ラフィ「私はココ最近ずっとサターニャさんの事ばかり考えて生きてきました」
ガヴ「ほう」
ラフィ「雨の日も雪の日もお天気の日も....」
ラフィ「気付けば頭の中はサターニャさんでいっぱいに....」
ラフィ「休みの日なんて朝起きてすぐサターニャさんの事を考えていたら次の日の朝だったなんてことも珍しくありません」
ヴィーネ「えぇ....」
ラフィ「毎日のサターニャさんとのスキンシップが私の生き甲斐でありまさに私の人生そのものでした」
ガヴ「うん」
ラフィ「その都度私は何度も何度もサターニャさんに思いの丈をぶつけて来ました...」
ラフィ「でもサターニャさんは一向に私に好意を示してはくれません....」
ヴィーネ「....」
ラフィ「サターニャさんに私を好きになってもらえるよう色々な方法を試しました」
ラフィ「しかしどれも手応えが無く...」
ガヴ「はあ」
ラフィ「私は毎晩その事で枕を濡らすばかり....」
元スレ
ラフィ「ついに私だけのサターニャさんが完成しました!!!!!!!!!」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1493725200/
ガヴ「おいラフィ」
ラフィ「なんでしょう」
ガヴ「前置きはもういいよ...わざわざ私たちを呼び出したということは何かあるんだろ?」
ラフィ「流石はガヴちゃん」
ヴィーネ「一体何があるの....?」
ラフィ「何をやってもサターニャさんは私の物にはなってくれないんじゃないかという結論に至った私はある行動に出ました」
ヴィーネ「ある行動....?」
ラフィ「ヴィーネさん、これ何わかりますか?」スッ
ヴィーネ「....なにこれ?髪の毛?」
ラフィ「サターニャさんの髪の毛です」
ヴィーネ「....そ、そう」
ガヴ「サターニャの髪の毛が何なんだよ」
ラフィ「まあまあ、そう焦らずとも....」
ラフィ「こっちはサターニャさんの爪、そしてこちらは唾液、涙、皮膚....」ガサゴソ
ヴィーネ「....」
ラフィ「常にサターニャさんを監視していた私にとってこれらを手に入れるのは容易い事でした」
ガヴ「汚いなぁ....そんな爪とか唾とか集めて何になるんだよ...」
ラフィ「これらがサターニャさんになるんです」
ガヴ「...は?」
ヴィーネ「サターニャに....?」
ラフィ「天界の図書館でこの本を手にした時私の中で何かが動き出したんです」スッ
ヴィーネ「魔術封じ、対処法事典...」
ラフィ「悪魔と遭遇した際気をつけなければいけないことや魔術などの対処法除去法なんかが乗っている事典です」
ヴィーネ「ま、まさかサターニャを葬ろうっていうんじゃ....」
ラフィ「そんなわけないじゃないですか....」
ガヴ「じゃあなんだよ、悪魔封じの事典なんか何に使うんだよ」
ラフィ「この事典では的確に対処できるようにと魔術の事についての解説が十分なくらい記載されています」
ラフィ「読めば私のような天使でも魔術が使えてしまうほどに....」
ヴィーネ「い、いくらなんでも生まれ持って魔力もない天使じゃそれは不可能なんじゃ...」
ラフィ「悪魔式錬金術というものがあるんです」
ガヴ「おま、」
ヴィーネ「錬金術....」
ラフィ「いくつかの素材から一つの物を生成する儀式的魔術.....」
ラフィ「これなら手順さえキチンと踏めば誰にだってできるんですよ」
ガヴ「いや、お前そんな事したら天界から何されるか」
ラフィ「何をされたって構いません」
ラフィ「私はこの身が消えてなくなろうがサターニャさんに全てを捧げたい...そして全てを委ねていただきたい...」
ガヴ「...」
ヴィーネ「そ、それでも天使のラフィには色々と難があると思うけれど...」
ラフィ「もちろん苦戦しましたよ」
ラフィ「何日も何日も何日も何日も何日も何日も何日も....」
ヴィーネ「....」
ラフィ「そして今日...ついに悪魔式錬金術が成功したんです」
ヴィーネ「えぇ!?」
ガヴ「.....マジか」
ラフィ「説明するより見てもらった方がいいでしょう」
ラフィ「サターニャさん入ってきてください」
サターニャ「....」スタスタ
ヴィーネ「サ、サターニャ」
ガヴ「なんだよお前も来てたのかよ」
ラフィ「どこをどう見てもサターニャさんですよね」
ヴィーネ「えっ」
ガヴ「じゃ、じゃあコイツが....!?」
ラフィ「私が今回作り出したサターニャさんです」ニッコリ
ラフィ「ややこしいのでサターニャさん2とでもしておきましょうか」
サターニャ2「....」
ガヴ「おいおいおい....マジかよラフィ」
ヴィーネ「私ですらまだそんな魔術使いこなせないのに....」
ラフィ「本物のサターニャさんが私を愛してくれないのならもう私を愛してくれるサターニャさんを作るしかなかったんです」
ラフィ「このサターニャさん2なら私を心から愛してくれるはず....」
ヴィーネ「.....」
ラフィ「そうですよねサターニャさん!」
サターニャ2「....」
ラフィ「サターニャさん...?」
サターニャ2「...」
ヴィーネ「....」
ラフィ「サターニャさん」
サターニャ2「...」
ラフィ「どうしたんですか?俯いてしまって」
ガヴ「なあやっぱなんかまずいだろこれは...こんな実在する人物を2人に増やしたり...」
ラフィ「サターニャさん!!!!!」グイグイ
サターニャ2「...」
ヴィーネ「ちょっとラフィ、」
ラフィ「.....」
ラフィ「結局これも失敗ですか」
サターニャ2「....」
ラフィ「.....」スタスタ
ガヴ「おいどこ行くんだよ」
ラフィ「.....」スッ
ヴィーネ「ちょっとラフィなんでそんな鉈なんて」
ラフィ「ふん!!!!!!!!!!」グシャアッ!!!!!
サターニャ2「」ドサッ
ヴィーネ「!?!?!?!?!?」
サターニャ2「」
ラフィ「.....」
ヴィーネ「ちょ、ちょっとラフィ!!!!!」
ラフィ「なんでしょうか」
ヴィーネ「なんでしょうかじゃないでしょ!!!!!貴女サターニャになんてこと....!!!!!」
ラフィ「あれはサターニャさんではなくサターニャ2ですよ」
ヴィーネ「いや、それはそうだけれど....」
ラフィ「大丈夫ですよ、私が勝手に生成しただけなんですから地産地消というやつです」
ヴィーネ「....で、でも貴女最愛のサターニャでしょ....?それをよくもまあ簡単に....」
ラフィ「あんなのサターニャさんでもなんでもありませんよ、出来損ないのサターニャさんもどきです」
ヴィーネ「.....」
ラフィ「今度こそ成功したと思っていたのに、まさか口の聞けない個体だったなんて...今日はもうお二人に私だけのサターニャさんお披露目することは無理そうですね、そろそろお開きにしましょう」
ヴィーネ「そ、そうね....」
ラフィ「しかし大分形にはなってきましたね、私だけのサターニャさんを生成できるのも時間の問題でしょうか」
ガヴ「.....」
ラフィ「サターニャさんの爪が無くなってきましたね、そろそろ採取しにいかないと」
ラフィ「ガヴちゃん達もサターニャさんの体の一部が手に入ったら私に譲っていただけないでしょうか」
ガヴ「え、うん....」
ガヴ「あれはちょっとヤバイな....」スタスタ
ヴィーネ「ラフィいつもサターニャと一緒にいるなぁとは思ってたけれどまさかあんな....」スタスタ
ガヴ「前々からラフィって何か闇を抱えてるんじゃないかと思う節があったけどこれはそうとう重症だぞ」
ヴィーネ「そうね....」
ガヴ「しかもあんなの私たちに見せてどうするつもりだったんだよ....」
ヴィーネ「私なんだかサターニャが心配になってきたわ....」
サターニャ「あっ!!!!ガヴリール!!!!ヴィネット!!!!!」スタスタ
ガヴ「サ、サターニャ」
サターニャ「なになに?2人でどっか行ってたの?」
ヴィーネ「い、いやちょっとその辺まで....」
サターニャ「なによそれアンタ達も暇ねぇ」
ヴィーネ「サ、サターニャこそどこか行ってたの?」
サターニャ「ああ、私は今から行くとこ」
ガヴ「行くってどこにだよ」
サターニャ「ラフィエルん家」
ヴィーネ「!?」
ヴィーネ「ラフィの家に!?」
サターニャ「そう」
ヴィーネ「な、何しに行くの!?」
サターニャ「よくわかんないんだけどアイツがいきなりたらふくメロンパンご馳走してくれるっていうからしょうがなく出て来てやったのよ!!!」
ガヴ「おいサターニャ、悪いことは言わないからさ...行かない方がいいと思うぞ」
サターニャ「ええええ!!!!なんでよ!!!!!!」
ガヴ「いや、あれだ....多分それ嘘だよ」
サターニャ「そうかしら」
ヴィーネ「そ、そうよ!!!サターニャ今までラフィにそういうイタズラよくされてたじゃない...!!!!」
サターニャ「私も最初は疑ったわよ....でもこれを見なさい!!!!!」サッ
ガヴ「写真....」
サターニャ「ラフィエルの奴ちゃんとメロンパンの写メを送ってきたのよ!!!!!これはもう行くしかないわ!!!!!!!!」
ヴィーネ「そ、そんなの写真も全部嘘かもしれないでしょ!!!」
サターニャ「そんなの行ってみないとわかんないじゃないの!!!!!!!!」
サターニャ「わかったわ!!!!そうやってアンタ達私のぶんのメロンパン横取りするつもりでしょ!!!!!!!」
ヴィーネ「ち、違うわよ!!!」
サターニャ「この私を誰だと思ってるの.....大悪魔胡桃沢サタニキアマクドウェル様よ!!!!!!!」
サターニャ「アンタ達の浅はかな考えくらいとっくにお見通しなんだから!!!!!!!」
ヴィーネ「サターニャ....」
ガヴ「ヴィーネもうやめよう」
ヴィーネ「え、で、でも...」
ガヴ「アイツに何言ったってもうダメだよ...
