美鈴「ごめん、いきなり何を言っているのかよくわからないんだけど」
一方「だからだ、打ち止めが妹が欲しいって言ってンだよ」
美鈴「打ち止め?」
一方「そうだ」
美鈴「誰?」
一方「はァ?」
美鈴「えっ?」
一方「打ち止めだけじゃねェ、番外個体もそう言ってンだよ」
美鈴「はあ・・・」
一方「だから子作りしようぜ」
美鈴「はあ!!??」
元スレ
一方通行「打ち止めが妹が欲しいってよ」美鈴「えっ?」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1340701051/
一方「安心しろ、ベクトル操作は万能だ、きっちりと打ち止めや番外個体そっくりな妹ができるようにしてやる」
美鈴「何をどう安心すればいいのかわからないんだけど」
一方「あァ、産まれてくる子は女の子だ、これはもう確実と言っていい」
美鈴「いや、それ以前にね?」
一方「あァ、産まれた子は俺たちがきちンと育ててやる、金のことなら心配すンな、学園都市第一位に不可能はねえ」
美鈴「もっと前なんだけど」
一方「あァ、学園都市で育てる事に不安があるのはしょうがねェだろうがそこは俺たちがちゃンと守ってやる」
美鈴「なんで私があなたと子作りしないといけないの?」
一方「えっ?」
美鈴「えっ?」
一方「あれですかァ・・・長女はかわいがるけどその下の子には愛情が沸かないタイプですかァ?」
美鈴「いや、私の子は美琴ちゃんしかいないんだけど」
一方「なンてこった・・・日本の親のモラルが下がっているって聞いてはいたがここまでとはなァ・・・」
美鈴「えーっと?」
一方「親の愛を受けることができなかった子がどれだけつらい日々をすごしているのか考えたことがあンのか?」
美鈴「まあ学園都市にいれば親と別れて暮らすわけだからそのあたりは心配だけど・・」
一方「それで人格が歪ンでいく様は簡単に想像できるだろうが」
美鈴「えーっと、私が見る限りでは人格が歪んでるようには思えないんだけど、まあまだ中学生だし」
一方「一度歪ンだ人格はそう簡単にはもどらねェ、だから、きちンと愛情をそそいでやらねえといけねえンだ」
美鈴「はあ」
一方「わかったか?」
美鈴「まあ美琴ちゃんとはもっとコミュニケーションとれるようになろうかなあとは思うけど・・・」
一方「まったくわかってねェだろうがアアアア!!!!」
美鈴「なにこれこわい」
一方「こうなったら実力行使しかねェようだな・・・」
美鈴「はあ」
御坂「ちょっと一方通行!!!あんたあたしの母親に何しようとしてんのよ!!!」
一方「オリジナル・・・・お前も俺の邪魔をするのか・・・」
御坂「当たり前でしょうが!!人の親に手を出そうっていうやつを許せるわけがないじゃない!!」
美鈴「えっと・・・美琴ちゃんの知り合い?」
御坂「最悪な部類に入るわね」
美鈴「そう、なんだかよくわからないけど喧嘩はだめよ?」
一方「俺は決めたンだ・・・打ち止めやあいつらを守るってなァ・・・・」
御坂「それとうちの母親に手を出すことと何の関係があるっていうのよ!!!」
美鈴「だ、だから喧嘩はだめだって・・・」
一方「くかきけこかかきくけききこかかきくここ!!!!!」
御坂「ざっけんんなああああああああ!!!!!!!」
美鈴「ちょとおおお!!!どうなってるよのおおおお!!!!」
御坂「・・・・あいかわらず無茶苦茶なやつね・・・・くっ」
美鈴「ちょっと美琴ちゃん大丈夫!?」
一方「さァそこをどけオリジナル・・・」
上条「待ちやがれ!!!!」
上条「一方通行、テメェは何をしようとしてんだよ・・・」
一方「ヒーロー、オマェも俺の邪魔をすンのかァ?」
