サターニャ「ってあら」
ガヴリール「むにゃ……」
サターニャ「ずいぶん気持ちよさそうに寝てるわね」
サターニャ「無理やり起こすっていうのもいいけれど」
サターニャ「そんなS級悪魔行為をして魔界を追放されては仕方がないわね」
元スレ
サターニャ「さあ勝負よガヴリール!」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1492098768/
ガヴリール「……ん」
サターニャ「特にやることもないし私も少し休もうかしら」シットダウン
サターニャ「……」
ガヴリール「すぅ……すぅ……」
サターニャ「まったく、寝てるときだけは天使みたいなんだから」
サターニャ「まあ普段からこんなだったら張り合いがないんだけど」
サターニャ「……」
サターニャ「……」プニプニ
サターニャ「赤ちゃんみたいなほっぺたしてるわね」
サターニャ「ラフィエルもよくつやつやしてるし天使ってこうなのかしら」
サターニャ「……」ムニムニ
ガヴリール「……ん!」ペシッ
サターニャ「ひゃっ、起きちゃった?」
ガヴリール「……むにゃ」
サターニャ「もう、驚かせないでよね」
サターニャ「寝てる間にイタズラでもしてやろうかしら」
サターニャ「そうだ、顔に落書きでもしてやりましょう」
サターニャ「たしかペンがあったはず」ゴソゴソ
サターニャ「あったあった」
サターニャ「さーて何を書いてやろうかしらね」
ガヴリール「んー……」
サターニャ「あ、ちょっとヨダレ垂れてるじゃない」
サターニャ「ティッシュ……切らしてるんだった」
サターニャ「ハンカチでもいいわよね」
サターニャ「ガヴリールったら本当は赤ちゃんなんじゃないの?」フキフキ
ガヴリール「……へへ」
サターニャ「なーに幸せそうな顔してるんだか」
サターニャ「どんな夢を見ているのかしらね」
サターニャ「ってそうだ落書き落書き」
ピロリロリン ピロリロリン
サターニャ「ひっ!?」
ピロリロリン ピロリロ
ピッ
サターニャ「もしもし? ちょっと、急に電話してくるんじゃないわよ!」ボソボソ
ラフィエル『え? すいません』
ラフィエル『電話は急にするものだと思いますが……』
サターニャ「それで、どうしたの?」ボソボソ
ラフィエル『サターニャさんなんで小声なんですか?』
サターニャ「別になんでもないわよ」ボソボソ
ラフィエル『こちらもう少し時間がかかりそうで……』
ラフィエル『もしあれでしたらお先に帰っていただいた方がいいかもしれません』
サターニャ「別にいいわよ」ボソボソ
サターニャ「ここまで待ったんだから最後まで待つわ」ボソボソ
ラフィエル『ご迷惑をおかけします……』
ピッ
ガヴリール「んーにゃ……」
サターニャ「起きる素振りがないわね」
サターニャ「……」ウズウズ
サターニャ「ガヴリールの髪の毛って柔らかそうよね」
サターニャ「一度……触ってみたかったのよ」ウズウズ
サターニャ「起きないわよね」
サターニャ「ん」ナデ
ガヴリール「……ふふ」
サターニャ「わぁ……」モフモフ
サターニャ「なんかいいわこれ」モフモフ
サターニャ「起きてたら絶対触らせてくれないわよね」モフモフ
サターニャ「寝ててよかったわ」モフモフ
サターニャ「そういえば落書きするとか言ってたわね」モフモフ
サターニャ「ま、このモフモフに免じて今回は見逃してあげましょう」モフモフ
ラフィエル「サターニャさーん」
ヴィーネ「ガヴー」
ラフィエル「ガヴちゃんと一緒だったんですね」
ガヴリール「んみゃ……」
ガヴリール「……あぁ、用事は終わったのか」
ヴィーネ「せっかく揃ったんだし皆で一緒に帰りましょうか」
ラフィエル「賛成です」
サターニャ「どうしてもっていうなら仕方ないわね」
ガヴリール「ああ、三人で帰ろう」
サターニャ「ちょっと! 省かないでよ!」
ガヴリール「ふん、お返しだ」クシャクシャ
サターニャ「あっこら! 髪の毛が!」
サターニャ「ん? お返し?」
ガヴリール「ほら、さっさと帰るぞ」
サターニャ「まあいいわ」
サターニャ「さぁガヴリール! どっちが先に家に着くか勝負よ!」
ガヴリール「しない」
完