」
ガヴ「....それにもうこれ以上この話に介入しない方がいいと思うんだ....」
ヴィーネ「......」
サターニャ「何よアンタ達こそこそと」
ガヴ「い、いやサターニャ悪かったな...こんな所で足止めしちゃって」
サターニャ「え?ああ、わかればいいのよわかれば」
ガヴ「メ、メロンパン楽しんでこいよ」
サターニャ「言われなくてもそのつもりよ!!!!!!」
サターニャ「アンタ達はせいぜいメロンパンを美味しく食べる妄想でもして楽しんでおくことね!!!!!なーはっはっはっは!!!!!!」スタスタ
ヴィーネ「.....」
ガヴ「わ、私達ももう帰ろう...」
ヴィーネ「そ、そうね...」
~翌日~
ヴィーネ「おはようガヴ」スタスタ
ガヴ「うーす」
ヴィーネ「...サターニャは?」
ガヴ「サターニャ?」
ガヴ「そのうち来るだろ」
ヴィーネ「....」
ガヴ「....いや、ラフィはサターニャ好き好きっ子なんだぞ?サターニャ本人を傷つけるような事はしないだろ」
ヴィーネ「そ、そうよね」
ガヴ「まあ...貰うもんは貰ったんだろうけどさ」
サターニャ「ふんふふーん!!!!」スタスタ
ガヴ「あ、ほら来た」
ヴィーネ「サ、サターニャおはよう」
サターニャ「あらガヴリールにヴィネット!!!!!アンタ達朝からしけた顔してるわね!!!!!」
ガヴ「そういうお前はやけに元気だな」
サターニャ「当たり前じゃない!!!!久々にメロンパンたらふく食べれたんだから!!!!!」
ヴィーネ「えっ...じゃあほんとにメロンパンご馳走してもらっただけなの...?」
サターニャ「ラフィエルの奴案外親切なのよ!!!!メロンパンご馳走してくれただけじゃなく前髪すいてくれたし爪も切ってくれたわ!!!!」
ヴィーネ「.....」
ガヴ「まあ本人も喜んでるんだしいいんじゃない?」
ヴィーネ「まあ...」
ヴィーネ「でもこうしてる間にもラフィは新たなサターニャを...」
ガヴ「問題はそこだよね」
ガヴ「マジの本人を家に呼んでおきながら本人には何もせず偽物作るのの材料だけ手に入れてる辺りもうアイツの感覚狂ってきてるよ多分」
ヴィーネ「変なことにならないといいけど...」
ラフィ「ガヴちゃん、ヴィーネさん!!!」ザザッ
ヴィーネ「うわあああ!!!!ラ、ラフィ....突然出てこないでよびっくりするじゃない!!!!」
ラフィ「.....」ニッコリ
ガヴ「サターニャから....色々採取できたみたいだな...」
ラフィ「それは勿論.....」
ラフィ「あ、それはそうと今日の放課後お暇ですか?」
ガヴ「....べつに用事はないけど」
ラフィ「今度こそお二人に見せたい物があるんです」
ヴィーネ「......」
サターニャ「あ!!!ラフィエルじゃない!!!!昨日はご馳走になったわ!!!!!流石私の一番弟子ね!!!!!」スタスタ
ラフィ「ああ、本家サターニャさんおはようございます」ニッコリ
サターニャ「え?なに?、ほんけ?」
ラフィ「.....」ニッコリ
~放課後~
ラフィ「あ、どうぞどうぞ...ちょっと散らかってますが」ガチャッ
ヴィーネ「お、お邪魔します...」スタスタ
ガヴ「.....」スタスタ
ラフィ「足元気をつけてください」スタスタ
ヴィーネ「足元?」
サターニャ4「」
サターニャ21「」
サターニャ13「」
サターニャ47「」
ヴィーネ「....!?」
ガヴ「う、うわぁ....」
ラフィ「いやあ苦労しましたよ」
ラフィ「何回作り直しても出来損ないのサターニャさんもどきしかできなくて」
ヴィーネ「.....」
ラフィ「しかしついに私は成し遂げました」
ガヴ「.....」
ラフィ「この前のように長話もなんなので登場していただきましょう」ニッコリ
ラフィ「サターニャさん!」
サターニャ55「あらガヴリール!!!!ヴィネット!!!!!アンタ達来てたの!!!!」スタスタ
ヴィーネ「!?」
ガヴ「!?」
サターニャ55「ん?どうしたのよ2人とも変な顔して」
ヴィーネ「変な顔してって.....貴女サターニャよね?」
サターニャ55「何言ってんのよヴィネット、どう見たってそうでしょ」
ヴィーネ「え、じゃあ...え?」
ガヴ「お前本家...?」
サターニャ55「ほんけ?なにそれ」
ラフィ「紹介します、サターニャさん55です!」
ヴィーネ「えええ!?じゃあこれも生成されたサターニャなの!?!?!?」
ガヴ「クリソツのレベルじゃないな....」
ラフィ「何度も大きな困難の壁にぶつかってきましたが....ようやく私だけのサターニャさんを生成することに成功しました!!!」
ラフィ「私とサターニャさん55は一心同体....愛の運命共同体なんです!!!」
ラフィ「ですよねサターニャさん!」
サターニャ55「今更何ってんのよ!そんなの当たり前でしょ!!!!!」
ラフィ「ひゃああああ!!!!////サターニャさん大好きです!!!!////」ギュウウウウウ
サターニャ55「もう!ラフィエルは甘えん坊なんだから...!!!」ナデナデ
ラフィ「えへへへ....////」
ヴィーネ「....」
ガヴ「.....」
ラフィ「サターニャさんは私の事大好きですか....?」
サターニャ55「そんな.....当たり前じゃない...///」
ラフィ「サターニャさん!!!!////」ギュウウウウウ
ヴィーネ「....ラ、ラフィ」
ラフィ「なんでしょう」
ヴィーネ「その...幸せそうなのはいいんだけれど...私達はなんで呼ばれたのかなぁって...」
ラフィ「ああ、保証人といいますか」
ヴィーネ「ほ、保証人.....?」
ラフィ「つまりは私がサターニャさんに愛されているという確実な事実、証明が欲しいんです、何かの拍子にこれは夢でした嘘でしたなんてことになっては困るので」
ラフィ「お二人には私がサターニャさんに愛されているという事実の目撃者となってもらい私達の愛を確実な物だと認識させてください」
ラフィ「私事ではありますがどうか協力お願いいたします」
ヴィーネ「.....」
ラフィ「サターニャさんちゅー///ちゅー///」
サターニャ55「もうしょうがないわねぇ...///」チュッ
ラフィ「きゃあああああああああ!!!!/////」
ヴィーネ「.....」
~数時間後~
ガヴ「.....」
ヴィーネ「....」
ラフィ「サターニャさん.....///」チュッ
サターニャ55「もう...ラフィエルはほんと...可愛いんだから..///」ギュウウウウウ
ラフィ「やん、サターニャさんったら....///」ギュウウウウウ
ガヴ「.....なあラフィ」
ラフィ「なんでしょう」
ガヴ「その...もう私達十分にお前らの愛を目撃したと思うしさ...そろそろ帰っていい?」
ラフィ「もう帰っちゃうんですか?」
ガヴ「そ、そりゃ...これ以上目の前でいちゃつかれても」
ヴィーネ「なんだかその....サターニャに申し訳ないような気持ちになってくるというか....」
サターニャ55「え、私?」
ガヴ「お前だけどお前じゃねぇよ」
サターニャ55「なにそれ」
ラフィ「そんな...まだまだ夜はこれからだと言うのに.....」
ガヴ「どこまで目撃させるつもりだよ....やめてくれよ...」
ラフィ「それなら仕方ないですね...」
ラフィ「あ、それでしたらお詫びと言ってはなんですがせっかくですので晩ご飯食べて帰ってくださいよ」
ガヴ「晩ご飯....」
~数分後~
ラフィ「お待たせしました」スタスタ
ヴィーネ「もう出来たの!?」
ガヴ「ほんとに速かったな、」
サターニャ55「ご飯ご飯!!!!!!」ピョンピョン
ラフィ「そんな凝った料理でも無いのですぐ出来ちゃいますよ」スッ
ヴィーネ「なにこれ?生姜焼き?」
ガヴ「なかなか美味そうじゃん」
ラフィ「どうぞ、召し上がってください」ニッコリ
ヴィーネ「い、いただきます」スッ
ガヴ「いただきま」スッ
サターニャ55「うひょおおお!!!おいしー!!!!」クッチャクッチャクッチャクッチャクッチャクッチャ
ラフィ「お味は如何ですか?」
ヴィーネ「お、美味しいわ...!!!」クッチャクッチャクッチャ
ガヴ「なんだこれうまいな、」クッチャクッチャクッチャ
ラフィ「お口に合いましたか!良かったです」ニッコリ
ヴィーネ「すごく柔らかいお肉....これ高いやつじゃないの?」
ガヴ「なんか悪いな、あの程度でご馳走になっちゃって」クッチャクッチャクッチャ
ラフィ「高くなんて無いですよ、実質タダのお肉ですので」
ヴィーネ「タダ!?」
ラフィ「はい」
ヴィーネ「そ、そんなわけ....どんなお肉であってもタダでなんてどうやって....」
ラフィ「いくら食べても減らないですからね」
ヴィーネ「え....?」
サターニャ55「おかわり!!!!!!」
ヴィーネ「減らない....?」
ラフィ「減らないというよりまだまだあって食べきれないと言った感じですね」
ヴィーネ「は、はあ」
ラフィ「美味しいでしょう?」
ヴィーネ「す、すごく美味しいけど...」
ラフィ「せっかく生成したのですから出来損ないとはいえ役に立って貰わないと」
ヴィーネ「えっ、」
ラフィ「こんなに美味しいとは思いませんでしたよ」
ヴィーネ「.....」
ラフィ「私だから、私がサターニャさんを食べてしまいたいほど愛しているが為に美味しく感じているだけなのかと思っていましたがガヴちゃんやヴィーネさんも美味しいというのならやはりそういう事なのでしょう」
ラフィ「もどきとはいえサターニャさんが自分の血や肉となっていると思うともう.....」
ヴィーネ「.....」
ラフィ「ああ、長話がすぎましたね。どうぞゆっくりお召し上がりください」
ヴィーネ「.....」
ラフィ「どうしました?急に箸から手を離してしまわれて」
サターニャ55「ラフィエルおかわりだってば!!!!!!!」ジタバタ
ラフィ「ああ、ごめんなさいサターニャさん」スタスタ
ガヴ「.....」クッチャクッチャクッチャ
ヴィーネ「.....強烈だったわね」スタスタ
ガヴ「だな」スタスタ
ヴィーネ「.....もう何も考えたくない」
ガヴ「でもサターニャの肉はうまかったな」
ヴィーネ「.....美味しかったけど...あれが1番強烈だったわよ」
ガヴ「まあお前からしたら共食いだもんな」
ヴィーネ「.....」
ガヴ「サターニャ55からしたらもう共食いとかじゃなくて自分食ってんのか、ははっこりゃなかなか面白い」
ヴィーネ「えっ、ガヴ大丈夫....?」
ガヴ「ん?何が?」
ヴィーネ「え、いや...あれだけ衝撃的な物を見続けてたっていうのになんか楽しそうじゃない...?」
ガヴ「そうかな」
ヴィーネ「見続けただけでなく.....というかラフィからサターニャもどきの肉だって教えられてからもガヴずっとアレ食べてたわよね...」
ガヴ「だって美味かったし」
ヴィーネ「や、やめてよガヴ....ガヴまでラフィみたいになっちゃったら私もう誰を信じればいいのか....」
ガヴ「いやいや、あんなクレイジーサイコパスになんて誰がなるかよ」