上条「当たり前だろうが!!お前にどんな考えがあろうと、この二人が傷ついていいわけがねえだろうが!!」
一方「ヒーロー、オマェとならわかりあえると思ったンだがなァ?」
上条「いいぜ!お前のそのふざけた幻想をもう一度ぶち殺してやるぜ!!!」
一方「あの時の雪辱を今晴らさせてもらうぜヒイイイイロオオオオオオオオ!!!!」
打ち止め「ストーップ!!!ってミサカはミサカは演算を切りながら二人の間に割り込んでみる!!」
一方「 」ピクピク
上条「打ち止め?」
御坂「えっと?」
美鈴「あれ?」
打ち止め「はー、間一髪間に合ったって、ミサカはミサカは安堵してみる」
上条「なあ、よくわからないんだけど一方通行は何がしたかったんだ?」
御坂「なんかうちの母親に手だそうとしてたみたいだけど」
美鈴「まあ・・・うん、なんでもないわ、ちょっと彼も混乱してたみたいだし・・・私もこの事情がよく飲み込めないんだけどね」
打ち止め「ごめんね、全部ミサカがわるいの、ってミサカはミサカは深く頭をさげてみる」
御坂「それで、何があったの?」
打ち止め「実は昨日のことなんだけど・・・」
打ち止め「はじめてのおつかいが始まるよーってミサカはミサカはテレビの前できちんと正座してみる」
一方「わかったからさわぐンじゃねェよ」
黄泉川「打ち止め、テレビからはもう少し離れないと目が悪くなるじゃんよ」
打ち止め「はーいってミサカは素直に1m下がってできる子をアピール!!」
番外個体「まったくこれだからお子様の最終信号様は・・・」
芳川(とか言いながらきっちり打ち止めの隣に正座するのね・・・)
黄泉川「へー、今日は姉妹でおつかいにいくのね」
打ち止め「ほー、しっかりもののお姉ちゃんが妹をリードしてあげるんだね」
番外個体「とかいいながら犬に吼えられて涙目になってるよ?」ドキドキ
芳川(なんであなたがそこまで焦っているのかしら・・・)
一方「健気じゃねェか・・・・・くっだらねェ・・・・」
芳川(そして何で誰よりも真剣に画面を見ているのかしら・・・)
打ち止め「やったー!!おつかいせいこーう!!」
黄泉川「へー、やるじゃんよ、やっぱりおねえちゃんっていうのは妹がいてこそ輝くものじゃんよ」
番外個体「つまり妹がいなかったらおねえちゃんもあそこまでがんばれなかったってことなのね」
芳川(なんであなたはその外見でそんなに純粋な目ができるのかしら)
一方「姉妹愛、か、泣かせてくれるじゃねェか、わかりやすいお涙頂戴すぎて反吐がでちまう」グスッ
芳川(何で目頭が熱くなっているのかしら、一方通行ってこんなだっけ?)
打ち止め「妹かあ・・・」
番外個体「妹・・・・」
一方「どォした?」
打ち止め「妹がほしい!!」
番外個体「ミサカも!!」
一方「いるじゃねェか、一万人くらい」
打ち止め「ちがうの!!あーいうのじゃなくてこーいうのがいいの!!」
番外個体「そう!!こーいうのがいいの!!」
黄泉川「おいおい、そりゃ無茶ってもんじゃんよ」
芳川「そうね、いくらなんでもあなたたちと血を分けた姉妹っていうのはちょっとねえ・・・」
一方「仕方ねェな・・・」ガタッ
黄泉川「何か手があるじゃん?」
一方「あァ」
芳川「どういうことかわかってて言ってるのよね?」
一方「安心しろ、オマエラに迷惑はかけねェよ」
番外個体「マジでなんとかなるの!?」
打ち止め「ミサカはミサカはあなたに羨望のまなざしを向けてみる!!」
一方「学園都市第一位の頭脳に不可能はねェ!!」
打ち止め「っていうことがあったんだけど・・・」
美鈴「それでなんで私のところに来ちゃうのかしら?」
御坂(このアホ!!部外者どころかうちの母親に実験のことバラすようなことしてんじゃないわよ!!!)
