白銀「性転換ライト2!安価もあるよ!」【ニューダンガンロンパV3】(前編)

318 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/21 23:41:19.89 v1HjPYf20 207/407

ー寄宿舎春川の部屋ー


百田♀「それにしてももうすぐ元の性別に戻れるなんて、ほんとに良かったよな!」

春川♂「……」

百田♀「どうした?ハルマキ」

春川♂「百田は…男に戻りたいんだよね?」

百田♀「おう!あったり前だろ!」

春川♂「……」

百田♀「どうしたんだよハルマキ。何か様子おかしいぞ」

春川♂「…私は、男のままで居たいと思ってるんだ」

百田♀「!?な、何でだ!?元の性別に戻れるんだぞ!?」

春川♂「…元に戻っても結局このコロシアイ生活は続くし、男で居たほうが百田を守れるからね」

春川♂「これからも私が百田を守る。だから私はこのまま男で居続けたい」

百田♀「で、でもオレら付き合ってんだぞ?」

春川♂「…今だって同性愛してるヤツら居るじゃん」

百田♀「…まじか、そうなるのか…」

百田♀「……ハルマキ、考え直さないか?」

320 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/21 23:52:18.33 v1HjPYf20 208/407

春川♂「…百田は今の男の私のこと嫌なの?」

百田♀「嫌じゃない、が…」

春川♂「百田は今までこの生活で何を見てきたの?性別なんて飾りだってわかったんじゃないの!?」

百田♀「いや待て、待て、1回落ち着け」

百田♀「ハルマキ、オレは女のお前のことをちゃんと抱きたいと思ってるんだ」

百田♀「…駄目か?」

春川♂「駄目。百田は受けがいい、絶対に」

百田♀「……」

春川♂「私は男になったから、百田は受けになるとより可愛くなるって知ったんだよね。そんな可愛いとこ見せられて今更戻れないよ」

百田♀「……ハルマキ、お前の意思は硬いんだな…?」

春川♂「うん」

春川♂「……私と別れるって言うの?」

百田♀「いや、そうは言わないが…、二週間後にはオレらが男同士になると考えると……」

百田♀「……ちょっと考えさせてくれ…」

春川♂「何を考えるの?」

百田♀「…オレが男に戻るか、このまま女で居るかを」

春川♂「安心してじっくり決めていいよ」

春川♂「私はどっちの百田も大好きだから、どっちでも抱けるよ」

百田♀「お、おう…」

321 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/22 00:14:47.36 WfmAvz260 209/407

ー入間の研究教室ー


白銀「入間さーん、ちょっといいかな?」

入間♂「ん?何だよ。…ぼっち共が揃いも揃ってよ!」

ゴン太「ぼっち?え、えっと、ゴン太達は今4人居るから1人ぼっちじゃないと思うよ?」

「そういう意味じゃなくてだな…、まあいいが…」

「俺らだって来たくて来たわけじゃねえ。白銀に無理矢理連れてこられたんだよ」

白銀「まあ、たまにはね?」

入間♂「で、なんだ?惚れ薬でも作れってか?」

白銀「えっ!そんなもの作れちゃうの!?わー!欲しい欲しい!!」

白銀(ばら撒いたら超楽しそう!!)

入間♂「ケケッ、やっぱりお前は淫乱眼鏡だったんだな!」

入間♂「ねえよそんなもん!」

白銀「無いんだ…」

入間♂「多分作れるがな!」

白銀「え!作れるの!?」パアァッ

324 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/22 00:27:23.31 WfmAvz260 210/407

「おい、俺はそんなもん必要ねーぞ」

ゴン太「ゴン太も、そういうのを使うのは良くないことだと思うな」

白銀「2人共真面目だね…」

入間♂「枯れてんなぁ」

入間♂「ところでオレ様はこう見えても忙しいからな、用がないなら出ていきやがれ!」

白銀「今は何をしているところだったの?」

入間♂「例の発明品の虫を使用した実験だ」

ゴン太「あ、虫さんが活躍するんだね!ゴン太、見学していったもいいかな?」

入間♂「邪魔しねーってんなら特別に見学を許可してやるよ!」

ゴン太「うん、ゴン太邪魔にならないようにするね!」

白銀「わたしも見学させてもらうね!星くんも見ようね!」

「…ふん、まあたまにはこういうのも悪かねーか」

326 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/22 00:49:33.20 WfmAvz260 211/407

「で、具体的にはどういった実験なんだ?」

入間♂「まずゴン太から借りたこの虫の元々の性別を確認してから、コイツに性転換ライトを2回当てて性別を固定するんだ」虫に性転換ライトペカーッパカーッ

入間♂「性別が変わったことを確認して、次はこの試作の【性転換ライト<解>】を当てる!」ペカーッ

入間♂「性別が元に戻ったことを確認して、現在の時刻を記録して、そこから継続時間を計算するんだ」

入間♂「あとは経過を観察する!これだけだぜ!」

白銀「ちょっと地味な実験だね」

ゴン太「でももうみんなが戻れる装置は一応出来てるんだね!」

入間♂「一応はな。ただあとは持続時間の問題だ。今は1時間くらいで反転した性別に戻っちまいやがる」

入間♂「でもこれでも徐々に時間が伸びてきてるんだぜ?」

「なるほどな」

入間♂「……お前ら気は済んだな?じゃあとっとと帰りやがれ!」

ゴン太「ゴン太、邪魔になっちゃったかな?ごめんね入間さん!」

「謝るこたあねーぜ」

白銀「まあでも入間さんのお邪魔になるかもしれないし、そろそろ帰ろうかな…」

327 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/22 00:56:15.49 WfmAvz260 212/407

ゴン太「それじゃあ入間さん、実験頑張ってね!」ノシ

「程々にな」スタスタ

白銀「入間さん、わたし惚れ薬の完成待ってるね!出来たら連絡頂戴ね!」

入間♂「は!?本気かよ…」

白銀「え?まさか天才の入間さんともあろう方がホラ吹いたの?出来ないの?入間さんにも出来ないことあるんだー、へー、知らなかったなー」

入間♂「で、出来ないわけねーだろ!?た、ただ…」

入間♂「テメーまさかまだダサイ原を狙ってんじゃねーだろうな!?あいつは今バカ松とラブラブなんだから止めてやれよ!」

白銀「あれ、入間さんどうしちゃったの?なんか優しいね?」

入間♂「オレ様はいつでも優しいだろうが!」

白銀「安心していいよ、わたし最原くんのことはとっくに諦めついてるから」

入間♂「ほ、ほんとだな!?」

白銀「それは勿論!アンジーさんの神さまに誓ってだよ!」

入間♂「おい!胡散臭さが増したぞ!!」

329 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/22 01:19:33.50 WfmAvz260 213/407

白銀(特に何も用途を考えてないけど、何か面白そうだからという理由で入間さんに惚れ薬を作ってもらう約束をしたよ!)

白銀(カップル組には使うなって釘刺されちゃったから、使うなら茶柱さんか王馬くん辺りかなー)

白銀(誰惚れさせるか今から楽しみだなー!グフフ…)



ー購買ー


ガチャガチャ…

真宮寺♀「あら、それは何かしら?」

天海♀「これは…、メープルファッジっすね」

真宮寺♀「お菓子ね。頂いてもいいかしら?」

天海♀「どうぞ。俺はこれ甘すぎて苦手なんで、食べれそうなら全部あげますよ」

真宮寺♀「そうなのね。私は食べれるかしら…」パクッ

真宮寺♀「…………」

天海♀「……どうっすか?」

真宮寺♀「………そうね……私も、これはちょっと……甘すぎるわね……」

天海♀「やっぱりそうっすよね。これイギリスのお菓子なんですよ」

真宮寺♀「…そう……イギリスのお菓子なら仕方ないわね…」

330 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/22 01:32:18.79 WfmAvz260 214/407

真宮寺♀「まだ10粒くらい入ってるわね。これどうしましょうか」

真宮寺♀「甘いものが好きそうな方に、お裾分けでもするのがいいかしら?」

天海♀「うーん…。あ、そうだ」

天海♀「コーヒーに砂糖代わりに入れて飲んでみるとかどうっすかね?」

真宮寺♀「あら、良さそうね。すぐ口の中で崩れたから、きっとコーヒーに入れてもいい感じになりそうだわ」

天海♀「それじゃあ食堂に行きましょうか」



ー食堂ー


天海♀「はい、どうぞ。とりあえずブラックコーヒーっす」

天海♀「一応ミルクと砂糖も置いておきますね。お好みでどうぞ」

真宮寺♀「それじゃとりあえず1粒入れてみるわね」ポチャンッカチャカチャ…

天海♀「じゃあ俺も…」ポチャンッカチャカチャ…

真宮寺♀「」ゴクッ…

天海♀「…どうっすか?」ジーッ

331 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/22 01:40:21.06 WfmAvz260 215/407

真宮寺♀「もう!毒味させてるんじゃないわよ」

天海♀「あ、すみません、そういうつもりはなかったんすけど…」

天海♀「コーヒーを飲む真宮寺さんの横顔が綺麗だったんで、つい見とれちゃってました」

真宮寺♀「もう…///」

天海♀「照れた顔も可愛いんで、隠さないでくださいよ」

真宮寺♀「とんだタラシね…///」

天海♀「真宮寺さんにしかこんなこと言いませんよ」

真宮寺♀「…ばか……///」


白銀(で、メープルファッジコーヒーの味はどうだったのよ)少し遠い席に座ってる

334 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/22 02:03:22.78 WfmAvz260 216/407

ー最原の部屋ー


最原♀「……」

赤松「……えっと、最原くん」

最原♀「は、はい!」

赤松「そ、そんなに緊張することないと思うよ?だって…」

赤松「ただの添い寝だし……」

最原♀「そ、そうだけど、僕女の子と並んで寝たことないし…///」アセアセ

赤松「…うー…/// あんまり最原くんに意識されちゃうと、こっちまでなんだか恥ずかしくなってくるよ…///」

最原♀「ご、ごめん…」

赤松「わ、私達は今は女の子同士なんだから、添い寝くらい別におかしいことでもなんでもないんだよ?」

赤松「お付き合いはしてるけどさ…///」

最原(…改めてお付き合いしてるだなんて言われると緊張してくるな…)

335 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/22 02:17:13.39 WfmAvz260 217/407

最原♀「え、えっと、じゃあそろそろお布団に入ろうか…」

赤松「あれ?最原くん、そのままで寝るの?上着は脱がないの?」

最原♀「ああ、僕ちょっと寒がりなんだよね。寄宿舎の布団だけじゃちょっと肌寒くて…」

赤松「そうなんだね。でも今日は大丈夫だよ!」

赤松「私、結構体温高いんだよ。毛布係は任せてね!」

最原♀(毛布…。赤松さんに包まれるのか……)

最原♀(……なんか凄く恥ずかしい想像をしてしまった…///)

最原♀「じゃ、じゃあ上着は脱ぐね」

赤松「」ジーッ

最原♀「えと、何かな…?」

赤松「あ、いや、最原くんって普段上半身のガード高いから、なんか上着脱いだだけでちょっとエロいなーって思って…」

最原♀(赤松さん普通にいつも通りセクハラ言ってきた…)

最原♀(赤松さんは僕に対して友達感覚抜けてないようにみえるけど…)

最原♀(…意識しちゃってるのって僕だけなのかな…)

337 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/22 02:31:27.31 WfmAvz260 218/407

赤松「よーし!さあ最原くん、おいで!」ベッドに寝転んで隣をポンポン

最原♀「それ僕が言うべき台詞じゃないかな…?」

最原♀「あの、えと、し、失礼します…///」隣に入る

赤松「はい、ぎゅー!」ギュー

最原♀(…恥ずかしくて思わず赤松さんに背を向ける格好で寝たんだけど…)

最原♀(…………やばい。語彙がアレだけどヤバイ。これはやばい)

最原♀(……赤松さんの胸が背中に当たってやばい…)

赤松「ねえ最原くん」

最原♀「は、はいい!!?///」ビクッ

赤松「わ!びっくりした…」

最原♀「ご、ごめん、大声出して…」

赤松「…えっと、まだ緊張してるの?」

最原♀「…う、うん…///」

338 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/22 02:44:42.43 WfmAvz260 219/407

赤松「大丈夫だよ。別に取って食うわけじゃないんだから」頭なでなで

最原♀「……」

最原♀(…ちょっと、取って食われてみたいと思ってしまった…)

最原♀「…赤松さんはさ」

赤松「ん?」

最原♀「まだ僕のこと異性として見てくれてないでしょ?」

最原♀「なんだか、僕だけ異性として意識してるみたいで…」

赤松「…そんなこと考えてたんだね」

赤松「…そうだね、正直まだ最原くんをちゃんと男の子として見れてないかもしれないね」

最原♀「やっぱり…」

赤松「でも最原くんの態度にも問題があるんだよ?」

赤松「私に告白した時みたいにさ、もっと男らしくなってみてよ」

最原♀「男らしくか…」

339 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/22 02:53:54.11 WfmAvz260 220/407

最原♀「…もうちょっと時間をください…///」

赤松「うん、ちょっと意地悪言っちゃったかな?ちゃんと待ってるから大丈夫だよ」ギューッ

最原♀(…こんなことで僕は男に戻った時大丈夫なのだろうか…)

赤松「でもさ、最原くんがそんなんだから私、ちょっと安心してるところもあるんだよね」

最原♀「え?」

赤松「…私、まだやっぱりちょっと、女の子同士でそういうのって心のどこかで不安に思ってるみたいだからさ…」

赤松「今求められなくて良かったなとか、ちょっと思っちゃってるんだ…」

赤松「…ごめんね、覚悟決まったと思ってたんだけど…」

最原♀「赤松さん…。大丈夫だよ、気持はわかるから」

最原♀「僕だって元々男に戻るまで待ってもらおうと思ってたし、僕は平気だよ」

赤松「ありがとう、優しいね…」

赤松「でもこんなんじゃいけないと思うから、私もっと頑張るね…」ギュー

最原♀「…うん、ありがとう…」

346 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/22 21:17:51.92 WfmAvz260 221/407

ー入間の研究教室ー


入間♂(実験の観察している時間があんまり退屈だったから、白銀に勢いで頼まれた惚れ薬、つい作っちまったぜ)

入間♂(こんな短時間で出来ちまうなんて、オレ様TUEEEE!!)

入間♂(っと、他人に渡す前に自分で実験しないとな)

入間♂(ティースプーン1杯分の粉薬で24時間効果が継続する…はずだ)水の入ったコップにサラサラカチャカチャ

入間♂(白銀が変なことしても大丈夫なように24時間って制限付きにしたが、さてどうなるか)ゴクゴク

入間♂「おーい、斬美!ちょっとこっち来てくれ!」

東条♂「あら、何かしら?何かお手伝いすることでも?」トコトコ

入間♂(確か、薬を飲んでから最初に目を見たヤツを好きになるんだが、さてさて…)ジー

東条♂「…えっと、美兎さん、私の顔に何か付いているかしら?」

入間♂「いや、そういうわけじゃねーんだが…」ジーッ

347 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/22 21:18:45.99 WfmAvz260 222/407

入間♂「……駄目だ!何も変わんねー!!」

東条♂「!?ど、どうしたの?美兎さん…」

入間♂「実は惚れ薬を作ってみたんだが…」

東条♂「え!?惚れ薬ですって!?」

入間♂「自分を実験台にしてみたんだが、斬美に対して何も感情の変化がねえ!これは失敗作だな!」

入間♂「まさかこのオレ様が失敗するなんて…!」ぐぬぬ

東条♂「…そういうこともあるのね」

東条♂「ところで、それは成功していたら具体的にどういった効果が出る予定だったのかしら?」

入間♂「ええっと、『薬を飲んで最初に目を見たやつのことを24時間好きになる』っていう効果なんだが」

入間♂「具体的には…、他の物を見てもそいつの顔がチラつくようになる幻覚作用だとか、性的興奮を引き起こしたりだとか、そいつの声が自分にとって心地良いものに聞こえる作用とかだな!」

入間♂「ちなみに、オレ様が斬美に惚れてから起こるようになったことをモデルに効果を考えてみたんだぜ!」

東条♂「まあ、美兎さんったら…///」

348 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/22 21:24:24.70 WfmAvz260 223/407

東条♂「でも、普段美兎さんが私を見てそんな状態になっているということは、そんな美兎さんがそんな効能の薬を飲んでも、効いているのかどうか判らなくなるんじゃないかしら?」

入間♂「はっ!迂闊だったぜ!」

入間♂「ということは、成功しているかもしれねーんだな…」

入間♂「クソッ!折角自分で人体実験しても成功してるのか失敗してるのかもわかんねーなんて!」

東条♂「…なんなら、私が実験体になりましょうか?」

入間♂「あん?」

東条♂「私も勿論美兎さんにそのような感情を抱いているわ」

東条♂「だから私がそれを飲んで他の人を見てきて効果を確かめてくるの」

東条♂「…どうかしら?」

入間♂「駄目だ駄目だ!」

東条♂「私は美兎さんの実験の役に立ちたいのだけれど、私が実験体では不服かしら?」

入間♂「不服に決まってるだろ!」

入間♂「お前が他のヤツに惚れちまうんだぞ!?それが分かっておきながらやらせられっかよ!」

349 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/22 21:38:02.39 WfmAvz260 224/407

東条♂「平気よ。私は美兎さん一筋だもの」

入間♂「ほう?オメーはオレ様の発明品の効果が大したことね―と思ってんだな?」

入間♂「オレ様はイケメンすぎる天才発明家入間美兎様だぞ!?」

入間♂「そんなオレ様の発明品の効果は抜群だ!!…のハズだ!!」

東条♂「…確かに美兎さんはとても凄い人よ」

東条♂「でもあなたへの私の思いはそれ以上だと確信しているわ」

東条♂「あなたは私を信用できないのかしら?」

東条♂「私の愛が信じられないのかしら?」

東条♂「冷静に薬の効果を分析してみせるわ」

入間♂「斬美…」

入間♂「ハン、わかったよ!」

入間♂「オメーがそこまで言うなんて珍しいからな、ここはオメーを信頼して任せてやる」

入間♂「そ、そのかわり、他のヤツにそのまま惚れやがったら許さねーからな!!」

入間♂「ア、アタシを捨てないでよぉ…?」

東条♂「その言葉、依頼として受け取るわね」

東条♂「この依頼、必ず完遂させてみせるわ」

入間♂「おう、任せたぜ!」

350 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/22 21:51:15.80 WfmAvz260 225/407

東条♂「美兎さん、戻ったわ」

入間♂「おう斬美!どんな感じだったんだ?」

東条♂「まずは対象者だけれど、たまたま近くに星君が居たから、しばらく星くんとお話させてもらったわ」

入間♂「ほんほん、そんで?」

東条♂「確かに、入間さんが言っていた効果が見られたわ」

東条♂「私が普段星くんに抱くことはない感情ね」

東条♂「ただ…、既に伴侶が居る者には効果が薄いかもしれないわね」

東条♂「私が入間さんを想う心以上になることはなかったわ」

入間♂「なるほどな」

東条♂「けれど、恋人の居ない人や、誰かに振られてしまった人、寂しいと感じている人にはあれほどの効果でも『この人のことが好きなんじゃないか?』と錯覚するほどの効果は感じられたわ」

入間♂「それくらいなら白銀もカップル連中にいたずら出来なくて良いかもな」

東条♂「…この惚れ薬は白銀さんの依頼なのね。仕方のない方ね」

入間♂「まあアイツも最原に振られて寂しいんだろうさ」

351 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/22 21:58:15.36 WfmAvz260 226/407

入間♂「ともあれ実験は大成功だな!」

東条♂「美兎さん、他の発明品を作って遊ぶのも構わないけれど、性転換ライト<解>の発明を優先するようにね」

入間♂「勿論忘れてねーぞ!これはただの息抜きだからな」

入間♂「オレ様としても実験の観察だなんて暇でしかたねーんだよ、無駄に時間がかかるしよぉ」

東条♂「…だったら、キーボ君を呼んでメンテナンスをしてあげたらどうかしら?」

入間♂「お、それもそうだな」

入間♂「あいつ最近メンテしろってずっとうるさかったし、しかたねーからやってやるかー」

東条♂「それじゃあキーボ君を見かけたら声をかけておくわね」

入間♂「あー、あと白銀にも惚れ薬が出来たって伝えてくれ、会ったらでいいから」

東条♂「了解したわ」

352 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/22 22:12:07.09 WfmAvz260 227/407

白銀「入間さん!惚れ薬が出来たんだって!?」ドアバーンッ

入間♂「おう!出来たぜ白銀!惚れ薬24Hだ!」

白銀「昨日頼んだばかりなのに早いね、流石超高校級の発明家だよ!」

入間♂「ひゃーっひゃっひゃっひゃ!もっと褒めやがれ!」

白銀「すごーい!あなたは発明が得意な超高校級なんだね!たーのしー!」

白銀「で、使い方を教えてほしいんだけど…」

入間♂「この粉状の惚れ薬をティースプーン1杯分、惚れさせたいやつに飲ませるだけだ!」

入間♂「あとはそいつが誰かの目を見たら、そいつのことが好きになっちまうんだぜ!」

白銀「なるほどなるほど!」

入間♂「具体的な効果としては、他の物を見てもそいつの顔がチラついちまう幻覚、性的興奮の引き起こし、そいつの声が自分にとって心地の良い物に聞こえちまう作用だ!」

白銀「すごい!なんかエロ同人みたいだね!!」

入間♂「ちなみに効果は即効性だが、きっちり24時間で効果は切れる(予定だ)ぜ」

白銀「へー」

入間♂「ちなみに、既に相手が居るやつに使っても効果はあんまりないぜ」

白銀「…ふーん」

白銀(ちょっとつまんないかも…)

353 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/22 22:19:21.66 WfmAvz260 228/407

入間♂「…お前が悪用しねーようにワザと効果は薄くしてんだぞ」

白銀(いたずらする気満々だったのバレちゃってたか…)

白銀「えーっと、他に注意することとかあるかな?無ければ使いに行きたいんだけど…」

入間♂「後は特に説明することは無いぜ!くれぐれも悪用すんなよ!」

白銀「うん!」

白銀(前の性転換ライトの時も思ったけど、入間さん、明らかに悪用用途しか思いつかないものでもそれ言ってくるけど、逆に悪用以外でどう使えと…)

白銀(まあ、茶柱さんか王馬くんだよね、使うとしたら)

白銀(あ、あとアンジーさんも普通に面白そう)

白銀(よーし!まずは部屋に戻って準備するぞー!)

354 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/22 22:26:19.43 WfmAvz260 229/407

ー寄宿舎、白銀の個室ー


白銀「モノクマカモーン!」指パッチン

モノクマ「はいはい、今度は何?」ビヨヨーン

白銀「わたしの研究教室にバーがあるじゃない?」

モノクマ「あるね」

白銀「あそこにアルコールを持ってきてよ!はい、リスト!」

モノクマ「おやおや、高校生なのにお酒飲んじゃう気なの?」

白銀「別に…、才囚学園内って治外法権じゃない?」

白銀「お酒もさ、イギリスなら5歳から飲めるんだし、まあいいじゃない」

モノクマ「まあ殺人するよりは君達高校生からしたら だいぶ現実的だろうからね」

モノクマ「いいよ、30分で用意しておくよ」

白銀「よーし!白銀バー開店だよ!」

白銀「さーて、お客さん呼ばないとねー」スタスタ

355 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/22 22:32:11.27 WfmAvz260 230/407

ー寄宿舎屋外ー


最原♀「えっと、…今日も曇ってるね」

春川♂「これで3日連続だね」

百田♀「見れね―ならしかたねーな」

王馬♀「これ絶対おかしくない?昼間は晴れてるのに夜だけ曇天なんてさ」

茶柱♂「えっと、王馬さんは今日もしばらく雲が晴れないか粘るのですか?」

王馬♀「勿論」

春川♂「はぁ…、付き合ってらんないよ」

春川♂「百田、帰るよ」

百田♀「お、おう…」

白銀「ちょーっと待ったぁ!」

全員「!?」

356 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/22 22:36:47.97 WfmAvz260 231/407

白銀「みんな、今日はもうちょっと夜更かししない?」

白銀「わたしの研究教室でお酒でも飲みながらさ!」

百田♀「酒…?」

王馬♀「うーん、まあしばらく雲も晴れなさそうだし、時間つぶしには悪くないんじゃないかな?」

最原♀「で、でも僕らまだ未成年だし…」

白銀「じゃあ最原くんは帰っていいよ?」

最原♀「えっ」

白銀「代わりに、そこの物陰で隠れている夜長さん、一緒に飲まない?」

アンジー「およー、バレちゃってたかー」

春川♂「あんたまた…」

アンジー「アンジーはよく島でお酒飲んでたし、久しぶりに飲みたい気分かなー?」

茶柱♂「お酒ですか…、転子はちょっと…」

白銀「あ、茶柱さんは絶対来てもらうよ?」

茶柱♂「えっ!?」

357 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/22 22:43:07.81 WfmAvz260 232/407

百田♀「まあたまには良いか」

春川♂「百田が行くなら私も行くよ」

アンジー「アンジーも、もっちもちー!」

王馬♀「オレも行くよー!」

茶柱♂「ええ…、皆さん行かれるのですか…」

白銀「迷わなくて大丈夫だよ!茶柱さんは強制参加だからね!」

茶柱♂「転子だけ何故!?;」

最原♀「……」

白銀「あ、最原くんはどっちでもいいよ?」

最原♀(何故僕だけハブろうとするのだろうか…)

最原♀「じゃあ…、赤松さんも誘ってみようかな」

白銀(人数増えるのかぁ…、まあいいけど)

359 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/22 23:16:26.66 WfmAvz260 233/407

ー白銀の研究教室ー


白銀「白銀バーへようこそ!」

王馬♀「へー、これってただのセットじゃなくてホントに使えるんだね」

白銀「バーテンはわたしがするよ!」バーテンの格好をしながら

白銀「ドリンクもちゃんと作れるから、任せてね!」

赤松「最原くん、どこ座ろっか」

最原♀「うーんと…」

白銀「カップルの皆さんはシート席をおすすめしちゃうよ!」

白銀「ぼっちな方々はカウンター席へどうぞ!」

アンジー「でもでもー、アンジーは魔姫の隣がいいなー!」

春川♂「は?私の隣は百田専用席なんだけど」

百田♀「オレと逆の隣りならいいんじゃなーか?」

春川♂「…まあ、百田が良いならいいよ」

アンジー「やたー!」

360 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/22 23:26:18.89 WfmAvz260 234/407

白銀「カウンター組はもっと近く座ったらどうかな?」

茶柱♂「じゃあお隣り失礼しますね!」

王馬♀「うん、別に好きにしていいよ」

白銀「じゃあみんな、何飲みたい?」

白銀「色々揃ってるから、大抵の物は作れると思うよ」

春川♂「…酒の種類なんてわかんないんだけど」

赤松「お酒なんて飲んだことないもんね…」

アンジー「アンジーはねー、セッ○ス・オン・ザ・ビーチでお願いねー!」

白銀「かしこまり!」

百田♀「なんかやべえ名前だな…」

白銀「あ、そうだ。ウコン配っとくね。飲んどいてね」

王馬♀「どんだけ飲ます気なんだよ…、飲んどくけど」

茶柱♂「あ、転子はウーロン茶でお願いします」

最原♀「あ、僕もそれで…」

白銀「え?ウーロンハイ?うん、まかせてね!」

最原♀「え…」

361 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/22 23:35:20.15 WfmAvz260 235/407

赤松「私は何か甘いものがいいな。お酒って苦そうなものが多いイメージだから」

白銀「甘いものお任せだね、OKだよ!」

春川♂「……じゃあ、ビール飲んでみたいかな。前から気になってたんだよね」

白銀「モノクマー!生1丁!」

モノクマ「もう!ボクをパシらないでよ!」瓶ビールとグラスドンッ

最原♀「でも持ってきてくれるんだね…」

王馬♀「オレは炭酸系おまかせでー」

白銀「おk、把握」

百田♀「じゃあオレもハルマキと同じビール飲んでみるか」

白銀「モノクマ!グラス追加だよ!」

モノクマ「グラスくらい自分で持って行ってよね!」グラスドンッ

白銀「あと蓋開けてあげてね」

モノクマ「もう!」爪ジャキンッ

赤松「なるほど、モノクマってああいう風に使えば良いんだね!」

モノクマ「ボクは校長なんだぞー!」ガオー

363 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/22 23:47:02.49 WfmAvz260 236/407

王馬♀「ねえここお通し出ないの?」

白銀「居酒屋じゃないからね、ここ…」

茶柱♂「お絞り貰えますか?」

白銀「馴染むの早いね。はいどうぞ」

春川♂「先飲んでいい?」

百田♀「みんなのが来るまで待とうぜ」

白銀「いや、飲んでいいよ?会社とかサークルとかの飲み会じゃないんだから」

白銀「とりあえず夜長さんのを先に作っちゃうかー」

白銀(ウォッカとメロンリキュールとクレーム・ド・フランボワーズとパイナップルジュースと惚れ薬を入れて…)カッシャカッシャカッシャ

白銀(まあ位置的に多分春川さんを見るんだろうな…)ダバーッ

白銀「出来たよ夜長さん!セッ○ス・オン・ザ・ビーチだよ!」

アンジー「やたー!いただきまーす♪」ゴクゴク

白銀「え、一気?嘘でしょ?」

白銀(いや、まあ、いいけどさ…、吐かないでよね?;)

364 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/22 23:59:43.46 WfmAvz260 237/407

アンジー「ぷはーっ!美味しいよつむぎー!」

白銀「そ、それは良かったよ…」

白銀(ほんとに一気飲みしちゃったよ…)

アンジー「……」

白銀(あ、やばい、普通にアンジーさんと目があっちゃった)

アンジー「うーん、アンジーやっぱりカウンターに座っちゃおっかな―♪」

白銀(げぇっ!やば!惚れられた!)

