ヴィーネ「どうして……結構悪いことに挑戦してると思うのよ私、ガヴの教科書を反対にしたり、学校にお菓子持ってきたり……」
ヴィーネ「こうなったら誰かからお金を借りるしかないわよね、あんまりやりたくないんだけど……」
ヴィーネ「候補に挙げられるのは3人、ガヴ・ラフィ・サターニャ」
ヴィーネ「普段から課金のしすぎで唸ってるガヴは貸してくれないわよね……」
ヴィーネ「ラフィエルは貸してはくれそうだけど……後が怖い」
ヴィーネ「何をさせられるか想像しただけで鳥肌が立つわ」
ヴィーネ「実はあまり頼りたくないんだけどサターニャしかいないわよね」
ヴィーネ「あの子なんだかんだ言って優しいし、少し不安だけど」
ヴィーネ「サターニャのところへ行きましょうか」
元スレ
ヴィーネ「この仕送り金額じゃやっていけないじゃない……」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1490969144/
――――――
ヴィーネ「というわけでお願い!お金を貸してほしいの!」
サターニャ「えーあんたそんなに仕送り減ってるの?」
ヴィーネ「そうなのよ……」
サターニャ「まあ確かに普段のあんた見てると増えるとは到底思えないんだけどね」
ヴィーネ「う……」
ヴィーネ「そ、そういうサターニャはどうなのよ!」
サターニャ「うーん、多くはないけど生活には困らないぐらいは貰ってるわよ」
ヴィーネ「そんな……私とサターニャどこに差があるのよ……」
サターニャ「やっぱあれじゃない?悪いことに積極的かそうじゃないか」
サターニャ「あんたはいつも真面目で悪いことしないけど、この大悪魔サタニキア様はいつも馬鹿な人間どもを支配する方法を考えているからね!」
ヴィーネ「あーそうですか」
サターニャ「ひどくない!?」
サターニャ「まあ、お金貸すのは別にいいわよ」
ヴィーネ「ホント!ありがとう、ちゃんと返すからね!」
サターニャ「そこんところは心配してないわよ、何せヴィネットだしね」
ヴィーネ「ホントは友達とお金の貸し借りしたくないんだけどね……」
サターニャ「そうなの?……!」
サターニャ「いいことを思いついたわ!ヴィネット、私のところで働きなさい!」
ヴィーネ「はぁ?」
――――――
ヴィーネ「ほら、サターニャ起きなさい!」
サターニャ「うー……おはようヴィネット」
ヴィーネ「はい、おはよう。ごはん用意してあるから早く顔洗ってきなさい」
サターニャ「うん、わかった……」
ヴィーネ(サターニャの案にのって一週間たった)
ヴィーネ(サターニャの案は、ご飯を作りに来てほしいとのことだった)
ヴィーネ(食費はサターニャ持ちで、作ったものを私も一緒に食べると)
ヴィーネ(直接的なお金の貸し借りじゃないからだいぶ気が楽だ)
ヴィーネ(サターニャもいいことを言うわね)
サターニャ「お待たせーヴィネット今日もご苦労!」
ヴィーネ「はいはい、今日はオーソドックスな和食にしたんだけどどうかしら?」
サターニャ「うん!おいしそう!それじゃ、食べましょう!」
ヴィーネ(サターニャのご飯を作って気づいたことがある)
ヴィーネ(サターニャは味音痴というよりはおいしいと感じる幅が広い)
ヴィーネ(思い返せば、クリスマス会で普通にご飯食べてたし、実家は洋菓子店なんだから味音痴ってことはないわよね……)
サターニャ「うん、ヴィネットの作る料理はおいしいわね!」
