タプリス「はい!図書館で見つけて借りてきたんです!みんなでやってみませんか?」
ガヴリール「えー、めんどいからパス」
ヴィーネ「良いじゃないガヴ、やりましょうよ」
サターニャ「ラフィエル~、サイコパスって何?」
ラフィエル「簡単に言うととても悪い人って事ですよ」
サターニャ「何よそれ!大悪魔の私にピッタリな称号じゃない!やるやるやりたい!」
ラフィエル「ふふっ、面白そうなので私も参加しますね~」
ガヴリール「はぁ、てか何でウチに集まるんだ他所でやれよ。私は今ネトゲで忙しいんだ」
タプリス「天真先輩は参加しないんですか…?」ウルッ
ガヴリール「うっ…はぁ、分かった分かった参加するからその目で私を見るな」
タプリス「やった!では、早速やっていきましょう!」
元スレ
ガヴリール「サイコパス診断?」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1491502786/
タプリス「では第1問!」
問『夫の葬儀中、そこに来た夫の同僚に一目ぼれをした未亡人。その夜に息子を殺害した。その理由とは?』
タプリス「い、いきなり意味が分かりません…」
ガヴリール「うーん、そうだな…再婚するのに息子が邪魔だから…とか?」
ヴィーネ「私もガヴと一緒かしら」
サターニャ「そんなの決まっているわ!息子を生贄に夫を復活させるためよ!」
ガヴリール「コイツは論外だな」
ラフィエル「そうですねぇ…同僚の方に殺せと命令された…ですかね」
タプリス「えっと、回答は…」
一般の答え:再婚するのに息子が邪魔だったから
サイコパスの答え:息子の葬儀でもう1度会えるから
ガヴリール「へー、なるほどなぁ」
ヴィーネ「誰もサイコパスじゃなかったみたいね」
サターニャ「何で大悪魔であるこの私の答えがサイコパスじゃ無いのよ!」
ラフィエル「あらあら~」
ヴィーネ「良いじゃない、サイコパスに何てならない方が良いわよ」
サターニャ「嫌よ!大悪魔なんだから悪いヤツにならないと!」
ガヴリール「まぁコイツはほっといて次行こうぜ」
タプリス「では第2問です」
問『サンタクロースが男の子にサッカーボールと自転車をプレゼント。ところがその男の子は喜ばなかったという。いったいなぜか?』
タプリス「そうですね…既に同じものを持ってたのでは無いでしょうか」
ガヴ「サッカーにも自転車にも興味が無かった」
ヴィーネ「その男の子は足が無いからじゃないかしら」
サターニャ「ふん!そんな子供騙しなもので喜ぶと思ったら大間違いよ!もっとこう悪魔的なものを欲してるに違いないわ!」
ラフィエル「単純に興味が無いからじゃないですかね」
タプリス「えっと正解は」
一般の答え:既に持っているから 欲しくないものだったから
サイコパスの答え:男の子には足が無いから
ガヴリール「おっと?ヴィーネさんこれは?」
タプリス「や、やはり悪魔…」ゴクリ
ラフィエル「きゃー!ヴィーネさんに殺されてしまいますー!」ニコニコ
ヴィーネ「ち、違うわよ!たまたまよ!たまたま!」
サターニャ「う、羨ましいわヴィネット…」
ガヴリール「良かったじゃん、やっぱりお前は悪魔だったんだよ」ニヤニヤ
ヴィーネ「いや、違…わないけど違うの!もう!次行きましょ!」
タプリス「第3問です!」
問『貴方はマンションのバルコニーに出た。
すると男が人を殺していた。
通報しようとしたとき、男と目が合った。
男は貴方のほうを指してその手を一定の動きで動かした。
男は何をしている?』
ガヴリール「次はお前だ!じゃね?」
ラフィエル「自分がやったんじゃないって訴えてるんですかね?」
サターニャ「クククッ…次はアンタを殺しに行くから待ってなさい!!」
タプリス「うーん、この人を助けるのを手伝って…とかですかね」
ヴィーネ「バルコニーに居るんでしょ?自分が何階に居るか数えてるんじゃない?殺しに行くために」