アンジー「つむぎー、おかわりお願いねー!」

白銀「あっはい。…他のみんなの作ってからね?」

白銀(まあアンジーさんは適当にあしらっとこう…)

白銀(赤松さんは甘いものだったよね)

白銀(赤松さんは最原くんと付き合ってるから惚れ薬は入れられないね、真面目に作るかー)

白銀(女子はいつの時代もカルーアミルクが好きでしょ)カチャカチャ

白銀「はい赤松さん!カルーアミルクだよ!」

赤松「じゃあ、いただきます!」ドキドキ

365 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/23 00:05:50.36 cmtcmuYx0 238/407

赤松「…うん!コーヒー牛乳みたいで甘くて美味しいね!」

最原♀「へー、そんなお酒もあるんだね。僕も後で飲んでみようかな」

白銀「じゃあ最原さんはウーロンハイやめてカルーアミルクにする?」

最原♀「うん、変更しても大丈夫ならそれでお願いするよ」

白銀「了解だよ」

白銀(じゃあ最原くんの分のカルーアミルクも作って…)カチャカチャ…

白銀「はい、ご注文の品だよ」

最原♀「ありがとう白銀さん」ゴクッ

最原♀「あ、ほんとだ、美味しいね!」

赤松「だよね!」

白銀「茶柱さん、おまたせしてごめんね?今から作るね!」

茶柱♂「転子は全然大丈夫ですよ!」

王馬♀「オレのも早くねー」

366 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/23 00:17:51.22 cmtcmuYx0 239/407

白銀(アンジーさんの時と同じ失敗は出来ないから、この2人には同時に出して絶対目が合わないようにしなきゃね…)

アンジー「つむぎー、この後アンジーと一緒にセッ○ス・オン・ザ・ビーチしないー?」

白銀(こんなん増えられたらたまったもんじゃないからね!)

白銀「夜長さん、才囚学園にビーチはないよ…」

王馬♀「夜長ちゃんもう酔っ払っちゃったの?しかも最悪な酒絡みだし…」

白銀(えーっと、王馬くんは炭酸系だね…)

白銀(…このカウンターの内側に貼られてるレシピでたまたま目についたこのシンガポール・スリングってのでも作るかな)

白銀(これまたトロピカルな感じだね)

白銀(どっかのホテル風じゃなくて一般的な方で作るよ!)

白銀(ドライジンとチェリーブランデーとレモンジュースとシュガーシロップと、あと隠し味で惚れ薬入れるよ!)ドポドポ

白銀(続いて茶柱さんのウーロンハイ)

白銀(早く出したいし、製氷機の氷でいっか…)カチャカチャ

白銀(……)ドポドポサラサラドポドポカチャカチャ…

白銀(よし、惚れ薬入りウーロンハイの完成!)

367 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/23 00:27:01.94 cmtcmuYx0 240/407

白銀「2人共おまたせ!茶柱さんのウーロンハイと、王馬くんのシンガポール・スリングだよ」

茶柱♂「ありがとうございます!では早速いただきm…」

白銀「おおっと!コンタクト落としちゃった―!」床に屈む

王馬♀「…コンタクト?白銀ちゃんは眼鏡してるよね?」

白銀「カラコンしてたんだけど、カラコンが落ちちゃったみたいなの」床ペタペタ

白銀「あ、わたしのことは気にしないでいいよ?みんなそのまま飲んでて?」顔は決して上げない

アンジー「アンジーも探してあげよっかー?」

白銀「大丈夫大丈夫!多分すぐ地味に見つかるやつだから!飲んでていいよ!」

王馬♀「…まあいいけど…」ゴクッ

茶柱♂「…殆どウーロン茶みたいなものとはいえ初のお酒…、緊張してしまいますね…」ゴクッ

茶柱♂「うーん、やっぱりちょっとアルコール独特の臭みがありますね…、転子も甘い物を頼めば良かったでしょうか…」

茶柱♂「王馬さんの炭酸の方はどんなお味ですか?」クルッ

王馬♀「えー?どんなって言われても…」

369 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/23 00:33:05.60 cmtcmuYx0 241/407

王馬♀「……」

茶柱♂「……えっと…」

王馬♀「飲んでみる?」つドリンク

茶柱♂「あ、で、では、いただきます」

茶柱♂「……転子的にはこれもあんまり好きじゃないかもです」

王馬♀「そう。じゃあ茶柱ちゃんも次は甘いの頼んだら?」

茶柱♂「そうしますね」

白銀(多分もう大丈夫だよね?)

白銀「カラコンみっけー!!装着!!」

アンジー「おー!見つかって良かったよー!」

白銀「じゃあ夜長さんのおかわり作るねー。他のみんなもおかわりあったらどんどん言ってね!」

春川♂「……百田はビール、どう?」

百田♀「…大人の味って感じだな!」

春川♂「……私も次はカクテル頼もうかな…」

百田♀「オレも折角だし色々飲んでみるかなー」

371 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/23 00:43:47.22 cmtcmuYx0 242/407

白銀(……)カチャカチャ…

白銀(この2人反応薄いな!いや、夜長さんがアレなだけで普通はこんなものなのか?それとも照れてるだけなのか?)

アンジー「ねー、つむぎも飲んだらどうかなー?アンジーの隣りに座りなよー」

白銀「…うん、一息つけたらそうしようかな?」

白銀(というか同性同士でもこの惚れ薬はアリなのか…)

白銀(夜長さん相手か…、帰り道気をつけないと…)

白銀(…話題振ってみるか)

白銀「そういえば茶柱さん、社会勉強の相手見つかった?」

茶柱♂「しゃ、社会勉強ですか!?ええっと、その、ま、まだですね…」

白銀「やっぱり狙ってるのは夢野さん?それとも他のフリーな女子の夜長さんか王馬くんかな?」

白銀「あ、わたしはほら、レズ(っていう設定)だから無しだよ?」

アンジー「じゃあつむぎはアンジーとなら柔軟体操できるね!」

白銀(しまった!余計なことを言ってしまったよぉ…!)

372 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/23 00:59:23.76 cmtcmuYx0 243/407

白銀(くぅっ…、夜長さんがニコニコこっちを見てる…)

白銀(と、とりあえず無視しよう…)

アンジー「アンジーは今、つむぎと柔軟体操したい気分だから転子とは出来ないんだー、ごめんねー」

茶柱♂「そ、そうですか。それはちょっと残念ですね」

茶柱♂(もし夜長さんとやってしまうと お婿さんにさせられそうだなと思ってましたので、夜長さん相手は考えてませんでしたが…)

茶柱♂(夢野さん相手ですと、こちらも責任を取って転子が彼氏ということになってしまいますし…)

茶柱♂(彼女になるなら全然OKなのですが、転子は一生男はちょっと嫌ですからね…)

茶柱♂(王馬さんはどう責任取らせてくるのでしょうか…)

茶柱♂(……正直王馬さんもかなり可愛らしい方ですし、お願いしたいですね…)

茶柱♂(…って、これって浮気ですかね!?いえ、夢野さんとはまだお付き合いできてませんが…!)

茶柱♂「…やはり本命は夢野さんですが、転子、夢野さんの彼女にはなりたいですが彼氏はちょっと勘弁ですので難しい問題ですね」

373 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/23 01:14:44.31 cmtcmuYx0 244/407

王馬♀「あれ?じゃあ茶柱ちゃんってひょっとして今オレを狙ってる感じ?」

王馬♀「でもごめんねー!オレ、そういうの嫌なんだよね!」

白銀(あれ?今王馬くんは茶柱さんに惚れてるはずだよね?)

茶柱♂「そ、そうですよね」

王馬♀「…1番にしてくれるならいいよ?」

茶柱♂「えっ?」

王馬♀「だからー、オレを茶柱ちゃんの中で1番の存在にしてくれるなら別にいいよって言ってんの」

白銀(デレた)

茶柱♂「えっ、えっと…」

王馬♀「オレは別に茶柱ちゃんを男に引き留めようとか考えてないよ?」

茶柱♂「えっ!本当ですか!?」

王馬♀「うん、好きに女に戻ってもいいよ。オレと付き合ってくれるならさ」

白銀(デレッデレやんけ)

茶柱♂「…でも、王馬さんは男死に戻ってしまうんですよね?」

茶柱♂「転子はやっぱり女子とお付き合いしたいので…」

王馬♀「茶柱ちゃんがオレを1番にしてくれるならオレはこのまま女で居てもいいけど?」

茶柱♂「えっ!本当ですか!?やったー!お願いします!!」

白銀(即決なんだ…)

白銀(…これ24時間で惚れてる効果無くなるんだよね?)

白銀(……流石に地味に不安になる展開だなぁ…)

375 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/23 01:26:14.60 cmtcmuYx0 245/407

白銀(まあでも夢野さんは茶柱さんが女な限りお付き合いNGみたいだし、こっちの方が茶柱さん的にはいいのかな…?)

白銀(しかしあの王馬くんを『このまま女で居てもいい』と言わせるなんて、入間さんの発明品恐ろしすぎでは…?)

白銀(……24時間後までにどうか2人の間に愛ができますように…)

白銀(わたしの命の為にも…)

春川♂「白銀、なんか飲みやすいカクテル作ってよ」

百田♀「2つな!」

白銀「はーい!カシスオレンジとかでいいかな?」

百田♀「よくわかんねーが、じゃあそれで頼む」

赤松「白銀さん、じゃあ私にもそれ1つお願い!」

白銀「はーい」

白銀(カップル達は自分達の会話に夢中でこっちの衝撃の展開に気づいてないようだね…)

白銀(……横に座ってるアンジーさんは会話聞こえてるハズだけどわたししか見てないし…)

白銀(……わたし今地味に色々ピンチなのでは…?)

377 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/23 01:41:21.43 cmtcmuYx0 246/407

白銀(…これ作り終わったら、わたしも飲もう…)ドポドポ

白銀(まあ、なんかあってもお酒の勢いで…って思ってくれるでしょう、うん…)

白銀(…いや、ちょっと言い訳させてほしいな)

白銀(入間さんも『効果は薄くしてる』とか言ってたから、精々気になる存在になる程度だと思ってたから、あの…)

白銀(…うん、いっぱい飲ませよう)

白銀(…24時間効果だから、明日も飲ませよう…)

白銀「はい、カシオレ3つ完成ー」コトッコトッコトッ

赤松「ありがとう、白銀さん!」

春川♂「…オレンジジュース…?」

白銀「うん、殆どオレンジジュースだね。アルコールは入れてるけど」

百田♀「おっ、こっちはうめーじゃんか」

白銀「お酒の美味しさを分かってくれたようだね!」

最原♀「…飲んだことあるんだね、白銀さん…」

白銀「まあ、こういうバイトやってたくらいだしね?」

378 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/23 01:52:35.60 cmtcmuYx0 247/407

白銀「……」カッシャカッシャカッシャ

白銀「はい、王馬くん達もじゃんじゃん飲んで飲んで!」コトッ

茶柱♂「綺麗な色ですね!なんてお酒ですか?」

白銀「ビトウィーン・ザ・シーツだよ」

アンジー「つむぎー!つむぎもアンジーと一緒にビトウィーン・ザ・シーツしよーよー!」

白銀「はい、アンジーさんはおかわりのビーチだよ」コトッ

白銀(わたしはビールでも飲もうかな。春川さん達のテーブルに余ってるみたいだし)

白銀「春川さん百田くん、もうビール飲まないでしょ?貰うねー」

春川♂「百田の飲みかけ以外なら好きにしていいよ」

白銀「春川さんの飲みかけも要らないかな…、瓶だけ持っていくね」

アンジー「つむぎ!アンジーの隣りに来なよ―!」

白銀「うん、そうするね。はー、どっこらしょ…」

380 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/23 02:09:31.51 cmtcmuYx0 248/407

白銀(……基本みんなおまかせで頼んできてるし、茶柱さんと王馬くんのは小さい器のカクテルで度数高いの入れるか…)

白銀(いや、ジュースみたいな飲みやすいの出してストローでがぶがぶ飲ませて酔わせるか…)ゴクゴク…

白銀「ぷはー…」

アンジー「おー、つむぎ良い飲みっぷりだねー!もっと飲もうねー!」ドバドバ

白銀「夜長さん、溢れてる、溢れてるよ!;」

白銀「結構酔っちゃったみたいだね…?」

アンジー「にゃはははー!全然酔ってないよー!」

白銀(あれ?酔ってないかも?いつもテンション高いから全然わかんないな…)

白銀(…いっそ夜長さんも酔い潰そうかな…)

白銀「夜長さん、他に何か飲みたいのない?わたし作るよ!」

アンジー「んー、じゃあじゃあ、お水が欲しいかな?」

白銀(既に限界だったのかー…)

381 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/23 02:20:20.29 cmtcmuYx0 249/407

ー2時間後ー


白銀(結構飲ませたしこれで大丈夫でしょ…)

百田♀「……流石に飲み過ぎちまったようだな…」

春川♂「……初めてだから加減がわからなくて、つい飲んじゃったようだね…」

赤松「み、みんな大丈夫!?」

最原♀「…赤松さんはザルなんだね……」

白銀「ウコン飲んでこれかー…」

白銀「まあ、多分明日には響かないと思うから、地味に安心してもいいと思うよ?」

赤松「白銀さんも平気そうだね?」

白銀「わたしはあんまり飲んでないで殆ど作ってたからね」

王馬♀「まあ、これから星見るし、夜風に当たって丁度いいんじゃない?」

茶柱♂「今回の飲み会で転子の限界量がわかったようです…」

茶柱♂「こ、今後の参考にしたいと思うます…」

白銀(作戦通り!これは茶柱さんも気分悪すぎて今からヨイサする気分じゃないでしょ!)

アンジー「つむぎー、えへへー、アンジーとどろどろになっちゃおー?」

白銀(こっちはヨイサしそうだけど!)

382 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/23 02:31:39.15 cmtcmuYx0 250/407

白銀「…えーっと、みんな、ここ一応校舎の5階だからさ、気をつけて階段降りようね?」

白銀「…わたしは片付けがあるからそっちしたいんだけど、片付けは明日にしてみんなを送っていった方がいいかな?流石に…」

赤松「う、うん、お願いするよ…。ちょっと私だけじゃ面倒見きれないからさ…」

白銀「まあみんな気分悪い程度で潰れてる人が居るわけでもないし、楽そうといえば楽そうだね」

白銀「…階段、気をつけようね?」

春川♂「百田は…私が支えるよ…」フラ~ッ

赤松「なんか逆に危ないよ!共倒れになっちゃうって!」

白銀「…少しづつ連れて行こっか…」

王馬♀「これじゃ星も落ち着いて見れなそうだね」

白銀(ていうかずっと曇ってるから見れないんだけどね)

白銀「王馬くんも大丈夫そうだね?みんなを連れていくの手伝ってくれない?」

王馬♀「オレも実は結構酔い回っててフラフラなんだよねー」

赤松「なんか嘘っぽいけど…」

王馬♀「ほんとだよ?1人で立ってるのが精一杯だからみんなを運べないな―」

383 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/23 02:45:54.10 cmtcmuYx0 251/407

白銀「王馬くんの体格でも夜長さんくらいなら支えられるんじゃないの?」

白銀「はい、任せたよー」王馬にアンジーを寄りかからせる

王馬♀「うわ!1番の酔っぱらい押し付けやがった!」

白銀「普通に体格見て判断しただけだよー?」

王馬♀「ていうか夜長ちゃんもオレよりデカイんだけど…」

赤松「他の人はもっと大きい人しか居ないから仕方ないね…」

アンジー「なにー?小吉も一緒にどろどろになっちゃうー?」

王馬♀「なんねーよ!息くっさ!」

白銀「…研究教室のドア開けっ放しにして空気の入れ替えしとこ…」ガチャッ

春川♂「百田は私が…」

赤松「だから今の春川さんじゃ無理だって!;」

春川♂「……じゃあ、最原、百田のこと任せたよ…」

春川♂「親友のあんたになら百田を任せられるから…」

最原♀「いや、僕も1人で歩くのが限界なくらい気分が悪いからちょっと…」

赤松「えーっと、私じゃ駄目かな?親友の彼女ってことで…」

春川♂「……うん、親友の彼女なら任せられるよ」

白銀(何このやり取り…)

387 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/23 22:14:56.35 cmtcmuYx0 252/407

白銀「最原くんは自分で歩けるよね?」

最原♀「まあ、一応…」

白銀「…春川さんも歩けるよね?」

春川♂「…歩けるよ」

白銀(顔が赤いどころか真っ青だけど…)

白銀「…春川さんはわたしが支えるね、一応」

春川♂「…一応礼は言っておくよ…」

白銀「たまには他の人にデレてもいいんだよ?」

茶柱♂「す、すみません、転子がもう少し飲み控えていれば、転子が春川さんをお運びし、白銀さんは後片付けが出来たというのに…」

白銀「いいんだよ、別に」

白銀「みんなをこんなに飲ませちゃったのはわたしだしね…」

赤松「じゃあ、みんな寄宿舎に帰ろっか」

388 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/23 22:25:05.81 cmtcmuYx0 253/407

ー校舎屋外ー


赤松「や、やっと外に出れたね…」

最原♀「外は涼しいからちょっと楽になるね」

白銀「研究教室や校舎の廊下には窓が無いもんね…」

王馬♀「うーん、やっぱり星は出てないね」

春川♂「……もうそんなこと、どうでもよくない?」

茶柱♂「早く休みましょう…」

百田♀「…オレは、少し外で涼んでいきたいと思う…」

百田♀「赤松、藤棚のとこのベンチに連れて行ってもらえねーか?」

赤松「うん、わかったよ」

春川♂「外に1人で居るのは危険だから私もついてるよ」

春川♂「白銀、私も頼んだよ…」

白銀「う、うん。でも、酔っぱらいが2人居たっていざ黒幕に襲われたらどうしようもないと思うけどね…」

茶柱♂「で、では転子が皆さんをお守りしm……うっぷ…」

白銀「動いたら絶対吐いちゃうやつだよね…」

389 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/23 22:40:01.33 cmtcmuYx0 254/407

赤松「…茶柱さんも涼む?それとももう休む?」

茶柱♂「では…、転子はもう寝ることにします…」

白銀「じゃあ、茶柱さんと完全に寝ちゃってる夜長さんは部屋に送り届けようか」

赤松「最原くん、悪いけどちょっと春川さん達のこと見てもらえるかな?」

赤松「藤棚は寄宿舎から近いし、何かあったら叫んでもらうってことで」

最原♀「…うん、わかったよ」

赤松「じゃあ百田くん、ベンチだよ」

百田♀「わりいな…」

白銀「ほら、春川さんも」

春川♂「うん…」

王馬♀「じゃあ早く夜長ちゃん達部屋に置いてこようよ。オレもおぶってるの重いし」

白銀「うん、じゃあ寄宿舎へ行こうか」

390 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/23 22:51:38.84 cmtcmuYx0 255/407

白銀「じゃあまず完全に潰れちゃってる夜長さんからね」

赤松「んーと、鍵は〜っと…、あ、あったよ」

赤松「それじゃあ開けて…」

王馬♀「だー!もう、重かったー!」おぶっていたアンジーを布団に降ろす

王馬♀「インドア派なオレに、オレより重くてデカい夜長ちゃんおぶらせるとか…」

白銀(ほんと夜長さん完全に潰れてるなー)

白銀(いやー、潰れて良かったよー)

白銀「それじゃあちゃんとお布団をかけてっと…」

赤松「…ねえ、部屋の鍵はどうする?閉めないと物騒だと思うけど…」

王馬♀「モノクマにでも閉めてもらえばいいんじゃないかな」

モノクマ「あのねえ、君達たまにはボクに頼らないで自分たちで考えて行動したら?」

白銀「そんなこといいつつ出てきてくれるなんて、モノクマって実はツンデレなのかな?」

モノクマ「はいはい、施錠するからみんな出ていった出ていった」

赤松「ほんとに閉めてくれるんだ…」

391 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/23 23:02:38.35 cmtcmuYx0 256/407

白銀「じゃあ夜長さんの部屋の鍵も閉めてもらったことだし、次は茶柱さんだね」

王馬♀「さっきから喋ってないけど大丈夫?」

茶柱♂「は、はい、大丈夫です…」

王馬♀「1回吐いちゃった方がスッキリしていいかもしれないね」

茶柱♂「…あまり吐きたくはないですね…」

赤松「茶柱さん、部屋ついたけど…もう大丈夫かな?」

茶柱♂「はい、施錠も自分でできます」

茶柱♂「今日は飲み会ありがとうございました。それでは皆さんもお気をつけて…」

王馬♀「胃薬あげるからそれ飲んでから寝なよ。飲んだほうがマシだと思うよ」

茶柱♂「ありがとうございます。それでは皆さん、おやすみなさい」ドアパタン

赤松「王馬くん、胃薬まだある?春川さん達にもあげたいんだけど…」

王馬♀「あとは部屋に戻ればあるよ、前風邪引いた時からそのまま薬類置きっぱなしだったからさ」

赤松「じゃあ胃薬3つと、ついでにお水貰えないかな?私も運ぶの手伝うから」

王馬♀「いいよ、じゃあ部屋行こうか」

白銀「わたしも手伝おうか?」

赤松「白銀さんは先にみんなのところに戻ってもらっていいかな?」

白銀「うん、じゃあ戻ってるね」

392 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/23 23:09:52.12 cmtcmuYx0 257/407

ー藤棚ー


百田♀「……」ベンチで寝っ転がってる

春川♂「……」同じくベンチで寝てる

最原♀(早くみんな戻ってきて…)

百田♀「…なあ終一」

最原♀「ん?どうしたの百田くん。気分悪くなっちゃった?」

百田♀「いや、そうじゃねーが…、膝枕してもらってもいいか…?」

最原♀「えっ」

春川♂「は?」起き上がる

百田♀「ベンチが固くて寝づらくてかなわねーからさ」

最原♀「…僕は別に構わないけど…」

春川♂「…じゃあ私が膝枕するよ」

百田♀「いや、できれば終一がいいんだが」

春川♂「どうして私じゃ駄目なの?」

百田♀「ハルマキは男になって脚が筋肉質になったから寝づらそうだからな」

春川♂「くっ…!」

393 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/23 23:21:08.04 cmtcmuYx0 258/407

春川♂「…仕方ないね。最原、頼める?」

最原♀「うん…。百田くん、どうぞ」ベンチに座る

百田♀「よっと。…うん、やっぱり膝枕するなら女の脚だよなー」

最原♀「百田くん、あんまり頭動かさないで…」

最原♀(…春川さんが凄いこっち睨んできてる…)

春川♂(私は女に戻った方がいいのかな…。でも膝枕ごときで…)

春川♂(…うん、男で居た方が百田を守れるんだし、こっちの方が絶対良いはず)

春川♂(……)

白銀(面白いことしてるなあ…)遠目から見つめる

赤松「あれ?白銀さん、そんなところで何してるの?」両手にコップ持ってる

王馬♀「あっち行かないの?」コップと薬持ってる

白銀「あ、うん、行く行く」スタスタ

395 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/23 23:33:36.95 cmtcmuYx0 259/407

赤松「みんな、胃薬とお水持ってきたから飲んだらどうかな?」

春川♂「うん、貰うよ」

百田♀「おう、サンキュー!」起き上がる

赤松「はい、最原くんも」

最原♀「僕の分もあるんだね、ありがとう」

白銀「みんな気分は多少良くなったかな?」

百田♀「多少な」

春川♂「まあ、そうだね」

王馬♀「あ、そうだ。最原ちゃん、これ!」つ本

最原♀「……これは…」

王馬♀「オレの部屋に看病に来た時、最原ちゃんが読んでた本だよ!」

王馬♀「ずっと取りに来なかったからさ、ついでに今渡しとこうと思って!」

最原♀(ご丁寧にカバーの裏表がちゃんと直されている状態で渡された…)

赤松「何の本なの?」ヒョコッ

最原♀「わー!何でもない!何でもないよ!普通の本だよ!」学ランに突っ込んで隠す

396 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/23 23:44:33.33 cmtcmuYx0 260/407

赤松「何でもない普通の本…?」

最原♀「え、えっと、推理小説だよ!」

王馬♀「あれー?そんな内容だったっけー?」

最原♀「そうだよ!」

王馬♀「確かその本は女教師が…」

最原♀「女教師が殺害される本だね!!」

赤松「学校が舞台のミステリーものなんだね!」

最原♀「そうそう!!」

赤松「読んでて面白かった?」

最原♀「え、えっと、まだ最初の方しか読めてなかったからちょっと面白いかどうかはわからないかな…」

赤松「それ読み終わって面白かったら私にも貸してくれない?」

最原♀「えっ!?」

赤松「最原くんが面白いと思う本、私も読んでみたいと思うんだよね」

赤松「駄目…かな…?」

最原♀「……うん、読み終わったらね…」

397 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/24 00:05:37.27 yq9NjYfk0 261/407

最原♀(今度図書室で女教師が殺害されるミステリー本を探さないと…)

王馬♀「ちなみにその本、出版社がフランス…」

最原♀「フランスにある出版社の本なんだよね!これは日本語の翻訳版なんだ!」

赤松「そうなんだね!」

最原♀(…探す本の条件が無駄に増えてしまった…!)