ヴィーネ「.....」
ガヴ「私はただいい事思いついただけだよ」
ヴィーネ「....いい事?」
ガヴ「ああ、とってもいい事をね」
~翌日~
ガヴ「ラフィ、おいラフィ」ドンドン
サターニャ55「だれ?」ガチャッ
サターニャ55「あらガヴリールじゃない!!!!!何しに来たのよ」
ガヴ「おうサターニャ、ラフィいる?」
サターニャ55「いるわよ、呼んできてあげるわ」スタスタ
ガヴ「うい」
ラフィ「あらあらガヴちゃんじゃないですか」スタスタ
ガヴ「おっす」
ラフィ「何か御用ですか?」
ガヴ「いやさ、ちょっと頼みたい事があってね」
ラフィ「なんでしょうか」
ガヴ「まあなんというかさ」
ラフィ「.....くだらない用事だったら許しませんよ、今私はサターニャさんと愛の営みを」
ガヴ「そのサターニャの事でお願いがあるんだよ」
ラフィ「サターニャさんの事?」
ラフィ「えっ、ガヴちゃんもサターニャさんが欲しいんですか?」
ガヴ「う、うん」
ラフィ「どうして」
ガヴ「いやさ....実は私もサターニャの事ずっと狙ってたんだよね」
ラフィ「はあ」
ガヴ「でもやっぱ本家本物のサターニャは相手にしてくんないじゃん?」
ラフィ「私があれだけアプローチしてもダメだったんですからそれはそうでしょうね」
ガヴ「....だからラフィのサターニャ55を見てたらなんだか羨ましくなっちゃってさ...」
ラフィ「なるほど」
ガヴ「私も私だけのサターニャが欲しいなぁ....みたいな」
ラフィ「.....」
ガヴ「ダメ....かな?」
ラフィ「.....まあ私のサターニャさんはサターニャさん55ですし.....べつに作ったサターニャさんならまあ....」
ガヴ「このとおり、なあ頼むよラフィ!」
ラフィ「.....」
ラフィ「いいでしょう....ガヴちゃんの頼みですしね、少々お待ちください」スタスタ
ガヴ「.....っしゃあ!!!!!」
~数分後~
ラフィ「お待たせしました」スタスタ
ガヴ「おお、案外速かったな」
ラフィ「もうサターニャさん生成にも慣れちゃいましたから」
ラフィ「ではサターニャさん入ってきてください!」
サターニャ56「あらガヴリールじゃない!!!!!どうしたのよ!!!!」スタスタ
ガヴ「おおお!!!」
ラフィ「サターニャさん56です、可愛がってあげてください」
サターニャ56「かわいがる?」
ガヴ「いやいやいや、よく生まれてきてくれたよサターニャ56」ポンッ
サターニャ56「何よ56って」
ラフィ「一応ガヴちゃんにメロメロになるよう作り上げましたのでサターニャさん56とのイチャラヴ生活が始まるのも時間の問題だと思いますよ」ニッコリ
ガヴ「いやあ、ありがとうラフィ恩に着るよ」
ラフィ「いえいえ、同じサタニストとして共にサターニャさん愛を大切にしていきましょう」
ガヴ「そうだな、じゃあ今日はありがとう!ほら行くぞサターニャ56!」スタスタ
サターニャ56「だからなによ56って」スタスタ
ラフィ「....」ニッコリ
~ガヴリール家~
ガヴ「さてと」
サターニャ56「今日から私ガヴリールと暮らすの?」
ガヴ「そうだよ」
サターニャ56「ふーん」キョロキョロ
ガヴ「まあ寛いでてくれよ」
サターニャ56「勿論そのつもりよ!!!!!」
ガヴ「ほんとどこをどう見てもサターニャだな」
サターニャ56「当たり前じゃない、何言ってんのよガヴリール」
ガヴ「これがあんなに美味いなんてな」
サターニャ56「ん?なんか言った?」
ガヴ「いや、なんでもないよ」
サターニャ56「そう」ガサゴソ
サターニャ56「ちょっとガヴリールテレビのリモコンどこ?」ガサゴソ
ガヴ「そこの机の上だよ」
サターニャ56「ああ、あったあった」
ガヴ「.....よし、次だな」
~翌日~
ガヴ「おいラフィ、ラフィいる?」ドンドン
サターニャ55「はいはい」ガチャッ
サターニャ55「あらガヴリールじゃない!!!!!アンタまた来たの?」
ガヴ「おう何度も悪いなサターニャ」
サターニャ55「私べつに構わないけれど」
ガヴ「それよりラフィいる?」
サターニャ55「またラフィエルに用事なの?いいわ、待ってなさい」スタスタ
ガヴ「頼んだぞー」
ラフィ「あらあら、ガヴちゃんじゃないですか」スタスタ
ガヴ「おっすラフィ」
ラフィ「どうなさいましたか?今日も何か?」
ガヴ「いやさ、また昨日みたいに頼みたい事があってね」
ラフィ「今度はなんでしょう?」
ガヴ「いいかな?」
ラフィ「まあその頼み事とやらによりますが」
ラフィ「ああ、そういえばその後サターニャさん56とはどうなりました?」
ガヴ「実はそのことで頼みがあるんだよね」
ラフィ「はあ」
ラフィ「えっ、もう1人欲しい....?」
ガヴ「そうなんだよ」
ラフィ「....それはどういう」
ガヴ「いやさ、サターニャ56は可愛いし最高だよ」
ガヴ「でも一つ足りない物があるんだ」
ラフィ「と、いいますと?」
ガヴ「おち○ちんだよ」
ラフィ「......おち○ちん」
ガヴ「そう、おち○ちんだ」
ラフィ「ちょっとよくわからないのですが」
ガヴ「いやね、私も一応女の子なわけじゃん?」
ラフィ「一応というか包み隠さず女の子ですね」
ガヴ「だろ?だからやっぱ欲しくなるわけよおち○ちんが」
ラフィ「......」
ガヴ「そこで思いついたわけ、最愛のサターニャにおち○ちんついてれば完璧なんじゃないかって事を」
ラフィ「.....はあ」
ガヴ「だからおち○ちんついてる新しいサターニャが欲しいんだよ!頼むこのとおり!!!」
ラフィ「.....ガヴちゃんちょっといいですか?」
ガヴ「なに?」
ラフィ「それはできませんよ」
ガヴ「ええ、なんでだよ」
ラフィ「おち○ちんがついているなんて...もうそれはサターニャさんではないですよ」
ガヴ「いや、そんな事は無いだろ」
ラフィ「サターニャさんは女の子だからこそサターニャさんなんですよ」
ラフィ「そんな蛇足サターニャさんなんて私は生成したくありません」
ガヴ「い、いや待てよ。こっちの話も聞いてくれ」
ラフィ「....どうぞ」
ガヴ「私は何もサターニャを男にしてくれって言ってるわけじゃないよ」
ラフィ「....でもおち○ちんを」
ガヴ「おち○ちんさえついてりゃいいんだよ、あとはいつものサターニャでいいんだ」
ラフィ「....」
ガヴ「せっかくサターニャを愛しサターニャに愛されてるのにだな、サターニャを子宮で感じられないなんて虚しいだろ?」
ラフィ「....」
ガヴ「私はただサターニャとの愛情表現の幅を広げたいだけなんだよ」
ガヴ「頼むよラフィ...!!!!」
ラフィ「......」
ラフィ「......そこまで言うのなら」
ガヴ「おおおお!!!!!」
ラフィ「......でもサターニャさん56はどうするんですか」
ラフィ「まさかいらなくなったのでポイっだなんてこと...」
ガヴ「そ、そんな事するわけないじゃん!!!」
ガヴ「56は56でめいっぱい可愛がって行くよ」
ラフィ「....本当ですね?」
ガヴ「いやマジマジ」
ラフィ「...それならまあ」
ガヴ「いやあ、ありがとうありがとう」
ラフィ「....出来損ないもどきはともかく完璧なサターニャさんをひどい目に合わすことは許しませんからね」
ガヴ「大丈夫大丈夫!」
ラフィ「.....では少々お待ちください」スタスタ
ガヴ「.....おう頼んだぞ!」
ガヴ「.....」
ガヴ「.....っしゃあ!!!!!」
~数分後~
ラフィ「お待たせしました」スタスタ
ガヴ「おっ!待ってたよ!!!」ワクワク
ラフィ「おち○ちんだなんて初めての試みだったので少し手こずりましたがなんとか成功しました」
ラフィ「サターニャさん入ってきてください!」
サターニャ57「あらガヴリール!!!!!!アンタ来てたのね!!!!」スタスタ
ガヴ「おお!!!」
ラフィ「それではサターニャさん、パンツ脱いで頂けますか?」
サターニャ57「....しょ、しょうがないわねぇ...///」ヌギヌギ
ガヴ「.....」ドキドキ
サターニャ57「....は、はい///」ボロンッ
ガヴ「おおおおおおお!!!!!!」
ラフィ「えー、このとおり局部をおま○こからおち○ちんに作り替えて見ました。ちゃんとたまたまもついてます」
サターニャ57「も、もうしまっていい?...///」
ガヴ「いやお見事お見事!!!!感謝するよラフィありがとう!!!!」
ラフィ「いえいえ....」
ガヴ「これで毎日サターニャとハメハメできるな!!!!いやあ毎晩楽しみだなぁ!!!」
サターニャ57「ハメハメ?」
ガヴ「んじゃあ、ありがとなラフィ!!!さ、帰るぞサターニャ57!!!!」スタスタ
サターニャ57「なによ57って」スタスタ
ラフィ「....」
~ガヴリール家~
ガヴ「ただいまー」ガチャッ
サターニャ56「おかえりガヴリール!!!!!遅かったじゃない!!!!」スタスタ
ガヴ「おおサターニャただいま」
サターニャ56「あら、そっちにいる奴はだれ?客?」
ガヴ「ああ、紹介するよ。こっちは今日からお前とツガイになるサターニャ57だ」
サターニャ57「つがい?」
サターニャ56「えええええ!?何よソイツ私とそっくりじゃない!?!?」
サターニャ57「うわあ!!!!何アイツ私そっくりじゃない!?」
ガヴ「まあ実際同一人物だしな」
サターニャ56「なになに!?!?どういうことよ!!!!!」
ガヴ「まあ難しい話は置いといてだ」
サターニャ57「もうどういう事なのよこれ!!!!」
ガヴ「じゃあ早速だけど始めてもらおうかな」
サターニャ57「え?」
サターニャ56「何をよ」
ガヴ「セッ○スだよセッ○ス」
サターニャ56「はああぁ!?!?!?!」
サターニャ57「!?!?!?!?」
サターニャ57「な、何言ってんのよガヴリール!!!!!!」
サターニャ56「そうよどういう事よ!!!!!!!」
ガヴ「どういう事よもなにもそのまんまだよ、はやくセッ○スしろよ」
サターニャ57「い、嫌よそんなの!!!!!!」
サターニャ56「なんで見ず知らずのそっくりさんとセ、セッ○スなんかしなきゃなんないのよ!!!!///」
ガヴ「いや、なんのためにお前にちんこ付けてやったと思ってんだよ」
サターニャ57「えぇ....」
サターニャ56「えぇええ!?コイツ男なの!?!?」
ガヴ「ああああもう!!!!いちいち面倒臭いんだよ....いいからはやくしろよ」
サターニャ56「何よそれ無茶苦茶よ!!!!!」
ガヴ「お前らにははやく元気な子供を何人も産んでもらわなきゃなんないんだよ」
サターニャ57「こ、子供!?」
ガヴ「ここにラフィの持ってた本がある」スッ
サターニャ56「な、なによこの本....」
ガヴ「これによると悪魔ってのは激しい危険を感じたりすると子孫を残す力が一時的に変化するらしいな....一回で何人も産めてしかも産まれた子も成長がはやいと」
サターニャ57「な、何が言いたいのよ!!!!!!」
ガヴ「こういうことだよ...!!!!」ガツンッ!!!!!!