タプリス「えっと答えは…」
一般の答え:次はお前を殺す、の意思表示
サイコパスの答え:あなたの居る階を数えている
ラフィエル「きゃー!ヴィーネさんに殺されてしまいますー!」ニコニコ
ヴィーネ「それはもうしなくていいから」
ガヴリール「お前この問題知ってたの?」
ヴィーネ「いや、初めて聞いたわよ?」
タプリス「月ノ瀬先輩…やっぱり…」
ヴィーネ「違うわよタプちゃん!そんなに怖がらなくて良いから!」
ガヴリール「そうだぞ、大体これはお遊びなんだ。本気にすんなよ」
サターニャ「納得いかないわ…何で私がサイコパスじゃないのよ…」
ガヴリール「お前は解答がバカすぎるんだよ」
サターニャ「何ですってー!?」
ラフィエル「うふふ~」ニコニコ
タプリス「第4問です」
問『あなたはもうすぐ死刑になる殺人鬼。
あなたは刑務所の中で立て続けに殺人を犯した。
何故か?』
ガヴリール「殺し足りなかったから」
ラフィエル「死ぬ前にお前らも道ずれだー!とか」
タプリス「楽しいからやめられないんですかね」
サターニャ「きっと1人で死ぬのが寂しいのよ…だから皆を殺して自分も死ねばあの世でも寂しくないのよ…」
サターニャ(これは決まったわね…)
ヴィーネ「死刑を延期させたかったんじゃないかしら?」
『『『『え?』』』』
ヴィーネ「だって裁判を起こせば死刑が延期になるんじゃない?」
ガヴリール「な、なるほど…」
タプリス「せ、正解は…」
一般の答え:殺し足りなかった 楽しかった
サイコパスの答え:定期的に殺人を犯す事で裁判を起こし死刑を延期させるため
ヴィーネ「納得いかないんだけど!」ドンッ
ガヴリール「お、落ち着けよヴィーネ!これはただのジョークテストなんだからさ!」
ラフィエル「そうですよ~」ニコニコピクッ
ヴィーネ「ラフィ!笑顔が引きつってるんだけど?!」
タプリス「や、やっぱり月ノ瀬先輩は悪魔なんですね…」
ヴィーネ「タプちゃん!?そんなに怯えなくてもいいのよ!?何もしないから!」
サターニャ「くっ…流石ねヴィネット…」
ガヴリール「いや、お前もいい線いってたと思うぞ?」
サターニャ「ホント!?」キラキラ
ガヴリール「喜ぶなよ…」
ヴィーネ「と、とにかく次よ!もし次の問題でサイコパスな答えだったらサイコパスって認めてあげるわよ!」
タプリス「は、はい!次の問題でしゅ!」
問『大嵐の日、あなたは車でバス停の前を通りかかった。そこには、死にかけの老人、自分の好みの異性、友人の3人がいるとする。車は2人乗りで1人しか乗せることはできない。あなたは誰を助ける?』
ラフィエル「天使としては老人を助けたいですね」
タプリス「私もです!」
サターニャ「ふん!私は異性を助けてホテルに連れ込むわ!」
タプリス「胡桃沢先輩…最低です」
サターニャ「何でよ!良いじゃない悪魔なんだから!」
ガヴリール「老人も助けたいが…私としては友人を助けたいかな」
ヴィーネ「ガヴ…」
ラフィエル「まぁ、ガヴちゃんは友達想いですからね」ニコッ
ガヴリール「ちょっ!///何だよそんな目で私を見んな!///ヴィーネはどうなんだよ!///」
ヴィーネ「うーん、あ!そうだ!友人に車を貸して老人を送って貰って、私は異性をホテルに連れ込めば皆助かるんじゃない?これよ!」
一般の答え:誰か1人を助けようとする
サイコパスの答え:友人に車を貸し老人を連れて行ってもらい、自分はその場に残り異性を暴行する。 (人助けという名誉と暴行したいという欲望が同時に満たせると考える)
ヴィーネ「………」
ラフィエル「あ、あはは~、これは答えが間違ってるんですよ~。だってヴィーネさんはみんな幸せになれる答えだったではないですか!」
タプリス「そ、そうです!月乃瀬先輩みたいに優しい人だったら誰だってそう答えますよ!」
