ガヴリール「ん?なにそれ」
ラフィエル「消毒用アルコールのスプレーというか霧吹きですね」
ガヴリール「ふーんどうするの?」
ラフィエル「それはこうやって机を消毒したり……」シュッシュッ!
ガヴリール「まあそうだろうね」
ラフィエル「あとはガヴちゃんに吹きかけたり!」シュッ!
ガヴリール「うわっ!何すんだ!」
元スレ
ラフィエル「ガヴちゃんってお酒に弱いですよねーということはこの消毒用アルコールスプレーで……」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1491833498/
ラフィエル「わくわく!」
ガヴリール「何すんだよラフィ!」
ラフィエル「あれ?酔いませんね」
ガヴリール「酔う?意味わかんないよ!」
ラフィエル「もう一回、えいっ!」シュッ!
ガヴリール「うぉい!!」
ラフィエル「わくわくわくわく!」
ガヴリール「ラフィ!!」
ラフィエル「えー……酔わないんですか……」
ガヴリール「ふざけるな!!」
ラフィエル「えいえいっ!!」シュッシュッシュッ!
ガヴリール「ラフィィィイイイ!!!」
ラフィエル「これは効きましたね」
ガヴリール「」ビッチャァ…
ラフィエル「ガヴちゃーん?」
ガヴリール「もうなんなんだよラフィ!!」
ラフィエル「あ、あれ……これはまずいですね……」
ガヴリール「まずいですねじゃねーよ!帰れよ!!」
ラフィエル「料理酒借りますねー」
ガヴリール「帰れって!!」
ラフィエル「よし……」
ガヴリール「何がよしだ!帰れって!アホ!!」
ラフィエル「えーい!」シュッ!
ガヴリール「うっ……」
ラフィエル「あら?」
ガヴリール「うぅ……うっ…………」グスッ
ラフィエル「あら?泣いてしまいました?」
ガヴリール「私が何をしたっていうんだよ!出ていけ!!」
ラフィエル「な、なんで酔わないんですかね?」
ガヴリール「うぅぅ…………」グスン
ラフィエル「うーん……?」
ガヴリール「……」グスッ
ラフィエル「あっこれファブリーズでした」
ガヴリール「……」
ラフィエル「じゃあ料理酒に変えたから酔ってる?」
ガヴリール「……死ね」グスッ
ラフィエル「ガーヴちゃーん?」シュッシュッ
ガヴリール「……」
ラフィエル「こっち向いてくださいよー」シュッシュッ
ガヴリール「うぅ……」
ラフィエル「うーんあと一回吸い込めばいいと思うんですがねー」
ガヴリール「……」ビッチャビチャ
ラフィエル「……」
ガヴリール「……」
ラフィエル「お、怒ってます?」
ガヴリール「……帰れ」
ラフィエル「ガヴちゃん……ごめんなさい……」
ガヴリール「……いや」
ラフィエル「むー!」
ラフィエル「どうしたら許してくれますか?」
ガヴリール「今日は……帰れ……」
ラフィエル「許してくださいよー!」
ガヴリール「……」
ラフィエル「すみませんガヴちゃん今日のはほんの出来心だったんです」
ガヴリール「……」
ラフィエル「もうしないので許してくれませんか?」
ガヴリール「……」
32 : 以下、\... - 2017/04/10 23:54:06.776 vioiiwnyr.net 12/29ちょっとこの√終わっていい?
37 : 以下、\... - 2017/04/10 23:57:40.998 vioiiwnyr.net 13/29もうクズラフィから戻せない
ガヴリール「なんでこんなことをしたの……」
ラフィエル「まえガヴちゃんが酔ったすがたが可愛くてもう一回みたいなーって」
ガヴリール「酔わないし……」
ラフィエル「酔いますよ!」
ラフィエル「もうしませんから……」
ガヴリール「ほんと…?」
ラフィエル「はい!神に誓って!」
ガヴリール「もう吹きかけない?」
ラフィエル「はい!だから顔を上げてください!」
ガヴリール「なら……」
ラフィエル「えいっ!!」シュシュッ!