サターニャ57「痛っ!!!!!」
ガヴ「....」
サターニャ57「い、痛た....」
サターニャ56「ちょ、ちょっとやめなさいよガヴリール!!!!」
ガヴ「いいからはやくやれよ!!!!」ビリビリ!!!!!
サターニャ56「うわあああああああ!!!!!/////」
ガヴ「ほらお前も脱げよ!!!!」ビリビリ!!!!
サターニャ57「いや!!!!ちょ、ちょっと!!!!////」
ガヴ「へへ....すっぽんぽんだな」
サターニャ57「や、やめてガヴリール...!!!!」
ガヴ「とっととおっぱじめろよ....!!!!!」ガツンッ!!!!!
サターニャ57「痛いってば
!!!!!」
ガヴ「痛いで済んでるうちにはやくやれよ」
ガヴ「別にいいんだよ?ラフィになんとでも言ってもっと聞き分けのいいサターニャを作ってもらうからさ」
サターニャ57「....」
ガヴ「その場合お前らはどうなるか、だいたいわかるよな?」
サターニャ56「.....」
ガヴ「やるの?やらないの?」
サターニャ57「....や、やるわよ!!!!やればいいんでしょ!!!!!」
ガヴ「.....」
サターニャ57「....ご、ごめんなさい私のそっくりさん...」ボロンッ
サターニャ56「....し、仕方ないわ...もし私がアンタだったら同じことをしてたわよ...」
ガヴ「ほらやーれやーれ」
サターニャ57「....挿入るわよ」スッ
サターニャ56「....いいわ来なさい」
サターニャ57「....う、うぅ」ズブッ....
サターニャ56「はうぅ....!!!///」
ガヴ「なんだこれwwwwくっそシュールだなおい!!!」
サターニャ57「....はぁ...はぁ...」パンパン
サターニャ56「うぅ....うぅ...あっ...///」
ガヴ「ほらほら!!!!もっと腰動かせ腰!!!!」ガツンッ!!!!!
サターニャ57「だ、だから痛いってば!!!!!」
ガヴ「あ?なんだよその顔」
サターニャ57「な、なによ...」
ガヴ「....いいよわかった...次は殴るだけじゃ済まされないからな」スタスタ
サターニャ57「ど、どこ行くのよ!!!」
ガヴ「.....」スッ
サターニャ56「ほ、包丁!?!?」
サターニャ57「ア、アンタそれどうするつもりよ!!!!!」
ガヴ「....いくらお前でもだいたい想像つくだろ」
サターニャ57「うぅ.....」
ガヴ「腰止まってんぞ...!!!」スッ
サターニャ57「ひいい!!!!!」ビクッ
ガヴ「そうだ、もっと怖がれ」
ガヴ「そんで元気で美味しい赤ちゃんをいっぱい産んでくれよ....なあサターニャ...へへへ」ナデナデ
サターニャ57「.....」
~数日後~
ラフィ「ガヴちゃんが?」
ヴィーネ「そうなの、あれからガヴずっと学校休んでるのよ」
ヴィーネ「電話しても繋がらないし....何やってるのかしら....」
ラフィ「ああ、きっとサターニャさんのせいですね」
ヴィーネ「サターニャの....?」
ラフィ「そうなんですよ、実はガヴちゃんも私と同じくサターニャさんをこよなく愛するサタニストの1人だったんです!」
ヴィーネ「サタニスト.....ガヴに限ってそんな」
ラフィ「本当ですよ!!!あの後ガヴちゃんが自分もサターニャさんが欲しいと私の家を訪ねてきたんです」
ヴィーネ「えぇ...そうだったの!?」
ラフィ「そうなんです!!!」
ヴィーネ「し、知らなかったわ....ガヴもサターニャの事好きだったなんて....」
ラフィ「きっとサターニャさんと離れたくなくて学校に来れないのでしょう」
ヴィーネ「....ガヴ」
ラフィ「まあ無理もないですよ、サターニャさんが何から何まで魅力的過ぎるのがいけないんです」
サターニャ「なになに!!!なんか今私の話してなかった?」スタスタ
ヴィーネ「あ、本家サターニャ」
ラフィ「本家サターニャさん!!」
サターニャ「だから何よ本家って!!!!」
ヴィーネ「....ガヴったら」スタスタ
ヴィーネ「....私はあんなクレイジーサイコパスにはならないなんて言ってたくせに...」
ヴィーネ「結局クローンサターニャと暮らしてるなんて....」
ヴィーネ「....この前言ってたいい事ってこれだったのね」
ヴィーネ「.....」
ヴィーネ「.....とにかく学校には来てもらわないと」
ヴィーネ「進級できなくなっちゃ大変だもの...」
ヴィーネ「ついたついた、」スッ
ヴィーネ「ガヴー!いるんでしょー?」ドンドン
ヴィーネ「ガヴー!!」ドンドンドンドン
ヴィーネ「ガヴってば!!!!」ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン
ガヴ「.....ん?」ガチャッ
ヴィーネ「ああ、ガヴ!!!!」
ガヴ「お、ヴィーネ」
ヴィーネ「お、ヴィーネじゃないわよ!!どうして学校来ないの!!!」
ガヴ「お前いい所に来たな」
ヴィーネ「え?」
ガヴ「いやあ、ちょうどヴィーネを呼ぼうと思ってた所だったんだよ」
ヴィーネ「そ、そうなの?」
ガヴ「まあ上がってよ」スタスタ
ヴィーネ「お、お邪魔します」スタスタ
ガヴ「.....何てったって人手が足りないからね」
ヴィーネ「...?」
ガヴ「私一人じゃこの作業は手に負えないよ」
ヴィーネ「....さっきから何の話なの...?」
ガヴ「ビジネスの話だよ」
ヴィーネ「ビジネス...?」
ガヴ「この前いい事思いついたって言ったろ、その事だよ」
ヴィーネ「いい事....それってサターニャの事じゃないの....?」
ガヴ「えっ、なんで知ってんの?」
ヴィーネ「ラフィから聞いたのよ...ガヴもラフィと同じサタニストで家でクローンサターニャを愛でてるんだって....」
ガヴ「ああ、なるほどそういうことか」
ヴィーネ「ガヴもサターニャの事好きだったのね....」
ガヴ「それね、あんなの全部嘘っぱち」
ヴィーネ「えっ」
ヴィーネ「嘘っぱちって....じゃあなんでクローンサターニャなんか」
ガヴ「だから言ってんじゃん、ビジネスだよ」
ヴィーネ「....どういう事なの?」
ガヴ「まあいいからいいから、取り敢えずこの部屋の中を見てもらいたい」
ヴィーネ「....?」ガチャッ
サターニャ62「あああガヴリール!!!!!」
サターニャ81「ガヴリール!!!!!!!!」
サターニャ70「遅いじゃないガヴリール!!!!!」
ヴィーネ「!?!?!?!?」
サターニャ99「ガヴリールご飯まだー!!!!!」ジタバタジタバタ
サターニャ115「あらヴィネットじゃない!!!!!!」
サターニャ57「あっ....あぁ...////」パンパンパンパンパンパン
サターニャ56「うぅ....うぅ...あぁ...///」
ヴィーネ「な、なにこれ!?!?!?」
ヴィーネ「サターニャこれな、何人いるのよ!?!?」
ガヴ「ようこそ、サタニキア牧場へ」
ヴィーネ「ど、どういう事なのガヴ!?」
ヴィーネ「なんでこんな溢れんばかりのサターニャが....」
ガヴ「そうなんだよ、そろそろ処理してかないと私の生活スペース無くなっちゃうんだよ」
ヴィーネ「処理って....というか何人作ってもらったのよ....」
ガヴ「ああ、ラフィに作って貰ったのは2人」
ヴィーネ「えぇ!?じゃあこれ増えたの!?!?」
ガヴ「そう、オスメスの個体を作って貰ってそこから繁殖させたんだ。悪魔の性質利用してもうポコポコポコポコと」
ヴィーネ「.....」
ガヴ「我ながらすごいと思うよ...成し遂げた感はんぱないもん」
ヴィーネ「.....でもこれ何の為に」
ガヴ「食うんだよ」
ヴィーネ「食う....ってぇええ!?!?!?」
ヴィーネ「た、食べるの!?!?サターニャを!?」
ガヴ「なに驚いてんだよ、お前も食ったことあるだろ」
ヴィーネ「.....そういえばそうだけど」
ガヴ「正直あん時食ったサタ肉は今まで食べた事の無いような未知の美味だっただろ?」
ヴィーネ「.....」
ガヴ「そこで私は閃いたわけよ、これは絶対売れるってね」
ヴィーネ「えぇ.....」
ガヴ「こんな美味い肉売れないわけないんだよ」
ガヴ「最近仕送りもかなり減ってきててさ、ここいらでドカンと一発当てたいと思ってたんだけどさ...どんでもない当たりくじ引いちゃったなぁ」
ヴィーネ「....貴女正気なの....?」
ガヴ「なにが?」
ヴィーネ「そ、そんなサターニャのお肉を売って儲けようなんて....まさにクレイジーサイコパスじゃない...!!!」
ガヴ「なんでだよ、私はただ賢く生きようとしてるだけだろ」
ヴィーネ「おかしいわよこんなの....!!!!」
ガヴ「なんだよ....何怒ってんだよ」
ヴィーネ「そりゃそうよ!!!こんな....いくらなんでもこんな事....もうガヴが怖いわ....」
ガヴ「いやいや、確かにサターニャは私たちの友達かもしれない...でもだ」
ガヴ「こいつらはサターニャであっても私の友達であるサターニャとは別のサターニャなわけだ」
ヴィーネ「....え?」
ガヴ「つまりコイツらはサターニャだけどサターニャじゃないんだよ、だから食おうが売ろうが問題無いってこと」
ヴィーネ「...そ、それはなんか違うんじゃ」
ガヴ「いいからはやく処理するぞ、ヴィーネも手伝ってよね」スタスタ
ヴィーネ「手伝うって一体なにを....」
ガヴ「....こいつから行くか」キョロキョロ
サターニャ58「ああガヴリール!!!!今日の晩御飯は」
ガヴ「ふん!!!!!!!!!」ガツンッ!!!!!!!!!!
