◇サターニャの家
ラフィエル「さて今日も色々遊びましょうねー」
サターニャ「私のお尻をおもちゃにするんじゃないわよ!」
サターニャ「まあ、いいけど」
ラフィエル「今日はどうしましょうか」
サターニャ「痛いのは嫌よ?」
元スレ
ラフィエル「大変です! サターニャさんのお尻から石油が!」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1491055635/
ラフィエル「前回は大変でしたもんねー……」
サターニャ「お尻ってあんなに血が出る物なのね……」
ラフィエル「では今日はこれなんていかがでしょう」
サターニャ「うどん? それくらいなら普通に入るんじゃない?」
ラフィエル「ただ入れるだけでは面白くありませんからね」
ラフィエル「お尻でうどんを茹でるというのはどうでしょう」
サターニャ「なにそれ! 面白そう!」
ラフィエル「ただ体温だと流石に茹でることは出来ないので、先にお尻にお湯をそそぎましょう」
サターニャ「え、火傷とかするんじゃないの?」
ラフィエル「いくら私でも流石に熱湯はそそぎませんよ……」
ラフィエル「というか悪魔でも火傷するんですか?」
ラフィエル「火とかマグマには強いイメージがありますが」
サターニャ「まあ、火傷はしないけど」
サターニャ「それでも熱いものは熱いのよ」
ラフィエル「なるほど……火傷はしないんですね」
サターニャ「迂闊なことを言ってしまった」
◇
グツグツ
サターニャ「ちょちょちょちょっと待って! あんたほんと頭おかしいんじゃないの!?」マングリ
ラフィエル「大丈夫です、火傷はしません!」
サターニャ「いや! ちょ、やだ!」
ラフィエル「そそぎますよー」トプトプ
サターニャ「っっっァア!?」
ラフィエル「あ、お湯噴出さないように注意してくださいね」
ラフィエル「私は普通に火傷するので」トプトプ
サターニャ「あっっつぁッ!? んっァア!」ビクンビクン
ラフィエル「お湯はこれくらいでしょうか」
ラフィエル「すかさずうどんをイン!」ズプン
サターニャ「ぎッ」
◇数分後
サターニャ「はぁー……っ、はぁーっ」ビクン
ラフィエル「そろそろですかね?」
ラフィエル「サターニャさ、、湯加減は如何ですか?」
サターニャ「ちょうどよくなってきたわ……」ビクン
ラフィエル「あ、なんだかお湯が茶色くなって見た目は完全にうどんですよ!」
ラフィエル「それでは、いただきましょう」
ラフィエル「まず一口」チュルチュル
ラフィエル「うん」ゲッホ
ラフィエル「はい」ゴホゴホ
ラフィエル「さあサターニャさんも一口どうぞ」アーン
サターニャ「もぐもぐ」
サターニャ「あ、これいけるわね」
ラフィエル「まだまだありますよー」
サターニャ「もぐもぐ」
サターニャ「もぐもぐ」
サターニャ「もぐもぐ」
ラフィエル「あとはおつゆだけですね」ウエプ
ラフィエル「お尻に食べ物は入れるべきではないかもしれませんね」
サターニャ「なんで? 美味しいわよ?」
ラフィエル「あー、えっと」
ラフィエル「ほら、サターニャさんが苦しむ姿は見たくないので……」
サターニャ「珍しく優しいことをいうじゃない」
サターニャ「何か企んでるんじゃないでしょうね」
ラフィエル「いえ、なんだかもううどんは食べられないなぁって」
サターニャ「?」
ラフィエル「……あら?」
ラフィエル「なんだかお湯の色がさっきよりも黒く……」
サターニャ「え!? うんちしてないわよ!?」
ラフィエル「っ」
ドバババババババババ
ラフィエル「ひゃあ!?」
サターニャ「うわ! なにこれ! どうなってんの!?」
ドバババババババババ
ラフィエル「ひ、ひとまずお風呂場に!」
◇ガヴリールの家
ヴィーネ「またこんなに洗濯物溜めて!」
ガヴリール「別にそのまま着れるし」
ヴィーネ「そんなの汚」
バタン
