1 : ◆LYNKFR8PTk - 2017/08/04 22:12:18.93 zIEkhmXW0 1/18

最原「えっ……赤松さんが?」

赤松「うん!!……ダメかな?」

最原「いや、ダメってことはないけど……」

最原「けど大丈夫かな……赤松さんにとってはちょっと辛いような気もするけど……」

赤松「大丈夫!! なんとかなるよ!!」

最原「……分かった。 そこまで言うなら……後で百田くんに言っとくね」

最原「今日はもう終わっちゃったからやるとしたら明日だけど……いいかな?」

赤松「うん!! ありがとう!!」

元スレ
赤松「最原くん! 私もトレーニングに参加したい!!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1501852338/

3 : ◆LYNKFR8PTk - 2017/08/04 22:13:51.94 zIEkhmXW0 2/18

百田「赤松がトレーニングに!?」

最原「うん、百田くんがもしよかったら……」

百田「いいに決まってるじゃねーか!! まさか赤松がオレの助手になりたいなんてな!!」

春川「……なんでトレーニングに参加するだけで助手になるの」

百田「まーとにかく!! 細かいことはいーじゃねーか!!」

百田「じゃあ明日は四人でトレーニングってことで決まりだな!!」

最原「うん、そうだね」

4 : ◆LYNKFR8PTk - 2017/08/04 22:14:24.84 zIEkhmXW0 3/18

春川「でも赤松はどうして急にそんな事を言いだしたの?」

最原「! そういえば理由を聞いてなかった……なんでだろう」

百田「馬鹿野郎!! トレーニングに参加するのに理由なんかいらねえよ!!」

春川「……あっそ」

最原「そうだ百田くん、赤松さんは運動ができるかどうか分からないから……ペースが遅くても多目にみてもらえないかな?」

百田「当たり前だ。 オレやハルマキのペースでやってぶっ倒れたら困るからな」

百田「そんじゃテメーら、明日ここでな!」

最原「うん、おやすみ」

春川「おやすみ」

5 : ◆LYNKFR8PTk - 2017/08/04 22:14:54.28 zIEkhmXW0 4/18

最原(そうだ、寝る前に赤松さんに言っとかないと)









最原「……というわけで明日は朝からこの場所でね」

赤松「うん分かった!! 教えてくれてありがとう!!」

最原「それじゃあ今日はもう遅いから……」

赤松「うん、お休みなさい!」

バタン!!

最原「……あ」

最原(また理由を聞くのを忘れた……)

6 : ◆LYNKFR8PTk - 2017/08/04 22:15:23.19 zIEkhmXW0 5/18

次の日

百田「よしテメーら!! 集まってるか!?」

春川「待って、まだ赤松が来てないけど」

春川「最原、ちゃんと時間と場所は教えたの?」

最原「う、うん……」

最原(どうしたんだろう……)

赤松「ごめん!! 遅れちゃった!!」

最原「!! 赤松さん、その格好……」

赤松「えっとね、折角運動するからと思って……」

赤松「体操着で来ちゃった!!」

百田「気合い入ってるな赤松!! 流石は俺の助手だぜ!!」

赤松「わ、私が!? 助手!!?」

7 : ◆LYNKFR8PTk - 2017/08/04 22:15:49.40 zIEkhmXW0 6/18

赤松「三人とも!! 今日はよろしくね!!」

最原「う、うん……」プイッ

赤松「……?」

赤松(最原くんがそっぽを向いた……どうしてだろう)

赤松(やっぱり……私がいると邪魔なのかな)

最原「……」

最原(赤松さんの体操着姿……)

最原(ダメだ、直視することができない///)

8 : ◆LYNKFR8PTk - 2017/08/04 22:16:15.73 zIEkhmXW0 7/18

赤松「そういえば私だけ体操着だけど……みんなはいつもの格好でやるの?」

百田「おう、勿論だぜ」

春川「あんただけ気合い入りすぎだよ」

赤松「あはは……」

最原(どうして二人は普通に話せるんだ……?)

最原(春川さんはともかく……百田くんは僕と同じ男子じゃないか!!)

百田「そんじゃ最初はお約束の腹筋、腕立て伏せ、背筋の3セットだ!! テメーら、遅れるなよ!!」

春川「……私のセリフ」

赤松「よーし!! 頑張るぞ!!」

9 : ◆LYNKFR8PTk - 2017/08/04 22:16:43.84 zIEkhmXW0 8/18












春川「終わったけど」

百田「さ、流石だなハルマキ……今日も一番か」

最原「あ、赤松さんは大丈夫?」

赤松「う、うん!! 大丈夫!! まだいけるよ!!」

最原(本人はそう言ってるけど……顔を見る限り相当疲れ切ってるような……)

赤松「……」フラッ

最原「!!」

百田「おい赤松、無理はすんなよ? 休憩は大事だぜ?」

春川「やっぱりピアノバカに運動は似合わないって」

最原「は、春川さん!!」

10 : ◆LYNKFR8PTk - 2017/08/04 22:17:09.84 zIEkhmXW0 9/18

赤松「や、やっぱりそうなのかな……」

最原「赤松さん……倒れたら困るよ。 だから……」

赤松「最原くん……」

赤松「ご、ごめんね! 心配かけちゃって……それじゃあお言葉に甘えて……休憩しちゃおっかな……」

最原「うん、そのほうが……」

最原「!!」

ブッ!!

