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最原「超高校級のラッキースケベ?」天海「そうっす」 ダンガンロンパV3【第一章】
最原「超高校級のラッキースケベ?」天海「そうっす」 ダンガンロンパV3【第二章】

495 : - 2017/02/27 23:03:43.17 FcVCjKCE0 312/1000

モノクマ「やあ、最原くん!唐突に始まる第三回目のラッキースケベだよ!」

最原「……もう慣れたよ。今日もあれが始まるんだろう?」

モノクマ「うぷぷ……そうなんだけど、そうじゃないんだなぁ。今日はちょっと趣向を変えて、面白いことをしようと思ってさ!」

最原「嫌な予感しかしないな……」

モノクマ「……最原くん、少年漫画で盛り上がる状況ってどんな時だと思う?」

最原「いきなりなんなんだ?少年漫画が盛り上がる状況?」

モノクマ「うぷぷぷぷ……それはね、ピンチだよ。主人公がピンチに陥って、そこから逆転する時は最大級に盛り上がるシーンだって言えるよね!」

最原「???」

モノクマ「だからね……今日、最原君にはピンチになって貰おうと思うんだ。絶体絶命、最強最悪のピンチから、見事に復活して欲しいんだよ!」

最原「ピンチだって……!?お前、僕に何をするつもりだ!?」

モノクマ「僕は何もしないよ。最原くんをピンチにするのは……ほら、来た!」

496 : - 2017/02/27 23:08:18.16 FcVCjKCE0 313/1000

―――ガチャッ バーン!

茶柱「見つけましたよ男死!これであなたの悪事も年貢の納め時です!」

最原「ちゃ、茶柱さん!?一体なんのつもり……え?」

夢野「んあー……最原よ、ウチはお主のことを少しは信用しておったのじゃが……残念じゃ」

東条「……皆の快適な毎日を約束するのが私の務め。そのために、不穏分子は排除させて貰うわ!」

白銀「地味に傷つくな、あの最原くんがそんな人だったなんて……」

最原「え?え?え?」

入間「ひゃ~っはっは!これでダサイ原もおしまいだな!イカ臭いお前にはお似合いの末路だぜ!」

夜長「終一~、アンジーと神様の言うことを聞かないからこうなるんだよ~!」

春川「………」

赤松「最原くん……流石に私も庇いきれないよ……」

最原「み、みんな……?これは一体どういうことなのさ!?」

497 : - 2017/02/27 23:08:49.67 FcVCjKCE0 314/1000

モノクマ「いや~!大ピンチだね最原くん!これは盛り上がってきましたな~!」

最原「も、モノクマ!?お前、皆に何かしたのか!?」

茶柱「何かをしたのはあなたでしょうが!最原さん、ここで出会ったが百年目!さぁ、覚悟なさい!」

最原「な、なんなんだ……?なにがどうなっているんだ……!?」

モノクマ「うぷぷ……それじゃあ、第三章前編、行ってみましょ~!」

 第三章「大逆転学級裁判 (カプコン製のあの作品とは関係ありません)」

498 : - 2017/02/27 23:09:31.10 FcVCjKCE0 315/1000

―――学級裁判場

百田「お、おい!これは一体なんだってんだよ!?」

真宮寺「モノクマから呼び出しを受けて来てみたら、こんな裁判場に連れて来られるなんてネ……」

「……なにか嫌な予感がするな」

モノクマ「そんなに身構えないでよ、皆には学級裁判をしてもらうだけだからさ!」

キーボ「学級裁判ですって!?ま、まさか、殺人が起きてしまったんですか!?」

天海「いや、それは無いっすよキーボ君。死体が発見された報告も無く、調査も行われていない。この状況で殺人が起きたなんて考えられないっす」

獄原「じゃあ、ゴン太たちは何を話し合えば良いの?」

モノクマ「うぷぷ……それはねぇ……!」

茶柱「そんな説明はどうでも良いです!」バーン!

499 : - 2017/02/27 23:09:57.72 FcVCjKCE0 316/1000

百田「うおっ!?い、いきなりなんだよ茶柱、びっくりしただろうが!」

茶柱「話し合いなど必要ありません!転子たち女子は、最原さんへのおしおきを要求します!」

最原「!?」

天海「最原くんへのおしおき……?一体、どういうことっすか?」

茶柱「だから説明の必要無しと言っているんです!もはや投票タイムに行っても問題無し!裁判は終了でかまいません!」

最原(だ、駄目だ。僕もいきなりの急展開についていけないけど、このままじゃ僕がおしおきを受けることになってしまう……どうにかして女子から話を聞きださないと……!)

500 : - 2017/02/27 23:11:34.23 FcVCjKCE0 317/1000

 ノンストップ議論 開始!

茶柱「最原さんは即刻処罰すべきです!それが女子の総意なんです!」

白銀「残念だけどこれ、学級裁判なのよね……」

夢野「んあ~……本当に残念じゃのぉ」

春川「………」

赤松「最原くん……ごめんね……」

獄原「ちょ、ちょっと待ってよ!ゴン太には何がなんだかわからないよ!」

獄原「お願いだから、『ちゃんと説明してよ』!」

最原「その意見に賛成だ!」同意!

501 : - 2017/02/27 23:14:16.80 FcVCjKCE0 318/1000

最原「……ちょっと待ってよ。いきなり連れて来られて訳が分からないのにおしおきだなんてあんまりだよ。僕が何をしてしまったのか、説明してくれたって良いじゃないか」

百田「そうだぜ!終一がなんかしちまったにしても、この扱いはあんまりだろーがよ!」

真宮寺「何も分からないまま話を終えられたら、僕たちがここに集められた意味が無くなってしまうからネ。説明を要求するヨ」

茶柱「むむむむむ……男死どもが、徒党を組みよってぇ……!」

モノクマ「あーもう、話を勝手に進めないでよね!ちゃんと説明しますって!」

天海「……お願いしますよモノクマ。なんで俺たちがここに集められたのか、きちんと説明を頼むっす」

モノクマ「はいはい、それでは皆さんに話し合って貰う内容ですが……実は、最原くんにはとある容疑がかけられているのです!」

男子「!?」

モノクマ「その容疑とは……女子の皆にわいせつな行為をした。というものなので~す!」

キーボ「わ、わいせつ行為ですって!?」

「もし本当だとしたら、許しちゃおけねぇな」

502 : - 2017/02/27 23:15:26.06 FcVCjKCE0 319/1000

最原「ちょ、ちょっと待ってよ!ぼ、僕はそんなこと……」

東条「してない……と、言い張るつもりかしら?」

最原「!?」

東条「既に調査は終わっているわ。最原くん、ここに居る女子全員が、あなたになにかしらのわいせつ行為を受けているのよ!」

最原「!!!」

真宮寺「ククク……お盛んだねぇ、最原くん。これは驚きだヨ」

「おいおい……こんな閉塞空間で溜まるものがあることは分かるが、やりすぎだろ」

キーボ「溜まるもの、とはなんでしょうか?」

獄原「う~ん……ゴン太にも分からないよ……」

白銀「は~い、二人は知らなくて良いことだから黙ってようね~!」

東条「……最原くん。8人の女子全員があなたからなんらかの被害を受けている……この証拠を前にして、まだ何か言い訳をするつもりかしら!?」バンッ!

最原「う、うわぁぁぁっ!」ドーン!

503 : 以下、名... - 2017/02/27 23:17:01.51 FcVCjKCE0 320/1000

 ノンストップ議論 開始!

東条「私はこの間、温泉の掃除中に最原くんと遭遇したわ。バスタオル一枚の状況でね」エエッ!?

茶柱「転子は白銀さんと一緒に体を触られまくりました!ね?白銀さん!」

白銀「それに加えて、私は地味にブラジャーも見られてるんだよね……」サイハラ、オマエッテヤツハ…

夢野「ウチは眠っている所をおんぶされたの!」ソレッテワイセツナノカ…?

赤松「私もパンツを見られたね……」アカマツサンニマデ…!ユルセマセン!

春川「……下着姿を見られた」

入間「お、俺様は……あれ?なんだっけ?」オモイダセネェノカヨ!?

夜長「アンジーもパンツを見られたねー!」アンジーサンノハミズギジャナイノ?

東条「以上が女子の被害報告よ。これ全てが偶然だと言うつもり?」

東条「『最原くん一人』にこんな偶然が起き続けるわけがないでしょう!?」

天海「ちょっと待つっす!」論破!

504 : - 2017/02/27 23:20:02.68 FcVCjKCE0 321/1000

天海「……確かに、それだけの被害が最原くん一人の手によって生み出されたのなら、間違いなく偶然ではないでしょうね」

東条「わかってくれたみたいね。では、さっそく投票に……」

天海「では、もしそれに他の男子も関わっていたとしたら?」

東条「……どういう意味かしら、天海くん?」

天海「アンジーさん、思い出して欲しいっす。アンジーさんが最原くんにパンツを見せた時、傍には俺もいなかったっすか?」

夜長「ん~?あ~、そうだね~!蘭太郎も一緒に、アンジーのパンツを見てたね~!」

茶柱「なんですか!?自分の罪の告白ですか!?男死としては潔いですが、それが何の意味を……」

百田「待て待て!それだったら俺もそうだ!俺も終一と一緒にハルマキの着替えを見ちまったぞ!」

東条「………!」

百田「それに……星もそうだ!赤松のパンツを見ちまったことがある!」

「……不本意だが、認めざるを得ねぇな」

茶柱「だから!懺悔大会だったら後でやってください!今、意味のない話をする必要性は……」

505 : - 2017/02/27 23:20:46.25 FcVCjKCE0 322/1000

真宮寺「ククク……茶柱さんはここまで話してもわからないのかい?」

茶柱「な、なんですかその言い方は!?そのマスクの下でどんないやらしい笑みを浮かべているんですか!?」

夢野「転子よ、落ち着け。真宮寺のマスクの下のいやらしい笑みなど、それこそ関係の無い話じゃ」

入間「ひゃ~っはっは!まぁ、ああいう根暗は大体妄想もエグイ事をしてるんだろうさ!」

真宮寺「……入間さん、後で覚えておいてネ」

入間「お、おしおきされるの私だけなのぉ!?」

天海「話がそれてしまいましたが、東条さんは俺が何を言いたいかわかったんじゃないっすか?」

東条「……女子のあられの無い姿を見たのは、最原くんだけじゃ無いってことね?」

天海「その通りっす」

茶柱「……いや、それが何なんですか?おしおきの対象が増えただけじゃ……?」

506 : 以下、名... - 2017/02/27 23:21:23.57 FcVCjKCE0 323/1000

赤松「あ……そっか、そういうことか!」

獄原「えっ!?赤松さんは何に気がついたの?!ゴン太はまるで意味がわからないよ!」

「……まだわかって無い奴の為に説明してやるとだな。最原の起こした事件全てが、偶然である可能性が跳ね上がったってことだよ」

茶柱「えっ!?」

天海「最原くん、百田くん、星くん、そして俺……男子のうち、4名が女子とそう言ったハプニングを起こしているっす。つまり、最原くんだけが女子とHなハプニングを起こしているから怪しい。という意見は、これで通じなくなったっすよ」

茶柱「で、でも!それでも最原さんが怪しいことには変わりないじゃないですか!」

天海「でも、その一方でこんな考え方もできるっす」

茶柱「へ……?」

天海「……皆と積極的に交流を深めようとしている最原くんは、偶然にも皆と変なハプニングを起こしてしまった。ただ、それはあくまで偶然……たまたまのラッキースケベだったんすよ」

真宮寺「ありえない話じゃ無いネ。ここに閉じ込められて結構な時間が経ってる、妙なことがおきてしまっても不思議は無いヨ」

茶柱「な、なんとっ!?」ガビーン!

天海「完全なる偶然の産物でおきた事件を、女子の皆さんが騒ぎ立てて大きくしてしまった……これが、この事件の真相なんっすよ!」バーン!

茶柱「ぬ、ぬわぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」ガーン!

507 : - 2017/02/27 23:26:24.05 FcVCjKCE0 324/1000

最原(あ、天海くん……!)

天海(……俺の才能のせいで最原くんをクロにするわけにはいかないっす!なんとしても無罪判決をもぎ取りましょう!)

最原(あ、ありがとう……!)

百田「よ~し!これで終一の容疑も晴れたな!女子たちも文句ねぇだろ?」

東条「……いいえ、残念ながらまだあるわ」

最原「!?」

東条「最原くんはあくまで偶然女子たちと事件を起こすことになってしまった。そこに下心は一切無い……天海くんの意見を纏めるとこういうことになるわよね?」

天海「そ、そうっすね……」

東条「では、私たちはそれに反論しうる証拠を提出するわ!最原くんが悪意をもって女子の下着姿を見たと言う決定的な証言をね!」

天海「!?」

508 : - 2017/02/27 23:27:25.61 FcVCjKCE0 325/1000

百田「終一が女の下着姿を覗いただって……?んなこと、あるわけがねぇ!」ガタッ!

東条「それがありえるのよ……ねぇ、春川さん?」

春川「……あぁ、その通りだよ。私は、最原が入間の下着姿を覗いている所を見たんだよ」

最原「な、なんだって!?」

百田「は、ハルマキ……?何かの見間違いじゃねぇのか?もしくは、勘違いとか……」

春川「百田、アンタが最原を信じたいのはわかるけど、もう一人証人が居るんだ」

茶柱「それも男死のですよ!」

天海「え……?」

最原(そ、そうだ……もし春川さんがあの時のことを言っているとしたら、彼は証人に成りうる!)

最原(そもそも、この学級裁判で彼が発言をしないことがおかしかったんだ!いつもの彼なら、もっとこの場を引っ掻き回すだろうに!)

百田「だ、誰なんだよ?その証人ってのは……!?」

王馬「……俺だよ、百田ちゃん」

百田「お、王馬……!?」

509 : - 2017/02/27 23:29:53.18 FcVCjKCE0 326/1000

最原(やはり……彼か!)

王馬「俺、最原ちゃんとは大の仲良しだけどさ……でも、そんな最原ちゃんが真人間としての道を歩める様になるためだったら、心を鬼にして告発するよ!最原ちゃんも許してくれるよね?」

茶柱「信用度は低いですが……貴重な証言です!さぁ、王馬さん!あなたが何を見たのか、はっきり証言してください!」

王馬「おっけー!……皆は、温泉が出来た時のことを覚えてる?あの時、入間ちゃんがキーボを改造するために自分の研究室に連れてったんだけど……実は、入間ちゃんにはもう一つ目的があったので~す!」

キーボ「あ、あの時のことですか!」

入間「ひぃぃ……い、言わないで欲しいけど、しょうがないんだよね……?」

王馬「実はあの時、入間ちゃんはキーボを襲おうとしてたんだよ!あ、性的な意味でね!」

「はぁ……くだらねぇな」

真宮寺「ロボットにまで欲情するなんて、本当に入間さんは僕の姉さんの友達に相応しくないネ」

天海「あきれてものも言えないっす」

百田「馬鹿だとは思ってたけど、まさかここまでとはなぁ……」

獄原「ゴン太はよく分からないけど、入間さんが悪いってことだけは何となく分かるよ!」

キーボ「……ここを出たらしかるべき所に訴えますので、覚悟しておいてくださいね!」

入間「ふ、フルコンボだどん……!でも、なんか気持ち良いかも……///」

510 : - 2017/02/27 23:32:07.26 FcVCjKCE0 327/1000

王馬「まぁ、変態ドグサレビッチの入間ちゃんは放っておいて、最原ちゃんの話をしようよ!実はね……俺と最原ちゃんは、入間ちゃんがキーボを襲おうとして下着姿になったところをバッチリ覗き見ていたのだ~!」

百田「な、なにぃぃぃっっっ!?」

王馬「黒の下着……豊かに育った入間ちゃんの体……その全てを見ながら、俺と最原ちゃんは語り合ったものだよ……!」

入間「ひぐぅ……み、見られてる……私の恥ずかしい姿、見られてるぅ……っ!」ビクビク!

王馬「『入間ちゃん、良い尻してるよね……!』『いや、やっぱりおっぱいに目が吸い寄せられるよ……!』とかね!」

入間「ああぁっ……め、目覚める!何かにめざめちゃうぅぅ……っ!」ビクンビクン!

夢野「入間の奴は排除しておいた方が良いんじゃないかのぉ?」

茶柱「転子も同意です!」

赤松「あ、私もそうおもっちゃったかも……」

入間「うぅ……誰かロンパしてよぉ……!」

王馬「とまぁ、こんな風に固い友情で結ばれた俺たちは、覗きのことを黙っていようって約束してたんだけど……まさか、春川ちゃんに見られてるなんてねぇ。しょうがないから、素直に白状して、俺は最原ちゃんの更正に一役買うことにしたよ!」

白銀「……いや、今の話を聞く限り、王馬くんも地味に同罪だからね?」

茶柱「これが終わったらあなたもおしおきです!ネオ合気道の餌食にしてやりますよ!」

王馬「え……?そ、そんなの嫌だよぉぉぉっ!誰か助けてよーーーーっ!」ビェェン!

511 : - 2017/02/27 23:32:35.54 FcVCjKCE0 328/1000

東条「……とにかく、これで分かってくれたわね?最原くんは、下心を持って入間さんの研究室を覗いた。この証拠があることに!」

天海「う、うおぉぉぉぉっ!?」

赤松「私もにわかには信じられなかったんだけど、春川さんと王馬くんの話を聞いて、それで……」グスッ

茶柱「ああ、赤松さん!……おのれ男死!赤松さんの心を傷つけた代償は高くつきますよ!最原さん、素直に罪を認めて、罰を受け入れて下さい!」

百田「ぐ、おぉ……一体、どうすれば……!?」

最原「………」

最原(……王馬くんは何がしたいんだ?あんなの、僕が聞いたらすぐに嘘だってわかるじゃないか)

最原(それを証言してくれる人だって居る……とにかく、王馬くんの悪ふざけに付き合って、クロにされるわけにはいかない!反論だ!)

最原「待ってよ!僕は確かに入間さんの研究教室を覗いたけど、それはわざとじゃないんだよ!」

赤松「え……?そ、そうなの!?」

最原「そもそも、僕は最初から入間さんの行動を見る事は不可能なんだよ!僕はその時、購買部に居たんだから……ね、夢野さん?」

夢野「お、おお!そうじゃ!その通りじゃ!温泉の説明を受けたあと、最原はウチと一緒に買い物をしておったぞい!」

茶柱「えっ!?」

512 : - 2017/02/27 23:33:36.83 FcVCjKCE0 329/1000

最原「入間さんがキーボ君を連れて行ったのもその時だよね?なら、僕は二人の様子を最初から見れるわけが無いんだよ!」

東条「そんな……!?じゃ、じゃあ、王馬くんと春川さんが見た最原くんは一体……?」

赤松「あ……!」

茶柱「あ、赤松さん、どうしたんですか?」

赤松「そ、そうだよ……なんでこんな簡単な事に気がつかなかったんだろう……?」

夢野「赤松……?」

赤松「あの王馬くんが、本当の事を言ってるだなんて限らないよ!むしろ事件を面白おかしくするためなら、嘘だって平気でつくって!」

東条「う、うそ……?今の証言が、王馬くんの嘘だって言うこと?」

夜長「確かにありえない話じゃないね~!小吉は嘘つきだもんね~?」

王馬「ひ、酷いよ赤松ちゃん。俺だけならともかく、春川ちゃんまで嘘つき呼ばわりするなんて……!」

赤松「えっ……!?」

王馬「だってそうでしょ?証言したのは俺だけじゃなくて春川ちゃんもなんだよ?俺の証言を否定するって事は、春川ちゃんの言葉も否定するって事だよね?」

赤松「そ、それは……」

513 : - 2017/02/27 23:37:51.10 FcVCjKCE0 330/1000

最原「……王馬くん、もう悪ふざけはやめようよ。君だって分かってるんだろう?」

王馬「………」

最原「春川さん、君は本当に僕と王馬くんが入間さんの研究教室を覗いている所を見たの?」

春川「………」

茶柱「は、春川さんを嘘つき呼ばわりするつもりですか!?これだから男死は!」

最原「君が見たのは、僕と王馬くんが研究教室前で話している姿なんじゃないの?」

春川「……っ!」

白銀「は、春川さん……?」

王馬「……ちぇ~、もう少し楽しめると思ったんだけどな~。……そうだよ、最原ちゃんが入間ちゃんの下着姿を覗いたって言うのは、俺のついた嘘だよ!」

東条「なっ!?」

王馬「にしし!なんでもっと早く気がつかないのかな~?俺が本当の事を言ってるだなんて信じきっちゃうなんて、女子の皆はおばかさんだね!」

百田「ふざけんな!お前のせいで終一は変態に仕立て上げられるところだったんだぞ!」

獄原「そうだよ!王馬くん、嘘は良くないよ!」

王馬「……仕方が無かったんだよ」

最原「え……?」

514 : - 2017/02/27 23:39:13.95 FcVCjKCE0 331/1000

王馬「お、俺も、こんな大事になるだなんて思ってもみなかったんだよ!ただちょっと最原ちゃんが叱られて、そこでネタバラシすればいいや~って思ってたんだよ!」

王馬「でも……俺が話をした途端、女子の皆が騒ぎ始めて……いつの間にか、こんな大騒ぎになっちゃったんだよ~~~っ!」

茶柱「うぅ……その時丁度、さ、最原さんが女子たちに破廉恥な真似をしてるんじゃないかって話になってて……」

白銀「王馬くんの話を聞いて、これはもう間違いない!って皆が思っちゃったんだよね……」

赤松「も、もしかして……私たちが先走りすぎてたってこと?」

東条「……いいえ、そうとも言い切れないわ!」

天海「まだ反論を続けるつもりっすか!?もう結論は出てるんじゃ……」

東条「確かに偶然の連鎖という可能性も十分にありえる。でも、最原くんの周りで不可解な出来事が続いていることも事実よ!この不自然さを解決しない限り、最原くんの容疑が晴れることは無いわ!」

百田「くっ!完璧主義者もいい加減にしろよ!終一に対する言いがかりにしかきこえねぇぞ!」

茶柱「ですが、東条さんの言うことにも一理あります!きっと最原さんは裏で何かあくどいことをしているに違いありません!」

白銀「それは言い過ぎかもしれないけど、最原くんが地味に怪しいのは確かだよ!」

茶柱「何か人為的なものを使って事件を起こしているに違いありません!こんなの不自然すぎます!」

最原(……困ったな。まだ納得してくれない女子たちが居るぞ。もう、これ以上の説得材料はどこにも……)

キーボ「……僕もその意見に賛成します。こんな事、偶然にしては出来すぎだと思うんです」

515 : - 2017/02/27 23:41:14.48 FcVCjKCE0 332/1000

最原「!!!」

茶柱「キーボさん!あなたも転子の考えに賛同してくれるんですね!」

百田「おいキーボ!お前まさか、終一が汚い真似をしてると思ってんのかよ!?」

キーボ「いいえ、違います。僕は最原くんがそんなことをしているとは思っていません」

茶柱「えっ!?」

東条「……話が見えないわね。キーボくん、あなたは私たちに味方してくれるんじゃないの?」

キーボ「……実は、僕はある決定的な証拠を持っているのです。それがあれば、最原くんの容疑を晴らすことが出来ます」

茶柱「な、なんですとぉぉぉぉっっ!?!?!?」

「決定的な証拠……?一体、なんなんだそれは?」

キーボ「……確かに最原くんの周りでは不可解なことが立て続けに起き続けている。しかし、最原くんはそんなことをする人じゃない!僕はそう信じています!」

キーボ「なら、悪いのは誰なのか?その答えは……これです!」

ガシュン!キュイィィィィン……

516 : - 2017/02/27 23:41:50.65 FcVCjKCE0 333/1000

百田「……キーボ?お前、なにやって……?」

最原?『……なんでこんなことをしたの?』

百田「え?終一の声?どういうことだ?」

入間「お前、それ……録音機能か?」

キーボ「はい。実は数日前、僕はとある人と最原くんの会話を聞いていたのです。今皆さんが聞いているのは、そのときの記録です」

最原『なんでこんな真似を……!?』

最原(こ、この会話内容は……!?まさか、この会話の相手って……!)

???『……アンタの言うとおりだ……こんな馬鹿な真似、しちゃいけないよね……』

赤松「こ、この声って……!」

茶柱「ま、まさか……!」

春川『……わざと下着姿を見せた事をかい?……そうだよ、私はわざとあんなことをしたんだ……』

百田「ハル……マキ……?」

春川「あ……ぐっ……!」

517 : - 2017/02/27 23:42:45.81 FcVCjKCE0 334/1000

獄原「ど、どういうこと?わざと下着姿を見せたって、春川さんは言ってたよね?」

白銀「つ、つまり……春川さんは、露出狂ってこと?」

春川「あう……うあぁ……」

茶柱「あ、ありえません……捏造です!こんなもの、インチキに決まって……!」

入間「……ちげえよ」

茶柱「へ……?」

入間「キーボには録音機能はあるけど、その音声を編集する機能は無い……つまり、あれは純粋混じり気無い、春川の声ってことだ。天才の俺様が断言してやるよ」

茶柱「そ、そんな……そんな……!」

518 : - 2017/02/27 23:43:52.40 FcVCjKCE0 335/1000

王馬「そもそも、春川ちゃんの反応を見ればすぐに分かることだと思うけどね!」

春川「あ、あぁ……うあぁ……あぁぁぁぁぁぁぁっっっ!」ガンッ!

キーボ「……もう分かったでしょう?最原くんの周りで起きていた不可解な出来事、そのうちのいくつかは春川さんによって引き起こされていたんです!」ビシッ!

東条「も、問題があったのは、女子側だったと言うの……!?」

キーボ「今の録音音声を元に、僕は新たな可能性として『女子逆セクハラ』の問題性を提唱します!この事件、真の被害者は女子ではなく……最原くんだったのです!」

全員「な、なんだって~~~~~っ!?」

 学級裁判 中断!

528 : - 2017/02/28 14:32:09.90 zs+NvTjU0 336/1000

 学級裁判 再開!

赤松「真の被害者は私たちじゃなくて、最原くん……?」

白銀「そ、そんなこと、ありえるの……?」

キーボ「では逆にお聞きしますが、春川さんの一件についてはどちらが悪いとお考えでしょうか?」

白銀「そ、それは……」

「……間違いなく春川だな」

真宮寺「僕たちは詳しい状況を知らないけど、春川さんが自分から犯行を認めている以上、その事実は覆らないよネ」

王馬「にしし!まさか春川ちゃんが露出狂のド変態女だったなんてね!よかったね入間ちゃん!仲間が増えたよ!」

入間「は、春川、俺様は理解があるから気にすんなよ。これを機に、仲良くしようぜ……!」

春川「ち、違う!わ、わた、私は、そんなんじゃない!そんなんじゃないっ!」バンッ!

入間「ひぃぃぃっ!な、なんだよぉ……そんなに嫌がる必要ないじゃないかよぉ……」

529 : - 2017/02/28 14:32:51.37 zs+NvTjU0 337/1000

春川「私は露出狂なんかじゃない!変態じゃない!違うんだ……違うんだよっ!」

王馬「……へぇ、それじゃあ春川ちゃんは、自分のことを何だと思ってるの?」

春川「え……!?」

王馬「キーボの録音は捏造じゃない。って事は、春川ちゃんは間違いなく最原ちゃんに下着姿を見せ付けたわけだよね?それを露出狂の変態と言わず、なんて呼ぶのさ?」

春川「あ、あぁ……あうぅ……」

王馬「いい加減認めなよ。君は、暗殺者で!露出狂で!ド変態女で!その事実が明るみになることを恐れて、友達である最原ちゃんを陥れようとした最低最悪の人間だってね!」ドーン!