ヴィーネ「そう言ってもらえると嬉しいわ」
ヴィーネ「でも、そうゆっくりは食べてられないわよ」
サターニャ「そうね。お昼御飯も買わないといけないし、遅刻しちゃうわね」
ヴィーネ「あーそのお昼ご飯なんだけど……」
ヴィーネ「お弁当を作ってみたの」
サターニャ「お弁当!」
ヴィーネ「迷惑じゃないかしら?サターニャいつもメロンパンだし……」
サターニャ「迷惑なわけないじゃない!メロンパンも好きだけど、ヴィネットのご飯も好きだからね!」
ヴィーネ「そう?喜んでもらえてうれしいわ」
ヴィーネ「そろそろ学校行く準備を始めましょうか!」
――――――
ヴィーネ(そういえば、この生活についてはガヴやラフィには言っていない。仕送りが不足してるなんて言いたくないもの……恥ずかしい)
ヴィーネ(あと、サターニャのご飯を管理するようになってから変わったことがある)
ヴィーネ(サターニャは気づいてないみたいだけど、ガヴとラフィがすごく不機嫌なのだ……)
ヴィーネ(ラフィはサターニャの近くに私がいるからちょっかいをかけにくくて不機嫌なんだと推測はつくんだけど……)
ヴィーネ(問題はガヴよね……なんで不機嫌なのかさっぱり分からない)
サターニャ「ヴィネット?」
ヴィーネ「えっ?なにかしら」
サターニャ「聞いてなかったの?だから、ガヴリールをどうやっつけたらいいと思う?」
ヴィーネ「まだそんなこと考えてるの?」
サターニャ「だって、いつもいじられて悔しいじゃない!」
ヴィーネ「気持ちは分かるけど……特に今はやめといた方がいいと思うわよ」
サターニャ「なんで?」
ヴィーネ「なんか最近ガヴの気が立ってるじゃない」
サターニャ「そうかしら?」
ヴィーネ「そうよ。だから止めときなさい」
サターニャ「んー分かったわ。今日はやめとく」
ヴィーネ(もう一つ変わったことがある)
ヴィーネ(最近サターニャの聞き分けが良くなったのだ)
――――――
ヴィーネ(あれ?もうガヴ来てるじゃない。珍しく早いわね。それにラフィと一緒、なんか空気がピリピリしてるわね……)
ヴィーネ(正直話しかけたくないんだけど、挨拶はするべきよね……)
ヴィーネ「お、おは」
サターニャ「ガヴリール、ラフィエル、おはよう!」
ヴィーネ(えっちょっと……いやでもサターニャが居て助かったかも)
ラフィエル「あら、お二人ともおはようございます」
ガヴリール「あーおはよう」
ヴィーネ(あれ?そんなに空気悪くない?気のせいだったのかしら)
サターニャ「二人で何話してたのー?」
ガヴリール「はぁ?サターニャには関係ないだろ」
サターニャ「えーいいじゃない!私も仲間に入れなさいよ!」
ガヴリール「うぜー」
ヴィーネ「ねえラフィ?なんの話をしてたの?」
ラフィエル「そうですねー」
ガヴリール「おい、ラフィ!」
ラフィエル「天界についてのお話ですよ。だから申し訳ないのですがお二人にはお話しできないんです」
ヴィーネ「あーそうなんだ。それは聞いちゃいけないわね」
サターニャ「えーいいじゃない。減るもんじゃないんだし」
ヴィーネ「もうわがまま言わないの」
サターニャ「むー分かったわよ!あ、ヴィネット!」
ヴィーネ「なに?」
サターニャ「数学の宿題やってないから見せて!」
ヴィーネ「はぁー見せないわよ……」
サターニャ「なんで!」
ヴィーネ「教えてあげるから……」
ヴィーネ(最近ガヴに宿題写させろって言われないけどちゃんとやってるのかしら?)