王馬♀「凄いね最原ちゃん!よくもまあそんなにベラベラと…」

最原♀「うん!赤松さんが読むかもしれないのに、あんまり本のこと話したらネタバレになっちゃうかもしれないから止めた方がいいよね!」

王馬♀「……ww」(腹抱えて震えている)

最原♀(くそっ、他人事だと思って…!あと白銀さんも地味に笑ってるし…!)

白銀(いっそ素直に白状したら楽になるんじゃないのかな…ww)

最原♀(…いっそ適当に時間が経った頃、「あの本は面白くなかった」って言った方が良いか…?)

最原♀(いや、そもそも本を隠した時点で、僕の行動は相当怪しく映ったはず…)

最原♀(後々でも適当に実物を見繕って本を見せないと、ここで喋ったこと全て嘘だってバレてしまうに決まっている…)

最原♀(…王馬くん、本当に面倒なことをしてくれたな…)

白銀(最原くんがこれまでにないくらい真剣な顔して何か考えてるのほんと笑うww)

白銀(だからそういう顔はコロシアイが起きた時にでもしてww)

398 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/24 00:16:11.54 yq9NjYfk0 262/407

白銀(そんな感じでわたし達はしばらく藤棚のベンチで涼んでから、それぞれの部屋に帰って行ったよ)



ー翌日、食堂ー


東条♂「今日は和食…というかしじみ汁を頼む人が多いわね」

茶柱♂「昨日は結構飲んじゃいましたからね…」

東条♂「…ひょっとしてお酒を飲んだのかしら?」

茶柱♂「ええ、まあ…」

入間♂「は!?酒だぁ!?」

「!酒だと!?」

天海♀「!この学園にお酒があるんすね?」

白銀(めっちゃ食いついてきた…)

入間♂「どこだ!?どこに酒があるんだ!?オレ様にも飲ませやがれ!!」

茶柱♂「ああっ、出ちゃいます!胃の中のもの出ちゃいますから、首をがっくんがっくん振らないでくださいぃい!!」

399 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/24 00:28:58.39 yq9NjYfk0 263/407

茶柱♂「…ええっと、言っちゃってもいいんですかね?」チラッ

白銀「…うん、いいよ」

入間♂「オメーが地味に隠し酒を持ってやがったんだな!?」

白銀「そうだね。わたしの研究教室にバーの撮影セットがあるでしょ?」

白銀「あれ、中身本物なんだよね」

入間♂「な、なんだってぇええ!!?」

入間♂「そういう重要な情報は先に言えよな!!」

白銀「ご、ごめんね?別に隠してたわけじゃないんだけど…」

天海♀「…もし白銀さんが宜しければですけど、俺達にも飲ませてもらえませんかね?」

白銀「天海くんもお酒好きなんだ?いいよ」

天海♀「この学園に来て良かったと思ったのは2度目っすね」

天海♀「治外法権様様っすね」

白銀(珍しくテンション高いね)

真宮寺♀「じゃあ、この学園に来て最初に良かったと思ったことは何なのかしら?」

天海♀「そりゃあもう、真宮寺さんと出会えたことっすよ」

真宮寺♀「あら…///」

白銀(リア爆ェ…)

400 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/24 00:37:52.11 yq9NjYfk0 264/407

白銀「じゃあ今日も白銀バー開店かな」

白銀「…うーん、でも困ったなぁ…」

天海♀「…お酒がもう残り少ないとかっすかね?」

入間♂「えっ!そうなのか!?」

白銀「ううん、そうじゃないんだけど…」

白銀「折角だからさ、今日は全員で飲み会!ってしたいんだけど…」

白銀「流石に人数多すぎるから、ちょっとバーテンをするわたしの手が足りなくなっちゃいそうだなぁって思って…」

東条♂「そういうことだったら、私もお手伝いさせてもらうわ」

東条♂「カクテルを作る知識も持ち合わせているわ、メイドだもの」

白銀「えっ!本当!?それは助かるよ!」

東条♂「ふふ、ついでに軽く食べられる物も用意した方が良さそうね」

入間♂「いっそ晩飯も白銀の研究教室で食ってそのまま飲み会の流れでいいんじゃねーか?」

東条♂「…それだと、お夕飯の食器の片付けが少しネックね」

東条♂「白銀さんの研究教室は食堂からかなり遠い位置にあるから…」

403 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/24 01:06:55.39 yq9NjYfk0 265/407

入間♂「そういうことならしかたねーな」

入間♂「じゃあ夕飯食ってその後白銀の研究教室で酒パだ!テメーらわかったな!?」

茶柱♂「うーん、転子はもうお酒は…」

王馬♀「えー?一緒に飲もうよー!気分悪くならない程度なら大丈夫でしょ?」

夢野「…なんじゃ、お主今日はやけに転子にくっついておるのう」

王馬♀「だってオレ達付き合い始めたからね!」

夢野「んあ!?」

夢野「…そうか。まあ転子はそのうち女子に戻ってしまうからのう」

夢野「男の転子のままならウチとて付き合いたかったが、仕方あるまい」

夢野「しかし、王馬が転子とか…、意外以外の何者でもないのう」

茶柱♂「夢野さん、すみません…」

夢野「いや、ウチは今後転子に言い寄られることが無くなってむしろ良かったと感じておるぞ」

茶柱♂「夢野さんは転子に言い寄られるのが嫌だったんですか!?」ガーン

夢野「ウチはレズではないからの…」

404 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/24 01:18:21.54 yq9NjYfk0 266/407

東条♂「それじゃあ、今晩はすぐ片付けが終わる食事にするわね」

東条♂「お夜食を作る時間も取らないとね」

白銀「わたしも昨日片付けられなかったコップとか洗わないとなー」

白銀「…あと、倉庫からリセッシュ的なものを探してお酒の臭いも消さないとね…」

白銀「今日は昨日よりお酒の臭いが凄いことになりそうだし、衣装とか研究教室から出しとこうかなぁ…」

最原♀「じゃあ、僕の研究教室に置く?」

白銀「え!いいの?」

最原♀「うん、どうぞ。廊下に出しっぱなしっていうのもどうかと思うしね」

天海♀「もし良かったら俺の研究教室にもどうぞ。狭くてあんまり置けないかもですけど」

白銀「やったー!2人共ありがとう!」

白銀「何か衣装既にお酒臭いかもしれないけど、一応ファブってから置くね!」

最原♀「うん、ありがとう」

405 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/24 01:29:55.82 yq9NjYfk0 267/407

最原♀「そういえば天海くん、図書室マスターの君に訊きたいことがあるんだけど、いいかな?」

天海♀「何すか、図書室マスターって…」

天海♀「まあとりあえず、どうぞ。言ってみて下さいよ」

最原♀「元がフランスの本で日本語に翻訳されたもので、女教師が殺害される学園ミステリー物の小説知らない?」(小声)

天海♀「……はい?」

最原♀「元がフランスの本で日本語に翻訳されたもので、女教師が殺害される学園ミステリー物の小説知らない?」(小声)

天海♀「……殺害されないしミステリーじゃない、官能小説ならどこかで見た覚えあるっすよ?」(なんとなく小声で返す)

最原♀「違うんだ、フランス書院じゃなくて。推理小説で」(小声)

天海♀「…俺も図書室にある本のまだ半分も把握できてないっすけど、今のところ見たことないっすね」

最原♀(…絶望しそう…)

406 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/24 01:44:47.43 yq9NjYfk0 268/407

最原♀(その日僕は自由時間の全てを使って図書室でそのような推理小説を1人で探してみたが、見つからなかった)

最原♀(また後日続きを探そうかとも思ったが、現実的ではないなと悟った)

最原♀(…発想を変えてみたらどうかな?)

最原♀(まず、条件を緩和して適当な学園物の推理小説を見つける)

最原♀(次に、奥付を細工する)

最原♀(あとは赤松さんにその本を見せながら「あんまり面白くなかったよ」などと言うだけだ)

最原♀(面白くないと言われているものをわざわざ読むことはしないだろうし、元々中身が学園物の推理小説なら、パラ見されても出てくる単語などは問題ないだろう)

最原♀(…これだ、むしろこれしかない)

最原♀(僕は明日やることを決め、夕食を食べに食堂へ向かった)

407 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/24 02:05:52.73 yq9NjYfk0 269/407

白銀(夕食は親子丼だね。確かにこれなら食器の片付けが楽だね)パクッ

白銀(…!ただの親子丼なれど、流石は東条さんの作った親子丼…!)

白銀(わたしが今までの人生で食べてきたどの親子丼より美味しい…!)

白銀(鶏肉の癖に、舌に乗せただけでとろけるレベルだと…!)

白銀(その鶏肉を包む卵がまた……)

白銀(……さーて、早く食べて準備しに行かないとねー)モグモグ

白銀(あ、今日は普通に真面目にバーテンするよ!)パクパク

東条♂「私は先にお夜食を白銀さんの研究教室の方に運んでおくわね」

東条♂「それと、電子レンジも持ち込んでおくわ」

白銀「ごめんね、私だけ先にご飯食べちゃってて」

東条♂「いいのよ、白銀さんも食べ終わったら準備があるんだし」

東条♂「私もこの準備が終わったらちゃんと食べるから、安心して頂戴」

白銀「うん、わかったよ」

白銀(それにしても、この広い校舎で5階まで電子レンジを抱えて行くなんて凄いなぁ…、幾ら男になったとはいえ…)

408 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/24 02:15:41.72 yq9NjYfk0 270/407

白銀「さてと、ごちそうさまでした!」

白銀(食器を流し台に置いてー)

白銀(冷凍庫で凍らせたおいた氷を持っていくよ!)

白銀(一応わたしの研究教室にも製氷機はあるんだけどね、ちょっと今回は量が足りないかなと思ってこっちでも作ったんだよね)

白銀(製氷機のスペースとは別に冷凍庫もあるし、溶けないと思うし…)

白銀(使わない衣装用の厚手の布に包んで…っと)

白銀「よいしょっと…」

白銀「…うー、それでも重いしつべたいなー…」

ゴン太「白銀さん、大丈夫?ゴン太持とうか?」

白銀「あ、本当?助かるよ、ありがとう!」

ゴン太「紳士として困ってる女性を助けるのは当然だからね!」

白銀「それじゃあ、5階のわたしの研究教室までお願いするよ」

白銀「わたしは手が空いちゃったし、余分にコップとお絞りでも持っていこうかな」

白銀(うん、お盆に乗せたら結構運べそうだね)

409 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/24 02:25:19.34 yq9NjYfk0 271/407

「おい、なんか俺にも手伝うことはねーか?」

白銀「星くんも手伝ってくれるの?ありがとう!」

「タダで働きもせずに酒を飲むってのもあれだしな」

白銀「じゃあ、冷蔵庫に色々果物を冷やしてるんだけど、それ持ってきてくれないかな?多分見たらわかるよ」

「わかった、任せな」

白銀(あー、なんか楽しくなってきちゃったなー♪)

白銀(このみんなで色々準備をしてイベントをするっていう感覚がコスプレにも通じるものがあるよね!)

白銀(準備の段階が凄い楽しいんだよ!)

白銀(あ、どうせみんな参加するんだから、写真撮っちゃおっかな?)

白銀(それでまたフォトブック作ってみんなに配るよ!)

白銀(うん、いいねいいね!)

白銀(…撮って残さないと、どうせいつかみんな死んじゃうからね…)

418 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/25 20:38:39.17 pSSND1vE0 272/407

ー白銀の研究教室ー


王馬♀「はい白銀ちゃん、カメラ持ってきたよ」

王馬♀「ずっと借りててごめんね?」つカメラと三脚

白銀「ううん、それは別に構わないよ」

白銀「レンタル代は後日体で払ってもらうしね!」

王馬♀「…あー、オレ実はまだ風邪が治りきってないからコスプレはまだちょっと…」

白銀「駄目だよー、約束したじゃない」

王馬♀「……それにしてもずっと夜だけ天気が曇ってるなんておかしいと思わない?」

白銀「話逸しちゃ駄目だよ」

白銀「王馬くん、何かやりたいキャラとかいる?」

王馬♀「えー、いるわけないじゃん」

白銀「王馬くんは小さいし、プリキュアとかどうかな?」

王馬♀「…オレが、プリキュア……?」

白銀「駆逐艦も似合いそうだよね」

王馬♀「人ですらなくなっちゃったよ…」

白銀「王馬くん地味にドイツキャラだし、ドイツ艦とかどう?」

王馬♀「…何?軍艦の形のきぐるみでも着れば良いわけ?」

白銀「今度キャラの画像用意しておくね!」

419 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/25 20:39:14.98 pSSND1vE0 273/407

入間♂「おい!そんなことはどうでもいいだろ!早く酒盛りを始めさせやがれ!」

東条♂「入間さん、まだみんなに飲み物が行き渡ってないからもう少しだけ待って頂戴」シャカシャカシャカ

東条♂「キーボ君、これを赤松さんへ運んでくれないかしら?」

キーボ「はい、わかりました」

王馬♀「いやー、それにしても小豆洗いロボットから配膳ロボットに進化して良かったじゃんキー坊」

夢野「まるでロボットレストランじゃな」

キーボ「あんな奇抜なものと一緒にしないでください!」

赤松「キーボくんも何か飲めたら良かったんだけどね…」

最原♀「飲むとしたらやっぱりガソリンとかかな?」

夢野「レギュラーというかハイオクって感じじゃな」

キーボ「だからボクは電気で動いてるんですってば!ガソリンなんて飲みません!」

王馬♀「え…ガソリンじゃないってことは、もしかして灯油…?」

キーボ「だから!ボクは電気で動いているんです!!」

キーボ「皆さんまとめて訴えますよ!?」

420 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/25 20:40:09.05 pSSND1vE0 274/407

白銀「今日もキーボくんのロボット差別芸はキレッキレだね!」カメラパシャッ

キーボ「やりたくてやってるわけじゃありません!」

キーボ「って、何撮ってるんですか!?」

白銀「折角みんなが集まってのイベントだから、またフォトブックにしようと思ってね」

茶柱♂「フォトブック……うっ、頭が…」

王馬♀「オレはあのフォトブックの茶柱ちゃんの写真もカッコイイと思ってるよ?」

茶柱♂「男死の姿を褒められても嬉しくありませーん!」

夢野「転子よ、今もその男子の格好じゃぞ」

茶柱♂「そ、そうでした…。着替える時とトイレとお風呂の時以外男死であることを忘れるように生きていたので、すっかり忘れていました…」

天海♀「なかなか器用なことしてるっすね」

東条♂「…全員に飲み物が行き渡ったようね。それじゃあ乾杯をしましょうか」

入間♂「テメーらが『とりあえずビール』を拒否して好き勝手頼みやがるから遅くなっちまったじゃねーか!」

入間♂「こういうのは普通2杯目からだろ!好きに頼むのはよぉ!」

春川♂「仕方ないじゃん。ビール苦手なんだから」

421 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/25 20:41:04.75 pSSND1vE0 275/407

入間♂「ケケッ!ビールも飲めねーなんて、お子ちゃま舌だなぁ!」

春川♂「…殺されたいの?」

百田♀「やめろハルマキ。入間の言うことなんて気にすんじゃねー」

春川♂「…百田が言うなら、わかった」

入間♂「ケッ、つまんねーなあ」

東条♂「…入間さん、乾杯の音頭を取ってもらってもいいかしら?」

入間♂「おう、いいぜ」

入間♂「長ったらしいことが言う気はねえ!」

入間♂「性転換ライト<解>の完成の前祝いだ!オメーらもじゃんじゃん飲みやがれ!乾杯!」

全員「かんぱーい!」

キーボ(……乾杯を言えないのは少し寂しいですね…)

キーボ(ですが仕方ありません、雰囲気だけでも味わって学習するとしましょう)

422 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/25 20:41:56.00 pSSND1vE0 276/407

東条♂「みんな、軽食はテーブル席の方に置いてあるから小皿に好きに取って食べて頂戴ね」


白銀「飲み物のおかわりもじゃんじゃん言ってね!ソフトドリンクもあるよ」

白銀「さーて、わたしも適当に飲みながら撮影するよー!」パシャッパシャッ

アンジー「撮ってばっかりじゃなくて、つむぎもアンジーと飲もうよー」

白銀「後でね、先飲んでていいよ」パシャッパシャッ

アンジー「むー…」

百田♀「そういや昨日の夜から夜長のやつ、ハルマキにくっついてねーよな」

百田♀「一体どうしちまったんだろうな」

春川♂「別に、そんなことどうだっていいよ」

春川♂「それより百田ももっと飲みなよ」

百田♀「勿論飲むけどよ、時間はまだまだあるし昨日のことがあるからオレはゆっくり飲むことにするぜ」

春川♂「うん、そうだね」

423 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/25 20:43:07.71 pSSND1vE0 277/407

ゴン太「うーん…」

「どうした、もう気分でも悪くなっちまったか?」

ゴン太「ううん、まだ1口も飲んでないよ」

「じゃあどうしたってんだ?」

ゴン太「ゴン太はまだ未成年なのに、お酒なんて飲んじゃっていいのかな?って思って…」

天海♀「ここは治外法権なんで心配無用っすよ」

ゴン太「でも才囚学園も一応日本だよね?紳士は決まりごとを破っちゃいけないと思うんだ」

天海♀「律儀っすね」

白銀「うーん…、ゴン太くんにはソフトドリンクの方が良かったかな?」

入間♂「ケッ、酒の1杯も飲めねーで何が紳士だ」

入間♂「男ってのはな、注がれた酒は何が何でも飲まなきゃなんねーんだよ!昔からの決まりでな!」

ゴン太「えっ!そ、そうなの?ゴン太、知らなかったよ」

真宮寺♀「…入間さん、飲み会の席の嫌な上司みたいになってるわよ」

東条♂「入間さん、強制で飲ませるのは良くないわ」

入間♂「でもこれだって立派な社会勉強だろ」

入間♂「ゴン太、試しに1口飲んでみろよ?ほらほら〜!」

真宮寺♀「…今度は子供にお酒を飲ませようとする親戚のおじさんのようね…」

424 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/25 20:43:56.32 pSSND1vE0 278/407

東条♂「…ごめんなさいね、獄原君。入間さんの言うことは気にしないで」

東条♂「ソフトドリンクを入れ直すわ。何が良いかしら?」

ゴン太「え、えっと…」

入間♂「ア、アタシの酒なんか飲めないっていうの…?」

ゴン太「!う、ううん!ゴン太、飲んでみるよ!」ゴクッ

入間♂「ケケッ、飲んだな!どうだオレ様の酒の味はよ!」

天海♀「入間さんのっていうか、普通にビールの味ですけどね」

ゴン太「……うーん…、ゴン太はあんまりビール、美味しいとは思えないよ…」

ゴン太「でも残すのは良くないことだと思うからゴン太、頑張って飲むよ!」

入間♂「おう、そうだ飲め!酒なんて飲んだら飲んだだけ美味く感じるもんだからな!!」

真宮寺♀「…それはどうかしらね…」

東条♂「…獄原君、2杯目は遠慮しないでソフトドリンクを頼んで頂戴」

425 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/25 20:44:43.44 pSSND1vE0 279/407

赤松「うーん!このアボカドのお刺身、美味しいよ!」

赤松「ねえ最原くんも食べてみてよ!」

最原♀「えっと、じゃあ…」箸を料理に向ける

赤松「はい最原くん、あーん…」

最原♀「えぇっ!?え、えっと…」

最原♀「あ、あーん…///」

赤松「どう?美味しいよね?」

最原♀(…味がわからない…)

最原♀「お、美味しいね…(多分)」

王馬♀「いやー、凄いね!テーブル挟んですぐ向かいに他人が居るのにイチャつけるなんてさ!」

赤松「王馬くん達もイチャイチャしてもいいんだよ?」

夢野「やめい!ウチがこのテーブル席で孤立してしまうわい」

王馬♀「それ面白いね!孤立させちゃおっか!」

茶柱♂「ええっ!転子達も『あーん』をするんですか!?///」

夢野「だからやめい!」

426 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/25 20:45:26.47 pSSND1vE0 280/407

最原♀「…赤松さん、酔っ払ってきてるよね…?」

赤松「うん、ちょっと体がポカポカしてきたかも」

最原♀「昨日よりハイペースだから、ちょっと抑えた方がいいんじゃないかな?」

赤松「でも私はザルなんでしょ?ちょっとくらいハイペースでも平気だよ」

最原♀「…でも一応、程々にね…?」

赤松「大丈夫!気持ち悪くなる前には飲むのやめるよ!」

最原♀(そんな調整が出来たらみんな苦労しないはずだけどね…)

王馬♀「…赤松ちゃんは昨日も結構飲んでたし、今日もあんまりガブガブ飲んじゃうと流石に肝臓に悪いかもだし、酔わなくてもセーブした方がいいかもしれないよ?」

赤松「そ、そっか。うん、わかったよ、肝臓悪くなっても困るし、ちょっと飲む量減らすね…」

最原♀(良かった…)

王馬♀「茶柱ちゃんもだよ?」

茶柱♂「転子は元よりあまりお酒は飲もうとは思っていませんので、安心して下さい」

夢野「ウチはこの空間の空気を吸ってるだけで酔いそうじゃ…」

茶柱♂「お酒の臭いが室内に篭っちゃってますからね…」

427 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/25 20:46:28.95 pSSND1vE0 281/407

茶柱♂「夢野さん、無理はせずたまに研究教室の外の空気を吸ってくるのをお勧めします」

夢野「言われなくてもそうするわい…」

王馬♀「お酒の臭いだけで駄目だなんて、夢野ちゃんはほんとにお子ちゃまだなー」

夢野「…言い返す気力も無くなってきたわい…」

茶柱♂「ゆ、夢野さん、今すぐ外の空気を吸いに行きましょう…」外へ連れて行く

夢野「す、すまぬ転子…」

王馬♀「早く戻ってきてねー?」

白銀(……そういえばそろそろ惚れ薬を飲ませてから24時間になるはずだね)

白銀(やっと夜長さんのアピールから解放されるよー…)

白銀(そしてあの2人はどうなるのかな?っと…)

428 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/25 20:47:29.17 pSSND1vE0 282/407

茶柱♂「戻ってまいりましたー」

夢野「ふう、廊下の空気は新鮮で良いわい」

王馬♀「おかえりー」モグモグ

王馬♀「夢野ちゃん、あんまり辛いようなら先に寄宿舎に帰ったら?」

夢野「んあ!?ウチだけ除け者にしてみんなで美味しい物を食べるだなんて許さんわい!」

王馬♀「面倒くさいお子ちゃまだなー」ゴクゴク

王馬♀「子供はもうとっくに寝る時間だし、さっさと寝たら―?」

東条♂「夢野さんは夜食だけが欲しいのよね?それなら、小皿に幾つか取ってそのまま部屋へ持って帰ってはどうかしら?」

夢野「んあー…、そうじゃな。そうさせてもらうわい」紙皿に取り分け

夢野「ではウチは一足先に帰るとするかのう」

茶柱♂「では転子がお部屋まで護衛しますよ。黒幕の件が心配ですしね」

王馬♀「えっ!茶柱ちゃんまで帰っちゃうの!?じゃあオレも一緒に帰るよ!」

茶柱♂「王馬さんはいいんですか?もう飲み会は」

王馬♀「いいよ、茶柱ちゃん居なかったらあんまり楽しくないし」

429 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/25 20:48:25.65 pSSND1vE0 283/407

王馬♀「部屋で飲み直すから、お酒と枝豆は貰って行くね!」ヒョイッ

赤松「え、枝豆が…!」

最原♀「…赤松さん、他にも色々あるから…」

夢野「王馬は元気じゃのう…」

王馬♀「まだ飲み足りないからね!」

茶柱♂「…王馬さんも昨日結構飲んでましたし、程々にしましょうね…?」

王馬♀「まあ自分の部屋でなら最悪酔いつぶれても大丈夫だしね?」

茶柱♂「潰れるまで飲んだら駄目ですよ!?」

王馬♀「じゃあみんな、おやすみー」

夢野「ではの」

茶柱♂「それでは皆さん、お先に失礼します!」

白銀「…おやすみー」ノシ

白銀(あれ?とっくに24時間経ったと思うんだけど、態度特に変わんないね?)

白銀(うーん…?)

白銀(…まあいいや。24時間は見守ったし、後はお好きにしちゃってよ)

アンジー「つむぎー!今夜こそアンジーとビトウィーン・ザ・シーツしようよー!」

白銀(…こっちも様子が変わんないね…?)