上条(何考えてんだこのロリコン!!犯罪とか倫理とかいろいろ考えることがあるだろうが!!何が学園都市第一の頭脳だ!!)
打ち止め「あ、それはね、ミサカが」御坂「私たち他人なのにすっごく似てるからなのよ!!!」
美鈴「あ、そういえば確かに美琴ちゃんの小さい頃にそっくりよね」
打ち止め「んー」モゴモゴ
上条「打ち止め、何も知らない美鈴さんに説明したらすっごくヤバイことになる、だから打ち止めと御坂は仲の良いよく似た他人ってことにするんだ」ボソッ
打ち止め「!!!」コクコク
美鈴「見れば見るほどそっくりね、すごいわ、こういうことって本当にあるのね」
打ち止め「そうです、ミサカはお姉さまとそっくりな赤の他人なんですってぎこちなく胸を張ってみる」
美鈴「みさか?」
上条「そ、そそおうなんですよ!!この子も御坂っていうんですよ!すっごい偶然ですよね!!!」
御坂「奇跡よ奇跡!!これはもうすっごくありえないくらいの奇跡なのよ!!!」
美鈴「すごいわね、どれくらいの確立なのかしら」
上条「そうでしょう?だからこの子も御坂のことを姉のように慕ってるんですよ!!!」
御坂「そうそう!!あたしも妹ができたみたいでつい嬉しくなっちゃって!!!」
美鈴「そういうことだったの、大体事情は飲み込めたわ。ところでそこの彼はどうにかしなくていいの?」
一方「 」
上条「ああ!!まかせてください、こいつは俺が責任をもって送り届けますんで!!」
美鈴「病院とかいかなくていいの?」
御坂「いやもう、さっきので疲れ果てただけだからぜんぜん気にしなくていいのよ!!??」
打ち止め「うんうん!!だから気にしなくていいんだよってミサカもなんでもないことをアピールしてみたり!!」
上条「さあ行こう!!君の住まいへ!!まったく君は相変わらずかるいなあー」ズルズル
一方「 」
美鈴「あれでいいのかしら?」
御坂「もちろんよ!!そのままでいいのよ!!本当に大丈夫だから!!」
打ち止め「そうそう、それじゃああの人が迷惑かけたことだしミサカたちとお茶をしにいこうって提案してみる!!」
ファミレス
御坂(一方通行は何とかなったけど・・・これってまだヤバイ状況であることには変わらないのよね?)
打ち止め(うう、どうしよう、お姉さまのお母様と一緒だなんてこれはどうしたら・・・)
美鈴「ねえ?」
打ち止め「な、なあに?」
美鈴「あなたいくつなの?」
打ち止め「えっとミサカはまだ産まれて」御坂「9歳よ!!」
打ち止め「あ、うん、9歳なの」
美鈴「もう、この子とお話してるんだけど?」
御坂「いや~ごめんごめん、妹が緊張してるのを見るとついね、ははは」
美鈴「お名前はなんていうの?」
打ち止め「ラスト」御坂「あたしと同じ美琴っていうのよ!!だから紛らわしいから打ち止めって呼んでるの!!」
美鈴「美琴ちゃん・・・」
御坂「あははは・・・」
美鈴「それにしてもなんで打ち止めって呼ばれてるの?」
打ち止め「えっと、なんかみんなそう呼ぶんだよってミサカはたじろぎながら声を絞り出してみる」
御坂「そう、あたしも出会った時には既にそう呼ばれてたからそう呼んでるのよ」
美鈴「ふーん、同じ名前って珍しいわね、私はこっちの美琴の母親の美鈴よ、よろしくね打ち止めちゃん」
打ち止め「よ、よろしくお願いしますってミサカはミサカは丁寧にお辞儀をしてみる」
美鈴「いやー、かわいいわねー、本当に娘がもう一人できたみたい」
御坂「そ、そうよね、あたしも妹ができてすごおくうれしいわー」
御坂(どうする?どうすればいいのよこの状況!!誰かなんとかできるならなんとかしてえええ!!!)
