深夜
サターニャの家
サターニャ「…」zzzz
ラフィエル「ふふふ…久々に侵入しちゃいました」
ラフィエル「千里眼で見てるだけでは我慢できませんしね」
ラフィエル「よく寝ています」
ラフィエル「寝顔…可愛いですね…」
元スレ
サターニャ「何してんのよ!」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1494350243/
ラフィエル「最初のうちはこうやって侵入して驚かれたりもしましたが」
ラフィエル「今ならサターニャさんは笑って許してくれたりするんでしょうか」
ラフィエル「というかどこまでならサターニャさんは怒らないんでしょう…」
ラフィエル「…」
ラフィエル(寝ているサターニャさん…無防備なサターニャさん…)
ラフィエル「キスしてみたり…なんて」
ラフィエル「…さすがに怒りますかね」
ラフィエル「でも寝ているんだしバレないようにそっとすれば…気づきませんよね」
ラフィエル「もし起きてもサターニャさんなら誤魔かせそうですし…うぷぷ」
ラフィエル「ふふ、そうと決まれば」
ラフィエル「…」
ラフィエル(そうは言っても緊張しますね)
ラフィエル(ちょっとだけ…ちょっとだけでいいんです…)ソー
サターニャ「…」zzzz
ラフィエル(サターニャさんの唇に…)
サターニャ「ん…?」パチッ
ラフィエル(!?)ビクッ
サターニャ「なんか重…あっ?」
ラフィエル「…」ダラダラ
サターニャ「…」
ラフィエル「あっサターニャさん!起こしちゃいましたか?てへっ」
サターニャ「何してんのよ!」バン
ラフィエル「きゃっ!?」ドサッ
サターニャ「アンタ…勝手に入り込んで…あんなに顔近づけて…なんなのよ!」
ラフィエル「…」
ラフィエル(予想以上に怒ってますね…これは困りました…が…)
ラフィエル「あらあら~私はただサターニャさんに弟子入りしたく…」
サターニャ「嘘でしょ」
ラフィエル「え…あはは…嘘なんてつきませんよ~」
サターニャ「それも嘘よ」
ラフィエル「…」
ラフィエル「サ、サターニャさんの顔についた虫を取ろうと…」
サターニャ「…」イラッ
サターニャ「ふざけないで!」
サターニャ「信じてたのよ…」
サターニャ「初めてあった時は最悪だったわ…こんなことする天使がいるんだって」
サターニャ「けどアンタと一緒に学校でお喋りしたり、出かけたりしていくうちにアンタのいいとこや好きなとこを見つけられたの!」
サターニャ「アンタのいじりってやつも嫌なフリしてたけどホントは私にかまってくれるんだって嬉しかった」
サターニャ「でもさっきアンタが私にしようとしたことはなに!?寝ている私になにをしようとしたのよ!?」
ラフィエル「…」
サターニャ「キス…しようとしてたんでしょ…?」
ラフィエル「それは…!」
サターニャ「天界でキスは普通なんですよ~とか大悪魔になる為に必要とかアンタは言うんでしょうね」
ラフィエル「…」
サターニャ「そういうのはアンタが本当に好きな人にやればいいし」
ラフィエル「私はサターニャさんのことが…!」
サターニャ「私は嫌よ…だって友達同士…いや友達だったて方が正しいのかしら」
ラフィエル「…」
サターニャ「アンタは私ににキスしようとして…しかも嘘ついて逃げた…それが許せないの」
サターニャ「友達にウソ付くなんて…最低よ…アンタ…」
ラフィエル「私は本当にサターニャさんが好きで…それはウソなんかじゃ…」ボロボロ
サターニャ「何泣いてるのよ」
サターニャ(泣きたいのはこっちもなのに…)
サターニャ(明日からどんな顔でアンタに会えばいいか…分からなくて泣きそうなのに…アンタだけ…)
ラフィエル「サターニャさんと出会って…私は変われたんです…」
ラフィエル「下界での生活もサターニャさんがいてくれたから…だから」
ラフィエル「サターニャさんは特別なんです…友達以上なんです」
ラフィエル「キスすれば私がサターニャさんの特別になれるかもと思って」
ラフィエル「ウソをついたのは…サターニャさんに嫌われたくなくて…怖かったんです…怖くて」
サターニャ「…」
ラフィエル「ごめんなさい…ごめんなさい…」ポロポロ
サターニャ(こんなに泣かれても…私はどうすればいいのよ…)
サターニャ(それに…私がこいつを変えた…なんて)
ー
「得意ではないですか?犬の真似」
「弟子にしてください」
「サターニャさんのいるとこならどこでも沸きます!」
「勝負しませんか?」
「よろしかったらご一緒しませんか?」
「サターニャさーん会いたかったですよー」
