【下校中】
ヴィーネ「ガヴ、今日の晩ご飯はなに食べたい?」
ガヴリール「ビーフシチュー」
ヴィーネ「えぇ?季節感ないじゃない」
ガヴリール「いいじゃん。ヴィーネのビーフシチュー好きなんだよ」
ヴィーネ「まあ、ガヴが食べたいなら作るけど……」
ガヴリール「やった。楽しみにしてるわー」
元スレ
ガヴリール「ヴィーネのお世話」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1497879632/
ガヴリール「んで、今日は泊まって行くの?」
ヴィーネ「んー、帰る……かな?気分次第だけど」
ガヴリール「泊まって行きゃいいじゃん。ヴィーネの家まで帰るのだるいでしょ」
ヴィーネ「あんた私が勉強してると邪魔してくるじゃない。全然はかどらないから困るのよ」
ガヴリール「人の家で勉強する方が悪いだろ」
ヴィーネ「ガヴも宿題とかやっておかないと後々きつくなるわよ」
ガヴリール「その時はその時だよ」
【ガヴリール宅】
ガヴリール「ただいまー」
ヴィーネ「ただいまー」
ガヴリール「おかえりヴィーネ」
ヴィーネ「おかえりなさいガヴ」
ガヴリール「…………何この茶番」
ヴィーネ「ガヴが始めたんじゃない」
ガヴリール「いやヴィーネでしょ?なに、ただいまって」
ヴィーネ「別にいいじゃない」
ガヴリール「さーてネトゲネトゲ」
ヴィーネ「こら、一直線にパソコンに行かないの。まずはうがい手洗い、制服もシワになるから着替えて!」
ガヴリール「お母さんかお前は」
ヴィーネ「ガヴみたいな子供は手が焼かれっぱなしで嫌ね」
ガヴリール「育児放棄はんたーい」
ヴィーネ「私まだ育児する歳じゃないわよ!」
ヴィーネ「さて、遅くなるといけないわね。さっさとご飯作らないと」
ガヴリール「よろしくー」ダラダラ
ヴィーネ「…………むー」
ヴィーネ「ねーえ?ガヴ?」
ガヴリール「んー?」
ヴィーネ「たまには一緒に作らない?」
ガヴリール「えー、私が手伝ったらご飯まずくなるじゃん」
ヴィーネ「そんな事ないって」
ガヴリール「めんどーい」グダグダ
ヴィーネ「……前にラフィが泊まった時は一緒に料理作ったそうじゃない」
ガヴリール「何それ、ラフィそんな事言いふらしてたの?」
ヴィーネ「ニコニコと自慢げに話してたわよ」
ガヴリール「余計なことを……」
ヴィーネ「ラフィなら素直にお手伝いするんだ?」じー
ガヴリール「う……いや、だってラフィエルって見てないと何しでかすかわからないじゃん」
ヴィーネ「ふーん?」
ガヴリール「もー、なんだよヴィーネ」
ヴィーネ「別にぃー?」
ヴィーネ「たまには私に付き合ってくれてもいいと思いますけど?」
ガヴリール「ごめんて、お手伝いします」
ガヴリール「おお、いい匂いしてきたな」
ヴィーネ「ガヴと一緒にお料理って新鮮ね」
ガヴリール「調理実習の時やったでしょ」
ヴィーネ「あれはノーカウントよ」
ガヴリール「まあ料理とは呼べなかったしな」
ヴィーネ「せめて食べれる物を作りたかったわ……」
ヴィーネ「さて、あとは煮込むだけね」
ヴィーネ「ふふ、ガヴの切ったへたっぴなニンジンを食べるのが楽しみだわ」
ガヴリール「うるさいなー」///
ガヴリールの携帯「」ヴヴヴヴ
ヴィーネ「ガヴ、着信みたいだけど」
ガヴリール「誰だよ…………ああ」ピッ
ヴィーネ「えっ、切っていいの?」
ガヴリール「サターニャだし」
ヴィーネ「いやいや、サターニャだろうが用件聞かずに切っちゃだめでしょ」