春川「い、いや……いやぁぁぁぁぁぁぁっ!」

最原「……ちょっと待ってよ王馬くん。みんなも、勘違いをしているよ」

春川「え……?」

530 : - 2017/02/28 14:33:57.85 zs+NvTjU0 338/1000

赤松「勘違い?最原くん、それって何のこと?」

最原「春川さんが僕に下着姿を見せ付けたのは、そんな重い理由じゃなくってもっと軽い……悪戯みたいなものだったんだよ」

春川「!?」

百田「悪戯……?は、ハルマキが?」

最原「そうだよ。彼女のイメージとかけ離れていたからわかりにくかったかもしれないけど、よく思い出してみて。春川さんの下着姿を見たのは、僕と百田くんだったよね?」

百田「あ、あぁ、そうだな……」

最原「僕と百田くん、二人に共通していることは、春川さんと仲が良いってことさ。多少の悪戯をしかけても笑って済ませられる位にはね……」

天海「……つまりこういうことっすか?春川さんは仲が良い二人にちょっとした悪戯心を抱いて、下着姿を見せると言う行動に出た、と……?」

最原「誰かが傷つく訳でもない。むしろ、僕と百田くんからしてみたらラッキーと思える悪戯だから、彼女は問題が無いと思ったんだよ。実際、春川さんの中では笑って冗談で済ませる予定だったんだろうね」

東条「では、なぜ春川さんはすぐにネタバラシしなかったのかしら?」

最原「それは、僕と百田くんのせいなんだよ」

茶柱「お二人のせい……?まさか、裏で卑劣な脅しを!?」

最原「そうじゃなくて、僕たちが事態を深刻な雰囲気にしてしまったんだよ。可愛い悪戯で終わるはずだった春川さんの行動を、露出狂レベルにまで押し上げてしまうほどにね」

531 : - 2017/02/28 14:37:53.34 zs+NvTjU0 339/1000

「……どういうことだ?」

最原「……キーボ君の録音にある通り、僕は彼女の行動に不信感を抱いて春川さんに詰め寄ったんだ。そこでああいう会話になったわけだけど……僕の聞き方が、深刻すぎたんだよ」

赤松「最原くんの聞き方が……?」

最原「まるで犯人に尋問するみたいだったでしょ?僕は、春川さんが悪戯をしているだなんて思わなかったから、本気で彼女に詰め寄ってしまったんだ。その結果、あんな風に深刻な雰囲気の会話になってしまった……」

夜長「確かにこれがアンジーだったら、終一はもっと慌てるなり、大声を出すなりの可愛い反応をしてくれるよね~!」

夢野「んあ~……確かに、春川が悪戯をするとは思えんし、最原が深刻な聞き方をしてしまうのも無理はないのぉ」

最原「……そのせいで、春川さんは自分のやった事を犯罪行為だと思い込んでしまった……僕のせいで、軽い悪戯から露出行為へと脳内で変換されてしまったんだよ!」

春川「さ、最原……!」

白銀「笑って終わるはずだった悪戯が、犯罪行為だと知った春川さんはそのことを言い出しにくくなってしまった……だから、今まで黙っていたって事?」

最原「僕のせいなんだ……僕が、もっと春川さんの気持ちを理解できていれば、こんなことにはならなかったんだよ……!」

赤松「さ、最原くん……」

百田「……顔を上げろよ、終一。悪いのはお前じゃねぇ」

キーボ「そうです!悪いのは全て春川さ……」

百田「悪いのは……この、俺だぁっ!!!」

春川「えっ!?」ガーン!

532 : - 2017/02/28 14:39:39.73 zs+NvTjU0 340/1000

キーボ「な、何を言っているんです百田くん!?君が悪いことを何時したって言うんですか!?」

百田「……温泉の時だ」

キーボ「は、はぁ?」

真宮寺「クク……なるほどねぇ、言われてみれば、確かに百田くんはずいぶんと残酷なことをしていたねぇ」

獄原「ええっ!?百田くんが!?百田くんはゴン太たちとお風呂に入っていただけだよ!」

天海「……そういうことっすか」

茶柱「な、何を納得しているんでしょうか?転子にはさっぱり……?」

夢野「う、ウチもじゃ……誰か、わかるように説明せんか!」

真宮寺「……二人は、男風呂で僕が話していたことを覚えているかい?」

茶柱「確か……裸を見られても気にしない部族の話でしたっけ?」

夢野「それがどうかしたのか?」

真宮寺「その時、百田君は言ってしまったのサ……『露出狂は気持ち悪い、理解できない』ってネ……!」

百田「………」

533 : - 2017/02/28 14:43:36.89 zs+NvTjU0 341/1000

真宮寺「その言葉を聞いた春川さんは、自分がやってしまった行為がそこまで嫌悪感を催すものだと初めて知ったんだヨ。そして、更に怯えてしまった……自分がわざと下着姿を見せただなんて知られたら、周りの皆は自分を軽蔑するってネ。そうなんでしョ?」

春川「う、うぅ……」

百田「俺が!俺があんなこと言わなければ!ハルマキはビクビクしないで済んだんだ!情けねぇ……終一もハルマキも悩んでたってのに、俺は何一つとして気がついてやれなかった!それどころかダチを追い詰めることまで言っちまって……俺は、一体二人の何を見ていたんだ!」

春川「最原、百田、もう止めてよ!悪いのは私なんだよ……浅はかな考えで妙なことをしてしまった、私が悪いんだよ!」

最原「違う、違うんだよ……悪いのは全て、この僕なんだ……!」

最原(……分かっていたんだ、春川さんの様子がおかしいことは……。あのトラウマライトを使ったときに感じた違和感の招待はこれだったんだ)

最原(なのに僕は……傷ついていた春川さんを放置してしまった!どこかで彼女の心をケアして、フォローしていればこんな事にはならなかったはずなのに……!)

最原(今の僕にできることは、せめて皆の春川さんへの印象を和らげるだけ……露出狂から、不幸な入れ違いで起こってしまった事故の加害者へと、皆の印象を入れ替えること位なんだ……!)

東条「……もう、この話は止しましょう。事実として、最原くんに春川さんが故意に下着姿を見せ付けた、と言う事がわかれば良いわ」

「そうだな。それが分かればもう追求の必要はねぇ。三人とも、自分を責めるのは後にしな」

春川「うっ、うぅぅ……」

百田「すまねぇ、終一……悪かった、ハルマキ……」

534 : - 2017/02/28 14:44:17.86 zs+NvTjU0 342/1000

茶柱「……しかし、転子は納得できません!やはり、最原さんはいやらしい男死だとしか思えません!」

天海「まだ納得できないんですか?」

茶柱「当然です!女子にも問題があることは理解しましたが、最原さんだってそれを見て、いやらしい気持ちを持っていたことはあるはずです!」

「……それの何が悪いんだ?」

茶柱「え……?」

「……下着姿の女を見た。柔らかい女の肌を触った。だから欲情した……当然の流れじゃねぇか」

茶柱「なっ、なっ……!?」

「性欲は人間の三大欲求の一つだ、感じないと言われた方がおかしいくらいだぜ」

茶柱「し、しかし、男死はケダモノで……」

真宮寺「僕も星くんの意見に同意するヨ。加えて、最原くんはとても紳士的な人間だと思うネ」

茶柱「えっ?な、なぜ……?」

真宮寺「君が言ったんじゃないか、最原くんは女子たちとのふれあいの中でいやらしい気持ちを抱いていたってサ……でも、最原くんはその感情に従い、欲望のまま動くことは無かった。理性的に動いていたんだヨ?」

茶柱「あっ……!」

535 : - 2017/02/28 14:45:17.05 zs+NvTjU0 343/1000

真宮寺「閉塞空間の中、日々の生活の中で溜まっていく発散できない性欲を抑えていた最原くんは、女子たちのスキンシップを経てもその欲求を抑え続けた。腕力の無い夢野さんや赤松さんならば簡単に襲えると言うのに、我慢し続けたんだヨ?これを理性的な行動と言わず、なんと言えば良いのサ?」

茶柱「ぬ……ぬあぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」ガーン!

獄原「ゴン太も……最原くんは悪い人じゃないと思う。だって最原くんは、ゴン太の特訓に付き合ってくれたんだよ!こんなに優しい最原くんを変態呼ばわりだなんて、女子の皆は酷すぎるよ!」

白銀「ご、ゴン太くん……!」

王馬「俺も嘘をついちゃったお詫びとして最原ちゃんの肩を持つよ!まぁ、元々最原ちゃんがそんなことをする奴じゃないってのはわかってたんだけどね!」

百田「俺もだ……これ以上、何の罪も無い終一を傷つけさせるわけにはいかねぇ……。俺が!全力で!終一を守るっ!」

キーボ「僕も皆さんと同じ意見です。問題があったのは女子のほうであると意見します!」

天海「……これが男子の総意です。女子の皆さん、何か反論はありますか?」

茶柱「う、うぅ……ぬがぁぁぁぁぁっ!!!」

536 : - 2017/02/28 14:50:42.29 zs+NvTjU0 344/1000

白銀「……悪いのは、私たちなのかな……?」

茶柱「し、白銀さん!?なにを……?」

入間「……お、俺様は最原を責めるつもりはなかったんだ……元々、俺様が美人過ぎることが悪いとは思ってたしな……」

春川「……私にはもう、何も言う資格は無いよ」

茶柱「お、お二人まで!いけません、これこそが男死の巧妙な洗脳で……」

東条「……ここまでよ、茶柱さん」

夢野「お主もわかっておるんじゃろう?」

夜長「んとね~、終一は悪く無いって、神様も言ってるよ~!」

茶柱「う、うぅ……」

赤松「……男子の皆……お願いがあるんだ……」

最原「!?」

赤松「もうほとんど答えは出掛かってるけど、ちゃんと突きつけて欲しいんだよ。私たちの意見のどこが間違ってるのかをさ……だから、お願いね、皆……」

最原「……分かった。それじゃあ、始めようか」

モノクマ「はいは~い!変形裁判場、開廷!」ポチッ!

537 : - 2017/02/28 14:51:58.70 zs+NvTjU0 345/1000

 議論スクラム 開始! 議題 最原終一は変態か否か?

白銀「最原くんは、私たちのことを『いやらしい目』で見てたの?」





最原「皆可愛い女の子だとは思うけど、『いやらしい目』で見たことなんて無いよ!」 Break!

538 : - 2017/02/28 14:55:36.42 zs+NvTjU0 346/1000

夢野「『最原だけ』がこんな目に遭うなんて、おかしいと思うがのぉ」





「不可解な目に遭ったのは『最原だけ』じゃねぇ、俺や天海、百田もだ」Break!


夜長「こんなに連続で『偶然』って起きるものなのかな~?」





天海「『偶然』じゃなくて必然だった……キーボくんの録音を聞けば、そう判断できるはずっす!」Break!

539 : - 2017/02/28 14:56:36.10 zs+NvTjU0 347/1000

入間「俺様の下着姿を覗いてたっていう『証言』があるぜ!」





王馬「だからその『証言』は俺の嘘なんだって!」Break!


東条「最原くんには何も『問題』は無かった……そういうことかしら?」





キーボ「むしろ『問題』があったのは女子であると定義します!」Break!

540 : - 2017/02/28 14:57:08.49 zs+NvTjU0 348/1000

春川「………自分の『罪』は認めるよ」






百田「……終一はその『罪』のことを黙っててくれた。それが、終一の優しさを表してるよな?」Break!


茶柱「男死は皆『ケダモノ』で、変態です!」






真宮寺「『ケダモノ』であるはずの最原くんは誰も襲っていない……これ、明らかに君の意見と矛盾してるよネ?」Break!

541 : - 2017/02/28 14:58:05.09 zs+NvTjU0 349/1000

赤松「最原くん……君の事、『信じて』も良いの?」





獄原「最原くんは良い人だよ!『信じて』あげようよ!」Break!


 結論 最原終一は変態ではない!

男子「これが僕(俺)たちの結論だ!」

 ALL Break!

542 : - 2017/02/28 15:01:16.42 zs+NvTjU0 350/1000

天海「……決着、っすね」

百田「もう、反論は無いはずだぜ」

王馬「とても悲しくてつらい事件だったね……とでも言っておこうか!」

キーボ「王馬くんはもう少し場の空気を読んで下さい!」

真宮寺「君に言われちゃおしまいだと思うけどネ……」

茶柱「……まだ、です」

獄原「えっ!?ま、まだやるの!?」

「おいおい……流石にそれは悪手だろう?」

茶柱「だとしても!転子は女子の皆さんをクロにするわけにはいかないのです!最原さん!お覚悟を!」

最原「くっ……!」

最原(きっとこれが最後だ、茶柱さんを説得できればこの裁判は終わる!僕に味方してくれた男子の皆のためにも、負けるわけにはいかないんだ!)

543 : - 2017/02/28 15:02:38.58 zs+NvTjU0 351/1000

 理論武装 開始!

茶柱「覗き、ボディタッチ、パンチラ……最原さんに怪しい点が多々あるのは間違いありません!」

茶柱「これは、男死が徒党を組んで、女子に罪をなすりつけようとしているのです!」

茶柱「転子は負けません!女子の皆さんのためにも!」

最原「女子の皆に問題があったことは確かだよ!それを捏造した覚えは、僕たち男子には無い!」Break!

茶柱「ぬぅぅぅぅぅっ……!」

茶柱「だとしても!下着姿や半裸の姿を見られた上で加害者になるなんて到底納得できません!」

茶柱「最原さんは得をして、転子たちは損をしているじゃないですか!」

茶柱「やっぱり加害者は男死の最原さんです!女子は被害者なんですよ!」

最原「なら、僕だって見ようと思ったわけじゃないものを見たり、触ろうと思ったわけじゃないものを触っただけで加害者になるだなんて納得できないよ!それはどっちも同じでしょ!?」Break!

茶柱「うぐ……っ、こ、こしゃくなぁ……!」

545 : - 2017/02/28 15:03:38.29 zs+NvTjU0 352/1000

茶柱「なら、最原さんは何が悪かったと言うつもりですか!?」

茶柱「男子も女子も悪気は無かった!犯人なんて居ないとでも仰るつもりですか!?」

茶柱「そんなの学級裁判の意味がありません!クロを見つけださなければならないんです!」

茶柱「中途半端は転子が許しません!きぇぇぇぇぇぇっ!」

最原「……なら、証明するよ。何が悪かったのかを……!」

茶柱「そこまで言うのならお答えください!この事件が起きた原因、それは何なんですか!?」

 △の □女子 ○自覚 ×無

     ↓

   女子の無自覚

最原「これが僕の答えだ!」『女子の無自覚!』

茶柱「あ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!!???」

 Break!

546 : - 2017/02/28 15:04:41.44 zs+NvTjU0 353/1000

最原「……無自覚すぎるんだよ。女子の皆は……自分たちが魅力的な女の子だって事に自覚が無さ過ぎるんだよ!」

入間「俺様は自覚があるぜ!なんてったって美人過ぎる天才発明家……」

白銀「入間さん、今、そういう話をする空気じゃないから」

王馬「変態糞女は空気も読めないんだね。これならキーボのほうがましだよ」

入間「うぅ……鉄くず以下って言われたぁ……」

キーボ「今の発言もきっちり記録してますからね!」

百田「終一、ここらできっちりトドメと行こうぜ!」

天海「最原くん、君の手で自分にかけられた容疑を晴らすっす!」

最原「うん……分かったよ!」

547 : - 2017/02/28 15:08:16.37 zs+NvTjU0 354/1000

 クライマックス推理!

最原「……僕の周りで起きた出来事は、確かに僕が怪しく見えるものばかりだった。でも、それが起きたことにはちゃんと理由があったんだ」

最原「それは、犯人の皆が無自覚すぎたこと……自分たちの魅力に気づかず、僕たちを振り回し続けていたんだ!」

最原「積極的にボディタッチをする者、下着姿を見せ付けてくる者、部屋に侵入してくる者……閉塞空間の中で可愛い女の子たちにこんなことをされて、意識しない男なんて居ないよ!」

最原「でも、皆は自分のやっていることがどれだけ危険か気がつかなかった……自分の口から別の誰かに告げて判断して貰うことで、初めてそれが危ない事だって気がついたんだ!」

最原「確かに僕も悪い点があるのかもしれない……けど、男風呂を嬉々として覗く人たちに、問題が無いとは言えないよね!?」

最原「この事件の真の犯人……それは、あまりにも自覚が無さ過ぎた女子たち全員なんだよ!」

           FINISH! 

548 : - 2017/02/28 15:09:27.17 zs+NvTjU0 355/1000

赤松「問題があったのは、最原くんじゃなくて私たち女子の方だったんだね……」

天海「……思い当たる点が無い訳では無いっすよね?」

夢野「う、ウチは……ウチは、なんて事をしてしまったんじゃ……!」

茶柱「ゆ、夢野さん……」

夢野「最原は、玄関のど真ん中で眠ろうとしていたウチを安全な場所まで運んでくれた!あのままだったら、誰かに踏みつけられて怪我をしていたかもしれないし、もしかしたら連れ去られて監禁され……いや、殺されていた可能性だってあったんじゃ!」

夢野「ウチの買い物にだって付き合ってくれた!パンツだなんて恥ずかしいものを選ぶときも、親切に答えてくれたんじゃ!」

夢野「なのに……なのにウチは、そんな最原を疑ってしまった……ウチに優しくしてくれた最原を信じてやれなかった!ウチは自分が恥ずかしい!」

白銀「……私もそうだよ……コスプレの写真は自分から撮って欲しいって頼んだのに、それを忘れて騒ぐしさ……そもそも、ハプニングの原因だって私のミスなのに……」

白銀「温泉での一件もそうだよ。あんな剣幕の茶柱さんに追いかけられたら全力で逃げるよね……。最原くんは悪くないよ……地味にじゃ無くて、徹底的に悪いのは、私たちだったんだよ!」

東条「……騒ぎのせいで倒れた看板に気がつかずに男風呂に入った最原くんを私は疑ってしまった……。事情もちゃんと聞かず、確認もしないまま一方的に決め付けてしまった。これじゃあ、メイド失格ね……」
 

549 : - 2017/02/28 15:10:29.67 zs+NvTjU0 356/1000

入間「お、俺様は自分の魅力に気がついていたぜ……!で、でも、ちょっと注意が足りなかったのは認めるかな……」

春川「私は、私は……最原を責めることなんて出来る立場じゃ無かったんだよ!でも、自分のしたことがバレる事が怖くて、それで……っ!」

夜長「アンジーも自分から終一と仲良くしてたしね~!神様もちょっと反省しなきゃ駄目だって言ってるよ~!」

茶柱「違います!悪いのは転子です!み、皆さんの話も聞かずに先走って、最原さんだけでなくこの場に居る全員に迷惑をかけてしまいました!悪いのは全部、転子なんですよぉぉっ!」

赤松「……誰が悪いわけじゃないよ。私たち皆が不注意過ぎて、それで……最原くんのことを信じられなかったことが問題だったんだよ……だから、皆で罰を受けよう?ね?」

最原「あ、赤松さん……」

赤松「……ごめんね、最原くん。君に酷い事言っちゃって……君のこと、信じてあげられなくって、ごめんね……っ!」ポロポロ…

モノクマ「あ?そろそろ結論は出た?それじゃあ、行ってみましょう!ドッキドキの投票ターイム!」

最原(……その後、僕たちは話し合って投票相手を決めた。女子たちは自分に1票、男子はそれぞれ相手を決めて1票ずつ投票し、女子たち全員が2票で並ぶ様に投票したのだ)

最原(結果……この学級裁判のクロは、女子たち全員と言う結果に決まったのであった……)

550 : - 2017/02/28 15:13:37.45 zs+NvTjU0 357/1000

モノクマ「うぷぷ……投票の結果、この裁判のクロは女子たち全員となりました~!意気揚々と最原くんを訴えに来たのにこんな結末を迎えるなんてね~!今どんな気持ち?ねぇねぇ、今どんな気持ち!?」

茶柱「くっ……!」プルプル…

最原「止めろモノクマ!そんなことを言う必要なんてないだろ!」

モノクマ「はいはい……最原くんは良い子ちゃんだね~……」ブーブー…

王馬「……ねぇ、モノクマ。学級裁判でクロになったって事は、女子の皆にはおしおきが待ってるってことだよね?もしかして……皆、殺されちゃうの?」

女子「!?」

最原「そ、そんなの駄目だ……!絶対に、そんなことは許さないぞ!」

獄原「最原くんの言う通りだよ!紳士は女の子を守るもの……!たとえ負けると分かっていたって、ゴン太は皆を守るために戦う!」グッ!

百田「俺もだぜ!せっかくここまで生き抜いたんだ、誰一人として死なせるもんかよ!」

551 : - 2017/02/28 15:14:24.86 zs+NvTjU0 358/1000

夢野「む、無茶じゃ!エグイサルに勝てるわけが無い!皆、殺されてしまうぞ!」

茶柱「お願いですモノクマ!おしおきは転子だけにして下さい!元はと言えばこの騒ぎは転子が原因です!どうか転子一人の命でこの場を収めてください!」

東条「いいえ、私には皆の命を守る義務があるわ。おしおきをするなら私にしなさい!」

モノクマ「……あのさぁ、何か勘違いしてない?ボクは誰も処刑する気はないんだけど?」

全員「え……?」

モノクマ「こ~んなくだらないことで8人も死なせたりなんかしたらとんでもないクレームの嵐が来るに決まってるじゃん!!おしおきはするけど、命には関わらないものにします!」

赤松「そ、それ……本、当……?」

モノクマ「嘘はつきません!むしろここで女子の皆を死なせたら残るのはむさい男8人だけだよ?そんなの一部の人しか望んでないって!」

最原「よ、よかったぁ……」

モノクマ「ま、今日の所は部屋に帰りなよ。おしおきの内容は後で教えるからさ……うぷぷぷぷ……!」

552 : - 2017/02/28 15:14:58.73 zs+NvTjU0 359/1000

―――夜時間 寄宿舎 最原の私室

最原「……今日は色々あったけど、とりあえず無事に終わって良かった。気になるのはおしおきの内容だけど、こればっかりはどうしようもないよな……」

最原「夜も遅いし、寝ようかな?学級裁判もあって、疲れてるし……」

―――ピンポンパンポーン!

最原「……アナウンス?夜時間の放送は終わったはずだぞ?」

モノクマ『やっほー!皆、起きてるかーい?』

最原「も、モノクマ!?」

モノクマ『夜遅くに悪いけど、女子のみんなに行うおしおきを発表するよ!……と言っても、女子の皆は既に感づいているんじゃないかな?』

モノクマ『おしおきの詳しい内容はモノパッドにメールで送っておくから、男子の皆も目を通しておいてね!女子の皆は、ルールを破らないように!違反したら……分かってるよね?』ギロッ!

モノクマ『それじゃあ気になるおしおきの発表に行きましょう!今回は超高校級の才能を持つ女子の皆さんの為に、スペシャルなおしおきを用意しました!』

モノクマ『張り切っていってみましょう!おしおきターーイム!』ピコッ!

 超高校級の皆さんがクロに決まりました。本日よりおしおきを開始します。

 おしおき名 『ノーパン・ノーブラ地獄』

モノクマ「……明日からの毎日が刺激的になるね!うぷぷ……うぷぷぷぷぷぷ!」

560 : - 2017/02/28 16:47:56.86 ccbqTTgJO 360/1000

どうも、出掛ける前に書こうと思ってた事を書き忘れてたから携帯から失礼するヨ

前にイベントについて知りたいと言うお言葉があったので、二章までの分岐を簡潔に説明するネ

二章本編 一章のサブイベントで選択した女子の追加イベント有り。
夢野 下着の試着に立ち会う
白銀、茶柱 浴衣姿の彼女をお姫様だっこ
春川 もう少し見せても良い?
東条 バスタオル キャストオフ!
入間 突入の時に驚いて……
アンジー 最原からのキス
って感じだヨ。因みに覗きを選択した場合、女の子の位置が変わって、ロケット比べの時に覗いていた女子の全身を湯船に浸かっていた女子のお尻を見ることになってたんだヨ

561 : - 2017/02/28 16:57:08.96 ccbqTTgJO 361/1000

トラウマライトイベント

夢野を選ぶと過去のいじめと師匠に置いていかれた事を思い出し、一人になる恐怖で錯乱。最原にすがり付いて泣きじゃくる。
それを見ていた茶柱が最原が夢野を苛めていると誤解して彼を投げ飛ばす。その後、誤解だと分かり夢野を含む皆に責められた事と、最原への罪悪感から夢野と揃って狂気行き。

白銀 ライトを使おうと部屋に入ったところ、モノクマと共に暗躍していることを気が付かれており、問い詰められる。
モノクマの活躍で白銀を洗脳して事なきを得るも、同時に白銀は自分が黒幕だと言うことを忘れてしまう

赤松使用アンジー未使用
赤松を、心配する最原にアンジーが嫉妬、キスをしたことをばらしてしまう。その後の行動によってどちらかが狂気になる


563 : - 2017/02/28 17:13:30.92 ccbqTTgJO 362/1000

プールイベント

現状起きたイベントのみ解説します。
赤松 水着選択で白スク水着選択だと、それを着てプールへ。サイズが小さかったため、目のやり場に困るイベントが発生。ポロリイベントのフラグが折れる

ウォータースライダーでバラバラ、もしくは抱き締めて貰って滑った場合、ポロリイベント発生
詳細は違う

トラウマライト及びプールイベントで春川を選択した場合、説得イベント発生。これにより、三章学級裁判で春川は敵に回らず、露出癖がバレるイベントがマイルドになる

564 : - 2017/02/28 17:17:51.14 ccbqTTgJO 363/1000

とまぁこんな感じだネ

漏れがあるかもしれないけど、大事なのはこれからサ。頑張っておくれヨ。

572 : - 2017/02/28 23:18:50.90 zs+NvTjU0 364/1000

 ノーパン・ノーブラ地獄のルール

 1、これより所定の期間、女子たちはブラジャーやパンツと言った肌着の着用を禁ずる

 2、この間、男子女子問わず服の交換は禁止とする

 3、このおしおきが終了するまで、女子たちは普段どおりの格好をすること(ズボンの着用や今まで履いていたスカートを長くする等の行為の禁止)

 4、この期間中、女子たちのパンツとブラジャーはモノクマが預かる事にし、購買での購入も禁止する

 5、あくまで着用を禁じるのは下着であり、通常のスカートやシャツはもちろんのこと、帽子や手袋などは着用してもよい

 6、上記のルールを違反した生徒が居た場合、即刻おしおきを「強制全裸生活(一生)」に変更し、今後才囚学園内での女子全体の衣服の着用を無期限で禁止することとする

573 : - 2017/02/28 23:19:35.48 zs+NvTjU0 365/1000

―――翌日 食堂

百田「……これ、マジなのかよ?」

天海「大マジでしょうね……」

「モノクマの奴、ずいぶんと悪趣味な真似をしてくれるじゃねぇか」

キーボ「しかし、命の危険がない上に大怪我をする可能性も低いと言う点では良かったのでは無いでしょうか?」

真宮寺「そう簡単に結論は出せないけどネ。でも、キーボ君の意見にも頷けるヨ」

王馬「にしし……!早く女子の皆が来ないかな~?期間中はスカートめくりやパイタッチを積極的にするぞ~!」

獄原「王馬くん!そんなの駄目だよ!女子たちが可哀想だよ!」

最原「これ、なんだかんだで僕たちも気を使うおしおきだよね……」

574 : - 2017/02/28 23:20:16.55 zs+NvTjU0 366/1000

―――キィィ……

赤松「あはは……お、おはよう……!」

最原「あ……!」ゴクリ!

入間「あうぅ……見るんじゃねぇ!見ないでくれよぉぉ……っ」モジモジ

茶柱「め、目線がいやらしいですよ、男死!」プルプル

白銀「こ、これ、地味に恥ずかしいよ……!」カァァ…

春川「………」

最原(じょ、女子の皆……いつも通りの服装だけど、でも、あの下は……!)ゴクッ!

