サターニャ「悪魔通販で思わず買ったけど…」
サターニャ「本当に効果あるんでしょうね?」スチャッ
サターニャ「さて…私は大悪魔だからいじめの回数は相当な物のはず」っ0回
サターニャ「はぁ!?0回ってなによ!?これでも悪魔的行為頑張ってきたっていうのに!」
サターニャ「壊れてるんじゃないのこのメガネ!?」ダンダン
サターニャ「まぁいいわ…とりあえずガヴリールたちにも試してみましょう」
学校
ヴィーネ「サターニャおはよう、メガネなんて珍しいわね?イメチェン?」0回
サターニャ「……」
ヴィーネ「どうしたの?そんな暗い顔して?」
サターニャ「ヴィネットって人を虐めたことないのね」
ヴィーネ「あ、当たり前じゃない!急に何言い出すの?」
元スレ
サターニャ「いじめをした回数が頭の上に表示されて見えるメガネですって?」
http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1491191405/
サターニャ「私が掛けてるメガネ、人のいじめをした回数がわかるのよ」
サターニャ「ヴィネットは0回だったわ」
ヴィーネ「また悪趣味な物を……外した方がいいわよ?」
サターニャ「ガヴリールやラフィエルも確認するまで外さないわよ!」
ヴィーネ「まぁ、あの二人なら大丈夫よね……」
ガヴ「お前ら二人で何こそこそしてんだ?」17回
サターニャ「て、天使もあろうことが17回……ですって……?」ガタガタ
ヴィーネ「ガヴ!私そんな子に育てた覚えないわよ!!」ポロポロ
ガヴ「えっ」
ガヴ「意味がわからないよ……」
ガヴ「しかもヴィーネに育てられた覚えがないぞ!」
ガヴ「そもそも17回って何のことだ?」
サターニャ「この悪魔天使っ!見損なったわ!」
ヴィーネ「17回もガヴが人を虐めたってことよ!サターニャがかけてるメガネでわかるの!」
ガヴ「は、話が掴めてきたぞ……なるほど私が誰かを17回も虐めたと思ってるのか」
ガヴ「確かに心当たりがある」
ヴィーネ「ガヴ……」ポロポロ
サターニャ「一体誰を虐めたっていうの!?もし最近の事なら一緒に謝ってあげるから正直に話しなさい!!」
ガヴ「いや、サターニャお前だよ」
サターニャ「へ?」
ガヴ「サターニャくらいしか虐める奴いないし」
サターニャ「」
ヴィーネ「なんだサターニャか、なら問題ないわね」
ガヴ「私にもそのメガネかしてくれよ」スチャ
サターニャ「ちょっと!勝手に取らないでよ!」
ガヴ「いいじゃん別に減るもんじゃないし」
犬「ワン!!」48回
ヴィーネ「あら?また犬が紛れ込んでるわね…しかもサターニャのペットの犬じゃない」
サターニャ「こ、こら!朝着いてきちゃ駄目って言ったでしょ!」ガミガミ
犬「ワン!!」
ガヴ「こうやって視覚的にいじめた回数が見れるのか……」
サターニャ「犬も見れるの!?何回!?」
ガヴ「48回」
サターニャ「そ、それって……私が犬にメロンパンを取られた回数じゃない…!」ガクガク
ヴィーネ「あっ…」
サターニャ「この犬~~~~っ!!」ワシワシ
犬「ワンワン!」ペロペロ
サターニャ「はぁ……気分転換に、あのグラサンでも見に行きましょうよ」
サターニャ「クックック……あわよくばグラサンの弱みを握って!」
ガヴ「私はかまわないけど……後ろ見てみろよ」
サターニャ「後ろ?」フリムキ
グラサン「……胡桃沢、先生の弱みがなんだって?」0回
サターニャ「ぁ……!ぁ……!」ガタガタ
グラサン「しかも校内に犬も連れてくるとは何事だ?」
サターニャ「こ、これはちがっ……ちがうっ!」ガタガタ
グラサン「話はゆっくり、職員室でしような」
ヴィーネ「サターニャ……ご愁傷様……」
ヴィーネ「ちなみに先生は何回だったの?」
ガヴ「0回だったよ、案外いい先生なんだな、グラサン」
数分後
サターニャ「ぐすっ……めちゃくちゃグラサンに怒られた……」ナミダメ
ガヴ「まあお前が悪い」
ラフィエル「皆さんおはようございます~」ツヤツヤ
ガヴ「きたっ!ダークホースっ!」
ガヴ「これは面白いものが見れるぞ~」
ヴィーネ「ラフィエルは何回なのかしら」ゴクリ
サターニャ「は、早くしなさいよ!!」
ラフィエル「皆さんどうしたんですか?」9999回
ガヴ「」
ヴィーネ「ガヴどうしたの!?一体どんな数字が!?」スチャ
ヴィーネ「」
サターニャ「ガヴリール!?ヴィネット!?」スチャ
サターニャ「」
ラフィエル「えっ」
ヴィーネ「そんな……ラフィエルが……」
サターニャ「9999回って……メーターがカンストしてるわよ……」
サターニャ「つまり……実測は数字以上って可能性が高いわ……」
ガヴ「私たちは、開けてはいけないパンドラの箱を開けてしまったのかもしれない」
ガヴ「私達が深渕を覗くとき、深渕もまた私達を覗いているんだ……」ガタガタ
ラフィエル「み、皆さん急にどうしちゃってんですか?」アワアワ
ガヴ「なぁ……このメガネかけてみてくれよ」
ラフィエル「別にいいですが……あれ?皆さんの頭の上に何やら数字が見えますよ?」
ガヴ「それ、その人がいじめをした回数が数字で表示されてるんだよ」
ラフィエル「……!!」
ラフィエル「わ、私は何回と表示されていたんですか?」
サターニャ「9999回よ!カンストよ!!カンスト!!」
ラフィエル「その数字を見て、皆さん驚かれていたんですね」
ガヴ「9999回ってなんだよ!説明してくれよラフィエル!」
ラフィエル「別にそんなに多くいじめたつもりはないのですが……」
ラフィエル「仮に私がサターニャさんを導いたことがいじめに入るのなら……」
ヴィーネ「……」ゴクリ
ラフィエル「サターニャさんの家に不法侵入数回、犬やガヴちゃんをけしかけてサターニャさんを困らせること数回」
ラフィエル「先ほどサターニャさんが先生と職員室に行かれるのが見えたので、千里眼を起動して視界も盗みました」
ラフィエル「放課後も千里眼を使ってサターニャさんを見ていることがありますね」
ガヴ「だめだこいつ……早く何とかしないと……」
ヴィーネ「も、もう後戻りできない所まで来てるわ!笑って済む話じゃないレベル…!」
ラフィエル「ヴィーネさんはガヴちゃんの家の合鍵を勝手に作ってますから、人のこといえませんけどね」
ヴィーネ「」
サターニャ「この悪魔っ!!」
ラフィエル「私は天使ですよ」ニッコリ
ガヴ「ラフィエルのことは見なかったことにしよう」
ガヴ「ずっとこのまま友達でいたいしな」
ヴィーネ「そうね……今日の出来事は悪い夢だったんだと思いましょう」
サターニャ「そんなの納得できるわけないじゃない!」
ガヴ「納得できないじゃない、納得するんだ」
サターニャ「ひゃ、ひゃい……!」コクコク
ラフィエル「サターニャさんの怯えた表情も可愛いですよ~」カシャカシャ
サターニャ「アンタはやめなさいよっ!!」ダンダン
サターニャ「はぁ…こんなメガネ……買うんじゃなかった……」
終わり