430 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/25 20:49:29.29 pSSND1vE0 284/407

ー寄宿舎ロビーー


茶柱♂「それでは夢野さん、おやすみなさいませ!」

王馬♀「おやすみー」

夢野「うむ、さらばじゃ」ドアパタン

王馬♀「さて茶柱ちゃん、オレ達は二次会と洒落込もうか!」

茶柱♂「て、転子も飲むんですね…」

王馬♀「オレは飲むけど、茶柱ちゃんは別に枝豆食べてるだけでもいいよ?」

茶柱♂「ではそうさせていただきますね」

王馬♀「じゃあオレの部屋行こっか」

茶柱♂「えっ、王馬さんの部屋にですか…?」

王馬♀「ん?何か問題ある?」

王馬♀「ていうか流石に他人の部屋を酒臭くするのも悪いしね」

茶柱♂「まあ、転子も自分の部屋がお酒臭くなるのは勘弁ですが…」

王馬♀「それじゃ上がって行ってよ」ドアガチャッ

茶柱♂「し、失礼します…///」

432 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/25 20:50:03.02 pSSND1vE0 285/407

王馬♀「はいはい、どうぞ」

王馬♀「って、何で照れてんの?」

茶柱♂「そ、そりゃあ照れますよ。お付き合いしている相手のお部屋に上がらせていただくわけですから…」

王馬♀「え、何考えてるの?茶柱ちゃんやらしー!」

茶柱♂「…す、すみません…、どうやら転子は思考まで男死になりかけていたようです…」

王馬♀「まあいいけどね」

王馬♀「じゃあ枝豆どうぞー」ベッドの上に置く

茶柱♂「…では、いただきます」ベッドに腰掛けて食べる

王馬♀「はい茶柱ちゃん、お水。こぼさないでね?」

茶柱♂「き、気をつけますね…」

王馬♀「オレはこれ…なんか適当に持ってきちゃったけど、まずかったら嫌だなぁ…」

茶柱♂「ワインですね。試飲してから持ってきた方が良かったのでは?」

王馬♀「急に帰ることになったから慌ててたからねー…」コップに注ぐ

茶柱♂「よく飲みますね…」

王馬♀「全然。今日はこれで2杯目だよ」ゴクゴク

433 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/25 20:51:09.60 pSSND1vE0 286/407

茶柱♂「…美味しいですか?」

王馬♀「飲んでみる?」つコップ

茶柱♂「またそれですか。意見を聞くだけで大丈夫ですよ」

王馬♀「…んー、こんなもんじゃない?って感じかな」

茶柱♂「何の参考にもなりませんね…」

王馬♀「……ねえ茶柱ちゃん、何か違和感覚えることない?」

茶柱♂「えっ、違和感ですか?な、何のですかね…?」

王馬♀「…いや、別に無いならいいんだけど…」

茶柱♂「??」

王馬♀「…あのさ、変なこと訊くかもしれないけどいいかな?」

茶柱♂「はい、何でしょうか?」

王馬♀「オレのこと本当に好きだと思ってる?」

茶柱♂「ええっ!?ほ、本当に変なことを訊かれますね…」

茶柱♂「そりゃ好きですよ…、だからお付き合いしていますし…」

王馬♀「付き合ってるからって思考停止してない?もう1度よく考えてみてよ」

王馬♀「本当にオレのことが1番好きって言える?」

434 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/25 20:54:37.85 pSSND1vE0 287/407

茶柱♂「…本当にどうされたんですか?」

王馬♀「いいから、答えてよ」

茶柱♂「ええっと…、…はい、やっぱり王馬さんは1番好きだと思います」

茶柱♂「転子は今だってドキドキしてしまっていますし…」

王馬♀「…ふーん、そう」

茶柱♂「……」

王馬♀「……」

茶柱♂「…あの、そんなことを訊かせてしまうということは、転子の愛が足りなかったということでしょうか?」

王馬♀「…いや…うーん、何なんだろうね?」

茶柱♂「…転子は不甲斐ないです…。彼女が何を考えているのかすら分かりません…」

王馬♀「うーん…、オレもちょっとオレ自身が分かんなくて…」

茶柱♂「…何かあったんですか?転子に話してみてはくれませんか?」

茶柱♂「転子は頭は良くないですけど、王馬さんの力になりたいんです」

王馬♀「……」

436 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/25 21:13:49.47 pSSND1vE0 288/407

王馬♀「じゃあ率直に言うね」

王馬♀「オレ、さっきまでは滅茶苦茶茶柱ちゃんのことが好きだったけど、今はそうでもないんだよね」

茶柱♂「はい!?」

王馬♀「こんないきなり想ってることが変わるとかおかしいよね」

王馬♀「もしかして寝てる間とかオレの知らない間に、黒幕に変なことされたんじゃないかなって思ってるんだけど…」

王馬♀「ほら、オレ達なんかこの学園に来るまでの記憶がよく分かってないし、なんかそんなことも出来るんだから人の心を操れても不思議じゃないんじゃないかなって…」

王馬♀「でもそんなことを黒幕がしても何の利点も無いと思うんだけど…」

茶柱♂「……」

王馬♀「茶柱ちゃんもさ、急にオレのこと好きになってくれたじゃん?」

王馬♀「でもそんなことってあるのかなぁって…」

茶柱♂「…転子は、今も王馬さんのことが好きです…」

茶柱♂「王馬さんの心変わりが早かったのか、黒幕が転子達に何かをしたのかはわかりませんが、それだけは事実です」

茶柱♂「転子は王馬さんのことが好きになってしまったんです…」

王馬♀「…それは困ったね…、オレはもうそんな気分じゃなくなったんだけど…」

438 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/25 21:28:52.68 pSSND1vE0 289/407

茶柱♂「では、転子がもう一度王馬さんを好きにさせてみせます!」

王馬♀「でも…」

茶柱♂「例え黒幕に心を操られてしまったとしても、転子は今王馬さんが大好きなんです!」

茶柱♂「それじゃいけませんか!?」

王馬♀「…いや、うん、好きにしていいよ…」

茶柱♂「ではそうさせてもらいますね!」

茶柱♂「絶対再び転子のことを好きになってもらいますから!」

王馬♀「うん、精々頑張ってね」

茶柱♂「はっ!転子、気づいてしまいました!」

王馬♀「うん?何か黒幕に関する情報でもわかった?」

茶柱♂「王馬さんが転子のことをもう好きではないということは、これはお付き合い解消ということなのでしょうか!?」

王馬♀「…まあ、そうかな?」

茶柱♂「たった2日で破局だなんて…!」

茶柱♂「て、転子のどこがいけなかったのでしょうか!?」

茶柱♂「もしかして逆に手を出さなすぎて駄目だったというわけでしょうか!?」

王馬♀「いや、茶柱ちゃんに駄目なところなんてないけど…」

茶柱♂「え!駄目なところが何もないということは、お付き合い続行しても宜しいんですね!?転子嬉しいです!!」

王馬♀「ポジティブかよ!」

439 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/25 21:40:00.10 pSSND1vE0 290/407

茶柱♂「王馬さん!そういえば転子、重要なことに気が付きました!」

王馬♀「何?今度こそ黒幕に関すること?」

茶柱♂「いえ!…転子達、まだデートしてないんです…!」

王馬♀「くっそどうでもいい…」

茶柱♂「どうでもよくなどありません!」

茶柱♂「転子達はお付き合いしているんですよ!?」

茶柱♂「明日は転子と校内デートしましょうね!」

茶柱♂「どこ行きますか!?やはり最初のデートというのは映画館が鉄板らしいですし、AVルームで映画鑑賞など如何でしょうか?」

王馬♀「じゃあもうそれでいいよ…」

茶柱♂「決まりですね!」

茶柱♂「明日朝ごはんを食べ終わったら飲み物を持ってAVルームに行きましょう!」

茶柱♂「映画鑑賞が終わった後のことはまだノープランですが、転子にお任せください!」

茶柱♂「必ず満足させてみせますからね!!」

王馬♀「あっはい」

440 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/25 22:01:17.87 pSSND1vE0 291/407

茶柱♂「では転子、お酒につきあわせていただきますね」手に持ってた水を一気飲みしてコップを空ける

茶柱♂「ワイン入れて下さい」

王馬♀「え…、大丈夫?無理しない方がいいよ?」

茶柱♂「お酒は飲んだら飲んだだけ強くなると聞きます」

茶柱♂「ならば今後、王馬さんと同じくらいお酒が飲めるように強くならなければなりませんからね」

茶柱♂「転子の肝臓が強くなるまでちょっと待っててくださいね」

王馬♀「いや、量飲んでも強くなるわけじゃないらしいけど…」

茶柱♂「転子が飲めるようになりたいんです、いけませんか?」

王馬♀「…オレの部屋で吐かないでよ?」ワインを注ぐ

茶柱♂「ご心配なく!吐きたくなったらシャワールームに駆け込ませていただきますね!」

王馬♀「吐くまで飲むなってんの!」

441 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/25 22:18:11.54 pSSND1vE0 292/407

ー翌日食堂ー


東条♂「…今朝は集まりが悪いわね…」

赤松「入間さんがみんなに飲ませてまわるから、みんな昨夜は潰れちゃってたもんね…」

入間♂「わりいかよ!折角の酒パなんだぞ!?飲まねーと損だろ」

最原♀「好意の押し付けは良くないよ…」頭ズキズキ

白銀「もー、入間さんのせいで昨夜は倉庫とわたしの研究教室を往復して毛布を運ぶ羽目になったよ…」

入間♂「良いダイエットになっただろ?」

白銀「むしろ脚が筋肉痛になったよ…」

アンジー「つむぎー、昨夜は楽しかったよー!」

白銀「夜長さん、誤解されるような言い方は止めてね?」

白銀「飲み会が楽しかったってちゃんと言おうね?わたし達何もなかったから」

アンジー「また飲み会を企画した方が良いって神さまも言ってるよー!」

白銀「うん、了解したよ。でももう酔っぱらいの介護は勘弁だけどね…」

東条♂「昨夜は入間さんを止められなくてごめんなさいね…」

白銀「ううん、わたしも止められなくてごめんね…」

入間♂「お、オレ様のせいってのかよ…」

赤松「どう見てもそうだよ…」

赤松「みんなが来たら昨日はどんどん飲ませちゃってごめんね、ってちゃんと謝ろうね?」

442 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/25 22:28:48.96 pSSND1vE0 293/407

白銀「あ、そうだ。入間さん、ちょっとこっち来て」

入間♂「ここじゃ駄目なのか?」

白銀「いいから来てね」グイグイ



ー倉庫ー


白銀「あの惚れ薬のことで訊きたいことがあるんだけどさ、あれって24時間できっかり効果が切れるんじゃなかったの?」

入間♂「切れなかったのか?」

白銀「切れなかったよ、30分くらいオーバーしたよ!」

白銀「30分でだいぶおとなしくなったけど、その後もちょっと効果名残ってたみたいだし…」

白銀「お陰で昨日も夜長さん振り切るの大変だったんだから…」

入間♂「あの褐色ビッチに飲ませたのか。やっぱオメーはレズなんだな」

入間♂「でもそれはおかしいな。たった30分とはいえ、この大天才のオレ様が効果を見誤るなんてことあるはずねーんだが…」

白銀「わたしもちゃんと時計見て飲ませたから、24時間がいつになるかは地味に把握してたんだけど…」

入間♂「テメーの飲ませ方がまずかったんじゃねーの?」

白銀「の、飲ませ方?惚れ薬を飲ませるのにやり方とかあるの?」

443 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/25 22:42:20.37 pSSND1vE0 294/407

入間♂「例えば、水以外で飲ませたとか」

白銀「…そうだね、一昨日、お酒に混ぜて出したよ」

白銀「って、水でしか駄目なの?」

入間♂「あったりめーだろ!惚れ薬だって薬なんだからな!」

白銀「そ、そうだったんだね…」

入間♂「特に酒で飲ますなんてありえねーだろ!」

入間♂「効き方が変わったり効かなかったりするに決まってんだろ!」

白銀「薬と言われちゃうと反論できないね…」

白銀「でもそれならそれで最初に注意喚起してほしかったな」

入間♂「だーかーらー!薬を酒で飲んだらいけねーってことくらい誰でも知ってる常識だろうが!わざわざ言うかよ!」

白銀「ううっ、なんかごめんね…」

王馬♀「話は聞かせてもらったよ!白銀ちゃん、ちょっと眼鏡貸してね!」ドアバンッ

白銀(じ、地味に立ち聞きされてた…!)

444 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/25 22:55:02.94 pSSND1vE0 295/407

ー食堂ー


王馬♀「というわけで、黒幕の仕業でもなんでもなくて、このサノバビッチの発明品を利用したゴマ油眼鏡のいたずらだったんだって」眼鏡に指紋ベタベタ

茶柱♂「な、なるほど…。でも黒幕の介入でなくてなんだかホッとした感じです」

王馬♀「安心しちゃうんだ…」

アンジー「つまり、つむぎは惚れ薬使っちゃうくらいアンジーのことが好きだったんだねー?」

白銀(わたしはレズ設定だし、ここは肯定しておかないとおかしいよね…)

白銀「うん、そうだよ。わたし、地味に夜長さんのこと狙ってたんだよね」

白銀「王馬くんと茶柱さんにもなんかノリで使っちゃってごめんね?」

王馬♀「ノリで使うもんじゃないでしょ。とりあえず土下座してよ」

白銀「すみませんでしたぁっ!」土下座

茶柱♂「…でも転子は、結果的に使われた良かったと思います」

茶柱♂「だって、お陰で王馬さんの真の可愛らしさと可能性に気付かされましたから!」

王馬♀「昨日までのオレのことは忘れてくれて構わないけど?」

茶柱♂「いえ、忘れられません!」

445 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/25 23:06:23.09 pSSND1vE0 296/407

アンジー「アンジーも、つむぎに新たな可能性を教えてもらったし、今回の件は全然問題ないよー!」

白銀「…新たな可能性って…?」

アンジー「女の子同士でもなんか全然大丈夫そうだよねってことだよねー!」

アンジー「神さまもレズはいいぞって言ってるよー」

白銀「神さまェ…」

アンジー「ねえ、つむぎもアンジーのことが好きだったんだよね?」

アンジー「今日辺りアンジーと神っちゃおっかー!」

白銀(うおお…、タスケテケスター!!)

アンジー「それで、なんか良さそうだったらアンジーのお嫁さんになってよー!」

白銀「わ、わーい…」

白銀(ノーマルなの!わたしは黒髪赤目のイケメンがいいのぉおおお!!)

白銀(どうする…やばい、どうしようもない…)

王馬♀(…なんでどんどんレズが増えていくんだろう…)

王馬♀「…まあ今回は別に大事には至ることはなかったし、みんなが問題ないならオレもいいけどさ」指紋眼鏡をかけさせる

白銀(早く指紋拭きたい…)

446 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/25 23:20:43.28 pSSND1vE0 297/407

最原♀「…白銀さん…」

白銀「だって夜長さんとお付き合いしたかったんだもん!」

白銀「新たな愛を探し求めた結果だよ!!」

アンジー「嬉しいこと言ってくれるねーつむぎー」

王馬♀「何?ひょっとしてレズって頭おかしいやつが多いの?」

茶柱♂「て、転子もおかしいですか!?」

王馬♀「うん、ちょっと」

茶柱♂「王馬さんにも今に女子同士の良さが分かるはずですよ!」

王馬♀「いや、オレ男に戻るから…」

赤松「…私が好きなのは最原くんだから問題ないよね」

王馬♀「最原ちゃんは今女子だから赤松ちゃんも立派なレズだよ」

赤松「や、やっぱりそうなっちゃう…?」

最原♀「……」

入間♂「ふーん、レズって変なやつが多いんだな」朝ごはんモグモグ

東条♂「……」

447 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/25 23:44:07.88 pSSND1vE0 298/407

ー真宮寺の部屋ー


姉清「是清、話があります」

是清「何だイ?姉さん」

姉清「そろそろ貴方と話すべきだと思って…」

是清「ああ、男の体に戻るかどうかをかイ?」

姉清「ええ…」

是清「姉さんはどうしたいのかナ?」

姉清「この体は本来貴方のもの。ずっと借りているなんて申し訳ないと思っているわ」

姉清「だけれど…」

是清「姉さんはこのままで居たいんだよネ?」

姉清「…ええ」

姉清「体が弱く、私が本来体験することのなかった同じ年頃の子達と一緒に遊んだり、恋愛したりがとても楽しいの」

姉清「…でも、みんな、貴方の友達なのよね…」

姉清「だから私が独り占めするわけにはいかないわ」

448 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/25 23:57:52.35 pSSND1vE0 299/407

是清「僕は別に構わないヨ」

姉清「えっ?」

是清「僕はこれまでだって姉さんの為に尽くしてきた」

是清「そしてこれからもそれは変わらないヨ」

是清「姉さんが僕の肉体を使いたいというなら、喜んで貸すヨ」

是清「姉さんの喜びが僕の喜びでもあるからネ」

姉清「是清…」

姉清「…天海さんは男性に戻ってしまうそうだけど、是清はそれでも構わないのかしら?」

姉清「貴方、私に男を近づけるのを嫌がっていたでしょう?」

是清「でも姉さんは天海君のことが好きなんだよネ?」

姉清「ええ…」

是清「僕としてはやっぱり男を姉さんと付き合わせたくはないけど、姉さんがそれを望むのなら構わないヨ」

是清「僕は姉さんの幸せの為だけに生きているからネ…」

姉清「是清…!」

是清「その代わり」

是清「天海君が万が一姉さんを悲しませることをしたら、僕だって黙ってないヨ」

450 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/26 00:06:11.35 +90TlkmT0 300/407

是清「まあ、彼に限ってそんなことは無いとは思いたいけどネ」

姉清「ええ、彼はとても良い人よ」

姉清「むしろ、私の方がどうしようもない女だわ…」

是清「そんなことないヨ、姉さん」

姉清「いえ、だって私は…」

是清「姉さん」

是清「姉さん自身を否定するということは、姉さんを認めて好きでいてくれている天海君の想いも否定することになるヨ」

姉清「!」

姉清「…そうでした。私はなんてことを…」

是清「分かってくれるなら天海君も許してくれると思うヨ」

姉清「彼は優しい人だものね…」

是清「姉さん、僕がいつでも側にいるからネ」

姉清「ええ」

是清「いつでも見守っているヨ…」

姉清「…貴方も、お友達とお話したくなったらいつでも声をかけて頂戴ね」

是清「ありがとう、姉さん」

455 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/26 00:29:09.18 +90TlkmT0 301/407

ーAVルームー


茶柱♂「さあ、朝食も食べましたし、飲み物も持参しました!」

茶柱♂「後は映画を観るだけですね!何見ますか?アニメですか!?」

王馬♀「は?アニメ?仮にもデートって言っておきながらアニメ観るとかありえなくない?」

茶柱♂「アニメを否定するんですか!?なかなか面白いんですよ!」

王馬♀「えー、何白銀ちゃんみたいなこと言ってんだよ…」

茶柱♂「アニメも色々ラインナップありますね…えっと…」DVD棚漁り

王馬♀「いやアニメとかマジありえないから!やっぱコメディー映画だろ!」DVD棚を漁る

茶柱♂「コメディーですか…」

王馬♀「何?何か問題ある?」

茶柱♂「いえ、別にコメデイ―映画は否定しませんが…、あまりデートっぽくないなと思って…」

王馬♀「アニメよりマシじゃん…」

茶柱♂「…今日のところは王馬さんの意見を優先しますが、王馬さんには後日アニメの素晴らしさを伝えねばなりませんね」

王馬♀「コメディ映画はこの辺かー、うーん、何観ようかなー」

白銀(デートなら恋愛もの観ろよ)廊下から聞き耳

461 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/26 00:55:02.54 +90TlkmT0 302/407

王馬♀「えっと、観たことないのも気になるけど、やっぱりここは面白いのを分かってるやつ観るもの良いかな」

王馬♀「これとかどう?トゥルーマン・ショー」

白銀(棚にこれ入れたスタッフしばくぞ)廊下から聞き耳

茶柱♂「転子は知らない映画ですね…、面白いですか?」

王馬♀「オレは結構好きだよ」

王馬♀「トゥルーマンっていうごくごく普通のアメリカ人がいるんだけど、実はトゥルーマンの人生は全部隠しカメラで撮られてて世界中に放送されてる超人気番組って話なんだよね」

王馬♀「トゥルーマンの人生におけるイベントや友人関係、恋人、町すらもセットで、全部番組側が用意したって話」

王馬♀「色々不自然なのに今までずっと違和感に気づかないとかトゥルーマンって馬鹿なんだよねー」

白銀(……どうコメントしていいか困ること言ってるね…)

茶柱♂「…それで、トゥルーマンはどうなってしまうんですか?」

茶柱♂「そのまま余生も放送され続け、世界中の人の娯楽になってしまうのですか?」

王馬♀「まあ気になるなら映画観てみよっか」

王馬♀「大丈夫だよ、コメディーだし」DVDをデッキにセット

白銀(王馬くんはこれ無意識なの?勘が良すぎてくっそ恐いんだけど…)

463 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/26 01:24:32.65 +90TlkmT0 303/407

ー1時間43分後ー


王馬♀「どうだった?」

茶柱♂「…確かにコメディでしたが、最後の方がずっとシリアスで、なんだかちょっとしんみりしちゃいましたね…」


茶柱♂「トゥルーマンは外の世界へ出て、それからどうなってしまったのでしょうか…」

茶柱♂「ううっ、なんでエピローグ的なものがないのでしょうか…、気になっちゃいますよね…」

王馬♀「エピローグなんて要らないでしょ。外に出る場面の描写で終わりで良いじゃん」

王馬♀「だって外の世界にはカメラがないもん」

茶柱♂「…自分の人生が全て偽りと知った彼は、外に出てどうするというのでしょうか…」

茶柱♂「奥さんや友人だけでなく、自分の家族まで偽りだったんですよ…」

王馬♀「でもトゥルーマンには外の世界の彼女が居るんだし、彼女がきっと手助けしてくれるでしょ」

王馬♀「トゥルーマンにはこれから色々な困難が待ち受けているかもしれないけど、きっとなんとかなるって」

王馬♀「それにこれは彼自身が望んだことなんだよ」

茶柱♂「…そうですね、為せば成りますよね」

茶柱♂「彼は1人じゃありません、支えてくれる人が居るんですから」

464 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/26 01:35:49.18 +90TlkmT0 304/407

茶柱♂「って、何でコメディ映画を見てしんみりしちゃってるんでしょう…」

王馬♀「じゃあ、面白かったシーンは?」

茶柱♂「あの雑な雨のシーンですね!」

王馬♀「あれくっそ雑だよね!やる気あんのかって感じで」

王馬♀「オレはドライブシーンが好きー」

茶柱♂「あれも面白かったですね!」

白銀(わたしは何で他人の映画デートの会話を聞いて、悪い意味でドキドキしてるんだろう…)聞き耳

王馬♀「よし、映画観終わったけど次は何すんの?」

茶柱♂「食堂でお菓子作りとかどうですか?」

茶柱♂「クッキーとか作って、焼いている間にお昼ごはんを食べてたら丁度良く時間も潰れると思うんですけど」

王馬♀「ふーん、まあいいんじゃない?」

王馬♀「頑張ってオレの為に美味しいクッキーを作ってね!」

茶柱♂「一緒に作るんですよ!」

王馬♀「えー…」

茶柱♂「さあ、移動しますよ!」

白銀(移動か、図書室に隠れよう)図書室に移動

465 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/26 01:44:47.33 +90TlkmT0 305/407

ー食堂ー


赤松「最原くん、何枚集まった?」

最原♀「えっと、7枚だね…」

赤松「勝った!私は9枚だよ!」

赤松「じゃあお昼ごはんは最原くんが作ってね!」

最原♀「う、うん。頑張るよ」

最原♀(朝ごはんからお昼ごはんまでの間にどちらがより多くのモノクマコインを集めるか勝負をして赤松さんに負けた…)

赤松「今度最原くんにも張り手のやり方教えるね!」

最原♀「いや、後片付け大変そうだし、僕はこれからも地道にコインを探すよ」

赤松「慣れたら一瞬で片付け出来るようになるよ」

最原♀(…どうやって…?)

モノクマ「はいはい、ラブラブですねー」ビヨヨーン

赤松「きゃああああ!!?モノクマ!!?」

モノクマ「女子高生に悲鳴あげられるとか…、凹むなぁ…」ショボーン

466 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/26 01:57:35.24 +90TlkmT0 306/407

最原♀「モノクマ、僕達に一体何の用なんだ?」

モノクマ「いやね、良いこと教えてあげようと思って」

赤松「良いこと?」

モノクマ「あ、下ネタじゃないよ?」

最原♀「別にそんなこと言ってないだろ」

赤松「で、良いことって何?」

モノクマ「な、なんと!今日(執筆日)は赤松さんのお誕生日なのです!エクストリーム!!」

赤松「……え?」

最原♀「赤松さんの誕生日?」

モノクマ「赤松さん、おめでとうございます!」

赤松「あ、ありがとう…」

モノクマ「あ、これ僕からささやかながらプレゼントだよ」つ袋

赤松「これは何?結構重いけど…」

モノクマ「うぷぷ、モノクマメダル333枚とマシンガンとネイルブラシだよ」

赤松「え、そんなに!?やったぁ!ガチャガチャ回し放題だよ!」

最原♀「モノクマメダルは分かるけど、マシンガンとネイルブラシって何だよ…」

モノクマ「さあ、なんだろうね?」

モノクマ「あ、マシンガンには弾は入ってないから安心していいよ」

最原♀(ただの鈍器じゃないか…)

467 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/26 02:11:00.55 +90TlkmT0 307/407

茶柱♂「む!モノクマではありませんか!ここで一体何をしているのですか!?」

王馬♀「赤松ちゃん達に何かパシられてるの?」

モノクマ「んもう!キミ達はボクを何だと思ってるの!」

赤松「えっと、何か今日は私の誕生日らしいから、プレゼントをくれたんだよ」

茶柱♂「…モノクマが赤松さんに贈り物ですか…」

茶柱♂「何か危険物じゃないですよね?」

赤松「モノクマメダル333枚と弾無しマシンガンとネイルブラシくれたよ」

王馬♀「弾無しマシンガンとネイルブラシの在庫処分福袋感やばいね」

赤松「うん。私、ネイルしないしね…。必要そうな人にあげようかな…」

モノクマ「プレゼントした本人の前でよくそんなこと言えるね!プンプン!」

モノクマ「ふーんだ!赤松さんの研究教室の黒板に謎の暗号の落書きでもしてくるんだから!」ボヨヨーン

最原♀「あ、どっか行っちゃった」

赤松「…私の研究教室、変にされてなきゃ良いけど…」

468 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/26 02:19:23.99 +90TlkmT0 308/407

最原♀「黒板に…って言ってたし、黒板以外は大丈夫じゃないかな?多分…」

王馬♀「えーっと、モノパッドの赤松ちゃんのプロフィールには誕生日は3月26日ってあるね」

王馬♀「ってことは、今日は3月26日なんだね!モノクマが嘘ついてなきゃだけど」

最原♀「日付の情報は初めてだね」

赤松「……」

最原♀「ん?どうしたの、赤松さん」

赤松「最原くん、私に何か言うこと無いかな?」

最原♀「…?え、えっと…?」

赤松「もう!彼女の誕生日なんだよ!?おめでとうくらい言ってよね!」

最原♀「あっ!ご、ごめん!」

最原♀「赤松さん、誕生日おめでとう…」

赤松「モノクマでさえ真っ先に言ってくれたっていうのに…」ムーッ

最原♀「本当にごめん…」

469 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/26 02:32:57.30 +90TlkmT0 309/407

王馬♀「いやー、最原ちゃんはホントダメダメだねー」

王馬♀「だからどっかのビッチにも童貞だって馬鹿にされるんだよ」

最原♀「ど、童貞は関係ないだろ!」

王馬♀「いや、あるでしょ。それだけ女の子の扱い方が分かってないってことなんだから」

最原♀(ぐぬぬ…)

茶柱♂「転子は童貞ですが女子なので、女の子の扱い方はバッチリですよ!」

王馬♀「何アピール?」

赤松「……最原くん」

最原♀「な、何かな…?」

赤松「お昼ごはん、何かお洒落で美味しい物をお任せするよ」

最原♀(!?お、お洒落で美味しい物…!?なんて漠然として注文なんだ…)

最原♀(ぼ、僕はどうすれば…!?)