夢野「おはよう最原、昨日は悪いことをしたの」

最原「夢野さん、そのえっと……」

東条「……気持ちはわかるけど落ち着いて、私と夢野さんは比較的安全な格好だから、見られても問題ないわ」

キーボ「確かにその通りですね。お二人は長めのスカートを履き、上もきっちりと着込んだ服装でしたから、あまり問題はなさそうですね」

575 : - 2017/02/28 23:25:08.73 zs+NvTjU0 367/1000

夢野「じゃが、ウチら以外の女子は大変じゃのぉ……」

白銀「うぅぅ……なんで私、上をシャツだけにしてたのかなぁ?もう一枚着ておけばよかったよ……」

王馬「……白銀ちゃん。胸の天辺に可愛いぽっちが浮き出てるよ」

白銀「え……?ええっ!?」

王馬「あはは!嘘だよ!そんなに慌てちゃって、白銀ちゃんってば可愛いんだから!」

白銀「王馬くん、本気でやめてよ!心臓が止まるかと思ったじゃない!」

入間「お、お前は良いじゃねぇかよ……一応、胸元もちゃんと隠せて、下も安心なんだからよ……」

茶柱「て、転子たちは、転子たちはぁぁっ!」

赤松「うぅ……す、スカートの中がいつも以上にスースーするよぉ……」

王馬「そっかぁ……みんなノーパンだから、ちょっとでも風が吹いたら大事な所が丸見えになっちゃうんだね!」

赤松「う、うん……」

577 : - 2017/02/28 23:25:54.57 zs+NvTjU0 368/1000

王馬「……本当にスカートの下に何も履いてないの?ちょっと見せてみてよ、春川ちゃん!」

春川「……はぁ?」

王馬「露出狂の春川ちゃんなら大喜びで見せてくれるでしょう?むしろおしおきじゃなくてご褒美……ぐえっ!?」ダンッ!

春川「……殺されたいの?」ギロッ!

王馬「う……ぐ……じょ、ジョークだよ……ごめんって……!」

夢野「王馬よ、みんな羞恥心で余裕が無いんじゃ、あんまりからかうでない」

東条「まったく……何時までこのおしおきは続くのかしら?」

天海「……ところで皆さん、気がついていますか?」

百田「あ?気がつくって何にだよ?」

天海「……どうあがいたって絶望的な人が居るってことにっすよ」

百田「はぁ……?」

最原「アンジーさんのことだね?」

天海「……その通りっす」

578 : - 2017/02/28 23:26:51.62 zs+NvTjU0 369/1000

百田「アンジーのこと……?……あ、確かにやばい!」

「普段通りの薄着で、単純に下着が無しだとすると……」

真宮寺「……もうほとんど痴女だネ」

獄原「まだ来てないけど、もしかしたらアンジーさん、恥ずかしくってここに来られないのかも……?」

夜長「おっは~!みんな早いね~!」バーン!

全員「!?」

天海「あ、アンジーさん……?」

百田「お前、その格好……!?」

茶柱「な、何を考えているんですか?」

夜長「え~?何か問題あるの~?」

茶柱「ありますよ!急いで着替えて下さい!」

夜長「にゃはははは~!転子は慌てんぼさんだね~、もう少しゆっくりした方が良いよ~!」

茶柱「ゆっくりなんてしていられません!だって……その格好をモノクマが見たら!」

最原「アンジーさん!いつも通りの服装をしていたら、ルール違反で皆巻き添えになっちゃうんだよ!?なんでそんな格好で来たのさ!?」

579 : - 2017/02/28 23:31:08.17 zs+NvTjU0 370/1000

赤松「も、もしかして、おしおきのルールを見てないの?」

夜長「うんにゃ、ちゃ~んと見たよ~」

入間「なら早く下着を脱げよぉ!お前のせいで全員全裸に剥かれちまうだろぉっ!」

夜長「え?問題ないよ。アンジーはルール違反なんかしてないよ?」

最原「え……?」

夜長「確かに下着は着ちゃいけないって書いてあったけど、水着を着ちゃいけないとはどこにも書かれてなかったのね~?だから、アンジーのこの格好は問題ないのだ~!」

最原「え、ええっ!?」

夜長「その証拠に水着なら購買で売ってくれたよ~!う~ん、神ったとんちだね~!」

赤松「み、水着ならOK……?そんなのありなの?」

モノクマ「ありなわけないでしょ!無しです、なーし!」ピョイン!

入間「で、でたぁっ!」ビクゥ!

580 : - 2017/02/28 23:32:04.78 zs+NvTjU0 371/1000

モノクマ「まさか初日の朝から違反者が出るなんてねぇ……!これは、もう情け無用かな?」ギロッ!

入間「ひぃぃっ!やだ、全裸生活はやだよぉ!常に羞恥プレイだなんて露出の意味が無いじゃねぇか!」

茶柱「アンジーさん!急いで水着を脱いでください!」

夜長「え~!でも、アンジーはルール違反はしてないよ?悪いのは、ルールに水着のことを書き忘れたモノクマだよね~?」

白銀「アンジーさんはもう黙ってよ!露出多めのコスプレは我慢できても、全裸は無理だって!」

モノクマ「……ふむ、ちょっと待てよ……!」

赤松「……あ、あれ?」

モノクマ「確かにボクのミスっちゃミスだし……ここをこうすればもっと面白く……」

「……なんだかいやな予感がするな」

キーボ「僕も同意します」

モノクマ「よし、決めた!アンジーさんの言葉通り、水着の着用は可とします!」

女子「えっ?え~~~っ!?」

581 : - 2017/02/28 23:33:25.48 zs+NvTjU0 372/1000

百田「や、やったじゃねえか!これで心配が無くなったぞ!」

夜長「良かったね~!みんなアンジーと神様のおかげだよ~!」

真宮寺「……安心するのはまだ早いんじゃないかな?」

東条「そうよ……。こんなに上手い話があるわけがないわ」

モノクマ「うぷぷ……その通り、世の中そう上手くはできていませーん!なので、ボクは水着に関する新ルールを追加しまーす!」

モノクマ「7、水着を着用する場合は、靴以外の衣類を着用することを禁じる……これでどうだい?」

入間「ぐふっ!や、やっぱこうなんのかよぉ!?」

「……なるほど、大部分を隠して一番大事な部分を手薄にするか?はたまた大事な部分を隠して他の防御を諦めるか?ってことか」

天海「ある意味では究極の選択っすね」

モノクマ「そういうこと!……というわけでアンジーさん、水着を着る以上はスカートと上着を脱いでね!」

夜長「ほいほ~い!わかったよ~!」ポイポーイ!

583 : - 2017/02/28 23:37:51.79 zs+NvTjU0 373/1000

白銀「ちゅ、躊躇無く……!」

キーボ「……アンジーさんのほうが、春川さんよりも露出狂なのではないでしょうか?」

春川「……キーボ、あんたスクラップにされたいの?」

キーボ「ひぃぃ!なぜか僕だけのバリエーションが生まれてるっ!?」

東条「それよりも、これは困った問題ね」

夢野「ウチや東条はともかく、他の皆がどっちを選ぶかは悩み所じゃのぉ」

モノクマ「ま、しっかり悩んでよ!とりあえずボクは君たちに伝えなきゃならないことを伝えるだけだしさ」

最原「伝えなきゃならないこと……?」

モノクマ「今日から女子の皆さんには一日一人代表を選んでいただき、その人にお仕事をやってもらうよ!その際、最低一人の男子を手伝いにつけてね!」

モノクマ「8人全員がお仕事を終えたらおしおきはお終い!下着を着ても良い生活に戻れるよ!」

夢野「なにっ!?それは本当か!?」

赤松「ということは、最短で8日でパンツが履ける様になるんだね!」

白銀「それでも一週間以上はノーパンノーブラなんだけどね……」

584 : - 2017/02/28 23:38:37.76 zs+NvTjU0 374/1000

夜長「……じゃあじゃあ、最初はアンジーがお仕事するよ~!皆は水着を着るか、制服を着るかを悩めば良いんじゃないかな~?」

春川「……そうだね。アンジーは結論が出てるみたいだし、トップバッターを任せても良いんじゃない?」

夜長「決まりだね~!それじゃあ終一、お手伝いよろしくね~!」

最原「え、ええっ!?ぼ、僕っ!?」

夜長「にゃははは~!終一は変なこと言うね~!ここには終一以外にしゅういちって名前の人は居ないよ~?」

最原「そ、それはそうだけどさ……」

モノクマ「良し良し、それじゃあ初日のお仕事は最原くんとアンジーさんに任せようかな!あ、お仕事が終わった際にはささやかながらご褒美を用意してあるから期待してね!」

夜長「お~!太っ腹だね~!楽しみにしておくよ!」

最原(うぅ……アンジーさんとかぁ……この間の一件から、どうしても苦手意識があるんだよなぁ……)

モノクマ「……それじゃあ早速発表しましょう!お二人にやってもらうお仕事は……!」

585 : - 2017/02/28 23:42:47.72 zs+NvTjU0 375/1000

―――数時間後 温泉

最原「……ふふふふふ。ははははは!」

最原(やった!天は僕に味方したぞ!まさか仕事内容が温泉の掃除だなんて!)

最原(男風呂と女風呂に分かれて掃除したから、実質アンジーさんとはばらばらで仕事をこなせた!掃除も終わって、特に問題も起きていない!やった!考えてみれば、今日は天海くんの才能を使って貰ってなかったから当然じゃないか!)

最原「あ~、良かった!しかも仕事のご褒美で掃除が終わった後の一番風呂を独占できるなんて、モノクマも粋なことをするなぁ!」

夜長「ほんとだね~!良いお湯だよ~!」

最原「そうそう、これで掃除の疲れも吹き飛ぶ……って、ええっ!?」

夜長「やっはー!終一、きちゃった!」テヘペロ!

最原「あ、あ、あ、アンジーさん!?こ、ここ、男風呂だよ!?」

夜長「知ってるよ~!終一とお風呂に入るために来たんだもん!」

最原「あばーーっ!?」

最原(ま、まずい!アンジーさんの行動力をなめていた!お互いに裸で、二人っきりで、逃げ場もないこの状況は、非常にまずい!)

夜長「……ふふふ、終一、どうしたのかな~?」ピトッ…

最原「うあっ……!?」

586 : - 2017/02/28 23:44:16.04 zs+NvTjU0 376/1000

―――以下 最原の回想

「終一、顔が真っ赤だね~。のぼせちゃったかな?」

 僕の真後ろから聞こえるアンジーさんの声。小悪魔の様な可愛い囁きを聞きながら、僕は体を強張らせていた。

 ぴったりと僕に張り付き、背中に自分の胸を押し当てるアンジーさん。そんなことをすれば当然、僕の背中には柔らかい感触が与えられるわけで……

「……んふふ♡ どうしたのかな~?終一~?」

 楽しそうなアンジーさんの声を聞いて僕は確信する。彼女はわざとこれをやっているのだと……

 僕を抱きしめて放さない両腕の力は段々と強くなっていくばかりだ。そうなると、何一つ隔てる物の無い僕たちの距離は更に縮まっていく。

 背中に感じるのは素のアンジーさんの柔らかさとその頂点にあるほんの少しの硬さ……それがなんであるかを想像した僕の心臓は一気に鼓動の速さを増していった。

「……ねぇ終一、一つクイズをしようよ」

 唐突にアンジーさんがそう言って来た。彼女の胸の柔らかさを頭の中から追い出しながら、僕はその言葉を聞き続ける。

「問題です……アンジーの胸のサイズは、いくつだ?」

「ぶっ!?」

587 : - 2017/02/28 23:45:21.63 zs+NvTjU0 377/1000

「んふふ~♡ もし正解したら、とっても素敵なものをプレゼントしちゃうよ~!」

 僕の肩に頭を乗せながらニコニコと笑うアンジーさん。その表情には悪意や不純さはまるで無く、本当に楽しそうに見える。

 こんな事をするから逆セクハラだと言われるのに彼女はまるでわかっていない。頭を抱えたくなりそうだ。

「……ここで終一にヒントです!アンジーは、おっぱいのサイズを72cmって言ってるよ~!」

「えっ!?そ、それって、答えじゃないの?」

 いきなり答えを告げてきたアンジーさんに面食らって叫んでしまった。これじゃあ、クイズの意味が無いではないか。

 でも、アンジーさんはそんなことには目もくれず僕の耳元に唇を寄せてきた。可愛い口が少しだけ開き、僕の耳たぶを挟む。

「はむっ……♡」

「あっ……!」

 ふにゅふにゅと動くアンジーさんの唇、胸の柔らかさと同時に感じるその感触に、僕の興奮も高まっていく。

 やがてアンジーさんは十分に楽しんだのか、僕の耳たぶを口から放す。その際、甘く可愛い声で小さく囁いてきた。 

「……終一。本当にアンジーのおっぱいはそれだけの大きさしかないと思う?」

590 : - 2017/02/28 23:50:29.44 zs+NvTjU0 378/1000

「えっ……?ぅぁっ……!?」

 その言葉と同時にアンジーさんが胸を思いっきり背中に押し付けてきた。グリグリと押し付けられる彼女の柔らかい部分に意識を持っていかれそうになる。

「終一、アンジーのお胸はそんなに小さいのかな~?終一は、どう思うのかな~?」

 クスクスと楽しそうに笑うアンジーさんと比べ、僕は顔を真っ赤にして耐えることでいっぱいいっぱいだった。でも、同時にこんなことも考えてしまう。

(そんなに小さいとは思えないな……)

 これまでに何度か女の子の胸に触れる機会はあった。皆のバストサイズを知っているわけでは無いが、アンジーさんの胸がそれより小さいとは思えない。

 少なくとも白銀さんとか東条さんと同じくらいの大きさはありそうだ……そう考えた僕のことなんてお見通しだと言う様に、アンジーさんは囁き続ける。

「ねぇ、終一。もしもアンジーがお胸のサイズを嘘ついてたりしたら……それって、イケナイことだよね~?」

「終一は探偵さんなんだから、嘘は許しちゃいけないよね~?だったらさ……ちゃ~んと、アンジーのおっぱいを調べなきゃいけないよね?」

 ゆっくりと、アンジーさんの体が僕の背中から離れる。さっきより距離は離れたはずなのに、アンジーさんの声は先ほどよりも大きな声で僕の耳に届いた。

591 : - 2017/02/28 23:52:23.19 zs+NvTjU0 379/1000

「……こっち見て、終一。アンジーのお胸を見て、触って、しっかり調べてみようよ……!アンジーの嘘、許しちゃいけないよね?」

 とても甘くて、淫らで、恍惚としたその声……僕には、その声がとてつもなく恐ろしく聞こえた。

 振り返ったら最後、もう二度と逃げられない気がする……蝶が蜘蛛の巣に絡まってしまう様に、どうしようも無い状況に追い込まれてしまう気がする。

 でも、それ以上に恐いのは、そのことがわかっていながら振り返りたくなってしまうことだった。

「遠慮しないで、終一。アンジーは他の女の子みたいに、終一に見るな、とか触るな、なんて言わないよ?」

「見てよ、触ってよ……!終一は何にも悪く無いし、悪いと思わなくても良いんだよ?ねぇ、終一、アンジーのこと、ちゃんと見て……?」

 耳にじゃない。頭にでもない。心の奥底に響いてくるようなアンジーさんの声に必死に抗い続ける。

 この日、貸切の時間が終わるまで必死に耐えた僕が我に返った時、アンジーさんはすでに男風呂から消えていたのであった。

―――回想終了

601 : - 2017/03/01 22:43:36.79 bwnnJX320 380/1000

―――翌朝 食堂

最原「き、昨日は危なかった……!アンジーさんには気をつけないと……!」

王馬「おっはよ~、最原ちゃん!なんか疲れてるね~?」

最原「ああ、おはよう王馬くん……あれ、何持ってるの?」

王馬「これ?倉庫から取ってきたデジカメだよ!新しい玩具が欲しいから、入間ちゃんに改造して貰おうと思ってさ!」

最原「はぁ……?」

王馬「そんなことより最原ちゃん!実は昨日、最原ちゃんが居ない間に男子で話し合いをしてね。これから女子との作業は最原ちゃんに任せようってことになったんだ!」

最原「え、ええっ!?な、なんでっ!?」

王馬「まあ、女子の皆も最原ちゃんに言いたいことがあるだろうし、それなら全員最原ちゃんに任せちゃおうってことになってね!女子の皆も同意したし、問題はなにもないって!」

最原「そ、そんなぁ……」

王馬「んじゃ、そういうことで頑張ってね!バイバ~イ!」スタタ…

最原「くっ……ここからがラッキースケベの本番ってことか……!女子たち全員とほぼ一日一緒だなんて絶望的すぎる……」

602 : - 2017/03/01 22:44:31.55 bwnnJX320 381/1000

白銀「あ、いたいた!うぉ~い、最原く~ん!」

最原「し、白銀さん!?もしかして、今日のお相手は……?」

白銀「想像通り私だよ!というわけでよろしくね!」

最原「あ、うん……」

最原(ま、まぁ、白銀さんは比較的常識人だし、安心して良い部類の人に入るでしょ……)

白銀「最原くん、地味に安心して良いよ!何を隠そう、今日の私には秘密兵器があるんだからね!」

最原「秘密兵器?なんのこと?」

白銀「ふっふっふ……これだよ!」バサッ!

603 : - 2017/03/01 22:48:01.65 bwnnJX320 382/1000

最原「えっと……スクール水着?」

白銀「その通りだよ!これなら体の大部分を隠せるし、防御力も地味に高いもん!」

最原「いや、防御力はどうだろう……?」

白銀「これを見つけた自分を褒めて上げたいね!ほかの皆も買ってたし、最原くんはこれから毎日スク水天国を見れるね!」

最原「いや、別に嬉しくないんだけど……」

白銀「さて、ドヤ顔Wピースはここまでにしてお仕事を始めようか?今日はプールの掃除みたいだよ」

最原「プール掃除か……地味に大変だけど、頑張ろう!」

白銀「あっ……わ、私の決め台詞が……!」ショボン…

604 : - 2017/03/01 22:49:09.94 bwnnJX320 383/1000

―――プール

最原「……遅いな、白銀さん。僕も水着に着替えてから来たけど、もう大分待ってるぞ?」

最原(何かあったのかな?更衣室に様子を見に行っても良いけど、それはそれで何か起きそうだし……)

白銀「さ、最原く~ん……」

最原「あ、白銀さん!良かった、何かあったのかと……ん!?」

白銀「はうぅ……」

最原「し、白銀さん?なんか、水着が小さくない?」

白銀「や、やられたよ最原くん……この水着、ワンサイズ小さいものだったんだよ……!」

最原「え、えぇぇ……!?」

白銀「うぅ……サイズはぴったりだって言われたのに……試着をしないで購入したことが仇になったよ……!」

最原「う、うわぁ……!」

605 : - 2017/03/01 22:50:43.90 bwnnJX320 384/1000

最原(さ、サイズが小さいせいで白銀さんの色んな所がギリギリだ!胸の谷間も見えてるし、お尻も少しはみ出してる……っ!)

最原「と、とにかく、一度制服に着替えてきたら?今の格好を見るに、そっちの方が安心できそうだし……」

白銀「うぅ……そうしたいところなんだけど、更衣室に鍵をかけられちゃってさ……中に入れないんだよ……」

最原「ええっ!?つ、つまり、その格好で掃除を終えるまで着替えられないってこと?」

白銀「そ、そうなるね……」

最原「………」

白銀「………」

最原「……掃除、始めようか?」

白銀「うん……私、デッキブラシ持って来るね」

最原「うん、よろしくね……」

白銀「……早く終わらせようね」

606 : - 2017/03/01 22:54:20.59 bwnnJX320 385/1000

―――以下 最原の回想

 デッキブラシでシャカシャカとプールの底を擦る僕と白銀さん。そうやって真面目に仕事をしていても、やっぱり気になることはあるもので……

(うっわぁ……)

 前かがみになって掃除をする白銀さんの胸の谷間に視線が吸い寄せられる。もともと大きな彼女の胸は、サイズの小さい水着を着ていることも相まって更に主張を激しくしていた。

 パツパツの紺色の布地、そこから見える形の良く大きな胸の谷間に息を飲み込む。顔を赤くして固まっている僕は、白銀さんからの抗議する様な視線に気がつかなかった。

「最原く~ん……何を見てるのかな~?」

「えっ!?あっ!?」

「もう、結構恥ずかしいんだからあんまり見ないでよね!」

 頬をぷくっと膨らませて僕に注意をした後、白銀さんは胸を隠すためなのか反転して僕に背中を向けて掃除を再開した。

 そんな彼女の言葉を受けた僕は今度こそ真面目に掃除を……するわけもなく、今度は白銀さんのお尻に注目し始めてしまっていた。

607 : - 2017/03/01 22:56:22.35 bwnnJX320 386/1000

 すらりと伸びた脚、その付け根に位置する部分にある丸い部分は水着に完全に隠されてはおらず、側面から軽くはみ出してしまっていた。

 デッキブラシで掃除をしているため前屈みの姿勢になっている白銀さんは、僕に向けてお尻を突き出す様な格好になっており、それがまた彼女のプロポーションを引き出すことに一役買っていた。

「んしょ……よいしょ……っと」

 腕に力を込めて動かす度に、一歩、また一歩と足を前に進める度に、白銀さんの綺麗なお尻がぷるりと揺れる。地味に大きい彼女の臀部が、その柔らかさをありありと主張している……

「わわっ!?」

 ぼーっ、と白銀さんのお尻を見つめていた僕だったが、突如響いた彼女の叫び声に我に返る。目の前では足を滑らせた白銀さんがプールの底にしりもちをついていた。

「あいたたた……お尻、思いっきりぶつけちゃったよ~……」

「だ、大丈夫!?」

「うぅ……地味に痛いなぁ。最原くん、私のお尻赤くなってない?」

 白銀さんがお尻を擦りながら僕の方を振り向き、腰を軽く突き出す。僕は、その光景に一瞬ドキッとしてしまった。

 ほんの少し赤くなったお尻、水着からはみ出している尻肉と、水に濡れて締め付けが強まった水着に圧迫されて形がありありと浮き上がる臀部。そこにやや涙目の白銀さんの表情が加われば、威力は絶大だった。

 もう、はっきり言ってしまおう。エロい。水着姿の可愛い女の子が自分から腰を突き出している姿に興奮しない男がどこに居るだろうか?

 アンジーさんの積極的なものとは違う受動的なエロス、白銀さんの雰囲気とマッチするそれに軽く酔いしれる。

608 : - 2017/03/01 22:58:25.42 bwnnJX320 387/1000

(い、いけない……落ち着かなきゃ……!)

 努めて冷静に振舞おうとする僕は視線を横に逸らすと軽く咳払いをする。そして、顔を赤くしながら白銀さんに言った。

「……そう言うところが無自覚だって言ってるんだけどな」

「えっ……?あっ、ご、ごめんね!」
 
 やっと自分がしている行動が危ないと気がついた白銀さんが僕に向けて頭を下げる。そうすると、少しだけ胸の谷間が見えてしまって興奮がぶり返してきた。

「ちょ、ちょっと休んでて良いよ!その間は僕が頑張るからさ!」

「え……?で、でも……」

「良いから!座ってて、ね?」

「う、うん……最原くんがそこまで言うなら……」

 訝しげな白銀さんをプールサイドに座らせて休ませた僕は、興奮してしまったことを彼女に隠すために必死になって前屈みになりながらプール掃除を続けたのであった。

―――回想終了

615 : - 2017/03/02 13:12:52.32 w0sN3VKY0 388/1000

―――またまた翌日 食堂

最原「………」ゲッソリ…

王馬「うわ~!最原ちゃん顔が疲れ切ってるね!なんかあったの?」

最原「気にしないでよ……。それより王馬くん、入間さんにカメラの改造はしてもらったの?」

王馬「うん!これだよ!これで新しい玩具が手に入るね!」

最原「あはは、そうだね……ん?」

王馬「あ、そうだ!モノクマが今日のお仕事は裏庭の小屋で行うって言ってたよ!最原ちゃん、ガンバ!」ピュー!

最原「あ!ちょっと……!行っちゃった。仕方がない、僕も裏庭に行くか……」スタスタ…

616 : - 2017/03/02 13:13:29.56 w0sN3VKY0 389/1000

―――裏庭 小屋の中

春川「……おはよ、最原」

最原「今日は春川さんと一緒か、春川さんは普通の制服なんだね」

春川「下着はつけてないけどね。……改めて、この間は悪かったよ。あと、庇ってくれてありがとう」

最原「あ、いや。そんなに気にしなくて良いよ。僕も疑われる様なことをしたのが悪かったわけだし……」

最原(……そうだ。あの裁判の結果、春川さんに露出の気があることが皆にバレてしまったんだ……何とかフォローはしたけど、疑いの目は向けられたままだな……)

春川「……百田とか茶柱みたいな単純な奴はともかく、王馬や東条は私のことを疑っているのは間違いないよ」

最原「……あの、さ……春川さんは、その……」

春川「……もう、しないから」

最原「……!」

春川「アンタが私に何回もチャンスをくれたことはわかってる……もう、これが最後のチャンスだと思うから、二度とあんな馬鹿な真似はしないって誓うから……!」

最原「春川さん……!」

617 : - 2017/03/02 13:18:54.27 w0sN3VKY0 390/1000

春川「……って、ノーパンの奴に言われても説得力無いよね?まったく、とんでもない罰ゲームだよ」

最原「あはは!確かにね!」

春川「笑わないでよ……殺されたいの?」

最原「あ、今のは冗談だって分かったよ!」

春川「結構、あんたも冗談が分かる様になってきたね」

最原「あはははは!」

最原(よかった……!あまり思いつめてはいないみたいだ、これなら安心しても構わないだろう)

―――ガチャ バタン!

百田「おーす、ハルマキ!言われた通り全員集めて来たぜ!」

最原「百田くん!それに、男子の皆!?ど、どうしてここに?」

618 : - 2017/03/02 13:19:34.90 w0sN3VKY0 391/1000

キーボ「百田くんに集められてきたんです。ここでの仕事を手伝って欲しいと言われて……」

春川「……最原、あんた一人で8日間ぶっ続けで仕事をするつもり?」

最原「えっ?で、でも、そう決まったわけだし……」

春川「あんた、少しは自分の体のことを考えなよ。途中で倒れられたりなんかしたら、皆困るじゃん」

最原「うっ……」

百田「まぁまぁ、そうキツイ言い方すんなよ。終一、ハルマキはお前の事が心配みたいだぜ」

最原「えっ……!?」

百田「『今日は最原を休ませてあげたいから、他の男子も集めて仕事を手伝ってくれ』ってハルマキに頼まれてな。全員集めて来たぜ!」

真宮寺「まあ、確かに最原くんだけに負担をかけすぎたからネ。僕たちも少しは手伝わないとと思ってサ」

天海「百田くんの声に応えたってわけっすよ」

王馬「にしし!俺も色々準備を終えて暇だったし、丁度良い暇つぶしにはなるかな~と思ってさ!」

「ふん、俺もヤキが回ったもんだぜ。こんな面倒なことに手を貸すなんてな……」

獄原「はい、最原くん。シートとクッションだよ!今日はここでゆっくりしててね!」

最原「みんな……!」

620 : - 2017/03/02 13:29:33.69 w0sN3VKY0 392/1000

春川「……そう言うわけだから、今日はのんびり休んでなよ。これだけの頭数が揃えば、仕事もすぐに終わるだろうからさ」

百田「モノクマから言われたのは、マンホールの下の通路の掃除だったよな?」

キーボ「瓦礫が多くて大変そうですが……皆さんで力を合わせれば簡単ですよ!」

王馬「キー坊、鉄屑の癖に良いこと言うねぇ!」

キーボ「ロボット差別はやめて下さい!しかるべき所に訴えますからね!」

真宮寺「力のあるゴン太もいるんだし、そう手間はかからないでしョ?」

獄原「うん!ゴン太、頑張るよ!」

「……立ち話もなんだ。さっさと仕事に取り掛かって、早く終わらせちまおう」

天海「そうっすね。それじゃあ最原くん、なんだったら今日は帰ってしまっても問題無いっすよ」

最原「ありがとう天海くん。それじゃあ、そうさせて貰おうかな」

春川「……じゃ、行くよ。ぼやぼやしてないでね」スタスタ…

百田「あっ、待てよハルマキ!」タタタ…

最原「……春川さん、皆……本当にありがとう……!」

622 : - 2017/03/02 13:32:46.46 w0sN3VKY0 393/1000

―――数時間後

春川「……ふぅ、こんなもんで良いでしょ」

百田「結構時間がかかっちまったな」

キーボ「力持ちのゴン太くんが居ても手間取りましたね……」

王馬「よぼよぼおじいちゃんと同じパワーしか無いキー坊が足を引っ張ったからね!」

真宮寺「僕はもう疲れたヨ……心と体が引き裂かれそうだヨ……」マッシロー

「おいおい、いくらなんでも大袈裟だろ?」

獄原「でも、皆で力を合わせたから早く終わったよね!」

天海「そうっすね。今日はもう上に戻って、解散にするっすよ」

春川「そうだね。これ以上ここに居る必要も無いし、さっさと上に……」

王馬「……あ、あれ?」グッ、グッ…

獄原「ん?どうしたの王馬くん?」

王馬「あ、足が瓦礫に挟まって抜けない……!」

獄原「え、ええっ!?」

623 : - 2017/03/02 13:38:50.27 w0sN3VKY0 394/1000

王馬「ぬ、抜けない!抜けないよぉぉぉっ!このままじゃ上に戻れないよぉぉぉっ!」ビエーン!