サターニャ58「」ドサッ
ヴィーネ「!?」
サターニャ58「」
ガヴ「よし、」
ヴィーネ「ちょ、ちょっとガヴ!!!!」
ガヴ「なに?」
ヴィーネ「そ、その....」
ガヴ「だからこいつは私達の知ってるサターニャじゃないの、いい?」
ヴィーネ「.....」
ガヴ「足の方持って、風呂まで運ぶから」スッ
ヴィーネ「.....」スッ
ガヴ「よいしょっと」
ヴィーネ「.....」
ガヴ「おkおk、そこに寝かせて」
ヴィーネ「.....」スッ
サターニャ58「」ゴロンッ
ガヴ「よし、じゃあちょっとサターニャの体抑えといて」
ヴィーネ「.....ガ、ガヴ」
ガヴ「なんだよ」
ヴィーネ「.....いや」
ガヴ「ああ、心配しなくて売上の何割かちゃんとヴィーネにも回してあげるよ」
ヴィーネ「そ、そうじゃなくて」
ガヴ「いいからちゃんと抑えとけよ」スタスタ
ヴィーネ「....」
ガヴ「はいはいおまたせ」スタスタ
ヴィーネ「な、なにそのおっきな包丁....」
ガヴ「当たり前だろ、今からこのサターニャ捌くんだから」
ヴィーネ「えぇ.....」
ヴィーネ「ガ、ガヴ待って...!!!」
ガヴ「なに?」
ヴィーネ「や、やぱりこんなのおかしいって....こんな」
ガヴ「何度言えばわかるんだよ、こいつは私たちの知ってるサターニャじゃないんだってば!!!!!!!!」
ヴィーネ「....そ、そんな怒らなくても」
ガヴ「ヴィーネが変なことばっか言うからだろ、家畜に感情移入してどうすんだよ」
ヴィーネ「....」
ガヴ「えー、シめる前にまず声帯を切らないとな....解体中に叫ばれちゃ周りから怪しまれる」スッ
ガヴ「ここかな....よいしょ」ザクっ!!!!!
サターニャ58「!!!!!!」ビクビクッ
ヴィーネ「うぅ.....」
ガヴ「よし、いいぞ」
ガヴ「じゃあ心臓だな....ヴィーネちゃんと抑えとけよ」
ヴィーネ「.....」
サターニャ58「!!!!!!」ジタバタジタバタジタバタ
ガヴ「おら!!!!!!」ザクッザクッザクッ!!!!!!
サターニャ58「!!!!!」ジタバタジタバタジタバタジタバタジタバタジタバタジタバタジタバタジタバタ
ガヴ「ふん!!!!!!!」ザクッ!!!!!!!!
サターニャ58「」
ガヴ「ハァハァ.....ハァハァ....」
ヴィーネ「......」
ガヴ「もう抑えなくていいよ、あとは順序の通り捌いていくから」
ヴィーネ「....サターニャ」
サターニャ58「」
~数時間後~
ガヴ「おら!!!!!」ザクッ!!!!
サターニャ74「」
ガヴ「ふぅ.....今日はこの辺にしとくか」
ヴィーネ「.....」
ガヴ「返り血がやばいな...まるで殺人現場だ」
ヴィーネ「....」
ガヴ「ヴィーネも1日付き合ってくれてありがとう、一人じゃやってけないしこれからも手伝いに来てよ」
ヴィーネ「....い、いや私は」
ガヴ「ちゃんと売上は回すってば」
ヴィーネ「そうじゃなくて....」
ガヴ「なんだよつれないなぁ」
ガヴ「ああそうだ、せっかくだから捌きたてのサタ肉食べて帰れよ」
ヴィーネ「えぇええ!?」
ガヴ「いいんだよちょっとくらい、まだ売り始めてもいないんだから」
ヴィーネ「え、いや....」
ガヴ「焼いてきてやるよ、ちょっと待ってて」スタスタ
ヴィーネ「ガ、ガヴ!!!!」
ヴィーネ「....」
ガヴ「はいお待たせ」スッ
ヴィーネ「....」
ガヴ「とれたてピチピチのサタ肉だ、絶対うまいぞ」
ヴィーネ「....」
ガヴ「どうしたのヴィーネ?遠慮はいらないよ」
ヴィーネ「.....いらない」
ガヴ「え?」
ヴィーネ「.....私いらない」
ガヴ「は?」
ヴィーネ「.....だ、だってさっきまで生きてたのよ.....」
ヴィーネ「ガヴリール..ヴィネットって....あんなに嬉しそうに.....」
ガヴ「.....」
ヴィーネ「いくら私達の知ってるサターニャじゃないとは言っても....やっぱり....やっぱり無理よこんなの....」
ガヴ「...お前さ...それ逆にサターニャに対して失礼だからな」
ヴィーネ「な、なんでよ...!!!」
ガヴ「ここにいるサターニャは最初から食肉目的で育てられてんだよ」
ガヴ「それを可愛そうだから食べないとかさ....どっちがわかいそうなことしてるのやら....」
ヴィーネ「そ、それは....」
ガヴ「生き物の命に感謝、敬意を示すために私たちはいただきます、ごちそうさまを言うんだろうが」
ガヴ「そういう食肉を侮辱するような発言はやめろよ」
ヴィーネ「.....」
ガヴ「いいから食えよ、せっかくのサタ肉が冷めちゃうぞ」
ガヴ「ごちそうさまでした!!」
ヴィーネ「....ごちそうさまでした」
ガヴ「いやあやっぱ美味いなぁサタ肉は....この前ラフィんとこで食べたのはもどき肉だったけどやっぱ本家のクローンの味は格別だな」
ヴィーネ「.....」
ガヴ「さてさて、腹も満たされたし仕事仕事」
ヴィーネ「...仕事?」
ガヴ「そりゃこれ売るのが一番の目的なんだから」
ヴィーネ「....」
ガヴ「ホームページはもう作ってあるし、後はここでサタ肉を売るだけ」
ヴィーネ「....そ、そんな簡単に」
ガヴ「ああ、特許とかそういうのの心配?大丈夫そういう時の天使力だから」
ヴィーネ「えぇ.....」
ガヴ「その辺の地味な法律の穴くらいなんなく潜れるよ」
ヴィーネ「....」
ガヴ「さあて売るぞー!!!!」
ヴィーネ「....」
ガヴ「あ、そうそうこの事はくれぐれもラフィには内緒な?」
ヴィーネ「え、」
ガヴ「アイツに言うと多分面倒なことになると思うしさ、なんか聞いてきたら適当にはぐらかして」
ヴィーネ「.....うん」
ガヴ「宣伝はどういう形式をとるべきかな」カチカチ
ヴィーネ「.....」
このSNS時代でサタ肉の名が世間に知れ渡るのは時間の問題だった
ガヴリールの見込んだ通りサタ肉は飛ぶように売れその勢いは留まるところを知らず...
ガヴリールは地下施設をいくつも作りそれらををサタニキア牧場としてサタ肉の大量生産に踏み込んだ
ヴィーネ「いきなりガヴに呼び出されたけれど一体何かしら....」
ヴィーネ「.....うわぁ」キョロキョロ
ヴィーネ「.....もうなんかすごいことになってるわね....」キョロキョロ
ガヴ「じゃあお前らは種付け作業に回ってくれ」
職員A「はい」スタスタ
ガヴ「ああ、そういえばサタニキア第3牧場の方で体調の悪いサターニャが増えてきてる件はどうなったんだ?」
職員B「それなんですが、どうも親個体が疲労からか何かと出来の悪い個体を産み続けていまして....」
ガヴ「そういうことか....そろそろ親個体も世代交代だな、その問題の親個体缶詰工場の方に処理申請出しといて」
職員B「はい」スタスタ
ヴィーネ「.....」
ガヴ「あっ!!!ヴィーネ遅かったじゃん!」
ヴィーネ「ひ、久しぶりねガヴ」
ガヴ「見てくれよこれ、もう私一大企業の社長だぞ!!!」
ヴィーネ「....す、すごいわね」
ガヴ「えへへ...」
ヴィーネ「...で、何の用なの...?」
ガヴ「あ、いやさ...今はここ全部私が取り締まってるわけなんだけどさ」
ヴィーネ「うん...」
ガヴ「それもなんか効率悪いかなぁって」
ヴィーネ「....」
ガヴ「で副社長?みたいなのを作ろうかなってことになってるんだけど....ヴィーネどうよ?」
ヴィーネ「わ、私....?」
ガヴ「だって元々は私達2人でやってきたわけじゃん」
ガヴ「今や私だけが利益得てるのもなんか悪気がしてさ」
ヴィーネ「....」
ガヴ「無理にとは言わないからまあ考えといてよ」
ヴィーネ「.....うん」
ガヴ「そんじゃよろしくな、私ちょっとこのあと出なきゃなんないから席外すよ」スッ
ヴィーネ「ちょ、ちょっと待ってガヴ!!!!」
ガヴ「ん?」
ヴィーネ「.....あの」
ガヴ「やってくれる副社長?」
ヴィーネ「ち、違うわ....その事じゃない」
ガヴ「じゃあなんだよ」
ヴィーネ「....不味いと思わないわけ...?」
ガヴ「は?」
ガヴ「なにが?」
ヴィーネ「だから....この状況がよ...!!!!」
ガヴ「なんにも不味い事はないけど」
ガヴ「売上だってぐんぐん伸びてるしいろんな企業からも注文来てるし」
ヴィーネ「そういう話をしてるんじゃないわよ!!!!!」
ガヴ「じゃあなんだよ」
ヴィーネ「....やっぱりダメだわこんなの」
ガヴ「はぁ....お前らまだそんなこと言ってんの?いい加減やめようよ偽善者ぶるのさあ」
ヴィーネ「....そ、それだけじゃないわ....」
ガヴ「なんだよ」
ヴィーネ「....こんな事してちゃ絶対不味いわよ....天界からの裁きとかは大丈夫なの.....?」
ガヴ「ああ、別に天界から追放されようが怖くも何ともないよ....むしろやってくれって感じ」
ヴィーネ「な、何言って」
ガヴ「私の居場所はここなんだよ....下界でうまい飯をくい面白いネトゲをする....そのための金を自分で稼ぐ....」
ガヴ「軌道に乗った今天界なんかに媚びてたって何も得れないし何も生み出せないんだよ」
ヴィーネ「.....」
ヴィーネ「.....ラ、ラフィどうするのよ....こんな大々的に流行っちゃ絶対にバレちゃうわよ...」
ガヴ「いやさ、私は胡桃沢サタニキアマクドウェルの肉ですなんて一言も発表してないんだよ」
ヴィーネ「....」
ガヴ「これは未知の生物サタの肉、サタ肉なんだから」
ガヴ「まあラフィにバレようが本家にバレようが私にはもう何も怖くないけどね…なんせ今私の手元には溢れんばかりの金がある」
ヴィーネ「.....」
ガヴ「金の力でなんとかならない事なんてないんだからさ.....別に私やり方が気に入らないならそれでいいよ。副社長の話は忘れろ」スタスタ
ヴィーネ「....ガヴ」
そしてサタ肉は牛肉、豚肉、鶏肉、サタ肉と言ったほどに世間一般に浸透して行った
ガヴ「.....」
職員C「社長!!!」スタスタ
ガヴ「おう、どうよ調子は」
職員C「それがですね....やはり今の段階での繁殖スピードこれが限界かと....」
ガヴ「は?」
職員C「科学部の方からの連絡も待っておりますがおそらく品種改良の方もそう上手くは行っていないかとい所です....」
ガヴ「いや、それじゃあ困るんだが」
ガヴ「タダでさえ毎日世界中から注文が殺到してんだぞ?こんなペースで対応しきれるわけないじゃん」
職員C「で、ですが限界ですよ....改良の余地が」
ガヴ「牧場を増やす話はどうなってんだよ」
職員C「はい、施設の建設は進んでいますがそれらを満たせるほど親個体の数がなく....」
ガヴ「おいおい.....」
職員C「やはりいくつか注文を断っていくしかないのでは.....」
ガヴ「ふざけんなよ...!!!今ここでそんな会社の信用落としてちゃこの先やってけねぇよ!!!!」
職員C「で、ですが」
ガヴ「もういい、無理矢理にでも子作りさせろ。親個体が死ぬまでどんどん産ませろ!!!!」
職員C「そ、そんな無茶苦茶な...!!!!」
ガヴ「いいからはやくやれ!!!!!サターニャに人権なんかありゃしないんだよ!!!!死ぬまで産ませて死んだら缶詰にすりゃいいんだよ!!!!」
職員C「....わ、わかりました手配します」スタスタ
ガヴ「ったく....」
職員F「おらはやくしろ!!!!!」ガツンッ!!!!
