-- 学校
サターニャ「なぁーっはっはっは! この銃があれば私の勝利は決まったような物ね。ガヴリール、覚悟なさい!」
ガヴリール「あ、ヴィーネおはよー。さっそくで悪いんだけどさ、宿題見せてくんない? いやーたまたま忘れちゃってさーははー」
ヴィーネ「おはようガヴ、サターニャ。 たまたまって……あんた毎日でしょ! ったくしょうがないわね。ほら、教えてあげるからノート出しなさい」
サターニャ「…………」
ガヴリール「ちぇー見せてくれたっていいじゃん」
ヴィーネ「それじゃあガヴのためにならないでしょ。仮にもあんた天使なんだから、もっとちゃんとしなさいよね」
サターニャ「……あの、……」
ガヴリール「悪魔らしくないヴィーネに言われたくありませーん」
ヴィーネ「あーあーそんなこと言う人には宿題教えてあげませんよーだ」
サターニャ「……魔界通販でね、…銃を…」
ガヴィーネ「」ワイワイイチャイチャ
元スレ
サターニャ「魔界通販で甘えん坊になる銃を買ったわ!!」
http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1491646032/
サターニャ「ちょっと二人とも無視しないでよ!!」
ガヴリール「あれ、サターニャいたのか」
サターニャ「いたわよ! この大悪魔、胡桃沢=サタニキア=マクドウェルを無視するなんていい度胸じゃない」
ヴィーネ「私は挨拶もしたし無視してた訳じゃないのよ!? ただ、その手に持ってるものに触れたくなかったいうか……」
ラフィエル「面白そ……面倒なことになりそうだと思って触れないようにしてたんですよね?」
ヴィーネ「そうそう面倒なことに―――ってラフィ!? 相変わらず突然ね。相変わらず本音漏れてるし」
ラフィエル「サターニャさんのいるところに私あり、ですからね」
サターニャ「あんたほんと最近よく現れるわよね」
ラフィエル「サターニャさんの弟子として、勤めを果たしているだけですよー」
サターニャ「勤めって、毎日部屋に現れては一緒にご飯食べてお風呂入って、一緒に寝てるだけじゃないの!」
ガヴリール「それって……」
ヴィーネ「まるで……(お風呂も一緒なのかしら? 今度ガヴとも……)」
サターニャ「そんなことはどうだっていいの!! 見てよこの美しいフォルム! 魔界通販で買った、甘えん坊になる銃よ」
ラフィエル「そんなことって! 私たちの関係をそんなこと扱いだなんて……」グスン
サターニャ「え…ちょ…ち、違うのよ。ほんとは私ラフィエルと一緒で嬉しいと思ってるっていうか、えと、何も泣かなくても……」
ヴィーネ「ごめんラフィ、サターニャの話が進まないし、そういうのは二人きりの時にしてくれるかしら……」
ラフィエル「はーいごめんなさい!」テヘッ
サターニャ「え?あれ? ってまた私を騙したのね!」
ガヴリール「で、サターニャ。その銃がなんだって?」
サターニャ「ふっふっふっ。聞いて驚かないことね。これは魔界通販で―――」
ガヴリール「それ三回目だっつーの。だからその甘えん坊になる銃がなんだって言うんだよ」
サターニャ「何よ最初からちゃんと聞いてたんじゃない! これをガヴリールに撃てば私に甘えるようになって、私無しでは生きていけない下僕になるって寸法よ!」
ガヴリール「わーこわーい(棒)」
ラフィエル「さ、さすが大悪魔様ですね!」プークスクス
ヴィーネ「どうせそんなことだろうと思ったわ(えっと魔界通販の番号は……三つくらい買い置きしておこうかしら)」
サターニャ「なぁーっはっはっは!! 今から詫びても遅いんだからね」
ガヴリール「ちょっとそれ貸してみ? これで不良品だったらかっこつかないだろ?」
サターニャ「このサタニキア様が同じ手に二度も引っかかるわけないでしょ! くらいなさいガヴリール!!」
バァーン!