美鈴「はあ、このころの美琴ちゃんときたら・・・それはもう元気で元気で女の子らしくしてほしいって思ってたわ」
御坂「こら、人の恥ずかしい過去をさらそうとしない」
美鈴「あら?恥ずかしい過去ならいっぱいあるんだけどさらしていいの?」
御坂「さらすなって言ってるでしょうが」
打ち止め「ミサカはぜひお姉さまの恥ずかしい過去を聞かせてほしいって目を輝かせながらおねだりしてみる」
美鈴「ふふーん、打ち止めちゃんが聞きたいみたいだからこっそりお話しちゃおうかしらー?」
御坂「えー、やめてよ、せめてあたしのいないところで話しなさいよ」
打ち止め「ふふーん、それだとお姉さまの反応が見られないからつまんないってミサカはミサカはニヤニヤしてみる」
美鈴「それじゃあね、打ち止めちゃん」
打ち止め「うんうん」
御坂「ってマジで話すんかい・・・」
美鈴「ってことがあったのよー」
打ち止め「それはすごいってミサカはミサカはお姉さまの意外な一面を知ることができて大興奮!」
御坂「もうやめてよ・・・・何よこの公開処刑・・・」
美鈴「ふっふーん、母親をもっと敬えばもう少し手加減してあげてもいいわよ?」
御坂「敬っても手加減するだけなんかい・・・」
美鈴「そうすれば私のような立派な大人になれるわよ?」
御坂「へー、どういうところが?」
美鈴「どういうところかしらねー?」ボイン
御坂「ぐぬぬ・・・」
打ち止め(すごくうらやましいな・・・ってミサカはミサカはちょっとしょんぼりしてみる・・)
御坂「でもお酒飲んであんな風になるのはちょっと簡便ねー」
美鈴「こら?」
御坂「だってさー、路上で大の字になるとか本当にやめてほしいんだけど」
美鈴「美琴ちゃん?」
御坂「なあに?」
打ち止め(これが本当の親子なんだね・・・・ミサカには・・・・ミサカには・・・・)ジワッ
美鈴「もっといろんなお話があるんだけどな?」
御坂「ぐ・・・・」
打ち止め「ミ、ミサカはミサカはちょっとお手洗いにダッシュしてくるー」ダダッ
美鈴「あら?」
御坂「あ・・・・」
御坂「ちょっと悪いことしちゃったわね」
美鈴「どうかしたの?」
御坂「うん、あの子なかなか自分の両親に会えないから・・・ちょっとね」
御坂(っていないんだからどうしょうもないのよ)
美鈴「あー、そうよね、学園都市の中にいると保護者と中々会えないものね」
御坂「うん・・・」
美鈴「帰ったほうがいいかな?」
御坂「あ、いや、その・・・」
御坂(打ち止めにとっても母親ってことになるのかしら?)
