKzzt7L0 24/36

「ビックリしたなぁ、ギャルにあんな一面があったなんて!」

不良「意外だったぜ!」

「見直しちゃった!」

ギャル「ちょっ、やだ~! 超テレルー!」

「これで残るはメガネ君だけね」

「あいつのことだから、きっと家でパソコンでも叩いてるんじゃないかな?」

53 : 以下、\... - 2017/08/21 22:37:32.183 SmKzzt7L0 25/36

―メガネの家―

メガネ「――くそっ!」カタカタカタカタカタカタ

メガネ「地球に急速接近しつつある小惑星の軌道計算が終わらない!」カタカタカタカタカタ

メガネ「やはり、彼の誕生日パーティーに出るのは無理か……!」カタカタカタカタカタ

隊員A「司令官、計算は我々がやりますから……」

隊員B「どうか、誕生日パーティーに!」

メガネ「いや、こればかりはそういうわけにはいかない」カタカタカタカタカタ

メガネ「なにしろ計算結果次第じゃ、地球が滅びるかもしれないんだから!」カタカタカタカタカタ

メガネ「返事を“行けたら行く”にしておいて正解だった!」カタカタカタカタカタ





「たしかにパソコン叩いてるけど……」

「とても話しかけられる雰囲気じゃないね……」

54 : 以下、\... - 2017/08/21 22:40:57.480 SmKzzt7L0 26/36

メガネ「よし、できた!」カタカタッターン!

メガネ「な、なんだと!?」

隊員A「どうしました、司令官!?」

メガネ「やはりこの小惑星は、地球に衝突するというのか!」

メガネ「衝突すれば、北半球は消滅……! 残る南半球もタダでは済むまい!」

メガネ「やむをえん、≪地球防衛砲≫の準備を急げ! 総理への許可はボクが取る!」

隊員A「イエッサー!」

隊員B「ただちに準備いたします!」

57 : 以下、\... - 2017/08/21 22:45:21.255 SmKzzt7L0 27/36

メガネ「総理の許可は取った! 発射準備はいいか!?」

隊員A「いつでも発射できます!」

隊員B「しかし司令官、出力が足りません!」

隊員B「≪地球防衛砲≫では、あの小惑星は破壊しきれず、多大な被害が出てしまいます!」

メガネ「なんだと!?」

メガネ「出力を補うためには……どうすればいいんだ!? 教えてくれ!」カタカタカタカタカタ

コンピュータ『特殊ナ生命エネルギーガ必要』

メガネ「特殊な生命エネルギー!? 具体的には!?」カタカタカタカタカタ

コンピュータ『今日誕生日ヲ迎エル人間ノエネルギー』

コンピュータ『ソノ人間ノ友達ノエネルギーガアレバナオ良シ』

メガネ「この家に今日が誕生日の者はいない……!」

メガネ「今から探していたら、小惑星衝突にはとても間に合わない!」

メガネ「地球は……オシマイだ……!」ガクッ

59 : 以下、\... - 2017/08/21 22:48:19.803 SmKzzt7L0 28/36

「安心しろよ」ザッ…

メガネ「!」

「今日誕生日の人間、ここにいるぜ!」

メガネ「男君!? なぜここに!?」

「説明は後だ! 早く俺のエネルギーを地球なんたら砲に充填するんだ!」

「私のエネルギーも使って!」

不良「俺のも!」

ギャル「アタシのもジャンジャン使って~!」

メガネ「みんな……ありがとうございます!」クイッ

60 : 以下、\... - 2017/08/21 22:51:23.470 SmKzzt7L0 29/36

ウィンウィンウィン…

隊員A「地球防衛砲、エネルギー120%充填完了! いつでも発射できます!」

メガネ「よぉし、発射ァ!!!」

隊員B「地球防衛砲、発射ァァァ!!!」





ズオッ!!!!!

63 : 以下、\... - 2017/08/21 22:55:03.038 SmKzzt7L0 30/36

地球防衛砲のビームは、地球に衝突しつつある小惑星を貫き――


ズガァァァァァンッ!!!


