関連
マミさん「深夜ファミレスでダベりましょう!!!」 まどかさやか「はい!!!」
マミさん「ファミレスでダベらない?」 さやか「イイッスねー」 まどか「・・・」
マミさん「深夜ファミレスでダベるわよー」 さやか「うーす」 まどか「・・・」
マミさん「深夜ファミレスでダベりましょう・・・」 さやか「っスね・・・」 まどか「・・・」
マミさん「朝までファミレスでダベるわよー」 さやか「マジすか」 まどか「・・・」
マミさん「今夜もファミレスでダベるわよー」 さやか「おー」 まどか「・・・」ズズー
深夜 ファミレス
マミさん「ふー・・・」
さやか「・・・」
さやか「ふあ・・・」
まどか「・・・」コーラズズー
マミさん「・・・」
マミさん「してないわね最近・・・」
さやか「・・・」メニューパラパラ
さやか「・・・何をスか?」
元スレ
マミさん「ファミレスでダベろうと思うの」さやか「行きますかー」 まどか「・・・ふあ」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1408731663/
マミさん「涙よ」
さやか「・・・」
さやか「え?」
マミさん「・・・」
マミさん「いやね、最近わたし魔女退治に受験勉強に忙しいじゃない?」
さやか「・・・」
マミさん「だから何て言うか・・・涙する事?涙の仕方?」
さやか「・・・」ズズー
マミさん「・・・忘れちゃってるなあって」
さやか「・・・」
さやか「あー」
さやか「貸しましょうか?クラシックのCD」
マミさん「・・・」
さやか「壮大な音楽って以外と涙腺に来るんスよ」
マミさん「・・・」
マミさん「クラシックねえ・・・」
さやか「・・・はい」
さやか「・・・」
さやか「まあ、ぶっちゃけ曲によりますけどね」
マミさん「・・・」
マミさん「いやいやいや、そうじゃないでしょ?美樹さん」
さやか「・・・え?」
マミさん「憧れの先輩が目の前で涙したいって訴えてたらね、」
さやか「・・・」
マミさん「自分でイイ話の1つや2つ披露するのがホントでしょー?」
さやか「・・・」
さやか「んーと・・・」
マミさん「・・・」
マミさん「あるでしょー・・・涙腺が緩むエピソードー・・・」
さやか「・・・」
さやか「えっとお・・・」
さやか「・・・」
マミさん「・・・」紅茶ズズー
さやか「あ・・・じゃあ、ハイ」スッ
マミさん「ハイ、美樹さん」
さやか「あの、ジャンヌダルク?・・・とかいう偉い人って、ホントは人を殺したくなかったんだけど、仲間を元気付けるために無理して前にでて、泣く泣く人を殺してったんだって」
マミさん「・・・」
マミさん「いや・・・ダメだわ美樹さん、」
さやか「・・・」
マミさん「私、ちょっとでも学問の匂いすると感情が入っていかないのよ・・・」
さやか「・・・」
さやか「・・・はあ」
さやか「あの・・・アレ、ウサギ以外にもQBとかも寂しくて死ぬんですって」
マミさん「・・・」
マミさん「いやいやいや・・・美樹さんね、それはただのデータよ」
さやか「・・・」
マミさん「ストーリーが無いと、こっちも泣けないもの」
さやか「・・・」
まどか「・・・さやかちゃん」
まどか「ドナドナでも歌ってあげなよ」
さやか「・・・」
さやか「いや・・・」
マミさん「カマーン、涙トークカマーン」クイックイッ
さやか「・・・」
さやか「なんか今日は、そこまでしてあげたくないんだよね」
まどか「・・・あー」
さやか「できたら童話とかの手軽で・・・」チラッ
さやか「・・・」
さやか「あっ、マミさん、アレ」
マミさん「ん?」
店員「・・・」スタスタ
さやか「あの店員さん見てれば生でイイモノ見られるんじゃないッスか?」
マミさん「・・・」
さやか「人と接することが多い分、そういうエピソードも多いと思いますよ、きっと」
マミさん「・・・」
マミさん「なるほどね」
店員(・・・え?)
さやか「きっと何か見せてくれますよ、あの人なら!」
店員「・・・」
店員「い、いらっしゃいませ」
マミさん「・・・」ジィィィ
店員(な・・・なんだ、あの視線?)
マミさん「・・・」ジィィィ
さやか「何かやってくれますって、絶対!」
店員「・・・」
マミさん「・・・」ジィィィ
マミさん「やるかしら?そろそろ!」
店員「・・・」
店員(何をすればいいんだ・・・)
マミさん「見せなさいよ!早く!」
店員「・・・」
店員(コップとお皿を器用に積み重ねて・・・)カチャカチャ
店員(それを片手で持って・・・)スッ
店員「・・・」プルプル
マミさん「・・・」
店員「・・・」プルプル
店員「・・・」スタスタ
店員「・・・」スタスタ
マミさん「・・・」
さやか「・・・」
店員「・・・」スタスタ
店員「あ」ツルッガシャーン!