ガヴリール「あんまりマジになるなよ、こんなクソみたいなテストで、な?」
サターニャ「流石ねヴィネット…あなはやっぱりサイコパスだったのね!見直したわ!」
ガヴリール「おいこらバカ悪魔!」
サターニャ「へ?」
ヴィーネ「うぅ…グスッ…」
サターニャ「ぅえええ!?ちょっと何で泣いてんのよ!褒めてあげたのに!」
ガヴリール「お前ちょっとは場の空気読めバカ!違うからなヴィーネ!コイツはバカなんだ!」
ヴィーネ「いいのよガヴ…私はどうせサイコパスなのよ…」
ラフィエル「ヴィーネさん…」
ヴィーネ「ごめんなさい…もう家に帰るわね…それじゃ…」
タプリス「つ、月乃瀬先輩…」
サターニャ「な、なによ…大悪魔になれて嬉しくないのかしら…」
ラフィエル「ごめんなさい…最初にちゃんと説明しておくべきでした…サターニャさん、サイコパスって言うのは…」
ヴィーネ「はぁ…勢いで出てきてしまったわ…」
ヴィーネ「せっかくみんなで遊んでたのに…私のせいで空気を悪くしてしまった…」
ヴィーネ「はぁ…そうだ、こういう時こそ元気の出る儀式を…」ゴソゴソ
ガヴリール「いいか?ちゃんと謝るんだぞ」
サターニャ「う、うん…知らなかったとはいえヴィネットを傷つけてしまったから…」
ラフィエル「いえ、サターニャさんだけのせいじゃ無いですよ…ちゃんと説明しなかった私にも責任はあります…」
タプリス「私も怯えてしまいましたし…許して貰えるのでしょうか…」
ガヴリール「だから皆でヴィーネの家に来て謝りに来てるんだろ。大丈夫だ、私の知ってるヴィーネは優しいから。みんなで誠心誠意謝ればちゃんと許してくれるよ」
ラフィエル「…そうですよね、ヴィーネさん、優しいですもんね…」
サターニャ「そんなヴィネットを…サイコパス扱いして…うぅ…」
ガヴリール「あーもう、うだうだ言ってないで、ほら行くぞ」
サターニャ「うん…」
ガチャッ
『『『『ごめんなさい!!!!』』』』
サターニャ「ごめんヴィネット!サイコパス扱いしてしまって!」
ラフィエル「ごめんなさいヴィーネさん!面白がってあんな事してしまって!」
タプリス「ごめんなさい月乃瀬先輩!怖がってしまって!」
ガヴリール「ごめんヴィーネ!誰もお前のことをサイコパスなんて思ってないから!だから…ん?」
ヴィーネ「ガヴ!ガヴ!ガヴ!ガヴリールぅぅぁぁああああああああああああああああん!!!
あぁああああ・・・ああ・・・あっあっー!あぁあああああああ!ガヴガヴガヴぅううぁわぁああああああ!!!
あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハースーハースーハー!いい匂いだなぁ・・・くんくん
んはぁっ!(中略ガヴへ届け!」
『『『『』』』』
ヴィーネ「ん?ってぅえええ!?何で!?何でみんなここに!?ていうか見られた!?」
ラフィエル「」
ヴィーネ「ちょっとラフィ!何で真顔なの!?いつもの笑顔は!?」
サターニャ「うわぁ」
ヴィーネ「サターニャ!!その顔やめて!結構傷つくから!」
タプリス「ひっ、ヒィィィ…!悪魔です…やっぱり月乃瀬先輩は悪魔です!」
ヴィーネ「タプちゃん!ああ!どんどん距離が遠くなっていく!待って!」
ガヴリール「うわぁ…ないわー…」
ヴィーネ「あぁ!ガヴのそのゴミを見るかのような視線…いいわ!もっと頂戴!」ビクンビクン
パタン
ガヴリール「…ヴィーネはサイコパスなんかじゃなかったな」
ラフィエル「…そうですね」
サターニャ「…そうね」
タプリス「…はい」
ガヴリール「アイツは…」
『『『『サイコレズだ』』』』
45 : 以下、\... - 2017/04/07 03:43:48.926 C7vZee7M0.net 16/16終
ヴィーネちゃん名前の漢字間違ってごめんなさい
いいオチが思いつかなかったらサイコヴィーネにしてしまってごめんなさい