ヴィーネ「そうなの」
ヴィーネ「可愛いの見つけちゃってね」
ガヴリール「三日月の形か」
ガヴリール「確かにヴィーネに似合ってるな」
ヴィーネ「ガヴも興味ある?」
元スレ
ガヴリール「ヴィーネ、ピアス開けたんだ」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1491832864/
ガヴリール「えー……」
ガヴリール「耳に穴開けるのこわいし」
ガヴリール「そもそも天使のイメージに合わなくない?」
ヴィーネ「今は天使もオシャレする時代よ」
ヴィーネ「っていうか天使のイメージ気にするなら最初から駄天するんじゃないわよ」
ガヴリール「失明するって聞いたこともあるし」
ヴィーネ「耳に視神経は通ってないらしいわ」
ガヴリール「ヴィーネは痛かった?」
ヴィーネ「そうねえ……」
サターニャ(なんの話してるのかしら)テクテク
ヴィーネ「やっぱり初めては慣れてないから怖かったけど」
サターニャ(あ、これえっちな話ね、近づかないでおきましょう)ソソクサ
ガヴリール「あ、サターニャ」
サターニャ「ひぅっ」
ヴィーネ「ん? どうしたのサターニャ?」
ガヴリール「お前も興味あるのか?」
サターニャ「きょ、興味!?」
サターニャ「ないといえばないけどあるといえばあるかも……」ゴニョゴニョ
ヴィーネ「本当!?」
ヴィーネ「サターニャもやりましょうよ!」
サターニャ「ふぇぇ!?」
ヴィーネ「サターニャにぴったりなのもすぐに見つかるわよ」
サターニャ「ぴ、ぴったりって何が!? どこが!?」
ガヴリール「どこってなんだよ」
ラフィエル「あらあら面白そうな話しをしていますね」
サターニャ「あんたどっから湧いたのよ」
ラフィエル「サターニャさんの居る所なら……」
サターニャ「それもう何回も聞いたわよ!」
ヴィーネ「ラフィはどう?」
ヴィーネ「ピアス、興味ない?」
サターニャ「ピアッ……」
サターニャ「なるほどそういうこと……」
ラフィエル「私は遠慮しておきます」
ラフィエル「清楚というイメージが薄れてしまう気がするので」
ガヴリール「自分で言うか」
ヴィーネ「天使はピアスが嫌いなのかしら」
ガヴリール「別に嫌いってわけじゃないけど」
ガヴリール「単純に怖いんだよ」
ラフィエル「開ける瞬間は痛くなくても開けてしばらくは痛いと言いますしね」
サターニャ「血とか出るんじゃないの?」
ヴィーネ「開けるときは別に出ないわよ」
ヴィーネ「それからちゃんと定期的に皮膚とピアスが癒着しないようにずらせば」
ガヴリール「定期的にっていうのが私には無理だ」
ヴィーネ「えー……」シュン
ガヴリール「あ、いや、まあちょっとくらいならいいかなー……」
ヴィーネ「本当っ?」パァ
ラフィエル「ガヴちゃんは本当にヴィーネさんには甘いですね」
ラフィエル「それで、サターニャさんはどうするんですか?」
ラフィエル「ガヴちゃんはするみたいですけれど」
サターニャ「えー?」
サターニャ「なんか怖いし」
ガヴリール「逃げるのか?」
サターニャ「は?」
ガヴリール「私はその恐怖に打ち勝ったというのに」
ガヴリール「お前は逃げるのか」
サターニャ「そ、そんなわけないでしょ!」
サターニャ「ヴィネット! 私にもピアス! 早く!」
ヴィーネ「二人ともやる気になってくれて嬉しいわ」
ヴィーネ「ガヴは猫のピアスなんてどう?」
ガヴリール「あ、可愛いな」
サターニャ「私は?」
ヴィーネ「悪魔の羽とメロンパンどっちがいい?」
サターニャ「あ、悪魔……メロン……あく……メロ……」ウロウロ
ヴィーネ「先にガヴのやっちゃうからまだ悩んでていいわよ」
ガヴリール「何で開けるの?」
ヴィーネ「ピアッサー持ってきたわ」
ヴィーネ「安全ピンとかだと雑菌とかが多いからね」
ヴィーネ「じゃあちょっと耳触るわよ」ムニムニ
ガヴリール「ん」
ヴィーネ「この辺かな」
ガヴリール「どこでもいいよ」
ヴィーネ「消毒してー……」
ヴィーネ「印をつけてーっと」テンテン
ヴィーネ「行くわよー」
ガヴリール「お、おう」
ガヴリール「なんか凄く怖いんだが」
ガシャン!