御坂「もう少し話をしてあげたらいいんじゃないかと思うのよ」
美鈴「私でいいの?」
御坂「きっと似てるんだと思うわ、打ち止めの母親に」
打ち止め(ミサカもあんなふうに・・・・)
打ち止め「はぁ・・・ってミサカは叶わぬ想いにためいきがとまならかったり・・・」トボトボ
御坂「打ち止め、こっちにいらっしゃい」
打ち止め「え?うん」ポスン
美鈴「じゃあ私はこっちね」
打ち止め「右にお姉さま、左にお姉さまのお母様、これは両手に花ってやつだねってミサカはミサカは大喜び!!」
御坂「まああたしの妹なんだからこういうのもたまにはいいわよね?」
打ち止め「お姉さま・・・」
美鈴「ほら、打ち止めちゃんのために注文しておいたパフェが来たわよ」
打ち止め「わあ・・・!!」
美鈴「はい、打ち止めちゃん、あーん」
打ち止め「あーん♪」
御坂「おいしい?」
打ち止め「もちろん!こんなにおいしいパフェは食べたことないよってミサカはミサカは大感激!!」
御坂「もう、オーバーなんだから」
美鈴「うれしいわ、もっと喜ばせてあげたくなっちゃうわね」
打ち止め「えへへ」
御坂(あー、なんかいいわねこういうの、あたしもこんなんだったのかな・・・)
美鈴(かわいいわこの子・・・本当に美琴ちゃんの小さい頃を思い出すわ・・・)
打ち止め「すっごくおいしかったってミサカはミサカはおおはしゃぎ!!」
美鈴「よかったわね打ち止めちゃん」
御坂「うん」
御坂(こんなに喜んでもらえるなんて、やっぱりクローンとはいえ一人の女の子だもんね・・・)
美鈴「ねえ打ち止めちゃん、何かほしいものある?」
打ち止め「ほしいもの?」
美鈴「うん、あんまり高いのはだめだけど何かあれば買ってあげちゃうわよ?」
打ち止め「う、うれしいけどさすがにそこまでお世話になるわけにはってミサカはミサカは苦渋の決断で辞退してみたり」
御坂「ほんとーにいーのかなー?」
打ち止め「う、うう・・・」
美鈴「遠慮しなくていいのよ?」
打ち止め「やっぱり買ってほしいってミサカはミサカは欲望の赴くままに手をあげてみたり!!」
美鈴「ふふふ、それじゃあ行きましょうか」
打ち止め「ミサカはゲコ太が欲しいって猛烈にアピールしてみる!!」
美鈴「あら?確か美琴ちゃんもそれ好きよね?」
御坂「あ、ああああたしはそれはもう卒業したわよ!!!」
美鈴「そのカバンにつけてるのは違うの?」
御坂「うぐっ!」
打ち止め「お姉さま、別に隠さなくても・・・」
御坂「そ、そういう年頃なのよ!!!」
美鈴「まあ美琴ちゃんらしくていいけどね」
打ち止め「ここはひとつお姉さまとおそろいを探してみる」
御坂「え?これ限定品だからこれと同じのっていうのは売ってないわよ?」
打ち止め「えー、そんなー、ミサカはミサカは悲しい現実にしょんぼりとしてみる」
美鈴「そうね、それじゃあ私と三人でおそろいにしましょうか?」
御坂「え?」
打ち止め「やったー!!おそろい!!ミサカはミサカはあまりの感激に飛び跳ねてみる!!」
御坂「いや、おそろいはいいんだけどさ」
美鈴「何?」
御坂「使うの?」
美鈴「ちょっとしたところに飾るのよ、もちろんいつも見えるところにつけるつもりはないわ」
御坂「まあそれに、こんだけ喜んでもらえたらそれでもいいわよね」
美鈴「それじゃあどれがいい?」
打ち止め「うーん、うーん、あっちもすてがたいけどここはやっぱり・・・」
御坂「すっごく真剣ね」
美鈴「美琴ちゃんもこうだったわよ?」
御坂「えー、そうだったっけ?」
美鈴「ふふん、母親の記憶力をなめるんじゃないわよ」
打ち止め「このゲコ太も捨てがたいけどあえてこのゲコ太でも・・・」
御坂「打ち止め、ゆっくりと選びなさい、時間はたっぷりあるんだからね?」
打ち止め「ミサカはミサカは大決断!!このストラップに決めました!!」
御坂「打ち止め、なかなかやるわね・・・これを選ぶだなんて・・・」
打ち止め「ふふん、ミサカもお姉さまの妹だから当然なのだって胸をはってみる」