サターニャ8942「痛っ!!!!!」
サターニャ7521「な、何すんのよアンタ!!!!!」
職員G「いいからとっとと産め!!!!!」ガツンッガツンッ!!!!!
サターニャ8942「痛い痛い!!!!わかった!!!わかったから!!!!」
サターニャ632「なによ騒がしいわね!!!!」
職員H「こら!!!!お前の相手はこっちだろ!!!!」グイグイ
サターニャ632「な、なによ離してってば!!!!」
サターニャ4390「ちょっとやめなさいよ!!!!!」
職員H「うるせぇんだよ!!!!!」ガツンッ!!!!!!!
サターニャ4390「」ドサッ
サターニャ達「!?!?」
職員H「ハァハァ....」
サターニャ6621「な、なんてことすんのよアンタ!!!!!!」
サターニャ3329「そうよ!!!!私たちちゃんと今日の分はこなしたじゃない!!!!!!」
職員H「それじゃ足りないんだよ....!!!!はやく産め!!!!!」ガツンッ!!!!
サターニャ3329「痛っ!!!!!」
職員H「おいこいつ缶詰の方に回しといてくれ」
職員I「おう」
サターニャ4390「」
サターニャ達「.....」
~その夜~
サターニャ731「もう沢山だわ!!!!!」
サターニャ5559「な、なによいきなり」
サターニャ731「だってそうでしょ?なんで私たちだけこんな目に遭わなきゃなんないのよ!!!!」
サターニャ1231「し、仕方ないじゃない....私達は....家畜なんだから..」
サターニャ731「何言ってんのよ!!!!私達は大悪魔胡桃沢サタニキアマクドウェルじゃない!!!!」
サターニャ3329「それは......」
サターニャ731「こんな人間どもの餌として一生を終えるなんてうんざりよ!!!!」
サターニャ982「だ、だからって私に何ができるっていうのよ....」
サターニャ731「なんとでもなるわよ....こっちは今何人いると思ってるわけ?」
サターニャ5467「えっ!?じゃあまさかアンタクーデター起こそうって言うの!?」
サターニャ731「あったりまえじゃない!!!!これ以上ガヴリールの好きにはさせないわ!!!!!」
サターニャ731「どうなのアンタ達!!!!このまま家畜として無様に死にたいの???」
サターニャ達「....」ザワザワ
サターニャ731「今こそ立ち上がる時なのよ!!!!!」ドンッ
サターニャ381「...そうね...私ももうこんなのやってらんないわ」
サターニャ9123「....そうよね!!!!私達これだけいるんだもの!!!!勝てないはずがないわ!!!!」
サターニャ731「みんなで勝利を勝ち取るわよ....そしてこんな屈辱を受けるのもこれが最後!!!!!!」
サターニャ達「おおおおおおおおお!!!!!!」
タプリス「ふんふふーん」スタスタ
タプリス「今日も天真先輩の言った通り牧場の見回りをしております!!!」
タプリス「この見回り役として私は天真先輩から必要とされているんです....!!!!頑張らなきゃです!!!!」
サターニャ543「タプリス!!!タプリス!!!」ガンガン
タプリス「な、なんでしょう」スタスタ
タプリス「ど、どうしましたかサターニャさん...えっと番号は」
サターニャ543「番号なんてどうでもいいのよ!!!それより大変なの!!!!」
タプリス「と、といいますと!?」
サターニャ543「病気かもしれない子がいるのよ..!!!見てやってくれない?」
タプリス「な、なるほど...どの子でしょうか」
サターニャ543「ほら来て、」
サターニャ4777「うぅ....」
タプリス「た、確かに顔色がよろしくないですね....ちょっと待ってて下さい今誰か呼んできます」
サターニャ543「だめよ!!!!そんなんじゃ間に合わないわ!!!!」
タプリス「えぇ!?で、でも」
サターニャ543「せめてデコ触って熱があるのかどうかだけでも確認してやって」
タプリス「なるほど、それくらいなら私でも大丈夫ですね....じゃあオデコだしてください」スッ
サターニャ4777「....」スッ
タプリス「....別に熱は」
サターニャ4777「ふん!!!!!!」ガツンッ!!!!!!
タプリス「うぅう!!!!!」
タプリス「」ドサッ
サターニャ4777「....」ガサゴソ
サターニャ4777「やったわ!!!!檻の鍵ゲットよ!!!!」
~翌朝~
ガヴ「うぅ....」
ガヴ「もう朝か....やべ、今日新牧場建設についての会議じゃん」ガサゴソ
サターニャ731「おはようガヴリール」
ガヴ「おはようサターニャ、悪いけど私いそg」
ガヴ「えっ」
サターニャ731「ふーん、私達は干し草の上で寝さされてたのにアンタはいいベッドで寝てるのねぇ」
ガヴ「え、お前ど、どうやって」
サターニャ731「....」
ガヴ「あ、待てよお前本家だろ」
サターニャ731「本家?」
ガヴ「なんだよびっくりさせんなよ....てかよく私の新居の場所わかったな」
サターニャ731「全く無様ね」
ガヴ「んだと、今私一大企業の社長なんだぞ?」
サターニャ731「それも今日までね」
ガヴ「は?何が言いたいんだよお前」
サターニャ731「さあね、そのうちわかるんじゃない?」
ガヴ「あぁ?」
サターニャ731「大悪魔胡桃沢サタニキアマクドウェル様を舐めんじゃないわよ」スタスタ
ガヴ「なんだよ....何しに来たんだよアイツ」
ガヴ「こんな事してらんないや...,仕事仕事...」ガサゴソ
ガヴ「いってきまーす」スタスタ
サターニャ7321「次はこっちよ!!!!」スタスタ
ガヴ「あれ、サターニャじゃん」
サターニャ7321「あら、」
ガヴ「なんだよお前まだいたのかよ、暇か」
サターニャ7321「まだいたのかとはなによ....」
ガヴ「お前学校は?」
サターニャ7321「何が言いたいわけ?」
ガヴ「いやお前こそ何がしたいんだよ」
サターニャ7321「....自分の目でたしかめなさいよ」スタスタ
ガヴ「んだよそれ....」スタスタ
サターニャ5643「そっちはどう!!!!」スタスタ
サターニャ754「順調よ!!!!人間どもひーひー言ってるわ!!!!」
サターニャ991「私達を見くびった報いよ....なーはっはっはっは!!!!!!」
サターニャ7321「火つけてきたわよ!!!!!」
ガヴ「なんだよ....今日はやけにサターニャが多いな....」
ガヴ「.....」
ガヴ「....えっ」
サターニャ731「これは私たちサタニキアブラザーズ達の本気の見せ所よ!!!!!」
サターニャ731「私達を家畜として扱ってきたガヴリールとその餌に群がっていた人間ども復讐するんだから!!!!!!!」
サターニャ達「おおおおおおおおおおおお!!!!!!!」
ガヴ「ど、どうなってんだよ...!!!」スタスタ
ガヴ「お、おいどういう事だよこれは!!!!!!」
職員A「しゃ、社長!!!!!」
ガヴ「なんでサターニャが逃げ出してんだ!!!!!警備はどうした!!!!」
職員A「見回りの者がサターニャに襲われたようで....そこから鍵を使って脱走したようです....」
ガヴ「したようですじゃないだろ!!!!はやく対処しろ!!!!!」
職員A「む、無理ですよ!!!!数が多すぎます!!!!私たち職員ももう大勢やられて!!!!」
サターニャ8233「まだいたのね!!!!!」ズザザッ
職員A「ひゃああああああああああああああ!!!!!!」ガクガク
職員A「ま、待ってくれ!!!!わ、私は!!!私は何も!!!!!」
サターニャ8233「聞こえないわねぇ!!!!!!!!!」ガツンッ!!!!!!!!
職員A「」ドサッ
ガヴ「あ、あぁああ.....」ガタガタ
サターニャ8233「.....あら、ガヴリールじゃない」
ガヴ「....さ、ささ...」
サターニャ8233「見たでしょう、これが大悪魔よ」
ガヴ「か、金か...?い、いくら欲しいんだよ...!!!!」
サターニャ8233「本当に惨めね...!!!!!!!」ズザザッ!!!!!