獄原「た、大変だっ!ゴン太が引っ張って……」グイッ!

王馬「あいたたた!足がちぎれるぅっ!」

獄原「ご、ごめんっ!」パッ!

王馬「お、俺……このままここで死ぬのかな?一生ここから動けないなんて嫌だよぉぉっ!」ビエーン!

獄原「だ、大丈夫だよ!皆で協力すれば必ず……」

天海「はぁ……ゴン太くん、王馬くんの言うことを信じちゃ駄目っすよ」

「どうせまた嘘なんだろ?」

キーボ「ええ、間違いなく嘘ですね」

王馬「うん、嘘だよ!」スポッ!

獄原「ええっ!?」ガーン!

百田「まったく、お前ってやつは……」

王馬「にしし!ちょっとしたサプライズだよ!さて、今度こそ上にもど……あれ?」

626 : - 2017/03/02 13:40:32.76 w0sN3VKY0 395/1000

百田「おい、今度はどうしたんだよ?」

王馬「ひ、左足が抜けない……!」グイッ!

獄原「ええっ!?それは大変だ!」

キーボ「ゴン太くん、学習して下さい!どうせまた嘘に決まって……」

天海「……いえ、今回は本当らしいっす。見事に瓦礫に埋まってますよ」

キーボ「え?えぇぇぇぇっ!?」

王馬「ひどいぞキーボ!この鉄屑!俺はともかく、ゴン太の優しい心を踏みにじるなんて!」

春川「まったく……あんたは一体なにしてるのさ?」

獄原「とにかく足の周りの瓦礫をどかしてあげようよ!」

王馬「ま、待ってゴン太!結構トゲトゲしてて足に食い込んでるから、丁寧にどかしてくれよ!」

獄原「うん、わかったよ!」ガラガラ、ポイッ!

王馬「ぜんぜん分かってねーっ!あいたたたっ!」

627 : - 2017/03/02 13:43:43.18 w0sN3VKY0 396/1000

百田「……ったく、しょうがねーな。俺も手伝ってやるか」

春川「はぁ、アンタって本当お人よしだよね」

百田「ま、そう言う性格なんだよ。ハルマキは先に戻ってて良いぜ」

春川「言われなくても王馬のために働きたくなんか無いしね。上に戻らせて貰うよ」カンッ…

王馬「……にししっ」

―――カンッ、カンッ……!

春川(……?なんか、急に静かになった気が……さっきまで大騒ぎしてたのに……)

―――カンッ、カンッ……!

春川(いや、少しは声が聞こえるんだけど……私がはしごを上り始めた途端、静かになったと言うか……え?)

春川(は、はしご?私は、みんなの頭上に居て、スカートを履いていて……その下は、ノーパンで……)

春川「み、見られて、る……?」ゾクッ…

628 : - 2017/03/02 13:44:21.42 w0sN3VKY0 397/1000

―――以下 春川の回想

 自分で発した呟きを耳にした途端、私の体に異常な震えが走った。だが、それは嫌悪感や恐怖から来るものではないと言うことはなんとなく分かった。

 ここは地下だ、明かりも無いからとても暗い。だから、私のスカートの中身が見えている可能性は非常に低い。

 それに、そもそも私が覗かれているかどうかを確かめたわけでは無い。ただ単純に距離が離れたから声が小さくなったのかもしれないし、皆で落ち着いて話しているのかもしれない。

 そもそも、その事に気がついたなら一度はしごを降りれば良い。王馬の救出に加わって、その後で男子を先に上がらせれば良いのだ。

 しかし……私は、それをする気にならなかった。

 何故か、足ははしごを上り続けた。降りるなんて選択肢は無い様に上がり続ける。

 何故か、はしごを上がり速度は遅くなった。一歩一歩を踏みしめる様に、ゆっくりと歩み続ける。

 そして何故か……体は火照り、震えが走っていた。心臓の鼓動が煩く鳴り響き、吐く息も荒くなる。

 ドキドキする。ふわふわする。ゾクゾクする……見られているかもしれないという思いが期待に変わり、次いで快感に変わっていく。

 マンホールの出口が近づいてきた。もっと遠くにあって良い、もっと長くはしごを登っていたい。そう、思ってしまう。

 頬は紅潮し、口元には自然と笑みが浮かんだ。瞳も潤んでいる様に感じられる。

 きっと今、私はいやらしい表情をしているのだろう。鏡を見なくても分かる。

 こんな顔、誰にも見せられない。露出行為に悦びを見出している、蕩けきったこんな表情など、誰にも……

629 : - 2017/03/02 13:44:51.79 w0sN3VKY0 398/1000

「……え?」

 私がそこまで考え、そして凍りついた。先ほどまで火照って熱くなっていた体の温度が急激に冷めて行く。

 視線の先に、彼は居た。信じられないものを見る目で、私のことを見つめていた。

「………」

 もう二度と妙な真似はしないとつい先ほど誓ったばかりの彼が、自分の性癖を黙っていてくれた優しい彼が、他の誰よりもこんな事をしている姿を見られたく無いと思っている彼が……最原終一が、そこにいた。

「あ……あぁ……っ!」

 罪悪感で胸が一杯になる。恐怖と共に自分のしでかした愚かな行為が脳裏に焼き付く。

 腕と足は震え、手に力が込められなくなってきた。はしごを掴んでいた私の手が離れる寸前、最原の手がそれを掴む。

「……大丈夫、春川さん?」

 大丈夫だと答えたかった。もう駄目だと答えなければならなかった。

 最原に支えられながら相反する感情を抱いていた私の体からは、先ほどまで感じていた熱は完全に逃げ去ってしまっていたのであった。  

―――回想終了

631 : - 2017/03/02 13:49:53.79 w0sN3VKY0 399/1000

―――夜時間 春川の研究教室

春川「………」

春川(……また裏切った。私を信じてくれた最原を、私を庇ってくれた最原を……!)

春川(罪悪感で胸が苦しい。痛い、辛い、はず、なのに……普通なら、ここでもう止めなきゃいけないはずなのに……)

春川(なんで止められないの?なんで体が熱くなってるの?なんで胸が高鳴ってるの?)

春川「なんで……なんで私、今もこんな事をしているの……?」

632 : - 2017/03/02 13:51:23.75 w0sN3VKY0 400/1000

―――以下 春川の回想

 もう止められなかった。止めようが無かった。

 自分の研究教室で自分の行為を責める私。だけど、そんなものがただの口だけのものだなんてすぐに分かる。

 今、私は裸だった。制服も下着も、下着に代わる様な物も、靴も靴下も手袋もマスクも身を隠すものなど何一つとして身に着けていない、全裸だった。

 最原と交わした約束を破る罪悪感に身を焼かれる様な痛みを感じる。だが、今の私はそれすらも快感として享受してしまっていた。

「ごめん……ごめんなさい、最原……!」

 口だけの謝罪を繰り返す私のことをどこか遠くで見ている様な感覚に襲われる。そう、本当に口だけの謝罪だ。なぜなら、こんなことをするのは今日が初めてじゃないからだ。

 最原に自ら下着姿を見せた事を暴かれたあの日、もう二度とこんなことはしないと約束したその日の夜から、私は早速約束を破っていた。この教室の中で、下着姿になっていたのだ。

 これで終わりにする為の儀式、誰にも迷惑をかけずに踏ん切りをつけよう……そう思いながら行った行為が、そこで終わることは無かった。それどころか、徐々にエスカレートしてったのだ。

633 : - 2017/03/02 13:54:55.75 w0sN3VKY0 401/1000

 下着姿から裸になってみよう。大丈夫、ここには誰も居ないのだから、迷惑をかけることも無いだろう。

 この教室の中を動きまわってみよう。大丈夫、ここは私のパーソナルスペースだ、誰も文句を言うはずが無い。

 ほんの少しだけ廊下に出てみよう。大丈夫、ほんの少しだけなのだから

 研究教室のある3Fを歩き回ってみよう。大丈夫、夜時間には皆は寝静まっているはずだ、バレるわけが無い。

 そんな風に考えながら、私は露出行為を続けていった。徐々に大胆になる行動に心をときめかせながら愚かな真似を続ける。

 裸で皆の過ごす校舎内を歩くと言う背徳感、最原との約束を破ると言う罪悪感、もしかしたら誰かに見られるかもしれないと言うスリル……その全てを快感へと変貌してしまう私に、この行為を止める強い意志は無かった。

 私は知ってしまったのだ。快感と言う名の、甘く蕩ける蜜の味を……

 どんな痛みにも耐えられると思っていた私の心は、未知の快感によっていとも容易く瓦解した。そう、いつの間にか私は露出快感の虜になっていたのだ。

634 : - 2017/03/02 13:55:29.94 w0sN3VKY0 402/1000

「はぁ……はぁ……っ♡」

 荒く甘い息を吐きながらドアノブを掴む。今日はどこまで行ってみようかと考える。

(3Fの階段を下りて2Fまで行ってみようかな……?ゴン太の研究室の所まで行って、戻ってこよう……)

 今の私の中にあるものは、たった2つだけだ。一つは快感を得たいと言う欲求。もう一つは、破滅を恐れる恐怖心だ。

 行為が終わった後、いつも私は後悔し、恐怖する。こんな事をしていたらいつか私は破滅すると分かっているのにこの行為を止められない。

 麻薬中毒者の考え方はきっとこう言う感じなのだろうな。そう考えながらドアを開く、ひやりとした空気が私の肌を突き、そして……

「今日は教室の外に出ない方が良いよ」

「……え?」

 私の耳に覚えのある声が聞こえた。次いでフラッシュの音と、カメラのシャッター音が聞こえる。

「……やっぱり、こう言うことをしてたんだね」

「あ……!」

635 : - 2017/03/02 13:56:39.40 w0sN3VKY0 403/1000

 私の目の前には人が居た。ポラロイドカメラを手に、今撮ったばかりの写真を現像した彼はそれを私に見せ付ける。

 裸で立ち尽くし、快感に顔を蕩けさせた愚かな女の姿がそこには写っていた。逃れようも無い証拠を突きつけられた私はがっくりとその場に崩れ落ちる。

「ごめん……ごめんなさい、ごめんなさい……ごめんなさいごめんなさいごめんなさい……!」

 また口だけの謝罪か、そう自分の心の声がした。いつかこんな結末がやってくることなんて分かっていたはずじゃないかとも言っていた。

 泣きじゃくり、ただただ謝り続ける私だったが、そっと肩を目の前の彼……最原に掴まれて顔を上げる。最原は私の目をまっすぐに見ながら、優しく言った。

「教室の中に入って、春川さん。そして服を着るんだ。話はそれからだよ」

「……うん」

 その言葉を受けた私は弱々しく立ち上がると教室の中に入ってドアを閉め、そしてもう一度崩れ落ちた。

 なぜこんな愚かな真似をしてしまったのだろう。最原を何度も裏切り、傷つけてしまった。

 なぜこんな事になるまで止められなかったのだろう。その結果、最悪の結末を迎えてしまった。

 じわじわと自分に対する嫌悪感が沸き上がってくる。どす黒い何かが心に溢れ、止めようが無くなる。

 でも、なのに、それ以上に……

(なんでこんなに……気持ち良いの……?)

 全てがバレた。証拠も握られた。破滅だ。終わりだ。絶望だ……それなのに、心臓は煩いくらいに高鳴り、体がぐんぐんと熱くなっている。

636 : - 2017/03/02 13:58:54.55 w0sN3VKY0 404/1000

 絶望感が気持ち良い。これから先の暗い人生に思いを馳せると気持ち良い。最原が私のことをどう蔑んでいるかを考えると気持ち良い……!

 吐き気と笑顔が同時に湧き上がる。心は絶望に満ち溢れているのに、体が期待に染まっている。

 むちゃくちゃな自分自身を遠くから見つめている感覚に陥るのも、自分が壊れている証拠なのだろう。やがて、私は唐突に理解した。

(あぁ、そうだったんだ……私、本当に『壊れて』たんだなぁ……) 

 異常だと、妙だと、変だと思っていた。頭の中で理解していたつもりだった。でも、こうして壊れきった自分を見つめた私は、ようやく真の意味で理解した。

 私、春川魔姫はとっくに壊れて、粉々に砕け散っていた。この日、ようやく自分自身でその事に気がついた私は、声を上げて泣きながら笑い続けた。その声すらも壊れたように聞こえたのは、きっと私の気のせいでは無いだろうと思いながら……

―――回想終了

637 : - 2017/03/02 14:01:15.63 w0sN3VKY0 405/1000

最原「……正直に答えてね。こう言うことをするのは初めて?」

春川「……いいえ」

最原「……何時からこういうことをしてたの?」

春川「……あんたと、初めて約束をした日からずっと……」

最原「……止めることはできなかったの?」

春川「……ごめん」ポロポロ…

最原「……そっか、わかったよ」

春川「うぅ……うぅぅ……」ポロポロ…

最原「……春川さん、僕は今から君にとても残酷なことを言うよ」

春川「な、なに……?」

最原「……僕は明日、このことを皆に言うつもりだ」

春川「!?」

638 : - 2017/03/02 14:01:54.92 w0sN3VKY0 406/1000

春川「ま、待って最原!そ、それだけは……それだけは止めて!」

最原「無理だよ……感づいてる人もいる、どの道すぐにこのことは分かってしまうんだ。なら、いっそ先にバラしてしまったほうが傷は少ないはずだ。だから……」

春川「お願い!お願いだから!そんなことされる位なら死んだほうがましだよ……!お願いします。どうか、黙っていてください……っ!」

最原「………」

春川「黙っていてくれるなら最原の言うことを何でも聞くから……どんな命令にも従うから、だから……!」

最原「……無理だよ。今の言葉を聞いて、僕は更にその思いを強くしたよ……!」

春川「そ、そんな……なんで!?」

最原「……もう、王馬くんは気がついているんだ。あとは、証拠を得るだけで春川さんを脅せる位までの確信を得ているんだよ!」

春川「!?」

最原「王馬くんは入間さんにデジカメを改造して貰って、この階のどこかに仕掛けてあるはずさ……もしも今日、僕がここに来なければ、王馬くんを相手にして春川さんが今の言葉を言っていたはずさ」

春川「そんな……そんな……」

639 : - 2017/03/02 14:02:27.56 w0sN3VKY0 407/1000

最原「もう分かったでしょ?春川さんにはどうしようもないんだよ。だから、もう、いっそ……」

春川「……お願い、します……!」

最原「春川さん、気持ちは分かるけどもう……!」

春川「……初めてなんだよ」

最原「え……?」

春川「初めてなんだ……私のこと、暗殺者だって知っても受け入れてくれた人は、友達になってくれた人は、皆が初めてなんだよ……!」

最原「………」

春川「超高校級の保育士だって嘘がバレた時、もうおしまいだと思った……でも、あんたや百田、赤松のおかげで皆に受け入れて貰えた……友達だって言って貰えて、嬉しかったんだよ……っ!でも……」

春川「でも、もし私にこんな趣味があるってバレたら……今度こそ皆、私の事を受け入れてくれなくなる!せっかくできた友達なのに、また私は一人ぼっちになる!そんなの……そんなの嫌だよ……」

最原「はるかわ、さん……!」

春川「虫のいいお願いだってことも、友達であるあんたを裏切った私が言って良いことじゃないことも分かってる……でも、お願いだよ最原……今度こそ心を入れ替えるから、二度とこんな事をしないから、だから……皆には言わないで……!」

最原「くっ……」

春川「お願いします……これが最後で良いから、だから……!」

―――どうする? 1、皆に言う 2、皆に言わない

 下10までのアンケートで決定

651 : - 2017/03/02 14:38:21.08 w0sN3VKY0 408/1000

言うが4票 言わないが6票で皆に言わないルートで決定するヨ
因みに言うルートは当初春川さんのbadendを考えてた選択肢で、あんまりにも鬱だから取り止めたけど暗い雰囲気まっしぐらのルートだったんだヨ

続きは後で書きにくるネ

662 : - 2017/03/02 20:20:45.42 w0sN3VKY0 409/1000

2、言わない

最原「……わかったよ春川さん、このことは僕たちだけの秘密にしておこう」

春川「ほ、本当に!?」

最原「うん。でも、条件を飲んで貰うよ。それでかまわないね?」

春川「じょ、条件……?何をするの……?」

最原「まずは……これにサインして」つ紙

春川「これは?」

最原「誓約書だよ。内容に目を通して、空欄に自分の名前を書いてね」

春川「う、うん……」

春川(書かれている内容は……『私、□□は最原終一の玩具であり、絶対的な服従を誓うことをここに記す』……!?これってつまり、最原の奴隷になるってこと!?)

春川「あ、あうぅ……」

最原「……どうしたの?サインできないの?それなら……」

春川「待って!書く!書くから!」ササッ!

最原「良し、書けたら見せてね。………うん、綺麗な字だね。ちゃんと読めるよ」

春川「うぅ……っ」ビクビク…

664 : - 2017/03/02 20:23:19.75 w0sN3VKY0 410/1000

最原「これで準備はOKだ。さて、次は……春川さん、バンザイして」

春川「えっ!?あ、こ、こう?」ヒョイ

最原「そのままだよ。動かないでね……」グイッ

春川「わぷっ……!あっ……!?」

最原「次は両手を頭の後ろで組んで。足は肩幅に広げて。そのまま止まってて」

春川「う、うぅぅ……」

最原「……返事は?」

春川「は、はい……」

668 : - 2017/03/02 20:39:50.79 w0sN3VKY0 411/1000

―――以下 最原の回想

 羞恥心に染まった春川さんの顔を見つめながら、僕は彼女の着ているワイシャツのボタンに手をかける。一つ、二つ……淡々と作業を続けた僕は、春川さんの前部を隠していたシャツを前開きにした。

「あっ……!」

 驚きで震えている春川さんの声が聞こえた。僕はそんな彼女のことなど意にも介さず、シャツの間隔を広げて彼女の胸部を解放した。

「くっ……うぅ……///」

 さほど大きく無い、されど形の整った春川さんの胸。その頂点にある桃色の突起までもが、僕の目の前にさらけ出されている。

 百田くんの時が一回目、温泉での出来事で二回目、そしてこれが三回目だ。せっかくの機会なのでしっかりと観察する事にした僕の事を、春川さんは恨む様な、それでいて恍惚とした眼差しで見つめていた。

「とっても可愛いね、春川さん……」

「は、うぅ……っっ!」

 羞恥心ゆえか俯き、小刻みに震える春川さんの顔に右手を添える。ぴくっとした震えと、頬の柔らかさを感じながらそれを持ち上げて顔を上げさせると、僕は彼女の口元に先ほどの誓約書を当てた。

669 : - 2017/03/02 20:40:51.97 w0sN3VKY0 412/1000

「……はむっ」

 賢い春川さんはそれだけで僕が何を望んでいるか理解した様だ、すぐさまそれを可愛らしい唇で咥え、前を見る。

 ぷっくりと膨れた唇が誓約書を挟む光景を見ながら僕はその角度と高さを調節し、紙が丁度春川さんの胸の突起を隠す様にした。

「……じゃ、いくよ」

 もって来ていたポラロイドカメラで今の春川さんの写真を撮る。僕の言いなりになり、恥ずかしい格好をした状態で玩具に成り下がった証拠を咥える春川さんの姿を何度もシャッターに納めていく。

「……目を閉じちゃ駄目だよ。ちゃんとこっちを見るんだ」

「……ん」

 悔しさと恥ずかしさに染まった表情をしながらも命令通りにカメラ目線を続ける春川さんの姿を、僕は何度も写真に収めて言ったのであった。

―――回想終了

670 : - 2017/03/02 20:41:30.79 w0sN3VKY0 413/1000

―――翌日朝食後 最原の研究教室

最原「………」ニコニコ!

王馬「ふ~ん、へ~え、ほ~お……なるほどねぇ!」ニコニコ!

最原「わかってくれた、王馬くん?」

王馬「もちろんだよ!あ~あ、でも惜しいことしたなぁ!」

最原「ふふふ……でもしょうがないよ。僕のほうが知ったのは先なんだからさ」

王馬「だよねぇ……でも、本当に惜しいなぁ。まさか既に最原ちゃんが春川ちゃんを玩具にしてるなんて想像がつかなかったよ!」

春川「………」ガタガタガタ…

671 : - 2017/03/02 20:42:04.87 w0sN3VKY0 414/1000

王馬「くっそー、楽しかったんだろうなぁ……!ねぇねぇ、どんな感じだったの?」

最原「そうだね……王馬くんの言う通り、すごく楽しかったよ!脅して、心をへし折って、言いなりにして……あぁ、あの時の春川さんの顔、録画しておけば良かったなぁ……!」

王馬「まったくだよ!なんでそうしてくれなかったのさ!?最原ちゃんの意地悪!」

春川「………」ビクビク…

王馬「ふぅ……でもしょうが無いか。春川ちゃん、ちょっと良い?」

春川「!!!」

王馬「……ねぇ、君は何なの?どういう人間なの?」

春川「わた、わたし、私は……っ」

王馬「ほら、ちゃ~んと言ってよ。俺は、君の口から聞きたいなぁ……!」

春川「……私は、醜い欲望を持った愚かな女、です……約束一つ守れない、駄目な人間です……」

王馬「うんうん!じゃあさ、そんな愚かで駄目で露出狂な女の子の春川ちゃんは、これからどうするのかな?」

春川「こ、これから……これから私は、最原の玩具になります……心も体も、尊厳も欲望も、才能も命も、全部全部最原に預けて、全てを委ねます……」

王馬「……くくくくく……あはははは……!」

春川「私にはもうそれしかないから……最原に遊んで貰って、慰めて貰う以外の生き方なんてできないから……私の全部を使って、最原に楽しんで貰うために生きます……!」

最原「……はい、良く言えました」

674 : - 2017/03/02 20:45:39.02 w0sN3VKY0 415/1000

王馬「あはははは!最高、最高だよ!春川ちゃんも、春川ちゃんをこんな風にしちゃった最原ちゃんも本当に最高だよ!」

最原「王馬くん、そう思うなら今の宣言を録画した機械は僕に渡してね。僕の玩具で好き勝手されるの、嫌なんだよ」

王馬「にしし!流石最原ちゃん、目ざといねぇ!俺の好敵手はそうでなくっちゃ!」ポイッ!

春川「あっ……!」パシッ!

王馬「超高校級の暗殺者を玩具にするだけの頭脳と度胸を持った探偵……それでこそ超高校級の総統である俺のライバルに相応しいよ!最原ちゃんに出会えた俺は、とんでもない幸せ者だよ!」

最原「あはは、僕もライバルである君にそう言って貰えて嬉しいよ!」

王馬「にしし!じゃあ俺は約束通り春川ちゃんには手を出さないよ!大好きな最原ちゃんの玩具を奪ったり壊すような真似はしないから安心してね!」

春川「あう……あぁ……」

王馬「……それじゃあ、俺は行くね。最原ちゃんはその玩具でこれからたくさん楽しめば良いと思うな!」ニコニコ

最原「ありがとう、王馬くん!あ、でもさ……」

王馬「ん?なぁに?」

最原「……この玩具での遊び方、君に相談するかもしれないから、その時は良い知恵を貸してね?」ニコッ

春川「~~~っっ!?」ゾクッ…

676 : - 2017/03/02 20:49:13.33 w0sN3VKY0 416/1000

王馬「……くっくっく、任せてよ!最原ちゃんが満足できる様な過激で、邪悪で、外道な遊びを教えてあげるからさ!」

春川「あ、い、いや……」ブルブル…

最原「ありがとう王馬くん!楽しみだなぁ……春川さんはどんな目に遭うんだろうね?」

春川「いや……お願い、やめて……」

王馬「あれ~?何か聞こえるなぁ?玩具ちゃんは俺たちに遊ばれるのが嫌なの?」

最原「ははは!面白い事を言うね、王馬くんは!そんなわけ無いでしょ、だって……」

最原「……玩具に、自我があるわけ無いんだからさ……!」

春川「あ、あぁ……あぁぁ……」カクン…

王馬「……良い声だったよ。心がへし折れて、魂が抜け出ていく、そんな声……君もそんな風になれるんだね」

春川「………」ガタガタガタ…

王馬「それじゃあ、俺は行くよ……バイバイ、最原ちゃん!」

―――キィィ……バタン!