完全破壊することに成功した。







総理大臣「……やってくれたか」

65 : 以下、\... - 2017/08/21 22:59:40.932 SmKzzt7L0 31/36

メガネ「君たちのおかげで助かりましたよ!」

メガネ「しかし、なぜボクの家に……? 誕生日パーティーはどうしたんです?」

「お前がなかなか来ないから、家まで来てみたんだよ。地球防衛の司令官だったとは驚きだ」

メガネ「そうだったんですか。お手数をおかけしました」

メガネ「これでボクの今日の仕事は終わりました! パーティーに参加させて下さい!」

「ああ!」

「じゃあ、みんな俺の家に来てくれ!」

「うん!」

不良「おう!」

ギャル「超楽しみ~」

メガネ「楽しいパーティーになるといいですね」クイッ

66 : 以下、\... - 2017/08/21 23:02:27.925 SmKzzt7L0 32/36

イケメン「ちょっと待ったァァァァァッ!」

「お前は……!」

「イケメンさん!」

イケメン「さっきはよくもやってくれたな……!」

「ぐ……!」

イケメン「女ァ! 親父に頼んでお前の親父はクビにしてやるぞ! 懲戒免職だ!」

イケメン「ざまあみやがれ!」

「く、くそ……!」

不良「卑怯者が……!」

メガネ「一難去ってまた一難、ですね……!」

(お父さん、ごめんなさい……)

ギャル「――あれ?」

67 : 以下、\... - 2017/08/21 23:06:14.250 SmKzzt7L0 33/36

老人「ほっほっほ、久しぶりじゃのう」ザッ

イケメン「!? ――お、おじいちゃん!?」

老人「少し見ないうちに、ずいぶんと変わってしまったようじゃのう……孫よ」

老人「自分の立場を利用して女の子を脅すなんて、ワシは悲しいぞよ……」

イケメン「ご、ごめんなさい……!」

イケメン「だって、だって……親父たちは仕事が忙しくて、全然オレにかまってくれないし……」

イケメン「おじいちゃんとも疎遠になっちゃって……」グスッ…

老人「すまんかったのう……」ナデナデ

(そうか、イケメンもまた人の愛に飢えていたんだな……)

老人「おぬしら、ここはワシに任せて、パーティーに向かうがよい」ニッコリ

「はいっ!」

ギャル「ありがとう、おじいちゃん!」

70 : 以下、\... - 2017/08/21 23:10:04.148 SmKzzt7L0 34/36

―男の家―

ゴチャッ……

「えええ……!?」

不良「部屋の中、グチャグチャだぜ!」

ギャル「どうしてぇ~?」

メガネ「これは……ただごとではありませんね!」クイッ

(し、しまった!)

72 : 以下、\... - 2017/08/21 23:13:45.738 SmKzzt7L0 35/36

「ま、まさか……私たちが来ないと思って、男君が自分で飾り付けを壊したんじゃ?」

「!」ギクッ

不良「マジかよ!? だとしたら、オレたちは大罪人だ! 最低の人間だ!」

ギャル「ホントごめ~ん! 行けたら行くっていってたのに!」

メガネ「ボクたち四人の罪は、万死に値します!」

「え!? あ、いや……違う! 違うんだよ!」

「四人が来ることは確信してたんだけど、あまりにパーティーが楽しみすぎて」

「俺一人で騒いじゃってたんだよ! ワーッて!」

「なーんだ、そういうこと」

不良「ほっとしたぜ!」

ギャル「よかったぁ~」

メガネ「そういうことでしたか……それなら納得できますね」クイッ

74 : 以下、\... - 2017/08/21 23:18:17.308 SmKzzt7L0 36/36

「じゃ、片付けから始めましょっか!」

不良「だな! 食い物も散らばってるけど、まだ食えそうだし!」

ギャル「それいい~! アタシって食べ物大事にするタイプだし~」

メガネ「片付け終わったら、みんなで改めて男君を祝いましょう!」

ワイワイ…… キャッキャッ……


(みんな……『行けたら行くはどうせ来ない』なんて、疑ってごめん!)

(今日の誕生日パーティーは一生の思い出になりそうだ……!)







おわり

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