ガヴリール「どうせくだらない内容だよ」
ガヴリールの携帯「」ヴヴヴヴ
ガヴリール「」ピッ
ガヴリールの携帯「」ヴヴヴヴ
ガヴリール「」ピッ
ガヴリールの携帯「」ヴヴヴヴ
ガヴリール「うぜえこいつ」ピッ
ヴィーネ「出なさいよ」
ガヴリールの携帯「」ヴヴヴヴ
ガヴリール「おいサターニャうるさいぞ」
サターニャ『あんたなんで切るのよ!!』
ガヴリール「だってサターニャじゃん」
サターニャ『どうして私だと切るの!?ちゃんと出なさいよね!』
ガヴリール「なんなの、用は?」
サターニャ『よくぞ聞いたわねガヴリール!!今から私が話す事に震えおののきなさい!!』
ガヴリール「そういうのいいから」
サターニャ『魔界通販で地獄のツイスターゲームを買ったのよ!これであんたと勝負をして、どっちが優秀な悪魔かケリをつけましょう!』
ガヴリール「やらない」ピッ
ガヴリールの携帯「」ヴヴヴヴ
サターニャ『やるのよ!!!!』
サターニャ『明日!あんたの家行くから!!』
ガヴリール「どんだけ遊んで欲しいんだよお前」
ガヴリール「サターニャがまたアホなもん買ってた」
ヴィーネ「叫ぶから全部聞こえてたわよ……」
ガヴリール「あいつほんとうるさいよな」
ヴィーネ「ガヴが煽るからでしょ!」
ガヴリール「だいたい私の家でツイスターゲームって、この惨状の中どうやってやるんだろうな」
ヴィーネ「自分の部屋を惨状とか言わないの。サターニャのために片付けましょう」
ガヴリール「はぁ~?なんで私が片付けないといけないの。サターニャがやればいいじゃん」
ヴィーネ「あの子絶対楽しみにしてるわよ」
ガヴリール「なんて面倒なやつなんだ」
ヴィーネ「……ガヴとサターニャのそういう気を使わなくてもいい関係って、ちょっと羨ましいな」
ガヴリール「へ?なに、ヴィーネは私に気を使ってんの?」
ヴィーネ「ああ、えっとその、軽口を叩きあえる仲というか、電話切っちゃったりできる関係というか」
ガヴリール「…………電話切られたいの?」
ヴィーネ「そういう関係が、よ」
ガヴリール「ふーん?よくわかんないけど」
ヴィーネ「私よりもサターニャの方が気兼ねなく接してる感じ?」
ガヴリール「気兼ねなくというか、サターニャはどうでもいいから……」
ガヴリール「んー、そんなに言うならやってみる?」
ヴィーネ「何を?」
ガヴリール「電話かけてみて」
ヴィーネ「うん」
ヴィーネ「」スッ
ガヴリールの携帯「」ヴヴヴヴ
ガヴリール「…………」
ヴィーネ「…………」
ガヴリール「…………」ピッ
ヴィーネ「…………」
ヴィーネ「…………」
ヴィーネ「うっ、試しただけでも電話を切られるって結構悲しいわ」
ガヴリール「でしょ?」
ヴィーネ「実際にガヴに拒否られたら、私泣くかも……」
ガヴリール「サターニャは別にこういうの大丈夫だから。私だって人を選んでやってるんだよ」
ヴィーネ「サターニャも多少傷付いてるとは思うけど……」
ヴィーネ「でもそういう関係を作れてるってやっぱり羨ましいわ」
ガヴリール「そういうもんかね」
ガヴリール「ビーフシチュー美味しかった。ごちそうさま」
ヴィーネ「私もいつもより美味しかった気がするわ。特にニンジン」
ガヴリール「もういいって……」
ヴィーネ「あはは」
ヴィーネ「ごはんも食べたし、ちょっとだけ勉強しよっかな」
ガヴリール「なにぃ?お前人の家に来てまで勉強するとは何ごとだ」
ヴィーネ「今日はちょうど宿題出てたから、やっておいたほうがいいでしょ?」
ガヴリール「この部屋でそんな真面目行為はゆるさん。かまえーかまえー」
ヴィーネ「あ、ちょっと!まとわりつくな!」
ヴィーネ「そんなに構って欲しいなら、ガヴも一緒に宿題をやりましょう」
ガヴリール「え~~~~~~~~」
ヴィーネ「嫌そうな顔しないの」
ガヴリール「だいたいヴィーネ、自分の家でやるって言ってたじゃん」
ヴィーネ「考えてみれば、結局ガヴに教えるんだからここでやった方が楽だなって」
ガヴリール「一番楽なのはヴィーネが宿題を見せてくれることだよ」
ヴィーネ「そんな選択肢は存在しないのよガヴ」
ガヴリール「…………」カリカリ
ヴィーネ「…………」カリカリ
ガヴリール「ヴィーネぇ、ここ~」
ヴィーネ「はいはい」
ヴィーネ「ああ、これほら新しく習ったやり方よ」
ガヴリール「覚えてない」
ヴィーネ「覚えてないんじゃなくて寝てたから知らないの!」
ガヴリール「ううーむ」カリカリカリ
ヴィーネ「そうそう」
ガヴリール「そういえば昔ラフィと一緒に宿題やってた時にさぁ」
ヴィーネ「うん」
ガヴリール「一人の老人が今にも倒れそうになりながら歩いています。あなたならどうしますか?って内容で」
ガヴリール「ラフィが、今すぐ楽にしてあげるって書いててさ」カリカリ
ガヴリール「当時の私はすぐに介抱しようとするラフィってやっぱ天使だなぁって思ってたんだけど」
ヴィーネ「…………」
ガヴリール「今思えば違う意味だったんだろうな」
ヴィーネ「ラフィって昔からそうだったのね……」
ガヴリール「そうだね。思い返すとあいつ結構最初からずっと腹黒だったわ」カリカリ
ガヴリール「他にもさぁ」
ガヴリール「始めは私の方がちょっとだけ背が高かったんだよね」
ヴィーネ「えっ?ガヴのほうが?」
ガヴリール「そう、しかも誕生日も私の方が一年近く早いじゃん?」
ガヴリール「それで私もお姉ちゃんぶって甘やかしたりしてたんだけど、あいつそれからぐんぐん背伸びちゃって」
ヴィーネ「反対にガヴの成長は止まったわけね」
ガヴリール「そしたらなーんか見下され始めたというか、頭撫でてきたりしてさ」
ガヴリール「胸とかも、私育たなかったから、押し付けて自慢してきたり」
ヴィーネ「それまでの反動なのかしらね」
ヴィーネ「あーでもたまにラフィがガヴに抱きついて甘えるのってそういう事かぁ」
ガヴリール「むかし甘やかしてたからかな?」
ヴィーネ「いいなぁラフィ。色々なガヴを知ってるんだろうな」
ガヴリール「過去を知る友人って嫌な事も覚えてるし結構厄介だぞ」
ヴィーネ「それでも、そういう昔話ができるのは羨ましいわ」
ガヴリール「終わったー」
ヴィーネ「えらいわガヴ!」
ガヴリール「もっと褒めろ」
ヴィーネ「あ、そろそろお風呂入らないと」
ガヴリール「おい」
ガヴリール「ていうか結局泊まっていく流れ?」
ヴィーネ「帰るの面倒だしね。宿題も終わらせたし」
ヴィーネ「さ、入りましょ?ガヴ」
ガヴリール「えー、明後日ぐらいでいいよ」
ヴィーネ「なに言ってんのよ。ほら行くわよ」
ガヴリール「え、なに、一緒に入んの?」
ヴィーネ「だめ?」
ガヴリール「いや、ダメっていうか、なんで?一緒に入る必要なくない?」
ヴィーネ「前にサターニャが泊まった時は洗いっこしたって聞いたんだけど……」
ガヴリール「なんなの?なんでみんなで情報共有してんの?わたし超恥ずかしいんだけど」
ヴィーネ「私とは洗いっこしてくれないの?」
ガヴリール「するも何もその時は勝手に洗われたんだよ。洗いっこなんてしてない」
ヴィーネ「じゃあ今回もガヴは洗われてるだけでいいわよ」
ガヴリール「まあ、それなら……」
ヴィーネ「ほらガヴ、羽も洗うから後ろ向いて」ゴシゴシ
ガヴリール「うん」
ガヴリール「ヴィーネの羽も洗ってあげる」ワシャワシャ
ヴィーネ「ふふ、なんだかんだ洗ってくれるのね。ありがと」
ガヴリール「ツノも洗う?」
ヴィーネ「つ、つの……!?」///
ヴィーネ「ツノなんて洗っちゃダメよ!他人に触られるなんて恥ずかしいでしょ?ガヴのえっち!」///
ガヴリール「私その感覚よくわかんないわ」
ヴィーネ「ガヴリールだって輪っか洗われるの嫌でしょ?」
ガヴリール「全然嫌じゃないよ?勝手にさわれば?なんならこの後輪投げに使って遊ぶ?」
ヴィーネ「恐れ多い」
ガヴリール「いい湯だったわー」
ヴィーネ「ほら、早く髪乾かしなさい」
ガヴリール「ヴィーネやってー」
ヴィーネ「もー、自分でやりなさいよ」
ガヴリール「髪長いと面倒臭いんだよなー」
ヴィーネ「ほっといたら傷むわよ」
ガヴリール「ラフィとかサターニャも髪長いけどちゃんとサラサラだよな」
ヴィーネ「……そうね」
ガヴリール「ヴィーネ?」
ヴィーネ「なんでもない」
ガヴリール「そう?」
ガヴリール「ラフィの髪なんか、とかしたらすーっと降りてくんだよね。全然ひっかかんない」
ヴィーネ「…………ふぅ~ん」
ガヴリール「なに、さっきからどうしたのヴィーネ」
ヴィーネ「別に」
ガヴリール「別にじゃないでしょ、明らかに落ち込んでるし」
ヴィーネ「そんなこと」
ガヴリール「あるでしょ」
ヴィーネ「うぐぐぅ……」
ヴィーネ「ただ、サターニャやラフィは羨ましいなって」
ガヴリール「なんで?」
ヴィーネ「サターニャはガヴと軽口を叩きあえるし、ラフィとガヴは思い出話をいっぱい持ってるもの」
ヴィーネ「私がそれをしようとしてもできないから……」
ガヴリール「ヴィーネ……」
ヴィーネ「なんだろう、ガヴとの壁を感じてるわけじゃないのよ。でも一線引かれてるのかなって」
ガヴリール「そんな事ないよヴィーネ」
ヴィーネ「そうね、うん、違う。これは多分自分が見ることのないガヴを二人が知ってるから嫉妬してるんだわ」
ヴィーネ「ガヴが、私には見せない所を……」
ガヴリール「もう、バカだなヴィーネは」
ヴィーネ「なによぅ……」
ガヴリール「ヴィーネはサターニャみたいに軽口叩いて欲しいとか、ラフィエルみたいな思い出話が羨ましいとか言うけどさ」
ガヴリール「私だって相手によって、当然接する態度は変わるわけだし」
ガヴリール「ヴィーネにはヴィーネにしか見せない特別な私もいると思うよ?」
ヴィーネ「そうは言っても、隣の芝生は青いっていうかぁ…………」
ガヴリール「自分も欲しくなっちゃったわけか」
ヴィーネ「がゔぅ~~…………」
ガヴリール「ヴィーネちゃんはどん欲だねぇ」
ガヴリール「どうなったら満足なのよ?」
ヴィーネ「……私だけ、私だけのガヴってなに?私だけが見ることのできるガヴが欲しい」
ガヴリール「独占欲強すぎヴィーネ」
ヴィーネ「わかってるわよぉ」グス
ガヴリール「……ヴィーネ、ベッドに座って」
ヴィーネ「?」ストン
ガヴリール「んで、手は膝の上じゃなくて身体の横ね?リラックスして」
ヴィーネ「うん」
ガヴリール「よしよし」
ガヴリール「抱きつき攻撃~」ギュ
ヴィーネ「…………っ」
ガヴリール「腕、私の背中に回して……」
ヴィーネ「……うん」
ガヴリール「どう?」
ヴィーネ「どうって……」
ガヴリール「私がこんなに甘えるの、ヴィーネだけなんだけどなぁ……」スリスリ
ヴィーネ「………………」
ヴィーネ「はぁ?なにそれガヴ」
ヴィーネ「私にだけこんなに甘えるとかなんとか言って」
ヴィーネ「これって、ただ抱きついてるだけじゃない」
ヴィーネ「はっきり言って拍子抜けなんだけど」
ガヴリール「ヴィーネ、口元緩みっぱなしだぞ」
ヴィーネ「うるさい。見るな」ナデナデ
ガヴリール「ラフィは昔を知ってるぶん今の私で甘えるのは恥ずかしいし、サターニャなんかにこんな事できないだろ?」
ガヴリール「ヴィーネは私のダメなとこいっぱい知っていて、それでもなお、愛想尽かさず付き合ってくれる」
ガヴリール「安心して……ってのはちょっと変だけど、ついつい甘えちゃうんだよ」
ガヴリール「甘えすぎてたまに怒られちゃうけどな」
ヴィーネ「ガヴ……」
ガヴリール「こんな私じゃ、イヤ?」
ヴィーネ「イヤじゃ、ない……すごく嬉しい」
ヴィーネ「でもちょっと、ずるい」
ヴィーネ「ガヴは小悪魔ガールね」
ガヴリール「いやいや、わたし天使だぞ」
ガヴリール「で、どう?満足した?」
ヴィーネ「ん、まあさっきよりはね」
ガヴリール「なにその答え。まだ満足してないの?」
ヴィーネ「んー、まあね?」
ガヴリール「もー、あとはなんだよ」
ヴィーネ「ガヴリールだけ甘えるってのはずるいわよね」
ガヴリール「んん?」
ヴィーネ「ガヴが甘えたら、私も同程度甘えていいはずだわ」
ガヴリール「なんだその理屈」
ヴィーネ「と言うわけで、ベッドに座ってガヴ」
ガヴリール「なんだ?さっきの仕返しか?」
ヴィーネ「んで、手は横ね」
ガヴリール「はいはい」
ヴィーネ「…………」
ヴィーネ「押し倒し攻撃~♪」
ガヴリール「おわっ!?……ゔぃーね!?」
ヴィーネ「がゔ~~♪」スリスリ
ガヴリール「あーもう、これ全然同程度の甘えじゃないんですけどヴィーネさん」
ヴィーネ「ガヴが小さくて支えきれなかったのが悪いわ」ギュー
ガヴリール「思いっきり押し倒し攻撃って言ってたけど」
ガヴリール「はー、ヴィーネもだいぶ小悪魔だわ」ナデナデ
ヴィーネ「仕送り上がるかしら?」
ガヴリール「上がらないでしょ」
ヴィーネ「えー」
【翌朝】
ヴィーネ「ガヴ、ガヴっ」
ガヴリール「ZZZ」
ヴィーネ「がーゔっ!」
ガヴリール「むにゃ……」
ヴィーネ「ガヴリール!起きないと遅刻するわよ!」ユサユサ
ガヴリール「んぁ……ZZZ……ゔぃーねぇ?……ZZZ」
ヴィーネ「起きてんのか寝てんのかわかんないわね……」
ガヴリール「さしみはオヤツに入るのかな……ZZZ」
ヴィーネ「もう!」
ヴィーネ「…………」
ヴィーネ「……起きないガヴが悪いのよね」
ヴィーネ「……お仕置き、してもいいわよね?」
ヴィーネ「………………」
ヴィーネ「…………んっ」
ちゅっ
ガヴリール「!?」
ヴィーネ「ガヴ、朝ごはんできてるから、早く顔洗ってきなさい」
ガヴリール「う、いや、あの、ゔぃゔぃ、ゔぃーね?いまのってなに」
ヴィーネ「なによ、おでこぐらい良いでしょ」
ヴィーネ「私だってガヴに甘えたいんだから……」
ヴィーネ「って、あっ!お味噌汁火にかけっぱなし!!」
ヴィーネ「ガヴ!早く学校行く準備して!……あーっ!やだ沸騰しちゃう!!」バタバタ
ガヴリール「…………」
ガヴリール「…………おでこにちゅーして起こすとか……」
ガヴリール「甘えたいとか……」
ガヴリール「ヴィーネ」
ガヴリール「甘すぎだろ、これ…………」///
完