マミさん「・・・」
さやか「・・・」
まどか「・・・」
3人の夜は更けていく
深夜 ファミレス
まどか「ねえ」
さやか「・・・ん?」
まどか「あのね、二人にね、お願い事があるの」
さやか「・・・」
さやか「まどかが・・・?」
マミさん「私たちに・・・?」
まどか「・・・」コクッ
まどか「・・・」ゴソゴソ
まどか「・・・」パサッ
さやか「?」
さやか「これって・・・折り紙だよね?」
マミさん「・・・」
まどか「何も聞かずに折ってくれないかな・・・」
さやか「・・・」
まどか「千羽鶴」
マミさん「・・・」
さやか「だ・・・誰か入院でもしたの?」
まどか「・・・」
まどか「弟がね」
マミさん「美樹さん!!」
マミさん「・・・」
マミさん「黙って折って上げる・・・それが仲間ってやつじゃないのかしら?」
さやか「や・・・でも、千羽って」
さやか「・・・」チラッ
まどか「・・・」ウルウル
さやか「・・・ッスね」
マミさん「・・・」
さやか「・・・」
まどか「・・・」
~数時間後~
さやか「はいマミさん、次の一折りよろしく!」スッ
マミさん「・・・」
マミさん「オッケー、わかったわ!」パッ
マミさん「・・・よいしょっ」オリッ
マミさん「・・・」
マミさん「はい!鹿目さん、最後のひと折り!」スッ
まどか「・・・」パッ
マミさん「何だか・・・コレが最後の1羽って考えると、感無量ね・・・」
さやか「・・・ホントッスね」
まどか「・・・」オリッ
さやか「・・・」
さやか「病気、治るといいね!弟さん!」
まどか「・・・?」
まどか「病気って?」
さやか「・・・」
さやか「い、いやいや・・・」
さやか「だって・・・弟さん、入院してるんじゃ・・・?」
まどか「・・・」
まどか「してないよ」
さやか「・・・」
さやか「じゃ、じゃあ・・・この千羽鶴は?」
まどか「・・・」
まどか「あの子・・・この前近所の公園でね、たくさんの友達と遊んでたの」
マミさん「・・・」
まどか「その友達、ぜんぶ女の子でね、タツヤを取り合ってたの」
マミさん「・・・」
さやか「あっ、なるほど」
さやか「たくさんの女の子達を相手に大変だから、千羽鶴で弟さんを励まそうと!」
まどか「・・・」
まどか「いや・・・わたし」
まどか「励ましてほしいのは・・・」
マミさん「・・・」
さやか「・・・なるほど・・・」
マミさん「・・・」
マミさん「行け!鹿目さん!最後の1羽!」
さやか「折っちゃえ!まどか!」
まどか「・・・」
マミさん「異性が何よ!」
さやか「頑張れアタシら!」
まどか「・・・」
3人の夜は更けていく
おしまい
深夜 ファミレス
まどか「チッ」
さやか「っ・・・」ピクッ
マミさん「?」
まどか「チッ」
さやか「・・・」
マミさん「・・・」
さやか「あっ・・・あのゴメンまどか、何かしたっけアタシ・・・」
マミさん「・・・」
マミさん「アレでしょー?」
さやか「えっ」
マミさん「さっき美樹さんがクラシック音楽と演歌の関係みたいな話、」
マミさん「えらそーに語ってたからでしょー?」
さやか「・・・」
さやか「あ・・・あの、アレはさ」
まどか「見てよアレ」
さやか「・・・」
さやか「えっと」チラッ
まどか「向こうの席のさ、女の子たちさ・・・」
さやか「・・・」
さやか「あ、あー・・・アタシらと同じくらいの・・・中学生かな?」
まどか「ハシャイジャってさ、さっきからさ・・・夏休みだからか、知らないけどさ」
さやか「・・・」
さやか「あー・・・」
客1「ハハハハハ!」
客2「やりすぎ!やりすぎだからソレ!」
まどか「・・・」
客3「ウェーイ!はい、カオルウェーイ!」
客2「ウェーイ!かずみにウェーイ!」
客1「ハハハハハ!海香サイコー!」
さやか「・・・」
さやか「・・・」ズズー
さやか「・・・」
さやか「なんか・・・若干、コーラまずくなった・・・」
客1「ハハハハハ!」
マミさん「・・・」
さやか「・・・」
さやか「斬ってほしいなあ・・・時代をぶったぎる剣を持ったマミさんに、ここはズバッと・・・」
マミさん「・・・」
客2「とりあえずコップ持ってきすぎだから!かずみー!」
客1「20個目だよ!?20個目ー!」
客3「アハハハハ!」
マミさん「・・・」