ガヴ「う、うわああああああああああああああああああああああ!!!!!来るなあああああああああ!!!!!」ズザザザザザザ
サターニャ8233「逃げたわ!!!!追うわよ!!!!」
ガヴ「うわああああああああああああああああああああ!!!!!!」ズザザザザザザ
ガヴ「こ、殺される!!!!!殺される!!!!!」ズザザザザザザ
ガヴ「なんでこんなことに....なんで!!!!!」ズザザザザザザ
ガヴ「うわああ!!!!」ドスッ!!!
ガヴ「うぅ....あいててて...なんだよ気をつけろよ!!!!」
ラフィ「....お久しぶりですねガヴちゃん」ニッコリ
ガヴ「ああぁ!?!?」
ガヴ「ラ、ラフィ.....」
ラフィ「朝起きたら外からサターニャさんの声が聞こえたんですよ」
ラフィ「それも複数人の」
ガヴ「.....」
ラフィ「あれほど言ったじゃないですか」
ラフィ「出来損ないではないちゃんとしたサターニャさんを傷つけるような事をするなと」
ラフィ「言ったじゃないですか」
ガヴ「.....」
ラフィ「ガヴちゃん」
ガヴ「...ち、違うんだ...こ、これは」
ラフィ「.....」
ガヴ「わ、私は....私は....び、ビジネスを....」
ラフィ「貴女はサターニャさんをお金に変えたんですね」
ガヴ「いや....だから....その...」
ラフィ「知っていましたよ」ニッコリ
ガヴ「えっ....」
ラフィ「全部知っていました」
ラフィ「ガヴちゃんがサタ肉の社長だということもサタ肉というのがサターニャさんのお肉だということも全て」
ガヴ「.....じゃ、じゃあなんで」
ラフィ「ガヴちゃんにもっとサターニャさんの事を知って欲しかったんですよ」
ガヴ「....」
ラフィ「ガヴちゃんはサターニャさんの本当の力を知らないんです」
ラフィ「ガヴちゃんもサタニストだと聞いた時はとても嬉しかったのにがっかりですね」
ガヴ「.....」
ラフィ「ガヴちゃんがこうしたんですよ、サターニャさんやそれを取り巻く下界を」スタスタ
ガヴ「お、おいラフィ待てよ!!!どこいくんだよ!!!!」グイグイ
ラフィ「....」
ガヴ「お、置いてかないでくれよ....!!!こ、このままじゃ私!!!!!」
ラフィ「....」
ガヴ「な、なんだよ....!!!!元はと言えば!!!!元はと言えばお前がサターニャのクローンなんか生成したのが悪いんだろ!!!!!」
ガヴ「なんで私が全部悪いみたいに!!!!!!」
ラフィ「....」
ガヴ「なんだよ!!!!自分だけ逃げんのかよ!!!!」
ラフィ「逃げなんてしませんよ」
ガヴ「な、なんだよ...じゃ、じゃあどっか行くような素振り見せんなよ」
ラフィ「そんな素振り見せてませんよ」ズザザッ
ガヴ「あっ!?」
ラフィ「間合い詰めたんです」ニッコリ
ガヴ「....ど、どういうつもりだ」
ラフィ「元はと言えば私がサターニャさんを生成してガヴちゃんに渡したのが悪いと言われてもそれは仕方ありません」
ラフィ「そのせいで大勢のサターニャさんが自らの手を汚すなんて見ていられません」
ガヴ「じゃ、じゃあサターニャ達の暴走を止める策が...!?」
ラフィ「私が代わりに汚れればいい」スッ
ガヴ「えっ、」
ラフィ「私がガヴちゃんを始末すればいいんです」
ガヴ「!?!?!?」
ラフィ「今までお肉にされて死んでいったサターニャさん達のつらさや痛み.....その何100倍もの苦しみを与えて差し上げます」
ガヴ「ま、待ってラフィ落ち着いて!!!!!」
ラフィ「.....」
ガヴ「ああああ!!!!!」
ラフィ「さようなら」
ヴィーネ「待って!!!!!!」ズザザッ
ガヴ「あぁぁあ.....」ガクガク
ヴィーネ「ま、待ってラフィ!!!!」
ラフィ「....どうして止めるんですかヴィーネさん」
ラフィ「こんなやつを許せと言うんですか...!!!!」
ヴィーネ「落ち着いて!!!!確かにガヴは悪いと思うわ....でも今ここでガヴを痛めつけたってなんの解決にもならない!!!!」
ラフィ「サターニャさん達がその手を汚してしまうなんて私には!!!!」
ヴィーネ「もうどのサターニャも汚れてるわよ!!!!!」
ラフィ「....」
ヴィーネ「....私も最初は不本意ながらガヴに協力したりしてた...止めれなかったのよガヴを」
ラフィ「....」
ヴィーネ「今更ここでガヴを殺したってラフィが手を汚すことになるだけ....サターニャ達はガヴだけでなく自分たちを食い物にしてきた人間達のことも恨んでる」
ヴィーネ「やっぱりサターニャ達を直接なんとかしないと何も解決しないのよ...!!!!」
ラフィ「.....」
ガヴ「....無理だよ」
ヴィーネ「え、」
ガヴ「無理だよそんなの....あいつらは品種改良で体も強く...繁殖力もえぐいことになってる....」
ガヴ「下界がサターニャに侵略されるのも時間の問題だって...」
ヴィーネ「そ、そんな....」
ガヴ「認めるよ....悪かったよ....私が全部悪かったよ....」シクシク
ラフィ「....」
<ガヴリール!!!!!!!
ガヴ「あああああ!!!!き、来た!!!」ガクガク
サターニャ「アンタ達こんな所にいたのね....」ハァハァ
ガヴ「う、うわあああああああああ!!!!!」ジタバタジタバタジタバタ
ガヴ「た、頼むよ!!!!!!私が悪かったから!!!!悪かったから!!!こ、殺さないでくれ頼む!!!!」ジタバタジタバタジタバタ
サターニャ「何言ってんのよコイツは」
ガヴ「うぅぅ....うぅぅ....」シクシク
ヴィーネ「も、もしかして貴女....」
ラフィ「本家....」
サターニャ「ああ、本家ね....アンタ達が本家本家言ってた理由がわかったわ」
ガヴ「....ほ、本家」
サターニャ「話は全部聞いたわよ」
サターニャ「ラフィエルもガヴリールもとんでもないことしてくれたわね...」
ガヴ「....」
ラフィ「....」
~数時間前~
サターニャ731「突撃よ!!!!!」
サターニャ達「うおおおおおおおおおお!!!!!!!」ドドドドドドドド
サターニャ「.....」
サターニャ「な、なによこれ....なんで私がこんなに...」
サターニャ「....ゆ、夢ね....流石大悪魔ともなると夢のスケールもそんじょそこらの奴らとは違うわ!!!!なーはっはっはっは!!!!」
サターニャ55「よっこいしょ....」ガチャッ
サターニャ「!?!?」
サターニャ55「アンタ本家ね」
サターニャ「な、なによアンタ!?!?ていうか私っていうか....えぇ!?」
サターニャ55「やっと会えたわね....」
サターニャ「い、いやいやそういえばこれ夢だったわね...はは」
サターニャ55「夢だったらよかったのに」
サターニャ「.....今一体何が起きてるの....?」
サターニャ55「話せば長くなるわ....でもアンタにしかこの騒動を止めることはできない」
サターニャ「わ、私にしか....」
サターニャ55「そう」
サターニャ「.....」
サターニャ「ラフィエル、アンタんとこの私から聞いたけれど....悪魔式錬金術をやったそうね」
ラフィ「は、はい....」
サターニャ「それで私を生成したと....」
ラフィ「....ご、ごめんなさい」
ラフィ「....私はサターニャさんが大好きで....でもサターニャさんは....サターニャさんは....」
サターニャ「.....」
ガヴ「ま、待ってくれサターニャ....悪いのは.....私なんだ....」
ガヴ「私がお前を使って....その....」
サターニャ「醜いわね....何も謝れって言ってるわけじゃないわ.....」
ヴィーネ「サターニャ....」
サターニャ「じゃあ悪魔式錬金術を使ったことは確かなのね...」
ラフィ「....はい」
サターニャ「.....それならなんとかなるわ」
ガヴ「ほ、ほんとかよ」
サターニャ「勿論私の体の一部から作ったんでしょう....」
ラフィ「....はい」
サターニャ「それなら大丈夫....アンタ達も協力しなさい...!!!!」
ガヴ「わ、私たちが囮に....」
サターニャ「そう、できるだけ時間を稼いでちょうだい」
ラフィ「じ、時間を稼いで一体どうするおつもりですか....?」
サターニャ「何かと準備がいるのよ....!!!その途中で騒動に巻き込まれてたんじゃなんとかなるものもならないわ....」
ガヴ「わ、わかったよ」
サターニャ「ヴィネット!!!アンタは私についてきなさい」スタスタ
ヴィーネ「ま、まってサターニャ!!!」スタスタ
ラフィ「....どうしますガヴちゃん」
ガヴ「....アイツらは最終的に私をいたぶり殺そうとしているわけだ」
ガヴ「時間なんて簡単に稼げる」
ラフィ「....」
ガヴ「悪かったなラフィ....私は自分の欲望のためにお前の純愛を踏みにじったんだ」
ラフィ「....サターニャさんとの本当の愛から逃げて偽物の愛を作り上げた結果がこれです」
ラフィ「....さっきは私も気が動転していて...」
ガヴ「そろそろ無駄話はよそうぜ....来たぞ」
サターニャ達「いたわよ!!!!!!!」ズザザザザザザ!!!!!