美鈴「かわいいの選んだわね、それじゃあこれ買ってくるわね」
御坂「よかったわね打ち止め」
打ち止め「やったやった!!これで他の妹達に自慢できるよってミサカはミサカは感極まって涙が出そう!!」
御坂「それはやめなさい」
打ち止め「え?どうして?」
御坂「一万人が押しかけたら大変だし、そもそも他の妹達ってあたしと瓜二つじゃない?」
打ち止め「おおなるほど、ごまかしようがなくなるね!」
御坂「そう、だから絶対に言うんじゃないわよ?」
打ち止め「ラジャーってミサカはミサカは緩んだ心を引き締めてみる!」
美鈴「おまたせ、はい、打ち止めちゃん」
打ち止め「わーい」
御坂「なんか親からもらうとちょっと恥ずかしいわね」
美鈴「ふふん、照れない照れない」
打ち止め「ありがとう、すっごく大事にするね!!」
美鈴「ええ、どういたしまして、さて、それじゃあそろそろ帰るとしますか」
御坂「あ、もうそんな時間?」
打ち止め「そうなんだ、ミサカはミサカはちょっぴりしょんぼりしてみる」
美鈴「うん、次会えるのはいつかはわからないけどまた会いにくるわね、もちろん打ち止めちゃんにもね」
打ち止め「そのときはミサカが全力で学園都市を案内するね!!」
美鈴「ええ、楽しみにしてるわ、じゃあね、美琴ちゃん、打ち止めちゃん」
御坂「うん、またね」
打ち止め「またねー!!」
打ち止め「ただいまーってミサカはミサカは元気良くドアを開けてただいまのごあいさつ!!」
番外個体「おかえり最終信号、なんでそんなにうれしそうなのさ?」
打ち止め「えへへー、お姉さまと・・と・・とまと!!!」
番外個体「トマト?」
打ち止め「そう、トマトが食べたいなってミサカはミサカはかろうじてごまかしてみたり」
番外個体「・・・・何かあったんだね?」
打ち止め「な、なんにもないよ・・・?」
番外個体「あのモヤシは演算切れっぱなしでなんかすごいことになってるし、何もないっていうのがおかしいんじゃないの?」
打ち止め「あ!すっかり忘れてたってミサカはミサカは自分のドジッ娘ぷりを認識してみる」
打ち止め「それじゃああの人のところへ突撃!!」番外個体「ちょっと待った」
打ち止め「え?」番外個体「これ何?」ヒョイ
打ち止め「だめー!!それはお姉さまとお姉さまのお母様とおそろいなのー!!返して!!」
番外個体「え゛!!!」
打ち止め「お願いだから!!!お願いだからかーえーしーてー!!」
番外個体「最終信号だけずるい・・・」ジワッ
打ち止め「番外個体はミサカよりおっきいんだから我慢しなきゃだめー!!」
番外個体「ずるいずるいずるいずるい!!ミサカもお姉さまとお姉さまのお母様とおそろいがほしい!!」
打ち止め「だめったらだめなの!!!それはミサカのなの!!!」
番外個体「やだ!!絶対に返さない!!これはミサカの!!」
打ち止め「番外個体はおねえちゃんになりたいんでしょ!!ミサカは妹でいいから返して!!」
番外個体「最終信号だって妹ほしいって言ったじゃない!!」
打ち止め「もうミサカは妹でいいの!!今日一日でそれがわかったからミサカは妹!!!」
番外個体「今日一日・・・何してたの・・・?」
打ち止め「お姉さまとお姉さまのお母様と一緒にお茶してお買い物しただけだよ!!だからはやく返して!!」
番外個体「・・・・ぇさない、 絶対に返すもんかああああああ!!!!」
打ち止め「うわあああああん番外個体のばかあああああ!!!!」
黄泉川「やれやれ、またく騒がしいじゃんよ」
芳川「でも、ここまでっていうのはなかなかないわよね?」
黄泉川「まあ、たまにはこういうのも悪くないじゃん」
芳川「それにしても・・・」
黄泉川「なあ一方通行、お前何をしようとしたじゃん?」
一方「 」
芳川「と、言って答えられるわけでもなし」
黄泉川「打ち止めが落ち着くのを待たなきゃいけないけど、話はたっぷりと聞かせてもらうじゃんよ」
一方「 」
一方(不幸だァ・・・)
おしまい