最原「ふぅ……」カタ…キィ…

春川「………」ガタガタガタ…

最原「……春川さん、もう良いよ」

678 : - 2017/03/02 21:01:41.31 w0sN3VKY0 417/1000

春川「……上手く行ったの?」

最原「さぁ?王馬くんのことを完全に理解することは僕には出来ないよ。でも、これで形式上では彼は春川さんに手を出さない事を承知した。それで十分さ」

春川「……もし、お得意の嘘だったとしたら?」

最原「それは大丈夫だよ。彼は遊びと言う点に関しては非常に律儀さ、だから、自分からルールを破ることはしないよ。少なくとも、僕との間ではね」

春川「そっか……アンタがそう言うなら、私はアンタを信じるよ」

最原「ありがとう、春川さん……」

春川「でも、驚いたよ。昨日いきなりあんな写真を撮影し始めたから、本格的に奴隷人生の幕開けだと思ったもの」

最原「あはは、ごめんね。でも、王馬くんを騙す為にはあれくらいしないと駄目だと思ったからさ……」

春川「……確かに、事前に計画を聞いてたらあんな恥じらいとか恐怖が滲み出る写真は撮れなかっただろうし、仕方が無いか。でもあんな小細工までして、一緒に演技の練習もするなんて本気にもほどがあるよ」

最原「でも、そのおかげで良い怯えっぷりだったよ。本気で恐がっている様に見えたしさ」

春川「あんたこそたいした外道っぷりだったよ。実は黒幕でした、なんて言われても疑わない位にね」

最原「ははは!それは言いすぎじゃないかな?でも、これで目的の半分は達せたね。もう半分はこれからだ」

680 : - 2017/03/02 21:03:39.90 w0sN3VKY0 418/1000

春川「……本気なの?昨日の話……」

最原「……ああ、本気だよ。僕は君の露出行為の協力者になる」

最原「春川さんがもう自分で自分の欲求を止められないと言うのなら、僕がその受け皿になるよ。皆にバレない計画を立てて、その為に協力する。だから春川さん、自分の欲望をコントロール出来るようになろう?」

春川「……でも、もしもバレたらアンタまで巻き込まれる。変態呼ばわりされるんだよ?それでも良いの?」

最原「……僕たち、友達でしょ?その友達を見捨てるような真似、出来ないよ」

春川「……最、原……」

最原「だから頑張ろう?共犯者が居るってわかれば心も落ち着くし、余裕も出来る。一生懸命頑張ってどうしようも無くっても、二人でこれからを考えられるよ!」

春川「……うん、そうだね。ありがとう最原、私、アンタと友達で良かったよ」

最原「……僕もだよ。君と友達で居た事を後悔なんてしないから、安心してね」

682 : - 2017/03/02 21:11:44.80 w0sN3VKY0 419/1000

春川「……ね、ねぇ、一つお願いがあるんだけど……」

最原「ん?」

春川「……目、瞑って。私が良いって言うまで」

最原「え?あ、分かったよ……」ギュッ…

春川「……んっ♡」チュッ…

最原「!?」

春川「んっ……ぷはぁ……目、開けて良いよ」

最原「は、は、は、春川さ、い、い、今のって……!?」

春川「……嫌かもしれないし、気持ち悪いかもしれないけど……私からの、お礼」

最原「は、はわわわわ……」

春川「……ありがとう最原。私の一番醜くて汚い所を知っても離れないでくれて……私を受け入れてくれて、ありがとう……今のキスは、その印だから……♡」

最原「は、春川さん……!」

690 : - 2017/03/02 22:00:55.99 w0sN3VKY0 420/1000

春川「あと……これ」つ紙

最原「え?これって昨日の誓約書?あれ、名前の所にキスマークが……」

春川「……王馬を騙す時に使うかと思って、持って来てた。倉庫で口紅見つけて、それで……///」

最原「……もしかして春川さん、玩具扱いに結構乗り気?」

春川「なっ!?ば、馬鹿じゃないの!?そんなわけ無いでしょ!殺されたいのっ!?」

最原「わーわー、落ち着いてって!……でも、なんで僕にこれを?」

春川「っっ~~~……から……!」

最原「え?何?」

春川「わ、私の……ご、ご主人さまの証として持っていて欲しかったから!///」

691 : - 2017/03/02 22:02:00.87 w0sN3VKY0 421/1000

最原「……ぷ、くく……!」

春川「わ、笑わないでよ……っ!」

最原「や、やっぱり玩具扱いに乗り気じゃないか!あはははは!」

春川「~~~っ……もう、それで良いよ。否定出来ないし……」

最原「わ、分かったよ!とりあえずこれは僕が大事に保管しておくね!」

春川「うん……///」

最原(確かガシャマシーンで手に入れた丈夫な金庫があったよな。それに入れておけば安心でしょ)

春川「……これからよろしくね。ご主人様……♡」ボソッ…

 春川の奴隷誓約書を手に入れました!これさえあれば春川さんのステータスをいつでも確認できます!

 春川さんの協力者になりました! 春川さんの心に大きく踏み込みました!

706 : - 2017/03/03 16:06:20.63 RSwfzrM40 422/1000

―――夕方 食堂

最原(……今日の仕事は東条さんと一緒に皆の夕食作りだ。流石は超高校級のメイド、仕事が丁寧で素早いなぁ)

東条「……良し、これで仕込みは終わりね」

最原「えっ!?も、もう?僕、ほとんどなにもやってないんだけど……」

東条「元々、皆の食事の準備は私がしていたから慣れてるし、今日は最原くんが手伝ってくれたのだもの、早くもなるわ」

最原「そっか……じゃあ、少し休憩しようか」

東条「そうね……最原くん、後は私がやっておくから、このまま部屋に帰ってもらっても構わないのよ?」

最原「……もしかして僕、邪魔だった?」

東条「いいえ!そうじゃないわ!……ここ数日間働き詰めだし、あなたに少しでも休んで欲しかったのよ。まだあと4日間もあるわけだしね」

最原「そっか、そう言う意味なら安心したよ」

707 : - 2017/03/03 16:06:58.69 RSwfzrM40 423/1000

東条「ええ、だからあなたさえ良ければ……」

最原「ううん、僕は平気だよ。そんなこと言ったら、東条さんだって毎日働いてるじゃないか」

東条「でも、それは私が皆に仕えることを幸せに思っているからであって……」

最原「僕も同じだよ。東条さんの役に立てて嬉しいんだ」

東条「私の……?」

最原「うん!たいしたことはできないけど、いつも僕たちのために頑張ってくれてる東条さんの役に立ててると言うなら、僕は嬉しいな」

東条「最原くん……」

最原「だから一緒に頑張ろうよ。微力だけど、僕も手伝うからさ!」

東条「………」

最原「ん?どうかしたの、東条さん?」

東条「……ごめんなさい最原くん、一分間だけ私に時間を頂戴」ギュッ

最原「わっ……!?」

708 : - 2017/03/03 16:08:41.90 RSwfzrM40 424/1000

―――以下 最原の回想

 突如動きだした東条さんによって抱きしめられる僕。細い彼女の腕が僕に絡まり、背中に手を置かれる。

 あまり力は強くないが、それでもしっかりとホールドされているこのハグはまるでお手本の様だななんて考えながら、僕は東条さんの声を耳にしていた。

「……なんで疑っちゃったのかしらね。あなたみたいな優しい人を……」

「そ、そんなに気にしなくて良いよ!僕にも悪い所はあったし……」

「いいえ……あなたの優しさは良く知っていたはずなのに、それすらも疑ってしまった自分を許せないのよ。本当にごめんなさい、最原くん……」

 僕の事を抱きしめる東条さんが今、どんな顔をしているかはわからない。でも、小刻みに震える体の事を考えると罪悪感に苦しんでいるみたいだ。

 柄じゃないなと思いながらも……僕は、東条さんの頭に手を置いて優しく撫で始めた。もう片方の手を彼女の背中に置き、抱きしめ返す形を取る。

「最原くん……?」

「……ごめん。キャラじゃないことはわかってるんだけど、その、少しでも気が楽になればと思って……」

「……ふふふ、超高校級のメイドが気を遣われるようになったらお終いね。でも……やっぱりあなたは優しいのね」

 その言葉と共に、ほんの少しだけだが東条さんの体重が僕に傾くのを感じた。そっと自分の弱さを預ける様にした東条さんの体を僕は優しく支える。

709 : - 2017/03/03 16:12:52.01 RSwfzrM40 425/1000

「……あと30秒だけは、あなたのその優しさに甘えさせて貰おうかしら。ほんの一時の休憩だから……」

 圧倒的な母性と包容力を持つ東条さん。そんな彼女が、僕に甘えてくれると言うことは素直に嬉しかった。こんな僕でも、誰かの支えになれると言うのなら喜ばしいものだ。

 でもまぁ、この状況にも問題が無いわけでは無い。東条さんは忘れているかもしれないが、彼女は今、ノーブラなのだ。

 僕の体に押し付けられる東条さんの胸は、僕にその形が分かるくらいに存在を主張していた。大きくて柔らかい彼女の胸が、ふわりと僕に押し付けられて形を変えていく所を僕は体で感じ取る。

(た、耐えるんだ……あと15秒だから!)

 あそこまで格好つけといて興奮していることがバレたら格好悪いなんてもんじゃない。僕は必死になって理性を保つための努力をする。

 でも、なんと言う生殺しだろうか?柔らかい東条さんの体の感触を感じながら、それに耐えなければならないなんて拷問に等しいだろう。

 真宮寺くんの言う、発散しようもない性欲がまた溜まってしまうんだろうな。とか考えながら、僕はたった一分間のはずなのにすごく長く感じた抱擁を終わらせたのであった。

―――回想終了

711 : - 2017/03/03 16:19:40.34 RSwfzrM40 426/1000

―――夜時間 最原の私室

最原(……まずい。非常にまずい……こんな事があと4日間もあるのか?た、耐え切れる気がしないよ……!)

最原「きゅ、休憩が欲しい!切実に、気を休ませる時間が欲しい!」

モノクマ「あ、そろそろそんな頃だと思ってました!」ピョーン!

最原「うわあっ!?も、モノクマ!?」

モノクマ「やぁ、最原くん!もうそろそろ性欲的に限界なんじゃないかと思ってたよ!僕としては欲望のままにはっちゃける学園生活も悪くないとは思うけど、これは全年齢版だから無理だよね!」

最原「は?な、何を言ってるんだ?」

モノクマ「気にしないでよ!とにかく休憩が欲しいんだよね?それじゃあ丁度良かった!明日はお仕事無しで良いよ!」

最原「えっ!?」

モノクマ「女子の皆からお願いされてね。明日は仕事を無しにして、最原くんを休ませて欲しいんだってさ!下着をつけられない日が伸びるって言うのに、皆友達思いだよね~!」

712 : - 2017/03/03 16:20:57.87 RSwfzrM40 427/1000

最原「そ、そっか……良かったぁ……皆には悪いけど、おかげで休む事ができるよ」

モノクマ「うぷぷ……まぁ、休めるかどうかは知らないけどね」

最原「え……?」

モノクマ「さて!その話は置いておいて、今日はこんなものを用意してみましたー!」デンッ!

最原「な、何それ!?」

モノクマ「ん?女の子たちと仲良くなることに悩む最原くんに助言を与えるスイッチだよ。好きなボタンを2つ押してくれれば、ヒントもとい、助言をあげるからさ」

最原「ひ、ヒント……?」

モノクマ「ま、押してみればわかるよ!そんじゃ、まったね~!」ピューン!

最原「あっ、モノクマっ!……行っちゃった。こ、これ、どうしよう?」

最原「ん?なんか文字が……『GO SM H!』!?なんだこれ!?どういう意味だ!?」

最原「……あ!これ、アルファベットががボタンになってるんだ!合計6つのボタンか……2つ押すとしたらどれを押そうかな?」

―――どのボタンを押す?アルファベットと!マークの中から一つずつ選んでね! 先着2名の意見で決定

719 : - 2017/03/03 16:28:43.90 RSwfzrM40 428/1000

!とMで了承しました。また夜にやってくるヨ。

その時にほかのアンケートもするからよろしくネ

726 : - 2017/03/03 21:41:30.85 RSwfzrM40 429/1000


 M姫ちゃんのステータスを貼っておきます。今後は声をかけて貰えれば切りの良い所でステータスを表示させてもらいます。

 春川魔姫のステータス(第三章現在時点)

 愛情度 2 狂気度 1

 運動能力S 知力A 交渉力C

 関わりの深い女子 特に居ない

 最原への感情 大切なご主人様であり、自分の醜い部分を知っても受け入れてくれた優しい人

 不安  ご主人様である最原と良い関係を築けるかどうか?

     最原が自分にちゃんと向き合ってくれるか?


 備考  露出趣味が最原に露見したことによってある意味吹っ切れた様子。玩具扱い及び奴隷扱いにも結構乗り気

     当然ながら自分の趣味はバラされたくないので、皆に最原と深く関わっているとは思われたくない。(既に露出癖がバレている王馬は別、彼に関してはアピールの意味もあるので見せ付けたい気持ちもある)

     上記の通り普段はストイックだが、二人きりになった途端彼女は従順な奴隷と化す。この状態ならばどんな命令にでも嬉々として応じるだろう。

     仲の良い女子が居ないため、誰にも影響を与えず、影響を与えられない。彼女に関しては、しっかりと向き合ってあげて、彼女を受け止めてあげれば何も心配することはない。

     例え最原が他の女子を選んだところで嫉妬せず、自分を選んだ事によって生まれた他の女子の悪感情は自分で始末する。奴隷はご主人様に迷惑をかけてはいけないのである。

     総じて非常に扱いやすく、御しやすい女の子。他の女の子を攻略する時の遊びにしても良し、本格的に可愛がっても良しの初心者キャラである。

     「これからよろしくね、ご主人様……♡」

727 : - 2017/03/03 21:44:46.76 RSwfzrM40 430/1000

最原「……と、とりあえず押してみるか。ただのアドバイスをしてくれる機械みたいだし、心配しなくて良いでしょ」

最原「えっと……それじゃあまず、気になる『!』から押してみようかな」ポチッ!

―――ピンポーン!

最原「うわっ!?……びっくりした、お客さんか。はいはい、今あけま~す!」ガチャ…

キーボ「こんばんわ最原くん!お呼びと聞いて参上しました!」

最原「えっ、キーボくん!?僕、別にキーボくんを呼んだ覚えは……」

キーボ「モノクマから聞きました。女の子と仲良くなる為のヒントが欲しいそうですね?なら、きっと僕が力になれるはずです」

最原「えっ……?」

最原(……あ!あの機械につけられてたアルファベット、考えてみたら男子の頭文字じゃないか!ってことは、あのボタンを押すと男子がこの部屋にアドバイスしにきてくれるのか!)

730 : - 2017/03/03 21:54:43.10 RSwfzrM40 431/1000

キーボ「では、さっそく行きましょう……計算モード、起動!」シュピーン!

最原「うわぁっ!?な、何をしてるの、キーボくん?」

キーボ「お静かに!……これは女子の皆さんが最原くんにどんな感情を抱いているか計算するためのモードです!このモードで導き出された答えはほぼ100%当たります!」

最原「そ、それ、本当なの?」

キーボ「ええ!内なる声も後押ししてくれるので、ほぼ間違いないと思いますよ!」

最原(……信用ならないな)

キーボ「……良し、答えが出ました!では、早速発表しましょう!」

最原「あ、うん。よろしく……」

キーボ「では……女子8人のうち、4名は最原くんに無関心ですね。ただの友達以上の関心は持っていません」

最原「ほ、ほう?」

キーボ「白銀さんの言い方を借りるなら、地味に仲が良い。ということでしょうか?この人たちとはラブロマンスは期待できませんね」

最原「あ、そうなんだ……」

キーボ「で、でも、安心してください!これから頑張ればまだ挽回はできます!この人たちと仲良くしたいなら、もっと積極的に声をかけてみてはいかがでしょうか?」

最原「……わかった。覚えておくよ」

731 : - 2017/03/03 21:56:13.50 RSwfzrM40 432/1000

キーボ「はい!……それで、残った4人なのですが……喜んで良いですよ最原くん、うち2名は最原くんの事を男性として好意的に見ています!」

最原「ほ、本当!?」

キーボ「ええ!しかし、まだ完全に好意を寄せているわけでは無いみたいです。しかし、そうなるのも時間の問題でしょう。誰がそうなのか、最原くんには予想できますか?」

最原「う~ん……どうだろう?断定はできないかな」

キーボ「そうですか。しかし、ここまでくれば彼女たちの反応もあからさまになっているでしょう。それで判断がつくかと思いますよ」

最原「そっか……ありがとう!……あれ?でも、まだ残っている人が居るよね?その人たちはなんなの?」

キーボ「えっ!?あ、あぁ、それは……」

最原「……?」

キーボ「……嫌われているわけでは無いのですが、なんだか上手く表現出来ない感情なんです。好きだけど嫌い、だけどやっぱりものすごく好き……みたいな」

最原「えっ!?な、なにそれ!?」

キーボ「残っている二人の感情はそんな感じなんです。最原くん、これもある意味では愛されていると思いますが、理由がない限り女の子にこんな感情を抱かせるのはよくないと僕は思いますよ」

最原「う~ん……誰なんだろうなぁ……?」

732 : - 2017/03/03 21:59:21.68 RSwfzrM40 433/1000

キーボ「あ……!でも、二人のうち一人は、この感情で固定されているみたいですね……」

最原「ええっ!?」

キーボ「しかもこれは、途中からこうなったわけでは無い……?最初からずっと、最原くんをこう言う目で見ていた……?」

最原「え、えええええぇっ!?」

キーボ「……どうやら、この人と本当の意味で仲良くなるには遅すぎたみたいですね。というより、この人と仲良くなるにはこの人の意識改革が必要みたいです」

最原「意識改革……?」

キーボ「ええ、ありえないことだとは思いますがいっそ全ての記憶を失うとか、そんなレベルの事が無いと駄目なんだと思います」

最原「えぇ……?一体だれなんだろう……?」

キーボ「……僕が出来ることはここまでです。あとは最原くんの行動しだいで全てが決まります。どうか僕の意見を役立てて、皆さんと仲良くなってくださいね!」

最原「うん、ありがとう!」

キーボ「では、失礼します!」バタン!

最原「……キーボくんから皆の好感度と僕に抱いている感情を教えて貰った。でも、これを信用しても良いんだろうか?」

733 : - 2017/03/03 22:00:30.71 RSwfzrM40 434/1000

―――数分後

最原「……良し、もう一度ボタンを押してみよう。今度はMのボタンだな」ポチッ

最原「僕の考えが正しければ、ここに来てくれるのは……」

百田「おう、終一!女のことで俺に相談があるんだってな!」ガチャッ!

最原「百田くん!やっぱり君が来てくれたんだね!」

百田「変なこと言うなぁ、お前が俺を呼んだんだろ?……まぁ良い、早速お前に言いたい事があるんだ」

最原「え?なになに?」

百田「前々から思ってたんだが、終一、お前……良い人止まりになりそうなんだよな」

最原「ええっ?」

百田「凄く仲が良い友達なんだけど、それ以上はちょっと……みたいな関係性になりそうで心配なんだよ、俺は」

最原「ぼ、僕、そんな風に見えるの?」

百田「おう、お前はなまじ女子と仲が良いから、相手も終一に友達としか思われて無いと思っちまうんだと思うぜ」

最原「が、ガーン……」

734 : - 2017/03/03 22:01:11.95 RSwfzrM40 435/1000

百田「……俺が言えんのはな、狙ってる女に特別扱いをしてやれってことだ」

最原「特別扱い?」

百田「二人で出かける、プレゼントを渡す……なんだって良い、要はそいつに『他の女とは違う扱いをされてる』って思わせれば良いんだよ。そうすりゃ、そいつは終一のことを意識するに違いねぇぜ!」

最原「なるほど……ためになるよ!」

百田「だろ?なんてったって宇宙に轟く百田解斗のアドバイスだからな!役に立たないわけがねぇ!……あ、でも、気をつけなきゃならねぇこともあるな」

最原「え……?」

百田「……女子たちも馬鹿じゃねぇ、終一に特別扱いされる奴が居たらみんな気がつく。そん時に、嫉妬されない様に気をつけるんだぜ」

最原「ど、どういうこと?」

百田「あ~……ほら、簡単に言っちまうと、お前と赤松が仲良くなったとするだろ?そん時、お前の事が好きで、赤松の事をよく思わない奴が居たとしたら、そいつはどう思う?」

最原「……赤松さんに嫉妬するってこと?」

百田「おうよ。加えて終一にも『なんで自分を選んでくれないんだ?』って思うかもしれねぇよな?そうなるとその女子は、終一に変な感情を抱くかもしれねぇってこった」

最原「な、なるほど……」

百田「あとはそうだな……当たり前だけど、浮気は駄目だな。あいつにも、こいつにも……って、特別扱いをしてたら、もちろん女子だって良い気分はしねぇだろ?」

最原「誘うのは一人だけにしておけってこと?」

百田「う~ん……でも、難しいよな?別段付き合ってるわけでも無いから束縛されたくは無いし、女子たちは皆可愛いから目移りする気持ちもわかる。それに、向こうからアタックされる可能性だってあるわけだ」

735 : 以下、名... - 2017/03/03 22:06:00.57 RSwfzrM40 436/1000

最原「じゃあ、一体どうすれば良いの?」

百田「方法は2つ、1つはさっき終一が言った様に一人だけを選び続けること。そうすりゃあ、他の女が嫉妬する理由は基本的には無ぇな!」

最原「もう1つは?」

百田「女子の嫉妬の境界線を見切ることだ。ここまでは大丈夫だけど、これ以上やると嫉妬する……そう言う境界線を見つけて、その範囲内で他の女子と接すれば問題ねぇな」

最原「な、なるほど……」

百田「……自分で言っといてなんだが、これ結構難しいぜ?女子によっては、仲良くなって度量が深まったから他の女子との接触が気にならない奴も居れば、仲良くなったからこそ他の女子とべたべたして欲しくないって考える奴もいるからな」

最原「う~ん……」

百田「……ぶっちゃけると、一番良いのは秘密裏に女子と接触することだな。限界はあるけど、バレなきゃ浮気じゃねぇしな!」

最原「………」

百田「……俺の話を纏めるとだな。1、気になる女子は特別扱いしろ!2、その時に他の女子に嫉妬されない方法を考えろ!3、どんなことをしても、バレなきゃ問題ねぇ!ってことだ!」

最原「わかった。ありがとう百田くん!」

百田「気にすんなよ、俺と終一の仲だろ?……でも俺は、女子同士の仲なんてわかんねぇからなぁ……人間観察の得意な真宮寺辺りがそう言うの把握してそうだけど、どうなんだろうな?」

最原「う~ん……機会があったら聞いてみるよ!」

百田「おう、そうしておけよ!んじゃ、俺は帰るぜ!じゃあな!」バタン!

最原「……百田くんから女子との接し方について注意を受けた。ためになるけど、僕は上手く出来るかな?」

736 : - 2017/03/03 22:06:59.49 RSwfzrM40 437/1000

―――翌日 昼過ぎ 最原の私室

最原(……今日は一日休みだけど、モノクマの指示で天海くんの才能を発動されてるんだよなぁ……不安だし、一日部屋に引きこもろうっと!)

―――ピンポーン!

最原「あれ、お客さんかな?はいはーい!」ガチャ!

獄原「こんにちは最原くん!ちょっと良いかな?」

最原「ゴン太くん!どうかしたの?」

獄原「ゴン太はね、最原くんにプレゼントをしにきたんだ!」

最原「プレゼント?」

737 : - 2017/03/03 22:09:18.69 RSwfzrM40 438/1000

獄原「うん!最原くんはいつもゴン太にプレゼントをくれるし、この間も特訓に付き合ってくれたから、そのお礼がしたいんだ!はい、これあげるよ!」

最原「わぁ、ありがとう!……ところで、これはなに?」

獄原「それは、購買部にあるスペシャルガチャのチケットだよ!普通のガチャガチャをまわしてたらでたんだ!」

最原「スペシャルガチャ?初めて聞くね」

獄原「最近できたらしいよ。普通のガチャには入ってない豪華商品が手に入るってモノスケくんも言ってたよ!」

最原「そっか……じゃあ、ありがたくつかわせてもらうね!」

獄原「うん!最原くんが喜んでくれてゴン太も嬉しいよ!それじゃあね!」

最原「……引きこもる予定だったけど、ゴン太くんの為にもスペシャルガチャをまわしてこようかな?」

738 : - 2017/03/03 22:12:00.76 RSwfzrM40 439/1000

―――購買部

最原「あった、これだ。確かにスペシャルな感じが出てるな」

最原「ここにチケットを入れてっと……良し、まわすぞ~!」

―――ガコガコ……ガコン!

最原「あ、商品が出てきた!えっと、これは……」

 ガチャから出てきたのは?

1、モノクマーズツイスターゲーム

2、ギンギラギンな手錠

3、ラッキー手袋

4、メイドツール一式

 ここから下5つまでのアンケートで決定

754 : - 2017/03/03 22:35:03.89 RSwfzrM40 440/1000

もう一回アンケート取ろうかと思いましたがその後に来たのが1だったので1番のツイスターズゲームにします。続きは明日だけど、各プレゼントの詳細だけ書いておくヨ

モノクマーズツイスターゲーム
モノクマーズの顔が書かれたツイスターゲーム。別段変わったところは無いが、付属されている罰ゲーム表には到底不可能なものだけが書かれている。モノダム専用罰ゲームと書かれているあたり、モノクマーズの遊び道具なのだろう。
持っていると良いことがあるかも……?

ギンギラギンな手錠
とあるアニメの小道具として登場した手錠、鍵とセットの商品。見てくれからして刺々しく、派手で目に刺激が強い。こんなもので拘束された日には犯罪者も真っ青である。
もっていると良いことがあるかも……?

ラッキー手袋
黒色の女物の手袋、中はなぜかネットリしている。身につけてから一時間の間、殺人トリックに利用できるほどの幸運が身につくらしい。一時間が過ぎるとただの中がネットリしているだけの手袋となる。
持っていると良いことがあるかも……?

メイドツール一式
これからメイドになりたい人に捧げるメイドツール。まずは形からはいるのも悪くないだろう。なぜかスク水とメイド服が合体したスク水メイド服も入っている。これは服なのか水着なのか意見が別れるところだろう。なお、一番大事なご主人様は付属していないため自分で見つけて欲しい。
持っていると良いことがあるかも……?

あ、それと良いことに気がついた人がいるネ。今回のサブイベントが一対一のものだとは、誰も言ってないヨ?

759 : - 2017/03/03 22:53:57.02 HOsSdrhFO 441/1000

好感度のヒントはいるかい?

762 : 以下、名... - 2017/03/03 22:56:37.86 BpuIJNhp0 442/1000

ヒントが欲しいヨ

763 : 以下、名... - 2017/03/03 23:00:27.87 5RhP8r0C0 443/1000

なんかヒント欲しいなぁ…

話は変わるけど、俺の親戚の妹はかなりいい人らしいっスよ、塩さん。

765 : - 2017/03/03 23:03:33.15 HOsSdrhFO 444/1000

ではヒントだヨ

春川さんのステータスを見てわかる通り、愛情と狂気にはそれぞれ数値があるんだヨ。キーボくんはこの数値を見てたのさ

愛情と狂気の数値がどちらも0が無関心。愛情>狂気が普通の好意。愛情<狂気で異常な愛情と判断されているよ。愛情、狂気値はサブイベントで変動するから……ここまで言えばわかるわね?

767 : - 2017/03/03 23:12:14.75 HOsSdrhFO 445/1000

その妹さん紹介して欲しいヨ、姉さんに会わせたいんだ
まぁ、冗談は置いておいてもうひとつヒントをあげようか

人の心に踏み込んだ事はあるかい?他者と親密になればなるほど、その心に踏み込んだと言えるよネ?
その状態でその人を傷つければ、それはその人の心により深い傷をつけることになるんだヨ。

人を傷つけたくないなら、その人にとって裏切りとは何かを考えて行動した方が良いヨ

……でも、あえて愛しい人を傷つけて、その人の苦しむ姿を見たいと言うなら止めはしないヨ?それが君たちなりの愛し方だとしたら、僕にはそれを止める権利は無いからネ……!

768 : 以下、名... - 2017/03/03 23:15:53.04 5RhP8r0C0 446/1000

愛情度が上がれば上がるほど、行動によっては狂気度も上がりやすくなるということか…

769 : - 2017/03/03 23:22:29.85 HOsSdrhFO 447/1000

察しが良くて助かるヨ
そんな君に免じて最後のヒントサ

僕はここに至るまで沢山のヒントを出してきた。その事と合わせて答えを導きだして欲しいな。君たちなら出来ると信じているヨ

現状、愛情を持っている二人の愛情度はどちらも2
狂気を持っている二人の数値は5と2サ。因みに、どちらの数値も最高は5だヨ

さぁ、これをもとに考え付くしてくれたまえよヨ。やっぱり、人間って良いよネ……!

778 : - 2017/03/04 19:17:56.72 t4xZrsmM0 448/1000

最原「これは……ツイスターゲーム?別段変わった所は無いみたいだけれど、こんなものを持っててもなぁ……」

ガチャ……バタン!