ガヴリール「…………」
ガヴリール「…………」
サターニャ「さぁ!私に跪きなさいガヴリール!」
ガヴリール「ヴィーネぇ……」
サターニャ「ヴィネットじゃなくて私よわ・た・し!」
ヴィーネ「え?」
ラフィエル「あらあら~、これは……」
ガヴリール「ヴィーネ好きぃ。ヴィーネと一緒がいい」ギュッ
ヴィーネ「ガ、ガガガガガヴ!??(かわいい……)」
ガヴリール「ヴィーネは私のこと、好き?」ギューッ
ヴィーネ「愛してるわ結婚しましょう(な、何言ってるのよ! もちろん好きよ、友達としてね)」
ラフィエル「あらあら~本音が漏れてますよ~」
ガヴリール「えへへ~ヴィーネと結婚嬉しい」
サターニャ「何これ不良品じゃない!! なんで私じゃなくてヴィネットなのよ!」
ラフィエル「サターニャさん、説明書とか入ってなかったんですか?」
サターニャ「えっと、確かこれね。なになに? "甘える対象は最も好意を抱いている相手です"って!?」
ヴィーネ「じゃあガヴは私のことを……//」
ガヴリール「うん、大好きだよヴィーネ//」
サターニャ「何よこれ全然面白くないわ!! 私が下僕にするはずだったのにー!」
ラフィエル「私はサターニャさんのことが大好きですよー」ギューッ
サターニャ「ちょ、なんでラフィエルが甘えてくるのよ// 離れなさいってば//!」
ラフィエル「……私じゃダメですか? やっぱりガヴちゃんがいいんですね」シュン…
サターニャ「別にダメとは言ってないわ。 だからその……もっと甘えなさい//!」
イチャイチャ
委員長「何これ……」
-- 授業中
ガヴリール「先生、ちょっと具合が悪いので……」
先生「あら大丈夫? 保健室で休んでてもいいのよ?」
ガヴリール「いえ保健室に行くほどでもないので、ヴィーネの膝の上に座ってます」
先生「そ、そう? ならいいんだけど……?」
ヴィーネ「式の日取りはいつにしましょうか(ちょっとガヴ授業中にふざけないで!)」
ラフィエル「先生! 私も具合が悪いのでサターニャさんの膝の上で休んでます!」
サターニャ「なんでここにいるのよ! 別のクラスでしょ!」
委員長「何これ……」
-- お昼休み
ガヴリール「ヴィーネー、ご飯食べさせてほしいな」
ヴィーネ「さすがにご飯くらい自分で食べなさいよ!」
ガヴリール「やだ! ヴィーネに食べさせてほしいの! ダメ?」ギュッ
ヴィーネ「口移しでよかったかしら?(しょうがないわね。ほら、あーんして)」
ラフィエル「サターニャさんのために特上メロンパンを用意してきましたよ! はい、あーん」
サターニャ「気が利くじゃない! あーん……ん!これは!?」
ラフィエル「どうでしょう?(特上からし入りメロンパンなのですが……)」
サターニャ「んまい! 褒めてつかわすわ!!」
ラフィエル「ありがとうございますー(ですよねー)」
委員長「何これ……」
-- 放課後
ガヴリール「おじゃましまーす」
ヴィーネ「ただいま、でいいのよ。二人の愛の巣なんだから」
ガヴリール「そっか、じゃあただいま」チュッ
ヴィーネ「い、今のは……//」
ガヴリール「ただいまのキスだよ//」デレデレ
ヴィーネ「……もう我慢できないわ!!」
ガヴリール「ちょ!? ヴィーネ、待って心の準備が……// でもヴィーネなら、いいよ//」
この後めちゃくちゃ(ry
-- 翌日
ガヴリール「ふわぁ~久しぶりによく寝た気がするな―――ってここは? なんでヴィーネが横で寝てるんだ? しかも全裸!??」
ヴィーネ「うーん……。 あ、ガヴおはよう」チュッ
ガヴリール「!?? ……そういえば昨日!! おのれサターニャ覚えとけよ」
ヴィーネ「その様子、もしかして元に戻ってるの!? それで、昨日のことは覚えてるのかしら//」
ガヴリール「あぁ、全部覚えてる//」
ヴィーネ「えと、その……とりあえず学校行きましょうか(昨日あんなことしちゃったけど、嫌われてないかな……)」
-- 学校
ガヴリール「うぃーす」
ヴィーネ「おはよう」
サターニャ「来たわねガヴリール、昨日のリベンジよ……。今日こそ決着を付けてやるわ……」
ヴィーネ「なんだかサターニャげっそりしてない?」
ガヴリール「逆にラフィエルはいつにも増して元気そうだな」
ラフィエル「うふふー。昨日はお泊り会楽しかったですね、サターニャさん!」ツヤツヤ
サターニャ「うわー! それは学校では言わないって約束したでしょ//!」
ヴィーネ「昨日……」
ガヴリール「お泊り……」
ガヴィーネ「///(だめだ思いだして恥ずかしさが//)」
ラフィエル「その様子だと、ガヴちゃんは元に戻っちゃったみたいですね」
ガヴリール「まぁな。なんでちょっとガッカリしてるんだよ」
ラフィエル「ヴィーネさんの面白……喜ぶ姿が見れなくて残念だなーと思いまして」
ヴィーネ「べ、別に私は喜んでは! まぁ、甘えてくるガヴも嫌じゃなかったけどいつものガヴが一番よね」
ガヴリール「……(いつもだらけたり、宿題やってこないのはヴィーネに甘えたいからなんだけどな)」
サターニャ「元に戻ったようで安心したわ! こんどはこの、甘えん坊になる銃改を使って―――」
ガヴリール「サターニャちょっとそれ借りるぞ」パシッ
サターニャ「ちょっと! 返しなさいよ!!」
ラフィエル「(今度はヴィーネさんを撃って昨日のお返しか、サターニャさんを撃って遊ぶかのどっちかでしょうね)」
バァン!
「「「!!??」」」
ガヴリール「……」
ガヴリール「ヴィーネ!ヴィーネ!大好き!」チュッ
おわり