ガヴのバイト先
マスター「ああ、昨日来たお客様、天真くんのお友達の子がね、練習してたんだよ」
ガヴリール(サターニャめ……私がシフト入ってない日も来てんのかよ)
マスター「ずいぶん熱心に練習していたものでね、聞いている内にツボにハマってしまったようだ」
ガヴリール(つーか練習ってなんだよ)
マスター「サタニキアタァイム…!」
ガヴリール「いや、もういいっスよ」
マスター「あはは」
ガヴリール(うぜぇ)
元スレ
マスター「サタニキアタァイム…!」ガヴリール「え、なんすかそれ」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1489328038/
ガヴの部屋
ガヴリール「あーバイト疲れた」
ヴィーネ「お疲れさまガヴ」
ヴィーネ「もうすぐ晩御飯できるからね」
ガヴリール「サンキューヴィーネ……そういや今日さ、マスターが」
ヴィーネ「サタニキアタァイム…!」ボソッ
ガヴリール「⁉」
ヴィーネ「あ、ごめん!マスターがどうしたの?」
ガヴリール「ヴィーネこそどうしたの、その、それは」
ヴィーネ「うん?ああ、今日サターニャがずーっと練習してたから移っちゃったかな?」
ガヴリール(だから練習ってなんだよ!)
ヴィーネ「……サタニキアタァイム…!」
ガヴリール「もういいって」
ヴィーネ「えへへ」
翌日 学校
タプリス「ぐぬぬ……悪魔め……」
ガヴリール「お、タプリスじゃん……どうした?何かあったのか?」
タプリス「天真先輩……!実はですね、悪魔から精神攻撃を受けてしまいまして……!」
ガヴリール「精神攻撃?……まさか」
タプリス「サタニキアタァイム…!」
ガヴリール「!」
タプリス「あぁ!私、なんて事を!さ、ささ、さ……」
ガヴリール「タプリス⁉おい、しっかり」
タプリス「サタニキアタァイム…!」
ガヴリール「⁉」
タプリス「すみません天真先輩!私もう帰りますっ!」
ガヴリール「お、おう」
ガヴリール(なんなんだよ、もう!)
学校 放課後
ガヴリール(今日はサターニャ本人は静かだったな……てっきり練習の成果でも見せられるかと思ったが)
委員長「サタニキアタァイム…!」
ガヴリール「⁉」
ガヴリール「委員長⁉それって……!」
委員長「あ、天真さん⁉聞かれちゃった⁉」
ガヴリール「それってサターニャの……」
委員長「うん、胡桃沢さんの練習に付き合ってたら耳に残っちゃって」
ガヴリール(どんだけ練習してるんだあいつは!)
委員長「どんなポーズと相性がいいか研究してたみたい」
ガヴリール(ポーズもあるのかよ!どんなこだわりだよ!)
委員長「サタニキアタァイム…!」シュバッ
ガヴリール「もういい……すごいキレの良い動き!」
帰り道
ガヴリール「サターニャのやつ、先に帰ったのか」
ラフィエル「サターニャさんがどうかしましたか?」
ガヴリール「あー……いや、なんでもない」
ラフィエル「そうですか……あ、そうだ、ガヴちゃんガヴちゃん!」
ガヴリール「あん?なんだよラフィ」
ラフィエル「サタニキアタァイム…!」シュババッ
ガヴリール「⁉」
ガヴリール「え、ちょ、何⁉え、なんで⁉」
ラフィエル「おや?思っていたのと違う反応ですね?」
ガヴリール「いやいや、どんな反応が正解とか知らないし……つーかそれ」
ラフィエル「はい!サターニャさんが練習されていたので、つい見入ってしましました!」
ラフィエル「サタニキアタァイム…!……完コピですっ!」シュババッ
ガヴリール「すごいなお前も!」
ガヴの部屋
ガヴリール「なんなんだよ、まったく皆そろって……」
ガヴリール「……」
ガヴリール「いや、やらないぞ私は……!」
ガヴリール「……」
ガヴリール「寝る!」
「サタニキアタァイム…!」「サタニキアタァイム…!」
「サタニキアタァイム…!」「サタニキアタァイム…!」
ガヴリール「あぁぁああぁああぁ!!!!!!」
翌日 学校
サターニャ「おはようガヴリール!今日も朝から眠そうね!ネトゲ?のやり過ぎかしら?」
ガヴリール「……チッ」
ガヴリール(誰のせいだと思ってんだよ……)
サターニャ「あら?今日はいつにも増して無愛想じゃない!何か嫌な事でもあったの?」
ガヴリール「……」
サターニャ「なんだか今日のガヴリールになら勝てそうな気がするわ!なんの勝負がいいかしらね!」
ガヴリール(あーうぜぇ……さっさとアレやって消えてくれよ……)
サターニャ「ふふふ……覚悟して待ってなさい!それじゃまた!」
ガヴリール「やらないのかよ!」
サターニャ「⁉」ビクッ
ガヴリール「サタニキアタァイム…!」シュババッ
ガヴリール「って!!!!」
ガヴリール「やらないのかよ!!!!!!」
おわり