ヴィーネ「ねえ、ガ……」
ヴィーネ(あーラフィと話し始めてる……話しかけないほうがよさそうね)
サターニャ「ちょっとヴィネット?」
ヴィーネ「あ、ごめん。今行くわ」
――――――
サターニャ「さあ!お昼ご飯の時間よ!」
ガヴリール「なんか無駄にテンション高いな……」
サターニャ「朝からずっとこの時間が楽しみだったのよ!」
ガヴリール「へーそうなんだ」
サターニャ「ちょっとは興味持ちなさいよ!」
ラフィエル「いいことでもあったんですか?」
サターニャ「ふふふ!」
ガヴリール「うぜー」
サターニャ「なんと今日はお弁当なのよ!」
ラフィエル「そういえばヴィーネさんは?」
ガヴリール「飲み物を買いに行ったよ」
ラフィエル「そうなんですか。でしたらヴィーネさんを待ちましょうか」
サターニャ「ちょっと!無視しないでよ!」
ラフィエル「あーサターニャさんが作られたんです?」
ガヴリール「それは人間どころか悪魔や天使の食べれたもんじゃないだろ」
サターニャ「ひどくない!?」
ヴィーネ「あれ?もしかして待っててくれたの?」
ラフィエル「ええ。揃ってから食べたいじゃないですか」
ヴィーネ「ありがと」
ヴィーネ「あれ、ガヴ?またパンなの?ちゃんと栄養気にしなくちゃダメでしょ」
ガヴリール「うるさいなーお母さんか!」
ヴィーネ「こんな大きな子はいりません!」
サターニャ「早く食べましょう!」
ラフィエル「そうですね。ヴィーネさんも揃ったことですし」
「「「「いただきます」」」」
ガヴリール「ん?」
ヴィーネ「どうしたの?」
ガヴリール「お前ら弁当同じじゃないか」
ラフィエル「本当ですね……」
サターニャ「ヴィネットが作ったんだから同じに決まってるじゃない」
ガヴリール「は?」
ラフィエル「え?」
ヴィーネ(あ、やらかした……)
ヴィーネ「えーと……」
サターニャ「今日はお弁当も作ってくれたのよ!ヴィネットのご飯おいしいから今日はこのお弁当が待ち遠しかったのよ!」
ヴィーネ「そ、そうなの。ありがと」
ラフィエル「お弁当も?」
サターニャ「ええ。いつもご飯作ってくれるのよ!」
ガヴリール「……」
ラフィエル「……」
ガヴリール「へぇーそうなんだ。仲いいんだな……」
ラフィエル「……そうですね。微笑ましいです」
ヴィーネ(あれ?理由は聞かれなかったわね……都合もいいし黙っておきましょう)
ヴィーネ(それにしても、空気が悪くなった気が……)
サターニャ「ねぇヴィネット今日の晩御飯は何?」
ヴィーネ「お昼ご飯食べながら晩御飯のことを聞くってどうなの」
ラフィエル「……」
サターニャ「いいじゃない!私、カレーが食べたいわ!ヴィネットの作ったカレー好きなの」
ヴィーネ「そうなの?だったら今日はカレーにしましょうか」
ガヴリール「……チッ」
ヴィーネ「!?」
サターニャ「どうしたの?」
ヴィーネ「あ、いえ何でもないわ……」
ヴィーネ(今、ガヴ舌打ちした……?)
ヴィーネ(きっと気のせいよね)
――――――
サターニャ「ヴィネット!帰りましょう!」
ヴィーネ「ええ」
ヴィーネ(昼食の時からずっとガヴは不機嫌だった)
ヴィーネ(やっぱり最近ガヴ機嫌悪いわよね……)
サターニャ「今日はカレー!カレー!」
ヴィーネ「サターニャはカレーそんなに好きなの?」
サターニャ「当たり前でしょう!あの辛さ最高じゃない!」
ヴィーネ「そ、そうね……あ、材料足りないから買い物して帰りましょう」
サターニャ「分かったわ!」
ヴィーネ「カレーに入ってたらうれしい具ってある?」
サターニャ「んーそうね……」
ヴィーネ「……」
サターニャ「……」
ヴィーネ「えーと、サターニャ?」
サターニャ「なに?」
ヴィーネ「決まった?」
サターニャ「いろいろあって悩むのよ」
ヴィーネ「そ、そう……今回は普通のでいいかしら?」