 ̄
サターニャ「…」
ラフィエル「ごめんなさい…サターニャさん…ごめんなさい…サターニャさん…」ポロポロ
サターニャ「何回同じ事言ってんのよ」
ラフィエル「ごめんなさい…ごめんなさい…」
サターニャ「…」ハァ
サターニャ「もう聞きあきたわ、顔上げなさいよラフィエル」
ラフィエル「サターニャさん…」
サターニャ「ほら、拭ってあげるわよ」サッ
ラフィエル「…」
サターニャ「はは、泣いてる顔…結構可愛いじゃない」
ラフィエル「ごめんなさい…」
サターニャ「いや、謝られても」
ラフィエル「今…サターニャさんに優しくされて許されたと思ってしまいました」
ラフィエル「駄目ですね…許されるはずないのに…私は」ズズズ
サターニャ「輪っか黒くなってるじゃないのよ!」
ラフィエル「いいんです…私は墜天して消えてなくなります」
ラフィエル「さようならガヴちゃん…ヴィーネさん…タプちゃん…お父様…お母様…サラちゃん…マルティエル」
サターニャ「ほんとに消えそうじゃない!」
サターニャ「というか勝手に墜天されても困るわよ…ちょっと輪っか見せなさいよ」
ラフィエル「…」ズーン
サターニャ「うわあ黒いわ~ってスキだらけなのよ!」
チュッ
ラフィエル「!」
ラフィエル「サ…サターニャさん!?」
サターニャ「なーはっはっはっ!まんまとひっかかったわね!」
サターニャ「アンタより先にキスしてやったわ!これで私の勝ち?ね」
ラフィエル「な…サターニャさんから…!?ええ!?」
サターニャ「なによ、アンタのことが好きだからしたのよ 文句ある?」
サターニャ「嘘も付いて無いし正々堂々してやったわ!悪魔的ではないけども…まあそれはいいわ!」
ラフィエル「ひ、ひどいです!私には散々言ったのに!」
サターニャ「じゃあ今度はアンタからしなさいよ」
ラフィエル「え…」
サターニャ「私の目を見て、さっきは泣いててよく聞こえなかったし気持ちをちゃんと伝えてほしいの」
ラフィエル「…はい!」
…
サターニャ「えっと…さっきは言い過ぎたわ…ごめんなさい」
ラフィエル「私もサターニャさんが寝ている時に…ごめんなさい」
サターニャ「てか侵入してこないでよ!ほら!ヴィネットみたいに合鍵作るとか」
ラフィエル「ということは私はいつでもサターニャさんの部屋に…?」
サターニャ「いいわよ別に…まあアンタといればこっちも退屈しないわ」
ラフィエル「ふふ…それではいつでもお邪魔させていただきますね」
サターニャ「さすがに今みたいな夜中は勘弁してよね」
ラフィエル「たぶん大丈夫です」
サターニャ「たぶんてなによ!?」
ラフィエル「ねぇサターニャさん…私って変なんですかね」
ラフィエル「悪魔であるサターニャさんを…同じ女性であるサターニャさんを好きになって私は」
サターニャ「あー別にいいんじゃない?わかんないけど」
サターニャ「だってラフィエルはラフィエルじゃない それでいいのよ」
ラフィエル「私、サターニャさんを好きでいいんですよね」ギュッ
サターニャ「ちょ…苦しいわよ!もう…ラフィエルってば」
ラフィエル「サターニャさん…もっとキス…してもいいですか?」
サターニャ「ぐ…ぐいぐい来るわね」
ラフィエル「サターニャさんのこと、大好きですから」
サターニャ「いいけど明日学校よ…むぐっ?」
ラフィエル「サターニャさぁん♪」チュツチュッ
次の日
学校
サターニャ「ちょっと!また騙したわね!?」
ラフィエル「うふふ~」
ガヴリール「またやられてるし」
ヴィーネ「あはは…」
…
ラフィエル「サターニャさん、さっきはごめんなさい」
サターニャ「いいけど…それよりアンタ学校でするなんてヤバいわよ!バレルわよ!」
ラフィエル「普通にしていれば大丈夫ですよ♪人がこない場所なら実質サターニャさんと二人きりです!」
サターニャ「まあそれもそうだけど…」
ラフィエル「サターニャさん…」ギュッ
サターニャ「ん…ラフィエルてば…まったく」
ラフィエル「キス…しちゃいますね」
サターニャ「ラフィ…ん?」
ガサツ
ヴィーネ「あ!?」
ガヴリール「うおっやってるやってる…てバレたか」
ラフィエル「ガ…ガヴちゃんとヴィーネさん!?」
サターニャ「何してんのよ!」
ガヴリール「こっちの台詞だよ」
終わり
46 : 以下、\... - 2017/05/10 05:07:55.843 k6yLsF1d0.net 19/19泣いてるラフィが書きたかった
書きだめ無いのと誤字脱字多くてすいませんでした
読んでくれてありがとうございました