マミさん「浮かれさせてあげましょうよ」
さやか「えっ?」
マミさん「あの子達、魔法少女じゃないじゃない?」
さやか「・・・」
さやか「まあ、フツーの女の子ですよね・・・」
マミさん「・・・」
マミさん「いわば一般ピーポーなわけよ?なんの特殊能力もない、凡人も凡人よ」
さやか「・・・」
マミさん「私たちと違ってあの子達は何もできないのよ?」
さやか「・・・」
さやか「?」
マミさん「あの子達は、魔女に勝利したときの達成感も知らない、」
さやか「・・・」
マミさん「クラスの子たちの前でバレない程度に力を見せつけてドヤ顔もできない」
まどか「・・・」
マミさん「訪れるのはただ、黙々と勉強、部活に明け暮れる毎日なの・・・それも何の刺激もないままよ?」
さやか「・・・」
客1「アハハハハハ!」
客3「脱いじゃダメでしょここでー!アハハハハハハ!」
マミさん「・・・」
マミさん「今のうちな訳よ・・・あの笑顔も」
さやか「・・・」
さやか「なんか、そー思ってみると・・・コーラおいしく感じるかも!」
マミさん「・・・」
さやか「なんかお腹空いてきちゃったも」
マミさん「・・・」
マミさん「いやー・・・なに食べても美味しいと思うわよー・・・」
マミさん「だってあんなサイコーな酒の肴はなかなか無いもの」
さやか「・・・」
さやか「マミさんお酒飲むんスか?」
マミさん「・・・」
マミさん「飲まないわよ・・・例えよ」
さやか「・・・」
さやか「ですよね・・」
マミさん「・・・」
客1「やっぱりサイコーだよみんなー!」
客123「カンパーイ!」
マミさん「・・・」ズズー
さやか「・・・」ズズー
まどか「・・・」
まどか「・・・」メニューペラペラ
まどか「・・・」
まどか「お肉でも頼もっか・・・」
さやか「あっ、行こ!肉行っちゃお!」
マミさん「・・・晩餐と洒落込もうかしら?」手フキフキ
さやか「・・・」ポチっピーンポーン
店員「お待たせしましたあ」
さやか「あっ、えっと・・・」
店員「・・・」
さやか「スイマセン、このサーロインステーキの・・・和風セット1つ!」
店員「あ、ハイ」
さやか「・・・」
さやか「あっ、ライス3つでお願いします」
店員「・・・はい、かしこまりました」
マミさん「・・・」
マミさん「美樹さん、わたし大盛り」
さやか「あっ・・・」
店員「・・・」
さやか「スイマセン、ライス1つ大盛りで」
店員「はい、ライスが1つ、大盛りですねかしこまりましたー」
店員「・・・」
さやか「・・・」
さやか「あっ、以上で」
店員「・・・あっ、ハイかしこまりましたー」
店員「失礼致しますー」 スタスタ
さやか「・・・」
マミさん「・・・」ウキウキ
客1「あっ、で、海香は結局どうすんの?」
さやか「・・・」
客1「その話」
マミさん「・・・?」
客3「私はなりますよー、もちろん」
客3「魔法少女に・・・」
マミさん「っ!?」紅茶ブバア
さやか「わっ!?ちょっと・・・」ビシャー
まどか「・・・」
まどか「・・・」フキフキ
客1「えー!?ホントに!?」
客3「いやー、だってキツイじゃない・・・盗作とかされたらー・・・」
マミさん「・・・」
客1「えっ、じゃあカオルは!?」
客2「右に同じく魔法少女!」
客1「いやいや!一応、左だから!」
客3「アハハハハ!」
さやか「・・・」
客1「ごめん!実はアタシも、魔法使えるんだ!」
客3「というか、あなた魔法少女みたいなものですしね」
客1「魔法少女だ!みんな魔法少女だ!」
客23 「アハハハハ!」
まどか「・・・」
まどか「チッ」
マミさん「・・・」
さやか「・・・」
客1「アハハハハ!」
客2「魔法少女にカンパーイ!」
まどか「・・・」
まどか「チッ」
マミさん「チッ」
さやか「・・・」
さやか「チッ」
客123「アハハハハハハハハハ!」
まどか「チッ」
マミさん「チッ」
さやか「チッ」
店員「・・・」スタスタ
店員「・・・」スタスタ
店員「お待たせいたしましたあ」コトッ
まどか・マミさん・さやか「チッ」
店員「えっ!?」
まどか・マミさん・さやか「あっ」
店員「・・・」
まどか・マミさん・さやか「・・・」
まどか・マミさん・さやか「ごめんなさい・・・」
3人の夜は更けていく
おしまい