サターニャ「……そうね、悩むより早く食べたいし!」
ヴィーネ「あ、辛口の方がいいの?」
サターニャ「当たり前でしょ」
ヴィーネ「サターニャは辛いの好きだものね」
ヴィーネ(いつもの癖で甘口を買うところだった……)
ヴィーネ(ガヴが甘口好きなのよね)
――――――
サターニャ「ごちそうさまでした!」
ヴィーネ「お粗末様です」
サターニャ「やっぱりヴィネットの料理はおいしいわね!」
ヴィーネ「ふふ、ありがと」
サターニャ「ヴィネットはどうやって料理上手になったの?」
ヴィーネ「どうって……練習したからかしら」
サターニャ「へぇー練習したのね」
ヴィーネ「ええ、自分ひとりで食べるものなら美味しくなくてもいいんだけど」
ヴィーネ「ガヴに食べてもらうなら美味しい方がいいなって」
サターニャ「なるほどねーガヴリールのためかー」
サターニャ「悪魔が天使のためってどうなのかしら?」
ヴィーネ「うっ……そうなのよね……」
サターニャ「でもそんなところがヴィネットの良いところよね」
ヴィーネ「あ、ありがと……」
サターニャ「それにしてもガヴリールかー」
サターニャ「ヴィネットはガヴリール大好きよね」
ヴィーネ「そんなことないわよ!」
サターニャ「へぇー」
ヴィーネ「ちょっと!」
サターニャ「そういえば、ここ最近ずっと私のご飯作ってるけどガヴリールはどうしてるの?」
ヴィーネ「あーガヴね。いつも私が世話するのもあれだから今は何もしてないわ」
サターニャ「えっ?そうなの。ヴィネットがガヴリールを見放せるとは思わなかったわ……」
ヴィーネ「ホントはねこことガヴの家を行き来するつもりだったんだけど……最近ガヴ不機嫌だから近寄りがたいのよ」
サターニャ「そうかしら?いつも通りだと思うんだけど」
ヴィーネ「サターニャはもっと空気を読みなさい……」
サターニャ「この大悪魔様が空気なんて読むわけないでしょ!」
ヴィーネ「まあ、サターニャはそういうわよね」
ヴィーネ「あ、もう遅い時間だし帰るわね」
サターニャ「もうそんな時間なのね。気を付けて帰るのよ!」
ヴィーネ「ふふ、ありがと。」
――――――
ヴィーネ(どうしてガヴは不機嫌なんだろ?)
ヴィーネ(私何かしたかしら?)
ヴィーネ(何もしてないと思うんだけどなー)
ヴィーネ(もしかして構ってもらえなくて拗ねてるとか!)
ヴィーネ(……ガヴに限ってそれはないか)
ヴィーネ「ふぅー家に着いたー」
ガヴリール「……」
ヴィーネ「明日の朝ごはんどうしようかな……えっ?」
ガヴリール「……」
ヴィーネ「え?なんで?ガヴなんで居るの?」
ガヴリール「ヴィーネも勝手に入ってくるじゃん」
ヴィーネ「そ、そうだけど……」
ガヴリール「……帰ってくるの遅いね」
ヴィーネ「ガヴ……どうしたの?」
ガヴリール「どうもしてないよ。さっきまでサターニャの家にいたの?」
ヴィーネ「え、ええ」
ガヴリール「……そうなんだ」
ヴィーネ「ねぇガヴ?何か変よ」
ガヴリール「そうかな?それよりさーヴィーネ、サターニャのこと好きなの?」
ヴィーネ「は?なんのこと?」
ガヴリール「しらばくれるんだ」
ガヴリール「最近いつも一緒に登下校してるよな?」
ガヴリール「それだけならまだわかるけどさ」
ガヴリール「なに?弁当って?いつもご飯作ってくれる?」
ヴィーネ「ちょっと、ガヴ落ち着いて!」
ガヴリール「落ち着けるわけないだろ!」
ヴィーネ「ひっ……」
ガヴリール「最近家に来ないでさー」
ガヴリール「何してるんだろうって思ってたらサターニャの世話してた?」
ガヴリール「私なんかした?」
ガヴリール「なんで私を捨ててサターニャへ行くの……」
ガヴリール「おかしいじゃん……いつも私の世話してくれてたじゃん……」
ガヴリール「なんでいきなり離れるの?いやだよ……私を捨てないでよ……」