ガヴリール「…………」
ラフィエル「わくわく!」
ガヴリール「もういい!嘘ついたな!!」
ラフィエル「あれ!?」
ガヴリール「出ていけ!バーカあほ!」
ラフィエル「な、なんででしょう?」
ガヴリール「お前が出ていかないなら私が出ていく!!」
ラフィエル「あらー?」
ラフィエル「ガヴちゃん何処かへ行ってしまいました……」
ラフィエル「…………」
ラフィエル「おっかけましょう!」
ラフィエル「どこいったんでしょー?」
ラフィエル「ってある程度はわかってんですけどね」
ラフィエル「天使の勘ってやつです」
ラフィエル「……公園ですね!」
ラフィエル「ガーヴちゃーん?」
ガヴリール「なんでついてくるんだよ!!」
ラフィエル「仲直りしようと……」
ガヴリール「嘘付け!お前なんて絶交だ!」
ラフィエル「えぇ……仲良くしましょうよー」
ガヴリール「ふざけんな!」
ラフィエル「ちょっとはしゃいだだけじゃないですか許してくださいよー」
ガヴリール「謝罪するならまずその霧吹きを置け!」
ラフィエル「あ、つい持ってきてしまいました……」
ガヴリール「お前周りの人間を友達とか思ってないだろ!」
ラフィエル「人間さんとはあまり関わりがないですからね」
ガヴリール「屁理屈を言うな!ヴィーネやサターニャ、そして天界から知り合いの私も……」
ラフィエル「それは皆さん面白い友達ですよ」
ガヴリール「嘘つけ!特に友達の部分!!」
ラフィエル「いやいやみなさんがいないとここで生きていけませんよー」
ガヴリール「友達じゃなくて玩具としか思ってないくせに!」
ラフィエル「そんなーガヴちゃんこそひどい言いようですねー」
ガヴリール「私は駄天だけどお前は正真正銘堕天じゃないか!」
ラフィエル「皆さんなくてはならない存在ですよ」
ガヴリール「お前はいつも周りを小馬鹿にしたような目で見てるくせに……」
ラフィエル「そんな風に私を見ていたんですね。残念です。」
ガヴリール「なに被害者ヅラしてんだよ!」
ラフィエル「あーでもガヴちゃんも人の事は言えませんよねー」
ガヴリール「そんなこと!」
ラフィエル「ガヴちゃんだってサターニャさんをいじってるじゃないですか」
ガヴリール「お前と同じにすんな!」
ラフィエル「一緒ですよ。人を小馬鹿にしている点は特に」
ガヴリール「……」
ラフィエル「ガヴちゃん。こんな言い争いやめましょうよ」
ガヴリール「……それもそうだ」
ラフィエル「やっとわかってくれましたか」
ラフィエル「ガヴちゃんの言う通り堕天してるのかもしれません」
ラフィエル「なら堕天したもの同士仲良くしましょう!」
ガヴリール「……いや」
ラフィエル「むー!なんでですか!」
ガヴリール「言っただろ 絶交って」
ラフィエル「だから堕天したもの同士…」
ガヴリール「まずお前と私ではダテンと言っても雲泥だよ」
ラフィエル「むー!」
ガヴリール「もうかかわらないでくれ」
ラフィエル「はあ……そうですか……」
ラフィエル「では最後に渡したい物があります」
ガヴリール「そんなものいらない」
ラフィエル「いえいえさっきガヴちゃんの家から持ってきてしまったので」
ガヴリール「泥棒かよ」
ラフィエル「だからそうならないように今から返すんじゃないですか」
ガヴリール「もういいよさっさと渡せ」
ラフィエル「はーい!」タッタッタ
ガヴリール「なんで近づくんだよ」
ラフィエル「しっかり手渡しで渡したくて」
ガヴリール「……早く渡せ」
ラフィエル「あー……」
ガヴリール「……なんだよ」
ラフィエル「あっああっああー!」
ガヴリール「ここに来てふざけるのはやめてくれ」
ラフィエル「ガヴちゃん?あー!」
ガヴリール「はあ…ゴホッ!?」
ラフィエル「はいしっかりかんでくださーい?」
ガヴリール「んー!?」モゴモゴ
ラフィエル「はいはい暴れないでねー」
ガヴリール「ん!んー!!」モゴモゴ
ラフィエル「はやく飲み込んでくださーい」
ガヴリール「……」ゴクッ
ラフィエル「安心してください!」
ラフィエル「ただのチョコです!」
ラフィエル「あーただのではないですね……」
ラフィエル「ウイスキーボンボンです!」
酔ガヴリール「うぅー……」ヒック
ラフィエル「あーやっと出来ましたー!」
ラフィエル「道のりは長かったです」
ラフィエル「あとは連れて帰るだけですね!」
ー翌朝ー
ラフィエル「はー!」
ラフィエル「面白かった!!」
ラフィエル「こんどは何で遊びましょうかねー」
おわり