赤松「宜しくね」ニッコリ

最原♀「……う、うん…」

556 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/26 22:00:45.41 +90TlkmT0 310/407

ーキッチンー


最原♀「……」

最原♀(何を作ろう…)

最原♀(とりあえず嫌いなものは無いか聞いたら、一応無いらしい)

最原♀(ちなみに隣りでは王馬くんと茶柱さんが赤松さんの誕生日ケーキを作っている)

最原♀(ついでに彼らのお昼ごはんも作ることになってしまった…)

最原♀(…お洒落で美味しい物……)

最原♀(パスタとかしか思いつかないけど、普通過ぎるかな…?)

最原♀(そういえばお洒落なご飯って、なんかやたら大きなお皿にちょこっとだけ乗ってるイメージだし、盛り付け次第でお洒落に見えるかもしれないな)

最原♀(大きな平皿無いかな?)食器棚ゴソゴソ

最原♀(大きくて四角い無地の白皿を何枚も見つけたから、これを使おうかな)

最原♀(パスタの味はどうしようかな)

最原♀(ニンニク使う物だけは臭い的にダメ出し食らいそうな気がする…)

最原♀(…明太子あるし、明太子パスタにしようかな)

557 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/26 22:01:45.44 +90TlkmT0 311/407

最原♀(4人分のパスタを茹でて…)

最原♀(その間に明太子ソースを作るよ)

最原♀(4人分のソースのレシピだよ)

最原♀(明太子4つ120gをほぐしてボールに入れ、レンチンで溶かしたバター60gと牛乳100ccと醤油大さじ2杯を入れて混ぜてソースの完成)

最原♀(トッピング用に大葉8枚を刻んでおくよ)包丁トントントン

最原♀(茹で上がるまでまだ時間あるし、サラダも作っておこうかな)

最原♀(ベビーリーフがあったからそれ使ってサラダにしよう)

最原♀(ちなみにベビーリーフっていうのは色んな種類の野菜やハーブの成長途中の若い葉っぱのことだよ)

最原♀(植物の生育に必要な栄養がたっぷり詰まっているから、普通に葉物野菜を食べるより少ない量で効率良く栄養を摂取することが可能なんだ)

最原♀(そんなベビーリーフとミニトマトを洗って水をきり、あとお洒落なイメージの強いモッツァレラチーズも使おう)

最原♀(オリーブオイル大さじ6杯と塩小さじ1/2を混ぜてドレッシングしによう)カチャカチャ

最原♀(作ったドレッシングにベビーリーフとミニトマトとモッツァレラチーズを入れて優しく混ぜるよ)

最原♀(混ざったらお皿に盛り付けてサラダは完成)

最原♀(パスタも茹で終わったからザルに移して、明太子ソースのボウルに入れてさっと和える)

最原♀(お皿になんかお洒落に盛り付けて大葉を乗せて完成!)

558 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/26 22:11:36.15 +90TlkmT0 312/407

最原♀「出来たよ赤松さん、明太子パスタとベビーリーフのサラダだよ」コトッ

最原♀(これが僕のお洒落ランチの限界だ…!)

赤松「凄い!すっごくお洒落だよ!カフェとかで出てきそうな感じだね!」

最原♀(良かった…)

赤松「じゃあ食べてもいいかな?」

最原♀「うん、どうぞ。口に合えばいいけど…」

赤松「いただきます」パクッ

赤松「……うん、美味しいよ!」

最原♀「それは良かったよ」

最原♀(ほんとに良かった…、機嫌もなおったみたいだ)

茶柱♂「では転子達も作業のキリが良くなったのでいただきますね!」

最原♀「うん、どうぞ召し上がれ」

茶柱♂「……うん!美味しいです!最原さん、良いお嫁さんになれますよ!」

最原♀「お嫁さんになる気はないかな…」

王馬♀「じゃあオレの組織でシェフになってよ!」

最原♀「千人分のご飯作るのもちょっと…」

559 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/26 22:21:58.23 +90TlkmT0 313/407

東条♂「あら、みんな今お昼?」ドアガチャッ

東条♂「ごめんなさいね、もう少し早く来ていれば良かったわね」

最原♀「ううん、気にしないでよ。たまには作るのも楽しいしね」

東条♂「そう?なら良いけれど…」

東条♂「後片付けは手伝うわ、食べ終わった食器は流しに置いてて頂戴」

茶柱♂「あ、転子達もう少しキッチンの方借りるので、ついでに洗っちゃいますから大丈夫ですよ」

東条♂「何をしているのかしら?」

茶柱♂「赤松さんのお誕生日ケーキを作っているんです!」

赤松「うん、作ってもらっちゃってます!」

東条♂「…そうなの。赤松さん本人も誕生日であることは知っていたのね」

王馬♀「ということは東条ちゃんも知ってたんだね?」

東条♂「ええ。モノクマがみんなに教えて回っているらしくて」

東条♂「てっきり赤松さん本人は知らないものかと思ってたんだけど…」

東条♂「…隠す必要もなくなったわね。みんなで夜お祝いしようってことになってたのよ」

赤松「え!それってお誕生日会開いてくれるってこと!?」

赤松「やったあ!ありがとう、東条さん!」

561 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/26 22:39:31.61 +90TlkmT0 314/407

東条♂「ふふ、お礼は夜、みんなに言ってちょうだい」

赤松「うん、そうするよ!」

最原♀(お誕生日会か…。やっぱりプレゼントとか用意した方がいいんだろうな)

最原♀(何しようかな…)

東条♂「デザートは茶柱さん達が作ってくれるってことは、私は料理の方に集中することができるわね」

東条♂「今夜は腕によりをかけて作るわ」

王馬♀「期待してるねー!」

最原♀(…うーん…、赤松さんの好きそうなものは大体研究教室に既にあるし、何かあげられるような物を手に入れられる場所か購買とか図書室とかだけだからなぁ…)

赤松「…ねえ、最原くん」

最原♀「何?赤松さん」

赤松「物とかくれなくて大丈夫だよ。その代わり、さ」

赤松「今日はずっと私と一緒に居てくれないかな?」

最原♀「うん、赤松さんがそれでいいなら」

赤松「よーし!それじゃあご飯食べたら白銀さんの研究教室行こうね!」

最原♀「…ん?」

赤松「最原くん、もうすぐ男の子に戻っちゃうでしょ?その前に可愛い姿を残しておかないとね!」

最原♀「……」

赤松「私の誕生日だもん、ちょっとくらいワガママ聞いてほしいな?」

最原♀「う、うん…、いいよ…」

563 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/26 22:52:18.16 +90TlkmT0 315/407

王馬♀「うっわー、最原ちゃんどんまいだねー」

赤松「王馬くんも来る?」

王馬♀「オレはケーキ作りが忙しいからねー!」

王馬♀「いやー、一緒に遊べなくて残念だなー」

茶柱♂「転子は別に構いませんが…」

王馬♀「ケーキ作りもとい、お菓子作りも一応デートプランの1つなんでしょ?オレが居なきゃ始まんなくない?」

茶柱♂「それもそうですね!しかし転子とのお付き合いにやる気になってくれたようで嬉しいです!」

王馬♀「あっいやそういうわけじゃ…」

最原♀(……どうせ王馬くんも近いうちに白銀さんにプリキュアにされるんだなと思ったら、煽られてもなんだか許せた)

最原♀(昼食を終えた僕と赤松さんは、白銀さんの研究教室にやって来てしまった)

564 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/26 23:00:18.27 +90TlkmT0 316/407

ー白銀の研究教室ー


最原♀(ここ連日ずっとここに来てるな…)

赤松「白銀さーん、ちょっといいかな?」ドアガチャッ

白銀「あ、赤松さん!ちょうどいい所に来たね!」

赤松「ん?私に何か用かな?」

白銀「ちょっと体のサイズ測らせてもらってもいいかな?」

赤松「……えっ?」

白銀「あ、別にレズ的な意味で気になってるわけじゃないよ?」

白銀「赤松さんに服を作ってあげようと思ってるんだけど、そういえばバスト以外のサイズ知らないなーって思って…」

最原♀(…ほんと何でモノパッドのプロフィールに全員の胸囲が載ってるんだろうな…)

赤松「服作ってくれてるんだね!うん、じゃあいいよ!」

白銀「ところで、赤松さん達も私の研究教室か私に何か用だったんだよね?」

白銀「どうしたのかな?」

赤松「最原くんもうすぐ男の子に戻っちゃうし、最後に可愛い格好させて写真撮りたいなーと思って…」

白銀「なるほどね!そういうことならスタジオと衣装好きに使っちゃっていいよ!」

白銀「あ、衣装はまだ飲み会の為に避難させたままだったから、悪いけど天海くんと最原くんの研究教室に取りに行ってくれないかな?好きなの着ていいから」

赤松「うん、わかったよ!」

白銀「それじゃあちゃちゃっと計測させてもらうね」

565 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/26 23:19:38.01 +90TlkmT0 317/407

最原♀(白銀さんに赤松さんが体のサイズを測られ終わってから、とりあえず僕の研究教室に移動した)

最原♀(久々に入った僕の研究教室には白銀さんの衣装やら小道具やらが転がっており、床には大量のウィッグスタンドにかけられたウィッグが並んでいた)

最原♀(それがまるで生首が並んでいるような光景に見えた僕は、情けない悲鳴をちょっとあげてしまった)

赤松「それじゃあ最原くん、何着たい?」

最原♀「……」キョロキョロ

最原♀(何か露出が少なくて、着やすそうで、折角だからかっこいい系がいいかな…)

最原♀「…あ、これとかどうかな?」つ軍服

赤松「最原くん、そういうのが好きなんだね」

最原♀「いや、なんか目についたから…」

赤松「軍服系他にも色々あるね…」ゴソゴソ

赤松「あ、これとかどう?」つ日本娘の黒軍服

最原♀(スカートじゃないか…)

赤松「似合うと思うよ!」

最原♀(……まあ僕の今の格好よりスカート丈長いし、許容かな…?)

最原♀「じゃあ、それで…」

566 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/26 23:29:56.67 +90TlkmT0 318/407

赤松「じゃあ1着目は決定だね!2着目どうしよっか」

最原♀「2着目…」

最原♀「えっと……」キョロキョロ

最原♀「こ、これとかどうかな?」つ どっかの侍の着物

赤松「着物もいいね」

赤松「あ、でもこっちの方が派手でやりごたえありそうだよ?」つ 何かの花魁衣装

最原♀「…着るの大変そうじゃない?」

赤松「マジックテープとスナップボタンで留めて着れるみたいだよ」

最原♀「わあ、親切設計…」

赤松「じゃあ2着目はこれだね!」

最原♀(一気に露出度が上がってしまった…)

赤松「じゃあ他は〜…」

最原♀「…赤松さん、とりあえずそれの撮影しちゃわない?」

赤松「うん、そうだね!とりあえずこれ撮っちゃおっか!」

567 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/26 23:44:56.38 +90TlkmT0 319/407

最原♀(僕らは衣装を抱えて持って行って、研究教室の方で着替えることになった)

最原♀(赤松さんと白銀さんに着替えをじろじろ見られて恥ずかしかったので、バーカウンターの中で僕は着替えた)

最原♀(ちなみに白銀さんにがっつりメイクをされて、なんと1着目の着替えが全て完了するまでに40分かかった)

最原♀(何をそんなに顔に描いてるんだろうか…)

最原♀(…つけまつげでまぶたが重い…)

赤松「最原くんもうちょっと目をぱっちり開けてねー」カメラ構え

白銀「赤松さん、こういうポーズの時はこう画面を切り取ったほうがドラマチックでいいよ」カメラ指導

最原♀「…白銀さんは服作ってるんじゃなかったの?」

白銀「大丈夫、すぐ出来るから!わたし腐っても自作レイヤーだから!」

白銀「…いつもイベント前日夜にバタバタ布から服にもっていってるんだよね…」

最原♀「そんなに作るの早いなら、もっと早めに作ったらいいんじゃないかな?」

白銀「それが出来たらみんな苦労しないんだよ…」

最原♀(みんなとは…)

568 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/26 23:58:21.82 +90TlkmT0 320/407

……

白銀「そろそろ2着目になった方がいいと思うよ?」

白銀「次のは着替えにも時間かかると思うし…」

ドアコンコンッ

東条♂「みんな、ちょっといいかしら?」ドアガチャッ

赤松「あ、東条さん。どうしたの?」

東条♂「今日のお夕飯及び赤松さんのお誕生会は夜7時から開始予定よ」

東条♂「時間通りに来てもらえると助かるわ」

赤松「なるほどね、わかったよ!」

最原♀「楽しみだね」

赤松「うん!」

白銀「7時かー…、やばいね。早く作っちゃわないと…」ミシンガガガガガガガガガ…

569 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/27 00:28:14.59 OXpblugl0 321/407

東条♂「それじゃあ、私は他のみんなにも知らせてまわるわね」ドアパタン

赤松「東条さん、お疲れ様!」

白銀「最原くん、次花魁だよね?これ使っていいよ」つ肌色の物体

最原♀「……これは?」

白銀「え?ヌーブラだけど?」

最原♀「えっ!?何で!?///」

白銀「……え、逆に何で?だって肩ガッツリ出る衣装だから、普通のブラは見えちゃうでしょ?」

白銀「洗ってるから安心して使っていいよ」

白銀「あ、なんなら2重3重に重ね付けして胸盛っちゃう?」

最原♀「……」

最原♀(1つだけでも付け方もわからないのにどうしろと…)

最原♀(ていうかなんか恥ずかしい…///)

白銀「むしろヌーブラで露出対策しないと見えちゃって、余計恥ずかしいことになるかもだよ?」

最原♀「えっ!…な、何で考えてること分かったの?」

白銀「エスパーですから」(CV.大本眞基子)

最原♀(なんかまた何かのアニメのキャラの声真似してる…)

570 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/27 00:35:07.61 OXpblugl0 322/407

最原♀(それから夕食の時間になるまでまた撮影されたわけだけど…)

最原♀(……疑似巨乳の作り方なんて知りたくなかった…!)

最原♀(なんだか夢が壊された気分だった…)

赤松「最原くん、なんかテンション低いね?」

最原♀「うん…、なんか、うん…」

白銀「撮影で疲れちゃったかもだけど、これから赤松さんの誕生会なんだから、テンション上げていかないとだよ?」

最原♀「うん、そうだね」

白銀「それにしてもわたしもなんとか間に合って良かったよー」

赤松「最初の布の段階は見ちゃったけど、最終的にどうなったのかは見てないから楽しみだよ」

最原♀「食堂についたよ」

最原♀「中から話し声が聞こえるし、みんなもう集まってきたのかな?」

白銀「19時の1分前だね、いい感じじゃないかな?」

赤松「…開けていいかな?」

最原♀「うん、どうぞ」

赤松「じゃあ開けるね!」ドアガチャッ

571 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/27 00:45:11.95 OXpblugl0 323/407

全員「誕生日おめでとー!!」クラッカーパーン

白銀「おお!なんか色々凄いね!」

最原♀「クラッカーなんてどこから…」

入間♂「大天才のオレ様がちゃちゃっと作ったんだよ」

白銀「ホント万能だね」

赤松「……えへへ、みんな、ありがとう!」

「主役だろ?早く中に入ってこいよ」

赤松「うん、そうだね!」ウキウキ

天海♀「じゃあまずは俺と夜長さんから行くっすね」

赤松「ん?」

アンジー「蘭太郎に頼まれてアンジーが作ったんだよー!」

アンジー「楓に受け取って欲しいなー?」つ可愛く梱包された箱

天海♀「俺はアイデアしか出してないと思われても困るんで補足しときますと、ラッピングも俺っす」

赤松「そうなんだね!開けてもいいかな?」ワクワク

アンジー「もっちもちー!」

572 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/27 00:53:07.63 OXpblugl0 324/407

赤松「よいしょっと…」ガサガサ…カパッ

赤松「…あ、ピンク色の薔薇だね!」

アンジー「の、彫刻作品だねー!」

アンジー「木彫りで薔薇を作ってアクリルで塗ったんだよー」

赤松「すごーい!本物のお花みたい!」

アンジー「本物と間違って水あげないようにねー!」

赤松「うん、気をつけるね」

天海♀「ピンク色の薔薇は3月26日の誕生花っす」

天海♀「花言葉は『温かい心』『満足』とかっすね」

天海♀「この日の誕生花は他にもあるんすけど、色的にもこれが1番赤松さんらしいかなと思ってこれを作ってもらうことにしました」

赤松「そうなんだ…」

赤松「2人共!ありがとう!大切にするね!」ニコッ

アンジー「そんなに喜んでくれるなんてアンジーも嬉しいよー」

天海♀「そんな素敵な笑顔を見せられると、図書室で誕生花の本を探したかいがあったってもんっすね」

574 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/27 01:09:53.18 OXpblugl0 325/407

真宮寺♀「あら、なんだかアイデアが被ってしまったわね」

天海♀「真宮寺さんも誕生花っすか?」

真宮寺♀「いえ、私は誕生石よ」

真宮寺♀「何か良い物が出ないかとガチャガチャを回していたら出てきたのよね」

真宮寺♀「赤松さん、受け取ってくれるかしら?アクアマリンの原石よ」

赤松「貰ってもいいの?」

真宮寺♀「ええ、アクアマリンは3月の石。私より赤松さんが持つべき物だわ」

真宮寺♀「アクアマリンは幸せな結婚を約束し、例え夫婦の危機が訪れても仲直りさせてしまう魔力を秘めていると言われているヨ」マスクON

真宮寺♀「寂しい人には愛が、そして既婚者には更なる幸せが約束されていると言われている愛の石だヨ…」

真宮寺♀「最原君といつまでもお幸せにネ…」ククク…

赤松「あ、ありがとう…///」

最原♀(なんか照れくさいな…///)

575 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/27 01:26:18.09 OXpblugl0 326/407

ゴン太「えっと、ゴン太はね、虫さんだよ!」

赤松「虫さん…」

キーボ(スイマセーン…、止められませんでした)

ゴン太「うん!ゴン太の研究教室で1番大きなカブトムシさんだよ!」つ虫かご

赤松(…私が小学生の男の子とかだったら凄く喜んだかもしれない…)

赤松(でも、ゴン太くんなりに一生懸命考えてくれたんだもんね、受け取ってあげなきゃね)

赤松「…うん、ありがとう。立派なカブトムシさんだね」

ゴン太「育て方はこのノートにまとめたよ」

ゴン太「もし餌が足りなくなったらいつでもゴン太の研究教室に来てね!」

王馬♀「ゴン太はほんとに馬鹿だなぁ…」

ゴン太「えっ?」

王馬♀「虫なんて貰って喜…/キーボ「わー!王馬クン、服にゴミが付いてますよ!!」腹パンチ

王馬♀「げふっ…」

ゴン太「…?王馬くん…?」

キーボ「何でもないです!ゴン太くんのプレゼントも素敵だね!だそうです!」

ゴン太「そうかな?良かったよ!ちょっと不安だったんだよね!」

赤松「あはは…」

576 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/27 01:47:34.37 OXpblugl0 327/407

入間♂「それじゃあ次はオレ様だな」

赤松「あ、入間さんも用意してくれたんだね!ありがとう」

入間♂「斬美に用意した方が良いって言われたからな…、仕方なくだぜ」

入間♂「オレ様はこの大人のおもちゃセットだぜ!!」

全員「…………」

入間♂「ん?あんまりイイもんだったからビビっちまったか?」

東条♂「……赤松さん、ごめんなさい」

東条♂「私が事前にプレゼント内容をチェックしておけば良かったわ…」

入間♂「むしろこれまでに出てきたプレゼントの中で1番実用的だろうが!」

東条♂「本当にごめんなさいね…」

赤松「と、東条さんが謝ることないよ!」

赤松「そ、それに入間さんに悪気は無い…と思うし、うん、私は大丈夫だよ…」

入間♂「まあバカ松が使わないなら、そこのダサイ原に使えばいいんじゃねーのか」

最原♀「えっ」

赤松「…なるほど…」

最原♀「いや、…東条さん、これ回収しといて下さい」

東条♂「…依頼として受け取るわね」

577 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/27 01:57:20.91 OXpblugl0 328/407

入間♂「な、なんでぇ…?ナニがイけなかったのぉ…?」

夢野「んあー…、では次はウチじゃ」

夢野「ウチは即興で考えた新たな魔法じゃ」

赤松「即興で思いついちゃうんだね!流石だよ!」

夢野「んあー!これはキッチンの道具を使う魔法じゃ、全員キッチンの方へ移動するがよいぞ」



ーキッチンー


夢野「それでは赤松よ、この電子レンジの中を調べてくれんかの?」

赤松「わかったよ、調べるね」

赤松「……うん、何も異常は無いように思うな」

夢野「ではそのまま蓋を閉じてくれんか?」

赤松「閉じたよ」パタン

夢野「ウチはここまで一切電子レンジには触れておらんぞ」

赤松「そうだね」

夢野「では行くぞ!1…2の…」

578 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/27 02:05:39.02 OXpblugl0 329/407

モノクマ「さーーーん!!!」電子レンジのドアを開けて登場

夢野「んあああああああ!!!!?????」ガーン

モノクマ「ボク、参上!」キラーン

夢野「な、何故じゃ!?あやつらはどこに…!?」

モノクマ「ああ、ひょっとして仕掛けられてたハトのこと?」

モノクマ「それならボクのお腹の中だけど?」ゲプーッ

夢野「んああああああ!!!!!!!???????」ガガーン

モノクマ「全く、キッチンにハトを仕掛けるだなんて衛生的に良くないよ!プンプン!」

夢野「あ…ああ……」

赤松「……モノクマ、何の用なの?」

「どうせ邪魔しに来ただけだろ」

モノクマ「違うよ、ちゃんと用事があって来たんだよ」

モノクマ「はい白銀さん、できたよ」つ封筒

白銀「わあ!思ったより早かったね!」

キーボ「それは…?」

白銀「ああ、これ?これはね、わたしの赤松さんへの1つ目のプレゼントだよ」

白銀「サプライズプレゼントってやつかな?」つ封筒

赤松「開けてみてもいい?」封筒を受け取る

白銀「うん、どうぞ!」

579 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/27 02:18:30.36 OXpblugl0 330/407

赤松「!!!!こ、これは…!」

赤松「さっき撮った最原くんのフォトブック!!」

最原♀「えっ」

白銀「そう、赤松さんが初めて企画・撮影をしたさっきの撮影会でのフォトブックだよ!」

白銀「さっきモノクマにこっそりSDカードを渡して、速攻でフォトブック作るように頼んだんだよね。写真のチョイスはモノクマに委ねちゃったけどさ」

赤松「す、凄い…!なんかこう、印刷されているのを見ると、全部私が撮影した写真なのになんか凄く見えるよ…!」

白銀「印刷するとさ、また違うように見えて感動しちゃうよね?」

赤松「うん!」

白銀「特にここで生活してると、印刷でもしないと気軽に見返せないしね…」

白銀「さっきの撮影会での赤松さん、とっても輝いていたよ」

白銀「コスプレ撮影が楽しいっていうその気持を、これからも忘れないでほしいな」

赤松「白銀さん…!ありがとう…!」フォトブックを抱きしめる

赤松「私、これからも頑張ってカメラ技術を磨くね!!」

最原♀「…赤松さんが被写体の方に行く気は?」

赤松「今のところないかな?撮ってる方が私の性に合ってると思うんだよね」

最原♀「そう…」

580 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/27 02:31:50.94 OXpblugl0 331/407

モノクマ「あ、ちなみにもう1冊あるよ。被写体の最原クン用だね」つフォトブック

最原♀「い、要らないよ…」

王馬♀「見せて見せて―!」フォトブックを取る

最原♀「ちょっと!返してよ!」

王馬♀「え?最原ちゃん要らないんでしょ?これ」ページパラッ

最原♀「いいから!」

茶柱♂「……これは…」ゴクリ

真宮寺♀「あら、化けたわね…」

アンジー「終一も結構胸おっきいんだねー」

最原♀「…それは、盛ってるんだ…」

天海♀「最原君も見栄を張りたいお年頃なんすね」

最原♀「違う!盛らされたの!!」

入間♂「だよな、オメーがこんな胸してるわけねーしな」

最原♀「ていうかみんな当然のように見ないでよ!」

ゴン太「ご、ゴン太は見てないよ!紳士だから…!///」

最原♀「いや、みんな胸の話しかしてないけど、別にそんなエロい写真でもないから…」

最原♀「ゴン太くん、恥ずかしがらないで、なんか僕も恥ずかしくなるから」

581 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/27 02:45:11.56 OXpblugl0 332/407

ー食堂の方へ戻るー


キーボ「ではそろそろボクのプレゼントの番ですね!」

赤松「キーボくんは何くれるのかな?」ワクワク

キーボ「ボクは歌です!」

最原♀「!!?」←キーボ通信簿MAX

赤松「私に歌のプレゼントをしてくれるんだね!嬉しいなぁ♪」

最原♀(まずいぞ…、どうしよう…)

最原♀(……やばい、何の回避方法も思いつかないぞ…)

キーボ「それでは聴いて下さい、ハッピーバースデーです」

582 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/27 02:53:52.51 OXpblugl0 333/407

ー歌終了ー


全員「…………」

キーボ「ボクの歌はどうでしたか?赤松さん」

赤松「……なんというか、凄く……独創的で、新しい音楽ジャンル…みたいな…?感じで、オリジナリティがあって良かったと思うよ…」

キーボ「本当ですか!?」

キーボ「…今の赤松さんの言葉を聞いて決心がつきました!」

赤松「え?」

キーボ「やっぱりボク、もう一度ロボットアイドルを目指してみたいと思います!」

王馬♀「おいバカやめろ」

キーボ「王馬クン、ボクの才能に嫉妬しているのですね?」

王馬♀「なわけないじゃんド音痴じゃん、頭割れるかと思ったよ」

キーボ「え!でも音楽の才能を持つ赤松さんに褒めていただきましたよ!?」

王馬♀「そんなの赤松ちゃんのお世辞に決まってるじゃん」

キーボ「そ、そうなんですか…?」

赤松「え、えっと…」

王馬♀「正直に言ったほうがキー坊の為にもあると思うけど」

赤松「えっと…」チラッ

最原♀(僕の方見てきた…。どう助け舟を出そう…)

583 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/27 03:03:48.32 OXpblugl0 334/407

ゴン太「!?ねえみんな!大変だよ!」

「…どうした獄原」

ゴン太「さっき赤松さんにプレゼントした虫さんが、ひっくり返って泡吹いているんだ!」

最原♀(カブトムシが泡吹いてひっくり返るレベル!?)