ガヴリール「私もヴィーネの作るカレー好きだよ……また食べたいよ」
ガヴリール「ヴィーネのこと好きだから……ヴィーネも私のこと好きになってよ……」
ヴィーネ(ガヴ……)
ガヴリール「ぐすっ……」
ヴィーネ「ガヴ……あのね!」
ガヴリール「嫌だ……聞きたくない……」
ヴィーネ「お願い聞いて!」
ヴィーネ「私とサターニャはそんな関係じゃないの!」
ガヴリール「じゃあなんで私から離れたの!」
ヴィーネ「ええっと…………金欠なの」
ガヴリール「……は?」
ヴィーネ「だからお金がないのよ!」
ガヴリール「はい?」
ヴィーネ「仕送りが少なくなって……サターニャに面倒見てもらうことになったの!」
ヴィーネ「ほら!この通帳見て仕送り額少ないでしょ!」
ガヴリール「……えー」
ヴィーネ「だから別にあなたのことを捨てたわけじゃないの」
ヴィーネ「それに……わたしもガヴの、ガヴリールあなたのことが好きです!」
ヴィーネ「ガヴにそう思ってもらえてるってとっても嬉しい……」
ガヴリール「あー……あのさ、その無かったことにしてもらえない」
ヴィーネ「えっ……さっきまでの発言は嘘だったの?ガヴは私のこと好きじゃないの?」
ガヴリール「うー……嘘じゃないけど……こんな勘違いで暴露しちゃったのははずかしい……」
ヴィーネ「ふふふ、赤面してるガヴも可愛いわね」
ガヴリール「ちょ、見ないでよ!あーもう恥ずかしい!」
ヴィーネ(なんだ……不機嫌だったのは嫉妬してただけだったのね)
ヴィーネ(ガヴも可愛いところあるじゃない)
ヴィーネ(私の片思いだと思ってたけど、まさか両思いだったなんて)
ヴィーネ(仕送り額を見たときはどうしたものかと思ったけど……)
ヴィーネ(こんな幸せな気持ちになれるなんて)
ガヴリール「ところでさヴィーネ」
ヴィーネ「なに?」
ガヴリール「なんでサターニャに頼ったの?」
ヴィーネ「えっ?だってラフィに借りると後が怖いしガヴは年中金欠でしょ?」
ガヴリール「そうだけど、そうなんだけどなんか納得いかない!」
ガヴリール「ヴィーネが困ったときには一番に頼ってほしい……」
ヴィーネ「ふふ、じゃあ次は真っ先にガヴを頼ろうかしら」
ガヴリール「ああ!そうしてくれ」
ガヴリール「それと明日からはサターニャのところ行かなくていいから」
ガヴリール「今月は課金してないし余裕あるからヴィーネを養える」
ヴィーネ「養えるって……でもサターニャにもそれ言わないといけないから少なくても明日は行かなくちゃダメじゃないかしら」
ガヴリール「あー多分大丈夫」
ヴィーネ「なんで?」
ガヴリール「ラフィが動いてるはずだから。もうそろそろ連絡来ると思うよ」
ヴィーネ「あーなるほど」
――――――
ヴィーネ(その後)
ヴィーネ(私はガヴのお世話になることになった)
ヴィーネ(お世話になるといっても今まで通りガヴのお世話をするといった感じだ)
ヴィーネ(でも今まで通りじゃないところもある)
ヴィーネ(ガヴと私が付き合い始めたのだ)
ヴィーネ(私たちだけでなくラフィとサターニャの関係も少し変わったようだ)
ヴィーネ(金欠から始まったこの一週間がこんなに劇的な物だとはだれが考えられるのか……)
ヴィーネ(私は今とても幸せだ)
しかし、私は重要なことを考えていなかった
それが分かるのは3週間後だった
つまり仕送りがある日である
ヴィーネ「また仕送りが減ってるー!!」
そう、元凶の改善を忘れていたのである
ガヴとの甘々な毎日で脳がとろけていたのか完璧に忘れていたのである
終わり
84 : 以下、\... - 2017/04/01 01:48:58.416 DdsTDCKc0USO.net 42/42以上です
相変わらず自分は話をまとめるのが苦手だな……
前のでもオチに悩んだからオチは先に考えた方がいいのかもしれないね