ガヴリール「んがっ!」
ヴィーネ「はい、終わったわよ」
サターニャ「今怖い音したんだけど」ビクビク
ガヴリール「ジンジンする……」
ヴィーネ「あ、ほら可愛い!」
ラフィエル「ガヴちゃんにぴったりですね」
サターニャ「……」ビクビク
ヴィーネ「じゃあ次はサターニャね」
サターニャ「ひぃっ!」
ヴィーネ「どっちにするか決めた?」
サターニャ「えっと……」
サターニャ「メロンパン」
ラフィエル「そっちを選んだんですね」
ガヴリール「犬に耳ごと持ってかれたりしてな」
サターニャ「え、怖い」
ラフィエル「流石に大丈夫だと思いますが……」
サターニャ「羽! 悪魔の羽にするわ!」
ヴィーネ「うん、わかったわ」
ヴィーネ「後で変えてもいいけど」
ヴィーネ「最初は穴が定着するまでつけっぱなしにしてね」
サターニャ「すぅー……」
サターニャ「はぁー……」
サターニャ「よし、来なさい!」
ヴィーネ「うん」モミモミ
サターニャ「ひゃうっ」
ラフィエル「おやおや?」
ラフィエル「サターニャさんは耳が弱いんですね」
サターニャ「変なこと言うんじゃないわよ!」
ヴィーネ「消毒してー……っと」
ヴィーネ「この辺ね」テンテン
ヴィーネ「はい、いくわよー」
サターニャ「……」ガクガク
ガヴリール「おびえすぎだろ」
ラフィエル「ガヴちゃんも人のこと言えませんよ?」
ヴィーネ「さーん」
サターニャ「カウントダウン!?」
ヴィーネ「にー」
サターニャ「……」ガクガクガクガク
ヴィーネ「いーち」
サターニャ「……」ガクガクガクガクガクガク
ガチャン
サターニャ「ギャーーー!」
ヴィーネ「そんなに騒ぐほどの痛みはないでしょ」
ガヴリール「いや、これ相当怖いぞ」
ガヴリール「悪魔にカウントダウンなんてされたら死の宣告にしか聞こえん」
ラフィエル「それで、どうですか? サターニャさん」
サターニャ「じんじんする……」
ガヴリール「私もまだじんじんする」
ヴィーネ「最初は仕方ないわよ」
ヴィーネ「すぐ慣れるすぐ慣れる」
ガヴリール「ヴィーネだって慣れるほどピアス期間長くないだろ」
ヴィーネ「うん、私もまだじんじんする」
ガヴリール「おい!」
ラフィエル「ところで」
ラフィエル「ピアスって校則ではどうなっているのでしょうか」
ヴィーネ「あ」
ガヴリール「おい」
サターニャ「ちょっとヴィネット!」
ヴィーネ「まあ……」
ヴィーネ「悪魔らしいことってことで」
ガヴリール「済むか!」
なんか天使的な悪魔的な力で穴は隠しました。
完
26 : か ◆aDRXZRX9R2 - 2017/04/10 23:11:48.051 usPDGGYO0.net 25/25調べれば調べるほどピアスするのは理解出来ないと思いました。