むかしむかし、あるところに3人のガヴリールが居ました。3人のガヴリールは校長先生から下界で暮らすようにと言われました。
校長「下界には悪いオオカミ悪魔がいるから気をつけるんだよ」ピカー
そうして3人のガヴリールは下界で暮らし始めました。
元スレ
ヴィーネ「3人のガヴリール」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1493471101/
まずは1人目、甘酒大好きなガヴリール。
酔ガヴ「えへへ~、幸せ~」
なんて言いながら甘酒で酔っ払ってベンチで眠ってしまいました。
それを逃すオオカミではありません。眠っているガヴリールを家へとお持ち帰りして、じっくり味わって食べてしまいました。
酔ガヴ「ん、んひゅう~、……え? そ、そんなところ、ダメぇ……」
ヴィーネ「ダメなのはあなたでしょうガヴリール。あんなところで寝ていたらオオカミに食べられる、って習わなかったのかしら?」チュッ
酔ガヴ「あ、あぁん、こんなの、こんなのしらないよぉ……」ギュッ
次は2人目、心優しいガヴリール。ちゃんとしたお家に住んでます。
コンコンコン
ヴィーネ「ガヴリール、ちょっとお話しましょうよ」
オオカミ悪魔と知らないままのガヴリール。言葉を信じてあっさりと扉を開けてしまいます。
それを逃すオオカミではありません。しっかりと家の中へと入れてもらい、ついでに鍵もしっかり掛けてから、リビングでペロリと食べてしまいました。
聖ガヴ「あ、な、なんでぇ……なんでこんなことするんですかぁ……」
ヴィーネ「それが目的だからよガヴリール。よく知らない人をあっさりと家に上げたりしたらオオカミに食べられる、って習わなかったのかしら?」ミミカプー
聖ガヴ「こんなっ、きもちいいことぉ……おしえてもらえないです…………」
そして最後の3人目、やさぐれ気味のガヴリール。中身はともかく、家そのものはしっかりとした家に住んでます。
それにこのガヴリール、他人を簡単に家に上げたりなんてしもしません。
駄目ガヴ「ヴィーネ来ないかなー」ゴロゴロ
ですがオオカミ悪魔はしたたかで、世話を焼いて合鍵を勝手に作っても放置されるほどの仲になってしまいました。
そしてやさぐれ気味のガヴリール、なんと今日はオオカミに食事を用意してもらっていたのです。
ヴィーネ「ほら召し上がれ、ガヴリール」
駄目ガヴ「モグモグモグ……おぉっ、おいしいな、これ」
ペロリと食べたその料理、実は媚薬が仕込まれてます。
やさぐれ気味のガヴリールも、この後あっさり食べられました。
駄目ガヴ「ヴィーネぇ、こんなイタズラ…………あっ」ツーッ
ヴィーネ「料理の代わりに食べちゃうだけよ?」ペロ
駄目ガヴ「ふぇ……う、うん、食べて、ヴィーネぇ…………」
こうして3人のガヴリールとオオカミ悪魔は幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし。