ヴィーネ「空が青い!奇麗だなー……じゃなかった急がないと……」
ヴィーネ「うーん……家多くてわかり辛いわね……」
ヴィーネ「飛んで上から見ましょうか」ヴァサァ
ヴィーネ「あ、いけない人間界では使っちゃいけないんだった」シュッ…
元スレ
ヴィーネ「つ、ついに人間界に来てしまったわ……」サターニャ「ここが私の領地となる場所人間界……」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1491937869/
サターニャ「なーはっはっは!!この私が人間界を掌握してあげるわ!」
サターニャ「綺麗な町並みみたいだけど私が地獄に変えてあげるわ!!」
サターニャ「まずは景気よく初悪事を働くとするかしら……」
サターニャ「あ、信号が赤ね……赤は止まれ…っと」
ヴィーネ「でもどうしようこの地図じゃあわからないかも……」
ヴィーネ「折角先生が描いてくれたのに……」
ヴィーネ「先生……お母さん……」グスッ
ヴィーネ「いいえ!泣いてちゃ駄目よヴィネット!」
ヴィーネ「人間界で立派な悪魔になって先生や家族に喜んでもらうんだから!!」
サターニャ「まず手始めに私の拠点から征服を始めるとするわ!」
サターニャ「パパ……じゃなかったお父様が買ってくれた家ってどこかしら?」
サターニャ「だいたいこの地図鳥瞰図じゃない!!」
サターニャ「人間界で羽使っちゃ駄目なのにどうやって見比べるのよ!」
サターニャ「どっちがどっちかわからないじゃない!!」
ヴィーネ「駅から大きな建物の方に出て大きな十字路を……」
ヴィーネ「……で左にきてここまで合ってると思うんだけど……」
ヴィーネ「うぅ……日が落ちる前につくかな……」
ヴィーネ「そうだ!人間界ではこーばんで道を聞けばいいんだった!」
ヴィーネ「先生が言ってたわ!ありがとう先生!」
サターニャ「どうしたらいいのよー……」
サターニャ「そういえば人間界には平和を守る箱があったわよね」
サターニャ「えーと……ポリスボックス!!」
サターニャ「日本ではなんて言ったかしら……かっこ悪いから覚えてないのよねー」
サターニャ「こーばんよ!こーばん!道に困ったらそこに行けってママが言ってたわね!!」
ヴィーネ「あった!あれね、でもこーばんには悪い人を捕まえる人がいるって……」
ヴィーネ「でもまだ私何もしてないし大丈夫よね!」
ヴィーネ「あ、でも悪魔だからって問答無用に捕まえられちゃうかも……」
ヴィーネ「で、でも悪魔ってまだバレてないし……」
ヴィーネ「……先生を信じよう!」
サターニャ「こーばんってあれよね正義の味方がいる場所よね」
サターニャ「そんなとこに私一人で乗り込むの……?」
サターニャ「なーんて悪魔的行為なのかしら!!」
サターニャ「敵拠点に一人で殴り込み!」
サターニャ「あっ!あれね!!殴り込みよー!」
ヴィーネ「す、すみませーん……」
ヴィーネ「あ、あの……道を教えてほしいんですけど……」
ヴィーネ「あ、簡単な地図は持ってます……」
ヴィーネ「あ、今日引っ越してきて……」
ヴィーネ「あ、ありがとうございました!」
サターニャ「ごめーんくーださーい!!」
サターニャ「ちょっと道を教えてほしいんだけど!」
サターニャ「この地図のここに行きたいのよ!」
サターニャ「どろーんで撮ったのかって……?なによそれ?」
サターニャ「……ふーん、なるほどわかったわ!あなたやるじゃない!!早速行ってくるわ!!」
ヴィーネ「こーばんの人に加筆してもらった」
ヴィーネ「これでよくわかるようになったわ!」
ヴィーネ「えっとここを曲がって……」
ヴィーネ「なるほど!ここの道を見落としていたのね!」
ヴィーネ「もうすぐ家につくわ!」
サターニャ「これならもう着いたも同然ね!」
サターニャ「…なにあれ?めろんぱん?メロンとパン?」
サターニャ「そういえばお小遣いもあるんだったわ!人間界初の買い物をしてやるわ!」
サターニャ「家に帰りながら食べるとするかしら!」
サターニャ「食べ歩き……なんて悪魔的行為なのかしら!なーはっはっは!!」
ヴィーネ「また迷っちゃった……」
ヴィーネ「こーばんの人にも教えてもらったのに……」
ヴィーネ「こー来て、こー来たから……」
ヴィーネ「多分このへんだと思うんだけど」
ガヴリール「あのー…なにかお困りですか?」
サターニャ「これおいしーわ!!」
サターニャ「こんな美味しいものを初買い物で見極めるなんて……」
サターニャ「なーんて悪魔的彗眼なのかしらなーはっはっは!」
サターニャ「でもこれ大きすぎるわね……あ、そこにいる犬にでものコリをくれてやるわ!」
犬「」ハグッハグッウマッウマッ
おわり