ヴィーネ「サターニャ貴女一体....」
サターニャ「アンタも悪魔なんだからわかるでしょ」ガサゴソ
ヴィーネ「ま、まさか....」
サターニャ「魔界でも特定の人物を生成して増やすことはタブー....それを元の形に戻すには....」
サターニャ「増えて力を持った特定の人物がいなくなるしかないのよ」
ヴィーネ「サ、サターニャ」
サターニャ「止めないでよ...これしか方法が無いんだから」ガサゴソ
ヴィーネ「で、でもそんな....」
サターニャ「私が増えてるっていうのにこんな事になるまで気付かなかった私は大悪魔として失格よ」
サターニャ「ラフィエルの気持ちにも気付いて挙げれなかった....友達としても失格だわ」
ヴィーネ「.....」
サターニャ「せめて最後くらい大悪魔胡桃沢サタニキアマクドウェルは大悪魔らしくかっこよく散るわ、」
サターニャ「見てなさい」ガサゴソ
ヴィーネ「.....」
サターニャ「よし....儀式の準備よ、ヴィネットも手伝って」
ヴィーネ「...う、うん」
ガヴ「くっ!!!!」
サターニャ4328889「ガヴリール!!!!!!」ズザザザザザザ
ガヴ「ち、ちくしょお!!!!!」ズザザッ
サターニャ656831223「思い知ったでしょ!!!!!私たちの痛み、苦しみを!!!!!!」
ガヴ「.....」ズザザッ
サターニャ97612254「アンタが!!!!アンタが悪いのよ!!!!」ズザザザザザザ
ガヴ「....お前らには悪いことしたと思うよ...でもいまはお前らのためにも....」
サターニャ544456678877「何わけわかんないこと言ってんのよ!!!!!」ズザザザザザザ
ラフィ「きゃあああああああああああああああ!!!!」
ガヴ「ラフィ!?」ズザザッ
ラフィ「サターニャさんが....サターニャさんがこんなに沢山....みんな私だけをみて...///」ハァハァ
ガヴ「.....」
サターニャ54432578「よそ見してると!!!!!!」ズザザザザザザ
ガヴ「うわっ!!!!!」ガクッ
ガヴ「し、しまった....足を....」ハァハァ
サターニャ54432578「取ったわ!!!!!」
ラフィ「ガヴちゃん!!!!」
サターニャ54432578「これでおしまいね!!!!!ガヴリール!!!!!!」スッ
ガヴ「うぅ.....!!!!」
サターニャ「よし....準備できたわ!!!!」
ヴィーネ「....」
サターニャ「ヴィネット、アイツらにこれだけは伝えといて」
ヴィーネ「な、なに」
サターニャ「アンタ達の事大好きよって」
ヴィーネ「.....サターニャ」
サターニャ「勿論アンタもね」
ヴィーネ「....」
サターニャ「さて始めるわよ!!!!!大悪魔的パワフルかつスピーディーな儀式をね!!!!」
ヴィーネ「ど、どうする気なの....?」
サターニャ「私の生気を全て使って町で暴れてるサタニキアブラザーズ達を消滅させる」
ヴィーネ「そ、そんな」
サターニャ「この方法しかないんだってば!!!!本家の生気でないと生成されたクローン完全に消滅させることは不可能なんだから!!!!!」
ヴィーネ「サターニャ....」
サターニャ「見てなさい!!!私の加蓮な姿を....!!!」
<ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!
ラフィ「ガヴちゃん!!!!!」
サターニャ54432578「」ドサッ
ラフィ「!?」
ガヴ「ハァハァ....ハァハァ....」
サターニャ112244221「」ドサッ
サターニャ65437864「」ドサッ
サターニャ53357888851「」ドサッ
ラフィ「サ、サターニャさん達が....」
ガヴ「....サターニャの奴....儀式とやらに成功したんだな」
ガヴ「ハァハァ.....」ドサッ
ラフィ「ガ、ガヴちゃん!!!」スタスタ
ガヴ「だ、大丈夫....ちょっと疲れただけ....」
ラフィ「......」
ガヴ「はやくサターニャん所に行かないと....」
ラフィ「そ、そうですね」
ガヴ「でもアイツどこに...」
ヴィーネ「.....」スタスタ
ラフィ「ああ!!ヴィーネさん!!!!」
ガヴ「ヴィ、ヴィーネ!!!」
ヴィーネ「....騒動は収まったみたいね」
ガヴ「ああ....おかげでな」
ラフィ「ヴィーネさん、サターニャさんは....?」
ヴィーネ「.....」
ガヴ「ヴィーネ?」
ヴィーネ「サターニャがね、貴女達2人のこと...」
ヴィーネ「大好きだって.....」
ガヴ「.....」
ラフィ「.....」
ガヴ「....そんな....サターニャ」ガクッ
ガヴ「あ....あぁ....」
ヴィーネ「.....」
ラフィ「....」
こうして下界にはなにもかも元通りに平和が訪れた
1人の勇敢な大悪魔を除いて...
~それから~
ガヴ「おはようヴィーネ」
ヴィーネ「ああガヴおはよう」
ガヴ「....久しぶり学校に来たよ」
ヴィーネ「そうね....いやあ今回もきつかったわねぇ…」
ガヴ「.....」
ガヴ「....私はどこで間違えちゃったんだろう」
ヴィーネ「え?」
ガヴ「今更何言ってんだって話だよな....」
ガヴ「最低だよ....私」
ヴィーネ「ガヴ....?」
ガヴ「こんな私のせいでサターニャは....」
サターニャ「おおおおおお!!!!!」ズザザザザザザ
グラサン「胡桃沢、遅刻だぞ」
サターニャ「ええぇええ!?!?ぎ、ギリギリ間に合ってるでしょ!?!?」
ガヴ「....またか何やってんだよサターニャ」
ガヴ「.....」
ガヴ「えっ」
ヴィーネ「もうサターニャったら....」
ガヴ「え、あれ」
ガヴ「ちょっと待って、あれ」
ヴィーネ「どうしたのガヴ?」
ガヴ「え、」
サターニャ「一分くらいいいじゃない!!!!!一分くらいいいい!!!!!」ジタバタジタバタ
グラサン「いいからはやく席につけ」
サターニャ「この大悪魔胡桃沢サタニキアマクドウェル様がアンタごときに従うと思って!!!!!」
グラサン「また反省文を書きたいのか」
サターニャ「ひ、卑怯よ!!!!!!」
ガヴ「サ、サターニャって....」
ガヴ「え、あの後....」
ヴィーネ「なになに?どうしたのよ」
ガヴ「き、昨日サターニャは....」
ヴィーネ「昨日?昨日のはもう終わったでしょ?」
ガヴ「終わったでしょってお前....」
ヴィーネ「今回やたらとガヴがややこしい方向に事を進めてくから色々疲れたわよ」
ガヴ「は...?」
ガヴ「.....」スタスタ
ガヴ「どうなってんだ....」
ガヴ「確かに私はサターニャの肉で大企業の....そんでサターニャは....」
ラフィ「ガヴちゃん!!」スタスタ
ガヴ「あ、ラフィ」
ラフィ「ガヴちゃんも今帰りですか?」
ガヴ「え、うん」
ラフィ「いやあ、今日のサターニャさんも素敵でしたねぇ」
ガヴ「な、なあラフィ」
ラフィ「なんでしょう」
ガヴ「サターニャって昨日....」
ラフィ「サターニャさんがどうかしましたか?」
ガヴ「いや....」
ラフィ「.....」
ラフィ「2人のこと大好き....ですか」
ガヴ「え、」
ラフィ「等々大好きまで上り詰めましたね....そろそろ私たち結ばれるかもしれません」
ラフィ「いつもご協力感謝ですガヴちゃん」ニッコリ
ガヴ「.....え?」
ラフィ「どうしたんですかガヴちゃん?」
ガヴ「ど、どういうことだよ」
ガヴ「2人のこと大好きってお前....てことはやっぱりあの時本家サターニャは....」
ラフィ「?」
ガヴ「やっぱりあの時サターニャ死んでんじゃん!!!!!」
ラフィ「そうですけど」
ガヴ「そうですけどって....じゃあなのになんで今日サターニャが.....」
ラフィ「新しい本家サターニャさんじゃないですか」
ガヴ「あ、新しい本家...?」
ラフィ「本家サターニャさんがお亡くなりになられてしまったんですから次に生成したサターニャさんが本家になる...いつもの事じゃないですか」
ガヴ「.....」
ラフィ「ガヴちゃんは今更何を言っているんですか?」
ラフィ「私は今まで何度もこうやってサターニャさんを世代交代させていき私への好感を上げるという作業を行ってきたじゃないですか」
ガヴ「.....」
ラフィ「忘れたんですか?」
ガヴ「わ、忘れたもなにも....」
ラフィ「何度も何度も繰り返してきたじゃないですか」
ガヴ「えぇ...」
ラフィ「今回はサターニャさんを増やせるようになったという所から始めて行くシュチュエーションでした」
ガヴ「シュチュエーション....」
ラフィ「最近収穫がなかったので初心に帰ってやってみようとヴィーネさんも交えて相談したではありませんか」
ガヴ「ヴィーネも.....?」
ラフィ「でもまさかガヴちゃんがサターニャさんを独自の方法で増やしてお金儲けを始めるなんて思いませんでしたよ」
ラフィ「いつも協力して貰っているとはいえ....流石に私も堪忍袋の緒が切れそうでした」
ガヴ「.....」
ラフィ「まあサターニャさんのお肉を食べるというのは今回初の試みでしたからね、しかしサターニャさんが私に振り向いてくれるよう協力して欲しいとは言って来ましたがあそこまでやれとは言ってませんよ」
ガヴ「ちょ、ちょっと待ってラフィ」
ラフィ「なんでしょう」
ガヴ「さっきから全く話が飲み込めないよ....」
ガヴ「今まで何度もって...まるでとっくに本家サターニャは死んでて何度も作り上げられてるみたいに...」
ラフィ「そうじゃないですか」
ガヴ「は!?私そんなの聞いてないぞ!?お前の恋路に協力してくれとも言われた記憶ないしだな...お前サターニャに振り向いて貰えないからクローン作ったんじゃないのかよ....?」
ラフィ「....」
ガヴ「第1なんだよ協力って....まるでこうやってサターニャが死ぬまでの物語を私たちが作り上げてるみたいじゃないか」
ラフィ「....本当に何も覚えていないんですね」
ガヴ「....え?」
ラフィ「ガヴちゃんももう何人目でしたっけ」
ガヴ「.....え」
ラフィ「この計画を知っているガヴちゃんとヴィーネさんなら記憶を受け継いで生まれてくるはずなんですけれど」
ガヴ「ど、どういうことだよ...お前」
ラフィ「あーあ、失敗作ですか」
ガヴ「じょ、冗談だろ?サターニャで金儲けしようとした事はもう謝ったじゃん...!!!」
ラフィ「だからあんなサターニャさんを無意味に傷つけるような真似をしたんですね」
ガヴ「お、おい」
ラフィ「この本家はダメですね....」スッ
ガヴ「な、なんだよラフィ!!!!そういうのやめろって!!!!」
ラフィ「作り替えますね」スタスタ
ガヴ「や、やめろ来るな!!!!来るな!!!!!」
ラフィ「....」スッ
ガヴ「う、うわああああああああああああああああ!!!!!!!!!」
グチャッ!!!!!!!!!
てってってれれーてれれーてれれー♪
てってってれれーてれれーてれれー♪
グラサン「如何だったでしょうか」スタスタ
グラサン「自分なりの愛情表現」
グラサン「どれだけその愛が重くてもやはり自分の気持ちというものは100%相手に伝わるとは限りません」
グラサン「だかと言って無理に引きずり混んだりするとその愛は愛でなくなってしまう」
グラサン「そういった場合に行き着く答え....それは相手にもわからないよう相手とそれを取り巻く環境を自分に合う物へと変えていけばいい」
グラサン「人は誰かを愛し、誰かに愛される生き物です」
グラサン「勿論それは人だけでなく」
グラサン「....」
グラサン「....貴女は今何人目の本家なんでしょうか」スタスタ
てってってれれーてれれーてれれー♪
てんててーんてんててーん....
世にも奇妙な物ガヴリ
『私だけのサターニャさん』
完