11 : ◆LYNKFR8PTk - 2017/08/04 22:17:35.30 zIEkhmXW0 10/18

赤松「最原くん!!?」

百田「ど、どうした終一!!」

春川「……鼻血?」

最原「……」

最原(僕は……見てしまった……)

最原(赤松さんの……透けブラを……)

赤松「大丈夫!? 最原くんもどこか調子がわるかったの!!?」

最原(ち、近いよ赤松さん!!!)

ブーーーーーーー!!!

12 : ◆LYNKFR8PTk - 2017/08/04 22:20:30.66 zIEkhmXW0 11/18













最原「……」

最原「……!!」

最原(あれ、僕は……?)

赤松「最原くん!! 気がついたんだね!」

最原「! 赤松さん……僕は……」

赤松「うん……最原くん、いきなり鼻血を大量に出して気絶しちゃって……」

百田「終一!! 大丈夫か!? 動けるか!?」

最原「う、うん……大丈夫だけど……」

春川「二人は暫く休んでなよ。 私達だけでやるから」

最原「……うん……そうするよ」

13 : ◆LYNKFR8PTk - 2017/08/04 22:21:08.37 zIEkhmXW0 12/18

百田「ハルマキ!! 次はアレやろうぜ!!」

春川「……本当元気だね、あんた」















最原「赤松さん……疲れはとれた?」

赤松「うん、だいぶね!! それより最原くんが……」

最原「うん、僕も倒れる前よりかはだいぶ……」

赤松「そっか……よかったぁ」

最原「……」

赤松「……」

14 : ◆LYNKFR8PTk - 2017/08/04 22:21:44.06 zIEkhmXW0 13/18

最原「そういえば赤松さんは……どうして急にトレーニングに参加しようと思ったの?」

赤松「! やっぱり……らしくなかったかな? 私、ピアノバカだし……」

最原「い、いや……そういうわけじゃ……」

赤松「……私のただのワガママなんだ」

最原「ワガママ?」

赤松「う、うん。 ほら……最近最原くん、トレーニングの時間が増えたでしょ?」

最原「うん。 前よりは……」

赤松「それでね……私、思っちゃったんだ」

赤松「……寂しいって」

最原「!!」

15 : ◆LYNKFR8PTk - 2017/08/04 22:23:07.00 zIEkhmXW0 14/18

赤松「だ、だからその……最原くんともっと一緒にいたいから……」

最原「それで……トレーニングに参加しようと?」

赤松「うん……」

赤松「だ、だって!! トレーニングに行かないでなんて言えないよ!!」

赤松「だから最原くんに行かせないんじゃなくて……自分がいけばいいかなって思って……」

最原「赤松さん……」

赤松「でも……その結果最原くんたちに心配かけちゃって……ただ迷惑をかけただけだったよね」

最原「……それは違うよ」

赤松「!!」

16 : ◆LYNKFR8PTk - 2017/08/04 22:23:42.48 zIEkhmXW0 15/18

最原「迷惑なんかじゃないよ……僕は赤松さんが来てくれて嬉しい……」

赤松「最原くん……本当に?」

最原「うん、本当だよ」

最原「だって赤松さんと一緒にいて……嬉しくないわけないじゃないか」

赤松「……!!///」

最原「……///」

赤松「ありがとう……そう言ってもらえて嬉しいよ!!」

17 : ◆LYNKFR8PTk - 2017/08/04 22:24:36.48 zIEkhmXW0 16/18

最原「それに……」

赤松「それに……?」

最原「……! な、なんでもないよ!!///」

最原(赤松さんが来てくれなかったらあんなご褒美も見れなかったしね……)

最原「……あれ? 赤松さん、体操着変えた?」

赤松「うん! さっきのは汗でビショビショになっちゃったから……やっぱり汗で分かった?」

最原「うん、だってさっきのはブラが透け……」

最原「……あっ!!///」

赤松「……ブラが透け……?」

赤松「……!!」







赤松『最原くんが目を覚まさない……』

春川『それより赤松、ブラが透けてる。 着替えなよ』

百田『うおっ!? 言われるまで気づかなかったぜ!!』










赤松「……!!!///」

18 : ◆LYNKFR8PTk - 2017/08/04 22:25:11.94 zIEkhmXW0 17/18

最原「ご、ごめん!! その……あの……」

赤松「う、ううん!!! 最原くんは謝る必要ないよ!!///」

最原「で、でも……」

赤松「でもじゃなくて!! 兎に角、私が謝らなくていいって言ったらいいの!!///」

最原「わ、分かったよ……」

最原「……楓」

赤松「!!!!!!//////」ドキッ

最原(しまった!!)

19 : ◆LYNKFR8PTk - 2017/08/04 22:25:41.11 zIEkhmXW0 18/18












百田「お! あいつら元気になったみたいだな!!」

百田「おしテメーら!! トレーニングのさ……」

春川「いいよ、もう少し二人にさせときなよ」

百田「なんでだよハルマキ?」

春川「本当……あんたって何も分かってないね」

百田「は、はぁ!!?」

春川「それに……また元気じゃなくなったよ」

百田「??」









最原「……」

最原(下の名前で呼んだら赤松さんが気絶した)

僕らは付き合ってるが、下の名前で呼ぶと刺激が強すぎて気絶する為、苗字で呼んでいたのだった。

終わり

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