ゴン太「病気のない健康なカブトムシさんをプレゼントしたと思ったんだけど…」

ゴン太「ごめんね赤松さん。ゴン太、カブトムシさんの容態に気がつかなかったみたいだ…」

赤松「う、ううん。私は大丈夫だよ」

ゴン太「病気の虫さんはあげられないから、また後日別の虫さんを赤松さんにプレゼントするね」

赤松「…カブトムシさん、お大事にね…」

最原♀(運良く(?)話は逸れたし、このまま別の話題にシフトした方が良さそうだな…)

最原♀「そういえば百田くんや春川さんのプレゼントはどんな物なの?」

赤松「!そ、そういえば気になっちゃうなー!何だろう?」

百田♀「!お、オレ達のプレゼントの番か…」

5 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/28 12:40:07.18 cQPCoOct0 335/407

百田♀「オレ達からのプレゼントはな…、これだ!」つ額に入った何か

赤松「……これは…!」

春川♂「…飲み会の時の写真をパズルにプリントしたんだよ」

春川♂「写真のデータは白銀に貰ったんだ」

百田♀「こないだガチャでミルクパズルっていう、宇宙飛行士の訓練なんかにも使われる真っ白いパズルが出てきてよ」

百田♀「これ何か使えるんじゃねーかと思って、ハルマキと一緒に写真を選んだんだぜ!」

春川♂「まあ、全員が写ってる写真が少なかったからさ、あんまり良いショットじゃないかもしれないけど」

赤松「凄く嬉しいよ…!」

赤松「ありがとう!百田くん、春川さん、白銀さん!」

モノクマ「それもね、印刷したのはボクなんですけど!」

王馬♀「まだ居たんだ」

モノクマ「ボクだけハブるとか酷くない?」

茶柱♂「モノクマーズもハブっちゃってますけどね…」

モノクマ「あんなのとボクを一緒にしないでよね!」

モノクマーズ「「お、お父ちゃん…」」in食堂の隅っこ

6 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/28 12:41:05.82 cQPCoOct0 336/407

百田♀「勿論飾ってても良いんだけどよ、折角パズルなんだから遊んでくれよな!」

赤松「私に完成させることが出来るかな?」

春川♂「もし出来なかったら百田に頼めばいいんだよ」

春川♂「百田は白一色のパズルだって出来るんだからさ」

赤松「うん、じゃあその時は百田くんにお願いしちゃおうかな」

百田♀「おう!任せとけ!」

赤松「最原くん、今度一緒にこのパズルしようね!」

最原♀「うん!」

東条♂「…私からのプレゼントは、この料理ってことでも良いかしら?」

東条♂「ごめんなさいね。いつもより良い物を食べてもらおうと準備したのだけれど、準備に時間のかかる物ばっかりだったから…」

赤松「私、東条さんのお料理は大好きだし、こんなご馳走をみんなで食べられるなんてとっても幸せだから、勿論お料理だってプレゼントになりえるよ!」

東条♂「それは良かったわ。ありがとう赤松さん」

赤松「こちらこそ!」

7 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/28 12:41:39.04 cQPCoOct0 337/407

王馬♀「えっとー、オレと茶柱ちゃんはケーキを作ったから、それがプレゼントってことでいいよね?」

茶柱♂「す、すみません、プレゼントを用意する時間がなくて…」

赤松「これ3つとも2人で作ったの?」

茶柱♂「ええ、まあ…。たまに東条さんに手伝っていただきましたが…」

赤松「でも凄いよ!後でみんなで有難くいただかせてもらうね!」

茶柱♂「はい!」

王馬♀「あ、ちなみに、ケーキのどれか1つのどこかにソラマメ入れたから、みんな奮って当ててね!」

茶柱♂「え!いつの間にそんなことを!?」

キーボ「ケーキにソラマメですか…」

王馬♀「キー坊は絶対当たらないよ!だって食べられないんだから!」

キーボ「……」

最原♀(とても寂しそうな顔をしている…)

東条♂「ソラマメ……フェーヴね」

王馬♀「うん、そうだよ」

赤松「えっと、フェーヴって?」

8 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/28 12:42:35.83 cQPCoOct0 338/407

東条♂「一応、本来はそのままソラマメの意味なのだけれど…、フランスのお菓子のガレット・デ・ロワに入っている陶器製の小さな人形のことよ」

東条♂「公現節の日に家族でガレット・デ・ロワを切り分けて食べ、フェーヴが当たった人は祝福を受け、1年間幸運が継続すると言われているの」

東条♂「今ではフェーヴに使用されるのは陶器製の人形だけれど、昔はソラマメを使用していたことからその名称がそのまま付いたのよ」

真宮寺♀「ちなみに、ガレット・デ・ロワの起源は古代ローマにも遡るヨ…」マスクON

真宮寺♀「サートゥルヌス神を祀る農神祭で豆を1つ入れたケーキが出され、豆が当たった出席者を宴の王とする習慣があったそうだヨ」

真宮寺♀「この風習はブルボン朝の初期にも見られ、ルイ14世の宮廷においても行われていたらしいネ」

真宮寺♀「宮廷に出入りしていた者が奮って参加をしていたそうでネ、見事フェーヴを当てたれた者は王に対して願いを聞き入れてもらう権利を得られたそうだヨ」

王馬♀「要するに、王様ゲームの起源みたいな感じだね」

赤松「なるほど!MAX20へぇボタンだよ!」

最原♀(古いよ赤松さん…!)

9 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/28 12:43:10.68 cQPCoOct0 339/407

東条♂「…王馬君、分かっていると思うけど…」

王馬♀「大丈夫だよ、後でね」

王馬♀「さて、次は星ちゃんの番だね!星ちゃんのプレゼントは何かな?」

「…生憎だが俺は用意していない」

「俺みたいな死刑囚から贈り物なんざ貰ったところで迷惑だろうからな」

赤松「そ、そんなことないよ!」

赤松「星くんからプレゼントが貰えなくてちょっと残念だよ」

赤松「……じゃあさ、プレゼントが無い代わりに、私のお願い聞いてくれる?」

「お願い…?」

赤松「うん。私のピアノを聴いてさ、感想くれないかな?」

赤松「なかなか無いんだよね、私の演奏を聴いてくれる人に直接感想を聞ける機会が」

赤松「1人で練習してるか、コンサートとかが多いからさ」

赤松「だから、貴重な意見として聞きたいんだよ、星くんの感想がさ」

赤松「…駄目、かな?」

10 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/28 12:43:43.84 cQPCoOct0 340/407

「…ピアノを聴くのは構わねえが、俺は芸術的なことはさっぱりだからな」

「赤松がそれでも構わねえってんなら俺はいいぜ」

赤松「うん!それで大丈夫だよ!」

赤松「えへへ、宜しくね!」

白銀「その演奏、今しない?」

赤松「えっ?」

白銀「ここでわたしのプレゼントその2だよ!さあ受け取ってよ!」つ袋

赤松「…これは…」袋から取り出す

赤松「パーティードレスだね」

白銀「うん!ピアノを弾く赤松さんに似合うと良いなって思いながら作った、ちょっと大人な感じのドレスだよ。あと袋の底の方にヒールも入れてるよ」

赤松「…そんなこと思いながら作ってくれたんだね…」

赤松「ありがとう…!」

モノクマ「はいはい、いい感じに盛り上がってきましたね」

モノクマ「ここで君達にスペシャルなプレゼントを用意しましたー!」

最原♀「スペシャルなプレゼント?」

モノクマ「テラスの方から外に出てご覧よ」

赤松「外?」スタスタ…ドアガチャッ

11 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/28 12:44:45.09 cQPCoOct0 341/407

赤松「……ピアノだ…」

赤松(テラスを降りてすぐのところに、グランドピアノが置いてある)

赤松(近づいてみると、私の研究教室にあるものとは別の物だとわかる)

赤松(鍵盤をポンポンと叩いてみる)

赤松(…調律は完璧みたい)

白銀「モノクマもなかなか粋なことしてくれるね」

モノクマ「うぷぷ、演出って必要だよね」

モノクマ「だって普通に研究教室で弾いてたって、絵面がつまんないもんねー!」

赤松「…みんな…」

白銀「折角だし、弾いてくれたら嬉しいな」

入間♂「飯のBGMにしてやるよ」

ゴン太「ゴン太も赤松さんの演奏、聴きたいな」

キーボ「赤松さんの素晴らしい演奏を録音したいと思います!」

「フッ…感想を言う約束だからな」

春川♂「早く着替えてきて弾きなよ」

夢野「ウチも音楽のことはよく分からんが、赤松の演奏を聴きたいと思っておるぞ」

12 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/28 12:45:22.21 cQPCoOct0 342/407

百田♀「ジュピターとかならオレも知ってるぜ!良かったら弾いてくれよな!」

赤松「えっと、どのかな?」

百田♀「色々あんのか…、なんか壮大な宇宙を感じる曲の方だ!」

赤松「……ホルストの方かな?多分」

茶柱♂「転子は以前にも聴かせていただいた、ジュ・トゥ・ヴがまた聴きたいですね!」

東条♂「あら、リクエストの流れかしら?」

東条♂「それじゃあ私はバッハの『主よ、人の望みの喜びよ』とかをお聴かせ願いたいわ」

天海♀「じゃあ俺はシューマンのトロイメライでお願いします」

真宮寺♀「では私も……ショパンの英雄でお願いするわ」

アンジー「んー、夜だし何か夜想曲とかいいんじゃないかなー?」

王馬♀「あのね、夜想曲っていうのは夜を想う曲のことなんだよ?」

王馬♀「社交パーティーがお開きになって帰る時に『あー今日も楽しかったー!夜が明けちゃうとか、なんか寂しいなー』っていう気持ちを表したのが夜想曲(ノクターン)なんだよ」

王馬♀「だから『夜だから夜想曲』っていうのはおかしいよ、明け方の曲なんだから」

アンジー「なるなる、2へぇだねー!」

王馬♀「少な…」

王馬♀「あ、オレはリストの超絶技巧練習曲第4番ニ短調マゼッパが聴きたいな!折角の超高校級のピアニストの生演奏だもん!勿論第2稿でよろしく!」

赤松(24の大練習曲……!;)

13 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/28 12:45:59.53 cQPCoOct0 343/407

最原♀「…僕は勿論、ドビュッシーの月の光がいいな」

最原♀「もし良かったらだけど、聴かせてくれないかな?」

赤松「……うん、いいよ!勿論だよ!」

赤松「ふふっ、みんながリクエストしてくれるなんて嬉しいな」

赤松「王馬くんは悪意しかないリクエストだけど…」

王馬♀「えー?純粋に聴いてみたいだけだよ。オレは作曲家の中でリストが1番好きだからね!」

赤松「まあ、いいけど…」

赤松「それじゃあ私、着替えてくるね!みんなは先に食べてていいよ!」

東条♂「リクエストしておいてなんだけれど、赤松さん空腹は大丈夫かしら?」

赤松「うん、全然平気だよ!曲の合間にちょこちょこ食べさせてもらおうかなって思ってるし」

赤松「ほら私、ピアノ馬鹿だし…」

赤松「友達にこんなにピアノを聴きたいって言われたの、初めてで嬉しいんだよね!」

赤松「嬉しくて空腹なんて吹っ飛んじゃうよ!」

東条♂「そう、なら良いのだけれど。無理はしないでね」

赤松「うん、大丈夫だよ!」

赤松「じゃあみんな、また後でね!」ドアパタン

14 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/28 12:46:41.76 cQPCoOct0 344/407

全員「……」

東条♂「王馬君、フェーヴはどこかしら?」

王馬♀「このイチゴの下だよ」

東条♂「了解したわ」

キーボ「え!場所言っちゃうんですか!?」

春川♂「普通に考えて、主役の赤松に当たるようにすべきでしょ」

春川♂「そんなの私でもわかるよ」

キーボ「でもなんだか八百長みたいじゃないですか?」

天海♀「フェーヴは本家フランスでも子供にそれが当たるように大人たちがしていますから、まあそんなもんっすよ」

百田♀(そういうもんなんだな…)

キーボ「そ、そうなんですね…」

王馬♀「キー坊はロボットだからそういう人間の心遣いみたいなのが分かんないんだろうねー、ロボットだから!」

キーボ「何で2回も言ったんですか」

15 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/28 12:47:25.67 cQPCoOct0 345/407

入間♂「ていうかそろそろ食っていいか?」

東条♂「…まあ、赤松さんも先に食べて良いと言っていたし、食べなければ逆に気を使わせてしまうかもしれないわ」

東条♂「みんな、少し食べましょう」

東条♂「もし冷めて美味しくなくなってしまった物があったら言って頂戴。温め直すわ」

入間♂「斬美の料理は完璧だからな、冷めても上手いぜ!」b

東条♂「ふふ、ありがとう入間さん」


みんなで小皿に料理を取り分ける


赤松「みんな、お待たせ!」ドアバーン

「随分早いじゃねーか」

赤松「早く戻ってきたかったから、倉庫で着替えてきちゃった!」

赤松「あ、一応トイレの鏡でざっとチェックだけしてきたけどね?ダッシュで」

茶柱♂「あの、一応ヒールですし無理なさらないでくださいね;」

赤松「ちょっとくらい平気平気!」

赤松「あ、ねえ最原くん!これ、どうかな?変じゃないかな…?」クルッと回ってドレスを見せる

16 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/28 12:47:52.30 cQPCoOct0 346/407

最原♀(赤松さんの今着ているドレスは彩度の低い落ち着いた紫色とピンク色をしたツートンカラーのドレスだった)

最原♀(恐らく白銀さんは、普段の赤松さんの制服のニットとスカートの色からそのままインスピレーションを受けたんだろう)

最原♀(紫色のスカートの上にピンクの布が何段もの大きなフリルを作って縫い付けられており、色で落ち着いた雰囲気をもたせたものの、そのフリルと胸元の大きなリボンで少女らしさもあるように見受けるデザインだった)

最原♀(…赤松さんが僕にドレスを見せる為に回った時、紫の布地とピンクの布地がしっかり下まで縫い合わされていないようで、スリットが深く入っており、脚が見えて少しドキッとしてしまった)

赤松「……あ、あの、最原くん…。やっぱり変なのかな?これ…」

最原♀「あ!ご、ごめん…。その、つい見とれちゃってて…」

赤松「…見とれてくれてたんだ」

赤松「ふふ!ありがとう!///」

最原♀「ごめんね、なんかまともな感想が出てこなくて…」

最原♀「えっと、凄く可愛いです…///」

赤松「…直球な感想を言われちゃうと、それはそれでなんか照れちゃうね…///」

2人「……///」

2人以外の全員「……」モグモグ

17 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/28 12:48:53.94 cQPCoOct0 347/407

王馬♀「…ねえ、そろそろ弾かない?」

赤松「!そ、そうだったね!よし、頑張って弾くね!」

赤松「まずは百田くんリクエストのホルストのジュピターから弾くね!」

東条♂「テラスを開けっぱなしにして、みんな、テラスの方で立食しましょう」

百田♀「それに賛成だぜ!まあ折角だし近くで聴きたいからな!」

入間♂(ていうか白銀の研究教室から酒持ってくりゃ良かった…)

最原♀(それから赤松さんはジュピター、ジュ・トゥ・ヴ、主よ、人の望みの喜びよ、トロイメライ、英雄、夜想曲第2番、月の光…と、食事休憩を挟みながら弾いていってくれた)



ーーー



赤松「……」食事休憩中

最原♀「…赤松さん、何か顔が恐いけど大丈夫?」

赤松「う、うん…、次に弾くマゼッパのことをちょっと考えてて…」

赤松「うーん…」指ストレッチ

最原♀「難しい曲なんだね…?」

赤松「うん。…第3稿なら私もたまに演奏するんだけど、王馬くんの指定した第2稿はね……」モグモグ

赤松「ピアノの巨匠たちが演奏不可能って言ってる曲で、リスト自身が演奏してもちょっと厳しいって言われてる曲なんだよね…」

赤松「…一応、演奏してる人もいるけどね…」

最原♀(作曲者でも難しい曲なのか……)

18 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/28 12:49:39.10 cQPCoOct0 348/407

最原♀「…第3稿を弾いても誰もわかんないんじゃないかな?」

赤松「だ、駄目だよ!ぜんぜん違う感じだから分かる人にはすぐ分かっちゃうし、それに折角リクエストしてくれたんだし、私頑張って弾くよ」

王馬♀「そうそう!頑張って駄目ならいいけど、最初からズルなんて考えたら駄目だよ?」

最原♀(いつの間に近くに居たんだ…)

王馬♀「ていうかそろそろケーキ食べない?」

王馬♀「オレ デザートな気分なんだけど、主役の赤松ちゃんが食べたいって言ってくれないとさ…ね?」

赤松「そうだね、じゃあ東条さんに切ってもらおうか」

東条♂「じゃあ、冷蔵庫に戻して冷やしておいたケーキを持ってくるわね」スタスタ

入間♂「ホントに食えるんだろうな…?」

茶柱♂「一応転子が味見しましたので、多分大丈夫なハズです!」

東条♂「私も少し手伝ったから味は保証するわ」

入間♂「じゃあ大丈夫だな!」

王馬♀「……」

19 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/28 12:50:50.84 cQPCoOct0 349/407

茶柱♂「本当はケーキに立てる蝋燭でもあれば良かったのですが…」

赤松「無いものは仕方ないよ」

キーボ「それでは蝋燭はありませんが、改めてハッピーバースデーの歌を…」

白銀「蝋燭無いならもう切っちゃっていいんじゃないかな!?」

最原♀「それに賛成だ!」

       同
       意

最原♀(キーボくんを歌わせてはいけないからな…)

白銀(超初期の海外ボカロでももっとまともに歌うってのに、キーボくんのアレはなんなんだろうね…)

白銀(声は柿原っぽくていい感じなのに…)

東条♂「じゃあ切り分けるわね」

王馬♀「3つのケーキを15人で食べるわけだから、1つのケーキを5等分に宜しくね!」

キーボ「……」ショボーン

東条♂「……切るわね」

20 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/28 12:51:23.63 cQPCoOct0 350/407

東条♂「切り分けが終わったわ」

東条♂「はい、赤松さんの分よ」

赤松「ありがとう!」

最原♀(確かあれにはソラマメが入ってるんだよな…)

東条♂「はい、最原くんも」

最原♀「ありがとう、東条さん」

夢野「…全員に行き渡ったようじゃな」

キーボ「……」寂しそうな顔

夢野「…んあー、そんな顔をされては食いにくいわい」

キーボ「スイマセーン…」

天海♀「皆さん、覚えてますよね?フェーヴが入ってたらその日から1年間幸運が継続するっす」

王馬♀「ちゃーんと王冠も用意しておいたから、当たった人は教えてね!」

茶柱♂「…王冠とは?」

天海♀「フェーヴが当たった人は王冠を被って祝福されるんすよ」

茶柱♂「ほほう」

21 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/28 12:52:11.31 cQPCoOct0 351/407

王馬♀「ちなみに王冠はこちらでーす」つガムテームの芯に金の折り紙を切って貼って作った物

入間♂「それを王冠って…、ガキの工作じゃねーかよ」

王馬♀「オレ的には温かみを出そうと思ってあえてこんな感じに仕上げてみたんだよ」

入間♂「オメーの手先が不器用なだけじゃねーのか?」

東条♂「よく出来ていると思うわ」

入間♂「まあこういうのもアリだよな」

王馬♀「おい」

白銀「そのままだと戴冠してもすぐ落ちちゃいそうだから、ここに何故かあるカチューシャにくっつけるね」ちゃちゃっとガムテで合成

真宮寺♀「…じゃあそろそろケーキを頂きましょうか」

赤松「いっただっきまーす!」

全員「……」ジーッ

赤松「…あれ?みんな食べないの?」

最原♀「た、食べるよ。いただきます」パクッ

ゴン太「いただきます!」モグッ

22 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/28 12:52:50.44 cQPCoOct0 352/407

真宮寺♀「私が食べさせてあげるわ。はい、あーん…」

天海♀「あーん…、いやー美味しいっすね」モグモグ

茶柱♂「それは良かったです!」

茶柱♂「転子と王馬さんの愛の結晶ですからね!」

王馬♀「東条ちゃんも手伝ってくれたよね?」

茶柱♂「はっ!そ、そうでした!失礼しました!」

東条♂「私は構わないわ」

王馬♀「オレは構うよ」

白銀「じゃあ、茶王with東条さん作ってことで」

王馬♀「変なまとめ方しないでよ!大体なんでオレが後ろなんだよ!」

白銀(そりゃあ、今の状態だと完全に受けだから…)

赤松「……」モグモグ

赤松「……あれ?」

最原♀「もしかして、フェーヴが入ってたとかかな?」

赤松「う、うん。なんか突然豆が…」

23 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/28 12:53:29.46 cQPCoOct0 353/407

真宮寺♀「あら、当たりなようね」

天海♀「やりましたね」

茶柱♂「おめでとうございます、赤松さん!」

ゴン太「おめでとう!」

「フッ、良かったじゃねーか」

百田♀「お、おお!今日主役の赤松に当たるなんてすげー偶然だな!」

春川♂(ちょっと下手すぎるよ百田…)

夢野「んあー!めでたいのう!」

キーボ「これで赤松さんは これから1年幸運ですね!」

アンジー「1年は終一とラブラブでいれるってことじゃないかなー?」

入間♂「オレ様と斬美のラブラブ度には及ばねーだろうがな!」

東条♂「おめでとう、赤松さん」

王馬♀「じゃあ折角だし、最原ちゃんが戴冠してあげなよ」つ王冠

最原♀「え、僕?」

白銀「おお、いいねいいね!」カメラ構え

24 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/28 12:54:13.41 cQPCoOct0 354/407

最原♀「……えっと、じゃあ、赤松さん」

赤松「はい!」

最原♀「おめでとう。今年1年赤松さんに幸運が訪れますように…」王冠カチューシャをつける

最原♀(…とかでいいのかな?なんて言えばいいのかわかんないや…)

赤松「うん、ありがとうございます!」ニコッ

最原♀(……可愛い…)

アンジー「楓は今ドレス着てるし王冠被ってるしで、まるでお姫様だねー!」

赤松「お、お姫様!?」

アンジー「うん、綺麗だよ楓ー!」

赤松「あ、ありがとう…///」

最原♀「そうだね、絵本のお姫様みたいだよ」

赤松「も、もう、最原くんまでそんな恥ずかしいことを…///」

王馬♀「……じゃあ今年最初の運試し、マゼッパをミス無く弾けるかそろそろいってみよっか!」

赤松(折角忘れてたのに…!;)

25 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/28 12:54:59.48 cQPCoOct0 355/407

赤松「……うー…、神様仏様リスト様ハワード様お願いします、ちゃんと弾けますように!」指わきわき

王馬♀「…レスリー・ハワード?ならまだ生きてるよね?」



ーーー



赤松「…………」演奏終了

最原♀(燃え尽きてる…)

赤松「ゆ、指が間に合わない……からちょっと遅くなる…、し、普通にミスもしまくっちゃった…」指わきわき

最原♀「……いや、でもあの動きと弾き方は凄いよ…」

王馬♀「オレからしたら暗譜してるだけでも凄いよ!」

王馬♀「指の動きもえげつなかったね!さっすが超高校級のピアニストだよ!」

赤松「…………」

東条♂「素晴らしい演奏だったように思うわ。感情も込められていて丁寧に引き上げていたように見えたもの」

赤松「第3稿!第3稿の方弾くよ!こっちの方が元々演奏会向きだしね!」演奏開始

最原♀(赤松さんはそう言って再び、超絶技巧技術をもって弾き始めた…)

26 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/28 12:55:58.39 cQPCoOct0 356/407

演奏終了

真宮寺♀「凄かったわね…」

天海♀「ええ。それにやっぱり第2稿とは違うんすね」

王馬♀「オレは第3稿の方が好きだな」

最原♀(じゃあ何で第2稿をリクエストしたんだ…)

「…赤松、いい演奏だったぜ」

赤松「本当!?ありがとう、星くん!私もこっちの方がちょっと自信あるんだよね!」ゼーハー…

東条♂「赤松さん、お疲れ様。飲み物を飲んだほうが良いわ」つオレンジジュース

赤松「ありがとう!ふー、いい汗かいたー…」ゴクゴク

最原♀(ピアノってスポーツなんだな…)

306 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/29 22:18:57.67 YOtogYpM0 357/407

最原♀「赤松さん、お疲れ様」

赤松「最原くん!ありがとう…」

白銀「そういえば百田くんと春川さんのプレゼントのパズルの写真見て思ったんだけどさ、まともな集合写真撮ってないし、折角だから今から撮っちゃわない?」

茶柱♂「良いアイデアですね!」

ゴン太「ゴン太も賛成だよ!」

白銀「じゃあ赤松さん、室内に入ってきて!外だと暗くてフラッシュで撮らないといけないからさ…」

白銀「1灯フラッシュ直接当てのみの写真、わたし好きじゃないんだよね…」

赤松「え!写真!?ま、待って!汗拭くから!」

東条♂「おしぼりよ。使ってちょうだい」つおしぼり

赤松「ありがとう東条さん!」汗拭き拭き

白銀「じゃあ赤松さんをセンターにして並んで並んで―!」カメラ構え

「おい、白銀は入らねーのか?」

白銀「えっと…、誰かが撮影しないといけないし、わたしはいいよ」

アンジー「アンジーは つむぎと一緒に写りたいなー」

「なら俺が撮る。写真は上手くはねーが、三脚代わりにシャッターを押すだけなら俺でもできるからな」

赤松「うーん…、私は星くんとも一緒に写りたいな…」

307 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/29 22:19:31.63 YOtogYpM0 358/407