ラフィエル「大変です! サターニャさんのお尻から石油が!」
ガヴリール「?」
ヴィーネ「?」
ラフィエル「あの、とりあえず急いでサターニャさんの家に来てください!」
◇
ドバババババババババ
ガヴリール「うわっなんだこれ」
サターニャ「ようこそ、サタニキア石油プールへ」
ヴィーネ「それで、本当に石油なの?」
ラフィエル「間違いありません」
ガヴリール「湯船から溢れてないのはなんでだ?」
ラフィエル「湯船の下のほうに転移魔法陣を張ってあるので天界の私の家の貯蔵庫に移動しています」
ドバババババババババ
ヴィーネ「凄いわね……」
ガヴリール「これだけあったら一生金には困らないな」
ラフィエル「石油王ですね! サターニャさん!」
サターニャ「ふふん、これも大悪魔への一歩よ」
ヴィーネ「でもずっと出てて普段はどうするの?」
ラフィエル「案としてはサターニャさんのお尻に魔法陣を張ろうかと」
ヴィーネ「なるほど」
ヴィーネ「なるほど?」
ガヴリール「何か手伝うことはあるか? 友達だろ? 任せろ」
ヴィーネ「下心が丸見えよ」
サターニャ「ガヴリール! これからも私と友達で居たいというのなら跪きなさい!」
ガヴリール「ははー!」ガバァ
サターニャ「んなーっはっはっは!」
サターニャ「ガヴリール破れたりい!」
ドババババババババ
◇3週間後
ヴィーネ「サターニャが学校に来なくなってもう3週間ね」
ガヴリール「くそっ、まだ一円も貰ってないのに!」
ラフィエル「取材やらなにやらで忙しいみたいですね」
ガヴリール「ちっ」
ヴィーネ「やっぱりサターニャがいないんじゃ寂しいわね」
ガヴリール「石油王と友達になりたいとは何度か思ったことがあったけど」
ガヴリール「友達が石油王になるのはなんか違うな」
ラフィエル「そうですねー……」
ガラガラ
サターニャ「お、おはよう」
ラフィエル「サターニャさん!」
ヴィーネ「もう学校来られるの?」
ガヴリール「出席するなら金をくれ!」
ガヴリール「ほらお前ら、石油王様のお通りだぞ!」
サターニャ「あー! いや、その、ね」
サターニャ「もう……石油王じゃないのよ」
ガヴリール「はあ!?」
サターニャ「なんか皆に会えないのが寂しくなっちゃって」
サターニャ「全部手放しちゃった」
ラフィエル「サターニャさん……!」
ヴィーネ「でも、よかったの?」
サターニャ「よくないわよ!」
サターニャ「折角魔界一の大金持ちになれる予定だったのに!」
サターニャ「でも皆と居られない方がよくない!」
ガヴリール「ってことはまた貧乏生活に逆戻りか」
サターニャ「その点はぬかりないわ!」
サターニャ「めんどくさくなって全部権利は捨てちゃったけど」
サターニャ「最初の方に売った分のお金はあるから」ツウチョウピラッ
ガヴリール「うわっまじか……」
ヴィーネ「む、無駄遣いしちゃだめよ……?」
ラフィエル「あーこれは私の貯金越えられちゃいましたねー」
サターニャ「ふっふっふ……」
サターニャ「折角だし、クラスの皆で焼肉にでも行くわよ!」
サターニャ「私のおごりよ!」
クラス一同「「おおー!」」
ガヴリール「本当か!」
ガヴリール「っしゃああ!」ガッツポーズ
サターニャ「あ、クラスは別だけれどもちろんラフィエルも来なさいよ」
ラフィエル「はい! サターニャさん!」
◇その夜サターニャの家
プルルルル
サターニャ「あ、パパ?」
サターニャ「あーうん、勝手なことしてごめんね」
サターニャ「でも私にはこんなに必要ないから」
サターニャ「前にお家の改装したいって言ってたでしょ?」
サターニャ「うん、そう」
サターニャ「あはは、ありがと」
ピッ
完
25 : か ◆aDRXZRX9R2 - 2017/04/01 23:17:17.679 moTEfB2E0.net 20/20スレタイ思いついたときは自分の才能が怖かったんですが内容は難しいですね