夜長「やっはー!終一、どうもね~!」

赤松「最原くん、何してるの?」

最原「あ!赤松さんにアンジーさん!いや、ちょっとね……」

夜長「ん?あ~!終一、面白そうなもの持ってる~!見せて見せて!」

最原「えっ?わっ!?」

779 : - 2017/03/04 19:20:16.33 t4xZrsmM0 449/1000

赤松「ツイスターゲーム……?最原くん、これ一体どうしたの?」

最原「今、ガチャマシーンから手に入れたんだけれど……でも、こんなものもらっても困るよね」

夜長「え?何で?遊べば良いよ~!」

最原「あはは、でもアンジーさん、これをやるには最低でも3人は居ないと……」

夜長「いるじゃん、3人」

最原赤松「!?」

夜長「アンジーに~終一に~楓で~、ちょうど3人だね!にゃはは、神ってる!」

最原「い、いやちょっと!これは男女でやるには少し問題が……」

夜長「大丈夫、大丈夫!アンジーは気にしないから一緒にやろ~よ~!」

最原「いや、僕が気にするんだって!」

赤松「そうだよアンジーさん!最原くんも困ってるし、止めなよ!」

781 : - 2017/03/04 19:23:45.74 t4xZrsmM0 450/1000

夜長「え~?終一はアンジーと遊びたくないの~?アンジーのこと、嫌い?」ウルウル…

最原「え?き、嫌いでは無いけど……」

夜長「なら何も問題ないね~!遊ぼ、遊ぼ!」

赤松「………」ジトー…

最原「あ、いや……その……」

夜長「遊ぼ~よ~!きっとすごく楽しいよ~!」

赤松「もう、アンジーさん!この間そう言うことが問題だって話になったばかりじゃない!止めなってば!」

夜長「……何が問題があるの?アンジーは終一と仲良くなりたいだけだよ?楓にそれを邪魔する権利はあるの?」

赤松「……!?」

夜長「はっきり言いなよ……楓が気に入らないんでしょ?終一とアンジーが仲良くすることがさぁ……!」

赤松「ぐっ……!」

最原「あ、あの、二人とも、何か空気が不穏な感じに……!?」

783 : - 2017/03/04 19:27:35.35 t4xZrsmM0 451/1000

赤松「……そっか、アンジーさんは最原くんと仲良くなりたいんだね!それなら仕方がないか!」

夜長「およ?納得してくれたの?にゃはは~!楓は良い子だね~!神様も褒めて……」

赤松「……でも、私もアンジーさんと仲良くなりたいんだよね」

夜長「……ん?」

赤松「だからさ、このゲームは私とアンジーさんで遊ばない?それで、もっと仲良くなろうよ!」

夜長「……ふ~ん、そっかぁ……でもなぁ~」

赤松「……勝った方がその後最原くんと遊べる。これでどう?」

夜長「……!」

赤松「負けたほうは審判兼進行役として二人を見守るってことでどうかな?」

夜長「にゃはは~!良いね~!神ってるよ~!」

赤松「決まりだね!……ツイスターゲームで勝った方が最原くんと仲良くなれて……」ゴゴゴゴ…

夜長「負けた方はそれを傍で見る事になるってことだね……!」ゴゴゴゴ…

最原「あ、あの……僕の意見は……?」

二人「最原くん(終一)はちょっと黙ってよっか?」ゴゴゴゴ…×2

最原「は、はいっ!」ビシッ!

786 : - 2017/03/04 19:40:52.65 t4xZrsmM0 452/1000

―――地下 ゲームコーナー

最原(……ど、どうしてこうなったんだ……?)

赤松「ふふふふふ……!」←ピンクのビキニ着用

夜長「にゃはは~……!」←いつもの水着一丁

最原(二人とも笑顔なのに恐い!恐すぎるよ!)

夜長「嬉しいな~!今日は楓とも終一とも仲良くなれるね!」

赤松「アンジーさん、まだ勝った気になるのは早いんじゃないかな?」

夜長「にゃはは~!大丈夫だよ~!だって、楓は体が重いからすぐにバランスを崩すって神様が言ってたもん!」

赤松「ほぉ……!?」カチン!

夜長「だからこの勝負はアンジーの勝ちに決まってるよ!だってアンジーはスリムで身軽だもんね~!」

赤松「……確かにそうだね。アンジーさんの方が小柄で私よりも色々貧相だもんね!」

夜長「……ん~?」カチン…!

赤松「腕も足も細いから体を支えられるか心配だね!あ、でも、大丈夫か!支えるほどのものを持ってないもんね!」

787 : - 2017/03/04 19:44:39.26 t4xZrsmM0 453/1000

夜長「……楓は神様に喧嘩を売ってるのかな~?」ニコニコ

赤松「そんなこと無いよ!アンジーさんに売ってるんだよ!」ニコニコ

夜長「にゃはは~!楓は面白いね~!それ、買うよ!」ニコニコ!

赤松「うん!正々堂々勝負しようね!終わった後はきっと仲良くなれてるよ!」ニコニコ!

二人「あははははははははは……!」ゴゴゴゴゴ…!

最原(誰か!誰か助けて~っっ!!!)

夜長「……それじゃあ終一、始めようか?」

赤松「進行役お願いね!」

最原「は、はいっ!」

最原(今日は厄日だ……!)グスン…

795 : - 2017/03/04 20:22:15.67 t4xZrsmM0 454/1000

―――以下 最原の回想

「……ほら!と、届いたよ!」

「ぬ~……楓もしぶといね~……」

 そこから数分後、水着姿の美女二人の熱戦は続いていた。なかなかに厳しいポーズを取りながらも笑顔の二人だが、まったく目が笑ってはいない。

「ん……終一、アンジーの手は届いてるよね~?」

「あ、うん。大丈夫だよ……」

「にゃはは~!まだまだイケルよ~!」

 僕の方に右手を伸ばしてマークに触れたアンジーさんが笑顔を見せる。水着姿の女の子たちがつんぐほぐれつに絡み合う姿なんてまともに見れるものじゃないのに、二人の格好がそれに輪をかけて僕の興奮を煽っていた。

 今、僕の方を向いているアンジーさんは四つん這いに近いポーズを取っている。つまり、僕の目前には彼女の褐色胸の谷間が強調された状態で見せ付けられているわけで……意識すまいとすればするほど、僕の視線はそこに吸い寄せられてしまっていた。

「んっ……んんっ……!」

 そしてもう一人の女子、赤松さんは僕に背を向けた状態で足を動かしていた。なんとも扇情的な喘ぎ声にドキッとしてしまうも、彼女の責めは聴覚だけには留まらない。

 アンジーさん同様に四つん這いに近い格好をしている彼女が足を動かすたびに、ピンク色の水着に包まれたお尻がふりふりと揺れるのだ。ただ耐えようとするだけでも微妙な振動を受けて小刻みに震える大きなお尻には、赤松さんの魅力がたっぷりつまっていた。

796 : - 2017/03/04 20:23:26.31 t4xZrsmM0 455/1000

「良し、届いたよ最原くん!確認お願い!」

「それじゃあ次はアンジーの番だね~!終一、ちゃ~んとアンジーのこと見てるんだよ?」

「う、うん……!」

 審判と言う役割を担っている以上、二人は僕に確認を取るために自分たちを見る事を要求する。ゲームのためとは言え、水着姿の女の子たちに自分を見てくれと言われたら男なら興奮するものだろう。しかも……

「……終一、アンジー、ちゃんと出来てるよね?見て……!」

「さい、はらっくん……あんまり余裕無いから、ちゃんと見て……!」 

「はぁっ……んっ……!しゅう、いち……こっち、見て?」

「~~~~っっ!もう、限界……。最原くん、はやくぅ……っ!」

 荒い息混じりに上擦った声でこんな台詞を言われたら、なんだかイケナイことをしているみたいでは無いか。ツイスターゲームが健全な遊びとは言い切れないだろうが、少なくとも僕たちはゲームをしているだけのはずだ。

 でも……

「さい……はら、くん……!」

「しゅう、いちぃ……!」

 水着に包まれた二人の身体。豊満で女性の持つ魅力の豊かさに富んだ赤松さんの白い肌と、小ぶりだか出るところは出ており、男の目を釘付けにする小悪魔の様なアンジーさんの褐色の肌。

 その二人が惜しげもなく肌を晒し、それを僕に見せ付けてくるのだ。カラフルで可愛い水着に包まれた体の部分を想像した僕は、その生々しい想像にゴクリと唾を飲み込んだ。

797 : - 2017/03/04 20:29:26.79 t4xZrsmM0 456/1000

「あっ……!」

 そんな悩ましい時間は突如として打ち切られた。アンジーさんの短い悲鳴を聞いて我に返った僕が見たのは、マットの上に崩れ落ちるアンジーさんの姿だった。

「ん~……ドジっちゃったよ~……!」

「……アンジーさんが倒れた、ってことは……!」

「あ、赤松さんの勝ちだね……」

 ぺしゃりと床に身を伏せるアンジーさんの胸が圧迫されていることを目の端で見つつ、その部分から視線をそらした僕は赤松さんの勝利を宣言した。それを聞いた赤松さんは嬉しそうに笑うと、そのままの姿勢から飛び上がる。

「やった~~~っ!!!勝った~~~っ!」

 僕は赤松さんに対してこの勝利がそんなにも嬉しいのかと内心で苦笑した。まぁ、確かに負けられない勝負ではあったみたいだし、内容も白熱していたから仕方が……

「はっ……!」

 そう考えていた時、世界がスローモーションになった。同時に僕の視線はとある一点に集中する。

 赤松さんの大きな胸を隠すピンク色の水着……きっと無茶な体勢の連続で留める為の紐が緩んでいたのだろう、それが何の前触れも無くはらりと床に落ちてしまったのだ。

 その事に気がついたのは僕だけでは無い。嬉しそうに飛び跳ねていた赤松さんも、床でブーたれていたアンジーさんも、全員が水着の取れた赤松さんの胸に注目していた。

799 : - 2017/03/04 20:45:55.45 t4xZrsmM0 457/1000

「……あ」

 動きを止めた赤松さんがまるでロボットのように首を動かして自分の胸を見る。隠すものが何も無い、大きくて白い胸があらわになっていることを見て取った後、僕に視線を向けていく。

「あ……あ……!」

 赤松さんの顔がみるみるうちに真っ赤になっていく瞬間、その全てを見ながら固まっていた僕だったが、その空気をぶち壊したのはアンジーさんだった。

「お~!楓のおっぱいおっきいね!触っても良い?」

「あ、あ、あ……いやぁぁぁぁぁぁっっ!」

 その言葉がトドメになったようで、赤松さんは顔を真っ赤にすると叫びながらとなりのAVルームに走り出して中に閉じこもってしまった。床に落ちている水着を取り忘れている所から察するに相当慌てていたのだろう。そう考える冷静な僕に反して、脳の大半は今見た映像をなんどもリピートしてしまっていた。

(み、見てしまった……あ、赤松さんのおっぱ……!)

 大きかったな。白かったな。柔らかそうだったな……!下種な事をと言われればそれまでだ。だが、青少年の思考を一緒国染め上げるほどの威力がそこにはあるのだ。

800 : - 2017/03/04 20:50:42.41 t4xZrsmM0 458/1000

「ねーねー終一、ちょっと良い?」

 そんな事を考えていたらアンジーさんに肩を叩かれた。慌てて僕は気を落ち着かせて彼女の方を見る。ここでまた変態疑惑が出てきても困るわけだし……

「ん、これで楓と同じだね~!」

 だが、僕の冷静な思考はそこで停止した。一体なぜか?答えは簡単だ。そこに上の水着を取ったアンジーさんの姿があったからだ。

 絶対にこれは72cmって大きさじゃない……先ほどの赤松さんのものと比べてもそう確信できるサイズのおっぱいが目に映る。褐色で、開放感のある胸が、まさに僕の目の前で解放されているのだ。

「にゃはは~!終一はどっちのおっぱいが好きかな~?きっとアンジーのだよね!」

 最後にそれだけ言い残すと、アンジーさんは赤松さんの残した水着を手に取りAVルームへと続くドアを開けて中に入ってしまった。残された僕はポケットからティッシュを取り出し、ツイスターゲームを見て心に決める。

(もう二度とこのゲームはやらないぞ……!危険にもほどがある品物だ……!)

 この日、部屋に帰った僕はこれを部屋の金庫にしまうと、硬く封印を施したのであった。

―――回想終了

811 : - 2017/03/06 15:40:37.60 o3St8tnK0 459/1000

―――翌日 中庭

最原(き、昨日は結局色々あって気の休まる暇なんか無かった……。せめて今日、少しでも楽な相手をと思ってたんだけど……)

茶柱「さぁ、最原さん!今日は転子と一緒ですよ!変な事を考えたらぶん投げますからね!」

最原(物理的に厳しい人が来たなぁ……)

茶柱「今回のことは転子が悪かったとはいえ、最原さんも気合を入れていればスケベな心を持たずにすんだわけですよ!」

最原「ソ、ソウダネー」メソラシー…

茶柱「やはり精神的な修行が足りないんです!もっと自分を鍛え上げてください!」

最原「ウン、ソウスルヨー」メソラシー…

茶柱「……最原さん!ふざけているんですか!?転子のまじめな話を聞き流して、適当に返事するなど言語道断ですっ!」ビシッ!

最原「……いや、仕方が無いじゃないか」

茶柱「仕方が無いとは何ですか!人と話すときは目を見て話せって習わなかったんですか!?」

最原「む、無理だって……!」

茶柱「どれだけシャイなんですか!これだから男死は……!」

最原「そうじゃなくって!ふんどしとサラシしか身に着けてない茶柱さんの事をジロジロ見れるわけないでしょ!」

813 : - 2017/03/06 15:45:38.35 o3St8tnK0 460/1000

茶柱「なんですか!?この格好に問題があると言うおつもりですか!?」

最原「大ありだよ!それ、水着と言うよりかは下着に近いからね!むしろ江戸時代だったら完璧に下着だからね!」

茶柱「て、て、て、転子の事をいやらしい目で見ないでください!このエロ男死!」

最原「理不尽だ!横暴だ!」

最原(百歩譲って胸のサラシは良いよ?普通の水着より面積多いし、ポロリの心配も無いからさ!でも、でも……ふんどしは不味いでしょうが!)

茶柱「ちなみに最原さん、転子の後ろに回り込んだら問答無用で投げ飛ばしますのであしからず!」

最原「ゴルゴ13!?ちょっと待ってよ!茶柱さんもその格好に問題があるってわかってるんでしょう!?」

茶柱「黙ってください!転子には……転子には、引けない時だってあるんですよ!」

最原「……それ、丸見えのお尻を引き換えにしなきゃいけない位に大事なことなの?」

茶柱「セクハラですか!?このスケベ男死!」

最原「完全に濡れ衣だよね!?」

815 : - 2017/03/06 15:55:26.43 o3St8tnK0 461/1000

茶柱「うぅ……本当に転子以外にもこんなものを買った人はいるんでしょうか?モノスケはふんどしは一つ売れたって言ってましたけど……」

最原(……多分、春川さんだな。室内で合法的に露出できるから……って、考えるのは失礼だろうか?)

茶柱「とにかく!今日は必ず転子の前を歩いてください!もしも転子の後ろ姿を見たら……極めます!」

最原「恐いよ!もう今からでも良いから着替えて来てよ!」

モノクマ「やっほー!そうはさせないよ!さぁ、今日のお仕事に行ってみようか!」

最原「うげぇっ!?なんでこのタイミングでくるんだよ!?」

モノクマ「僕は視聴者の声を代理しているに過ぎないよ。このままお尻丸見えの茶柱さんの事を見たいって思ってる人が大多数だろうから、そのままでいさせるために出てきたのさ!」

最原「え?何、どういう意味だ?」

モノクマ「まぁまぁ、あまり気にしないでよ!それにしても二人ともラッキーだね!今日のお仕事はあっという間に終わるよ!」

最原「えっ!?そ、そうなの?」

モノクマ「そうです!今日は本当に数分あれば終わるお仕事なのです!」

茶柱「や、やった……!はやくそのお仕事を終わらせましょう!この服装で外を歩くなんて拷問です!」

最原(……本当になんでその格好で来たんだろう?)

816 : - 2017/03/06 15:56:31.07 o3St8tnK0 462/1000

モノクマ「……あ!もしかしてここに来る途中で見かけた気絶してる人たちは茶柱さんがやったの?」

茶柱「そうですとも!すれ違いざまに転子のお尻を見てやろうと言ういやらしい心がみえみえだったので、王馬さんと百田さんと真宮寺さんと入間さんは投げ飛ばして気絶させておきました!」

最原(なんてはた迷惑な……と言うよりも、一人女子が混じってないか?)

モノクマ「ふ~ん、まぁいっか!それじゃあ、早速仕事場に行くよ~!」スタスタ

茶柱「誰か来たらすれ違いざまに投げる……!誰か来たらすれ違いざまに極める……!」ブツブツ…

最原「もう完全に通り魔だよね……?」スタスタ…

817 : - 2017/03/06 16:00:32.06 o3St8tnK0 463/1000


―――地下プール ウォータースライダー入り口

モノクマ「いやぁ、悪いねぇ!ウォータースライダーに新コースを増設したから、その感想を聞きたいんだよ」

最原「……安全なんだろうな?」

モノクマ「もちろん安全だよ!……多分」

最原「今、多分って言わなかったか!?」

モノクマ「……チッ、うるせえ奴だなぁ……はいはい、安全性に問題はありませんよ。おそらくね」

最原「やっぱり危険なんじゃないか!」

モノクマ「大丈夫だって!ちょっとスピードが出すぎるって問題はあるけど十分予測の範囲内だし、怪我をすることは無いはずだよ」

最原「……どの道やらなきゃいけないんだろうからやるけど、何かあったら恨むからな……!」

茶柱「………」ゴクリ…

819 : - 2017/03/06 16:02:26.86 o3St8tnK0 464/1000

最原「それじゃあ茶柱さんはそっちのコースをお願いね。僕はこっちから滑るから」

茶柱「えっ!?あ、は、はい!わかりました!」

最原「それじゃあ、先に行くね。……それっ!」ピュー…

茶柱「………」クルッ

茶柱「………」ソローリ…

モノクマ「……茶柱さん、なに逃げようとしてんのさ?」

茶柱「!?」ビクッ!

モノクマ「ほら、君も行くんだよ。さもないと終わらないよ?」

茶柱「え、えっと……ちょっと、心の準備をさせていただけません……」

モノクマ「問答無用!れっつ、ごー!」ドンッ!

茶柱「ひっ!うにゃぁぁぁぁぁぁっ……!」ズザーッ!

モノクマ「ふ~、いい仕事したなぁ……!さ、かーえろ!」スタスタ…

820 : - 2017/03/06 16:06:07.79 o3St8tnK0 465/1000

―――以下 最原の回想

「うにゃぁぁぁぁぁっっ!!!」

 茶柱さんのことを心配して彼女が滑ってくるはずのレーンを覗きこんだ僕の耳に謎の叫び声が聞こえてくる。その声を聞いて固まっていた僕の目に、肌色の物体が猛スピードで接近してくる様子が映った。

「ぶっ!?」

「ふぎぃぃっ!?」

 本当にとんでもない速度だった。僕はとっさに避ける事も叶わずに固まったままそれを顔面に受ける。

 ものすごく痛いが、触れた途端に柔らかく張りがある事がわかったそれの正体が茶柱さんのお尻だと言うことに気がついたとき、僕はプールの底に沈んでいた。

 なんと言う強烈なヒップアタックだろう。痛みと共にお尻の感触がまだ顔全体に残っている。というより、どうやったらあんな姿勢でスライダーを滑ってくるのだろうか?そんな事を考えた僕だったが、このまま水の中にいては窒息してしまうため、大急ぎで水面から顔を出して息を深く吸った。

「あ……!」

 気がつけば鼻血を出していた。これはあくまで顔面に強い衝撃を受けたからであって、不埒な妄想をしたからではない。確かに茶柱さんのお尻を顔面で受けたがこれはその時の衝撃で出たものであって、決して柔らかさとか感触とかを思い出して噴出した鼻血では無いのだ。

821 : - 2017/03/06 16:06:53.98 o3St8tnK0 466/1000

「だすっ、助けてください~~っ!だ、だれか~~っ!」

 そんな風に誰に対してかわからない言い訳を繰り返していた僕だったが、後ろの方で水面をもがく音と助けを呼ぶ声がする事に気がついて振り向いた。すると、そこには半泣きでじたばたと暴れまわる茶柱さんがいるではないか。

「だ、大丈夫!?足でもつったの?」

「あ、ああ!最原さん!たずけでくだざ~い!」

「わっ!?ちょ、ちょっと!?」

 心配して駆け寄った僕に対して、半泣きの茶柱さんは一心不乱にしがみついてきた。思いっきり抱きしめられているせいか、大きな彼女の胸も思いっきり僕の体に押し付けられており、その感触をたっぷりと味わう事になってしまう。

「じ、実は、転子は泳げないんです!さ、最原さんに放されたら溺れ死んでしまいます!どうか!どうか情けを!」

「ちょっと!お願いだから落ち着いて……うわっ!?」

 大声で喚き散らす茶柱さんは腕どころか脚も使って僕に絡み付いてきた。腰と腰が密着する感触に顔を赤くしながら、僕は必死に茶柱さんを宥めようとする。

822 : - 2017/03/06 16:10:01.85 o3St8tnK0 467/1000

「おち、落ち着いて茶柱さん!ここ、足付くから!」

「……え?」

 僕のその一言に我に返った茶柱さんは、そっとプールの底に足を付いた。そのままゆっくりと僕の顔を見て、次いで僕に抱きついている自分の姿を見る。

「……あ、あ……!」

 一目でわかった、これは不味い。現状、僕に抱き付いて密着している茶柱さんと、鼻から血を垂らしている僕。なにかこう、壮大な勘違いをされることは間違いない組み合わせだろう。

「この……破廉恥男死ーーーっ!」

「うわぁぁぁぁぁぁっ!!!」

 その予想通り、顔を真っ赤にした茶柱さんによって僕はプールサイドまで投げ飛ばされた。最後の最後まで彼女に対する理不尽さを感じながら、この場所で気を失った僕の一日は唐突に終わりを迎えたのであった。

―――回想終了

823 : - 2017/03/06 16:11:56.13 o3St8tnK0 468/1000

―――これまた翌日 4Fコンピュータルーム

入間「ひゃっはー!今日は俺様と一緒だぜ!ダサイ原ごときが俺様と一日を過ごせる事に感謝しな!」

最原「……もうやだ、なんでこんなに問題がある人が連続で来るんだよ……?」

入間「まぁ、安心しろよクサイ原!今日はゲーム空間に入ってのお仕事だ!美人過ぎる俺様に欲情しなくて済むぜ!」

最原「………」

入間「ゲームのアバターだとしても俺様は美人だから、溢れるエロスでおっ起っちまってもしかたがないけどな!ひゃ~っはっは!」

最原「……はぁ」

入間「うぅ……。反応してよぉ……!寂しいじゃんかよぉ……!

824 : - 2017/03/06 16:12:50.45 o3St8tnK0 469/1000

―――数時間後

最原「……仕事は何事も無く終わったぞ。逆に意外だな……」

入間「それも有能な俺様のおかげだからな!感謝して敬って崇め奉れ!ひゃ~っはっはっは!」

最原「あ、うん。今回は素直に認めるよ」

入間「ひぃぃ!まともに褒められた……!間違いなくこの後ヤバイことが起きるぅ……」

最原「じゃあどうしろって言うのさ……?まぁ、いいや。さっさとログアウトしよう」

入間「そ、そうだな!それじゃあ電話の所へ行って……入間美兎っと」シューン!

最原「……僕も行こう。最原終一……」シューン!

最原「……ん。現実世界に戻ってきたみたいだな。おや?」

王馬「あはははは!ほら、こっちだよ~!」

入間「返せっ!返してくれよ~っ!」

最原「王馬くん?なにやってるの?」

王馬「あ、やっと最原ちゃんが起きた!にしし!ちょっとこれ見てよ!」

最原「……これはあのデジカメ?中に一体何が……?」

825 : - 2017/03/06 16:17:49.02 o3St8tnK0 470/1000

―――以下 最原の回想

 王馬くんから差し出されたデジカメの記録を見る僕、そこには驚きの内容が映し出されていた。

 大きく胸をはだけさせている入間さんの写真や足を組んで際どい所で中身が見えない様になっている写真など、かなりぎりぎりのエロスを醸し出している写真がずらりと記録されていたのだ。

「にしし!二人がゲーム世界に行っている間にこっそりとね!せっかくのカメラだもん、使わなきゃもったいないよね!」

 悪びれずそう言う王馬くんに呆れながらも、よくもまぁこんなに色々な構図を思いつくものだと感心してしまう。ボタンを操作していけば、まだまだ別の写真が映し出されて行った。

「や、やめろよぉ!見んなよぉ……!」

「とか何とか言っちゃっても、ほんとは見られて嬉しいんでしょ?入間ちゃんはドスケベだからなぁ!」

「ひぐぅ……そ、そんなには嬉しく無いもん……!」

「じゃあちょっとは嬉しいんだね?最原ちゃん、了承も取ったし、思う存分見てやってよ!」

「ああっ!そんなぁ……///」

 コントみたいな二人のやり取りを聞きながら、僕の指はボタンを押し続けていた。次々に映し出される入間さんの胸の谷間、太めの太もも、ぎりぎり見えないスカートの中身を写真越しに見つめていく。

826 : - 2017/03/06 16:18:22.02 o3St8tnK0 471/1000

「も、もう、本当に止めろって!」

「あっ……!」

 流石に我慢の限界だったのか、僕の手からデジカメを叩き落した入間さんが赤い顔をしたままそれを拾い上げようとする。その時、僕は見てしまった。

 ひらりとはためいたスカートの中身、背中側から広がったそれの下にある柔らかな曲線、桃の様な形のそれを……

「もう消す!このカメラも没収するからな!」

 大慌てでデジカメ内のメモリーを消去する入間さん、でも、もう遅い。

 今の一瞬の光景は、すでに僕の脳内に焼きついて離れなくなってしまったのだから……

―――回想終了

827 : - 2017/03/06 16:18:57.28 o3St8tnK0 472/1000

王馬「……にしし、俺のおかげで良い物が見れたでしょ?感謝してよね、最原ちゃん!」

最原「お、王馬くん……!」

王馬「春川ちゃんはスレンダーだからね。たまには多少下品でも肉感のある女の子も見てみたいでしょ?」

最原「え、えっと……」

王馬「……でもま、ああいう女の子を自分好みに開発していくのって燃えるよね!俺、春川ちゃんはいい素質を持ってると思うんだよな~!」

最原「………」

王馬「にしし!それじゃあ俺は帰るね!また遊ぼうね、最原ちゃん!」

最原「……僕も帰るか、明日に備えよう……」

831 : - 2017/03/06 19:31:22.26 o3St8tnK0 473/1000

―――翌日 2-A教室

最原(……今日は夢野さんと一緒に空き教室の掃除を言いつけられたんだけど……)

夢野「んあ~……」zzz…

最原「寝ちゃってるよ……。まぁ、仕事もほぼ終わりだし、後は僕一人でやっておくか……」サッサッ…

夢野「んあ~……んあ~……んあ?」

黒光りする何か「」コソコソコソ…

夢野「んあ~っ!?」ガバッ!

最原「うわぁっ!?ゆ、夢野さん!?」

夢野「ごごごご、ごきっ、ごきっ、ごきいぃぃっ!?」

最原「えっ……!?あぁ、安心してよ。ほら、ただのごみだって」

夢野「んあ?本当か?」

832 : - 2017/03/06 19:38:51.75 o3St8tnK0 474/1000

最原「ははは、よく見てみなよ。きっと寝ぼけてたから見間違えたんだよ」

夢野「なんじゃ、人騒がせなゴミめ。危うくこの教室ごとウチの魔法で消し飛ばしてしまうところじゃったぞ」

最原「それにしては慌ててたみたいだけど?今も僕に抱きついて離れようとしないしさ」

夢野「んあ~!ウチを馬鹿にするでない!そんなこと言うとおぬしを……っっ!?」ビクッ!