王馬♀「じゃあモノクマに頼んだらいいんじゃないかな?」

モノクマ「え!ボク!?この会を盛り上げるために散々努力してあげた、このボクを今度は三脚代わりに使っちゃうってわけ!?」

モノクマ「…まあ良いですけど…」ショボーン

モノクマ「はいはい、じゃあ白銀さんも入って入って」

白銀「う、うん。宜しくね、モノクマ」つカメラ

モノクマ「みんなもうちょっと寄って寄って。あ、前の列の人は座っちゃってね」

赤松「えっと、私は…」

真宮寺♀「ドレスで床に座るのもあれだし、立ってて良いと思うわよ」

赤松「それじゃあ立ってるね」

最原♀「隣、いいかな?」

赤松「勿論だよ!」

キーボ「最原クンは身長的に前列では…?」

夢野「キーボよ、空気を読むのじゃ…」

王馬♀「読めるわけないよ、ロボットだし」

キーボ「むむっ…」

308 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/29 22:20:17.82 YOtogYpM0 359/407

モノクマ「はい撮るよー」パシャッ

春川♂「…急に撮るんだね」

モノクマ「もう何枚か撮るよー」パシャッパシャッ

白銀「も、モノクマ!スリーカウントダウンしながら撮ってくれると嬉しいんだけど…」

白銀「こっちもまばたきしないようにとか気を使えるから…」

モノクマ「大丈夫大丈夫!似たような写真何枚か撮ってるからさ、誰かがまばたきしてたら まばたきしてない写真から顔を持ってきてフォトショで切り貼りすればいいんだよ」

モノクマ「学校や結婚式の集合写真を撮るプロのカメラマンだってそうしてるし」

白銀「それするのって多分わたしだよね?手間が増えるなぁ…」

モノクマ「じゃあ次、みんな何かポーズしてよ」

赤松「…ピースでいいかな?」

モノクマ「普通だなぁ…。ボクもモブの写真撮ってるわけじゃないんだからさ、もっと奇抜なのないの?」

最原♀「もう、ピースでいいだろ。早く撮ってよ」

モノクマ「もー、仕方ないなあ。はいはい撮りますよっと」パシャパシャパシャッ

夢野「何故連射をしたのじゃ…」

モノクマ「まばたき対策だから?」

309 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/29 22:20:57.72 YOtogYpM0 360/407

モノクマ「あ、夢野さん全部目つぶってるね」

夢野「んあー!?と、撮り直すのじゃ!」

モノクマ「もう充分数撮ったでしょ。それじゃあボクは帰るね」

夢野「待つのじゃ!」

モノクマ「あ、外のピアノは朝までに回収しとくからそのままでいいよ」つカメラ返却

モノクマ「それでは皆さん、おやすみなさーい」ボヨヨーン

夢野「んあーーー!!」

茶柱♂「ゆ、夢野さん、落ち着きましょう!」

茶柱♂「きっと白銀さんがいい感じに合成してくださるハズです!」

白銀「え!?」

夢野「……ついでにいい感じに顔を可愛く加工してくれても良いぞ?」

白銀「いや…、コスプレ写真じゃないからさ、そういうのは弄らないよ…」

夢野「…んあー…」

310 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/29 22:21:34.13 YOtogYpM0 361/407

東条♂「さあ、そろそろお誕生会もおしまいとしましょうか」

赤松「うん。みんな、今日は本当にありがとうね!」

赤松「急だったのに、こんなに色々プレゼントを用意してくれて嬉しかったよ」

赤松「ピアノもいっぱいみんなに聴いてもらえたし、すっごく最高の会だったよ!」

赤松「また来年も…っていうのは無理だろうけど、またこんな楽しいことをみんなと一緒に出来たらなって思うんだ」

天海♀「また来年もしても良いんじゃないんすか?」

赤松「えっ?でも…」

真宮寺♀「ここを脱出した後でも、またみんなで集まれば出来るものね」

赤松「……うん、そうだよね」

赤松「私の誕生会だけじゃないよ。みんなのお誕生日も一緒にお祝いできたら嬉しいな!」

夢野「16人分の誕生日を毎回祝うとなると、1月に1回は顔を合わせることになりそうじゃな」

ゴン太「いいんじゃないかな?ゴン太、みんなに会えると凄く嬉しくなると思うんだ」

アンジー「主は言いました…。なんならなんかもうLINEグループでも作成してチャットしまくってはどうかと」

キーボ「まあ、毎回みんなのお誕生会に全員が出席できるとは思えませんしね」

311 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/29 22:22:01.03 YOtogYpM0 362/407

最原♀「というか…、キーボくんって誕生日あるの?」

キーボ「ムッ!ロボットにだって誕生日くらいあります!10月29日です!」

王馬♀「誕生日っていうか、製造日じゃない?」

夢野「言えておるのう」

キーボ「ロボットだって完成した日を誕生日と言ってもいいじゃないですか!それとも生物にしか適用されないと言うんですか!?」

キーボ「それはロボット差別ですよ!!」ビシッ

「フッ、ここを出た後も…か」

真宮寺♀「あ…、ごめんなさい、私…」

「いや、いい。お前らだけで楽しんでくれや」

真宮寺♀「本当にそんなつもりは…」

「俺の方こそ水を差すようなことを言っちまって悪かった」

「どうやらお前らと過ごした日々が思いの外楽しかったみたいでな、つい疎外感を覚えちまった」

「…クールじゃねえな」スタスタ…ガチャッパタン

312 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/29 22:22:33.14 YOtogYpM0 363/407

天海♀「星君……」

真宮寺♀「ごめんなさい、私が…」

天海♀「いや、俺もっす…」

赤松「元はと言えば私の発言のせいだよね…」

最原♀「…誰のせいでもないよ」

東条♂「そうよ。それに星君には面会に行けばいいもの」

春川♂「…ねえ、こんな話したってしょうがないよ」

春川♂「私も帰るね」スタスタ…ガチャッパタン

百田♀「お、おい待てよハルマキ!じゃあオレも帰るわ」タッタッタッ…ガチャッパタン

東条♂「…私は後片付けをするわね」

天海♀「俺も手伝うっす」

真宮寺♀「じゃあ私も手伝うわ」

入間♂「はー…、すっかり辛気臭くなっちまったじゃねーか」

313 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/29 22:23:03.59 YOtogYpM0 364/407

入間♂「おい白銀!酒だ!酒を飲ませやがれー!」

白銀「え!今日も飲むの…?」

白銀「うーん…、ごめんね。わたしも今日ははしゃぎすぎちゃって疲れたから、もう寝たいんだよね…」

白銀「お酒は勝手に持って行っていいよ」

白銀「ただ、今日は研究教室の方では飲まないでね。見てない所で散らかされても困るからさ…」

入間♂「チッ、しかたねーな。それで妥協しといてやるよ」

王馬♀「じゃあオレも貰って行こっかな―」

茶柱♂「ま、また飲まれるのですね…」

茶柱♂「仕方ありません。転子もお付き合いしましょう!」

王馬♀「別に無理しなくていいよ?」

茶柱♂「いえ、お気遣いなく!これは転子の肝臓を丈夫にする為の訓練ですから!」

王馬♀「…ほんと程々にね?」

茶柱♂「はい!お気遣いいただき、ありがとうございます!」

キーボ「ではボクももうやることがないので、おやすみさせていただきますね」

ゴン太「今日はとっても楽しかったよ!みんなありがとう!」

夢野「んあー…、もうすぐマナが切れそうじゃ」

夢野「眠ってマナを蓄えるとするかの」

314 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/29 22:23:40.95 YOtogYpM0 365/407

最原♀(みんなぞろぞろと食堂から出ていってしまった)

最原♀「……えっと、僕も後片付けの手伝いしようかな」

赤松「最原くん」服の裾をつかむ

赤松「私がお昼に言ったこと、もう忘れちゃったかな?」

最原♀「お昼に…」


赤松『今日はずっと私と一緒に居てくれないかな?』


最原♀「えっと、でも、大変そうだし片付けを手伝った方が良いと思うから…」

赤松「……」ジーッ

天海♀「…最原君、彼女が頼んでるんだから一緒に居てあげましょうよ」

真宮寺♀「ええ。片付けは3人で充分足りているから、こっちに気を使わなくても大丈夫よ」

最原♀「…そう?それじゃあ天海くん、真宮寺くん、東条さん、お疲れ様。おやすみなさい」

赤松「おやすみなさい!」

天海♀「おやすみなさい」

真宮寺♀「おやすみなさい。…キッチンの方に居る東条さんにも伝えておくわね」

赤松「ありがとう。じゃあ最原くん、みんなから貰ったプレゼント持つの手伝ってね!」

最原♀「う、うん」

赤松「あと倉庫の方に脱ぎ散らかしてる服も回収しないとね」スタスタ…ドアガチャッ

最原♀(こうして赤松さんのお誕生日会は終わった)

315 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/29 22:24:15.48 YOtogYpM0 366/407

ー翌朝、王馬の部屋ー


王馬♀「ほら!放送も鳴ったしとっとと起きろよ酔っぱらい!!」ベシベシッ

茶柱♂「うーん…、はっ!ここは…!?」

王馬♀「オレの部屋だよ。昨日飲んでてそのまま寝ちゃったの覚えてないの?」

茶柱♂「え!ということは転子、彼女の部屋にお泊りしちゃったってことですね!?きゃっ!///」

王馬♀「オレに力があったら部屋まで引きずり戻してやったとこだけどね」

茶柱♂「照れなくてもいいんですよ?」

王馬♀「何もないから照れる必要もないんだけどね」

茶柱♂「お布団までかけてくれてるじゃないですか」

王馬♀「オレの部屋で風邪引かれても困るし」

茶柱♂「転子知ってます!それはツンデレというやつですね!」

王馬♀「早く自分の部屋に戻ってシャワー浴びて朝ご飯食べに行きなよ」

茶柱♂「早くシャワー浴びてこいよ…ですか…///ついに転子も社会勉強する日が来たのですね…!」

王馬♀「…オレさ、茶柱ちゃんと漫才する気はないんだけど…」

茶柱♂「転子が突っ込む方ですね!」

王馬♀「ボケ倒してるんだよなあ…」

王馬♀「ていうかオレ、そろそろ食堂に行きたいから早く部屋から出ていってよ」

王馬♀「鍵かけらんないから」

茶柱♂「おっと、それは失礼しました!」ワタワタ…

茶柱♂「ではまた後ほど食堂で!」

王馬♀「…うん」

316 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/29 22:24:45.56 YOtogYpM0 367/407

ーーー


ピンポーン

王馬♀「……はい」

茶柱♂『転子です!何で転子が朝ご飯食べに行くまで食堂に居てくれなかったんですか?』ドア越し会話

茶柱♂『折角お付き合いしてるというのに…、転子寂しかったです!』

王馬♀「めんどくさっ…」

茶柱♂『…というか、普通に真面目なお話があるので開けてもらえませんか?』

茶柱♂『本当は食堂でしようと思っていたのですが、できませんでしたので…』

王馬♀「……何?」ドアガチャッ

茶柱♂「もうそろそろ入間さんの発明品が完成しますので、転子は王馬さんが男死に戻ってしまわないように説得しに来ました」

王馬♀「茶柱ちゃんがオレを説得できると思ってんの?」

茶柱♂「はい、勿論です!」

茶柱♂「王馬さんが男死に戻りたい理由、もしくは女子で居たくない理由というものがあると思うのですが…」

茶柱♂「それさえ解消できれば、王馬さんは女子のままで居てくれると転子は踏んでいます!」

茶柱♂「というわけで、女子で居続けたくない理由をお聞かせ下さい!」

317 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/29 22:25:12.57 YOtogYpM0 368/407

王馬♀「茶柱ちゃん程度に解決できるようなもんじゃないと思うけど」

茶柱♂「とりあえずお話を聞かせてもらいたいです」

王馬♀「…わかったよ、入って」

茶柱♂「お邪魔します!……まだお部屋がお酒臭いですね…」

王馬♀「仕方ないじゃん…」

茶柱♂「それで、理由は何なのでしょうか?」

茶柱♂「王馬さんが女子になってひと月ほどが経ってます」

茶柱♂「性転換してしまった当初とは違い、女子の体にはだいぶ慣れ、もう抵抗は無いのでは?」

王馬♀「まあ確かに、この体での生活にももう慣れちゃったけどさ…」

王馬♀「オレがどーーーーーーーーしても女で居たくない大きな理由が、2つあるんだよね」

茶柱♂「2つですか、女子の味方である転子が必ず解決してみせましょう!さあ、言って下さい!」

王馬♀「…………いや、やっぱなんか、言いたくないな…」

茶柱♂「ここまで来てですか!?」

茶柱♂「王馬さんは今は女子なんですから、どんなに生々しい話をされてもセクハラにはならないので安心して相談してくれていいんですよ?」

王馬♀「なんで生々しい話前提なの」

318 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/29 22:25:46.37 YOtogYpM0 369/407

王馬♀「……いや、その……あれが…」

茶柱♂「どれですかね?」

王馬♀「……生理がつらい…」

茶柱♂「やっぱり生々しい話じゃないですか!」

王馬♀「生々しいとか大声で言うなよ!恥ずかしい!!」

茶柱♂「しかし生理は女子の宿命です…」

茶柱♂「今の転子に出来ることと言えば、生理を10ヶ月程度止めてあげることだけですね」

王馬♀「え?どうやって止められるの?」

茶柱♂「あ、すみません、冗談のつもりでした。まさか分からないとは思いませんでした、本当にすみません、どうか忘れて下さい」

王馬♀「いや、どういうこと?マジで知りたいんだけど」

茶柱♂「そういう反応されると逆に困ってしまうので、本当に勘弁してください…」

王馬♀「でも…」

茶柱♂「話を戻しましょう!辛いということであれば、痛みが軽減されれば良いということですよね?」

王馬♀「まあ、止められないならそうだね」

茶柱♂(止められないことはないんですけどね…)

319 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/29 22:26:14.88 YOtogYpM0 370/407

茶柱♂「基本的にはやはりお腹を冷やさないことでしょうか」

茶柱♂「腹巻きを巻いたり、あとは食生活に気を使ったりですね」

茶柱♂「食べると体が冷えてしまう生野菜を避けたり、飲み物も温かい物を飲んだ方が良いですね」

茶柱♂「ちなみに、温かいからといってコーヒーやココアを飲むのは絶対に駄目です!余計お腹の痛みが強くなってしまいます」

茶柱♂「チョコレートや油ものの料理は駄目ですね、これもお腹が痛くなってしまいます」

王馬♀「食べるもの無くなっちゃうんだけど…」

茶柱♂「それ以外の物でしたら大丈夫ですよ」

茶柱♂「それと、酷い時でなければそれらを飲み食いしてもわりと大丈夫ですし、なんなら鎮痛剤を飲んでしまえば一発で治ります」

王馬♀「結局薬なんだ…」

茶柱♂「あと、普段から運動をしてればあまり痛くはならないそうですよ」

茶柱♂「というわけで王馬さんもネオ合気道を始めましょう!」

王馬♀「えーやだー…」

茶柱♂「何はともあれこれで1つ目のお悩み解決ですね!」

王馬♀「……まあそういうことでもいいけどさ、次はほんとに絶対解決できないよ」

茶柱♂「女子の悩みを解決することが転子の使命です!」

茶柱♂「さあ、言ってみてください!」

320 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/29 22:26:48.48 YOtogYpM0 371/407

王馬♀「女になったせいで身長が縮んだから嫌だ」

茶柱♂「……それで?」

王馬♀「…終わりだよ!なんでこんなに小さくされないといけないんだよ!」

茶柱♂「可愛いじゃないですか145cm!」

王馬♀「嫌だよ!オレ男子高校生だよ!?」

茶柱♂「今は女子ですよ」

王馬♀「そうだけどさ!それでもちっちゃいし!!」

茶柱♂「…確かにこの悩みは転子では厳しそうですね…」

王馬♀「でしょ?」

茶柱♂「……夜更かしを止めて牛乳を飲むところから始めましょうか」

王馬♀「今更じゃん…」

王馬♀「やっぱり手っ取り早く身長伸ばすというか戻すには男に戻ることが1番なんだよ」

茶柱♂「それにしても王馬さんがそんなに身長にコンプレックスを持っているとは思いませんでした…」

王馬♀「そりゃ気にするよ、オレだって男だし」

茶柱♂「……身長小さい女子は守ってあげたくなるような可愛さがありますよ?」

王馬♀「オレは夢野ちゃんとか見てもなんも思わないけど?」

茶柱♂「夢野さんもあんなに可愛らしいのに…」

321 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/29 22:27:28.56 YOtogYpM0 372/407

茶柱♂「あ!解決法をひらめきました!」

王馬♀「えっ」

茶柱♂「困った時の入間さんです!入間さんに身長の伸びる薬とかを発明してもらいましょう!」

王馬♀「…いや、そんな凄い物を発明できてたら、とっくに特許取って市場に出回りまくってるでしょ…」

茶柱♂「ほら入間さんって基本頼まれないと作らないじゃないですか」

茶柱♂「性転換ライトや惚れ薬の時だってそうでしたし、きっとやる気になれば何でも作れちゃうと思いますよ」

王馬♀「急に妙な説得力が生まれたね…」

茶柱♂「早速頼みに行きましょうよ!」

王馬♀「……まあ、オレとしても身長欲しいし行くけどさ」

茶柱♂「…ところで王馬さん、これで身長も取り返せすことができれば、もう男死に戻る必要なんてありませんよね?」

王馬♀「え?それとこれとは話が違うよね?」

茶柱♂「王馬さん、女子で居たくない理由は2つだけって言いましたよね!?」

茶柱♂「女子の体にはもう慣れたって言ってましたよね!?」

茶柱♂「嘘だったんですか!?恋人である転子を騙したのですか!?」

322 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/29 22:28:02.54 YOtogYpM0 373/407

王馬♀「え、ちょっと落ち着いて…」

茶柱♂「もう転子には嘘はつかないと誓って下さい!じゃないと生理10ヶ月止めますよ!?」

王馬♀「何その脅し……」

茶柱♂「誓わないのですか!?」ズイッ

王馬♀「近い近い!!…誓うから!!茶柱ちゃんには嘘つかないよ!!」

茶柱♂「なら良いですよ。約束ですからね!」

王馬♀「…………」

茶柱♂「じゃあ入間さんのところへ行きましょうか!」

王馬♀「……うん…」

323 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/29 22:28:35.40 YOtogYpM0 374/407

ー入間の研究教室ー


茶柱♂「入間さん、今ちょっといいですか?」

入間♂「実験の観察が暇だからいいぜ!何の用だ?」

茶柱♂「身長の伸びる薬か何かが欲しいんです!ありませんかね?」

入間♂「あるぜ!」

王馬♀「何であるんだよ!都合のいい道具がホイホイあるとかドラ●もんかよ!!」

茶柱♂「何で王馬さん怒ってるんですか?これで身長伸ばすことができるんですよ?」

入間♂「テメーが使うのか」

入間♂「よーし、使い方を説明してやる!この錠剤1錠で身長を1cm伸ばすことができる薬だ!以上だ!」

王馬♀「すご…」

入間♂「もっと褒めてもいいんだぜ?」

入間♂「ちなみに効果は1ヶ月で切れるから、高身長を維持したいなら1ヶ月ごとに服用が必須だな」

王馬♀「……」

王馬♀(確かに身長は伸ばしたい…。でも、これを飲んで身長が伸びてしまえばオレは一生女…。この薬はできれば後日オレが男に戻ってから使いたい…)

王馬♀(……)

茶柱♂「どうしました?飲まれないのですか?」つお水

325 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/29 22:29:11.40 YOtogYpM0 375/407

王馬♀「やっぱり入間ちゃんの発明品なんて信用できないよ」

王馬♀「どうせ変な副作用とかあるに決まってるし」

入間♂「よく気がついたな!あるぜ副作用!」

王馬♀「ホントにあんのかよ、最初に言えよ危ないな!」

入間♂「言い忘れてただけだろー、カリカリすんなよ生理かよ?」

王馬♀「あ?」

入間♂「ぴぐぅ!」

茶柱♂「それで、副作用というのは?」

入間♂「あ、ああ。えっと、これは発明品同士の相性が悪いんだ」

茶柱♂「というと?」

入間♂「この薬の影響がある間は、他の体に影響が及ぶ発明品を使うことができないんだ」

入間♂「例えば惚れ薬とか性転換ライト系とかだな」

王馬♀「ダイレクトだね…」

王馬♀(ということは、ますます飲んだらいけないじゃんこれ…)

326 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/29 22:29:58.03 YOtogYpM0 376/407

王馬♀「ちなみにだけど、これ飲んで性転換ライト<解>に当たったらどうなるの?」

入間♂「細胞がどっかバグってガン細胞が生まれてそのまま死ぬとかだな、多分」

王馬♀(シャレになんないやつじゃん!!!!!)

王馬♀「こえーよ!あぶねーな!最悪学級裁判沙汰じゃん!!」

入間♂「安心しろ!病死は学級裁判にならねーってモノクマが前に言ってたからオレ様は安全だ!」

王馬♀「オレが駄目なやつじゃん!!」

茶柱♂「それは恐ろしい副作用ですね…」

茶柱♂「ですが王馬さんは男死に戻らないので大丈夫ですね!」

王馬♀「え……」

入間♂「ん?なんだ、オメーなんてぜってー男に戻ると思ってたが、戻んね―のか」

王馬♀「いや……」

茶柱♂「…男死に戻るんですか?」

王馬♀「…………」

327 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/29 22:30:36.64 YOtogYpM0 377/407

王馬♀「はぁ…、茶柱ちゃんにはガッカリだよ」

茶柱♂「え?」

王馬♀「…実は茶柱ちゃんの為を思って、今まで言わなかったことがあるんだよね」

王馬♀「そしてオレはその為に男に戻らなきゃいけないんだよ」

茶柱♂「……男死に戻らなくてはいけない本当の理由があるということですか?」

茶柱♂「…聞かせてくれませんか?」

王馬♀(茶柱ちゃんには絶対バレないかつ証明のしようのない、それでいて男に戻っても文句の言われない嘘…)

王馬♀(…これしかない!)


        偽

王馬♀「オレ、実は外の世界に彼女が居るんだよね!」

            証


茶柱♂「!!?か、彼女…!?」

328 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/29 22:31:28.12 YOtogYpM0 378/407

王馬♀「だからオレは何が何でも男に戻らないといけないんだよ!」

王馬♀「彼女の為にね!」

茶柱♂「か、彼女が居るなんて初耳ですよ!?」

王馬♀「まあ、言ってなかったし」

茶柱♂「彼女が居るのに転子とお付き合いしたというのですか!?」

王馬♀「その辺は惚れ薬の影響で成り行きだよね」

茶柱♂「……王馬さん、それは嘘じゃないですよね?」

王馬♀「これは本当だよ!」

茶柱♂「嘘だったら分かってますよね?止めますよ?」

王馬♀「う、うん…」

茶柱♂「……彼女、どんな人なんですか?」

王馬♀「それは教えられないよ」

王馬♀「だって、悪の総統の彼女の情報なんて教えて、どこからか情報が漏れたら彼女が危ないんだしさぁ…」

茶柱♂「彼女さんの存在を証明できないのなら、それは嘘ってことにはなりませんか?」

王馬♀「それって悪魔の証明みたいになっちゃうよね?やめてよね!」

329 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/29 22:32:00.93 YOtogYpM0 379/407

茶柱♂「……ですが、これじゃ納得できません!」

茶柱♂「居るかどうかも分からない彼女さんの為に、転子は王馬さんを諦めきれません!」

王馬♀「うーん、そうは言われても、こればっかりはどうしようもないよねー…」

茶柱♂「…王馬さんは転子のことが好きじゃないんですか?」

王馬♀「茶柱ちゃんのこともいい子だと思ってるけどさ、やっぱり彼女が1番だよね!」

茶柱♂「……」

入間♂「な、なんだか穏やかじゃねーな…」

入間♂「そんなオメーらの為に探して持ってきてやったぜ!」

入間♂「嘘発見器だ!」

王馬♀「死ね」

入間♂「ストレートな罵倒…だと…!?」

茶柱♂「なるほど!これさえあれば王馬さんの彼女の詳細を聞かずとも、彼女の真贋が明らかになりますね!」

王馬♀「ちゃ、茶柱ちゃん、オレの言うことが嘘だと思ってんの!?オレ、茶柱ちゃんの彼女でしょ!?彼女の言うことが信用できないってんの!?」

茶柱♂「王馬さんの普段の行いと、今更彼女ぶってるところが怪しさビンビンです!」

茶柱♂「指につけるタイプのようですね、つけますよ」嘘発見器を付ける

王馬♀(……終わった……)逃げられないように入間に羽交い締めにされてる

330 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/29 22:32:38.57 YOtogYpM0 380/407

入間♂「それは嘘を言った時だけブーッて音が鳴るようになってるぜ、説明は以上だ」

茶柱♂「了解しました!」

茶柱♂「王馬さん、転子の質問に答えてくださいね」

王馬♀「……」

茶柱♂「返事は?」

王馬♀「はい」

茶柱♂「ではいきますよ!」

茶柱♂「王馬さんは外の世界に彼女がいますね?」

王馬♀「Ein solcher Mensch bleibt nicht.」

王馬♀「Idiot.」

茶柱♂「日本語でお願いします」

王馬♀「オレ、今母国語話したい気分なんだよね…」

嘘発見器「ブーッ」

茶柱♂「…日本人ですよね?」

王馬♀「違うよ!実はオレ、ドイツ人なんだよね!」

嘘発見器「ブーッ」

王馬♀「クソッ!」

331 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/29 22:33:11.85 YOtogYpM0 381/407

入間♂「これ便利だな、常に付けさせとくか」

茶柱♂「それ良いアイデアですね」

王馬♀「マジでやめて、オレから嘘を取ったら後は『可愛い総統』っていうことしか残んなくなるから」

入間♂「というか、態度を見る限りこりゃさっきの彼女発言は嘘だな!」

茶柱♂「ですね…」

王馬♀「は?ホントに居るし!」

嘘発見器「ブーッ」

王馬♀「あっ!ちくしょう!」

入間♂「ついでに訊いてやるぜ!お前は童貞だな?」

王馬♀「もう止めようよこんなこと!いたいけな美少女をいじめんなよ!」

入間♂「自分で言うやつがあるかよ」

入間♂「ていうか質問に答えね―ってことは童貞なんだな」

王馬♀「ちげーし!」

嘘発見器「ブーッ」

王馬♀「……こいつ後でプレス機で潰すけど別に構わないよね?」

入間♂「貴重な発明品だからやめやがれ」

茶柱♂「…なんか流石に可哀想になってきました…」

入間♂「同情すんのか…」

332 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/29 22:33:45.78 YOtogYpM0 382/407

茶柱♂「…王馬さん、転子は王馬さんのことが大好きなのですが、王馬さんは転子のことは好きではないのでしょうか?」

王馬♀「色々めんどくさい女だと思ってるよ…」

茶柱♂「確かに転子はめんどくさいとよく言われます…、夢野さん辺りに…」

王馬♀「言われてたんだ」

茶柱♂「ですが夢野さんは、それも転子を構成するものの1つだし、自分は好きだと言ってくれました」

茶柱♂「王馬さんはどうでしょうか?」

王馬♀「質問の意味がわかんないんだけど?」

茶柱♂「転子のことが嫌いだというのなら、転子は身を引かせてもらいます…」

茶柱♂「ですがそうでないというなら、これからも転子にラブアタックさせてください」

茶柱♂「ついでにネオ合気道も極めてみてください!」

王馬♀「いやそれは絶対しない」

茶柱♂「ラブアタックを拒否しないということは、ラブアタックはしても良いんですね!?」

王馬♀「…まあ、他人に好意を向けられること自体は悪い気はしないしね」

王馬♀「でもさあ、よく考えてみてよ」

333 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/29 22:34:30.79 YOtogYpM0 383/407

王馬♀「オレは悪の総統だよ?いざとなったら茶柱ちゃんを利用して悪いことしたり、最悪死なせちゃったりするかもだよ?」

王馬♀「オレの組織に居るたくさんの部下とおんなじようにさ、弾除けに利用したり捨て駒にしちゃうかもよ?それでm」

嘘発見器「ブーッ」

王馬♀「これだから機械は嫌いなんだよ!空気読めよ!今シリアスなとこだろうが!!」ジタバタ

入間♂「おい暴れんじゃねえ!改造台に拘束すんぞ!?」

茶柱♂「…今のは何に反応して嘘とみなしたのかは分かりませんが、王馬さんはやっぱり悪の総統って感じはしませんね」

王馬♀「…もう無理、オレのカリスマ溢れたイメージが崩壊するからこの機械外して、後生だから」

入間♂「元々近所の悪ガキくらいにしか思ってなかったけどな」

王馬♀「入間ちゃんにもなめられてたとか…絶望しそう…」

茶柱♂「で、でも転子は、王馬さんは凄い人だと思ってましたよ!」

茶柱♂「王馬さんの鋭い考えと行動は、黒幕に狙われちゃうくらい凄いじゃないですか!」

茶柱♂「王馬さんは黒幕から転子を身を挺して守ろうとしてくれましたし…!」

茶柱♂「惚れ薬なんてなくても、転子は王馬さんのことを好きになっていたと思いますよ」

王馬♀「フォローとかいいから…」

茶柱♂「違います!本心です!」

334 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/29 22:35:11.35 YOtogYpM0 384/407

茶柱♂「なんなら、その嘘発見器を転子が付けて真実を証明しましょうか!?」

王馬♀「もういいよ、そんなに言うってことは本心なんだろうし、何度もそんなこと言われても困るんだよ…」

王馬♀「結局茶柱ちゃんは黒幕の思惑通り男にされちゃったし、そんな失敗エピソード話されたくないんだけど」

茶柱♂「失敗ですか…、確かにそうかもしれませんね」

茶柱♂「王馬さんは過去の失敗は嫌がるようですが、教訓にすればいいんですよ」

茶柱♂「王馬さんは何でも1人で考え過ぎです!もっと周りを頼って、考えを話してみたらどうですかね?」

茶柱♂「最初に王馬さんが星を撮影した時だって、1人だったんですよね?」

茶柱♂「みんなに話してみんなで行えば、黒幕も流石に手を出せなかったんじゃないでしょうか?」

王馬♀「…へー、オレのせいで学園の謎の手がかりを1つ失ったって言いたいんだ?」

茶柱♂「違います!だから、失敗してもこれからの教訓にすれば大丈夫なんですよ!」

茶柱♂「もう二度と情報を取り逃すことのないようにしたらいいんです」

茶柱♂「それに、先日の件で黒幕はこの中には居らず、別の人が外部から手を出してるとわかりましたし、もうみんなのことは信頼できますよね?」

王馬♀「まだ裏切り者が居る可能性だってあるから、全員は信用できてないよ?」

335 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/29 22:36:01.34 YOtogYpM0 385/407

茶柱♂「手厳しいですね…」

茶柱♂「では転子はどうでしょうか?転子も怪しい裏切り者に見えますか?」

茶柱♂「転子も黒幕に狙われましたし…、それでも信用できませんかね?」

王馬♀「……今、嘘発見器ついちゃってるからさ、正直に言うと…」

王馬♀「オレ、性転換しちゃった人達はわりと信用してるよ?」

王馬♀「流石に裏切り者が恋愛ごっこするなんてちょっと思えないしね」

王馬♀「みんな本気で恋愛してるように見えるしさ…」

王馬♀「何も意味ないじゃん、好きになったとしてもいつか相手も死ぬんだろうし」

王馬♀「『好きな人が死んじゃって絶望的!』って興奮するような変態なら知らないけど…」

王馬♀「ここの人達は割りとまともな人が多い感じするし」

王馬♀「まあ、ただの勘だけど」

入間♂「なんだかんだオレ様のことも信用してたんだな」

王馬♀「仮に入間ちゃんが裏切り者だとすると、そんな馬鹿みたいに人に頼まれた物全部作って提供とかありえないよね」

王馬♀「そもそも、そんな万能な発明スキル披露しちゃってるとさ、いざ使われて困るものの発明を依頼された時に拒否とかしたら怪しまれるし、ありえないよ」

336 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/29 22:36:34.83 YOtogYpM0 386/407

王馬♀「まあそんなわけだからさ、茶柱ちゃんのこともある程度は信用してるよ?」

茶柱♂「!では、これからは転子や性転換組の皆さんには考えをお話いただけますね!?」

王馬♀「それはどうかなー…」

茶柱♂「え!信用していただけてるのに駄目なんですか!?」

王馬♀「だって馬鹿が多いし…」

入間♂「ホント馬鹿が多いと嫌んなるよなー」

王馬♀「馬鹿筆頭が何言ってんの」

入間♂「ば、馬鹿筆頭ぅ…?」

茶柱♂「最原さんや天海さんや東条さんはかなり頭が良いと思いますよ!」

茶柱♂「それに、いざ何かあったら転子や東条さんが守ってあげられます!」

入間♂「斬美ってほんとパーフェクトガイだよな…♡」

茶柱♂「皆さんとここで生活してからかなり長い時間が経ちましたし、そろそろ頼ってくれてもいいんですよ?」

茶柱♂「…駄目ですかね?」

王馬♀「……あーもー!ほんっと茶柱ちゃんってめんどくさいよね!」

茶柱♂「す、すみません…。でも転子、王馬さんに頼られたいんです!」

茶柱♂「転子は王馬さんの伴侶ですからね!」

王馬♀「何ランクアップしてんの」

337 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/29 22:37:08.81 YOtogYpM0 387/407

王馬♀「もう!わかったよ!次なんか思いついたらみんなに話すよ!」

茶柱♂「え!本当ですか!?」

茶柱♂「王馬さんが心を許してくれたようで転子は嬉しいです!」ダキッ

王馬♀「ちょっと、やめてよ!何が悲しくて体格の良い男共にサンドイッチにされないといけないんだよ!」

入間♂「オレ様もこれいつまで羽交い締めにし続けねーといけないんだか…」

王馬♀「入間ちゃんはそろそろ降ろせよ!身長差ありすぎてずっとオレ浮いてるんだよ!腕痛いから!」

入間♂「やっぱオメー生理だろ?今日は一段とうるせーからな」羽交い締めを解く

王馬♀「…違うけどさ、君ほんと中身女?ありえないんだけど…」嘘発見器を外す

茶柱♂「さあ、王馬さんはみんなに頼ってくれると約束してくれましたし、転子のラブアタックを引き続き受けてくれるそうですし、外の世界に彼女は居ないことが判明しました!」

茶柱♂「これでもう何も杞憂することはありませんね!」

王馬♀「ふーん、良かったね」

茶柱♂「では、先ほど二度と転子に嘘はつかないと誓ったにも関わらず、舌の根も乾かぬうちに嘘をついた件についてですが…」

王馬♀「あれ?そんな話したっけ?」

338 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/29 22:37:44.02 YOtogYpM0 388/407

茶柱♂「しましたよね?」嘘発見器を王馬につける

王馬♀「…記憶にございません」

嘘発見器「ブーッ」

王馬♀「こいつ後で絶対潰してやる」

入間♂「だからやめろって!」

茶柱♂「まあでも転子も鬼ではありません」

茶柱♂「王馬さん、転子に10ヶ月生理止められるのと、この身長が伸びる薬を1錠飲むのとどちらが良いですかね?」

入間♂「!!?」

王馬♀(……10ヶ月止められたとしても数日後にはオレは男に戻ってるから何も関係ない…と思うけど、なんか茶柱ちゃん恐いし…)

王馬♀(身長が伸びる薬は飲みたいけど、それ飲むと1ヶ月は男に戻れないんだよな…)

王馬♀「ていうか1錠だけなんだ…」

茶柱♂「小さいほうが可愛いですからね!でも10錠までなら良いですよ!」

王馬♀「それでも155cm…」

入間♂「あんまりでかくなっちまうと服が寸足らずになっちまうぞ」

339 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/29 22:38:15.83 YOtogYpM0 389/407

王馬♀(……なんかどっちも嫌だし、どうしよう…)

王馬♀(…茶柱ちゃんはオレのこと可愛いって言ってるし、いつもより可愛く嘘泣きでもして誤魔化すか…)

王馬♀「うっ、ぐすっ…」

茶柱♂「!!?ど、どうされました!?」

王馬♀「どっちもやだ…ひっく…」

茶柱♂「そ、そう言われましても約束を破ったのは王馬さんですし…!」オロオロ

王馬♀「でも嫌だもん…」

茶柱♂「こ、困りましたね…」

王馬♀(茶柱ちゃんが諦めれば解決するだけなんだけどな…)

入間♂(オレ様の研究教室で何めんどくせーことしてんだこいつら…)

王馬♀(これは逃亡して部屋にふさぎ込んだフリするのが1番楽かな…)

王馬♀「びえええええええん!!茶柱ちゃんなんかもう知らなぁああああい!!!!!!」ダッシュ

茶柱♂「あ、待って下さい!」追いかける

340 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/29 22:38:53.83 YOtogYpM0 390/407

茶柱♂「捕まえましたよ!」腕ガシッ

王馬♀(クソッ!運動神経甘く見てた…)

入間♂「3秒で捕まってんじゃねーよ」

王馬♀「オレ、男に戻りたいけど茶柱ちゃんに変なことはされたくないよ!」グスッグスッ…

茶柱♂「あれ?でも王馬さんって、男死の体に戻りたいということは、男死の体が好きってことじゃないんですか?」

王馬♀「ん??」

茶柱♂「王馬さんの女子の体で居たくない理由は全て解決しました」

茶柱♂「ということは、残る考えられる理由は、王馬さんが男死の体が好きだからってことですよね?」

王馬♀「どうしてそうなった」

茶柱♂「転子の男死の体でよければどうぞ…」

王馬♀「……オレはホモじゃないです…」

茶柱♂「ということは、王馬さんは女子の体が好きなんですね?」

王馬♀「え?うん、まあ…」

茶柱♂「ということは今は女子の体ですし、そのままで満足っていうことですね!?」

王馬♀「!!?」

341 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/29 22:39:35.40 YOtogYpM0 391/407

茶柱♂「転子、嬉しいです!!」ダキッ

王馬♀「いや待って!」

茶柱♂「転子が女子に戻るまでもうちょっとだけ待ってて下さいね!」

茶柱♂「転子が女子に戻った暁には女子が好きな者同士、レズプレイいたしましょう!!」

王馬♀「!???」

入間♂「…つまり、王馬もレズだったんだな…?」

王馬♀「……オレは、レズだった…???」

茶柱♂「女子の体で女子が好き…、それは立派なレズですよ!」

茶柱♂「レズの転子が言うので間違いありません!」

茶柱♂「…レズな王馬さんに男死な転子が酷いことするなんて、とんでもないことですよね」

茶柱♂「転子、王馬さんを大事にしますね!」ギュッ

王馬♀「??う、うん…」

王馬♀(…な、なんか約束破った罰を回避できたし、これでいいのかな…?)

王馬♀(……よくよく考えてみると、何でオレほんとに男に戻りたかったんだろう…)

王馬♀(生理は鎮痛剤でなんとかなるし、背も入間ちゃんの薬を使えば伸びるし…)

王馬♀(オレの才能は別に男じゃないといけないってわけでもないし……)

王馬♀(……何で男に戻ることにこだわってたんだっけ…)

342 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/29 22:40:12.03 YOtogYpM0 392/407

ーーーー

ー食堂ー


入間「おい、テメーら!」ドアガチャッ

赤松「!!?い、入間さん…!?」

最原♀(そこに居たのは、外見だけは完璧なイケメンの見慣れた入間さんではなく、ひと月以上見てなかったビーナスボディを取り戻した彼女だった)

最原♀「じょ、女性に戻ってる…!?」

入間「おう!見て分かる通り、予告通りの期日に性転換ライト<解>が完全に完成したぜ!」

入間「他人に人体実験するわけにはいかねーからな、オレ様自身で試してみたが…」

入間「ご覧のとおりよ!」

入間「恐らく時間経過で性別が戻ることはないはずだ」

入間「まあ、戻ったら戻ったでまたライトを当てちまえばいいけどな」

天海♀「へえ、じゃあとうとう戻れすんすね」

真宮寺♀「…女性のあなたと別れるのは少しだけ寂しいわね」

天海♀「安心して下さい、中身は俺のままなんで」

真宮寺♀「ええ、わかっているわ…」

344 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/29 22:40:44.85 YOtogYpM0 393/407

入間「さあ、誰から戻りたいんだ?」

入間「実験の成功はオレ様自身が体現してるぜ!安心して戻りやがれ!」

天海♀「じゃあまずは俺がいきますね」

真宮寺♀「ねえ、ちょっと待って」

天海♀「?」

真宮寺♀「最後に、抱きしめてくれない?」

天海♀「はい、勿論」ギュッ

入間「……他のやつ立候補いるかー?」

天海♀「すみません、おまたせしました」

天海♀「さあ、やっちゃってください」

入間「行くぜ!性転換ライト<解>!」ペッカー

天海「……どうやら、本当に戻ったようっすね」

入間「服装も元に戻してやるよ」衣装チェンジライトピカー

真宮寺♀「天海さん、体は大丈夫?何か異常はない?」

天海「ええ、今のところ何も問題はありませんね」

345 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/29 22:41:18.63 YOtogYpM0 394/407

真宮寺♀「良かった…!」ダキッ

天海「…真宮寺さん、こんなに小さな方だったんすね…」ギュッ

入間「……次は真宮寺か?」

真宮寺♀「いえ、私は女のままでいることにしたの」

白銀「なんでぇっ!!?」

天海「…白銀さん?」

白銀「あ、ただの純粋な疑問だよ?深い意味はないんだよ?」

白銀(ホモにならんのかい!!)

真宮寺♀「自分の中で会議した結果よ」

白銀「へ、へぇ〜…」

白銀(塩ざんまい録画する準備は万端だったというのに…!不覚…!)

入間「じゃあ次はどいつの番だ?」

百田♀「……オレが行く」

春川♂「…百田は男に戻ることにしたんだね」

百田♀「ああ、色々滅茶苦茶悩んだが、オレは宇宙に轟く百田解斗だからな!」

春川♂「そう」

346 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/29 22:42:11.25 YOtogYpM0 395/407

百田♀「…ちなみにハルマキは結局どうするんだ?」

春川♂「……私も色々(膝枕のことについて)考えたんだけどさ…」

春川♂「私は男のままで居るよ」

百田♀「そ、そうか…」

白銀「!!!!!????」ガタッ

最原♀「し、白銀さん、どうしたの?」

白銀「あ、いや、普通に、春川さんが男で居るってことに驚いただけだよ?」

最原♀「確かに驚きだよね…」

白銀(今期の推しCPにしよう…)

白銀「ち、ちなみにどちらが攻めで…?」ドキドキ…

春川♂「私」

白銀(いよっしゃあああああああああ!!!!!)グッ

百田♀「……やっぱりするのか、男同士になっても」

春川♂「当然」

百田♀「……そうか…」

347 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/29 22:42:49.40 YOtogYpM0 396/407

入間「当てるぜ?」

百田♀「おう!いっちょやってくれ!」

入間「性転換ライト<解>!」ペッカー

百田「おお…!」

入間「続いて衣装チェンジライトだぜ!」ピカー

百田「…なんか久々にズボン穿いた気がするな…」

入間「だろうな」

春川♂「百田、これからも宜しくね」

百田「……おう」

白銀(大丈夫…!春川さんは百田くんには優しいから、きっと優しくやってくれると思うよ…!)ハァハァ…

キーボ「白銀さん、大丈夫ですか…?」

白銀「うん、大丈夫大丈夫!」

入間「それじゃあ次イきたいヤツはー?」

最原♀「東条さんはどうするの?」

東条♂「私はこのまま男でいるわ」

最原♀「男のほうが力仕事が出来て便利だって言ってたもんね」

東条♂「ええ」

348 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/29 22:43:23.02 YOtogYpM0 397/407

茶柱♂「次は転子が行きます!」

茶柱♂「入間さん、宜しくお願いします!」

入間「行くぜ!」性転換ライト<解>ペッカー

茶柱「ふおおおお!!戻りました!!完全に女子の体です!!」

茶柱「名前の横の邪魔な♂マークも消え去り、転子絶好調です!!」

入間「衣装チェンジライト行くぜ―」ピカー

茶柱「……なんだか久しぶりにお腹を出したので、ちょっとお腹が冷える感じがしますね」

王馬♀「オレのスカーフでも巻いとく?」

茶柱「いけません!王馬さんがスカーフを取ったら肩がえっちぃことになってしまいますからね!」

王馬♀「オレは大丈夫だけど、心配してくれるなんて嬉しいよ!」

最原♀(王馬くんがデレてる…。また惚れ薬でも飲んだのだろうか…?)

最原♀「えーっと、じゃあ次は…王馬くん、お先にどうぞ」

最原♀「ずっと男子に戻りたがってたよね?」

王馬♀「オレはこのままでいるよ?」

最原♀「!!!????」

350 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/29 22:43:56.94 YOtogYpM0 398/407

最原♀「ど、どうしたの王馬くん!!?」

王馬♀「…そもそも何であんなに男にこだわってたのか思い出せないんだよね…」

最原♀「えっ…」

王馬♀「だってオレは心は男なんだからさ、女子の体の方が嬉しいハズなのに…」

最原♀「…まあ女子の体でいて多少は嬉しいけどね…?」

王馬♀「ていうかオレは女子の体で居ても女子のことが好きだからさ…」

王馬♀「これはもうオレはレズってことだよね」

最原♀「!!?」

最原♀「…その理論で行くと、今僕は女だけど赤松さんのことが好きだからつまり…」

最原♀「……僕もレズ…?」

赤松「さ、最原くんしっかりして!最原くんはノーマルだよ!!」

最原♀「……いや、でも、王馬くんの言うことも一理あるし…」

赤松「入間さん!早く最原くんに性転換ライト当てて!!」

入間「性転換ライト<解>だ!<解>を忘れるな!!」ペッカー

入間「あと衣装チェンジライトも当てるぜ!」ピカー

351 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/29 22:44:58.96 YOtogYpM0 399/407

最原「!!?」

最原「赤松さん、僕はレズだったのにどうして男に戻しちゃったの?」

最原「これじゃ赤松さんとレズれないよ!?」

赤松「いや、その理論はおかしいよ!うまく説明できないけど、なんかおかしいから!」

茶柱「惜しかったですね…、戻ってしまいましたか…」

赤松「茶柱さんの入れ知恵!?」ガーンッ

王馬♀「最原ちゃん、女のほうが絶対良かったのにね」

赤松「王馬くんがレズ思考になってる…」

王馬♀「いや、オレはある意味ノーマルだよ?女子が好きなだけだからね」

王馬♀「あとそっちの方がつまらなくないし」

赤松(ノーマルとは一体…)

最原「入間さん!僕を女子に戻してくれないかな!?」

入間「え?戻りて―のか?」

赤松「……最原くんは私とレズりたかったの…?」ガーン…

最原「…なんか急に、女子同士でキャッキャウフフとお風呂に一緒に入る夢が諦めきれなくなって…」

赤松「夢だったんだ…」

最原「女子同士がキャッキャウフフしてる中に入るのは男の夢(ロマン)なんだよ!」

最原「でも男のまま入ってしまうと景観が著しく損なってしまうからね…」

最原「となると…」

最原「僕が女になるしかないんだ!」

赤松「それは違うよ!!」Rボタン張り手

352 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/29 22:45:49.30 YOtogYpM0 400/407

白銀(どう転んでもGLかNLだからあんまり興味ないな―)

白銀(BLは春百だけかー、まあ1組あっただけでも充分かな)

白銀(あーあ…、入東好きだっただけに残念だなー)

白銀(ていうか、東条さんだけ男ってことは、受攻逆転するのかな?)

白銀(…でも入間さんなら女のままでも攻めそうだなぁ…)

赤松「と、ところで王馬くんはなんでそんなことになったの…?」

茶柱「レズと女子の良さを毎日説いた結果ですね!」

赤松「洗脳かな…?」

王馬♀「やっぱり最初は色々悩んでたんだけどさ、考えるのをやめたら楽になったよ」

赤松「考えるのやめちゃったんだ…」

白銀(どうしてレズに走った!君なら素晴らしいホモになれたというのに!)テーブルバンバン

キーボ「白銀さん、本当に大丈夫ですか…?」

白銀「……いや、レズだらけで嬉しくて、なんかつい…」

白銀(悲しいことこの上ないわ…!)

353 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/29 22:46:35.92 YOtogYpM0 401/407

最原「……はっ!僕は今まで何を…?」

赤松(私が張り手をして気絶した最原くんが起きたね…)

赤松「最原くん、さっきまでのこと覚えてる?」

最原「さっき…?」

最原「あ、あれ…?僕の服がズボンに…」

最原「あ、そういえば声も気持ち低く戻ってる」


          偽

赤松「あのね、最原くんは性転換ライト<解>で男の子に戻ったショックで気絶しちゃったんだよ」

              証


最原「そ、そうだったんだね…」

王馬♀「最原ちゃん、自分のほっぺちょっと触ってみて?」

赤松「!?」

最原「ほっぺ…?あ、痛い…腫れてる…?」

赤松「気絶して倒れた時に、床に思いっきりぶつけちゃったんだよ」

最原「そうなんだね」

355 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/29 22:47:21.69 YOtogYpM0 402/407

王馬♀「ねえ、なんか頭も痛くない?」

最原「そう言われてみると…」


           偽

赤松「性転換ライト<解>の威力は強力だから、ちょっとした副作用らしいよ?」

               証

最原「そうなんだね」

赤松「すぐ収まるらしいから、安心していいよ」

茶柱「転子も性転換ライト<解>を使いましたがピンピンしてますよ」

最原「あれ?」

赤松「副作用には個人差があるらしいよ!」

赤松「茶柱さん!王馬くん!ちょっと倉庫来てね!!」

王馬♀「嫌だよ、絶対張り手するでしょ?」

赤松「大丈夫だよ、ちょっとお話するだけだからさ」腕素振り

茶柱「2対1です!負けませんよ!」

ドタバタドアバタンッ

最原(……3人が倉庫に行ってしまった)

356 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/29 22:48:36.86 YOtogYpM0 403/407

最原(僕は食堂内を見渡した)

最原(そこには先ほど出ていった3人以外のメンバーが揃っていて、みんな思い思いに話をしていた)

最原(白銀さんは何故か凄く落ち込んでいた)

最原(見ると、どうやら元の性別に戻ったのは僕、百田くん、天海くん、入間さんの4人だけらしい)

最原(……そういえば王馬くんは何で戻らなかったんだろうか…)

最原(後で訊いてみよう…)

最原(一部久々な顔ぶれでみんな楽しそうに話しをていて、コロシアイ生活を強要させられていて監禁されているだなんて忘れてしまいそうな、平和そのものな光景だった)

東条♂「最原君、氷よ。冷やすと良いわ」

最原「ありがとう、東条さん」

最原(氷は冷たすぎないように、清潔な布巾で包まれていた)

最原(気配りが流石超高校級のメイド……いや、執事なのかな?)

最原(とにかく流石だなと思った)

最原「…今日も平和だなぁ…」

白銀「……ほんとにね…」

白銀(つまらないなぁ…)





白銀「性転換ライト2!安価もあるよ!」【ニューダンガンロンパV3】
白銀「性転換ライト2.5!安価はあるのかな?」【ニューダンガンロンパV3】

終一

357 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/29 22:49:11.77 YOtogYpM0 404/407

これで終わらせる!
読んでくださってありがとうございました!
色々あり最後の方が巻きでお送りしましたが、最低限広げた風呂敷が畳めて良かったです

アンジーはこれからもつむぎちゃんに言い寄り続けます
振り返ってみればレズと下ネタばかりでしたが、楽しんで書けました
ホモももっと書きたかったですが男がいなさすぎてどうしようもありませんでした
レズもホモも好きです、NLも勿論好きです
あと自分はCPは何でも割りといける人間なので、適当にCP作って書くのが凄く楽しかったです

ちなみに前半の安価展開で想定していた1番バッドエンドなルートは、赤松♂ちゃんが最原♀くんとらーぶらーぶして、赤松ちゃんが完成間近の性転換ライト<解>をプレス機で潰して性別を戻れなくして、つむぎちゃんに罪を押し付ける赤最ヤンデレルートでした
メリバ好きです

後半のコメントリクエストも消化しきれず申し訳ないです
あと、転子好きなので男になって出番増えたのは書いてて嬉しかったです、安価ありがとう
赤松ちゃんと王馬くんは可哀想な描写が比較的多くなってしまってまじごめん、好きな子いじめできて楽しかったです

次回何か書く時はコテを変えたいと思います
感想など残してくれたら励みになります
それではここまで読んで下さった方、本当にありがとうございました
またいつか別の作品を見かけましたら、その時はまた宜しくお願いします

361 : 以下、名... - 2017/03/29 23:10:32.93 DO+Kh5F1o 405/407

ええ…この終わりだと王馬があまりに可哀想…

転子がアンジーばりのストーカーと化してたし、他のメンバーは性別越えて相手を受け入れたのに
転子は王馬がかわいい女の子になったから惚れただけじゃん。戻って欲しかった…

362 : ◆WzRH90WIXM - 2017/03/29 23:15:47.52 YOtogYpM0 406/407

>>361
正直もう少しどうにかしてあげたかった思いもあったのですが、荒れてたので早く畳みたかったという思いと、転子は最初のスレラスト付近のみんなが元に戻れないということを知った場面でも1人拍手してたレズキチキャラにしてましたので…
すみません…

384 : 以下、名... - 2017/03/31 11:34:07.10 6k7ZbUQA0 407/407

乙。面白かったよ
荒らし気にせず続けてほしかったけど、すごい勢いでスレ消費されてたから仕方ないか

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