最原「……?夢野さん、どうか……」

夢野「さ、最原よ。一生の頼みがある……!」

最原「え……?」

夢野「う、ウチを、このままとある場所に連れて行って欲しいのじゃ……」

最原「このままって……抱きかかえたままってこと?なんでそんなこと……?」

夢野「……なんじゃ」

最原「え?」

夢野「お、おしっこが、漏れそうなんじゃぁっ!」

833 : - 2017/03/06 19:43:14.35 o3St8tnK0 475/1000

―――以下 最原の回想

「た、頼む最原……もっと、ゆっくり……!」

「ご、ごめん……」

 僕は何で謝っているんだろうと思いながらそっと足を前に進ませる。お姫様だっこされた状態で身を強張らせる夢野さんは顔を青くしながら必死に尿意に耐えているようだ。

「す、すまん……出来ればゆっくり急いでくれ……!」

「い、いや、そんなの無理に決まって……」

「んあ~!揺らすでないっ!んひっ!お、大声も出させるでない……!」

 ぶるぶると震えながら必死に耐える夢野さんを見ながら僕もあせり始めていた。もしもこんなところで夢野さんに恥をかかせることになったら、僕の明日は無い。間違いなく茶柱さんに消されてしまうだろう。

 幸いな事に女子トイレまでの距離はそう遠くない。ただ一つの難関を除いてはなんとかなりそうな雰囲気ではあった。

「……夢野さん、覚悟は良い?」

「う、うむ……!」

 眼前に広がる下りの階段を見ながら、僕と夢野さんは同時に息を飲み込んだ。ここを降りればトイレまではすぐそこだ、そう、降りることが出来れば……

834 : - 2017/03/06 19:44:42.94 o3St8tnK0 476/1000

「う、ウチは覚悟を決めたぞ……!最原よ、頼む……」

「じゃあ、行くよ……!」

 そっと下りの一歩目を踏み出す。ただ歩くよりも落差が出来た分、大きな振動が夢野さんに伝わる。

「ひぃ……んっ……!」

 目を硬く閉じ振動に耐える夢野さんの口からは、喘ぎ声にも似た悲鳴が漏れ出ていた。幼い雰囲気の夢野さんの口からそんな声が出ると言う事に不覚にもドキッとしてしまう。

「あ、あぁ……最原ぁ……!ウチ、お腹が痺れてぇ……っ!」

「が、頑張って!あともう少しだから!」

「ひっく……あぁっ、や、さしく、たのむ……」

 声だけを聞くとなんだか危ない感じがする僕たちの会話。それでも、僕と夢野さんの表情は真剣そのものだ。

「ほら、もう少しだから!もうちょっと我慢して!」

「最、原ぁ……!っく、も、もうっ……!」

 我慢の限界を伝える夢野さんの表情はとても愛くるしかった。羞恥に染まった頬、潤んだ瞳、濡れたと息を吐き出す口……いつもの可愛い表情とはまた違う、嗜虐心をそそられるその表情に心臓が高鳴る。 
 

835 : - 2017/03/06 19:48:47.56 o3St8tnK0 477/1000

 もしここで僕が足を止めたらどうなるだろうか……?不意に湧き上がった欲望が悪魔のように僕に囁く。

 僕の腕の中で子供のように大声で泣き喚きながらお漏らしをしてしまう夢野さんの姿を想像した瞬間、足が止まりかけたのは事実だ。でも、それ以上に夢野さんの事を大切に思う僕の気持ちが勝った。

「ついたよ夢野さん。そっと降ろすからね……」

「あ、あぁ……ありがとう、最原……!」

 僕の腕から降ろされ地面に足をついた夢野さんは、生まれたての小鹿のような震える足で女子トイレの中に消えて行った。

 その背中を見送ったあと、僕はそっとその横の壁にもたれかかって自分の最悪の考えを恥じる。だが、同時にこうも考えてしまった。

(もし、あのまま欲求のままに動いていたら、今頃あの妄想は現実になって……)

 背徳感に背筋が震える。なんて恐ろしい事を考えるんだと自分を責める。

 それでも……湧き上がってしまった自分の嗜虐心を抑えきることは、僕に出来そうに無かった。

―――回想終了

836 : - 2017/03/06 19:54:45.24 o3St8tnK0 478/1000

―――翌日 作業最終日 図書室

赤松「………」

最原(……今日で作業の最終日。これが終われば女子の皆のおしおきは終わって、いつも通りの日々に戻れる……けど、なんだか赤松さんの様子が変だぞ?)

赤松「………」

最原(ずっと黙ったままで、何も話してくれない……僕、何かしちゃったかな?)

赤松「……ねぇ、最原くん」

最原「あ!な、なに?」

赤松「……その……君の事、疑っちゃって本当にごめんね……っ!」ポロポロ…

最原「!?」

赤松「いつも君には助けられてばっかりで、良い人だってわかってたはずなのに……それなのに私、最原くんにあんなにひどい事を……!」

最原「な、泣かないでよ赤松さん!僕、全然気にして無いから!」

赤松「……ううん、そんなこと言わなくて良いよ。私が最原くんだったら、私のこと絶対に許さないと思うもん」

最原「そんなこと無いって!」

837 : - 2017/03/06 20:02:48.13 o3St8tnK0 479/1000

赤松「私、酷い奴だもん……あんなに優しくしてくれた最原くんを変態扱いして、モノクマにおしおきさせようだなんて……一歩間違ったら、何の罪も無い最原くんが酷い目にあってたって言うのに、それなのに、私は……!」

最原「ああ、もうっ!」ギュッ!

赤松「きゃっ!?……さ、最原くん……?何してるの?」

最原「……僕、本当に気にして無いから……赤松さんのこと、嫌いになんかなって無いから……!」

赤松「え……?」

最原「ぼ、僕だって、皆に誤解される様なことをしてたのが悪いんだよ……!悪いのは、女子の皆だけじゃないから、だから、赤松さんがそんなに気にすることは無いんだよ!」

赤松「最、原くん……!」

最原「だからそんな悲しい顔しないでよ……。赤松さんがそんな顔してるの見ると、僕も悲しくなるんだ……だから、だから……っ!」

赤松「……ありがとう、最原くん……!」ギュッ…

最原「あ……っ!」

839 : - 2017/03/06 20:10:23.89 o3St8tnK0 480/1000

―――以下 最原の回想

 赤松さんの腕が僕の背中に回る。背中に触れる温かい手の感触に僕の口から自然と吐息が漏れた。

「私、本当に馬鹿だね……こんな風に最原くんを困らせてばっかりでさ……」

「そんなこと無いよ。僕は赤松さんの優しさに何度も救われてるんだからさ……」

「あっ……!」

 ぎゅっと、彼女を慰めるように腕の力を強める。僕に抱き寄せられた赤松さんの口から熱い吐息が漏れ、僕の首筋に触れた。

「……最原くんって、意外と女の子の扱いに慣れてるんだね。こんな風に抱きしめて慰めるなんてさ……」

「えっ?あっ!こ、これはその……」

「……ふふ、やっぱり違うか」

 そっと顔を上げた赤松さんが僕の瞳を見つめる。ほんの数センチしか離れていない彼女が優しく微笑み、口を開く。

「『こんなことするのは、君だけにだよ』……そう言って、優しくキスの一つでもすれば、女の子なんて簡単に落ちちゃうんだから……!」

「~~~~~っっっ!!!???」

840 : - 2017/03/06 20:40:39.10 o3St8tnK0 481/1000

「……あ~あ、もう、頑張ったんだけどなぁ……」

 ぷくっと頬を膨らませた赤い顔の赤松さんが不満げに呟いた。その表情がいつもの明るい彼女のものであることに気がついた僕は安堵するが、同時に不安も覚える。

 彼女に恥をかかせてしまったのではないか……あそこまで言ってくれたのに、何も出来なかった僕は男としてどうなのだろうか?そんな情けない事を考えてしまう。

「ねぇ、最原くん。一つだけ覚えておいてね」

 そんな僕の不安げな表情を見て取ったのか、少し悪戯っぽい笑みを浮かべた赤松さんは、それでも真面目な口調でこういってくれた。

「……女の子が抱きしめられて、何の抵抗もしなかったら……それは、あなたの好きにしてって事なんだよ?」

「え……!?」

「……そう言うことだから、覚えておいてね?最原くん……!」

 それだけ言い残すと、赤松さんは手早く仕事に取り掛かって行った。取り残された僕は更に顔を赤くして今の言葉の意味を考える。

 ……いや、考えるまでもないのだろう。そういう事なのだ。赤松さんは、後は僕の勇気だけだと言っているのだ。

 そっと自分の左胸に手を当てる。やっと落ち着いてきた心臓の音を聞きながら深く息を吐く。

(次、こそは……!)

 まだ今は行く勇気が持てない。そんな臆病な自分の事を情けなく思いながら、僕は次のチャンスこそはモノにするぞと家宅決心したのであった。

―――回想終了

853 : - 2017/03/07 01:06:57.27 9Sb2wH3L0 482/1000

―――その日の夜 食堂

最原「ふぅ、一時はどうなるかと思ったけど……」

百田「これでおしおきは終了だな!」

白銀「良かったよ~、これで安心して熟睡できるね!」

王馬「ちぇ~、もう少し派手にスカート捲りとかやっときゃ良かったな~!」

入間「ふ、ふざけんな!そんな馬鹿な真似したらぶっ飛ばすからな!」

赤松「まあまあ、もうこれで終わりなんだし、そんなに興奮しなくても……」

モノクマ「と、思った~?残念!まだもう少し続くのです!」

全員「!?」

854 : - 2017/03/07 01:37:25.23 9Sb2wH3L0 483/1000

茶柱「ま、まだおしおきが続くですって……!?もう、全員仕事をこなしたじゃないですか!?」

夢野「最初の約束と違うではないか!?ウチらを騙したのか!?」

「……落ち着け、きっと何か追加があるってことだろ」

真宮寺「ククク……まぁ、そんなところだろうネ。ここは話を聞こうじゃないか」

モノクマ「うぷぷ、そんなに構えないでよ。このおしおきは自由意志だからさ!」

春川「自由意志のおしおき?話が見えないんだけど」

モノクマ「このおしおきを受けるのはたった一人!やるかやらないかも君たちの手に委ねられているよ!」

百田「はぁ?そんなのやらねぇに決まってるじゃないかよ」

東条「そんなのおかしいわ、きっとやらないととんでもない罰を与えるとか言うつもりよ」

モノクマ「信用がないなぁ……ボク、ちょっと悲しくなって来たよ、グスン」

キーボ「白々しい……泣き真似なんかしても意味はありませんよ!」

モノクマ「本当にやるかやらないかは自由なんだって、それを決めるのはボクじゃなくって……最原くんだからさ」

最原「ぼ、僕が!?」

855 : - 2017/03/07 01:38:14.30 9Sb2wH3L0 484/1000

王馬「ふ~ん……なんか面白そうじゃん。モノクマ、詳しく教えてよ!」

モノクマ「はいさ!ではでは、まず最原くんにはこれを渡しておきます!」つ首輪

最原「これは……首輪?」

モノクマ「それは『言いなり首輪』って言ってね、つけた人を文字通り言いなりにしちゃう秘密のアイテムなのだ~!」

全員「!?」

モノクマ「期間は装着してから一日間!その間、つけられた人は最原くんの思うがままになっちゃうすごい道具なんだよ!夢が広がりまくるよね~!」

茶柱「な、なんですかそれ……?そんなの、まるで奴隷じゃないですか!」

モノクマ「うん、奴隷だよ」

茶柱「え……?」

モノクマ「女子たちへの最後のおしおきはね、最原くんから行われるものなんだよ。君たちが犯人だと騒ぎ立てて心を傷つけた最原くんに、ボクは復讐のチャンスをあげようって言うんだよ!」

最原「ふ、ふざけるな!僕はそんなこと望んじゃいない!」

モノクマ「……あ、そう?それならそれで良いんだよ。そのまま持ってて、使わなきゃ良いだけなんだ」

最原「え……?」

856 : - 2017/03/07 01:43:36.96 9Sb2wH3L0 485/1000

モノクマ「首輪はこの学園内に居る限りは何時でも使えるからね!気が向いたら使えば良いし、気が乗らなかったら使わなくて良いんだよ!言ったでしょ?君たちの自由意志に任せるってさ!」

赤松「ほ、本気なの?最原くんが望まなければ、その首輪は使わなくて良いの?」

モノクマ「うん、最初からそう言ってるでしょ?じゃあ、ボクは伝えることは伝えたから帰るね。ばいなら~!」ピューン!

キーボ「……行ってしまいましたね」

百田「な、なんだよ……まだおしおきが続くって言うから身構えちまったけど、そういうことなら安心だな!」

赤松「そうだよ!最原くんがそんなひどいことするわけがないしね!」

王馬「……ねぇ、最原ちゃん。一応その首輪の説明書を読んでみたら?」

最原「え……?」

王馬「一応だよ!見てみるのはただなんだから良いでしょ?」

最原「う、うん……じゃあ、見てみるよ……」ペラ…

857 : - 2017/03/07 02:00:35.65 9Sb2wH3L0 486/1000

 言いなり首輪 説明書

 この首輪は装着者の脳に干渉し、指定された人物の命令に逆らうと言う選択肢を消滅させる電波を放射するものです。

 効果は最長で一日間、使用しない限りはほぼ一生効力が失われることはなく、何時でも使用出来ます。

 装着の際にはモノクマが立会い、全裸になった装着される人物に直接首輪を取り付けます。これは、首輪の電波を妨害するジャミング装置を装着者が持って居ない事を証明するための措置です。

 装着してから24時間経った時点で首輪の効力は失われます。以後、装着者にはなんの後遺症も残りません。

 また、何も命令しないで一日が経つという萎えることを避けるために、使用した時点でモノクマがノルマとなる命令を幾つか使用者にお教えします。必ず、その命令は実行してください。

 以上のことを確認して、楽しいご主人様ライフをお過ごしください。

最原「……だってさ」

茶柱「装着の際に全裸になれ!?なんて破廉恥な首輪ですか!?」

白銀「いや、人に首輪の時点でだいぶ破廉恥だからね?」

夜長「でもでも~、終一が使わなければなんの問題もないよね~?」

百田「そうだぜ!終一がこんなばかげた物を使うわけがねぇ!な、終一?」

最原「あ、ああ、もちろんだよ!」

859 : - 2017/03/07 02:09:08.27 9Sb2wH3L0 487/1000

王馬「……本当に使わないの?」

最原「えっ……!?」

王馬「俺はすぐに使ったほうが良いと思うよ。出来れば今すぐにでもね……!」

獄原「な、なに言ってるの王馬くん!?ゴン太、最原くんにそんな酷い事させたくないよ!」

茶柱「きえぇぇっ!まさに卑猥な男死ですね!最原さんからおこぼれをもらって、女子にえっちなことをするつもりでしょう!?」

赤松「王馬くん!冗談にしても酷過ぎるよ!」

王馬「冗談?俺は大まじめに話してるけど?」

入間「ふ、ふざけんな!お前の魂胆はわかってるんだぞ!どうせ俺様のセクシーボディを好きにしようってんだろ!?エロ同人みたいに!」

東条「待って入間さん!……王馬くん、教えて頂戴。あなたがそこまで言う理由はなんなの?」

王馬「え~、そんなの簡単だよ!……人が死なないようにするためだよ……!」

最原「ひ、人が死ぬ?」

百田「どういう意味だよ!?」

862 : - 2017/03/07 02:34:49.10 9Sb2wH3L0 488/1000

王馬「皆、一緒に考えてみようよ。もし明日、再びコロシアイが再開されたとして……最原ちゃんの持つそれが効力を失うと思う?」

夢野「ど、どういう意味じゃ?」

王馬「……女の子一人を好きに出来る首輪。それを使って最原ちゃんが殺人を犯さないなんて確信が、いったいどこにあるのさ?」

全員「!?」

王馬「春川ちゃんでも茶柱ちゃんでも良い……自分以外の14人を殺せ、って命令したら、もうほとんど最原ちゃんの勝ち抜けは確定だよ?」

入間「あ……あぁ……っ!」

王馬「もし殺害計画が失敗したとして、最原ちゃんは困ることは無いよね?だって、犯人が分かってるんだからさ!学級裁判も楽勝だよ!」

最原「ぼ、僕はそんなこと絶対に……!」

王馬「うん、しないよね。俺はそう信じてるよ。でも、だからこそ言ってるんだよ」

最原「は……?」

王馬「……皆は信じられる?これからさき、どんなことがあっても最原ちゃんを信じてあげられる?人をノーリスクで殺せる凶器を持った最原ちゃんの事を、絶対に信じてあげられる?」

王馬「……出来ないよね?だとしたらさ、一番確実に安全を確保する方法って、最原ちゃんを排除することだと思わない?」

最原「!?」

863 : - 2017/03/07 02:36:43.47 9Sb2wH3L0 489/1000

赤松「だ、誰かが最原くんを殺そうとするってこと!?」

王馬「そうだよ。そして、その誰かには赤松ちゃんがなってしまう可能性だってあるんだよ?」

赤松「っっ……!」

王馬「……でも、俺が今言った可能性はすぐにその首輪を使うことで消えてなくなる。もちろん女子のうち誰かは苦しむ事になるだろうけど……それでも、死ぬことよりはましだよね?」

夢野「それは、そうじゃが……」

王馬「でも、だれよりも危険なのは最原ちゃんだよ?どうしてもその首輪を使うなって言っている人は、最原ちゃんに死ねって言ってるって事に気がついてる?」

百田「………」

王馬「……ねぇ、皆はどっちが良い?ああ、あんなことあったねって後で笑い話としてこの首輪の事を話すか、冷たくなった最原ちゃんの死体を見つけて、誰がクロなんだろうねって学級裁判で話すの、どっちがましだと思う?」

全員「………」

王馬「……でも、それを決めるのは最原ちゃんさ。一応、俺は忠告はしたよ?最原ちゃんは何が一番正しい道なのか良く考えて行動してね」

最原「………」

864 : - 2017/03/07 03:12:45.09 9Sb2wH3L0 490/1000

―――寄宿舎 最原の私室

最原「どうすればいいんだ……?」

最原(この首輪がとてつもなく危険なものだってことはわかってる。出来る限り早く使ってしまった方が良いってこともだ。でも、そんなことしたら女子の誰かが苦しむ事になる!)

最原(そんなこと出来ない……!でも、そうしなきゃ皆の不和の元になる。もしもこれのせいでコロシアイが起きたら、僕は一生後悔することになる!)

最原「僕は一体どうすれば……?ん?」

最原「ドアの所になにか……?これは、手紙?何通かあるぞ」

最原「……全部で2通か、中身を読んでみよう」

865 : - 2017/03/07 03:13:28.94 9Sb2wH3L0 491/1000

『最原くんへ、あの首輪のことで話があります。もし良ければ、私の部屋に来てください。赤松楓より』

最原「……赤松さんからか、文面からして、きっと自分に首輪を使えって言ってくるんだろうな……もう一通は?」

『最原へ、もう手紙を出した理由はわかってるよね?あんたの力になりたいんだ。良ければ、私の部屋に来て 春川』

最原「春川さん……彼女も僕の事を気遣ってくれてるのか……」

最原(……どうする?手紙をくれた二人はきっと自分に首輪を使えって言うつもりだ。それを承知で相談しに行くか?それとも、もう少し一人で考えてみるか?)

 ……どうする?(ここで行かなかった所で、この後首輪を使用するときに選択できなくなるわけではありません)

1、赤松の部屋に行く

2、春川の部屋に行く

3、もう少し一人で考える

ここから10こ下までの回答で決定

866 : 以下、名... - 2017/03/07 03:17:30.97 vK+4IHkT0 492/1000

3

868 : 以下、名... - 2017/03/07 03:23:51.64 3f9cEo4DO 493/1000

2で
3で様子見といきたいが、これは長引かせると選択肢が厳しくなる気がする

869 : 以下、名... - 2017/03/07 03:45:23.50 NgqZdE7p0 494/1000

2
春川に首輪とリードつけて夜の校舎を全裸散歩させるビジョンしか視えない

871 : 以下、名... - 2017/03/07 04:04:41.35 EeJbYizU0 495/1000

消去法で2だネ
他の子にやったら間違いなく道を踏み外すキッカケになるけど、春川サンにはその心配がないから

884 : - 2017/03/07 13:03:47.41 9Sb2wH3L0 496/1000

―――春川の部屋

最原「………」

春川「来たね。とりあえず入りなよ」

最原「……うん」

春川「……手紙を読んできたんだよね?なら、私が何を言おうとしてるかも察しがついてるはずさ」

最原「……本当に良いの?」

春川「じゃなきゃあんな手紙渡さないよ。……遠慮すること無いんだよ。私は、あんたの玩具なんだし」

最原「……僕はそう思えないよ。確かにこの間そういう話になったけど、心の底から春川さんを玩具だとは思えない。僕にとって、春川さんは大切な友達なんだ……」

春川「………」

最原「だから、そんな春川さんを利用するような真似はしたくない……そんな事したら、本当に君を玩具として扱っているようで、僕は……」

春川「……ごめん、最原。私もちゃんと話すべきだった」

最原「え……?」

885 : - 2017/03/07 13:04:37.14 9Sb2wH3L0 497/1000

春川「私も……あんたの事、大切な友達だって思ってる。ご主人様だとも思ってるけど、それより前に友達だってちゃんと思ってる。ここにいる皆の事だって、大切に思ってるんだ」

春川「だからこそ、私にその首輪を使って欲しいんだ。その首輪が原因で誰かが死ぬ事を避けるためにも、それは使ってしまった方が良い。なら、誰に使うべきだと思う?……使って欲しいって思う奴じゃないの?」

最原「………」

春川「皆を守りたい、誰にも死んで欲しくない、だから首輪を使って貰おう……そういう自己犠牲の考え方じゃ、必ず心に傷は残るよ。そして、ここにいる皆はそういう考え方をする奴ばかりさ……でも、私は違う。わかってるよね?」

春川「奴隷扱いされたい、あんたの言いなりになりたい……そんな願望を持つ私なら、奴隷扱いも楽しめる。こんな変態を利用しなくてどうするってのさ?」

最原「……本当に良いの?」

春川「良いって言ってるでしょ?むしろ、こっちからお願いしたいくらいなんだからさ」

最原「……分かった。僕、決めたよ。春川さん……君に、この首輪を使わせてもらうね」

886 : - 2017/03/07 13:05:35.61 9Sb2wH3L0 498/1000

―――以下 最原の回想

「……はい、怪しいものを身に着けていないことは確認しました。ではでは!最原くん、やっちゃってください!」

 モノクマの言葉に覚悟を決めながら首輪を広げる。そして、目の前に立つ春川さんを見つめた。

 首輪の説明書にあったとおりに素裸になってボディチェックを受けた春川さんは、その体を隠すことなくその場に立っていた。表情に多少の羞恥は見受けられるが、それも楽しんでいるようだ。

(……前にも思ったけど、綺麗な体だよな……)

 不謹慎ながら、そんな事を考えてしまった。起伏の乏しい身体ではあるが、バランスの整った春川さんの体はシミも怪我もない真っ白な肌と相まって非常に綺麗に見える。

 そして、そんな中にも感じられる女性としての部分を見たとき、僕の顔は真っ赤に染まってしまったのであった。

「……ごめんね。見てて楽しい裸じゃないでしょ?」

「あ、いや!そんなことないよ!」

「ふふふ……♡それじゃあ、私の体を見て興奮したんだ?」

「う、その……」

「冗談だよ。そんなに固くならないで……すべき事は分かってるよね?」

 僕の緊張を解きほぐそうとしてくれたのか、はたまた自分の快感のためなのかは分からないが、春川さんはそう言って微笑んだ。その笑みを見ながら僕も覚悟を決める。

887 : - 2017/03/07 13:06:35.47 9Sb2wH3L0 499/1000

「それじゃあ……行くよ?」

「はい。お願いします、ご主人様……♡」

 首輪を持った手を彼女の首へと伸ばす。白くて細い首にそれを巻きつけた後、僕は首輪の止め具をきつく締めた。

「……はい、これで春川さんは24時間最原くんに逆らうことができなくなりました。あと、これがノルマの命令ね!ちゃ~んと言う事を聞かせるんだよ!」

 見つめ合う僕と春川さんに一枚の紙を残して、モノクマは部屋から去って行った。沈黙と共に残された僕たちはそのまま見つめあい、やがて口を開く。

「……なっちゃった。正真正銘、最原の奴隷に……!でも、なんでだろうね?恥ずかしくも苦しくも無いよ。ただただ、嬉しくて……気持ち良いんだ……♡」

 そう言うと、春川さんは今まで見せた事の無い表情をして笑った。とても綺麗で、淫らで、純粋な笑み……その笑顔に胸を高鳴らせながら、僕は彼女に巻きついた首輪を指でなぞる。

「……今日一日よろしくね、魔姫……!」

「はい、ご主人様……♡」

 奴隷にされたとは思えないほど幸せそうな声色で、彼女はそう言った。

―――回想終了

888 : - 2017/03/07 13:18:12.18 9Sb2wH3L0 500/1000

春川「……あ、そうだ。あんた、私以外にも首輪を使う様に誰かに言われた?」

最原「え……?あ、うん。一応……」

春川「そっか、じゃあ、後で女子の皆にはきっちりフォロー入れておくから」

最原「そんなことまで任せても良いの?」

春川「ふふふ……まだまだ未熟な奴隷だけど、ご主人様に迷惑はかけないよ。……大丈夫、皆があんたに悪感情を抱くことの無い様にしておくからさ」

最原「……ありがとう、春川さん」

春川「礼には及ばないよ。当然の事をするまでだからさ……それじゃあ今日は解散して……」

最原「……そうはいかないんだよね」

春川「え……?」

最原「……もう少しだけ待って貰って良いかな?今日中にクリアしておきたい命令があるんだ。皆が寝静まったら、外に行くよ」

春川「……うん♡」

889 : - 2017/03/07 13:20:59.00 9Sb2wH3L0 501/1000

―――以下 最原の回想

「はぁ……♡はぁ……っ♡」

 足元で聞こえる春川さんの荒い息遣いに体が熱くなる。僕はそれを無理やり封じ込めて、左手を握る力を強めた。

 寄宿舎を出て左へ……まっすぐ学園の入り口に向かう僕の手には、赤い手綱が握られていた。

「あはっ、まさかこんなに早く望みが叶う日が来るなんて……♡」

 赤い紐の先にあるのは先ほど僕が春川さんに取り付けたあの首輪、そして、それに繋がれながら春川さんが恍惚の表情を浮かべる。

 ぺたぺたと地面を四つん這いで歩きながら進む彼女に対して視線を送った後、僕はモノクマが残した命令の一文に視線を戻した。

『30分間、首輪にリードをつけて一緒にお散歩すること』……3つある命令のうちの一つを今のうちに終わらせておこうと思ったのは、皆の目がある間にこれをやれば間違いなく変な感情を持たれると思ったからだ。この判断は正しかったと思うが、誰も制する者がいないという事が春川さんの欲望のストッパーを外してしまったらしい。

 誰も命じていないのに犬の様に四つん這いになって散歩を始めたのだ。間違いなく自分の趣味であるその行動を止めようと思った僕だったが、すんでのところでそれを取りやめた。

 自分の願望があるとはいえ、僕のために春川さんが協力してくれているのは間違いない。そして、僕はこの前彼女の協力者になると言ったばかりだ。

 誰にも見られる心配は無い。見られたところで、モノクマの命令だと言えば納得してくれるだろう。このある意味安全な状況で、彼女の欲望に歯止めを利かせる理由がどこにあるというのだ? 

 春川さんへのお礼の意味と自分の言葉に責任を取る意味も含めて、僕はこのまま彼女の好きにさせるようにした。僕と春川さんは共犯者、蔑まれるなら二人一緒だ。

 そんな事を思い浮かべながら校舎に続く扉を開ける。屋内に入った事で興奮が少し収まったのか、春川さんはちらりと僕を見て時間の確認をしてきた。

890 : - 2017/03/07 13:22:38.85 9Sb2wH3L0 502/1000

「最原、今何分経った?」

「まだ三分も経ってないよ。まだまだだね……」

「そっかぁ……まだまだかぁ……♡」

 その声色に残念そうな感情は込められていなかった。むしろまだ時間が多く残っている事に悦びを見出している様に聞こえる。

 ぺたぺたと音を立てながら進む春川さん。玄関近くにあるベンチの所まで来た時、彼女は体を反転させて僕に向き直った。

「ねぇ、最原……一つ、お願いがあるんだけど……」

「……何?」

「……服、脱がせて貰っても良い?」

 ドクン、と心臓が音を立てた。ちょっとそこの物取って貰って良い?……そんな気軽さで自分を裸にしてくれと頼んできた春川さんを見ると、少しだけめまいがする。

 でも、それでも……僕は彼女の願いを叶えてあげたかった。だから、声には出さず、その願いに対して小さく頷く。

892 : - 2017/03/07 13:23:24.48 9Sb2wH3L0 503/1000

「……あは♡じゃあ、よろしくね……!」

 とても嬉しそうに笑った後、春川さんはころりと仰向けにひっくり返った。犬が自分を可愛がって貰うときの格好をしたまま、荒い呼吸を繰り返す。

 ああそうか、彼女は犬だから立てないのか……そんな事を漠然と考えながら僕は春川さんに手を伸ばす。セーラー服を脱がせ、ワイシャツのボタンを丁寧に外す。思ったより、緊張はしなかった。

「あ……!」

 明かりの無い校舎の中では彼女の体はよく見えない。でも、その声で春川さんのシャツのボタンがすべて外れたと言うことだけはなんとなく理解できた。

 僕はもう一度彼女を四つん這いにさせてワイシャツを彼女から剥ぎ取ると、今度はスカートのホックを外した。そして、そのままファスナーを下に下ろしていく。

 ……それは一瞬のことだった。雲の切れ間から顔を出した月が校舎の中を照らし、僕たちの周囲を明るく光らせる。それと同時に、春川さんの腰からスカートが滑り落ちた。

 ほんの一瞬……それでも、その光景は僕の目に焼きついた。僕が見えたのは、小刻みに震える春川さんの小さな背中と、元々の肌の色である白と興奮によって生まれた赤の色が入り混じり、ピンク色に染まった彼女の小さくて可愛いお尻だった。

 それを見た瞬間、僕の中で覚悟が決まった。そっと彼女の背中に手を伸ばし、優しく撫でる。

「……可愛いよ魔姫、とっても可愛い……!」

「んっ……はぁ……♡」

 手に触れる春川さんの肌の感触と聞こえてくる喘ぎ声にゾクゾクとした痺れを感じながら僕は思う。今日、この夜だけは彼女と同じ所まで墜ちてしまおうと……

 僕の望みのためにその身を差し出してくれた彼女のために、僕も同じ倒錯者として振る舞って彼女の望みを叶えようと……!

893 : - 2017/03/07 13:25:58.84 9Sb2wH3L0 504/1000

「……服はこのベンチに置いて行くよ。わかったね?」

「う、うん……」

「……魔姫、お返事は?」

「え……?」

 ポカンとした表情の彼女の顔に触れ、そっと目線を合わせてやる。何かを言い聞かせる様にして彼女の瞳を見つめていると、魔姫は何かに気がついた表情をした。

 魔姫の頬が染まる。瞳は潤み、表情には期待が満ちていく。僕が彼女に促す様な目をすると、魔姫は震える声できちんと返事をした。

「わ、わん……」

「……良く出来たね、魔姫は賢いなぁ」

 そっと彼女を抱き締めて、その頭をくしゃくしゃと撫でてあげる。まるで芸を覚えた犬を褒める様なその行動に対し、魔姫が嬉しそうに息を吐くのが分かる。

 人を犬として扱う事への背徳感と征服感を感じながら、僕は彼女の体を手放す。そして、手綱を手に立ち上がると再び歩き始めた。

894 : - 2017/03/07 13:27:11.87 9Sb2wH3L0 505/1000

「……まずは倉庫に行くよ。わかった?」

「わん……!」

「僕はそこで探し物をするけど、魔姫は静かに待っていられるかな?」

「わん、わん!」

「よしよし、良い子だね……!そこでカメラを見つけたら、今日は写真をいっぱい撮ろうか。魔姫は写真を撮られるのが大好きだもんね」

「わんっ!わんわんっ!」

「あはは!そんなにはしゃがないの!」

 もう一度腰を下ろして、彼女の頭を優しく撫でる。心底嬉しそうな魔姫の顔を見つめた後、僕は笑顔で言った。

「今日はたくさん可愛がってあげるからね、魔姫……!」

「……わふっ、わんっ♡」

 お互いの意思を確認しあった後で再び歩き出す。静かな校舎の中で、僕たちの足音だけが響き続ける。

 この日、僕たちは校舎中を歩き回り、30分どころか夜が明ける寸前まで楽しみ続けたのであった。

―――回想終了

895 : - 2017/03/07 13:33:28.95 9Sb2wH3L0 506/1000

最原(……翌日、僕が春川さんに首輪を使った事は僕が食堂に行った時には知れ渡っていた。恐る恐る皆の反応を伺うと……)

赤松「あ、最原くん!私以外にも首輪を使う様に言ってきた人がいたんだね!……事情は春川さんから聞いたよ。大丈夫、私は気にしてないから!」

夜長「ん~、ちょっと残念だけど行動を起こした魔姫が上手だったかな~!アンジーは素直に認めるよ~!」

白銀「春川さんかぁ……まぁ、ベターな所だよね!何がベストって聞かれても困るんだけどね……」

夢野「春川と最原は仲が良いからのぉ、頼る気持ちも分かるわい」

茶柱「男死にしては良い判断だと言えるでしょう!でも、あまり不埒な真似はしないように!」

東条「皆を守ると言う観点ならば私でも良かったわけだけど……自分で志願しなかったのだから、それは口先だけのものよね。春川さんの勇気に敬意を表するわ」

入間「俺様は俺様以外の女がどうなろうとしったこっちゃねー!」

最原(……と言う感じだった。男子も同じようなもので、どうやら僕に悪感情を抱いた人はいないみたいだ。春川さんが上手くやってくれたのだろう)

最原「……ありがとう春川さん。助かったよ」

春川「ふふ……言ったでしょ?ご主人様に迷惑はかけないって……。さ、次の命令を頂戴。どんなものでも喜んで受け入れるからさ……♡」



909 : - 2017/03/07 21:46:07.74 9Sb2wH3L0 507/1000

―――購買部

モノスケ「……おう、よう来たなぁ!お父ちゃんから話は聞いてるで!」

春川「購買?何か買うの?」

モノスケ「なにか買うも何も、アンタのもんを買うんやで?」

春川「え……?」

最原「二つ目の指令はね、君の下着を買うことなんだ。それを試着した姿も見せろってさ」

春川「……そっか、そうなんだ。ふふ、上等じゃん」

モノスケ「へっへっへ……そんで兄ちゃん、どんなドスケベ下着をこの嬢ちゃんに履かせるつもりや?今回はスペシャルアドバイザーも用意してやったで!」

春川「スペシャルアドバイザー?」

910 : - 2017/03/07 21:47:58.78 9Sb2wH3L0 508/1000

モノキッド「ヘルイェー!俺様を呼んだか!?」

モノスケ「スペシャルアドバイザーのモノキッドや!今回はオマエラの為に、勝負下着を越えた地獄下着をセレクトして貰ったで!」

モノキッド「ビンビンに来たものだけを選んでやったぜ!もはやノーパンのほうが健全だと思うくらいの激ヤバな代物をプレゼントするぜーっ!」

春川「………!」ドキドキ…

モノキッド「さぁ、早速お披露目といこうぜ!スイッチ、オーーー……」

最原「あ、それ要らないから」

春川モノスケ「えっ!?」

モノキッド「」

911 : - 2017/03/07 21:51:55.19 9Sb2wH3L0 509/1000

モノキッド「い、要らない……?俺様のセレクションに費やした時間をパーにするつもりか、おい!?」

最原「あ、うん。そうなるね」

モノキッド「」

最原「……モノスケ、普通のパンツを見せて。特に何の変哲もない奴をお願い」

モノスケ「えぇ……?別にかまへんけど、なんや調子狂うなぁ……」

モノキッド「お、俺のセレクションの何が気にくわねぇってんだよ……!?」

最原「……うわ、改めて見ると女の子の下着って色々あるんだね。ブリーフとトランクス、ボクサーパンツ位しかない男物とは大違いだ」

春川「う、うん……」

最原「えっと、これが普通の奴なのかな?春川さんは何色が好き?」

春川「え……?特に好きな色は無いけど……」

最原「じゃあ僕が勝手に決めちゃうね。えっと、後はどんなのがあるかなぁ?」

モノスケ「……あの坊主、何を考えとるんや?」

最原「ちょっと大人びた奴はこっちか、あっちは少し変わった奴が多いな」

春川「………」

913 : - 2017/03/07 21:57:47.11 9Sb2wH3L0 510/1000

最原「指令は『下着を選んで購入し、試着する姿を確認しろ』としか書かれてないよ。どこにも一枚だけとは書かれてないじゃないか」

モノスケ「は、はぁ?ちゅーことはなにか?お前は何枚もパンツを持ってくつもりなんか?」

最原「そうだよ。でも、そんなにたくさんは要らないよ。あんまり大量にあっても意味ないしさ。精々、7、8枚じゃないかな?」

モノスケ「そんだけあったら一週間のローテーションが組めるやないか!」

最原「うん、そのつもりだけど」

モノスケ「!?」

最原「……春川さん、後で君の持ってる下着は全部処分させてもらうよ。これからは、僕が選んだ下着を履いて生活してね」

春川「えっ!?」

最原「ああ、安心して、もし欲しいデザインの下着があったら僕に言ってくれれば良いから。そうしたら、僕が買って渡してあげるよ。……ご主人様に黙って勝手に購入したりなんかしたら、駄目だからね?」

春川「っっ~~~~~!?」ゾクッ!

914 : - 2017/03/07 21:59:09.78 9Sb2wH3L0 511/1000

モノスケ「ちょ、待てや!たかがパンツと言えど、そんなに持ってかれてたまるか!こっちは客商売やぞ!そんなことしたら商売あがったりや!」

モノキッド「……良いじゃねぇか」

モノスケ「ファッ!?」

モノキッド「最原よぉ……俺はさっき、お前のことを気にいらねぇと言ったがあれは撤回だ。俺様は、お前みたいなルールの裏をついて何かする面白い奴も、メスを自分好みに変えちまおうとするあくどい奴も大好きだぜ!ヘルイェー!」

モノスケ「お、おまっ!?この店で赤字を出してお父ちゃんに怒られるのはワイなんやで!?」

モノキッド「うるせーっ!頭でっかちは黙ってろ!このボケが!」ポカポカ!

モノスケ「こらっ、殴るな!ギターはやめぇ!」

モノキッド「つーわけだ最原!好きなものを好きなだけ持ってけ!俺様が許可する!」

最原「……じゃ、許可が出たところで遠慮なく……今回は普通に可愛い奴を中心に選ぼうかな。あと、子供が履く様なプリントパンツも一枚選んじゃお」

春川「………」ドキドキ…

915 : - 2017/03/07 22:02:30.09 9Sb2wH3L0 512/1000

最原「楽しみだな。普通の女の子みたいな格好をする春川さんは、きっとすごく可愛いんだろうな」

春川「……から」

最原「ん?」

春川「……あんたが望むなら、私はどんな女にでもなるから……だから、好きにして……好きな様に私を……作り変えて……っ!」

最原「ふふふ……。今の魔姫、すごく可愛い顔をしてるよ?見せてあげたいくらいだ」

春川「っ……♡」

最原「……最後の指令は夜にこなすから、皆が寝たらAVルームに来てね。わかった?」

春川「……わん♡」

916 : - 2017/03/07 22:03:42.76 9Sb2wH3L0 513/1000

―――深夜 AVルーム 以下 春川の回想

 皆が寝静まった深夜、私は最原に呼び出されて最後の指令をこなしていた。それは『抱きしめられたまま5分間過ごせ』と言うものであり、別段難しいものではなかった。

 だが、もうとっくに5分など過ぎていると言うのにまだ私は最原に後ろから抱きしめられたまま身動き一つ出来ていない。それは、彼から命じられたもう一つの命令のせいだった。

『……魔姫は賢いねぇ、それじゃあ次は……伏せ!』

『わおんっ♡』

 今、私は彼の膝の上である映像を見せ付けられている。

 昨日の深夜、最原と共に行った散歩の映像……そこには、全裸で犬のように振舞う私の姿がしっかりと収められていた。 

 最原に芸を仕込まれ、それを嬉々とした表情で行う私。リードを引っ張られ、笑顔で最原に従って四つん這いで歩く私。自分の恥ずかしい部分をカメラに見せ付けるようにして止まる私……

 今まで見たことの無い顔をした自分の姿がそこにはあった。改めて、自分がこんな変態だったのかと認識させられる。

 本来、服を着て過ごすはずの校舎内でこんなにおかしな真似をしている……そんな自分の姿を見せられ、私は体が熱くなっていく事を認識していた。

「……春川さん、正直に答えてね。……君は、こんな映像を見てもまだ露出行為を止められない?」

 後ろから最原の声がする。映像をしっかり見ろと言われている私はその声に反応して振り向くことすら出来ない。彼がどんな表情をしてこの質問をしているのか、それを確認することも出来ないのだ。

917 : - 2017/03/07 22:08:44.64 9Sb2wH3L0 514/1000

(最原は全部わかってるんだ……私がこの映像を見せられて、どんな反応をしているのかを……)

 彼は知っているはずだ。私の頬が期待で赤く染まり、体が火照り、呼吸が荒くなっていることを……

 それでも……私は言わなければならない。彼の質問に正直に答えるべく、私は口を開いた。

「……ごめん。止められそうに無いよ……っ!」

 その声は思ったより震えていた。信じられないことに涙交じりの声であった。もっと恍惚とした、救いようの無い熱を帯びた声が発せられると思っていた私はその事に驚き……そして、理解した。

 私は恐いのだ。見捨てられることが恐いのだ。もしかしたらこの映像は最原からの最終通告なのかもしれない、自分がこんなに愚かな事をしていると私に教えて、露出行為を止めさせようとする最原からの最後のメッセージだったのかもしれないのだ。

 それでも止められないと言った時……今度こそ、最原は私の説得を諦めて皆に私の趣味を言うかもしれない。救いようが無い女だと見放して、私を置いてきぼりにするかもしれない……私は、それが恐かったのだ。

(ごめんなさい……ごめんなさい……!)

 知らず知らずのうちに涙が溢れていた。恐怖と、寂しさと、申し訳なさと……様々な感情が入り混じった涙を流す私の頭に、なにか温かいものが触れた。

「……泣かないで、大丈夫だよ」

「最、原……?」

 よしよしと子供をあやす時の様に私の頭を撫でる最原。その手の温もりが、私の心を解きほぐしていく。

918 : - 2017/03/07 22:12:02.58 9Sb2wH3L0 515/1000

「大丈夫だから……春川さんを見放したりなんかしないよ。それが君の望みなら、僕は一生懸命受け止めるから……」

「それに……こんな映像を撮ってる時点で僕も同罪だよ。春川さんと同じ、真の意味での共犯者ってわけ。だから、寂しくなんか無いよ。僕が君の傍に居るからさ……!」

 じんわりと胸の中に広がっていく温もり。ぐちゃぐちゃになっていた心が、その言葉を受けて素直になっていく事が分かる。

 私はずっとこの言葉を待っていた。誰かにそう言って欲しかった。

 暗殺者としてではなく、子供たちの面倒を見るお姉ちゃんとしてでもない。ただの女の子、『春川魔姫』として、私の全てを誰かに受け入れて欲しかったのだ。

「う、うぅ……うわぁぁぁぁん!」

「……よしよし、大丈夫だからね……」

 もう、首輪の効力は消えていた。私は振り返ると、自分に与えられた居場所……最原の胸の中で大声で泣き続ける。

 今まで出来なかった誰かに甘えると言うことが、彼の前でならば出来る気がした。

「さい、はらぁ……さいはらぁぁっ!」

「……大丈夫だよ。春川さんは一人じゃない。僕が傍に居るからね……」

 優しく最原に抱きしめられながら私は泣いた。涙が枯れるまで泣き続けた。

 そうやって泣き続けたながら、私はようやく自分のことを好きになれる様な気がしていた。 

―――回想終了

919 : - 2017/03/07 22:13:12.32 9Sb2wH3L0 516/1000

「……ねぇ、最原。この首輪、もらっても良い?今日の記念にとっておきたいんだ」

「……ううん、やっぱり訂正。またあんたと遊ぶとき、これをつけてたいからさ……駄目かな?」

「……ありがとう。大事にするね。……じゃあ、代わりにこれをあげるよ。今、私があんたにあげられる物なんて、これしかないからさ」

「……最原、私、あんたのこと……ううん、なんでもない」

「……また遊ぼうね、ご主人様……♡」

 第三章 大逆転学級裁判 完 生き残り人数(もちろん)16名

 春川魔姫のパンツを手に入れました! 彼女の心に安らぎを与えました!

 春川魔姫のパンツ 

 春川を受け入れた証、赤色の動きやすさを重視したもの。その場で脱いだものを直接受け取った為、少し温かい。既に彼女の持つ他のパンツはモノクマに処分して貰ったため、これが元々春川に支給された最後のパンツである。

920 : - 2017/03/07 22:14:11.44 9Sb2wH3L0 517/1000

―――寄宿舎 最原の私室

最原「……今回も色々あったな。でも、なんとか乗り越えられて良かった」

―――コンコン……

最原「あれ?お客さんかな?はーい……」ガチャ…

夜長「………」

最原「アンジーさん……?どうかしたの?」

夜長「……終一、なんでアンジーと遊んでくれないの?」

最原「えっ?」

夜長「他の女の子とは一緒に遊んだりしてるよね?何でアンジーを選んでくれないの?」

最原「あ、アンジーさん……?」

夜長「なんで……?どうして……?何で何で何で何で何で何で?どうしてどうしてどうしてどうして?」

最原「うぅっ!?」ビクッ!

夜長「……終一、次はアンジーを選んでくれるよね?絶対に、何があってもさ……!」

 どう答える?

1、はい

2、いいえ 

921 : 以下、名... - 2017/03/07 22:14:56.89 UTDWOKs/o 518/1000

1

943 : - 2017/03/08 19:39:08.57 nK+uRtPU0 519/1000

最原「わ、わかった!わかったから!僕が悪かったから、落ち着いてよアンジーさん!」

夜長「……約束する?次はアンジーと一緒に過ごすってさ……!」

最原「わかった、約束するから!だから……」

夜長「……おっけ~、なら良いよ~!今回は許してあげる~!」

最原「ほっ……」

夜長「でもさ~、んふふ~……そっか~!」

最原「???」

夜長「……悪かったって思うってことは、アンジーの事を放置してた自覚があるんだよね?理由も無く、他の女の子と一緒に過ごしてたって自覚がさ……!」

最原「ひっ……!」ゾクッ

夜長「終一……許すのは今回だけだよ?次に神様を怒らせたらばちがあたるよ?……わかったね?」

最原「う、うん……!」

夜長「……じゃあ、アンジーは帰るから……ばいばい」ガチャ…

最原(……何とかアンジーさんを納得させられた。でも、これが本当に正しい道だったんだろうか……?)

944 : - 2017/03/08 19:39:43.89 nK+uRtPU0 520/1000

―――それから暫くして……

最原「ふぅ……疲れたな。今日は眠ろうかな……?」

―――コンコン……

最原「あれ、またお客さん?……はい、どちらさまですか?」

春川「……私だけど」

最原「春川さん?こんな遅くにどうかしたの?」

春川「……ちょっと時間もらえる?話がしたいんだ。出来たら、ここじゃない場所でさ……」

最原(表情から察するになにか真剣な話みたいだな……付き合ってあげよう)

最原「わかった。なら、僕の研究教室に行こうか」

春川「……うん」

945 : - 2017/03/08 19:40:36.55 nK+uRtPU0 521/1000

―――最原の研究教室

最原「それで?話したい事って何かな?」

春川「えっと……その……」

最原「……落ち着いてね。春川さんの準備が整うまで待つから、ゆっくりでも構わないよ」

春川「……うん、ありがとう。……あの、さ」

最原「なぁに?」

春川「……自分なりに考えてみたんだ。なんでこんな風になっちゃったんだろうって……始めは、初めて女の子として見られるのが嬉しくて、それで調子に乗っちゃったところがあるんだろうけど……その、最近、それだけじゃなくなって来たって言うか……」

最原「???」

春川「その……え、M気質って言うか……犬みたいになったりとか、奴隷って言われて喜んだりとか……そ、そう言う部分も出てきて、なんかおかしくなって来たって言うか、その……」

最原「……うん、それで?」

春川「……元々、私ってMなのかなぁって思って、考えてみたんだけど……きっと、それも今までの人生が関係してるんだと思うんだ」

最原「どういう意味かな?」

946 : - 2017/03/08 19:41:26.61 nK+uRtPU0 522/1000

春川「……暗殺者として育てらた私だけど、実際に人を殺すときにためらわなかったわけじゃない。でも、やらなきゃいけないって思って必死に仕事をこなしてきた。そんな時、私はいつも同じ事を考えてたんだ」

春川「これは私の意志じゃない。誰かに命じられて、仕方なくやってるんだ……ってさ。こうしなきゃ私も、施設の皆も困る。仕方が無い事だから、命じられた事だから、そう思って必死に人を殺めてきた……その反動が来ちゃったんだよ」

最原「………」

春川「道具として命じられて、そうやって生きてきた私だから……それを正当化して来た私だから、誰かに命じられる事で安心感を得ちゃうんだ。例えそれがどんなものであってもさ……」

春川「それが今までふたをしてきた罪悪感とかそう言うものと重なって、自分を罰して欲しいって思わせてるんだと思う。だから、自分が蔑まれる立場になる事に快感を覚えて、悦んじゃうんだよ」

最原「……それで?何が言いたいの?」

春川「きっと……きっと私は、そのうちあんたがついていけなくなる様な事を望む様になるよ。もっと深くて醜い、ドロドロした感情のままに動き出す……そんな姿、あんたに見せたくないんだ……!」

春川「だから最原……もう私に付き合わなくって良いよ。これ以上、あんたを私の我侭に付き合わせたく無い。破滅するなら私一人でするから……だから、もう……!」

最原「………」

947 : - 2017/03/08 19:42:25.72 nK+uRtPU0 523/1000

春川「ごめん……こんな馬鹿げた事に今まで付き合わせといて何だけど、もう、これ以上は……」

最原「知ってたよ」

春川「え?」

最原「春川さんとあの約束をしたときから、もう君が自分の欲望に歯止めが効かなくなる日が来る事ぐらい、分かってたんだよ」

春川「えっ……!?」

最原「僕はそれを承知で君に付き合うって言ったんだ。君の協力者になって、君と同じ罪を背負うって決めたんだよ?」

春川「な、なんで……?どうして、そんなこと……?」

最原「……僕も同じだから」

春川「え……?」

最原「僕も昔、嫌な事があって、ここに来たときには心を閉ざしてたんだ。でも、皆と会って変われた……過去に負けないで、もう一度前を向こうって思える様になったんだ」

最原「だから、今度は僕が誰かを助けられるようになりたい。僕が助けられたように、大切な友達が苦しんでいるのなら、それを助けてあげたいんだ」

春川「………」

948 : - 2017/03/08 19:45:50.96 nK+uRtPU0 524/1000

最原「もう一度言うね。君が自分の欲求を止められないというのなら、僕が受け皿になる。友達を見捨てる様な真似は、僕には出来ないよ」

春川「……ひっく、ぐすっ……!」

最原「……君は一人じゃない。僕が傍にいるから……だから恐がらないでこっちにおいで、魔姫」

春川「う、うん……うんっ……!」ギュッ…

最原「……一人じゃないって思うと安心するでしょ?一人ぼっちの心細さは僕もよく知ってるから……だから、魔姫が嫌がっても君を一人ぼっちにはさせないからね」

春川「ありっ、がとう……!ありがとう、最原っ……!」

最原「……お礼を言われる筋合いは無いよ。僕は君のご主人様なんだから、当然の事をしたまでさ」

春川「……ふふっ、そっかぁ……私、本当に良い主人に恵まれたんだね……!」

最原「そう思ってくれるなら嬉しいよ。僕も素敵な奴隷に恵まれたと思ってるからさ」

949 : - 2017/03/08 19:50:14.33 nK+uRtPU0 525/1000

春川「……でもさ、それでどうするの?ずっと一緒にいてくれるのは嬉しいけど、このままだと私、破滅まっしぐらだよ?」

最原「ああ、その事なら安心して!もう対策は考えてあるから」

春川「ほ、本当?」

最原「うん。対象を変えちゃえば良いんだよ」

春川「対象を、変える……?どういう意味?」

最原「魔姫は今、自分の過去に押し潰されようとしている。つまり、『罪の意識の奴隷』になりかかってるんだ。それを、『僕だけの奴隷』に変えちゃおうってわけ」

春川「!?」

最原「……自分の事を傷つけたいのは、自分の罪を裁いて欲しいからじゃなくって僕に苛められたいから。奴隷扱いが嬉しいのは、暗殺者という過去のせいじゃなくて僕に命じられる事が幸せだから……そういう風に魔姫の考え方を書き換えて、罪の意識を軽くしてあげるよ」

春川「は、はぁっ!?」

最原「分かりやすく言っちゃうとね……魔姫はこれから『罪の意識に苛まれる奴隷』から、『ちょっとえっちでドMな女の子』に生まれ変わるってことだよ」

950 : - 2017/03/08 19:55:11.47 nK+uRtPU0 526/1000

春川「……ふ、ふふ!なにそれ!?本当めちゃくちゃだよ!……でも……!」

最原「嬉しいんでしょ?」

春川「……分かっちゃうんだ?」

最原「当然!僕は君のご主人様だからね」

春川「ははっ……!うん、その計画乗ったよ。あんたの手で作り変えられるのも悪くないかな」

最原「契約成立だね!それじゃあ改めて……これからよろしくね、魔姫」

春川「こちらこそよろしくね、ご主人様!」

最原(……魔姫と心が通じ合った事が分かる。僕は、彼女にとって大切な存在になったみたいだ)

 春川さんと心を通じ合わせました! 春川さんと大切な約束をしました!

952 : - 2017/03/08 20:01:13.79 nK+uRtPU0 527/1000

最原「さてと……それじゃあ、皆も寝静まってる頃だし……このまま『お散歩』に行こうか?」

春川「……本気?」

最原「僕は本気だよ。魔姫は嫌なの?」

春川「……そんなわけ無いじゃん。私はあんた……ううん、終一の望む事なら何でもするからさ……♡」

最原「ふふ……!決まりだね。それじゃあ、首輪をつけようか」

春川「うん……でも、その前に……」

最原「……そっか、首輪を付けちゃうと脱がせにくいもんね」

春川「うん。だから、お願い……」

最原「分かったよ。……これからも僕だけに見せてね、君の本当の姿をさ……!」

春川「……うん。だから好きにして、私の心と体はあなたのものだから……♡」

953 : - 2017/03/08 20:06:29.48 nK+uRtPU0 528/1000

という感じのところで第一スレは終了させて貰うヨ。今晩中に第二スレを立てられると良いな。

ここまでお付き合いいただきありがとうネ。また、色々アドバイスをくれた方や、アンケートに協力してくれた人たちにもお礼を言わせてもらうヨ。

次に始まる第三章と四章の間のサブイベントでは、今まで以上に皆さんの協力が必要だからその部分でもお世話になると思うし、進みも遅くなっちゃうかもしれないけど、許してネ

では、また次のスレで会おうネ……!


続き
最原「超高校級のラッキースケベ?」天海「2スレ目っす!」ダンガンロンパV3

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